政治・経済

頂門の一針

急所をおさえながら長閑(のどか)な気分になれる電子雑誌。扱う物は政治、経済、社会、放送、出版、医療それに時々はお叱りを受けること必定のネタも。

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頂門の一針4581 号  2018・1・20(土)

2018/01/20

 
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わたなべ りやうじらうのメイ ル・マガジン「頂門の一針」4581号
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        2018(平成30)年1月20日(土)



            岩波の本性を暴露したが:宮崎正弘

           放送禁止用語と表現したが:前田正晶

       己への信頼を憲法改正で勝ち取れ:櫻井よしこ

           のど自慢に出場したのだ:渡部亮次郎
            
                           
                      話 の 福 袋
                       反     響
                       身 辺 雑 記


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第4581号
                             発行周期 不定期(原則毎日発行)
             
               御意見・御感想は:
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岩波の本性を暴露したが
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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成30年(2018)1月13日(土曜日)
        通巻第5578号   
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 『広辞苑』こと『嘘辞苑』は開き直り、岩波の本性を暴露したが
  デルタもマリオットも「台湾は独立国」ばかりか、チベットも主権国 家だ、と
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「台湾は中国の主権が及ぶ不可分の領土」などと嘘の記述を書いて、厳重 な抗議を無視した岩波書店は『広辞苑』の新盤にも、記述をそのままとし て開き直った。

各地で猛烈な抗議運動が展開されてきたが、「印刷のやり直しは間に合わ ない」とへんな理由をつけて釈明、しかし、旧版の10年前から、この誤記 の訂正は求められていたのである。

つまり最初から訂正する気持ちはなかったのであり、今後、活動家らは、 広辞苑不買運動へ切り替える姿勢を見せている。

他方、中国に乗り入れている米国のデルタ航空はウェブサイトにおいて 「台湾、チベット、マカオ、香港」を独立国家として扱ってきた。

同様に最大のホテルチャーン「マリオット」、服飾の「ZARA」、そし て医療メーカーの「エドロニクス」などは自社のウェッブサイトにおける 表現で「台湾、チベット」は独立国家と記述してきた。

ZARAも中国全土、地方都市にも店舗を出しており、逆に不買運動に遭 遇する恐れが強い。

中国は岩波に開き直りに勇気づけられたのか、一斉にデルタ、ZARAな どを名指して攻撃し始めており、「こうようなミステークは中国の主権に 関しての誤記であり、中国人の感情を著しく傷つけた」と訂正を求めている。
      
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 中国の風俗産業は増大しており、GDPの6%を稼ぎ出す
   統計に出ない闇の売り上げは、およそ17兆円と推定
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数年前の国連の調査では、中国における売春婦は400−600万人と言われた。

しかし専門家で中国の性産業の著作もあるエレイヌ・ジェフレイ(『中国 におけるセックスと売春』の著者)は、「少なくとも1000万人はいるで しょう」という(サウスチャイナ・モーニングポスト、2018年1月12日)。

 それでも少ない見積もりで、たぶん2000万人の中国人女性は売春をして 食いつないでいると推定されている(同紙)。

昔のようなヤクザに売られたという悲哀な話ではなく、生活苦、レイオ フ、離婚などの事由によって他に職場はなく、この稼業にいそしむしかな いという環境が原因である。中国はいまでも男尊女卑の気風が残り、女性 の時間給は男性の65%しかないという統計もある。

「女子大生で美人ならば平気で『愛人稼業』に精を出すが、売春産業に身 を落とす女性は、殆どが地方出身者。学歴なし、手に職がなく、工場をレ イオフされたり、離婚が直接の原因」と前出のエレイヌは語っている。

なるほど、習近平が売春撲滅を謳って「性都」と言われた広東省の東莞を 手入れしたため、30万人いた売春婦は全土に散った。

ところが東莞からは性産業はなくなっても、他の都市では、変わらずの営 業を続けており、いまではGDPの6%、総売上が17兆円にも達する一大 産業となっているようである。
        
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読者の声 どくしゃのこえ READERS‘OPINIONS 読者之
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(読者の声1)貴誌5577号「JJセブン」氏の(読者の声1)に対する宮 崎さんのコメントに「張燕生は『国は5年から10年以内に輸出主導から、 輸入国へ変貌するだろう』と発言し、大きな波紋を呼んでいる」とお書き になりまた。

輸入大国になるには、人民元が他国から信用される基軸通貨となるか、貿 易外収支で大きな利益を上げるかのどちらかあるいは両方を実現する必要 があります。
前者は近い将来に実現する可能性はありません。後者は世界中で中国が やっている開発事業での借款の貸しはがしを成功裡に行うのでもなければ ありえません。まず、無理でしょう。(ST生、千葉)


(宮崎正弘のコメント)原則論としてご指摘の通りでしょうね。小生は張 燕生が、こういう論理を張っていると紹介したまでですが、つまり中国の 「官製エコノミスト」の大まかな合意とみて差し支えないのでは、と思い ます。



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(読者の声2)1月12日付け「読売新聞」朝刊も、上下水道事業の運営権 売却について報じている。1月4日の日経朝刊1面トップ記事もそうだが、 問題の多い、不勉強で底の浅い記事である。

ここでは細かい反論は省略するが、私がこの問題について、何よりの問題 点として主張しているのは、ほとんどメリットがない半面で、デメリット が大きすぎるということである。

2014年5月に、第5回経済財政諮問会議・産業競争力会議合同会議を受けて 「フォローアップ分科会(立地競争力等)主査竹中平蔵」名で出された、 コンセッション事業重点分野の「3年前倒し」数値目標、上水道6件、下 水道6件については、その後、3年以上を経過しても、実施に至ったの は、上水道ゼロ、下水道は浜松市1件のみ。

下水道の1件も、法制上も実体的にも、極めて問題が多い計画である。
こうした実績が、この構想が地方自治体にとって魅力(メリット)がない ものであることを雄弁に物語っているものと私は思うが、内閣府は強引に 実例を出したいようで、今日の読売報道を見ると、些少なメリットを絞り 出してきたように私には思える。

