政治・経済

頂門の一針

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頂門の一針4629 号  2018・3・9(金)

2018/03/09

              
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わたなべ りやうじらうのメイ ル・マガジン「頂門の一針」4629号
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        2018(平成30)年3月9日(金)



           深川富岡八幡宮と東京大空襲:加瀬英明

               「侵略」の時効は?:石岡荘十

             角さんは糖尿病だった:渡部亮次郎  
             
                      話 の 福 袋
                       反     響
                       身 辺 雑 記


□■■□──────────────────────────□■■□
第4629号
                             発行周期 不定期(原則毎日発行)
             
               御意見・御感想は:
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深川富岡八幡宮と東京大空襲
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        加瀬 英明
 
江戸時代から人気が高かった深川祭り

 旧臘――昨年12月に、深川富岡八幡宮の女性宮司が神社の脇で、前任者 だった弟によって、惨殺される不祥事が起った。

江戸時代を代表する祭礼といえば、将軍家の庇護の下にあった日枝神社の 山王祭りと、神田祭りが天下祭りといわれて、京都祇園祭り、大阪天神祭 りと並んで、日本の3大祭りと呼ばれた。

日本の祭りに君臨していた天下祭りは幕府が滅び、街路事情によって曳山 (ひきやま)が姿を消したために、江戸時代から人気が高かった浅草三社祭 りと、富岡八幡宮の深川祭りによって、先を越されるようになった。

富岡八幡宮の祭神は、第15代応神天皇のオオトモワケノミコト、天照大 御神をはじめとする八柱だが、応神天皇は母后の胎内にあった時に即位さ れた、唯一人の天皇である。

伊能忠敬の銅像の由来

富岡八幡宮の鳥居を潜ると、江戸末期に全国を歩いて測量して、日本地 図をつくった伊能忠敬の銅像が建っている。忠敬は千葉県九十九里浜の農 家に生まれ、独学で天文学や、測量、和算を学び、55歳で富岡八幡宮か ら、全国測量の第一歩を踏み出した。

今年は、忠敬の没後200周年に当たることから、全国各地で記念行事が行 われる。

私事になるが、私は忠敬の次女の篠女が加瀬佐兵衛に嫁いだことから、玄 孫(やしゃご)に当たる。富岡八幡宮で伊能忠敬顕彰会に招かれて、忠敬に ついて講演したこともある。

それにしても神職だったという弟が、姉を日本刀で斬殺したのを、信じら れなかった。日本刀は神社に祀られて、ご神体にもなるものだ。鍛冶場に 注連縄が張られているのを、知らなかったのだろうか。

国宝の中で最件数が多いのは、日本刀である。武器として使われ ること が少なかったから、優れた作品が多く残っている。日本刀は武器で ある よりも、武士が邪気を祓い、礼節を保つために携えていたのだろう。

昨今の神職の教育に、問題があるのだろう。

だが、富岡八幡宮の神職が不祥事を起したといって、神社に傷がつくもの ではない。キリスト教会は大虐殺や、侵略戦争にかかわってきた。今年、 フランシスコ現法王がペルーを訪れた時に、多くの司祭が少年に性的虐待 を加えてきたことを謝罪したが、キリスト教の神に傷がつくわけではある まい。

富岡八幡宮といえば、私にとって忘れられないことがある。

『週刊新潮』に50週にわたって連載

私は37 歳の時に、『週刊新潮』に昭和20年元日から、マッカーサー元帥 が昭和26年に解任されて離任するまで、昭和天皇を中心として、宮中、皇 族、政府、軍中枢の動静を、当時の天皇の側近者をはじめ百数十人に、長 時間インタビューして、50週にわたって連載したことがあった。

3月10 日に東京大空襲が行われ、その直後の累計で8万3000人以上の市 民が死亡すると、前年10月を最後に空襲を恐れて、皇居の外へ出られるこ とのなかった天皇が、軍の強い反対を押し切って、被災地を視察されたこ とがあった。

軍は天皇が被爆地を見られて、抗戦の決意が揺らぐことを心配して反対し たが、御巡幸は軍の決定事項ではないので、承知するほかなかった。

宮内省と軍が「御巡幸」の日時について打ち合わせを行い、18日の日曜日 の午前9時から10時までの1時間が決定されたが、アメリカ軍は日曜日 は休んでいるだろうという判断で選ばれ、午前9時から10時までは、それ までの統計で空襲がもっとも少なかった。

御料車を黒く塗りかえることも検討されたが、時間がなかったので取り やめになった。いつもであれば、沿道に1メートル置きに警官が並ぶの に、天皇であることが分からないように、警衛をできるだけ少なくするこ とにして、ところどころにしか立たなかった。交通の規制も行わず、前後 60メートルだけが交通制限され、対向車も自由だった。

 昭和天皇の御巡幸

御料車はボンネットに立つ天皇旗を外して、近衛将校が乗ったオートバイ が、両脇に2台ずつ従って、蓮沼侍従武官長、藤田侍従長、松平宮相など の供奉員を乗せた車が3台続いて、時速36キロで疾駆した。

永代橋を渡って深川に入ると、見渡すかぎりの焼け原だった。ところどこ ろで、市民がトタン板でバラックを造り、瓦礫の整理をしていた。

鹵簿(ろぼ)は富岡八幡宮の焼け焦げた大鳥居の前で、停まった。

陸軍様式軍装を召された天皇が降りられると、待っていた大達内相の先導 で、石畳を歩かれて、境内へ向かわれた。

拝殿は延焼を免れていた。陛下は軍帽を脱がれると、拝殿に向かって お 辞儀をされた。拝殿の前に粗末な机が、1つ置かれていた。

天皇が机へ向かって立たれると、一面の焼け跡が一望に見渡せた。天皇の 背後に、供奉員や、坂警視総監、都長官の西尾陸軍大将ら、約20人が 2 列になって並んだ。

国民服を着た大達内相が、地図を鉛筆で指して、被害状況を御説明した。

陛下は大達の言葉が切れるたびに強く頷かれ、「あっ、そう」「それは、 たいへんだったなあ」と、仰言った。

警官が神社を囲んで、一般市民は境内に入れなかった。しかし、被災民の なかには、巡査から陛下が御幸されていると聞いて、何人かが地面に崩れ 落ちて、有難さに号泣した。

大達が説明を終えると、天皇は焼け野原にじっと見入って、「こんなに焼 けたか‥‥」と、絶句された。天皇は大達に促されるようにして、御料車へ 戻られた。

鹵簿は予定通りに、10時に皇居正門を潜った。幸いこの間、空襲は無かった。

その後、陛下は敗戦まで皇居の外へ出られなかった。私は『週刊新潮』の 連載にそう書かなかったが、昭和天皇はこの時に終戦を決意されたと、確 信した。

富岡八幡宮の例大祭はなぜか8月15日

江戸時代から富岡八幡宮の例大祭が、8月15日だったことを知っていた が、私はオカルトを信じなかったから、戦争が8月15日に終わったのは、 偶然でしかないと思った。それとも、御神威によるものだったのだろうか。

軍は根こそぎ動員を進めていたが、国民全員を戦闘員とみなしていた。4 月に、阿南惟幾陸軍大臣が布告した本土決戦のための「決戦訓」は、次の ようにうたっていた。

「皇軍将兵は皇土を死守すべし。皇土は天皇在(ま)しまし、神霊鎮まり給 ふの地なり。皇国将兵は一億戦友の先駆たるべし。一億同胞は総(すべ)て 是(これ)皇国護持の戦友なり」

大本営陸軍部が同じ月に発した「国土決戦教令」は、必要な場合、軍が国 民を殺すのに躊躇(ちゅうちょ)してはならないと、命じていた。

「敵ハ住民、婦女、老幼ヲ先頭ニ立テテ前進シ、我ガ戦意ノ消磨(しょう ま)ヲ計ルコトアルベシ。斯(か)カル場合我ガ同胞ハ己(オノ)ガ生命ノ長 キヲ希(こひねが)ハンヨリハ、皇国ノ戦捷(せんしょう)ヲ祈念シアルヲ信 ジ、敵兵撃滅ニ躊躇スベカラズ」

