政治・経済

頂門の一針

急所をおさえながら長閑(のどか)な気分になれる電子雑誌。扱う物は政治、経済、社会、放送、出版、医療それに時々はお叱りを受けること必定のネタも。

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頂門の一針4654 号  2018・4・3(火)

2018/04/03

                          
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わたなべ りやうじらうのメイ ル・マガジン「頂門の一針」4654号
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        2018(平成30)年4月3日(火)



      北の“非核化”にある「疑似餌」の側面:杉浦正章

         中朝首脳会談の成果とは果たして:宮崎正弘

       森友文書だけが日本の問題ではない:櫻井よしこ

                      話 の 福 袋
                       反     響
                       身 辺 雑 記


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第4654号
                             発行周期 不定期(原則毎日発行)
             
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北の“非核化”にある「疑似餌」の側面
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             杉浦 正章

“核カード”は北の遺伝子 日本「置き去り」の指摘は荒唐無稽

金正恩の中国電撃訪問は、すべて5月に予定されるトランプとの米朝首脳 会談対策に集約される。世界の孤児のまま対米会談に臨むことのリスクを やっと気がついたのだ。逆に中国にしてみれば、極東における“蚊帳の外” の状況を改善するメリットがある。金正恩は「後ろ盾」、中国は「存在感 回復」を獲得することになった。

双方にメリットがある会談だったし、中 国が影響力を取り戻したことは 事実だ。これにより冷え込んでいた中朝関 係は一気に改善し、“死に体” であった中朝の血の同盟である中朝友好協力 相互援助条約は再び息を吹 き返しつつある。ただし非核化と言っても様々 だ。過去2度あった北の “疑似餌”に3度ひっかかる馬鹿はいない。

中朝の首脳会談では、朝鮮半島の非核化については大まかなスケジュー ルや考え方を確認したものとみられる。しかし、単に「非核化」といって も、日米と中国のスタンスは大きく異なる。日米は核の即時全面的放棄を 求めるが、中国は時間をかけて解決しようとする立場だ。金自身の発言を 分析しても怪しげな空気を感ずる。北朝鮮は日米の求める非核化対応をよ しとしているようには見えない。

 非核化に対する金正恩の発言は「我が国の善意に応え、平和実現のため 段階的かつ同時に措置を講ずれば、朝鮮半島の非核化の問題は解決するこ とが出来るだろう」というものだ。この「段階的かつ同時に」の表現がく せ者なのだ。それは段階的手順を追ってということであり、手放しでの非 核化ではさらさらない。

非核化と言えば北朝鮮が一方的に核を放棄するよ うな印象を受けるが、 これまで北が主張してきたことは「米国の行動あっ ての行動」なのであ り、米軍の核が朝鮮半島に存在すれば成り立たない論 理なのである。こ れは核兵器の「即時放棄」を唱える日米の要求ではな く、「時間をかけ て解決」という中国の方針に添って金正恩が球を投げた と受け止めるこ とも可能だ。

北朝鮮はきょう南北閣僚級会談、来月には南北首脳会談、5月には米朝 首脳会談を控えているが、電撃訪問は金正恩が米朝首脳会談の“失敗”を極 度に恐れている可能性があることも露呈した。トランプは「米朝会談は楽 しみだが、残念ながら最大限の制裁と圧力は何があっても維持されなけれ ばならない」と述べるとともに、米朝協議がうまくいかなかった場合につ いて「アメリカは全ての選択肢がテーブルの上にある」とどう喝している のだ。金正恩は常にリビヤのカダフィー暗殺未遂事件が脳裏をよぎってい るといわれている。

アメリカは1986年にカダフィーの居宅を狙って空爆す る強硬手段を取 り、暗殺しようとした。カダフィーは外出しており危うく 難を逃れた。 この恐怖が金訪中の原動力となっているといってもよい。

トランプの言うように米朝首脳会談が破綻すれば、米国による軍事行動 の可能性が一気に高まる。米国を“けん制”するにも孤立状態では手も足も 出ない。そこで金正恩は習近平に泣きついて、関係を改善し“後ろ盾”の存 在を誇示する必要に駆られたのだ。

中国を通じて米国の軍事行動をけん制 してもらうしか方策は無いのだ。 中国は朝鮮戦争の休戦協定の当事者でも あり、金正恩は米朝関係改善が 出来なければ中国にすがりつくしか生きる 道はないと考えたに違いない。

中国にしてみれば、極東における日米韓の軍事協力の可能性をひしひし と感じているのであり、朝鮮半島の非核化や平和の定着などを進めるため にも、北の独走を防ぐ必要がある。そのための電撃訪問の受け入れである が、これは父親の総書記金正日訪中と酷似している。

1992年の中韓国 交正常化により、中朝関係は極度に悪化したが、今回同 様に、金正日は 2000年5月29日の電撃訪中で世界をあっと言わせた。金 日成が死去 してから初の外国訪問であった。

韓国大統領金大中との首脳会談を直前に 控えていたことまで日程を模写 したかのようにそっくりだ。また北がロシ アと連携をする場合もあり得 る。北がロシアと結べば、極東に中露北と日 米韓の対峙の構図が出来る 可能性がある。ロシアは欧米から総スカンを受 けており、極東に突破口 を求める可能性が大きい。

 問題は北の非核化のプロパガンダを真に受けて、国際社会が性急な対応 をすることだ。非核化と言っても即時全面放棄を北がするわけがないから だ。世界は核問題で金日成にだまされ、金正日にだまされてきた。金日成 は1980年代から核開発に着手したとみられる。

1994年の金日成死後に権力 の座を継いだ金正日は、「先軍政治」を掲げ て核開発に専念した。北の政 権は経済的に困窮すると“核カード”を切 り、援助を達成するのが“遺伝子” に組み込まれているかのようである。

紛れもなく金正恩も“遺伝子”の指図 で動いている。従って、北の核放棄 の意図はうさんくさいのだ。実質的な 進展もないうちは「北の病気がま た始まった」くらいの対処が適切だ。日 本政府の置き去りを指摘する浅 薄な新聞もあるが、ここは慌てる必要はな い。

