政治・経済

頂門の一針

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頂門の一針4650号  2018・3・30(金)

2018/03/30

                          
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わたなべ りやうじらうのメイ ル・マガジン「頂門の一針」4650号
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        2018(平成30)年3月30日(金)



        大阪は本当に「日本最貧!?」か?:毛馬一三

      北の“非核化”にある「疑似餌」の側面:杉浦正章

  米中貿易戦争勃発、日本円が上昇、豪ドルは下落:宮崎正弘
            
         反安倍の印象報道に既視感あり:櫻井よしこ
  
                      話 の 福 袋
                       反     響
                       身 辺 雑 記


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第4650号
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大阪は本当に「日本最貧!?」か?
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            毛馬 一三

大阪の経済について、米ニューヨーク.タイムスが<意気消沈するニッポ ン>と題する特集記事を載せたのを思い出した。

特集記事によれば、<(あれほどリッチだった日本が)これほど急激に経 済が逆転してしまった国は世界でも珍しい>と、日本経済の有り様を指摘 していた。

その上で、何と<そんな凋落ニッポンの“象徴”が「大阪」なのだと書き立 てている>のだ。

しかも、<誇り高き商都・大阪では、商人たちが極端な行動に走り始めて いる。街には10円で缶入りドリンクを売る自販機が並び、レストランに行 けば50円でビールが飲める>と書き、<日本のデフレスパイラルを激化さ せるだけだ>と切り捨てている。

ただ、今は諸外国の旅行者が近畿の歴史建造物や独特景観を楽しんだあ と、浪花の街を参遊に来て賑わっていることは事実だ。

当時は、商都大阪はコケにされたが、それで良かったのか。

たしかにあれほど賑わっていた歓楽街・北新地の閑散ぶりは目に余るもの があり、今では土曜日に営業している店はほとんど無く、居るのは人待ち タクシーばかりだ。とは言え、この閑散ぶりが大阪低迷の総てを語るもの ではなかろう。

街歩きが好きな大阪の知人数人に聞いてみても、10円の自販機など北と南 の繁華街で見たことは一切無く、ましてや50円ビール看板に出会ったこと もないという。早い話、NYタイムスの記事は、ゴミ箱をほじくった類の 記事だと見下す。

NYタイムスは、大阪商人の商売根性を知らないようだ。どうやら浪速商 魂とデフレ化とを混同しているとしか思えない。

驚くような「値下げ」して商売するのは、決して商買破綻の表れではな い。ましてやデフレの象徴でもない。

「労せずしてカネ儲けは出来ない!」ことを家訓とする商家では、大根1 本でも鮮度に合わせだんだんと値下げをしながら、その日に売り捌き、元 を取ってしまえば、残りはタダにする。これが次に繋がると考えるのが浪 速商法だ。

「常に人のせんことをしなはれ」と真似られない知恵を出せ。万一真似ら れても「古井戸と知恵は枯れぬ」の例え通り、汲めば汲むほど湧き出るも のだ。

<あきない夜話・和田亮介著>

つまり、浪速商法を「永続」したいと思えば、「利を取るより(信用)を とれ」と戒め、買い手を楽しませ、買い手側に喜ばれる方法で商売を乗り 切れとの定法を取ってきたのだ。

NYタイムスが載せた大阪・千林商店街では、第3回の「100円商店街」を 開催した。食料品・衣類・雑貨アクセサリーなど153店舗が100円均一の品 揃えをして販売したので見学に行って見たが、予想を越える賑わいだった。

タイムスが載せた<結果は、皆を落胆させるばかりだった>との記事は、 とても想像できないことだった。

いずれにしても、「安い値段」が「商都大阪のデフレ」を見せつけ、「凋 落ニッポンを象徴している」という見方は、皮相的であり、真実を伝えて いない。

外国人の集客を拡大して将来の浪速商法を発展させるために、長期視野に たった「知恵」を絞って商いをしている実像を、NYタイムスはよく見極 めて欲しいものだと思う。(了)                 



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北の“非核化”にある「疑似餌」の側面
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            杉浦 正章

“核カード”は北の遺伝子 日本「置き去り」の指摘は荒唐無稽

金正恩の中国電撃訪問は、すべて5月に予定されるトランプとの米朝首脳 会談対策に集約される。世界の孤児のまま対米会談に臨むことのリスクを やっと気がついたのだ。逆に中国にしてみれば、極東における“蚊帳の外” の状況を改善するメリットがある。

金正恩は「後ろ盾」、中国は「存在感回復」を獲得することになった。双 方にメリットがある会談だったし、中国が影響力を取り戻したことは事実 だ。これにより冷え込んでいた中朝関係は一気に改善し、“死に体”であっ た中朝の血の同盟である中朝友好協力相互援助条約は再び息を吹き返しつ つある。

ただし非核化と言っても様々だ。過去2度あった北の“疑似餌”に3度ひっ かかる馬鹿はいない。

中朝の首脳会談では、朝鮮半島の非核化については大まかなスケジュール や考え方を確認したものとみられる。しかし、単に「非核化」といって も、日米と中国のスタンスは大きく異なる。

日米は核の即時全面的放棄を求めるが、中国は時間をかけて解決しようと する立場だ。金自身の発言を分析しても怪しげな空気を感ずる。北朝鮮は 日米の求める非核化対応をよしとしているようには見えない。

非核化に対する金正恩の発言は「我が国の善意に応え、平和実現のため段 階的かつ同時に措置を講ずれば、朝鮮半島の非核化の問題は解決すること が出来るだろう」というものだ。

この「段階的かつ同時に」の表現がくせ者なのだ。それは段階的手順を 追ってということであり、手放しでの非核化ではさらさらない。

非核化と言えば北朝鮮が一方的に核を放棄するような印象を受けるが、こ れまで北が主張してきたことは「米国の行動あっての行動」なのであり、 米軍の核が朝鮮半島に存在すれば成り立たない論理なのである。これは核 兵器の「即時放棄」を唱える日米の要求ではなく、「時間をかけて解決」 という中国の方針に添って金正恩が球を投げたと受け止めることも可能だ。

