政治・経済

頂門の一針

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頂門の一針4646 号  2018・3・26(月)

2018/03/26

                          
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わたなべ りやうじらうのメイ ル・マガジン「頂門の一針」4646号
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        2018(平成30)年3月26日(月)



    新大統領補佐官は「タカ派のなかのタカ派」:宮崎正弘

      政権非難溢れる森友文書書き換え問題:櫻井よしこ

               患者自己注射物語:渡部亮次郎
     
          
                      話 の 福 袋
                       反     響
                       身 辺 雑 記


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第4646号
                             発行周期 不定期(原則毎日発行)
             
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新大統領補佐官は「タカ派のなかのタカ派」
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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成30年(2018年)3月25日(日曜日)弐
        通巻第5644号 
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 ジョン・ボルトン新大統領補佐官は「タカ派のなかのタカ派」
  この人事は米国の「対中貿易戦争」への宣戦布告に等しいのか
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 トランプ大統領は、マクマスター安全保障担当補佐官を更迭し、新しく ジョン・ボルトン元国連大使(その前は国務次官)を指名した。この大統 領安全保障担当補佐官というポストは、議会承認が不要なため、これで確 定である。

かつてボルトンはイランの核武装疑惑に立ち向かい、とりわけロシアと交 渉して、国連での制裁決議の裏工作をなした。そのとき、ボルトンがロシ アの国連大使に言ったことは「イランの核武装という悪夢は、アメリカへ の脅威というより(距離的にも近い)ロシアへの脅威のほうが強いのです よ」。

その後、イランのナタンズにあった核施設はコンピュータウィルスをイス ラエルの防諜機関が仕掛け、開発を数年遅らせた。

ボルトンの持論は北朝鮮の絶対的な非核化である。「平壌が応じないので あれば、先制攻撃をなすべきだ」とトランプに進言してきた。
日本にとって、これほど強い味方があろうか。

ジョン・ボルトンは中国を明確に敵視する論客であり、グローバリストの 巣窟である国務省や、NYタイムズなどリベラルなメディアからは嫌われ てきた。

なぜならボルトンは自由・法治を信奉し、祖国の国益を優先させ、自由世 界を守るためには台湾を防衛せよと主張し、ウォール街のように国益より も自分の利益のためなら、自由世界の一員であろうとも、台湾など切り捨 てても構わないというグローバリズムと激しく敵対してきたからである。

ところが日本のメディアは米国のリベラル新聞が敵視するボルトンを鸚鵡 返しに「危険人物だ」と酷評しているのだから、始末に負えない。

ジョン・ボルトンは中国の軍事的脅威をつねに警告してきた米国の保守陣 営を代表する論客でもある。それほどボルトンは北京から畏怖され、恐れ られているようで、同時にボルトンは北朝鮮に対して「非核化が絶対の条 件」と発言してきた。

また在沖縄海兵隊を「台湾へ移転」を唱えた。元国連大使として辣腕を振 るったボルトンは、アメリカの言論界でも「タカ派のなかのタカ派」と言 われた。

おりしもトランプは中国に対して鉄鋼、アルミに高関税を課したばかり か、ほかの1500品目を対象として、総額600億ドル相当の高関税を付与 し、中国が「収奪」した不当な利益を回収するとした。

中国へのスーパー301条適用に対して、中国の猛反発は凄まじく、報復と して30億ドルの米国からの輸入品に高関税を課すとして息巻いている。と ころが対象は農作物、ワインなど。

こういう報復、あるいは中国の経済発展を効果的合法的に食い止める手段 は、嘗て日本のハイテク産業を弱体化させた「スーバー301条」の適用で あり、それを進言した対中タカ派のなかにジョン・ボルトンも加わってい るようである。

ボルトンの噂がワシントンに流れ始めたとき、中国は対米特使として劉? を派遣していたが、冷遇された。劉?は習近平に尊重されるエコノミスト で、國際金融に明るく、昨年度から政治局員のメンバーとなり、全人代で 副首相兼任になった。 


▲トランプは考えたのは超弩級の発想の転換だ。

じつはトランプは最初からボルトンを国務長官に宛てようとしていたフシ が濃厚なのである。

初代安全保障担当大統領補佐官はフリンになったが、その組閣中にもボル トンはトランプタワーに出入りし、またティラーソン国務長官の解任の噂 が流れていた過去数ヶ月間にも、ホワイトハウスに頻繁に出入りしてきた。

しかし国務長官はハト派の多い議会承認が必要なポストであるため、共和 党内のバランスを顧慮し、大統領選挙を戦ったミット・ロムニーなどに政 治劇演出を兼ねた打診を行うというジェスチャーにトランプは興じた。

そのあとに、キッシンジャーを呼んで懇談し、ロシアとの交渉術に長けた ティラーソンを国務長官に指名した。その時点での最大の理由は、ロシア との宥和、雪解け。最終目的は中国を封じ込めるための「逆ニクソン・ ショック」を狙っていたからである。

つまりロシアを陣営内に取り込み、中国を孤立化させる梃子にプーチンを 利用する。そのためにはプーチンと個人的にも親しいティラーソンが適役 というわけだった。

奇想天外と思うなかれ、過去の歴史は予想外の同盟がいくども組まれてき たではないか。日英同盟、日独伊三国同盟、日英同盟の破綻。独ソ不可侵 条約、日ソ不可侵条約。。。。。。。。。。


 ▲次なる外交目標はプーチンとの蜜月演出ではないか

トランプは選挙中からプーチンへ秋波を送り続け、政権発足当時も、ロシ アとの関係改善におおいなる熱意と意欲を示した。

この外交方針の転換を不快とする国務省、共和党主流派、メディア が、 一斉にトランプの「ロシアゲート」なる架空の物語をでっち上げ、ト ラ ンプとプーチンの間を裂いた。しばし米露関係は冷却期間が必要となった。
つまり、トランプが企図しているのは「オバマ前政権の政治全否定」である。

北への「戦略的忍耐」が金正恩をつけあがらせた。貿易交渉、WTO、 TPPなどは、アメリカの工業力を一段と弱体化させるではないか。
 中国へ「エンゲージメント」(関与)で積極的に近付いたのはブッ シュ・シニア時代からで、クリントン政権は中国の大甘だった。

つぎのブッシュ・ジュニアはせっかくの中国封じ込めを対テロ戦争のため に、逆戻りさせ、「戦略的パートナー」に格上げした。

オバマはニコニコと中国にやさしい顔をしていたら、南シナ海の7つの当 初が中国軍に乗っ取られていた。後期にようやく「アジアピボット」を口 先で言ったが、とき既に遅かった。

そこでトランプは考え出したのは、超弩級の発想の転換だった。

北朝鮮を、中国封じ込めの先兵に利用できないだろうか。習近平と金正恩 の仲は最悪、平壌が豪語する「全米を射程に入れた核ミサイル」とは、 「全中国をカバーできる」という逆の意味がある。

トランプの対中敵視政策は本物である。

その第一弾が米中貿易戦争、つぎは人民元の為替操作非難ではないだろう か。そして中国の次なる報復手段は保有する米国国債の売却、ウォール街 へのパニック・ミサイル発射をほのめかすことになるのではないか?
 
