政治・経済

頂門の一針

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頂門の一針4688 号  2018・5・17(木)

2018/05/17

                                  
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わたなべ りやうじらうのメイ ル・マガジン「頂門の一針」4688号
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      2018(平成30)年5月17日(木)



       今世紀最大の政治ショー米朝首脳会談:杉浦正章

           加齢疾病連発に悩まされた夏:石岡荘十

      平和憲法重視の宏池会の外交方針では:櫻井よしこ
                       
                      話 の 福 袋
                       反     響
                       身 辺 雑 記


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第4688号
                             発行周期 不定期(原則毎日発行)
             
               御意見・御感想は:
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今世紀最大の政治ショー米朝首脳会談
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            杉浦 正章

ポンペイオの“まき餌”に食らいついた金正恩

日本も拉致問題を棚上げしてまず正常化を


米大統領ドナルド・トランプと北朝鮮の労働党委員長金正恩による、今世 紀最大とも言える政治ショーが展開されようとしている。水面下での懸命 の駆け引きから垣間見える焦点は、いちにかかって北の「核廃棄の度合 い」と見られる。

米国は北の核実験と核・ミサイルの完全なる廃絶を要求しているが、北は 安全保障上の脅威を理由に20発と言われる核弾頭を手放す気配はない。さ らに6月12日の首脳会談は、トランプが秋の中間選挙を意識して細部を詰 めない妥協に走る危険を内包している。

日本を狙う中距離核ミサイルなどは二の次三の次に回されかねない。日本 は天井桟敷から大芝居を見物していてはならない。会談成功に向けて堂々 と発信すべきだ。拉致問題は最大の課題だが、ここは関係正常化が先だ。 早期の日朝会談が望ましい

歴史に残る米中極秘会談の立役者は大統領補佐官ヘンリー・キッシン ジャーであった。1971年にニクソンの「密使」として、当時ソ連との関係 悪化が進んでいた中華人民共和国を極秘に2度訪問。周恩来と直接会談を 行い、米中和解への道筋をつけた。

今回の立役者は国務長官マイク・ポンペイオであった。そのしたたかさは キッシンジャーに勝るとも劣らない。2回にわたる金正恩との会談で、お いしい“まき餌”をちらつかせて金正恩をおびき寄せた。

ポンペイオは「北朝鮮が、アメリカの求める、完全かつ検証可能で不可逆 的な非核化に応じれば、制裁は解除され、北朝鮮で不足する電力関係のイ ンフラ整備や農業の振興など、経済発展を支援する。

アメリカ企業や投資家からの投資を得ることになる」とバラ色の未来を描 いて見せた。さらにポンペイオは「アメリカは、北朝鮮が、韓国を上回る 本物の繁栄を手にする条件を整えることができる」と北にとって垂涎の誘 いをかけると共に、トランプ政権が、北朝鮮の金正恩体制を保証する考え も伝えた。軍事オプションは当面使わないという姿勢の鮮明化だ。

これだけのおいしい話しに乗らなければ金正恩は指導者たる素質を問われ る。元国務次官補カート・キャンベルも「これにより対話や協議に向けて 新たな道が開かれ、少なくとも短期的には核拡散のリスクが低減し、粗暴 な軍事オプションは後回しになるだろう」と展望した。

金正恩は「非核化協議に応ずる」と飛びついたが、非核化にもいろいろあ る。米国が目標に掲げているのは「朝鮮半島の完全なる非核化」なのであ るが、金正恩の狙いは現状のままで核開発プログラムを凍結し、その見返 りに国際社会からの経済制裁を直ちに緩和させるというものだ。

それは、米国が目標に掲げている朝鮮半島の非核化とは似て非なるもので ある。米国にとって非核化は、北朝鮮の核兵器プログラムと核兵器そのも のの完全な破棄を意味するのであり、トランプは正恩との会談では核兵器 の解体を速やかに進めるよう求めるだろう。この両者の見解の相違が事態 の核心部分であるのだ。

