政治・経済

頂門の一針

急所をおさえながら長閑(のどか)な気分になれる電子雑誌。扱う物は政治、経済、社会、放送、出版、医療それに時々はお叱りを受けること必定のネタも。

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頂門の一針4727 号  2018・7・1(日)

2018/07/01

                        
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わたなべ りやうじらうのメイ ル・マガジン「頂門の一針」4727号
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      2018(平成30)年7月1日(日)



                 中国企業の社債:宮崎正弘

            万葉集に軍事メッセージ:毛馬一三

     日本が非難浴びる国連の慰安婦問題議論:櫻井よしこ
          
                         
                      話 の 福 袋
                       反     響
                       身 辺 雑 記


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第4727号
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中国企業の社債
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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成30年(2018年)6月30日(土曜日)
         通巻第5743号 
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 中国企業の社債、デフォルトがブーム(?)に
  ドル建て債券、高金利を謳っても応じる海外投資家が不在になった
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中国企業の債務不履行(デフォルト)が異様な速度で急増している。

2016年度の債務不履行(デフォルト)は通年で6850億円だった。今年は上半 期だけで4000億円を軽く超えた。たぶん年内に1兆円を超えるだろう。
 とくに大手国有企業がドル建てで発行した社債が「紙くず」同然となっ ているため、いまでは中国企業の海外起債は難儀を極め、大きな信用リス クに直面している。

北朝鮮への制裁で直撃を受けた「丹東港集団」の債務不履行(日本円で 841億円)は原因がはっきりしているだけに、違和感はないが、景気が よいはずの産業界でも、資金が枯渇して運転資金を銀行から借りられなく なった。とくに集中しているのが石炭、鉄鋼、火力発電である。

その典型は中国儲能源化工集団(385億円)、東北特殊鋼(累計1200億 円)など、社債不履行の中国企業のリストを網羅し始めると数十頁にも及 ぶほどの悲惨な状態だ。

社債残高はちなみに300兆円、これはイタリアのGDP(288兆円)よりも多い。

国有企業である発電や石炭、鉄鋼という旗艦産業を習近平政権は救済する 意思がないのも、これら企業の多くが旧江沢民派や団派との関連が深いか らだろうか。

また社債をだして数ヶ月も経過しない裡に、経営者が行方不明、失踪した り、突如倒産したり、なかにはドル建ての社債を償還できない企業が頻出 し、海外投資家に信用不安をもたらす。このため、対中債券投資も激減し てゆく傾向にある。とくに注目されたのが「北京東方園林環境」である。 170億円の社債発行を目指し、金利を7%としたが、集まった
のは8億 55000万円、目標の20分の1でしかなかった。

つまり世界中の投資家が中国経済の末期的症状、その破産状態を掌握して いるからである。2018年は半期だけで、すでにデフォルト額が4000億 円を超え、この雪だるま現象は急坂を転がるごとに膨らんでゆくだろう。

ドル不足にくわえ、中国は厳重な金融引き締め政策に転じており、国有銀 行は資金を市場に出さない。そればかりか中央銀行は国有銀行の預金準備 率を2ヶ月の間に1%さげて、通貨供給量を増やすとしながらも、市場に 潤いはなかった。

というのも実態は社債を株式に転換させて銀行が購入という手の込んだ遣 り方で、有力企業のパンクを防止し、債務不履行に陥る寸前の対策を講じた。

社債の格付けがAA格以下は不良債権化する怖れが強いために、銀行の担 保とならない。だから社債を株に転換させるのだ。見え透いた巧妙な延命 策である。

典型例は中国建設銀行で、たとえば武漢鋼鐵への債権240億元(4000億円) を株式化した。同銀は山東能源集団、山西省能源集団への債権合計460億 元(7800億円)も株式に転換し、融資先の国有企業の窮状を救った。


▲つぎなるは「理財商品」というゴミの山の解決を先送り

こうした債務株式化は、4月から6月にかけての弐ヶ月間だけで推計17兆 円、このために中国人民銀行は預金準備率を同期間に合計1・5%切り下 げ、1兆円の余裕資金を銀行に持たせたのだ。

 金融専門家でなくともこの手品は分かる。
したがって香港の株式市場はすばやく反応して株安に転がり、また米国や 日本でも中国との関連の深い企業株は軒並み下落した。

 ついで中国は「陰の銀行」(シャドーバンキング)の規制導入を三年先の 2021年に延ばした。ゴミの山の典型が「理財商品」で、その累計残額は 500兆円をかるく超えている。
事実上の不良債権である。これを帳簿上、かくすための手口として銀行が 活用してきたのだ。

 規制は理財商品の焦げ付きを回避させるために「激変緩和措置」なるも のを導入し、同時に投資先の理財商品(投資信託のたぐい)の時価評価方式 の導入も先送りした。
 
これは旧規制の理財商品をまた発行して償還資金を捻出することができる という、途方もない借金の引き延ばしであり、理財商品の投資先に対して 時価評価を適用しないという、帳簿の誤魔化しの奨励である。

身近な例をあげて考えてみると、A社はB銀行から1000万円を年利8% で 借りた。B銀行はこの債権を「理財商品」として系列のCファイナンス に移し替える。

1年後、利息だけ返したが、元金は返せないので、金利を10%とした。 つまり80万円の利息は払い、なおかつ一年後の返済は1100万円となる。そ してまた一年後、こんどは元本どころか、利息も払えないので、金利 12%にしてもらい支払い猶予とした。元利合計が1232万円となる。