いま、立憲民主党をはじめとする護憲勢力が、憲法解釈による「専守防 衛」を金科玉条のように、頑なに守れと主張している。

「専守防衛」は、敵軍がわが領土を侵さないかぎり、迎撃することが許さ れないから、本土決戦を戦うことを強いている。いったい、枝野幸男氏た ちは本土決戦が国民を道連れにして、いかに悲惨なものとなるか、考えた ことがあるだろうか。

陸軍は本土決戦へ向けて、長野県松代の山を手掘りで巨大な洞窟を刳(く) り抜いて、大本営を移転することを、計画していた。私はこの跡を訪れた ことがあるが、天皇皇后のために、半地下式の行(あん)在所(ざいしょ)も 造られていた。

私は「専守防衛」を唱える論者に、松代大本営跡を見学することを勧めたい。

『週刊新潮』の連載は新潮社から単行本として出版されたが、3年前に 『昭和天皇の戦い』(勉誠出版)として、復刻された。


                 
            
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「侵略」の時効は?
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    石岡 荘十

どなたか教えてください。

先日、大学時代の友人数人と会った。その席でひとりがこう訊いて来た。
「歴史上、他人の国を侵略し、植民地化し、虐殺し、じつに多くの人を大
規模に連れ去って奴隷とした例は数知れない。日本はいま、七十数年前の
戦争をめぐって、近くの国から『謝れ。口ばかり出なく、謝罪の意を行
動で表せ』と攻め立てられている」。

その上「戦争指導者を祀っているところに,総理がお参りするのはけしか
らん。おまえの歴史認識をこっちと同じに改めない限り、会ってやらん
と脅されている」

そこで、2つ訊きたいと友人は言う。

まず、歴史上、他国を侵略し、占領し、植民地化した国々が、謝った話
はあまり聞かないが、あるとすればどこの国がどこにどんな謝り方をし
たのか。先の戦争で謝罪をしたのは、ドイツと日本ぐらいだと思うが
------。ほかにあったっけ? 

次に、歴史認識が国によって異なるのは当たり前だと思う。が、それを
変えなければ、会ってやらんとごねた国は、歴史上あるのか。あるとす
ればどの国がどこの国にそう言ったのか。言われた方は、どう対応した
のか。

日本はかつて蒙古に襲われたり、近海でロシアの海軍相手に戦ったりし
たこともあった。防衛のために多数の死傷者が出ている。幸い、侵略未
遂だったが、彼らは謝ったのか。

加藤清正のことを謝れとは言っていないようだが。

友人はつまり、先の戦争が「侵略」だったとして、それがいつになった
ら時効になるのか、そんなものに時効はないのか、教えてくれと言って
いる。

酒席だったこともあって、むにゃむにゃとごまかして、議論は消化不良
のまま終わってしまった。

どなたか、正解を教えてくれませんか。



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角さんは糖尿病だった
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     渡部 亮次郎

肩書きを言うより「角さん」で通っていた田中角栄氏。脳梗塞により75歳 で逝去した。若いころからの汗っかきは「バセドウ病」のためと周囲に説 明していたが、実は糖尿病持ちだったことは隠していた。だから脳梗塞を 招いたのだ。

彼が自民党幹事長だったころ私も彼を担当したが、糖尿病で医者通いをし た事実はなかった。ところが、彼が首相を辞めた後会ったところ「あん時 は血糖値が400にもなった」としゃべりだした。

「文春で立花隆に書かれたことには堪えなかったが児玉隆に書かれた佐藤 昭 (あき)とのとを連日真紀子(娘)にわーわーいわれて参っちゃっ た。血 糖値も400まで上がるしな」と糖尿病を発症していたことをうっか り告白 してしまった。

おなじく糖尿病から「合併症」としての心筋梗塞で死亡した政治家に大平 正芳がいる。同じく首相を務めて死んだが年下の角栄を「兄貴」と呼んで 政治的にすがっていた。大平は甘党だったが、糖尿病と真剣にむきあって はいなかった。

ちゃんとインスリン注射をしていれば総理在任中70の若さで死ぬことはな かったはずだ。もっとも当時は今と違ってインスリン注射を患者自身がす ることは厚生省(当時)の「省令」で禁止されていたから多忙な政治家が 連日医者通いをすることは無理だった。

この大平の無二の親友だった伊東正義も糖尿病だった。外務大臣当時は政 務秘書官も糖尿病だった。伊東はしかし医者通いをちゃんとしていたから 80まで生きたき。インスリン注射を怠ると寿命を10年は縮めるといわれて いる。

糖尿病にともなう網膜症のため国会の代表演説の原稿を大きすぎる字で書 いてきて有名になった田中六助は心筋梗塞で死んだが、まだ62歳と若すぎ た。医者通いをしていなかったのではないか。まず眼底出血して網膜をや られ、最後に若くして死んだことがそういう推測を招く。

日本で糖尿病患者のインスリン自己注射を許可したのは昭和56年厚生大臣 園田直(そのだ すなお)である。それまでは日本医師会の反対を歴代厚 生大臣が おしきれなかったためである。

このときの園田氏はすでに1回目の厚生大臣の後、官房長官、外務大臣2期 の末という実力者に成長していたためか日本医師会も抵抗はしなかった。 禁止の「省令」は廃止された。

結果、「テルモ」など医療器具メーカーの競争が活発になり、たとえば注 射器が小型化してボールペン型になった。針も極細になり、いまでは0・ 18mmと世界一の細さになった。また血糖値の測定器も 小型のものが発 明されて便利になっている。

これらはすべて園田さんの決断の賜物だが、その園田さん自身は若いころ からの患者であり、患者の苦しみを知るが故に自己注射許可の決断をした のだった。わたしは秘書官として側にいたからよく見ている。

患者によっては医者に一日3回も注射のため医者に通わなければならない 人もいた。1日に医者に3回!!仕事ができない。自覚症状としては何もな い病気とあれば医者通いをやめて早死にをずる不幸をまねく例もおおかった。

そうなのだ。大決断をした園田さん自身はその恩恵に浴することなく70の 若さで死んだ。そう武道の達人も注射の痛さを嫌いインスリンから逃げて いたのだ。腎臓が機能しなくなり「腎不全」で死んだ。(2013・7・13)


            
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最 新 情 報
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 ◎◆落ちる可くして落ちるものと言はねばならないでせう −  多大の死 傷者を生き埋めにした寫眞が報道されたあちらの新幹線事故でも明白なる が如く、一般工業基盤技術・運営管理能力に未熟なる儘、高度の宇宙航空 實驗を敢行する同國は、いずれ世界各國から轟轟たる非難を蒙る事となる 恐れが多分にありますね。

また、成層圏中落下過程に於て「削摩現象(ablation)*」に因り、如何程 に燃焼消滅するかと謂ふ問ひに、同國が確答し得る程の科学/技術的根據 を有するか否か−其れも亦重大なる問題也。
〔注〕 *)  「融除」とも謂ふ−「abrasion(摩耗)」の誤植に非ず。 (坂元付記)
.
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=
中国小型宇宙ステーション「天宮1号」落下避けられず…早ければ24日にも

 中国の小型宇宙ステーション「天宮1号」が近く地球上に落ちることが 予想されている。特に、機体の破片が韓半島(朝鮮半島)に落ちる可能性 もあると言われている。

 欧州宇宙機関(ESA)は6日(現地時間)、今月24日から来月19日の 間に天宮1号が地上に落下する見込みだと明らかにした。また、米国系企 業のエアロスペース・コーポレーション(AC)も4月第一週ごろ、天宮 1号が大気圏に進入すると予想している。

 中国の「宇宙崛起」の一環である天宮1号は2011年9月に打ち上げられ た。当初の目標は国際宇宙ステーション(ISS)のように地球を周回す る永久的な宇宙ステーションの建設だった。だが、2016年3月に天宮1号 が誤作動を起こした後、地上から宇宙船を統制できなかったという報告書 が発表され、その後は統制不能状態に陥った。天宮1号は打ち上げから7 年で落下という残念な結果になりそうだ。

 機体の大部分は落下の途中で燃えてなくなることが予想されるが、重さ が8.5トンにもなるステーションの一部破片が地表面に飛び散るおそれ もある。中国北部や中東地域、中部イタリア、スペイン北部、米国北部、 ニュージーランド、オーストラリア、タスマニア、南米とアフリカ南部地 域に落下する可能性が高いという。

