政治・経済

頂門の一針

急所をおさえながら長閑(のどか)な気分になれる電子雑誌。扱う物は政治、経済、社会、放送、出版、医療それに時々はお叱りを受けること必定のネタも。

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頂門の一針4731 号  2,018・7・5[(木)

2018/07/05

                        
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わたなべ りやうじらうのメイ ル・マガジン「頂門の一針」4731号
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      2018(平成30)年7月5日(木)



          10億ドルをせびる「開き直り」:宮崎正弘

             足の血管にもステント:石岡荘十

     日本が非難浴びる国連の慰安婦問題議論:櫻井よしこ    
                              
                      話 の 福 袋
                       反     響
                       身 辺 雑 記


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第4731号
                             発行周期 不定期(原則毎日発行)
             
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10億ドルをせびる「開き直り」
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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成30年(2018年)7月4日(水曜日)
        通巻第5747号  ¥
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 オッと。こんな手もあったっけ。10億ドルをせびる「開き直り」。
  パキスタンがIMF管理になると、中国は困るらしい。
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借金も余り大きくなると、借りている方が開き直るという手段がある。
 パキスタンでは、570億ドルという途方もない巨額を中国が投下して、 グアダル港から新彊ウィグル自治区まで、高速鉄道、ハイウェイ、原油と ガスのパイプライン、光ファイバー網という世紀のプロジェクトを展開し ている。

CPEC(中国パキスタン経済回廊)という。

ところが資金がかならず蒸発してしまうので、CPEC工事は、地区に よって工事中断。それも数カ所におよび、いったい完成は何時になるの か、はたして完遂できるのかという不審の声もあがる。

そのうえ、工事現場の大半を占めるバロチスタン洲は独立運動が盛んで、 パキスタン中央政府の統治がうまく及んでいない。クエッタでは、中国人 誘拐事件や殺人事件も起きている。

パキスタンは中国からの借金を返せず、西南部にあってインド洋に面した 深海=グアダル港を向こう43年間、中国のの租借港とすることを認めた。
スリランカのハンバントラ港は99年だから、パキスタンの43年という のは、何が根拠なのか、パキスタンの国内法なのか、よく分からない。 99年とは「永久」と同義語である。

さてパキスタンはデフォルトの名人でもあり、2013年にも67億ドルを支払 えず、IMF管理となって、世界の金融機関は追加融資に二の足を踏ん だ。そこでパキスタンの商人等は中国の商業銀行から金を借りた(その累 計も20億ドル近いという)

IMF管理になると、中国としては帳簿を監査されるなど、まずいことに なるらしく、土壇場でパキスタンは開き直り、20億ドルの追加融資を要請 した。

さきごろパキスタンの執拗な要請に根負けした中国は、渋々10億ドルを 追加した。

ナルホド弱者の開き直り、って手段は、こうした場合には有効なんだ。

     
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  樋泉克夫のコラム 樋泉克夫のコラム 樋泉克夫のコラム 
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樋泉克夫のコラム
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【知道中国 1754回】         
――「支那人は巨人の巨腕に抱き込まるゝを厭はずして・・・」――中野(10)
  中野正剛『我が觀たる滿鮮』(政?社 大正4年)

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中野は「鐵道に沿ひて我國の勢力の延長せる最北端」に位置する長春にお いて、「量見の小さき治者」の管理・規制・指導をものともしない「帝國 住民の最も活氣を呈せる」姿に接し、「吾は愉快に堪へざる所」と綴る。

 量見の小さき治者」の筆頭ともいえる満鉄は、「全く附屬地の總地主と して獨裁的專制を人民の上に行」い、満鉄に盾突くようなことがあったら 直ぐにでも土地を取り上げてしまう。

「されば人民が安んじて永住の計畫を立てんなどゝは思ひもよらず」。満 鉄のような大会社が、こんな姑息な対応を執るべきではない。だが「滿鐵 の經理課は、斯くして、些細の事にまで立入りて其収入を多からしめんと し、種々の非難を受けながら毫も改むるの意なきものゝ如し」。「量見の 小さき治者」が目前の“業績アップ”に汲々とする結果、国民の活力は殺が れ国益は毀損されてしまうのだが、その責任が問われることはない。

