政治・経済

頂門の一針

急所をおさえながら長閑(のどか)な気分になれる電子雑誌。扱う物は政治、経済、社会、放送、出版、医療それに時々はお叱りを受けること必定のネタも。

全て表示する >

頂門の一針4809 号  2018・9・21(金)

2018/09/21

                       
□■■□──────────────────────────□■■□
 わたなべ りやうじらうのメイ ル・マガジン「頂門の一針」4809号
□■■□──────────────────────────□■■□


       2018(平成30)年  9月21日(金)


       トランプ、中国に第3次制裁関税発動:宮崎正弘

       名所旧跡だより犬山城・愛知県犬山市:石田岳彦

    全道停電は原子力規制委の知的怠惰が原因:櫻井よしこ
              
                      話 の 福 袋
                       反     響
                       身 辺 雑 記


□■■□──────────────────────────□■■□
第4809号
                             発行周期 不定期(原則毎日発行)
             
               御意見・御感想は:
                  ryochan@polka.plala.or.jp

                購読(無料)申し込み御希望の方は
                    下記のホームページで手続きして下さい。
  
       http://www.max.hi-ho.ne.jp/azur/ryojiro/chomon.htm
    バックナムバーは http://www.melma.com/backnumber_108241/

    ブログアドレスは http://chomon-ryojiro.iza.ne.jp/blog/



━━━━━━━━━━━━━━━━━
トランプ、中国に第3次制裁関税発動
━━━━━━━━━━━━━━━━━
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◇
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成30年(2018年)9月19日(水曜日)
        通巻第5835号   
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
   
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 トランプ、中国に第3次制裁関税発動。なのに株価は上昇した
  EU企業の5・4%が中国から撤退、若しくは撤退中
********************************

9月18日、トランプ政権は「2000億ドル分の中国からの輸入品に対して 10%の制裁関税をかける。24日から実施する」とした。7月の160億ド ル、8月の340億ドル。そして9月の2000億ドル、合計2500億ドルの中国か らの輸入品に高関税を課すことになる。

 さぞや市場はおののくかと思いきや、不思議なことに株価は上昇に転じ た。主な理由は予想されて25%ではなく、10%という税率だったからだ。

中国はただちに報復にでた。米国からの輸入品600億ドル分に関税をかけ る、と。

しかし税率は明らかにされず、これから品目の選定がなされるようである。

「中国の経済政策のトップは完全に混沌状態」(NYタイムズ、9月18日)
だれが何をどう決めて良いのか、経済政策の実権を国務院から取り上げ て、習近平の側近等に任せた結果が、これである。

在中国のアメリカ企業は「ここで生産して米国へ輸出している関係上、深 刻な悪影響が出るし、高関税を理由に米国へ工場を復帰するという考えは ない」とアンケートに答えた企業が過半だという。

他方、在中EU商工会議所は「米中関税戦争に巻き込まれて、相当の影響 がでている。世界的なサプライチェーンが機能しなくなる」と事実を認め つつ、「すでに5・4%の中国で生産、販売してきたEU企業が、中国か ら撤退したか、撤退を準備中である」とした(サウスチャイナ・モーニン グポスト、9月19日)。
     
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
  樋泉克夫のコラム 樋泉克夫のコラム 樋泉克夫のコラム 
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
  ♪
樋泉克夫のコラム
@@@@@@@@

【知道中国 1791回】                    
 ――「支那人は不可解の謎題也」・・・徳富(16)
徳富蘇峰『支那漫遊記』(民友社 大正7年)

             △

とはいえ「場所によりては隨分支那流の無頓着、不親切、抛擲主義を見た ることなきにあらず」。さはされど、「多少にても、改善の兆の認む可き もの」がある。

かくして「予は支那の變化を見るにつけても、日本の進歩の、甚だ緩慢な るを慚悔せざるを得ず」。

  ■「(六)日本?師の退去と日本語の驅逐」

じつは徳富は前回の旅行の際、北京のみならず地方都市でも教鞭を執って いた「若干の日本人?師」の案内によって「有?にして、興味饒き觀察を 遂げ得たりしことを記憶せり」。だが今回は違った。

官吏、会社員、「支那の税關、若しくは鹽務所に奉職」する者はいるが、 「日本人の?師は、絶無にあらざるも殆ど之を見出すに苦まり」。

旅先で日本人教師を見掛けないということは、「支那人が日本人?師を必 要とせざるに到りた」からであり、それを「支那人の一の進歩と、見做 す」こともできる。

 だが、もし「日本人?師の退去と同時に、日本語は、殆んど支那の?育 界より放逐せられつゝあ」るならば、やはり由々しき問題だ。日本人教師 の退去と日本語教育の退潮の間には必ずしも関係はなさそうだが、「事實 は事實也」。一般に「支那に於ては、英語、若しくは獨逸語は、必要語と して、場所によりては、殆んど強制的に?授せられつゝあるに拘らず。日 本語に至りては、殆んど之を眼中に措かざるものに似たり。

而して英米人、獨逸人等は、自から率先して、支那人の?育事業に努力し つゝあるに拘らず、我が官民を擧げて、唯滿鐵の滿洲に於ける施設を除け ば、何人も關心せざるものゝ如し」。将来を考えるなら憂慮せざるをえな い。どうやら日本では官民ともに外国における日本語教育の持つ戦略性に 昔も今も――ということは将来に亘っても――余り関心がないようだ。

  ■「(七)同文書院の効果」

徳富が2回目の旅行をした大正6年は「如何なるめ運り合せの歳にや、日本 より支那へ巡禮したる者、近來未曾有とも云ふ可き數に上」たらしい。
多くの「支那漫遊客の最も愉快の一は」、「支那にある日本人中に、支那 語を解する者多きが如く、支那人中に、日本語を解する者少からざれば也」。

主な役所、主な官吏はもとより、徳富が面談を希望するような人物なら誰 でも、必ず身辺に「一名乃至數名の、日本語に堪能なる支那人なきはな し」。僻遠の地にあっても、片言の日本語を話せる留学生上がりの官吏が いる。

「日本人にしても、支那語に通ずる人士」は少なくない。その柱は荒尾精 が上海に創立した東亜同文書院卒業生であり、「同文書院が、如何に多大 の貢献をなし、且つ爲しつゝあるかを、特筆せざらん」。
であればこそ同文書院の拡大すべきだ。

  「凡そ?育の上に於て、此の如き的面の効果を収め得るものは、他に 比類罕なる可し」と、ベタ誉めである。

  ■「(八)日本語の閑却乎日本の閑却乎」

これまで「支那の朝野を擧げて」「日本語を解する者多きは」、両国朝野 の長年の努力の結果だ。

だが、「日本?師の退去と日本語の驅逐」という「現時の趨勢にて推し行 かば、今より十年ならずして、支那人中に、日本語を解する者は、或は今 日の半數に減ずるやも、未だ知る可らず」。

 それというのも「今や支那を擧げて留學をすれば、米國に赴き、外國語 を學べば、英語を學ぶの情態なれば也」。このまま手を拱いているならば 「支那に於ける日本語は、或は地を拂ふに到らんやも」知れない。

どうやら「支那人が、日本語を閑却しつゝあるは、日本語を閑却したりと 云はんよりも、寧ろ日本を閑却したるにあらざるなき乎」。
     
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 読者の声 どくしゃのこえ READERS‘ OPINIONS 
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
  ♪
(読者の声1) 〔人類の未来の鍵ー普遍性と多様性との統一における普遍 性の重要性〕

前回の投稿で私は、ヘーゲルの説く「精神の王国」(体系化された学問) は、人類の普遍的な本能となるべきものであると述べました。
だからこそどの国でも共通して、学校で学問を勉強している現実があるの ですが、問題は、何のために学問を学ぶのか?

