政治・経済

頂門の一針

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頂門の一針4678 号  2018・5・7(月)

2018/05/07

                                  
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わたなべ りやうじらうのメイ ル・マガジン「頂門の一針」4678号
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      2018(平成30)年5月7日(月)


    トランプ大統領の「在韓米軍の規模縮小」指示:宮崎正弘

  トランプ政治の成果は着々と挙がっていると見る:前田正晶

        いま必要な「サラダ・ボウル理論」:石岡荘十

     米国が求める形の非核化目指す北朝鮮問題:櫻井よしこ

       
                      話 の 福 袋
                       反     響
                       身 辺 雑 記


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第4677号
                             発行周期 不定期(原則毎日発行)
             
               御意見・御感想は:
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トランプ大統領の「在韓米軍の規模縮小」指示
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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成30年(2018年)5月5日(土曜日)弐
         通巻第5692号 
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 トランプ大統領の「在韓米軍の規模縮小」指示はどこまで本気か?
  韓国には在韓米軍経費全額を要求し、韓国から去っても「日本がある サ」。
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ニューヨークタイムズの推測記事が大きな波紋を巻き起こした。
同紙は5月3日付けで「トランプ大統領はペンタゴンに対して在韓米軍

の縮小という選択肢への準備を始めるよう指示した」と報じた。

すぐさまジョン・ボルトン国家安全保障担当大統領補佐官は「そういうシ ナリオはあり得ない」とニューヨークタイムズの報道を否定した。

すでにトランプが言い出すまでもなく、在韓米軍の規模は1990年代からお よそ三分の一に削減されている。しかも板門店付近からは撤退しており、 北朝鮮の火砲の射程に入らない南方へ米軍は兵力を下げている。

そもそも在韓米軍の撤退を言い出したのはカーター政権のときからであ る。90年代に米軍は韓国に配備していた戦術核を撤去している。

2004年にはラムズフェルト国防長官の判断により、およそ1万名のアメリ カ兵を韓国からイラクへ移動させ、イラク戦争に投入した。

近年には北朝鮮のミサイル射程内から、太平洋艦隊所属の潜水艦ならびに 長距離爆撃機の配備をグアムへと後退させている。

 トランプは選挙キャンペーン中に、在韓米軍を撤退させ、日本と韓国が 独自に核武装するかもしれないが、それはそれで構わないと発言している。

ことを改めて騒ぐ必要はなく、しかも米朝首脳会談を前にして、金正恩は 在韓米軍の「撤退」を前提条件とは言わなくなった。
 
 
 ▲トランプ自身が「在韓米軍の存在は不要」論なのだ

南北朝鮮の画期的な首脳会談を受けて、トランプが金正恩と会うときに在 韓米軍の撤退ではなく、規模の縮小はバーゲニングチップになりうるだろ うが、それを事前の示唆するのは愚策である。

しかし両国は「朝鮮戦争は終結した」と宣言したわけだから、いずれ 228500名の在韓米軍兵士が不要となる。トランプ自身は、かねてから在 韓米軍の費用の無駄を指摘してきた人間である。

トランプは在韓米軍が半島の現状維持を固定化し、平和を維持してきた事 実を渋々ながら認識してはいるものの、北朝鮮の核武装を阻止できなかっ たし、周辺諸国を喝してきた効果に対して在韓米軍が無力だった。これら をもって重大な意議を見いだせないとしている。

「われわれは北朝鮮のミサイルの性能向上を、半島に駐在しながら観察し てきただけなのか」とトランプはニューヨークタイムズの2016年7月のイ ンタビューで語っているのである。

そうした疑問をトランプはマクマスター補佐官(当時)らとの議論でも 常々、口にしていたという。

なかでも平昌五輪直前に米朝間の軍事緊張が高まったとき、トランプは 「危険だから在韓米軍を退避させるべきでは?」と問うので、マクマス ターは「そんなことをしたら却って北の攻撃チャンスを与える」と取り下 げさせたこともあるとニューヨークタイムズの記事は言う。