また1年後、返済不能につき金利を14%とした。元利合計1404 万強とな る。返済は絶望的である。
 
この1404万円をB銀行の子会社のシャート―・バンキングC社は不良債権 であるにもかかわらず時価評価で貸借対照表の「資産の部」に計上する。 まさに粉飾決算の手口である。粉飾を国家あげて招請しているというポン チ絵だ。

いってみれば国有企業、国有銀行の救済を、搦め手で行うのである。

一方で中国税務当局は企業減税を実施した。

つまり倒産の危機に追いこまれた海航集団(HNA)などの救済が実際の 目的である。有利子負債が巨大な海航集団は資産売却などで当座を繕って きたが、この企業は王岐山の親戚が関係する、いってみれば共産党高官の 利権企業だからだ。


 ▲アメリカはまだまだ手を抜かないゾ

トランプ政権は矢継ぎ早に対中制裁を講じている。緩和する意思はまっ たくない。

次の対中制裁は「投資規制だ」とライトハイザーUSTR代表は、すで に6月15日のテレビ番組で語っていた。

「米国の最新鋭技術を企業買収などを通じて、入手しようとする中国の企 みを規制し、これによって中国が交渉テーブルにつき、公平な貿易政策に 転換することを臨んでいるからだ」と理由づけていた。

6月28日、トランプはウィスコンシン州のFOXCOM工場の起工式に 参 加し、鵬海精密工業CEOの郭台銘と並んで、鍬入れ式を行った。

式場で、トランプは「米国は中国の再建に手を貸した。御礼を言われる べきだが、もはや礼にも及ばない」と冷たい言辞を吐きつつ、中国系企業 のアメリカ進出には大歓迎。「これでバランスが是正される。われわれは 不公平な貿易慣行を改めよと言っているだけであり双務主義に立ち帰るべ きである」と述べた。
 

 ▲鵬海精密工業は本当に米国に大工場を建てた。

鵬海精密工業(FOXCOM)は、ウィスコンシン州に液晶パネルの大 工場を、100億ドルを投資して建設し、フル稼働となれば、1万3000人を雇 用すると唱えている。

トランプは就任前のトランプタワーに、孫正義、アリババの馬雲に遅れ て、鵬海の郭台銘が訪問したときも、対米投資に積極的な3人を褒め称え た。その約束を真っ先に果たすのは、製造業の郭となった。

 鵬海精密工業の郭台銘は台湾生まれとはいえ、この会社は中国で往年は 100万人を雇用して、急成長し、近年はシャープを買収し、液晶パネルの ハイテク化に成功した。また従業員の八割を削減し、ロボットに切り替 え、経営効率化を目指している。

郭台銘は父親が山西省からの移住組、したがって台湾への愛着は薄く、 中国共産党とべったりである。

アリババは米国進出を、金融子会社アント・フィナンシャル社がフィリ ピン経由で米国企業マネーグラム買収を行い、横合いから國際送金システ ムの進出を果たそうとしたが、米国側は拒否した。

このためアリペイ(支付宝)は香港の子会社とフィリピンの「Gキャッ シュ」でスマホ決済を英国系スタンダード・チャータード銀行を通じて行 うことになった。後者の銀行は香港ドルの発券銀行でもある。
 
またトランプ政権は中国ならびに香港系などの中国のダミー企業が米国の ハイテク企業を買収する行為を阻止するために、対米外交投資審査委員会 の権限をさらに強め、25%の中国資本の企業が米国ハイテク企業を買収 することをすべて禁止する法案を準備中である。

いずれにせよ、拙著『アメリカの「反中」は本気だ』(ビジネス社)で 述べたように米中経済摩擦は、おさまるどころか、ますます激化してゆく 方向にある。

      
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読者の声 どくしゃのこえ READERS‘ OPINIONS 読
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(読者の声1)中国の人民元下落現象を「資本主義」体制を前提に分析す るとどうもすっきりとしないものです。

ピーター・ナバロ氏のように「中国は資本主義体制ではないんだ」とここ で『定義』したうえで俯瞰してみたいとおもいます。

 A)

1.「価値」は「人間の心の中に生物学的特徴から自然発生的に宿る天然 価値」と、「天然価値が制度化・社会化されてできる人工価値」に分別さ れる。

 2.人間の欲望は止めどもなく続く。天然価値を得たいという目的を人 間は人工価値の獲得という手段に置き換えて達成しようとする。人工価値 は肥大化する。特に資本主義経済では人工価値が急増殖し天然価値との乖 離が進み、グローバル化で更に拍車がかかった。

 3.この世の通貨量は天然価値と人工価値の間に相関関係が感じられる ほど隣接していた頃は、ほぼ天然価値に見合ったものであった。資本主義 の発展にともない人間の欲望が抑制されることなく肥大化するに従い、天 然価値から派生した人工価値が、凧の糸が切れたように天然価値を置き去 りにし始めた。人工価値は些細なことにも敏感に反応し、貨幣量と人工価 値量との間でバランスが崩れるようになった。これがインフレやデフレ現 象である。白川総裁時代の日銀は天然価値と人工価値量の発想がなかった。
B)

