政治・経済

頂門の一針

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頂門の一針4670号2018・4・30(月)

2018/04/29

                                 

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わたなべ りやうじらうのメイ ル・マガジン「頂門の一針」4670号
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      2018(平成30)年4月30日(月)



    日本を守る? 米朝会談決裂なら海上封鎖か:加瀬英明

        米朝首脳会談に画期的成果は期待薄:杉浦正章

         野党とメディアが日本を滅ぼす:櫻井よしこ                            
                      話 の 福 袋
                       反     響
                       身 辺 雑 記


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第4670号
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日本を守る? 米朝会談決裂なら海上封鎖か
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                加瀬英明

金正恩委員長は、偉大な祖父と父も手が届かなかった米朝首脳会談が、ほ どなく自分の力によって実現することに、自己陶酔に浸っていよう。

6、7週間以内に、全世界のきらめく脚光を浴びるなかで、トランプ大統 領と膝を交えて、向い合うことができるのだ。

だが同時に、情緒不安定で、政治の初心者であるはずのトランプ大統領 を、もし操るのに失敗したら、アメリカから圧倒的な軍事力による攻撃を 蒙って、全てを失うことになるのに、戦(おのの)いていよう。

一方、トランプ大統領にとっても、大きな賭けだ。会談を行っても北朝鮮 を非核化する成算がないと判断した場合には、取りやめることにしている。

トランプ大統領は首脳会談を行って、目論見が大きく外れて会場を去る時 に、世界の物笑いにならないように、どのように振る舞えばよいものか、 頭を悩ませていよう。“リトル・ロケットマン”と名付けた金委員長に、位 負けするわけにゆかない。

トランプ大統領は米朝首脳会談が物別れに終わって、面子を潰された後 に、北朝鮮に対してただ経済制裁による締め付けを強めるだけでは、米朝 首脳会談が“笑い草の軽挙”にすぎなかったことになる。

だが、私はアメリカが北朝鮮に軍事攻撃を加えることは、ありえないと思う。

トランプ大統領は北朝鮮を攻撃した場合に、韓国、日本が蒙る被害が、あ まりにも大きいために、攻撃する勇気を欠いていよう。

 私はアメリカの友人に会うと、「アメリカの国章を白頭鷲から、チキン に替えたほうがよいのではないか」と、からかっている。

 それに、トランプ大統領はオバマ政権にいたるまで、アフガニスタンか ら中東まで、外征戦争に深入りしたのに終止符を打って、米軍を引き揚げ た大統領として、輝やかしいレガシーをのこすことを、夢見ている。

 といって、トランプ大統領は手を拱(こまね)いているわけに、ゆかな い。それでは、沽券(こけん)にかかわるから、何か“劇的なこと”を行わ なければならない。

 私は米海空軍を使って海上封鎖を実施することを、発表することになる と思う。その場合、海空自衛隊が現行の安保法制に従って、後方支援に留 まるとしたら、日米同盟関係が崩壊してしまうこととなろう。

 日本の前途に、大きな試練が待っている。



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米朝首脳会談に画期的成果は期待薄
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            杉浦正章

「核保有」の是非で行き詰まった

米朝首脳会談へ向けて米国内で様々な観測が出始めたが、その多くが悲観 的である。米大統領ドナルド・トランプとの首脳会談を控えて、北朝鮮朝 鮮労働党委員長の金正恩が出した観測気球のごとき提案は、従来の譲歩を かき集めたものに過ぎない。

その中身は、核実験とミサイル実験の凍結や、南北和平協定の締結後も在 韓米軍を認めるといった内容だ。北による非核化の声明と言っても、これ が実施に移されるかどうかは過去における欺瞞の構図が物語る話しであ り、極めて困難だ。

従って首脳会談は長年の米朝対立に終止符を打つというような画期的なも のではなく、基本的な対立の構図を改めて確認することになりかねない要 素が山積している。

まず、北朝鮮と米国の首脳らによる発言から明確になって来た両国のポジ ションを分析する。米国の目標は北朝鮮の核兵器製造計画を完全に止め、 既に製造した核兵器の破壊を求めるところにある。

おそらくトランプは金正恩に対し?核爆弾とミサイル製造の中止と実験の 停止?既にある核兵器の解体?南北平和協定締結後も在韓米軍を認める?核 実験場の閉鎖ーなどを要求するだろう。これらの要求を受け入れない限 り、経済制裁の解除はないと迫るものとみられる。

