政治・経済

頂門の一針

急所をおさえながら長閑(のどか)な気分になれる電子雑誌。扱う物は政治、経済、社会、放送、出版、医療それに時々はお叱りを受けること必定のネタも。

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頂門の一針4736 号  2018・7・10(火)

2018/07/10

                       
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わたなべ りやうじらうのメイ ル・マガジン「頂門の一針」4736号
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      2018(平成30)年7月10日(火)



       かくて「米中百年戦争」が開始された:宮崎正弘

                太古の木津川地域:白井繁夫

      知られざる朝鮮半島における日本人の運命:元空将
       
                      話 の 福 袋
                       反     響
                       身 辺 雑 記


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第4736号
                             発行周期 不定期(原則毎日発行)
             
               御意見・御感想は:
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かくて「米中百年戦争」が開始された
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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成30年(2018年)7月7日(土曜日)
        通巻第5753号 
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 かくて「米中百年戦争」が開始された
  関税による貿易戦争は50年つづく、経済史未曾有の大戦になる
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トランプ大統領は、決意を翻さなかった。2018年7月6日を後世の歴史家 は「米中百年戦争が開始された」と書くだろう。中国からの輸入品に25% の高関税を課して、過去の損失分を取り返すという報復的な手法は、単純 なバランス上の問題ではない。

米国からみれば、世界のヘゲモニーを中国には渡さない、という戦略的決 意の表明であり、繰り返し述べてきたように、商いレベルの発想ではない のである。

潜在的な米国の目標は中国のBRI(一帯一路)と[MADE IN  CHINA 2025]の実現を阻むか、あるいは大幅に遅延させることにある。

WTOに加盟させれば、ルールを守り、中国が経済的に豊かになれば、民 主化が達成されるとした米国の読みは真っ逆さまに外れた。

WTOのルールを何一つ守らず(外資参入条件も、金融市場の整備も、変 動相場制への移行も)、欧米から先端技術を盗み出して創ってきた模造品 も、世界のハイテク競争に伍せるほどの高いレベルに達し、同時に民主化 に背中をむけて、デジタル全体主義国家を実現した。

これらは欧米ならびに日本、インド、アジア諸国の価値観とも巨大な懸隔 がある。だがアセアンやインド経済圏の多くも中国の経済的軍門に下っ て、米国との絆を薄めてきた。米国にとっては由々しき事態の到来だった。

7月6日午前零時を期して、関税率の適用が開始され、中国はただちに応 戦した。米国からの輸入品に25%の関税を課す。これは中国の消費者に とって、大豆の価格が上がればインフレになる。豚肉もトウモロコシもあ がる。中国のメンツどころではないはずだ。

 ▲ペロポネソス戦争は半世紀、ポエニ戦争は1世紀以上続いた。

 「米中貿易戦争は50年続くだろう」と中国のエコノミストの一部も予測 をしている。

アテネとスパルタの「ペロポネソス戦争」は2次にわたり、第1次 (BC460−445)は混戦、第2次(BC431−404)はスパルタの勝利に終 わり、ペルシアを巻き込んで、結局はマケドニアの台頭を促した。世界の 文明の発祥といわれたギリシアの国力は弱まり、やがて衰退に向かった。
ペロポネソス戦争は54年続いたのだ。

ローマがカルタゴを滅ぼした「ポエニ戦争」は3次にわたり、第1次 (BC264−241)はシチリアをめぐり、第2次(219−201)では猛将ハン ニバルがローマに迫った。第3次(149−146)でカルタゴは、今日の日本 のように無防備で戦って滅ぼされた。じつにポエニ戦争は118年続いた。

「米中百年戦争」は、いつを以て始まりとするかは後世の歴史家が算 定 するだろうが、シナ事変から中華民国支援を開始し、第2次世界大戦以 後、とくに朝鮮戦争以後、敵対関係となった米中関係を「第1次」と見る ならば、現在は貿易を巡っての「第2次米州戦争」であり、ローマと戦っ たカルタゴのハンニバルの猛追こそは、BRIと[MADE IN 
CHINA 2025]であり、おそらく中国の負けとなるだろう。

しかしその後も膂力を失わず、中国が臥薪嘗胆を果たすとするならば、米 国の衰弱もまた自明の理であり、EUは末期的、日本は退嬰的、インドは 興隆の途上。であるとすれば、半世紀後の米中戦争がどちらに軍配があが るかは不明である。
 
      
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読者の声 どくしゃのこえ READERS‘ OPINIONS 読者
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(読者の声1)日本文化チャンネル桜からお知らせです。14日(土曜)。 午後8時からの「闘論!倒論!討論!2018日本よ、今...」 はテーマ が経済討論「これでいいのか?骨太の方針」(仮)です。

放送予定:平成30年7月14日(土)夜公開
チャンネル桜。「YouTube」「ニコニコチャンネル」「Fresh!」オフィ シャルサイト
< パネリスト:50音順敬称略 >
安藤裕(衆議院議員)、上島嘉郎(元産経新聞社『月刊正論』編集長・ ジャーナリスト)
島倉原(経済評論家・株式会社クレディセゾン主任研究員)、長尾たかし (衆議院議員)
三橋貴明(経世論研究所所長)、宮崎正弘(作家・評論家)、渡邉哲也 (経済評論家)
 司会:水島総(日本文化チャンネル桜 代表)



