政治・経済

頂門の一針

急所をおさえながら長閑(のどか)な気分になれる電子雑誌。扱う物は政治、経済、社会、放送、出版、医療それに時々はお叱りを受けること必定のネタも。

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頂門の一針4800号  2018・9・12(水)

2018/09/12

                                                   
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わたなべ りやうじらうのメイ ル・マガジン「頂門の一針」4800号
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       2018(平成30)年  9月12日(水)



      世界を席巻する“トランプ現象”の猛威:加瀬英明

           党員・党友票でも安倍が優勢:杉浦正章

      ロシアが中国から800億ドルで金塊を購入:宮崎正弘                                  
                    
                      話 の 福 袋
                       反     響
                       身 辺 雑 記


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第4800号
                             発行周期 不定期(原則毎日発行)
             
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世界を席巻する“トランプ現象”の猛威
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              加瀬 英明

トランプ政権があと数ヶ月で、2年になる。

トランプ大統領の下で世界のありかたが、劇的に変わろうとしている。と いうよりも、世界の仕組みが大きく変わりつつあったから、トランプ大統 領が2年前の11月に登場したというのが、正しいと思う。

トランプ候補が、大手のマスコミによって本命だとされた、ヒラリー・ク リントン候補を破って、ホワイトハウス入りを遂げてからも、トランプ大 統領が「暴言」を乱発し、衝動的、気紛れであって、大統領として不適格 だという非難を、浴びせ続けている。

だが、このような“トランプ現象”は、アメリカに限られているのだろうか?

トランプ候補は「アメリカ・ファースト」を約束して当選したが、アメリ カが未来永劫にわたって、世界の覇権を握り続けるという、神話を覆すも のだった。「メイク・アメリカ・グレイト・アゲイン」という呼び掛け は、アメリカの国益を世界よりも、優先させようというものだった。

トランプ政権が誕生する前に、イギリスが国民投票を行って、EU(ヨー ロッパ共同体)から脱退することを、決定していた。

このところ、EUは箍(たが)が緩んで、蹌踉(よろ)めいている。EUは ヨーロッパを一つに統合しようと、目論んだものだったが、ヨーロッパで は、ハンガリー、ポーランド、スイス、オーストリア、イタリア、ラトビ ア、ノルウェー、ブルガリア、ギリシアで、自国の利益を優先する“右翼 政党”が、次々と政権を担うか、連立政権に加わるようになっている。

アメリカや、ヨーロッパの大手メディアは、このような動きを「ポピュリ ズム」と呼んで蔑み、これらの政党を「右翼政党」ときめつけて、貶(お とし)めている。

「ポピュリズム」は、エリートと既成政党が支配していた“良識的”で、 “真っ当”な体制に対して、大衆を煽動して、誤った方向へ向かわせること を、指している。

トランプ政権の登場も、イギリスのEU脱退も、ポピュリズムによるもの とされている。

ヨーロッパでナショナリズムが復活しているのは、イスラム難民が大量に 流入したためだというが、それだけではない。

アメリカが、よい例だ。アメリカの勘定高い大企業の経営者は、“グロー バリズム”と自由貿易体制を礼讃してきたが、製造部門などを中国などの 低賃金の諸国へ移して、自国の労働者の職場を奪ってきた。

トランプ候補はアウトサイダーとして、“良識ある”体制に果敢に挑戦した。

アメリカでは“弱者”を尊重するあまり、オバマ政権下ではLGBT(レズ ビアン、ゲイ、両性愛者、性転換者)に、「自分が信じる性に従って、男 女どちらのトイレを使ってもよい」という大統領令――法律を発した。

日本でも同様なことがみられるが、“良識ある”体制が押しつけてきた、 いっさいの“差別語”を追放しようとする、行き過ぎた“言葉狩り”が暴走し て、先祖伝来の生活環境を破壊するようになっている。

大手マスコミや学者が、「ポピュリズム」と呼んで貶めているが、“グ ローバリズム”を信奉する富裕層やエリートに対して、大衆が伝統的な、 落ち着いた生活を守ろうとして立ち上がったと、考えるべきである。これ は、大都市対地方の戦いだ、といってよかろう。

