政治・経済

頂門の一針

急所をおさえながら長閑(のどか)な気分になれる電子雑誌。扱う物は政治、経済、社会、放送、出版、医療それに時々はお叱りを受けること必定のネタも。

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頂門の一針201818・3・12号(月) 

2018/03/12

              
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わたなべ りやうじらうのメイ ル・マガジン「頂門の一針」4632号
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        2018(平成30)年3月12日(月)



    米は北朝鮮の「時間稼ぎ」に惑わされるな:杉浦正章

             戦後左翼の常套手段:宝珠山  昇 

   世界で進む“中国対民主主義”のせめぎ合い:櫻井よしこ
           
                      話 の 福 袋
                       反     響
                       身 辺 雑 記


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第4632号
                             発行周期 不定期(原則毎日発行)
             
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米は北朝鮮の「時間稼ぎ」に惑わされるな
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               杉浦 正章


非核化の真偽を見極めよ モリカケばかりの野党は目を覚ませ
 
人を錯誤におとしいれて財物をだまし取る者を「かたり」という。首相・ 安倍晋三は希代のかたりが隣に住んでいると用心した方がよい。祖父金日 成も父親金正日も世界を欺いて国家を生きながらえさせてきた。

今回も厳しい国際包囲網突破を目指して金正恩は着々とかたりの布石を 打っている。韓国大統領文在寅はやすやすと突破され、金は文を使ってト ランプを籠絡しようとしている。


北は核ミサイル完成に向けて「時間稼ぎ」をしているに過ぎない。短兵急 な対応は極東に危機をもたらしかねない。安倍が、懐疑的な姿勢をくづし ていないのは救いだ。

ここはトランプの“前のめり”にクギを刺す必要がある。トランプは自国の 防衛のため北に大陸間弾道ミサイル(ICBM)を破棄させても、日本は 核兵器や細菌兵器を搭載可能なノドン200発を向けられたまま、置き去り にされかねない。極東情勢が激動の時に国会は朝日新聞に扇動されて野党 が森友だの加計だのの論争に明け暮れしているが、いいかげんに目を覚ま せといいたい。

 米大統領は普段はホワイトハウスの小さな記者会見場に姿を見せること はないが、韓国特使との会談後現れたトランプの姿を見て、「危うい」と 感じたのは筆者だけだろうか。

北に踊らされて、はしゃいでいる姿だ。韓国の特使の報告に全て乗せられ て金正恩との会談を、千載一遇のチャンスと飛びついた感じが濃厚だ。ト ランプは北との直接交渉に持ち込むことによって、4半世紀にわたって米 国大統領を翻弄(ほんろう)し続けてきた北の核ミサイル問題を一挙に解 決出来ると踏んでいるのだろうか。そうなら愚かとしか言いようがない。 まずここは真偽の見極めが先決だ。

トランプはロシアゲートのスキャンダルでメディアの攻撃にさらされ、支 持率は30%台と、歴代大統領でも最低の状態にある。秋には中間選挙が あり共和党は指導力欠如の大統領のせいで苦戦を免れない。

ここは外交に突破口を見出すしか道はないのだ。その弱点を狙って金正恩 はまず韓国の左派大統領文在寅を落とし、ついでトランプを落とそうとし ているのだ。北の最終的な狙いはまず包囲網を分断し、米軍を朝鮮半島か ら撤退させることにある。

全てがそこに向けての布石であると考えるべきなのに、トランプは目先の 舞台ばかりに目を奪われているかのようである。トランプが“伝言”だけを 頼りに「彼らの声明はとてもポジティブなもので、世界にとっても素晴ら しい」と手放しで賞賛するような事態ではないし、韓国特使らに米朝首脳 会談を「即答」するほど、軽い問題でもない。

まずトランプは韓国の「伝言」だけに頼らず、北の外交の本質を見極める 必要があるのだ。本質とは徹底した欺瞞外交である。史上数知れぬほど国 際社会を欺いてきた北朝鮮は、2005年には、6者協議で?核計画の放棄?米 国による体制の保証?北への経済支援ーに応じた。