北朝鮮はきょう南北閣僚級会談、来月には南北首脳会談、5月には米朝首 脳会談を控えているが、電撃訪問は金正恩が米朝首脳会談の“失敗”を極度 に恐れている可能性があることも露呈した。

トランプは「米朝会談は楽しみだが、残念ながら最大限の制裁と圧力は何 があっても維持されなければならない」と述べるとともに、米朝協議がう まくいかなかった場合について「アメリカは全ての選択肢がテーブルの上 にある」とどう喝しているのだ。

金正恩は常にリビヤのカダフィー暗殺未遂事件が脳裏をよぎっているとい われている。アメリカは1986年にカダフィーの居宅を狙って空爆する強硬 手段を取り、暗殺しようとした。カダフィーは外出しており危うく難を逃 れた。この恐怖が金訪中の原動力となっているといってもよい。

 トランプの言うように米朝首脳会談が破綻すれば、米国による軍事行動 の可能性が一気に高まる。米国を“けん制”するにも孤立状態では手も足も 出ない。そこで金正恩は習近平に泣きついて、関係を改善し“後ろ盾”の存 在を誇示する必要に駆られたのだ。

中国を通じて米国の軍事行動をけん制してもらうしか方策は無いのだ。中 国は朝鮮戦争の休戦協定の当事者でもあり、金正恩は米朝関係改善が出来 なければ中国にすがりつくしか生きる道はないと考えたに違いない。

 中国にしてみれば、極東における日米韓の軍事協力の可能性をひしひし と感じているのであり、朝鮮半島の非核化や平和の定着などを進めるため にも、北の独走を防ぐ必要がある。そのための電撃訪問の受け入れである が、これは父親の総書記金正日訪中と酷似している。

1992年の中韓国交正常化により、中朝関係は極度に悪化したが、今回同様 に、金正日は2000年5月29日の電撃訪中で世界をあっと言わせた。

金日成が死去してから初の外国訪問であった。韓国大統領金大中との首脳 会談を直前に控えていたことまで日程を模写したかのようにそっくりだ。 また北がロシアと連携をする場合もあり得る。北がロシアと結べば、極東 に中露北と日米韓の対峙の構図が出来る可能性がある。ロシアは欧米から 総スカンを受けており、極東に突破口を求める可能性が大きい。

問題は北の非核化のプロパガンダを真に受けて、国際社会が性急な対応を することだ。非核化と言っても即時全面放棄を北がするわけがないからだ。

世界は核問題で金日成にだまされ、金正日にだまされてきた。金日成は 1980年代から核開発に着手したとみられる。1994年の金日成死後に権力の 座を継いだ金正日は、「先軍政治」を掲げて核開発に専念した。

北の政権は経済的に困窮すると“核カード”を切り、援助を達成するのが “遺伝子”に組み込まれているかのようである。紛れもなく金正恩も“遺伝 子”の指図で動いている。従って、北の核放棄の意図はうさんくさいのだ。

実質的な進展もないうちは「北の病気がまた始まった」くらいの対処が適 切だ。日本政府の置き去りを指摘する浅薄な新聞もあるが、ここは慌てる 必要はない。公明党の議員から参院予算委で「国民は日本だけ置いていか れると懸念している」との指摘があったが、国民とは誰だ。素人の見方で あり、慌てる乞食はもらいが少ない。

誰も日本を置いていこうなどとは思っていない。中国からも米国からもパ イプを通じて連絡は来ている。北が厳しい経済事情を背景に、やがては日 本にすり寄ることは目に見えている。ここは、北の非核化の本質をじっく り見極めてから対応しても遅くはない。


             
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米中貿易戦争勃発、日本円が上昇、豪ドルは下落
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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成30年(2018年)3月28日(水曜日)
        通巻第5648号 
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 米中貿易戦争勃発、日本円が上昇、豪ドルは下落
  低金利の通貨が、なぜ高くなるかの不思議なメカニズム
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トランプ政権が鉄鋼に制裁関税を課すと発表したとき、なぜか主敵の中国 より、世界で一番下落した株式市場は日本だった。
<?>。

なぜなら米国へ輸出されている高級鋼板、自動車鋼板は中国では作れな い。日本製である。

約1500品目の中国製品に最大600億ドルの知的財産権の損害を回収するた めの報復関税を米国は用意したとするや、上海株式は激しく下落した。米 中貿易戦争が本格化すれば、通貨で影響が出るのは日本円と豪ドルだろ う、と市場関係者は見ている。

為替相場は、通常の場合、金利と経常収支で決まるが、政治相場となる と、経済原則と激しく乖離した、不思議な為替レートに変化する。そもそ も金利が世界一低い日本の通貨が買われる筋合いはないが、経済が世界的 規模でリスクに遭遇すると、金利状況を無視して、もっとも安全な通貨に 逃げ込む。

今回も世界の投機集団は、日本に照準を当てて、日本円への投機を行った フシが濃厚にある。

他方、石炭と鉄鉱石を中国に輸出して潤ってきたオーストラリアは、全輸 出の30%が、じつは中国向けであり、この方面での暗転が予測されるた め、豪ドルが売られ続けている。

豪ドル相場は過去一年で1豪ドル90・27円から80・46円へ、逆に日本円は 1ドル=118・54円から104・64円に(27日午後3時比較)
 この面妖な為替相場はしばし継続されるだろう。

       
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  樋泉克夫のコラム 樋泉克夫のコラム 樋泉克夫のコラム 
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樋泉克夫のコラム
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【知道中国 1710回】              
――「支那人に代わって支那のために考えた・・・」――内藤(17)
  内藤湖南『支那論』(文藝春秋 2013年)

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財政基盤が脆弱である以上、反対勢力との戦いに勝ったとしても、統一 した中華民国の安定的経営は無理である。加えて袁世凱が中華民国を担い うる人物かどうかも疑わしい。