その意味・意義が理解されないままにおこなわれていることであり、何よ りも肝心のその学校で学ばされている学問が、体系の要となる「学問の冠 石」を欠いたままの、バラバラに、断片的に学ばれているのが実態で、こ れでは体系的な「精神の王国」がアタマの中に築かれようもなく、した がって、「精神の王国」が、人類を真の人間・精神へと導く、新たな人間 的本能になり様がない、というのが偽らざる現実です。

このことが何故そんなに問題なのかと云いますと、これこそが、現在の、 出口の見えない対立・抗争・混迷の陥穽にはまりこんでしまっている人類 の未来を、明るいものにする重要なカギとなるものだからです。

と云うのは、その出口の見えない原因として、現代は、人類としての本物 の普遍性を喪失した時代だからです。その原因は、マルクスが本物の普遍 性であるヘーゲルの哲学を葬ってしまったからだけでなく、そのマルクス の敵対的対立を煽るだけの誤ったマルクス主義が、一時期、一世を風靡 し、人類と虜にしてしまったその後遺症が、未だにしぶとく残って人類を 苦しめているからです。

あるべき正しい対自としての普遍性を喪失した、現代の人類は、即自的な 自己中心主義が跋扈し、普遍性を装っているかに見える人権主義やグロー バリズムにしても、人権主義は、学問的には、危急権という例外的に認め られるものでしかなく、とうてい普遍性と呼べる代物ではありません。

他方、グローバリズムにしても、その内実は、経済的な特殊性にすぎない ものを、政治性を排除する形で一般化しようとする歪な・邪な意図のもと に作られたもので、人類を救う普遍性をもった代物ではありません。

では、絶対性・普遍性を標榜する宗教はどうかといいますと、答えは一目 瞭然、事実を見れば説く必要もないほどですが、あえて述べますならば、 宗教の絶対性は、内実のない空虚な絶対性でしかなく、結果として特殊性 の絶対化とならざるを得ず、その偽善的絶対性は、人類を統合できる普遍 性とはなりえず、むしろ逆に、その欺瞞的絶対性を盾に他を排除する道具 と化して、いらざる対立抗争の火種ともなっている現実があります。

ヘーゲルの哲学は、本物の絶対性・普遍性を正しく掴み取った上で、そう した宗教の長所・短所を分析して、本物の絶対性の下に宗教を自らの構造 として組み込んで人類が精神として、絶対精神として神となる道を説いた のです。

世界中の国々が、ヘーゲル哲学によって統括された本物の学問すなわち {精神の王国」を学校で学んで、それを本能化する時代がきたならば、人 類全体の普遍性と各国の多様性との統一のもとでの、各国同士の切磋琢 磨・競争・協調が図られるようになり、人類統合の道が初めて拓かれるよ うになると思います。

このように云うと、おそらく次のような疑問が出てくると思います。

それは、ヘーゲルの人倫的国家第一主義を実現した日本ですら、その統合 は、黒船来襲と云う外敵の存在があったから実現できたのではないか?人 類全体となると、宇宙人の来襲でもなければ無理なのではないか?

これはもっともな質問です。しかしこれについてヘーゲルはすでに答えを 出してくれています。

すなわち、「戦争にあらわれる観念性と対内的な国家諸権力を全体の有機 的契機たらしめる観念性は同一」だとしています。つまり、戦争はあくま でも一つの契機に過ぎない、全体を有機的に統合するその観念性こそが最 も重要だ、ということです。

それを育むのが、人類全体が、ヘーゲルの「精神の王国」(学問)を自ら の本能とすることなのです。

そして、それが、人類が歩むべき真の主体性ある人間への道なのです。
 人類の中で唯一、その道を歩んできたのが日本だったのです。

ですからその日本が、これからの人類を導いていく歴史的使命があるとい えるのですが、その肝心の日本が、残念なことに、停滞・後退し横道にそ れようとしている現実があることは、人類全体として、ゆゆ式事態と云わ ねばなりません。
      (稲村生)

   ♪
(読者の声2) 「正論を聞く会」から宮崎正弘先生の独演会のお知らせで す。世界情勢が激変し、日米関係も磐石とは言えず、ウラジオストック訪 問の安部首相も、目に見える成果はあげられず、十月下旬には訪中も予定 されています。
 
タイミング的には安部首相が訪米し、国連で演説するトランプ大統領との 日米首脳会談がニューヨークで予定されています。また米朝首脳会談が再 度開催される予定も浮上しており、国際情勢、風雲急です。

こうした中で中国経済が破綻すると、日本はいかなる悪影響を受けるかな ど、メディアの伝えない裏話が中心となる予定です。
         記

とき  9月26日(水)午後6時半
ところ 大手町「産経プラザ」3階大会議室
講師  宮崎正弘
演題  「一帯一路、末路」(仮題)
資料代 1500円(学生千円)
主催  「正論の会」(代表・三輪和雄)

  ♪
(読者の声3)中国は西洋民主主義と対決して社会主義強国を目指して計画 通り進むのか トランプ氏が仕掛けている対中国貿易戦争によって輸出で 稼ぐ中国の成長モデルは黄信号が灯りはじめているのではないか。

一帯一路政策は周辺国が投資に名を借りた間接侵略と気づき始めているの ではないか 等々。はたして「習近平体制は続くのか」。今回の講演は評 論家の石平氏です。事前申し込み下さい。
           記
1.日時:平成30年9月29日(土) 14:30ー17:00
2.内容:
  1430 ―1540 講演 : 評論家  石 平 氏
         テーマ: 「習近平政権の覇権主義戦略と行く末」
  1540! ―1600 質疑応答     1620―1700(1800)  懇親会
3.場所:たかつガーデン(大阪府教育会館)2F 「ガーベラ」会議室 
      TEL:06(6768)3911   〒543-0021 大阪市天王寺区東高津 町7番1号
) 地下鉄千日前線(又は谷町線)谷 町9丁目下車(北東へ)5分
4.会費:4,500円程度(懇親会費を含む。講演のみは1,500 円)ただ し、学生は無料 
5.主催: 弘志会 幹事 福井成範  fukuima@tree.odn.ne.jp
     TEL090-3090-5452