経済援助を得た後は、どこ吹く風で核兵器の製造にいそしんだ。今回も同 様の手口を取ろうとしているのだ。金正恩が?非核化に尽くす?核・弾道ミ サイル実験を控える?米韓合同演習を理解する事などを条件に、米側に早 期のトップ会談を求めている。

もともと?から?までは米国が北に条件として提示しているものであり、金 正恩はこれを受け入れる決断をしたことになる。しかし、問題は「非核 化」が何を意味するかだ。米国は合意を急ぐあまりに詳細を詰めない妥協 をしてはならない。北に関してはつねに「やらずぶったくり」を懸念しな ければならない

。せっかく作った“貧者の宝物”である核ミサイルを手放すとでも考えてい るとすれば甘い。そもそも10年前とは前提条件が様変わりしているのだ。 10年前の北の要求は「核兵器製造計画を放棄する代わりに体制を保証す る」であったが、今回は「核ミサイル攻撃能力を持った上で米国と対等に 話し合う」路線となっている。

要するに核ミサイルプログラムの再稼働を常にちらつかせながら、次から 次へと譲歩を引き出す作戦なのだ。過去にジョージ・W・ブッシュもその 作戦にはまって北をテロ支援国家から削除したが、時を経ずして核開発は 再開だ。

従って、たとえ話し合い協議に入っても、現行の厳しい国際制裁を維持す る必要があることは言うまでもない。そればかりか北が核ミサイルを全て 破棄し、国連の視察を受け入れて、それを確認するまで手綱を緩めてはな らないのだ。北に関しては、全てを疑ってかかるのが常道なのだ。

韓国の 文在寅は4月末にも金正恩と会談、トランプは5月までに金正恩と 会談する ことになっている。しかし、一連の会談は長い非核化の道への 第一歩に過 ぎない。安倍は会談を急ぐ必要はあるまい。一連の接触を見 極めた上で行 動に移せば良いことだ。むしろ安倍は、4月のトランプとの 会談では、北 の手玉に取られないようトランプに友情ある説得をするこ とが肝要だ。

日米は核とミサイルを放棄させるための確たる態勢を整え、最大限の圧力 を 今こそ継続しなければなるまい。韓国の文在寅は度しがたいから説得 は利 かないが、トランプには拙速を戒め、冷静な見極めを求めるべきだ。


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戦後左翼の常套手段
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    宝珠山  昇


〇 頂門の一針4630 号 2018・ 3・10(土)の「最新情報 ◎野党の国会 審議の不毛  品川 阿生居士」の「森友学園への国有地払下げ価格の疑 惑についてはすでに司法当局が捜査をしている。

関連文書が書き換えられているという報道に 関して衆参の予算委員会で 多くの時間をとって質疑がおこなわれたが、末節とはいわ ないまでも
枝葉の問題についての野党の執心ぶりには首をかしげざるを得ない。憲法 9条改正や北朝鮮や中国をめぐる安全保障問題について問いただすことは ないのかと 言いたい」に全く同感しながら過ごしています。

与党の一部も同じでしょう。

〇 憲法9条改正問題について言えば、与野党のみならず「識者」の一部 まで、「自衛のための武力行使の範囲を、(これまでの政府統一見解など で示されて いる以上に「明解」に)、憲法条文に書き込むこと」を求め て、論議を混迷させている。

「自衛のための必要最小限度」を明解に示すことは、有害無益、不適当、 不可能なことで、国益を毀損するものである。これらは、憲法改正の有無 にかかわら ず、国政に携わる者たちが常続的に行うべきもの。最終的に は、国権の最高機関が、 その時の、国民の意思、安全保障環境、自衛能 力の実態、同盟国の姿勢、などを総合 的に判断し、決断する以外にない ことである。

〇 にも拘わらず、これを求めるのは、憲法改正を妨害しようとしてのも のである。これは戦後のいわゆる左翼勢力の常套手段・戦術である。これ を、与党の 一部や元官僚までもが使っているのは戦後教育の劣化の結果 であろう。嘆かわしい限 りである。

〇 なお、必要最小限度の自衛権行使の限度の判断を誤って、戦争に突入 し、一時期「主権」を失ったのが「大日本帝国」、「敗戦国」であり、今 でも「国連 憲章」の「敵国条項」に名を連ねているのである。