 「一体袁世凱という人物を日本の当局も買い被っておるという評判が専 らであるが、これは日本のみならず、列国とも大分買い被っておる傾きが あると思う」とする内藤は、清末を代表する指導者の李鴻章を取り上げ袁 世凱と比較しながら、「西洋文明採用の仕方は」李鴻章の方が「一段と組 織立っておるように見える」ものの、「文明の意義というものを十分に呑 み込まずに、やはり有形上の利器を採用しさえすればよろしいと思う点に おいては、やはり同一ではないかと思われる」。

だが袁世凱には李鴻章の持つ「誠実さ」も「度胸」もない。「何でも外見 を都合よく見せ掛けることだけに骨折って、そうして根柢の仕事というも のは、一向にこれをする積りがない」というから、袁世凱という人物は一 国の、しかも建国直後の混乱する国家を纏める統領としては相応しくない ということだろう。

 話を先に進める前に考えさせられるのが、「文明の意義というものを 十分に呑み込まずに、やはり有形上の利器を採用しさえすればよろしいと 思う点」という指摘だ。これをいいかえるなら「有形上の利器」(=ハー ド)は「文明」(=ソフト)という培養土によって育ち創造されるという 意識を、袁世凱も李鴻章も持ち合わせてはいなかったことになる。

 これを改革・開放政策に踏み切った1978年末を挟んだ時期の共産党政 権首脳の動きに合わせると、不思議と重なってしまう。ともかくも彼らは 日本や欧米の最新技術を求めた。


  訪日したトウ小平にしてから、当時世界最新の新日鉄君津工場の導入 を 熱望したのだ。ここで我が明治殖産興業時代を思い出してもらいた い。当 時の明治政府指導者は超破格好条件で『お雇い外人』を招聘し、 とにもか くにも文明の培養土作りに励んだ。

時代に差はあれ、「有形上の利器」と「文明」の関係を考える時、彼我の 指導者の違いに改めて注目したいと同時に、我が先人の先見性に深い敬意 を表したい。

 内藤に戻るが、清朝を倒して中華民国という共和制の新国家が誕生し たが、それは名義上に過ぎない。

中華民国の政権を維持しているのは袁世凱を筆頭に清朝政権中枢であり、 「それがために支那数千年来の積弊を掃除することはとうてい出来な い」。その典型が「政治上の事すべてが尾大掉わざる形に陥って、どこに も責任を持つ人間がなく、それから官吏になると、一種の貴族生活をなし て、非常の収入を得るということ、あらゆる官吏の無能にしてそうして私 を営む」のである。この「私を営む」ことを取り除くことが困難至極なのだ。

「とにかく一口で云えば官場の習気というものを一洗しなければ、い か なる政体であっても、いかなる政府であっても決して完全に支那を統一 するということは出来ぬのである」と内藤は説く。蓋し名言というべきだ ろう。この内藤の明言を『拳々服膺』するゆえに、習近平は長期独裁に突 き進み、「私を営む」輩を退治しようとでもいうのだろうか。

 時代が前後して申し訳ないが、いわば「政治上の事すべてが・・・そ うして私を営む」式の政治を率先してきた「清朝の政権を受け継いだ姿に ある袁世凱をして、その弊害の掃除に任ぜしむるということが、とうてい 出来得べからざる」ということだ。

これをいいかえるなら、旧体制の禄を はみ、「私を営む」を率先垂範し てきた人物による軍事的勝利によって 「威力上の統一が行われても、結 局根本の改革というものは」出来そうに なく、「これが出来なければ共 和国になっても、結局支那というものがま すます衰減に向って行くより 外ない」ということになる。

やはり「根本の改革」は「官場の習気というものを一洗」するに尽き る。昔も今も。《QED》
         
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読者の声 どくしゃのこえ READERS‘ OPINIONS 読
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(読者の声1)トランプ大統領は3月22日鉄鋼とアルミニウムの輸入制 限を発動し、さらに記者会見で、安倍首相を名指しで批判したとして物議 をかもしているようだが、トランプ発言が本当に安倍首相を批判している のか、どうかをトランプ発言の英文から検証したい。

 I'll talk to Prime Minister Abe of Japan and others ? great guy, friend of mine ?
 and there will be a little smile on their face. And the smile is, “I can’t believe we’ve been able to take advantage of the United States for so long.”

【ワシントン時事】「安倍晋三首相と話をすると、ほほ笑んでいる。『こ んなに長い間、米国を出し抜くことができたとは信じられない』という笑 みだ」。
 
上のように配信した時事通信の記事を日本のマスコミはそのまま垂れ流 し、いかにも安倍首相が悪者であるかのような印象操作記事に仕立ててし まった。

英文にある「偉大な男、私の友人」というトランプの褒め言葉をすっとば しto take advantage of を「出し抜く」と訳す時事の記者の意地悪さは 安倍嫌いの左翼そのものではないか。

さらに a little smile on their faceと言い、 a little smile on his faceとは言っていないこと、前段でもJapan and othersと言ってお り、 theirは othersを受けた物言いであり、必ずしも安倍首相にだけ言及 し ている訳ではない。
 to take advantage of の和訳に「出し抜く」はあり得ない。トランプ の褒め言葉を踏まえて、正しく訳すとすれば、「利を得る」という程度で あろう。
宮崎先生はどう思われますか。(ちゅん)。


(宮崎正弘のコメント)共同ならともかく時事ですか。共同は常習犯だけど。

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(読者の声2)金正恩は、ほんとに北京へ謂ったのでしょうか? そうで あるとすれば、このタイミングでの訪中の意味は?  
   (JJセブン)


(宮崎正弘のコメント)中国も、もちろん北朝鮮も金訪中を公表しており ません。金訪中の可能性があるという観測が流れている、というのが欧米 メディアです。ところが、韓国筋だけ、「金正恩の北京訪問を確認」と 言っています(28日午前4時現在)。




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反安倍の印象報道に既視感あり
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          櫻井よしこ