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(読者の声2)貴誌前号「すでに上海株は3000を割り込んで、暴落気配。 人民元は年初来下落傾向にあったが、これから本格的暴落が始まるだろ う。とくに上海株式指数は、一年前が3587・03ポイントから、7月5日に 2733・88と27%の下落を示している。つられて香港のハンセン指数は一年 前が33484・08から、7月5日に25315・91へと30%の下落を示してきた」 とあります。

シナ経済の実体が誰の目にも明らかになってきたようです。

ところで、(ゴールド)価格が現在1254ドル(トロイオンス)と冴えませ ん。シナ人の間に人民元を金に換えようという動きはないのでしょうか?
またシナだけではなくて、他通貨、例えばインドルピーも史上最安値を記 録しています。インド人の金選好は強まっていないのでしょうか?
(R生、ハノイ)


(宮崎正弘のコメント)世界一の金消費国は中国、ついでインドですが、 その次にアラブ諸国が続きます。中国もインドも、途中でビットコイン投 機があったりして、購買に疲れがでたのでは?



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(読者の声3)81年目の「通州事件」。靖国神社昇殿参拝と慰霊祭へのお さそい

平成30年7月29日(日)午後4時。通州事件慰霊祭を靖国神社にて開催いた します。どうぞご参加くださいませ。 以下は告知用画像です。クリック すると大きな画像が表示されます。
http://tsushu.sakura.ne.jp/archives/166

今年も猛暑の到来とともに、戦没者や殉難者の慰霊の季節が巡って参りま した。なかでも7月29日は、通州事件殉難者の命日に当たります。

昨年は「通州事件80周年」の節目の年でしたので、実行委員会方式を採用 し、多くの団体や著名人の呼びかけをいただき、靖国神社の昇殿参拝・慰 霊祭と国民集会を盛大に開催いたしました。

お陰様で両者とも多数のご参会をいただき、通州事件についての国民の啓 発にも一定の貢献をしたのではないかと自負しております。

今年は「通州事件アーカイブズ設立基金」単独の主催で開催します。世の 中には多数の課題があり、毎年大々的に呼びかけるのは必ずしも適切では ないと考えたからです。しかし、わが基金は殉難者と遺族の思いを決して 忘れること無く、当基金が存続する限り靖国神社昇殿参拝と慰霊祭を毎年 継続して参ります。皆様のご参加をお待ち申し上げます。詳細は別紙チラ シをご覧下さい。

なお、昨年開催した「国民集会」やシンポジウムなどの、通州事件そのも のの研究的な会合企画は、今年からは「昭和12年学会」の一部として研究 が発表されます。

ちなみに、今年の11月11日に開催されます同学会の第1回研究発表大会で は、通州事件に関連する研究発表が、小山常実さんの戦時国際法的検討 と、緒方哲也さんのアヘン問題の2件行われます。こちらのほうも、ご関 心のある方にお勧めです。(藤岡信勝)



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(読者の声4)みなさんから頂いた署名(紙+電子署名)を7月6日11 時、朝日新聞東京本社へ届けてきました! ご協力頂きました皆様、あり がとうございました。

その際申し入れしたものが以下になります。
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株式会社 朝日新聞社
代表取締役社長 渡 辺 雅 隆 殿
御社英語報道に関する申し入れ
所謂「慰安婦問題」に関し、朝日新聞デジタル英語版では記事の内容とは 無関係に、下記の表現が必ず挿入されています。
Comfort Women, who were forced to provide sex  to Japanese soldiers before and during World War II.
第二次大戦前、および大戦中に、日本兵に性行為を強制された慰安婦

Comfort women is euphemism for women who were forced to provide sex to Imperial Japanese troops before and during the war. Many of the women came from the Korean Peninsula.
慰安婦とは戦前および戦中に日本軍部隊に性行為を強制された女性達の婉 曲表現である。女性たちの多くは朝鮮半島から来ていた。

朝日新聞社はこれまで、「女性を拉致して性奴隷にしたとは書いていな い」と弁明していますが、英語ネイティブスピーカーが読めば、「軍隊に よる物理的な強制で性行為を強いられた」という印象を受けることは、カ リフォルニア州弁護士のケントギルバートが証言するように明らかです。

このような表現の使用は、朝日新聞社が2014年8月に吉田清治の証言を虚 偽と認めて記事を撤回した事実と真っ向から矛盾する行為であり、今なお 世界中に「慰安婦強制連行・性奴隷説」を積極的に流布していると見なさ ざるを得ず、看過できません。

私たちは、朝日新聞社に下記を申し入れます。
 1.今後、前記の表現(forced to provide sex)を使用しないこと
 2.吉田証言が虚偽であり、 記事を撤回した事実を改めて英文で告知す ること
 3.もし、前記表現が軍隊による 物理的強制連行や性奴隷化を意味しな い と主張するなら、 具体的に、「性行為を強制された(forced to provide sex)」とは何を意味するのか明確に説明すること。
4.今後慰安婦の説明的表現を追加するなら、
comfort women who worked in brothels regulated by the military authoritiesなどの表現を使用すること。