〇 ついでに述べさせていただくと、今、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員 長は、ようやく、国際社会の警告・圧力を受けて、主権国家固有の自衛権 の行使限度 を慎重に判断しようとしている振りをし始めたものと理解さ れる。

これまでの金一族 の言行から見てその真意には疑問を持たざるを得ない ので、万般の注意を以って「対 話」に臨むことが肝腎であることは言う までもない。

(注:国際社会の警告・圧力とは、北朝鮮が核兵器やICBMを保有すること は、人類・国際社会が長年かけて育て上げてきた、紛争を平和的に解決す るための 法・英知を逸脱し、自衛権行使の限度を超えていますよ、若し それを続ければ貴国は破 滅しますよ、などである。)  (2018年3月10 日 N.H.記)



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世界で進む“中国対民主主義”のせめぎ合い
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              櫻井よしこ

「世界で進む“中国対民主主義”のせめぎ合い 価値観守るには国民全体の 力が必要に」

過日、高須クリニック院長の高須克弥氏に会った。チベット亡命政府がロ ブサン・センゲ首相の来日に合わせて開催したレセプションでのことだ。

テレビのCMでお馴染みの高須氏が「昭和天皇独白録」原本をオークショ ンで落札し、皇室にお渡しすると発表した。そんなことで氏は愛国の人な のだと、私は感じていた。

その人物が同じ会場にいた。自己紹介したら、漫画家の西原理恵子さんを 紹介してくださった。「週刊新潮」の一番最後の頁で佐藤優氏のコラムと 合わせて「まさる&りえこの週刊鳥頭ニュース」を描いている人だ。

後日、高須氏恵贈の『炎上上等』(扶桑社新書)で、氏にとって西原さん がとても大切な人だということがわかった。「サイバラ、サイバラ」と呼 んでいつも一緒だ。

そんなことも書いてある本からは邪気のない人物像が浮かんでくる。相手 が強くても筋は曲げない。たとえば高須クリニックの患者の半分以上が中 国人だそうだ。金持ち中国人は日本の土地や建物だけでなく、若さも美し さも買って帰る。高須氏は彼らをVIPルームに通す。すると、皆一様に 「凍りつく」。何故って、そこには、氏がダライ・ラマ法王にお会いした 時の写真がたくさん飾られているからだ。

それでも気分を害して憤然と席を立つ人はいない。皆、喜んで手術を受け るという。愉快な話ではないか。

私の不勉強でこの本を読む迄知らなかったのだが、高須氏はこれまでずっ とチベットを支援してきた。理由は中国に「いちばんやられている」から と、明快だ。だから氏は氏のやり方でチベット問題に関わってきた。チ ベットにもっと多くの人たちが注目して、その酷い状況を知ることが、何 よりも大事だと信じて行動してきた。

世界ではいま、価値観の闘い、中国対民主主義陣営のせめぎ合いが進行中 だ。習近平国家主席は、3中総会で国家主席の10年任期制を撤廃し、毛沢 東のように終身、権力の座に居座るつもりのようだ。

強い反対論もあるが、そうした意見は中国共産党に押さえ込まれ、新聞か らも、ネットからも削除されていく。かといって、中国人が心底、終身主 席制という時代錯誤の専制独裁に納得することはないだろう。国民の不満 は解消されず、むしろ高まるばかりだ。解決の道は強硬策しかない。習氏 はあらゆる分野で締めつけを強化し、対外的にはより巧妙でより激しい攻 勢に出るだろう。

国内で狙われるのはチベット人、ウイグル人、モンゴル人ら「少数民族」 であり、対外的には日本であろう。そんな中国の攻勢には、賢く強く備え て、私たちの価値観を守り抜かなければならない。それは政府だけではで きない。国民全体の力が必要である。

賢い国民が自らの力で国を守るのが民主主義制度の特徴で、一党独裁政治 との大きな違いである。だからこそ、真っ当に国を愛する民間の力が大 事、人材が大事なのである。高須氏はいま、チベットの人材育成に力を貸 している。インドのモディ首相が毎年チベット人学生をインドの大学の医 学部に受け入れており、その学生たちを高須氏が奨学金で支えているそうだ。