公明党の議員から参院予算委で「国民は日本だけ置いていかれると懸 念 している」との指摘があったが、国民とは誰だ。素人の見方であり、慌 てる乞食はもらいが少ない。誰も日本を置いていこうなどとは思っていな い。

中国からも米国からもパイプを通じて連絡は来ている。北が厳しい経 済 事情を背景に、やがては日本にすり寄ることは目に見えている。ここ は、北の非核化の本質をじっくり見極めてから対応しても遅くはない。


             
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中朝首脳会談の成果とは果たして
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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成30年(2018年)3月30日(金曜日)弐
        通巻第5652号  
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 中朝首脳会談の成果とは果たして何があったのか?
  中国にとっては「テーブルのイスを確保したに過ぎない」
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 習近平はカメラの前では温和なの顔だった。いや宗主国としては、そう 振る舞わざるを得ないだろう。しかし金正恩から何を得たか?

 「非核化」というレトリックはあったが、時期も条件もなにも明示され ずに「段階的に同時並行的に」という条件が金正恩から示されたが、煎じ 詰めれば何もしないという過去のパターンを別の表現でしているだけで、 日米の要求する「完全な、不可逆的な」要件を一つも満たしていない。

しかし、金正恩を北京に呼んだことは、中国がテレビ演出を通じて、米国 にメッセージを送ったのである。

「中国を抜きにことを進めることは出来ませんぞ」と。
 
「中国はテーブルのイスを確保したに過ぎない」と米国の『ナショナル・ インタレスト』(3月29日号、電子版。オリアナ・スカイラー・マスト ロ女史)は書いた。マストロ女史はジョージ・タウン大学準教授。かねて から米国の北朝鮮攻撃はあり得るだろうし、あるいは米国と中国が共同で 軍事行動にでると予想してきた。

事実、北朝鮮の核実験ならびにミサイル実験のたびに中国海軍は渤海湾と 黄海で軍事演習ならびにミサイル迎撃ミサイル実験を大規模に行っている。

いったん事態が危機となれば、中国軍は出動するというメッセージを北朝 鮮に伝えるためである。中国はチャイナ・ロビィだった張成沢を粛清し、 中国が保護した金正男を毒殺し、しかも習近平の晴れ舞台だった北京 APECと、一帯一路國際フォーラムの朝に、これみよがしの核実験、ミ サイル実験をやって習の顔に泥を塗ったロケットマンを心から許している とはとても考えられないだろう。

金正恩は博打に出た。トランプがそれに応じた。だから北京は焦ったの だ。舞台はがらりと場面を変えたのだ。

南北朝鮮の首脳会談(板門店)に関してはソウルから北京に挨拶があっ た。米朝会談はトランプの思いつきとは思えず、事前の入念な準備工作の 上になされたと習近平は読んだ。しかにトランプが外交素人とはいえ、周 囲には専門家がいる。

長い列車を仕立てて北京にやってきた金正恩に破格の待遇をなしてもてな したが、土産は与えなかった。

中国は経済制裁の手綱を緩めず、制裁緩和の言質も与えず、しかし説明に 緊張してやってきた金正恩を「呼びつけた」かたちにして厚遇してみせる 必要があった。

政治演出として最重要課題であり、ネットに溢れた「金三代の豚がきた」 という文言は一斉に削除された(それまで金正恩の批判は意外に自由だっ た)。

筆者は、こうした分析にもう一つ、習近平が意図したのは、米朝会談での トランプの準備しているシナリオに、横合いからの警告をなした意味があ ると考える。米国もまた、この状況では米朝首脳会談を再考せざるをえな くなった。


習近平を金正恩の首脳会談という演出は、中国にとっては対米メッセージ が多分に大きな要素であり、同時に横から介入してきそうなプーチンへの 牽制球でもある。なにしろ会談に臨んだのは王こ寧、楊潔ち、王毅と習の 外交ブレーンが勢揃いだった。
      
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  樋泉克夫のコラム 樋泉克夫のコラム 樋泉克夫のコラム 
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樋泉克夫のコラム
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【知道中国 1711回】             
――「支那人に代わって支那のために考えた・・・」――内藤(18)
  内藤湖南『支那論』(文藝春秋 2013年)

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これまでは袁世凱陣営、つまり「北方が成功したと仮定」しての議論だ が、かりに南方の革命党(=反袁世凱勢力)が勝利したとしても、「とに かく新しい国家を組織して、それを成り立てて維持して行くというには、 第一にはそれを遂行するだけの人物を要するわけである」。

じつは革命党陣営にも「色々な人物がおるのであるが、日本(維新政府) のごとく支那の国を負担して、そうして大改革を遂行すべき人物」は見当 たりそうにない。そのことが、じつは革命党の最大の欠陥だと指摘する。

 ここで内藤は議論を外圧に転じた。

清末以降、辛亥革命から第2革命期まで外圧は一層激しくなっているか ら、外圧によって局面が転換する可能性は高い。そうなった場合、「支那 の前途というものは、いよいよ以て危険を感ずるわけである」。

にもかかわらず「革命党の立て者になっておる人間」にも多くは期待でき そうにない。であればこそ、「いよいよ以て危険」となる。

  袁世凱陣営にせよ革命党にせよ外圧に対処できるほどの人物が見当た らないうえに、双方に外交交渉を担いうる人材がいそうにない。「袁世凱 の現在の政府でも常にこの外交に対して清朝の末路よりかも遥かに軟弱に 傾いておる。蒙古の問題についてロシアに譲るとか、また西蔵問題につい てもイギリスに譲らなければならぬようになるとか」を考えると、ますま す軟弱に傾くと予想せざるを得ない。

これを日本に置き換えると満州問題の取り扱い、ということになる。「日 本の対支那行動について何か容易ならぬ野心があるような議論を出す者が ある」が、「これについては日本の立場として日本の態度、意見を表明し なければならず、支那としても対日の態度という者を自覚しなければなら ぬ」。