大手マスコミや、著名研究所(シンクタンク)、有名大学は、巨大企業に よって養われてきたために、ナショナリズムを嫌って、“グローバリズム” を支持している。

だが、“グローバリズム”を支えてきた国際秩序は、アメリカが自由貿易体 制を通じて、巨額な貿易赤字を負担して世界を潤(うるお)し、ヨーロッパ や、アジアの同盟諸国の防衛の重荷を担ってきたことによって、成り立っ てきた。

トランプ現象や、ヨーロッパ諸国のナショナリズムを「ポピュリズム」と 呼んで、敵視すれば、すむことではあるまい。



       
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党員・党友票でも安倍が優勢
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        杉浦 正章

 石破「正直・公正」撤回でつまずく

次期首相を狙う以上、安倍政治の欠陥をつき、自らの主張を鮮明にすべき だと思うが、石破の10日の発言からはそれがうかがえなかった。むしろ 主張があいまいで「挑戦の限界」すら感ずる立ち会い演説会であった。

肝腎の改憲論にしても自衛隊条項新設の姿勢を鮮明にさせた首相・安倍晋 三に対して、石破茂は参院選の合区解消など緊急性の薄い問題を取り上げ 9条問題の本質に迫ることを避けた。相次ぐ災害など緊急事態を前にし て、挑戦者が首相交代という“政争” ばかりにうつつを抜かせない現状を 鮮明にさせた演説会であった。

首相の座に挑戦する政治姿勢について石破は「なにものも恐れずただ国民 のみを恐れて戦っていく」と意気込みを述べたが、当初の「正直・公正」 をキャッチコピーとして打ち出すことには陣営内で個人攻撃に対する異論 が生じ、結局採用を避けた。安倍のどこが不正直でどこが不公平なのかは 指摘しにくく、もともとこのコピーには無理があり、最初からつまずいた 形だ。

安倍の「現職がいるのに総裁選に出るというのは現職にやめろと言うのと 同じだ」という主張に対しても、石破からは明確な理由の説明がなかっ た。石破の「政治の信頼を取り戻す」と言う発言からは、意気込みばかり が先行して、具体策に欠ける姿勢が鮮明になるだけだった。

石破は記者会見で「安定した政権運営は特筆すべきだ」と安倍政権をたた えたが、賞賛しながら立候補という矛盾は総裁選の歴史から見ても珍しい。

焦点の憲法改正について、安倍は「あと3年間でチャレンジしたい」と、 任期中の9条改正に意欲を表明。これに対し、石破は「丁寧に説明してい かないといけない」と拙速な動きをけん制、首相との対立軸を明確にした。

改憲論議は、もともと安倍が昨年5月、9条1項(戦争放棄)、2項(戦 力不保持)の規定を維持して自衛隊を明記する案を提起したことから始 まっている。

石破は従来「9条改正が緊急性があるとは考えていない。9条改正は国民 の理解を得て行うべきであり、スケジュールありきで行うべきではない」 との立場である。

しかし、安倍は「いよいよ憲法改正に取り組むときがきた。自衛隊が憲法 違反ではないと言いきることができる憲法学者はわずか2割に過ぎない。 自衛隊員が誇りを持って任務をまっとうできる環境を作るのは政治家の使 命だ」と9条の改正に踏み込んでおり、石破の姿勢とは異なる。憲法改正 をめぐって、安倍が意欲を示す「自衛隊の明記」について、石破は、かね てから「緊急性があるとは思わない」と指摘している。

石破は「憲法改正は必要なもの急ぐものから取り組むべきだ」として参院 選での合区の解消や、大規模災害など非常事態の際に政府に権限を集中さ せ、国民の権利を制限する緊急事態条項などを「喫緊の課題」とした。石 破は従来から9条改正について「国民の理解を得て世に問うべきだ。理解 なき改正をスケジュールありきで行うべきではない」と、その緊急性を否 定している。しかし、9条改正は自民党の結党以来の党是であり、改憲す る以上は9条に取り組むべきであろう。

石破が主張している「防災省」の設置についても、安倍は「防災省を作っ ても、自衛隊や海上保安庁、厚生労働省を動かすには総理大臣が指示しな ければならない。そこをどう考えるかだ」と指摘するとともに、「スピー ディに政府を糾合できるのは首相だけだ」と屋上屋を重ねることに否定的 な考えを示した。