そもそも父の正日が1998年に核計画に着手して以来、金一族はプルトニウ ムを「家宝」のように営々として作り上げてきた。GDPが米国の1000分の 1しかない国が、国家よりも自分や一族の体制を守る手段として核を開発 してきたのだ。

米下院軍事委員長マック・ソーンベリーが「これまで北朝鮮は米国を手玉 に取ってきた。大統領は過度の期待を慎まなければならない」と看破して いるがまさにその通りだ。核イコール金王朝の存続くらいに思わなければ なるまい。

こうした状況下で開催されるトランプ・金会談の焦点はどこにあるのだろ うか。まず第一に挙げられるのは金正恩が米国や国際機関による完全な形 による検証に応ずるかどうかだ。

坑道には水爆実験用に新たに掘ったものもあるといわれる。それを完全に 破壊するかどうかが疑わしいといわれている。坑道の入り口だけを破壊し て、完全破壊を装う可能性があるからだ。また北が主張する「ミサイル開 発計画の放棄」は何の意味もない。

現状が固定されるだけに過ぎないからだ。既に保有するミサイルと核爆弾 の解体が不可欠なのだが、金正恩が「核大国」と自認する以上、容易に核を 手放すことはないだろう。

こうした核問題と並行して、極東の平和体制を構築するために、米政府内 には休戦協定を平和条約に格上げする構想がある。休戦協定は1953年7月 27日に署名され、「最終的な平和解決が成立するまで朝鮮における戦争行 為とあらゆる武力行使の完全な停止を保証する」と規定した。

しかし、「最終的な平和解決」(平和条約)は未だ成立していない。朝鮮 戦争の休戦協定は北朝鮮、米国、中国の間で署名されているが、韓国は署 名していない。平和条約実現のためには、まず米朝で終戦を宣言し、つい で南北で終戦を宣言する。

韓国、北朝鮮。米国、中国で平和条約に署名し、これに日本とロシアが加 わって最終的には6か国の枠組みで平和条約を確立させる方式が考えられる。

こうした構想は確かに極東情勢が行き着くべき終着点だが、ことはそう簡 単ではあるまい。紆余曲折をたどるに違いない。今後5月22日に米韓首脳 会談。5月26日に日露首脳会談。6月8,9日に韓国も参加する可能性が あるカナダでのサミット。

6月12日の米朝首脳会談へと激しい外交の季節が続く。モリだのカケだの 政権を直撃することのない話しに1年以上もこだわる野党も、時代を見る 眼を問われる。集中審議に応じた自民党執行部の見識のなさも尋常ではな い。集中審議なら米朝会談をテーマとすべきではないか。野党も議論に参 加すべきである。

安倍首相は12日の会談結果を早期にトランプから聞く必要があろう。日朝 関係は経済支援を米国が日本に頼る意向を示していることから、日本の対 応がクローズアップされる時期が必ず来る。日本は拉致問題を抱えている が、生存すら不明な拉致問題に拘泥していては物事は進まない。

ましてや拉致問題の解決をトランプに頼んでも二の次三の次になることは 否めない。いったん棚上げして日朝関係を正常軌道に乗せた上で、解決を 図るべきだろう。日朝関係を拉致問題調査団を派遣できるような状態にし なければ、未来永劫に拉致の解決はない。



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加齢疾病連発に悩まされた夏
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       石岡 荘十


今日書こう、明日こそはと思いながら、胸や背中を孫の手で掻くのに忙し
くて今日に至ってしまった。何の話か。すでに畏友毛馬一三氏が本誌で報
告しているように帯状疱疹“事件”の経緯についてである。

夏は、典型的な加齢疾病といわれる病につぎつぎと襲われ、悪戦苦闘した
3ヶ月だった。この間、私を襲ったのは帯状疱疹。発症から3ヶ月、やっと
終息にこぎつけたと思ったら今度は、加齢黄班変性といわれる眼球の疾病
である。これについては今なお加療の真っ只中であり、別稿で報告したい。