また、朝日新聞社は、類似した表現がアジア女性基金のサイトにて使用さ れていることを挙げて当該表現の使用を肯定していますが、外務省は国会 にて杉田水脈衆議院議員の質問に対し、鯰参事官が「外務省の見解は必ず しもアジア女性基金の見解と同一ではなく、国連女子差別撤廃委員会にお ける、慰安婦強制連行、性奴隷化を否定する杉山審議官(当時)の発言を 公式見解とする」旨を明言しており(平成30年3月28日)、
アジア女性基金サイトの表現は御社の表現を肯定する根拠となりません。

朝日新聞の誤報による被害は現在に至るまで甚大で、海外で反日団体に よって建てられる慰安婦碑や慰安婦像に付随する碑文には、吉田清治の虚 偽の証言の影響が依然として濃厚であり、それらが反日教育に利用される ことにより、在外邦人、特に日系子女への侮辱やいやがらせが発生した ケースが数多く報告されています。

朝日新聞社は過去の報道が現在の日本人の名誉の侵害や生活への悪影響に 結びつくことはないとの立場ですが、かかる英語表現を現在において継続 使用することは恣意的な印象操作であるとの嫌疑を免れず、日本と日本人 全般の名誉を貶め、特に海外では実生活に害を及ぼし得ます。
 朝日新聞社の迅速で誠意ある回答を求めます。平成30年7月23日までに ご回答を頂けますよう、お願い申し上げます。

朝日新聞英語版の「慰安婦」印象操作中止を求める有志の会
●ケント・ギルバート(米国カリフォルニア州弁護士)
●山岡鉄秀( Australia-Japan Community Network (AJCN) Inc.代表)

     
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  樋泉克夫のコラム 樋泉克夫のコラム 樋泉克夫のコラム 
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樋泉克夫のコラム
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【知道中国 1756回】         
――「支那人は巨人の巨腕に抱き込まるゝを厭はずして・・・」――中野(12)
  中野正剛『我が觀たる滿鮮』(政?社 大正4年)

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合弁で着手した吉長線の建設において満鉄側は満鉄の基準で延伸を目指 すが、「支那總辨」は自己の都合を持ち出すのみ。最後には、そこまでい うなら満鉄側で「(支那側の)一萬哩の既設鐵道を破壊して、之を滿鐵式 に改め」るべきだとまで言い張る。

じつは最初に定款を作る際に失敗していたのだが、当事者である「我外務 當局は、彼が斯の如く傲慢なる應答に對して、一言も返すべきを知らず、 以て不便の儘今日に及」んでいる。

 万事が自己本位で都合が悪くなると「有耶無耶」に終始し、時に「空 威張りの言辭を弄」す。冷静に考えれば双方共に損にしかならないのに、 「彼は自ら犠牲を拂ひても、我に損失を與へんとするものゝ如く」であり 「其不便測る可からざるものあり」・・・ヤレヤレ、である。昔も今も。

 「最近我國は滿蒙五鐵道の布設權を獲得した」などと「山本内閣は俄 に得意の色」をみせるが、はやり「其條件に至りては甚だ曖昧」だ。
じつは相手方は「其名義を日支合辨とすべし」と主張するが、資材は日本 が提供しろ、技術者は日本が雇え、借款の金利は超低めに設定せよと主張 する。

「斯の如き鐵道を布設して、支那人に勝手放題に振舞はれ、鐵道に沿ひて 我國民の土地所有權を得ざるは勿論、居住さへ覺束なかるべき愚を見んと して、猶も得意の色ある我外務省は、精神全く錯亂せるに非ざるか」。こ う記されると、「精神全く錯亂せるに非ざるか」は、21世紀初頭の今日ま で脈々と受け継がれる「我外務省」の伝統と考えざるを得なくなるから情 けない。

「精神全く錯亂せる」は「我外務省」の病理、いや業病、はたまた宿痾な のか。どちらにしたところで不名誉極まりないだろうに。

中野は議論を一歩進める。

「序でながら合辨々々と稱して支那と取組みさへすれば、以て經濟的發 展を成し得べしとなす我政府者の蒙を啓き置くべし。合辨は固より不可な けれど、合辨の後方に信用を有し、合辨の協約に十分の權利を確保せざれ ば、支那人との共同事業は悉皆失敗に終わるべし」。その証拠に、「今日 までの日支合辨にて成功せるものは一として是なしと言う」ことができ る。吉長線が「其好例なり」。

最悪の一例として鴨緑江採木公司を挙げる。同社は資本から役員まで 折 半としたところ、役員も上から下まで2人。ということ半数はムダなの で ある。

のうえ「支那人の猜疑心、利己心は遺憾なく〔中略〕發動し、我にして 一人出張せしむれば、彼も亦同時に一人を出張せしめて、以て出張員を監 視し、併せて旅費の請求」まで行う始末だ。

