政治・経済

頂門の一針

急所をおさえながら長閑(のどか)な気分になれる電子雑誌。扱う物は政治、経済、社会、放送、出版、医療それに時々はお叱りを受けること必定のネタも。

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頂門の一針4772 号  2018・8・15(水)

2018/08/15

                      
                       
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わたなべ りやうじらうのメイ ル・マガジン「頂門の一針」4772号
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       2018(平成30)年8月15日(水)敗戦記念日



           あえかな女性を泣かせるな:加瀬英明

            樹上の家(Tree House):馬場伯明

          首相、「改憲」軸に政局運営へ:杉浦正章

       
                        
                      話 の 福 袋
                       反     響
                       身 辺 雑 記


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第4772号
                             発行周期 不定期(原則毎日発行)
             
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あえかな女性を泣かせるな
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        加瀬 英明

私は幼い時から、父から「女性と動物を苛めてはならない」と、躾けられた。

外交官だった父・俊一(としかず)は101歳で生涯を閉じた。その他に、と くに教えられたことはない。

最後の日まで元気だったが、女性を大切にして、優しかったから、艶が あった。

やはり若いころから、外務官僚として新橋のお茶屋に通ったからだろう。 私は中学生のころに洋食屋で、父の馴染みの芸者衆に引き合わされた。

父は気障なところがあった。女性に対して、いつも凛としていた。そんな ことを習ったから、私も少年のころから女性と動物をもっぱら愛護するよ うになった。

正岡子規が人は「気育」が大切だと説いているが、「気」が「艶」になる のだろう。

女性に懸想し、言い寄ることを古語で「婚(よば)い」というが、古く『古 事記』『万葉集』に登場するから、男が持って生まれた性(さが)である。 “通い婚”の時代だったから、「夜這い」とも書かれた。

 私は妻と結ばれてから、明治生まれの歌人の与謝野晶子が、「かげに伏 して泣くあえかにわかき新妻(にひづま)を、君わするるや思へるや」と戒 めているのを、心に刻んだ。あえかは「かよわい、たよりない」という意 味である。

それにしても、最近の国会議員や、高級官僚は男の矜持を欠いている。閣 僚や県知事が買春し、財務次官がセクハラで辞任するというのに、日本の 男の品位が地に堕ちたことを、慨嘆せざるをえない。大臣や、県知事が人 足ではあるまいし、平成の夜鷹を買うのは、あってはならないことだ。

財務次官が官位を笠に着て、卑猥な言葉を連発して、女性を苛めて喜ぶの は、日本が崩壊する前兆ではないか。『源氏物語』では女性を、「あえか な花」(帚木)と描いている。

江戸時代に夜鷹は引っ張りとか、夜発(やほつ)、辻君と呼ばれた。

もし、武士が夜鷹小屋に出入りするところを見られたら、品位を穢したか どで禄を奪われ、足軽の身分に落とされた。



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樹上の家(Tree House)
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      馬場 伯明

2018.8.10(土)日経新聞(NIKKEIプラス1)に「冒険心くすぐるツリーハ ウス・何でもランキング」が載っていた。樹上に木造の小屋を作り樹上で 遊び自然の生活を楽しむ。全国各地の10枚の写真があった。

「虫取り、木登り、ターザン、秘密基地・・・。子供の頃の遊び心や冒険 心を掻き立てるのがツリーハウスだ。家族や仲間と楽しめる「樹上の遊び 場」をランキングした」。第1位は北軽井沢スィートグラス 森とおとぎ の国(群馬県長野原町)。

60年前の子供の頃に作った「樹上の家」の思い出が髣髴として蘇った。小 学校5-6年生から中学校1年の真夏である。家の庭に続くミカンの木々や近 くの丘の林の中の樹上に友人らと「樹上の家」を作った。

「樹上の家(Tree House)」を私たちは「ヤグラ」:「おどんが『ヤグ ラ』(ぼくらの家)」と呼んでいた。(*1)ヤグラ(櫓・矢倉):(木材 を組んで)高く立てた台状のもの。盆踊りの―。(Google)。

当時の田舎の自家の様子を記述する。長崎県(島原半島)南串山町の家の 敷地は、庭などを含め全体で約500坪。母屋は2階建て延べ床面積75坪 (248?)、「田の字構造」の典型的な農家の間取りであった。2階建ての 小屋に藁・薪収納(2階)や牛小屋(1階)。平屋の鶏(トリ)小屋、醤 油・味噌小屋、小小屋(コゴヤ:小さい雑貨小屋)があった。

小屋と母屋の間には約30坪(100?)の土の外庭(ホカニワ)があった。 外庭は、農作物の乾燥、脱穀、整理、収納作業など農作業用の広場である。

また同時に、子供らが遊ぶ広場でもある。縄跳び、相撲、バドミントン、 毬つき、ゴム飛び、花いちもんめ、鬼ごっこなど、何でもできる。しか し、「クッゴマ」(釘が付いているケンカゴマ〈喧嘩独楽〉)や「釘倒 し」は地面に多数の穴をあけることになるので禁止されていた。

母屋の裏側には「小庭(コニワ)」があった。小庭といっても相当広い。 2つの池にはフナ(鮒)やカラス貝がいた。築山には姿のいい松、枝垂れ 梅、ツツジ(躑躅)、シュロチク(棕櫚竹)、イワマツ(岩松)、マン リョウ(万両)、紅白の梅、レンギョウ(連翹)の生垣などが植栽されて おり、田舎の庭ながらも、整然と剪定された美しい庭であった。