 先日の日経記事では「空港と比べて上下水道は(運営権)売却があまり 進んでいない。狙い通り進まない背景には、手続きの面倒さや自治体が見 込む利点の乏しさなどがある。」と言うが、私見では、「自治体が見込む 利点の乏しさ」は、制度をいじるだけで解決できる対症的問題ではなく、 「事業特性そのもの」に起因する根本的な問題点なのである。

海外の例えばパリ市の「再公営化」事例について、これは政治的理由(左 派の市長に変わった)によるものだと言う者もいるが、それは発端にすぎ ず、基本的要因ではないと私は考えている。

ここでは理由づけを省略せざるを得ないが、理念だとか、政治的要因にま で至らなくとも、経済合理性の検討段階において、そもそも上下水道事業 には運営権売却方式は適合し得ないものであり、だからこそ、欧米の大都 市で、パリ市事例の後も「再公営化」事例が続出しているのである。

海外では、20年前に決着した問題だと思われるにもかかわらず、20年遅れ で、1周も2周も遅れて、メリットに乏しく、その反面で、自治体が事業 主体性を失うことになる(パリ市でも、この点が再公営化の大きな理由で あった)恐れが強く、大きな契約コストがかかることその他、大きなデメ リットを伏在するコンセッション化などを強引に提示してくる意図が、私 には理解できない。

郵政民営化においても、「民営化のメリットに乏しい」「民営化の理由が 明確ではない」という同じ問題があった。

そして、竹中平蔵自身が、「郵政民営化を行う必要はない」ということを 分かっていたのである。竹中は、「国民はどうして民営化するのかを知り たがっている」「どうして民営化が必要なのか」と問われた際、「経済諮 問会議は民営化の是非や民営化の意義を話し合う場ではない」と説明した。

つまり、経済財政諮問会議は「どうして民営化するのか」については答え られないということであった。「なぜ今民営化か」という根本問題から身 をかわしたのである。そして、竹中は、大臣としての任務は「民営化を前 提に」、その具体策づくりを進めることだと主張したのである。(佐々木 実『市場と権力』講談社、2013年4月;248)
 
そして、小泉は、憲法上の疑義があるような強引な衆院解散により、郵政 民営化を蛮行してしまった。よく知られているように、このときの広報戦 略は、国民B層を狙ったものであった。

「一代の詐欺師」(藤原正彦氏の言)は、「狂気の首相」(西尾乾二氏の 言)の意そのままに、ただただ、国民B層を欺き、「具体策づくり」を進 めたのである。



それでも、まだしも、郵政民営化の場合は、いわゆる上下一体型、資産売 却型民営化であって、株式を公開することによる売却益を得られるという 大きなメリットがあった。株式売却額を東北復興事業に使うというから、 少なくとも「資本のリサイクル」機能は認められ、その限りでのメリット は大きい。

しかしながら、当初の大阪市水道民営化案であれば、運営権売却によって は、「資本のリサイクル」など起こりようもない(竹中は、当初、これを 理由に挙げ、当時の橋下大阪市長はこれに乗ってしまっている。この条例 案は議会に提出されて不成立となったからよかったものの、竹中、橋下の 議論は、本当にそう思い込んでいたのならば、知能指数を疑いたくなるよ うな、お粗末なものである)。

 今回の読売報道を読むと、さすがに内閣府も、少しはこのことを考慮し て、多少のメリットを生み出そうと「苦心」しているようだが、大きなデ メリットに比べれば、そのメリットははるかに些少なものである。
                            (CAM)



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放送禁止用語と表現したが
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       前田 正晶

前嶋教授shitholeを放送禁止用語と表現したが、あれは swearwordである。

“swearword”は「汚い言葉」と訳されていることもあるが、どのような分 類の仕方があるかということや、如何なる言葉であるかや、それを使うこ とが如何なる結果を生じるか等については、我が国の学校教育では教えて いないようだというのか、避けて通っているかの印象がある。是非とも覚 えて置いて頂きたい事は「slangとは別個な分類になること」だ。

であるが故に「これがその言葉である」と承知している人は極めて少な い。だが、その中には「あっつ、それなら聞いたことがある」と誰しもが 言いそうな代表的な言葉もあるとまで、ここでは申し上げるに止める。

実は、18日のPrime Newsにゲスト出演した上智大学の前嶋和弘教授は、ト ランプ大統領がハイチを形容する際に使った、マスコミが何を考えたのか 「野外便所」と訳してしまった shitholeを「放送禁止用語であり、何か 別の音でもかぶせて聞こえないようにすべきを(俗に言うモザイクをかけ るというのと同じ事)そのまま流してしまった」指摘していた。

彼はswearwordであるとは直接には言わなかったが、shitholeは立派 な?swearwordであり、到底知識階級は言うに及ばず、アメリカの大統領 が公開のテレビカメラが入った場で使うべき言葉ではなかったと指摘した のだ。その通りであると思う。

恐らく、私が知る限るあの言葉を使うべきではないとズバリと言ったのは 前嶋教授だけで、マスコミなどは知ってか知らずにか「野外便所」などと とんでもない誤訳をしたままである。Oxfordには「汚いか不愉快な場所」 と出ている。便所などとは言っていない。

ジーニアス英和には「不潔な場所」とある。いや、彼らは学校で教えられ ていなかっただけで、罪はないのかも知れない。だが、絶対に注意して間 違っても使ってはならない言葉であると断言しておく。

さて、汚い言葉、即ちswearwordとはの解説に入る前に、是非ともこの言 葉についての私の思い出を採り上げておきたい。

私が1972年8月に生まれて初めてアメリカに出張し、帰路はカナダ西海岸 のヴァンクーヴァーからとなった。そこで母親と家内に土産でも買うか と、空港の免税店立ち寄った。応対してくれた販売員はかなり高齢の日系 の女性だった。これはと思った物が予算を超過していたので何気なく “Jesus Christ!”と口走った。

するとその販売員がキッとなって急に日本語に変わって「貴方は何とい言 葉を使うのですか。少しくらい英語ができるからと言っていい気になって 汚い言葉を使うとは何事ですか。即刻お止めなさい。私は戦争中にここで 育ったために日本語も英語も中途半端になってしまったが、それでも swearwordを使ってはいけないくらいは心得ています。これから先は絶対 に使わないようにしなさい」と将に声涙ともに下る忠告を戴いた。私は言 葉もなかった。肝に銘じた。

