政治・経済

頂門の一針

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頂門の一針4671 号  2018・4・30(月)

2018/04/30

                                  
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 わたなべ りやうじらうのメイ ル・マガジン「頂門の一針」4671号
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      2018(平成30)年4月30日(月)NO2



        米朝首脳会談に画期的成果は期待薄:杉浦正章

      加計問題巡る首相への「嘘つき」批判:櫻井よしこ

         朝鮮半島非核化と東アジア情勢:浅野 勝人                            
                      話 の 福 袋
                       反     響
                       身 辺 雑 記


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第4671号
                             発行周期 不定期(原則毎日発行)
             
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米朝首脳会談に画期的成果は期待薄
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            杉浦正章

「核保有」の是非で行き詰まった

米朝首脳会談へ向けて米国内で様々な観測が出始めたが、その多くが悲観 的である。米大統領ドナルド・トランプとの首脳会談を控えて、北朝鮮朝 鮮労働党委員長の金正恩が出した観測気球のごとき提案は、従来の譲歩を かき集めたものに過ぎない。その中身は、核実験とミサイル実験の凍結 や、南北和平協定の締結後も在韓米軍を認めるといった内容だ。

北による非核化の声明と言っても、これが実施に移されるかどうかは過去 における欺瞞の構図が物語る話しであり、極めて困難だ。従って首脳会談 は長年の米朝対立に終止符を打つというような画期的なものではなく、基 本的な対立の構図を改めて確認することになりかねない要素が山積している。

まず、北朝鮮と米国の首脳らによる発言から明確になって来た両国のポジ ションを分析する。米国の目標は北朝鮮の核兵器製造計画を完全に止め、 既に製造した核兵器の破壊を求めるところにある。おそらくトランプは金 正恩に対し?核爆弾とミサイル製造の中止と実験の停止?既にある核兵器の 解体?南北平和協定締結後も在韓米軍を認める?核実験場の閉鎖ーなどを要 求するだろう。これらの要求を受け入れない限り、経済制裁の解除はない と迫るものとみられる。

これに対して金正恩は「核実験と大陸間弾道弾の発射実験を中止し、核実 験場も閉鎖する。今後は経済発展に全力を傾注する」との対応を表明して いる。

核実験場の閉鎖については、過去6回の実験で山崩れを起こしている上 に、坑道も崩れて使い物にならないから無意味だ。その意図を分析すれば 金正恩は、“現状のままでの核開発計画の凍結” で国際社会からの経済支 援を受けたいという意図がありありと見受けられる。

これは父の正日の意図とピタリと符合する。金正恩も金正日のように、体 制の生き残りを核兵器開発に賭けてきたのだ。もちろん見返りを期待して の核実験停止は、父の方式の踏襲である。

米国と北朝鮮の思惑はここで鋭く対峙しているのだ。要するに金正恩は現 状のままで核開発プログラムを凍結し、その見返りに国際社会からの経済 制裁を直ちに緩和させることを意図しているのだ。

従って、トランプの「北朝鮮の非核化を見たい。非核化とは核兵器の撤去 だ」という核兵器プログラムの完全な破棄を求める要求とは似ても似つか ないものなのだ。トランプは「日本と世界にとって前向きな結果が出る」 としているが、問題は「前向き」の度合いだ。

それにしても正日と比べて正恩のやり口はすさまじく派手だ。金正恩体制 のこれまでの約4年8カ月で、発射された弾道ミサイルは失敗を含め30発 を超えた。

金正日体制の約18年間では16発の弾道ミサイルが発射されたとみられ る。金正恩体制はすでに、倍以上の弾道ミサイルを発射した計算となる。

今や自分はもちろん金一族の体制を守る手段として核とミサイルのノウハ ウが使われているのが現実だ。核とミサイルは金王朝の維持と発展に直結 しているのだ。金正恩は核を持たないイラクのサダム・フセインやリビア のカダフィに何が起きたかを知っているからこそ、用心に用心を重ねて二 の舞いを食らうのは避けようとしているのだ。