帯状疱疹の兆しが現れたのは6月の末のことだった。「夏バテ」というの
は夏だけの症状だと思われがちだが、気候の変化が激しい梅雨時や初夏に
も起こりやすい。

気温の乱高下に老体がついていけず、何もする気がしない。全身がともか
くけだるい。にもかかわらず梅雨明けの7月、以前からの約束もあって、
猛暑の中、秩父盆地のど真ん中にあるゴルフ場に出陣。疲労困憊、這うよ
うにして帰宅した。完全に体力を消耗していた。これが祟った。

思い返すと、その数日前すでに左胸の皮膚に違和感があり肋骨のあたりに
ピリピリ感があった。間もなく胸から左肩甲骨下にかけて赤い斑点がぽつ
ぽつ。ゴルフの後から左側の神経に沿って激痛が走るようになった。

にもかかわらず、まだ帯状疱疹とは気がつかず、市販のかゆみ止め軟膏
(レスタミン)を塗ったり、サロンパスの湿布を患部に張ったりして凌ご
うと試みていた。無知は恐ろしい。

そうこうしているうちに、赤い斑点は水ぶくれとなり、夜はベッドの上で
転々。背中を孫の手で掻きまくったものだから水ぶくれが破れ、かさぶた
へと変わったがかゆみと痛みは治まらなかった。

遂にたまらず、行きつけの病院の皮膚科に駆け込んだのはゴルフから3週
間を過ぎていた。

「帯状疱疹です。ずいぶん我慢強い方ですねぇ。もうかさぶたになり始め
ていますから、ペインクリニックに行きなさい」という。

帯状疱疹は、幼児に経験した水ぼうそうのウイルスが原因だ。ウイルスは
長い間体内の神経節に潜んでいて、加齢(50歳代〜70歳代)やストレス、
過労などが引き金となってウイルスに対する免疫力が低下すると、潜んで
いたウイルスが再び活動を始める。ウイルスは神経を伝わって皮膚に達
し、帯状疱疹として発症するとされている。

東京女子医大の統計によると、発疹する部位は、一番多いのが私のケー
ス。上肢〜胸背部(31.2%)、次いで腹背部(19.6%)、そして怖いのは
頭部〜顔面(17.6%)などとなっており、高校の友人が右顔面に発症。何
年か前のことだが、今でも顔面の筋肉がこわばっている。

最悪、失明をしたケースも報告されている。頚部〜上肢にも発症する。い
ずれの場合も体の左右どちらか一方に現れるのが特徴だ。

発症してすぐ気づき、すぐ適切な治療を受けた場合でも3週間は皮膚の痛
みや痒みが続く。痛みがやや治まってからも神経の痛みは容易に治まらな
い。数年間、痛みが消えなかったと言う症例もある厄介な加齢疾病である。

まして、私のケースは、初期治療のタイミングを逸した。その祟りで、い
まだにときどき、肋間や背中にピリピリと痛みが走る。

さて治療法である。皮膚科では坑ヘルペスウイルス薬を処方する。ウイル
スの増殖を抑える飲み薬で初期の痛みや痒みを抑える効果があるが、私は
そのチャンスを逃し、我慢強く無為に苦しんだ。

ペインクリニックでは、飲み薬と塗り薬を処方される。

【飲み薬】、

・鎮痛剤リリカプセル:今年4月、保健が適用されることとなった帯状疱
疹の最新特効薬だ。

・セレコックス:リリカカプセルが効かない場合に飲む頓服錠剤。炎症に
よる腫れや痛みを和らげる。
・メチコバール:末梢神経のしびれ、麻痺、痛みを改善する。

【塗り薬】、

・強力レスタミンコーチゾンコーワ(軟膏)

ペインクリニックでの治療5週間。月初旬にくすりの処方が終わった。発
症から3ヶ月の闘病であった。この間体力をつけようと金に糸目をつけず
美食に走った結果、太ってしまった。

毛馬一三氏が先日レポートしたとおりで、初動がこの病気治療の決め手で
ある。他山の石とされたい。


             
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平和憲法重視の宏池会の外交方針では
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           櫻井よしこ