だが、それでも懲りなかったようで、1975年3月にW社に転身後にも東京事 務所で日系人のJ氏にも会議室に呼び出されて「貴方の品格を下げる言葉 を使うな」と厳しく戒められた。当人はそれほど頻繁に使ったつもりでは なかったが、W社のマネージャーともあろう者が使ってはならないとあら ためて言われた。

また、本社事業部の副社長にも彼のオフィスに呼ばれて「外国人のお前が swearwordをそれほど上手く使うのは聞いていて気持ちが悪くなる。今後 私の面前では絶対に二度と使うな」と叱責された。

ここまでの3つのエピソードでswearwordとはどういう種類の言葉かお解 り頂けたら有難いと思う。即ち、苟も自分は知識階級に属すると自負され ている方は絶対に公衆の面前で使ってはならないのである。

極論的に解りやすく言えば、使った瞬間に「自分は下層階級の人間です」 と告白したのと同じになってしまうのだ。少なくとも、日本式に言えば 「一部上場の企業の管理職が使っては会社の格も下がるし、自分も下層の 者だと名乗ったことになる」くらいに認識しておくべきだ。

だが、困ったことにそうとは知らずにアメリカ人の中に入っていくと、そ ういう言葉を日常的に使う人種に出会ってしまい、それが格好が良い言葉 だと思って飛びついてしまう例が誠に多いのが現実だ。

これの定番的日本語訳はないだろう。私が好んで採り上げる使用例に「沢 尻エリカのOh, shit!”」がある。これは最も使ってはいけない言 葉の一つである。

Oxfordは“A rude or offensive word, used especially to express anger.としているが、これでは弱いと思う。Websterは”to swear”を“Use profane or obscenelanguage.”としている。

私は当初はこれが何であるかという性質を知らずに覚えていた。だが、知 らないのは恐ろしいもので、一旦覚えると何となく使ってみたい誘惑に駆 られるものであった。

これは戦後に駐在した占領軍の兵士たちが使ったために我が国で広まった のである。特に「ゴッダメ」=“God damn it.”がその代表格だっただろ う。英語が何であるか良く知られていなかったあの頃には、我々が何の躇 いもなくアメリカ人が使う言葉を真似していたと思っている。

何故いけないかは上に述べたように明かである。それは我々が所属した (大)会社の本社組織に属する年俸制の社員ともなれば、人前では使って はいけないものなのである。それだけでは具体性がない。

これを使うと、言いたいことを強調できるのだが、それが同時に「語彙の 貧弱さ」と「無教養」とを表し「お里が知れる」ことになるのが良くない のである。例を挙げるが、それを見ればslangとは明確に一線を画していると解ると思う。

shit.=「チクショウ」か「何だよ」辺りになるだろうが、下品である。
bull shit=これも「コンチクショウ」であり「この野郎」にもなるだろ うか。

“horse shit”と言う場合もある。He is a hell of a salesman.=「彼は 凄腕のセールスマンだ」なのだが、このhell(=地獄)がいけないのだ。 “hell of a driver”と言えば「運転が凄く上手い人」という具合だ。

God damn it! これも「コンチクショウ」で、日本語でも余り褒められな い表現だ。Jesus Christ. =「なんてこった」か「コンチクショウ」辺り が訳語だろうか。

fuck→日本語に訳すのも躊躇うような言葉。fuckingとも言う。ass hole= 日本語にも「何とかの穴の小さい奴」という表現があるが、それとは意味 が違うものの、汚い言葉の代表格であろう。Oh, brother. =「何とした ことか」とでも言おうか、これも使用禁止の部類だ。

まだまだ他にもあるが、これくらいで十分だろう。私は「オーマイガッ ド」(=Oh,my God.)もそのうちだと解釈している。故に、もしも言いか ければ「オーマイ」までで止めておくと良いと思っている。




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己への信頼を憲法改正で勝ち取れ
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          櫻井よしこ

世界が大きな変化を遂げつつあるのはもはや言うまでもない。70年余りも 日本が頼ってきたアメリカは強大ではあるが普通の民主主義国へと変化し ていくだろう。

日本は価値観を共有するそのアメリカを大事にしなければならない。頼る ばかりでなく、助け合わなければならない。日本にできることはもっと実 行していかなければならない。

アメリカが世界の現場から少しでも後退すれば、そこに生ずる政治的空白 に、中国やロシアがさっと入り込み、私たちとは全く異なる価値観で席巻 しようとするだろう。そのような悪夢を上手に防ぐことも日本のやるべき ことになるだろう。

そのとき、日本が担うべき課題が国際社会のルール作りだ。わが国はこれ までそんなことは他国の仕事だと考えていた節がある。だが、やろうと思 えば日本はきちんとやれる国なのだ。

昨年末にも、日本とEUが経済連携協定(EPA)で合意した。現在はア メリカ抜きの環太平洋経済連携協定(TPP)で、11か国をまとめようと している。合意したEPAについて安倍晋三首相が答えた。

「EPAで関税が下がることよりも、21世紀のルール作りで日本が中心に なれたのは大きかったと思います」

ルール作りとは、どのような価値観を掲げるかという問題である。日欧 EPAは、中国を念頭に、彼ら流の価値観でこちら側の経済や生き方、法 律の解釈などを仕切られるのは絶対に避けたいとして、決めたものだ。世 界の国内総生産(GDP)の約3割を占める巨大経済圏は、不透明な中国 方式の世界と向き合う為に誕生したのである。TPP11が加わればさらに 事態は明るくなる。

習近平主席は中国に立地する外国企業に、会社の中に共産党支部(細胞組 織)を設けよと要請する。企業経営でも共産党の指導を受けよという意味 だ。それだけではない。彼らは国際政治のやり方、国際法、領土領海の ルール、歴史さえ変えようとする。中国は歴史修正主義の権化である。

根絶の政策

日本が中国に相対峙し、アメリカを助け、共に自由や民主主義を守る役割 を担うとしたら、どうしても改めなければならないことがある。それは日 本人が祖国や歴史を真っ当に評価しない、或いはできないという現状を変 えることである。

