政治・経済

頂門の一針

急所をおさえながら長閑(のどか)な気分になれる電子雑誌。扱う物は政治、経済、社会、放送、出版、医療それに時々はお叱りを受けること必定のネタも。

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頂門の一針4679 豪018・5・8(火)

2018/05/08

                                  
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わたなべ りやうじらうのメイ ル・マガジン「頂門の一針」4679号
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      2018(平成30)年5月8日(火)



            カジノ設置に3度目の反対:馬場伯明

     フェイクメディアは意図的に伝えなかったが:宮崎正弘
       
    米国が求める形の非核化目指す北朝鮮問題:櫻井よしこ

             角さんは糖尿病だった:渡部亮次郎
       
                      話 の 福 袋
                       反     響
                       身 辺 雑 記


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第4678号
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カジノ設置に3度目の反対
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       馬場 伯明

カジノ(casino 賭場)設置が進展している。《 2018/4/27、政府はカジ ノを含む統合型リゾート(IR)実施法案を閣議決定した。当面は国内3カ 所。日本人や日本在住外国人の入場料は6,000円》。入場回数制限は週3 回、月10回まで。今国会での成立をめざす》(2018.4.27日経新聞)。

IR(Integrated Resort)と称している。しかし、その本質は博打をする カジノ(賭場)である。《以下、IRではなく「カジノ(賭場)」とする》。

過去2回「日本国内でのカジノ解禁に反対する」と本誌に投稿した (*1)。閣議決定はされたが、私は3度目の反対を表明する。「蟷螂の 斧」という誹(そし)りは甘受し、それでも、言うべきことは言っておき たい。

(*1)「日本にカジノはいらない」(第3258号2014.3.27)。「再び、カ ジノ(賭場)はいらない」(第3609号2015.3.25)。

世界中がカジノ(賭場)にうつつを抜かしても、日本だけは設置せず国際 社会で名誉ある地位を保つべきである。最終的に日本では公営ギャンブル を廃止し、実質的に賭博であるパチンコも禁止へと誘導していくのだ。

カジノ(賭場)解禁については賛否両論が続いてきた。分水嶺で経済と道 徳に分かれる。賛成派はカジノ(賭場)には経済効果がありギャンブル依 存症などの負の面は是正が可能だという。一方、反対論の主たる根拠は道 徳論と健全な社会の防衛・維持である。

「子供のように幼稚な道徳論などは聞きたくもない。馬場ちゃん、もう少 し大人になれ」と友人に批判され、嘲笑された。しかし、70歳を超えても 譲れないこともある。

わが国では古来賭博が禁止されてきた。賭博が人格や社会を破壊するとい うことは歴史上検証済みの経験則である。先人の知恵であり後世に継承す べき日本の美風・伝統である。

カジノ(賭場)の賛成・推進者は「経済効果がある」と主張する。しかし それが「青少年や国民の教育に役に立つ」と言う者はいない。また、「カ ジノは楽しいぞ、行こう!」と他人には喧伝するが、自分の家族には「さ あ、みんなでカジノへ行こう。金を儲けよう」などとは言わず、「カジノ (賭場)には行くな、はまるな」とこっそり説教する。

つまり、自分ではなく他人が不幸になれという、言行不一致の二枚舌であ る。そう説教された子や孫なども、おそらく二枚舌が得意な人間に育つこ とだろう。「美しい国」をめざす日本国としては・・・大いに困る。

他人の財産の損失と人生の不幸の上にカジノ(賭場)は成り立つ。賭博客 の負け金からしか収益は生まれない。他人の不幸を踏み台にする商売(事 業)による不健全な成長戦略などクソ食らえ、である。

さらに、カジノ(賭場)のアガリ(収益)でギャンブル依存症(中毒患 者)対策をやるらしい。でもこれは本末転倒の屁理屈である。病気の治療 は大事だが根本対策は病気の原因を除去することだ。新たな賭場(カジ ノ)を開帳しないことこそがギャンブル依存症対策の1丁目1番地だ。賛 成・推進者はそれが見えない「裸の王様」であり、小学生の判断にも劣る。

かつて、安倍首相は「日本を『美しい国』にしたい」と言った。「美しい 国へ」(文藝春秋2006。「完全版」は2013)。美しい国へ、世界に開かれ 尊敬される国づくりのために、今提案されているカジノ(賭博)はまった く不要である。百害あって、結局、一利にもならないであろう。

そもそも、日本の刑法は賭博を禁じている。「刑法185条(賭博) 賭博を した者は、50万円以下の罰金又は科料に処する。・・・〜第187条」。公 営ギャンブルなどの例外措置は速やかに廃止すべきである。さらに、特区 で民営カジノ(賭場)に道を拓くなどもってのほかである。

カジノ運営者(胴元)の本音を(恐れながら)邪推(!)してみた。
《 正常な人間がカジノ(賭場)へ来ても儲からないな。依存症かその傾 向がある人間に来てもらいたい。ハメを外し、ぱぁ〜っと散財してもらい たい。大王製紙のあの坊っちゃん社長のように・・・(笑)。

ギャンブル依存症対策は必要だが全員が立ち直ったら(商売上)マイナス だ。まして、カジノ(賭場)未体験の女性や青少年らへの「カジノ(賭 場)へ行くな」という教育は(商売上)自殺行為になる。(当然)したく ないし、しない》。私のこの邪推への「反論」はご自に・・・。

きれいごとばかり並べるなと、賛成・推進者に叱られ、笑われるかもしれ ない。しかし、最後に、カジノ(賭場)の賛成・推進者に、たっての真面 目なお願いがある。聞いてほしい。

いつか深夜に、灯りを消した部屋にこもり独り次を沈思黙考してほしい。 日本の青少年や子供たちの未来にとりカジノ(賭場)は本当に必要である のか!日本の国の未来に必要不可欠なのか!



