政治・経済

頂門の一針

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頂門の一針4659 号  2018・4・8(日)

2018/04/08

                          
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わたなべ りやうじらうのメイ ル・マガジン「頂門の一針」4659号
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        2018(平成30)年4月8日(日)



      リベラルが作る息苦しい社会:阿比留瑠比

ロシアはオバマ政策の失敗を奇貨として:宮崎正弘      

今、憲法改正を潰すメディアの無責任:櫻井よしこ         
    
                      話 の 福 袋
                       反     響
                       身 辺 雑 記


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第4659号
                             発行周期 不定期(原則毎日発行)
             
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リベラルが作る息苦しい社会
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      阿比留 瑠比

「腹黒くて、胡散(うさん)臭い」「抑圧的で、批判ばかりで、うっと うしい」「自分たちだけが絶対的正義と考えていて傲慢」「口だけ達者な 連中で自分の非を認めない」「身勝手で利己的だから、自分の自由のため なら他人の自由を平気で侵害する」「現実を無視してキレイごとばかりいう」

これらは常々、筆者が和式「リベラル」に対して痛感してきたことだっ たが、米国でもそうなのかと目からうろこが落ちた。ギルバート氏はこう も記す。

 「リベラルが『自由』とは真逆の、『全体主義的で息苦しい社会』を作 り出してしまったことについては、残念ながらアメリカは日本よりずっと 先に行っています」

 このまま日本も息苦しい社会になっていくのは、断固拒否したい。
(産経新聞論 説委員兼政治部編集委員)
【阿比留瑠比の極言御免】2018.4.5



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ロシアはオバマ政策の失敗を奇貨として
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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成30年(2018年)4月5日(木曜日)参
        通巻第5662号 
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ロシアはオバマ政策の失敗を奇貨として、インドネシアに深く食い入った
  米国依存だったインドネシア空軍、いまやロシア戦闘機を大量配備
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アジア諸国は、南シナ海へ中国海軍が進出している現実を目の前にし て、さかんにバランス外交を展開している。

典型はフィリピンで、ドゥテルテ大統領はスカボロー礁を盗まれ、漁民が 悲鳴を挙げ、ハーグの國際仲裁裁判所に訴えて全面的に勝訴したにもかか わらず、その判決を横に置いて俄に中国に近づき、経済的に裨益しようと する道を選んだ。米国が不快感を示すのも当然だろう。

スタンス替えの代表例がインドネシアである。

歯車がずれたのは東チモール問題からだった。欧米と豪を加えての合唱 は、東チモールをインドネシアから引きちぎり、独立させることだった。 そのため独立運動の指導者らに唐突に「ノーベル平和賞」を授与し、国際 世論を盛り上げ、インドネシアを孤立させた。

東チモールはポルトガル、オランダが交互に占領して植民地化し、大東 亜戦争中は日本が一時占領した。第2次大戦後、ポルトガルとオランダが 植民地回復の動きを見せたが、インドネシア軍が作戦を敢行し、占領した。

スカルノ時代のインドネシアは容共路線でもあり、反共革命以前、つま り1950年代、インドネシア軍はソ連の影響下にあって、戦闘機、戦車 の 多くはソ連製だった。日本はガスと石油のためにスカルノを厚遇し、第 三夫人となったのは日本人女性だった。

1965年9月30日の「反共クーデター」とも言える政変のあと、ス ハルト 政権は32年間つづいた。

このスハルト時代、インドネシア空軍は米国一辺倒だった。戦闘機は全て 米国製でパイロットは米国で訓練を受け、アメリカ式の軍事訓練になれて いた。練度も高く、士気は旺盛だった。

1991年、東チモールで暴動が発生し、当時インドネシア領だったの で、 軍が出動して武力鎮圧した。西側メディアはこれを「虐殺」とし、イ ン ドネシア政府を激しく非難した。このため米国との関係が急激に冷却 し、以後、15年にわたって米国の兵器供与が途絶えた。

この状況をチャンスと捉えたのが、中国であり、ロシアである。

2005年、メガワティ政権になって米国はようやく軟化し、F16機 の供 与 を再開したが、そのときまでにロシア製ミグ戦闘機が配備されてい た。 米露の戦闘機が共存したのだ。

戦闘機はシステムの整合性が重要であり、兵站、整備、部品調達とストッ クなど時間との闘い。これが米国システムとロシア・システムの共存とな ると、空軍の作戦に齟齬が生まれやすい。

 ▲ロシア戦闘機がインドネシア空軍の主力となるのか

しかるに、米国はインドネシアとの関係を円滑化できないうちに中国が 南シナ海を支配し、ベトナムにテコ入れして立て直しを図った。この間 に、するするとロシアがジャカルタとの関係を強化していた。

2018 年にロシアはスホイ35 を11機、従来のスホイ27,スホイ 30の列 に 加えて供与することが決まり、合計11億ドルの支払いはイン ドネシ ア産 パームオイル、ゴムなど、つまりバーター貿易での決済とな る。決 済手 段としてはロシアに不利なことは明らかだが、プーチンの狙い は稼 ぎで はなく、影響力拡大に置かれている。

スホイはエンジンの耐久年度がF16の半分しかないけれども、インド ネシアのような広い空域をカバ−するには航続距離の長さ(スホイは 1500 キロ。米国戦と機の3倍)で優位に立つとされる。

インドネシア海軍、海兵隊はこのほかにロシア製の機関砲、対鑑ミサイ ルならびに地対空ミサイル、潜水艦攻撃用の魚雷などを購入した。

こうした急速なロシア兵器体系化を恐れる米国は、懸念を強めたが、すで にロシア艦隊がインドネシアの港にも寄港している。バリ島へのロシア人 ツアーは年間7万人に達している。