          
━━━━━━━━━━━━━━━━━
名所旧跡だより犬山城・愛知県犬山市
━━━━━━━━━━━━━━━━━


            石田 岳彦


「現存12天守」なる言葉をご存知でしょうか。
 
昭和以降、鉄筋コンクリートで再現された天守閣のレプリカ(?)は全国 各地に数あれど(天守閣が建てられた歴史的事実がない城跡にまで建てる のはさすがにいかがなものかと思います。)、江戸時代以前の本物の天守 閣が残っている城は全国に12しかありません。

これを総称して「現存12天守」と呼ぶことがあります。

12の城は、弘前城(青森県・弘前市)、松本城(長野県松本市)、犬山城 (愛知県犬山市)、丸岡城(福井県丸岡町)、彦根城(滋賀県彦根市)、 姫路城(兵庫県姫路市)、備中松山城(岡山県高梁市)、松江城(島根県 松江市)、丸亀城(愛媛県丸亀市)、松山城(愛媛県松山市)、宇和島城 (愛媛県宇和島市)、高知城(高知県高知市)です。

このうち、松本城、犬山城、彦根城、姫路城の4城の天守閣が国宝に指定 され、残り8城では重要文化財に指定されています。

今回はその国宝4天守の1つ、犬山城のお話です。

愛知県犬山市の木曽川の河畔の丘の上に聳え立つ犬山城は、その立地か ら、「白帝城」(オリジナル白帝城は長江流域の丘上にある城で、三国志 の主人公である劉備玄徳が諸葛孔明に後事を託して亡くなった城として有 名です)とも呼ばれているそうです。

荻生徂徠(江戸時代、徳川綱吉の時代の学者。赤穂浪士の処分について切 腹にすべきとの意見を述べ、採用されたことで有名ですね。)の命名とい うことなので、年季が入っています。

なお、横を流れている木曽川がライン川と似ているとのことで、木曽川の 川下りは「日本ライン下り」という名称で興業されています。つまり、日 本のライン川の河畔に、日本の白帝城が建っているということですね。少 しは統一を図るべきだと思いますが。

犬山の地は尾張と美濃の国境にあるという戦略上の要衝であり、古くから 城が築かれていたようですが、支配者もまた頻繁に変わり、最終的には、 江戸時代に入って、御三家の筆頭である尾張徳川家の付家老成瀬家が城主 になり、明治に至りました。

付家老というのは、御三家等に対し、将軍の直々の命により付けられた家 老で、幕府からのお目付け役的な側面もあり、藩内での立場はかなり複雑 だったようです。

明治以降も長く成瀬家が個人で所有していて、「個人所有のお城」という ことでも有名でしたが、近年になり、さすがに維持が困難になったようで (相続税が恐ろしいことになりそうです)、現在、城は財団法人の所有と なっています。

天守閣が建てられた時期については幾つか説があるようですが、増築に よって今の形になったのは1620年ころということでした。
 
名古屋鉄道・犬山遊園駅を出て、正面に犬山城を見ながら、木曽川沿いの 道を行きます。後述する有楽苑の横を通り、城の建つ丘に登ります。丘の 下方は神社の境内になっていて、参道の階段を登って上へと進むと間も無 く天守閣です。

犬山城にとって惜しむべきは、廃藩置県の際、多くの建物が破棄されてし まい、また、堀も大部分が埋められていることです。

城跡の歩き方といえば、堀に沿って歩き、橋を渡って城内に入って、幾つ もの門をくぐり、所々で折れ曲がる道を登るという過程を経て、徐々に気 分が盛り上がってきたところに本丸の天守に到着というのが理想ですが、 犬山城の場合、近年になって天守付近の門や櫓の復元が行われているよう ですが、駅から天守閣に到達するまでの間には、城らしさを味あわせてく れるお堀、石垣、土塁といった構造物は残っていません。

お堀や石垣どころか、主要な建造物の大半が健在の姫路城は勿論、天守閣 の他に幾つかの櫓と2重の堀が残っている彦根城に比べると寂しさは否め ません。

それはさておき、入り口で靴を脱いで天守閣に登ります。犬山城に限ら ず、初めて「本物」の天守閣に登った方(なお、現存12天守は修復工事 中の場合を除き、基本的に常時公開しています。)は、少なからず、愕然 とするかと思いますが、天守閣の中は基本的に空っぽで、飾り気の欠片も ありません。

犬山城の場合、一応、内部の壁も漆喰で塗られていて、畳敷きの部屋も一 部ありますが(現存12天守の中には全層が板壁・板床というところもあ りました。)、豪華な装飾画などというものは皆無です。

織田信長の安土城や豊臣秀吉の大阪城の天守閣は、城主の住居として使わ れていて、狩野永徳に襖絵を描かせる等、内装にもかなり凝っていたよう ですが、安土桃山時代末期から江戸時代初期に立てられた城の天守(現存 12天守はこの時期の建造です。)は、城主の権威を示すシンボルではあ るものの、実際の用途という面では、主に倉庫として使われていたといわ れています(城主は城内の御殿に住んでいました。

二条城の二の丸御殿を思い浮かべていただくと分かり易いかと。確かに 4、5階建ての天守閣を毎日上り下りしながら暮らすのは大変でしょうか らね。)。

さすがに「空っぽの倉庫」状態では物足りないので、天守の中に、鎧兜、 刀、城の柱組みの模型等の資料を飾ったケースを並べたり、城の歴史や日 本各地の城に関するパネルを設置したりといった努力もなされています が、外観の華やかさに比して、味気ない内部です。

壁際に設けられている石落し等が、天守が(実際の運用は兎も角として) 単なる倉庫ではなく、あくまで軍事施設であることを示しています。


最上階からの眺めは、月並みですが絶景です。平野の中の小高い丘の上、 すぐ隣が木曽川というロケーションの勝利ですね。今のように高層建造物 の少なかった昔において、高楼から遠方の眺めを楽しむというのは権力者 の特権だったのでしょう。


さて、犬山城の麓には有楽園という庭園があります。名鉄犬山ホテルの施 設の1つという扱いのようですが、一般にも公開されています(有料)。 この庭園は、織田信長の弟である織田有楽が建てた茶室如庵(国宝)を中 心に設計された日本庭園です。  