まとめてみると、 以下のような条件付きの推測記事だったことが分かる。

第一に在韓米軍は抑止力たりえても、北朝鮮の核武装をとめるまでのもの ではなかった。

第二に2019年までの協定で在韓米軍経費の半分は韓国の負担となっている が、以後は全部の経費を韓国が負担することをトランプは要求している。

第三にいきなりの縮小となるとペンタンゴン上層部は混乱に陥り、米韓同 盟を弱体化させてしまう怖れが拡大するばかりか、周辺国とくに日本には 強い懸念を生じさせる。

第四に大規模な縮小をペンタゴンは考慮にいれておらず、もし北朝鮮との 合意が成立しても急な縮小には到らない

第五にしかしながらトランプ大統領は過去の過度な韓国への関与の効果を 疑問視しており、予測できない行動に出る大統領ゆえに、北朝鮮との話し 合いいかんでは、急激で大規模な在韓米軍の縮小もまったく考えられない シナリオではない。

したがってマティス国防長官が述べたように、在韓米軍の縮小プランは、 将来の選択肢として卓上にあるという意味である。

現段階で交渉の事前条件や前提予測を提示することは、不適切である。
しかし近未来を展望するなら、もし平和条約が締結されれば在韓米軍が半 永久的に朝鮮半島に駐屯することも不合理であるというのがトランプの考 え方の基底だということである。



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トランプ政治の成果は着々と挙がっていると見る
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                 前田 正晶

私は昔の同僚たちと米国の事情に精通した友人たちと、トランプ大統領の 統治能力に疑問を呈してきた部類に入ると思っている。その一方では藤井 厳喜氏や産経の古森義久記者のように反トランプのfake newsを集中的に 流してトランプ大統領の評価を低くしているアメリカ東部の有力地方紙の 報道に依存している我が国のマスメディアを厳しく批判し、トランプ大統 領を正当に評価すべきだという確固たる論陣を張っておられる所謂専門家 もおられるのだ。だが、私は我が国の多くの国民はその種のfakenewsに惑 わされていると思っている。

今日までのトランプ政権と言うべきかトランプ大統領独特の言わば独断専 行とも見える選挙公約を中心に掲げてきた政策を、単純素朴にして強引と も言える手法で「アメリカファースト」と「アメリカを再び偉大に」を旗 印にして実行されてきたやり方は、毀誉褒貶相半ばするとは申せ、確実に その歩みを進めていると見る方が適切だろうと思っている。

但し、その推し進め方がやや強引であり、我がW社パンOBで私如きが遠く 及ばないアメリカ通の長老がいみじくも「トランプ大統領は本当は何かも かも承知でありながら、何も知らないかの如くに装っているのか、あるい は知らぬが故の強みで未だ嘗てどの大統領にも出来なかった難題を次々に 実行しているのかが、遺憾ながらこの俺にも読み切れない」と指摘された ように、あの単純明快な実行力と強引とも見える政治手法は買えってメリ カという国の事情に精通されている人ほど読み切れないような事態を招い ているのである。

私自身もその説に与していたが、「ビジネスという面では不動産業界だけ で長年過ごして来られたトランプ大統領には、如何に努力されようと就任 以来の短期間に政治・経済・軍事・外交・貿易の世界の現状と歴史を把握 されて、適切な政策を打って行かれることは難しいのではないか」との懸 念は抱いていた。だが、実際に就任以来強引とも見えるやり方で打ってこ られた政策は特に経済面では着実に実を結びつつあるのだ。

特に選挙キャンペーン中から唱えてこられた「金正恩との会談も辞さな い」という一見無謀のような外交政策は着実に実現の方向にあるのだ。こ れを「功績」か「実績」と言わずして何が成果かとまで思わせられるの だ。だが、敢えて留保条件を付ければ「その会談でCVIDを完全に金正恩委 員長に納得させ、過去にあったような騙される結果にならないという保証 は未だ無い」辺りになるだろうか。私はトランプ大統領は十分な理由を以 て成功させる自信がおありだと推察しているが。

ここで一寸、トランプ政権と文在寅政権が誕生後の外交面における世界の 情勢の変化が、極めて大きく且つ早くなったことに注目してみたい。私は 多くのと言うか一部の専門家たちは「文在寅大統領はただ単に左傾してい るだけで、南北統一がその悲願で何れはアメリカの庇護の下を離れて核な き朝鮮半島のリーダーの一人として習近平の傘下に入っていくのではない か」との声が聞こえていた。

