政治・経済

頂門の一針

急所をおさえながら長閑(のどか)な気分になれる電子雑誌。扱う物は政治、経済、社会、放送、出版、医療それに時々はお叱りを受けること必定のネタも。

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頂門の一針4640 号  2018・3・20(月)

2018/03/20

                          
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わたなべ りやうじらうのメイ ル・マガジン「頂門の一針」4640号
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        2018(平成30)年3月20日(火)



    中国の経済侵略はアジアばかりではなかった:宮崎正弘
   
     韓国の社会主義化や北朝鮮化が進行中:櫻井よしこ

         中国は対米交渉陣を立て直しへ:宮崎正弘           
                                                       話 の 福 袋
                       反     響
                       身 辺 雑 記


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第4640号
                             発行周期 不定期(原則毎日発行)
             
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中国の経済侵略はアジアばかりではなかった
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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成30年(2018年)3月17日(土曜日)
        通巻第5642号  
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 中国の経済侵略はアジアばかりではなかった
  すでにアフリカに1万社が進出、ジブチ軍事基地も拡張へ
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マッキンゼーの最新の調査では、アフリカ大陸に進出した中国企業(はっ きりと中国人がオーナーと登録されている企業だけで)は1万社。なかに は1500人の現地人を雇用する建設会社もある。

これら多くは中国人の「移民」である。系列にアフリカ現地子会社を抱え ているところも目立つため、こうした「中国系」を含めると2万社を超え るのではないかと米国のアフリカ研究者らも見積もる。

米国が神経を尖らせるのはジブチである。米軍基地の隣に中国は軍事基地 を建設し、すでに数千名が駐屯、近い将来に1万人規模になって、以後、 アフリカ東海岸進出の拠点とするのではないか、と疑心暗鬼だ。

米海兵隊のトーマス・ウォルドハイザー提督は「明らかに中国はアフリカ 沿岸諸国への軍事的プレゼンスを強めようとしている。西側にとって脅威 となりかねない」と警告しており、またティラーソン国務長官は「中国か らの負債と引き換えに、アフリカ諸国は主権を喪失している」と述べた。
 そのためにティラーソン国務長官はアフリカを歴訪中だった。旅の途中 でトランプ大統領の「解任」を知らされ、一度はワシントンに戻ったもの の、3月31日までは職にとどまるとしており、残りの訪問予定国である ジブチ、エチオピア、ケニア、チャド、ナイジェリアを訪問しなおすので はないかとする観測もある。
          
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読者の声 どくしゃのこえ READERS‘OPINIONS 読者之
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(読者の声1)平間洋一先生・井上和彦先生特別シンポジウム『名越二荒 之助先生を偲ぶ』

名越二荒之助先生が平成19年4月11日に逝去されて、11年。名越先生に縁 のある方々が名越先生の当時のエピソードを踏まえながら、先生の想いと 想い出を語るシンポジウムとなります。

故名越二荒之助先生は評論家。保守派論客。元高千穂商科大学教授。「ス ライド講演」で、全国を奔走する傍ら、台湾、韓国、パラオ等との友好交 流活動を続け、精力的に執筆活動も行った。

               記

【日時】4月7日(土) 14時30分〜16時45分(開場:14時)
【会場】 赤坂乃木神社 尚武館道場(東京都港区赤坂8-11-27  03-3478-3001
交通:東京メトロ千代田線 乃木坂駅 1番出口より15メートル

【講師】平間 洋一先生 元海将補、元防衛大学校教授

1933年、横須賀に生まれ防衛大学校(1期)卒業後、海上自衛隊に入隊。 ちとせ艦長、第31護衛隊司令などを歴任し、1988年に海将補で退官(32年 間海上自衛隊に勤務)。防衛大学教授就任、法学博士(慶應義塾)。現在 は、軍事史学会顧問、呉市大和ミュージアム運営諮問委員長。著書に『第 一次世界大戦と日本海軍』(慶応大学出版会)、『イズムから見た日本の 戦争』(錦正社)、編著『戦艦大和』(講談社)『呉市史(8巻)』(呉 市)など多数。

【講師】井上 和彦先生 ジャーナリスト(軍事・安全保障・外交問題)。 1963年滋賀県生れ。法政大学社会学部卒業。専門は軍事・安全保障・外交 問題・近現代史。各種バラエティー番組やニュース番組のコメンテーター を務める。「軍事漫談家」の異名を持つ。産経新聞「正論」執筆メン バー。フジサンケイグループ第17回「正論新風賞」受賞。その他、全国 各地で安全保障問題や近現代史をテーマとした講演活動を行う。著書に 『日本が戦ってくれて感謝してます』(産経新聞出版)『撃墜王は生きて いる』(小学館)など多数。

【内容】第1部 14時30分〜15時30分 平間洋一先生「大和の沖縄特攻作 戦に見る日本人のDNA」
 第2部 15時35分〜16時35分 井上和彦先生 「語り継ぐべき名越節」
【参加費】 第1部・第2部、各部それぞれ1500円

 定員120名につき、先着順とさせて頂きます。第1部・第2部両部申込 の方に限り2000円、事前申込の学生:1000円、高校生以下無料
【主催】 名越二荒之助先生を顕彰する若手の会
【申込先】FAX 0866-92-3551
     E-mail:morale_meeting@yahoo.co.jp(千田宛て)
【懇親会】 17時〜19時頃 参加費:事前申込4000円、当日申込4500円
            (千田拝)

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(読者の声2)国家は、国家第一主義であるべきか、国民第一主義である べきか?