これに対して金正恩は「核実験と大陸間弾道弾の発射実験を中止し、核実 験場も閉鎖する。今後は経済発展に全力を傾注する」との対応を表明して いる。核実験場の閉鎖については、過去6回の実験で山崩れを起こしてい る上に、坑道も崩れて使い物にならないから無意味だ。

その意図を分析すれば金正恩は、“現状のままでの核開発計画の凍結” で 国際社会からの経済支援を受けたいという意図がありありと見受けられ る。これは父の正日の意図とピタリと符合する。

金正恩も金正日のように、体制の生き残りを核兵器開発に賭けてきたの だ。もちろん見返りを期待しての核実験停止は、父の方式の踏襲である。

米国と北朝鮮の思惑はここで鋭く対峙しているのだ。要するに金正恩は現 状のままで核開発プログラムを凍結し、その見返りに国際社会からの経済 制裁を直ちに緩和させることを意図しているのだ。

従って、トランプの「北朝鮮の非核化を見たい。非核化とは核兵器の撤去 だ」という核兵器プログラムの完全な破棄を求める要求とは似ても似つか ないものなのだ。トランプは「日本と世界にとって前向きな結果が出る」 としているが、問題は「前向き」の度合いだ。

それにしても正日と比べて正恩のやり口はすさまじく派手だ。金正恩体制 のこれまでの約4年8カ月で、発射された弾道ミサイルは失敗を含め30発 を超えた。金正日体制の約18「年間では16発の弾道ミサイルが発射された とみられる。金正恩体制はすでに、倍以上の弾道ミサイルを発射した計算 となる。

今や自分はもちろん金一族の体制を守る手段として核とミサイルのノウハ ウが使われているのが現実だ。核とミサイルは金王朝の維持と発展に直結 しているのだ。金正恩は核を持たないイラクのサダム・フセインやリビア のカダフィに何が起きたかを知っているからこそ、用心に用心を重ねて二 の舞いを食らうのは避けようとしているのだ。

金正恩にしてみれば「核保有国」として世界が認めることを基本戦略に据 えているのだ。

 これは逆に見れば国際社会による経済制裁が極めて有効に働き始めたこ とを意味する。金正恩の本音は“経済救済”なのであろう。繰り返すが、こ れまでがそうであったように金正恩の提案をそのまま受け入れれば、一時 的には核拡散のリスクが低減し軍事オプションの可能性が低くなるわけだ が、金が微笑外交の影に隠れて、核兵器の「一剣を磨き続ける」ことは火 を見るより明らかだ。

米国を始めとする国際社会が求められている選択は「北が核プログラムを 完全に破棄するか」それとも「核能力の温存を甘んじて容認するか」であ ろう。その中間の「あいまいのまま推移」もあり得るが、北が何もしない まま「あいまいのまま推移」では全く交渉の意味がない。トランプには少 なくとも廃棄に向けての何らかのとっかかりを求められているのだ。トラ ンプは自覚しなければならない。
 
 トランプの脳裏には時々「軍事行動」がかすめているかも知れない。し かし、韓国には米兵2万8500人が駐留しているほか、常に20万人を超える 米民間人が滞在している。朝鮮戦争が再発すれば、過去の例から見ても トータルで数百万人の人的な犠牲が必要となる。戦争による物的・人的被 害は計り知れず、軍事行動のオプションはまず考えられない愚挙である。 隘路を探し出すしかないのだ。隘路とは交渉の継続であるかも知れない。 もっとも対話の継続は、その間軍事オプションが行われないことを意味す るから、極東情勢には1歩前進だろう。
北朝鮮との長期にわたる難しい交渉のが始まることになるのだろう。


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野党とメディアが日本を滅ぼす
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         櫻井よしこ

米英仏は4月13日午後9時(日本時間14日午前10時)からシリアの化学兵器 関連施設3か所に、105発のミサイル攻撃を加えた。

1年前、トランプ大統領は米国単独でミサイル攻撃を加えた。今回、米国 がどう動くのかは米国が自由世界のリーダーとしての責任を引き受け続け るのか否か、という意味で注目された。それは、異形の価値観を掲げるロ シアや中国に国際社会の主導権を取らせるのか、という問いでもある。