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フェイクメディアは意図的に伝えなかったが
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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成30年(2018年)5月7日(月曜日)
         通巻第5693号 
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 フェイクメディアは意図的に伝えなかったが
   トランプ大統領支持率は51%(共和党員の支持は81%)
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 米国世論調査期間ラスムッセンによれば、トランプ大統領の支持率は 51%(5月4日)であることが分かった。

共和党員は81%が大統領を支持しており、真逆に、野党の民主党員では 75%が不支持だった。ただし支持政党のない有権者では、トランプ支持は 47%であることも判明した。

日本でも朝日新聞の世論調査は小細工がなされていたように米国のフェイ クメディアは、情報操作や誘導質問で作為的な世論調査結果しか伝えてこ なかった。

トランプの支持率が過半を超えたことは初めて。中間選挙に楽勝する気配 が濃厚だが、左翼メディアはまだ「弾劾があり得る」などと騒いでいる。
上院で過半数を奪い返さない限り、民主党主導のトランプ弾劾は可能性が 殆どない、とワシントンの情報通が分析しているようである。
 欧米、とりわけ米国の共和党系のネットメディアは「日本の安倍首相の 三選は確実」と分析している。

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  樋泉克夫のコラム 樋泉克夫のコラム 樋泉克夫のコラム 
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樋泉克夫のコラム
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【知道中国 1727回】              
 ――「支那人に代わって支那のために考えた・・・」――内藤(28)
内藤湖南『支那論』(文藝春秋 2013年)

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これまで見たところでは、どうやら内藤は「変法自強」という改革論を余 り評価しない、いや直截にいうなら大層お嫌いのようだ。中国が抱える歴 史的・民族的・社会的背景を深刻に省みて克服する努力もしないままで、 先進諸国で行われている制度をそのまま持ち込んでも中国の富強が達成さ れるわけがない。「変法自強」は安直に過ぎ、「支那のため」にはならな い。「何でも外国人を排斥さえすれば、国家の独立が維持されるもののよ うに妄想しておる新しい書生輩」なんぞは思慮分別に欠ける。短慮に過ぎ る、というのだろう。

 たしかに中国の動きを見ていると、短慮の謗りを免れそうにない出来事 に出くわすことは必ずしも珍しくはない。

おそらく最も顕著な例が1958年に毛沢東が打ち上げた大躍進だろう。「超 英?美(イギリスを追い越し、アメリカに追い着く)」という看板さえ掲 げ国を挙げて立ち上がりさえすれば、経済的にも大躍進が達成され、社会 主義の大義を忘れ不届き千万にも「平和共存」を掲げて米ソ協調路線を 突っ走るフルシチョフ・ソ連首相に赤っ恥を書かせ、自らが世界の共産主 義運動の指導者になれると目論んでいた毛沢東だったが、それが「妄想」 でしかなかったことは事実が教えている。中国人に地獄の日々を送らせた だけではなく、中国社会の民力を大いに殺いだのであった。

「魂の革命」を掲げさえすれば、全国民が私心を捨てて社会主義の大義に 殉じ、やがてはアメリカ帝国主義を凌駕し、ソ連社会帝国主義を圧倒する 社会主義大国が地上に実現するという触れ込みで始まった文化大革命にし ても、1976年に毛沢東が死んで文化大革命の看板を外して見たら、なんと 「大後退の10年」と総括されてオシマイ。

1978年末に踏み切ったトウ小平の改革・開放にしても、当初は日本のみな らず西側から最新機器と技術を持ち込みさえすれば、巨大な貧乏国家から 一気に脱却できると喧伝していたように記憶する。

大躍進にしても文革にしても、改革・開放にしても、内藤が揶揄気味に批 判する清末の「変法自強」にしても、実態なきスローガン政治の類に思え る。調査研究なくして発言権なしとの毛沢東の“卓見”に従うなら、毛沢東 も?小平も、清末まで遡れば「変法自強」を主張した人々も、さらには 「『変法自強』などという意味の新教育を以て養成されたところの南方 人」も、やはり自らの発言内容に自己撞着することはあっても、事前に行 うべき徹底した調査研究には関心を払わなかったということか。

 それはさておき、「日露戦争以後に、かように大勢上外国の勢力に服従 しなければならぬものと覚悟をした人物を以て満洲を支配させずに、日清 戦争の経験も、日露戦争の経験もないところの支那の南方人、殊に近来 『変法自強』などという意味の新教育を以て養成されたところの南方人を 多く満洲の官吏として移入して来た」という指摘は、その後の日中関係を 考えるうえで簡単には見過ごすことが出来そうにない発言だ。

これに加えるならば、「満洲の官吏として移入して来た」彼らが「何でも 外国人を排斥さえすれば、国家の独立が維持されるもののように妄想して おる新しい書生輩」であり、それゆえに「日本に対する感情、政策が、非 常に日本に不利であった」という主張である。

日露戦争以前、実質的に満洲を自らの地としていた河北・山東出身者を中 核する漢人は満洲の将来はロシアとの提携にありと考えていた。だが日露 戦争で日本が勝利したことから方針は転換され、やはり日本の「勢力に服 従しなければならぬものと覚悟をした」にもかかわらず、日本は「南方人 を多く満洲の官吏として移入して来た」。彼らも日本も共に満洲の実情、 在満漢人の心情を理解していなかった――これが内藤の考えだろう。《QED》
          
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読者の声 どくしゃのこえ READERS‘ OPINIONS 読者
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(読者の声1)5月12日(土曜日)、東京での宮崎正弘先生の独演会のお 知らせです。

目まぐるしく変化する東アジア情勢、とりわけ朝鮮半島の動きが急です。 いったい本当のところは何が基礎にあり、何が地下水流で動き、何が変わ ろうとしているのか?