インドネシア陸軍は米国製AH64E攻撃ヘリを保有するが、ロシアは ミルハインド17の飛行小隊ならびにミルハインド35攻撃ヘリを供与す る。長距離爆撃に加え、インドネシアの北側の島にロシア宇宙船打ち上げ 基地建設の打診も展開中だという(アジアタイムズ、3月31日)。
     
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書評 しょひょう BOOKREVIEW 書評 BOOKREVIE 
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 日本人はなぜ、一神教を信じなかったのか
  キリスト教の暗部を一条の光りが照らしだした

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奥山篤信「キリスト教というカルト」(春吉書房)
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副題が「信者になれない、これだけの理由」とあって、なぜこの宗教を 信じられないかをひらたく語る。

 信長がキリスト教の宣教師を保護し、布教を認めた背景を理解するに は、当時の政治学的な状況を勘案しなければならない。信長の行く手を阻 んだのは比叡であり、雑賀であり、しかも寺社勢力は武装していた。
信長自身は法華経を信じていた。比叡の軍事力を殲滅するには新興宗教の 力が必要だったうえ、かれらがもたらした火縄銃という、新兵器の魅力も 大きかった。

秀吉が前期にキリスト教に寛大だったのは、信長の後継として、外国から もたらされる文明の利器と、マニラを経由して入ってくる国際情勢の ニュースだった。

しかし宣教師らを通じて得た情報とはキリスト教の布教 の裏で、日本の 美女を拉致し、売春婦として西欧に運んでいることであ り、また同時に 一神教の凶悪な侵略性だった。

切支丹伴天連の大名だった 高山右近は、領内の寺社仏閣を破壊する凶暴 性を示し、やがてキリスト教 徒が日本を侵略する牙を研いでいることを しって追放に踏み切った。

家康はもともとが浄土宗の信者。一向一揆の反乱に手を焼いて、大樹寺に 助けられて以来、浄土真宗をいかに政治に取り入れるかに腐心し、同時に 家康はスペイン、ポルトガルとは異なった一派が勢力を拡げている事情を ウィリアム・アダムスから知る。

キリスト教の布教を認めず、しかし貿易 のために英国には平戸を解放 し、オランダ人も通商だけに専念するとする 理由で長崎出島の活用を許 した。布教は御法度だったが、天草では反徳川 の不満分子が反乱を起こ したため、これをようやくにして鎮圧し、以後は 「鎖国」として、キリ ストを封じ込めたのである。

明治政府は、文明開化を鮮明にしてキリスト教の布教も許さざるを得なく なったが、同時に防波堤が必要であり、国内のナショナリズムを高めるた めに日本古来の神道の復活を奨励し、薩摩や水戸では過激な廃仏毀釈が起 きた。

かようにして宗教とは政治とが一体となれば、イランのような狂信的イス ラム国家を産むように、政治と宗教は切り離すことが近代の政治のテーマ となった。

本書は、キリスト教を研究するために還暦をすぎてから上智大学神学部に 学び、それでも飽きたらずにパリのカソリック学院に留学し、キリスト教 の原理を見極めようとした著者が、探求のはてに得た結論とは、この宗教 のもつ偽善と欺瞞、その残酷さという暗黒面だった。
           
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  樋泉克夫のコラム 樋泉克夫のコラム 樋泉克夫のコラム 
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樋泉克夫のコラム
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【知道中国 1712回】           
――「支那人の終局の目的は金をためることである」――廣島高師(1)
  『大陸修學旅行記』(廣島高等師範學校 大正3年)

                ▽

 内藤の『支那論』の刊行と同じ大正3(1914年)の7月19日に広島駅か ら広島高等師範学校英語部生徒は大陸修学旅行に出発する。他学部生徒何 人かを加えた一行は、「上海・南京・滿洲・朝鮮の天地を突破すること3 千哩、8月8日、日獨の事漸く急を告げんとするに當りて無事歸校す」。

この『大陸修學旅行記』に「収むる所9篇、引率官の書簡を除き、他は 悉く生徒の筆に成れるもの」である。

 彼ら若者が中華民国建国当初の中国社会の姿をどのように捉えていた のか。それを内藤などの見解と比較してみると、専門家と当時の国民の一 般的な考え方の違いが浮かび上がってくるようにも思える。

また既に読んだ『滿韓修學旅行記念録』(廣島高等師範學校 非賣品 明 治40年/【知道中国 1599回〜1608回】)と重ね合わせることで、同じ広 島高師生徒の目に映った中国社会の変化を知ることもできそうだ。なお、 後者の出発は8年前に当たる明治39(1906)年。日にちは偶然にも同じ7月 19日であった。

 蛇足とは思うが、この8年の間に、我が国は明治から大正へ。一方の 中 国では清朝が崩壊し中華民国が建国され、さらに袁世凱打倒の第2革命 も瓦解している。第1次世界大戦は生徒らが広島駅を発って10日ほどが過 ぎ、上海から大連に向う洋上に在った7月28日に勃発している。

この戦争に連合国の一員として参戦した日本は、敵であるドイツが中国に おいて権益拠点とした山東省(東洋艦隊基地)の攻略を果たす。やがて大 隈内閣による袁世凱政権への21カ条要求に繋がり、日中関係はいよいよ複 雑さを増すことになる。

 さて肝腎の生徒による旅行日誌に移るが、先ずは「其の壹」から始めたい。

広島を発った船が下関、門司を経て上海に着いたのが22日午後。上海を 前にした洋上での第一声が、「汚濁を流す揚子江の白波は早くから見えそ めました、この美しき光景にこの豐かなる?の香に美しき國に、暴虐の手 を以て萬物を傷はんとする支那人は住んでゐるのである」である。
「暴虐 の手を以て萬物を傷はんとする支那人」とは、はたして教師を目 指した当 時の若者の一般的な認識だったのだろうか。激越な表現は、さ らに続く。