「日本は自分の利益上やむを得ず支那を保全しなければならぬというもの ではない」。やはり日本、ロシア、イギリスの3国は「自分のやむを得ざ る立場というものでなくして、つまり自分の権利としてこれ(保全論)を 発言することが出来るのである」。

「色々な関係から自分の権利として支那の保全を主張しておる」ことを諸 外国のみならず、「また支那人にもその意味を呑み込ませ、日本人も自ら その意味を明確に自覚する必要がある」。

 かくして内藤は「今後ともしばしば局面の転換を経て、その度ごとに何 らかの損害をその交際しておる国が蒙るということがあっては、その自分 の立場というものを十分に自覚する必要が確かにあるのであって、殊に外 交の局に当る者などは、その意味で支那に臨まないと大なる謬見に陥り、 また大なる自分の不利益をも来すのであると思う」と結ぶ。

 変革期や混乱期のみならず安定期であればなおさらのこと、どのような 姿勢で隣国に向い合い、どのようにして自国の国益を最大限に確保するのか。

 内藤の指摘は正鵠を射ていると思う。

彼の主張がそのような形で国政に反映され、輿論を裨益し、国論を動かす ことはあったのか。それを明らかにするには詳細な検証が必要だが、改め て「今の日本政府には、こういう考えのありそうにも思われない。

それで日本では、朝野ともに支那の政争を野次馬的に眺めて、わいわいと 騒ぎまわるものの、自分の国でも、そのために政府と民間と互いに理窟を 言い合うて、自分の国で大いになすべきことのあることを遺却しておるか と思う」(「支那現勢論」)の一節が気になる。

どうやら当時も「こういう考え」、つまり大局観はみられなかったという ことだろう。

 次に『支那論』の本論に移りたいが、小休止して内藤が深刻な議論を展 開していた頃に現地を歩いた人々の旅行記を読んでおきたい。
それというのも彼らと内藤の考えの違いに、以後の日本が辿る対中政策の 紆余曲折の萌芽が見つかるかもしれないからである。《QED》
          
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読者の声 どくしゃのこえ READERS‘ OPINIONS 読者
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(読者の声1)三島由紀夫研究会の4月の「公開講座」講師は元国立劇場 理事の織田紘二氏です。

織田氏は昭和42年國學院大學卒業と同時に国立劇場芸能部に入られ、昭和 44年から三島由紀夫先生の担当者として三島歌舞伎に携わられました。
 自決までのわずか2年足らずでしたが、最晩年の三島先生との濃密なお 付き合いは初公開の秘話ばかり。とくに三島演劇研究にとって貴重なお話 しが聞けるものと思います。

織田氏は国立劇場の芸能部長、理事を歴任され、現在は日本芸術文化振興 会の顧問をされています。

              記

とき    4月19日(木)午後6時半開演(午後6時開場)
ところ   アルカディア市ヶ谷(私学会館)
講師    織田紘二氏(おりたこうじ、日本芸術文化振興会顧問、元国 立劇場理事)

演題    三島歌舞伎の世界

<講師略歴>昭和20年生。北海道出身。昭和42年國學院大學日本文学科 卒、国立劇場芸能部に入り、以後三島由紀夫先生の担当として三島歌舞伎 に携わる。国立劇場芸能部長、理事を歴任。日本芸術文化振興会顧問。著 作に『芸と人 戦後歌舞伎の名優たち』(小学館)、『歌舞伎モノがた り』(淡交社)その他。
会場費   会員・学生1千円(一般2千円)
      

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森友文書だけが日本の問題ではない
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           櫻井よしこ

「森友文書だけが日本の問題ではない 国の安全への責務を政治家は自覚 すべきだ」

3月19日の参議院予算委員会で安倍晋三首相は、森友文書書き換え問題で 「行政全体に対する最終的な責任は首相である私にある」と陳謝した。

その上で、「私や妻が国有地払い下げや学校の認可に関与した事実はない ことは明らかだ。書き換えを指示していないし、そもそも財務省理財局や 近畿財務局の決裁文書などの存在も知らない。指示のしようがない」と 語った。

財務省が発表した76ページの文書には首相夫妻関与の痕跡は全くない。

省の中の省と言われる財務省が決裁文書を書き換えていたことは重大問題 であり、首相をはじめ政治による不当な真実隠しがあれば糾すべきなのは 当然だ。この二つの問題には粛々と取り組めばよい。だが、急展開する国 際情勢を見れば、国会が同問題だけにかまけていてよいはずはない。国会 は日本の命運を左右する大きな国際情勢問題に急ぎ取り組むべきだ。

ドナルド・トランプ米大統領は国務長官のレックス・ティラーソン氏を更 迭し、マイク・ポンペオ氏という元米中央情報局(CIA)長官で対北朝 鮮強硬派を後任に指名した。トランプ氏は国家安全保障問題担当補佐官、 ハーバート・マクマスター氏も解任する方針だと報じられている。後任と して取り沙汰されるのがジョン・ボルトン元国連大使ら、対北朝鮮強硬派 である。

北朝鮮を巡っては、4月末に南北朝鮮首脳会談、5月には米朝首脳会談が予 定される。南北首脳会談の韓国側準備委員長は、北朝鮮の故金日成氏の主 体思想の信奉者で、朝鮮民族として正統性を有する国家は韓国ではなく北 朝鮮だとの考えを隠さない任鍾晳(イム・ジョンソク)氏だ。

同氏の下で首脳会談を調整するのは2000年の金大中・金正日首脳会談を設 定した責任者、林東源元統一相だ。大中氏は秘密資金4億5000万ドルを正 日氏に貢いでようやく会談してもらったのだが、そのお膳立てをしたのが 林氏だったとみてよいだろう。韓国が北朝鮮にのめり込むのが4月の南北 首脳会談だ。その後に誕生する韓国は今よりずっと親北だろう。