また、アンズ(杏)、イクリ、スモモ(李)、ユスラウメ(山桜桃梅)、 ミカン、ナシなど食べられる季節の果物が植えられていた。小庭の奥には ビワ(枇杷)の古木(根本直径が25〜34cm)が7本あった。ビワの実が熟 する頃、私たちは樹上でビワをもりもり食べ、そこから小便を下へ飛ばした。

ビワ畑の手前にはミカンの木々があった。夏ミカンの古木(根本直径が 25〜40cm)4本、小(こ)ミカン2本、キンカン(金柑)1本、ユズ(柚 子)1本。ナシ(梨)の大木(幹直径40cm高さ10m)1本、渋柿・甘柿各1本 (共に直径40cmの大木)。

「樹上の家(Tree House)」:ヤグラは、近接する3本の夏ミカンの木の 樹上に作った。その建築方法を記述する。

1.地上3mの箇所に3本のミカンの幹を利用し、ヤグラを作れそうな樹上の 場所(空間)を探す。
2.冬にサツマイモからコッパ(切端・切り干し甘藷)を製造していた。 その干し場(タカズ:高簾)を組む「ナリ木」が牛小屋に保管してある。 それを10本借りる。
3.ミカンの幹(太い枝)と幹にナリ木を渡し、縦2m×横2mの漢字の「目」 の字に組む。1〜2本柱も立てる。交差する箇所(仕口)は「タカズ」組み に使う太いシュロナワ(棕櫚縄・太さ1cm)で固く結ぶ。釘は使わない。 「目」の字の中に2本のネダ(根太)も縄で固定する。
4.古い畳を2枚敷く。
5.高さ40cmの手摺を四方に設ける。転落防止のため柵を板と縄で作る。
6.屋根は作らない。ミカンの葉が茂り風の通りがいいので暑くはない。 しかし、蚊がいるので古い蚊帳(かや)を母に借り吊る。昼間はまだいい けれども、寝泊りのときは必須である。
7.梯子はつけず幹を伝い上り下りする。
8.これで完成だ。

私たちは樹上の家:ヤグラで何をするのか?もっぱら・・・遊ぶ。トラン プ、将棋、双六。本やマンガ。夏休みの宿題。両親ら大人と離れての自由 なしゃべり。女の子の品定めの話なども。思えば、「ヤグラを作り上げる 作業過程(プロセス)と完成」そのものを楽しむことに大きな目的や意味 があったような気がする。

「BA・と煙は高く上る」と言われる。BA・と言われても、私たちは高いと ころが好きだった。高いところに上がれば、低いところにいる他の者を見 下すことができるので、何か、自分が急に偉くなったような気がした。

ヤグラを「ターザンの家」と名付けた。少年雑誌「冒険王」に載っていた 家には茅葺きの屋根があった。しかし、蚊帳はなかった(*2)。カズラ (葛)があれば、ミカンの木の枝から枝へ飛び移ることができたが・・残念。

(*2)何と60年後の今でも、マラリアへの感染防止のために蚊帳は日本か らのアフリカへの重要な援助物資になっているらしい。また、カズラは近 くの山に自生しており、ぶら下がりターザンごっこで遊んでいた。

近所には街灯一本もなく夜は真っ暗になる。樹上には電灯もラジオもない (もちろんTVも!)。懐中電灯1本を枕元に置き、私たち悪童3人はこの狭 いところに身を寄せ、早めに眠りについた。

一方、近所のT君の家の近くの丘にはカシ(樫)やシイ(椎)の木、ツル シバ(譲り葉)などの大木の林がある。4人で4m×4mの大規模なヤグラを作 りハシゴも掛けた。8人が泊れる広さだ。大きな蚊帳を張った。でも、母 が「夜の外出はダメ」というので私はそこに泊ったことはない。

樹上の家:ヤグラは木登りの延長にある行為である。座っていても横た わっていても、さわさわとした夏の風は心地よい揺れをもたらす。私たち は何も考えることなく、ただ自然のゆりかごに抱かれていた。

しかし、中学2年生になり家の農作業やスポーツの部活動(卓球・陸上な ど)で多忙となり、関心も少し薄れヤグラつくりはやめた。

60年後の今も帰省したら、T君の家の丘のこんもりした(まだある)林を 横目で見ながら通る。丘の下に新築された家にはT君の子や孫が住んでい るらしい。今、南串山町の児童や生徒の誰も、いや、学校の先生たちです ら、樹上の家:ヤグラ(!)があったことすら、知らない。

ヤグラを通り抜けた夏の夜風の記憶が巡りくる。冷房機もなかった。しか し、涼しく心地よかった。8月半ば、千葉の夏はまだ暑い。ばば・ともあ き(2018.8.11千 葉市在住)

              

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首相、「改憲」軸に政局運営へ
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          杉浦 正章

求心力維持し、来年発議の構え

総裁3選後をにらんで、自民党総裁・安倍晋三が12日、憲法改正戦略を一 層鮮明にした。改憲案の「次の国会提出」を明言したのだ。安倍の5年半 を超えた政権では経済は長期にわたり景気を維持し、外交安保でも積極路 線で日本の存在感を高めており、大きな失政もない。

自民党内は3選で政権を継続させることに依存も少ない。9月の総裁選 は、石破茂が立候補しても安倍の圧勝となる方向は事実上確定しており、 求心力は「改憲」軸に維持されよう。

新聞や民放はただ一人の対立候補石破が安倍総裁との一騎打ちになるとは やし立てるが、「一騎打ち」とは 敵味方ともに1騎ずつで勝負を争うこと である。結果としてそうなったにしても彼我の力量の差は歴然としてお り、アリが巨像に向かう事を一騎打ちとは言うまい。