北朝鮮は本気で非核化を考えているのか?
トランプの狙いはほかにあるのではないのか?
習近平が一番慌てたのではないのか?

             記

とき    5月12日(土曜) 午後2時半――4時半
ところ   文京シビック 4階シルバーセンターホール
      http://www.city.bunkyo.lg.jp/shisetsu/civiccenter /civic.html
講師    宮崎正弘先生(作家、評論家)
演題    「中朝会談、南北会談、そして米朝会談でどうなるアジアと 日本」
参加費   事前申し込み1500円(当日2000円)。事前申し込みの学生= 千円、高校生以下は無料
主催    千田会
      なお、終了後、近くの居酒屋で懇親会あります(事前申し込 み3500円)
申し込みは morale_meeting@yahoo.co.jp
      FAX(0866)92−3551
詳しくは下記サイトにあります。
http://www.kokuchpro.com/event/2ce5866624131c8a82c804e4bfcb5f3c/



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(読者の声2)私はこれまで何度かこの場をお借りして、日本の再生は学 問をもってすべきであること、その学問を学問として完成させるために は、真の学問の冠石となりうるヘーゲル哲学の復権が、何よりも必須であ ることを訴えてきました。

その一連の流れとして、今回は、過ぎてしまいましたが憲法記念日があ り、憲法改正も取りざたされていますので、憲法について、ヘーゲルの 「法の哲学」から考えてみたいと思います。

ウィキペディアによれば、現在の世の大方の憲法の解釈は「歴史的経緯な どから、多くの国では、憲法は『国民が国家に守らせる法』であり、法律 は『国家が国民に守らせる法』であると捉えられている。」なのだそうで す。それで、野党やマスコミは口々に、憲法は国家権力を縛るものだ!な どと、得々と吹聴しております。しかしながら、この解釈は、学問的に見 ますと、歴史的事実に囚われた現象論でしかなく、国家とは何か、憲法と は何かの本質論を踏まえない、学問的価値のない駄論にすぎません。

この考え方は、いわゆる自由と民主主義という共通の価値観をもつとよく 言われる、国民主権の国民国家における憲法論のようですが、そのベース には、ルソーなどの「社会契約説」が存在します。

しかしながら学問的には、この説はヘーゲルの「法の哲学」の中で、「国 家と市民社会とを混同している」「国家は国民の下僕ではない」と、はっ きりと否定されているしろものでしかありません。

ところが、このヘーゲルの学問的な国家論である「法の哲学」が、マルク スによって「敵対的な対立を国家という媒介物によって和らげ胡麻化そう としている」と批判され、否定され、封殺されてしまったことによって、 せっかくのこのヘーゲルの学問的な国家論が、人類の学問的な国家形成に 役立つ道が閉ざされてしまったのです。

先の社会契約説も、マルクス主義の階級闘争史観も、ともに国家を、国民 の自由を束縛・抑圧する悪、とみる見方がベースにあります。つまり、国 家と国民を敵対的対立として見る、見方だということです。それは、何故 かと云いますと、それらが、ユダヤ人思想家によって創られたものだから です。

もともとユダヤ人には国家意識がなく、彼らにとって、国家は敵対的に抑 圧する存在でしかなかったからです。だから、国家を縛って自分たちの自 由を守るのが正義となって、その根拠として、自然権・人権をもちだし、 抑圧されている牢働者が人間解放の真の担い手だから、何をやっても許さ れる、となるのです。

その結果が「憲法は『国民が国家に守らせる法』」というとんでも屁理屈 になるのです。そして、これが、国家破壊の金融資本主義グローバリズム や、共産主義グローバリズムへと、発展していくことになったのです。

つまり、両者は同根だったということです。そして、両者に共通している のは、対自的な国家の否定によって、即自的欲求を肥大化させた自己中心 的人間の増産と、人間性の劣化、格差の増大をもたらしたのです。

彼らにとって、ヘーゲルの本物の学問は、目障りな封じ込めるべき存在 だったわけです。そのヘーゲルの国家論においては、動物の後を受けた人 類段階の発展の主役は、国民ではなく国家なのです。もちろん、国家は国 民と一体であって、別々に切り離すべきものではありません。あくまでも 国民はその国家の一構成員であって、それとかわりなく個々の国民に自然 権など存在するわけではありません。

これは、たとえて言えば私の主役は、私であって、私の体の中の細胞では なく、細胞に自然権など存在しない、ということと同じことです。

これを、主役は細胞(国民)だとしてしまうと、自分がご主人様だと勘違 いした癌細胞が、傍若無人に自己を主張した結果として、本体の私(国 家)が死んで、癌細胞自身も生きていく場を失う、ということになりかね ません。

じつは、金融グローバリズムが行き詰った理由が、これなのです。そし て、このことに人類が気づいた、というのがナショナリズムが勃興の理由 なのですが、これまでのような非学問的国家論のままでは、早晩行き詰ま るのは目に見えています。

余談ですが国家でなく国民が主役だとしたら、何のための教育なのかも分 からなくなります。せいぜいのところ、良い大学を出て安定した就職先を 見つけるため、というのが関の山でしょう。昨今では、国家による道徳教 育すらもが、国家による国民の自由の侵害、とまで堂々と公言するテレビ のコメンテーターもいるほどです。