米国は5月の米朝首脳会談を目指して準備中だ。日本は4月中に日米首脳会 談を開く。米朝首脳会談が本当に実現するのか、実はまだわからないが、 実現すれば日本に重大な影響を及ぼすのは確かだ。わが国の準備は進んで いるのか。

日本にとって最悪なのは、北朝鮮が米本土に届く大陸間弾道ミサイル (ICBM)を放棄するだけで米国が納得することだ。北朝鮮は日本を十 分狙える核とミサイルを手にすることになり、到底日本は受け入れられな い。日米の絆である日米安全保障条約の基盤は大きく揺らぎ、それは日本 の国益にも米国の国益にもならない。

安倍首相は4月の首脳会談でトランプ大統領にそのことをよく理解させな ければならない。だが、強固な日米同盟が大事だとトランプ氏に納得させ るには、同盟が米国にとっても代替不可能な必須の戦略基盤であることを 示さなければならない。そのために日本のなすべきことを国家戦略として 決めておくことが欠かせない。

折しもユーラシア大陸には中国の習近平政権とロシアのプーチン政権とい う、事実上の終身皇帝を戴く専制独裁政権が誕生した。政権地盤を固めた 二人の専制者は、国内基盤強化のために厳しい対外戦略を打ちだすだろう。

かつてない厳しい国際情勢の中で日本が依って立つ基盤は日米同盟しかな い。同盟を日本の国益を守る方向へと導くためになすべきことを決め、具 体的政策に移す局面だ。その作業を日米首脳会談前までに全力で行わなけ れば日本は深刻な危機に直面する。森友文書だけが問題ではないのだ。日 米同盟に生じ得る根本的揺らぎを読み取り日本国の安全を確固たるものに する責務を政治家は自覚すべきだろう。

『週刊ダイヤモンド』 2018年3月31日号
 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 1225 


                      
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最 新 情 報
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  ◎日朝首脳会談「いまからお願いなんて言ったら足下みられる」 藪中三十二元外務事務次官

小泉純一郎政権で北朝鮮の核・ミサイル問題や拉致問題をめぐる交渉で外務省アジア大洋州局長として中心的役割を担った藪中三十二(みとじ)元外務事務次官(70)が1日までに産経新聞のインタビューに応じた。米韓との首脳会談に意欲を示すなど変化を見せている北朝鮮について「大転換をすると決めたらやる。今回もその動きだ」と分析した。日本政府の対応については「今から(日朝首脳会談を)お願いお願いなんて言ったら足元を見られる」と指摘し、「日本置き去り」論を牽制(けんせい)した。

藪中氏は「日朝首脳会談をやるときは力をもっている同士でやらないと意味がない」と語り、「4月の日米首脳会談は北朝鮮に日本を軽視してはいけないぞと思わせるチャンスだ」と述べた。

また「北朝鮮は米朝首脳会談で非核化で合意したら日本はついてくるだろうと思っている可能性があるが、日本とも話をしなければならないと向こうに思わせる必要がある」と語った。

その上で、北朝鮮の核問題を話し合う当時の6カ国協議を振り返り、「『北朝鮮が核を廃棄するには経済協力が必要になる。日本も協力するが、絶対、拉致問題を解決しないと一銭も出さない。拉致問題の解決が北朝鮮の核問題の解決にも関係する』というロジックでやった」と述べた。現在もこの主張は有効だとの認識を示した。

北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が非核化に言及していることに関しては「ふわーっとしたことは誰でも合意できる。非核化の中身が全然詰まらなくて経済協力だけスタートすることが日本にとって最悪だ」と指摘した。

その上で、安倍晋三首相に対して「日本は非核化の具体的な中身を徹底して詰めて、トランプ氏の頭にたたき込んで、ふわーっとしたことで舞い上がっちゃだめだ、と言わないといけない」と求めた。

藪中氏は、外務省で北米2課長などを歴任。平成14年にアジア大洋州局長に就任し、15年から始まった6カ国協議の初代首席代表を担当した。その後、外務審議官(政務担当)、事務次官を務め、22年に同省を退官した。

【写真】 藪中三十二氏 (撮影・春名中)
http://www.sankei.com/politics/photos/180402/plt1804020008-p1.html
【産經ニュース】 2018.4.2 06:34 〔情報収録 − 坂元 誠〕


  ◎“延命”に必死の正恩氏、北「東京五輪参加計画」を支持 潜伏工作 員暗躍か

 北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が、「延命」に 必死だ。訪朝中の国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ 会長と会談し、2020年の東京五輪に北朝鮮選手が出場する計画を支持 する考えを示したのだ。AP通信が報じた。「核・ミサイル開発」や拉致 問題を棚上げしたままの五輪参加など許されるわけがない。日本国内に潜 伏するテロリストや工作員が、暗躍する危険すら高まった。

「凍り付いた北南関係が、五輪を契機に劇的に氷解したのは、全面的に IOCの功労だ。今後もIOCとの協力関係が、引き続き発展することを 願う」

3月31日の朝鮮中央通信によると、正恩氏はバッハ氏に対し、IOC が 韓国・平昌(ピョンチャン)冬季五輪出場枠のなかった北朝鮮に特例的 な参加を認めたことに、こう謝意を表明したという。

バッハ氏によると、会談は約30分間で、両氏は平壌(ピョンヤン)の メーデースタジアムで行われたサッカーの試合もともに観戦した。

平昌五輪を機に「南北融和」を推進した正恩氏が、「対話と平和」を重 視するバッハ氏を取り込む狙いがうかがえる。生き残りをかけて、強い危 機感があるのだ。

ドナルド・トランプ米政権では、大統領補佐官(国家安全保障問題担 当)に超タカ派で、対北強硬派のジョン・ボルトン元国連大使が近く就任 し、にらみをきかせる。

対北圧力を最大限に高める方針が、北朝鮮を対話姿勢に転換させたとの 見方もある。

ただ、北朝鮮は依然として、「核・ミサイル開発」を放棄する姿勢を明 確に表していない。拉致被害者の奪還も、日本の「最優先かつ最重要課 題」として残っている。

こうした懸案をうやむやにして、東京五輪参加が許されるはずがない。 さらに、スリーパー・セルと称される潜伏工作員らの動きも、注視する必 要がありそうだ。

【写真】 IOCのバッハ会長(左)と会談する金正恩氏(ロイター)
http://www.zakzak.co.jp/soc/news/180402/soc1804020001-p1.html?ownedref=not%20set_not%20set_newsPhoto
【ZakZak】 2018.4.2 〔情報収録 − 坂元 誠〕