なぜアリ対巨像かといえば、まず自民党内の議員勢力に雲泥の差がある。 安倍支持は自派の細田派(94人)を筆頭に、麻生派59人、岸田派48人、二 階派44人、石原派12人と圧倒している。

石破支持は同派の20人と参院竹下派の21人程度に過ぎない。前回安倍が大 敗した地方票も、安倍自身の地方行脚で基礎を固めており、支持も広がっ ている。陳情一つとっても石破では話が通じないからだ。今回の総裁選 は、まるでプロスポーツの“消化試合”の様相だ。

長期政権はその求心力をいかに維持するかが最大の問題となる。7年半続 いた佐藤栄作政権は「沖縄返還なくして選後は終わらない」をキャッチフ レーズに求心力を維持した。

安倍の叔父の佐藤栄作は72年5月の沖縄返還実現を見て、同年7月に退陣 している。安倍はここに来て自民党結党以来の悲願である憲法改正を推し 進める姿勢を鮮明にしている。

日の講演で「憲法改正は全ての自民党員の悲願であり、その責任を果たし て行かなければならない。いつまでも議論だけを続けるわけにはいかな い」と改憲発議への姿勢を明確に打ち出した。改正の焦点は「陸海空軍そ の他の戦力はこれを保持しない。国の交戦権はこれを認めない」という9 条2項だ。まぎれおなく羹(あつもの)に懲りた米占領軍の影響下にある 条項だが、独立国の常識としてまさに噴飯物の内容を構成しているといえる。
 自民党は今年の春に戦力不保持を定めた9条2項を維持した上で、「9 条の2」を新設して自衛隊を明記する案を固めた。これは安倍のかねてか らの主張に沿ったものだ。安倍は2項を維持した上で、自衛隊の合憲を明 確にするとしている。

自衛隊を憲法に明記して古色蒼然たる違憲論争に終 止符を打とうとする ものだ。国内の違憲論争に決着を付ける意味は大き く、世界の標準に合 致することになる。

これに対して石破は「2項を削除 して自衛隊の保持を明記し、『通常の 軍隊』と位置づける」としており、 首相と「維持と削除」で決定的な差 がある。石破の削除案には党内右派の 一定の支持はあるが、首相案の方 の支持が大勢の流れとなっている。加え て大規模災害時などに政府によ る国民の生命・財産の保護義務を明確にす る緊急事態条項も創設される 方向だ。

自民党が総裁選での最大の焦点に改憲問題をテーマとするケースは珍し い。これは自民、日本維新の会など改憲勢力が衆参両院で必要な3分の2 を占めていることが、現実味を帯びさせているのだろう。

安倍戦略は、9 月の総裁選を機に改憲への基盤を固め、秋以降の国会を 改憲にとって千載 一遇のチャンスと位置づけ、自民党の改憲案を提示 し、通常国会での発議 に持ち込む構えであろう。2020年の新憲法施行へ とつなげたい 考えのようだ。

この結果、最大の政治課題は、既定路線の3選そのものにはなく、3選 後に何をやるかに焦点が移行しつつあり、改憲は佐藤が沖縄返還で最後ま で求心力を維持したこととオーバーラップする。ただ、連立を組む公明党 は来年の参院選を控えて慎重論が強く、安倍の憲法改正発言に警戒を強め ている。今後折に触れ、クギを刺したり、横やりを入れる動きを見せそう だ。野党も立憲民主党や国民民主党を中心に警戒論が高まろうとしている。


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重 要 情 報
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 ◎【古森義久の緯度経度】中国スパイと断じられた米上院議員の補佐官 慰安婦問題糾弾でも先鋒

米国上院の有力議員の補佐官が司法当局から中国政府のスパイと断じられていたことが判明した。この人物は日本の慰安婦問題でも長年、日本を糾弾し、いまもそのための在米組織の中枢にあることも分かった。

上院民主党カリフォルニア州選出のダイアン・ファインスタイン議員は8月5日、「連邦捜査局(FBI)から5年前に私の補佐官の一人が中国諜報機関にひそかに情報を提供し、対米秘密工作に協力していると通告を受け、独自にも調査した結果、すぐに解雇した。機密漏れの実害はなかった」という声明を発表した。

5年前の出来事がいま表面に出た理由は7月下旬の米国の政治ネット新聞による「上院で情報委員会委員長として機密を扱ったファインスタイン議員に20年も仕えた補佐官が実は中国の対外諜報機関の国家安全部に協力する工作員になっていた」という報道だった。

いまの米国ではロシアの大統領選干渉疑惑に加えて中国の対米工作の激化が問題となり、上院で25年も議席を保つ最長老の有力女性政治家、ファインスタイン氏の中国スパイとのつながりは全米に強い衝撃を与えた。トランプ大統領も8月4日の遊説で同議員の名を挙げ、「自分が中国のスパイに浸透されながらトランプ政権のロシア疑惑を糾弾するのは偽善だ」と語った。

さらに8月6日、ワシントンを拠点とするネット政治雑誌が「中国スパイとされるのは同議員補佐官だった中国系米国人のラッセル・ロウという人物だ」と断定する報道を流した。ロウ氏は長年、ファインスタイン議員のカリフォルニア事務所の所長を務めたという。

同報道をファインスタイン事務所もFBIも否定せず、一般のメディアも「ロウ氏こそ中国諜報部の協力者あるいはスパイだ」と一斉に報じるようになった。ただしロウ氏は逮捕や起訴はされておらず、その理由は「中国への協力が政治情報提供だけだと訴追が難しい」からだと説明されている。