BSフジのプライムニュースを見ていた時に、元記者のコメンテーターが、 おかしな国家観を述べていました。それは、国家は国民が一番上にあって その下に行政や立法府などの召使がある、というものでした。これを聞い て私はギョっとして、民主主義・国民主権とか国民ファースト(国民第一 主義)というのはそういう構図になるのか!とあらためてその異常さを痛 感させられました。

これは、国家を人間に例えて言えば、細胞が一番上で脳とか肝臓・腎臓・ 心臓および胃腸などはその召使というようなものです。たしかにそう見よ うと思えば見れないこともありませんが、人間は細胞第一主義です、など といわれても、「えっ?」と首を傾げたくなります。

というのは、それでは動物とどこが違うのか説明できないからです。
 同じように国民第一主義も、それが国家だと言われても、その国家の国 家たる由縁が見えにくいのです。ですから、そういう図式は、国家観とし て問題があるのではないか、という疑念が湧いてくることになります。

つまり、国民国家とか国民主権とかは、国家のあり方として、本来あるべ き形ではないのではないか、ということです。

そのことをもっとも端的に示している事実が、国民第一主義のわが日本国 は敗戦後70年もの長きにわたって、未だに国家として自立しているとは 言えず、主体性も持てていないという現実が続いていても、国民の皆さん は何とも思っていない、国民の多くの皆さんは自分の生活が無事できれ ば、それは大したことではない、だから憲法9条も変える必要はないと 思っていることです。

国民第一主義ですから、国民の大多数がそう思っていれば、国が国として 主体性を回復する行動を永久にとれないということになってしまうわけで す。これが、国民主権のもたらした今の日本の現状であり、国民第一主義 が、国家のあり方として如何に誤っているか、ということを如実に物語っ てくれています。

ではこの近代的な民主主義や国民主権という考え方は、どこから生まれて きたのでしょうか。

近代における国家論形成は、それまでの王権神授説の観念論的な解釈を否 定する形で、唯物論者によって創られました。具体的には、ホッブズは、 自然状態=においての人間は、万人の万人に対する闘争であるので、畏怖 されるような公権力を創って、それに従わせる市民国家の必要性を説きま した。

一方 ルソーの場合は、人間は本来自然状態においては相互に助け合う存 在であったが、財産の私有制が始まると争うようになってしまったので社 会契約説によってそれを抑える必要がある。具体的には、選挙などによっ て多数の意志を一般意志・国家の意志として、それに従う共和制を主張し ました。

これを見ますと、たしかにそれまでの王権に対して自然権としての国民の 権利を説いていますが、それに対する公権力や一般意志の優位性を説いた 至極まともな国家論ではあります。

それがどうして、現在のような歪な・異常な国民主権論になってしまった のでしょうか?

それはおそらく、マルクス主義の階級闘争論、あれかこれかの国家権力= 悪論、労働者・市民=善論によって、国家権力の上に人権をおくような国 民主権論に歪められていったのだろうと思われます。

しかし、人類最高の学問であるヘーゲルの国家論は、ホッブスやルソーの 市民国家論・共和制国家論を次のように批判しています。

「国家が市民社会と混同されて、国家の規定が所有および人格的自由の保 全と保護にあるとされるならば、個人そのものの利害が諸個人を統合させ られる究極目的となり、これによりまた、国家の成員であることは任意の ことがらとなる。」(「法の哲学」より)

これは、唯物論的な国家観への見事なる反論です。この唯物論的な国家観 の誤りは、国民・個人から出発しているところにあります。ここから出発 している限り、いくら一般的な意志としての国家意志を説こうとしても、 国家意志そのものを説くことはできません。
 
つまり、国家論の本質論を説くことができない、という学問としては重大 な欠陥を内包することになります。

これが現在において存在している国家論のすべて言い得ることです。だか ら、ヘーゲルの国家論の復権が必要なのです。

このヘーゲルの国家論に関して、「コトバンク」では次のように批判的に 述べています。

「国家と社会、国家と個人の関係については、国家形成以前の社会生活に おいて人間が有していたとされる個人の自由や生命の安全を第一義的に重 視することが説かれ、悪法・悪政には抵抗し、場合によっては政府や国家 を変更・解体することもありうる、という国民主権的立場が強調されてい る。この意味で社会契約的国家論は、国民主権主義、基本的人権の尊重、 法の支配を基調とする現代民主主義国家の理論モデルとなったものといえ よう。

これに対し、イギリスやフランスなどよりも1、2世紀遅れて近代国家を形 成したドイツや日本では、富国強兵策がとられ、それとの関連で、国家の 個人に対する優位、また国家の利益のためには個人の自由や利益は制限さ れてもやむなし、とする国家観が説かれた。

すなわちドイツでは国家生活において人間は最高度の自由を享受できると するヘーゲルの国家観が支配的地位を占め、また歴史の各時代には『世界 精神』を実現する民族が出現し、それがゲルマン民族であるというヘーゲ ルの歴史観は、ドイツ民族は他民族を支配する権利をもつという理論とな り、またこのゲルマン民族の優秀性という考え方は、のちにナチス第三帝 国による世界支配の理論的根拠となる。

これは、ヘーゲルの学問からするならば未熟な、形而上学的な、民主主義 か、全体主義か、の「死んだ論理学」の発想から、民主主義を正しいと前 提的に決めつけて解釈したもので、学問的には全く評価できない説明です。

