政治・経済

頂門の一針

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頂門の一針

2017/12/31



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わたなべ りやうじらうのメイ ル・マガジン「頂門の一針」4562号
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        2017(平成29)年12月31日(日)



            日韓議連を反面教師に:阿比留瑠比

 「措置入院」精神病棟の日々(79):“シーチン”修一 2.0

      資金潤沢なNHKの受信料判決に失望:櫻井よしこ
     
                                
                      話 の 福 袋
                       反     響
                       身 辺 雑 記


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第4562号
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日韓議連を反面教師に
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     阿比留 瑠比

訪中団、邦人解放要求せねば「子供の使い」と変わらぬ…日韓議連を反面 教師に

「訪中しては日本の時の首相の悪口などを言いふらす2人を、中国側は表 向きは歓待しつつ、実は軽蔑していた」

外国に行って自国や自国の指導者をおとしめるような人物は、都合よく利 用はされても決して尊敬はされない。むしろ、自国の主張を堂々と展開し てこそ、一目置かれるものだろう。

平成18年から開かれている日中与党交流協議会をめぐっては、もともと幹 事長級が団長を務める日本側メンバーに比べ、中国側団員の地位が低いア ンバランスが指摘されてきた。

近年は日本世論もだいぶ様変わりしてきたものの、日本は昭和47年の日中 国交正常化以降、過去への贖罪意識も手伝って「日中友好」という4文字 に呪縛され、言うべきことも言えずにいた歴史がある。

「日本外交は日中友好至上主義といってもいい。そして友好に反すること は何かというと、それは専ら中国が決めてきた」

安倍晋三首相は、首相再登板前にこう語っていた。中国に「位負け」して いたかつての議員外交とは、とっくの昔に決別すべき段階を迎えている。

(論説委員兼政治部編集委員)
産経ニュース【阿比留瑠比の極言御免】



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「措置入院」精神病棟の日々(79)
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      “シーチン”修一 2.0

12/24はXマスパーティで賑やかだった。毛沢東曰く「政権は銃口から生ま れる」、古人からの教えは「子供はピストルから生まれる」・・・

ヨセフが鍬を担いであぜ道を畑に向かっていると従妹のヘレンが急ぎ足で やってきた。吐く息が白い。

「おはよ、ヨセフ、あんた足が速いな、もう鋤起こしかいな」
「まあな、日が沈むのが早いさかい、早起きせにゃならん」

「早起きね・・・あんた早起きし過ぎ、手も速過ぎるんやないんか、マリ アちゃん、『ヘレン、どないしよう、うちジャムパンが4か月もないん や』言うて嘆いておったで」

「ジャムパン? なんやそれ」

「月のもん、生理のことや。あんたも多少は知っとるやろ」

「まあ・・・しっかし“ジャムパン”言うんはえげつない感じやなあ・・・ マリアから生理が3か月ないさかい、一緒に産婆さんに行ってくれる?と 言われておってたんやが、もう4か月もないんか・・・どないしたらええ んか、うちも決断つかんで困っとるところや」

「“ジャムパン”はなあ、マリアちゃんが言い出したんや、おもろい言い方 やなあてうちの村の若い子はあのことをみんな“ジャムパン”言うんや。 “ジャムパン”はどうでもよろしが、4か月もないっちゅうことは確実にヤ ヤコができているっていうことやで。どないするんや」

「許婚や言うても挙式前にハラボテやとまずいのは分かっておるんや が・・・」
「伯父さん・・・あんたのお父ちゃんに相談したらどうや、伯父さんは頭 がいいし、篤農家としても有名やさかい、長老を説得してくれるんやないか」

「そやなあ・・・それしかあらへんか・・・」
・・・

「というわけでなあ、父ちゃん、わてどないしたらええんやろ」

「今さらあれこれグチったところで仕方ないわい・・・お前来年18で赤紙 やろ、わての親友、お前もよう知ってるメロスが軍に顔が効くさかい、来 年早々に挙式して、すぐに徴兵、1年間の遠洋航海で村を離れる、という んはどうや。赤ん坊はカアチャンかバアチャンに預けておけばええやら」

「大丈夫やろか」

「人の口に戸は立てらへんから悪く言うもんもあるやろが・・・そやな あ、『赤ん坊は神様の子や、それで処女のマリアが見もごったんや』とい うことにしておけばええやろ。