 「平和憲法重視の宏池会の外交方針では国際政治の大きな変化に対応で きない」

米朝関係を背後から操るのは中国である。米中関係の中で翻弄されるのは 韓国である。米中韓朝の四カ国が狙うのは日本国の財布である。他方、日 本は北朝鮮の核やミサイル問題も、そして拉致問題も解決しなくてはなら ない。日本がどの国よりもしっかりと足場を固めるべき理由である。

国際政治の力学が大きく変化するとき、何よりも重要なのは世界全体を見 渡す地政学の視点だ。150年前の明治維新でわが国は大半のアジア諸国と 異なり、辛うじて列強諸国の植民地にされずに済んだ。当時の人々が、わ が国に足らざるものは経済力と軍事力だと認識し、富国強兵の国家目標を よく理解し、あらゆる意味で国力強化に力を尽くしたからだ。

しかし、もうひとつ大事な要因があったことを、シンクタンク「国家基本 問題研究所」副理事長の田久保忠衛氏は強調する。

「ペリーが来航した1853年にクリミア戦争が始まり、ロシアと英仏がオス マン帝国を巻き込んで世界規模の戦いを繰り返しました。8年後、米国で 南北戦争が勃発、日本を窺うペリーらの脳裡には祖国の危機がよぎったは ずです。明治維新の大業はこのような外圧の弱まりにも扶けられてなされ たと思います」

政府と国民の意識の高まりと、外圧の弱まりの中で、150年前、日本国は 辛うじて国難を切り抜けた。

現在はどうか。中国の野心的な動きに明らかなように外的脅威が弱まる気 配は全く無い。国民、そして多くの政党にも、危機意識が高まっていると は思えず、これこそ最大の危機だ。外的内的要因の双方から、現在の危機 はかつてのそれより尚、深刻である。

そう考えていたら宏池会が決意表明した。「宏池会が見据える未来 より よきバランスをめざして」と題された提言を見て心底驚いた。安倍政権の 下で5年間も外相を務めた岸田文雄氏が長を務めるその派閥の提言がこれ なのか。岸田氏が外相として展開した日本国の外交と、宏池会が見据える 未来は全く違うではないか。このギャップは何なのか。

宏池会の政策には三つの重要な柱が書かれている。(1)トップダウンか らボトムアップへ、(2)対症療法から持続可能性へ、(3)自律した個 人、個性、多様性を尊重する社会へ、である。

また「K-WISH」として、Kind、Warm、Inclusive、Sustainable、humaneの 5つの英単語が掲げられた。日本国の総理を目指そうと言う政治家がな ぜ、自分の思いを英単語の羅列で表現するのか、理解できない。

加えて、「Humaneな外交」の項には「平和憲法・日米同盟・自衛隊の3本 柱で平和を創る」と明記されている。だが、平和憲法の欠陥ゆえに、日本 は国際社会で苦労している。

宏池会の一員である小野寺五典防衛相は、私の尊敬する政治家の1人であ る。防衛相として米国のみならず各国の軍事や安全保障に関連する実態を 知悉する氏にとって、日報問題に関する日本の国会論議のおかしさは、身 に沁みるものがあるはずだ。それはひとえに「平和憲法」と呼ばれる現行 憲法の虚構と欺瞞に満ちた立てつけゆえであろう。

また平和憲法では日本を守れず、日米同盟も維持できにくいことを、米国 政府首脳、とりわけ軍事専門家との対話で誰よりもよく理解しているの が、防衛相の小野寺氏であろうに。
  
 宏池会の3大課題の筆頭に「トップダウンからボトムアップへ」があ る。安倍氏の力強い「政治主導」の逆を行こうというのであろうか。安倍 政権打倒の政局に入ったのか。だとしても、宏池会の平和憲法路線ではこ れからの国際社会の荒波は決して乗り越えられないだろうと思うがどうか。

『週刊ダイヤモンド』 2018年5月12日号
 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 Number 1230 