総裁選の進展状況は、まず国会議員票で安倍が石破を圧倒的にリードして いる。選挙は議員票405票と地方票405票で争われる。安倍陣営には党内7 派閥中、安倍の出身である細田派など5派と竹下派の一部が参加。国会議 員405人の85%は安倍支持に回るとみられている。

一方、石破に接近しているのは参院竹下派。尾辻秀久元参院副議長が選対 本部長として旗振り役を演ずる。尾辻は「武士道を真ん中に据え、正々 堂々、真正面から戦おう」と宣言しているが、広がりが見られないようだ。

石破が唯一活路を見出そうとしている地方党員・党友票についても首相が 先行しているとみられている。6年前は石破を大きく下回ったが、今回は 完勝を目指して安倍は47都道府県のうち7割超の地方議員と面会するなど 先行している。

安倍選対の事務総長を務める元経済再生担当相甘利明は10日、党員・党 友票について「6年前に石破茂元幹事長が取った得票率は超えたい」と述 べ、55%以上の得票率を目指す考えを示している。安倍の圧勝は動かない 情勢だ。

 
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ロシアが中国から800億ドルで金塊を購入
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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成30年(2018年)9月11日(火曜日)
        通巻第5823号  <前日発行>
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 摩訶不思議、なぜ? ロシアが中国から800億ドルで金塊を購入
  外貨減少のロシアが米国債を売却した分に相当する巨額だが、この話 は本当か?
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ロシアが中国中央銀行から800億ドル相当の金塊を購入したという。この 報道はプラウダ(英語版、9月6日)で、同紙はフェイクニュースも多い ため、全幅の信頼は出来ないメディアだが、興味津々である。

第一になぜ中国が虎の子の金塊を売るのか

第二になぜロシアは虎の子のドルで支払ったのか?

すでにドイツは数年前にアメリカに預託してきた金塊を引き揚げ、その金 保有量は3000トンを超えている。

過去10年、世界一の金購入は中国であり、ついでインド、サウジ、UAE と続くが、日本は先進国中最低であるうえ、日本が保有するはずの金塊は ニューヨーク連銀の倉庫に保管されたまま。日本政府は返還要求をしてい ない。

最近、ロシアのモスクワ証券取引所と中国上海の金取引所は協定に署名し ているが、これは通貨スワップとは無関係である。ロシアが2018年1 月から5月までに保有してきた米国債を売却したことは、米国の財務省速 報で明らかとなった。

もし、ロシアが中国から金塊を購入していたとすれば、ロシアの外貨準備 の5分の1が、金の保有となる。これはルーブルの価値を強めこそすれ、 弱めることはない。

となると最後の推量は以下のごとし。

中国は表向き3兆1000億ドルあると豪語している外貨準備が、事実上底を ついており、したがってドルを得るために、金塊を売却して当座の外貨の 手当をした。それで米中貿易戦争激化にともない当面の応戦態勢を整え た、ということかも知れない。あるいはロシアから原油、ガスならびに武 器輸入の代金に振り替えた可能性もある。
     
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書評 しょひょう   BOOKREVIEW  書 
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 切支丹大名はなぜ戦後、評価が一転して美化されたのか?
   日本の女を奴隷として売り飛ばし、内乱を企てた過激派が?
 
 高山正之『マッカーサーは慰安婦がお好き』(新潮文庫)
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本書は辛口コラムの文庫化第八弾。ほぼ朝日新聞批判に費やされている が、一箇所、切支丹伴天連のことを書いた説があるので、このコラムで は、そこだけを切り取って紹介する。

「日本にきた宣教師にいい人は少なかった。例えばイエズス会のルイ ス・デ・アルメイダらは布教地の神社仏閣をぶち壊させた。キリスト教以 外に神は要らない」

率先したのは高山右近で、彼の治めた高槻では僧侶と神官を迫害して、 神社仏閣は廃墟と化した。仏像など仏教美術の文化遺産は燃やされた。

評者(宮崎)は、この8月にも高槻を歩いたが、市内の教会には白亜の 高山右近像が建立されていて、なんだか悲劇の主人公のように祭られてい る。右近が追放されたマニラにも、カソリックの土地であるため、パコ駅 前(その昔、この一帯は日本人町だった)の公園に高山右近像が聳えてい て、なんだか違和感がある。近年、高槻とマニラは姉妹都市である。