 「量見の小さき治者」を詰る一方で、中野は「活氣を呈せる」「帝國住 民」の歓待を楽しみ、その席上で見聞きしたことを記す。

 長春には「意氣甚だ豪壮な」る人々の組織した長春倶楽部と名づけられ た社交機関があり、「住民は一致して内外の困難に當る」ことを目的とする。

「外」とは「固より或は支那人、或は其の他の外國人に對する實業の競 爭」だが、「内」は「彼等の地主たり、專制家たり、代表者たる滿鐵、都 督府、領事館なり」。かくて中野は「覺えず失笑」せざるをえず。

「一人の快活漢」が「傍らに侍する紅裙連を捉へて」、「世人は此徒を卑 めども、凡そ日本國中に於て最も勇氣ある者は此輩なり、北滿といはず、 西伯利亞といはず、日本人の海外發展に最先鋒たる者は彼等なり。

商人は彼等の腰巻を擔ぎて後へに隨ふ。是れ比喩の言に非ず、實際に然る なり此徒女流の進む所、必ず其腰に纏ひ、肩に掛くべき日本産の縮緬の類 を要す、意氣地なき日本商人は此種の貨物を擔ぎて、彼等より澪れ錢を得 んとするに過ぎず。彼等は國辱を晒すと稱せらるれども、余の見る所も以 てすれば、彼等ほど恥を知るを重んずる者は有らざるなり」と、「盛んに 彼等の爲めに気?を吐」いたという。

 これを聞いて中野は「彼等」、つまり彼女たちの苦労と心意気を知れば こそ、「日本民族發展の爲め、男子が活動するに何の難き所ぞ」と言い 切った。

古今東西を問わず、海外進出の先兵は「紅裙連」だろう。

その尻を追っかけ彼女らに寄生する牛太郎やらやり手婆の類が続き、小商 人が群がり紅灯の巷から嬌声が聞こえるようになると、本国から大企業や ら当局やらの『本隊』が、やおらやって来て、あれこれ口煩く宣う。

そうなると、粗野だが活力溢れた雰囲気は後退し、小役人根性と屁理屈が 幅を利かせる面白味のない社会になってしまう。満州でもまた、そうで あったに違いない。

長春は発展途上だった。

「自由經營の意氣ありて、官憲に攀ぢず、大會社に依頼せず、隨つて名士 高官の送迎抔に?禮を厭ふ長春同胞」の怪気炎を聞いた翌日、「日支合辨 の鐵道にて」吉林へ向かった。この鉄道の「設備の言語道斷なるは呆るゝ の外なし」であるだけではなく、「其の經營の馬鹿々々しき事、其の不正 の行はるゝこと、凡そ支那人と合辨事業をなすより生ずる弊害」は数限り がなかった。

 この時代、すでに「凡そ支那人と合辨事業をなすより生ずる弊害」が指 摘されていたわけだから、やはり日本はどのような理由があれ「凡そ支那 人と合辨事業」なんぞに取り組むことは得策ではなさそうだ。

 満州は「北に向ふに隨ひて、漸々土地豐沃」であり「滿洲の貴きを感 ず」。「長春より東に折れて吉林に向へば、其刻々に地味の豐饒」な大地 が続く。果てしなく広がる真っ黒い大地は、挿した箸から根が生えると形 容されるほどに地味が豊である。
         
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読者の声 どくしゃのこえ READERS‘ OPINIONS 読者
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(読者の声1)先月30日、潜伏キリシタンの関係遺跡が「世界遺産」に登 録されました。地元の人々は大喜びで、訪れる人々もテレビを見る限りで は一様に喜びに溢れているようです。

しかし私は一抹の不安を感じています。それは中・韓の『歴史戦』に悪用 されはしないか、という危惧です。

物事には「原因」があって初めて「結果」があるのです。しかし、潜伏キ リシタン関係遺跡の「世界遺産」への登録には「結果」だけがあり、その 「原因」には全く触れていません。