 「合辨事業の前途有利なるを説くもの」があるが、彼は「利權云々を口 にして已まざる國民なれば」、「彼の勢力毫も事業の上に行われ」ない。 経験からすれば、やはり「支那人が事務に關與する程度に反比例して、成 功の見込みを増減せらるべし」である。

 これを要するに「支那人を交ふれば必ず悲境に陷り、全然支那人に委 ぬれば必ず失敗す」。じつは「中華を以て誇りとする支那人、個人の商業 道徳に於ては實際中華の名に背かざる支那人も、公共的事業に對しては全 く能力なきものゝ如」し。

だから「凡そ事の公共に關する限りは出來得るだけ誤魔化して出來得るだ け己を利せざれば已まざらんとするものゝ如し」。

「斯の如く支那人に合資合力上の經營の能力なし」であればこそ、合 弁 を掲げても「其實權全く我手」に掌握しない限り、「合辨事業の前途は 頗る悲觀すべきに非ずや」。

 彼らの性向から考えるなら合弁事業に手を出すべからす――中野の主張 は、以後現在に至るまでの数々の合弁事業が傍証している。

やはり「利權云々を口にして已まざる國民なれば」、「支那人が事務に關 與す」ればするほどに大損害を被るのは日本側なのだ。




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太古の木津川地域
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    白井 繁夫

◆奈良木津川だより 太古の木津川地域

「古墳時代の木津川」を取り上げたいと思って、木津川市山城町の椿井大 塚山古墳、木津町の大畠遺跡、土師の七つ塚古墳などを散策していた時、 ふと次のことが頭に浮かびました。

前方後円墳の椿井大塚山古墳は、日本最古の箸墓古墳を三分の二に縮めた 同型の古墳です。そこでは邪馬台国(九州説もあります)女王卑弥呼の三 角縁神獣鏡が三十数枚も出土しました。


他方、記紀に記載された崇神天皇の条:「和訶羅河:わからがわ:(泉 河:木津川)」を挟むこの地で、天皇の命を受けた四道将軍の大毘古命 (おほびこのみこと)の軍と、反乱軍の建波邇安王(たけはにやすのみ こ)との大戦もありました。

第10代崇神天皇は、大和の国の王から倭国を統一した大和朝廷の大王であ り、(3〜4世紀に実在した大王とも云われている)、古墳時代の人物で はないか、と云う説があります。

ですからこの度は、太古の時代(旧石器時代)から、弥生時代、古墳時代 へと、「木津川地域を散策」しながら、大和朝廷と山背(南山城)と、木 津川市とのかかわりも見ようと思います。

地球上に人類が誕生したのは洪積世(氷河時代)で、今から200万年前か ら1万年前です。

氷河期は水が氷結して海水面が下降し、日本列島は大陸と陸続きの状態に なりました。人類は大型動物(マンモスやオオツノジカなど)を追って南 北から列島に渡ってきました。

氷河がとける温暖な間氷期を経て日本列島は大陸と離れて、大型動物も絶 滅しました。

日本列島の旧石器時代の「人類の遺跡」は昭和24年(1949)に発見された 群馬県岩宿(いわじゅく)が最初の遺跡です。そこから打製石器が出土し ました。

・前期旧石器時代:3万年以前

列島各地でその後、旧石器時代の遺跡が発見されました。宮城県座散乱木 (ざざらき)遺跡、同中峯遺跡、同馬場檀遺跡、栃木県星野遺跡、大分県 早水台(そうずだい)遺跡など、出土遺品は初歩的な打製石器です。

・後期旧石器時代:3万年前から1万3千年前:

近畿から瀬戸内にはサヌカイト(安山岩)を用いた瀬戸内技法(ナイフ形 石器)が広まる。

「南山城の木津川地域」:八幡市の金右衛門垣内(きんえもんかいと)遺 跡:ナイフ形石器、

城陽市の芝ヶ原遺跡:ナイフ形石器と舟底形石器、京田辺市:高ヶ峯遺 跡:石核など。

木津川市における同時代の遺跡にしては昭和52年(1977)に木津町の東部 の丘陵端:岡田国神社の裏山(岡田国遺跡)で、一点の石器が発掘されま した。石材はサヌカイトで4.7cm長の不定形のもので、未完成の製作途 中の石器でした。

・更新世(洪積世)終期:1万3千〜1万2千年前:

細石器.有茎尖頭器(有舌尖頭器)の時代:細石器の石刃(長さ数セン チ、幅数ミリの特小石刃)、有茎尖頭器(槍の穂先をとがらし、柄に付け るために基部には茎「ナカゴ」をもつ)。

近畿地方は有茎尖頭器が主流です。(細石器のナイフや槍は全国に分布し ていました)。
「木津川地域では井出町上井出遺跡、木津川市山城町千両岩遺跡、同加茂 町例幣遺跡、など」。

・縄文時代(新石器時代):1万2千年前〜前3世紀:

加工技術も進歩して狩猟の弓矢、生活用具などへの応用と、目的と用途が 拡大しました。特筆しますと、この時代発明された「土器」は、「煮る」 という調理の方法への大変革があったことです。食物の種類と範囲が拡大 でき、定住性の強い集落が各地に形成されたことが証明されます。