「東亞の唯一の強大國である日本の後援を却けて無智傲慢にもこれを 悦 ばぬ、所詮彼が亡ぶべき國であると思はれた賤が伏屋も、宮殿も共に穢 はしいこの國の人は揚子江の濁水にいたまされて人とも思われぬその身 姿、浴せず梳らず、亡國の民はかくこそあるのである、崇高嘆美の自然の 中に生れたる憐れなる奴隷よ、かゝるいぶせき人のためにその麗し光を惜 しみ給はなかつた神こそ慈愛の限りではないか」というのだから、さすが に言い過ぎではなかろうかとも思うが、これが当時の「東亞の唯一の強大 國である日本」の、しかも教師を目指す若者の見方だと、ひとまずは納得 しておきたい。

翌朝、ホテルの窓から街を眺め、「無數の支那人が徃來してゐる、4分の 3は裸體で、股引樣のものを腰につけてゐるばかりである」。

「果てしなく愚鈍にして汚はしい支那人は矢張日本人の比ではないのであ る、この獨立自主の人にあらぬ、逸居の輩の國、家危くして兵なく、羊飼 は己の腕を以て羊を守らねばならぬ、遠かれ早かれ屬國の苦楚をなめなけ ればならぬかと思われた」。

そして、「この怠惰なる國民の間を、英獨佛米の4國の人々の經營は着々 歩を状めて、上海の市街は全くこれら4國の人の勢力範囲圍にあるのだ」 と、上海の第一印象を綴る。

 船中で一緒だった「支那人の一留學生」が口にした日本では万事に物 価高だが「『女だけは安價い』と云った恥ずかしい言葉」を思いだし、そ れが「上海でも遺憾なく實現せられてゐるそうで笑を賣り、またこれを買 う女を客とは日本人が一番多い」ことを知り、「支那人を放肆呼ばはりも 出來ないと思つた」とは、若者の掛け値なしの第一印象だろう。          
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読者の声 どくしゃのこえ READERS‘ OPINIONS 読
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(読者の声1)下記のような重要論文があります。陣営に影響力の強い貴 誌でも是非紹介して下さい。

 「慰安婦問題に、日本政府が国連で徹底反論。朝日新聞の“捏造”など7 つの論点

【日刊SPA! 「江崎道朗のネットブリーフィング第34回」:2018年4月4日】
https://nikkan-spa.jp/1466361

◆杉田水脈衆院議員が3月28日、国会で画期的な質問

韓国やアメリカにおいて慰安婦像が次々と建立されるなど、外国問題化 している慰安婦問題だが、3月末、大きな進展があった。

もともとこの慰安婦問題は朝日新聞などが大々的に報じたことから韓国 との間で外交問題になり、平成5年8月4日、河野洋平官房長官(当時)が いわゆる「河野談話」を発表した。この河野談話によって日本政府が朝日 新聞などの報道を追認した形になり、以後、日本の軍や官憲が戦前・戦 中、韓国・朝鮮の女性たちを「強制連行」し、慰安婦にしたと「拡大解 釈」されるようになった。

特に一部の英語メディアが、慰安婦を「性奴隷(sex slave)」と英訳 す るようになったことから、日本は20万人以上の韓国・朝鮮の女性たちを 「強制連行」し、「性奴隷」にした人権侵害国家という汚名を着せられる ようになった。

そうした内外の動向に危機感を抱いた多くの学者・ジャーナリストによっ て、慰安婦問題の「真相」が次々に解明されてきた。こうした研究成果を 踏まえ、近年では、民間人有志が国連などに出かけ、汚名をそそごうとし ている。

 こうした動きに呼応して安倍政権も平成28年2月16日、スイスのジュ ネーブで開催された国連女子差別撤廃条約第7回及び第8回政府報告審査に 杉山晋輔外務審議官を派遣し、まとまった「見解」を公表したのだ。
 この見解は果たして日本政府の公式見解なのか。杉田水脈衆議院議員が 平成30年3月28日、衆議院外務委員会において質問したところ、政府(鯰 博行外務省大臣官房参事官)は「この発言は、日本政府の見解を述べたも の」と答弁したのだ。

この答弁によって25年前の「河野談話」とその後の「解釈」は大きく見 直されることになった。

◆慰安婦問題に関する日本政府、7つの反論

「河野談話」とその「解釈」がどのように見直されるようになったの か。杉山審議官の「見解」に沿って説明しよう。

第1に、日本政府としては懸命に調べたが、慰安婦の「強制連行」を立 証 する資料は見つかっていない。「強制連行があったとする証拠はない」 が、日本政府の正式な見解なのだ。

《日本政府は、日韓間で慰安婦問題が政治・外交問題化した1990年代初頭 以降、慰安婦問題に関する本格的な事実調査を行ったが、日本政府が発見 した資料の中には、軍や官憲によるいわゆる「強制連行」を確認できるも のはなかった。》

第2に、強制連行されたと言われるようになったのは、吉田清治氏の虚 偽 証言を朝日新聞が大々的に報じたことが影響しているが、その吉田証言 が捏造であったことは朝日新聞も認めている。

《「慰安婦が強制連行された」という見方が広く流布された原因は、1983 年、故人になった吉田清治氏が、「私の戦争犯罪」という本の中で、吉田 清治氏自らが、「日本軍の命令で、韓国の済州島において、大勢の女性狩 りをした」という虚偽の事実を捏造して発表したためである。

この本の内 容は、当時、大手の新聞社の一つである朝日新聞により、事 実であるかの ように大きく報道され、日本、韓国の世論のみならず、国 際社会にも、大 きな影響を与えた。

しかし、当該書物の内容は、後に、複数の研究者によ り、完全に想像の 産物であったことが既に証明されている。その証拠に朝 日新聞自身も、 2014年8月5日及び6日を含め、その後、9月にも、累次にわ たり記事を掲 載し、事実関係の誤りを認め、正式にこの点につき読者に謝 罪している。》