財務省が発表した「決裁文書の書き換えの状況」(以下報告書)を読ん だ。78頁にわたる報告書から読み取るべき点は二つである。第一は決裁文 書の書き換えという許されないことを、誰が指示したのかだ。

次に、野党は安倍晋三首相夫妻の責任を問うが、果たして首相は森友学園 に関係する土地売却や財務省の決裁文書書き換えに関わっていたのかとい う点である。政治への信頼がかかっているだけにはっきりさせなければな らない。

そのようなことを念頭に報告書を精査したが、どう見ても、これは財務省 の問題である。報告書から、森友学園が近畿財務局に少なからぬ要求を出 していたことが伝わってくる。森友学園には近畿財務局が対処しており、 彼らは大事な局面で本省の理財局に報告している。

本省と相談し、許可及び指示を得て、森友側の要請に応えた構図が報告書 では浮き彫りとなっている。そこに安倍首相や昭恵夫人が関わり得る余地 はないと断じてよいだろう。

にも拘わらず、主要メディアはすでにおどろおどろしい印象操作報道に 走っている。他方野党は同問題を安倍政権潰しの政局にしようとしている。

政治には権力闘争が付き物だとしても、去年、日本列島に吹き荒れた根拠 なき反安倍の嵐は、日本の政治をかつての旧い体制に引き戻そうとするも のだった。野党も多くのメディアも、反安倍路線に走る余り、岩盤規制を 守る側に、事実上立ったではないか。

いま耳にする批判は、安倍首相の「一強体制」が悪い、それが官僚を萎縮 させ、忖度させているというものだ。だが、民主党も政権を取った時には 政治主導を主張したのではなかったか。事務次官も含めて官僚の意見をき かず、大臣がおよそ全てを主導しようとしたのが民主党政権ではなかった か。その彼らがいま、内閣人事局が官僚を萎縮させ、首相の言葉などを忖 度させると論難する。だが、そもそも内閣人事局の設置は、民主党政権で も目指したものではないのか。

民主党も望んでいたこと

内閣人事局の権限は強大ではあるが制限もある。審議官級以上の人事の最 終決定権は内閣人事局にあるが、内閣人事局が次の局長や次の事務次官を 指名することはできない。人事構想はまず各省が決める。その案を内閣人 事局は拒否できるが、そうするには相当の理由を示さなければならない。

それでも各省人事の最終決定権を政治家が握ることで、国益よりも省益を 優先していた霞が関の官僚たちを、省益より国益重視へと変えさせる要素 になった。それは民主党も、望んでいたことだった。それをいま、非難す るのは筋違いである。

いま、メディアは、報告書の内容を読者にきちんと伝える責任がある。報 告書から窺えるのは森友学園側の要請に抗いきれず、妥協する近畿財務局 の姿であり、それを承認していた本省理財局の姿でもある。たとえば、 「本地の地盤について」の項には当初次のような記述があった。

「(学園は)本地(森友学園が小学校を建設しようと考えた大阪府豊中市 の土地)は軟弱地盤であり貸付料に反映されるべきものと主張し、併せて 校舎建設の際に通常を上回る杭工事(建物基礎工事)が必要であるとし て、国に工事費の負担を要請した」

森友学園側が近畿財務局に貸付料を安くせよと迫ったわけだ。対して近畿 財務局は地質調査会社に意見を求めたが、この社は、特別に軟弱であると は思えないとした上で、「通常と比較して軟弱かどうかという問題は、通 常地盤の定義が困難であるため回答は難しい」と、あやふやな見解を示した。

困った近畿財務局は「当局及び本省で」相談した結果、杭工事費用等は負 担しないが、「貸付料及び将来の売払時の売却価格を評価する際には当該 調査結果等により地盤の状況を考慮する」と決めた。

近畿財務局が森友側の要求に困り果て、「本省」の了承を得て森友の要求 を受け容れたのだ。しかし右の記録は一部削除され、次のように書き換え られた。

「ボーリング調査結果について、専門家に確認するとともに、不動産鑑定 評価を依頼した不動産鑑定士に意見を聴取したところ、新たな価格形成要 因であり、賃料に影響するとの見解があり、価格調査により、鑑定評価を 見直すこととした」

「軟弱であるとは思えない」、「軟弱」の定義も不明だとの分析を却下し て、新たな価格形成(値引き)に応じたのが本省、即ち財務省だった。し かし文書からは本省の関与も、地盤の軟弱さが否定されていた事実も削除 され、軟弱地盤故に価格調整は当然だという理屈が書かれていた。



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最 新 情 報
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  ◎100人に1人の優れ者たち:前田正晶

私は以前から「アメリカ人という者たちは精々100人に1人が例えようもな く抜群に優れており、残る凡庸な99人を率いている。故に、その指導者で ある極めて優秀な者が一歩誤れば、その集団全体が危機に陥るか倒れてし まうのだ。これがアメリカという世界の恐ろしさであり、集団というか 『皆でやろう』という精神の元で動いている我が国では先ずあり得ないこ と」と説いてきた。

22年以上も実務の世界で「100人の(あるいは1,000人の)中の1人の凄さ をイヤというほど実地で経験したし、見聞もしてきたのだった。しかも、 その99人の指導者となる者たちは最初からそうなるべ名家か良家か資産家 に生まれ、その豊かさを活かしてそういう地位に到達すべき教育をIvy Leagueのような今では年間の学費が600〜700万円にも達する大学で経営学 修士号を獲得してビジネスの世界に入ってくるのだ。

そういう連中は出会ってみれば分かることで、誠に頭脳明晰というか賢明 というか“sharp”という言葉で形容される極めて優秀な者たちなのであ る。「何だ、そういう者ならば我が国にも高級官僚や優れたビジネスマン にいくらでもいるではないか」と言われそうだ。だが、アメリカには我が 国と異なる点がある。それはその100人に1人は幼少期からそうなるべき教 育を受けて来ているし、家族全体がそういう雰囲気なのである。