米英仏軍の攻撃は、米国が自由主義世界の司令塔としてとどまることを示 した。決断はどのようになされたのか。

米紙、「ウォール・ストリート・ジャーナル」(WSJ)などの報道によ ると、国防総省はトランプ氏に3つの選択肢を示したという。?シリアの化 学兵器製造能力につながる施設に最小限の攻撃をかける、?化学兵器研究 センターや軍司令部施設まで幅広く標的を広げ、アサド政権の基盤を弱め る、?シリア国内のロシア軍の拠点も攻撃し、アサド政権の軍事的基盤を 破壊する、である。

トランプ氏は?と?の組み合わせを選択した。ミサイル攻撃を一定水準に限 定しつつ、化学兵器製造能力に決定的打撃を与えるが、アサド政権の転覆 は目指さないというものだ。

結論に至るまでの議論をWSJが報じている。トランプ氏は?の選択肢に 傾いており、ニッキー・ヘイリー国連大使も大統領と同様だったという。 反対したのがジェームズ・マティス国防長官で、ロシア軍の拠点まで含め た攻撃はロシアのみならず、イランからも危険な反撃を受ける可能性があ ると説得したそうだ。

攻撃4日前の4月9日に国家安全保障問題担当大統領補佐官に就任したジョ ン・ボルトン氏は今年2月、WSJに、米軍には北朝鮮に先制攻撃を行う 権利があると述べた強硬派である。マティス国防長官は国防総省でボルト ン氏に初めて会ったとき、「あなたは悪魔の化身だという噂をきいていま す」と、冗談めかして言ったそうだが、それほど、ボルトン氏のイメージ は強硬派の中の強硬派なのである。

米朝会談の展望

しかし、今回、ボルトン氏はアサド政権に潰滅的打撃を与えながらも、過 度な攻撃を避けるという「困難な妥協点を見出した」と評価された。強硬 だが、分別を持った陣容がトランプ氏の周りにいるとの見方があるのである。

それにしてもトランプ氏の考え方は矛盾に満ちている。彼は一日も早く中 東から米軍を引き上げさせたいとする一方で、シリアに大打撃を与えるべ く、強硬な攻撃を主張する。

化学兵器の使用という、人道上許されない国家犯罪には懲罰的攻撃を断行 するが、ロシアとは戦わない。今回の攻撃の目的はあくまでも人道上、国 際条約で禁止されている化学兵器の使用をやめさせることであり、政権転 覆や中東における勢力図の変更を意図するものではないというのが米国の 姿勢だと見てよいが、トランプ氏が同じように考えているのかはよくわか らない。

もっとも、共和党にはリンゼイ・グラハム上院議員の次のような考えも根 強い。

「アサド氏は米軍による攻撃を、仕事をする(doing business)ための必 要なコストだと考えている可能性がある。ロシアとイランは今回の攻撃 を、米国がシリアから撤退するための口実の第一歩と見ている。米英仏の 攻撃がロシア、シリア、イランに戦略を変えさせ、ゲームチェンジを起こ すわけではない」

米国の攻撃は状況を根本から変えるわけではないというグラハム氏の指摘 を日本は重く受けとめなくてはならないだろう。シリア政策は北朝鮮政策 にも通じるからだ。

5月にもトランプ氏と金正恩氏は会うのである。どちらも常識や理性から 懸け離れた性格の持ち主だ。周囲の意見をきくより、即断即決で勝負に出 る可能性もある。狡猾さにおいては、正恩氏の方が優っているかもしれない。

米朝会談の展望を描くのは難しいが、万が一、米国に届く大陸間弾道ミサ イルを北朝鮮が諦めるかわりに、核保有を認めるなどということになった らどうするのか。

日米首脳会談で安倍首相がトランプ氏と何を語り合い、何を確約するか は、日本にとっても拉致被害者にとっても、これ以上ない程に重要だ。本 来、首相以下、閣僚、政治家の全てがこの眼前の外交課題に集中していな ければならない時だ。

しかし、驚いた。米英仏のシリア攻撃直後のNHKの「日曜討論」ではな んとモリカケ問題などを議論していた。メディアも政治家も一体、何を考 えているのか。私はすぐにテレビを消したが、野党とメディアが日本を滅 ぼすと実感した出来事だった。