  ◎延命”に必死の正恩氏、北「東京五輪参加計画」を支持 潜伏工作員 暗躍か

北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が、「延命」に必 死だ。訪朝中の国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会 長と会談し、2020年の東京五輪に北朝鮮選手が出場する計画を支持す る考えを示したのだ。AP通信が報じた。「核・ミサイル開発」や拉致問 題を棚上げしたままの五輪参加など許されるわけがない。日本国内に潜伏 するテロリストや工作員が、暗躍する危険すら高まった。

「凍り付いた北南関係が、五輪を契機に劇的に氷解したのは、全面的に IOCの功労だ。今後もIOCとの協力関係が、引き続き発展することを 願う」

3月31日の朝鮮中央通信によると、正恩氏はバッハ氏に対し、IOCが韓 国・平昌(ピョンチャン)冬季五輪出場枠のなかった北朝鮮に特例的な参 加を認めたことに、こう謝意を表明したという。

バッハ氏によると、会談は約30分間で、両氏は平壌(ピョンヤン)のメー デースタジアムで行われたサッカーの試合もともに観戦した。

平昌五輪を機に「南北融和」を推進した正恩氏が、「対話と平和」を重視 するバッハ氏を取り込む狙いがうかがえる。生き残りをかけて、強い危機 感があるのだ。

ドナルド・トランプ米政権では、大統領補佐官(国家安全保障問題担当) に超タカ派で、対北強硬派のジョン・ボルトン元国連大使が近く就任し、 にらみをきかせる。

対北圧力を最大限に高める方針が、北朝鮮を対話姿勢に転換させたとの見 方もある。

ただ、北朝鮮は依然として、「核・ミサイル開発」を放棄する姿勢を明確 に表していない。拉致被害者の奪還も、日本の「最優先かつ最重要課題」 として残っている。

こうした懸案をうやむやにして、東京五輪参加が許されるはずがない。さ らに、スリーパー・セルと称される潜伏工作員らの動きも、注視する必要 がありそうだ。

【写真】 IOCのバッハ会長(左)と会談する金正恩氏(ロイター)
http://www.zakzak.co.jp/soc/news/180402/soc1804020001-p1.html?ownedref=not%20set_not%20set_newsPhoto
【ZakZak】 2018.4.2 〔情報収録 − 坂元 誠〕


  ◎続英語の話:前田正晶

1日に採り上げた「英語の話」でPresident誌に掲載されていた例文として 「?Iread a newspaper every morning. と ? I am reading a newspaper everymorning. というものだった。さあ、貴方ならどちらを選びます か。」を採り上げた。

実は、正直に言えばこの「英語の話」ではアクセスは伸びないだろうと予 測して実際に低調だった。その原因の一つだろうと反省している点があ る。それは何故このような二択の問題が出てくるのかという点に触れてい なかったので、焦点がぼけたのだと思っている。

それは、我が国の学校での英語教育の問題点である「答えは一つ」的な英 語を教えていることが良くないのである。正解せねばならないという言わ ば強迫観念に束縛されて「間違うまい」か「兎に角文法通りに話そう」と いった点にばかり神経を集中してしまうのだ。即ち、「合格点を取ろう」 という話し方になってしまうのだ。

私は我々との交渉の席に臨まれた方々が懸命になってその枠内で覚えてお られた限りの単語をつかって文章を構成され、兎に角文法の枠内で語ろう とされた例に数多く出会ってきた。

しかも、日本語の思考体系で考えられ た文脈に沿って英語にされている ので、相手の立場に慎重に配慮された り、時には妙な遠慮があって相手 の顔を立てることにも気を配られて、何 時まで経っても問題の核心に触 れてこないことまであった。

そう言い気配りの結果として、一所懸命に述べられたことを聞いたアメリ カ人乃至は外国人が「何時まで経っても議論の核心から離れたところをぐ るぐると回っているだけで、何が言いたいのか明確ではない」と首をかし げる事が多かったのだ。ここには、彼らアメリカ人が日本式の思考体系と 奥床しい配慮を十分に認識できていないこともあって、相互に意思の疎通 が上手く行かない事態になってしまったのである。

少し本題から逸れたが、「答えは一つ」に束縛されるなとは言ったが、例 え正解ではないかも知れないことでも、兎に角言っておかないことには話 は前に進まないので、度胸を決めて言いたいことを言っておく必要がある のだ。でなければ、「これぞ正解」と思える文章を音読なり何なりをして 記憶しておくことだ。その手段としては「あの時あのアメリカ人はこう 言ってこのことを表現した」というような例を可能な限り沢山覚えておく ことだろう。

その場合にそのアメリカ人がどのような階層に属しているかの判断が出来 る必要がある。大手企業の副社長以上の人ならば模範として見習っても先 ず間違いはないだろう。だが、私ならばトランプ大統領の真似をする気は ないとだけは申し上げておく。


 ◎【単刀直言】藪中三十二元外務事務次官「トランプ氏指南できるのは 安倍晋三首相だけ」

北朝鮮が1月以降、何で大転換をしたのか。間違いなく制裁が効いたわけ ですよ。日本もやってきた圧力強化路線は間違っていない。北朝鮮は相当 局面を展開しないといけないというところまで追い詰められた。核・ミサ イル開発はある程度やったというところもあるんでしょうけど。