第3に、慰安婦は20万人と言われているが、その数字は「具体的な裏付 け の無い数字」である。

《また、「20万人」という数字も、具体的裏付けがない数字である。朝日 新聞は、2014年8月5日付けの記事で、「『女子挺身隊』とは戦時下の日本 内地や旧植民地の朝鮮・台湾で、女性を労働力として動員するために組織 された『女子勤労挺身隊』を指す。

(中略)目的は労働力の利用であり、 将兵の性の相手をさせられた慰安 婦とは別だ。」とした上で、「20万人」 との数字の基になったのは、通 常の戦時労働に動員された女子挺身隊と、 ここでいう慰安婦を誤って混 同したことにあると自ら認めている。》

第4に、「性奴隷」という表現は事実に反する。

《「性奴隷」という表現も事実に反するということをもう一度繰り返して おきたい。書面の回答に添付した[平成28年12月28日の日韓]両外相の共 同発表の文書の中にも、「性奴隷」という言葉は1か所も見つからないの も事実である。》

第5に、河野談話での「軍の関与」は、軍による強制連行という意味で は ない。

《ここでいう「当時の軍の関与の下に」というのは、慰安所は当時の軍当 局の要請により設置されたものであること、慰安所の設置、管理及び慰安 婦の移送について日本軍の関与があったこと、慰安婦の募集については、 軍の要請を受けた業者がこれに当たったということは、従来から認めてい ることである。》

第6に、以上のような「見解」に基づいて平成28年12月28日、韓国政府 も 日韓合意において慰安婦問題が「最終的かつ不可逆的に解決」されるこ とを確認している。

《昨年12月28日、ソウルにて日韓外相会談が開催され、日韓外相間で本件 につき妥結に至り、慰安婦問題が最終的かつ不可逆的に解決されることが 確認された。同日後刻、日韓首脳電話会談が行われ、両首脳はこの合意に 至ったことを確認し、評価をした。》

第7に、戦後補償について日本政府は賠償金を支払うなど誠実に対応し て きており、国際条約などによって個人の請求権も含めすべて解決済みで ある。

《先の大戦に関わる賠償並びに財産及び請求権の問題について(中略)誠 実に対応をしてきており、これらの条約等の当事国との間では、個人の請 求権の問題を含めて、法的に解決済みというのが、日本政府の一貫した立 場である。》

25年前に発表された「河野談話」は朝日新聞を始めとするマスコミ、韓 国や中国、一部学者たちによって拡大解釈され、日本は「性奴隷国家」と いうレッテルを貼られてきたわけだが、「それは間違いだ」と日本政府も ようやく、まとまった形で反論したのだ。

「河野談話」撤回まで踏み込まなかったことは不満だが、慰安婦強制連 行説や犠牲者20万人説、性奴隷説を全否定した「杉山審議官見解」こそ 「日本政府の公式見解だ」と大いに活用していきたいものである。

杉田水脈衆院議員も指摘しているが、外務省はまずこの「見解」をもっ と目立つように、外務省のホームページで紹介すべきだろう。また、歴史 教科書の記述なども、この「見解」に照らして吟味すべきだ。

◆日本政府がアメリカの慰安婦像裁判に「意見書」

なお、この慰安婦問題について、これまで外務省や海外の日本大使館は 消極的な対応に終始してきた。

だが、アメリカ・カリフォルニア州グレンデール市に設置された慰安婦 像に関する訴訟がアメリカ連邦最高裁判所に上告されたことを受けて、平 成29年2月22日、日本政府は、この裁判についての意見書を提出した。
 この意見書についても「今の政府の正式見解として考えていいのか」 と、杉田水脈衆院議員が質問したところ、鯰外務審議官は「ご指摘の通 り」と答弁している。

日本政府は、慰安婦問題について外国で裁判になった場合は、それが民 間人による裁判であっても日本政府として意見書を出すなど、積極的に対 応することを明らかにしたのだ。

日本政府もようやく反日プロバガンダに対し反論するようになったとい うことだ。長年にわたる民間の地道な活動が日本政府を動かしたと言えよう。

民意と新たな研究成果を踏まえ、政府が政策・見解を変更する、これこ そ健全な民主主義のあり方だ。


       
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今、憲法改正を潰すメディアの無責任
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            櫻井よしこ

3月25日の自民党大会で安倍晋三総裁(首相)は「憲法にしっかりと自衛 隊を明記し、違憲論争に終止符を打つ」よう呼びかけた。

党大会の前、メディアは自民党内の不協和音を強調し、地方幹部から抗議 の声やヤジが飛べば安倍首相は危機に陥ると報道した。

しかし、実際には財務省の文書書き換え問題などをめぐって首相の責任を 問う声はほとんど無く、首相演説に賛同の声が上がった。森友問題をダシ にして安倍首相攻撃が目的であるかのような言説が横行している。だが、 それが具体的根拠に基づく非難であるとは到底思えない。

共産党、民進党、立憲民主党、自由党、希望の党、さらに社民党などの野 党議員らがこのところ大阪拘置所に勾留中の籠池泰典森友学園前理事長と 接見し、安倍昭恵氏との関係などについて問い、首相夫人の証人喚問など を要求している。政治家や政党がいまなすべきことは、そんなことではな いだろう。

政治家には国を守り国民を守るという最も重要な責務がある。その責務を 果たすために、まず、日本を取り巻く国際環境の厳しさを見よ。危機に目 醒め、現実的に対処せよ。先の自民党大会を通して問われていたことの本 質は、わが国の政治家や政党に、この危機の中で国と国民を守る気概はあ るのかということだった。あるのであれば、憲法改正にまじめに取り組め ということだ。

25日の党大会では自民党の憲法改正への本気度を示すバロメーターとし て、改正素案が注目された。素案では?自衛隊の明記?緊急事態条項の設置 ?参院選における「合区」の解消?教育の充実─の4項目が提案された。