1.貨幣表示された人工価値を人は「富」と思うようになった。

2.株価は発行時の企業価値から出発するものの、次第に多くの人々の漠 然とした『風評的』な要因で形成される。つまり、多くの人々の心象で価 値が決まる。それ故、仮に道端に転がっている石コロも多くの人々が、何 かを理由として価値あるとみなすようになれば、その石を所有した人は豊 になったと感じる。珍しいチューリップがたくさんあったかってのオラン ダは『豊かな国』だった。

テレビの「お宝探偵団」で鑑定人が、鑑定依頼品がガラクタであっても 高値を付けると、それが販売された時点で日本のGDPが増えてしまう。
 ニューヨークの株式市場に於ける株価も、多くの人々のその時の情勢判 断次第で乱高下する。高騰した場合は其れだけ米国は豊かになり、下落す るとそれだけ貧しくなったことになる。

超高速自動取引は、(経済の大原 則ではそこに人間が関与してこそ市場 となり得るのに)人間の心が反映さ れぬまま、機械が勝手に価格を設定 してしまう。とてもそれが経済行為だ とは言えず、その株価はロボット による組み立て工場で製造される『工業 製品』おなじものだ。

 3.人工価値が少なかった共産中国で、トウ小平が社会主義市場経済と 称 して『資本主義経済導入宣言』発するやいなや、資本主義陣営は中国 に自 分たちと同様の資本主義体制が出現するに違いないと捉えた。

爾来、その獲得のための諸ベクトルを中国に投入し、心象的な期待心か らなる”人工価値“が充満するようになった。そこで中国政府は人工価値の 増大に沿う形で巨額の人民元を印刷した。

つまり“心象的”な経済規模が見 かけ上巨大化し、「富国強兵国家」が あっという間に出現した。それは中 国は資本主義国と同じだという風評 の塊が人工価値化した国だからであり、その実体が理解されれば人工価値 量は激減し、「経緯依存性」により 毛沢東時代の中国に戻ってしまうよ うな事はもうないものの、今までの勢 いは失せ経済・軍事大国とは言わ れなくなろう。

いまはその過程にある。それ故、人民元がまだ購買力を保持しているう ちに、大量に発行された人民元を一刻も早く、外貨や外国優良企業や外国 の土地に移し換えている。(SSA生)



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(読者の声2) 私は、これまで、人類の再生のため、日本の再生のために は、ヘーゲルの復権が絶対的に必須だ、と訴えてきました。とりわけ、日 本においては、未だに、国家という言葉自体にある種の憚りが根強く存在 しているようです。

そのために、当たり前のことが当たり前に議論できな い雰囲気が、常に 重くのしかかっている感が、どうしても拭えません。今 回の二階発言 も、これは教育の問題であり、現在の日本の教育が、まとも な日本国民 を育てる教育になっていないことが、一番の問題なのです。

こういう状況を劇的に変えるためにも、ヘーゲルの復権がどうしても必 要だと考えます。というのは、ヘーゲルの観ている景色と、一般の我々が 見ている景色とが、全く違うものだからです。

では、それがどう違うのか と云いますと、私たちが見ている景色は、私 たちの立ち位置から見える景 色か、せいぜいのところその付近の道路地 図程度のものです。ところが、 ヘーゲルの観ている景色は、始元からの 物質の歩み全てを見通せる本当の 意味での全体像の地図なのです。

 そういう観点から眺めてみますと、たとえば、日本の常識は世界の非常 識、という日本を卑下するような自虐的な言葉も、じつは、学問的に見れ ば、日本の常識の方こそが、本来あるべき常識であるべきものだ、という ことが分かります。

そのことを端的に示す遺跡的というか、化石的な誤魔 化し不可能な証拠 として、日本語と他の外国語との文法構造の違いがあり ます。言語の文 法構造は、それが創られた時代の、その民族の精神構造が そのまま反映 されます。

では、その言語の文法構造が何を物語っているか と云いますと、日本語 のみが、相手に対する警戒心のない共存共栄の、ま ず何よりも早く相手 に内容を伝えたいとなって、自分の考えは後回しの構 造になっているこ とです。

これに対して、他の外国の言語の方は、弱肉強食の中、自己防衛的・自 己中心的に、相手が敵か味方かを判別するため に、その意志をまず最初 に確認したい言語の構造になっているということ です。

このことは、国家の生成発展に決定的な影響を及ぼすことになりました。
そのことは日本の国家の歩みと、他の外国の国家の歩みとを、比較すれ ば一目瞭然となります。

日本は、幸運なことに、ヘーゲルが生まれる前か ら、自然成長的にしっ かりと学問的な人倫国家への道を歩んでいって、江 戸期にそれを見事に 完成させたのです。

その土台は、すでに社会的認識と して存在していた共存共栄の精神を、 人倫国家の普遍性として明文化した 17条憲法にあります。だから、江戸 時代は犯罪が本当に少なかったので す。つまり、法による縛りが不要に なるほど、本当の意味での憲法の精 神・道徳が社会の隅々にまでいきわ たった、本物の人倫国家だったといこ とです。

これに対して、多くの外国の歩みはというと、弱肉強食の奴隷支配国家 がほとんどでした。ほとんどだったということは、そうでない国も存在し たことを意味します。いかにも!確かにそういう国家は存在しました。そ れは、アリストテレスの学問をもって世界を統一しようとした、アレキサ ンダー大王が創った国家です。

これは、奴隷支配国家ではなく、共存共栄 のヘレニズム文明を創った学 問的な国家です。そして、これが日本以外の 人類の歴史を形成した国家 の歴史において、唯一の例外といえるものです。