その原因はヘーゲルの学問・国家論が全く分かっていないために、全く見 当違いな評価をしているからです。

 まず基本的な問題として、ヘーゲルの論理学は、あれもこれもの和の運 動体の弁証法だということが、ほとんど理解されていません。

ですから、ヘーゲルにあっては民主主義も全体主義も統一されて、個人の 自由と国家としての自由とが統一された異次元の国家像なのだということ が分からないのです。

 それから、「歴史の各時代には『世界精神』を実現する民族が出現し」 というのは、この世界を運動・発展させている絶対的本質=絶対精神=世 界精神(人類の本流)が、個人としてではなく必ず民族・国家として出現 すると説いているのです。

その本流たる資格の要は学問にあります。ですから古代においてはギリ シャとりわけアリストテレスの学問を普及しようとしたアレキサンダー大 王の世界統一が本流だったのであり、近世においては科学を発展させた西 欧諸国その中で異彩を放つのが、学問中の学問である学問の冠石を完成さ せたヘーゲルが存在するドイツが、本流中の本流たりうる潜在力を持って いたのですが、マルクスによってすぐに葬られて形而上学に戻されてしま いましたので、結果として形而上学的な全体主義であるナチズムという徒 花が咲いてしまうことになってしまったのです。

その一方で、本当に不思議なことに、東洋の端っこの日本は、その生い立 ちからして、世界の中で唯一異質でまっとうな、ヘーゲル的な国家第一主 義による共存共栄の国創りをして「世界精神」の本流たる実力をドイツ以 上に育んでいたのです。

 ではヘーゲルの説く学問的・本質的な国家論とはどういうものでしょうか?
ヘーゲルは前の市民国家に対する批判に続けて、あらまほしき国家像を次 のように説いています。

 「しかし国家は個人に対して全く別の関係をもつ。国家は客観的精神で あるがゆえに、個人自身は、ただ国家の一員であるときにのみ、客観性・ 真理・人倫をもつ。諸個人の統合そのものが国家の真なる内容および目的 であって、個人の規定は、普遍的生活を営むことである。

個人のその他の 特殊的満足、活動、ふるまい方は、この実体的なもの、 普遍妥当するもの をその出発点とするとともに成果とする。――理性的で あることは、これを 抽象的に見れば、一般に普遍性と個別性との浸透し 合う統一のうちにあ り、これを具体的に見れば、内容の点では、客観的 自由すなわち普遍的実 体的意志と、個人的知識としてのまた特殊的目的 を求める個人意志として の主観的自由との統一のうちにあり、――した がって、形式の点では、思惟 された、すなわち、普遍的な法的に永遠に して必然的な存在である。」 (「法の哲学」より)

 ここに何が書いてあるかと云いますと、国家は客観的精神、すなわち対 自的理性、つまりその民族その国家が歴史的に創りあげてきた普遍的理性 である。したがって、その対自的な理性・普遍性を、個人が自分のものに しなければ、即自だけでは国民とはいえないということです。

したがって、国民主権というときのその国民も、本来は、即自且対自の統 一体として自分を創らなければ国家の一員にはなれないのですから、税金 を払っているからというだけで主権者だ、などということはできないのです。

その即自且対自の統一体として国民を、世界の中で唯一見事に実現したの が、日本であり日本国民だったのです。

ですから即自的な人権ばかりゴリ押すような人物の云う事を、国家は聞く 必要はないということです。したがって、国家は、個人が立派に国民とな れるように、その民族その国家が歴史的に創り上げてきた普遍的理性を教 育する責任があるので、その大事な教育を、対自的理性をもたない教育委 員会などに任せてはならないのです。

念のために断っておきますが、その対自的な普遍性・一般性を個人に押 し付けることは、決して個人の自由を圧殺することにも、個性を摘むこと にもならないどころか、かえって真の自由・豊かな個性を育むことになる のです。

なぜなら、その民族その国家が歴史的に積み上げてきた真理の高みを、個 人に植え付けることになるのですから、その方が個人は立派な国民となっ て、国家のため己のために縦横に自由と個性をはぐくみ発揮できるように なるのです。

ヘーゲルは、国家の理想形を立憲君主制としています。
そして、その構造は、即自的な国民と対自的な法や国家機関との両者の上 に国家理念・憲法およびその実体化としての君主をのせて、国家全体が調 和的に一つになる構造になっています。

ヘーゲルは、君主は国家理念の実体化したものとして、その両者は一体で あらねばならないと説いています。

そうでなければ、国家はその高みを維持できず、堕落していくことになる と釘を刺してもいます。これがすなわち、ヘーゲルの説く国家第一主義な のです。これはまさに、戦前の日本の国家そのものです。

日本は「世界精神」たるべき内実を兼ね備えていたから、世界のいたると ころで尊敬されたのです。

ですから私は日本の再生は、ヘーゲルの学問的な国家第一主義をもってな すべき、であると主張しているのです。(稲田正治)


            
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韓国の社会主義化や北朝鮮化が進行中
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           櫻井よしこ


「韓国の社会主義化や北朝鮮化が進行中 文大統領と保守派のせめぎ合い に注目」

南北朝鮮の動きが急である。2月9日に北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長の 妹、金与正氏が訪韓、韓国の文在寅大統領の特使団が3月5日に訪朝し、翌 日には、板門店の韓国側施設で四月末に首脳会談を開くと発表した。