【写真】 地球軌道を周回している天宮1号のイメージ図(写真=CMSA)
<http://japanese.joins.com/upload/images/2018/03/20180308081402-1.jpg>http://japanese.joins.com/upload/images/2018/03/20180308081402-1.jpg
【中央日報】 2018年03月08日08時14分 〔情報収録 − 坂元 誠〕


  ◎◆落ちる可くして落ちるものと言はねばならないでせう −  多大の 死傷者を生き埋めにした寫眞が報道されたあちらの新幹線事故でも明白な るが如く、一般工業基盤技術・運営管理能力に未熟なる儘、高度の宇宙航 空實驗を敢行する同國は、いずれ世界各國から轟轟たる非難を蒙る事とな る恐れが多分にありますね。

また、成層圏中落下過程に於て「削摩現象(ablation)*」に因り、如何程 に燃焼消滅するかと謂ふ問ひに、同國が確答し得る程の科学/技術的根據 を有するか否か−其れも亦重大なる問題也。
〔注〕 *)  「融除」とも謂ふ−「abrasion(摩耗)」の誤植に非ず。 (坂元付記)
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=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=
中国小型宇宙ステーション「天宮1号」落下避けられず…早ければ24日にも

中国の小型宇宙ステーション「天宮1号」が近く地球上に落ちることが予 想されている。特に、機体の破片が韓半島(朝鮮半島)に落ちる可能性も あると言われている。

 欧州宇宙機関(ESA)は6日(現地時間)、今月24日から来月19日の 間に天宮1号が地上に落下する見込みだと明らかにした。また、米国系企 業のエアロスペース・コーポレーション(AC)も4月第1週ごろ、天宮 1号が大気圏に進入すると予想している。

  中国の「宇宙崛起」の一環である天宮1号は2011年9月に打ち上げら れた。当初の目標は国際宇宙ステーション(ISS)のように地球を周回 する永久的な宇宙ステーションの建設だった。だが、2016年3月に天 宮1号が誤作動を起こした後、地上から宇宙船を統制できなかったという 報告書が発表され、その後は統制不能状態に陥った。天宮1号は打ち上げ から7年で落下という残念な結果になりそうだ。

 機体の大部分は落下の途中で燃えてなくなることが予想されるが、重さ が8.5トンにもなるステーションの一部破片が地表面に飛び散るおそれ もある。中国北部や中東地域、中部イタリア、スペイン北部、米国北部、 ニュージーランド、オーストラリア、タスマニア、南米とアフリカ南部地 域に落下する可能性が高いという。

【写真】 地球軌道を周回している天宮1号のイメージ図(写真=CMSA)
<http://japanese.joins.com/upload/images/2018/03/20180308081402-1.jpg>http://japanese.joins.com/upload/images/2018/03/20180308081402-1.jpg
【中央日報】 2018年03月08日08時14分 〔情報収録 − 坂元 誠〕 


 ◎独裁一直線の習近平、実は報復を恐れて引退できない説
by 黄文雄『黄文雄の「日本人に教えたい本当の歴史、中国・韓国の真実」』

【中国】じつは報復を恐れて引退できない習近平と王岐山

● 車をバックさせる動画、中国で出回る 皮肉を込めて
https://www.youtube.com/watch?v=TuFOFV5cypg

前回のメルマガでも書きましたが、2018年3月の全人代では、「2期10年」 という国家主席の任期も撤廃されることが決定しました。また、憲法改正 により、憲法に「習近平思想」が記載される見込みです。毛沢東時代への 逆戻りするかのような習近平の権力集中です。

この習近平の権力強化を揶揄する動画が、中国では大量に出回っているそ うです。それは、軽快な音楽を流しながら車をバックさせるように誘導す るもので、中国が毛沢東時代に逆戻りすることを暗示したものだといいます。

● 習近平国家主席を揶揄 車をバックさせる動画、中国で大量に出回る  歴史が逆行しているという皮肉を込めて(YouTube)

中国語では車のバックのことを「倒車」といいますが、中国版のツイッ ター・微博では、この言葉が検索できなくなったといいます。中国人もな かなか皮肉がきいています。

私は、習近平は前漢を乗っ取って「新」という国をつくった王莽に似てい ると思っています。王莽は前漢を武力で滅ぼしたのではなく、謀略によっ て皇帝の座を奪いました。だから「簒奪」と言われるのですが、帝位を簒 奪するにあたり、王莽は儒教の古典を利用して自らの帝位継承を正当化し ました。習近平が自らを神格化していることに似ています。

また、王莽は周の時代の、儒教思想に基づく政治制度を用いて理想国家を 作ろうとしました。儒教では、ユートピアは天上ではなく天下にあると考 え、コスモポリタン的な考え方が強い、社会主義に近い思想なのです。だ から王莽が実現しようとしていたのは、国家社会主義でした。
習近平は2017年10月の共産党大会で、建国100年の2049年までに「社会主 義現代化強国」を打ち立てるとしていますが、そういうところも似ていま す。ただし王莽の政策は、理想と現実がうまくかみあわず、新はたった1 代で滅んでしまいました。

習近平が権力を手放せない理由

もう一人、習近平と似ていると思うのは、袁世凱です。袁世凱は辛亥革命 から中華民国の成立にかけて、四分五裂した中華の混乱を収めるために は、元首の強権しかないと考えていました。そのために帝政を復活させ、 自ら帝位に就いたのです。

習近平も、これまでの集団指導体制では中国はまとまらないと考えて、自 身への権力集中を進めている側面が強いと思っています。実際、冒頭の記 事では、昨年10月の当大会後、習近平は共産党が結成された地の上海を訪 れましたが、そこで密かに江沢民と会い、任期撤廃の意向を伝えたと報じ ています。

そのとき江沢民は絶対にダメだと反対したそうですが、それを押し切っ て、今回、国家主席の任期を撤廃したことになります。習近平の反腐敗運 動や軍改革への不満が大きく、5年後に退任すれば、大きな反動で政治が 混乱しかねないということが、習近平の任期撤廃の理由だとも報じています。

加えて、習近平は敵を作りすぎましたから、5年後に退任すると命すら狙 われる可能性があるでしょう。今回、王岐山が国家副主席に就任する見通 しですが、王岐山は反腐敗運動を主導してきましたから、引退するわけに はいかなかったのです。

党中央政治局常務委員の定年は68歳ですから、王岐山は年齢的に残れませ んでした。そのかわりに副主席として、実権を握り続ける。副主席の任期 も撤廃されたということで、習近平と王岐山は死ぬまで国家主席、国家副 主席を続けるのではないでしょうか。

途中で権力の座から下りることは、報復を受けることになります。反腐敗 運動を押し進めてきた2人が、今度は腐敗容疑で逮捕される可能性がある わけです。それを避けるためにも2人で権力の座に居続けるしかない。

王岐山は、全公職者の汚職を取り締まる「国家監察委員会」を支える役割 につく可能性が高いとされています。この「国家監察委員会」は昨年の党 大会で習近平が新設する方針を打ち出したものですが、規律検査委員会が 党内の腐敗を取り締まるのに対して、国家監察委員会はすべての公職者を 対象にしているといいます。

習近平は、汚職摘発の対象者をさらに広げて、自らの意図どおりに動かそ うとしています。中国で汚職に関わったことのない者はいないですから、 ある意味では、全国民が対象者になるということでもあります。

全中国人民を監視対象者にして、いつでも逮捕、拘束できるようにする。 そのような恐怖政治が展開されようとしているわけです。

しかし、それが成功するかどうかはわかりません。習近平はすでに9回も 暗殺未遂に遭遇しているとされています。

習氏の「皇帝化」を評価する人々

習近平が皇帝になることについて、中国人、ことに反体制の人権弁護士や 民主活動家たちなどは、恐れを抱いています。しかし意外にも、「早く皇 帝になれ」「いいではないか」という声も少なくありません。