この辺の人は信心深いさかい、宮司さんに『この子は神の子や、天照大神 の弟の須佐之男命の子や』言うてもらったらええやろ。たっぷり寄進すれ ばちゃんと言うてくれはるわ。なーに、宮司も今は偉そうにしておるが、 わしの幼馴染やさかい問題はないわ」

「父ちゃん、ほんまに助かったわ、これからはちゃんと親孝行しますわ」
「親孝行なんぞええから、マリアと赤ん坊のために必死で働くことや。え えか、お前は神の子と聖母を預かったんやで。

わしは一篤農家で終わるやろうが、それでも必死でやらないかん、怠け心 を押さえ込んでいるんや。お前もな、必死で神の子と聖母を守り抜くんや で。そうすることで2人の名もお前の名も歴史に刻まれるんや。

人のやらんことをやる、それをやり通す、それでなければ生まれた甲斐が ないやろうて。まあ、父ちゃんとしてはそういう生き方をしたいと思って るんやが、お前も自分の信じた道を一途に生きたらよかろうとは思うがな」

「わて、やってみますわ・・・マリアと赤ん坊がもしかしたら世界を変え るかも知れまへんなあ、なんやワクワクしてきましたわ」

・・・

ま、瓢箪から駒、かくしてキリスト教は繁栄し、ついでイスラム教、その 他もろもろの宗教も生まれて繁栄(あるいは消滅)し、それを信じている 信徒は世界を覆ったのである。

宗教(含:〇〇主義)を絶対的価値観と信じる信徒は幸福になったり不幸 になったり、社会を前進させたり後退、沈滞させたり、平和を得たり戦争 をもたらしたりしたから、宗教は概ね功罪相半ばなのだろう。

幕末/維新当時に来日したフランス軍将校のスエンソンは、浅草寺の賑わ いに驚き、「日本では神社仏閣などの宗教施設は観光地であり、日本人に は真の意味で宗教心はない」(「江戸幕末滞在記」)と腰を抜かすほど驚 いているが、大方の日本人にとってはそんなものだろう、イワシの頭も信 心から、と。

フランス革命で政教分離、世俗主義なり、スエンソンによるとXマスでも 軍隊としてはまったく行事がないので、内輪で飲み会をするそうだ。今、 「海に浮かぶ教会」として世界中から観光客を呼び寄せているモンサン ミッシェルも革命後は永らく倉庫だったという。坊主憎けりゃ袈裟まで憎 い、となったようだ。

小生の菩提寺が庫裏の新築で1億円の寄付を募ったが、1億4000万円集まっ た。小生も10万円寄進したが、小生は檀家ではあっても信者ではない。先 祖代々この寺に墓を持っていたから、「いつもお世話になっています」と いう感謝の気持から寄進したに過ぎない。他の檀家もそうだろうと思う。

宗教心はたとえなくとも歴史、伝統を重んじるのが日本の善男善女で、 あっという間に1億4000万円。地元のヂヂババは金持でケチで質素だが、 使うときは使うのだ。

大体、自分自身さえ信じていない小生にとって社会も他者も自分さえも胡 散臭い存在である。曹洞宗の寺の長男坊が札ビラをひけらかし、真っ白の ベンツを乗り回して遊び歩いているのを見ていたから、今は住職になって 偉そうなこと(「住職なのにベンツを乗り回すなんて許せない!」だと) を言っていても小生には「バカが何言ってやがる」としか感じない。悲観 論者というか、自分と社会に愛想をつかした変人なのだ、小学生の昔から。

横浜市立大学の学友“Sam”から以下のメールをいただいた。

<その後リハビリはどうですか?

以前行った自動車部OB会でのメンバーから、かつての部誌のコピーデータ が送られてきました。中のごく一部ですが、君の書いた自己紹介のページ の部分だけ送ります>

そこにはこうあった。

<僕が自動車部に入ったのは、遠征がしたいためといっても過言ではあり ません。大学へ入ったら一生懸命に勉強しようと思っていましたが、市大 では興味の持てるような授業が見つからないので、せめてアルバイトとク ラブ活動で暇をつぶそうと思っています。

高校の時は応援団に入っていて、大変窮屈な思いをしましたが、大学のク ラブは何か落ち着きがあって、というより甘く暇でとても楽です。

高校の時は雨が降っている日はたとえ試験の日でもサボったものでした が、大学では少しでも眠い日は休むことにしています。僕は静かに読書で きさえすれば満足ですから、バリケード封鎖で授業ができなくても苦にな りません。まったくのノンポリで、全共闘の連中はやりたいだけやればい いと思っています。