韓国代表団代表、鄭義溶(チョン・ウィヨン)国家安保室長が北朝鮮は朝 鮮半島非核化の意思を明確にしたと明言。発表内容の中で重要なのは、 (1)北朝鮮は体制の安全が保障されれば核を保有する理由がないと述べ た、(2)米韓の合同軍事演習を例年規模で実施することは理解する、 (3)核兵器や通常兵器を韓国に向かって使用しない、であろうとも述べた。

南北間のホットライン開設や、北朝鮮は米国と虚心坦懐に話し合う用意が あることなども合意、表明された。

4時間半の会談と宴席、正恩氏が振りまく笑顔が、これまでの悪魔的粛清 の数々と鋭い対照を成す。この20年余、核・ミサイル廃棄を目指すとの彼 らの言葉を信じて、その度に、日本や米国などは食料、エネルギー、経済 援助を実施した。しかし結果は、日本や韓国を狙う数百基のミサイルと、 少なくとも20発とみられる核弾頭を持った北朝鮮の出現だった。

安倍首相の言葉を思い出す。対話と圧力が必要だが、いま重要なのは圧力 だという言葉だ。

今回の手の平を返したような柔軟姿勢と大幅譲歩は、正恩氏がいかに切羽 詰まっているかの証左だ。安倍首相の圧力政策が功を奏したのだ。改め て、今回は騙されてはならないと思う。冷静な検証こそ大事だ。

それにしても南北朝鮮の間でどんな連携が進行中なのか。たとえば米韓合 同軍事演習は通常の規模なら理解するという言明の意味は何か。

文大統領は当初から、北朝鮮の核保有は許容しないという米国の固い意志 を北朝鮮側に伝えている。文氏は、米国から平昌五輪が終われば合同軍事 演習を行うことも言われていた。米国を無視することは、文氏もできない。

米軍は合同軍事演習実施の強い意志を示しており、文氏の北朝鮮への特使 団も、米国の意志を曲げさせることはできないと伝えたはずだ。一方、北 朝鮮には元々、米側の演習実施の意志を弱めさせることなどできない。な らば、「理解する」と言って受け入れる方が得である。

そのような相談が南北間で行われたのではないかとさえ思われる。米国に 逆らわず、時間稼ぎをして、南北融和を進め、朝鮮民族としてまとまる流 れを作りたい。そんな思惑が読みとれる。

文氏による憲法改正の企ては本欄でも御紹介したが、その詳しい内容を朝 鮮問題専門家の西岡力氏が解説した。

「文氏が考えているのは憲法の全面的書き換えです。韓国を全く異なる国 にしようとしています。たとえば憲法前文には、韓国は自由民主主義的基 本秩序の国だと書かれています。ここにある『自由』を消してただの民主 主義的にする。そうすれば、北の朝鮮民主主義人民共和国と符号が合います」

その他にも文氏は以下のような改正を目指している。「国民の権利」を 「人間の権利」に書き換える。これは北朝鮮の故金日成氏の主体思想の 「人間中心」に合わせるためだとみられている。他方、「分権国家」の項 を書き加えるのは、南北朝鮮政府を各々分権政府と位置づけて、両方を合 わせて連邦政府を作ろうとする試みとみられている。

つまり文氏は、少なくとも理念において、韓国を北朝鮮風の国に作り変え ようとしているのだ。氏は早くも昨年8月に「憲法改正特別委員会」を設 置してこのような研究を始めていた。連邦制を経て統一国家を目指す中 で、韓国の社会主義化、北朝鮮化が着々と進行中とみてよいと思う。警戒 すべきは北朝鮮の正恩氏だけでなく、韓国の文氏でもある。韓国内の文氏 と保守派のせめぎ合いに注目するときなのである。
『週刊ダイヤモンド』 2018年3月17日号
 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 1223




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中国は対米交渉陣を立て直しへ
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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成30年(2018年)3月16日(金曜日)弐
        通巻第5641号  
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〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜  米中貿易戦争は「破局」。中国は対米交渉陣を立て直しへ
  王岐山(火消し請負人)を国家副主席へ選出。対米交渉のトップへ
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トランプが発動した中国製鉄鋼、アルミ製品への25%、10%課税に引き続 き、知的財産権の侵害による損失を見積もり、IT製品などへ報復関税を かける旨を発表した。これはトランプの対中貿易戦争宣言に等しい。

慌てた中国は「米中貿易戦争は破局でしかない」として、急遽、劉鶴と楊 潔チを米国に派遣したが、冷遇された。

いまの米国内の雰囲気は中国敵視である。

中国は虎の子の米国輸出急減を恐れ、対米交渉陣の立て直しを意図して、 開催中の全人代で17日、「待望の」王岐山(「火消し請負人」という異 名をとる)を国家副主席へ選出し、以後。対米交渉のトップに据える。現 国家副主席の李源潮は引退へ追い込まれる。李源潮は江蘇省書記を経て、 政治局員だったが、第19回党大会で外され、団派としては胡春華に託する しか選択肢はなくなった。王洋は政治協商会議主席という閑職に回された。

数年前から米国は連邦政府職員ならびに連邦政府の施設での華為技術 (ファウエイ)製品使用を禁止してきた。さらに先週、この華為技術を取 引関係が深く、「中国の代理人」の疑いの濃いブロードコムの米社クアル コム買収を「国家安全保障」を理由に拒否した。

米中貿易戦争を予測するウォール街では連日株価下落に見舞われている が、トランプは反ウォール街の騎手ラリー・クロドーを大統領国家経済会 議委員長に選出し、ティラーソン国務長官も解任して対中対決の姿勢を鮮 明にしたばかりである。
         