焦点 の9条は、現行の1項と2項を維持して、「9条の2」を設ける。9条の2 で は、「(9条の規定は)我が国の平和と独立を守り、国及び国民の安全 を 保つために必要な自衛の措置をとることを妨げ」ないとし、「そのた めの 実力組織として」「自衛隊を保持する」とした。

議論の段階で提言された 「必要最小限度の(実力組織)」という文言は 削除された。が、自衛隊は 9条2項の禁ずる「戦力」ではなく「実力組 織」とされてしまった。

永遠なるものは国益だけ

右の素案は目指すべき理想の憲法や安全保障の在り方としては不十分だ。 しかし、眼下の厳しい国際情勢の中で理想を求め続けて、憲法改正に向け て1ミリも動かないとしたら、それもまた無責任の極みである。その意味 で公明党は与党の一翼を担う政党として責任を深く自覚すべきだ。

野党の多くは憲法改正よりも、森友学園への国有地払い下げ問題をめぐる 財務省の文書書き換えの責任追及が先だと主張する。そのため、前述した ように彼らは籠池氏の話を聞いて、安倍昭恵氏の介入があったかのような 主張をし、証人喚問を求めている。

一体、籠池氏の発言はどこまで信じられるのか。このような手法で印象操 作に走り、憲法改正の論議にも応じないのは、無責任の極みだ。国の根本 である憲法より眼前の政局を優先することは断じて慎むべきだ。

日本国周辺で起こりつつあるパワーバランスの変化は、これまでにない本 質的なものだ。トランプ大統領は国務長官にマイク・ポンペオ中央情報局 (CIA)長官を、国家安全保障問題担当大統領補佐官にジョン・ボルト ン元国連大使を起用した。

北朝鮮政策で強硬路線へと軌道修正が図られる可能性を、この人事は示し ている。斬首作戦を最も恐れている金正恩氏にとって相当な圧力であろ う。米軍は4月1日から米韓合同軍事演習に入るが、それに合わせて大規模 な国外退避訓練を行うと発表した。これもまた金正恩氏の恐怖心を増幅し ている可能性はあるだろう。

トランプ政権は経済問題でも強硬だ。3月22日、知的財産権侵害に関して 米通商法301条で600億ドル(約6.3兆円)規模の中国製品に関税をかける と発表、翌日には安全保障を理由に鉄鋼とアルミニウムの輸入制限を発動 した。日本も中国と同様に扱われるという。

安全保障を米国に頼る日本だが、その頼みの米国は安倍政権を突き放すか のように関税をかける構えを見せた。国際関係においては友好や同盟関係 でさえも永遠であるわけではなく、永遠なるものは国益だけだということ である。

軍事、経済双方におけるトランプ政権の強硬策で、米中関係は軍事、経済 両分野で緊張が高まると予想される。ただ、両国は表で対立しても必ずと いってよい程、裏で交渉する。つまり関係の緊迫化はあり得るにしても、 二つの大国の動きは複層的で、時に驚くような展開となる。

中国政府を代弁する「環球時報」は3月9日、朝鮮半島の非核化と平和につ いて、以下のように書いた。

◎朝鮮半島の非核化と平和は中国にとって南北朝鮮との関係より重要だ

◎中国は北朝鮮への強い影響力をすでに失った

◎中朝関係はいまや普通の2国間関係だ

米中連携はいつでもあり得る

北朝鮮への特別扱いはもはやないと強調しているのだが、こうも書いてい る─北朝鮮が米国寄りになる心配などない。中国周辺諸国にそんな国はな い。中国の存在は矮小化されていない。

中国は米国に歩み寄ろうとしているのだろうか。朝鮮半島は中国の影響下 にとどまるとの見方を示しつつ、中国は北朝鮮をめぐってアメリカと同一 歩調を取ることもあると示唆しているのではないか。米中が朝鮮半島をめ ぐって合意する可能性を改めて想起させるものだ。

トランプ大統領は中国に大統領権限に基づく強硬政策、通商法301条を突 きつけはしたが、両国間では水面下の話し合いが進んでいる。

ムニューシン米財務長官は3月24日、習近平主席の経済政策を取り仕切る 劉鶴副首相に電話をした。トランプ大統領は、中国は対米貿易黒字を1000 億ドル(約10.5兆円)分減らすべきで、その手段として米国の車と半導体 の対中輸出を増やすべきことを希望しており、このようなことは水面下で 具体的に話し合われていると見るべきだ。

米中連携はいつでもあり得る。そのとき日本はどうするのか。安全保障面 でいまのままでは、日本が自力で日本を守り通すことは不可能だ。国民を 守り日本国を守るのは、日本国でしかあり得ない。だからこそ日米安保体 制の強化も大事だが、日本の自力を強めることが求められる。そのための 憲法改正なのだ。

わが国は北朝鮮の危機、中国の膨張、米国の変化に直面しているのであ る。わが国の安全を「平和を愛する」国際社会の「公正と信義」に縋(す が)り続けて70年。一国平和主義の気概なき在り様を変える歴史的使命を 果たすのが、責任ある政治家、政党、メディアの役割だ。
『週刊新潮』 2018年4月5日号 日本ルネッサンス 第797回


        
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最 新 情 報
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◇◆◇写真映像情報網◇◆週刊AWACS 2018年4月8日◇◆◇◆◇
▼唸声ドイツ映像/また、トラックテロ!4名死亡30名負傷

[https://stat.ameba.jp/user_images/20180408/03/unarigoe/a0/09/j/o0547056714166236179.jpg]

写真はピックアップトラックが突っ込んだミュンスターの広場/YouTubeより、過激派の背景はないとの報道もあるが、テロであろうとなかろうと無差別殺人が行われたことには変わりはない。それも犯人は自殺と法の裁きにもかけられない。被害に遭った方は本人だけでなく家族にしても理不尽で無念な思いだけが残る。
https://youtu.be/qP_DWALHiQw