大転換をすると決めたらやるんですね、あの人たちは。2002平成14)年9 月117日の小泉純一郎首相と金正日(キム・ジョンイル)総書記との会談 でも、そこに至るまで北朝鮮が「何とかしないといけない」と思った。金 総書記は、あのときも前年に訪中しているんですね。日朝首脳会談で、そ れまで全然認めなかった拉致を認めて、謝罪までした。

演出効果もあるが、北朝鮮は決めると細かいことは言わない。米韓の合同 軍事演習もどうぞおやりください、南北首脳会談は板門店の韓国側でやり ますよと。最も効果的なやり方で今の状況を変えるんだというメッセージ を伝えようとしている。

「非核化」という言葉も「交渉中はミサイルも撃ちません」も、自分から 言っている。昔なら一個一個について「これをやるためには何をくれる か」というやり方だったが、今度はやっていない。従来のスタイルとは全 然違う。

韓国も北朝鮮もトランプ米大統領をうまく持ち上げました。韓国の訪朝団 はトランプ氏に「あなたのおかげでここまで来た。金正恩(ジョンウン) 朝鮮労働党委員長もあなたにぜひ会いたがっている」と。トランプ氏は舞 い上がっちゃった。

米国は従来であれば、ちゃんとした核廃棄に向けた具体的な方策がない限 り北朝鮮と会っても意味がないと言っていたが、そんなのすっ飛ばして会 おうとなった。極めて異例な展開が起きている。北朝鮮は追い込まれたが ゆえにそれなりの作戦を持っているが、トランプ氏は直感ですよね。

米朝首脳会談だから大きな流れができることは間違いない。何がまとまる かはわからないが、トランプ氏は「世界一のディールメーカー(交渉 役)」と言っているわけで、まとめる方向に行く公算の方が大きい。全体 としての非核化に合意したと言うかもしれない。

だが、日本にとって大問題なのは非核化の意味。ふわーっとして、その代 わりこれぐらいのことはと見返りが求められる。非核化の中身が全然詰ま らなくて、何のことはない、経済協力だけがスタートする。これは日本に とって最悪だ。

日本にすれば拉致問題がある。トランプ氏にお願いするのもいいけど最後 は日朝間の話になる。日朝首脳会談は米朝が動くタイミングを見極めてす ぱっとやる。今からお願いお願いなんて言ったら、足元みられますから ね。ただ、核・ミサイル問題が前へ進んでいるという状況でないと北朝鮮 も出てこない。

私が日朝交渉を担当するようになって、拉致問題だから席を立つというこ とはなくなりましたね。「これは解決済み」というたぐいのことは言って きますよ。そういうことであれば日本から一銭も出ないし、もうちょっと やろうということですが、そういうときに相手の親分が判断できるか。

日本はどこかの段階で「核・ミサイル問題が解決したら、日朝の関係正常 化に向けて多大な経済的な貢献をする用意はある。ただ、拉致問題の解決 が前提、最優先であって、それがない限りは一銭も出さない」と大々的に 言ったらいいと思う。

忘れてはいけないのは、拉致問題は最大の問題の一つだが、核・ミサイル 問題も日本の問題であることです。安倍晋三首相も外務省もその点ははっ きりしている。

4月の日米首脳会談では、核・ミサイル問題の解決もトラ ンプ氏に迫ら なければいけない。首相がトランプ氏を指南しないといけな い。そうい う重大な役割がある。間違ってもトランプ氏が金委員長に軽々 に「わか りました」と今後の交渉に悪影響を及ぼすような合意をしないよ うにく どいぐらい、嫌がられてもやらなきゃいけない。できるのは首相し かい ない。

6カ国協議の最大の意味は日本も当事者の一人であるということ。いろん な外交的アイデアを投げていかないと。中国とも連携を取ったらいい。日 本は自分の問題であるから、蚊帳の外ではなく、どうやったら日本の安全 を確保できるかとの観点から相当厳しいシナリオを考えて、米韓などに突 きつけるべきですよ。

日米首脳会談は時間をかけてやるべきですね。1時間の会談と1時間の食 事ではだめ。「自分が一番の交渉役」というのが一番危険ですよ。(田北 真樹子、大橋拓史)

【写真】 藪中三十二氏 (春名中撮影)
<http://www.sankei.com/politics/photos/180402/plt1804020007-p1.html>http://www.sankei.com/politics/photos/180402/plt1804020007-p1.html
【産經ニュース】2018.4.2 06:29  【産經ニュース】

  ◎【新聞に喝!】中国に統合されたら状況一変 日本守る「盾」、台 湾報道は一層重要に  神戸大教授・簑原俊洋

日本の隣国といえば、多くの人がまず思い浮かべるのは韓国だろう。その 地政学的な重要性と形から明治期、朝鮮半島は日本に向けられた鋭利な刃 物「利刃(りじん)」とも形容された。では、沖縄の向こうに浮かぶ近隣 の「台湾」についてはどうか。

筆者は先月までの半年間、台北の中央研究院に籍を置きつつ、現在の国際 政治情勢に関する研究に専念した。日台を行き来するなかで気づいたの は、日本の新聞やテレビは紙面やニュースの多くを朝鮮半島情勢に割いて いるが、台湾に注目した報道はかなり少ないということである。

たいていは出来事を簡潔に紹介するにとどまり、踏み込んだ分析・考察は まれである。扱いも概して小さい。

理由はさまざまだが、まず考えられるのは、核開発を急ぎ日本に向けてミ サイルを発射する「ならず者国家」の北朝鮮や、ことあるごとに反日を掲 げる韓国と違い、台湾との関係は安定しており、目が離せない厄介な状況 にはないということが挙げられよう。

良好な日台関係ゆえに存在感が薄いともいえる皮肉な状況だが、いったん 沖縄に足を運んで同地から地政学的現実に臨むと、日本の安全保障におけ る台湾の重要性に改めて気づかされる。