弱肉強食の奴隷支配国家には、本物の国としての理念の一体性は生まれ にくいものです。ですから、そういう国で生まれた憲法は、本来の憲法か らは程遠く、権力の力を制限するものが憲法だ、とする歪んだ憲法論を生 み出すことになりました。

その根底には、国家そのもの・社会そのものの 中から導き出したもので は無い、自然権なる外部から持ってきた概念で作 らざるをうなかったと いうおかしな国家論・国民主権論が、あ りました。

ヘーゲルは、この学問的でない国家論・憲法論を、学問的に批判して、 正しい国家論・憲法論を提示したのです。この時が、弱肉強食的な奴隷支 配国家の道を歩んできた西洋諸国が、学問的に正しい人倫国家への道が拓 かれようとした最大の機会でしたが、マルクスが、その機会をものの見事 に潰してしまいました。これによって、マルクスは、人類を、不毛な敵対 的な対立・地獄の世界へと、突き落としてしまったのです。

これに対して、共存共栄の人倫国家への道を歩んできたわが日本は、好 んで戦争をしませんでしたが、いざ戦いとなると、無類の強さを発揮しま した。それは何故かと云いますと、ひとり一人が、国家と自分とが一体の も のであることが当たり前の、即自対自の精神を持っておりましたの で、わ が身可愛さに逃げ出すものなどいなかったからです。

だから、強力な武器 を持つ欧米諸国も、日本を植民地化することができ ませんでした。それば かりか、必死に欧米諸国に対抗しうる実力をつけ るべく、国家・国民が一 丸となって努力し、ついにとうとう欧米の人種 差別的植民地奴隷主義に対 抗して、人倫的共存共栄の大東亜共栄圏の理 念のもとに戦いを挑んで、敗 れはしたものの、欧米の植民地支配体制を 崩壊させる、という人類史を大 きく書きかえる歴史的偉業を成し遂げた のです。

したがって、いわゆる第2次世界大戦は、その歴史的意義という観点か ら見る場合、植民地奴隷主義国家同士の争いという面はあまり大した意義 はなく、欧米の人種差別的植民地奴隷主義と、日本の共存共栄の人倫的国 家との戦いであった大東亜戦争こそが、主要な歴史的意義を持つものだっ たと云えると思います。

さらにいえば、歴史的には、当時狂い咲きしてい た徒花に過ぎない、人 類が本来歩むべき道から外れた共産主義グローバリ ズムが、それぞれの 国家の内部に深く浸透して事態をより複雑にし、結果 として漁夫の利を 得る形になってしまったことが、人類の大いなる不幸で あったといえます。

こういう日本国の歩んできた正しい歴史を、日本人が、日本国民だるこ とに誇りを抱き、まともな日本国民となるために、学校で教えなければな りません。そうすれば、個人としての自分の感情のままに、新幹線の中で 突然隣の女性に斬りかかったり、警官を襲って銃を奪って人を撃ったり、 いたいけないかわいい子を餓死させる非常な親になったり子供を造らない 方が幸せだというような、勝手な日本人は少なくなるはずです。これは、 今の日本の教育が、まともな日本国民を創る教育になっていないからです。

ヘーゲルの云うように、全世界の絶対的本質の本流としての人類は、国 家として存在するものであり、したがって、人類史は国家の興亡の歴史に 他なりません。したがって、個々の人類である人間は、あくまでも本質的 に社会的・国家的存在であって、単なる個人では決してありません。如何 なる個人にも必ず国籍が存在するのは、そういう意味であって、便宜的・ 便利的なものと云う事ではありません。

だから、個人は、まともな国民になるために、人類の歴史・国家の歴史を 受け継いで日本国民としての遺伝子を後天的に獲得するために、教育を受 けなければならないのですし、国家は、自らの存続・発展のためにそれを 行う責任があるのです。ところが、そういう当たり前のことすら、憚りが ある現実は本当に異常です。

この人間は本質的に社会的・国家的存在であるということを、国家を否 定するマルクスは、「類的存在」などと曖昧にしてぼかし。国家の解体を 企図する金融グローバリストの意を受けた誤用思想家が、自然権に基づく 基本的人権、などという非学問的な屁理屈にすぎない概念を、人類と関係 のない外部から持ち込んで、あたかも国家と関係のないところに、人権な るものが存在するかのようにしてしまったのです。

ここから、その人権に 守られて、勝手をするのが自由となって、国家が ガタガタになっていくの です。これが、現在の日本の現実であり、それ に対するいら立ちが、二階発言を引き出したのです。  (稲村生)



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(読者の声3) 中国ガン―台湾人医師の処方箋(並木書。林建良著)
その1―まえがき、目次

4000年の中国の伝統を畏敬し共産主義という理想国家を敬慕する日本人 が一昔前までは「知識人」を中心に沢山いました。

意外にもといいますか、海外でも左翼が「マオ」に憧れ、発展する中国に 期待する人々が、これも知識人の主流であったといえるほどでした。さす がに最近になって中国の正体に気づき始めた知識人が現れ始めています。

その代表的なものとして、マイケル・ピルズベリーの『China 2049―秘密 裏に遂行される「世界制覇100年戦略」』をあげることができます。
 しかし、それらにしてもまだまだ中国の本質を十分にとらえた分析では ない、ということを示してくれるのが林建良著『中国ガン―台湾人医師の 処方箋』です。