◇産経4/8:ドイツ西部で群衆に車突進 3人死亡、6人重体、負傷者多数 テロの可能性も

【ベルリン=宮下日出男】ドイツ西部ミュンスター中心部で7日、車両が群衆に突っ込み、警察当局によると、複数の死傷者が出ている。ドイツ大衆紙ビルト(電子版)は、少なくとも3人が死亡、約30人が負傷し、うち6人が重体と報じた。警察当局は意図的な犯行の可能性があるとみて、詳しい状況を調べている。

独メディアによると、車両を運転していた人物は銃で自殺し、車内から遺体で見つかったとの情報もある。車は飲食店周辺に座っていた人々に突進したとされる。警察は運転手の身元の特定や動機などの解明を急いでいる。

現場はミュンスター中心部の歴史的な地域の一角で観光客にも人気の場所。警察は周辺を封鎖し、市民らに近づかないよう呼びかけた。現場には警察車両や救急車が集まり、ヘリコプターが上空を飛ぶなど、騒然とした雰囲気に包まれた。

 
ドイツでは2016年12月、ベルリン中心部のクリスマス市にトラックが突入し、12人が死亡、50人以上が負傷するテロ事件が発生している。

では、今週号をお楽しみください。
https://ameblo.jp/unarigoe/entry-12366672495.html
誕生日の音楽映像(ジュゼッペ・タルティーニ、作曲家・ヴァイオリニスト)
https://ameblo.jp/unarigoe/entry-12366611394.html
2018/4/8 唸声


  ◎住人の38歳孫を殺人容疑で逮捕 鹿児島3人死亡事件

鹿児島県日置(ひおき)市東市来(いちき)町湯田の民家で6日午後、男 女3人の遺体が見つかった殺人事件で、鹿児島県警は7日、近くに住む無 職、岩倉知広容疑者(38)を男性への殺人容疑で逮捕し、発表した。岩倉 容疑者は民家に住む岩倉久子さん(89)の孫で、民家で同居する次男 (68)の息子。岩倉容疑者は「間違いありません」と容疑を認め、残る 女性2人についての殺害もほのめかしているという。久子さんと次男の行 方は分かっていない。

県警によると、岩倉容疑者は6日午後3時9分〜25分の間、久子さん方 で、近くに住む職業不詳、後藤広幸さん(47)の首を絞めるなどして殺害 した疑いがある。6日午後7時ごろ、岩倉容疑者が日置市内を1人で歩い ているのを捜査員が発見し、任意同行して事情を聴いていた。

 事件は6日午後3時45分ごろ、通報を受けた警察官が民家で、3人の遺 体を見つけて発覚した。その後の調べで、遺体は久子さんの長男の妻の岩 倉孝子さん(69)=鹿児島県薩摩川内(せんだい)市天辰町=、孝子さん の姉の坂口訓子(くにこ)さん(72)=同市平佐町=、長男の知人の後藤 さんの3人と判明した。県警によると、3人は久子さんや次男の安否確認 のために民家を訪れた際に、事件に巻き込まれたとみられる。

6日正午ごろ、次男の勤務先から長男に「数日間出勤していない」と連絡 があった。県外にいた長男は約30分後、孝子さんに電話で民家へ確認に行 くよう依頼。坂口さんも同行したとみられる。長男は孝子さんとも連絡が 取れなくなったことから、後藤さんに午後2時20分ごろ、安否確認を頼ん だという。

 しかし、後藤さんとも連絡がつかなくなったため、長男は午後2時50分 ごろ、「弟や妻、知人と連絡が取れない」と日置署に通報し、駆けつけた 警察官が遺体を発見した。玄関近くの部屋の床で孝子さんと坂口さんが倒 れ、少し離れた部屋の床に後藤さんが倒れていたという。発見時、孝子さ んと坂口さんはすでに死亡しており、後藤さんは心肺停止状態だった。

 後藤さんに殴られた痕があるなど3人の遺体に外傷があったことなどか ら、県警は殺人事件と断定して捜査を開始。何らかの事情を知っていると みて、岩倉容疑者を捜していた。7日早朝には、孝子さんの車が現場近く で発見された。朝日新聞デジタル4/7(土) 12:03配信


  ◎異文化の集団・相撲界の女人禁制:前田正晶

この度の「女性は土俵から降りて下さい」という慌てふためいたアナウン スは海外にまで物議を醸したようだ。だが、私にとっては「マスコミよ、 今頃になって何を言うのか」と嘲笑したい思いだ。

それは、私は長年「相 撲界とはそこに独自の文化があり、我々が住む一 般(の常識人の)社会と は言語・風俗・習慣から思考体系までが明らか に異なる集団である」と主 張してきたからだ。

そのような世界に育ち、相撲界しか知らぬ者たちが老化して統治している 世界に、普通人の住む世界から「常識とは」と言って聞かせても効果ある は ずがないのだ。マスコミの連中だってその相撲界の実態を知らぬはず がな いだろう。それでも知らぬ振りをして報じている姿勢が困るのだ。

それにも拘わらず、我が親愛なるマスメディアというかテレビは、もうこ の話題で持ちきりだ。そこにまた相撲担当の記者のOBが現れて能書きを言 うのだから堪らない。

しかも、「土俵から降りろ」と言ったのは動転したとかの行司だけではな く、その場にいた協会員までが要求したというから、その一般社会の常識 からは途絶した彼らの物の考え方の質が解ろうというもの。マスコミはこ ういう点を指摘しないのは、八角か池坊様が怖いとでもいうのか。