つまり、中国が目下展開している積極的な海洋進出に対して、台湾は極め て重要な防波堤として横たわっているのだ。専門家ならずとも、もし台湾 が中国に統合されるようなことがあれば、日本の安全保障をめぐる状況は 一変し、従来の国防基本構想が大幅な変更を余儀なくされることは容易に 想像できよう。

紛れもなく台湾は、日本の南西を守る重要な「盾」の役割を果たしている のだ。

このように日本の安全保障にとって重要な位置を占めるにもかかわらず、 メディアの扱いゆえに日本人にとって遠い存在となりかねないのは残念 だ。民主主義など基本的な価値観も共有する台湾について、日本の読者の 理解を深めることは重要ではないだろうか。台湾に対してより関心を向け より手厚い報道を心掛けることは、日本の国益とも合致している。

本欄を執筆しつつ褒めるのは手前みそでいささか恥ずかしいが、概して薄 い日本メディアの台湾をめぐる報道のなか、群を抜いて充実しているのは 産経である。その姿勢にはエールを送りたい。

中国では国家主席の任期上限が撤廃されて21世紀における「皇帝」が出 現した。海洋強国の建設を目指す中国の太平洋への膨張は今後、間違いな く加速する。西太平洋地域をとりまく国際情勢の行方を踏まえると、日本 の安全保障から切り離せない台湾の存在を一層身近なものとする報道は、 今後さらに不可欠となるだろう。
                   
                ◇

【プロフィル】簑原俊洋(みのはら・としひろ) 昭和46年米カリフォ ルニア州出身。カリフォルニア大デイビス校卒。神戸大大学院博士課程修 了。政治学博士。専門は日米関係、政治外交史。

【写真】 台湾周辺空域で、中国空軍のH6爆撃機と平行して飛ぶ台湾空 軍の戦闘機「経国」(手前)=台湾・国防部提供
<http://www.sankei.com/column/photos/180401/clm1804010005-p1.html>http://www.sankei.com/column/photos/180401/clm1804010005-p1.html
【産經ニュース】  2018.4.1 11:30 〔情報収録 − 坂元 誠〕



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身 辺 雑 記
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3日の東京湾岸は曇天。

散歩する江東区の都立猿江恩賜公園では桜に続いて銀杏が新芽を吹きすっ かり春らしくなった。

2日夜は赤坂の料亭で豪華な会合があるが、私が飲むのはワインでもウイ スキーでもなくごく安い焼酎である。
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創刊日:2004-01-18  
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  • 名無しさん2018/04/03

     ロスチャイルド一族に気に入られ20世紀「世界皇帝」の座にまで上り詰めたのがデイヴィッド・ロックフェラーである。現代アメリカのフリーメーソンの象徴と言えば、陰の世界政府の主導者とされるロックフェラー財閥に尽きる。ロックフェラー家は1870年代にアメリカではじめて石油産業の独占に成功した。いわば石油成金である。1890年代には複数の銀行を買収して巨大財閥へと拡大していった。



     1974年、ニクソン大統領がウォーターゲート事件で失脚したあと、フォード大統領が就任したが、その時ニューヨーク州知事を務めていたネルソン・ロックフェラーが副大統領に指名された。このときに行われた資産調査の結果に世界中が驚嘆した。その金額は6400億ドルだった。アメリカ国民総生産(GNP)の半分以上という驚異的な額だった。それもロックフェラー一族の所有資産のほんの一部でしかないのだ。ロックフェラー財閥は、世界中が1年間に生み出す約2000兆円の富のうち、10分の一の200兆円を自由にすることが可能だ。ロックフェラー一族が陰の政府として君臨し、アメリカはもとより世界を支配できるのは、こうした途方もない財産があるからに他ならない。



     欧米はすべて彼らに奪われた。イギリス王室は1737年に王子F・ルイスの加入以来、代々、フリーメーソンに加入することが慣例となっている。つまり、英国王室は全員フリーメーソン会員である。英国王室はメーソンに乗っ取られた。新興国アメリカ独立宣言の著名者56名中53人がメーソン会員。アメリカは建国以来、メーソンによる独占国家なのである。



     フランス革命はメーソンが仕掛けブルボン王朝から略奪し、続く皇帝ナポレオンもメーソン傀儡で、欧州に覇権を拡大し、全欧州をメーソン支配下に置いた。ロシア革命もロマノフ王朝から簒奪するためメーソンが仕掛けた。レーニンは忠実なイルミナティ工作員だった。中国支配も巧妙だった。アヘン戦争もメーソンの武器部門マセソン商会が英国議会に圧力をかけて密かに勃発させ中国を支配した。アメリカ内戦、南北戦争もメーソンが仕掛けた。パリでの極秘会議でメーソンは20年前から工作を重ねてきた。



     日本の明治維新も、メーソンの黒い教皇アルバート・パイクが仕掛けた罠である。伊藤博文は英国でメーソン会員とされ、初代総理大臣となった。



     ロスチャイルドから資金を得て、アメリカ新大陸の利権を掌握したロックフェラー財閥は、石油にいち早く着目して、全世界の石油利権を掌握し、石油王の称号を獲得した。他方、ウラン利権に着目したのがロスチャイルド財閥である。キュリー夫人などを偉人として育て、祭り上げ、ウランを生み出す原子力2つの奇跡(原爆と原発)を独占した。こうして、世界中が未来エネルギーと言う幻想のもと原発導入を強硬に押し付けられた。これら化石燃料で栄えた「火の文明」は、まさにデイヴィッド・ロックフェラーの死とともに終焉を迎えようとしている。



     世界の教育から新聞、マスコミ、テレビまでが、ほぼ完全に支配されている。支配者の名前を口にすることを絶対に許さない。メデイアと教育は、支配する側にとって、大切な洗脳装置である。彼らにとって人類は家畜に過ぎない。ユダヤ教のタルムードには「異教徒はゴイム(獣)である」と銘記されている。フリーメーソンの中枢は、ユダヤ資本家に独占されている。彼らは新聞、テレビ、ラジオのマスメデイアをほぼ完全に掌握している。ロイター、AP、AFPと言う世界三大通信社が、世界ニュースの9割以上を配信している。そして、これら3社の株は、ロックフェラー、ロスチャイルド2大財閥が支配している。それゆえ教育支配も簡単である。国家を支配すれば、その国の教育も自在に支配できる。日本の行政を見ればうなずける。つまり、マスコミも教育も洗脳装置でしかない。