だが、実際に文在寅大統領が働きかけ且つ実現に限りなく近いところまで 持って行った実績はと言えば「兎に角金正恩委員長との南北首脳会談を実 現させ、世界でなければ北アジアの情勢に大いなる変化をもたらしそうな 南北融和を実現させ、更にトランプ大統領と金正恩委員長とのそれこそ歴 史的な会談の下準備を整えたと言って誤りでは無い」と思う。私は敢えて 反省すれば「文在寅大統領を過小評価は出来ない」ことがあると思っている。

現実にはトランプ大統領と金正恩委員長の会談は未だ日取りと場所がどう やら内定した段階にあるようだし、トランプ大統領が当面する課題である 中間選挙や ロシア疑惑と女性とのスキャンダルの解決は今後の展開に待 たねばなるまい。

だが、 私は思うところでは、果たしてトランプ大統領が就任前から思い 描いておられたのか どうかは上述の長老の嘆きが示すように読み切れな いが、トランプ大統領の強引と見 える解りやすい諸政策が結実していけ ば、世界は変わって行かざるを得ないだろう。

問題だと長老も私が疑問に思わざるを得ないことは「果たしてトランプ大 統領は何もかも読み切って、あれほど積極果敢な政治・経済・軍事・外 交・貿易面で の政策を打ってこられたのか」なのである。その大きく投 網を打ったような政策の 先にある大命題は「中国との関係」であろう。 決定的に対立して抑えにかかるのか、 互恵的な関係を確立することを視 野に置いておられるのかが、我が国に対する影響が 極めて多き
なるだろう辺りが、私の関心事であり寒心事でもある。

安倍総理との間の関係は他国の首脳と比較しても極めて親密かそれ以上に も見えるが、自国と自らの利益と安全を第一義に考えているアメリカ人で あるトラ ンプ大統領が何処まで同盟国であり親友でもある安倍総理との 関係を尊重して行かれ るかにも、私は重大な関心があるのだ。少なくと もFTAを推進しようとされる動きに は疑問を感じざるを得ないのだが。



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いま必要な「サラダ・ボウル理論」
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           石岡 荘十

日本では小さいときから障害を持つ子ども達を、特殊な存在として特別な 学校で教育をすることが当然のように行われている。障害を持ち、盲・ 聾・養護学校で特別な教育を受けている児童・生徒は約10万人に上る。

「普通の学校へ通わせたい」

親がこう希望しても、障害を持つ子が一般の学校への入学を果たすには多 くの困難を伴う。

受け入れられると、上記の地裁決定のように、それが美談風なニュースに なるほど稀である。さすがに最近では、障害を持つ子どもが、障害を持た ない同じ年代の仲間と一緒に学び成長していくことが、双方の人格形成に 大きな意味を持つとして、障害児が一般の小・中学校で教育を受けるケー スが増えているそうだ。しかし、まだまだ十分とはいえない。

私たちは障害を持った人をどのような存在として考えたらいいのだろう か。福祉国家として知られるデンマークで「ノーマライゼーション」とい う考え方が生まれたのはいまから半世紀以上前のことで、社会福祉を考え る上で極めて重要な理念だといわれてきた。

ノーマライゼーションの理論は、はじめは、障害者が社会に適応していく 手助けをする、そのことによって障害者が出来るだけ普通の社会に適応で きるようにする、障害者をノーマルにするという考え方だった。

道路の段差を無くす、駅にエレベーターを設置する、車椅子の購入費を補 助する------「まだまだ」と批判されながら、国や自治体の行政レベルで 進められてきた様々な支援策の根拠になっている思想だと言ってもいいだ ろう。

このような施策は「同化主義」、つまり健常者を基準にして作られている 社会のバリアーをなくし、障害者が健常者主導の社会に同化できるよう手 助けをしようという考え方だ。

しかし、そこには多数の健常者がノーマルな存在で、障害者は「特異な存 在」だという偏見がある。このような初期のノーマライゼーション理論に は限界がある、と批判された。

そこに登場したのが、「多元主義」という考え方である。障害者を特異な 存在としてではなく、当たり前の存在としてありのまま受け入れ共に生き ていこうというものだ。

このような考え方を、「サラダ・ボウル理論」と言っている。一つひとつ の野菜の個性をそのまま残しながら、いろいろな種類のナマの野菜をサラ ダの入れ物(ボウル)に盛りつけることで、別の味覚を創造する。そんな 社会をイメージした理論だ。