「他人に迷惑をかけない」というのが僕の主義ですが、これは実際にはな かなか難しいことだと最近、しみじみ思います。人生なんてつまらぬもの ですから、せいぜい楽しく過ごしたいとは思うものの、こんな生き方は 「仕方がない」と思いつつも「嫌だ」とも思います。それが僕の本性です>

18歳の自分と半世紀ぶりに出会って、複雑な気持ちである。厭世的であり ながらも何か光明を模索して揺れている。「人生とは何か」「生きる意味 は何か」「どう生きるべきか」・・・ま、永遠のテーマで解があるわけで はないだろう。「栴檀は双葉より芳し」とは逆に「漆は双葉より危う し」、油断していると手や顔がかぶれるぜ、小生は子供の頃から怪しい奴 なのだ。

せいぜい「ファーブルのように老いて貧しくても誇り高く毅然として最期 を迎えたい」と最近は思っている。が、今朝はKと娘2人が義母の見舞いで 奄美へ旅立った。孫も旦那の実家で正月を過ごす。今わが家には誰もいな い、小生一人だけ、久し振りに静かな年末年始を迎えられる。ものすごい 解放感、まったく塞翁が馬。人生、捨てたものじゃない、いい晦日、いい 正月になりそうだ。皆さん、良いお年を!

料理を含めて飽きもせずに作業療法にいそしむ発狂亭雀庵の病棟日記から。

【2017/1/14】13:00〜14:20、荻野川沿いの未舗装路を下流に向かって 散歩。2つの町内会が「どんど焼き」をやっていた。懐かしいなあ。「ど んど」は「火や水の勢いが盛んな様子」という意味だ。

*14:20〜15:20、長男が末っ子とともに来。圏央道の「幸手IC」から2 時間ほどのようだ。消防官の長男は現場勤務から事務に異動したため、か なりの減収の上に、夫婦とも夜勤などもある変則勤務のため、子供2人を 保育園から引き取って家でケアするお手伝いさんを雇わにゃいかんとか。 悩ましい問題だ。

*15:30、Dr.面談、「快復しつつあるね」と喜んでもらった。16日にはK と面談するとか。

*16:00、風呂。ちょっと喉が痛い、風邪か? うがいを2回し、コー ヒー、紅茶を飲む。

【1/15】*昨日は寒波だっというが、昨日、息子が「埼玉は朝方に雪が 降った」と言っていたっけ。住民によるとこの辺では丹沢山系が北からの 寒気団をブロックしているそうで、そのために農業が発展したのだろう。

*13:20〜14:20、荻野川沿いに散歩。この辺りには源氏河原、源氏橋、 清源村など源氏ゆかりの地名が多い。清源は「清和源氏」のことだろう。

壇ノ浦で敗れた平氏は九州や南西諸島に逃れたようだが、奄美諸島も平家 落人伝説があるのかもしれない。古い日本語のようなもの(原語?)が多 いし、Kが生まれ育った奄美本島の瀬戸内町には平家を祀った神社もある とか。Kの叔父さんの名は「和麻呂」で、平家由来ではないのか。時代が 時代ならKは「姫」と呼ばれていたかもしれない。

【1/16】*9:30、同室の“コンチャン”退院。その準備で夕べは一晩中ゴ ソゴソやっており、小生は熟睡できなかったが、彼はとてもうれしそう だ。拍手で見送ると皆もつられて拍手した。退院といっても唯一の家族は 85歳ほどの父親だけだから、“コンチャン”は生活保護で介護施設に転院す るだけなのだろうが、病棟よりはノビノビできるのではないか。

*13:00、K来。あーだこーだの後ろ向きの話なので、渡辺和子著「置か れた場所で咲きなさい」の一説を読んでもらった。

<(相手への)信頼は98%、あとの2%は相手が間違った時の許しのため にとっておく。この世に完璧な人間などいない。心に2%のゆとりがあれ ば、相手の間違いを許すことができる>

「2%か・・・」、Kは少しは気持ちが和らいだようだ。

Dr.、カウンセラー、ナース同席でK面談、その後小生も呼ばれたが、「自 信がないし不安もあるが、悪くなる前に家族に相談するようにしていく」 と言っておいた。自分で自分をまったく信用していない、いつ自爆するか 分かったものではない。老いても心はハラハラ時計、怪人20面相・・・