アルメイダはユダヤ教の両親がカソリックに改宗したため、強い感化を 受けゴアからマカオに渡り、それから日本にやってきた。病院などを私財 を投じて建設した美談が強調されているが、彼の医術は呪術であって、キ リスト教の奇跡をもって布教の武器としたフシが濃厚である。かれはとり わけ九州全域での布教に尽くした。

ところがアルメイダ布教地の大村家(長崎)や大友家(大分)では藩内 の女を無理矢理つれてきて奴隷として売った。彼の臨終地は天草だった。

「火薬一樽を女50人と引き換えにした。日本の女は高く売れた」と高 山 氏は続ける。

天正少年遣欧使節一行は、欧州の各地で日本の娘らが裸にされ、秘所丸 出しのママ、思い鎖で?がれて奴隷として売られている現場を目撃して衝 撃を受けたと報告している。

「秀吉は怒った。元締めのガスパール・コエリヨに売った女を連れ戻せ と命じた。世に言う伴天連追放令だ。対してコエリヨは切支丹大名に秀吉 を潰せと唆し、奴隷商売も一向にやめようとしなかった」

 著者の高山氏とは同じ名前だが、考え方が180度も異なる高山右近 は、 秀吉の寵臣だった蒲生氏郷や、荒木村重麾下の中川清秀らをキリスト 教 に改宗させ、その宗教的指導性は黒田官兵衛にも及んだ。

のちの島原の乱は敗残兵らが「まるで支那人みたいに徒党を組み、野盗 と化して民を襲っては略奪して、ついには原城に籠もった。攻めあぐむ幕 府にオランダ人が海からの砲撃を申し出た。こちらは新教。原城の旧教徒 をやっつけるのに何の痛痒もありませーん。日本人は呆れ、以後ずっとキ リスト教を邪宗門と呼んで、その布教を禁じた」(同書 211p−212p) のである。

       
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読者の声 どくしゃのこえ READERS‘ OPINIONS 読
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(読者の声1) 中国では「日本好き」が昂じて、旧日本軍の軍服姿で写真 を撮るのが流行っているのだとか。

「南京では2月に南京大虐殺のモニュメントがある場所で、中国人男性2人 が日本軍の軍服のコスプレ姿で、仲良く肩を組み、お互いVサインをして いる姿を自撮りしてネット上に投稿。この写真が拡散し中国内では複雑な 反響を巻き起こした。警察当局は2人が公共秩序を乱したとの疑いで、15 日間の行政拘留処分を科している」
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180909-00000009-pseven-cn

南京や上海はじめ北京・天津なども第2次大戦中は平和でした。共産
党がいくら洗脳教育をしても蒋介石時代の国民党の横暴、さらには共 産 党の圧政を経験した世代から「日本人がいた頃は良かった」という話を 聞いて育った人も多いことでしょう。

辻政信の本に出てきますが、南京に国民党が戻ってきてから賄賂の割合が 急増し、経済の悪化で外貨を持っている人間は見つけしだい射殺、壁に銀 貨を隠し持っていた老婆は価値のない紙幣に無理やり替えさせられ自殺し てしまう。

政府のやり方は国民党も共産党も同じですから金持ちの中国人は必死で 海外に資産を逃避させ、貧乏人は現物に替えようとする。

アメリカとの経済戦争も米国が圧倒的に有利、中国は高速鉄道の負債だけ でも80兆円を超えています。一体どうなることでしょうね。
   (PB生、千葉)

            

         
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重 要 情 報
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 ◎何故「パワハラ」などという奇怪な言葉を使うのか:前田正晶

お陰様でテレビでは連日連夜塚原夫妻のパワハラ騒動で持ちきりだ。私は 独り密かに悲憤慷慨している。無駄な言動だとは百も承知でいうのだが、 こんな英語の熟語はないし、文法的には破綻している。でも有識者も、立 派であるべき評論家も弁護士さんたちも躊躇わずに「パワー・ハラスメン ト」か「パワハラ」と言う。何故「権力者による不当な圧力か嫌がらせ」 という日本語を使わないのかと、私は怒っているのだ。