金正恩にしてみれば「核保有国」として世界が認めることを基本戦略に据 えているのだ。

 これは逆に見れば国際社会による経済制裁が極めて有効に働き始めたこ とを意味する。金正恩の本音は“経済救済”なのであろう。繰り返すが、こ れまでがそうであったように金正恩の提案をそのまま受け入れれば、一時 的には核拡散のリスクが低減し軍事オプションの可能性が低くなるわけだ が、金が微笑外交の影に隠れて、核兵器の「一剣を磨き続ける」ことは火 を見るより明らかだ。

米国を初めとする国際社会が求められている選択は「北が核プログラムを 完全に破棄するか」それとも「核能力の温存を甘んじて容認するか」であ ろう。その中間の「あいまいのまま推移」もあり得るが、北が何もしない まま「あいまいのまま推移」では全く交渉の意味がない。トランプには少 なくとも廃棄に向けての何らかのとっかかりを求められているのだ。トラ ンプは自覚しなければならない。

 
 トランプの脳裏には時々「軍事行動」がかすめているかも知れない。し かし、韓国には米兵2万8500人が駐留しているほか、常に20万人を超える 米民間人が滞在している。

朝鮮戦争が再発すれば、過去の例から見てもトータルで数百万人の人的な 犠牲が必要となる。戦争による物的・人的被害は計り知れず、軍事行動の オプションはまず考えられない愚挙である。隘路を探し出すしかないの だ。隘路とは交渉の継続であるかも知れない。もっとも対話の継続は、そ の間軍事オプションが行われないことを意味するから、極東情勢には1歩 前進だろう。

北朝鮮との長期にわたる難しい交渉のが始まることになるのだろう。


               
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加計問題巡る首相への「嘘つき」批判
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            櫻井よしこ

「加計問題巡る首相への「嘘つき」批判 重要政策の反転こそ天に唾する ものだ」

4月10日、「朝日新聞」が朝刊1面に「加計巡り首相秘書官」「面会記録に 『首相案件』」の見出しを掲げて報じた。3年前の2015年4月2日、愛媛県 及び今治市の職員と加計学園の幹部が(首相官邸で)柳瀬唯夫首相秘書官 (当時)と面会し、その際柳瀬氏が「本件は、首相案件」と述べたという のだ。

4月11日、国会では右の「職員メモ」を巡って激しい質問が飛んだ。「希 望の党」代表の玉木雄一郎氏は、安倍晋三首相を「嘘つき」と批判した。

尋常な批判ではない。安倍首相が、「嘘つきと言うからには、その証拠を 挙げていただきたい」と反論したのは当然である。こうした国会の状況 を、前愛媛県知事の加戸守行氏は憤りを込めて批判する。

「加計学園獣医学部新設問題の本質をなぜ見ないのでしょうか。岩盤規制 を切り崩そうとした安倍政権と、それを守ろうとした文部科学省や日本獣 医師会の闘いだったのです」

中村時広愛媛県知事は冒頭のメモは確かに県の職員が作成したもので、自 分は職員を信じていると述べた。一方県庁の役人に「首相案件」と述べた とメモに書かれた柳瀬氏は、これを明確に否定した。「朝日」に寄せた氏 の反論のポイントは以下の通りだ。

●2015年4月当時は50年余りも新設が認められていなかった獣医学部の新設 をどうするかという制度が議論されており、具体的にどの大学に適用する かという段階ではなかった。