ところがロウ氏は現在はサンフランシスコに本部をおく「社会正義教育財団」の事務局長として活発に活動をしていることが多数の米国メディアにより報道され確認された。

数年前に設立された同財団は長年、米国で反日活動を続ける中国系組織「世界抗日戦争史実維護連合会」とも密接なつながりを保ち、学校教育の改善という標語を掲げながら、実際には慰安婦問題に関する日本糾弾が活動の主目標であることが財団の紹介サイトにも明記されている。

同サイトは「日本は軍の命令でアジア各国の女性約20万人を組織的に強制連行し、性奴隷とした」という事実無根の主張も掲げている。

ロウ氏は議員補佐官としても慰安婦問題で日本を非難する多彩な動きを取ってきた。

ロウ氏はいまは社会正義教育財団の中心として活動し、昨年10月にはマイク・ホンダ前下院議員とともに韓国を訪問した。ソウルでの記者会見などでは慰安婦問題で「日本は反省も謝罪もせず、安倍晋三政権は嘘をついている」という日本非難の言明を繰り返した。

だがこういう人物が実は中国のスパイだと米側で断じられたことは、慰安婦問題の中国当局の政治操作を改めて物語るといえそうだ。(ワシントン駐在客員特派員)

【写真】 カリフォルニア州選出のダイアン・ファインスタイン上院議員(前列左)=AP
http://www.sankei.com/world/photos/180814/wor1808140005-p1.html
【産經ニュース】 2018.8.14 11:45  〔情報収録 − 坂元 誠〕

 ◎底なし厚顔無恥の文大統領、慰安婦・竹島問題で“妄言”連発 心根腐 りきった“大嘘つき手法”

韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領が、また妄言・寝言を繰り出し た。ソウルで1日行った演説で、慰安婦問題について、「加害者である日 本政府が『終わった』と口にしてはならない」と発言。韓国が不法占拠す る島根県・竹島についても、「日本の朝鮮半島侵奪で最初に強制占領され た地であり、われわれ固有の領土だ」と言い放ったのだ。歴史を無視し、 国家間の約束を反故にする、大嘘つきの「反日」大統領に対し、日本政府 は猛烈に怒っている。

文氏は1日、日本による朝鮮半島統治下の1919年に起きた「3・1独立運 動」の記念式典で演説した。

まず、慰安婦問題に言及し、冒頭の言葉とともに「戦時の反人倫的な人権 犯罪行為は『終わった』という言葉で覆い隠せない」と発言した。 2015年の日韓合意は「最終的かつ不可逆的な解決」を確認している。 度しがたい“蒸し返し”というしかない。

文氏は加えて、日本固有の領土である竹島を「韓国領だ」と強弁したうえ で、「日本がこの事実を否定していることは、帝国主義の侵略に対する反 省を拒否していることにほかならない」と、歴史的にも国際法上も異常な 主張を表明した。

平昌(ピョンチャン)冬季五輪で、北朝鮮との「南北融和」に傾斜しすぎ たため、文政権の支持率は急落している。「反日」カードを切って、国民 の期待をつなぎ止める思惑なのか。国際外交の基本を知らない、心根の腐 りきった“大嘘つきの手法”というべきだ。

菅義偉官房長官は1日の記者会見で、文氏の演説について「日韓合意に反 し、まったく受け入れられず、極めて遺憾だ」と強い不快感を示した。政 府高官は「言ったことと違う。ゴールを全く反対側に動かした」と憤って いる。当然だ。

日韓関係は氷河期に突入した。許し難い隣国政府にどう対処すべきか。

拓殖大学の藤岡信勝客員教授は「韓国には『日本には何をやっても許され る』という甘えと侮蔑が定着している。日本側は『慰安婦問題は、吉田清 治氏の虚構だった』『朝日新聞がそれを広めた』と指摘すべきだった。韓 国には言葉だけでなく、経済的な対抗措置を取るなど、厳しく臨むべき だ」と話している。

【写真】  「3・1独立運動」記念式典での行進に参加する文大統領 (左)と金正淑夫人=1日、ソウル(ロイター)
<http://www.zakzak.co.jp/soc/news/180303/soc1803030007-p1.html?ownedref=not%20set_not%20set_newsPhoto>http://www.zakzak.co.jp/soc/news/180303/soc1803030007-p1.html?ownedref=not%20set_not%20set_newsPhoto
【ZakZak】 2018.3.3 〔情報収録 − 坂元 誠〕


 ◎視点:「悪いトランプ」は杞憂か、劇場政治の罠=安井明彦氏

[東京 21日] - ドナルド・トランプ氏は規格外の米国大統領として劇 場型の政治を行う可能性が高く、政策の振れ幅には覚悟が必要だと、みず ほ総合研究所の安井明彦・欧米調査部長は指摘する。

経済政策については、選挙公約通りならば「大きな政府」路線であり、伝 統的に均衡財政を重視する共和党議会との亀裂が深まった場合には、民主 党との協力画策もあり得ると見る。

同氏の見解は以下の通り。

<「良いトランプ」楽観は禁物>

トランプ氏の政策には、経済にプラスの要素(「良いトランプ」)とマイ ナスの要素(「悪いトランプ」)が混在している。この「2つのトラン プ」のうち、市場は現在、「良いトランプ」に期待し、好反応を示してい ると言える。

ただ、今後は「悪いトランプ」が出てくることにも注意が必要だろう。

そもそもトランプ氏が掲げる優先政策分野には、税制改革やインフラ投 資、規制緩和などの「良いトランプ」がある一方で、北米自由貿易協定 (NAFTA)再交渉や環太平洋連携協定(TPP)離脱、移民コント ロール強化などの「悪いトランプ」が顔を並べている。