アメリカが「根絶の政策」として日本に与えたのが現行憲法だ。アメリカ の国際政治学者サミュエル・ハンチントンは『軍人と国家』でこう指摘し たが、70年間一文字も変えることができないのは、日本が悪い戦争をした と心中、思っているからではないか。

だが、そうではないのだ。大東亜戦争は「好戦的な日本」が無謀にも始め た邪悪な戦争ではないのだ。なぜ日米は戦ったのかを理解するには3冊の 本を読めばよい。?アメリカ歴史学会会長、チャールズ・ビーアド博士の 『ルーズベルトの責任』、?ハーバート・フーバー大統領の『裏切られた 自由』、?コーデル・ハルの『ハル回顧録』である。

ビーアドの書は1948年に出版された。ルーズベルト大統領はすでに死亡し ていたが、評価はまだ高かった。そのような中で、ビーアドはルーズベル トには日米開戦の責任があると明確にした。アメリカ社会は、学界も含め てビーアドを非難した。彼は出版から4か月後に亡くなったが、その後の 展開は彼の指摘と分析が正しかったことを示している。

ビーアドは、たとえば、昭和16(1941)年11月26日にハル国務長官が日本 に手交した10項目の要求、通称「ハルノート」についてこう書いた。 「1900年以来、アメリカのとったいかなる対日外交手段に比べても先例を みない程強硬な要求であり、どんなに極端な帝国主義者であろうと、こう した方針を日本との外交政策に採用しなかった」。

ビーアドは野村吉三郎駐米大使や来栖三郎特使が日米戦争回避の道を探 り、暫定措置を決めて、そこから本交渉に入ろうと懇願しても、ハルは相 手にしなかったと、公表された政府資料、報道などを入念に分析して、詳 述している。

敗戦した日本を裁いた「東京裁判」で、ただ一人、戦犯とされた日本人全 員の無罪を主張したインドのラダ・ビノード・パール博士は、ハルノート を「外交上の暴挙」と喝破した。それまでの8か月にわたる交渉の中で一 度も話し合われたこともない過激な条項が、理解し難い形で日本に突きつ けられていたからだ。

祖国の歪んだ基盤

昨年夏に日本で訳本が出版されたフーバーの『裏切られた自由』(草思 社)は、ビーアドとは異なる情報源によるものだが、開戦の責任はルーズ ベルトらにあると、同じ結論に達している。

同書には生々しい会話が頻繁に登場する。たとえばハルノートを日本に手 交する前日、41年11月25日に、ルーズベルトはハル国務長官、スチムソン 陸軍長官、ノックス海軍長官らを招集した。その会議でルーズベルトは 「問題は、いかにして彼ら(日本)を、最初の一発を撃つ立場に追い込む かである。それによって我々が重大な危険に晒されることがあってはなら ないが」と語っていた。

11月28日の戦争作戦会議では、日本に突きつけた10項目の条件についてハ ル自身がこう述べていた。「日本との間で合意に達する可能性は現実的に 見ればゼロである」。日本が絶対にのめない条件を突きつけたのだ。

もうひとつの事例は、12月6日、ルーズベルトが天皇陛下にあてて送った 平和を願う公電である。公電の文案を下書きしながらハルが語った言葉を フーバーは次のように明かしている。

「この公電は効果の疑わしいものだ。ただ公電を送ったという事実を記録 に残すだけのものだ」

ハルも回顧録を書いている。だが、日米開戦やハルノートについては殆ど 触れていない。日本側が再三再四、和平交渉を求めたことも、自身がそれ を無視したことにも触れず、こう書いている。

「われわれとしては手段をつくして平和的な解決を見出し、戦争をさけた い、あるいは先にのばしたいと考えた。(中略)一方日本は対決を求めて いた」「最後まで平和をあるいは少くとも時を求めて(われわれは)必死 の努力をつづけた」

ハルの回想は、ビーアド、フーバーなどの研究によって偽りであると明ら かにされた。ドイツと結んだのは日本の間違いではあったが、日米開戦に 関して日本が一方的に、好戦的だ、帝国主義的だといって責められるべき ではないのである。ビーアドやフーバーらの書き残した歴史の真実を知れ ば、日本人は賢くなり、自身への信頼も強化できる。祖国の歪んだ基盤を 直す第一歩、憲法改正も可能になるだろう。
『週刊新潮』 2018年1月18日号 日本ルネッサンス 第786回




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のど自慢に出場したのだ
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     渡部 亮次郎

1946(昭和21)年のこの日、NHKラジオで「のど自慢素人音楽会」が開始 され、それを記念してNHKが制定した。

第1回の応募者は900人で予選通過者は30人、実に競争率30倍の超難関 だった。

今でも12倍を超える人気長寿番組とか。1946(昭和21)年のこの日、NHK ラジオで東京)「のど自慢素人音楽会」が開始され、それを記念してNHK が制定しました。

第1回の応募者は900人で予選通過者は30人、実に競争率30倍の超難関で した。

今でも12倍を超える人気長寿番組とか。

私も高校生のころ、秋田市での大会に出場、合格した。受験戦争ムードに 反発したもの。歌ったのは「チャペルの鐘」
   作詩:和田隆夫
   作曲:八州秀章

1)なつかしの アカシアの小径は
 白いチャペルに つづく径
 若き愁い 胸に秘めて
 アベ・マリア 夕陽に歌えば
 白いチャペルの ああ
 白いチャペルの 鐘が鳴る
2)嫁ぎゆく あのひとと眺めた
 白いチャペルの 丘の雲
 あわき想い 風に流れ
 アベ・マリア しずかに歌えば
 白いチャペルの ああ
 白いチャペルの 鐘が鳴る
3)忘られぬ 思い出の小径よ
 白いチャペルに つづく径
 若きなやみ 星に告げて
 アベ・マリア 涙に歌えば
 白いチャペルの ああ
 白いチャペルの 鐘が鳴る

この歌を聞くと、なぜか札幌の時計台を思い出す。理由は分からない。で もあれは時計台であってチャペルではない・・・。では「チャペル」とは 何ぞや? Wikipediaによると、

「チャペル (Chapel) は、本来クリスチャンが礼拝する場所であるが、日 本では私邸、ホテル、学校、兵舎、客船、空港、病院などに設けられる、 教会の所有ではない礼拝堂を指している。」

とある。どうも教会の礼拝堂はチャペルとは言わないらしい。結婚式場が チャペルだ。でもこの歌詞は、何とも淡い恋でいいな〜。(オジサンには 縁が無いが・・・)

白いチャペルか・・・

フト、2年前の今頃、オーストリアに行って教会を見た事を思い出した。 ヨーロッパはどこに行っても教会だ。2年前は2週間掛けてオーストリアを 一周したが、オーストリアでも、どこに行っても尖塔の教会があった。中 でも有名で「これどこかで見た事がある・・」と思った教会が2つあっ た。ハイリゲンブルートの教会とハルシュタットの教会である。この歌と はあまり関係ないが、“絵になる”教会の写真を見ながら、岡本敦郎の歌を 聞くもの一興か?