ことに無理やり「中華民族」にされた非漢族(少数民族とも称される)に は、そう主張する人が多い。いわゆる「ほめ殺し」で、中国国内から反発 が出ることを見越したものです。もう中国は峠を昇りきって、あとは下る だけの状態です。そんななかで、皇帝になるという時代錯誤によって、中 国は確実に混乱と弱体化へと向かっていく。そうした期待をこめて、習近 平の「皇帝化」を評価する人たちも少なくないのです。

歴史的に、独裁者の末路というのは悲惨なものです。習近平も王岐山も、 自らへの憎悪を回避するためには、権力を持ち続け、さらに批判者を弾圧 していくしかない。両者はそういった独裁のスパイラルに入り込んでいる のだと思います。この2人によって、再び中国は大動乱へと向かっている のです。

【出典】
<http://www.mag2.com/p/news/352235>http://www.mag2.com/p/news/352235
※本記事は有料メルマガ『黄文雄の「日本人に教えたい本当の歴史、中 国・韓国の真実」』2018年3月6日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方 はぜひこの機会にバックナンバー含め今月分すべて無料のお試し購読をど うぞ。

【写真】
<https://media-cdn.mag2.com/p/news/wp-content/uploads/2018/03/ou20180307.jpg>https://media-cdn.mag2.com/p/news/wp-content/uploads/2018/03/ou20180307.jpg
プロフィール:黄文雄(こう・ぶんゆう)
1938年、台湾生まれ。1964年来日。早稲田大学商学部卒業、明治大学大学 院修士課程修了。『中国の没落』(台湾・前衛出版社)が大反響を呼び、 評論家活動へ。著書に17万部のベストセラーとなった『日本人はなぜ中国 人、韓国人とこれほどまで違うのか』(徳間書店)など多数。
【Mag2 News】 2018.03.08 52  〔情報収録 − 坂元 誠〕

 ◎独裁一直線の習近平、実は報復を恐れて引退できない説
by 黄文雄『黄文雄の「日本人に教えたい本当の歴史、中国・韓国の真実」』

【中国】じつは報復を恐れて引退できない習近平と王岐山

● 車をバックさせる動画、中国で出回る 皮肉を込めて
https://www.youtube.com/watch?v=TuFOFV5cypg

前回のメルマガでも書きましたが、2018年3月の全人代では、「2期10年」 という国家主席の任期も撤廃されることが決定しました。また、憲法改正 により、憲法に「習近平思想」が記載される見込みです。毛沢東時代への 逆戻りするかのような習近平の権力集中です。

この習近平の権力強化を揶揄する動画が、中国では大量に出回っているそ うです。それは、軽快な音楽を流しながら車をバックさせるように誘導す るもので、中国が毛沢東時代に逆戻りすることを暗示したものだといいます。

● 習近平国家主席を揶揄 車をバックさせる動画、中国で大量に出回る  歴史が逆行しているという皮肉を込めて(YouTube)

中国語では車のバックのことを「倒車」といいますが、中国版のツイッ ター・微博では、この言葉が検索できなくなったといいます。中国人もな かなか皮肉がきいています。

私は、習近平は前漢を乗っ取って「新」という国をつくった王莽に似てい ると思っています。王莽は前漢を武力で滅ぼしたのではなく、謀略によっ て皇帝の座を奪いました。だから「簒奪」と言われるのですが、帝位を簒 奪するにあたり、王莽は儒教の古典を利用して自らの帝位継承を正当化し ました。習近平が自らを神格化していることに似ています。

また、王莽は周の時代の、儒教思想に基づく政治制度を用いて理想国家を 作ろうとしました。儒教では、ユートピアは天上ではなく天下にあると考 え、コスモポリタン的な考え方が強い、社会主義に近い思想なのです。だ から王莽が実現しようとしていたのは、国家社会主義でした。

習近平は2017年10月の共産党大会で、建国100年の2049年までに「社会主 義現代化強国」を打ち立てるとしていますが、そういうところも似ていま す。ただし王莽の政策は、理想と現実がうまくかみあわず、新はたった1 代で滅んでしまいました。

習近平が権力を手放せない理由

もう一人、習近平と似ていると思うのは、袁世凱です。袁世凱は辛亥革命 から中華民国の成立にかけて、四分五裂した中華の混乱を収めるために は、元首の強権しかないと考えていました。そのために帝政を復活させ、 自ら帝位に就いたのです。

習近平も、これまでの集団指導体制では中国はまとまらないと考えて、自 身への権力集中を進めている側面が強いと思っています。実際、冒頭の記 事では、昨年10月の当大会後、習近平は共産党が結成された地の上海を訪 れましたが、そこで密かに江沢民と会い、任期撤廃の意向を伝えたと報じ ています。

そのとき江沢民は絶対にダメだと反対したそうですが、それを押し切っ て、今回、国家主席の任期を撤廃したことになります。習近平の反腐敗運 動や軍改革への不満が大きく、5年後に退任すれば、大きな反動で政治が 混乱しかねないということが、習近平の任期撤廃の理由だとも報じています。

加えて、習近平は敵を作りすぎましたから、5年後に退任すると命すら狙 われる可能性があるでしょう。今回、王岐山が国家副主席に就任する見通 しですが、王岐山は反腐敗運動を主導してきましたから、引退するわけに はいかなかったのです。

党中央政治局常務委員の定年は68歳ですから、王岐山は年齢的に残れませ んでした。そのかわりに副主席として、実権を握り続ける。副主席の任期 も撤廃されたということで、習近平と王岐山は死ぬまで国家主席、国家副 主席を続けるのではないでしょうか。

途中で権力の座から下りることは、報復を受けることになります。反腐敗 運動を押し進めてきた2人が、今度は腐敗容疑で逮捕される可能性がある わけです。それを避けるためにも2人で権力の座に居続けるしかない。

王岐山は、全公職者の汚職を取り締まる「国家監察委員会」を支える役割 につく可能性が高いとされています。この「国家監察委員会」は昨年の党 大会で習近平が新設する方針を打ち出したものですが、規律検査委員会が 党内の腐敗を取り締まるのに対して、国家監察委員会はすべての公職者を 対象にしているといいます。

習近平は、汚職摘発の対象者をさらに広げて、自らの意図どおりに動かそ うとしています。中国で汚職に関わったことのない者はいないですから、 ある意味では、全国民が対象者になるということでもあります。

全中国人民を監視対象者にして、いつでも逮捕、拘束できるようにする。 そのような恐怖政治が展開されようとしているわけです。

しかし、それが成功するかどうかはわかりません。習近平はすでに9回も 暗殺未遂に遭遇しているとされています。

習氏の「皇帝化」を評価する人々

習近平が皇帝になることについて、中国人、ことに反体制の人権弁護士や 民主活動家たちなどは、恐れを抱いています。しかし意外にも、「早く皇 帝になれ」「いいではないか」という声も少なくありません。

ことに無理やり「中華民族」にされた非漢族(少数民族とも称される)に は、そう主張する人が多い。いわゆる「ほめ殺し」で、中国国内から反発 が出ることを見越したものです。もう中国は峠を昇りきって、あとは下る だけの状態です。

そんななかで、皇帝になるという時代錯誤によって、中国は確実に混乱と 弱体化へと向かっていく。そうした期待をこめて、習近平の「皇帝化」を 評価する人たちも少なくないのです。

歴史的に、独裁者の末路というのは悲惨なものです。習近平も王岐山も、 自らへの憎悪を回避するためには、権力を持ち続け、さらに批判者を弾圧 していくしかない。両者はそういった独裁のスパイラルに入り込んでいる のだと思います。この2人によって、再び中国は大動乱へと向かっている のです。

【出典】
<http://www.mag2.com/p/news/352235>http://www.mag2.com/p/news/352235
※本記事は有料メルマガ『黄文雄の「日本人に教えたい本当の歴史、中 国・韓国の真実」』2018年3月6日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方 はぜひこの機会にバックナンバー含め今月分すべて無料のお試し購読をど うぞ。

【写真】
<https://media-cdn.mag2.com/p/news/wp-content/uploads/2018/03/ou20180307.jpg>https://media-cdn.mag2.com/p/news/wp-content/uploads/2018/03/ou20180307.jpg

プロフィール:黄文雄(こう・ぶんゆう)