「毎年5人ずつ支援していけば、いつか僕がフリーチベットの医学の父っ て呼ばれる時がくるかもね」と氏は書く。是非、そうなってほしいもの だ。日本でもすでに千葉工業大学がチベット人学生を奨学金で受け入れて いる。麗澤大学にも来年春にはチベット人留学生たちが来る予定だ。

日本の民間人の力はすばらしい。賢く勇気ある民間の人々や大学、その他 の組織の力を結集すれば、中国共産党の理不尽さに負けることはない。小 さな国々の未来を担う人材育成に手を貸すことは、私たち日本人が日本人 としての自分を磨くことなのである。

『週刊ダイヤモンド』 2018年3月10日号
 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 1222

                           
          
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最 新 情 報
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 ◎朝日新聞OB・長谷川氏が「書き換え」疑惑報道に苦言「私が現役の 頃ならボツ」「安倍政権つぶすためなら多少の不備も無視か」

朝日新聞による、学校法人「森友学園」に関する財務省の決裁文書「書 き換え」疑惑報道について、OBが厳しい視線を送っている。元朝日新聞 の敏腕記者、長谷川煕(ひろし)氏は「私が在籍したころなら、ボツにさ れるような曖昧な記事に感じる。『正しい記事だから信じろ』というの か。慰安婦問題の虚報などへの反省がない」と語った。


長谷川氏は、慶応大学卒業後、1961年に朝日新聞に入社。経済部や週刊誌 「AERA」などで活躍した。93年の定年後も2014年8月までは、社外筆 者として健筆を振るった。最近、『偽りの報道 冤罪「モリ・カケ」事件 と朝日新聞』(ワック)を上梓した。

国会を空転させた今回の報道を、次のように分析した。

「具体的な証言や写真など、記事の裏付けが不十分だと感じた。朝日新聞 が、決定的証拠となる文書の写しを入手済みなら、情報源秘匿のために掲 載はしないまでも、もっと信用性を高める書き方をしたはずだ」

朝日新聞は2日朝刊の1面トップで「森友文書 書き換えの疑い」との 大見出しで、疑惑を報じた。国有地取引の契約当時の文書に記された「特 例的な内容」「本件の特殊性」などの文言が、昨年2月の問題発覚後に国 会議員に開示した文書にはなかったという。2つの文書は、起案日や決裁 完了日、番号が同じだとした。

だが、記事には「書き換え」を裏付ける写真などの決定的証拠はなく、 《文書を確認》《複数の関係者によると、問題発覚後に書き換えられた疑い がある》とした。

長谷川氏は「《確認》といっても、関係者からの聞き取りなのか、実際に文 書を見たのか。疑惑が事実だとしたら、政権を揺るがす重大な問題にもか かわらず、表現が曖昧だ。掲載基準が相当、緩くなっているのではない か」と指摘し、次のような「仮説」を示した。

「朝日新聞は、大きな勘違いをしているのではないか。それは『安倍晋三 政権つぶしの闘争のためなら、多少の記事の不備はどうでもいい』という 考え方だ。だとすれば報道機関とはいえず、危険な発想だ。メディアの責 任として、決定的な裏付けをもって、疑惑の実態を明らかにすべきだ」


【写真】 長谷川煕氏
<http://tk.ismcdn.jp/mwimgs/d/6/500/img_d6b8a5201a0b937c94f877b3f7d05ee8138354.jpg>http://tk.ismcdn.jp/mwimgs/d/6/500/img_d6b8a5201a0b937c94f877b3f7d05ee8138354.jpg
【ZakZak】 2018.3.10  〔情報収録 − 坂元 誠〕