大学を出てNHKで記者になった。

政治部所属に成ってある夜、新宿のスナックで唄っていたら、見知らぬ男 に声をかけられてびっくりした。「うちへ入りませんか」という。名刺に は「ダニー飯田とパラダイスキング」とあった。「政治記者から歌手へ転 身」というのがおもしろいというのだ。

記者の仕事が面白くてたまらない時期だったこともあって断った。
あれから50年。まったく歌う機会が無いままにすごしたから今では歌は聴 くものと心得ている。2013・10・29


 
   
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最 新 情 報
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 ◎小室哲哉、謝罪会見で引退発表 不倫疑惑の責任感じ「僕なりのけじ めとして決意しました」


小室哲哉、謝罪会見で引退発表 不倫疑惑の責任感じ「僕なりのけじめと して決意しました」

18日発売の『週刊文春』で看護師との不倫疑惑が報じられた音楽プロ デューサー・小室哲哉(59)が19日、都内で記者会見を開いた。スーツ姿 で登場した小室は、詰めかけた大勢の報道陣を前に「今回の報道で妻の KEIKO、家族、ファンの皆様、スタッフの皆様、いろいろな方にご心配、 お相手の方にもご迷惑おかけしたこと、お詫び致します」と謝罪。さらに 騒動の責任をとる形で「僕なりのけじめとして引退を決意しました」と発 表した。

報道によると、小室は12月中旬にある女性宅に泊まり、1月上旬には都内 の高級ホテルで密会。妻のKEIKOが実家に帰省している1月上旬には自宅に 女性を招き、一夜を共にしたという。同誌の取材に小室は、不倫疑惑につ いて「誤解を招く甘い言動が多々ありました。本当に申し訳ないと思って います」とした上で“男女の関係”を否定。だが、A子さんと自分の部屋で “一緒に寝た”ことは認めていた。

小室は2002年にglobeのボーカル・KEIKO(45)と結婚。2011年にKEIKOが くも膜下出血になって以来6年、献身的にリハビリに取り組むKEIKOを支え きたが「大人の女性としての会話のコミュニケーションが日に日にできな くなって、かわいそうな気持ちもあったけど、そこを諦めてはいけないこ とが、精神的なサポートというのは、重々承知していた」と話し「3年ほ ど前から疲れ始めてきたことはあったと思います」と素直な心境を吐露した。

 さらに自身も何度か病に伏すこともあったといい「2017年の夏前、突発 性難聴に近い状態になりまして、今も左の耳がほぼ聞こえないです。原因 不明ですが、ストレスによるものだろうと診断されました」と告白。報道 のお相手には、入院した際に知り合い、その後は自宅への往診や、出先で の急な診察も依頼するようになったという。

 お相手を「仲の良い信頼できる看護師さん」とし「男女の関係ではな い、全くありません」ときっぱり語った小室。しかし「誤解を生じさせ て、往々にして男女の関係を想像させる環境もあった。これを最近、皆さ んで使ってらっしゃる言葉で使わせていただきますが『不徳の致すとこ ろ』という言葉以外にはありません。そこは重々承知しています、申し訳 ありません」と陳謝した。

 今回の一連の騒動を受け「僕から音楽の道を退くことが、私の罪である と思いました」と神妙な面持ち。携わっている複数のプロジェクトに関し ては「責任は果たしたい。不快に思う方のお目にかからないよう、全うし ていきたいと思います」としつつ「自発的な音楽活動は本日をもって終了 させて頂きます。35年近く、本当にありがとうございました。心から感謝 します」と明言した。

 時折、言葉に詰まり、少しうつむく場面もみられた。「勝手な苦渋の決 断ではあります。ただ今回、ご迷惑おかけして、僕なりの償いはこれが精 一杯。これからどれだけ生活水準が下がったりするかは計り知れない。し かし皆さんに注目して頂けるのは、きょうが最後なのかもしれないと思い ます。実直に受け入れようと思います」。今後については「生き方、身の 振り方に関してはお時間を頂きたい。そこには、KEIKOのことも含めて考 えていきたい」と話した。オリコン1/19(金) 13:30配信


 ◎アメリカの失業率の中身を探れば:前田正晶

我が国でも現在は有効求人倍率が上がってきているが、中には相変わらず 人手不足に悩んでいる介護職のような分野もある。18日夜のPrime Newsで も古森義久氏はアメリカの失業率は4%にまで下がってきた良い状態だと 指摘していた。

私は元の同僚で技術サーヴィスマネージャーだったL氏とアメリカの雇用 の状況について、丁度1年前に意見を交換していた。L氏の意見には興味深 い点があるので、あらためて紹介する次第で、下記のようなものだった。

>引用開始

「我が国の大都市圏の労働市場には最早博士や経営学修士は不足していな い。我々が最も求めており尚且つ不足しているのが十分な教育を受けた才 能あるブルーカラーなのである。十分な教育を受けていなければ良い職 (注:これはjobであって、トランプ氏の言われる雇用とは意味が違う) を得られず、動もすると失業し犯罪や薬物に走ってしまう結果を生んでい る」との指摘だった。

<引用終わる

彼は私の在職中からこの件を言い続けており、その具体的な問題点はと言 えば即ち、先ず垂直上昇して偉くなるこ可能性は先ずないポジションを望 んで入社を希望する若者は少なく、その上に採用してみても堪え性がな く、直ぐにより高い給与を求めて転職する傾向が顕著だった。