   
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  樋泉克夫のコラム 樋泉克夫のコラム 樋泉克夫のコラム 
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樋泉克夫のコラム
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【知道中国 1707回】      
――「支那人に代わって支那のために考えた・・・」――内藤(14)
  内藤湖南『支那論』(文藝春秋 2013年)

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結局のところ「袁の腰が定まらなために」、諸外国の銀行団も借款の 出 しようがない。

いわば「支那の統一」は袁世凱の覚悟次第ということになりそうだが、 「つまるところ金を以て統一するか、金無しに人物の出るのを待ちて統一 するか、列国はその統一に達する道行きを見物するのにどこまで辛抱が出 来るのであろうか、これが今日支那の将来について注意すべき事柄であ る」とする。

ところで内藤は統一問題を超えて中国の将来の可能性について、次のよう に説く。

「一体、支那みたような国は、自ら自分の位地を真正に知悉したなば、 政治も経済も世界各国に開放する方が、却って自分の独立を確保する所以 であるので、些々たる体面論などを喧しく言うのは、全く日本などのやり かたにかぶれた最も愚な政策である」

「日本などのやりかたにかぶれた最も愚な政策である」との指摘について はともかくも、「自ら自分の位地を真正に知悉し」て「政治も経済も世界 各国に開放する」ことによってこそ「自分の独立を確保する」ことができ るとの指摘は、やはり傾聴に値するだろう。

いまから30年前の1978年末、トウ小平は、建国から30年余りに亘って対外 閉鎖を続けていた毛沢東路線を捨て「世界各国に開放する」方向に大きく 舵を切った。だが、経済のみでしかなく、政治は共産党独裁のままだっ た。それはそうだろう。トウ小平の開放は共産党独裁堅持が大前提にあっ た からだ。いわば政治不自由・経済自由――いわば共産党を批判しない限 り、 経済活動の自由を許す――というものだからである。

強力な中央集権独裁政権によって社会を安定させ外資の呼び込みを狙う。 社会の長期的安定が確保されているからこそ、日本やら欧米などの外国企 業は安価な労働力を求めて資本と先進技術を持ち込む。かくして中国は世 界の工場に大変身し、やがて世界の大消費市場に転換し、経済大国へと大 変身した。これを経済発展の中国モデルとするなら、現在の東南アジアを 振り返った時、中国モデルの「優等生」がカンボジアになろうか。

フン・セン首相は総選挙という「民主的手段」によって30年余りに亘って カンボジアに君臨している。司法は政権の走狗となり果てたようだ。
野党の解散処分は飽くまでも「合法的」に行われ、批判がましい政治家は 次々に事実上の国外追放の憂き目に遭わせる。かくて社会が「安定」すれ ばこそ、中国を筆頭とする外資が次々に導入され、経済成長が続く。

 カンボジアの隣国であるタイにしても、2005年から10年余に亘って続い た国王支持を掲げる反タクシン派対タクシン支持派――これを言い換えるな ら既得権擁護派対新興勢力、国王のシンボルカラーである黄シャツ派対タ クシン支持派の赤シャツ――の対立でエンドレス状況の国内混乱を2014年に 国軍がクーデターに決起することで鎮静化させ、黄シャツ派の指導者を刑 務所に送り込み、赤シャツ派のシンボルであるタクシン実妹のインラック 元首相を国外に送り出し、プラユット暫定政権は「右と左を切り捨て」た うえで国内不満を押さえ込んでいる。

総選挙の実施時期は次々に先送りされ、2018年6月予定が11月に。先月の 国会では2019年初めの実施となった。

プラユット暫定政権の一連の振る舞いは、どう考えても民主的とは言い 難い。だが、クーデター前の10年に較べ抜群の安定状況にあることは確か だ。それが2月19日に発表された2017年暦年の実質GDPは4%超。タイの GDPが2年連続で4%超は10年振り――という結果に現れているといえる。

最近10年程のASEAN諸国の経済成長率をみても、最高値を示すヴェトナム を筆頭に各国が軒並みに好調を維持しているようだ。独裁権力による政権 の長期安定化が経済成長を呼ぶという中国モデルがASEAN諸国に感染する ことを防ぐ手立てはないものか。


【知道中国 1708回】 (内藤15)

「支那の時局について」の発表から1年弱が過ぎた大正2(1913)年7月1日 の『太陽』に、内藤の「支那現勢論」が収められている。

建国からこの時点まで、中華民国の政治は袁世凱専制に向って進んだ。12 年末の選挙で革命組織の同盟会を改組した国民党が圧勝し、袁世凱の政権 基盤が動揺を来し、年が明けた13年3月には国民党の実質的指導者であっ た宋教仁が暗殺される。

孫文を中心とする元同盟会メンバーなどが袁政権打倒を掲げ、13年7月に 「第二革命」と呼ぶ武装蜂起を敢行した。

ちょうど混乱のさなかに、内藤は「支那現勢論」を世に問うたわけだ。ち なみに、宋教仁の盟友で知られる北一輝は、宋暗殺の黒幕は袁世凱ではな く孫文だと主張している。

この問題については、北の『支那革命外史』を読む際に改めて考えること にしたい。

いわば大混乱の最中に綴られた「支那現勢論」で、「袁に対する国民党の 反対が激しく成って来て、否応無しに、威力を以て圧迫せねば、袁自身の 地位さえ危険に瀕するところから」、「いずれの邦にも革命後には必然起 るところの暗殺時代を生」ぜしめ宋教仁暗殺を決断した。それも「袁のご とき真の度胸なき政治家の取る方法としては、余儀無きことであ」る。