宮崎先生が5月14日、通巻第5701号の 中の「平川靜『戦国日本と大航海 時代』(中公新書)」の書評でおっ しゃった「なぜ禁教に至ったかを日 本政府は先に国際社会に説明しなけれ ばならない」が全く欠落したまま 登録されたのです。

「世界遺産をこのま ま登録されては日本がまるで時代錯誤的な宗教弾圧 国家と誤解され」てし まう、とも宮崎先生はおっしゃっています。
 そうなんです。このままでは「日本は時代錯誤的な宗教弾圧国家」だと 中・韓の「歴史戦」に悪用されかねないのです。

説明すべきは如何にして禁教に至ったかであって、結果としての「潜伏キ リシタンの関係遺跡」ではないはずです。

 禁教の原因としては「宣教師たちが侵略の先兵だった」ことを初め、 「布教の裏で若き女性らを大量に拉致して売春婦や労働力として海外に売 り飛ばしていた」ことや、「長崎を伴天連領として領有ししていた」こ と、「キリシタン大名に命じて神社仏閣を打ち壊させた」こと、「倭寇も 顔負けの海賊行為を働いていた」ことなどが秀吉の九州征討の際に判明 し、それゆえに禁教に至ったことです。

当時、ポルトガルやスペインの宣教師らは狡賢くも「貿易の利を吹聴」 する一方で日本人を性奴隷として海外に売り渡して巨額を得たりの悪業の 限りを尽くしていたのです。禁教はこうした理由から止むを得なかったの です。

こうした真実の歴史を語らない今回の「歴史遺産登録」は、中・韓の企 む「歴史戦」に格好の材料を与えるものです。とは言え、既に「世界遺 産」に登録されてしまいました。せめて、日本人にだけはそうした事実を 伝えたいものです。その意味でも、先ず教科書を何とかしたいものです。
 ■『「潜伏キリシタン関連遺産」の世界遺産への登録について』
https://sns.orahonet.jp/blog/blog.php?key=16752
 や、『フェイクニュース?』
https://sns.orahonet.jp/blog/blog.php?key=16393
の最後のコメント欄を参照ください(独村)


(宮崎正弘のコメント)米国はユネスコへの拠金を凍結し、また人権委員 会から離脱しました。日本もそうすべきでしょう。


         
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足の血管にもステント
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     石岡 荘十


数十メートル歩くと左足がだるくなって歩行困難になる。で、数分立ち止 まって休むとまた歩けるようにはなるが、またすぐだるくなる。

このような症状を専門的には「間欠性跛行」という。「跛行」はビッコを 引くという意味だ。こうなった経緯については、本メルマガ「齢は足にくる」

http://www.melma.com/backnumber_108241_4132433/

で述べたとおりだが、先日、閉塞した足の大動脈にステントを入れる治療 を受け、ビッコは解消し、元通り颯爽と歩けるようになった。

はじめ、「これはてっきり腰をやられた」思い込んで、近所の接骨院に駆 け込んだら、「典型的な脊柱管狭窄症の症状だ」と断言する。つまり神経 の管が腰のところで狭まっている疑いがあるとのことで、電気治療、針を 数回やってもらったが、はかばかしくない。

業を煮やして、行きつけの大学病院の整形外科で腰のレントゲン、さらに MRIを撮ってみると、確かに、腰椎のひとつがずれているが、神経には 触っていないことが確認できた。脊柱の管にはどこも狭くなっているとこ ろはない。ビッコの原因はほかにあるというのが整形外科医の診断だった。

考えられるのは、足に血液を供給する血管、動脈がどこかで狭くなってい て、血液や栄養補給が足の筋肉の運動量に追いつかないのではないか。血 管の動脈硬化ではないかというのが循環器内科の医師のお見立てだった。

となると、検査法はPWV(脈波伝達速度)。両腕、両足に幅広のベルト(カ フ)を巻いて四肢同時に血圧を測定する検査法である。この検査をする と、動脈の詰まり具合と動脈の硬さ(柔軟性)手足の動脈などの比較的太 い動脈の高度狭窄の有無がわかる。