これに対して国家が主役ならば、国家が責任もって、憲法に則った国民が 育つように、人類としての普遍性の教育・日本人としてのDNAを受け継ぐ 教育をしなければならなくなります。

国民の側も、何のために学校に行くのかと子供に問われたときに、自信を もって、立派な日本人となって、国のためにみんなのために役立つ人間に なるために、今は一生懸命学校で勉強しなけらば駄目ですよ!と説明でき るようになるはずです。

先に述べたグローバリズムとナショナリズムの問題の解答は、じつは、日 本にあります。日本は、ヘーゲルの人倫的理念の国家論を、歴史的に実践 してきた世界で唯一の国です。ですから、日本に来た西洋人をして「ここ はもう一つの別の文明だ」と感嘆させたのです。そこには、西洋ではあま りにも現実とかけ離れていたために理解され難かった、ヘーゲルの説く理 想国家が、見事に実現されていたからです。

 そのヘーゲルが説く国家論の憲法とは。国家の普遍性である人倫的理念 を、その国家の歴史性・現実性に即して展開して、その国家・国民の精神 的支柱とするものです。これが憲法の本質論です。

こういう憲法の本質を含んだまともな憲法および国家が、今もっていまだ に実現・存在できていない世界の中で、日本は、すでに6・7世紀という とても早い段階において、17条憲法という世界初の真っ当な憲法によっ て国創りをした、世界で唯一の国だったのです。

この17条憲法について役人の心得にすぎないとか、罰則規定がないから憲 法とは呼べない、とかいう否定的意見があるようですが、先に述べた学問 的な憲法の本質論から見ますと、17条憲法は、実に優れた国家の理念を 見事に表した、人類初の憲法であることは断言できます。

そして何よりも、その理念は、日本の国家の歴史に脈々と受け継がれてき ていることが、その普遍性を見事に証明しているといえます。
 
それをもう少し具体的に云いますと、17条憲法の第二条には、次のような 内容があります。

「第二条:二にいう。あつく三宝(仏教)を信奉しなさい。3つの宝とは 仏・法理・僧侶のことである。それは生命(いのち)ある者の最後のよりど ころであり、すべての国の究極の規範である。どんな世の中でも、いかな る人でも、この法理をとうとばないことがあろうか。」

壬申の乱から平安遷都までの間の、聖武天皇などの天武系の天皇の治世に おいて、この17条憲法の精神から、仏教の国分寺・国分尼寺が全国に建 立され、仏教が一般にも積極的に流布されて、鎮護国家の象徴としての大 仏の建立に際して、一般庶民からも多くの寄付が寄せられたそうです。
この事実が17条憲法が、単なる役人の心得などではなく、本物の憲法 だったことを示す何よりの証明となるもので
す。

また17条憲法に処罰の規定がないことをもって、憲法でないという主張 は、本末転倒です。憲法は、本来国家の理念を説くものですから、処罰の 規定などあってはならないのです。そんなものは個別的・現実的な法に任 せておけばよい問題です。

その意味で、「『憲法』の『憲』は、『手本となる大もとのきまり』とい う意味ですから、『憲法』とは『きまりの中のきまり』ということになり ます。」という説明は形式としてはその通りです。ですから憲法は、国家 の根幹をなす普遍的な理念を規定すべきもので、そこから派生する特殊 的・具体的な規定として、罰則を伴った法律が設けられるべきです。

したがって、先の「憲法は『国民が国家に守らせる法』であり、法律は 『国家が国民に守らせる法』である」という説が、法理論として、如何に 陳腐なものであるかが分かろうというものです。

さらに言えば、この17条憲法は、その当時の日本の社会にもともと存在 していた<共存共栄の精神>を、国家の理念として明文化したものですか ら、処罰などありようはずもないのです。

国家の根幹をなす理念としての憲法に、罰則規定があって、これはやる な、あれはやるなばかりであったとしたならば、国家は委縮して罰が怖い からやらないという、後ろ向き国家になってしまいます。

ところが現在の日本の憲法は戦争はするな、軍隊は持つなと、まさに後ろ 向き国家になりさがってしまっています。

これをありがたがっている日本国民とは、一体どうなっているのか?
本当に日本人なのか?と不思議でなりません。本来憲法は、国民が、国家 とその一員である自らに、誇りが持てるような国家理念と、それに基づい た国民としての生きる道を説くものであるべきです。そういう本物の日本 人のための憲法を一日も早く創るべきだと考えます。(稲村正治)

                 

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米国が求める形の非核化目指す北朝鮮問題
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             櫻井よしこ

  「リビア方式」による解決可能性を示唆か」

4月17日の日米首脳会談で、ドナルド・トランプ米大統領は安倍晋三首相 に、「極めて高いレベルで北朝鮮と直接対話している」と語り、その後記 者団が「金正恩氏と直接話しているのか」と問うと、「イエス」と答え た。マイク・ポンペオ中央情報局(CIA)長官が3月30日から4月1日の 復活祭の連休を利用して訪朝したのだという。

いま米国の対北朝鮮外交はトランプ氏の意向を汲むポンペオ氏に加えて、 国家安全保障問題担当大統領補佐官のジョン・ボルトン氏が軸となって構 築されている。3氏共に、非核化の話し合いが失敗すれば、軍事オプショ ンもあり得るとの考え方だ。

ポンペオ氏は正恩氏と話し合いをした後の4月12日、上院外交委員会で行 われた国務長官への指名承認公聴会で、正恩体制の転換は考えていないと 明言すると同時に、非核化に関して、「見返りを与える前に恒久的かつ不 可逆的な成果を得ることを確実にする」と述べた。