まず懸念されるのは、保護主義的な方向への通商政策の見直しだ。 NAFTA再交渉により特恵税率が失われた場合の関税負担増は、米国が メキシコを上回ると見られる。また、自動車に対する関税引き上げは、メ キシコに工場を持つ米系メーカーの収益を直撃する。

移民制度改革も気掛かりである。トランプ氏は、不法移民の本国送還を示 唆し、厳格な移民政策を標榜しているが、移民は米国の重要な労働力だ。 規制強化が移民減少につながれば、すでに完全雇用状態にある米国経済の 成長余力を損ねることになろう。

さらに、「良いトランプ」であるはずの税制改革・インフラ投資について も、潜在成長率向上を伴わない大盤振る舞いに終われば、財政効果がいず れ消失したあとは、経済の失速を招き、膨大な財政赤字を残すだけとなる 恐れがある。

ちなみに、市場にはトランプ次期大統領と1980年代のレーガン大統領の経 済政策思想が似ているとの見方が多いが、両者には決定的な違いがある。 貫く理念の有無である。

就任演説で「政府は問題の解決策ではない。政府こそが問題なのだ」と述 べていたように、レーガン大統領には「小さな政府」という理念があっ た。確かに、トランプ氏が大規模な減税と歳出拡大を提案しているよう に、レーガン時代も拡張的な財政運営が行われた。しかし、レーガン政権 の拡張財政はあくまでも結果論だ。

これに対してトランプ氏は、「アメリカ・ファースト(米国第一主義)」 以外、経済政策思想上の理念があるようには思えない。理念がないだけ に、政策の先行きは読み難い。よく言えば柔軟だが、先入観にとらわれて いると足をすくわれかねない。

<先入観を覆す閣僚人事>

トランプ次期政権については、分からないことが多すぎる。閣僚人事を見 ても、複数のシグナルが混ざり合って方向性が読みにくい陣容になってきた。

そもそも、それがトランプ氏の計算によるものなのか、それとも同氏に協 力したくない人が多い中で、切れるカードを組み合わせた結果なのか、あ るいは個人的に気が合う人だけを集めた布陣なのか、真意が読み取りにくい。

これは、同氏の発言にも言えることだが、額面通り受け取るべきか、何か 裏があると勘ぐるべきなのか距離感がつかめない。それゆえに国内外の政 財界キーパーソンたちが「トランプ詣で」に熱を上げているのだろう。ト ランプ氏にさまざまなアイデアが提案されている状況は、同氏の術中には まっている可能性もある。

そうしたなかでも、閣僚人事を見渡すと、いくつかの特徴は指摘できそう だ。まず軍経験者と金融業界出身者(特にゴールドマン・サックス元幹 部)が多いことである。

軍人に関して言えば、対テロ政策に関心が強く、現場に明るい人選が行わ れた印象だ。特に次期国防長官に選ばれた元中央軍司令官のジェームズ・ マティス氏は、「狂犬」という異名から日本では誤解されがちだが、極め て軍関係者の信頼が厚い人物である。米国自身の安全に直接関わる場合に は、選択的に海外に介入していく展開もありそうだ。民主主義を広めると いった価値観的な外交には関心が薄そうだが、「トランプ政権=孤立主 義」という先入観は正しくないかもしれない。

一方、スティーブ・ムニューチン次期財務長官らゴールドマン・サックス 元幹部の起用は、トランプ氏が選挙中に繰り広げていたウォール街批判と 矛盾している。また、米金融関係者はドル高・ドル安の是非については、 市場や経済をにらみながら、柔軟に言動を変える傾向が強い。「トランプ 政権=ドル安志向」という先入観も捨てた方がいいのかもしれない。

もっとも、共和党の主流路線に近づくのかと思えば、その他のポストでは 極端な政策提案で知られる政治家たちを選んでいる。例えば、保健福祉長 官にはオバマケア(医療保険制度改革)廃止法案の立案者であるトム・プ ライス下院議員、エネルギー長官には同省廃止を主張したことがあるリッ ク・ペリー前テキサス州知事、環境保護局長官にはオクラホマ州司法長官 として連邦政府の環境規制を訴訟に持ち込んだスコット・プルイット氏を 指名した。

トランプ氏は、米国の外交政策について、「もっと予測不可能にならなけ ればならない」と述べたことがある。外交政策に限らず、経済政策におい ても、その振れ幅は驚くほど大きくなりそうである。

<民主党がなびく可能性>

このように「不確実性の塊」のような大統領であるがゆえに、経済政策の 具体的中身は予測し難いが、選挙中の発言などを見る限り、やはり財政政 策の注目は、税制改革(減税)とインフラ投資になりそうだ。

トランプ政策の予想は脇に置いて、米財政政策のあるべき方向性を考えれ ば、規制緩和との合わせ技で、企業の投資を引き出していけるかだ。

米国だけではないが、先進国の最重要課題は生産性向上による潜在成長率 引き上げである。財政政策の効果はいずれ消失する。生産性の伸びを高め る民間投資や企業の経営事業改革が喚起されなければ、経済成長は続かな い。また、極端な拡張財政は、市場金利上昇などを介して、民間投資を逆 に冷え込ませる恐れがある。これを避けるためにはバランスの取れた財政 政策運営が必要だ。

幸いにして、議会は上下両院ともバランスバジェット(均衡予算)を是と する共和党が過半数を握っている。「悪いトランプ」が顔を見せるのを止 める役割を果たしてくれる可能性はある。