 ◎前田正晶氏のご意見はまことに御尤もです。:北村維康

私が思ふに、この問題の発端は、日本が米国に負け、弱体化憲法を押し付 けられたことにあります。

日本が、正統的な憲法を持たないから、国家自体の存立が曖昧で、実質的 にはアメリカの植民地になってゐます。

本来、国語は国家の命ですから、その命が吹き返すためには、憲法改正に 俟つほかはありません。

片仮名表記問題は各論であり、総論はやはり憲法改正なのです。


 ◎矢張りトランプ大統領はMr. Unpredictabilityだった:前田正晶

私の記憶が正しければ、最初にトランプ大統領を unpredictable と形容 したのは産経の古森義久だった。当にその通りの方だと私は考えている。 今回の決断も全くそのunpredictable が当てはまるかと思う。尤も、トラ ンプ候補の当選を予測しいた数少ないジャーナリストの1人である木村太 郎は、既に以前のPrime Newsでトランプ大統領のDPRK訪問を予言して見せ てはいたが。

3月9日は目まぐるしい1日だった。私個人として午前中に通院があって昼 過ぎに一旦帰宅すると82歳の実弟が前夜に大動脈瘤破裂で10時間もの大手 術で命を救われてICUで意識不明のまま入院中と姪から知らせがあった。 現時点では見舞いに来て貰ってもガラス越しに見えるだけで何にもならな いので、意識が回復次第連絡すると言われ、大いに動揺した。

そういう状況では2つのニュースには容易に対応できないかと思わずには いられなかった。

午後にも別のクリニックにも予約があり外出が続いたのだが、その間に佐 川国税庁長官の辞意表明のニュースがあったかと思えば、トランプ大統領 が5月までに(韓国の鄭義溶の英語の記者会見では by May となっていた が)金正恩と首脳会談をする意向を表明されたという呆気にとられるよう な、予測不可能だった大変なニュースまで飛び込んできたのだった。

トランプ大統領の首脳会談をするという意向の表明を聞いた途端に感じた ことは「もしかして、私は文在寅大統領を過小評価していたのではなかっ たか」だった。私は文大統領は金正恩に平昌オリンピックを巧みに利用さ れてすっかり取り込まれ、DPRKの意のままに操られアメリカ向けのメッセ ンジャーボーイ程度の役割だと思い込んでいた。しかも、DPRKに特使団を 送り込んで金のご機嫌を買うことくらいしかやることがない存在だと見做 していた。

それが、平壌であの何処までが本気なのか確認のしようもない歓待を受け た使節団が直ちにワシントンDCに向かい、金正恩との会談の詳細を報告す るという素早い動きを見せた。そう聞いた時点では私は、単なる儀礼的な アメリカ出張ではないかとすら考えていた。

ところが、そこから先がトランプ大統領 unpredictable の最たるところ
で、鄭義溶から金会談の詳細を聞くや直ちに「会う」との意向を表明し、 記者団に自ら予告した上で使節団に記者会見をさせたのだった。

その意志決定の素早さというか何と言うか、恐らく国務省とも詳細な打ち 合わせをすることなく「首脳会談」の意向を表明した辺りが、如何にもト ランプ大統領のトランプ大統領たるところで、就任以来の「我が道を行 く」やり方というか独断専行であって、別段驚くには当たらないとは思 う。だが、事がことだけに、アメリカの政府内も諸外国の首脳たちも呆気 にとられた状態かと思う。

その辺りを10日夜のPrime Newsでは所謂専門家を集めて2時間タップリと 討 論していたので、中々の聞き物だった。私が最も印象に残った発言で は渡 部恒雄の「トランプ大統領は自分が知らないということを知らない のだ」 だった。彼もそのように見ているのかとある意味では意を強うした。

それは、私が常にアメリカの元の同僚とも語り合ってきたことであり、先 月久し振りに昼食会をした私などは遠く及ばないアメリカの支配階層の在 り方に精通した長老も「トランプ大統領は本当に無知なのか、あるいは何 もかも承知で無知を装っているのかが解らないのが困る」というトランプ 論はかなり広まっているのだ。

その他では外務省の佐藤正久副大臣の「金正恩は朝鮮半島の非核化と言っ ているだけで、DPRKの核放棄とは言っていない。この辺りの表現は要注意 だ」も印象に残った。

要するに、あの鄭義溶の報告の内容は更なる慎重な検討が必要であるとい う意味だろう。しかも、彼は韓国語ではなく英語で発表していた。発音は 兎も角、文章の構成はしっかりしていたと聞こえたのは、正直に言って残 念だった。我が国の閣僚では河野外相を除けばあのような会見が出来るの かという疑問だ。