結果は、左足だけが標準値に遠く及ばない。病名は閉塞性動脈硬化症。左 足へ行く動脈のどこかが詰まっている疑いが強まった。

血流が詰まる動脈硬化は典型的な加齢疾病だ。脳の血管が詰まれば脳梗塞 になるし、心臓の血管(冠動脈)が狭くなると狭心症、詰まると心筋梗塞 になる。私の場合は足にきたというわけである。

造影剤を使ったCTで診ると、左足付け根から動脈を15センチほど遡ったと ころで90パーセント狭窄していることが確認できた。左足へは最大、通常 の7割ほどしか血が流れていない。これではビッコになるわけだ。

治療法は、脳梗塞や心臓梗塞と同じだ。血管の狭くなったところにカテー テルを挿し込んでフーセンで拡げるとか、バイパスを作るとか、etc。

心臓カテーテル室でカテーテル台に横になると、若くて美形の看護婦さん が何の躊躇もなくパラリとT字帯をはずし、左足の付け根周辺の陰毛を電 気かみそりで刈る(剃毛という)。慣れたものだ。

局所麻酔の後、この治療では実績も多い腕利きの医師が、モニター画面を 見ながらカテーテルを挿入。先端には、中心部に細くすぼめたバルーンを 仕込んだステントがある。

ステントはステンレスで出来た金網のチューブである。これを狭窄部分ま で持っていってバルーンを膨らますと、すぼめてあったステントの内径も 同時に拡がって、狭窄した血管を見事に押し広げた。

ステントは内径8ミリ、長さ40ミリ。心筋梗塞の治療に使うステントは内 径2ミリほどだから、それに較べると大型だ。治療時間は1時間ほど、治 療費86万円、自己負担9万円ほどだった。

心筋梗塞でステントを使う治療法はよく知られているが、足の大動脈狭窄 にステントを使うケースはまだそれほど多くない。

下肢(足)へ行く動脈が詰まると、下肢が腐ってしまい、痛いだけでな く、命にかかわるケースもある。そうなると「命には代えられない」とや むを得ず下肢を切断しなければならなくなる。日本では毎年1万人以上が 足を切断されているという報告もある。高齢化で症例は増えている。

足にもステントを入れるという治療法は、循環器内科ならどこでもやって いるわけではない。リスクもある。医師の選択には慎重でありたい。

元京都大学心臓血管外科部長・米田正始(こめだまさし)医師を中心とす る研究グループは新しい血管を作って下肢切断を救う「血管再生法」とい う試みを行なっていて、再生医学のひとつとして注目されている。

「なんとなく足の先が冷たい」

これが、アラームだ。接骨院では治らない。専門の医師を選んで、治療を 受ける必要がある。


       
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日本が非難浴びる国連の慰安婦問題議論
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            櫻井よしこ


 「日本が非難浴びる国連の慰安婦問題議論 資金力活かし道理や公正さ を説くべきだ」

トランプ米政権が6月19日、国連人権理事会からの脱退を表明した。パレ スチナ問題でイスラエルに対する偏見の度合いが過ぎているという理由だ。

「朝日新聞」は6月20日夕刊の1面トップで同件を、「また国際協調に背」 という見出しで報じた。パレスチナ対イスラエルの問題に踏み込むつもり はないが、朝日流の批判だけで済む問題ではないだろう。国連人権理事会 に日本も言いたいことは少なくないはずだ。

クマラスワミ報告はその一例だ。国連人権委員会(国連人権理事会は2006 年に国連人権委員会が改組されてできた)の特別報告者であるクマラスワ ミ氏は、日本軍は慰安婦を「性奴隷」にし、反抗する女性たちをトラック で山に運び、池を掘り、毒蛇で一杯にし、女性たちを裸にして池に突き落 として死なせたと報告した。完全な作り話だ。