織田有楽は、本能寺の変で二条城に篭城した際には信忠(信長の長男で跡 継ぎ)に切腹を勧めつつ、自分はちゃっかり脱出したり、大阪の陣の際 も、淀殿の叔父(淀殿の母は、信長の妹のお市の方です)として豊臣方に 世話になっていながら、直前になって城を脱出し、徳川方に転がり込んだ りと(淀殿の妹のお江の方が2代将軍秀忠の正室でしたので、こういう芸 当も可能でした。)、波乱に富んではいるものの、美しいとは言い難い人 生を歩んだ人物ですが、茶人としては高名です。

国宝に指定されている茶室は、千利休の建てた待庵(京都府大山崎町の妙 喜庵という寺院の中にあります)、大徳寺龍光院の密庵(京都市)の他は この如庵だけなので極めて貴重な茶室といえます。

この茶室は、当初、京都にあったのを三井財閥に買い取られて、神奈川県 大磯に移され(写真で見ましたが、大型トラックに茶室が丸ごと載せられ て移動する姿は異様で、思わず、笑えてきました。)、更に名鉄に買われ て、現在地に移築されました。

年に数回程度、特別公開で茶室の中にも入れますので、興味のある方は有 楽苑のホームページを小まめにチェックしてください。


犬山には、他にもかの明治村があり(汽車、市電、乗り合い馬車が走って いて乗ることができたり、明治時代のレシピの洋食屋や牛鍋屋で食事がで きたりと、単に古い建造物を集めた資料館ではなく、明治時代を体験でき るテーマパークという性格になってきました。)、お猿専門の動物園であ る日本モンキーセンターがあります(ニッチな商売です)。

1泊2日くらいでゆっくりと見てみたい町です(ゆっくり見て回るなら、 明治村で丸1日、犬山城と有楽苑で半日というところでしょうか)。終
                           (弁護士)

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
全道停電は原子力規制委の知的怠惰が原因
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


              櫻井よしこ

9月6日未明、北海道が最大震度7の地震に襲われた。9日現在で犠牲者は42 人、1人が行方不明だ。

地震の被害をさらに広げたのが、わが国初のブラックアウトの発生だ。電 力喪失でサーバーも工場のモーターも全て停止し、新千歳空港もJRも物 流も止まった。モーターで汲み上げる水道も止まった。病院の生命維持装 置、透析機器、保育器も動かない。病院などの非常用発電機の燃料タンク は消防法で強度や素材が限定されており長時間は持たない。停電が長引け ば命の危機に直結する。事実、非常に危険な事態が発生していた。

6日午前5時頃、札幌市内の病院から、0歳女児の酸素吸入器が止まり、重 症に陥ったと消防署に連絡があった。札幌市は、女児は別の病院に運ばれ 処置中だと説明したが、9日現在、回復したとの明確な報道はないため、 赤ちゃんの健康が懸念される。

腎臓を患っている人たちは3日間透析できなければ深刻な影響を受ける。 停電は透析に必要な水と電気を奪い患者を命の危機に晒している。

こうした中、「北海道放送(HBC)」が7日19時27分に、「停電の影響 とみられる死者が出た」との情報を伝えた。「北海道文化放送 (UHB)」も同日21時45分に同様の情報を配信した。

それらによると「北海道東部の標津町に住む40代の会社員の男性と、上川 の上富良野町に住む70代の自営業の男性2人が、6日夜、ガソリン式の発電 機を使い、一酸化炭素中毒で死亡した」。男性2人の理不尽な死はまさし く停電がもたらした。

電力喪失で危険に晒されるのは人間だけではない。北海道の基幹産業であ る酪農においても同様だ。停電の解消は徐々に進んだが、その間に乳牛の 乳房炎防止のワクチンはほぼ全滅の可能性が高い。人間用も含めて多くの ワクチンは、2度から8度の間で保管しなければ使えなくなるためだ。

菅直人政権とは違う

乳牛は、毎日、同じ時間に搾乳しなければ乳房が張り、痛みや熱が出て、 半数が1日で乳房炎になるといわれる。最悪の場合、そのまま廃用、つま り殺処分にされる。ワクチン投与で乳房炎が治まったとしても、生乳の出 荷が禁止される休薬期間が1週間から10日間程度発生する。これだけでも 酪農家にとっては大変な被害だが、今回、乳房炎防止のワクチンがほぼ使 えなくなったということであり、被害の拡大が予想される。

停電によって社会全体のインフラが機能を停止し、トイレの蓋の開閉や水 洗のタイミングでさえも自動で行われる、高度な便利社会となった現代の 日本から、そうした機能を全て奪い取ってみせたブラックアウトが、どれ 程の真の被害をもたらしたかを見極めるには、今少し時間が必要だろう。

このような被害をもたらしている全道停電が起きた要因は、電力供給を一 か所の火力発電所に大きく依存していたからだ。北海道の電力は今回の震 源地近くに立地する苫東厚真(とまとうあつま)発電所が約半分を供給して いた。165万キロワットの発電能力を持つ道内最大のこの石炭火力発電所 が地震で緊急停止したため、需給バランスが一挙に崩れて全道停電となっ たのである。東京工業大学特任教授の奈良林直氏が語った。

「電力は常に需要と供給が同量でなければ周波数が安定しません。周波数 が乱れると発電機や電気を使用する機器が壊れる可能性があり、最悪の場 合は大規模な停電になります」

今回、苫東厚真の停止で、電力の供給が一気に落ちた。突然、バランスが 崩れ始め、北海道電力は連鎖的に発電所を停止せざるを得なかったわけ だ。では火力発電所はなぜ停止したのか。再び奈良林氏の説明だ。

「実は火力発電所は構造的に地震に弱いのです。鋼鉄製の分厚い原子炉圧 力容器に燃料集合体が収納され、耐震補強を徹底的に施した原子力発電と の違いです。火力発電では、ボイラーで生み出された熱を伝える伝熱管群 と呼ばれる管を、熱膨張を避けるために数十・の長さにわたって上部から 垂直に吊り下げます。この構造は今回のような直下型の縦揺れに弱く、苫 東厚真では1,2号機のボイラーの伝熱管が縦揺れで損傷し、高温高圧の蒸 気が吹き出しました。4号機はタービンで火災が発生し、火柱が上がりま した。復旧は当初予定の1週間より長くかかるでしょう」

にも拘わらず、政府の対応は速かった。3.11のときの菅直人政権とは明ら かに違う。苫東厚真の機能停止を受けて、その他の使える水力発電所、火 力発電所を直ちに再稼働させ、民間企業の発電量も組み込んで、驚く程の スピードでほぼ全世帯に電気を通した。9日現在、節電を呼びかけなけれ ばならない状況ではあるが、安倍政権の危機対応は高く評価すべきだろう。