それだけではない。新聞の投書欄を見ても一人の英語教師からの「このよ うな出鱈目なカタカナ語を使うのは止めよう」という意見が出てこない。 英語を教えておられる方々はおかしいとは思わないのかと、おかしいと 思っている。誰か一人くらい出鱈目振りを指摘してくれないかと願ってい る。英語の先生方とすれば「メンタルは形容詞」であり、「パワー」を 「力がある」か「力強い」という意味で使うのもおかしいと言って欲しい のだ。

Oxfordでは「身体的な力がある」という解釈は4番目にやっと出て来るの だが。

私は最早カタカナ語の奔流を止めることは不可能だと認識しているし、 「使いたい方はご自由に使ってください」と言っている。だが、情けない のは有名な大学で学んでこられた方々が何ら躊躇することなく「メ ジャー」だの「フリップ」だの「セキュリティー」などと言ってしまうこ とだ。おかしいとか恥ずかしいとは思わない感覚に呆れている。だから、 「テレビ局にこう言いなさい」と指示されているのだと疑っている。そう だったとしたら、何故「間違ったカタカナ語は使いたくない」と抵抗しな いかと奇異な感にとらわれている。

 ◎価値観の変化か倒錯か?:前田正晶

台風21号に襲われて関西空港は停電もしたし、数千人(8,000人との説も 出たが)のお客様が暗闇の空港に取り残された。一方では遙か北の北海道 でも大規模な停電が発生していた。本稿の主旨ではないが、私は北海道の 停電の件では菅直人の大失政を目一杯非難した。原発を止めさせたのは誰 かと。
私がここに指摘したかったことは、関空でもそうだったし確か千歳空港で もと思ったが、電気が通るやいなや人々は電源に殺到してスマートフォン の充電に狂奔したのである。私は「何たることか。それよりも優先するこ とがあるのではないか」などと野暮は言わない。驚くよりも何よりも、現 代人の生活では「価値の基準がスマートフォンにあるのだ」と、あらため て痛感させられたのだった。スマートフォンなどを持とうとも(「持って も使えないだろう」って言うか)欲しいとも思わない。

だが、現在ではスマートフォンの用途及び応用範囲というか、その中の 「アプリ」等が拡張され過ぎているようで、最早電話も出来る携帯用PC
の如きであるから、生活必需品となっているのだろう。だが、食べ物も水 も寝場所もない暗闇の空港でスマートフォンだけが使えても何の足しにな るのかと思ってしまう。それとも電車の中で屡々見かけるように良い歳を した大人がゲームをして時間を過ごそうとでもいうのかと思った。もしも そうであれば、それは価値観の変化ではなくて倒錯だろうと思ったのだ。

とは言って見たが、現代では何事もスマートフォンなしではやっていけな い時代になったのは間違いない。ではあっても、私にはPCが曲がりなりに も使え、台所にはIH式のコンロを導入した辺りまでで、85歳と80歳の夫婦 としては時代の変化と進歩に対して善戦健闘していると自負しているのだ が。どんなものだろう。

 ◎Colloquialism =口語体:前田正晶

このことも何年か前に採り上げたことだが、日本語にも同じことが言える ので日常会話で使っている言葉と社内の報告書や外部に出す文書では自ず と使う言葉が異なってくるので、英語にもそういう使い分けの仕方がある と言うことだ。今回採り上げるColloquialismとは「文語」(=Literary language)と対極にある「口語」のことである。Oxfordには”A word or phrase that is used in conversation but not informal speech or writing.”とある。私は文語の反対語で話し言葉くらいに考えておいて良 いと思っている。信頼するに足る大修館の辞書「ジーニアス」には反対語 は”literary”となっているようだ。私はこれと慣用句の区別は難しいと考 えているが。

正直なことを言えば、私はこの「口語体」と「慣用句」はその両者の間 で、何処に線を引けば良いのか解らなくなることがある。要するに「単 語」だけを覚えていても、英語にはその文章の意味が把握できない表現が 多いという意味でもある。

