政治・経済

頂門の一針

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頂門の一針4669 号  2018.4.29(日)

2018/04/28


                                 
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わたなべ りやうじらうのメイ ル・マガジン「頂門の一針」4669号
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      2018(平成30)年4月29日(日)



            時々当たる飯島発の“解散風”:杉浦正章

               「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」

             MLBは矢張り目が高いのか他: 前田正晶
                                
                      話 の 福 袋
                       反     響
                       身 辺 雑 記


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第4669号
                             発行周期 不定期(原則毎日発行)
             
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時々当たる飯島発の“解散風”
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        杉浦正章

いまだ“老熟”せぬ「狭量小泉節」 政局がざわついてきた

昨年9月の総選挙から半年しかたたないのに、永田町を解散説が
吹き初めている。首相・安倍晋三がモリだのカケだののあらぬ疑惑に、伝 家の宝刀解散で斬り返すというのだ。 かつて佐藤栄作は「内閣改造をす るほど総理の権力は下がり、
解散をするほど上がる」と述べ、黒い霧解散 を断行して求心力を回復、 局面転換を図った。当時筆者も「解散だ」とフ ラッシュを打ったことを 思い出す。今度もフラッシュが飛ぶかどうかだ が、野党が根も葉もない ことをほじくり出して、安倍を退陣に追い込もう としているが、これが 続く限り早期解散はあり得る。安倍は退陣でなく解 散を選択する。分裂 野党が選挙戦を戦えるか見物となる。
 
政権のうち誰かが解散風を吹かせ始める政局かと思っていたが、案の定 16日内閣官房参与の飯島勲が解散発言の口火を切った。テレビ朝日の朝 の番組で「私だったら、もう、今、解散しますね。100%」「今の状況を 見ると最悪でも過半数は十分取れる」「過半数以上議席が取得できれば、 安倍内閣の持続が当たり前。何ら問題ない」などとぶちまくっていた。

安倍が、国会で森友学園や加計問題での、公文書の書き換え疑惑につい て、 「全く私は指示していないと申し上げてきた。あとは国民の皆様が 判断い ただくことだと思う」との発言をしたことを根拠に飯島は、

「『国民が判 断する』ということは、解散しかないじゃないですか。そ うでしょう?」 と述べた。これに先立ち飯島は週刊文春(3月29日 号)で「黒い霧解 散」を引き合いに、早期の解散・総選挙を提言し、 「過半数維持は間違い ないぜ」と書いている。
 
この飯島解散風は、外れが多いが時々当たるから要注意だ。発言が安倍 の了解の元に行われたか、安倍の胸中を察してのものであるかは五里霧中 だが、飯島が流行の「忖度」をしていることは確かだろう。

今と似た根拠 レスの政権追及ムードに端を発した黒い霧解散の例を語れ る現役政治記者 はもう筆者しかいない。黒い霧問題は第一次佐藤内閣が 発足した1965年からくすぶり始めた。

その内容は現在の野党による追及に似 て、黒い霧 の名前通り得体の知れ ぬ“ヌエ”的な性格を持っていた。具体 例としては虎 ノ門国有地払い下げ 問題をめぐる恐喝・詐欺(さぎ)事件で 逮捕された田中 彰治事件、防衛長 官上林山栄吉の大名行列並みのお国入 り事件、松野頼三 の官費による私 的な外国旅行などなどだ。佐藤とは関 係がない、愚にも付 かない問題を ひっくるめて黒い霧と称して野党が追 及、マスコミが書き立 てた。
 
今回もモリだのカケだのが「贈収賄事件」や「首相の犯罪」に直結する 流れにはなく、実態がないから、言うならば「白い霧」にすぎない。白い 霧の向こうからは美女が出てくるのが通例で、“怪物”が現れることはあり 得ない。朝日やTBSなどを中心とする“マスコミ追及班”は、何かを引き出 そうと躍起だが、これはマスコミのあるべき本道にもとる。なぜなら根拠 なしに“あやしい”だけが先行して、ファクトが付いてこないからだ。むや みやたらに政権のつるし上げを図ろうとしているだけだ。
 
佐藤はこうしたムードを断ち切るために66年12月27日に解散を決 断、 67年1月の総選挙を断行した。微減したが自民党は善戦した。日本 国 民はばかではない。大勢は真実がどこにあるかを訴えれば納得する国民 である。任期満了まで1年を切る中での解散であった。

それでは早期解散 があるかどうかだが、過去にも例は二つある。一つは 吉田茂のバカヤロー 解散だ。1952年8月28日に抜き打ち解散を断行した 吉田は、国会の 予算委で社会党右派の西村栄一との質疑応答中、「バカ ヤロー」とつぶや いたことをとがめられ、1953年3月14日に解散を断行 した。
 