原発を活用しないのか

しかし最も重要な点が置き去りにされている。何故、北海道の電力供給の もう一本の柱となり得る泊原発を活用しないのか。泊原発の発電容量は 207万キロワットで苫東厚真発電所よりも大きい。今回の地震で泊原発は 一時外部電源を喪失したものの、非常用発電が正常に起動した。泊原発を 稼働させていれば、全道停電は起きていなかったと思われる。バランスが 取れていて安定した電力供給の一端を泊原発に担わせることを、少なくと も議論すべきである。

泊原発の稼働が許されていない現状は、原子力規制委員会(以下規制委) の専門家集団らしからぬ知的怠惰ゆえではないか。泊原発は2011年の3.11 のときも正常に稼働していたが、2012年5月5日、定期検査のため、運転を 停止した。

同年、民主党政権下で規制委が設置され、田中俊一氏が初代委員長に就任 した。規制委は3.11を受けて新たな規制基準を設け、新基準に基づく安全 審査を始めた。当初審査に必要な期間は「半年程度」とされた。

だが、彼らは次々に新しい審査項目を追加し、基準とすべき数値をなかな か決められず、迷走を続けた。加えて、安全審査終了後に一般から意見を 聴くパブリックコメントを実施した。「読売新聞」は2014年2月22日付の 社説で「不合理な手続きを取り入れることで、結論がさらに先送りになり かねない」と批判した。

規制委への評価が厳しいのは、原子力に関する国際社会の権威、国際原子 力機関(IAEA)も同様だ。IAEAは、16年4月23日、次のように日 本に言い渡している。

「(日本の)原子力規制委員会は、その人的資源、マネージメントシステ ム、及び特にその組織文化において、初期段階にある」と。
  全否定に等しい手厳しい指摘を受けた規制委はいまも、相変わらず だ。泊原発の敷地内の断層の有無を巡って神学論争をしており、これがあ と2年は続くといわれている。

知的怠惰、無能力と無責任によって再稼働を引き延ばす彼らにこそ、先述 した2人の男性の命を奪った直接の責任があると、私は考えている。
『週刊新潮』 2018年9月20日号 日本ルネッサンス 第819回
           

    
━━━━━━━
重 要 情 報
━━━━━━━

 ◎何故アジアの若者どもが気楽に暮らせるのかな:前田正晶

大久保通りの風景をあらためて紹介しよう。19日には大久保通りを2丁目 まで往復してきた。JR山手線の新大久保駅の北側では圧倒的に多い中国人 と思しき若者を中心にして、イスラム教徒を含むアジア人の通りと化して いる。

私の持論では「イスラム教圏の諸国がアジアに割り振られているのかおか しいのであって、彼らは立派に独立した文化圏を形成している」のだ。そ のイスラム教徒も順調に?その数を増やしている。要するに、話が本筋か ら逸れるが、私は各種のスポーツの地区予選で中近東のイスラム教国をア ジアに入れるなと言いたいのだ。

私がずっと述べてきたように「彼ら異国の若者たちが何の心配もない様子 で伸び伸びとスマートフォンで喚きながら大久保通り等を闊歩している様 を見るにつけ、一体彼らは昼間から街を彷徨っていながらどうやって彼ら よりも遙かに物価水準が高い日本の東京で生活の糧を稼いでいるのか」と 不思議に思えてならないのだ。昼間から街を歩いているということは、ま さか夜の仕事をしている訳でもあるまい。何処にそれほど遊んでいられる 資金源があるのかと理解不能なのだ。

18日も、暫く振りに昼食に入って見たこの街では珍しくかなり長続きして いる人気が高いタイ・ヴェトナム料理店では、90%以上の客は日本語を話 していなかった。しかも、この店のランチの価格は相当に高めの設定に なっているのだ。我々の隣の席に来た若い女性の2人組はタイでもヴェト ナムでもないようで、注文は日本語でしていた。何処の国の連中かと思っ ていると、会話の中で「リューベン」と言っていたので中国人と解った。 着ている服もチャンとしているので、生活に余裕があるのかと解釈した。 だが、余裕があるのは不思議に思えてならない。

午後3時過ぎに大久保通り2丁目から新大久保駅前まで歩いて帰ってきた。 通りの北側は韓国の「アリランドッグ」とか言うアメリカカンドッグにも 似たジャンクフード店に行列を作っている我が国の若い女子どもで、歩行 もままならない盛況ぶりだった。

私は真っ昼間から何とかドッグを食べに来て列を作っているあの女性たち は、高校生の集団か社会人なのか見当もつかないが、兎に角大賑わいなの だ平日の昼間に。後は韓国製化粧品の店にも彼女らは群がっている。あの 有様では徒に文在寅を喜ばせるだけではないか。

新大久保駅から北というか総武線の大久保駅との間はがらりと趣が変わっ て、韓国系の店はチラホラとあるだけでハラルフードの店やネパール料理 屋が増えて目立ってきた。大久保通りのこの辺りを歩けば恐らく10ヵ国や その近辺の外国語が聞けるのかも知れない。だが、残念ながら私には韓国 語と中国語くらいしか聞き分けられない。それほど多く国の連中が我が国 を食い物にして我が物顔で闊歩しているのだと言えば、言い過ぎかな。

今日も10組近くのトローリーケース(これが本当の英語で、カタカナ語で は「キャリーバッグ」となる)を音を立てて引き摺っていく異国の若者た ちを見た。彼らが短期の旅行者なのか不法滞在を目指してここ百人町を訪 れたのかなどは解る訳がない。

だが、彼らの服装を見れば、それほど金銭的な余裕があって我が国にやっ て来たとも思えないし、我が国が彼らの雇用が約束している訳ではあるま い。そこで何時も理解不能に陥るのだが「彼らはどうやって生活の糧を稼 ぎ出しているのか」が解らないのだ。まさか母国から仕送りがある訳があ るまい。

以前にハラルフードを商っているバングラデシュ人に「この国で暮らすの と、自分の国と何れが良いのか」と(英語でだが)尋ねたことがあった が、答えは「物価は多少高いが、日本の方が過ごしやすい」だった。彼ら イスラム教徒はハラルフード店で働いているのだから幾ばくかの収入があ るのだと解釈するが、昼間からタイ料理を食べに来ていた中国人の若い女 性は何処でどうやって収入を得ているのだろう。

他に奇異に感じていることがもう一つある。それはここ1年ほどの間に 「海外への送金」を業とする事務所(店か?)が増えてきたことだ。彼ら は合法的存在なのだろうか。中には“Remit”を登録商標にしているところ まである。この手の送金の事務所が「送金」だけの業務なのか「海外から の送金を受け付けている」のか私には不明だが、送金だけならば彼ら異邦 人は祖国に仕送りなり何なりをするだけの稼ぎがあるのかと思ってしまう。