             
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重 要 情 報
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 ◎安倍晋三首相「共同経済活動や元島民の自由往来についてしっかり話す」 日露首脳会談に意気込み

安倍晋三首相は16日午前、首相官邸で北海道の高橋はるみ知事と面会し、5月下旬に予定される日露首脳会談について「北方四島の共同経済活動や、航空機による墓参など元島民の自由な往来について、しっかりと話をしていきたい」と述べた。

高橋氏は北方領土での海産物養殖など共同経済活動の具体化に合わせ、人の往来をさらに改善することなどを要請し、首相は「真摯に受け止める。北方領土問題の解決に全力を尽くしたい」と応じた。

【写真】 北海道の高橋はるみ知事(左)から要望書を受け取った安倍首相=16日午前、首相官邸
<http://www.sankei.com/politics/photos/180516/plt1805160018-p1.html>http://www.sankei.com/politics/photos/180516/plt1805160018-p1.html
【産經ニュース】 2018.5.16 13:28 〔情報収録 − 坂元 誠


 ◎各テレビ局が採り上げた話題になってしまった:前田正晶

フットボールに関心をお持ちでない方には「何のこと?」と思われただろ う話題だが、6日(日)に調布のアミノバイタル・スタジアムで行われた 歴史ある対関西学院ライターズとの定期戦で発生した問題のことだ。私は この試合を見に行っておらず、何日か後の朝日新聞デジタルだったかで採 り上げられたので知り、動画まで見てしまったのだった。その動画を見て も明らかで、日大のデイフェンス・ライン(DL)の選手か犯した関学のQB に仕掛けた反則は確かにあってはならない悪質なものだつた。

それが1週間以上も経った今になって、14日の朝には(私は見る機会がな かったが)TBSが採り上げたそうだし、午後になってからは日テレの「ミ ヤネ屋」ではかなり時間をかけて立命館大学OBの解説まで入れて報道して しまった。NHKも14日の夜7時のニュースでも報じていた。日大フェニック スにとっては誠に以て不名誉なことだったと遺憾に思っている。

私が戦後間もなくからのフットボールファンとして、フェニックスのフッ トボールを見るようになってからは、早くも40年近くになっていると思 う。その私が認識しているフェニックスのフットボールは非常に反則が少 ないのが特色であり、その強さとフェアープレー徹した試合振りには好感 を持っていた。そのフェニックスが事もあろうに長年の宿敵であり対戦す れば常にフットボール愛好者を沸かしてきた相手の関西学院大学ファイ ターズを相手にしてあれほどの反則をするとは想像もできなかった。

特に日テレでは繰り返し見せたビデオでの最初の反則は将にあってはなら ない、フェニックスともあろうテイームが犯すような反則ではなかった。 あれは将に悪質であると非難され批判されても弁解のしようもないもの だったと、フットボール経験者でもない私にも解る程度だ。しかも、あの プレーヤーはそれにも似た悪質な俗に言うlatehit を2度もやるとは信じ がたいものだった。

ミヤネ屋ではフェニックスの内田監督が「(相手の)QBを殺してこい」と 命じたとチャート(「フリップ」は誤ったカタカナ語である、念の為)が 出た。事ここに及んでは如何にフェニックスのファンでも擁護しようがな い。私は内田監督の指示はものの喩えであってあのような「アンスポーツ マンライクコンダクト」になるような反則までしてこいという意味ではな いだろうとは考えている。「そこまでの覚悟で厳しく当たってこい」との 指示は「反則をしてこい」ではなかったと思いたいのだ。だが、#91は2度 も繰り返してしまったのでは申し開きのしようがあるまい。

何れにせよ、あのDLの選手がやったことは弁解の余地もなかったことで、 退場の処置は当然だっただろうとは思う。だが、読売テレビがフットボー ルの関係者でもない法科大学院の教授に「犯罪的だ」とまで言わせたのは 行き過ぎではないのかなと思って聞いていた。あの選手は限界までの興奮 状態で試合をしていたにしても、闘志の表現方法を誤っていたとしか言い ようがない。