「支那がとうてい統一せらるべきものとして考うる以上は、袁の態度は必 然来たるべきものと見るより外に致し方は無いのである」が、「反対党と いうのも、意気地がないが、袁の政策も依然として無方針である」から混 乱は続くと見る。

そこで幕末の混乱を収拾し明治政府発足へと向かった我が国の動きと比較 して、「気が早いだけに、日本は早く纏まったが、支那はも少し纏まりが 遅いものと見ねばならぬ」として、日本的尺度で相手を捉えるべきではな いことを説く。この点は、21世紀が18年過ぎた現在にも通じる警句だろう。

とどのつまり「統一も出来ず破裂もせぬ結果として、暗殺時代がさらに継 続することは、毫も疑われない」。「支那人のごとく、元来、臆病な人間 には、暗殺の利き目が一段と烈しいから、今後も随分と爆裂弾で以て、大 勢を変化せしむるかも知らぬ」と予測した後、「不愉快に、不活発に、統 一事業が進歩して行くというのが支那の将来である」と予測する。

また明治維新を例に、革命成功の暁には必然的に「外国の勢力に対する屈 従時代」がやって来ると説き、中華民国においては「第一に借款条約で屈 従し、第二には蒙古問題で屈従しかけており、いずれ、次には、西蔵問題 で屈従するであろう」と、まさに「屈従時代に這入りつつある」としたう えで、日本政府は袁世凱派と孫文を軸とする反袁派の政争に深入りするこ となく、「最も平穏に日本の東洋平和の政策を決定し、最も安全にこれを 実行するということは、甚だ必要であろう」。

だからこそ、「屈従時代を利用する」というようなリアルな考えを持つ必 要があろうと説く。だが「今の日本政府には、こういう考えのありそうに も思われない」。

「日本では、朝野ともに支那の政争を野次馬的に眺めて、わいわいと騒ぎ まわるものの、自分の国でも、そのために政府と民間と互いに理窟を言い 合うて、自分の国で大いになすべきことのあることを遺却しておるかと思 う」とし、「これくらい外事について気楽でなければ、近頃の大問題であ る財政行政の整理は出来ないのであろう」と皮肉る。

中国問題のみならず「外事」は万事他人事なのだ。そう、昔も今も。

中華民国の混乱に関する見解は一先ず措き、「日本では・・・自分の国で 大いになすべきことのあることを遺却しておるかと思う」とは、我が国で 現在まで繰り返されてきた非生産的な中国論議の非生産性の原因を指摘し た警句だと思う。

たとえば最近の習近平による一強体制構築の動きに関しても、「自分の国 で大いになすべきことのあることを遺却しておる」ゆえに、国会はモリカ ケ問題で空転を続け、働き方改革も頓挫寸前。メディアではハデに報道が 飛び交う。
情報は大量に生産され、大量に消費され・・・て、オシマイ。 《QED》
          
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読者の声 どくしゃのこえ READERS‘ OPINIONS 読者
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(読者の声1)貴誌前号の書評にある「トランプはティラーソン国務長官 を更迭し、ゲリー・コーン国家経済会議委員長を更迭し、さらにはマクマ スター安全保障担当補佐官も馘首して、ポンペオ、ナバロ、ボルトンをそ れぞれ後任に宛てるとした。いずれも対中国タカ派人脈であり、この人事 を見ても、これからの米国の対中国政策の大変化が予兆される。

「メディアは、移民やイスラム教に対するバノンの過激な考えに焦点を当 てる」のだが、それらはバノンにとって脅威には値しない。いったいバノ ンの認識における脅威とは、「台頭する中国に技術移転を強いられた結 果、アメリカの経済力は今後十年のうちに搾り取られ、見る影をなくして いくはずだとバノンは信じて疑わない。

そんなことになれば、時を置かず中国が世界を牛耳る。この恐怖のシナリ オはすでにある段階に達したと考えている。バノンが『蕃族の管理』と呼 ぶものだ。(中略)トランプが打ち出した政策の核心はこの脅威に対抗する ために築かれている。『経済ナショナリズム運動の狙いは中国に対抗する こと』」(引用止め)。

ずばりトランプの外交観の本質を抉る分析であり、今後の米中関係は、凄 いことになりそうですね。(HG生、茨城)


(宮崎正弘のコメント)バノン・ブームが去ったかのように、日本のメ ディアは「以後の」バノンの動静を伝えませんが、バノンとトランプは電 話回線で繋がっています。バノンは辞任直後にも北京へ出向いて、王岐山 と会っていますね。あの打算的な中国が、なぜ解任された元大統領補佐官 に会うと思いますか?

北京が掴んでいたワシントンの舞台裏の情報は、バノンの重要性を示して いるからでしょう。またあの時点でバノンが王岐山と会談したという意味 は、アメリカの情報筋が、王岐山が国家副主席に選ばれ、次の対米交渉の 中心人物となると事前に分析していたからでもあります。

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(読者の声2)老生、創刊以来の『WILL』の定期購読者なので、発売 前に送られてきた5月号を開くと、宮崎さんと産経の矢板明夫・前北京特 派員との対談があり、まっさきに読みました。

お互いに歯に衣を着せぬ物言い、習近平の野望なんてコテンパンにやっつ けていて、痛快でもありました。

ついでと言っては失礼ですが、発売中の『正論』にでている宮崎さんの キューバ紀行、じつに面白く、またキューバの現状がまったく私たちの想 像を超えた現実を知って大いに参考になりました。
   (HU生、さいたま市)




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政権非難溢れる森友文書書き換え問題
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            櫻井よしこ


 「政権非難溢れる森友文書書き換え問題 メディア側は確たる証拠を 示すべきだ」


3月15日の新聞広告で「週刊文春」の激烈な見出しに驚いた。「総力取材 『森友ゲート』これが真相だ!」「安倍夫妻の犯罪」と大書している。

「犯罪」とは尋常ではない。私は財務省発表の「決裁文書の書き換えの状 況」と題した資料、78ページ分を精読したばかりだ。何が削除され、どう 書き換えられたのか分析し、同問題には安倍晋三首相も昭恵夫人も関わり はないと結論せざるを得なかった。

文春と正反対の結論に至っただけに、その見出しに驚いたのだ。文春は何 を根拠に「犯罪」と決めつけたのだろうか。各テレビ局のワイドショーで も明確な根拠なしの政権非難が溢れているが、やはり、確たる証拠を示す べきだろう。