1938年、台湾生まれ。1964年来日。早稲田大学商学部卒業、明治大学大学 院修士課程修了。『中国の没落』(台湾・前衛出版社)が大反響を呼び、 評論家活動へ。著書に17万部のベストセラーとなった『日本人はなぜ中国 人、韓国人とこれほどまで違うのか』(徳間書店)など多数。
【Mag2 News】 2018.03.08 52  〔情報収録 − 坂元 誠〕


  ◎独裁一直線の習近平、実は報復を恐れて引退できない説
by 黄文雄『黄文雄の「日本人に教えたい本当の歴史、中国・韓国の真実」』

【中国】じつは報復を恐れて引退できない習近平と王岐山

● 車をバックさせる動画、中国で出回る 皮肉を込めて
https://www.youtube.com/watch?v=TuFOFV5cypg

前回のメルマガでも書きましたが、2018年3月の全人代では、「2期10年」 という国家主席の任期も撤廃されることが決定しました。また、憲法改正 により、憲法に「習近平思想」が記載される見込みです。毛沢東時代への 逆戻りするかのような習近平の権力集中です。

この習近平の権力強化を揶揄する動画が、中国では大量に出回っているそ うです。それは、軽快な音楽を流しながら車をバックさせるように誘導す るもので、中国が毛沢東時代に逆戻りすることを暗示したものだといいます。

● 習近平国家主席を揶揄 車をバックさせる動画、中国で大量に出回る  歴史が逆行しているという皮肉を込めて(YouTube)

中国語では車のバックのことを「倒車」といいますが、中国版のツイッ ター・微博では、この言葉が検索できなくなったといいます。中国人もな かなか皮肉がきいています。

私は、習近平は前漢を乗っ取って「新」という国をつくった王莽に似てい ると思っています。王莽は前漢を武力で滅ぼしたのではなく、謀略によっ て皇帝の座を奪いました。だから「簒奪」と言われるのですが、帝位を簒 奪するにあたり、王莽は儒教の古典を利用して自らの帝位継承を正当化し ました。習近平が自らを神格化していることに似ています。

また、王莽は周の時代の、儒教思想に基づく政治制度を用いて理想国家を 作ろうとしました。儒教では、ユートピアは天上ではなく天下にあると考 え、コスモポリタン的な考え方が強い、社会主義に近い思想なのです。だ から王莽が実現しようとしていたのは、国家社会主義でした。
習近平は2017年10月の共産党大会で、建国100年の2049年までに「社会主 義現代化強国」を打ち立てるとしていますが、そういうところも似ていま す。ただし王莽の政策は、理想と現実がうまくかみあわず、新はたった1 代で滅んでしまいました。
習近平が権力を手放せない理由

もう一人、習近平と似ていると思うのは、袁世凱です。袁世凱は辛亥革命 から中華民国の成立にかけて、四分五裂した中華の混乱を収めるために は、元首の強権しかないと考えていました。そのために帝政を復活させ、 自ら帝位に就いたのです。

習近平も、これまでの集団指導体制では中国はまとまらないと考えて、自 身への権力集中を進めている側面が強いと思っています。実際、冒頭の記 事では、昨年10月の当大会後、習近平は共産党が結成された地の上海を訪 れましたが、そこで密かに江沢民と会い、任期撤廃の意向を伝えたと報じ ています。
そのとき江沢民は絶対にダメだと反対したそうですが、それを押し切っ て、今回、国家主席の任期を撤廃したことになります。習近平の反腐敗運 動や軍改革への不満が大きく、5年後に退任すれば、大きな反動で政治が 混乱しかねないということが、習近平の任期撤廃の理由だとも報じています。
加えて、習近平は敵を作りすぎましたから、5年後に退任すると命すら狙 われる可能性があるでしょう。今回、王岐山が国家副主席に就任する見通 しですが、王岐山は反腐敗運動を主導してきましたから、引退するわけに はいかなかったのです。

党中央政治局常務委員の定年は68歳ですから、王岐山は年齢的に残れませ んでした。そのかわりに副主席として、実権を握り続ける。副主席の任期 も撤廃されたということで、習近平と王岐山は死ぬまで国家主席、国家副 主席を続けるのではないでしょうか。

途中で権力の座から下りることは、報復を受けることになります。反腐敗 運動を押し進めてきた2人が、今度は腐敗容疑で逮捕される可能性がある わけです。それを避けるためにも2人で権力の座に居続けるしかない。

王岐山は、全公職者の汚職を取り締まる「国家監察委員会」を支える役割 につく可能性が高いとされています。この「国家監察委員会」は昨年の党 大会で習近平が新設する方針を打ち出したものですが、規律検査委員会が 党内の腐敗を取り締まるのに対して、国家監察委員会はすべての公職者を 対象にしているといいます。

習近平は、汚職摘発の対象者をさらに広げて、自らの意図どおりに動かそ うとしています。中国で汚職に関わったことのない者はいないですから、 ある意味では、全国民が対象者になるということでもあります。

全中国人民を監視対象者にして、いつでも逮捕、拘束できるようにする。 そのような恐怖政治が展開されようとしているわけです。
しかし、それが成功するかどうかはわかりません。習近平はすでに9回も 暗殺未遂に遭遇しているとされています。習氏の「皇帝化」を評価する人々

習近平が皇帝になることについて、中国人、ことに反体制の人権弁護士や 民主活動家たちなどは、恐れを抱いています。しかし意外にも、「早く皇 帝になれ」「いいではないか」という声も少なくありません。

ことに無理やり「中華民族」にされた非漢族(少数民族とも称される)に は、そう主張する人が多い。いわゆる「ほめ殺し」で、中国国内から反発 が出ることを見越したものです。もう中国は峠を昇りきって、あとは下る だけの状態です。そんななかで、皇帝になるという時代錯誤によって、中 国は確実に混乱と弱体化へと向かっていく。そうした期待をこめて、習近 平の「皇帝化」を評価する人たちも少なくないのです。

歴史的に、独裁者の末路というのは悲惨なものです。習近平も王岐山も、 自らへの憎悪を回避するためには、権力を持ち続け、さらに批判者を弾圧 していくしかない。両者はそういった独裁のスパイラルに入り込んでいる のだと思います。この2人によって、再び中国は大動乱へと向かっている のです。

【出典】
<http://www.mag2.com/p/news/352235>http://www.mag2.com/p/news/352235
※本記事は有料メルマガ『黄文雄の「日本人に教えたい本当の歴史、中 国・韓国の真実」』2018年3月6日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方 はぜひこの機会にバックナンバー含め今月分すべて無料のお試し購読をど うぞ。

【写真】
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プロフィール:黄文雄(こう・ぶんゆう)
1938年、台湾生まれ。1964年来日。早稲田大学商学部卒業、明治大学大学 院修士課程修了。『中国の没落』(台湾・前衛出版社)が大反響を呼び、 評論家活動へ。著書に17万部のベストセラーとなった『日本人はなぜ中国 人、韓国人とこれほどまで違うのか』(徳間書店)など多数。
【Mag2 News】 2018.03.08 52  〔情報収録 − 坂元 誠〕


 ◎野党連合と朝日新聞は国賊である:前田正晶

と、声を大にして言いたいのだが、その前に財務省近畿財務局の不手際も 情けない思いである。稀代の詐欺師紛いの教育者風の籠池に手玉に取られ たのか、はたまた不良資産的な質の悪い土地の処分に焦ったのか、大幅な 値引きをして売ってしまったことが、今日ここまで大きな国会審議上の問 題にしてしまったのだ。そこに、失点続きの朝日新聞が付けいる隙が出来 たのではないのか。

私如き国有財産の処理などにはとんと無関係でその面の知識ない者が乱暴 に考えれば、当時の佐川局長にせよ近畿財務局にもせよ「不良在庫になり かけていた質が悪い土地を値引きして販売したことの何処が悪い。更地で 持っていれば税金だった高額になるではないか。ビジネスの世界では不良 資産を売却するのは常識ではないか。

売り抜けば金利負担だって回避できたではないか」と言ってはいけなかっ たのと、未だに考えている。

それとも、余りにも大幅な値引きとなったことが官僚としての不始末で、 将来の出世の為には汚点ともなるかと怖れて、無用な理屈をこね回したと ころにほころびが生じて、揚げ足取りに命を賭けている野党と安倍総理憎 しで凝り固まっている朝日新聞に絶好の機会を与えたのかと考えている。 それからの財務省と政府の裁き方も褒められたものではなかったが、国と しての優先順位の付け方から見れば、このような小事を大事に優先して論 議する野党の程度の悪さは論外だと思う。

