政治・経済

頂門の一針

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頂門の一針4789 号  2018・9・1(土)

2018/09/01

                         
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わたなべ りやうじらうのメイ ル・マガジン「頂門の一針」4789号
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       2018(平成30)年9月1日(土)



       シリコンバレーは反トランプの巣窟:宮崎正弘

        介護保険のサービスとは:大阪厚生年金病院

         中国の軍事膨張で正念場の日本:櫻井よしこ
         
                                 
                      話 の 福 袋
                       反     響
                       身 辺 雑 記


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第4789号
                             発行周期 不定期(原則毎日発行)
             
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シリコンバレーは反トランプの巣窟
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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成30年(2018年)8月30日(木曜日)
        通巻第5809号 
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 シリコンバレーは反トランプの巣窟。ハリウッドは中国資本漬け
  カリフォルニア州は、アメリカのなかの「別の国」だ
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シリコンバレーは左翼リベラルの巣窟、赤いハリウッドより左翼的との批 判がある。

8月28日に、トランプ大統領はツィッターで「メディアの垂れ流す70%は フェイクニュースだ」としたうえで、グーグルを攻撃した。

「トランプ自身のニュースの検索結果が不利になるよう『不正に操作』さ れている」とも発言している。印象操作は政治宣伝の初歩である。

翌日になってグーグルは正式に反論し、「いかなる操作もしていない」と した。 

グーグルに限らず、たとえばウィキペディアの解説もひどいものである。 政治的偏向が顕著で、たとえば筆者の項目をみても、ずいぶんと左翼的プ リズムからの批判が目立つ。

グーグルの中国版は「百度」だが、共産党を批判するような内容はすべて 削除されている。

「習近平」と打ち込むと礼賛ばかり、「自由」「法治」「人権」などの項 目はなく、直近では「プーさん」を検索しても出てこない。
 
現実にグーグル(CEO)も、フェイスブック(CEOザルツバー ガー)、アマゾン(CEOジェフ・ベゾス)もアップル(CEOティム・ クック)も親中派であり、検閲問題で北京政府と揉めて一度は撤退した が、いまも中国市場の巨大さに引かれている。

唯一例外的にシリコンバレーでトランプ支持はペイパルの創業者ピー ター・ティールだ。

なにしろカリフォルニア州は、ロスアンジェルスの共和党系シンクタンク の関係者の言では「クレージーカントリィ」であり、容共、親中派の代表 格がフェルドスタイン上院議員である。彼女の秘書が、じつに二十年にわ たって中国のスパイだったように、共産主義に甘い考えを持つ人が多い。

サンフランシスコが拠点の下院少数党院内総務でもあるナンシー・ペロシ 上院議員は女性初の院内総務、議長を務めたが、思想的にLGBT支持派 であり、ファインスタイン上院議員と同様なリベラル派だ。

ただしペロシ女史は、こと中国となると人権批判の急先鋒であり、天安門 事件批判。人権擁護、反中である。

人口動態から言っても、白人よりヒスパニック、アジア系、黒人の比率が 多く、アジア系にはベトナム、アフガン、インド、韓国系が突出してい る。この特徴的な人口構成の戦局では民主党支持者が圧倒的である。

シリコンバレー同様にハリウッド映画も怪しい。中国批判映画をさっぱり 作らなくなった。チャイナマネーと巨大市場に、批判をやめたのだ。
このような背景も踏まえた上で、トランプのグーグル批判が飛び出したと 言える。

    
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書評 しょひょう BOOKREVIEW 書評 BOOKREVIE 
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 神道は日常を律するこころの信仰、フィロソフィー=人生哲学だ
  教典もない、信徒もいない。神社境内には異教徒でも誰でも入れる

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マンリオ・カデロ、加瀬英明『神道が世界を救う』(勉誠出版)
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神道を語らせたら、この二人ほど適切な語り部はいないだろう。
カデロ(サンマリノ大使)は、在京外国大使団の長(在日外交団長)も努 められる人だが、サンマリノに自ら音頭を取って神社を建立されたほど日 本文化、歴史に造詣が深い。

加瀬氏は外交評論家として八面六臂の活躍をされているが、他方で『論 語』など中国古典、漢籍に明るく、そのうえ神道に詳しいことは氏の著作 『ジョン・レノンはなぜ神道に惹かれたのか』を読めば納得がいく。