もっとも、トランプ氏は規格外の大統領であり、もしも大盤振る舞い(財 源を無視した大幅減税やインフラ投資)にこだわるならば、共和党の分裂 も恐れず、党内のシンパ作りに勤しむとともに、もともと「大きな政府」 志向が強い民主党との協力画策に動くかもしれない。

民主党側でも、2018年の中間選挙に向け、トランプ氏に歩み寄る議員が出 てくる可能性はある。そもそも次回の中間選挙で改選対象の上院議席は、 共和党の8議席に対して、民主党は25議席もある。

しかも、その中には、民主党優勢と言われながら、今回の大統領選でトラ ンプ氏が勝ったオハイオ、ペンシルベニア、ミシガン、ウィスコンシン、 フロリダの5州が含まれる。民主党議員も、トランプ支持者を無視できな いと考えるのが自然だろう。

民主党が支える共和党大統領――。そうした規格外の出来事すら起こりかね ないのが、「トランプ大統領」ではないだろうか。

*本稿は、安井明彦氏へのインタビューをもとに、同氏の個人的見解に基 づいて書かれています。(聞き手:麻生祐司)
*安井明彦氏は、みずほ総合研究所・欧米調査部長。1991年東京大学法学 部卒業後、富士総合研究所(当時)入社。在米日本大使館専門調査員、み ずほ総研ニューヨーク事務所長などを経て、2014年より現職。主な著書に 「アメリカ 選択肢なき選択」などがある。
*本稿は、ロイター日本語ニュースサイトの特集「2017年の視点」に掲載 されたものです。
*このドキュメントにおけるニュース、取引価格、データ及びその他の情 報などのコンテンツはあくまでも利用者の個人使用のみのためにコラムニ ストによって提供されているものであって、商用目的のために提供されて いるものではありません。[免責条項 − 以下、轉記省略]
【ロイター】  2016年 12月 24日  〔情報収録 − 坂元 誠〕

 ◎底なし厚顔無恥の文大統領、慰安婦・竹島問題で“妄言”連発 心根腐 りきった“大嘘つき手法”

韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領が、また妄言・寝言を繰り出し た。ソウルで1日行った演説で、慰安婦問題について、「加害者である日 本政府が『終わった』と口にしてはならない」と発言。韓国が不法占拠す る島根県・竹島についても、「日本の朝鮮半島侵奪で最初に強制占領され た地であり、われわれ固有の領土だ」と言い放ったのだ。歴史を無視し、 国家間の約束を反故にする、大嘘つきの「反日」大統領に対し、日本政府 は猛烈に怒っている。

文氏は1日、日本による朝鮮半島統治下の1919年に起きた「3・1独立運 動」の記念式典で演説した。

まず、慰安婦問題に言及し、冒頭の言葉とともに「戦時の反人倫的な人権 犯罪行為は『終わった』という言葉で覆い隠せない」と発言した。

2015年の日韓合意は「最終的かつ不可逆的な解決」を確認している。度 しがたい“蒸し返し”というしかない。

文氏は加えて、日本固有の領土である竹島を「韓国領だ」と強弁したうえ で、「日本がこの事実を否定していることは、帝国主義の侵略に対する反 省を拒否していることにほかならない」と、歴史的にも国際法上も異常な 主張を表明した。

平昌(ピョンチャン)冬季五輪で、北朝鮮との「南北融和」に傾斜しすぎ たため、文政権の支持率は急落している。「反日」カードを切って、国民 の期待をつなぎ止める思惑なのか。国際外交の基本を知らない、心根の腐 りきった“大嘘つきの手法”というべきだ。

菅義偉官房長官は1日の記者会見で、文氏の演説について「日韓合意に反 し、まったく受け入れられず、極めて遺憾だ」と強い不快感を示した。政 府高官は「言ったことと違う。ゴールを全く反対側に動かした」と憤って いる。当然だ。

日韓関係は氷河期に突入した。許し難い隣国政府にどう対処すべきか。

拓殖大学の藤岡信勝客員教授は「韓国には『日本には何をやっても許され る』という甘えと侮蔑が定着している。日本側は『慰安婦問題は、吉田清 治氏の虚構だった』『朝日新聞がそれを広めた』と指摘すべきだった。韓 国には言葉だけでなく、経済的な対抗措置を取るなど、厳しく臨むべき だ」と話している。

【写真】  「3・1独立運動」記念式典での行進に参加する文大統領 (左)と金正淑夫人=1日、ソウル(ロイター)
<http://www.zakzak.co.jp/soc/news/180303/soc1803030007-p1.html?ownedref=not%20set_not%20set_newsPhoto>http://www.zakzak.co.jp/soc/news/180303/soc1803030007-p1.html?ownedref=not%20set_not%20set_newsPhoto
【ZakZak】 2018.3.3 〔情報収録 − 坂元 誠〕


 ◎Taisuke Miyagawaは言われたことをやった:前田正晶

25日の午前中に一寸時間の余裕があったので、ジムのサロンで Japan Times の後に付いている New York Timesを広げてみた。見たかった記事 は「トランプ大統領のDPRKとの首脳会談中止」関連の記事だった。

するとどうだろう、一面の左上部に日大フェニックスの「悪質タックル」 の記事が載っていたのだった。「ここでもか」とウンザリさせられながら 途中まで読んで止めたが、、宮川泰介君が頭を下げている写真が掲載され ており、坊主頭にしてきた点にまで触れていた。