米国側の一連の動きは北朝鮮問題が「リビア方式」による解決に向かう可 能性を示唆するのではないか。

これはリビアの最高指導者、カダフィ大佐が選んだ非核化の道である。カ ダフィ氏は秘密裏に大量破壊兵器の製造を進めていたが、2003年12月にイ ラクのサダム・フセイン元大統領が地中に潜んでいたところを米軍に拘束 されたのを見て、震え上がった。カダフィ氏はその3日後に大量破壊兵器 を放棄する意思を世界に宣言した。

CIAと英国の秘密情報組織、MI6の要員を含む専門家集団がリビア入 りし、核兵器、核製造に必要な関連物資、核運搬用のミサイル、製造施 設、一連の計画に関する書類など全てを押収、化学物質はリビア国内で米 英作業部隊の監視の下で破壊され、書類は全て国外に持ち出された。

カダフィ氏は全てを受け入れて生き延びた。但し、彼は10年にチュニジア でいわゆる中東の春と呼ばれる民主化運動が始まり、その広がりの中で11 年に群衆に殺害された。

正恩氏が核を放棄すれば、カダフィ氏やフセイン氏のように命を奪われる という言説があるが、右の2つのケースが伝えているのは全く別の教訓で はないか。フセイン氏は核兵器を持っていなかったが持っている振りをし て査察を拒否し、米軍に殺害された。カダフィ氏は核兵器製造を明らかに し、査察を受け入れ、8年間生き延びた。氏を殺害したのは前述したよう に、リビアの国民であり、それはカダフィ一族による専制恐怖政治が招い た結果だ。

2人の指導者の異なる運命を正恩氏が把握すれば、どちらを選べば氏の命 脈が守られるかわかるはずだ。

トランプ氏は安倍首相との共同記者会見でも「成果が期待できなければ米 朝首脳会談は実現しない。会談が実現しても実りがなければ退席する」と 語っている。正恩氏に圧力をかけ続け、米国の求める形の非核化実現を促 しているのだ。

安倍首相とトランプ氏は19日午前の共同記者会見で拉致問題についても 語った。トランプ氏は拉致被害者について、「日本に帰れることを大事に 考えている。私はこのことをシンゾーに約束した」と語った。救う会会長 の西岡力氏は語る。

「CIAは北朝鮮の情報当局にも接触しており、拉致被害者についても語 り合っていると思われます。その中で拉致被害者生存情報を得ているので はないでしょうか。その上で拉致被害者の帰国に言及しているのです。勿 論、甘い期待はできませんが、拉致問題解決に向けてよい兆しだと思います」

国際政治は動いている。多くの日本人の命と運命がかかっている。国とし てどう動くべきか、正念場である。日本の国会はもっとこうした大事な問 題に向き合うべきだ。
『週刊ダイヤモンド』 2018年4月28日・5月5日合併号
 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 1229


           
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角さんは糖尿病だった
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     渡部 亮次郎

肩書きを言うより「角さん」で通っていた田中角栄氏。脳梗塞により75歳 で逝去した。若いころからの汗っかきは「バセドウ病」のためと周囲に説 明していたが、実は糖尿病持ちだったことは隠していた。だから脳梗塞を 招いたのだ。

彼が自民党幹事長だったころ私もNHK記者として彼を担当したが、糖尿病 で医者通いをし た事実はなかった。ところが、彼が首相を辞めた後会っ たところ「あん時 は血糖値が400にもなった」と糖尿病のことをしゃべり だした。

「月刊文春で立花隆に書かれたことには堪えなかったが児玉隆也に書かれ た佐藤昭 (あき)とのことを連日真紀子(娘)にわーわーいわれて参っ ちゃった。血 糖値も400まで上がるしな」と糖尿病を発症していたことを うっかり告白 してしまった。

おなじく糖尿病から「合併症」としての心筋梗塞で死亡した政治家に大平 正芳がいる。同じく首相を務めて死んだが年下の角栄を「兄貴」と呼んで 政治的にすがっていた。大平は甘党だったが、糖尿病と真剣にむきあって はいなかった。

ちゃんとインスリン注射をしていれば総理在任中70の若さで死ぬことはな かったはずだ。もっとも当時は今と違ってインスリン注射を患者自身がす ることは厚生省(当時)の「省令」で禁止されていたから多忙な政治家が 連日医者通いをすることは無理だった。

この大平の無二の親友だった伊東正義も糖尿病だった。外務大臣当時は政 務秘書官も糖尿病だった。伊東はしかし医者通いをちゃんとしていたから 80まで生きたき。インスリン注射を怠ると寿命を10年は縮めるといわれて いる。

糖尿病にともなう網膜症のため国会の代表演説の原稿を大きすぎる字で書 いてきて有名になった田中六助は心筋梗塞で死んだが、まだ62歳と若すぎ た。医者通いをしていなかったのではないか。まず眼底出血して網膜をや られ、最後に若くして死んだことがそういう推測を招く。

日本で糖尿病患者のインスリン自己注射を許可したのは昭和56年厚生大臣 園田直がはじめてである。それまでは日本医師会の反対を歴代厚生大臣が おしきれなかったためである。

このときの園田氏はすでに1回目の厚生大臣の後、官房長官、外務大臣2期 の末という実力者に成長していたためか日本医師会も抵抗はしなかった。 禁止の「省令」は廃止された。

結果、「テルモ」など医療器具メーカーの競争が活発になり、たとえば注 射器が小型化してボールペン型になった。針も極細になり、いまでは0・ 18mmと世界一の細さになった。また血糖値の事故測定器の 小型のもの が発明されて便利になっている。針はごく細だからほとんど無痛である。