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  樋泉克夫のコラム 樋泉克夫のコラム 樋泉克夫のコラム 
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樋泉克夫のコラム
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【知道中国 1704回】                   
――「支那人に代わって支那のために考えた・・・」――内藤(11)
  内藤湖南『支那論』(文藝春秋 2013年)

              ▽

ものはついで、である。内藤を離れ、もう少し中国人と領土という問題に ついて考えてみたい。

1840年のアヘン戦争敗北を機に、富強こそが中国を救う唯一の道だと思い 到る。辛亥革命によって満州族の清朝を追い払い漢族の中華民国を建国し たのも、毛沢東が北京に共産党政権を立ち上げたのも、さらには大躍進も 文化大革命も、よくよく考えて見ると富強を求めての試みだといえよう。 「外国からバカにされてなるものか」の一心に突き動かされた彼らでは あったが、富強に向けた“壮大な実験”は失敗の連続でしかなく悲劇を重ね ただけ。依然として外国から侮られるままだった。

 だが70年代末のトウ小平登場によって、事態は一変する。彼が決断した 対外開放によって、アヘン戦争敗北から1世紀半ほどの時を越え、初め て、やっと富強への道を歩き始めたのである。

  たしかに国内に格差、独裁権力の横暴、汚職、環境破壊、水不足、道 徳的退廃、社会秩序の崩壊など大難問が山積してはいるが、やや大袈裟に 表現するなら、そんなことは長い中華帝国の歴史においては日常茶飯事と いったところ。アヘン戦争を起点とする混乱・頽廃・苦悩に較べたら大騒 ぎするほどのこともなかろう。いまや習近平政権という超強権政権が掲げ る「中華文化の偉大な復興」「中国の夢」の旗印の下、世界を足下に睥睨 した栄光の中華帝国への道を邁進しているのだ。

 1958年の大躍進において毛沢東が持ち出した「超英?美」――世界第2位の 経済大国のイギリスを追い越し、アメリアに追い付け――の宿願は果たされ つつある。アメリカを凌駕する超大国を目指せ。アヘン戦争以来の屈辱を 晴らせ。我らを侮ったヤツラに復讐せよ。栄光の中華帝国の再興だ。かつ ての中華帝国が占めていた最大限の版図こそ、「ずっと昔から我われのも の」であり、本来の持ち主が所有を主張しただけ・・・経済力という白日 夢に、彼らは酔い痴れるばかり。

だから、彼らが持つ古代の数々の史書が指し示す広大無辺な版図は古代の 人々の妄想の産物でしかなく、近代国際社会では受け入れられないことを 断固として知らしめるしかない。だが、残念なことに異常なまでに熱くの ぼせ上がってしまった彼らのアタマを冷やす効果的な方法は見つかりそう にない。

 かつて毛沢東は、「99回説得しても判らなかったら、100回目には叩き のめせ」と言ったというが、いまや世界は「99回説得」することすらでき そうにない状況なわけだから、「100回目」など不可能に近い。

「頼みの綱」のアメリカにしたところで北朝鮮に手古摺っている始末なわ けだから、多くを望むことはムリだろう。ならば他力本願だが、ニュート ンの古典力学に頼るしかない。つまり上ったモノは必ず下がる、である。

 一帯一路にしたところで、習近平政権が掲げる構想がすべて実現したと したら、世界の物流は確実に北京にコントロールされ、世界の秩序を差配 する力は北京の掌中に納まってしまいかねない。そうなったら最後、最悪 の事態を想定するなら、自由も民主も人権も吹き飛んでしまう。

そこで最近なって日・米・豪・印の4カ国で反一帯一路構想が急浮上して いるようだが、ここで考えるべきは、中国人の行動パターンである。彼ら はクチでは勇猛果敢でハデに100をブチ上げるが、ハラの中では50から30 で手を打つ傾向があるようだ。

いわば彼らは高飛車に出て交渉相手に「満額回答」を突き付けるが、実際 は「条件闘争」に持ち込むことを狙う。おそらく習近平自身、一帯一路の 完全達成など考えていないはず。現に掲げる構想の3割達成であっても、 シメシメ。オンの字というところだ。QED》
          
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読者の声 どくしゃのこえ READERS‘OPINIONS 読者之
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(読者の声1)米朝会談が行われるか否かという観点は重要ですが、もう 一つの米国側がどういう体制で会談に臨むという観点があります。つま り、検証できる全面非核化を目指すかそれとも核兵器の制限された保有を 認めるかということと、ピンポイント爆撃の準備をしつつ会談に臨むか、 しないで臨むかの2点です。

北朝鮮の対応は米国側がどの選択肢を採っているかで決まってくるので、 敢えて推測する必要はありません。

前者の観点は多くの人が論じており、北朝鮮に制限された核兵器保有を認 めるということが中進国以上の国力のある国々が競って核武装をする危険 があることも多くの人が論じています。

後者の観点で重要なことは、絨毯爆撃は短期間の準備で実行可能である が、民間人に大きな被害が生じるため攻撃正当化に大きな口実が必要とな るのに対して、ピンポイント爆撃は準備に数ヶ月を要するが実行には小さ な口実で済むということです。もし、ピンポイント爆撃の準備を行うよう に大統領が軍に指示したうえで会談に臨めば、北朝鮮側にごまかしがあっ た場合、即ピンポイント爆撃ができます。