財務省による文書書き換えは、2つの問題を含んでいる。第1は、到底許 されない決裁文書の書き換えが行われたということだ。これは誰が指示し てどのように行われたのか、事実関係を精査し、法的に罰すべき行為が特 定されればそのようにすべきだ。事実関係の調査は検察庁が行うのであろ うが、出来るだけ早期の発表が求められる。

第2は、野党が強調する安倍首相夫妻の責任についてである。首相は森友 学園に関係する土地売却及び財務省の決裁文書書き換えにどのように関 わっていたのか、政治への信頼がかかっているだけにこの点ははっきりさ せなければならない。

そこで前述のように、公開資料を注意深く読んだ。結果、安倍首相夫妻の 関与はないと考えざるを得なかった。逆に見えてきたのは、森友学園側か ら近畿財務局に少なからぬ要請がなされ、近畿財務局が本省の財務省理財 局に報告、相談し、許可及び指示を得て森友側の要請に応えようとした構 図である。

たとえば森友学園は、当初小学校開設予定地を国から借り受け、8年以内 に買い取りたいと要請した。後に「少しでも早期に買い受けたい」とし て、「7年後を目途に」と要請を変えた。

近畿財務局は国有地に関する事業用定期借地の設定期間は、「借地借家法 23条により、10年以上50年未満と定められて」いるとして、森友側の要請 を断ったが、森友側は諦めない。結果、近畿財務局は大阪航空局、財務省 理財局の承認を得て特例措置を取った。「あらかじめ売払い時期を定めた 売買予約契約」を結んだのだ。

建前として10年間は借地だが、10年を待たずして売却する予定という「予 約契約書」をつくったのである。右の「特例的な内容」に至るまでに理財 局長、即ち佐川宣寿氏の承認を得ているとの記述が、複数回登場する。

こうした背景がまず、あった。その中で佐川氏は昨年3月15日の国会で、 「森友側との事前の価格交渉はしていない」と述べた。

今回の文書から、佐川発言に反する文言や内容がすべて削除され書き換え られていたのが判明した。決裁文書書き換えは佐川氏を守るために財務省 理財局と近畿財務局の連携で行われたと見てほぼ間違いないのではないか。

小泉純一郎元首相や野党は、安倍首相が「私や妻が同問題に関わっていた のであれば総理大臣を辞める」と発言したから、書き換えが行われたと論 難するが、安倍首相発言は2017年2月だ。財務省の森友関連文書の削除、 書き換えは、その2年前の15年6月にすでに始まっていた。小泉氏らの論難 は当たらないだろう。

昭恵夫人が籠池夫妻に案内されて問題の土地を見て「いい土地ですから (小学校建設を)前に進めてください」と語ったとの記述も削除された が、籠池氏は国会で共産党に質問され、昭恵夫人はこう語ったと述べている。

「いい田んぼができそうだということでありました」

文春はこのような事実関係を踏まえて「犯罪」と書いたのか。それでメ ディアとしての信頼性を保てるのか。

『週刊ダイヤモンド』 2018年3月24日号
 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 1224 


     
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患者自己注射物語
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  渡部 亮次郎

日本で糖尿病患者が治療薬「インスリン」を患者自身で注射して良いと決 断した厚生大臣は園田直(そのだ すなお)である。インスリンの発見か ら既に60年経っていた。逆に言えば患者たちの悲願を歴代厚生大臣が60年 も無視するという残虐行為をしてきたのである。

園田自身も実は重篤な糖尿病患者であった。しかしインスリンの注射から 逃れていたために大臣在任中、合併症としての腎臓病に罹り、1週間ほど 緊急入院したくらい。大変な痛がり屋。引きかえに命を落とした。

政治家にとって入院は命取り。大臣秘書官として事実を伏せるために余計 な苦労をしたものである。にも拘らず園田はそれから僅か3年後、人工透 析を途中で拒否したため、腎不全のため70歳で死亡した。昭和59(1984)年 4月2日のことだった。

その直後、私が糖尿病を発症した。全く予期せざる事態に仰天した。糖尿 病は現時点の医学では絶対治らない病気、いうなれば不治の病というから 業病(ごうびょう)ではないか。絶望的になった。

検査などの結果、私の母方の家系に糖尿病のDNA(かかりやすい遺伝子)が 有り、弟は発症しないできたが、上2人の男兄弟、兄と私はは暴飲暴食に よる肥満が 契機となって発症したものと分かった。

しかし、あれから30年近く、私は毎朝、ペン型をしたインスリン注射を繰 り返すことによって血糖値を維持し、今のところ合併症状も全く無い。普 通の生活をしていて主治医からも「文句の付けようがありません」と褒め られている。お陰で園田の年を超えた。

これの大きな理由は注射針が極細(0・18mm)になって殆ど痛みを感じなく なったからである。あの時、園田が自己注射を決断したお陰で医療器具 メーカーが、患者のためと自社の利益をもちろん考え、針を細くし、簡単 に注射できるよう研鑽を積んでくれたからである。

逆に言えば、厚生省が自己注射を許可しないものだから、医療器具メー カーは、それまで全く研鑽を積まないできてしまったのである。自己注射 で注射器や針がどんどん売れるとなって初めて研鑽を積む価値があるとい うものだ。

つまり役人や医者の頭が「安全」だけに固まっている限り医療器具は1歩 たりとも前進しないわけだ。患者たちを60年も苦しめてきた厚生省と日本 医師会の罪こそは万死に値するといっても過言ではない。

そこで常日頃、昭和56年までの糖尿病患者たちの苦しみを追ってきたが、 最近、やっとそれらしい記事をインターネット上で発見した。

「インスリン自己注射への長い道のり」(2001/05/28 月曜日)と題するも ので、とある。
http://www.geocities.jp/y_not_dm/insurin2.html

東京女子医科大学名誉教授 福岡白十字病院顧問 平田 行正氏へのイン タビュー記事「インスリン自己注射の保険適用から15周年を迎えて…」よ り抜粋と要約

<インスリンが発見されたのは、1921年(大正10年)です。欧米では供給 のメドがつくとすぐに患者の自己注射が認められました。しかし、日本で は60年もの間、自己注射が認められず、また、保険の適用もありませんで した。