故に、会社側も育てる時間も取れずに“unskillful”な事務職しかおらず、 また工場には管理職の補助的な技術者が育たないのだ。それだけで
も人手不足を来たし、会社側の管理職の負担が激増するのであった。

彼の言いたいことは職、即ち仕事というか雇用を増やすことに意義はある ものの、嘗てカーラ・ヒルズ大使が指摘されたような初等教育の充実こそ がブルーカラー等の層に求められているのだという点である。

即ち、増やされていく職(雇用)がどの分野で働く人たちを求めているか が重要だということ。その質を高めることが、アメリカの製品の質を高め 国際競争力を増すことに貢献すると考えた次第。トランプ次期大統領にも 是非ご配慮願いたい分野である。

このL氏の意見とは一寸異なる意見を聞かせてくれたのが、昨年の春に一 時帰国したSM氏だった。そのホワイトカラーと言うべきか管理職層の話 は、私にとってもかなり衝撃的だった。それは「アメリカでは弁護士や医 師は過当競争で今や生存競争が激化している。企業においても生存競争は 激化する一方で、その中にあってはMBAやPh.D.を持っている方が生存競争 に勝てる確率が高いという時代になった」というものだった。

ある30歳になったばかりの女性でUCLAでMBAを持つ者が既に管理職に任命 されており、年俸は13万ドルで、その他に3〜5万ドルのボーナスまで貰っ ているという話なのだ。これらの年俸を合計して円換算しても精々 1,600〜1,700万円にしかならないが、これはアメリカでは大変な高給の部 類に入るのだ。彼女はその為に4年生の大学を終えてから一旦就職して実 務の経験を積んでから、ビジネススクールに入学してMBAを取得したので ある。

UCLAの例を挙げれば、州立大学でありながらカリフォルニア州が財政破綻 した為にその授業料は今ではIvy Leagueの私立大学並みに上がっており、 2年間の学費は総計で1,000万円にも達するのである。即ち、彼女は管理職 になるというか、支配階層に入って職を確保する為に1,000万円の投資を していたということだ。

これも容易ならざる生存競争の世界の話である。大手企業においてはそう 多くの管理職というか、経営の責任を負う本部長や副社長の職に就く人材 を必要としているわけでもないので、先ずはビジネススクールに入って出 世街道に乗れるチャンスを狙える用意をせねばならないのだ。

しかも、何度も述べてきたように経営者は I don’t like you. などとい う簡単明瞭な理由の他に、管理職でも副社長でも、働きが悪ければ馘首す る権利を 持っているのだ。地位が上がり、年俸が増えるほど馘首される 危険性が高まってくる世 界であるとご承知置き願いたい。

そういうアメリカでは今やトランプ大統領の下に好景気を謳歌し、失業率 が4%ギリギリにまで下がっている。だが、実態では激しい競争もあれ ば、人材不足 を嘆いている分野もあるのだ。


 ◎稀勢の里が休場 5場所連続、来場所は進退問題に発展も

大相撲の横綱稀勢の里(31)=本名・萩原寛、茨城県出身、田子ノ浦部 屋=が東京・国技館で行われている初場所6日目の19日から休場するこ とになった。5日目まで1勝4敗だった。休場は昨年5月の夏場所から5 場所連続。場所後の横綱審議委員会(委員長=北村正任・毎日新聞社名誉 顧問)で厳しい意見が出れば、来場所は進退問題に発展する可能性がある。

師匠の田子ノ浦親方(元幕内隆の鶴)が19日朝に明かした。左大胸筋を 痛めたといい、「古傷に近い箇所です。まずけがを治して、稽古して、自 信を取り戻さないといけない。泥臭くやって上がってきた男。体も、心 も、作り直してこないといけない」と話した。

 稽古量に自信を持って臨んだ今場所だが、初日に新小結貴景勝に敗れる と、3日目からいずれも平幕の逸ノ城、琴奨菊、嘉風に続けて苦杯を喫し た。3日連続の金星配給は先場所に続く屈辱だった。

 横審の北村委員長は場所前、稀勢の里が仮に全休してもまだ進退問題に は発展しない、との見解を示していた。しかし一方で、星勘定が悪くなっ てからの途中休場は印象が良くないとの認識だった。

左腕に大けがを負いながら逆転優勝した昨年春場所からまもなく10カ 月。その間、秋場所以外は初日から出場に踏み切り、いずれも途中休場に 追い込まれている。武器だった左おっつけに力強さは戻らず、左足首にも 痛みを抱える。

横審の内規は横綱の休場が多い場合、「激励、注意、引退勧告等をなす」 と定めている。朝日新聞デジタル1/19(金) 7:53配信


  ◎元日本兵の妻スアンさん死去=両陛下と昨年面会―ベトナム

 【ハノイ時事】第2次大戦後もベトナムに残り、その後、帰国した元日 本兵の妻グエン・ティ・スアンさんが18日午後、ハノイの自宅で死去した。

93歳だった。天皇、皇后両陛下がベトナムを訪問した昨年3月、現地で暮 らす元日本兵家族の一員として面会。その後に体調を崩し、一部の家族ら による同年10月の訪日には参加できなかった。

家族や関係者によると、心疾患のため昨年から療養していた。

ベトナム独立同盟(ベトミン)に協力した日本兵の一人だった夫は、1954 年に日本へ帰国。スアンさんは3人の子供をひとりで育て、2006年、日本 人女性と再婚した夫とハノイでほぼ半世紀ぶりに再会した。「スアン」は ベトナム語で「春」を意味するため自分を「ハルコサン」と呼び、かつて 覚えた「湖畔の宿」など日本の歌を口ずさんでいた。

両陛下との面会で天皇陛下から「体を大事にね」とねぎらわれ、皇后陛下 に抱きしめられる場面が日本でも報道され、元日本兵家族を象徴する存在 となっていた。面会後には「戦後、さまざまな困難に遭いましたが、両陛 下とお話しできて感動し、感謝しています」と語った。

 家族は時事通信の電話取材に応じ、両陛下の訪越を機にスアンさんや元 日本兵家族への関心が日本で高まったことについて「ありがとうごます」 と謝意を示した。 時事通信1/19(金) 9:38配信