考えてみるまでもないことで、4年制の大学の後で4年間の実務経験を経て 入学するビジネススクールの2年間に要する学費は(4年間の実務経験の間 を除けば)3,600〜4,200万円に達するのだ。奨学金や学生ローンを考えな ければ、これだけの負担に軽々と耐える家庭に生まれなければ、ビジネス の世界で生き残り且つ指導者の地位には上がっていけないのがアメリカで ある。

経験上も言えることだが、そこまで昇進してきた者たちは確かに何事にお いても「頭が良いな」と嘆息させられた経験があった。それは忌憚のない ところを言えば「何という狡さだ」というか「そこまで作戦を立てるとは 狡猾な」と驚かされるほど悪知恵が発達している者がいるのだ。私流に表 現すれば「流石にCIAがある国だ」とでも言いたくなる巧妙且つ悪辣な作 戦を色々な場面で展開してみせるのだ。我が国のような性善説を信奉して いては考えられない恐ろしさがある。

別な見方をすれば、あの生存競争が激烈な組織の中で階段上がるという か、スピードトラックを順当に突き進んでいく為には尋常な頭脳と知恵だ けでは、アッという間に蹴落とされてしまう危険性が秘められているの だ。更に観点を変えれば、MBAやPh.D.は出世の為には必須だが、それだけ では生き残れるかどうかを保証しないので、際は見えない容易に生き残れ ない世界だということ。

そのような世界で何度か倒産の憂き目に遭っても起き上がって、不動産業 界で確固たる地位を築き上げて名を為してこられたドナルド・トランプ氏 は、一筋縄ではいかぬ人物だと思って付き合っていく必要があると思って いる。現に就に以来20人以上もの閣僚を含めた重要な側近というか補佐官 を切ってきた辺りを見れば、政治の世界でも如何に生き残っていくかは十 分に心得ておられると見た。

より解りやすく言えば、安倍総理が自分のこれからの米国大統領としての 職責を果たし且つ守っていく為には必要な人物と見れば、フロリダの別荘 に招待し、ともにゴルフを楽しむような歓待をして見せたのだと私は見て いる。自分の役の立つと見える間
は徹底的に活用するのが、彼らの行動様式であると、経験的に考えてい る。詳細は避
けるが、私自身もそういう捨てられ方をされかけたこともあったのだ。



そうであれば、アメリカ対DPRKの首脳会談や、中国とDPRKの関係改善の首 脳外交に安倍総理が介在する余地がないと思えば、金正恩の訪問の告知が あっても、 安倍総理に知らせなかったとしても不思議ではない。嘗て は、ニクソンの頭越しの中 国訪問があったではないか。このようなアメ リカの指導者のやり方を「狡猾」と見 るか、自分の都合を優先する手前 勝手と見るかは、意見が分かれるだろう。

だが、彼らの中に入って長年見ていれば「そういう者たちだ」と見えて来 ると思っている。要するに付き合い方を十分に考慮せよということ。

 ◎野党連合は愚かではないか:前田正晶

野党連合はもしかして27日の証人喚問で佐川宣寿元理財局長が真実を語る と本気で期待していたのか。もし、そうだったらならば、過去の例から見 てもあり得ないことで、余りにも愚かな期待ではないのか。私は午後の衆 議院での様子を一寸見ただけだったが、将に予想した通りの展開だった。 報道によれば「刑事訴追を受けるので」を五十数回言ったとかだ。財務省 内部では「立派な財務官僚答弁だった」と評価しているとか。

私の周囲の誰に尋ねてみても「何か言う訳がないだろう」と予想してい た。それが常識というものだろう。特に「馬鹿なことばかり訊くな」と痛 感したのが今井雅人(何と上智大学出身だそうで)は質問を聞いているこ ちらが恥ずかしくなったほど愚問ばかりだった。彼らは何が何でも財務省 に忖度があって、安倍総理夫妻の影響があったと佐川氏に言わせたいよう だったが、佐川氏は完全にかわしていた。

あの質疑よりも遙かに印象的だったのが、27日のPrime Newsに出演した立 憲民主党の福山哲郎の発言だった。彼は反町に「森友なんていうことに 拘っている場合かと言われているが」と水を向けられて「我々だったやり たくてやっている訳ではない。決裁文書を改ざんされたことは重大な問題 から追及するのだ」と答えた辺りだった。「やりたい訳ではない」と言い ながらも、何ヶ月やっているのかと思わずにはいられなかった。

27日は偶々DPRKの要人(金正恩に決まっているだろう)が北京を訪問した ことに関して、彼が我が国の外交姿勢について言ったことが興味深かっ た。「今や南北朝鮮、米中、米・中・韓、中・北等の関係の何れについて も置き去りにされていて我が国に介入の余地はない。また、安倍総理が良 き相談相手になっているとされたトランプ大統領にしたところで、鉄鋼と アルミへの関税では我が国は除外されなかったではないか」と批判したの だった。

即ち、少なくとも福山哲郎は「国際情勢が緊迫する一方であり刻々と変化 していること」を認識しながら、森友問題と文書改ざんに拘泥していると 認めたのと同然であると聞こえた。彼ら野党は何かといえば「政府や財務 省の説明に国民が納得してない」とほざくが、私は85年も国民であるが大 阪府下の国有地をどれだけ値引きして処分されようとも、そんなことは知 らなかったし、関心も何もないのだ。勝手に国民をダシに使って欲しくな いのだ。

 ◎100人に1人の優れ者たち:前田正晶

私は以前から「アメリカ人という者たちは精々100人に1人の優れ者たち: 前田正晶

私は以前から「アメリカ人という者たちは精々100人に1人が例えようもな く抜群に優れており、残る凡庸な99人を率いている。故に、その指導者で ある極めて 優秀な者が一歩誤れば、その集団全体が危機に陥るか倒れて しまうのだ。これがアメ リカという世界の恐ろしさであり、集団という か『皆でやろう』という精神の元で動 いている我が国では先ずあり得な いこと」と説いてきた。