でも、彼らは何処でどうやって稼ぎ出すのだろう。何処に3割負担の日本 の病院やクリニックに通える金があるのだろう。不思議に思えてならない。

要するに、私は「こんな新宿区百人町/大久保に誰がしたのだ」、「誰が ここまでになってしまったのを黙認したのだ」と言いたいのだ。何方でも 良いから一度ここ街に来られて現状を見て貰いたいと思う。これほど外国 人が数多くのさばっている街が他に東京にあるかを見て貰いたいのだ。私 は決して好ましいとは思っていないのだ。


 ◎大坂なおみが一寸心配だ:前田正晶

19日に彼女は東レのトーナメントに出場するそうだが、心配性の私は一寸 気懸かりなのだ。そこにいくつかの理由があるが、先ずはマスコミの持ち 上げ過ぎと騒ぎ過ぎを挙げたい。恐らく彼女は日本語の新聞は読むまい し、読めないだろうが、テレビ各局の持ち上げ過ぎは気になる。あの女性 は年齢の割に落ち着いているように見えるから自戒する余裕があるのだろ うが、あれだけ方々に出演して特集されれば「ひょっとして自分は偉いの では」と思うことがありはしないかと懸念している。

私事で恐縮だが、1994〜95年にかけて「アメリカの製紙会社の実力恐るる に足らず」であるとか「日本とアメリカの企業社会における文化と思考体 系の違い」を業界内等方々で講演して回っていた時にもっと恐ろしかった のは、行く先々で「先生扱い」して頂くことだった。自分はそれに相応し くないと心得且つ自戒していても、一寸気が緩めば、のぼせ上がりそうに なるし「もしかして俺も大物だったか?」などと思うこともあった。しか し、60歳を超えた私は何と踏み止まることが出来た。

その辺りのように不要に「チヤホヤ」されることが怖いのだ。煽て上げら れれば誰にでも自惚れる危険性があるという意味だ。なおみさんが何処ま で耐えているかだし、精神面のコーチが付いているそうだから、その点は 抜かりがなかったと期待している。

次は忌憚のないところを言うが、あのUS Openでの優勝が「出会い頭」的 ではなかったという危惧である。私は如何に彼 女に素質があったにもせ よ、あそこまでの表舞台での限られた経験で世界 的な大試合で優勝出来 るだけの本当の力が付いていたのかという疑問であ る。私が常に述べて 来たように勝負には運・不運はあるが「勝ちに不思議 あり、負けに不思 議なし」なのである。「勝った者が強いのだ」が大原則 だが、大坂なお みが勝ってしまったところに運・不運はなかったのかとい う疑念である。

確かにセリーナ・ウイリアムスは要らざる不当な感情の赴くままの抗議を した。その為に1ゲームを失ってしまった。それが勝敗に大きく影響した のも確かだと思 う。そういう幸運を引っ張り込んだのが大坂の実力だっ たのか、出会い頭 だったかはテニスを知らない私には不明なのだ。但 し、間違いない事実は 「あの幸運の1ゲームを活かして、運を自分の味方 にしてあのセットを勝ち取ったのが大 坂なおみの実力だったのかも知れ ない。私が解らないのは『あの時点でそ こまでの実力があったか』」と いうこと。

次なる心配事というか期待は「東レのトーナメントでどのような試合をし て何処まで勝ち上がっていけるか」なのだ。それ即ち、あのUSO
での優勝が出会い頭だったか、本当の実力が付いた成果だったかが明らか になるということだ。恐らく参加する世界2〜4位のランクにある連中は 「ポッと出の若者を叩いて目に物見せてやろう」 とばかりにかなり力を 入れて当たってくるだろう。「出会い頭であったか 否か」は、そこで何 処までやれるかで明らかになるだろう、非常に怖い トーナメントである と言うことだ。

勿論、彼女のコーチを始めかなりの人数になっている「大坂なおみとその グループ」はそれくらいは良く解っていて、それに対する備えが出来てい なければならない。私の心配事は「帰国(なのだろう)以来テレビ等のメ デイアに引っ張り回されて十分な練習の時間が取れていたのか」なのだ。 テレビは録画で撮りだめしたとは思っているが、その辺りの調整が上手く 出来ているのだろうと希望的に考えている。要するに、下手な試合をする とUSOの勝者の鼎の軽重が問われる結果になるのだ。

私は結論としては「優勝する以外ない」のだし、また「優勝して見せてく れる」と期待したいのだが。マスコミも何時までもカツ丼を食べたかと か、抹茶アイクリームがどうのというような下らないことばかり訊くなと 言っておきたい。大坂なおみは芸人ではないのだ。運動の選手なのだ。ゴ シップの世界に引っ張り込むなと言うこと。

実はここまでは18日の午後4時過ぎの作品なので、これが読者の目に入る 頃には大坂なおみの試合が終わった後になっていることだろうから無意味 かも。


 ◎何故アジアの若者どもが気楽に暮らせるのかな:前田正晶

大久保通りの風景をあらためて紹介しよう。19日には大久保通りを2丁目 まで往復してきた。JR山手線の新大久保駅の北側では圧倒的に多い中国人 と思しき若者を中心にして、イスラム教徒を含むアジア人の通りと化して いる。

私の持論では「イスラム教圏の諸国がアジアに割り振られているのかおか しいのであって、彼らは立派に独立した文化圏を形成している」のだ。そ のイスラム教徒も順調に?その数を増やしている。要するに、話が本筋か ら逸れるが、私は各種のスポーツの地区予選で中近東のイスラム教国をア ジアに入れるなと言いたいのだ。

私がずっと述べてきたように「彼ら異国の若者たちが何の心配もない様子 で伸び伸びとスマートフォンで喚きながら大久保通り等を闊歩している様 を見るにつけ、一体彼らは昼間から街を彷徨っていながらどうやって彼ら よりも遙かに物価水準が高い日本の東京で生活の糧を稼いでいるのか」と 不思議に思えてならないのだ。昼間から街を歩いているということは、ま さか夜の仕事をしている訳でもあるまい。何処にそれほど遊んでいられる 資金源があるのかと理解不能なのだ。

14日も、暫く振りに昼食に入って見たこの街では珍しくかなり長続きして いる人気が高いタイ・ヴェトナム料理店では、90%以上の客は日本語を話 していなかった。しかも、この店のランチの価格は相当に高めの設定に なっているのだ。

我々の隣の席に来た若い女性の2人組はタイでもヴェトナムでもないよう で、注文は日本語でしていた。何処の国の連中かと思っていると、会話の 中で「リューベン」と言っていたので中国人と解った。着ている服もチャ ンとしているので、生活に余裕があるのかと解釈した。だが、余裕がある のは不思議に思えてならない。

午後3時過ぎに大久保通り2丁目から新大久保駅前まで歩いて帰ってきた。 通りの北側は韓国の「アリランドッグ」とか言うアメリカカンドッグにも 似たジャンクフード店に行列を作っている我が国の若い女子どもで、歩行 もままならない盛況ぶりだった。