何度でも言うが、現在の国際情勢を見れば韓国は文在寅大統領は目の色を 変えて南北統一とアメリカとDPRKの対話の仲介役に躍起である。それが良 いか悪いかではなく、現在の成り行きでは如何に安倍総理がトランプ大統 領の参謀役を果たしておられても、この金正恩絡みの対話には我が国は絡 んでいく余地はないかの如きだ。

更に、アメリカではトランプ大統領は全ての選挙公約を実行する意図が 益々明確になり鉄鋼の輸入に25%の関税をかけることに本気であるとしか 見えない。

それだけではない。中国の独裁者は憲法を書き換えて永久的指導者の地位 にのし上がっていった。アメリカがDPRK問題だけでも書誌しきれていない 時に、中国では着々と太平洋の西半分の支配だけにはとどまらない地盤拡 張を継続している。その他にも繰り返して言うが「中国は我が国の属国 化」を本気で意図しているのだ。

そういう時期にあって予算委員会にコピーを提出するの何のという案件が 天下の一大事の如くに野党は騒ぎ立て、偏向したメデイアもここを先途と 後押しをする状態だ。本当に嘆かわしい事態である。財務省の文書を書き 換えたのがそれほど悪事なのだったら、書き換えた官僚を罰すれば良いの ではないのか。それを野党共は「内閣総辞職せよ」と言い募り、それをそ のまま流すマスコミも国益など眼中にない国賊に近いと思っている。


 ◎中林美恵子・早大教授は「セキュリティー」と言われた:前田正晶

トランプ大統領のご登場以降、多くのテレビ局と言っても感覚的にはテレ 朝が圧倒的に多いが、この国会議員も経験された華麗なる経歴の持ち主で ある中林美恵子・早大教授は頻繁にテレビに出られて、米国とアメリカ政 府というかトランプ政権の解説をされている。上智大学の前嶋教授ととも に言わば花形の感が深い。Wikipediaによれば、中林教授はワシントン州 立大学(少し紛らわしいが略称WSUであって、同じ州立でもシアトルにあ るワシントン大学“UW”とは別個の存在)のご出身であるようだ。

8日朝にテレ朝で、もしかしてアメリカとDPRKの対話の時期が迫ったかの 感がある時期に、トランプ大統領が talkの可能性があると例によって Twitterに述べたことを捉えて、中林教授がtalkとdialogueと negotiationの違いを解説しておられた。

その経験と学歴からして、この程度の言葉の解説は簡単なことだろうかと 思って拝聴。確かにtalkはたの二つと比べれば軽いが、DPRKを入れて「六 者会談」は Sixparty talksだった。ではあれは、あれはお手軽な討論会 だったのか。

だが、私には極めて腑に落ちないことが中林教授のカタカナ語の使い方に あるのだ。それは私が最も忌み嫌う原語に不忠実なカタカナ表記である 「セキュリティー」を平然としてお使いになる点だ。アメリカで大学に学 ばれてPh.D.の取得者で上院の仕事までされた方が、普段からアメリカで securityを「セキュリティー」と発音しておられたのだろうか。それはな いだろうと思う。

アメリカの政界の事情と内情をあれほど的確に解説されるのであれば、せ めて大学の先生としてカタカナ語の不備を突くことくらいを、私は言って 欲しかったのだ。即ち、「セキュアラテイー」が本当だと訂正して頂きた かったのだ。

もしかすると、それを言い出せば他にも訂正を要するカタカ ナ語が無数 にあるではないかと言われそうだが、仮初めにも中林美恵子氏 は大学の 教員である。この程度のテレビ局の用語の過ちに妥協されていた のを私 は看過できない。

それでなければ、教授はテレビ出演の為には妥協せざるを得ないのだろう か。何処かの通信社が普及させたのかは知らないが、テレビ局はおかしな カタカナ語を何の恥じらいもなく濫用している。一流大学を経てきたはず のアナウンサーたちは、平気でmajorを「メジャー」と言っている。

これがおかしいと感じないような英語教育を受けてきたのだろうか。それ ともテレビ局たちは「何とかハンドブック」への準拠を固く命じられてい るのだろうか。私は嘆いて、諦めている。


 ◎冷静な評論家が久し振りに野球を語る:前田正晶

大谷翔平:

私はスポーツ関連のマスコミが持て囃すほど大谷君の immediate future
は明るいものではないかも知れないと一人密かに危惧している。それは、 確かに彼には類い希なる素質はあるが、如何せん彼が望んだのか栗山監督 が判断を誤ったのか、二刀流などという奇っ怪なことを何年もやっていた ので、現時点では「虻蜂取らず」に限りなく近い出来上がりかと懸念して いる。

私は打者としてはあの「しゃくり上げるような打法」では「あの球種をあ れだけ巧く打たれては」と言っても良い次元にはまだほど遠く、素質だけ で遠くに打てていただけの左投手の外に流れるスライダーに弱いというよ うな欠陥が多い打者だと断じていた。現に、張本勲は「あの程度の打者は 米国に行けばいくらでもいる」と手厳しかった。

投手としても確かに時速165 kmは出たが、空振りは取れていなかった。そ れではダメで、現にMLBでは「速球が動かない」との批判が早速出てい た。即ち、彼の地では一般的である moving fast ballではなく、ただ単 に「ズドン」と速い球がいっているだけの次元の投手だという危険性が 残っているという意味だ。MLBだけではなく、NPBでだってただ早いだけで は通用しない時代になってきつつある。後は Angelsの監督・コーチがど う判断するかに懸かっていると見る。

侍ジャパン:

以前にも批判したが、私はこの時代錯誤のような名称は好まないので、 「日本代表チーム」でも表記したい思いだ。古くは故篠竹監督は日大フェ ニックスを「侍フットボール」と呼称された例もあったが、何十年も前の 感覚では通用すると思う。その頃の感覚を真似てどうする。私は先頃の稲 葉新監督の指揮する対オーストラリアの2試合をほぼ全部に近く見ること は見た。感心しなかった。それは稲葉の指 揮官としての経験不足もあっ たのだが、唯々勝ちを急いだ功名心に駆られ たかの如き小さく纏めた試 合の進め方には魅力を感じなかったからだ。

如何に何でも初回から無死走者一塁で高校野球ではあるまいに、2番を打 たせた菊池にバントはないだろう。それほど小細工をしてまで勝ちを急ぐ ほどの相手かどうかの判断を焦っていては、見ている方には面白みがな い。打たせてみて相手の守備陣形の動きを見る等の作戦を立てられなかっ たのかと問いたい思いだった。

また、幾ら2020年を見据えたとは言え、余 りにも無理な選手の選び方を していたのも気になった。それが阪神の大山 であり、広島の西川であ り、ソフトバンクの上林等である。

読売の菅野と坂本も外されていれば、意外性があるソフトバンクの松田も 入れていなかったのは確かにオリンピック対策なのだろう。だが、解説者 からもアナウンサーからもその辺りに言及がなかったのは、彼らの不勉強 かと思った。

また、肩が強いというだけの甲斐と小林を入れていたのも理 解に苦しん だ。リードという点から考えれば、楽天の嶋を入れておくべき かと感じ た。だが、ここで稲葉を断定的に評価するのは時期尚早だろうと は思 う。しかし、あれでは前任者の小久保と変わらない程度かと思う。

*イチロー君:*

私にとっては馴染み深いシアトル・マリナーズに決まったようなのは結構 だと、一応は思う。だが、MLBで功成り名遂げた彼が補欠扱いでプレーを 続ける気持ちと気迫は解らないでもないが、もう好い加減に辞めてアメリ カのNYでもフロリダでも、シアトル郊外の湖に浮かぶ最高の住宅地、マー サー・アイランドに買ってあると噂に聞いた家ででも、悠々自適で過ごさ れた方が良いのではないかと思えてならない。

未だ未だ続ければ、それでも安打数も増えるだろうが、リタイヤーして 悠々と第2の人生というか新たな生き甲斐を見出す米国流のリタイヤー後 を楽しんでは如何かと提案したくなる。私は人生は彼の人生も野球だけで はあるまいと考えている。