喜ぶのは某国

4月13日夜、私の主宰するネット配信の「言論テレビ」で小野寺五典防衛 大臣が日報問題について語ったことの一部を紹介しよう。

自衛隊がイラクに派遣されていた10年以上前、日報の保存期間は1年以内 だった。隊員たちも「読み終わったら捨てるものだから、何年も前の日報 は廃棄されて存在しないだろう」と思い込んでいた。

だが、自衛隊は全国に基地や駐屯地が300か所以上あり、隊員だけで25万 人もいる。思いがけずパソコン内に日報を保存していた人がいたり、ある いは書類棚の中に残っていたのが見つかった。その時点で報告し、開示す べきだったが、そこで適切な処理が行われず、これが結果的に問題を招い てしまったというのだ。このような背景をメディアが正確に報じていれ ば、日報問題への見方も異なっていたはずで、無用な混乱もなかったはずだ。

ここ数年、防衛省には年間5000件以上の情報開示請求が集中豪雨のように なされているという。大変なのは件数だけでなく、請求内容だ。「何年何 月の資料」とピンポイントで開示請求するのでなく、「イラク派遣に関す る文書」というような大雑把な請求が少なくない。

当然、膨大な量になる。資料が特定できたとして、中身を調べ、開示して 差し支えないか、関係各省にも問い合わせる必要がある。この作業を経て 黒塗り箇所を決め、提出する。これが年間5000件以上、職員はもうくたび れきっている。

防衛省をこの種の書類探しや精査の作業に追い込んで、本来の国防がおろ そかにならないはずはない。喜ぶのは某国であろう。

ちなみに日本を除く他の多くの国々では、日報は外交文書同様、機密扱い である。日報を一般の行政文書に位置づけて、情報公開の対象にしている のは恐らく日本だけだ。

問題があれば追及し、正すのは当然だ。しかし、いま行われているのは、 メディアと野党による日本潰しだと私は思う。
『週刊新潮』 2018年4月26日号 日本ルネッサンス 第800回


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重 要 情 報
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 ◎自衛官と国会議員との口論 品川 阿生居士

4月16日の夜に国会周辺の路上で偶然に起きたランニング中の自衛官が起こした通行中の民主党の参議院議員との口論については、27日現在までに両当事者による次のような経緯説明が公になっている。

この問題については週刊文春や週刊新潮などは珍しく黙りこくっている。暴言は、国会議員に対してだけでなく誰に対してもよくない。とくに自衛隊員は、自衛隊法第58条で「品位保持」が義務つけられている。

★小西洋之議員罵倒の自衛官供述全文 「国のために働け」「ばかなのか」 “国民の敵”発言は否定 (産経ニュース 2018.4.24.15:33)


https://www.sankei.com/politics/news/180424/plt1804240032-n1.html


★「『国民の敵』発言に物証ある」 民進・小西洋之参院議員の発言詳報(産経
ニュース)2018.4.24.17:23〉


https://www.sankei.com/politics/news/180424/plt1804240038-n4.html


★ <https://blogs.yahoo.co.jp/konishi_hiroyuki_524> 小西ひろゆき(小西洋之)
民進党 千葉県参議院選挙区第5総支部長ブログ
<https://blogs.yahoo.co.jp/konishi_hiroyuki_524/22062400.html> 幹部自衛官「国民の敵」発言の組織的隠ぺいについて(掲載日付不明)
https://blogs.yahoo.co.jp/konishi_hiroyuki_524
これらの中での両当事者の主な食い違い点は、次の2点であり、食い違った双方の供述や発言の抜粋を列挙してみた。。

(1)「国民の敵」発言の有無

 自衛官供述

「6、私はもともと、小西議員に対しては、総合的に政府・自衛隊が進めようとしている方向とは違う方向での対応が多いという全体的なイメージで小西議員をとらえていました。小西議員から会釈された際、私はあいさつを返すのもどうかと思ったし、最初に見たとき、一言思いを述べたいという気持ちが高まりました。交差点で一緒になり、会釈された際に、私は小西議員へのイメージもある中、あいさつを返したくない気持ちもあり、無視をするのもどうかと思って、思わず「国のために働け」と聞こえるように、大きい声で言ってしまいました。」

