政治・経済

頂門の一針

急所をおさえながら長閑(のどか)な気分になれる電子雑誌。扱う物は政治、経済、社会、放送、出版、医療それに時々はお叱りを受けること必定のネタも。

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頂門の一針4696 号  2018・5・25(金)

2018/05/25

                                
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 わたなべ りやうじらうのメイ ル・マガジン「頂門の一針」4696号
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      2018(平成30)年5月25日(金)



             基礎疾患に注目しよう:石岡荘十
 
    朝鮮半島勢力巡る歴史的闘いが展開中も:櫻井よしこ

         米韓、北への「不可侵」を表明:杉浦正章

                      話 の 福 袋
                       反     響
                       身 辺 雑 記


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第4696号
                             発行周期 不定期(原則毎日発行)
             
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基礎疾患に注目しよう
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    石岡 荘十


「基礎疾患」は医学用語で「病気の大元の原因となる疾患」と定義される。

例えば、よく言われるのが心筋梗塞や脳梗塞の基礎疾患として挙げられる 「死の四重奏」。

内臓脂肪型肥満(リンゴ型肥満)、高血圧、高脂血症、糖尿病の4つが 揃っていることを言い、死亡率は、そうでない人に比べて30倍以上も高く なるという調査結果がある。これにさらに喫煙習慣を加えた五つ揃い文で 「死の五重奏」という。

リンゴ型肥満というのは中高年男性の典型的な体型で、写真などで見る金 正日氏がその典型的な体型である。女性の場合は、体脂肪が引力に逆らえ ず臀部に下がってくるので「(西洋)ナシ型肥満」ということになる。

内臓脂肪型肥満の人は動脈硬化になりすく、心臓病や脳卒中へと進んでい くリスクが高まるからだ。

メルマガ「頂門の一針」主宰の渡部氏が治療の経緯を述べておられる。一 応、犯人は脳血栓の予防薬プレタールの副作用ということになったよう だ。渡部氏は数十年前に禁煙を実行しておられるし、お見掛けしたとこ ろ、内臓脂肪もそれほど大量に溜め込んでいる様子はない。しかし糖尿が ある。

高血圧、高脂血については伺ったことはないが、もし該当するような疾患 の症状があるとすれば、末永く健筆を振るわれるためにも基礎疾患を撃退 するよう心がけて頂きたい。

一口に「撃退」といっても、そのほとんどが、長年のいわゆる生活習慣病 の結果なのでそう簡単にはいかない。例えば禁煙。簡単に決別できる人も いるが、懲りるような事態、例えば片肺切除に追い込まれてやっと、止め ることが出来たという友人もいる。

心臓手術は不整脈の基礎疾患だ。

筆者は、13年前、心臓の大動脈弁が機能しなくなり人工の機械弁に置換す る手術を受けた。10歳の頃から大動脈弁がうまく閉じない障害がありなが ら、手術までの50余年間放置しておいた結果、心臓の筋肉が正常な人の2 倍近い厚さ(1.7ミリ)に肥厚し、弾力性を失いかかっていた。

手術後、不整脈の一つである心房細動に悩まされたのは、心臓手術によっ て傷つけられ弾力性を失った心筋が基礎疾患となって、時々、心臓の細胞 があちこちで異常な動きを見せるためだと診断された。そこで、術後8年 目(‘07年)、心房細動の根治治療に踏み切った。

カテーテル(ビニールの細い管)を腿の付け根から差し入れて、心臓まで 押し進め、異常行動を起こす細胞を捜索・特定し、高周波で焼き切る。

カテーテル・アブレーション(電気焼妁)といわれる最先端の不整脈治療 法だ。その上、術後、何種類かの薬の服用を強いられ、辛うじて心房細動 の再発を阻止している。

心臓手術を経験すると、心房細動を起こしやすくなる。橋本龍太郎元首相 は、心臓の弁(僧帽弁)がうまく閉じなくなり、私と同じように人工の機 械弁に取り替える手術を受けた。

その3年後(‘06)、同じように心房細動を起こし、心臓で出来た血栓(血 の塊)が飛んで腸に栄養を送る動脈を詰まらせ、どんな鎮痛剤も効かない 激痛を訴えながら死亡した、といわれる。

死因は「腸管虚血を原因とする敗血症ショックによる多臓器不全」だが、 この場合の基礎疾患は心臓手術→心房細動である。しかし、いまさら手術 経験をなかったことには出来ない。