22年以上も実務の世界で「100人の(あるいは1,000人の)中の1 人の凄さ をイヤというほど実地で経験したし、見聞もしてきたのだった。しかも、 そ の99人の指導者となる者たちは最初からそうなるべく名家か良家か資 産 家に生まれ、そ の豊かさを活かしてそういう地位に到達すべき教育を Ivy Leagueのような今では年間 の学費が600〜700万円にも達する大学で 経営 学修士号を獲得してビジネスの世界に 入ってくるのだ。

そういう連中は出会ってみれば分かることで、誠に頭脳明晰というか賢明 というか“sharp”という言葉で形容される極めて優秀な者たちなのであ る。「何 だ、そういう者ならば我が国にも高級官僚や優れたビジネスマ ンにいくらでもいるで はないか」と言われそうだ。だが、アメリカには 我が国と異なる点がある。それはそ の100人に1人は幼少期からそうなる べき教育を受けて来ているし、家族全体がそうい う雰囲気なのである。

考えてみるまでもないことで、4年制の大学の後で4年間の実務経験を経て 入学するビジネススクールの2年間に要する学費は(4年間の実務経験の間 を除け ば)3,600〜4,200万円に達するのだ。奨学金や学生ローンを考え なければ、これだけ の負担に軽々と耐える家庭に生まれなければ、ビジ ネスの世界で生き残り且つ指導 者の地位には上がっていけないのがアメ リカである。

経験上も言えることだが、そこまで昇進してきた者たちは確かに何事にお いても「頭が良いな」と嘆息させられた経験があった。それは忌憚のない ところを言 えば「何という狡さだ」というか「そこまで作戦を立てると は狡猾な」と驚かされる ほど悪知恵が発達している者がいるのだ。私流 に表現すれば「流石にCIAがある国 だ」とでも言いたくなる巧妙且つ悪辣 な作戦を色々な場面で展開してみせるのだ。我が 国のような性善説を信 奉していては考えられない恐ろしさがある。

別な見方をすれば、あの生存競争が激烈な組織の中で階段上がるという か、スピードトラックを順当に突き進んでいく為には尋常な頭脳と知恵だ けでは、アッ という間に蹴落とされてしまう危険性が秘められているの だ。更に観点を変えれば、 MBAやPh.D.は出世の為には必須だが、それだ けでは生き残れるかどうかを保証しない ので、際は見えない容易に生き 残れない世界だということ。

そのような世界で何度か倒産の憂き目に遭っても起き上がって、不動産業 界で確固たる地位を築き上げて名を為してこられたドナルド・トランプ氏 は、一筋縄 ではいかぬ人物だと思って付き合っていく必要があると思っ ている。現に就に以来20 人以上もの閣僚を含めた重要な側近というか補 佐官を切ってきた辺りを見れば、政治 の世界でも如何に生き残っていく かは十分に心得ておられると見た。

より解りやすく言えば、安倍総理が自分のこれからの米国大統領としての 職責を果たし且つ守っていく為には必要な人物と見れば、フロリダの別荘 に招待し、 ともにゴルフを楽しむような歓待をして見せたのだと私は見 ている。自分の役の立つ と見える間は徹底的に活用するのが、彼らの行 動様式であると、経験的に考えてい る。詳細は避けるが、私自身もそう いう捨てられ方をされかけたこともあったのだ。

そうであれば、アメリカ対DPRKの首脳会談や、中国とDPRKの関係改善の首 脳外交に安倍総理が介在する余地がないと思えば、金正恩の訪問の告知が あっても、 安倍総理に知らせなかったとしても不思議ではない。嘗て は、ニクソンの頭越しの中 国訪問があったではないか。このようなアメ リカの指導者のやり方を「狡猾」と見 るか、自分の都合を優先する手前 勝手と見るかは、意見が分かれるだろう。

だが、彼らの中に入って長年見ていれば「そういう者たちだ」と見えて来 ると思っている。要するに付き合い方を十分に考慮せよということ。


100人に1人が例えようもな く抜群に優れており、残る凡庸な99人を率い ている。故に、その指導者で ある極めて優秀な者が一歩誤れば、その集 団全体が危機に陥るか倒れてし まうのだ。これがアメリカという世界の 恐ろしさであり、集団というか 『皆でやろう』という精神の元で動いて いる我が国では先ずあり得ないこ と」と説いてきた。

22年以上も実務の世界で「100人の(あるいは1,000人の)中の1人の凄さ をイヤというほど実地で経験したし、見聞もしてきたのだった。しかも、 その99人の指導者となる者たちは最初からそうなるべ名家か良家か資産家 に生まれ、その豊かさを活かしてそういう地位に到達すべき教育をIvy Leagueのような今では年間の学費が600〜700万円にも達する大学で経営学 修士号を獲得してビジネスの世界に入ってくるのだ。

そういう連中は出会ってみれば分かることで、誠に頭脳明晰というか賢明 というか“sharp”という言葉で形容される極めて優秀な者たちなのであ る。「何だ、そういう者ならば我が国にも高級官僚や優れたビジネスマン にいくらでもいるではないか」と言われそうだ。だが、アメリカには我が 国と異なる点がある。それはその100人に1人は幼少期からそうなるべき教 育を受けて来ているし、家族全体がそういう雰囲気なのである。

考えてみるまでもないことで、4年制の大学の後で4年間の実務経験を経て 入学するビジネススクールの2年間に要する学費は(4年間の実務経験の間 を除けば)3,600〜4,200万円に達するのだ。奨学金や学生ローンを考えな ければ、これだけの負担に軽々と耐える家庭に生まれなければ、ビジネス の世界で生き残り且つ指導者の地位には上がっていけないのがアメリカで ある。

経験上も言えることだが、そこまで昇進してきた者たちは確かに何事にお いても「頭が良いな」と嘆息させられた経験があった。それは忌憚のない ところを言えば「何という狡さだ」というか「そこまで作戦を立てるとは 狡猾な」と驚かされるほど悪知恵が発達している者がいるのだ。私流に現 すれば「流石にCIAがある国だ」とでも言いたくなる巧妙且つ悪辣な作戦 を色々な場面で展開してみせるのだ。我が国のような性善説を信奉してい ては考えられない恐ろしさがある。