●実際、その後「石破4原則」が決定、具体策の検討が開始された。

●翌、16年11月に獣医学部新設が国家戦略特区の追加規制改革事項として 決定された。

●具体的地点(大学)の選定は自分が首相秘書官の職を離れてかなり時間 が経って始まった。

●従って、自分が(15年4月段階で)首相案件だという具体的な話をするこ とはあり得ない。

獣医学部新設を申請していた当事者の加戸氏は次のように語る。

「私たちは政府に獣医学部新設を15回も申請して15回全てはねられた。内 5回は、安倍内閣によってはねられたのです。安倍さんに『首相案件』だ という気持ちが少しでもあれば、加計学園の獣医学部新設はもう何年も前 に実現していたはずです。加計学園が獣医学部新設を認めてもらえたの は、国家戦略特区諮問会議に民間の有識者が委員として参画し、彼らが既 得権益にしがみつく獣医師会と文科省の抵抗を打ち砕いたからです」

諮問会議は一連の審議には一点の曇りもないと発表している。では「職員 メモ」をどうとらえればよいのか。加戸氏の説明だ。

「面会日は2日、メモ作成は4月13日、実際の面会日の11日後です。記憶に 基づいて作成したことがうかがえます。実際の会話のニュアンスがどの程 度正確に反映されていたかも考える必要があります。柳瀬氏は否定してい ます。私も官僚でした。その体験から考えて、柳瀬氏はどぎついことなど 言っていないだろうと思います」

この職員メモには下村博文氏が、安倍首相、加計孝太郎氏と食事をした際 に語ったとされる言葉も出てくる。それを下村氏は「迷惑だ」と否定した。

「『職員メモ』には首相や加計氏と私が3人で食事したと書かれています が、そのようなことは一度もありません。従って発言もありません」

玉木氏らは首相を「嘘つき」と国会で非難したが、玉木氏以下、全員が、 小池百合子氏の下に走ったとき憲法改正にも安保法制にも賛成すると誓約 した。いま彼らは民進党に戻る中で、これら重要な政策について再び反転 しようとしている。

もしそのようなことが現実となるならそれこそ、「嘘つき」であろう。玉 木氏の首相非難は、まさに天に唾するものであろう。
『週刊ダイヤモンド』 2018年4月21日号
 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 1228


            
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朝鮮半島非核化と東アジア情勢
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         浅野 勝人

現在(今)、世界中がかたずを呑んで見守っているのはアメリカのトラン プ大統領と金正恩(キム ジョンウン)朝鮮労働党委員長の米朝首脳会談 です。5月下旬なしは6月初旬、ストックホルムと言われていますが、まだ 日取りも場所も決まっていません。

4月〜5月にかけて、世界主要国の首脳が目まぐるしく動きます。

まず17日、フロリダで安倍・トランプの日米首脳会談。明後(4/27)、 朝鮮半島中央の南北境界線の韓国側「平和の家」で韓国の文在寅大統領 (ムンジェイン)と金正恩委員長の南北首脳会談。そして、来月9日、東 京で行われる安倍・李克強の日中首脳会談を経て、米朝首脳会談へと連 なっていきます。

朝鮮半島の非核化をめぐるダイナミックな動きが世界の耳目を集めていま すが、こうした世界の世論の先手を打って、金正恩が爆弾宣言をしました。

20日、朝鮮労働党委員会総会で「核実験や弾道ミサイルを試験発射する必 要が無くなった。核は凍結する」と述べて、核実験とICBM(火星15号。ア メリカまで届く大陸間弾道ミサイル)の試験発射を中止し、有名な豊渓里 (プンゲリ)の核実験場を廃棄すると宣言しました。

アメリカに対して核攻撃はしないと明言した発言によって、アメリカはひ とます安心して満足かもしれませんが、日本の安全が保障されたことには なりません。凍結とは、所有しているものを使わないという意味ですか ら、当面、核を使うつもりはないので実験はしないと言っているだけです。

すでに保有している核兵器と弾道ミサイルを放棄するとは匂わせてもいま せん。特に韓国、日本、グアム向けの短距離および中距離弾道ミサイルの 扱いにはひと言も触れていません。