 林建良医師は中国の本質は「ガン」であると診断します。利己的で自己 中心的で無制限に増殖していくのが「ガン」の基本的な性質です。

中国の本質はまさにこれと同じところにある、然るがゆえに、「中国はガ ン」であるというものです。通常の細胞が持っている「アポトーシス」と いう「自己犠牲=自己死」の機能を持たないのが「ガン」であり、利己的 に無限増殖していくわけです。

 
中国にもこの「自己犠牲=自己死」の原理が欠けていることを林医師は 指摘します。その最たる実例は深刻な飢饉に見舞われた時に中国人がとっ てきた行動です。その中でよく見られたのが「易子而食」(子を交換して 食す)という現象であることをあげています。

子供のために自己犠牲になるというという普通の人間が行ってきたのと際 立った違いです。

日本語原文: http://hassin.org/01/wp-content/uploads/cancer1.pdf
英訳文: http://www.sdh-fact.com/CL/Lin-China-Cancer-No.1.pdf
中文訳: http://www.sdh-fact.com/CL/Lin-China-Cancer-No.1C.pdf
プロフィール:http://hassin.org/01/wp-content/uploads/lin.pdf
   (「史実を世界に発信する会」 茂木弘道)

    


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万葉集に軍事メッセージ
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      毛馬 一三 

「万葉仮名」で書かれた「難訓歌」や「未詳歌」、つまり日本語では判読 出来ない歌のほとんどを、何と韓国語で詠んでみると、「未詳歌」ではな く、総て読み明かせると聞いた事を思い出した。

しかもその「万葉集の未詳歌」には、当時の日本と百済との間で「軍事、 政治に関する驚くべきメッセージ」が秘められているということだ。

この話をしてくれたのは、以前のことだが、韓国の著名女流作家、李寧煕 (いよんひ)氏。韓国大手新聞社「韓国日報」の政治部長・論説委員長か ら国会議員を経て、韓国女流文学会会長を歴任された。ただ、今もご健在 か確認出来ていない。

筆者は、以前「韓国日報」からの紹介で、李氏が来日された折、2日間、 奈良県桜井の「万葉の道」やその周辺の「古代天皇古墳群」散策の案内役 を務めた。

その時李氏が、こもごもと語ってくれたのが、この「万葉集」に秘められ た日本と百済との「軍事、政治に関する驚くべき秘話」だった。

李氏が、日本の「万葉集」と関わりを持ったのは、国会議員だった当時、 日本の高校の歴史教科書に韓国関係記述が歪曲されているという問題が提 起されているということから、日韓両国国会議員による特別委員会を設 け、事実調査を始めたのがきっかけだったという。

つまり、歴史書が歪曲されているかどうかに探るには、古代史にまで遡っ て検証する必要があり、そのためには両国歴史書に目を通すことだった。

その時、日本の「万葉集」に魅せられて仕舞ったというのだった。その瞬 間から「万葉仮名」の研究に励み出されたそうだ。

「万葉仮名」で書かれた「難訓歌」や「未詳歌」、つまり日本語では判読 出来ない歌のほとんどを、何と韓国語で詠んでみると、「未詳歌」ではな く、総て読み明かせること分かったというのだ。これは大発見に違いな かった。

帰国した李氏から、筆者に李氏著書「もう一つの万葉集・文藝春秋刊」が 送られてきた。読んでいくうち「日本語訳では見えない様々な謎」が書き 込まれていた。その中に、特に注目すべき下記の記述があった。

<万葉集20巻、4516首の内に、日本語では判読できない、正式に 「未詳歌」は「3首」があり、このうちの1首に恐るべきメッセージが織 り込められている。

斉明天皇(655年即位)の心の中を、額田王(ぬかだのおおきみ)が代 わって歌にしたのが、それである。

◆原文: 金野乃 美草苅葺 屋杼礼里之 兎道乃宮子能 借五百礒所念 <巻 1の7・未詳歌>

・日本語で詠むと、(秋の野の み草刈り葺き 宿れりし 宇治のみやこ の 刈廬(かりいほ)し思ほゆ)

「日本語解釈」では、下記のようになっている。
(秋の野の 萱(かや)を刈って屋根を葺き 旅宿りした 宇治のみやこ の 仮の庵が思われる)。

この解釈だと、額田王が何を言いたいのか、さっぱり意味が伝わってこな い。だからこの歌が、解釈不能または解意不明であることから、公式に 「未詳歌」とされたのだろう。

そこでこの詳らかでないこの歌の原文を、韓国語で読んでみた・・・。す ると、
(徐伐『そぼる』は 鉄磨ぐ 締め苦しむること勿れ 上の都は 刀来る ぞよ 陣地固めよ)。

・韓国語訳―(新羅は刀を磨いで戦いに備えている。締め苦しめないとい いのに・・・。吾がお上の、百済の都は、敵が襲ってくるから、陣地をお 固めなされ)>。

李氏の韓国語詠みによる解釈によると、これは明らかに斉明天皇が「百 済」に送った「軍事警告メッセージ」だということが、はっきりと分かる。

となれば斉明天皇が百済に、これほどまでの「国家機密情報」を送らなけ ればならなかった理由があったのか、その疑問にブチ当たる。

<皇極天皇(斉明天皇と同じ・斉明天皇は二度即位)から斉明天皇の時代 は、朝鮮半島では、新羅、百済、高句麗の3ヵ国の間が緊張状態にあった。

この歌(皇極時代の時の648年に入手していた機密情報)は、斉明天皇 に即位してから、額田王に作らせた歌だ。百済が、新羅・唐連合軍に滅亡 させられた661年より13年も前のメッセージだから、このメッセージ 自体には「歴史的真実性」がある。