前期縄文時代の「木津川市山城町の涌出宮(わきでのみや)遺跡」、城陽 市の丸塚古墳下層遺跡で、北白川下層式土器が出土しました。(前期の標 識土器:京都市北白川小倉町遺跡で出土した爪形文の土器)また、涌出宮 遺跡からは連続する三型式の土器が出土し、ここの集落はずっと継続して きたと見なされます。

後期縄文時代:西日本の縄文土器は、東日本と異なる発展をし、土器から 縄文が消えて、華麗な装飾を施した多様な器形が盛んになりました。

後期縄文人は丘陵地の動物の減少を補うため、低地へ進出して植物栽培を 始めたのです。

「木津川地域」も同様だったと思われますが、「木津川」は大変氾濫が多 いため、地下深く眠っている遺跡を発掘する本格的な調査は、未だ実施さ れていません。

・弥生時代: 紀元前3世紀〜後3世紀中頃 水稲農業と金属器使用の新文 化時代

九州北部に大陸.半島から渡来した新文化は、端正な姿形の弥生土器と青 銅器.鉄器の時代へ2ルート(瀬戸内地方と日本海沿岸)を通じ、東方へと 日本列島を大きく変えました。

・遠賀川式(おんかがわしき)土器:福岡県板付遺跡、佐賀県菜畑遺跡

弥生前期の南山城の稲作文化導入期の土器は河内(東大阪市)より伝わっ ていました。

(木津川市燈籠寺遺跡、京田辺市宮ノ下遺跡の土器は河内の胎土使用)
北山城(乙訓地区の遺跡など)は、淀川経由ルートで伝播されています。

・弥生中期(紀元前1世紀〜後1世紀)の銅鐸と遺跡の発見

昭和57年(1982)6月木津町相楽山の丘陵(現木津川市相楽台)で相楽 ニュータウン造成工事中に銅鐸1個が出土しました。(高さ:40.5cm、 型式:扁平紐式6区袈裟襷文)

南山城では八幡市(式部谷遺跡の銅鐸)に次いで2番目、20年ぶりの発見 です。(京都市の梅ヶ畑遺跡の4個を含め)山城国では合計6個目です。

銅鐸発見場所から東方約200mの場所で、同時代の集落や墓(方形周溝 墓:まわりを方形の溝で囲んだ墓)の遺跡(大畠遺跡)も発見されたのです。

当時の銅鐸は祭祀に使用し、複数の集落を束ねる母体の集落が管理してい ました。近畿地区の山城、大和、河内では各郡に銅鐸1個の割合ですが、 摂津、和泉は1郡に複数(2〜3)個の割合でした。

「木津川市大畠遺跡の集落」の勢力は八幡市、京田辺市北部、同南部、山 城町〜井出町南部、城陽市、宇治市西部の6集団に並び立つほどのものと 云われています。

稲作農業の人々は低湿地や丘陵の谷間を木製の鍬や鋤で耕し、水田に籾を 直播しました。

弥生式土器を用いる生活様式になり、煮炊きする甕、食物を蒸す甑(こし き)、貯蔵用の壺、食物を盛付ける高杯や鉢などの土器も発達しました。

狩猟や戦闘用の鉄鏃や銅鐸用や銅鏃などの他に、鉄の工具で木材を加工し たり、農具にも鉄の刃先を取り付けたり、鉄器の活用で生産活動や生活文 化も変化、発展を遂げました。

当時の南山城への物流や文化の伝播は河内から神奈備丘陵(現学研都市丘 陵)を越えるルートと大和から佐保丘陵を越えるルートが主流でした。北 山城へは淀川経由でした。

大畠遺跡は、近くの音乗ヶ谷遺跡、北隣の町(精華町)を含む複数の集落 の母村であり、以後も北へ600mの曽根山遺跡、相楽(さがらか)遺跡へ と古墳時代から奈良時代へと続きました。

太古の時代から急ぎ弥生まで、端おって綴ってみました。如何だったで しょうか。


<参考資料:木津町史  本文編 木津町
   相楽山銅鐸出土地発掘調査、相楽山銅鐸出土地。大畠遺跡、 木津 町教育委員会
   大畠遺跡発掘調査、第1次(1982)、第2次(1983) 木津町教育委 員会>



     
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知られざる朝鮮半島における日本人の運命
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              元空将