それはともかく神道は「宗教ではない」「信徒がいない」「教典がな い」。したがって経文もない。「天国」も「地獄」もない。

神道は自然崇拝であって、合理・主知の近代の智恵とは無縁の、自然な姿 から発生し、争い事は好まず、また寡黙である。

日本人の特性を形づくってきたのは、やはり神道が基軸だったのだ。

神道がやや歪んだのは、まず仏教伝来があって、「かたち」が必要となり 鳥居が出来た。この対談では仏教が日本に渡来して神道化したのであり、 神仏混淆ではない、と従来の宗教解釈に異論を唱えられる。

戦国期、切支丹バテレンがやってきたため、神道に解釈学が流行する。カ デロ大使はイエズス会という訳語は誤りであり、ただしくは「イエス軍」 だと言えば、加瀬氏は「いまのタリバンやアルカィーダのような過激派 だった」という。

江戸期には国学の興隆があって、さらに明治維新では廃仏毀釈という過激 な国学思想が産んだ攘夷運動に神道が巻き込まれ、戦後はGHQが神道を 宗教と誤解して、あやまった政策を押しつけたため、現代日本人の認識に 誤謬がでた。

日本古来の神道は宗教ではない。

本来、神道は古事記、日本書紀にあらわれた神話が象徴するように、日本 の歴史の根幹には日本人の神への崇拝、崇高なものへの憧れが底流にあった。

下記の対話箇所が、おそらく本書の真髄である。

 カデロ 「神道は宗教というよりも、人々の日常を律している『ライフ スタイル』――生活態度か、『フィロソフィー』ーー人生哲学だといったほ うが、よいのでしょう」

加瀬 「宗教が理性にもとづいている信仰であるのに対して、神道は心の 働きです。こころの信仰です」

こころのなかを覗けるのは神のみである。合理主義やニヒリズムに覆い尽 くされた日本の近代、その西洋的理性が、いま崩壊しつつあるときに、哲 学不在の日本で、もっとも見直されるべきこころの信仰であるとして、二 人は広範に語り合いを続ける。

カデロ大使が言う。

「(伊勢神宮の式年遷宮に外交団長として招かれた折)、暗闇のなかで篝 火が勢いよく燃えさかる、漆黒の静まりかえった境内で式典が行われ、 神々しい時間がすぎてゆきました。深く感動しました。時間がたつのを忘 れて心が揺さぶられました。じつに神秘的な体験でしたね」

加瀬氏は「深い自然がそのまま神威をなっており、古代から変わることが ない社殿によって、心が休まり洗われます」

AI革命とか、スマホ全盛の、合理主義と主知主義が蔓延し、グローバリ ズムとかの共産主義と酷似した考え方が流行する現代という精神の荒廃状 況のなかで、神道の見直しが今後も本格化するだろう。
   
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 読者の声 読者の声  読者の声 読者の声 
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(読者の声1)28日の日本文化チャンネル桜の番組をみておりました。宮崎 さんが、マハティールショックに関して説明されており、興味があったの で、御新刊『米中貿易戦争で始まった中国の破滅』(徳間書店)を購入し ました。

あと50ページほどで読み終えますが、やたら地名、人名がややこしく出て くるので、頭の中の整理が大変です。世界地図を横に置いて読んでいます (苦笑)。

 まさに先生が土曜日の討論番組でも指摘されたように、「一帯一路、末 路」という表現は、現在の中国を説明するに、ぴったりではないかと思い ます。(NN生、中野)

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(読者の声2)8月26日のインパクト・ジャパンの記事に「中国の侵略に 直面する地域の戦略」としてジェームズ・A.ライヤン元米海軍提督の寄稿 が掲載されています。(カナダ・フリー・プレス 寄稿)
下記の通りです。

今日我々は、前線の多方面で中国の侵略や拡張主義という挑戦を受けてい る。明らかに中国の一義的な戦略目標は、西太平洋とアジア周辺の土地を 支配することである。周辺の土地とはユーラシアを囲む沿岸地帯のことで ある。

我々は数十年にわたり中国経済の成長を奨励し、そのことで全体主義の中 国共産党が厳格な支配を和らげ、中国人民を大いなる自由へ導くだろうと 期待をこめたものだ。この政策は明らかに誤ったもので、失敗した。

トランプ大統領と国家安全保障チームは多くの意味で、オバマ政権および その前任政権の誤った政策から回復できるとみる。北朝鮮は侵略的な核兵 器計画を打ち出すことで、早急にトランプ政権の注意を引く必要があった。