当時の日本では、医療は医師の占有物だとする古い考え方が根強く、医師 会はもちろん、厚生省の役人の中にも、何もインスリン注射をしなくとも 飲み薬があるではないか、と平気で発言する人もありました。

インスリン注射が必要不可欠な糖尿病患者は、インスリンを自費で購入 し、自ら注射するという違法行為でもって、生命をつないでいました。
再度掲載

           
         
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最 新 情 報
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  ◎24日に染井霊園に:前田正晶

これは歴とした墓参だったが、24日に初めてお彼岸の間に亡母の墓参に染井霊園を訪れたのだった。祥月命日は4月11日なので平常は4月になってから出掛けても染井吉野の本場である霊園の桜に間に合っていた。しかし、近年は段々に花が咲くのが早まって4月になってからでは葉桜見物になってしまうようになった。これも地球温暖化とやらが原因かと思っている。そこで、今年は諸般の事情もあって24日に出掛けていったのである。

だが、折悪しく当方の体調が24日まで保たず、と言うか19日に受けたブロック注射の効果が切れ始めたので、朝一番にSクリニックに行くことから始めた。朝は8時50分に到着したのだが、それでも順番は3人目という具合。老人は朝が早くから病院に来るということだ。10時過ぎに高田馬場駅前で家内と落ち合って巣鴨に向かった。改札を抜けてから漸く気が付いたのだが、「四の日」でトゲ抜き様の縁日であり駅は大混雑だった。

染井霊園は17号線の方から入れば桜を眺めながらお墓まで到達できるので、花見どころか人手を見に入ったような状態だった。だが、初めてお彼岸の間に来たので良く解ったが、多くのお墓は綺麗に掃除されて花が飾られていたので、墓参に見える方が多いのだと大いに勉強になった。亡母には「大病で苦戦中の弟に『こっちに来ないようにしなさい』ときつく言って下さい」とお願いしておいた。

その後は縁日とは承知していたが、折角ここまで来たのだからと地蔵通りに向かった。矢張り高齢者の人並みを押し分けて歩くような状態で、家内と早期退散と決めた。そして、お馴染みの?マルジで赤い靴下
2足組を約400円で購入しただけに止めた。これは厚手で室内履きに適切で一寸こじつけだが、スリッパの代わりになるし、暖かいのだ。丁度昼時になったので「動かない寿司屋」としてはB級グルメに入れても良いと思う17号線沿いのマグロの「すし三昧」を選んだ。

ここまでて、言うなれば3箇所を回ったことになったほどよくぞ動けたものだった。帰路は山手線を高田馬場で降りた時が丁度我が家の前で止まる1時間に1本のバスの時間にピッタリで、楽に帰宅が出来たのは幸運だった。尤も、この頃になると注射の効き目が出てきて何事もなかったような快適な体調になっているというのも皮肉なものだと思う。

そうそう、言い忘れたが「染井の桜」はほぼ満開に近い状態で、一部に未だ八分咲きかなと思わせる並木があったから、明日辺りで終わりになってしまうのではないかな。今年は17号沿いの駐車場には観光バスは1台しか停まっていなかったが、あれは縁日かお花見かどちらを狙ったものだったのだろう。何年前だったか、霊園内を旗を掲げたガイドを先頭にした花見の団体を見かけたが、あれは一寸失礼ではないかなと思った。何れにせよ、良く動き回った半日だった。

  ◎【あめりかノート】北の脅威に時代錯誤の防衛…有効な自衛手段まっ たく持たないことへの懸念 ワシントン駐在客員特派員・古森義久

ワシントンではいま北朝鮮の脅威についての論評が盛況をきわめる。北朝 鮮の核兵器やミサイルが東アジアだけでなく、米国自体の安全を脅かすの だから当然の反応ではあろう。

そんな中で「迫りくる北朝鮮の核の悪夢」と題する最新刊の書が関心を集 め始めた。筆者は中央情報局(CIA)や国務、国防両省で25年以上、北 朝鮮の核兵器や弾道ミサイルの動きを追ってきたフレッド・フライツ氏で ある。いま民間研究機関の安全保障政策センター副所長という立場にある。

同書が注目されるのは第1に、北朝鮮の核とミサイルの開発の現状や経緯 が類書よりずっと詳細に記されている点だった。米国当局や脱北者の情報 を基に、北領内の核やミサイルの施設多数をも不確実部分は不確実という 注釈をつけながらも、きわめて具体的に明示していた。

第2に、同書がトランプ政権の北朝鮮政策を読む指針になる点である。オ バマ政権の「戦略的忍耐」を非難し、トランプ政権の「最大圧力」の効用 を強調する。最悪事態に備えての限定的な予防軍事攻撃の具体的なシナリ オをも描いていた。

フライツ氏は今回、国家安全保障担当の大統領補佐官となるジョン・ボル トン氏の国務次官時代の首席補佐官だった。トランプ路線の支持者なのだ。

第3は、日本の視点からだが、同書が日本への北朝鮮の脅威を詳述してい る点だった。米国自体を脅かす兵器類とは別に、弾道ミサイルでは短距離 のスカッドのうち西日本にも届く数十基に始まり、準中距離のノドン、中 距離のムスダン、潜水艦発射のKN11など、みな日本を射程におさめ、 その多くが日本に照準を合わせているという。

同書は北朝鮮が日本をいかに激しく敵視しているかを説明し、北当局の 「日本列島を核爆弾で海に沈める」という昨年9月の言明を引用して、日 本が北朝鮮の核弾頭ミサイルの攻撃さえ受ける可能性を指摘していた。

そのうえで同書の著者フライツ氏は、いまの日本が北朝鮮のこれほどのミ サイルの脅威に対しても有効な自衛手段をまったく持たないことへの懸念 を表明していた。

「日本の現憲法は日本に向けての発射が切迫した北朝鮮のミサイル基地を 予防攻撃することを許さない。米国に向けて発射されたミサイルを日本上 空で撃墜することも認めない。憲法9条の規定により、日本領土外の敵は 攻撃できず、同盟国を守るための軍事行動もとれないというのだ。日本は 自国の防衛を正常化する必要がある」

憲法9条に根拠をおく専守防衛、集団的自衛権禁止という年来の日本の防 衛態勢の自縄自縛が北朝鮮のミサイルの脅威によって明らかな欠陥をさら した、ということだろう。

日本の現憲法が占領米軍によって書かれた当時、日本の防衛といえば、敵 の地上軍が日本領土に上陸して初めて活動開始というのが概念だった。遠 方から飛んでくるミサイルが日本の防衛を崩壊させるという現在の常識は 夢想だにされなかった。日本の憲法と防衛のそんな時代錯誤はいま米国で 出た書によっても裏づけられたといえよう。