先日、西村に伝えておきたいことがあると、青森に先祖代々住んでおられ る方が来られた。

その伝えておきたいこととは、

昭和20年8月15日前後に朝鮮半島にいた日本人の運命である。

この青森の方の奥さんのお母さん(故人)は、

我が国の敗戦後に朝鮮半島から引き上げてきた方で、その状況を次のよう に語っていた。

敗戦後、満州から歩いて朝鮮に入ると、

朝鮮人の兵隊(武器を持った人)に、婦女子だけ集められて収容所に入れ られた。
 
その収容所には240人がいた。

その240人のうち、日本に帰れたのは80人だけで、残りの160人は帰ってい ない。

朝鮮人に千円を渡せば日本に行く船に乗れると言われて、千円を渡して収 容所を出ていった人は、一人も帰っていない。

彼女らは、もんぺの中に現金を縫い込んで満州から逃れてきていた。

アメリカ在住のヨーコ・カワシマ・ワトキンズさんは、11歳の時、朝鮮半 島の最北部にある羅南から日本に引き揚げた。

その体験を赤裸々に「日本人少女ヨーコの戦争体験記 竹林はるか遠く」 (ハート出版)という本に著してアメリカで出版した。
 
それは、「大戦末期のある夜、小学生擁子(11歳)は、『ソ連兵がやって くる』とたたき起こされ、母と姉・好(16歳)との決死の朝鮮半島逃避行 が始まる。

欠乏する食料、同胞が倒れゆく中、抗日パルチザンの執拗な追跡や容赦の ない襲撃、民間人の心ない暴行をかいくぐり、祖国日本をめざす。」
 日本人引き揚げ者が味わった壮絶な体験記である。

この青森の方の話とヨーコ・カワシマさんの著書に接して、私(西村)は、
1年前の平成26年5月、ストックフォルムに於ける日朝局長級会談での合 意文書の中に、朝鮮半島からの日本人引き上げ者が体験した知られざる運 命に符合する文言が入っているのに気付いた。
 
それは、「1945年前後に、北朝鮮域内で死亡した日本人の遺骨及び墓地、 残留日本人、いわゆる日本人配偶者、拉致被害者及び行方不明者を含む総 ての日本人に関する調査」 という文言中の「1945年前後に、北朝鮮域内 で死亡した日本人の遺骨及び墓地、残留日本人」である。

日本側が、日本人引き揚げ者の実体解明に関する明確な意欲を以て、この 文言を使ったのかは不明ながら、北朝鮮側が、この文言を受け入れた動機 は明確である。
 
それは「遺骨ビジネス」だ。
 
即ち、北朝鮮は、

日本人の遺骨1体に対して金○○円を受け取るならば、膨大な額の外貨を日 本から獲得できると判断したのである。

即ち、膨大な人数の日本人が、終戦後の引き上げ途上で殺されて北朝鮮内 に埋められているということだ。

北朝鮮は、この事実を日本から金を引くために、ストックフォルムで先行 自白(語るに落ちる)したのだ。

また韓国域内のことであるが、私の友人のお父さんは、戦前、韓国域内で 教員をしており、戦後引き上げてきた。

後年、韓国の教え子達が同窓会を開いてくれた。このような良好な環境の なかにあっても韓国域内から引き上げるときは、愛読書の森信三著「修身 教授録」しか持参できなかった。

他の総ての財産を放棄して引揚げてきたのである。また、私は、北朝鮮域 内のように抗日パルチザンからの攻撃はなかったとはいえ、韓国域内から 日本に引き揚げる前に、目の前で父親が金槌で殴り殺される経験をした人 を知っている。

以上のように、朝鮮半島からの日本人引き揚げ者には、苛酷な運命が待ち 受けていた。

しかし、その全容が明らかにされているシベリア抑留者と比べて、
 何故、朝鮮半島からの引き揚げ者の運命は蓋をされたように知られてい ないのだろうか。

この疑問を解明する鍵は、

我が国を軍事占領した連合軍総司令部(GHQ)が、戦後直ちに実施した 言論の検閲である。

GHQの検閲事項の第8項は、「朝鮮人への批判」を禁じているのだ。
 これが、現在に至るも、朝鮮半島の日本人が如何なる境遇におかれ、
 
一体何万人が殺されたのか一切蓋をされて伝わらない理由である。

現在の韓国の大統領は、就任以来、朝から晩まで日本を非難してきた。そ して、「加害者と被害者の関係は、千年経っても変わらない」
 と化け猫の怨みのようなことを言っている。

従って、日本は、こういう日本非難を聞き流さず、
朝鮮半島に於ける知られざる日本人同胞の悲惨な運命についての関心を喚 起し、今こそ、その歴史の実相を解明しなければならない。

◎佐藤守   「大東亜戦争の真実を求めて 510」

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タウンゼントの指摘から、現在の“親中派”と言われる人々からの情報が如 何に偏っているかが判ろうというものである。とりわけ支那大陸に駐在し ているわが国のメディア情報は、相当偏向していると見て間違いあるまい。

以前、日経新聞記者が中国当局に拘束され、その後反中的?な産経新聞社 が追放されたことがあったが、同様なことが韓国でも先日起きた。セウォ ル号沈没事故の際に朴大統領の対応を非難した韓国紙情報を引用した加藤 産経支局長拘留事件である。

この時は産経が韓国政府に抗議したのは当然だとしても、わが国のメディ アが一致団結してこの不法行為に猛抗議したとは寡聞にして聞かない。

タウンゼントが指摘したように、商売優先の新聞社などは、それぞれの利 益を最優先しているのであって、「言論の自由」などと言う大義などはど こかに吹き飛び、己の利益追求に目がくらんだのだろう。

尤もこれらの“誤情報”というより『捏造記事』で一儲けしたのは朝日新聞 だった。原稿をそろえて提供されて、如何にも自分が取材したかのように 装い、自国?の軍人らを誹謗中傷して恥じなかったが、その後も懲りずに “妄言老人”の言を信じて?国民をだまし続けた。