私がいつも言ってきたように、北朝鮮には中国の支援や直接の援助なくし て如何なる核計画も存在しないだろうし、今日見られる進歩のひとつもあ りえなかったのだ。

中国の支援は技術の提供だけでなく、8台から10台を数える16輪移動式の 発射台搭載車両(TELs)も含み、これが核弾道ミサイルを通常2時間か かるところ、30分で発射する能力を北朝鮮に与えているのだ。

さらに私の見解では、中国の習近平国家主席は北朝鮮の核兵器のコードす べてを支配しているとみる。

従ってトランプ大統領が去る6月12日シンガポールで金正恩と歴史的な 会合を開いたが、たとえ金がテーブルに着いたとしても、実際にはトラン プ大統領は習近平主席と交渉していたのだ。

金正恩が北朝鮮を非核化することに同意したと報道された一方、その目的 を達成すべき、どれもが疑問視されたままなのだ。

疑問視された結末は、私をして、オバマ大統領のイランとの核兵器合意を 思わせる。あの時、我々には我々の解釈があり、イランにはイラン自身の 解釈があったのだ。

次の直近の懸念は台湾である。
その場合は2017年10月6日に中国国家主席の習近平が中国共産党の第19 回全中大会で演説したことを想起すべきだ。大会で習近平は党のもくろみ として「世界を主導するグローバル・パワーとなり、ワールド・クラスの 軍事力をもつ」 中国にすると、宣言した。

これは実際には2020年に開始するという意味であり、中国は民主主義の台 湾に侵攻し、併合しようと試みるかもしれない。アジアにおける米国主導 の同盟システムを瓦解させることになる。

アメリカはカーター大統領が1979年に台湾関係法を成立させて以来、政治 的、軍事的な関係を維持する一方、外交関係は存在しないままであった。
この政策はレーガン大統領により、1982年6項目の確約として強化され た。しかし、これらはすべて中国の台湾侵攻を抑止するには不十分かもし れない。

ゴードン・チャンは最近、ライル・ゴールドシュタインのコラムに対して 執筆した中に「中国の台湾への侵攻を招かないようにしよう」と呼応し た。ライル・ゴールドシュタインはアメリカ海軍大学校の教授だが、この 人物は中国の領土的野心を温厚だとし、基本的にアメリカは中国の要求に 応じるべきだと主張する!海軍大学校の教授からこのような意見が出ると は信じられない。

明快かつ間違いのないメッセージを中国に発信するために、チャン氏はト ランプ大統領が台湾への攻撃はアメリカへの攻撃とみなす、と宣言すべき だと提案する。

彼はさらに、我々はその宣言直後に台湾との相互防衛条約を成立させるべ きだとも提示した。チャンはこの明快な「レッド・ライン」を引く中で、 過去に我々の立場を明示することに失敗した2つの事例を挙げ、結果とし て戦争に突入し、数千のアメリカ人の生命が失われた。

ひとつは1950年1月のディーン・アチソン国務長官により防衛の一線を画 すという公に向けた演説であり、そこには南朝鮮が含まれなかった。そし て論争するうちに、朝鮮戦争に至ったのだ。

2つ目の似たような状況は1990年に現出し、イラクとクウェート間で緊張 が激化した時期だった。エープリル・グラスピー大使はサダム・フセイン に内輪で話したのは「貴殿のアラブ-アラブ国間の紛争について、例えば 貴国のクウェートとの論争等、アメリカは、何の意見も持ち合わせない」 ということだった。古き良きサダム・フセインはこれを「青信号”」とら え、直ちにクウェートへ侵攻したのだ。

 ライル・ゴールドシュタインは失敗例のアチソン-グラスピー方式を適 用したいのだ。混在したシグナルを送るにはあまりにも多くの関与が介在 するのだ。さらに、中国の反米目標の証拠は、8月3日にアセアン諸国の 10ヶ国と中国の外相が合意、発表した中にみられる。

セアン会議で南シナ海の行動規範を採択しようと、一片の下案について交 渉中である。そのテキストは最終的に南シナ海の行動規範の基本になる。 中国が提案したひとつは、”軍事活動について当事者は通告のメカニズム を構築し、よって必要とみなす大規模な軍事活動を双方が告知し”、当事 者諸国は地域外の国との合同訓練を関係諸国に事前に通告することなく、 また、反対でないと表明されないかぎり、これを開催してはならない。” ということであった。明らかなのは、これがアメリカを南シナ海から追い 出す狙いである。