「8、「戦死」を身近に感じている私にとっては、小西議員の「戦死」という言葉の使い方が非常に軽く感じ、私のこれまでの災害派遣任務で経験したヘリから基地に空輸されてきたご遺体を目の当たりにしたときの強い衝撃や使命感、そしてすべての自衛官が持っている「事に臨んでは危険を顧みず」という覚悟を軽んぜられたと感じたので、「俺は自衛官だ。あなたがやっていることは、日本の国益を損なうことじゃないか。戦争になったときに現場にまず行くのは、われわれだ。

その自衛官が、あなたがやっていることは、国民の命を守るとか、そういったこととは逆行しているように見えるんだ。東大まで出て、こんな活動しかできないなんてばかなのか」とむきになってしまい、言い返してしまいました。」

「9、すると小西議員は、だんだん私の方に近づいてきながら「あなたは現役の自衛官なのか。現役の自衛官が、そんな発言をするのは法令に反する」といわれた際に、はっきりとは覚えていませんが「私の発言は、自衛官の政治的行動に当たりません」というようなことを行ったと思います。(以下略)」

 小西議員発言

「安倍政権になって「国民の敵」という発言は彼に対して集団的自衛権の解釈変更の憲法違反の仕事をしたと、憲法違反の戦争で自衛隊員や国民を殺すことは絶対に許されないから、私は国会で信念を持って活動していると言った。そのやりとりの中で、「国民の敵」という言葉が発せられている。(中略)今、今日、防衛大臣に正式に文書を出して調査を求めているけど、何も反省していないと思う。これは身の毛がよだつような話、幹部自衛官が、少なくとも「バカだ」とか、「国益に反する」、あるいは「国民の命を守ることに逆行している」と発言したことは認めている意味としては国民の敵そのものだと思います。」

小西議員ブログ

「幹部自衛官の供述内容のうち、「国民の敵」という発言に関する事実関係については、不自然に事実の記載がなされていない、あるいは、別の事実にすり替えられるなどしており、あたかも「国民の敵」という発言がなかったことを正当化するような内容となっている。」

「私は「国民の敵」などの暴言を受けて数分後に、「国民の敵という発言を撤回しないなら防衛省の人事当局にこの場で電話通報をする」との意思表示を幹部自衛官に行った。しかし、撤回を拒否されたため、防衛省の豊田事務次官に「自衛隊員を名乗る者から国民の敵などと暴言を受けている」と通報している。豊田事務次官はこの電話で私が「国民の敵」という趣旨の言葉を発したと明確に認めている」

「また、武田人事教育局長は同様に(局長の上司に報告するために事件の詳細を教えて欲しいとの)事件直後の私との電話で、私が「国民の敵と暴言を受けた」と話したことについて、「国民の敵」という言葉をメモに残している。(なお、武田局長には事件現場でも「国民の敵」発言を電話で伝えている)」

(2)両当事者の握手の経緯など

自衛官供述

「14、(前略)それから、小西議員側の話が終わった様子を見て、私から事情を聴いていた警察官が、小西議員とも話をして、その後、私に対し「もし何か言うことがあれば、今この場で言ってもらえるといいと思いますよ」と間を取り持ってもらいました。

15、私から小西議員に近づき3メートルくらいのところで向き合うと、小西議員の方から「あなたのさっきのような、人格を否定するような罵ったところとか、私の政治活動を冒涜するようなこととか、そういったところを謝罪してもらえるんだったら、特に防衛省に通報したりとか、そういうことはしないから」と言われました。」

「16、私も事の重大さを認識し謝罪しようと思い始めていたため、小西議員に対し、今回のやりとりで「ばか」「気持ち悪い」と言ったことについて「個人の尊厳を傷つけるようなことと、考えの違いはあるかもしれませんが、日々日本を良くしようとがんばっている政治活動を冒涜するようなことを言ってしまい、大変申し訳ありませんでした」と謝罪しました。」」それから、小西議員が私の方に近づいてこられ、私に右手を差し伸べ、私もそれを両手で握りかえしました。小西議員は、そのまま手
を強く握りしめ「見解の相違もあるけど、あなたも家族がいるでしょうし、組織の中でも若いだろうから、しっかりがんばってもらわないといけない。今回のことはそうやって言ってもらったから、防衛省には言わないから。あなたのような自衛官を殺させるわけにはいかないし、だからこそ憲法改正をなんとか辞めさせようと思っている。だから活動しているんだ。先日も、質疑の時に防衛大臣に服務の宣誓の意味を問うたけれども、あの人は答えられなかったんですよ。あなたはそのよう人の下で働いてるんだってことをよく認識した方がいいですよ。そういうところを私は危機感を持っているから、がんばっている。あなたもまだ若いから、日本のために一緒にがんばりましょう」と言われました。私は、それに対してなにも反論せず、うなずきながら聞き、ただ「すみませんでした」とだけ言いました。