障害者が健常者に近づくのではなく、目が見えない、耳が聞こえない、歩 けなくとも、手助けは必要だが、そのままノーマルな存在として受け入れ られるという考え方である。

重要な認識は、障害者をノーマライズするのではなく、健常者がひそかに 持っている偏見をノーマライズするということだ。このような認識でいう と、現実は、明らかに健常者サイドに問題がある。

障害を持つ子どもは特別の教育施設に“隔離”されている。そんななかで、 “普通”の学校で育った子どもに、大人になって突然、「障害者を特異な存 在と思うな」と言っても、長年、無意識のうちに刷り込まれてきた差別意 識や偏見を拭い去ることが出来るだろうか。

ノーマライズされなければならないのは、むしろ健常者と言われる人々が 抱いている差別意識や偏見だと言えるのではないか。

自宅近くに聾学校があり、手話で話す生徒とバスに乗り合わせることがよ くあるが、健常者と見られるほかの乗客が彼(彼女)らを「当たり前の存 在」と受け入れている様にはとても見えない。

中には、見てはいけないものに出逢ったとでも言うように、ことさら目線 を外らす気配さえ感じさせる。手話に興味津々の子どもの手を引っ張っ て、顔を無理やりそむけさせる親もいる。

「何で自分が-----」「まさか自分が------」
大きな病気になると、誰もがそう思う。ある調査では、障害者と認定され た人、心臓病と診断された人は、100パーセントそう思うという。

だが人は経験して学習する。心臓手術の後、私は身体障害者となった。そ の経験は、身障者のことを改めて考えさせる “絶好”の大事件であった。 よく言われるように「障害はその人の個性」である。自分もその個性を与 えられたことで、別の世界が見えてきたような気がする。

日本は猛スピードで高齢社会に突き進んでいる。だから養老院、高齢者向 け養護施設が盛んに造られている。それも空気のいい郊外に多い。

              
           
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米国が求める形の非核化目指す北朝鮮問題
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             櫻井よしこ


「米国が求める形の非核化目指す北朝鮮問題 「リビア方式」による解決 可能性を示唆か」

4月17日の日米首脳会談で、ドナルド・トランプ米大統領は安倍晋三首相 に、「極めて高いレベルで北朝鮮と直接対話している」と語り、その後記 者団が「金正恩氏と直接話しているのか」と問うと、「イエス」と答え た。マイク・ポンペオ中央情報局(CIA)長官が3月30日から4月1日の 復活祭の連休を利用して訪朝したのだという。

いま米国の対北朝鮮外交はトランプ氏の意向を汲むポンペオ氏に加えて、 国家安全保障問題担当大統領補佐官のジョン・ボルトン氏が軸となって構 築されている。3氏共に、非核化の話し合いが失敗すれば、軍事オプショ ンもあり得るとの考え方だ。

ポンペオ氏は正恩氏と話し合いをした後の4月12日、上院外交委員会で行 われた国務長官への指名承認公聴会で、正恩体制の転換は考えていないと 明言すると同時に、非核化に関して、「見返りを与える前に恒久的かつ不 可逆的な成果を得ることを確実にする」と述べた。

米国側の一連の動きは北朝鮮問題が「リビア方式」による解決に向かう可 能性を示唆するのではないか。

これはリビアの最高指導者、カダフィ大佐が選んだ非核化の道である。カ ダフィ氏は秘密裏に大量破壊兵器の製造を進めていたが、2003年12月にイ ラクのサダム・フセイン元大統領が地中に潜んでいたところを米軍に拘束 されたのを見て、震え上がった。カダフィ氏はその3日後に大量破壊兵器 を放棄する意思を世界に宣言した。

CIAと英国の秘密情報組織、MI6の要員を含む専門家集団がリビア入 りし、核兵器、核製造に必要な関連物資、核運搬用のミサイル、製造施 設、一連の計画に関する書類など全てを押収、化学物質はリビア国内で米 英作業部隊の監視の下で破壊され、書類は全て国外に持ち出された。

カダフィ氏は全てを受け入れて生き延びた。但し、彼は10年にチュニジア でいわゆる中東の春と呼ばれる民主化運動が始まり、その広がりの中で11 年に群衆に殺害された。