 ◎大手銀「通帳前提」サービス見直し 維持管理費の削減で検討 預金 者反発も

紙の通帳のないインターネット口座の普及が進む中、大手銀行が紙の通帳 を前提にした口座や現金自動預払機(ATM)など旧来型サービスの見直 しを検討している。日銀のマイナス金利政策の影響などで収益環境が悪化 し、税負担など維持管理費の削減を図りたい思惑がある。ただ、他行に先 駆ければ通帳に慣れた預金者の反発で顧客離れを招く恐れがあり、導入時 期を慎重に見極めている。

 「手数料の形は理屈としてはあり得る。お客さまにとっての価値を十分 考えた上で今後も検討する」

 全国銀行協会の平野信行会長(三菱UFJフィナンシャル・グループ社 長)は18日、東京都内で開いた記者会見でこう述べ、預金者の理解を前提 に「口座維持手数料」などさまざまな検討を各行が進めている現状を説明 した。

 銀行は紙の通帳を使う口座を維持するため、1口座当たり年間200円の 印紙税を国に支払う必要がある。国税庁によると銀行業界全体で2015 年度に負担した税額は約726億円に上る。

 このため、三菱東京UFJ、三井住友、みずほの3メガバンクでは紙の 通帳の発行を有料化したり、毎年の維持手数料を取ったりとの案が浮上し ている。

また通帳読み取りに加え、小銭を入金できるなど高度な技術が用いられた 日本のATMは、限られた紙幣しか使えない海外のものに比べ高額だ。国 内行のATM手数料が高い一因との見方もあり、簡素化が今後の課題になる。

 紙の通帳は「(出入金記録を)墨で書き、印鑑を押していたころの遺 物。海外では使われていない」(大手行首脳)とも指摘され、各行は税額 負担を抑制するため預金者をネット口座に誘導したい考えだ。

ただ日本の預金者は、銀行口座は無料との認識が強い。低金利下で利ざや が稼げず経営環境が悪化したとはいえ、大手行の多くは業績好調で、東芝 の債務超過解消が確定したことで今期は回収不能に備えた貸し倒れ引当金 の戻り益も見込める。このため業界では「どうやって(預金者の)理解を 得るのか難しい」(全国地方銀行協会の佐久間英利会長)と困難視する声 もある。SankeiBiz1/19(金) 7:15配信



 ◎森監督「顔見ればいい」松坂テスト合格なら即会見

投げられれば合格!? 中日が前ソフトバンク松坂大輔投手(37)の入団 テストを23日午後2時からナゴヤ球場の室内練習場で行うことを18日、発 表した。所用のためナゴヤ球場を訪れた森繁和監督(63)は松坂について 「投げられなきゃ来ないでしょ。(チェックポイントは)顔、見ればいい よ」と、姿を現せば合格すると言わんばかりにコメント。ジョークを割り 引いたとしても、テストのハードルがさほど高くないことをうかがわせた。

テスト当日に合否が発表される可能性もあり、スピード決定の場合には球 団が会見場を準備することも明らかになった。同じ日、同球場では選手会 主催の合同自主トレも行われており、混乱を避けるため室内練習場でテス トを実施。報道陣に非公開で行われ、森監督をはじめ首脳陣、編成担当が 同席して、松坂のブルペン投球が予定されている。

松坂自身は現在、米国で調整を続けている。日刊スポーツの取材に「今の ところ、順調に来てます。同じことを繰り返さないように抑え気味にやっ てますけど、それでも自分の感覚では去年よりいいんじゃないかなという のはあります」と話しており、テストに向けて順調な様子。早ければ23 日にも、竜の松坂が誕生する。
日刊スポーツ1/19(金) 7:36配信


 ◎NZ首相が妊娠、6週間産休へ 副首相が代行務める

ニュージーランドのアーダーン首相(37)は19日、パートナーの男性との 間に子を妊娠し、6月に出産予定と発表した。6週間の産休を取り、その 間はピーターズ副首相兼外相が首相代行を務める。「(妊娠は)予想して いなかったが、興奮している」とコメントした。

 発表によると、アーダーン氏は新首相に就任する13日前の昨年10月13日 に妊娠を知った。「多くのカップルと同じように、妊娠初期なので伏せて きた」と説明した。1月18日にピーターズ氏に妊娠の事実を伝え、首相代 行を要請した。「(産休の)6週間の間も必要ならば私はいつも連絡可能 だ」としている。朝日新聞デジタル1/19(金) 8:42配信


 ◎芸能人らの移籍制限「違法の恐れ」 公取委、見解公表へ

スポーツ選手や芸能タレントなどフリーランスの働き方をする人に対し て、不当な移籍制限などを一方的に課すことは、独占禁止法違反にあたる 恐れがあると、公正取引委員会の有識者会議が示す方針を固めたことがわ かった。公取委は2月にも結論を公表し、適切な人材獲得競争を促す。

IT分野を含めて近年、個人事業主として雇い主の企業と契約を交わすフ リーランスの働き方が増えている。ただ、こうした契約は、労働法と独禁 法が適用されにくい空白地帯となるケースが多く、これまで十分な権利保 障がなされてこなかった。

 スポーツ選手が他チームに移籍する際や、芸能タレントが所属の事務所 を辞める際に、他の所属先と契約を結べないことなどが問題になることが あった。

公取委は、契約によってこうした制約が生じることについて、独禁法違反 (優越的地位の乱用)などにあたるかを検討するため、昨年に有識者会議 を立ち上げた。各業界に書面調査やヒアリングを重ねてきた。

 有識者会議はこれまでの議論の結果、古くからのこうした契約慣行を問 題視。一方で、スポーツのチーム側や芸能事務所が育成にかけた費用を回 収することは正当化できるとして、業界内でどういった補償が適切か検討 するよう求める方針だ。

 芸能事務所からの独立や移籍をめぐっては、最近ではNHKドラマ「あ まちゃん」で人気となったのんさんが独立の際にトラブルとなったケース などがある。朝日新聞デジタル1/19(金) 5:02配信



 ◎アメリカの失業率の中身を探れば:前田正晶

我が国でも現在は有効求人倍率が上がってきているが、中には相変わらず 人手不足に悩んでいる介護職のような分野もある。18日夜のPrime Newsで も古森義久氏はアメリカの失業率は4%にまで下がってきた良い状態だと 指摘していた。