以前からあったマスコミ論調であり、10日夜も出ていたのは、今回のアメ リ カとDPRKの首脳会談に至るまでの経過には「我が国は安倍総理がトラ ンプ 大統領とあれほどの親密さがありながら、今回も電話で相談された とは言 うが、蚊帳の外ではないか」という疑念である。私にもその疑念 がある。 アメリカは黙っていても同盟国である日本は追いてくるとでも 考えている のかも知れないとでも見ているのではないか。

私は22年半にもなったアメリカの会社勤務で感じたことは「1970年代後半 から1980年代半ば頃のアメリカのビジネスの世界での大方の認識は『日本 は子会社的存在で親会社の意向に逆らうことなど許されない』といった感 覚で接しているようだ」だった。

恐らく、この頃は「何事においても高圧的なアメリカ」であり「逆らうこ となどは許されない雰囲気があった」と思う。

私は安全保障条約などという括りの枠外でアメリカを見ていたので、核の 傘で守られた庇護国というよりも、80年代後半以降はビジネスの面では対 等乃至はそれ以上で、特に製造業の技術と労働力の質の点では完全にアメ リカを凌駕しているので、何ら気兼ねをする必要などない同盟国という間 柄だと思って接していたし、彼らも我が国に対して一定以上の敬意を示し ていた。但し、それは余程我が国と長期間密接に接する機会があった者た ちに限定されることかも知れないが。

話をアメリカとDPRKとの首脳会談に戻せば、その実現までにはDPRKは兎も 角、アメリカの国務省以下が日時・場所・事前の事務レベルでの予備会 談・議題等々の他にある最も重要なことは「金正恩の真意が那辺にあるの か、鄭義溶に言わせた内容が何処まで本気なのか」等々精密な検証を要す る案件が多過ぎはしないか」だろうと思っている。Mr.Unpredictability のトランプ大統領は単身ででも平壌に向かってしまうのではないかと、私 は勝手に、独り密かにか危惧している。

そこにあるのが11月の中間選挙対策なのか、本気で再選を目指す為に岩盤 の支持層に訴えかけて、あらゆる選挙公約を忠実に実行しようと励んでお られるのかは私如きには解らない。昨夜のPrime Newsでは中間選挙で勝た ないとロシア疑惑で民 主党に弾劾されかねないという話まで出た。


 ◎森友関連の国有地の大幅値引きでの売却:前田正晶

私はこの案件が野党と朝日新聞連合があれほど長期間引っ張って騒ぎ立て ていることが未だに理解できない。畏メル友のO氏とも意見が一致してい ただが、不良資産ともなりかねない悪質の土地の処分先を巧みに見出して 売却したことが、それほど悪いことなのかという疑問だ。

私にはこの問題と財務省(近畿財務局?)が関連の書類を破棄したとか書 き換えたとかいうのは別個の案件だとしか思えないのだ。野党は朝日の記 事に便乗して国会委審議を遅らせているだけではないのか。

11日朝からの報道では財務省はどうやら関連した文書の書き換えを認める 方向にあるようだ。これでは朝日の思う壺ではないのか。共産党は「内閣 総辞職だ」などと吠えているが、私にはそういう問題であるとは思えない のだが、如何なものだろう。

辻元清美などは佐川国税庁長官の辞任を「トカゲの尻尾切り」と形容した が、財務省の最高幹部がトカゲとは見当違いも甚だしい言いがかりではな いのか。安倍内閣は本気で佐川氏の辞任で幕引きにする気なのか。野党と 朝日新聞連合は唯々安倍内閣を窮地に追い込むか、朝日の社是のように退 陣させたいが為の揚げ足取りと見るのは誤りだろうか。