南シナ海の行動規範を一片の下案にしようと交渉が進んでいる。

我々はさらに数回の会合を経て最終的な南シナ海の行動規範として作られ ようが、これをアメリカは無視できるものではない。

我々は首尾一貫して地域への全体的なアプローチを戦略的に検討し、中国 の侵略的な戦術に対抗すべきである。

新たな戦略は日本、韓国、フィリピンとの防衛条約および、新規の台湾と の相互防衛条約を基本とすべきである。我々はこれらの保証を拡大すべき であり、その裏書を太平洋版NATOの組織として条約にすべきである。そこ にはインドを含む同盟諸国全体が組織される。時が肝要である。

 (ジェイムズ・ライアン氏は元太平洋艦隊司令官。元国連アメリカ軍上 級代表)
https://canadafreepress.com/article/a-regional-strategy-to-confront-chinas-aggression
  (インパクト・ジャパン)



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(読者の声3)「正論を聞く会」から宮崎正弘先生の独演会のお知らせです。
          記

とき   9月26日(水)午後6時半
ところ  大手町「産経プラザ」3階大会議室
講師   宮崎正弘
演題   「一帯一路、末路」(仮題)
参加費  お一人1500円(学生500円)
主催   正論の会(三輪和雄・代表)

    

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介護保険のサービスとは
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   大阪厚生年金病院
 

介護保険で受けられるサービス内容についてお話します。

A;家に帰っても自分で掃除や洗濯をするのがつらいのですが・・・
Q;入浴や排泄のお世話、衣類やシーツの交換、通院の付き添い、掃除、 洗濯、買い物、食事の準備など身の回りのお世話をヘルパーがしてくれる 訪問介護というのがあります。

A;床ずれがあるんですが、その処置が私にはできません・・・

Q;医師の指示のもとに看護師が訪問し、床ずれの手当てや点滴の管理を する訪問看護があります。

A;家にお風呂がなくて祖父をお風呂に入れてあげることができません・・・

Q;家庭の入浴が難しい場合、移動入浴車が訪問して浴槽を提供し、入浴 の介助をする訪問入浴介護や昼間施設に行き、食事や入浴のサービスを受 ける通所介護(デイサービス)があります。

これは家族が介護できない場合など利用したり、外に出て人と交流したい とかレクレーションを楽しみたい人が受けるサービスです。

A;家族で数日でかけなければならなくなったのですがどうしたらいいで しょうか?

Q;福祉施設に短期間入所して食事・入浴・機能訓練が受けられる短期入 所生活介護(福祉施設におけるショートステイ)があります。介護で疲れ た場合も利用してみましょう。

A;家に帰って病院のようなベッドを利用したいのですが、購入できますか?

Q;介護保険でできます。購入もレンタルも可能です。夜間のトイレが心 配な方には簡易トイレの購入や車椅子のレンタルもできます。

A;トイレやお風呂に手すりをつけたいのですが・・・

Q;転倒を防いだり、自立しやすい生活環境を整えるため、段差解消や手 すりをつけたりする住宅改修の費用が支給されます。ただし、一生涯の利 用限度額の決まりがあります。

これらの他にも訪問リハビリテーション・居宅療養管理指導・通所リハビ リテーションといったサービスもありますので必要に応じて利用してみて ください。

これらのサービスにかかる料金を介護度に応じた利用限度額の中でまかな います。

どんなサービスをどれくらい受けたいか、ケアーマネージャーとよく相談 してプランを決めましょう。 

いかがですか?介護保険について少しおわかりいただけたでしょうか?な かなかなじみがないかもしれませんが、これらのサービスを利用して自宅 の介護に役立て、少しでもご家族の介護の負担を少なくしていきましょ う。(完)



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中国の軍事膨張で正念場の日本
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        櫻井よしこ

8月16日、米国防総省は、中国の軍事・安全保障の動向に関する年次報告 書を公表した。非常に堅実で説得力のある内容だ。日本がいよいよ正念場 に立たされていることを切実に感じさせられるものでもあった。

ここで重要なのは国防総省や国家安全保障会議(NSC)の考え方と、ト ランプ大統領自身の考え方がどこで重なり、どこで離れていくのかを知っ ておくことである。米軍の最高司令官は、無論、大統領だ。