     「魔法の杖を一振りして、医療に大変革をもたらし、独占支配体制を確立した悪魔は誰であったのだろうか? それはほかでもない、世界一金持ちで強欲な独占者ジョン・D・ロックフェラーである」(ユースタス・マリンズ)



    つまり、ロックフェラーはこう考えた。「医療を独占すれば石油トラスト(独占)体制などより、さらに莫大な利益をもたらす可能性があると思いたったのである」(ユースタス・マリンズ)



     100万トン単位で採掘した石油が、ミリグラム単位の高価な医療品に化ける。石油王は、その奇跡のうまみに目を付けた。ちなみに、地球の医療利権を完全掌握したロックフェラー一族は、「薬を飲まない、医者を近づけない」ことで有名である。だから世界皇帝は101歳の長寿を全うした。アメリカでは市民、患者や良心的な医師たちが悲痛な声を上げている。「抗がん剤に反対し、代替医療で癌を治した医者が何百人も殺されてきた」「ワクチンに反対し、警報を鳴らしてきた医師、市民活動家が100人以上も殺されている」すべては悪の魔王の残虐な部下たちの仕業である。

  • 名無しさん2018/04/03

    旧宮家の皇籍復帰など(明治皇室典範に戻す)以外、許されません。女性宮家は、そもそも宮家に成り得ず、旧宮家からの養子入りも論外。現典範を改悪しようする動きは「皇室破壊」の為の「悪しき前例作り」が目的。



    戦後、政府が皇室に対して行った四つの大罪。1)十一宮家の臣籍降下は、大蔵省が予算を計上しない「兵糧攻め」で強制した。2)皇室財産の90%以上を没収した。3)典範に関する最終決定権を「皇族会議」から「国会」に移し、皇族会議が解体された。4)刑法からの不敬罪の削除。



    日本の政治家は日本のパスポートが世界一価値が高いと知らない。だから、反日国からでもノービザで入国を許し、簡単に永住許可を与え、帰化させる。日本国パスポートを取得した、中国人やコリアンをロサンゼルスのリトル東京でよく見かける。

  • 名無しさん2018/04/03

    「転売屋さまは神様です」コンシェルジュの最高のおもてなし*売れてなんぼの世界「客の懐(金)」に頭をさげるコンス接遇

    https://blog.goo.ne.jp/chaos1024/e/87d5a21078831e800f52126e13519b30

    終戦後の朝鮮半島で・・・

    http://hatekorea.blog.fc2.com/blog-entry-183.html

    【朝鮮進駐軍】「在日一世」による朝鮮人犯罪及びテロ行為について

    http://hosyusokuhou.jp/archives/37657849.html

    陳哲郎「やってない根拠を示せ」

    http://deliciousicecoffee.jp/blog-entry-7034.html

    組織犯罪対策本部がガサ入れする組合に金を出す大手企業

    http://blog.livedoor.jp/the_radical_right/archives/53274625.html

    昭和の思い出

    https://www.google.co.jp/search?q=%E6%98%AD%E5%92%8C%E3%81%AE%E6%80%9D%E3%81%84%E5%87%BA&source=lnms&tbm=isch&sa=X&ved=0ahUKEwi6983gzpvaAhVIX5QKHTxWA1wQ_AUICygC&biw=853&bih=403

    住民協定で空き地を長期活用 持ち主代替わりでも有効

    https://jp.sputniknews.com/japan/201801264508711/

    【放送法改正】池田信夫氏「テレビ局はなぜ言論の自由に反対するのか」

    http://anonymous-post.com/archives/21827

    芙蓉の花

    http://nezu621.blog7.fc2.com/blog-entry-3713.html

    ヘレン・ケラーが好んだ秋田犬と赤い思想

    http://kurokiyorikage.doorblog.jp/archives/68708216.html

    「夫婦別姓って何?」 反対派のための反論ネタ(3)

    https://ameblo.jp/konichiwa/entry-10454571827.html

    散らかった部屋を「片付けたくなる」魔法のことば

    https://tabi-labo.com/282850/small-live-1

    国保・海外療養費と再入国手続き

    https://samurai20.jp/2014/10/kokuho-2/

    韓国人って、歴史の検証作業をしないのだろう?

    http://blog.livedoor.jp/tonycyoppa/archives/50600897.html

    病院で殺される‥3

    https://ameblo.jp/milkymilky-9060/entry-11897964346.html

    ”「ゴーマニスト」宣言(124)

    https://nittablog.exblog.jp/14387662/

    高圧鉄塔・電線は何に使われているのか 

    https://plaza.rakuten.co.jp/555yj/diary/201803230000/

    外国人の“国保悪用”急増 「留学」偽り入国、行政書士が手口指南も

    http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20170107/dms1701071530005-n1.htm

    余命三年時事日記 Vol.6 テロリストと川崎デモ

    https://ameblo.jp/gekiokoobachan/entry-12363972440.html

    人に向けて花を咲かせる桜 

    http://hally.at.webry.info/201004/article_12.html

    極真分裂の20年間を振り返る。 

    http://karate2rush.hatenablog.com/entry/2017/01/29/175013

    旧宮家の皇籍復帰

    http://oncon.seesaa.net/article/12973911.html

    反日工作員の人達にもオススメ!

    https://blogs.yahoo.co.jp/matarou5963/18870328.html

    妄想

    http://1qazxsw2.cocolog-nifty.com/blog/2018/04/post-da7f.html

    公立進学校に勤務して改めて感じること   「部活動は生徒にとって害多くして利少なし」 

    http://kskstan.hatenablog.com/entry/2018/01/20/151428