そこで、薬で心房細動を抑え込むことになるのだが、「すべての薬は毒」 である。大学の薬学部で教鞭をとっている友人は、学生にまずこのことを 教えるという。

だから種類と量の処方にはくれぐれも慎重でなくてはならないのだが、日 本では2万種類の薬が使われている。この中からピタリ鍵穴に合う一本の 鍵のような薬を処方するのは、至難の技である。

マスターキーはない。そう考えると、副作用が出ないほうがおかしいとも いうことが出来る。私もプレタールを服用しているが、渡部氏のような副 作用は今のところない。鍵穴の型が異なるということだろう。

アメリカには「5種類以上の薬を処方する医者にはかかるな」というのが 常識だそうだが、日本では65歳以上の高齢者は平均して6種類の薬を服用 しているといわれる。

が、薬はあくまでその場しのぎの対症療法に過ぎない。その中で一番多い のは複数種の降圧剤だ。ほとんどの降圧剤には性的機能を不能にする副作 用があることはあまり知られていない。「そのお歳でもういいでしょう」 と、医者はなめて処方しているのかもしれない。なめるな! 

基礎疾患である生活習慣病の克服こそが根治治療法であり、それができれ ば “毒”をのまなくてよくなる理屈である。“夜明けのテント”も夢ではな くなるかもしれない。        


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朝鮮半島勢力巡る歴史的闘いが展開中も
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            櫻井よしこ


 「朝鮮半島勢力巡る歴史的闘いが展開中も日本の野党は政治責任を果た していない」
北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長の動きが派手派手しい。5月7日から8 日、妹の与正氏と共に中国の大連を訪れた。習近平国家主席と共におさ まった幾葉もの写真を北朝鮮の「労働新聞」に掲載し、米国に対して「僕 には中国がついているぞ」と訴えるのに懸命である。

懐の窮鳥を庇うように、中国共産党を代弁する国営通信社の新華社は「関 係国が敵視政策と安全への脅威をなくしさえすれば核を持つ必要はない」 と正恩氏が語ったと伝えた。

習氏は8日、トランプ米大統領に電話し、「米国が北朝鮮の合理的な安全 保障上の懸念を考慮することを希望する」と語った。正恩氏を囲い込み、 米国の脅威から守ってやるという中国の姿勢であろう。

9日には北朝鮮の招待でポンペオ米国務長官が平壌を訪れ正恩氏と会談、 北朝鮮に拘束されていた米国人3人は解放されて、ポンペオ氏と共に米東 部時間で10日未明にワシントン郊外のアンドルーズ空軍基地に到着した。

トランプ大統領から早速、安倍晋三首相に電話があった。米国人3人の解 放に祝意を述べた首相の思いは、日本人拉致被害者の上にあったことだろう。

この間の9日、東京では日中韓の首脳会談が開催されたが、日本と中韓の 間にある大きなギャップは埋めきれていない。会談後の記者会見で安倍首 相は朝鮮半島情勢への対応を三首脳で綿密に話し合ったと述べたが、日米 の主張する「完全で検証可能な、不可逆的な核・弾道ミサイルの廃棄」 (CVID)という言葉も、北朝鮮への圧力という表現も3首脳の口から は出なかった。

拉致について安倍首相は、「早期解決に向けて、両首脳の支援と協力を呼 びかけ、日本の立場に理解を得た」と述べたが、中韓両首脳は拉致には共 同記者発表の席で言及していない。彼らの発言は徹底して自国の国益中心 である。

中国の李克強首相は朝鮮半島の核に関して、「対話の軌道に戻る」ことを 歓迎し、経済に関しては「自由貿易維持」を強調した。北朝鮮の核問題は 時間をかけて、話し合いで折り合うべきだというもので、軍事力行使をチ ラつかせる米国への牽制である。自由貿易に関する発言も、米国第一で保 護貿易に傾く米政権への対抗姿勢だ。

韓国の文在寅大統領は、日中双方が板門店宣言を歓迎したと語った。拉致 にも慰安婦にも触れずに言及した板門店宣言は、2分されている朝鮮民族 の再統一を前面に押し出したものだ。「北朝鮮の非核化」ではなく、米韓 同盟の消滅をも示唆する「朝鮮半島の非核化」を強調するものでもある。