正恩氏が核を放棄すれば、カダフィ氏やフセイン氏のように命を奪われる という言説があるが、右の2つのケースが伝えているのは全く別の教訓で はないか。フセイン氏は核兵器を持っていなかったが持っている振りをし て査察を拒否し、米軍に殺害された。カダフィ氏は核兵器製造を明らかに し、査察を受け入れ、8年間生き延びた。氏を殺害したのは前述したよう に、リビアの国民であり、それはカダフィ一族による専制恐怖政治が招い た結果だ。

2人の指導者の異なる運命を正恩氏が把握すれば、どちらを選べば氏の命 脈が守られるかわかるはずだ。

トランプ氏は安倍首相との共同記者会見でも「成果が期待できなければ米 朝首脳会談は実現しない。会談が実現しても実りがなければ退席する」と 語っている。正恩氏に圧力をかけ続け、米国の求める形の非核化実現を促 しているのだ。

安倍首相とトランプ氏は19日午前の共同記者会見で拉致問題についても 語った。トランプ氏は拉致被害者について、「日本に帰れることを大事に 考えている。私はこのことをシンゾーに約束した」と語った。救う会会長 の西岡力氏は語る。

「CIAは北朝鮮の情報当局にも接触しており、拉致被害者についても語 り合っていると思われます。その中で拉致被害者生存情報を得ているので はないでしょうか。その上で拉致被害者の帰国に言及しているのです。勿 論、甘い期待はできませんが、拉致問題解決に向けてよい兆しだと思います」

国際政治は動いている。多くの日本人の命と運命がかかっている。国とし てどう動くべきか、正念場である。日本の国会はもっとこうした大事な問 題に向き合うべきだ。
『週刊ダイヤモンド』 2018年4月28日・5月5日合併号
 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 1229


               
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重 要 情 報
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 ◎日本を「民族共通の敵」とする統一朝鮮・金正恩大統領誕生へ
  
日本の左派は米朝対話で戦争が回避されることを期待している。だが、戦争が起きなかった場合こそ、日本にとって最大の危機が訪れると拓殖大学教授の呉善花氏は警告する。

              * * *

今、韓国では金正恩が大人気だ。蟻のように小さな存在の北朝鮮が、核を保有したことで世界を揺るがし、超大国のアメリカと渡り合っている。その姿が韓国の若者層には格好良く映っているのだ。

特に平昌五輪後は、韓国の悪口は許されても、北朝鮮や金正恩の批判は許されない雰囲気になっている。

大統領選で圧勝した文在寅の支持率も平昌五輪後はさらに上昇し、4月第一週には74%にまで達した。

とくに若者からの支持は絶大で、理由は彼らの資本主義に対する「絶望」にある。サムスンをはじめとする財閥系企業の業績は好調なのに新卒の半数が就職できない。なんとか職を見つけても非正規雇用が大半で、貧富の差は広がるばかりだ。

こうした現象が顕著になったのは1997年の「IMF危機」がきっかけだった。家族を大切にする儒教社会だった韓国が急速にアメリカナイズされ、共に助け合う精神は消え、実力主義、個人主義に変わった。

その結果、家族関係は崩壊して離婚が急増した。また現役世代が経済的余裕を失い、老いた親の面倒を見られなくなった。年金制度も未熟なため困窮した高齢者の自殺が相次いでいる。長幼の序はとうの昔に消え去ってしまった。最近では詐欺も横行し、治安も悪化している。

こうした絶望的な状況のなかで生まれたのが「ヘル朝鮮」という言葉だ。

文在寅は大統領選で「資本主義の副作用を取り払う」と訴えて、彼らの不満を巧みに取り込んだ。経済政策として「財閥改革」や「公務員を81万人増員」することを公約に掲げた。日本の国家公務員数は自衛隊員を含めても60万人余りだから、総人口が日本の半分の韓国で81万人という数字がいかに大きいかわかるだろう。財源は法人税の引き上げによって財閥などから確保する予定だ。

さらに非正規雇用をなくし最低賃金を時給7000ウォン(約700円)から1万ウォン(約1000円)に引き上げると公約している。しかし、最低賃金を引き上げれば中小企業は人を雇えなくなり、法人税を上げれば大企業は海外へ逃げていく。

そこで文在寅が目指しているのが、中国のような国家社会主義的な統制経済体制である。現在の韓国社会は、全体主義へと傾斜しつつある。実際、与党「共に民主党」からは、憲法にある「自由民主主義」から「自由」の文言を削除し、「所得の保証」や「解雇の禁止」など、反市場経済的な条項を設ける憲法改正案が提出されている。