廃棄すると宣言した豊(プン)渓里(ゲリ)の核実験場は、過去6回の核実験 でガタが来て、山崩れがおきた模様でもう使い物にならなくなっています。

極東情勢をどこまで深く認識しているか疑わしいトランプは、「北朝鮮は 非核化に応ずると宣言した。世界にとって喜ばしいことだ」とブログに書 いて、非核化の意味が分かっていない、凍結と放棄の区別さえ理解してい ない困った大統領と揶揄されました。

思慮の深い軍事プロのマテイス国防長官がいますから、うかつな対応はし ないと思いますが、金正恩が核弾頭を搭載したICBMは打たないと約束する だけで「これでアメリカに届く核兵器はない」と安心して、トランプに手 を打たれたら大変です。日本にとっては最悪なシナリオになります。なぜ なら、沖縄をはじめとする日本国内の米軍基地や日本の主要都市を狙う中 距離弾道ミサイル「ノドン」が温存されるからです。仙台も例外ではあり ません。攻撃の対象になります。

この中距離弾道ミサイルが今のまま放置されたら、日本は絶えず北朝鮮の 恫喝に晒されます。私たちは既に東北と北海道の上空を北の弾道ミサイル が通過したのを経験しています。

主要国首脳間の交渉によって、北朝鮮から核が取り除かれて朝鮮半島の非 核化が実現して、東アジアが安定した政治環境になって繁栄するか。見せ かけの核放棄が結局はバレて話し合いが行き詰り、アメリカが北朝鮮を攻 撃しかねない物騒な情況の下で東アジア情勢がいっそう不安定になるか。
これが今日の講義のテーマです。

☆ 今日の情況に至った経緯を、まず、トレースしてみます。

角突き合わせて、一触即発だった米朝関係は、平(ぴょん)昌(ちゃん)の冬 季オリンピックをきっかけに一挙に雪どけムードになりました。

北朝鮮の招きで平壌(ぴょんやん)を訪れ、金(キム)正恩(ジョンウン)と 会った韓国政府代表が、ホワイトハウスにトランプ大統領を訪(たず)ねて 「問題解決のため、首脳会談をしたい」という金正恩の伝言を伝えたとこ ろ、トランプは即座にOKと回答しました。

「愚かなロケット・ボーイ」「老いぼれのたわごと」とののしり合ってい た両首脳の従来の関係から想定して、世界中びっくりしました。

アメリカと日本の国内には、「北朝鮮と話し合ったところで騙されるだ け。もうこれまでしばしば体験してきた北の時間稼ぎ」という世論が多い のが実情ですが、私は、やってみなければわからない。やる前からダメと 決めつけるのは正しい判断とはいえないと思っています。案外、常識外れ の変わり者同士、気が合うかもしれません。

実は、去年から今年にかけて、「米朝軍事衝突の可能性高まる」「米軍、 4月に北朝鮮爆撃」と報道するメディアが少なくありませんでした。この 予測が当たっていたら、今頃はもう戦闘が始まっていたことになります。

そんな剣呑な状況が、なぜ、急転直下話し合い路線に転換したのでしょうか。

私はこれまで一貫して、早い段階から「米朝軍事衝突・戦闘はない」とた びたびブログをネットで明らかにし、さまざまな専門誌にも書いてきまし たので、なぜ戦闘はないと判断したのか、その理由を述べたいと存じます。
能力 × 意図 = 戦争 という方程式で、米朝両国の関係を
分析してみます。

まず、北朝鮮は、いずれアメリカが攻めて来ると思い込んでいるので、ミ サイルと核を開発・保持することによって国を守ろうとしています。イラ クとリビアは、弾道ミサイルと核を持っていなかったから戦闘に負けて崩 壊したと考えています。

つまり、北朝鮮はミサイルと核を装備して、アメリカの攻撃に備えている 「専守防衛」の国です。口先では、ICBM(大陸間弾道弾)でアメリカ本土 を火の海にすると言っていますが、そんな能力は必ずしもまだ完成してい ないことを彼らは分かっています。ですから、アメリカまで戦争に行く意 図も能力もありません。