今回の首脳会談からは3か国が足並みを揃えて懸案を解決する姿勢より も、同床異夢の様相が浮き彫りにされた。

10日の電話会談でトランプ氏は、北朝鮮問題で「日本はビッグ・プレー ヤーだ」と述べたという。いま、朝鮮半島勢力を巡って日清戦争前夜と いってもよい歴史的な闘いが展開中だ。朝鮮半島を中国が握るのか、米国 が握るのか、そのせめぎ合いの最前線に私たちはいる。

日本の命運を大きく揺るがすこの局面で叡知を集め、対策を練り、何とし てでも拉致被害者を取り戻し、北朝鮮の核、ミサイル、生物兵器をなくす べき時だ。日本全体が団結することなしには達成できない課題である。

だが、国会審議を拒否して半月以上も連休した野党は、国会審議に戻った かと思えば、まだ、加計学園問題をやっている。立憲民主党の長妻昭氏は 「疑惑は深まったというよりも、予想以上に深刻だ。

徹底的に腰を据えて国会でやらないといけない」と語った。だが、獣医学 部新設は既得権益と岩盤規制を打ち破る闘いで、改革派がそれを打ち破っ ただけのことだ。長妻氏の非難は的外れである。朝鮮半島大激変の最中、 国民を取り戻し、国民の命を守るにはどうすべきかを論じ、実行しなけれ ばならない。野党の多くは政治の責任を果たしていない。

『週刊ダイヤモンド』 2018年5月19日号
 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 1231



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米韓、北への「不可侵」を表明
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          杉浦 正章

米朝首脳会談前に和解ムード トランプ南北統一に言及

韓首脳会談は、6月12日に予定される米朝首脳会談に向けて、慎重姿勢の トランプを韓国大統領文在寅が説得する構図が浮かび上がった。結局22 日の会談では、トランプと文在寅は「米朝会談が支障なく開かれるよう最 善を尽くす」方向で一致した。

ワシントンでは曲折をたどっても会談は実現するとの見方が強まってい る。しかしそれも「金正恩はノーベル賞を待望するトランプに対して時間 がたてば消える程度の非核化の約束をしようとしているかもしれない」と ニューヨークタイムズ(NYT)が皮肉っており、水面下のやりとりがどう 進むかが焦点だ。

発表によるとトランプと文は「北が信用出来るような体制保障について意 見を交わし、北に対する『不可侵』の約束が必要なことで一致した」とい う。また南北が板門店での首脳会談で合意した「終戦宣言」を米国、韓 国、北朝鮮の3か国で合意に持ち込むことでも一致した。

ただトランプは北朝鮮との首脳会談について「会談が開かれればいいが、 今回開かれなければ次回に開かれるだろう」となお懐疑的な立場を崩して いない。「来週分かる」とも述べた。まだ米朝会談の延期もあり得るとい う姿勢である。
 トランプは文との会談で、朝鮮半島の将来についての鳥瞰図を描いて見 せた。「南北朝鮮はいつかは一緒になり一つの国に戻る。南北がそれを望 むなら私もそれで良い」と述べた。トランプは既に机上にある「北の非核 化と終戦宣言。その後の経済協力」から大きく歩を進め、南北統一への支 援に初めて言及したことになる。
 これに関連して3月末と5月の二度にわたって金正恩と会談した米国務 長官ポンペオは23日、下院外交委員会の公聴会で、金正恩との会談で正 恩が「体制保証」を求めたことを明らかにしている。

さらに金正恩はポン ペオに対して「朝鮮戦争を終結させ、平和条約を締 結する」意志を表示す ると共に「我々の非核化の方針と意思を疑わない でほしい」と伝えたと言 われる。ポンペオは公聴会に提出した文書で米 朝首脳会談について、「適 切な取引が机上になければ、丁重に立ち去る ことになる」と述べた。これ は水面下で進んでいるとみられる米朝調整 に向けて“牽制球”を投げたもの だろう。

一方でNYTはトランプの参謀の懸念として「大統領がノーベル賞を待望し ている一面があり、これを看破した金正恩が時間がたてば忘れるような約 束を準備している可能性がある」と、金が“ノーベル賞”を“まき餌”にして トランプをおびき寄せようとしている側面を報じている。