もう一つは大平正芳による解散だ。大平は1979年9月7日に一般消 費税 世に問う解散を断行したが、翌80年5月9日にハプニング解散を断 行した。

きっかけは反主流の反乱であった。三木派や福田派、中川グルー プなど の議員69人は内閣府不信任本会議を欠席した結果、可決されてし まった のだ。選挙中であった6月12日に大平が急死するという緊急事態が 起こ り、同情票が作用して自民党は地滑り的な勝利となった。バカヤロー 解 散もハプニング解散も半年か1年たたずの時点での解散であったが、首 相が決戦を選択した選挙であった。
 
こうした中で元首相小泉純一郎が爆弾発言をした。14日、水戸市内で講 演後記者団に対して森友・加計学園を巡る一連の問題への政府の対応を批 判。「言い逃れ、言い訳ばかり」と突き放した。

加えて小泉は、秋の自民 党総裁選について「3選は難しい。信頼がなく なってきた」と安倍3選の 可能性を否定したのだ。久しぶりの小泉節の 登場だが、筆者と近い年齢に しては相変わらず老熟していない。3選が ないと断定する以上、誰か別の 候補者がいるのか。

石破茂を自民党主流派が担ぐだろうか。前外相岸田文 雄が政調会長に なってめざましい活躍をしたか。2人ともまだ5年は雑巾 がけをした方 がいい。そもそも小泉は自分の弟子の安倍を擁護するのなら ともかく、 足を引っ張るとは何事か。まさに「狭量小泉」の面目躍如かと 言いたい。


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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
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平成30年(20118年)4月17日(火曜日)
         通巻第5674号  <前日発行>
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「米国の仕掛けた貿易戦争だから。中国は最後まで付き合う」と豪語
  中国が持つ二つの核爆弾は「米国債の売却」と「人民元の切り下げ」
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「仕掛けられた闘いだから最後までおつきあいしなければ失礼にあたる」
 トランプ大統領が中国製品に高関税を課け、さらには知財での損失分に 対して、1300品目に合計500兆円の報復関税をかけるよう担当部署 に指示 したと記者会見した。直後、中国は「受けて立つ」と余裕のポーズ をつ くって見せた。

 
米中貿易戦争の勃発に、なんとも威勢のよい反駁だった。

豪語したのは中国政府のスポークスウーマンで上からの命令とはいえ、 派手な言葉の戦争である。激烈なレトリックが米中間に飛び交った。

市場は中国が最終的に放つ決定的武器があるとし、「もし中国が保有する 米国債権1兆2000億ドルを売却するとした ら?」「もし人民元を切り下 げると発表したら?」と戦々恐々となったア ナリストも居た。

まったく心配はない。そればかりか、却って中国が不利になり、とうて い選択できる武器ではない。

 
第一に米国債の売却は、世界の債券市場を瞬間的に大下落させ、金利が 跳ね上がる可能性がある。しかし瞬時に収まるだろう。米国はFRBが全 額買い上げ、同時に在米中国資産を凍結するという手段を講じることがで きるからだ。中国にとってはやぶ蛇、金利が上がれば米国債はリスクのな い金融商品 ゆえに、潜在的なバイヤーは世界中におり、日本もサウジ も、買い増しに 走るだろう。

第二に人民元の切り下げだか、もし中国がその手にでると米国財務省は ただちに「中国は為替操作国」として認定する。中国の輸出品は競争力を 回復するかも知れないが、米国はその分を、関 税を高くすることで応じ るという選択肢がある。

人民元切り下げは中国にとって回避したいシナリオである。なぜなら日量 90万バーレルの原油、大量のガスを輸入しており、輸入 代金が跳ね 上が るから、猛烈なインフレが中国国内の消費市場を襲うこと になる。

また海外旅行も値がさ観が膨らみ、ツアー客が激減することになる。こ れは行儀の悪い客で迷惑を蒙ってきた日本にとっても歓迎すべき事態の到 来ということになるかもしれないが、ともかくPPP(購買力平価)で世 界を比較してみると、人民元がむしろ過剰評価されている事実がある。

中国が米中貿易戦争に臨んで、選択できる2つの「核弾頭」という荒っ ぽい手段は、それを行使すると不利になるのは中国だということだ。


             
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MLBは矢張り目が高いのか他
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                 前田正晶

15日は好ましくない天候だったので、家に閉じこもって専らテレビでのス ポーツ観戦。色々な種目の中で、少し良かったことは男女のゴルフトーナ メントで日本人が勝ったこと辺りか。ずっとこのまま韓国人の出稼ぎゴル ファーを退けて欲しいもの。