私は真っ昼間から何とかドッグを食べに来て列を作っているあの女性たち は、高校生の集団か社会人なのか見当もつかないが、兎に角大賑わいなの だ平日の昼間に。後は韓国製化粧品の店にも彼女らは群がっている。あの 有様では徒に文在寅を喜ばせるだけではないか。

新大久保駅から北というか総武線の大久保駅との間はがらりと趣が変わっ て、韓国系の店はチラホラとあるだけでハラルフードの店やネパール料理 屋が増えて目立ってきた。大久保通りのこの辺りを歩けば恐らく10ヵ国や その近辺の外国語が聞けるのかも知れない。

だが、残念ながら私には韓国語と中国語くらいしか聞き分けられない。そ
れほど多く国の連中が我が国を食い物にして我が物顔で闊歩しているのだ と言えば、言い過ぎかな。

19日も10組近くのトローリーケース(これが本当の英語で、カタカナ語で は「キャリーバッグ」となる)を音を立てて引き摺っていく異国の若者た ちを見た。彼らが短期の旅行者なのか不法滞在を目指してここ百人町を訪 れたのかなどは解る訳がない。

だが、彼らの服装を見れば、それほど金銭的な余裕があって我が国にやっ て来たとも思えないし、我が国が彼らの雇用が約束している訳ではあるま い。そこで何時も理解不能に陥るのだが「彼らはどうやって生活の糧を稼 ぎ出しているのか」が解らないのだ。まさか母国から仕送りがある訳があ るまい。

以前にハラルフードを商っているバングラデシュ人に「この国で暮らすの と、自分の国と何れが良いのか」と(英語でだが)尋ねたことがあった が、答えは「物価は多少高いが、日本の方が過ごしやすい」だった。彼ら イスラム教徒はハラルフード店で働いているのだから幾ばくかの収入があ るのだと解釈するが、昼間からタイ料理を食べに来ていた中国人の若い女 性は何処でどうやって収入を得ているのだろう。

他に奇異に感じていることがもう一つある。それはここ1年ほどの間に 「海外への送金」を業とする事務所(店か?)が増えてきたことだ。彼ら は合法的存在なのだろうか。中には“Remit”を登録商標にしているところ まである。この手の送金 の事務所が「送金」だけの業務なのか「海外か らの送金を受け付けている」のか私 には不明だが、送金だけならば彼ら 異邦人は祖国に仕送りなり何なりをするだけの稼 ぎがあるのかと思って しまう。

でも、彼らは何処でどうやって稼ぎ出すのだろう。何 処に3割負
担の日本の病院やクリニックに通える金があるのだろう。不思議に思えて ならない。

要するに、私は「こんな新宿区百人町/大久保に誰がしたのだ」、「誰が ここまでになってしまったのを黙認したのだ」と言いたいのだ。何でも良 いから一 度ここ街に来られて現状を見て貰いたいと思う。これほど外国 人が数多くのさばって いる街が他に東京にあるかを見て貰いたいのだ。 私は決して好ましいとは思っていな いのだ。




━━━━━━━
身 辺 雑 記
━━━━━━━

21 日の東京湾岸は雨。

東京湾岸は20日、安倍首相が自民党総裁に3選された午後2時過ぎから雨。
夕刻からはPCの師匠{女性)とすき焼き屋で懇談。家人の親友だから当 然、家人も一緒。

自民党総裁選、石破氏は大善戦というべきだ。

                         読者:5580人






規約に同意してこのメルマガに登録/解除する

メルマガ情報

創刊日:2004-01-18  
最終発行日:  
発行周期:不定期  
Score!: 97 点   

コメント一覧コメントを書く

この記事にコメントを書く

上の画像で表示されている文字を半角英数で入力してください。

※コメントの内容はこのページに公開されます。発行者さんだけが閲覧できるものではありません。 コメントの投稿時は投稿者規約への同意が必要です。

  • 名無しさん2018/09/21

    ゴッソリ切り取るリンパ節廓清はやるな!



    (欧米にはない荒っぽい奇習)



     日本の外科医は、癌手術の時、平然と「近くにあるリンパも取っておきましょう」と言う。これをリンパ節廓清(かくせい)と言う。「リンパ節廓清は日本の悪しき習慣です。昔からリンパ節を取ってきたから、今も取る」という理屈しかない。「リンパ節を治療したから寿命が延びたというエビデンスをしめせた試験は一つとして存在していません」と近藤誠医師は言う。したがって、欧米では、日本のように「廓清至上主義」は見られない。なぜ、日本の外科医は癌周辺のリンパ節までゴッソリとりたがるのか? 

    「彼等は癌細胞を一個たりとも残してはならない」と言う考え方に凝り固まっているからである。しかし、外科手術で、あらゆる癌細胞を取り除くことは不可能であることは常識になっている。「実際、所属リンパ節に転移があっても、その後、他臓器などに転移の現れてこない患者がほとんどです」「そもそも、所属リンパ節を含めたリンパ節は、癌などの進行を食い止めるために存在しているのです」「癌の進行を食い止めるための関所をリンパ節廓清で潰してしまうと、かえって強盗や泥棒がはびこってしまうという話にもなりかねない」(近藤誠医師)



    *この考え方はアメリカがリビアや中東を民主化させようと反政府軍を支援しているのと似ている。アメリカは、リンパ節廓清をしている。だから、癌が暴れ出す。アメリカは、わざとそれを仕掛けてきたということである。なぜなら、アメリカを支配している軍産複合体が戦争を望んでいるからである。



    (目を覆う残酷後遺症の数々)



     リンパ節を根こそぎ手術で切除すると、深刻な後遺症が患者を襲う。特に重い後遺症が出るのは、子宮頸癌、子宮体癌、卵巣癌などである。これらの癌では、女性の骨盤内のリンパ節をゴッソリ取り去るから当然である。さらに、神経も傷つけられるので、排尿障害や排便機能が損なわれる。その症状もひどい。子宮癌のリンパ節廓清では、両足が付け根部分から腫れあがる。乳癌で脇下のリンパ節切除では、脇の下がひどく傷む。感覚が無くなるなど悲惨である。直腸癌でも、排尿障害、排便障害、性機能マヒなど悲惨である。元プロレスラーの北斗晶さんも術後の会見で、「リュックも背負えない」と嘆いていた。それは、このリンパ節根こそぎ切除をやられた可能性がある。特に、執刀医の手元が狂うと、重篤な神経麻痺が起きる。つまり、術中、術後に、死亡することもありうる。



    (神の手教授の手術は部下がやっている)



     「有名な名医や著名な教授の診察を受けて、執刀の約束を取り付けたとしても、そんな約束は当てになりません。だいたい全身麻酔をかけられてしまえば、実際に誰がメスを握っているか、患者にはわかりません」(近藤誠医師)