さらに同紙は、米政府関係者が「金正恩が米朝会談で今後半年以内に核兵 器の一切を放棄し、関連施設を閉鎖するタイムテーブルに同意する」と予 想したことをとらえて「こうした日程は極めて無理な計画だ」と否定的見 解を述べている。

北朝鮮の後ろ盾の中国は中国外務省報道局長の陸慷が23日、米国と北朝鮮 の双方に対し、「問題の政治解決プロセスは得難い歴史的好機を迎えてお り、米朝双方が好機をつかみ、それぞれの懸念を解決してほしい」と強調 した。

トランプは中国を強く牽制する発言も繰り返した。「金正恩氏が習近平国 家主席と2度目の会談をしてから態度が変わり、落胆した。」と述べた。 これは金正恩が習近平に操られている側面に不満を抱いていることを物語る。

トランプは習近平を「世界一流のポーカープレーヤー」と皮肉った。国連 安保理事会の常任理事国であるにもかかわらず中国は制裁決議の完全なる 履行をしているかどうか疑わしい。国境線を越えて北に物資が続々と届い ているとの情報もある。

一見日本の出番が無いように見えるが、今後米朝会談が進めば非核化の工 程表作りが俎上(そじょう)にのぼる。日本は積極的に核兵器解体と国外 への搬出や、専門家による検証に参加する必要がある。

安倍が北への見返りについて「先に核の完全放棄、後に補償」方式を強調 しているのは当然である。要点は金正恩が新年から打ち出している経済重 視路線をいかにして国際社会が定着させるかにあるのだろう。  


              
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重 要 情 報
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 ◎米国、合同軍事演習への中国の招待撤回 南シナ海での活動受け

[ワシントン 23日 ロイター] - 米国防総省は23日、中国による南シナ海の軍事拠点化を理由に、米海軍が主催する合同軍事演習への招待を撤回したことを明らかにした。中国はこの決定を非建設的と批判した。

国防総省のローガン報道官は「中国による南シナ海での継続的な軍事拠点化に対する最初の措置として、2018年環太平洋合同軍事演習(リムパック)への人民解放軍海軍部門の招待を撤回した」と述べた。

米政府がとり得る他の措置には言及しなかったが、中国がスプラトリー(中国名・南沙)諸島において対艦巡航ミサイルや地対空ミサイルシステム、電波妨害装置を配備した「強い証拠」があると強調した。

王毅国務委員兼外相はワシントンで行ったポンペオ米国務長官との会談後、記者団に対し、「(米国の対応は)非常に非建設的だ」と述べた。

また、南シナ海での中国の活動は自衛目的で、ハワイやグアムで米国が行った活動よりも「はるかに小規模だ」と主張。その上で「米国がネガティブな見方を改めることを望む」と述べた。

【写真】5月23日、米国防総省は、中国による南シナ海の軍事拠点化を理由に、米海軍が主催する合同軍事演習への招待を撤回したことを明らかにした。写真は上空から撮影された南シナ海の島。米海軍が2015年に提供(2018年 ロイター) 
<https://jp.reuters.com/article/usa-china-military-exercise-idJPKCN1IP0EJ>https://jp.reuters.com/article/usa-china-military-exercise-idJPKCN1IP0EJ
【ロイター】2018年5月24日 / 12:40 〔情報収録 − 坂元 誠〕


 ◎丸梅亭の新じゃがの旨い食べ方

丸梅亭か生まれ育った徳島県西部では、当時の大人たちはじゃがいものこ とを「にどいも」と呼んでいた。これを思い出してその訳を調べてみる と、収穫が年に5〜6月と11〜12月の2度できる重宝な作物だったからで、 ほかの地域でもおなじように呼ばれていたようだ。

そのじゃがいもの5〜6月収穫のものが店頭にでだした。丸梅亭は、小粒の じゃがいもがすきなので箱買い(10K)で購入した。

じゃがいもは、皮つきで茹でるか蒸すかして食べると美味しい。とくに新 じゃがは皮が薄いので剥きやすい。

丸梅亭があたらしく試みた食べ方が旨かったの参考にお知らせする。

★じゃがいも+バター+ソース+からしマヨネーズ

茹でるか蒸すかしたじゃがいもの皮をむいて「+バタース+ソース」で食 べるのは普通だが、さらに「+からしマヨネーズ」が格段に旨くする。マ ヨネーズのマイルド味に辛子のピりリ味がたものになる。(添付画像参照)