別な見方をすれば、あの生存競争が激烈な組織の中で階段上がるという か、スピードトラックを順当に突き進んでいく為には尋常な頭脳と知恵だ けでは、アッという間に蹴落とされてしまう危険性が秘められているの だ。更に観点を変えれば、MBAやPh.D.は出世の為には必須だが、それだけ では生き残れるかどうかを保証しないので、際は見えない容易に生き残れ ない世界だということ。

そのような世界で何度か倒産の憂き目に遭っても起き上がって、不動産業 界で確固たる地位を築き上げて名を為してこられたドナルド・トランプ氏 は、一筋縄ではいかぬ人物だと思って付き合っていく必要があると思って いる。現に就に以来20人以上もの閣僚を含めた重要な側近というか補佐官 を切ってきた辺りを見れば、政治の世界でも如何に生き残っていくかは十 分に心得ておられると見た。

より解りやすく言えば、安倍総理が自分のこれからの米国大統領としての 職責を果たし且つ守っていく為には必要な人物と見れば、フロリダの別荘 に招待し、ともにゴルフを楽しむような歓待をして見せたのだと私は見て いる。自分の役の立つと見える間は徹底的に活用するのが、彼らの行動様 式であると、経験的に考えている。詳細は避けるが、私自身もそういう捨 てられ方をされかけたこともあったのだ。

そうであれば、アメリカ対DPRKの首脳会談や、中国とDPRKの関係改善の首 脳外交に安倍総理が介在する余地がないと思えば、金正恩の訪問の告知が あっても、安倍総理に知らせなかったとしても不思議ではない。嘗ては、 ニクソンの頭越しの中国訪問があったではないか。このようなアメリカの 指導者のやり方を「狡猾」と見るか、自分の都合を優先する手前勝手と見 るかは、意見が分かれるだろう。

だが、彼らの中に入って長年見ていれば「そういう者たちだ」と見えて来 ると思っている。要するに付き合い方を十分に考慮せよということ。


 ◎「我が国は蚊帳の外」なのか?:前田正晶

私は先頃「金正恩は端倪すべからず」として論じたと同時に「もしかする と、彼には凄い能力がある参謀がついているかも知れない」とも言いまし た。この度の習近平訪問は恐るべき快挙で(褒めている訳ではなく、中国 とDPRKにとってはこういうことでしょうし、習近平様はご満足の様子)、 私如きには予想もできなかった訪問でした。しかし、見事なやり方だった と思わせられた次第。

しかも、事前にトランプ大統領と文在寅大統領には通告してあったなどと は、小憎らしいほどの知恵だったと思います。しかも、既に福山哲郎のと ころで懸念してあったように、トランプ大統領と安倍総理の間柄はそれほ ど鉄壁ではなかったと思わせるようで、トランプ様からは安倍総理にご連 絡はなかったと報じられています。本当に同盟国の大統領は安倍総理を無 視したのでしょうか。

これで各テレビ局が使うタレントどものですら「我が国は蚊帳の外か?」 と懸念するような状態です。私は経験が未だ浅い河野外相は兎も角、外務 省の能力には限りない不安を感じざるを得ません。

確かに韓半島とアジアの情勢は目まぐるしく急速に変化して行っていま す。その最中に「文書書き換え問題」だの「安倍昭恵夫人も証人喚問」な どと言っている時ではありません。先ほど8チャンネルだったかで生稲某 女までが「蚊帳の外に置かれた」と嘆いて見せました。

「北と南が兎に角統一に向かって進み、核兵器は別にしてmissileを装備 した連邦の形を採り、金正恩が首班となって習近平に加えてもしかしてア メリカまでがバックアップするような事態が起きると仮定すれば、我が国 はどうなるのか」と、安藤優子が不安感を述べていました。


 ◎100人に1人の優れ者たち:前田正晶

私は以前から「アメリカ人という者たちは精々100人に1人が例えようもな く抜群に優れており、残る凡庸な99人を率いている。故に、その指導者で ある極めて優秀な者が一歩誤れば、その集団全体が危機に陥るか倒れてし まうのだ。これがアメリカという世界の恐ろしさであり、集団というか 『皆でやろう』という精神の元で動いている我が国では先ずあり得ないこ と」と説いてきた。

22年以上も実務の世界で「100人の(あるいは1,000人の)中の1人の凄さ をイヤというほど実地で経験したし、見聞もしてきたのだった。しかも、 その99人の指導者となる者たちは最初からそうなるべ名家か良家か資産家 に生まれ、その豊かさを活かしてそういう地位に到達すべき教育をIvy Leagueのような今では年間の学費が600〜700万円にも達する大学で経営学 修士号を獲得してビジネスの世界に入ってくるのだ。

そういう連中は出会ってみれば分かることで、誠に頭脳明晰というか賢明 というか“sharp”という言葉で形容される極めて優秀な者たちなのであ る。「何だ、そういう者ならば我が国にも高級官僚や優れたビジネスマン にいくらでもいるではないか」と言われそうだ。だが、アメリカには我が 国と異なる点がある。それはその100人に1人は幼少期からそうなるべき教 育を受けて来ているし、家族全体がそういう雰囲気なのである。

考えてみるまでもないことで、4年制の大学の後で4年間の実務経験を経て 入学するビジネススクールの2年間に要する学費は(4年間の実務経験の間 を除けば)3,600〜4,200万円に達するのだ。奨学金や学生ローンを考えな ければ、これだけの負担に軽々と耐える家庭に生まれなければ、ビジネス の世界で生き残り且つ指導者の地位には上がっていけないのがアメリカで ある。

経験上も言えることだが、そこまで昇進してきた者たちは確かに何事にお いても「頭が良いな」と嘆息させられた経験があった。それは忌憚のない ところを言えば「何という狡さだ」というか「そこまで作戦を立てるとは 狡猾な」と驚かされるほど悪知恵が発達している者がいるのだ。私流に表 現すれば「流石にCIAがある国だ」とでも言
いたくなる巧妙且つ悪辣な作戦を色々な場面で展開してみせるのだ。我が 国のような性善説を信奉していては考えられない恐ろしさがある。