議会の承認も必要だが、大統領は殆んどの重要事項を独自に決めてしまえ るほどの強い権限を有している。大統領に制度上与えられている一連の強 い権限は、トランプ氏の型破りな人柄によって、一層増幅されていると考 えるべきだ。

トランプ氏は閣僚や補佐官に依存しない。大事なことでも相談さえしな い。独自に決断してしまいがちだ。今回のように国防総省が中国の軍事的 脅威を分析し、米国の取るべき道として非常にまともな方針や戦略を打ち 出したからといって、大統領がそれに従うわけではないということだ。米 国に依存せざるを得ない同盟国として安心などできないのだ。

今年の年次報告書は、中国が眼前の課題に対処しながら、大戦略を着実に 進めていることを真っ先に記述している。大事な点である。中国は21世紀 最初の20年間を「戦略的好機」の期間ととらえ、世界制覇を実現するため に多層的な攻略をしかけているが、その長期戦略から目を逸らすなと警告 しているのである。

中国は米国にも世界にも「騙し騙し」の手法でやってくる。弱小国に圧力 をかけるにしても、米国との衝突には至らないようにその直前で攻略を止 めて様子を見る。中国が世界規模で行っていることを見れば侵略や覇権の 意図は明らかなのだが、そこを突かれる直前に、「一帯一路」に代表され る経済に重点を置いたかのような政策を打ち出すことで、対中警戒心を緩 めさせる。その背後で再び侵略を進める。

中国海兵隊は3万人に拡大

この繰り返しが中国の基本行動型であることを、年次報告書は明記してい る。圧力、脅迫、甘言、経済支援の罠などを駆使して自らの望むものを奪 うその戦略を、習近平政権は「中国の夢」、「偉大なる中華民族の復興」 などという美しい言葉で宣伝してきた。「ウィンウィンの関係」「人類運 命共同体」などと謳いながら、習氏は中国人民解放軍(PLA)を世界最 強の軍隊にするために組織改革を含む中国軍立て直し計画を断行してきた。

中国の軍事力の驚異的ビルドアップの実態をきっちり押さえたうえで、年 次報告書はPLAの侵略的行動について具体的に警告する。

たとえば、上陸作戦を担う中国海軍陸戦隊(海兵隊)は現在2個旅団で約1 万人だが、これを2020年までに7個旅団、約3万人以上にまで拡大させると いうのだ。中国陸戦隊は一体どこに上陸しようというのか。台湾か尖閣 か。彼らは両方とも中国の核心的利益だと表明済みだ。

年次報告書には台湾と尖閣を巡る危機も詳述された。たとえば尖閣諸島周 辺の日本領海に、中国船は4隻が一団となって、平均すると10日に1回の頻 度で侵入、などと詳しい。

中国は海からだけでなく空からもやってくる。中国軍機による接近は急増 しており、航空自衛隊の緊急発進も増え続けている。昨年度の実績で全体 の約55%が中国軍機に対するものだ。PLAの爆撃機はいまや沖縄本島と 宮古島の間をわが物顔に往復する。空自の緊急発進はこれまで2機態勢で 行われていたが、現在は4機態勢、まさに尖閣周辺は緊迫の海だ。

そうした中、あとわずか2年、東京五輪までに中国海兵隊は3倍になる。彼 らの狙いが台湾にあるのは確かであろうが、尖閣諸島占拠の優先度も同様 に高いと見ておかなければならないだろう。

習氏は国家主席に就任する直前の13年1月に、PLA全軍に「戦争の準備 をせよ」と指示を下した。同年3月にはロシアを、6月には米国を訪れ、尖 閣問題について中国の主張を展開し、両国の支持を求めた。習氏の試みは 失敗したが、尖閣奪取の執念はカリフォルニアでのオバマ大統領との首脳 会談で浮き彫りにされた。なんと習氏は1時間半にわたって尖閣問題にお ける中国の立場を説明したのだ(矢板明夫『習近平の悲劇』産経新聞出版)。

ギラギラした目で尖閣も台湾も狙う習政権の戦略に対して日本版海兵隊、 水陸機動団は今年3月に2100人態勢で発足したばかりだ。五輪後の21年頃 には3000人に拡充予定だが、中国陸戦隊の3万人には到底見合わないだろう。

トランプ氏の考え方

にも拘わらず、日本に危機感が溢れているわけでもない。日米同盟が抑止 力となり、中国を思いとどまらせることができるとの考えが根強いせい か。現在の日米安保体制の緊密かつ良好な関係ゆえに、一朝有事には米軍 も日本を大いに扶(たす)けてくれるに違いないと考える人々が多いせいだ ろうか。しかし真に重要なのはトランプ氏の考え方なのである。