このでたらめ記事は、今頃になって真相が暴かれたが、お蔭で我が国の国 際的信用は修復不可能な程大きく傷ついた。その上裏取りもせずに日本国 の文部省が自国の教科書に採用したのだから決定的だともいえた。

情報活動における恐ろしい落とし穴がそこに在る。しかしながらその真実 は、一般人が個別に確認することは不可能に近いから一様に騙される。

その昔「大本営発表」がその典型だとしてメディアによく取り上げられた ことがあったが、今や“そのメディア”が恥じることなく「大本営発表」を 垂れ流しているのである。

混乱している沖縄問題等はその典型であろう。タウンゼントの指摘に戻ろう。

≪(承前)彼らの情報源は怪しいものがあり、関連情報が故意に削除され ているから、短期間の滞在では情報の信憑性を確かめる手立てはない。例 えば、誰でもいいが外国のジャーナリストが来ると、すかさず中国政府の 高官と会見の場を設けられる。

こういう待遇を受けて舞い上がらない人はいない。そこですっかり手玉に 取られ、高官の言うとおりに、盗賊は根絶やしにしただの、共産主義は鎮 圧しただの、公立学校制度が新しく導入されただの、あと少しで中国の統 一が成し遂げられるなど、と手帳に書き込むのであるが、前から中国にい る人なら、こんな話は「法螺話」としか見ていない。真顔でこういう法螺 を吹いて相手を納得させてしまうのが典型的な中国人役人である。大都会 に多いので注意されたい≫

この手の煽てに乗って「中国にはハエ一匹いない」などとほらを吹いた “有識者”もいた。タウンゼントのこれらの指摘に従えば、ストレイトの対 日情報が果たして全面的に信用出来るものだったのかどうか?と言う疑問 がわく。タウンゼントは続ける。

≪また、ジャーナリストは中国に来ると、まずアメリカのミッションス クールなどの慈善団体を巡回訪問し学長インタヴューを行う。こういう施 設は有名だし、喜んでいろいろ話してくれるからである。

ところが、こういうところで仕入れた情報は、真実ではないとまでは言わ ないが、誤解を招く元になりがちである。いずれの団体にもその長たるも のはそれなりの職務というものがある。慈善団体ならばその慈善事業が 遅々として進まないと取られるようなことは公表できない。

地域住民の協力なくしては慈善事業どころではないから、彼らとのいざこ ざを暴露するわけにはいかない。長とはそうしたものだ。話が弾んだとし ても、話すことより隠していることのほうが多いのである≫

この指摘は現在にも適用できる、と言うよりも当時から全く変わっていな いというべきだろう。いや大戦後、国民党を排除して共産国家になり、専 制独裁主義が徹底している現在の方が、より悪質になっていると考えた方 がいい。更にこう続く。

≪正しい中国情報が伝わらない理由をいくつか述べたが、これだけではま だまだ危ないと思っている連中が山ほどいる。作家、新聞社、出版社であ る、こういう連中は寄ってたかって「与太記事」をでっち上げ、いい加減 な本を出し、さも「建設的」であるかのような顔をしている。

つまり、何か都合の悪い事件なり事故なりが起こると「一時的な出来事で ある」と言い募ったり、「正義の味方が現れ事態を解決する」と抗弁した りするのであるが、そのようなことは中国に関する限りまずもってありえ ぬことである。

新聞や雑誌が経済、政治、道徳などさまざまな話題を提供するのは結構な ことだが、その中で何が有害かといって「進歩的」と称するものほど不愉 快で有害なものはない。断言するが、本書は決して「進歩的」ではない。

本書は真実を知りたい人のために書いたのであって、面白おかしく生きよ うとしている人向きに書いたのではない。ある特定の主義主張のためでも なく、何かを論争するつもりもないが、結論めいたことをいえば、「不干 渉も悪いものではない」ということになる。もし、本書に書いてあるさま ざまな真実を読まれて、それでも中国に甘い幻想を抱かれても、それはそ れで結構である。

逆に、もしそうならなかったら、それもまた結構なことである。別に本書 は中国の窮状を救うための本ではないのである。

ありのままの中国を紹介するのが本書の主眼である。外国人の多く住む洋 式化した繁華街からはるか離れた僻地の話がほとんどである。こういう話 だからこそ、本当の中国人の様子が浮かび上がってくるのである。もちろ ん、上海や天津などの西洋化した港町に中国人は住んではいるか、彼らは 中国人としては例外中の例外である。また外国人が警備する租界が沿岸に あるが、そういう地区に住んだことのない人の苦労話やら受難の数々も収 めてある≫

タウンゼントに全く同感である。我が国はじめ、欧米諸国が伝える現在の 中国情報も、その殆どが共産党政府による「提供情報」で、登場人物も諸 悪の根源たる“大物”であり、13億人民は政府から情報を拒絶されているか ら、せいぜいインターネットで知るだけである。その点から見てもタウン ゼントの指摘は実に鋭いと思う。


        
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重 要 情 報
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 ◎米国務長官、都内で日韓外相と会談 北朝鮮の批判を一笑に付す