彼ら非常識世界の住人である相撲協会幹部に教えておきたいことがある。 それは、この度のような「非常事態で、例えば来場された要人の生命に関 わるような場合には、我が社会の暗黙の了解乃至は不文律の適用もその限 りに非ず」とでも明文化しておくことだ。

テレビの画面で見た限りではあ の場に3名もの看護師さんがおられたよう だが、何故に「医療関係者はお られませんか」とアナウンスする知恵が 出なかったのかと思う。その辺り が異文化集団の知恵の限界だろう。

あの場合は何が何でも直ぐに救急車を手配すべきだが、そこにお定まりの 担架が出てきたのは、我が国のその面での不備が良く表れていて情けな かった。何度でも言うが、我が国のプロの選手たちがプレーする野球場で もサッカー場でも、負傷者が出ると担架を持ってくるのは誠に恥ずべき後 進国ぶりだ。またかと言われても言うが、アメリカに行って見ろ。その為 の自動車というかカートが用意されていて、頭や足などの患部を固定して 安全に患者を動かす準備が整っている。

横浜球場などは交代する投手が自動車に乗って出てくるが、あんな自動車 の使い方が出来るのであれば、負傷者の安全な搬送用の車を用意すること が優先されるべきではないのか。脳震盪で倒れている者をやおら担ぎ上げ て担架に乗せて、人力で動かしていることなどは余りにも非科学的であ る。時代遅れなんという次元ではない。後進性を恥ずべきだ。

巡業中の相撲界ににそんなことを教えてやっても無駄だろうが、上記のよ うに一寸話を変えて、2020年にオリンピックをやろうとお言うのならば、 国立競技場の新築も結構だが、それまでにトヨタでもホンダにでも依頼し て、緊急の事態に備えた負傷者搬送用の車を全競技場に準備するようにす べきだろうよ、森喜朗様、小池百合子さん、そういう面の予算を立ててお ありでしょうか。21世紀に前世紀の遺物のような担架を担ぎ出して世界に 恥をかかぬようお願いします。


 ◎本日は余り話題がないのでプロ野球でも:前田正晶

6日の夜は大した興味がないままにプロ野球の中継をとびとびに見てい た。中でもヤクルト対読売は今年の山田哲人君の開幕からの不出来を見て いたところに「残念ながら良い投手」と評価する菅野が出てきたのでは、 先ずヤクルトに分がないと見て、置しておいた。余り集中せずに見ていた が、主に見ていたのはCMが入らないNHKのBSでの阪神対中日だった。

中日も昨年からの弱体ぶりが改善されておらず、ヤクルトともに最下位争 いでもするかと思っていたほど選手層が薄く、これという際だった選手が いないと見ていた。ところがである、私は中日ほどではないが選手層が薄 くB級の上程どの者ばかり集めている阪神に勝ってしまったのだった。兎 に角、花がない試合で退屈だった。あれでは、中日は松坂でも獲って話題 作りをしたい訳だと思った。

そうやって見てくると、今年は読売がやや態勢を整えたかの感があるの で、ここと広島以外は魅力がないようにしか思えない。DeNAをお忘れでは ないかと言われそうだが、ここは投手陣で若手が出揃っていない辺りに問 題があるし、一寸見た限りでは昨年良く働いたロペスと宮崎の打撃が粗雑 になっているのか気になった。ここは帰化するとかしたというラミレス監 督の手腕に期待だ。

実は、どうなったかと思って合わせたBSTBSではヤクルトと読売の試合の 回顧をやっていて、菅野が開幕の阪神戦と同様に打たれて、読売がヤクル トにゼロ敗したと教えられた。しかもチャンネルを合わせた時には山田哲 人が良く腰が入ったち方でホームランを飛ばしているところだった。菅野 を打ち崩したのは大変結構だが、あのような良い投手が2試合も続けて打 たれるとは少し気懸かりである。

といったような具合で、読売が負けたと知って気分良く就寝することが出 来た。あの球団は私に言わせて貰えば「高橋由伸をいきなり監督にしてし まったのが致命的な誤りだ」としか思えないのだ。それに上原浩治を入れ たのは良いが、高齢化が進みすぎだ。

 ◎異文化の集団・相撲界の女人禁制:前田正晶

この度の「女性は土俵から降りて下さい」という慌てふためいたアナウン スは海外にまで物議を醸したようだ。だが、私にとっては「マスコミよ、 今頃になって何を言うのか」と嘲笑したい思いだ。

それは、私は長年「相撲界とはそこに独自の文化があり、我々が住む一般 (の常識人の)社会とは言語・風俗・習慣から思考体系までが明らかに異 なる集団である」と主張してきたからだ。

そのような世界に育ち、相撲界しか知らぬ者たちが老化して統治している 世界に、普通人の住む世界から「常識とは」と言って聞かせて効果あるは ずがないのだ。マスコミの連中だってその相撲界の実態を知らぬはずがな いだろう。それでも知らぬ振りをして報じている姿勢が困るのだ。

それにも拘わらず、我が親愛なるマスメディアというかテレビは、もうこ の話題で持ちきりだ。そこにまた相撲担当の記者のOBが現れて能書きを言 うのだから堪らない。

しかも、「土俵から降りろ」と言ったのは動転したとかの行司だけではな く、その場にいた協会員までが要求したというから、その一般社会の常識 からは途絶した彼らの物の考え方の質が解ろうというもの。マスコミはこ ういう点を指摘しないのは、八角か池坊様が怖いとでもいうのか。

彼ら非常識世界の住人である相撲協会幹部に教えておきたいことがある。 それは、この度のような「非常事態で、例えば来場された要人の生命に関 わるような場合には、我が社会の暗黙の了解乃至は不文律の適用もその限 りに非ず」とでも明文化しておくことだ。

テレビの画面で見た限りではあの場に3名もの看護師さんがおられたよう だが、何故に「医療関係者はおられませんか」とアナウンスする知恵が出 なかったのかと思う。その辺りが異文化集団の知恵の限界だろう。