私はあの選手を擁護しようとは考えていない。番組では鈴木大地スポーツ 庁長官にまでコメントをお願いしていたが、あの場で長官が「何故あのよ うな悪質なタックルになったかを検証する必要がある」と言われたので、 事態は日大フェニックスにとって最悪の方向に向かったと思って聞いた関 西学院大学ファイターズの鳥内監督は公式に日大側からの謝罪を要求して おられたが、これには従うべき事態だと解釈しいる。

だが、15日の朝の時点では未だ為されていないようだ。

私はこの場を収める為には、日本大学フェニックスは一刻も早くお詫びす べき事は詫びるべきだと思う。我が国には欧米の諸国にはない「謝罪の文 化」がある以上、従うべきだと思っている。フットボールの学連も内田監 督の処分を検討するとも報じられているではないか。

もしも現状のままで放置しておけば、日本大学フェニックスには
何らかの重い罰を科す事態すら考えられる気がするのだ。そこまでの事態 に立ち至る前に、日大側が適切な処置を講じて欲しいと願っている。


 ◎次々と公約を実行に移していく大統領:前田正晶

私は以前に「トランプ大統領は着実に多くの選挙公約を実行してきたと 思っている。

だが、その各項目というか結果を拝見すると、前後乃至は縦と横の脈絡が 乏しいようにも見える点がある。その辺りを評して少なくとも大統領を持 いない派に属する人たちが unpredictable であるとか、中間選挙目当て かロシア疑惑の解消を視野に入れていると評してきた。私はこれらの背景 にあるものが「アメリカファースト」であり「アメリカを再び偉大に」で あると思って見てきた。

そこに加えて今回はイスラエルの米国大使館をテルアビブからエルサレム に移すという物議を醸していた公約を実行した。そこには予想通りと言う か何と言うべきか、パレスチナの激しい物理的な抵抗があり、報道ではイ スラエル軍の反撃により60人もの犠牲者が出ている由だ。私にはこの事態 が今後どのような事態に推移していくかなどは到底予測不可能だが、パレ スチナというかイスラム教徒が唯々諾々と容認しないだろう事は、あの聖 地に絡む長い歴史に暗い私にも想像できる。

15日の夜は主にプロ野球の中継を見ていたが、矢張りPrime News の話題 には捨てがたいものがあったので、暫くの間は木村太郎とケビン・メアの 主張というか意見を興味を持って聞いていた。

私は木村太郎の意見と予に は聞くべきものがあると思っている。15夜は 何となく不正確に聞いてまっ たが、彼は大使館の移転はトランプ大統領 の細大の支持派であるラストベ ルトの労働者の30%以上を占めるキリス ト教福音派(Evangelist)に訴え るとことが大きいのだと指摘していたが、

現に大統領がビデオで大使館移転を祝福した音声でもEvangelistに語りか けていた。

「なるほど、木村太郎の指摘には聞くべきものがある」と思って聞いてい た。それに続いてケビン・メアが言うには「マスコミは何かというと大統 領が打つ手と『アメリカファースト』を結びつけて言うが、歴代の大統領 で『アメリカセカンド』を標榜した者がいたか。大統領としては特に目新 しいスローガンを打ち出した訳ではない」と指摘した。これも「なるほ ど、尤もだな」と思って聞いた。

要するに「トランプ大統領は約束したことは、言わば二者択一で判断して 果敢に『やると決めたことはやっていく』と極めて単純明快に実行してお られるアメリカの歴史上でも珍しい大統領になるだろう」ということだと 思う。

ただ、その過程で多くの政府高官や高級官僚を取っ替え引き返している印 象が鮮烈なので、彼自身が fake newsと非難攻撃する反トランプの大手地 方新聞社の批判は免れないが、脈絡云々は措くとしても、これから先も掲 げた政策は実行して行かれるだろうと思わずにはいられない。