その2年後、同委員会はマクドゥーガル報告「現代的形態の奴隷制」を承 認したが、クマラスワミ報告に輪をかけた酷い内容だった。慰安所を「レ イプ・センター」と断じ、「奴隷にされた女性たちの多くは11才から20 才」「厳しい肉体的虐待」で「生き延びた女性はわずか25%」と報告し た。マクドゥーガル氏も国連人権委員会特別報告者である。

日本人としてこのようないわれのない非難を浴びるのは耐え難い。しか し、国連での慰安婦問題の議論では、いつも右の両報告が土台になってい る。結果として日本は屈辱的かつ不条理な非難を浴びることになる。

この他にも昨年は国連人権理事会特別報告者のジョセフ・ケナタッチ氏が 「テロ等準備罪」は表現の自由を不当に制約する悪法だと、日本政府を非 難した。圧倒的多くの国々では日本よりはるかに厳しい法律を備えている が、彼はそのことには触れない。

同じく特別報告者のデービッド・ケイ氏は慰安婦問題を含む歴史問題の 「解釈」に日本政府が介入し、事実を曲げていると非難した。事実を曲げ たのは彼ら特別報告者であり、彼らに誤った情報を吹き込む運動家や左翼 系弁護士であり、彼らの活躍の主舞台となっている国連人権理事会である。

こんな状況に日本はどう対処すべきか。埼玉大学名誉教授の長谷川三千子 氏は、国連人権理事会に蔓延する活動家の悪質な言説に学者や研究者は 引っ張られてはならないと訴える。その上で希望は若い世代だと語る。

「たとえば朝日新聞に寄稿したり、旧民主党系政治勢力を支持する若手学 者や研究者の中に、少数ですがイデオロギーよりも事実に基づこうとする 人々がいます。彼らは運動家の言説に引っ張られる人々ではない。迂遠か もしれませんが、彼らに働きかけたい」

確かに正道だが、時間がかかるだろう。国連人権理事会に度々足を運び 「慰安婦は性奴隷だ」と吹聴してまわる日本人の学者、弁護士、運動家ら と対決してきた衆議院議員の杉田水脈氏は、より直接的な行動が必要だと 語る。

「日本政府は国連人権理事会への対処を真剣に考えるべきです。人権理事 会の背後で、中国や韓国政府の資金が使われ、反日決議を後押ししている と感じます。日本人は国連や国際条約の『権威』に弱く、そのまま受け入 れがちです。国際条約ゆえに外国人の日本国土の買収を阻止できないと考 える結果、国土は奪われ続けるのです」

力がある米国は力に任せて脱退もできる。安全保障を米国に頼り、拉致問 題解決にも国連の決議を必要とする日本には、逆立ちしても脱退する力は ない。国民気質から見てもその道は支持されないだろう。しかし、日本は 高額の資金を国連人権理事会にも国連にも拠出している。その力を使うの だ。その上で国連はじめ国際社会に、道理や公正さという価値観を説く日 本に、まず、なることだ。
『週刊ダイヤモンド』 2018年6月30日
 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 1237 


  
           
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重 要 情 報
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 ◎毛馬一三氏の記事で、万葉集を朝鮮語(現代語?古代朝鮮語なら、信憑性のある資料がのこっているのでしょうか?)で読み解くとこうなるんでは?という説が紹介されてありましたが、これはとっくの昔に一笑に付されて消えた説ではなかったでしょうか?

朝鮮半島南端の三韓やその後の百済辺りと日本との関係史も、戦前の戦意高揚時代もそうだったようですが、敗戦後の日本においても今に至るまで、それまでとは逆方向の政治的バイアスが強く働いているようです。
強制連行や従軍慰安婦と似た背景があるんじゃないでしょうか。さほど人気のある学問分野でもありませんし、ある意味、言ったもん勝ちみたいなところがあるのではと思います。

日頃尊敬している6〜70代の賢い筈の人達でも、そのまま真に受けていらっしゃるのを目の当たりにすることがままあります。まあ、あまり興味無いまま、若い頃に印象づけられたことがそのまま記憶として定着しているような印象を受けます。日本国憲法を無自覚に受容している日本人の姿にも似ています。(匿名希望)