記事の要点は掲題のような記述があった点だったと思った。その他に注目 した事は「あの監督とコーチの指示は pawa haraだ」と書かれた辺りだっ た。このような間抜けなカタカナ語が我が国で使われていることがNY州ま でに知られることは不名誉だと断じたい思いで読んだ。言うまでもないが 「パワーハラスメント」などという英語の表現はないと思う。実は、会談 中止の件は時差のせいがあったのか、論じられていなかった。

言うまでもないが、New York Timesはトランプ大統領がワシントンポスト とともに fake news を流すと言って嫌うNY州の有力な地方紙であり、ア メリカ全土で読まれている訳ではないのである、念の為。

記事の内容はほぼ宮川君があの場で語った通りで「コーチに言われたこと をやった」となっている。それはそれで良いのだが、私はこんな事が仮令 アメリカ東海岸だけの新聞であろうとも、あのように詳細に報道されのは 決して有り難くもなく、寧ろ不名誉なことだと大いに気になったのだ。記 述の仕方にはそれほど皮肉めいた点はなかったと感じたが、ご丁寧にも我 が国ではあの球技を“amefuto”と称しているとまで書かれてしまった。

私の印象ではこの記事は明らかに内田前監督と井上前コーチの記者会見を 開く前に書かれたと思わせてくれた。ニュースを提供したのはジャパンタ イムズだったのだろうか。そうだったならば、余計なことをしてくれたの かとも考えたが、マスコミが総掛かりで連日連夜報じていたのでは仕方が ないかと諦めの境地で眺めてきた。

私は日本大学の理事会もフットボール部も明らかに「謝罪慣れ」しておら ず、どのように詫びるのか、誰に詫びるのか、誠意を如何にして示すのか 等々が全く解っていなかったと思っている。経験から言えるのだが「誠 意」が籠もっていない謝罪などは相手方に通じるものではないのだ。自慢 にも何もならないが、私は米国の製品を我が国に輸出する仕事で度々品質 問題で謝罪せねばならぬ立場に立たされて、お詫びの仕方を現場で学んで きた(OJTとでも言おうか)のだった。

だが、私はあのお二方の謝罪下手と危機管理を責めるのは一寸酷だと思っ ている。何故ならば、大学はビジネスをしている機関ではないのだから、 我々ビジネス世界にいた者たちとは異なり、謝罪をせねばならない場面に 遭遇することは希であろうから、拙い会見になったのかとも考えている。 故に、監督やコーチの謝罪の仕方が拙いと言って批判するのは、あの説明 の内容と宮川会見との齟齬の問題は措くとしても、少し筋が違うと言って 擁護したい気がするのだが、甘いかなとも思うのだ。


 ◎夏バテなんていう程度のものじゃない:前田正晶

12日は朝から全くやる気を失っていて「これは知らぬ間というか寝ている 間にでも熱中症にでもやらてたか」と疑ったほど、全身の気だるさと食欲 不振に悩まされていた。朝食は何とか取れたが、それから先はソファーに 寝そべってテレビの音声だけを聞きながら昼過ぎまで過ごしていた。

自分ではこの怠さが何であるか全く見当も付かず、どう対処して良いかが 皆目見当が付かなかった。具体的にいえば「これまでに経験したことがな い辛さだった」となる。

午後3時過ぎになって何とか起き上がる気力を取り戻せてから考えたのが 「これはこの夏の余りにも長い間続く暴暑に遂に超後期高齢者の私には耐 えきれなくなったと、体が訴えているのではないか」ということだった。

即ち、朝は5時過ぎには起きてから午後3時までウツラウツラしていた休息 の効果で、何とか人心地が付いたらしかったのだ。それほど今年の災害だ と気象庁が指摘した暑さがきつかったのだということだろうと思って、一 人で勝手に納得していた。

と同時に思ったことは「水分を常に補給せよ」であるとか「塩分も摂れ」 というのもさることながら、「この長引く猛烈な暑さに対処する為には無 理どころか不要不急な動きをするな」ではないのかとまで考えていた。

それほどの体力の衰えを痛感していた日だったということ。当方は超後期 高齢者であるから、8月も半ばに到達する前にバテてしまったが、これか ら先には当方以下の年齢層の方にも何れは厳しい猛暑バテの時が襲ってく るのではないかと独り密かに危惧している次第だ。老いも若きもご用心を。


 ◎アメリカの会社では通勤定期を買う暇がなかった:前田正晶

畏メル友尾形氏が銀行に勤務しておられた頃の働き方を回顧しておられた ので、私もW社ジャパンのリタイヤーするまでの約5年間ほどを回顧してみ よう。5年と切ったのは、1988年4月にここ新宿区に移転してきたのは、そ れまでの藤沢に住んでいたのでは通勤時間の長さが仕事に支障を来すよう になったという背景がある。

何度も述べてきたことだが、アメリカの会社での働き方は我が国の会社に おける状況と余りにも違いすぎているのだ。我々即戦力として中途採用さ れた者たちはそれぞれが独自の job description(任務) を与えられて いるので、仕事の内容は同じ部内の誰とも重複することなどあり得ず、各 人がその与えられた課題を如何にしてこなしいていくかを考えているの だ。その時々の仕事に内容から判断して朝は7時に出てくることも あれ ば、定時で帰ってしまうこともあり得るのである。

従って、我が国のような「遅刻」だの「早退」という考え方は存在しない のだ。何時に出勤して何時に帰るかなどは全て各人の都合というか裁量に 任されているのだ。東京でも本部でも出勤簿のようなものを見た記憶はな かった。要するに、極端に言えば「自分で決めた時間の枠内で最善の結果 さえ出せれば、何処からも批判されないし、上司から何か言われることは ない世界」なのである。