これらはすべて園田さんの決断の賜物だが、その園田さん自身は若いころ からの患者であり、患者の苦しみを知るが故に自己注射許可の決断をした のだった。わたしは秘書官として側にいたからよく見ている。

患者によっては医者に一日3回も注射のため医者に通わなければならない 人もいた。1日に医者に3回!!仕事ができない。自覚症状としては何もな い病気とあれば医者通いをやめて早死にをずる不幸をまねく例もおおかった。

そうなのだ。大決断をした園田さん自身はその恩恵に浴することなく70の 若さで死んだ。そう武道の達人も注射の痛さを嫌いインスリンから逃げて いたのだ。腎臓が機能しなくなり「腎不全」で死んだ。(2013・7・13)

            
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重 要 情 報
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 ◎「自分たちが平和主義を貫いているだけでは…」日本人の中に芽生えた “危機” 国際政治学者・三浦瑠璃氏

内閣府が3月に公表した「自衛隊・防衛問題に関する世論調査」で、日本 が戦争に巻き込まれる危険が「ある」と答えた人が3年前に比べ、10ポ イント増えました。

北朝鮮の脅威を感じ、日本人の中にようやく、「戦争があるかもしれな い」「自分たちが平和主義を貫いているだけで、平和に暮らしていけると はかぎらない」という考えが浸透してきたのかもしれません。

しかし、私たちは「守り」のかなりの部分を米国にアウトソーシングして います。「攻撃」に関しては、完全に米国に依存している状況です。

日本の言論は安易に主戦論、または一国平和主義という両極端の考えに流 れます。北朝鮮の脅威を受けるという意味で日本は「当事者」ですが、北 朝鮮情勢の解決のため何ができるかという意味では「部外者」なのです。 ただ米国の威を借りても仕方がないし、北朝鮮との宥和を唱えるだけでは 問題は解決しない。自らできることに取り組むべきと思います。

まずは自国の安全を守るため、抑止力を高めておくことが必要です。社会 保障を持続可能なものにしつつ、経済成長しなければいけませんから、防 衛に割ける資源は限られています。装備だけでなく、訓練や人員に対する 手当や、自動化、IT化を進めていかないと、少子高齢化の時代にきちん とした自衛力、抑止力を持つことはできません。

 ■外交に強いリーダー養成

同時に、米国の内向き化はしばらく止まらないでしょうから、日本は独自 にマルチな外交を進めていかないといけません。

「安倍外交」の中で、地球儀を俯瞰(ふかん)する外交で関係を構築して いくというのは、高く評価できる取り組みでした。

とりわけ、米国が離脱したのに、自由と公平さを担保した地域の経済発展 を可能にするような仕組みである「TPP11」合意にこぎつけたのは大 きなことでした。

外交は「継続でいい」という人がいるかもしれません。しかし、長期安定 していた安倍政権も永遠に続くわけではありません。今まで以上に日本外 交を進められる人を、リーダーとして養成していく必要があります。

日本は開かれた魅力的な国であり続けないとグローバル化の時代を生き抜 けません。安全保障環境が変化して脅威が高まると、つい殻の中にこもり たくなるのは本能として理解できますが、それでは自らの首を絞めること になります。

「日本の風物詩」として私たちが消費している身近な食品や生活スタイル は、すでに外国人の労働力なしでは立ち行きません。外国人労働者の待遇 や受け入れ方を議論しておかないと、日本がもはや魅力的な労働先ではな くなってしまう恐れすらあります。

 ■中国取り込む「技」を磨く

中国をうまく取り込む「技」を磨いていくことも必要です。中国の影響を なるべく締め出そうとすれば、国益を損ないます。グローバル化の時代に おいては、米国を含め、中国との深い経済関係を断ち切ることは不可能で す。こちらが中国市場に依存するだけでなく、相互に依存して互いに脆弱 性を持っておくことが肝要です。中国が日本で投資し儲けることは、日本 経済の利害関係者となることを意味します。

男性陣により多く見られることですが、「知りたい」ではなく、自分の 知っていることを「言いたい」という文化がありますね。すぐに読めるオ ピニオンのネット記事だけでなくて、現実を深く知るため、良質なテレビ ドキュメンタリーを見たり、しっかりした本を読んだりすることが日本の 議論を成熟させる道なのではないかと思います。(聞き手・森本昌彦)

 ■三浦瑠璃(みうら・るり) 国際政治学者。1980年10月3日、神奈川 県出身。37歳。東京大農学部卒業。東大公共政策大学院専門修士課程を修 了し、東大大学院法学政治学研究科総合法政専攻博士課程修了。日本学術 振興会特別研究員を経て、東大政策ビジョン研究センター講師。著書に 『シビリアンの戦争』(岩波書店)など。

【写真】 三浦瑠麗氏
http://www.zakzak.co.jp/soc/news/180507/soc1805070018-p1.html?ownedref=not%20set_not%20set_newsPhoto
【ZakZak】 2018.5.7 〔情報収録 − 坂元 誠〕

 ◎「自分たちが平和主義を貫いているだけでは…」日本人の中に芽生えた “危機” 国際政治学者・三浦瑠璃氏

内閣府が3月に公表した「自衛隊・防衛問題に関する世論調査」で、日本 が戦争に巻き込まれる危険が「ある」と答えた人が3年前に比べ、10ポ イント増えました。

北朝鮮の脅威を感じ、日本人の中にようやく、「戦争があるかもしれな い」「自分たちが平和主義を貫いているだけで、平和に暮らしていけると はかぎらない」という考えが浸透してきたのかもしれません。