韓国の若者たちには新自由主義経済への批判が強くあり、こうした文在寅政権の政策を強く支持している。

いずれ「一国二制度の連邦国家」(南北連合国家)に移行するという文在寅と金正恩の思惑通りに進めば、核が残ったまま朝鮮半島に統一国家が誕生する。

「統一朝鮮」は、日本を「民族にとって共通の敵」とすることで結びつきを強め、かつてない反日攻勢を展開するだろう。北朝鮮の人権は棚に上げて、慰安婦問題や徴用工問題で世界中に日本の非道を喧伝し、訴訟も相次ぐことが予想される。

その傍ら、日本に北朝鮮への巨額な経済援助を求めてくるだろう。その時、朝鮮統治という歴史的経緯を踏まえて「譲歩すべき」という声が日本国内で上がれば、彼らの思うつぼだ。

統一朝鮮では「一国二制度」を経て、やがて大統領選を実施する計画だが、北のほとんどが金正恩を支持し、南の何割かが金正恩に投票すれば、金正恩大統領が誕生し、核のボタンを握ることになる。

日本人の多くは米朝戦争が「起こらなかった」後のことを考えていない。しかし、日本を待ち受けているのは、悪夢のようなシナリオであることを今から覚悟し、来る時に備えておくべきだ。

【PROFILE】呉善花/1956年韓国済州島生まれ。東京外国語大学大学院修士課程修了。現在、拓殖大学国際学部教授。著書に『韓国と北朝鮮は何を狙っているのか』(KADOKAWA)、『超・反日 北朝鮮化する韓国』(PHP研究所)など多数。 ※SAPIO2018年5・6月号

【写真】
・ 平壌を訪れた韓国芸術団と面会する金正恩 KNS/KCNA/AFP/AFLO
・ 拓殖大学教授の呉善花氏
<http://www.zakzak.co.jp/soc/news/180506/soc1805060005-p2.html?ownedref=not%20set_not%20set_newsPhoto>http://www.zakzak.co.jp/soc/news/180506/soc1805060005-p2.html?ownedref=not%20set_not%20set_newsPhoto
【ZakZak】 2018.5.6 〔情報収録 − 坂元 誠〕


 ◎日本女子、悔し銀…美誠が1番手で大金星も厚かった中国の壁/卓球

世界選手権団体戦第7日(5日、スウェーデン・ハルムスタード)2年に 1度行われる大会。47年ぶり9度目の優勝を目指した女子の日本は決勝で 中国に1−3で敗れ、3大会連続の銀メダルだった。中国は4大会連続 21度目の優勝。日本は第1試合で伊藤美誠(17)=スターツ=が劉詩 ●(=雨かんむりに文の旧字体)(27)に3−2で競り勝った。第2試合 は平野美宇(18)=日本生命=が昨年の世界女王、丁寧(27)に0−3で 敗れ、第3試合で石川佳純(25)=全農=が朱雨玲(23)にストレー ト 負け。第4試合は再び出場した平野が劉詩●(=雨かんむりに文の旧字 体)に0−3で屈した。

またも中国の壁に阻まれた。日本は第1試合で伊藤が大金星を挙げたが、 後が続かなかった。

 「すごく悔しい。必ずリベンジしたい」。主将として引っ張った石川が まなじりを決した。

 第1試合は世界ランク7位の伊藤が、同10位の劉詩●(=雨かんむりに 文の旧字体)と対戦。五輪などで中国の中心として数々の栄光に輝いてき た相手は、対日本選手37連勝中の難敵だったが、伊藤はひるまず第1ゲー ムを先取。第2、3ゲームを奪われても攻撃的なプレーで流れを奪い返 す。最終第5ゲーム、2度のマッチポイントをしのいでジュースに持ち込 み勝ちきると、しゃがみ込んでのガッツポーズだ。

 「苦しい練習をやってきてよかった」。伊藤は涙を流した。

 だが、第2試合では世界6位の平野が、リオデジャネイロ五輪金メダル の丁寧に、3番手の石川も世界2位の朱雨玲に敗れた。後がない第4試合 では平野が劉にストレート負け。好調の伊藤に2度目の出番は回ってこな かった。