だが、時には同盟国である我が国にも貿易赤字削減対策として、鉄鋼とア ルミに続いて今度は輸入自動車にも20%の関税の賦課をときついことを言 い出した。15日夜のPrime Newsに登場したゲスト論客は「安倍総理はトラ ンプ大統領との世界の他の首脳にはない親密な関係を活かされて、この面 でも十分な話し合って欲しいもの」との意見だった。私もその通りだと 思って聞いた。即ち、事態はここまで来ており、安倍総
理が何処までトランプ大統領を説得して翻意を促してくれるかにかかって いると思
う。

 
 ◎輸入自動車に20%の関税をかけて国内産業を保護しよう:前田正晶

ウオールストリートジャーナルが「トランプ大統領が輸入される自動車に 20%の関税を賦課することを計画している」と報じていた。善意で解釈す れ ば「何としても苦境に喘ぐデトロイトを輸入車を閉め出す作戦であら ため て保護し、同時に貿易赤字削減対策の一環としようとする一石二鳥 の政策 であり、トランプ大統領が掲げる『アメリカファースト』の精神 が滲み出 ている」と思わせてくれる。

20%とは極めて高率であるが、私にはトランプ大統領がこの数字に至るま でに慎重且つ綿密な市場調査や当該輸出国の自動車輸出政策を実施された 結果であるかどうかなどは知る術もない。

望むらくは20%が英語に言う The number was not grabbed out from the air.即ち、偶々大統領の脳裏に閃いた数字でない根拠がある値であること だ。この高率では、もしもアメリカが本当にこれだけの関税を実行すれ ば、我が国も欧州の大手メーカーも痛手を被るだろう事は想像に難くない。

誰にでも読めそうなこの関税の裏にある狙いはと言えば「トランプ大統領 が就任早々から推してきたメキシコ等の国外で車でも何でも生産してアメ リカに輸出するのではなく、アメリカ国内でjob(これを「雇用」と訳す のは誤りだ!)を増やす為に生産拠点をアメリカ国内に移せ」ということ だとしか考えられない。

視点を変えれば「デトロイト等の所謂ラストベル トでは雇用状態も芳し くないので、自らの支持層を支援しようとの大統領 の先を見据えた魂胆 が丸見えだ」と、なるのではないか。

その限りでは公約を忠実の実行して行かれる大統領は立派であるが、それ らを確実に現実のものとしていく為には「何事も何者も自分の行く手を遮 らせない」というトランプ大統領の固い固い決意のほどが見えてくる。そ れはそれでアメリカ国民、就中プーアホワイト以下の大統領を支持する労 働者階級の階層にいる連中にとっては歓迎すべき事だろう。

だが、私が思うには我が国やドイツとうの自動車メーカーがアメリカ国内 に工場を新設できて沢山の組合員を雇用できるまでには数年は要するので はないだろうか。それまでには貿易赤字が目に見えて減少するとは考えら れないし、日本車や欧州車の熱烈な需要家たちは多少高額になろうとも、 アメリカ産よりも性能が優れた車を買い続ける事もあるだろうとはお考え にならなかったのだろうか。

私は飽くまでも国内の製造業を保護されて、世界の対アメリカ輸出国と 「アメリカファースト」の旗印を掲げて戦っていくおつもりなのかと疑っ ている。

国内のユーザーや最終需要者たちが、自分の好みに合った製品を 購入す る時に「貿易赤字」までを考慮して行動する国民なのかとお考えに なっ たことがあるのか。彼らはトランプ大統領と同様に「自分が良けれ ば」 と「自分の好みと主張は譲らない」アメリカ人の集団なのである。私 は 成り行きを見守るだけにしていこうと当面は考えている。




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身 辺 雑 記
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17日の東京湾岸は曇天。


家人の実家一族の墓参のため16日、茨城県鹿嶋市へ行ってきた。

そのあと義姉夫婦らと『あきら』で会食。

                          読者:5576人
              






        


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創刊日:2004-01-18  
最終発行日:  
発行周期:不定期  
Score!: 97 点   

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