しかし、私たちは「守り」のかなりの部分を米国にアウトソーシングして います。「攻撃」に関しては、完全に米国に依存している状況です。

日本の言論は安易に主戦論、または一国平和主義という両極端の考えに流 れます。北朝鮮の脅威を受けるという意味で日本は「当事者」ですが、北 朝鮮情勢の解決のため何ができるかという意味では「部外者」なのです。 ただ米国の威を借りても仕方がないし、北朝鮮との宥和を唱えるだけでは 問題は解決しない。自らできることに取り組むべきと思います。

まずは自国の安全を守るため、抑止力を高めておくことが必要です。社会 保障を持続可能なものにしつつ、経済成長しなければいけませんから、防 衛に割ける資源は限られています。装備だけでなく、訓練や人員に対する 手当や、自動化、IT化を進めていかないと、少子高齢化の時代にきちん とした自衛力、抑止力を持つことはできません。



 ◎日本語を何故“片仮名文字”にする:前田正晶

4676号の渡辺好造様の「日本語をなぜ“片仮名文字”にする」と題された片 仮名語の濫用を戒めるご投稿は確かに「我が意を得たり」の思いで同感で したし、有難く拝読しました。

私の年来の主張はこのように無意味だとでも言い切ってしまいたいような カタカナ語の氾濫と濫用には、マスメディアの軽佻浮薄さと文化人とやら 称されている連中の言葉の誤用と英語擬きを使っては良い格好をしたがる 姿勢が如何にも情けないと思わせてくれるのです。

私はこれまでに何度も繰り返して指摘して事ですが、「小学校の3年から 英語を教えて国際化の時代に適用できる人材を養成しよう」などと言う見 当違いも甚だしい理想論が横行している現在に「本当の英語ではそういう 言葉は使わない」だけではなく「正しい英語の発音とはかけ離れたローマ 字読みやカタカナ表記がされているカタカナ語を氾濫させることは英語教 育には先ず貢献しないだろう」という問題点でした。

2008年には、A4判にして17頁にも及ぶカタカナ語批判の資料を纏めて発表 しました。それを何度かにわたって投稿しましたし、自分のブログにも連 載の形で載せてきました。恐らく200語近くを取り上げたと記憶します。

その中から例を挙げればキリがありませんが、私が最も憎んでいるのが 「メジャー」(=majorが英語である)、「セキュリテイー(=security はこんな発音ではない)、「フリップ」(=flip chartが本当の英語だ) 等々です。英語を母国語とする人たちには笑われそうで恥かしいのです。


何度も言ってきたことで「耳から入る言葉の普及の速度は速い」のです。 テレビを見ていて(聞いていて)下さい。何が何でも「トラブル」であ り、「コミュニケーションを取る」であり、「ジューシー」であり「コン パクト」であり、「スタッフ」であり、「リニューアルオープン」なので す。「好い加減にしろ。お前たちは国語を破壊する気か」と心の中で叫ん でいます。私は彼らテレビ局がカタカナ語を重用する意図は「国民の総 HAKUCHI化」かと疑っています。渡辺好造様に宜しくお伝え下さい。


 ◎私には何の為にもならない連休だった:前田正晶

6日で漸く連休という無意味な束縛から解放されてホッとしている。それ は既に述べておったように、私はこの制度の為に4月29日から始まる週で は体力と体調の整備の為に通っているジムに2日しか入場出来ない会員な のである。ジムの制度改悪も恨むが「何が故に我が国の政府は休日を増や すのか」と嘆き節の日々だった。何とか運動不足にならないように少し散 歩に出たり、室内でストレッチなど試みてはいたが、所詮は動かずにいた 為の体重の増加を効果的に予防するのは不可能だっただろう。


、連休も悪いことばかりではない。議員どもが喜んで休んでいるのかどう かは知らないが、野党の連中のモリだカケだの揚げ足取りや、福田淳一前 財務省事務次官追及の悪口雑言や、柳瀬審議官を証人喚問せよと喚く声が 聞こえてこないだけでも気分が悪くならないで済んでいるのだから。特に 柳瀬審議官の場合は「首相マター」と「総理案件」が混同された文書では なかったかと言われているにも拘わらず喚き続ける、辻元清美のような害 あって益なき国対委員長の顔が見えないだけでも有難い。

何度でも同じ事を言っていることになってしまうが、現時点のアメリカ、 DPRK、中国、ロシア等が関連した世界情勢が陳腐な言い方で恐縮だが「風 雲急を告げている」時に、国会を空転させただけで満足せずに「柳瀬氏は 証人喚問でなければ」と因縁を付けているだけの野党には本当に腹が立つ のだ。立憲民政党の長妻などは「この文書問題は重要案件であり、証人喚 問せねば」と先月だったかPrime Newsで吠えていたが、その人相が悪化し たのには驚かされた。

一昨年だったかに国民会議で講演した時の理路整然とした彼の語り口が雲 散霧消し、如何にも低級な野党議員面になっていたのは、彼の為にも惜し みたくなった次第だ。

長妻をあそこまで劣化させた枝野が率いるこの党こそが、本気で国会を空 転させた責任を正直に認めて真摯に反省すべきだ。だが、そんな殊勝な連 中ではあるまい思うと、益々ウンザリである。


 ◎不可解な点もあるが実は解りやすいイチロー君の契約:前田正晶

突如として結ばれたイチロー君の契約については、所謂専門家やMLB通の 方々が色々と解説してくれてはいるが、全ては推量か推察であり、イチ ロー君の記者会見のコンニャク問答のような語り以上の内容にまで踏み込 んだ説明はなかったと思う。