実は斉明天皇は、百済の滅亡と遺民の抗戦を知ると、百済を援けるため、 難波(大阪)で武器と船舶を作らせ、自らその船に乗り込んで瀬戸内海を 西に渡り、百済とは目と鼻の先の筑紫(福岡)の朝倉宮で新羅・唐との戦 争に備えた。

だが斉明天皇は、遠征軍が百済に出陣する直前、その意志に貫けず、出陣 先の筑紫(福岡)で亡くなった。

斉明天皇の異常なまでの「百済贔屓」について日韓学者間では、斉明天皇 は実は、百済第三十代武王の娘の「宝」で、百済最後の王、義慈王の妹 だった説がある>。

恐らく斉明天皇自身もさることながら、親族関係も「百済」と強力な血脈 が在あったのではないだろうか。額田王の「万葉集」(未詳歌)歌に秘め られた「軍事警告メッセージ」も、その視点で詠めば「未詳歌」ではなく なってくるような気がする。

ところが、「万葉集」を古代の珠玉の日本文学と仰ぐ人たちにとっては、 この韓国語読みは認め難く、あくまで額田王作の「未詳歌」としてしか、 今でも取り扱わない。

とは云え、このあと白村江の戦いの敗戦(663年)まで、百済国の救援 にこだわり続けてきた日本の歴史を見れば、日本と百済との関係は極めて 緊密であったことは明らかだ。

だとすれば、万葉集愛好家も「万葉集の未詳歌」に、韓国語で詠み明かさ れる新たな視点を投げかければ、「万葉集」珠玉を更に広げることになる のではないだろうか。詠みを広げてみては如何。

今、「韓ドラ」放映が人気を集めている。「万葉集の未詳歌」」に対する 視点と解釈を変えて観れば、当時の歴史の激烈さが浮上して興味が増して くるのは間違いない(了)    (修正加筆再掲)

参考―・李寧煕氏著書「もう一つの万葉集・文藝春秋刊」
   ・小林恵子著「白村江の戦いと壬申の乱・現代思潮社」
   ・ウィキぺディア



         
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日本が非難浴びる国連の慰安婦問題議論
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             櫻井よしこ


「日本が非難浴びる国連の慰安婦問題議論 資金力活かし道理や公正さを 説くべきだ」

トランプ米政権が6月19日、国連人権理事会からの脱退を表明した。パレ スチナ問題でイスラエルに対する偏見の度合いが過ぎているという理由だ。

「朝日新聞」は6月20日夕刊の1面トップで同件を、「また国際協調に背」 という見出しで報じた。パレスチナ対イスラエルの問題に踏み込むつもり はないが、朝日流の批判だけで済む問題ではないだろう。国連人権理事会 に日本も言いたいことは少なくないはずだ。

クマラスワミ報告はその一例だ。国連人権委員会(国連人権理事会は2006 年に国連人権委員会が改組されてできた)の特別報告者であるクマラスワ ミ氏は、日本軍は慰安婦を「性奴隷」にし、反抗する女性たちをトラック で山に運び、池を掘り、毒蛇で一杯にし、女性たちを裸にして池に突き落 として死なせたと報告した。完全な作り話だ。

その2年後、同委員会はマクドゥーガル報告「現代的形態の奴隷制」を承 認したが、クマラスワミ報告に輪をかけた酷い内容だった。慰安所を「レ イプ・センター」と断じ、「奴隷にされた女性たちの多くは11才から20 才」「厳しい肉体的虐待」で「生き延びた女性はわずか25%」と報告し た。マクドゥーガル氏も国連人権委員会特別報告者である。

日本人としてこのようないわれのない非難を浴びるのは耐え難い。しか し、国連での慰安婦問題の議論では、いつも右の両報告が土台になってい る。結果として日本は屈辱的かつ不条理な非難を浴びることになる。

この他にも昨年は国連人権理事会特別報告者のジョセフ・ケナタッチ氏が 「テロ等準備罪」は表現の自由を不当に制約する悪法だと、日本政府を非 難した。圧倒的多くの国々では日本よりはるかに厳しい法律を備えている が、彼はそのことには触れない。

同じく特別報告者のデービッド・ケイ氏は慰安婦問題を含む歴史問題の 「解釈」に日本政府が介入し、事実を曲げていると非難した。事実を曲げ たのは彼ら特別報告者であり、彼らに誤った情報を吹き込む運動家や左翼 系弁護士であり、彼らの活躍の主舞台となっている国連人権理事会である。

こんな状況に日本はどう対処すべきか。埼玉大学名誉教授の長谷川三千子 氏は、国連人権理事会に蔓延する活動家の悪質な言説に学者や研究者は 引っ張られてはならないと訴える。その上で希望は若い世代だと語る。

「たとえば朝日新聞に寄稿したり、旧民主党系政治勢力を支持する若手学 者や研究者の中に、少数ですがイデオロギーよりも事実に基づこうとする 人々がいます。彼らは運動家の言説に引っ張られる人々ではない。迂遠か もしれませんが、彼らに働きかけたい」