★じゃがいもの油焼きころがし+オイスターソース

茹でるか蒸すかしたじやがいもの皮付きのまま適当な大きさにきって表面 に焦げ目こげめがつく程度に焼いてオイスターソースの旨みを加える。 (添付画像参照)

辛いのが好みの時は七味をくわえる。(添付画像参照)


 ◎最早諦めの心境か:前田正晶

23日夜の日本大学フェニックスの内田前監督と井上デイフェンス・ライン コーチ(席上で辞意を表明)の記者会見は悲しくも醜態でしたね。宮川君 を守るようなことを言いながら22日の彼の会見の内容を否定してかかって 「言っていない」か「あそこまでやれとは意図していない」、「コーチと して未熟だった」では当人は上手く責任回避したつもりでしょう。だが、 正常な常識がある一般社会の人たちには逃げ口上と取られるでしょう。

私はこれまでに何度も「多くの競技の上部団体(〜協会の類いです)を運 営している会長と幹部たちはその競技の優れた選手だった者たちの成れの 果てで、現実の企業社会における実務の経験がなく、相撲界と同様にそこ だけで通用する独特の『文化』を創り出してそこに安住してきただけのこ とであって、一般社会の常識外れの問題を起こす」と指摘してきました。

私が30年以上も親しくさせて頂いている某大学の(56歳?)の教授は「私 の社会人年齢は大学院の進んだ22歳で止まっています。これは私にとって 欠陥かと常に意識しております」と謙虚に言われている。こういう自覚と 考え方は「閉ざされた組織の一員には必要なことだ」と思って拝聴した。 この教授を尊敬している。

今回は23日夜までを含めて、内田監督以下のコーチ陣にもこれが当てはま ると認識する必要があったかと、大いに遺憾に思っております。確かに フェニックスのコーチの中には大手銀行の現職の部長にまで上り詰めてい る者もいます。

だが、その地位にある者が365日の練習に参加・指導ができるでしょう か。嘗ての篠竹監督の頃の有力なコーチの方々は皆大学職員でしたし、そ の中から常務理事に昇進した方もおられましたが。彼らは職員であるから 365日練習に参加され指導されました。

他所の大学の話ですが、立命館大学では多くのコーチは折角就職した企業 を辞めても大学職員に転じて指導していると聞いております。

私には宮川君が記者会見してまで告白したことと、昨夜の首脳部の会見の 内容の何れを採って論ずべきかを論じるのは避けますが、一つ感じたこと は(あるフェニックスのOBも指摘していましたが)「全ての指示を聞いて いると井上コーチが自分で発しいたことで、必ずしも内田監督から命令さ れたことではなかったようだ」でした。この件については井上コーチは半 分も認めていなかったと思います。

日大側の危機管理に拙さがあったことは確かですし、既に私が述べた通り で「初動の遅さ」は致命傷だった気がします。関西学院に向かって後難を 恐れて言えることは「内田監督の不満足だったと言え謝罪に伺ったこと」 と「宮川君親子の単独謝罪」では水に流さない厳しさは「水に落ちた犬で も叩き続ける意志の表明でしょうか」くらいしかありません。

日大からの最終的公式謝罪文提出の期限は本24日です。昨夜の首脳部の会 見を見れば、その内容が関西学院フットボール部と大学そのものに満足願 えるのかと危惧します。

日本大学は可及的速やかに危機に対応できないままでいると、学連が「除 名」までを検討していると報じられています。それでは、将に私が「最低 でも」と予測した「秋のリーグ戦出場辞退。2部落ち」などは「軽い、軽 い」となっていま います。

今回はこの辺りで打ち止めにしますが、テレビも新聞も綺麗事ばかり言う スポーツジャーナリストや、体育会見がない良識ある(のでしょう)専門 家のご意 見ばかりを承って論じていれば、すれ違いばかりで本質を論じ ることができないかと 思うのです。

余談ですが、私は昭和23年に国体の高校の部のサッカーで準優勝した部の 一員でしたが、あの頃でも24期上のOBである監督と個人的に話をさせて頂 いた記憶な どありません。指示された通りに練習し動いて決勝戦まで行 けました。関東大学1部 リーグのフットボール部に所属していた愚息たち に聞いても「監督と個人的に話を することなどなく、直接の指示などあ り得ないのが普通」と言っておます。