私はこの斬新なというか前例がないと言われる契約の報道を聞いた瞬間に 思い浮 かべた言葉は「諭旨退職」と「諭旨退学」だった。もっと簡単に 言えば 「マリナーズは彼の打者としての限界に見切りを付けたので、如 何にして 彼を傷つけることなく退職させるかに意を用いたな」と感じた のだった。

しかも、容易に理解できず納得の出来ない点もあった。それは「今季は選 手として試合には出ないがテイームには帯同して練習を続け、来季は時と 場合によっては試合に出ることもある」という契約条項だった。今季は使 わないとする選手が1年間試合に遠ざかった上に、来シーズンは試合にだ すこともある」というのは異例であろうし、非常に現実的ではないと思わ せてくれた。深読みする専門家は「来年の幕開けの試合を東京でやるか ら、その時に使って客寄せにするのか」と観測して見せたが、これとても 非現実的に過ぎると思う。

私はかの偉大なるイチロー君の打者としての選手生命はフロリダ・マーリ ンズに移った時点で終わっていたと見ていた。それは偶にしか試合にだし て貰えず、3割が打てなくなったイチロー君にはMJBのシーズンの安打記録 を作った当時の力が消えかかっているのでは、彼自身が50歳までやると意 気込んで見せても、守備が極めて上手く送球が素晴らしいだけの守り専門 の外野手になってしまったかとすら思わせていたからだった。

彼のようなアメリカ人(と言うか南アメリカ出身者)にも珍しいような大 選手の退き際というのは非常に難しいと思わずにはいられない。長嶋茂雄 のように潔く「巨人軍は永久に不滅です」とアッサリ引退してしまうか、 野村克也のように「生涯一捕手」としてボロボロになるまでやってから監 督業に専念するかの二択しかないように思えるのだ。イチロー君は監督業 を選ぶとは思えない気がするが、「生涯打者と守備専門家」の道を選んだ かのように思える。その辺りを「自分がどうなるかを見極めたい」と表現 したようだ。

私はこの辺りで選手業から身を引いたとすれば賢明な選択だと思っている し、シアトルマリナーズの Dipoto(なんて発音するのだろう)というGM もイチロー君に対して十分な敬意を払い且つ尊敬して優遇したのは適切で はないかと思って見ている。

私はイチロー君はアメリカに渡って「功成り名遂げた」のである以上、 MLBの十分な年金も貰えるのであるし、十分な蓄財も出来たであろうか ら、資産さえあれば非常に優雅な生活が送れるアメリカ永住などは羨まし いような引退後の生活が待っていると思う。

それに聞くところによれば、シアトルで最高級の住宅地であるマーサーア イランドに豪邸を買ってある由だから、こことフロリダで季節によって棲 み分けも可 能ではないか。その間に後進の指導にも当たれるだろうし、 会長付特別補佐としての 仕事にも従事できるのではないか。自分の実力 で生きる道を切り開いた場合には、ア メリカほど
暮らして行くには素晴らしいところはないだろう。イチロー君はその日本 人として希有な成功者の一人だ。

彼に野球を離れる気がないのかも知れないが、自分で切り開いた運命を活 かしてアメリカ暮らしを楽しむのも一方かと思うのだ。私は何度か「ただ 単に野球や 他の競技の選手として優れているからとか、多少英語が解る からといって迂闊にアメ リカに出て行かない方が良い。そこには予期し ていなかった文化と思考体系の違いが 待っていて、意外な苦労を強いら れるのだから。そこに順応して適応できるまでが 大変だ」と
言ってきた。かれはもうその辺りを突破しているだろうとは思っている。 イチロー君が Land of dream の国で成功したことには敬意を表したい。

  ◎「国民民主党」旗揚げ=野田前首相ら不参加

民進党と希望の党が合流して旗揚げする新党「国民民主党」は7日午後、 設立大会を東京都内のホテルで開く。

 昨年の衆院選を機に分裂した民進勢力の再結集を図る。ただ、両党内で は不参加の動きが拡大しており、民進党の野田佳彦前首相らは同日午前に 離党届を提出した。

 民進の岡田克也元代表や小川敏夫参院議員会長らは既に新党不参加と離 党を表明。民進の白真勲参院議員も7日午前に離党届を提出した。一方、 希望の大串博志衆院議員は記者会見で新党不参加を表明した。

設立大会では、存続政党となる民進の大塚耕平代表が新執行部人事を発表 する見通し。新党首については、9月の代表選で正式に選出するまで、暫 定的に大塚氏と希望の玉木雄一郎代表が共同代表を務める案が検討されて いる。 時事通信 5/7(月) 10:18配信


  

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身 辺 雑 記
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8日の東京湾岸は曇天。

毎月1回楽しみがある。商社勤務の佐藤隆一君がしつらえてくれた「鼎談 会」第2火曜日の夜、亀戸駅近くの韓国風居酒屋に気心の知れた10人ほど が集まっての男女が集まってそれぞれ好きなアルコールを飲む。辛い韓国 料理を楽しむ人もいる。美人がいるので楽しい。

7日午前、雨の降り出す前に近くの都立猿江恩賜公園を散歩。

雨は午後2時半を過ぎてから降り出した。

田舎ではあまり聞けない都会の音というものがある。救急車のサイレン だ。生まれた秋田県の片隅には大学進学で上京する18歳まで1度も来たこ とが無い。東京では近くに都立墨東病院があるからやかましい。

メルマガの編集も終えたので7日は弘前出身の美貌歌手、奈良光枝を聴い た。午後は鶴田浩二。未聴のCDが数百枚ある。死ぬまで聴ききれないだろ う どこかに寄付してください。
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