ロシアのプーチン大統領は敵ではなく競争相手だと言い、北大西洋条約機 構(NATO)諸国を悪し様に非難するトランプ氏は、そもそも同盟関係 をどう考えているのか。7月のNATO首脳会議にはどのような考え方で 臨もうとしていたのか。これらの疑問についてトランプ氏の考えを正確に 読みとっておかなければ大変なことになる。

8月11、12日付の「ニューヨーク・タイムズ」(NYT)紙が「米政府事 務方がトランプからNATOを守り通した」と報じていた。トランプ氏は 6月の先進7か国首脳会議(G7)で、カナダのトルドー首相を痛罵し、共 同声明に署名しないと宣言した。前代未聞のことだった。NATO首脳会 議が同様の失敗に終わることだけは避けようと、ボルトン国家安全保障問 題担当大統領補佐官がNATO各国と緊急に話し合った。万が一にでも、 トランプ氏がNATO脱退を言い出さないように、「肉がしっかり詰まっ た」NATO軍強化策を大急ぎで取りまとめたのだ。

柱は「4つの30構想」とした。「30機械化大隊、30飛行群、戦闘艦30隻が 30日以内に反撃開始可能」な軍事力を20年までに完成させるため、全加盟 国が具体的目標を設定し、直ちに取りかかると合意した。

合意を、トランプ氏がブリュッセルに到着する前に成し遂げて、米国脱退 の道を塞いでしまったのだ。今回は29か国が力を合わせてここまで漕ぎつ けた。しかし、世界全体がどの方向に行くのか定かでない地平に立ってい ることに変わりはない。この間、中国の世界制覇の野望は不変である。わ が国はこれまでに見たこともない速度と規模で国防能力を高めなければな らないのである。

『週刊新潮』 2018年8月30日号 日本ルネッサンス 第816回




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重 要 情 報
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 ◎マスコミが深入りすべき分野ではないと思う:前田正晶

この度は女子の体操選手・宮川沙江さんの件で一悶着起きているようだ。 私は「およそ関東でも関西でも大学の一部リーグ校か、高校ならば本格的 に全国優勝を狙っているような運動部でレギュラーを張った経験がない人 たちが介入しない方が良い問題だ」と認識している。

例え話としては適切ではないかも知れないが、そういう介入は一般人の常 識の世界に住んでいる人たちが「相撲の世界の文化はおかしい。改革すべ
きだ」と主張し介入するのにも似た議論だと思っているのだ。

言い方を変えれば、「異なる原語・風俗・習慣・思考体系、即ち文化の中 で暮らしてきた人たちが、一般人の世界とはかけ離れた文化を持つ相撲の 世界を批判するのは無意味だ」というのが私が長年指摘したことで、体育 会乃至は運動部にはそれぞれそこにその部の独特の「文化」と「伝統」が 厳然として存在するので、それに触れたことがない方々がどうのこうのと 仰ること自体に、何処まで意義があるのかと指摘したいのである。

スポーツジャーナリストやら言う小林信也がフジテレビのバイキングで 「今でも指導する時に手を出すこと(私はそれを暴力行為の如くにいうの は不適切であると信じているが)を是とする指導者が50%はいる」と述べ ていた。

私の知り合いの複数の監督・コーチの中には「それは必要悪である」と 言っていた人たちがいるのも事実だ。しかし、看過してはならないことは 「そういう運動部は全国的にも高い水準にある実力を維持している」とい う事実だ。

ここで誤解を避ける為に言っておくと、私は必ずしも殴ったりけったりす る指導法を是認しているのではなく、そういう現実もあると伝えたいだけ だ。私自身が旧制中学から新制高校卒業までの6年間は常に全国優勝を目 指している運動部に在籍していたし、現実に昭和21年には全国優勝した し、23年は悲しいかな決勝戦で敗退していた歴とした強豪校のサッカー部 の一員だったが、戦後間もなくの頃には監督も指導に来ていたOBたちの中 にも手を出すような指導法は採る人は皆無だった。