 ◎抜けなマスコミ用語批判:前田正晶

日刊スポーツは何を考えたのが「西野監督が続投」と書いた。ふざける な!西野氏はサッカーの日本代表の監督さんだ。その人事の予測に野球用 語の「続投」とは失礼千万だ。日刊スポーツには「お前らは留任という熟 語を知らないのか」と言ってやりたい。彼らマスコミは政界の人事でも平 気で「続投」だの「降板」という陳腐な野球界の隠語(スラングのこと だ)を使って喜んでいる。アホかと思う。いや、彼らは阿呆
であると言いたい。


◎トランプ大統領に対しては言うべきことを言っておかないと:前田正晶

3日の「トランプ大統領の貿易作戦」では指摘すべき事が漏れていた。実 は、昨年の7月3日には下記のように指摘していたのだった。そこで、あら ためて日本側が如何にトランプ大統領の作戦に対処すべきかについて、私 の意見を述べて読者諸賢のご参考にしたい。

<日米間の貿易の歴史を正しく学んでおけば、トランプ大統領のようにア メリカの対日貿易赤字の原因が日本側にあるかのような、世迷い言が出て くるはずがないのだ。

これから先に始まるのだろうFTAの交渉でも、先ずは「怖めず臆せずに、 自国にとって最善の条件となるような主張をすべきである」から入ってい くべきだ。

更に、我が国から反論すべき所を遠慮して沈黙でもしていれば、アメリカ 側は「自分たちの主張が正しく、日本側には反論の余地もないらしい」と 図に乗ってくるのは必定である。ここでも言えることは「論争と対立を恐 れてはならない」というアメリカとの交渉の際の鉄則があるのだ。>

重ねて言うと、黙っていれば「押し切った」か「受け入れた」と解釈する のが彼らアメリカ人の頭脳構造なのである。決して沈黙は金でも何でもな く、何度でも言うが論争と対立を怖がっている場合ではないのである。我 が国が「正当な反論をして何か失うのかを考えて見ろ」と言いたい。

総理の親しくしている同盟国の大統領だからといって遠慮している場合で はない。国益と深い関係がある重大な案件ではないのか。


 ◎馬場伯明様に:前田正晶

私は既に述べたように何もサッカーに限らず欧米のプロスポーツ選手たち の髭面と刺青には余り良い感じがしません。

しかし、長年アメリカの(私独自の表現かと思っていますが)支配階層の 会社におりまして髭は兎も角、刺青をした者を一般社員から経営の幹部に 至るまで見たことがありません。また、見かけることなどあり得ないと 思っております。

理由は簡単明瞭で、あれほど階層が明確に分かれている国であれば、支配 階層の者たちが集う企業の社会に刺青を当たり前のように入れる階層の者 が入ろうとはしないでしょうし、仮令試みても受け入れないでしょう。

即ち、そういう階層(下位の階層とも言えますか)にある者たちがプロの スポーツ選手や芸人等の道を選ぶのだと解釈しております。

我が国でマスコミが「貴公子」と持て囃したUKのサッカー選手、David Beckhamはロンドンの決して高級な地区の育ちではなく、記憶に誤りがな ければ刺青があったと思います。そして、ロンドンの独特の訛りで自分の 名前を「ダイヴィッド・ベッカム」と言っています。

言って良いことかどうかは別にして、ベルギーのエースストライカーと言 われたルカクはコンゴからの移民の息子。フランスのエースもアフリカ系 という具合で、欧州と南米の代表にはアフリカ系の選手が多く、彼らが主 力選手であるのです。我が国や韓国の純粋さと比べると大きな違いかと思 うのです。

しかし、我が国でもバスケットボール、ヴァレーボール、陸上競技のト ラック種目には既にアフリカ系の優れた選手がいる時代になっています。



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身 辺 雑 記
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5日の東京湾岸は今にも降りそう。

4日の東京湾岸は曇天。隣の中学校のプールでは朝9時から生徒たちが泳い でいる。寒くないだろうか、心配してしまう。

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創刊日:2004-01-18  
最終発行日:  
発行周期:不定期  
Score!: 97 点   

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