面談後、Kと二人で荻野川沿いを1時間散歩。退院後、しばらくは月1回通 院することになりそうだが、Kが運転してくれるらしい。(小生は母の介 護のために車を運転していたが、母が老衰で亡くなってからすぐに動体視 力&反射神経の衰えを痛感したのでまったく運転していない)

散歩中に「奄美に平家落人伝説はあるの?」と問うと、K曰く「西郷さん もそうだけれど、奄美は元々が流人の島だから平氏が逃げてきてもおかし くない」。

源氏と平氏は皇室、公家を巻き込み100年間も覇権争いをしたが、源氏に よる平家殲滅戦は熾烈を極めたようだ。なぜなのか・・・清盛が憐憫の情 で幼い頼朝、義経を処刑せずに追放しただけにしたから平家は殲滅され た。恩を仇で返されたわけだ。頼朝はその轍を踏まぬために平氏を皆殺し にし、平氏的な価値観(貴族>武士)を持つ義経さえ殺したのだろう。

戦争は過酷だが、戦争が新時代の幕を開ける。雨降って地固まる、か。小 生の晩年は悠々自適どころか逼塞、流刑、隔離あたりになりそうだ。他者 から見れば自業自得だろうが、異常な人、キチ〇イが歴史を先導してきた のではないか。(つづく)2017/12/29



        
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資金潤沢なNHKの受信料判決に失望
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            櫻井よしこ

「資金潤沢なNHKの受信料判決に失望 立法府を動かすには国民の意識 が重要に」

12月6日、最高裁判所大法廷がNHKの受信料について初の判断を示し た。一言でいえば、判決には失望した。

テレビを所有していながら、受信料支払いを拒否していた男性に、NHK は受信料を請求できるか、受信設備を持ったらNHKと契約しなければな らないと定めた放送法64条1項は合憲か、が争われていたケースだった が、寺田逸郎裁判長は「表現の自由を実現する放送法の趣旨にかなう。 NHKが受信料を請求することは合憲」と判断した。

「テレビを設置したからといって、NHKと受信契約を結ばなければなら ないのは、契約の自由を侵すものだ」という原告側の主張は完全に退けら れたわけだ。

これでNHKは、テレビを設置する人々全員に受信料を請求、徴収するこ とが可能になる。私のようにテレビはあるが、NHKは見たくない、或い は事実上見ていない人々も、支払いを法的に迫られることになる。

原告男性の代理人の一人、高池勝彦弁護士は、インターネット配信の「言 論テレビ」で12月1日、NHK受信料制度の欠陥についてこう語った。

「公共の福祉という視点では、サービスはそれを求める人が要求すると き、サービスを供給する側は承諾しなければならないというのが基本です。

たとえば、私が家を建てたとします。水道が要ります。水道会社は私の要 請に応じて、水道を引かなくてはいけません。ところがNHKのやり方 は、私の家に井戸があって豊富な水が湧きでているため、水道は要らない と断っているのに、絶対に水道を引けと要求しているに等しいのです。 NHKの手法、それを支えている放送法の精神は、あるべき姿と逆です」

現在NHKは年間売り上げ(受信料など)7547億円、民放の、たとえば日 本テレビの3054億円に較べると、2.5倍である。民放よりもはるかに潤沢 な資金がある。

NHKの受信料について今年3月29日に、東京地方裁判所がビジネスホテ ルチェーン大手の「東横イン」に19億円余の支払いを命じた判決は見逃す ことができない。

NHKは東横インに、全客室分の受信料を払え、過去2年間の3万4000室分 の未払い料金を払えと要求していたが、裁判所はNHKの主張をほぼ全面 的に認めたのだ。

NHKの新たな受信料大獲得作戦に通ずる右の支払い要求の原理は、ホテ ルや旅館に対しては、テレビを備えている客室毎に受信料を徴収するとい うものだ。

言論テレビで作家の門田?将(かどたりゅうしょう)氏が次のように語った。

「いま受信料は地上波とBSで合わせて月額3590円です。旅館とホテルを 合わせて現在約160万の客室があります。各々テレビがついている。 NHKはその全室から月額3590円を取ろうと言うのです。これは年額689 億円になります」

NHKは強欲だ。今回の裁判の原告側代理人の一人、林いづみ弁護士が警 告した。

「今回の最高裁判決はテレビについてですが、今後インターネット端末に もこの理論が適用されれば重大な影響がでます。時代に合う徴収のあり方 はもはや立法の問題だと私は考えます。国民がどう考えるかが重要です」