確かに正道だが、時間がかかるだろう。国連人権理事会に度々足を運び 「慰安婦は性奴隷だ」と吹聴してまわる日本人の学者、弁護士、運動家ら と対決してきた衆議院議員の杉田水脈氏は、より直接的な行動が必要だと 語る。

「日本政府は国連人権理事会への対処を真剣に考えるべきです。人権理事 会の背後で、中国や韓国政府の資金が使われ、反日決議を後押ししている と感じます。日本人は国連や国際条約の『権威』に弱く、そのまま受け入 れがちです。国際条約ゆえに外国人の日本国土の買収を阻止できないと考 える結果、国土は奪われ続けるのです」

力がある米国は力に任せて脱退もできる。安全保障を米国に頼り、拉致問 題解決にも国連の決議を必要とする日本には、逆立ちしても脱退する力は ない。国民気質から見てもその道は支持されないだろう。しかし、日本は 高額の資金を国連人権理事会にも国連にも拠出している。その力を使うの だ。その上で国連はじめ国際社会に、道理や公正さという価値観を説く日 本に、まず、なることだ。

『週刊ダイヤモンド』 2018年6月30日
 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 1237




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重 要 情 報
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◇◆◇写真映像情報網◇◆週刊AWACS 2018年7月1日◇◆◇◆◇
▼唸声中国映像/ガソリンスタンドに乗用車が飛び込んで火災・・・

[https://stat.ameba.jp/user_images/20180701/06/unarigoe/cc/b3/g/o0300016914220946186.gif]

GIFは6/15、長沙市のガソリンスタンドに乗用車が飛び込んで火災を起こした瞬間/唸声、こうした事故は特に珍しい訳でもないのだが、この事故ではガソリンスタンドの従業員がすぐに消火したために火災の起きた隣に停車中のバスに乗っていた40人が全て無事に避難することができ、負傷者はゼロ、ガソリンスタンドも最小の被害で済んだ。ここで驚いたのは消火作業をした従業員7人に合計80万元≒1337万円の報奨金が出たこと。我が国であれば、表彰状で終わり、あっても社長賞名目で金一封、たぶん一人5万円程度であろうか。中国は金で動いて金が動く国である。

Gas station attendants rewarded with 800,000 yuan for putting out a fire  (0:46)
https://youtu.be/yGzy557JFQw

では、今週号をお楽しみください。
https://ameblo.jp/unarigoe/entry-12387596364.html
[https://stat.ameba.jp/user_images/20180630/23/unarigoe/a1/7d/j/o0605060814220853191.jpg]<https://ameblo.jp/unarigoe/entry-12387596364.html>



 ◎近頃気になったハプニングス:前田正晶

西野監督の危険な賭:

フジテレビの解説者の説明を聞いてかなり危険な賭だとは思った。実は、 NHKのBSでコロンビア対セネガルの中継をしているとは全く知らなかっ た。と言うよりも、フェアープレーのポイントなどという制度を知らな かったとも言えるのかと思う。

ポーランド側もある程度以上我が方の意図を察したのだろうか、1点でも リードしている後数分を残して無理に奪いにいく必要も無しと判断したの だろうか、全く寄せようとか競り合いにいこうとする素振りを見せなかっ た。これでは実質的にストーリングをしているのと同じではないのか。

だが、不思議なことにマスコミ報道では西野作戦に対して色々と非難して いるが、私には「これ幸い」とばかりにストーリングに出たポーランドに ついては、何のお咎めもなかったのは不公平だと思っている。

結果としてこの試合の最後はスリルも何もない極めて間延びした状態にな り、大いに観戦の興味を削がれたと不快に思われた方はおられただろうと は感じていた。だが、心の中では「兎に角、早く終わってグループリーグ から抜け出せるように」と念じていていた。

ここで、W杯の試合で不思議に思っているエキストラタイムについて。何
故か後半には前半のそれに比べて長く、3〜5分台になるのだった。あの ポーランド戦でも後半に時間を3分も浪費した事態は生じていなかったと 思っている。

この辺りが起源がUKにあるフットボール系の競技の矛盾点だと思ってい る。今ではその余計にかかる時間を第四の審判とやらが掲示するように多 少近代化?されたが、つい最近までは主審の裁量に任されていたようだっ た。おかしいと言いたい制度だった。ラグビーでも未だにトライを獲られ た方が次のキックオフをして、再び攻撃権を相手に与えるののは矛盾だと 思っている。こういう非合理性とでも言いたい点を改善したルールで運営 されているのが(アメリカン)フットボールであり「究極の球技」と言わ れる所以である。

第三者委員会は日本大学のガバナンス(この言葉には統治能力という意味 はないと思うが、マスコミに妥協しておこう)まで云々する為に設置され たのか:

29日には折角そういう機会があったからと、悪質タックル問題の原因究明 の為に設置されたと思う委員会の記者会見を見ていた。内田前監督と井上 前コーチが責任回避の姿勢を採ったと解明した辺りまでは特に新鮮味はな いと思って聞いていた。だが、調査対象だった百数十名の学生全員が両名 が虚偽答弁をしていると答えたという件は、私には何となく違和感が残っ たのは何故だろう。

しかし、大学側がフットボール部の学生に真相を言うなと圧力をかけた と、何か新たな発見のように言われた点にも違和感があった。即ち、宮川 泰介君の記者会見でも「三軒茶屋キャンパスに呼ばれて云々」と言ってい たのだから。私の更なる違和感は、その辺りを以て日本大学の統治能力に 問題ありとされたことである。即ち、この委員会は日本大学全体の問題点 を探り出す目的だったとは知らなかったからだ。