もっと具体的に核以外の能力についていうと、軍用機は米軍1万3,700機、 北朝鮮1,000機弱、空母に至っては米軍10隻に対して北はゼロ。大人と子 どもの戦さになりますから、自ら撃って出てアメリカと闘い自滅するつも りは北にはありません。

かつて、無謀にも、己の能力をわきまえず、相手の力量の研究も十分では ないまま、真珠湾を奇襲攻撃してアメリカとの戦闘に突入して、国中焼け 野原になってやっと目が覚めたあの当時の日本とは違います。

北朝鮮は、もっぱら、核とミサイルで防備してアメリカの攻撃から国を守 ろうとしている「専守防衛体制」の国です。

但し、やるならやってみろ。同盟国の韓国と日本を道ずれにするぞとすご んでいます。そして、困ったことにその能力は持ち合わせています。

一方、アメリカは力に任せて北朝鮮を殲滅しても、その結果、中国、ロシ アとの関係を決定的に悪化させるだけで何もメリットはありません。

アメリカ本土の保全と同盟国の韓国、日本への脅威を排除するのが目的で す。北がICBMを開発して「ワシントンを攻撃する」と大それたことを言う ものですから放置できないだけで、「北」が東アジアの平和を乱す核とミ サイルを当面凍結・いずれ放棄しさえすれば、目的を達したことになりま す。ですからアメリカも戦闘能力はあるけれども、あえて何の得もない戦 を自ら進んでする意図はありません。ですから好き好んで戦争はしません。

特に、北朝鮮は、日本と韓国、グアムを攻撃する中距離弾道ミサイルを 500ないし600基、国内あちこちに分散して地下に隠し持っています。アメ リカは、北の主な核・ミサイル基地や製造・貯蔵庫は掌握していますが、 スパイ衛星に見つからないように、国内あちこちの地下にバラバラに隠し ているものを一挙に全て破壊することは到底不可能です。

破壊を免れた中距離ミサイルが、開発済みと言われる小型核爆弾を搭載し て、同盟国の韓国や日本を攻撃してきたら、大打撃を被る恐れがありま す。だから、アメリカは「北」との戦闘には極めて慎重です。

それにもっと嫌なものを、北はミサイルにのせることができます。

生物化学兵器です。平壌(ピョンヤン)生物化学研究所。定州(チョン ジュ)市と文川(ムンチョン)市に秘密研究所があり、炭疽菌(その恐ろ しさはオーム真理票で経験済み)、赤痢菌など13種類の生物化学兵器を製 造しています。政治犯を使って人体実験をしているそうですし、未確認情 報によると総量は2,500トンを超えるとみられています。

「同胞の住む韓国に使用するのは躊躇するが、日本にはためらわない」と 金正恩が言っているという情報が伝わっていますからアメリカも北には 軽々に手を出しません。

以上の分析に従えば、能力 × 意図 = 戦争という方程式は、米朝とも成 り立ちません。ですから、アメリカと北朝鮮との戦争はないと私は判断し た理由です。

しかし、20日の金正恩発言は、まだ開発が十分とは言えないICBMの試験発 射を中止し、核の実験はもうしないと明言しただけで、すでに保有してい る核爆弾と近隣諸国を攻撃できる中距離弾道ミサイルについては保有し続 けるつもりと見受けられます。アメリカに対して核攻撃はしないと言って いるだけで、非核化つまり核の放棄は約束していません。

将来、度重なる交渉の結果、結局、非核化の合意に至らなかったり、仮 に、北朝鮮が核・弾道ミサイルの凍結・放棄に合意したとしても、それが 見せかけのポーズで、約束を破るようなことがあった場合は、方程式自体 が崩壊しますから、私の理論は吹き飛びます。
東北福祉大学客員教授  シンクタンク安保研理事長


         
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重 要 情 報
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 ◎ROKとDPRKの首脳会談に思う:前田正晶