別な見方をすれば、あの生存競争が激烈な組織の中で階段上がるという か、スピードトラックを順当に突き進んでいく為には尋常な頭脳と知恵だ けでは、アッという間に蹴落とされてしまう危険性が秘められているの だ。更に観点を変えれば、MBAやPh.D.は出世の為には必須だが、それだけ では生き残れるかどうかを保証しないので、際は見えない容易に生き残れ ない世界だということ。

そのような世界で何度か倒産の憂き目に遭っても起き上がって、不動産業 界で確固たる地位を築き上げて名を為してこられたドナルド・トランプ氏 は、一筋縄ではいかぬ人物だと思って付き合っていく必要があると思って いる。現に就に以来20人以上もの閣僚を含めた重要な側近というか補佐官 を切ってきた辺りを見れば、政治 の世界でも如何に生き残っていくかは 十分に心得ておられると見た。

より解りやすく言えば、安倍総理が自分のこれからの米国大統領としての 職責を果たし且つ守っていく為には必要な人物と見れば、フロリダの別荘 に招待し、ともにゴルフを楽しむような歓待をして見せたのだと私は見て いる。自分の役の立つと見える間は徹底的に活用するのが、彼らの行動様 式であると、経験的に考えている。詳細は避けるが、私自身もそういう捨 てられ方をされかけたこともあったのだ。

そうであれば、アメリカ対DPRKの首脳会談や、中国とDPRKの関係改善の首 脳外交に安倍総理が介在する余地がないと思えば、金正恩の訪問の告知が あっても、安倍総理に知らせなかったとしても不思議ではない。嘗ては、 ニクソンの頭越しの中国訪問があったではないか。このようなアメリカの 指導者のやり方を「狡猾」と見るか、自分の都合を優先する手前勝手と見 るかは、意見が分かれるだろう。

だが、彼らの中に入って長年見ていれば「そういう者たちだ」と見えて来 ると思っている。要するに付き合い方を十分に考慮せよということ。


 ◎野球の報道用語を使うな:前田正晶

28日28からだったか、テレビも新聞も「八角理事長が続投」と報じてい る。私はこの「続投」という表現が嫌いだし、何故に野球用語擬きである 言葉を使って報道するのかと、マスコミの浅薄さを軽蔑している。そもそ も「続投」と言えば「その投手の調子が芳しくないので、投げ続けさせる かどうか迷った挙げ句に降ろさない時に使うことばであるし、または例え ば6回投げさせる予定で先発させたところ好調なのでそのまま投げ続けさ せ た」という意味で使うのだと思っている。

大体からして、この言葉では八角理事長が何かを投げると言いたいのかと 尋ねたくなる。まさか、貴乃花親方を上手か下手投げにでもすると言いい たいのか。この場合は「再選された」か「留任する」か「交替せず」と表 現すべきではないのか。何故、野球で使われている表現を使うのかと問い たい。彼らはこれ以外にも「辞職」か「辞任」を「降板」と言う。これ だって「投手が降ろされた」か「投手が降りた」という時の表現だ。

「新聞の紙面ならば言葉の数が少ないので好都合か便利だろうが、テレビ の報道にまで使うことはないじゃないか」と言いたい。何れにせよ野球の 報道用語を転用乃至は濫用するなと申し渡して終わる。


  ◎「我が国は蚊帳の外」なのか?:前田正晶

私は先頃「金正恩は端倪すべからず」として論じたと同時に「もしかする と、彼には凄い能力のある参謀がついているかも知れない」とも言いまし た。この度の習近平訪問は恐るべき快挙で(褒めている訳ではなく、中国 とDPRKにとってはこういうことでしょうし、習近平様はご満足の様子)、 私如きには予想もできなかった訪問でした。

しかし、見事なやり方だったと思わせられた次第。

しかも、事前にトランプ大統領と文在寅大統領には通告してあったなどと は、小憎らしいほどの知恵だったと思います。しかも、既に福山哲郎のと ころで懸念してあったように、トランプ大統領と安倍総理の間柄はそれほ ど鉄壁ではなかったと思わせるようで、トランプ様からは安倍総理にご連 絡はなかったと報じられています。本当に同盟国の大統領は安倍総理を無 視したのでしょうか。

これで各テレビ局が使うタレントどものですら「我が国は蚊帳の外か?」 と懸念するような状態です。私は経験が未だ浅い河野外相は兎も角、外務 省の能力には限りない不安を感じざるを得ません。

確かに韓半島とアジアの情勢は目まぐるしく急速に変化して行っていま す。その最中に「文書書き換え問題」だの「安倍昭恵夫人も証人喚問」な どと言っている時ではありません。先ほど8チャンネルだったかで生稲某 女までが「蚊帳の外に置かれた」と嘆いて見せました。

「北と南が兎に角統一に向かって進み、核兵器は別にしてmissileを装備 した連邦の形を採り、金正恩が首班となって習近平に加えてもしかしてア メリカまでがバックアップするような事態が起きると仮定すはどうなるの か」と、安藤優子が不安感を述べていました。


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身 辺 雑 記
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30 日の東京湾岸は快晴、爽快。

8階から見下ろす隣の第3亀戸中学校のプールは水が腐って緑色に変色して いる。そこへ桜の花びらが散って一種格別な絵になっている。水が腐って も抜かないのは学校側の説明だと消防署からの要請だそうだ。

散歩する都立猿江恩賜公園では名物のソメイヨシノが散り始めた。花吹雪 とはこのことか。その下でユキヤナギが白く,かれんに満開である。
芝生の校庭では近隣の子供たちがやってきてテニスをしていた。他に空き 地とて無いからここが格好の遊び場になるのだろう。

江東区亀戸には都立墨東病院があってやってくる救急車のサイレンがにぎ やかだ。
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創刊日:2004-01-18  
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