そこで、私が思う簡単な例文を先ず挙げてみれば、

I’ll be sure to get it done.=「間違いなくやり遂げます」というのが ある。これはこういう意味になるのである。実は、何時のことだったか上 司に面倒な作業をしておけと言われ「イヤだな」と思って何気なく I’ll try to see what I can doabout it. と言ってしまった。すると途端に不 機嫌な顔になって「それはやる気がないと言っているのと同じだ」と叱責 されたのだった。そして教えられたのが I’llbe sure to get the job done. だったのである。

他にも幾つか例文を挙げておこう。

It’s up to you. =「君次第だ」か「君が決めること」
I’ll sleep on it. =「今晩一晩考える」

Let’s hit the sack.=「さー、寝よう」
I’ll give you a buzz. =「電話するよ」

How are you getting along in this hot weather? =「暑さの中で頑 張っているかい」とでも言うか。

I’ll buy you a lunch. =「私が昼飯をおごるよ」

You are telling me. =「ご冗談でしょう」のことだが、No kidding. で も良いしDon’t fool yourself. などと言うのもある。

少し長い文章になるが、

Thanks a million for your kindness extended to me when I visited the United States last time. =「前回訪米した時の歓迎に感謝する」 とでもすれば日本語の訳になるか。例文の”Thanks a million”以下は話し 言葉であり、これを固い語体に書き換えればいくらでも言い方はあるが、

Let me take this opportunity to express my most sincere appreciation to you for your kindness and hospitality, during my last visit with the United
States of America.もその一例になるだろう。

この辺りは所謂“Thank you letter”(=お礼状)に屡々登場する決まり文 句のようなもので、日常的にはこういう話し方はしない「文語体」だ。な お、私はアメリカ人というかトランプ大統領が日常的に使う”I’m gonna 〜.”(I am going to 〜.”の省略)であるとか、”I wanna 〜.”(I want to 〜.の短縮形)も口語の中に入れても良いだろうだと考えている。だ が、こういう言い方は I am going to や I wantto と言う話し方が固ま らない段階で使うべきではないと指摘しておく。

同様に広く使われていると思う例に”Me, too.”がある。これは文法的にも 誤りであり、アメリカの知識階級の人たちが公式の場などでは使わない言 葉である。即ち、厳しく言えば「私は無教養です」と告白しているのと同 じだと言うこと。私はこういう言い方をせずに ”The same here.”か”I think so, too.”等を使って欲しいと思っている。




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身 辺 雑 記
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12 日の東京湾岸は予報に反し晴天。

11 日夜は自宅のある亀戸近くの韓国風居酒屋で気の置けない男女約10人 で飲み会。東大出の息子を持つ美女もいて楽しかった。美女が加わると会 が 明るくなる。             読者:5580人






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創刊日:2004-01-18  
最終発行日:  
発行周期:不定期  
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  • 名無しさん2018/09/12

      「現代医学は、癌細胞の定義をあきらめました」と近藤誠医師が断言する。



     「昔は、癌細胞と言えば、増殖して患者を死なせるという存在でした。だから、悪性新生物と呼んだのです。しかし、顕微鏡で細胞検診するほど判らなくなってきた。よく十人十色と言いますが、癌細胞は千人千色です。いかにも悪そうな細胞が、実はおとなしくて、おとなしそうな細胞が凶悪になる。だから、現代医学では、癌細胞の定義はないのです」



    「それはおかしいじゃないですか。現に癌検診では、最終的な生検で、細胞を病理医が顕微鏡で観察して、「これは癌だ。これは違う」と判別して、本人に癌告知をされているじゃないですか? 癌細胞の定義がないのなら、彼ら病理医は、何を根拠に決めているのですか?」と質問する。



      近藤医師は「実にいい質問です。彼等病理医は気分で決めているのです。その証拠に、病理医は朝、「これは癌だ」と判定した同じ標本を、夕方に見せると、「癌じゃない」と言う。さらに困ったことは、外科の方から、病理に「怪しいのは、みんな癌にしといて・・・」と言ってくる。だから、病理医も心得たもので、怪しいヤツは、全て癌にする」と証言している。



      癌細胞も、誰が見ても癌と言う真っ黒から白まで、グレーゾーンがある。病理医はグレーゾーンも全部癌と言うことにして診断書を書き、患者に告知する。患者本人は、通知者に青くなり膝が震え、家族は泣き崩れる。まさか、「気分で決めた告知書」なんて、夢にも思わない。だから、検診で見つかる癌は癌じゃない。ガンモドキであり、「良性」なのである。癌細胞は何もしなければおとなしい。