例えば、核開発停止に合意しておきながら、核施設のある場所の地表温度 が高ければ、停止していない証拠です。

これは偵察衛星で確認可能です。これが口実になります。嘘の口実でない ことは、衛星から取った赤外線写真を第三国、例えば英国の研究機関に判 定してもらうことで可能です。

北朝鮮の諜報能力の高さから考えて、準備をしていることには気づくはず です。

トランプ政権が北朝鮮との交渉に本気であれば、実行するか否かは別とし て、4月中にピンポイント爆撃の準備を始めるはずです。準備の指示をせ ずに会談に応じれば、本気ではないということです。

絨毯爆撃すら正当化するほどの大きな口実となりうることが起きる可能性 も大きくはありませんがありえます。例えば、日本に5000人近くいるとさ れる北朝鮮工作員の一斉検挙をして、一部検挙を逃れた工作員が米軍基地 に生物化学兵器で攻撃すると言った事態です。一番犠牲の少ない形で解決 することを祈念いたしつつ、事態の進展を注視させていただきます。
  (ST生、千葉)



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(読者の声2) 関西方面の愛読者の皆さん。戦後処理未解決問題の一つは 北方領土問題です。ポツダム宣言受諾後侵略され実効支配されている北方 領土は 現在後継のロシアによる軍事拠点化が進み、中韓のビジネスが入 り込み一層複雑化している様にも見えますが如何なる解決方法になるの か。今回の講師は名越健郎  先生です。
 事前申し込み下さい。
           記
1.日時:平成30年3月24日(土) 14:00〜17:00
2.内容: 1400〜1530 講演 :拓殖大学海外事情研究所 教授
                      名越健郎  先生
     テーマ: 「プーチン政権と北方領土問題」
        1530〜1600  質疑応答     1620〜1700(1800) 懇親会

3.場所:たかつガーデン(大阪府教育会館)2F 「鈴蘭」会議室 
      TEL:06(6768)3911   〒543-0021 大阪市天王寺区東高津 町7番1号
           地下鉄千日前線(又は谷町線)谷 町9丁目下車 (北東へ)5分
4.会費:4,500円程度(懇親会費を含む。講演のみは1,500 円)ただ し、学生は無料 
5.主催: 弘志会 幹事 福井成範  TEL090-3090-5452
以上

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(読者の声3)『大東亜戦争で日本はいかに世界を変えたか』(加瀬英明 著・KKベストセラーズ社刊)が英訳版として電子出版されました。

日本はなぜ対米戦争を戦ったのか?終戦70年をめぐり、相変わらず侵略 であったのか、日本はどう反省すべきであったのか、といったことが大真 面目で議論されていました。

しかし、あの大戦争は世界史的な視野の下で、日本の置かれた状況、開戦 に至った事情、理由、そしてその果たした役割、といったものを広く検討 していかないとその本質を理解することはできないのです。

 加瀬英明氏(本会会長)は、このような視点から「大東亜戦争」が実は 世界を大きく変える歴史的な快挙(一言で言えば、人種差別撤廃に向けた 巨大な前進)を成し遂げたことを本書で解明しております。英訳版が完成 し、昨年4月にNewsletter でご案内しました。

 こ電子書籍がこの程アマゾンから発売されましたので、ご案内します。
日本Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/B077MCM7CP
アメリカAmazon: https://www.amazon.com/dp/B077MCM7CP
        (「史実を世界に発信する会」茂木弘道)


          
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最 新 情 報
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 ◎【森友集中審議】「山梨の学校法人が格安で国有地払い下げを受けた 件はどうか」自民議員が提起 保護者の会会長が野党議員だとして

自民党の和田正宗参院議員は19日午前の参院予算委員会の集中審議で、野 党が安倍晋三首相の昭恵夫人の証人喚問を求めていることに関し、「夫人 の証人喚問論を言っている人もいますけれども、不正の証拠は全くないわ けです」としたうえで、「文書に伝聞形で書かれているということで証人 喚問に呼べと言うならですね。山梨のある学校法人が格安で国有地の払い 下げを受けた案件はこれはどうなるんでしょうか」と提起した。

和田氏は「この学校の保護者の会の連合会長は野党のある国会議員です」 と指摘した上で、「まさか関与はしてないと思いますけれども、名前があ るので関与をしている可能性があるから証人喚問ということになればです ね、これはおかしなことになるというふうに思っております。事実と証拠 に基づいて、国会の議論を進めていかなくてはなりません」と述べた。

【写真】 安倍昭恵総理夫人(荻窪佳撮影)
<http://www.sankei.com/politics/photos/180319/plt1803190024-p1.html>http://www.sankei.com/politics/photos/180319/plt1803190024-p1.html
【産經ニュース】 2018.3.19 12:48 〔情報収録 − 坂元 誠〕


 ◎独居老人と緊急医療:前田正晶

高齢化社会について考える機会があった。東京への通勤距離内にある他県 の中堅の市の一戸建てに住んでいる昭和10年生まれの人がいた。彼は2年 前に妻に先立たれていた。先々週のある日の午前3時に胸部に激痛を感じ たが、自分で救急車を依頼する電話が出来たそうだ。救急車は市内の市立 病院に搬送してくれたそうだ。彼の一人娘は遙か西にある東京都下の市に 嫁いでいた。彼は重症の身ながら救急隊員にその娘への連絡を依頼してい たそうだ。