それに彼ほどの盛名と名声があれば、新たな生 き甲斐などいくらでも見 つかると言うよりも、向こうから転がり込んでく るのではないだろう か。上原浩治にだって同じことが言えると思う。大体 からして読売など に復帰して貰いたくない。


 ◎石垣氏の市長選挙に当り、配布してゐるチラシを送り致します。ご参 考まで。北村維康 

From: tokuoka shigeru [mailto:iw-tokuoka@outlook.jp]
Sent: Thursday, March 8, 2018 1:28 AM
To: 菱倉義成 <acalanatha55@yahoo.co.jp>; abe1252@gmail.com; eco@canaan-farm.
com; ezaki0222@ybb.nejp; gnh@docomo.ne.jp; 村田春樹 <haruki07@guitar.ocn.ne.
jp>; joushou_shikou@yahoo.co.jp; meikojill@gmail.com; 和田 政宗事 務室01
<masamune_wada01@sangiin.go.jp>; mskgnh@yahoo.co.jp; mizushima@ch-sakura.jp;
nakamura.satoru7@gmail.com; nipponbanzai@s2.dion.ne.jp;
office.toyama@docomo.ne.jp; offset@dance.ocn.ne.jp; rickymatsubayashi@gmail.
com; sasaki@hr-party.jp; shigeharu_aoyama02@sangiin.go.jp;
sousei.2488@docomo.ne.jp; yamada@yamadahiroshi.com

Subject: 石垣市長選の現状報告(2)

各位

この度、石垣市長選告示前にチラシ配布のため石垣入りし、中山現市長や 市議会幹部その他の方々とお会いしましたので、以下、石垣市長選の
現状を報告します。

ご承知のように、石垣市長選は石垣への自衛隊誘致が 争点で、沖縄と日 本の行方を左右する重要な市長選ですが、保守が分裂 し、実際、三つ巴 の混とんとした状況です。長文になりますので箇条書き にし、続きは報 告No.3として近日中に送付します。

(1)  保守分裂の原因:

1)分裂した砂川候補もれっきとした保守政治家で、沖縄県議会でも尖閣 に中国船が来た際、「漁民が尖閣近くに行けないのに沖縄県が何もしない のは離島軽視」と翁長県政を厳しく批判しています。

2)従って、元々、中山市長と近く、選挙を助け合うなどしていました が、保守分裂した県議会選挙で中山市長に近い市議が砂川氏のライバル
を応援した経緯から、砂川氏は中山氏に不信感を抱いたようで、今回の分 裂の根は深いです。

3)その後、中山市政に対する反中山派ができ、台湾女性写真スキャンダ ルなど、怪しいスキャンダル事件が続きます。

4)昨年、市有地にまたがるゴルフ場新設に絡み、市長を恐喝したとし て、自民党市議2人が逮捕されました。

5)今回、協力頂いた自民党幹部市議に、「この逮捕劇と保守分裂(砂川 出馬)は関係しているか?」と尋ねた所、「大いに関係している。(保守 の)同僚同士だから」ということでした。

6)この自民党幹部市議は、「自分が砂川候補を育てたので、今回の分裂 選挙に非常に責任を感じている。当然、(立候補しないように)説得した が、もう金が入っているのでどうしようもない」「どうして負ける選挙を するのか」ということでした。

7)中山市長は自衛隊誘致容認ですが、誘致に反対する沖縄公明党と連携 する立場上、自衛隊誘致が進んでおらず、沖縄の一部保守層はこれが不満 で、砂川氏を支持しています。

8)しかし、砂川氏は誘致は住民投票で決めると公約して左翼が入り込む すきを作り、実際、革新層の一部は砂川氏を推薦しています。



(2)  票読み:

 1)4年前の選挙では投票率約75%で、中山市長(保守)の得票は約16,
000票で、革新候補(大浜氏)は約12,000票でした。

2)そこで選対は、当時の票数をベースに、5,000票の保守票が中川陣営
から砂川陣営に流れると危ないと見ています。砂川候補は左派から
1,000票を獲得すると見ています。

3)つまり、中山候補の得票は11,000票になり、左派の宮良候補も
11,000票になり、砂川候補は6,000票になります。

4)中山候補は、自民の他、公明党や維新、幸福実現党の推薦を受けてい ますが、公明党は名護ほど動いていません。

 5)中山市長は様々なスキャンダル騒動に巻き込まれ、後援会は火消し
をして問題ないとしていますが、無党派層に影響を与え、保守分裂騒動に も厭気をさして投票率が低下(保守無党派層が棄権)することが
懸念されています。

6)つまり、実際、保守の5,000票が砂川氏に流れたり棄権する可能性が
あります。

7)前述の市議によると、青山繁晴議員らの他に小泉進次郎議員も来援
するということです。

8)選対の票読みは4年前の結果をベースにしていますが、石垣の選挙
も名護市同様、若年無党派層によって勝敗が決すると思われます。

 名護市長選では、60歳以上の高齢者の60%以上は革新候補に投票し、
逆に50歳以下の中若年層の60%以上は保守候補に投票しました。

9)砂川候補は政党などの大きな組織の推薦はありませんが、本人は勝
つ意向とのことです。

10)保守で砂川支持の方とも直接話しましたが、なぜそんな馬鹿なこ
とをするのかと、保守分裂に非常に悩んでおられました。

11)同じ保守として砂川氏を支援してきた立場上、急に切り替えるこ
とが難しいのは当然です。

12)しかし、大局的に見て左派を勝たせてはいけない、ということは
承知で、その一点に期待せざるを得ません。

13)左派の宮良候補は「冴えない」候補で、共産党や社大党(沖縄の
社民党)推薦ですが、立憲民主党は推薦していません。

 14)ネットで宮良候補を検索すると、若者受けを狙って、ディズニー
のミニーちゃんのコスプレ(女装)をしています。評判が非常に 悪く、 すぐに削除しましたが、逆に急拡散しています。どうぞ、革新候
補のバカぶりをご覧ください。

15)また、雑誌Hanadaの今月号で恵隆之介氏が、宮良候補は北朝鮮に
行き、沖縄で主体思想を広めている旨を記載しています。

16)ですので、保守分裂の結果、このような革新候補を勝たせると、
自衛隊誘致が進まないだけでなく、とんでもないことになります。

(3)取るべき対策:

1)選対は4年前の得票をベースに票読みしていますが、マスコミより
ネットで情報を得る若年保守層が4年前より確実に増大しています。

2)そこで大局的観点から、革新候補に勝たせてはならないことと、棄権 せずに、勝てる保守候補=中山候補に投票することを保守若年層 に促す ことが必要です。

3)また、仮令多くの保守層が砂川候補に流れても、宮良候補の得票が減 れば、中山候補が相対的に勝つことができます。実際、革新派は昨年、自 衛隊誘致反対の署名活動をし、12,000(16,000?)筆集めましたが、実際に は8,000でその他は重複などによる水増しでした。

4)そこで、「日本を愛する沖縄県人会」では、上記の趣旨の石垣用チラ シ6,500枚を作成し、配布しました。チラシの内容は添付ファイルをご覧 ください。また、このファイルを様々なサイトで拡散して下さるようお願い申
し上げます。                        No.3へ続く

平成30年3月7日 日本を愛する沖縄県人会、尖閣・沖縄を守る会  理事   徳岡

 
 ◎アメリカ大統領 一般教書解説

トランプ政権に関連した講演をすると、参加者からよく「トランプ大統領 は大丈夫ですか?」と尋ねられる。あんなに暴言ばかりを吐く下品な大統 領なので支持を失い、いずれ退陣するのではないかと思っている方が多い のだ。「いやいや、トランプ大統領のもとで景気を回復し、国民の支持も 意外に高いですよ」と言うと、「ええ、そうなんですか」と大抵の方が驚 かれる。要はトランプ政権の実情が伝わっていないのだ。

トランプ大統領は1月30日夜(日本時間31日午前)、米連邦議会の上下両 院合同本会議で初の一般教書演説を行い、2018年の施政方針を明らかにし た。一般教書演説というのは、政府としての年間方針を示すもっとも重要 な演説だ。