     (欧米で癌ではないが、日本では癌になる)



      驚愕すべきは、癌検診の判定が気分で決められていることであり、癌ではない良性細胞を癌だと偽って、「診断書」をでっち上げていることである。近藤誠医師は、何の問題も無い良性変化を、悪性癌だとでっち上げる手口の一例を教えてくれた。それは初期胃癌の診断である。体調が悪い時、口内炎になった経験があるが、口の内側粘膜に水泡が出来たり、ただれたりすることがある。それを医学用語で「異形上皮」と言う。上皮とは組織や臓器の表皮の事である。日本の癌学界では、同じ変化が胃の内壁にあると、早期胃癌と判定し、胃の切除を命ずる。口内炎を癌だと医者が言ったら、さすがに「あなた馬鹿じゃないですか」と誰でも怒る。ところが胃の内部だったら、「ああ、そうですか」と顔面蒼白で受け入れてしまう。欧米では胃の異形上皮は癌と判断しない。2-3日の絶食をすればいやでも治る。ところが日本では、「早期胃癌、胃の部分切除」と医者は叫ぶ。ここでも詐欺と恫喝と傷害が堂々と行われている。



     (初期大腸癌は嘘八百)



      さらに悪質なのが早期大腸癌であり、やはり粘膜に異形上皮があるだけで「大腸粘膜癌」と診断し、「大腸部分切除」を強行する。欧米の医師なら、「異形成」で癌ではないので、そのまま帰宅させる。しかし、日本では開腹手術になってしまう。欧米のドクターが知ったら、クレイジーと仰天する。日本では癌として切除するポリープも、欧米では「高度異形成」で癌ではないので放置している。異形上皮を何でも癌だとでっちあげて、切りまくるのは日本だけである。(テレビドラマに「ドクターX」と言う番組があるが、失敗しない女医の物語であり、世界最高峰の手術をすれば、人は助かるのだというメッセージが感じられる)



      ガンモドキの多くは、異形上皮つまり、口内炎レベルの病変である。もともと癌でないので、すぐ治る。最近、癌が治りやすくなったと言うが、もともと癌でないのだから当然なのである。癌保険もこのカラクリを認めている。「契約書」の隅っこに小さな文字で「上皮癌には適用されません」と書いてある。保険会社は、それが癌ではないことをとっくに知っている。



     (前立腺癌50人中49人はガンモドキ)



      「日本人男性の前立腺癌で、悪性は約2%で残りは良性である」と近藤誠医師は言う。つまり、前立腺癌と診断された男性の50人中49人はガンモドキなのである。癌患者はでっちあげられている。なぜ、病院はでっちあげるのか? それは、癌患者1人につき、最低でも1000万円は儲かるからである。だから、男性陣が前立腺癌の検診を受けると、前立腺肥大、炎症など他の病気でも、殆どすべて前立腺癌にでっちあげられる。他の病変でも癌にしてしまう。それは、日本だけに限らず、世界的傾向である。とりあえず癌と言うことにしておけば、抗癌剤、放射線、手術と高額医療で稼ぎ放題となるからである。



     (前立腺癌で手術すると、オムツ使用、勃起不能となる)



      前立腺癌だと診断されると、医師は深刻な顔で手術を勧めてくる。前立腺に何本もの針を刺され、さらに手術を受けると、悲惨な予後が待ち受けている。まず、2人に1人は小便が垂れ流しになる。だから、一生オムツの世話になる。さらに男性機能は完全に失われる。しかし、50人中49人が前立腺癌だと騙されている。その事実を知ったら、患者は怒り心頭だ。だから無知は悲劇であり、喜劇なのである。癌でないのに、癌だとでっちあげ、信じられない医療犯罪は今も横行している。女性ではマンモグラフィなどで乳癌と誤診され、乳房を切除される。単なる乳腺炎などを癌だと騙して、乳房を全摘する。それを近藤医師は、「証拠隠滅のためだ」と言う。医者が診断の根拠としている数値、装置も出鱈目である。例えば、前立腺がんの診断基準とされてきた腫瘍マーカー(PSA数値)や乳癌検診のマンモグラフィも、米政府は「誤診が多く推奨しない」と今頃になって言い出した。つまり、PET検査、CTなど最新機器も誤診だらけであり、信用しないことである。