何れにせよ、このアメリカ対DPRKの直接の対話が進みそうであり、中国に 独裁者の長期政権が誕生するという国際情勢が緊迫しつつあり、トランプ 大統領が鉄鋼とアルミの輸入に高率の関税をかけると決められたような時 に、彼ら野党は国会で採り上げるべき案件の優先順位を曲げているだけだ としか思えないのだ。彼らが一度でもかかる国際的な問題を予算委員会で も何処でも、質問をしたのかを考えて見るべきだ。

私が懸念していることは、トランプ大統領が独断専行とでも形容したいよ うな、予見しがたい速度で事を運ばれては、如何に安倍総理がトランプ大 統領が信頼する相談相手であられても、我が国は「アメリカとDPRKの首脳 会談」のような案件については、誰かが危惧していたように「蚊帳の外」 に置かれてしまうのではないかという問題である。


 ◎底なし厚顔無恥の文大統領、慰安婦・竹島問題で“妄言”連発 心根 腐 りきった“大嘘つき手法”

韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領が、また妄言・寝言を繰り出し た。ソウルで1日行った演説で、慰安婦問題について、「加害者である日 本政府が『終わった』と口にしてはならない」と発言。韓国が不法占拠す る島根県・竹島についても、「日本の朝鮮半島侵奪で最初に強制占領され た地であり、われわれ固有の領土だ」と言い放ったのだ。歴史を無視し、 国家間の約束を反故にする、大嘘つきの「反日」大統領に対し、日本政府 は猛烈に怒っている。

文氏は1日、日本による朝鮮半島統治下の1919年に起きた「3・1独立運 動」の記念式典で演説した。

まず、慰安婦問題に言及し、冒頭の言葉とともに「戦時の反人倫的な人権 犯罪行為は『終わった』という言葉で覆い隠せない」と発言した。 2015 年の日韓合意は「最終的かつ不可逆的な解決」を確認している。 度しが たい“蒸し返し”というしかない。

文氏は加えて、日本固有の領土である竹島を「韓国領だ」と強弁したうえ で、「日本がこの事実を否定していることは、帝国主義の侵略に対する反 省を拒否していることにほかならない」と、歴史的にも国際法上も異常な 主張を表明した。

平昌(ピョンチャン)冬季五輪で、北朝鮮との「南北融和」に傾斜しすぎ たため、文政権の支持率は急落している。「反日」カードを切って、国民 の期待をつなぎ止める思惑なのか。国際外交の基本を知らない、心根の腐 りきった“大嘘つきの手法”というべきだ。

菅義偉官房長官は1日の記者会見で、文氏の演説について「日韓合意に反 し、まったく受け入れられず、極めて遺憾だ」と強い不快感を示した。政 府高官は「言ったことと違う。ゴールを全く反対側に動かした」と憤って いる。当然だ。

日韓関係は氷河期に突入した。許し難い隣国政府にどう対処すべきか。

拓殖大学の藤岡信勝客員教授は「韓国には『日本には何をやっても許され る』という甘えと侮蔑が定着している。日本側は『慰安婦問題は、吉田清 治氏の虚構だった』『朝日新聞がそれを広めた』と指摘すべきだった。韓 国には言葉だけでなく、経済的な対抗措置を取るなど、厳しく臨むべき だ」と話している。

【写真】  「3・1独立運動」記念式典での行進に参加する文大統領 (左)と金正淑夫人=1日、ソウル(ロイター)
<http://www.zakzak.co.jp/soc/news/180303/soc1803030007-p1.html?ownedref=not%20set_not%20set_newsPhoto>http://www.zakzak.co.jp/soc/news/180303/soc1803030007-p1.html?ownedref=not%20set_not%20set_newsPhoto
【ZakZak】 2018.3.3 〔情報収録 − 坂元 誠〕



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身 辺 雑 記
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12 日の東京湾岸は快晴、爽快。

11日は曇天下、早朝散歩。日曜日とあって他に人影ナシ。午前11時頃には 陽がさした。恒例、ベランダの鉢植えたちに水をやった。やり過ぎると 根腐れを起こすから週1回と決めている。

日曜で休みの隣の第3亀戸中学校。近隣の子供たちが詰めかけてサッカー をやっていた。他に広場が無いから仕方がないか。
        
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創刊日:2004-01-18  
最終発行日:  
発行周期:不定期  
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