     近藤医師の知り合いの外科医は、有名教授の代理で執刀していたと明かしている。影武者みたいなものである。「テレビドラマで神の手などと持ち上げられていた血管外科の教授が、手術室でゴルフクラブを振り回していて、モニターか何かを壊した」というニュースもあった。なぜ、手術中にクラブを振り回していたのか? それは部下が手術をしていたからである。神の手を持つ教授は暇だったのである。



    (部下が手術代行をするのは当たり前)



     有名教授が、部下に手術代行をさせるのは日常茶飯事である。紹介状をもらい、高い謝礼まで包んで、神の手にすがり期待する患者と家族は、まさに知らぬが仏である。有名教授ほど、「手術をさせてやる」という餌に人を集めている。



     癌手術では、手術を直接の原因とする「術死」と認定されるのは、患者が手術後30日以内に死亡したケースに限られる。しかし、30日以降に死亡しても事実上、術死であるケースが多い。「術後、1か月以上の入院を経て、自宅に戻った時容体が急変して再入院となり、そのまま帰らぬ人になってしまったというケースはゴロゴロある。それでも、統計上は「術死」としてカウントされない」(近藤医師)



    (癌術後検査は受けるな)



     癌手術が終わっても医師は、「術後観察で様子を見ましょう」と通院を指示してくる。ところが「術後の検査や観察は有害にして無益」なのである。理由の第1は、患者の生存率、つまり寿命が延びることはないからである。学問研究の世界では、術後サーベイランス(術後の経過観察)は無意味が常識である。なぜ、無意味な「経過観察」をしているのか? 

    最大の理由は、病院の都合である。患者が切除手術だけを受け、その後、問診のみで各種検査を拒否したり、通院を拒否したりすると病院経営が立ち行かなくなるからである。つまり、病院の金儲けのためにやっている。患者にすれば、癌再発を早く見つけられるほど馬鹿を見る。



     癌専門医は、点数稼ぎのために患者を「経過観察」の為と称して検査を勧めている。新たな癌を発見して、またも治療地獄に引きずり込むのが狙いである。



    (心臓バイパス手術は76%は不要だった)



     詰まった血管にバイパス手術は不要だった。バイパス手術とは、血管に狭窄や閉塞が生じた場合、他の場所から取ってきた自分の血管または人工血管を移植して、代替回路を作り、血流を回復させる手術である。主として心筋梗塞で詰まった冠状動脈に用いられる。



     もう一つの工法がステントである。血管内に金属製の網状筒をカテーテルで挿入して、それを風船で膨らませて、冠状動脈などを拡張し、血流を改善させる。まさにアクロバットみたいな手術である。然し、米医師会は、これら血管形成手術76%が無意味と判定した。これら「冠状動脈バイパス手術は、大手術で極めて高額で、命の危険もあり、後遺症も残ります。食事など生活習慣を改めない限り、バイパスもステントも血栓が詰まる」 だから、これらの手術で確実に寿命が延びるわけではない。これが心臓病外科の常識だ。高額医療費を払って受けた患者は唖然とする。知らぬは患者ばかりなり。患者にとって、不都合な真実に対して、医者は全員口をつぐんでいる。



    (肉好き心臓病死は菜食者の8倍)



     不必要なバイパス手術は病院の利益のためにする。医者は手術が成功すれば、治療は成功したと言う。しかし実際には違う。手術後も、患者はリスク要因を抱えている。発症につながった生活習慣を変えなければ再発を繰り返す。そうして患者にとって何のメリットも無い高額な検査や治療が行われている。肉好きの心臓病死は菜食者の8倍である。菜食こそ、ベスト療法である。手術はやってはいけない7つの理由)



    ?安易に切らせないこと→手術はできるだけしないに限る。身体にメスを入れると以下のダメージを与える。高齢者は何もしないのがベストの選択である。



    ?空気の害→臓器を空気に触れることで酸化ストレスなどの後遺症で内臓にダメージが残る。



    ?内臓摘出→「いらない臓器は取っておいた方がいい」として平気で全摘するが、人体に無駄な臓器などあるはずがない。



    ?麻酔副作用→麻酔薬は劇薬であり、様々な重大副作用がある。全身麻酔で寿命が6年縮むは生命保健統計の常識だという。



    ?免疫力低下→免疫力低下は術後1年以上続く。



    ?輸血の恐怖→免疫不適合ショックのGVHDを発症すると、確実に死ぬ。その他、深刻な副作用も医者も知らない。



    ?後遺症→胃の全摘では、食事が厳しく制限される。腎臓除去は、人工透析でしか生存不能と言う悲劇が待っている。



     外科医が切りたがるのは、高額医療費で儲かるからである。胃切除で120万円、心臓バイパスで220万円、開頭手術で血腫除去なら160万円である。

  • 名無しさん2018/09/21

    米国議会の報告書が暴く中国共産党の日本を含む他国への内政干渉の実態

    http://open.mixi.jp/user/9931310/diary/1968281780

    ここ数年、外国人(特に中国人)による国民健康保険の不正利用が増えているために政府が外国人を対象に調査を始めたようですが、それに噛みついたのが外国人を支援するNPO法人「移住者と連帯する全国ネットワーク」(東京)の代表理事の鳥井一平氏です。

    http://blog.livedoor.jp/wisdomkeeper/archives/52031916.html

    尖閣も竹島も日本の領土 内閣官房、新たな資料公開 

    http://bororon.doorblog.jp/archives/52464028.html

    連帯ユニオン関西生コンに大阪府警がガサ入れ

    http://blog.livedoor.jp/the_radical_right/archives/53294383.html 

    助六寿司

    https://www.google.co.jp/search?q=%E5%8A%A9%E5%85%AD%E5%AF%BF%E5%8F%B8&source=lnms&tbm=isch&sa=X&ved=0ahUKEwib7cKiz8jdAhXGvrwKHYjcBjIQ_AUICigB&biw=1053&bih=398

    【コンス・股間隠し撲滅】

    https://blog.goo.ne.jp/chaos1024/e/3c74797102fac6d8e409caa301547c5e

    韓国はトンデモ売春大国!若い女性の4分の1が売春婦?妻への家庭内暴力で死亡事件頻発

    http://hatekorea.blog.fc2.com/blog-entry-104.html

    NHKが「韓国籍」完全隠蔽報道!タクシーで相手を惨殺した韓国籍の南康弘「車が勝手に動いた」!

    http://deliciousicecoffee.jp/blog-entry-7216.html

    最後の地NZランドと軽井沢の謎の巨大地下構造物の秘密

    http://kaleido11.blog111.fc2.com/blog-entry-5723.html

    予防接種の驚くべき歴史

    http://www.asyura2.com/sora/bd16/msg/828.html