蛇足ですが、マスコミは「監督の存在が全ての大学の全ての運動部で同じ 近寄りがたい権威者ではない」くらいは承知していると甘い見方をしてい ると思いま す。部員全員の名前と顔を覚えきれない大人数の部だってあ ります。こういうことが あると、直ぐに「民主的ではない」の「不公平 だ」などと片付けたがるのは困ったこ とだろうと思うのです。

記者たちにの中にも関東と関西の一部リーグの大学の運動部の出身者はい ると思うのですが。
 ◎知らぬ者どもが騒ぎ立てるからおかしくなった:前田正晶

時事通信では22日の宮川泰介君の記者会見での語りを引用して論じている が、そこにはフットボールという球技が如何なる仕組みになっているかが 全く解っていない記述があった。

それは非常に基本的なことであり、それを知らずして感情論や妙な正義感
から報道されてはたまらないと思わせてくれた。即ち、時事通信は

<それなのになぜ、あんなプレーを指示するに至ったのか。そこまでして 関学大のQBを狙う必要がどこにあったのか。>

と、で非難していたのだった。そんなことを言う前に、関西学院までにで も出向いて、彼らファイターズがどのうな練習をしているかを見てくるか 良い。尤も、部外者には見せないだろうがね。

私はこれまでに何度となく「大学でも社会人でも『何とかボウル』のよう な大試合ともなれば、事前にオフェンスでは150乃至はそれ以上の数のプ レー(フォーメーションでも良いか)を準備して臨んでくるものだ」と述 べてきた。

しかもご存じの方はおられると思うが、プレーははただ単に準 備するの ではなく、練習で全員に徹底するように繰り返し繰り返して練習 し、絶 対に間違えることがないようにするものなのである。

その為には、オフェンス・テイームの全員が全てのプレーを十分に覚えて いて、QBからの指令に基づいて、そこに指定されているように動かねばな らないのである。

そこにはパスを投げるタイミング、ランプレーにする場 合のブロックの 取り方と走るコースの取り方やフェイクの入れ方、スペ シャルプレーの 時の精密な動き等々の細かい動きがあって、QBと全員のタ イミングと息 が合っていなければならないのである。誰かが一歩間違って もプレーは 崩れてしまうし、相手のデイフェンス・テイームに動きを読まれてしまえ ば不成功に終わる。

という次第で、QBはその無数なプレーをベンチからの指示か、時にはその 局面における自分の判断で緊急に次のプレーを決め全員に知らせるのだ。 それが即ち、俗に言う司令塔なのである。

勿論、QBには二番手の者も準備されているが、本当の意味での呼吸が合っ ているのは一本目のQBとなのである。ここまで言えばお解りと思うが、そ のQBが何らかの事情て引っ込んでしまえば、仮令長い間慣れ親しんできた QBが不在となれば、一軍のオフェンス・テイームでも準備してきた攻撃が できなくなる危険性が生じるのだ。

時事通信にも解って欲しいのだが、相手のデイフェンス陣がQBを狙う理由 はそこにあるのだ。だが、フットボールのルールではQBは常に狙われる危 険に曝されているのだから、QBに対しては犯してはならない反則は準備さ れている。あのヘルメットをかぶると視野が狭くなるので、相手のデイ フェンスが横から迫ってきた時などはほとんど見えないのである。

また、狙って突っ込んで来るデイフェンス陣は時にはパスを投げ終わって 無防備になって時に不可抗力でタックルに行ってしまうこともある。この 行為などは何処までが反則かは最も近いところにいる審判が見ていて判定 するのだ。

この辺りは、相当フットボールの攻守の理論と反則とは何を指すかを知ら ずに観戦していては解らないものだ。そういう知識に欠けている報道の者 たちが、正義の味方のような顔で今回の一件を論じるのは如何なものかと 思ってしまう。ではあっても、あの形の反則は許されるものではない。宮 川泰介君はその点を承知で記者会見に臨んで、彼の知る限りの実態を語っ たのだと思う。マスコミは妙なスクープを狙うのではなく、もっと深く フットボールを知ってから取材して欲しい。



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身 辺 雑 記
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25日の東京湾岸は薄曇り。
                   読者:5576人
              






        


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創刊日:2004-01-18  
最終発行日:  
発行周期:不定期  
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