あの場合は何が何でも直ぐに救急車を手配すべきだが、そこにお定まりの 担架が出てきたのは、我が国のその面での不備が良く表れていて情けな かった。何度でも言うが、我が国のプロの選手たちがプレーする野球場で もサッカー場でも、負傷者が出ると担架を持ってくるのは誠に恥ずべき後 進国ぶりだ。またかと言われても言うが、アメリカに行って見ろ。その為 の自動車というかカートが用意されていて、頭や足などの患部を固定して 安全に患者を動かす準備が整っている。

横浜球場などは交代する投手が自動車に乗って出てくるが、あんな自動車 の使い方が出来るのであれば、負傷者の安全な搬送用の車を用意すること が優先されるべきではないのか。脳震盪で倒れている者をやおら担ぎ上げ て担架に乗せて、人力で動かしていることなどは余りにも非科学的であ る。時代遅れなんという次元ではない。後進性を恥ずべきだ。

巡業中の相撲界ににそんなことを教えてやっても無駄だろうが、上記のよ うに一寸話を変えて、2020年にオリンピックをやろうとお言うのならば、 国立競技場の新築も結構だが、それまでにトヨタでもホンダにでも依頼し て、緊急の事態に備えた負傷者搬送用の車を全競技場に準備するようにす べきだろうよ、森喜朗様、小池百合子さん、そういう面の予算を立ててお ありでしょうか。21世紀に前世紀の遺物のような担架を担ぎ出して世界に 恥をかかぬようお願いします。


  ◎【最新国防ファイル】南西防衛体制の抑止力強化の要「第8師団  機動師団化改編」

2018年は、陸上自衛隊創設以来の大改編が断行される年となった。

その代表となるのが、「陸上総隊」の新編だ。これは陸自を一元化する司 令部機能である。陸上総隊の下に、これまでのように5つの方面隊および 直轄部隊が置かれ、それぞれを統括する。

また、海上自衛隊の自衛艦隊、航空自衛隊の航空総隊、在日米軍司令部な どと横軸を通すことにもなるので、よりシームレス(=継ぎ目なく)、か つスピーディな対応が可能となる。

各方面隊の下には、9個師団および6個旅団と、計15「個の部隊が編成さ れているが、この中のいくつかを「機動展開能力強化型」に改編する。

その先駆けとなったのが、熊本県、宮崎県、鹿児島県の防衛警備を担当す る「第8師団」だ。3月27日付をもって、日本初の機動師団へと改編さ れた。これを記念し、同月31「日に、師団司令部のある北熊本駐屯地のグ ランドにて編成完結行事が執り行われた。

機動師団が目指すところは、即応能力の高さだ。従来のように、管轄区域 内の防衛警備や災害派遣を担当するが、有事となれば、日本中どこへでも 展開していく。

そこで、フットワークを良くするため、第8戦車大隊と第8特科連隊を廃 止した。機動力に欠ける戦車と大砲を切り捨てたのだ。ただし、これらは 攻撃能力が高く、野戦には欠かせない装備であるので、必要とあれば、西 部方面隊(熊本駐屯地)直轄部隊である西部方面戦車隊、西部方面特科連 隊から支援してもらう。

 また、即応予備自衛官で構成される第24普通科連隊も手放し、西部方 面混成団(えびの駐屯地)へ移管した。こちらも戦力が必要となったとき に増援してもらう。

 一方で、第42普通科連隊を改編し、第42即応機動連隊とした。

 この部隊こそが、機動師団の中核となる。普通科隊員で構成される「普 通科中隊」のほか、戦車に準ずる打撃力を誇る16式機動戦闘車を配備す る「機動戦闘車隊」、120ミリ迫撃砲を配備する「火力支援中隊」が編 制 されている。こうして1つの部隊の中に、普通科(歩兵)、機甲科、特 科(大砲)といった違う職種をパッケージ化した陸自初の部隊だ。

初代連隊長となった末永政則1等陸佐に対し、小野寺五典防衛相の代理 として出席した福田達夫防衛政務官から部隊旗が手渡された。こうして第 42即応機動連隊は正式にスタートを切った。

 第8師団長、吉田圭秀陸将は記者会見で「わが国を取り巻く防衛環境は 『戦後、最も厳しい』と言っても過言ではない。南西防衛体制の抑止力強 化の要となる改編だ」と述べた。

有事となれば、海自輸送艦や空自輸送機、民間フェリーに乗り込み、南 西諸島部へと展開し、防御態勢を構築する。

これまでの陸自には無い、機動師団という新たなコンセプトの部隊がこ うして誕生した。

 ■菊池雅之(きくち・まさゆき) フォトジャーナリスト。1975年、東 京都生まれ。陸海空自衛隊だけでなく、各国の軍事情勢を取材す る。著 書に『こんなにスゴイ! 自衛隊の新世代兵器』(竹書房)、『ビ ジュ アルで分かる 自衛隊用語辞典』(双葉社)など。

【写真】
・  機動師団への改編を終えた陸自第8師団
・  福田政務官から部隊旗が手渡された(下)=3月31日、熊本市
・  16式機動戦闘車
<http://www.zakzak.co.jp/soc/news/180406/soc1804060008-p1.html?ownedref=not%20set_not%20set_newsPhoto>http://www.zakzak.co.jp/soc/news/180406/soc1804060008-p1.html?ownedref=not%20set_not%20set_newsPhoto
【ZakZak】 2018.4.6 〔情報収録 − 坂元 誠〕



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身 辺 雑 記
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8日の東京湾岸は晴天。愉快。

散歩する近くの都立猿江恩賜公園には桜の散った後、彩が無くなったが、 その後,チュウリップが咲いてようやくきれいだ。

7日午前、大学病院で16日からの入院に先だっての打ち合わせ。



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創刊日:2004-01-18  
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