【写真】2月8日、平壌で行われた軍事パレードに登場したミサイル(朝 鮮中央通信撮影・共同)
<http://www.sankei.com/world/photos/180325/wor1803250011-p1.html>http://www.sankei.com/world/photos/180325/wor1803250011-p1.html
【産經ニュース】2018.3.25 13:26  〔情報収録 − 坂元 誠〕


 ◎スポーツの指導者の在り方は:前田正晶

24日にTBSの北野武が出ている「ニュースキャスター」で、懐かしきスポ 根の指導者たちの生徒や学生を「絞る」場面を数多く見せてくれた。そ 「う言われて見れば、昔はあのようなことをするのが素晴らしいと考えら れていたな」と少しだけ感慨に耽っていた。

「鬼コーチ」だの何のと言ってマスコミが褒め称えていた頃のことだっ た。だが、その中にはつい先頃大阪の高校で監督に殴られた主将の生徒が 自殺したことだと思わせる場面も採り上げられていた。

と言うことは、スポ根時代は終わっていないのかも知れない。このコー ナー(カタカナ語であって英語にはこう言う表現はないと思う)は確か栄 和人のパワハラ問題から入って行ったと記憶するが、笑えたことに「パワ ハラは英語ではない」と字幕が出ていた点だった。だが、マスメデイアが こういう解説をするのは珍しいと褒めておくべきだったと思う。

私は昭和23年の第3回の福岡国体で残念ながら決勝戦で負けた高校のサッ カー部の一員だった。だが、上級生もOBも(監督は遠隔地に住んでおられ たので、偶に指導に来られるだけだった)全く理論的で、6年間にたった 一度だけ東大の名選手だったOBがミスを繰り返した者に手に持っていた ボールを投げつけたことがあっただけで、それが後々までも我々の間で話 題にしたほどの「スポ根」とは極めて縁遠い理論派が主体の関東の強豪校 だった。

ではあっても、終戦後直ぐの時代だったからか、練習中に水を飲むことは 禁止され、水泳も筋肉が堅くなるからと禁止されていた。後に同時代に運 動部を経験した人たちに尋ねてみても、当時はそういう非科学的な練習法 が普通であり、精神力の強化が強調されていたのが実態だったようだ。そ して、精神主義が蔓延っていた頃の我が国の多くの競技種目が国際的に通 用しなかったのも、また実態だったと思っている。換言すれば、現代は 「スポ根」時代は終わったのだと思っている。

即ち、教え方とコーチングの方法に科学的というかアメリカ式が導入され た結果で、近代化されてきたことが我が国のスポーツが世界に通用するよ うになった主たる要因だったことに加えて、子供というか児童、生徒、学 生、社会人たちの体格が著しく大型化されてきたことも手伝っていたと思 う。この背景には食生活の水準の向上もあったが、プロテインだのゲータ レードのようなものが採用されたし、ウエイトトレーニングが入ってきた ことも貢献していると思う。

ところで、コーチなり監督なりが生徒や学生の部員たちに手を挙げること だが、多くは男子だけの運動部で発生していることだと思えてならない。 マスコミはそういう事件が発生する度に「暴力が云々」と騒ぐが、彼らの 中に「何故そうなるか」の実態を知る者がいると思う。実際にコーチを経 験してみれば、苛立ってくるものだと知らないはずはないと思う。現に、 高校から社会人までの間にコーチを経験した者たちの中には「手を出すの は必要悪」と小声でいう例もある。

私は「男子に比べて圧倒的に女子に世界的に通用する選手が多いのは、女 子の世界では女性に対して所謂暴力的な指導者がいないからではないの か」とすら思うことがあった。女子のバスケットボールはオリンピック出 場権を取ったが、男子はずっと縁がないようだ。それは大阪のあの高校の 例があるからかななどと密かに疑っている。栄和人はあれほどの数のオリ ンピックの優勝者を育てたが、暴力の噂ではなく権威の濫用で非難されて いるのかなと見ている。

フットボールに限って言えば、アメリカの強豪大学にコーチ留学を何度か 経験した人の話では「アメリカではコーチたちが、トレーナーたちの意見 を採り 入れて(顧問医もついているそうだが)部員たちに各人が鍛える べき体の部位を指摘 してその強化法を指示して自分でウエイトトレーニ ングなり何なりで準備を調えた上 で練習に参加させるので、我が国とは 比べものにならないほどの短時間で終わってし まう」のだ
そうだ。私はこれを聞いて「暴力の介入の暇はないな」と解釈した。

何が言いたいのかと言えば、矢張りその運動部を強化する為には合理的且 つ近代的な練習方法が必要なことは間違いないが、精神面の強化もまた必 要である」 なのだ。だがしかし、絞り上げて精神面を強化したところ で、技術が伴っていなけれ ば本当の意味で強くならないということだ。 故に、暴力的な指導に走っても余り意味 がないのではないかとなるのだ が。でも、「毎年護摩行をやっている広島の新井貴浩 は41歳でも
主力選手で頑張っているではないか」と言う方はおられるだろうな。


 ◎<超高齢化>“生涯未婚者急増”で大注目「成年後見」

2015年の国勢調査によると、同年に69歳だった男性の未婚者は4万3000 人、それがわずか3歳若い66歳では10万4000人もいました。今後、子供の いない単身高齢者はさらに増えると予想されています。将来、その人たち の意思を代弁するための制度が「成年後見」です。相模原市「みその生活 支援クリニック」院長で、在宅医療・介護問題に詳しい小野沢滋医師が解 説します。【毎日新聞医療プレミア】

  ◇団塊世代以降の未婚者急増で何が起きるのか

1980年の国勢調査では、45歳で未婚(結婚したことがない)の人の割合は 男性3.6%、女性4.4%%でした。これが15年後の1995年国勢調査 で は男性13.6%、女性5.9%に上昇しました。35年後の2015年調査で は男性27.7%、女性17.7%です。男女ともに生涯未婚率(50歳ま で に結婚したことがない人の割合)は上昇の一途です。