17、私の謝罪に対し、小西議員は、ご自身の政治理念を述べられ、具体的には、はっきりとは覚えていませんが、70年前に総理大臣を殺して226事件や515事件など、クーデターが起きたことを踏まえ、シビリアンコントロールが大事というような趣旨のことを話していました。(以下略)」

小西議員発言

(該当事項はない。)

小西議員ブログ

「○供述内容「17」について
・ 幹部自衛官の「勉強になりました」という言葉は、事件の発生から30分弱ほど経った事件の最後に、私が幹部自衛官からの撤回・謝罪するとの意思表示を受けて、私からそれを表す発言を求めた際に幹部自衛官が発したものである。

これが撤回・謝罪の発言としては余りにも不適切なものであるため、周囲の警察官も呆れた態度を取り(一部失笑が漏れるなどした)、再度私から幹部自衛官に撤回発言のやり直しを促し、「すみませんでした」といった発言があったものであり、これらの事実関係は現場にいた警察官も認めている。」

「参考事項 (前略) なお、幹部自衛官の供述にはないが、当日、私は服務の宣誓のこのフレーズを丸ごと朗唱している。その時の握手は仲直りのためのものではなく、彼に自らの過ちと私の国会議員としての信念を伝えるためのものである。」

(3)両者のやり取りでの主な相違点についての私見

★「国民の敵」発言の有無

自衛官の供述には「国民の敵」という発言はない。これに対し小西議員は、防衛省の人事教育局長への電話で「国民の敵」という発言を伝えたメモがあると主張しているが、自衛官の発言だという証拠に充分でなく、発言のあったときの具体的なやり取りの説明がなく、発言の再確認もしていない。。

★ 両当事者の握手の経緯など

両者とも握手の事実を認めているが、自衛官が謝罪の意味で行っているのに対し、小西議員は、「その時の握手は仲直りのためのものではなく、彼に自らの過ちと私の国会議員としての信念を伝えるためのものである。」として謝罪を受け入れる意味のものでないとしている。

なお、自衛官によれば、握手のときに「小西議員が私の方に近づいてこられ、私に右手を差し伸べ、私もそれを両手で握りかえしました。小西議員は、そのまま手を強く握りしめ「見解の相違もあるけど、あなたも家族がいるでしょうし、組織の中でも若いだろうから、しっかりがんばってもらわないといけない。

今回のことはそうやって言ってもらったから、防衛省には言わないから。あなたのような自衛官を殺させるわけにはいかないし、だからこそ憲法改正をなんとか辞めさせようと思っている。だから活動しているんだ。」と述べているが、このことについて、小西議員は、発言でもブログでも全く触れていない。だが、事の次第から自衛官のこの供述は創作でないと
理解する方が自然であるが、この時にすでに小西銀は防衛省の事務次官人事教育局長に自衛官とのより取りを電話連絡をしており、翌17日には参院外交防衛委員会で小西議員がこの問題を取り上げている。解せない事柄である。


★統幕3佐暴言に波紋 防衛相「若く、思い様々」後に釈明


 <https://www.asahi.com/articles/ASL4M5HNVL4MULZU00C.html>
https://www.asahi.com/articles/ASL4M5HNVL4MULZU00C.html

(4)参考、4月21日の「天声人語」

ネットでは有料会員限定記事のため図書館で全文を入手したが、ここでは要点の抜粋だけを参考に掲載する。

(前略)「▼いま日常語で敵を使うとすれば、スポーツでの「好敵手」「、30代の幹部自衛官の男性が路上で、民進党の小西洋之参院議員に対して浴びせたという。▼小西氏は安全保障関連法に強く反対してきた。議員活動を念頭に置いた暴言だとすれば、慄然とするほかはない。さらに気になるのは小野寺五典防衛相が一方で謝罪しながら「若い隊員なので様々な思いもあると発言したしたことだ。気持ちは分かる、とでも言いたかったのか。▼実力組織である自衛隊には、強い中立性が求められる。一
人の暴言にすぎない、見過ごすわけにはいかない。日本には軍部が暴走し、国家を牛耳った暗い歴史があるのだ。(中略)