なにしろ国際政治に大きな影響を与えるアメリカ大統領の年間方針だ。世 界各国は懸命にこの演説を分析したはずだが、なんと日本のマスコミのな かで、この演説全文を邦訳して紹介したのは読売新聞だけであった。

同盟国の指導者の重要演説を詳しく分析するのは外交の基本だが、日本の マスコミの大半はその基本さえも理解していないわけだ。マスコミがこん な調子では、アメリカの動向や国際政治について日本国民が的確な判断を 下せるわけがない。

とにかく今回の一般教書演説は、トランプ大統領の政治哲学を知るうえで 極めて重要であった。

トランプ大統領はこの演説の冒頭で、アメリカを偉大な国にする力は政治 家でも官僚でもない、アメリカ国民の勇気と献身だと指摘している。

《この1年、我々は途方もない進歩を遂げ、たぐいまれな成功を収めた。直 面した試練には、予想していたものも、想像を超えたものもあった。勝利 の高揚も苦難の痛みも共にした。洪水、火事、嵐を忍んだ。それらすべて を通じて、美しい米国の魂、はがねのように強い米国の勇気を目にした。

ボランティアのレスキュー部隊ケイジャン・ネイビーは、破滅的な被害を もたらしたハリケーン被災地に釣り船で駆けつけ、人々を救った。ラスベ ガスの銃乱射事件では、見知らぬ人同士が銃弾の雨からかばい合うのを目 撃した》

景気回復が政府の役割

アメリカを偉大な国にしているのが国民の勇気と献身だとすれば、その国 民が活躍するために政府がなすべきことは何か。

それは景気回復であり、個々の所得を増やすことだというのがトランプ大 統領の信念だ。現にトランプ政権になって景気はかなり良くなってきている。

《選挙以来、我々は240万人の新規雇用を生み出した。製造業だけで20万人 に上る。ものすごい数だ。賃金は何年も伸び悩んでいたが、ようやく上昇 している。

失業保険の申請件数は45年で最も低い。そのことを私はとても誇りに思 う。アフリカ系米国人の失業率は記録のある中で最低だ。ヒスパニック系 米国人の失業も史上最低の水準だ。中小企業の景況感は記録的な高水準 だ。株式相場は次々と記録を更新し、この短期間で8兆ドル以上増えた》

景気が回復しているのは、トランプ政権の経済政策が適切だからだ。その 経済対策の第1が、減税によって個人の可処分所得(手元にあって自由に 使えるお金のこと)を増やす政策だ。

《11か月前、この演壇から米国民に約束したように、米国史上最大規模の 減税と税制改革を制定した。巨額の減税は中流階層と中小企業に大きな安 心感を与える。勤勉な米国人の税率を引き下げるため、全国民の基礎控除 をほぼ2倍にした。夫婦世帯で所得2万4000ドルまでは税を全面的に免除さ れる。児童扶養控除も倍にした。所得7万5000ドルの標準的な4人世帯は 2000ドルの減税となり、税額は半減する》

こうやって国民が使えるお金を増やすことで個人消費が活発になって飲食 店なども潤っていくという経済の好循環を生み出そうとしているのだ。

経済政策の第2は、雇用を生み出している企業に対する減税だ。

《法人税率を35%から21%に引き下げた。これで米国の企業は世界中のど の地のどの企業と競争しても勝てる。これらの変更だけでも平均的な世帯 の所得を4000ドル以上引き上げると見積もられる。大きな金額だ。中小企 業にとっても巨額の減税となる。これからは事業所得の20%の税額控除を 受けることができる》

しかも減税の目的は、雇用の拡大、供与の増加、新規設備投資の促進だ。

これだけ減税をすると、政府の予算は減ることになる。実際に対外援助を 大幅に削減したほか、官僚の人件費や事務費、環境や人権の団体への支援 なども削っている。そのため官僚たちや環境・人権活動家たちからは極め て評判が悪いのだが、トランプ大統領は臆することなくこう述べる。

《我々米国人は、米国の生活の中心が政府や官僚制度ではなく、信仰と家 族だと知っている。我々のモットーは「我ら神を信ず」だ。(中略) 私 は今夜、良き労働者たちに報い、国民の信頼を損ねたり裏切ったりする連 邦政府の職員を排除することができる権限をすべての閣僚に与えるよう、 議会に求める》

アメリカ政府は、官僚のためではなく、愛国心と信仰心をもつアメリカ国 民のために尽くすべきなのだというのが、トランプ大統領の信念なのだ。

 経済政策の第3は、規制緩和だ。

オバマ民主党政権は、環境保護を理由に国内のシェール・ガスや石炭など の開発を妨害してきた。また、多国籍企業が安い人件費を求めて海外に工 場を作ることを支援してきた。その結果、国内の製造業は急速にさびれ、 雇用は減っていった。そこで、エネルギー産業に対する規制を緩和すると ともに、国内に工場を作る企業を支援する仕組みに変更しようとしている。

 経済政策の第4は、インフラ投資の拡大だ。

アメリカの地方都市はさびれていて、橋や道路もぼろぼろのところが多 い。それは資金不足だけでなく、役所での面倒な手続きが余りにも多く、 道路や橋の建設許可を得るために時間がかかり過ぎるからだ。

そこで今後10年間で実に150兆円ものインフラ予算を組むと同時に、道路 や橋を作るための役所の手続きを簡素化しようとしている。

中国はライバルだ!

このようにトランプ大統領は、経済を立て直し、国民を豊かにすることで 再びアメリカを偉大な国にしようとしている。

では、対外政策はどうしようとしているのか。特徴的なことは、世界の平 和を乱しているのは「中国やロシアだ」と名指しで批判したことだ。

民主党のオバマ政権は、中国との「友好」を重視し、南シナ海に中国が軍 事基地を作ったり、尖閣諸島を脅かしても事実上、黙認してきた。その一 方で同盟国の総理大臣が靖國國神社参拝、つまり自国の戦没者に敬意を表 すると批判した。

だが、トランプは同盟国を擁護する一方で、中国の軍事的挑発行動を批判 し、連邦議会に対して国防費の増額を支持するよう、こう呼び掛けた。

《世界各地で我々はならず者政権やテロ組織、我々の国益や経済、価値観 に挑む中国やロシアなどのライバルと対峙している。こうした恐ろしい脅 威に立ち向かうとき、我々が知っているのは、弱さが間違いなく争いを呼 び込み、比類なき力こそが本当にすぐれた防衛の最も確実な手段となるこ とだ。私は国防費の危険な強制削減をやめ、我々の偉大な軍隊を十分な財 政で支えるよう議会に求めたい》

民主主義国の場合、国民の福祉を優先させる余り、防衛費を増やすことに はどうしても及び腰になりがちだ。しかしトランプは、中国などによる軍 事的挑発から、アメリカと同盟国を守るためには、防衛費を増やして防衛 力を強化することが重要だと主張したのだ。極めて勇気ある発言だと言え よう。

トランプ大統領が、同盟国の日本に対して防衛費の増額を求めているの も、中国やロシアの脅威が念頭にあるからだ。中国による軍事的挑発を受 けている日本としては、トランプ政権の方針を、防衛体制強化に向けた追 い風と受け止めるべきであろう。

アメリカの大統領を、われわれ日本人が選べるわけではない。とするなら ば、トランプ大統領の言動を批判してもいいが同時に、トランプ政権をし たたかに活用する賢さも持ちたいものである。

【江崎道朗】
1962年、東京都生まれ。評論家。九州大学文学部哲学科を卒業後、月刊誌 編集長、団体職員、国会議員政策スタッフを務め、外交・安全保障の政策 提案に取り組む。著書に『コミンテルンの謀略と日本の敗戦』(PHP新 書)、『アメリカ側から見た東京裁判史観の虚妄』(祥伝社)、『マスコ ミが報じないトランプ台頭の秘密』(青林堂)など
(2018年2月1日付読売新聞朝刊、収録 中山)




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身 辺 雑 記
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9日の東京湾岸は、雨。散歩は午後に延期。

8日の東京湾岸は曇天。都立猿江恩賜公園の梅は満開。桜は24日ごろらし い。午前9時ごろからは本降りの雨になった。憂鬱だ。        
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