1980年に45歳だった人たちは1935(昭和10)年生まれで、現在83歳。彼 らの未婚率は低く、今認知症になっている人、なろうとしている人たちの ほとんどは一度は結婚したことがあり、その多くに子供がいると考えられ ます。

 しかし、今から10年後、団塊世代の人たちが80歳を超える2027〜28年ご ろ以降、結婚したことがない、子供や配偶者のいない人が認知症になり始 めます。その数は男女とも今の2倍程度になるとみられています。

 また、今から約35年後の2053年ごろには、認知症の人の2割程度は身寄 り、つまり「面倒をみてくれる子供や家族のいない単身者」という状況に なると予想されています。そのときに誰が彼らの意思を代弁するかが大き な問題になってきます。

夫婦間の子供の数はこれまでの高齢者は3人以上でしたが、団塊の世代以 降は2人、さらにその後の世代は2人を切っています。

 私たちはいま、団塊の世代以降のほとんどの人が人類史上初めて、80歳 を超えて生きる時代を迎えています。同時に、子供のいない、もしくは子 供が少ない高齢者も急増しています。彼らが要介護になったり、認知症に なったりしたとき、その意思を代弁してくれる誰かが必要であり、その答 えの一つが「成年後見制度」です。

  ◇本人意思の尊重を目指す「成年後見制度」

 成年後見制度は1999年の民法改正でスタートしました。元々の制度は、 100年以上前の旧民法で規定された「禁治産・準禁治産制度」です。禁治 産者とは、心神喪失の状況にあり、正常な判断能力がないと家庭裁判所に 宣告された人を指します。

 民法改正までは、禁治産者、準禁治産者と宣告されると、戸籍にその事 実が記載され、財産の管理権、選挙権など多くの権利が制限されました。 また、戸籍にもその事実が記載されました。本人の権利の尊重より、旧民 法下の家制度のもと、家の存続や財産保護に主眼が置かれた制度でした。

 介護保険導入と時期を同じくして民法が一部改正され、成年後見制度が スタートしました。そこでは本人意思の尊重が重視され、残存能力の活用 が促され、ノーマライゼーションを目指すものとされました。禁治産者の 言葉は「成年被後見人」に変わりました。

 成年後見制度の「法定後見」には、3つのタイプがあります。「成年後 見」=精神上の障害で判断能力を「欠く常況にある」人が対象▽「保 佐」=精神上の障害で判断能力が「著しく不十分な」人が対象▽「補 助」=精神上の障害で判断能力が「不十分な」人のうち、後見や保佐に至 らない軽度の人が対象−−です。

 後見、保佐、補助は申請者からの申請と、医師の診断書に基づいて家庭 裁判所が審判し、宣告します。

 成年後見制度には法定後見のほかに、判断能力が衰える前から、信頼で きる誰かに契約で代理権などをお願いする「任意後見」制度もあります。 任意後見は全国で年間2500件ほどで、ほとんどが法定後見制度の利用で す。それも最も重度である「後見」が全体の8割を占めています。

  ◇法人も法定後見人になれる

 私の外来に来ているA子さんは、長く病院補助などをしながら働いてき ました。子供はいません。高齢で認知機能が低下したため、お金の管理や そのほかのことが難しくなり、今は有料老人ホームに入っています。

  A子さんの外来に付き添い、受診に必要な書類記入やさまざまな身の 回りの世話をしてくれる女性がいます。施設の職員ではなく、A子さんの 法定後見人を務める法人後見人「NPO法人市民後見人の会」(東京都品 川区)の担当者です。実は個人の専門職ばかりではなく、法人も法定後見 人になれます。

理事長にお話を聞いたことがありますが、「市民後見人の会」ではその仕 組みが非常によく考えられており、後見の質がきちんと担保されていまし た。私は、子供や身寄りのいない高齢者が増える社会を見すえたとき、法 定後見を引き受ける法人が、互助を目的にたくさん設立されればいいと考 えています。

自分の心情を理解してくれる、信頼できる人や信頼できる法人に、法定後 見の前の段階の任意後見から支援をお願いできれば、体や頭が動かなく なったときでも、さまざまな意思を代弁してもらえます。社会的な健康を 目指して、信頼できる任意後見人を早くから見つけておく、という時代が 来ることを祈っています。

 小野沢滋(おのざわ・しげる):1963年相模原市生まれ。90年東京慈恵 会医科大学医学部卒業。在宅医療をライフワークにしようと、同年から亀 田総合病院(千葉県鴨川市)に在籍し、99年同病院の地域医療支援部長に 就任。22年間、同病院で在宅医療を中心に緩和医療や高齢者医療に携わっ てきた。16年に相模原市内で在宅医療専門の「みその生活支援クリニッ ク」を開設。一般法人社団エンドライフケア協会理事。相模原町田医療介 護圏インフラ整備コンソーシアム代表。毎日新聞医療プレミアで「超高齢 化時代を生きるヒント」を連載中。
毎日新聞3/25(日) 9:30配信


 ◎「クレーマー国会」のなれの果て:前田正晶

25日の産経新聞の「新聞に喝」欄に門田?将が新聞に大いなる「喝」を出 していた。

内容は野党の批判と読めるが国際情勢の危険性の指摘で結んである。その 「喝」の一部を引用して野党批判と非難にみよう。

>引用開始

改ざん前の文書で安倍夫妻の潔白が判明したのに、マスコミと野党による 印象操作には益々拍車がかかっている。野党による官庁への“つるし上げ” にしか見えないヒアリングと、コトの本質から離れた国会質疑。当欄で何 度も書いてきたとおり、あの土地は大阪空港騒音訴訟の現場であり、どう しても国が手放したかった物件だ。伊丹空港の航空進入路の真下で騒音は 大きく、また建物に高さ制限もついているといういわくつきの土地だ。

国はやっと現れた“買い主”を逃したくなかったし、4人の政治家が絡んだ 政治案件でもあった。いま野田中央公園になっている隣地は、国が補助金 をぶち込んで、実質98.5%もの値下げになっていることでも、この土地の 特殊性がわかる。そんな実態を新聞が知っていながら、一切、書かない。

<引用終わる

これでけでも十分だが、全文はより詳細に如何にマスメディアと野党連合 が怪しからんかを指摘してあるし、門田?将は「日本はそんなことをして いるときではない。世界が注視する北の核問題、拉致問題で、仮に 米朝 首脳会談が決裂すれば、米軍の軍事オプション発動の可能性が高ま る。 (以下略)」と国際情勢が如何に難しくなっているこの時期の重大性 を 指摘している。不肖私でさえも何度も指摘して事だ。新聞だけではなく 野党にも大「喝」だ。