2012年ロンドン五輪の銀メダル以降、世界選手権で31年ぶりに決勝に進ん だ14年東京大会、前回16年クアラルンプール大会や14年仁川アジア大 会と、いずれも決勝で中国に阻まれてきた。今回も悲願の打倒・中国はな らなかったが、先行してプレッシャーを与える戦いはできた。

 「今度は日本が中国を倒すという思いでやりたい」と伊藤。2年後に迫 る東京五輪でのリベンジと金メダルに照準を合わせた。
サンケイスポーツ5/6(日) 7:00配信



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身 辺 雑 記
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7日の東京湾岸は、薄曇り。

6日も近くの都立猿江恩賜公園を散歩したが、日曜日とあって他に散歩す る人はいなかった。散歩はボケ防止に最高の対策だそうだ。友人はボケて 放浪癖が出たために監禁されているそうだ。長生きすれ ば恥多しか。

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創刊日:2004-01-18  
最終発行日:  
発行周期:不定期  
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  • 名無しさん2018/05/07

    ハザールマフィアが第三次世界大戦を中東で起こそうと全力投入してくることになった。この結果、イスラエル及びその同盟国のサウジアラビア――合わせて「サウジ・イスラエリア」と呼ぶことにする――の命運を恐らくは決することになるであろう大掛かりな戦闘が今、中東で繰り広げられているのだ。悪魔主義の血筋か・人民か、この戦闘は西洋の支配権をも決することとなるだろう。



    イスラエルが先週シリアを核兵器で攻撃し、ロシアの報復に自らの身を曝すことになったのもこのせいだ。当該核攻撃の映像は組織的にネット上から削除されていっているが、以下で見ることが出来た:

    https://www.youtube.com/watch?v=0myBgHQdnBc

     



    この核攻撃は、サウジアラビアの事実上の指導者であるムハンマド・ビン・サルマーン皇太子の暗殺に対するサウジ・イスラエリアの報復だったのではないかと伺わせる点が幾つかある。サルマーン皇太子は先週、王宮内部での激しい銃撃戦が報告されてから公けの場に姿を現していない。マイク・ポンペオ米国務長官が週末訪れた際、報道陣の前に唯一出て来て話していた人物は偽者の国王だ。

    https://www.zerohedge.com/news/2018-04-21/gunfire-explosions-heard-near-saudi-royal-palace-king-salman-reportedly-evacuated

    http://www.arabnews.com/node/1293416/saudi-arabia



     

    しかしながら、この地における戦場の霧はとりわけ濃く、舞い上がったほこりがもう少し落ち着くまでは、起こっていることの多くが把握出来ないだろう。



     何にせよ、サウジ・イスラエリアがこの地で加速度的に孤立していっているのは明白で、トルコ・イラン・エジプト・カタール・イラク・シリア其の他この地域の国々が揃って敵対しているのだ。



    シリアから軍隊を撤退させてイラクへ移すという米国の決定は、この地域の米国の石油資源に対する支配が脅かされない限り、米軍はロシアのいかなる攻撃からもサウジ・イスラエリアを防御しない、というロシア勢とその同盟諸国へのメッセージである。

  • 名無しさん2018/05/07

    アメリカでは、これまで考えられなかった戦慄、仰天情報が流出している。



     その背景には、まず、世界皇帝でもあった魔王ロックフェラーの死、そして、トランプの登場がある。



    アメリカ国内で大掃除が始まったのは、トランプが神様の代理になったつもりで動いているからだ。



     この暴れん坊の大統領に期待している。



    もしかすると、一神教を信じるトランプは欧米金融システムの崩壊具合を見て、「もうすぐ世紀末が来るに違いない」「善行をしなければ地獄に落ちる」と本気で思っているのかもしれない。



     トランプ大統領は、一見、その言動は荒っぽく見えるが、それも計算されたしたたかな演技と見るべきだ。トランプ革命はアメリカの現代革命と言ってよいほどの衝撃を与えている。



    「トランプは正論を言う初めての大統領」「旧メデイアを使わない初めてのアメリカ大統領」と評価される。アメリカ大統領が巨大メデイアに頼らない。自身のツイッターで、意見を世界に発信し続けるのはなぜか?