私は強豪の高校や大学の運動部ともなれば、それぞれに独特の歴史と文化 があって指導法も独自のものがあると思っている。その指導法の中には練 習中につまらない失敗(英語では unforced error と言うのが面白いと 思ったが)や、試合中のあってはならない間違ったプレーに対して「何を やっているのだ」と手を挙げることはあると思っている。私はそう言う行 為を「愛の鞭」などとお為ごかしを言いたいとは思っていない。その指導 者の感情の赴くままにやったことで、その運動部では認められた行為では ないかと見做している。

私はそのようなやり方というか指導法を見聞きして「全国制覇を目指した 経験もない方々が、指導法の結果としての事実だけを見て云々するのが良 いことだとは思えないし、寧ろ要らざる介入ではないのか」とすら思って 聞いて(見て)来た。今後そのような指導をしてきた監督さんやコーチが 今後どのように指導を変えていくかは、現場を離れて半世紀も経ってまっ た私には予測できないが、運動部内における監督やコーチの在り方や部員 に対する権威は変わることはないと思っている。

換言すれば、50歳台以上の強豪の運動部に在籍したか、指導者の地位に あった方々ならば「監督やコーチという絶対的な存在に対して一部員がそ の指導法やテイームの運営方針に逆らうとか苦情や異議を申し立てること など考えても見なかったと思うのだ。

それほどの厳然たる存在であり続ければ、心なき指導者は「天上天下唯我 独尊」と錯覚を起こすこともあって、山根明か栄和人の如くに増長するこ ともあると思っている。

今回も塚原光男が宮川沙江さんの発言を「嘘ばかり」とこき下ろしたのを 見て、もしかすると困ったことに彼は「自分が偉いのだ」と思い込んでし まったのか、あるいは狭い狭い世界で過ごしてきた為に言葉の使い方も弁 えずに、あのような心なき表現をした哀れな存在なのかと思っている。

私は彼の語彙が狭くて、本来ならば「彼女の発言には誤解と誤認識が多い ようだ。それらの問題点を我々夫婦で是正する」と言うべきだったのだ。 語彙の問題でなければ「思い上がり」から来る妄言だったと言いたい。

何れにせよ、体操の協会は又ぞろ「第三者委員会」を言い出した。それは それであの夫妻の思い上がりから離れられるだろうが、運動部か体育会の 実態を経験していない方が「世間一般の常識とは異なる原語・風俗・習 慣・思考体系」の世界で過ごしてきた人たちから聴取しようとした場合 に、如何なることが起きるかには私の想像を超越したものがあるような気 がする。それが宮川沙江さんに吉と出るか凶と出るかなどは予測も出来な い気がする。マスコミ(≠素人)はこの辺りまでで介入を避けるべきだ。



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身 辺 雑 記
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1日の東京湾岸は曇天、午後には雨。

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創刊日:2004-01-18  
最終発行日:  
発行周期:不定期  
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  • 名無しさん2018/09/01

    コンクリートの恐ろしさに目覚めたのは、ある論文がきっかけとなった。



    「マンションなどのコンクリート住宅に住む人は、木造住宅に住む人より9年早死にしている・・・・」



     耳を疑うとはこのことだ。



     驚愕のデータを発表したのは島根大学総合工学部の中尾哲也教授である。これは、団地や公営住宅なども同じ。コンクリート集合住宅群は、日本列島を埋め尽くしている。そこに住む人々は、何も知らないうちに、コンクリートにより寿命を約9年も縮めている。



     まさに、驚愕のデータと言うしかない。すぐに島根に飛んだ。



     2002年2月19日、曇天。応対に現れた中尾教授は、ラフなセーター姿で、一目で実直な方だと知れた。



    「住環境による平均寿命の違いは、あるのだろうか?」



     素朴な疑問が、彼をユニークな研究に着手させた。



     1988年、第1回アンケート調査。A:木造住宅=270件、B:コンクリート集合住宅=62件。



     質問したのは居住者の「死亡年齢」である。



     結果は、ショッキングだった。



    「死亡年齢の平均」はA:木造住宅の方が、B:コンクリート集合住宅より、約11歳、事故死を除いても約9歳も高かった。



    「びっくりしました。こんなに差が出るわけがない。しかし、平均をとって、これだけの差がある。相関がくっきり見えてくる。これは強いです」中尾教授)



     教授によれば、「強いデータ」と「弱いデータ」があるという。



    「タバコを「吸う」「吸わない」リスクによって、肺がん発生率は約10倍差です。それでも死亡年齢の差は3倍ぐらい。癌全体でも約3年の差です。それに比べると9歳という数字は非常に大きい」(中尾教授)