心筋梗塞で何度も救急車をお願いしている私からすれば、そこまで出来た のは素晴らしいと言うよりも凄い気力というか精神力だと感心する。第一 に、救急隊員が家の中に入ってきて貰う為には、玄関を開けておかねばな らないのだ。それは大変な負担であり、開けられなかったらどうするかと いう問題を生じるのだ。救急隊の呼びかけに反応できなかったらどうなる かと考えただけでも恐ろしい。因みに、私は2度目の時は自分で119に電話 をし、玄関で待っていて救急隊員に叱られた。

病院の救急治療室では「大動脈瘤破裂」と診断されたようだったが、そか ら手術に入るまでに娘の到着を待って、午前6時には手術室に入ったそう だ。経験上も言えるのだが、このような外科的大手術でなくとも親族の同 意書の署名は必要なはずだ。都下の都市からの親族の到着を待った為か、 手術法の決定に時間を費やしたのかは不詳だが、開胸手術で一命を取り留 めて頂けたそうだ。有り難いことだと思う。

私の心筋梗塞の処置と外科的大手術では性質が全く異なるが、心筋梗塞で は搬送から3時間も間があっては助からないと思わせるほど、心筋梗塞は 時間との勝負であり、生存率は25%と医師から聞かされてきた。私の心筋 梗塞の場合には幸いにも自宅で家内の目の前で倒れたので、救急車にも同 乗してきたので、私の処置の間に同意書も含めてあらゆる必要書類に署名 できたそうだ。

だが、私はこのような独居の高齢者が倒れた場合に「もしも連絡すべき親 族が駆けつけられる範囲にいない時にはどうなるのか」であるとか「連帯 も含めて保証人はどうなるのか」等々を考える時に「これは容易ならざる 事態であり、問題ではないのか」と考えている。この場合は患者が救急隊 員に親族への連絡方法を伝える気力があったから良かったが、救急隊員が 到着した時点で失神していることだったあり得るのではないのか。

そうであれば、室内の何処かというか玄関先にでも、緊急の事態に備えて 「氏名、年齢及び生年月日、既往症、連絡すべき親族の氏名、健康保険証 の写しか番号、住所、電話番号またはEmailのアドレス等を記載した大き な紙でも貼っておくか」ということまで考えておく必要がありそうだと 思った。先日もこのアパートで患者が玄関のドアまで行けなかった為に大 騒ぎになった例があった。

更に連帯保証人をたれられなかったらどうなるのかとふと考えた。私の場 合には緊急であるから連絡もせずに長男の住所氏名を記載していた。考え たこともなかったが、保証人を立てられなければ治療をして貰えないこと があるのかと、ここで初めて気になったのだった。救急車で病院に搬送し て貰うことなどは経験してみないことには、如何なる手続きが要求される かは知ることが出来ないので、準備も出来ないことだってあり得るだろう。

最後に気になるのが「医療費」である。我が国では健康保険があるのは普 通だが、1割と3割では大きな違いを生じる。それを負担する能力があるよ うにする為の連帯保証人だろうが、そのように出来ない時にはどうなるの かなどは考えたこともなかった。今や大きな病院ではクレデイットカード での支払いが可能だが、それでにしたところで「持っていれば」という問 題である。

ここまで考えたところで、この件には未だ未だ先の問題があると思いつい て、ここまでで一応終わりにしておくことにした。考えさせられることが 非常に多い問題のようだと痛感した次第だ。


 ◎トランプ氏、対北“超強硬人事”か マクマスター補佐官に「在韓米軍 司令官就任説」、後任にタカ派・ボルトン氏浮上 ージ)

ドナルド・トランプ米大統領が、北朝鮮への「超強硬人事」を断行する可 能性が出てきた。解任報道のあったハーバート・マクマスター大統領補佐 官(国家安全保障問題担当)が在韓米軍司令官に就任するとの観測が浮上 しているのだ。後任には、ネオコン(新保守主義派)の代表格で、北朝鮮 に厳しいジョン・ボルトン元国連大使の名前が挙がっている。トランプ氏 は人事でも北朝鮮に圧力をかけるのか。

マクマスター氏の解任方針は、米紙ワシントン・ポスト(電子版)が15 日に報じた。

複数の関係者が同紙に語ったところでは、トランプ氏はマクマスター氏と は良好な関係ではなかったという。だが、現役陸軍将官の同氏に敬意を表 して、一定の時間をかけて後任を選んだうえで、解任を通告する方針とさ れる。同紙は、マクマスター氏の厳格な性格や説明が長すぎることを、ト ランプ氏が敬遠したと紹介した。

 別の要因も指摘される。

米国政治に詳しい福井県立大学の島田洋一氏は「マクマスター氏は現役 の陸軍中将で、本人の希望としては『軍に戻って大将になり、在韓米軍司 令官になりたい』ともいわれている。『あまり長く、現在の地位に留まり たくない』という思いがあるのかもしれない」と話す。

ワシントン・ポストが後任候補の1人として挙げたボルトン氏は、ブッ シュ(子)政権で国務次官や国連大使を務めた。ネオコンのタカ派とされ る。イラク戦争を主導した一人といわれ、北朝鮮にも強硬的な人物として 知られている。

トランプ氏は最近、新たな国務長官として、北朝鮮に厳しい態度を取る マイク・ポンペオCIA(中央情報局)長官を指名した。

前出の島田氏は「人事も、北朝鮮に対する圧力の1つとなる。『ポンペオ 国務長官、マクマスター在韓米軍司令官、ボルトン大統領補佐官』という トリオが実現すれば、北朝鮮が『核・ミサイル開発』を廃棄しなければ本 当に軍事攻撃する−というメッセージになり、交渉力を高めることにな る」と語った。