可哀想だったのが、また広島に負けてしまった読売巨人軍。高橋由伸が駄 目なのか、上原をまた使ったコーチの斉藤雅樹がヘボなのか、あるいは両 方か、上原を出してきた時にあの走り方を見て「自信がないこと」は明ら かだと思った。昨日良くなかったことは球速がなかったのもさることなが ら、打たれた投球は皆高い球ばかりで、制球力が売り物だったはずの往年 の上原の面影はなかった。2度も続けて3点も取られた姿を見れば「矢張り MLBの球団が何処も彼を誘わなかった訳だ」と納得できた。


この球団は本当に弱いのだろうか。既に指摘したように「ビリの球団の ホームラン王」は昨日の試合でも9回のここぞという時に当たり損ないの ピッチャーゴロ。あそこで一本出ていれば「サヨナラ・ゲーム」になった 場面。ホームランだって未だ1本だけではないか。「だから言ったじゃな いか」というところだ。

先日は大竹、内海、杉内を整理すべしと言ったが、他にも最早伸びしろが 期待できない不良資産の選手が多いと見える。即ち、何度も何故使うのか と批判した役に立たない中井とか、長野とか、格好だけの陽岱鋼、何時ま で経っても伸びない宮国等を置いておくのも考え物ではないか。

阿部慎之 助もとっくに賞味期限切れだ。なりたくて監督になった訳では ない高橋由 伸には同情はするが、同情だけでは救われないだろう。GMだ かの香取に もっと物申すべきではないか。

DeNAは確かに勢いが良いのは結構だと思う。現状に今永と浜口という昨年 良くやった2人の投手が戻ってくればもっと良くなるかと言って、そうは 事が簡単だとは思わない。打つ方は水物だし、筒香君には未だに粗さが目 立つし、何故阪神で半ば補欠扱いだった大和をショートストップに使うの かも疑問だ。

昨年から見ていて、ラミレス監督がセントラルパークでは一 番まともな 監督に見えるのも不思議だ。彼は何故英語で話すのだろう。球 団はチャ ンとしたスペイン語の通訳を雇った方が「コミュニケーション」 とやら が取れるのではないのかな。

夜になってからのフジのボクシングには悲しい出来事があった。それは生 涯でたった一度だけ見たプロのボクシングで素晴らしい才能を持った若き ボクサーだと思った比嘉大吾が、体重超過で世界タイトルを剥奪された後 の試合で無残な棄権で敗れた試合を見せられたのは、残念を通り越して悲 しかった。具志堅用高は自分の責任だと言っていたが、あのまま比嘉大吾 を埋もれさせてはなるまい。

その後の村田諒太のタイトル防衛戦は安心して見ていられた。相手のラン クが6位とあっては楽勝で当然だと思ったが、村田は悠々と8回まで戦い続 けて、狙いを定めたかのような右一発のパンチで倒してくれたので、比嘉 大吾で滅入った気分を直してくれた。村田は良くやったとは評価するが、 年齢がもう30歳を過ぎている辺りが少し気懸かりだ。ボクシングのような 過激な競技は30歳を超えてはタイトルを維持するのは苦しいのではないか と思って見ている。

話は変わるが、協会が解任したハリルホジッチ前監督は未だに納得してい ないようで、日本にやって来てまでも抗議する姿勢を見せているようだ。 田嶋会長の記者会見では納得させたような感じに取れたが、どうもそうで はないらしい。協会の腕の見せ所は解任だけで終わっていなかったようだ が、彼を選んだ辺りから不手際があったようだ。その上に抗議活動までさ れては余り芳しくない。世界に恥を曝さないように処理して貰いたいもの。

それにつけても、西野監督はどのような最終的顔触れを選んでW杯本番に 臨むのだろうか。香川、本田、岡崎、清武、武藤、原口、金崎、内田、長 友、長谷部、山口蛍、森重、乾、宇佐見等々となるのだろうか。ハリルホ ジッチ前監督が育てかけた井手口等々はどうなるのだどうか。実は、私は あの監督ではW杯では全く期待できないと思っていたが、西野監督になれ ば変わるのだろうか。その見通しは23人に絞られるまで、また解らなく なってしまった気がする。


 
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重 要 情 報
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身 辺 雑 記
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体内の胆嚢にいつの間にかできた「胆石」を除去してもらうため16日から 大学病院に入院、28日無事退院。13日間休刊してごめいわくをおかけいた しまいた。この間、臓器も休肝。生き延びました。
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