     中尾教授は、この衝撃結果の論文を「居住性研究会」という学界に発表した。



    「しかし、建築学界は完全黙殺でした。建築関係で唯一、これを取り上げたのは「建築ジャーナル」のみでした。」(中尾教授)



     しかし、学界の黙殺、マスコミの無視にひるむことなく、中尾教授は第2回目の調査に着手した。



     そのテーマは「木造率」と「寿命」「死因」の相関の究明だ。



     「木造率」とは、住宅全戸数に占める木造住宅の割合である。その結果、やはり、「木造率」が高いほど「平均寿命」も高いことが判明した。



     それらデータは「木造率が高い地域ほど、長生きしている」「木造が減り、コンクリート住宅が増えるほど、短命化している」ことを証明している。



    「乳癌死」と「木造率」を比較すると、「木造率が減るほど、乳癌死が明らかに増えている」



     逆に言えば、木造の家に住む人は乳癌リスクが減少するといえる。



     中尾教授は次に「出生率」の差に着目した。



     40歳以下の親で、木造住宅71件、コンクリート住宅81件、合計152世帯の子供の数を調べた。その結果、木造住宅2・1人に対して、コンクリート住宅1・7人と、はっきり差が出た。出生率の差は、木造がコンクリートの1・24倍。つまり、木造に住むカップルの方が、生殖力が旺盛なのである。



     では、なぜ木造住宅とコンクリート住宅で、寿命、癌死、出生率に大差が出たのか?



     その謎を解く実験が存在する。



    A:木製巣箱、B:金属巣箱、C:コンクリート巣箱の3つの素材で、マウスを育てて、その出生率を比較したものだ。(静岡大学農学部)



     巣箱は、各々10個。合計30個を同じ屋内に設置した。平均気温は25度C 前後。実験は以下のように行われた。各々の巣箱に、マウスのつがいを入れる。子供を産ませて、子供マウスがどのような成長するかを観察した。その結果は、生後20日で、生存率はA:85%、B:41%、C:7%と衝撃的な大差がついた。



    A:木造での子マウスの生存率は、C:コンクリートの12倍強。



    逆に言えば、コンクリート巣箱の生存率は、木製の12分の1以下と言う惨状だ。同じことが、コンクリート住宅の住民にも起こっている。だから、木造住宅に比べて早死にしていたのだ。

  • 名無しさん2018/09/01

    「正直、公正」石破茂が経歴詐称!プロフィールに離党経歴を記載せず・有田芳生もゲル応援団に参加

    http://deliciousicecoffee.jp/blog-entry-7196.html

    マレーシアが中国人の不動産買い占めを事実上禁止へ  マハティール首相が方針を明らかに

    http://news-us.org/article-20180829-0017031581-china

    差別はあかん?そんなん昔からしてへんで。勝手に来てるだけやんか。 

    http://gekiokoobachan.jp/blog-entry-380.html

    テレビ神奈川へ質問状を送付を準備

    http://blog.livedoor.jp/the_radical_right/archives/53292403.html

    二百十日

    https://www.google.co.jp/search?q=%E4%BA%8C%E7%99%BE%E5%8D%81%E6%97%A5&source=lnms&tbm=isch&sa=X&ved=0ahUKEwi3ltbd9ZXdAhUS57wKHV_SBgoQ_AUICigB&biw=1129&bih=547

    辛辣批判に激怒した石破派が官邸に怒鳴り込んで発言撤回を要求 異常な打たれ弱さを露呈

    http://japannews01.blog.jp/archives/50513332.html

    韓国が日本を見下す理由(元海上保安官:一色正春さん執筆)

    http://hatekorea.blog.fc2.com/blog-entry-12.html

    関西生コン逮捕とユニオンの闇、北朝鮮の影。沖縄の過激な左派活動との関連も。【労働問題と関係ないのでは】

    https://samurai20.jp/2018/08/union-3/

    日本政府による朝鮮学校の無償化適用外、韓国が国連に「差別」報告 片山さつき議員「分担金見直し考慮 国連での発言力増強を」

    https://www.iza.ne.jp/kiji/politics/news/180730/plt18073020180016-n1.html?utm_source=iza.ne.jp&utm_medium=owned%20media&utm_campaign=outbrain_AR_21

    1918?1919年に流行したスペイン風邪=鳥インフルエンザの死者数千万人もワクチンで殺された人口削減ホロコーストだった

    http://www.asyura2.com/0510/war75/msg/626.html