私が在籍していた頃は未だマネージャーたちにPCが与えられている訳では なく、報告書は各人が手書きで原稿を作ってそれを秘書さんにタイプして 貰ってから夕方に全員の分を纏めてファックスする方式だった。重要な書 類の本部への送付は所謂 courierserviceに依存していたが、それでも時 差もあって翌日には本部に到着していた。

私の最後の5年間であるが、この頃は有り難いことに極端に多忙で1年のう ち3ヶ月はアメリカの本社、工場、関係先に出張していた。更に3〜4ヶ月 は本部から出張してくる副社長兼事業部長、技術サービスマネージャー 等々の人たちと、それこそ日本全国を飛び回っていたというのが偽らざる 実態。ということは、私が東京の事務所に出勤していたのも矢張り3〜4ヶ 月程度というか年間の3分の1にも満たないくらいだった。

故に通勤定期など買ってもほとんど使う時がなかったので、事務所に出る 時はその都度切符を買って丁度良いくらいだった。

これを働き方というかどうか知らないが、私は東京にいる限り朝は遅くと も7時45分までには出勤して本部の副社長と電話で報告と打ち合わせをす るようにしていた。W社の電話網(システム)は非常に機能的に出来てお り、副社長の車に付いている電話機もそのシステムに組み込まれているの で、彼が何処にいても転送が可能だし、彼の外出先からも四六時中電話が かかって来る仕掛けになっていた。勿論、土・日を問わず電話はかかった 来ていた。

アメリカの会社で仕事をするということは「必ず何らかの証拠を残してお くことが肝腎である」ので、その日の行動、何処の会社の誰に何処で会っ て何を話し合ったかまたは折衝したかは必ず報告書にして本部に送ってお く必要があるのだ。いや、必要ではなく must なのである。その為に私は レポート魔と化して、最高1日に15本のレポートを送ったことがあった。 即ち、自分がしたことを証拠を残しておくことが仕事の重要な部分になっ ているのだ。

その際には関連する本部や工場の者たちにおCcを入れるが、あの世界の決 め事では「自分宛にCcが入っていた報告書を読んでいなかった」というの は許されないのである。ということは、副社長兼事業本部長には毎日膨大 な数のオリジナルとコピーが来てしまうので、彼(乃至は彼女)の下には 部員の何人かを取りまとめて一つのグループにしてその責任者に任じられ た者が、副社長兼事業本部長に上げるか否かを判断している。

即ち、副社長兼事業本部長に直接に報告書を出せる地位に辿り着くのは容 易ではないと言うこと。実は自慢話めくので恐縮だが、私は日本市場の重 大性もあってその直接に提出できる立場にあった。英語ではその地位を direct report と呼んでいるようだ。

ここまでをあらためて纏めてみれば、各人に与えられた課題をこなしてい く為には何時何処に出張するとか、何処の得意先と何時何処で会うとか、 当日は何時に出勤して何時に帰るか等には上司は一切干渉はしないとと 思っていて良いだろう。私はそれは即戦力として雇用したのである以上、 細かいことまで干渉する必要などないということだと考えていた。換言す れば「そこまで任されている以上任務を達成できなければ、それこそトラ ンプ様流の You are fired, が待っている世界だ」ということ。


 ◎NHKも最近は、頭の柔らかな番組も多くなっている気がする。

小生の今のお気に入りは、土曜日の朝放送している「チコちゃんに?られ る」である。

 いわゆる豆知識を紹介するのだが、アニメキャラの「チコちゃん」の
質問に、大人が答えられないと、怒り出し「ぼさっと生きているじゃない よ」と言ってから正しい答えを紹介する。

 不愉快だという大人もいるだろうが、小生は、なるほどそうだったの か、という思いが強く面白いと思う。

単発だったのが、連続番組になったので、そう思う視聴者が多いのだろう と、推測する。

例えば、男はなぜ女より寿命が短いのか・・・諸説ありとしつつも、人 は受精した直後はすべて女なので、そこから男になるときに、無理をした ために、抵抗力が弱くなるのだという。

ただ、同じ日に放送された、ラーメンをなぜラーメンというかのドラマ には、大きな疑問を抱いた。

番組では、戦後(?)北海道の食堂のおかみさんが、自分のところで提 供していた、ロースーメンを、日本人が「シナそば」と注文し(ご丁寧に 再現ドラマでは、憎々しげに、日本人が中国人に「シナそば」と言ってい る)北大の中国人留学生が、肩身が狭くなって気の毒に思い、なにかいい 名称はないかと考え、「ラーメン」としたというのだ。

小生も、子どもの頃(昭和2ケタの若い年代)では、「シナそば」という
品書きを、当時の東京で見た覚えがある。

だが、あれは、単なる名称で、侮蔑する意味などなかったはずだ。あのド ラマのように、バカにした言い方をする人を見たこともない。

言葉狩りをすることが、進歩的で国際的(?)のような主張はいい加減に してはいかがなものだろうか。「マッコイ」



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身 辺 雑 記
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15比の東京湾岸は快晴なれど往時を思えば総会には慣れない。

大東亜戦争に負けた時、私は国民(小)学校の4年生だった。牛馬を洗う 池で足を洗いながら「今夜からは電燈を明々とつけていいんだ」と思った ことを覚えている。あれから73年もたつのか。今82歳。

熱中症対策で野外散歩は朝9時前に済ませている。

14日は夕刻、都内弁慶橋の中華料理店『維新号』で夕食会。3夫婦が顔を 合わせる、年1回の集まり。元大使夫妻と某社社長夫妻に我々。愉快だった。

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