6月中の梅雨明け:

週間天気予報などを見ていると、7月に入ってからは30度台の高温で晴天 の日が続くとあったので、当方の体調にとっても結構なことかと思ってい た。だが、29日から様相が変わって「観測史上初」だとかで6月中の梅雨 明けだと報じられた。実は、私はこの年齢になってから、真夏のような暑 さを何故かほとんど感じなくなっていたので、寧ろ30度超え何するものぞ とすら考えていた。

ところが、数日前にNHKだったかで「高齢化すると体の感度が鈍って暑さ を認識しなくなるので、暑さ対策である発汗もしなくなるので要注意」と 言っているのを聞いて「なるほど」と思わせられた。30日も明らかに30度 を超えていると承知で11時半頃に直ぐ近所まで買い物に出てみて、目が眩 むほどの強烈な日差しと暑さに驚かされた。

万一に備えてサングラスをかけていたので救われたが、梅雨明けの実感を イヤと言うほど味合わせて貰った。

毎年夏が来ると「今年の夏を無事に乗り切れるか」と不安に思うのだが、 今年もまた辛い目に遭わされそうだと感じ取らざるを得なかった短時間の 外出だった。やれやれ。

なお、掲題の「ハプニングス」となっているのは「元の英語では happeningは通常複数形で扱う」となっているので、カタカナ語にも複数 の“S”を付けておいた次第。


 ◎ポーランドに負けてもイエローカードの差でグループリーグを突破:
前田正晶


いきなり結論を言えば「我が国独特のフェアープレーがここまで有効でも のを言うとは予期していなかった」となる結末だった。

28日夜のW杯サッカーの対ポートランド戦は非常に不安な思いで観戦して いた。それは試合開始直前になっても一向に「閃き」がやって来なかった からだ。それは通常は引き分けか負けを暗示するのだが、幾ら待っても 「勝つ」という姿が見えてこなかったのだ。

思うにその最大の理由は西野監督が何故か先発メンバーを6人も入れ替
えただけではなく、私が評価していない川島を残し、これも駄目だと決め つけている槙野や酒井高徳を入れて、香川も長谷部も外したことにあった のだろう。

私にはその意図を全く汲み取れなかった。解説の誰かが「次を考える時 に、これまでの2試合に先発した者たちの疲労感を考慮した」と言ってい たが、私には取って付けたようにしか聞こえなかった。

大事な一戦にそれまで補欠扱いをしてきた者たちを使う勇気と大胆さと無 謀さ?を、私には評価できなかった。まさか、あの6人には折角選ばれて ロシアまで来たのだから「思い出作り」で使おうかという温情かも知れな いとも考えた。きつく言えば、そんな温情を考えている場合ではないと 思った。

試合としては技術的に余り見るべきものがない詰まらない内容だったと思 う。だが「何時我が方が1点でも取ってくれてアナウンサーが喚く『引き 分けでも』に持って行けるか」だけを楽しみにして見ていた。

しかし、試合が進むにつれてそれははかない希望的観測に終わるのではな いかと思うようになっていた。それは武藤や岡崎には大迫程度を凌ぐ力が ある訳でもなく、岡崎は兎も角、特に武藤は折角出して貰えたのだから目 に物見せてやろうといったような気迫が全く感じられなかった。

ポートランドにしたところで本当にこれがFIFAの8位だったかに評価され ているとはとても思えない無為無策のサッカーで、身長が高く体が大きい ことを活かして比較的には小柄の我が代表たちに当たって押し倒すだけし か能がないようにすら見えた。

バンドフスキなるブンデスリーガの得点王もカメラの撮り方が下手だった せいか、何処にいるのかも解らず、ほとんど機能していなかったと思っ た。それでもあのFW2名と、柴崎が余り機能しないように押さえ込まれて いた感があったので、引き分けでも難しいのではないかと、段々不安に なっていった。

結局のところ、あの2戦で機能していたメンバーを外してしまった為に長 友も活きず、酒井宏樹は攻めに回った時は相変わらず不正確な球出ししか 出来ず、途中から入れた大迫も乾も機能しないうちに「イエローカードの 差」でのグループ抜け出しが見えてきたので、後陣でのパス回しで逃げ切 りの作戦に入ったので、テレビを通しても観客の「ブーイング」が聞こえ るような展開になってしまった。こんな試合は初めて見た。

どんな形でも勝ち抜ければ良いのであって、私がW杯が始まる前に予想し た「一度でも勝てれば良くやったと褒めて上げよう」どころではない成績 を残したのだから「君たちは立派だった。よくぞそこまでやってくれた」 と心から褒めて上げるべき結果を出してくれたと思う。ポーランドのよう に何処まで本気だったのかが最後まで見えなかった相手と試合をするのは 大変だったと思うが、兎に角16強に残ったのは偉かったし、急に監督を引 き受けた西野朗氏にも感謝すべきだと思う。




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身 辺 雑 記
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東京湾岸は7月に入ってますます好天が続いている。1日は土曜で隣の
中学校は休み、都会の真ん中とも思えない静かさ。

美貌の歌手だった奈良光枝のCDを聴いた。奈良は青森県弘前市出身。
53歳で 死んだ。本当に美人薄命。
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