【写真】
・ トランプ氏(左)と解任説が報じられるマクマスター氏(ロイター) トランプ氏(左)
<http://www.zakzak.co.jp/soc/news/180318/soc1803180003-p1.html?ownedref=not%20set_not%20set_newsPhoto>http://www.zakzak.co.jp/soc/news/180318/soc1803180003-p1.html?ownedref=not%20set_not%20set_newsPhoto
・マクマスター氏の後任にはボルトン氏(写真)の名前が上がっている
<http://www.zakzak.co.jp/images/news/180318/soc1803180003-s2.jpg>http://www.zakzak.co.jp/images/news/180318/soc1803180003-s2.jpg
【ZakZak】 2018.3.18 〔情報収録 − 坂元 誠〕


 ◎トランプ大統領の独断専行的政治手法をどう考えるか:前田正晶

この件について15日に元の同僚に質問したとお知らせしたが、その彼から 来た彼の答えというか考えをご紹介しよう。

>引用開始

情報の発信源で異なるが、トランプ政権下ではこの度解任されたテイラー ソン国務長官を含めて20〜22人の政府高官が辞任あるいは解任されてき た。この現象は政権の高官級の人事が病んでいることを示しているのでは ないか。

私は 鉄鋼とアルミへの関税賦課は撤回乃至は緩和されるとは見ていな い。そう言う根拠はトランプ大統領が技術面における変化がラストベルト における雇用の減少を招いたという事実を受け入れていないし、雇用が復 活することはあり得ないからだ。

私はトランプ大統領と金正恩の首脳会談は以下の不達の理由で実現すると 見ている。

 1)先ずは、金正恩は会談が実現するまでの間と進行中に核兵器計画を 進行できる時
間の確保が可能であること。

 2)はトランプ大統領がこの会談によりマスコミの目をロシア疑惑から 逸らすことが可能となるから。

私は金正恩が究極的には核兵器計画の進行を停止することに合意すると見 ているが、それ自体に何に意味もない。その理由は金正恩の方がトランプ 大統領よりも経験豊富で米国の大統領を操るテクニックに長けているよう だし、如何なる合意事項でも結局は破っていくだろうと考えている。

金正恩は我が国が韓国を支えていく事が重大な軍事的行動の抑止力となる ことを考えに入れているだろう。何故ならば、アメリカが軍事行動に出れ ば韓国には深刻な悪影響を及ぼすからである。

しかしながら、トランプ大統領は彼自身に影響を及ぼす事柄には大いに関 心を示すが、他者に対してはそれほどではないと見えるのだ。私は我が国 の軍部は賢明であって欲しいと望んでいる。

<引用終わる

これまでの彼のトランプ大統領に対する過激とも言える発言からすれば、 穏やかな部類だったという感触だった。


 ◎トランプ大統領の独断専行的政治手法をどう考えるか:前田正晶

この件について15日に元の同僚に質問したとお知らせしたが、その彼から 来た彼の答えというか考えをご紹介しよう。

>引用開始

情報の発信源で異なるが、トランプ政権下ではこの度解任されたテイラー ソン国務長官を含めて20〜22人の政府高官が辞任あるいは解任されてき た。この現象は政権の高官級の人事が病んでいることを示しているのでは ないか。

私は 鉄鋼とアルミへの関税賦課は撤回乃至は緩和されるとは見ていな い。そう言う根拠はトランプ大統領が技術面における変化がラストベルト における雇用の減少を招いたという事実を受け入れていないし、雇用が復 活することはあり得ないからだ。

私はトランプ大統領と金正恩の首脳会談は以下の不達の理由で実現すると 見ている。

 1)先ずは、金正恩は会談が実現するまでの間と進行中に核兵器計画を 進行できる時間の確保が可能であること。

 2)はトランプ大統領がこの会談によりマスコミの目をロシア疑惑から 逸らすことが可能となるから。

私は金正恩が究極的には核兵器計画の進行を停止することに合意すると見 ているが、それ自体に何に意味もない。その理由は金正恩の方がトランプ 大統領よりも経験豊富で米国の大統領を操るテクニックに長けているよう だし、如何なる合意事項でも結局は破っていくだろうと考えている。

私は 金正恩は我が国が韓国を支えていく事が重大な軍事的行動の抑止力 となることを考えに入れているだろう。何故ならば、アメリカが軍事行動 に出れば、韓国には深刻な悪影響を及ぼすからである。

しかしながら、トランプ大統領は彼自身に影響を及ぼす事柄には大いに関 心を示すが、他者に対してはそれほどではないと見えるのだ。私は我が国 の軍部は賢明であって欲しいと望んでいる。

<引用終わる

これまでの彼のトランプ大統領に対する過激とも言える発言からすれば、 穏やかな部類だったという感触だった。



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身 辺 雑 記
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20日の東京湾岸は午前中、雨。

19日の東京湾岸は薄曇り。隣の第3亀戸中学校の校庭は芝生。近隣の子供 たちの格好の遊び場になっている。他に広場とて無いから致し方なかろ う。学校も黙認している。


総胆管といえばNHK時代、先輩に変わった人がいて「花なら桜、魚なら鯛 男なら俺」と自慢していたが先年、総胆管癌で死んだ。ワイシャツ20枚 持っていることも自慢していたっけ。                
                                             読者:5576人
              






        

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