【7月8日 AFP】(更新)都内で8日、前日まで北朝鮮を訪れていたマイ ク・ポンペオ(Mike Pompeo)米国務長官と河野太郎外相、韓国の康京和 (カン・ギョンファ、Kang Kyung-Wha)外相による日米韓外相会談が行わ れた。

ポンペオ氏は北朝鮮との非核化協議について有益だったと述べるにとど め、米政府の非核化要求を拒絶して和平プロセスの再開をドナルド・トラ ンプ米大統領に求めた北朝鮮側の声明に対してはコメントしなかった。

またポンペオ氏は、河野外相と「建設的な会談」を行い北朝鮮に対する 「最大限の圧力の維持」を協議したとツイッター(Twitter)で明らかに した。

その後、ポンペオ氏は安倍晋三首相とも会談。安倍首相は、北朝鮮の核問 題の解決は地域の安定のみならず世界にとって重要だと強調した。

■北朝鮮の批判を一笑に付す

またポンペオ氏は都内で、2日間にわたる北朝鮮側との協議は「誠実」に 行われ、進展をみせたと主張。米国が「強盗的」な態度を取ったとする北 朝鮮の非難を一笑に付し、北朝鮮政府が「最終的な」非核化を実現した際 に制裁を解除すると強調。

北朝鮮は前日、協議について非常に否定的な受け取り方を示し、一方的な 非核化という米国の尊大な要求は、和平プロセスの行く末を危うくさせて いると警告していた。

だがポンペオ氏は北朝鮮の軍縮を進める米国の努力は国際社会全体の支持 を得ているとし、「もしこの要求がギャングのようならば世界全体がギャ ングになってしまう。なぜなら成すべきことが国連安全保障理事会(UN Security Council)において一致をみているからだ」と述べた。

北朝鮮との協議は前進していると再び強調した一方でポンペオ氏は、北朝 鮮の核ミサイル開発に対して科された厳しい制裁について、緩和に値する 動きは何も起きていないと強調。

ポンペオ氏は「北朝鮮の非核化に対する最終的かつ完全な検証があるま で、制裁は維持される」と述べた。さらに米国は北朝鮮側が要求する安全 保障を提供するべく地ならししていくと付け加えた。

非公式に取材に応じた米政府当局者は、厳しい言葉で反応を示すのは北朝 鮮の交渉戦術だと指摘するものの、平壌で2日間にわたって繰り広げられ た芝居じみたむつまじさは、両国間に横たわった深い溝を示すものとなった。

【写真】 都内の外務省飯倉公館で、写真撮影に臨む(左から)マイク・ ポンペオ米国務長官と河野太郎外相、韓国の康京和(カン・ギョンファ) 外相(2018年7月8日撮影)。(c)AFP PHOTO / POOL / Andrew Harnik
<http://www.afpbb.com/articles/-/3181636?pid=20330528>http://www.afpbb.com/articles/-/3181636?pid=20330528
【ZakZak】 2018年7月8日 17:46 東京 〔情報収録 − 坂元 誠


 ◎英語独特の思考体系:前田正晶

6日朝に我がアパートの前のバス停で何時も顔を合わせているがお互いに 名前も知らない同じアパート住人の方と、「梅雨が上がったと言われた途 端にこの雨降り続き。世の中とはこんなものですね」と他愛もない会話を しているところにバスが来て、話はそこまでで終わった。

そこでバスの中で思い出したことがあった。それは「世の中とはこんなも のだ」を英語にすればどうなるかという、言わば簡単のようでかなり厄介 な英作文の問題だった。これは大学受験の前に非常に優れた英作文の参考 書として頼りにして使ったし、未だにこれに勝る(参考書の域を遙かに超 えている)名著はないと思っている「英文構成法」に出ていた例だ。これ は難しい単語など一切使わずに英文になるのだ。ということは「日本語と 英語の物の考え方の違い」が非常に良く表れていると言えると思う。

私の考え方は「英作文だろうと英文和訳だろうと、常に正解は一つではな いのだ」である。だが、ここではと佐々木高政氏(記憶が正しければ当時 は東京教育大教授)はThat’s the way things happen.と訳されていた。

私も偶然だっただろうが、この例題にそう解答していた。ここでご注目願 いたいのが、英語における思考体系の違いである。英語でものを考える時 にこういう風に考える必要があると示している格好な一例であると思う。

私はその後、色々な場で多くの熱心に英語を勉強しておられる方に「『世 の中とはこういうものだ』を英語にしてみて下さい」という質問をしてみ てきた。正直なところ、佐々木高政氏式の答えが出来た方は皆無だった。 最も近かったのが
Things happen that way. だった。偉そうに言えば「ここまで来れば、も うあと一息」だと思う。他にもう一つ例を挙げておくと To
run a copy が「コピーを取る」という意味になり、take a copy ではな いのだ。


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身 辺 雑 記
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9日の東京湾岸は曇天だった。散歩する猿江公園で午前中、セミの初啼きを聴いた。夏の到来を実感した。10日の東京湾岸は快晴。夕方は亀戸駅近くの韓国風居酒屋で気の合った同士の宴会がある。楽しい。

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