▼国賊や非国民と言う言葉が、有無を言わせぬ暴力となった時代があった。そして残念ながら、似たような言葉をもてあそぶ人が今もいる。」



(5)小西議員も「国の敵」という言葉を使っていた

小西議員は、「〇〇の敵」という言葉をよく使っていたようです

★ <http://netgeek.biz/archives/117280> 【炎上】自衛官「国民の敵とは言っていない」 むしろ小西洋之議員の口癖

http://netgeek.biz/archives/117280

  ◎ROKとDPRKの首脳会談に思う:前田正晶

結果がどう出るかは概ね予測できたので、と言うか多くの所謂「専門家」 の方々があちこちで色々と予測を語っておられたので、この私でさえ読む ことが出来ただけのことだった。

午後6時過ぎだったか、両首脳の共同記者会見(なのかどうか彼らを取り まく人数が画面では非常に少なく見えた)では金正恩は非核化に触れな かったし、如何にも「6月終わりまでには開催されるだろうと言われるト ランプ大統領との会談まで引っ張っておくだろう」との専門家の予測通り かと思った。

先日、ジムのサロンでチラと拾い読みした NY Times では「金正恩が撒い た餌に韓国側が飛びついた」との見出しがあって、余り好意的な記事では なく、DPRKが自ら非核化を認めるまでには至るまいとあった。あの新聞な らば、トランプ大統領が金正恩との会談の開催を真剣に見込んでおられる 以上、それくらいは言うだろうと思っていた。

しかし、文在寅大統領にとっては恐らく一生一世の大仕事だっただろうか ら、その凝りに凝った演出と言うか筋書きは誠に絢爛豪華なもので、大い に印象的だった。専門家の方々のご意見では多くの狙いが籠められていた ようだったが、「南北統一」が最大の狙いだったのは間違いないようで も、金正恩が自国の非核化を真っ先に云々するだろうとは到底予測できな かった。もしもそうすれば、これまでに繰り返してきた発射の試験はどう なるか、核実験に費やした費用はどうなるのかとの疑問にぶつかるのだ。

両国間に存在する数多くの問題点と課題、それら以外にDPRKが長年にわ たって全世界でなければ少なくとも、アメリカ、中国、ロシア、フィリピ ンを始めとする東南アジアの諸国を巻き込んだ埋め立て地問題等々、それ に最後に述べるから小さな問題と思われてはならない我が国に対する拉致 問題等等々がたった一度の首脳会談で解決の糸口が見つかるはずがないと 私は思いながら、この言わば歴史的な会談の中継を見たし、専門家の解説 を聞いていた。

だが、何処まで金正恩が引っ張っていく気なのか、何処まで経済制裁に耐 え続けていく用意があるのか、本気で中国に縋り付くのか、ただ単に挨拶 に行っただけなのか、制裁が辛いから何とか落ちらでトランプ大統領に対 して援護射撃をとお願いに出たのか等々の読みにくかった事案の行く先 が、少しは見えてきたかのような会談だったと思う。だが、あのお二方が 会談しただけで世界の情勢が変わって行くのではなく、飽くまでも変わっ て行く為、変わらせる為の切っ掛けになっただけだと思う。

本番というか、世界情勢に大きな真の変化をもたらすだろう催し物は、本 当に開催されるか否かを未だに危ぶむ向きもあるし、トランプ大統領自身 が『事によっては席を蹴って立ち去る』と言われる「トランプ大統領対金 正恩との会談」であろう。それだけではない、私には未だに昨日金正恩が 約束したような事柄を信ずべきか否かなどは解らないのだ。現に文在寅大 統領が伝えると安倍総理に約束したと報じられていた「拉致問題」が採り 上げられたという話は、関連の報道にはチラとも出なかったではないか。

今や信ずべき事は、安倍総理が囲み取材の際に「我が国が蚊帳の外という ことはない」と断言された点だけである。その為に出張されて「トランプ 大統領と11時間も語り合ってきた」と強調されたことだ。