私は元の同僚で技術サーヴィスマネージャーだったL氏とアメリカの雇用 の状況について、丁度1年前に意見を交換していた。L氏の意見には興味深 い点があので、あらためて紹介する次第で、下記のようなものだった。

>引用開始

「我が国の大都市圏の労働市場には最早博士や経営学修士は不足していな い。我々が最も求めており尚且つ不足しているのが十分な教育を受けた才 能あるブルーカラーなのである。十分な教育を受けていなければ良い職 (注:これはjobであって、トランプ氏の言われる雇用とは意味が違う) を得られず、動もすると失業し犯罪や薬物に走ってしまう結果を生んでい る」との指摘だった。

<引用終わる

彼は私の在職中からこの件を言い続けており、その具体的な問題点はと言 えば即ち、先ず垂直上昇して偉くなるこ可能性は先ずないポジションを望 んで入社を希望する若者は少なく、その上に採用してみても堪え性がな く、直ぐにより高い給与を求めて転職する傾向が顕著だった。故に、会社 側も育てる時間も取れずに“unskillful”な事務職しかおらず、また工場に は管理職の補助的な技術者が育たないのだ。それだけでも人手不足を来た し、会社側の管理職の負担が激増するのであった。

彼の言いたいことは職、即ち仕事というか雇用を増やすことに意義はある ものの、嘗てカーラ・ヒルズ大使が指摘されたような初等教育の充実こそ がブルーカラー等の層に求められているのだという点である。

即ち、増やされていく職(雇用)がどの分野で働く人たちを求めているか が重要だということ。その質を高めることが、アメリカの製品の質を高め 国際競争力を増すことに貢献すると考えた次第。トランプ次期大統領にも 是非ご配慮願いたい分野である。

このL氏の意見とは一寸異なる意見を聞かせてくれたのが、昨年の春に一 時帰国したSM氏だった。そのホワイトカラーと言うべきか管理職層の話 は、私にとってもかなり衝撃的だった。それは「アメリカでは弁護士や医 師は過当競争で今や生存競争が激化している。企業においても生存競争は 激化する一方で、その中にあってはMBAやPh.D.を持っている方が生存競争 に勝てる確率が高いという時代になった」というものだった。

ある30歳になったばかりの女性でUCLAでMBAを持つ者が既に管理職に任命 されており、年俸は13万ドルで、その他に3〜5万ドルのボーナスまで貰っ ているという話なのだ。これらの年俸を合計して円換算しても精々 1,600〜1,700万円にしかならないが、これはアメリカでは大変な高給の部 類に入るのだ。彼女はその為に4年生の大学を終えてから一旦就職して実 務の経験を積んでから、ビジネススクールに入学してMBAを取得したので ある。

UCLAの例を挙げれば、州立大学でありながらカリフォルニア州が財政破綻 した為にその授業料は今ではIvy Leagueの私立大学並みに上がっており、 2年間の学費は総計で1,000万円にも達するのである。即ち、彼女は管理職 になるというか、支配階層に入って職を確保する為に1,000万円の投資を していたということだ。

これも容易ならざる生存競争の世界の話である。大手企業においてはそう 多くの管理職というか、経営の責任を負う本部長や副社長の職に就く人材 を必要としているわけでもないので、先ずはビジネススクールに入って出 世街道に乗れるチャンスを狙える用意をせねばならないのだ。

しかも、何度も述べてきたように経営者は I don’t like you. などとい う簡単明瞭な理由の他に、管理職でも副社長でも、働きが悪ければ馘首す る権利を持っているのだ。地位が上がり、年俸が増えるほど馘首される危 険性が高まってくる世界であるとご承知置き願いたい。

そういうアメリカでは今やトランプ大統領の下に好景気を謳歌し、失業率 が4%ギリギリにまで下がっている。だが、実態では激しい競争もあれ ば、人材不足を嘆いている分野もあるのだ。


 ◎「文在寅大統領はしようがないな」他:前田正晶

18日には久し振りにクラブのロッカールームでこの論客に掴まってしまっ た。着替え終わるまでの短時間に色々と聞かされた。

*先ずは文在寅大統領批判から。「あれはどうにもしようがないな。自分 の国の経済があれほど危機に瀕してサムソンも現代も青息吐息なのに、親 北に拘泥してばかりで何が平昌オリンピックだ。

しかも制裁違反にもなりかねない北朝鮮の女性応援団をあごあし付きで呼 ぶ気ではないか。親北政策も好い加減にすべきだし、不可逆的合意をひっ くり返す気なのも論外だ」と息巻いていた。彼は「我が国はもっと強気で 言うべき事を言っておくべきだ」と尤もなことを追加した。

当方からは何ら異論を唱える点もなく承っていたが、「河野外相が康京和 外相にぴしゃりと言うべき事を言ってあるから少しは安心で、矢張り外務 大臣はある程度以上の英語力がある方が良いようだ」と述べるに止めた。

*安倍総理批判派の彼は更に勢い込んで「安倍も怪しからん。今時欧州を 回ってなどいるべきではない。我が国の景気は未だに完全に復調したわけ ではなく、アベノミクスでは依然としてデフレからの脱却に手間取ってい るではないか」と来た。

「それは黒田日銀総裁がやって来たことはもう一つだと言うのか」と敢え て尋ねてみると、「それだけではない。経団連も」と話が膨らむ一方だっ たが、丁度良く着替えが終わってジムに向かうことになり、一方的な討論 は終わった。

特に取り立てて目新しい議論ではなかったが、安倍総理批判派なのは興味 があるが、「何故に、何処を捉えてそう主張されるのか」と聞いてみたい 衝動に駆られる時もあるが、迂闊にそんな質問をすれば何時間かかるか見 通しが立ちそうにもないので自粛している。この方はもとは金融関係の仕 事をしておられたので、世の中の裏事情に精通していると自称するのだ。


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身 辺 雑 記
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20 日の東京湾岸は朝のうちは曇天。

19日夜は赤坂で元公務員大幹部と共に若い社長にゴチになって恐縮した。


                           読者:5576人

                     

渡部 亮次郎 <ryochan@polka.plala.or.jp>








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創刊日:2004-01-18  
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