結果がどう出るかは概ね予測できたので、と言うか多くの所謂「専門家」 の方々があちこちで色々と予測を語っておられたので、この私でさえ読む ことが出来ただけのことだった。

午後6時過ぎだったか、両首脳の共同記者会見(なのかどうか彼らを取り まく人数が画面では非常に少なく見えた)では金正恩は非核化に触れな かったし、如何にも「6月終わりまでには開催されるだろうと言われるト ランプ大統領との会談まで引っ張っておくだろう」との専門家の予測通り かと思った。

先日、ジムのサロンでチラと拾い読みした NY Times では「金正恩が撒い た餌に韓国側が飛びついた」との見出しがあって、余り好意的な記事では なく、DPRKが自ら非核化を認めるまでには至るまいとあった。

あの新聞ならば、トランプ大統領が金正恩との会談の開催を真剣に見込ん でおられる以上、それくらいは言うだろうと思っていた。

しかし、文在寅大統領にとっては恐らく一生一世の大仕事だっただろうか ら、その凝りに凝った演出と言うか筋書きは誠に絢爛豪華なもので、大い に印象的だった。専門家の方々のご意見では多くの狙いが籠められていた ようだったが、「南北統一」が最大の狙いだったのは間違いないようで も、金正恩が自国の非核化を真っ先に云々するだろうとは到底予測できな かった。もしもそうすれば、これまでに繰り返してきた発射の試験はどう なるか、核実験に費やした費用はどうなるのかとの疑問にぶつかるのだ。

両国間に存在する数多くの問題点と課題、それら以外にDPRKが長年にわ たって全世界でなければ少なくとも、アメリカ、中国、ロシア、フィリピ ンを始めとする東南アジアの諸国を巻き込んだ埋め立て地問題等々、それ に最後に述べるから小さな問題と思われてはならない我が国に対する拉致 問題等等々がたった一度の首脳会談で解決の糸口が見つかるはずがないと 私は思いながら、この言わば歴史的な会談の中継を見たし、専門家の解説 を聞いていた。

だが、何処まで金正恩が引っ張っていく気なのか、何処まで経済制裁に耐 え続けていく用意があるのか、本気で中国に縋り付くのか、ただ単に挨拶 に行っただけなのか、制裁が辛いから何とか落ちらでトランプ大統領に対 して援護射撃をとお願いに出たのか等々の読みにくかった事案の行く先 が、少しは見えてきたかのような会談だったと思う。だが、あのお二方が 会談しただけで世界の情勢が変わって行くのではなく、飽くまでも変わっ て行く為、変わらせる為の切っ掛けになっただけだと思う。

本番というか、世界情勢に大きな真の変化をもたらすだろう催し物は、本 当に開催されるか否かを未だに危ぶむ向きもあるし、トランプ大統領自身 が『事によっては席を蹴って立ち去る』と言われる「トランプ大統領対金 正恩との会談」であろう。それだけではない、私には未だに昨日金正恩が 約束したような事柄を信ずべきか否かなどは解らないのだ。現に文在寅大 統領が伝えると安倍総理に約束したと報じられていた「拉致問題」が採り 上げられたという話は、関連の報道にはチラとも出なかったではないか。

今や信ずべき事は、安倍総理が囲み取材の際に「我が国が蚊帳の外という ことはない」と断言された点だけである。その為に出張されて「トランプ 大統領と11時間も語り合ってきた」と強調されたことだ。



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身 辺 雑 記
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30日の東京ン湾岸は晴れ。


退院後の29日。久しぶりに近くの都立猿江恩賜公園を散歩した。躑躅が満 開で綺麗だった。夕方は家人の友人母子と向島の洋食屋「あきら」へ。子 は高2.ここの唐揚げは東洋一だといって盛んに食べるから周りもはや す。こっちは黙って麦焼酎をすすっていた。のめない家人は日本茶を飲ん でいた。