━━━━━━━
身 辺 雑 記
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26日の東京湾岸は快晴、爽快。

散歩する都立猿江恩賜公園は数十本のソメイヨシノが満開。見事だ。都心 をちょっと離れているので観客は少ない。花見のアナ場だ。

隣りの亀戸第3中学校もソメイヨシノに囲まれている。花園のような学園 だ。東京はこの先も好天が続くらしい。雪国の方々には申し訳ないことです。

我が家のベランダでは幸福の木のピンクの花が満開だしベランダの先には
隣りの中学校の桜が見える。
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  • 名無しさん2018/03/26

    米国における秘密の権力構造の頂点に対する粛清は、ほぼ完了した。ということは、遥かに広範囲な粛清がこれから始まろうとしている。



    ホワイトハウス・CIA・NSA・FBI・ペンタゴン・其の他の米国の諸機関の最上層指導部は、殆ど全員が良識派で構成されるようになったのだ。つまり、より低い階層の組織的な粛清が、今や可能となったことを意味している。



    この結果、これから数箇月の間に、人々はハザールマフィアが実行した諸々の犯罪が実際にどれ程おぞましいものだったのかを知るに至るであろう。



     思い起こして頂きたい。指導者なぞと呼ばれている西洋の連中は、世界の人口の9割を殲滅しようと積極的に動いていたのだ。



     

    奴らはSARSだの鳥インフルエンザだのエボラだのといった病原体を製造して拡散しているところを押さえられているのだ。農作物の病を拡散し、農家には食糧の代わりに燃料の資源となる作物を育てるよう金を渡し、大量飢饉を引き起こそうと試みていたところを押さえられているのだ。奴らは第三次世界大戦を開始させようと必死に試みていたのだ。奴らは9.11や福島といった大量殺人事件の背後にいたのだ。



    これらは全て証明された事実である。これから何が起こるのかというと、世界人口の大部分が以上を知るようになるということだ。





    米国では、約百万の人々が自分たちの同胞のアメリカ人の内、9割を殺害して残りの生存者を奴隷化する計画へ積極的に関わっていた。これら百万の人間――ユダヤ人やイスラム教徒や福音派キリスト教徒などのフリをしつつも、積極的に悪魔崇拝をしている連中――は、この惑星のどこか別の場所に避難しようとしたが、見つけることは叶わなかった。



     奴らはこの惑星の外にも逃げようと試みていた。CERNのポータルが破壊されたせいで、カバールは地球に留め置かれることとなった。



     CERNについて彼らが言っていることは正しい。地球は封鎖状態だ――脱出も出来なければ、侵入も出来ない。シオニストでハザールのカバールはここに閉じ込められた。奴らは倒されていっている。



     

    カバールの連中がどれ程怯えているのかを理解したければ、9.11を画策した主要人物の一人であるバンダル・ビン・ハーリド王子が、英国から亡命を拒否された後、裁かれるのを避けようとして3月12日に自殺を図ったというこの動画を御覧あれ。

    https://baaghi.tv/saudi-prince-bandar-bin-khalid-commits-suicide/



    バンダル=ブッシュ王子は本当に排除された。バナナの皮にすべって手摺りの向こうへ落ちたのは彼本人であって、影武者ではない。この発表が真に意味するところは、バンダルが重力に抵抗しようと試みたのを誰かがアシストしたということだ。彼は何らかのタイプの向精神薬によって、マインドコントロールされていた。解剖は絶対になされない。

  • 名無しさん2018/03/26

    在日韓国人「日本が嫌い」→日本人「嫌いな国に住まわせるのは人権侵害だな。韓国に帰国させよう」

  • 名無しさん2018/03/26

    在日韓国朝鮮人は反日であるにもかかわらず何故自分の国に帰らないのですか?

    http://hatekorea.blog.fc2.com/blog-entry-170.html

    古代中世の支那王朝は、長い長い歴史の中で、朝鮮半島を忌み嫌い、一度触って火傷し、決して自国領土にしなかった

    http://hosyusokuhou.jp/archives/31203725.html

    お箸(はし)のお話

    http://nezu621.blog7.fc2.com/blog-entry-3705.html

    「野党が籠池と面会したが、何で被告の意見が正しいと思うの?」

    http://deliciousicecoffee.jp/blog-entry-7026.html

    国家公務員法違反の前川(前)事務次官は、公立校の教壇に立てるのか?

    https://samurai20.jp/2018/03/akaike/

    えくぼ

    https://www.google.co.jp/search?q=%E3%81%88%E3%81%8F%E3%81%BC&source=lnms&tbm=isch&sa=X&ved=0ahUKEwihq_awrIbaAhWMgLwKHaiRBWMQ_AUICigB&biw=1097&bih=518&dpr=1.75

    ”「ゴーマニスト」宣言(116) 

    https://nittablog.exblog.jp/14311111/

    大日本帝国憲法の起草原則が告げる日本国の危険

    http://oncon.seesaa.net/article/153942257.html

    【重要】ワクチンの本当の目的!理解出来ない人は将来100%後悔する

    http://ufomatome.seesaa.net/article/430782008.html

    横田めぐみさん拉致から40年 「温かく輝いていた」…再会待ちわびる中学の親友

    http://www.sankei.com/affairs/news/171115/afr1711150025-n1.html

    米国籍を取ったら米国人にならねばならない。

    https://blogs.yahoo.co.jp/matarou5963/18859335.html

    ドナルド・トランプ氏の家系

    https://matome.naver.jp/odai/2147883802605116601

    子宮頸がんワクチンの日本での死亡例(平成28年7月8日調査会発表)

    http://kenkoubyouki.com/?p=3590

    国立大学付属校潰しを決意した赤い文部科学省

    http://hoshuichiro.cocolog-nifty.com/blog/2017/08/post-6845.html

    長寿日本一、日本一低い高齢者医療費を達成し続ける長野県。その理由とは

    http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&m=291523

    アコーディオン

    https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%AA%E3%83%B3

    部活問題とは?

    http://www.geocities.jp/bukatumondai/

    これはマジですか?

    http://1qazxsw2.cocolog-nifty.com/blog/2018/03/post-7f36.html

    レジームチェンジ 経済関係

    https://payoku.requiem.jp/10845