 ◎日本と欧州人との思考体系の違い立証の旅となったハリルホジッチ氏 の再来日:前田正晶

3年と一寸ではハリルホジッチ氏は我が国の文化と思考体系が、欧米人の それとは大いに異なることを全く理解できずに終わったようだと思う。中 には27日に同氏が行った90分を超える記者会見を聞いて、その不満を納得 されたか、同情するか、協会の不手際だと思われた方がおられても、私は 格別不思議なことでも何でもないと考える。それは、我が同胞が日常的 に、彼ら欧米人の育ってきた文化と思想・信条・哲学に深く接する機会な ど先ずないからである。反対に欧米人だって同様であると断じる。

これまでに何度も繰り返して指摘したことだが「彼らの思考体系では『非 は自分たちにある』と認めて謝ることは先ず絶対と言って良いほどあり得 ない」のである。一方、我が国では「潔く自らの過ちを認めて謝罪するこ と」が美徳であり、社会通念でもあるのだ。だからこそマスコミも一般大 衆も何かにつけて「謝罪がない」と非難し且つ批判して攻撃するのだ。だ からこそ、私は傲慢だと感じるが、テレ朝は福田淳一前財務省事務次官に 謝罪がないと憤ってみせるのだ。我が国には「謝罪の文化」があるのだ。

私は何もハリルホジッチ氏にこれまでの3年有余の指導法に誤りがあった のだから謝罪せよなどと言うつもりもない。それは、彼がただ3年有余の 日本のサッカー選手と協会に接していただけの短期間に「我が国には欧米 にはあり得ない『謝罪の文化』が厳然として存在していたこと」を知り得 る機会もなかっただろうし、協会も通訳の任に当たった方も、そこまでの 文化比較論の講釈を勝手に(?)ご進講申し上げたとは
考えにくいからだ。

欧米のサッカーの世界だけで過ごしてこられたハリルホジッチ氏は「お互 いに人間である以上同じだ」とでも素直に信じて、代表選手たちを指導し てこられたのだろう。
コミュニケーションとやらも欧米流で取ってこられたのだろう。その意味 では私は彼が文化と思考体系の違いを知らなかったことを責めようとは 思っていない。だが、何度か述べてきたことだが、私は本当の意味で「日 本とアメリカの間に存在する文化と思考体系の違い」を把握して語れるよ うになるまでに10年以上も要したのである。

それも、彼らの会社で彼らに雇われてその使用人としてそれだけの年数を 過ごしたからこそ認識できたのだ。ハリルホジッチ氏は監督として君臨し 自らの文化と思考体系を基にして指導されたのであれば「我こそは一流の 指導者だ」と善意で信じておられたのだろう。巷間伝えられていたように 指導者である彼に何らかの物申す選手を、怪しからんと不快に思って外し ていったのは特別に不思議ではないと思う。誰にだって好き嫌いはあるも のだし、ましてや彼は監督であったのだ。

アメリカの会社で副社長兼事業本部長に向かって「貴方の運営方針が間 違っている」となどと真っ向から具申に行く人など見たことも聞いたこと もなかった。そのようなことをすれば、それこそ、トランプ様ではないが You are fired. と宣告されに行く玉砕戦法にも等しい行為だから。副社 長兼事業本部長は全権を持って運営している存在で、そこは「上意下達」 しかあり得ない世界なのだ。

という次第で、私の目にはハリルホジッチ氏は「文化と思考体系が異なる 我が国には『謝罪の文化がある』とは知らずに不満を訴えに来られて、生 き恥を曝した結果に終わるのではと危惧する次第だ。もしも、彼がその点 を承知ていれば、冒頭に「代表テイームの選手たちと意思の疎通を欠き 100%の指導ができずに申し訳ありませんでした」と言えば、事情は大い に変わったと思う。そこで彼は無罪放免に近い状況に持って行けて、大方 の同情をも得られただろうから。




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身 辺 雑 記
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順天堂大学付属医院に入院して大きめの胆石を除去してもらってきた.入 院中の休刊をお詫び申し上げます。

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創刊日:2004-01-18  
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  • 名無しさん2018/04/29

    無事ご退院お目出度うございます。

    これからもご健康に十分ご注意なさって、メルマガ発行を続けて下さい。