     それは旧メデイアがフェイク・ニュースを垂れ流してきたからだ。実に明快である。つまり、メデイアも旧支配体制の一部と切り捨てている。



     イルミナティの巨頭、ロスチャイルド、ロックフェラー2大財閥が、世界3大通信社、ロイター、AP、AFPを所有・支配してきたことはあまり知られていない。これら3社は世界ニュースの9割以上を配信している。つまり、イルミナティは世界報道の9割以上を掌握してきたのだ。トランプ大統領は、その巨大メデイアが垂れ流す情報を「フェイク・ニュース」と噛み付いたのだから、大した男だ。



    トランプがいつも正しいとは言わないし、失策もあるだろうが、これまでも体制の中で巨大化したメデイアや、その体制の恩恵を受けた大金持ちのセレブ達を見ていると、安易に彼らのトランプ叩きに加われない。CNN、ABC、BBCも体制側で育ってきたメデイアだと思えば、なぜ反トランプかわかってくる。



     それは日本のマスコミも同じだ。フェイク・ニュース垂れ流しだ。あるいは他愛もない不倫報道などで、国民を痴呆状態に置いている。まだ、イルミナティ支配が貫徹されているだけに、余計始末が悪い。これら大手マスコミが、大統領選ですべてヒラリー支持に回ったのは、決して偶然ではない。イルミナティは総力を挙げて、金髪の大男を蹴落とそうとしたのだ。CNNなどは、まさに「クリントン・ニュース・ネットワーク」と皮肉られるほどクリントンにべったりだった。



    彼らは確信犯で「ヒラリーが勝つ」と言う根も葉もない世論調査をやり続けて、選挙民を洗脳し続けた。ヒラリーを勝たせるための、嘘八百のインチキ選挙(不正選挙)も実際に行われた。



     それでもトランプは逆風の中、勝利をもぎ取った。



     大統領選挙ではヒラリー有利の報道が連日流された。



    6400万票がヒラリー、6200万票がトランプで、ヒラリー勝利と言う予定だった。ところが蓋を開けたら、1000万票を超える予想外の票が堤防を乗り越えて押し寄せてきた。これまで選挙に絶対に行かない人たちの票が押し寄せてきた。それを支配者たちが予測できなくて、支配者側が負けた。



     ヒラリー惨敗の原因は、彼女が「大きな戦争」をやりたがっていたからだ。それを察知した労働者階級の白人女性たちが、反ヒラリーに回った。自分の夫や子供や恋人を戦争にとられたくない。必死の思いが彼女たちを投票所に向かわせたのだ。ヒラリーの敗北は、すなわち、「闇の支配者」イルミナティの敗北でもあった。彼らの支配力も、金髪のキングコングに叩き潰された。そして101歳の最長老ロックフェラーも世を去った。トランプ大統領の登場から1年、いまだアメリカ国内では新勢力と旧勢力との暗闘と混乱が続いている。

  • 名無しさん2018/05/07

    写真展開催のお知らせ

    http://www.asagaonokai.jp/jp/index.html

    石破茂の正体

    https://www35.atwiki.jp/kolia/pages/1114.html

    夏空

    https://www.google.co.jp/search?q=%E5%A4%8F%E7%A9%BA&source=lnms&tbm=isch&sa=X&ved=0ahUKEwiT6KTN2e_aAhWEkZQKHahSArkQ_AUICigB&biw=768&bih=362



    https://ja.wiktionary.org/wiki/%E6%AD%B4

    とってもシンプルな時間管理デバイスTimeFlipはメカだけを買って外殻を自作できる

    https://jp.techcrunch.com/2018/01/31/2018-01-30-timeflip-is-a-time-tracking-gadget-simple-enough-that-i-might-actually-use-it/

    ◆抗ガン剤でがんが消えても必ず再発する

    https://ameblo.jp/milkymilky-9060/theme2-10095414121.html

    「言論テロ」批判に脊髄反射する朝日新聞

    http://yukokulog.blog129.fc2.com/blog-entry-2717.html

    日本人よ!両手を股間や下腹あたりに重ねて”姿勢を正したつもり”になるのは間違いだって気付きなさい!**追加画像*欅坂46・NHK 紅白

    https://blog.goo.ne.jp/chaos1024/e/4d36c233480e594271f48cc1e521d810

    学長「テレビ局を中韓の局が乗っ取り」と発言

    http://hosyusokuhou.jp/archives/48815889.html

    日本史を勉強すればするほど西郷隆盛が嫌いになる

    https://www.logsoku.com/r/2ch.net/history/1239029049/