土曜日の隣の第3亀戸中学校、芝生の校庭に近隣の大人たちが駆けつけ 野球試合をしていた。

                         読者:5576人
              






        


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創刊日:2004-01-18  
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  • 名無しさん2018/04/30

    西洋の権力構造を乗っ取った悪魔崇拝主義のエリート連中は、自分の命そのものを懸けて戦っており、シリアやドナルド・トランプ米国大統領に対する大掛かりな反撃を仕掛けた。しかしこのような攻撃は今や勢いを失い、完全に裏目に出ている。シリアや其の他諸々について彼らの嘘が暴かれてしまったからだ。



    また、25,500件の極秘起訴がいつ実行されるのかについては何らの発表もなされていないが、世界の権力構造から悪魔主義者どもを永久に排除する動きが活発化している。



     

    この点について、ここ1週間で最大の出来事と言えば、悪魔主義者のトップにいたバーバラ・ブッシュの死である。彼女は悪魔教会の創設者アレイスター・クロウリーの娘の可能性があるのだ。

    http://www.newnationalist.net/2018/04/18/the-uncanny-resemblance-of-barbara-bush-to-aleister-crowley/



    夫のジョージ・ブッシュ・シニアが痴呆症になってからは、彼女が米国トップの悪魔崇拝者なのだと大勢の人間に見做されていた。バーバラとて、自分の夫や息子たちが9.11・イラク・福島などに関する大量殺人や戦争犯罪で起訴されるのを見るために長生きすることは望んでいなかったであろう。



    しかしながら、フェイクニュースやコンピュータグラフィックス(CG)が横行する世界においては、この死が発表されたタイミングや関連の報道を巡っては、幾つものはてなマークが浮かんでしまう。明白な例としては、以下のリンク先でTVニュース24hの放送を御覧頂ければ、46秒目のところでバーバラ・ブッシュが故ナンシー・レーガンと並んで自分の葬式に出席しているのが見てとれる。

    https://www.youtube.com/watch?v=trad7UJzUfk&feature=youtu.be



     

    更に、カナダ安全情報局のコンピューター専門家たちが、バーバラ・ブッシュの葬式に出席したという元大統領たちの広く出回っている写真はどう見ても「フォトショップによる粗悪なフェイク」だと言っている。



     動画やデジタル写真となると未だに「見えるものしか信じない」と思っている方には、以下のスパソーン・スワジャナコーン博士というグーグル・ブレイン部門に雇われたコンピューター技術者による4月13日の一般大衆へのプレゼンを見てみてほしい。彼が作った元大統領バラク・オバマが喋っているフェイク動画を披露している。

    http://www.bbc.com/news/technology-43639704?SThisFB

      



    ということで、バーバラ・ブッシュの葬式の全体がフェイクだという可能性があり、ディープ・ステート詐欺の匂いがぷんぷんする。



     一方で、何故ドナルド・トランプがバーバラ・ブッシュの葬式出席を拒否したかというと、ブッシュ時代の副大統領ディック・チェイニーの元補佐官が“寝返り”、恩赦と引き換えに自分の元上司連中に対して証言をしたことでトランプに伝えられた情報のせいなのだ。



     更には偶然なのかもしれないが、葬式の映像が流されていた時間帯に、ブッシュの本拠地テキサス州ヒューストンの近くにて大きな爆発と火事があったことが報告されている。

    http://halturnerradioshow.com/index.php/news/u-s-national-news/2407-valero-refinery-on-fire-in-texas-shelter-in-place-order

     



    葬式のフェイク報道はカバールが計画したもので、世界規模で上位の悪魔主義者が追い詰められている中、自分たちが味わっている大敗の数々を隠蔽したかったのだ。もしまだ実際に存命だったとしても、ブッシュ家の面々は誰一人としてもう長くはないのかもしれない。

  • 名無しさん2018/04/30

    心配していました。メルマガ発信復帰を喜んでいます。