     (マンモグラフィ検査は捏造である)



      日本女性12人に1人が乳癌にかかると言われている。だから、政府は乳癌検診を積極的に呼び掛けている。しかし、これは癌でもない女性を乳癌に仕立てる恐るべき罠なのである。その第1の罠が、マンモグラフィ検査である。「マンモグラフィ検診論文の8本中6本は捏造した欠陥論文だった」と岡田博士は断言している。学術的に完璧だったのは2論文だけだった。そのいずれも「マンモグラフィ検診は無効」と断定している。それなのに、日本の厚生省は2004年にマンモグラフィ検診導入を決定した。無効と判定されている検査方法をあえて導入しているのは、国際医療マフィアの言いなりになっていることを示している。



     (米政府のマンモグラフィ禁止の衝撃)



      米政府は2010年11月16日に「40代女性にマンモグラフィは推奨しない」と実質禁止を表明した。米癌協会(ACS)が、マンモグラフィ推進を開始したのは1983年であり、アメリカ女性は27年間も騙されてきた。そして日本女性は、未だに洗脳され続けている。米政府がマンモグラフィ禁止を打ち出した理由は、この検査が無効だけではなく、誤診を多発させるからである。少なくとも2ー3割は乳癌ではなく乳腺症だった。癌ではない女性を癌にでっちあげ治療に引きずり込んでいた。その事実も米政府は認めた。恐るべきは強い発癌X線を乳房に照射することであり、乳癌を発症させるリスクである。乳癌検診で乳癌になる。マンモグラフィは、女性を乳癌にでっちあげ、抗癌剤、放射線、手術などのおいしい利権の獲物にするための仕掛け罠だった。日本政府は未だに罠で狩りを進めている。

  • 名無しさん2018/09/12

    加瀬英明先生,もしくは事務所

    のメールアドレスをご連絡ください。



    連絡先;tosasa@hotmail.com

  • 名無しさん2018/09/12

    豚の尻尾が無い清国人 / 支那人であることが恥ずかしい (後編)

    http://kurokiyorikage.doorblog.jp/archives/68731471.html

    関西生コン支部ガサ入れ映像が197万回

    辻元清美議員と武建一容疑者 (3)

    http://blog.livedoor.jp/the_radical_right/archives/53293719.html

    NHKへの警告書

    http://yh649490005.xsrv.jp/public_html/2018/09/09/2701%e3%80%80%ef%bd%8e%ef%bd%88%ef%bd%8b%e3%81%b8%e3%81%ae%e8%ad%a6%e5%91%8a%e6%9b%b8/

    「正直、公正、石破茂」の違和感 安倍首相に対する野党の印象操作に“悪ノリ” 

    https://www.zakzak.co.jp/soc/news/180818/soc1808180004-n1.html

    ストロー浄水器

    https://www.google.co.jp/search?q=%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%AD%E3%83%BC%E6%B5%84%E6%B0%B4%E5%99%A8&source=lnms&tbm=isch&sa=X&ved=0ahUKEwj-06Xu8LHdAhXMaN4KHe-FA6UQ_AUICygC&biw=1097&bih=531&dpr=1.75

    石破茂は北朝鮮工作員?美女接待ハニートラップ 石破自身が東電の大株主、娘が早稲田から東電入社 

    http://blog.livedoor.jp/matrix_zero1/archives/2072761.html

    予防接種ワクチン禍事件

    https://www.cc.kyoto-su.ac.jp/~suga/hanrei/120-1.html

    伊勢雅臣さんに学ぶ。和を重んじる日本人のルーツは縄文時代人。

    https://ameblo.jp/gekiokoobachan/entry-12403561166.html

    韓国の文化

    http://hatekorea.blog.fc2.com/blog-entry-55.html

    拡散【漫画】試される覚悟、踏み出す勇気。ネット保守の現場戦力化【日本を護る人はシェア】

    https://samurai20.jp/2018/09/goahead-9/

    ホロビッツ博士の警告・ワクチンによる大虐殺 

    http://asyura2.com/sora/bd15/msg/647.html