最高裁は「表現の自由」と「知る権利」の重要性を指摘した。ならば問わ なければならない。NHKは放送者として国民の知る権利を真に満たして いるか、と。彼らは放送の公正さを規定した放送法四条を全く満たしてい ないと、私は強調したい。

NHKの偏向報道振りは加計学園問題の事例からも明らかだ。放送の公正 さを求めるには、やはり立法府を動かすしかない。それには私たち国民の 意識が何よりも大事だと実感する。

『週刊ダイヤモンド』 2017年12月16日号
 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 1211


      
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最 新 情 報
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 ◎尖閣問題で中国に沈黙「翁長知事は支離滅裂」と山田宏参院議員

沖縄県・尖閣諸島をめぐる、翁長雄志知事の発言が波紋を呼んでいる。周辺海域への侵入を繰り返す中国との間で「領土に関する話はしない」という認識を示したのだ。地元紙・八重山日報が報じた。米軍や米国、日本政府は声高に批判しながら、中国には沈黙する異形のリーダー。一体、翁長氏はどこを見て政治をしているのか。(夕刊フジ)

問題の発言は、沖縄県庁で18日に行われた、翁長氏と参院沖縄北方特別委員会との意見交換の席で飛び出した。

同紙によると、県側から国への要望内容の説明があった後、特別委理事である自民党の山田宏議員から「知事は中国に行かれることが多いが、尖閣諸島の問題をどう話しているか?」と聞かれ、翁長氏は以下のように答えたという。

「(訪問団の主催者側から)地方自治体として交流ができるように話をしてくれと言われた。領土問題の話をすると、居場所に困る」

尖閣諸島は、歴史的にも国際法上も日本固有の領土だが、周辺海域には連日、中国公船が侵入している。地元漁師らの操業にも影響が出るなか、翁長氏は、中国側に断固たる姿勢を見せるべきではないのか。

山田氏は夕刊フジの取材に「翁長氏は、同盟国である米国には『米軍基地撤去』を要求する一方、不法な挑発を続ける中国に抗議しない。これはおかしい。県民の安全に責任を持つ知事の発言としても、筋が通らない」と語った。

冒頭の意見交換で、県から国には「尖閣諸島が、歴史的にも国際法上も日本固有の領土であることを国際社会に明確に示すこと」「安全確保について適切な措置を講じること」などの要求が含まれていた。

そこで、山田氏が「適切な措置」の具体案を尋ねたところ、翁長氏は「ない」と答えたという。

山田氏は「翁長氏ら県側は、尖閣諸島をめぐって『中国と平和的な解決を図るように』と求めているが、一方的に仕掛けて緊張を高めているのは中国の方だ。中国にダンマリを決め込み、日本に安全確保を求める姿勢は、支離滅裂というほかない」と言い切った。

【写真】
・ 日本固有の領土である尖閣諸島。
・ 翁長雄志知事。
・ 山田氏(写真)は、中国に「弱腰」な翁長氏をこき下ろした。
<http://www.sankei.com/politics/photos/171230/plt1712300010-p1.html>http://www.sankei.com/politics/photos/171230/plt1712300010-p1.html
【産經ニュース】 2017.12.30 13:22 〔情報収録 − 坂元 誠〕


 ◎慰安婦財団の理事5人が辞意=支援事業中断

【ソウル時事】慰安婦問題をめぐる日韓政府間合意に基づき、元慰安婦支 援のために設立された「和解・癒やし財団」の理事8人のうち、民間の5人 が辞意を表明したことが30日、明らかになった。

財団の定款は理事5人以上で運営することを規定しており、辞表が受理さ れれば、財団の事業は事実上、中断することになる。

財団には日本政府が10億円を拠出。2015年末の合意発表時点で生存してい た元慰安婦には1人当たり約1000万円、死亡者には約200万円を支給するこ とになり、現在存命中の32人のうち24人が受け取っている。

関係者は「まだ死亡者の遺族への支給や、慰安婦の追悼事業が残ってお り、財団が解散されるわけではない」と説明。「理事5人の辞表が受理さ れれば、新たな理事が選ばれるだろう」と述べた。 
時事通信12/30(土) 10:00配信



 ◎横浜→山下ふ頭に空中交通!?ロープウエー構想浮上

東京五輪・パラリンピックが開かれる2020年に向けた横浜臨海部の新たな 交通機関として、ロープウエーなどの索道を使った空中交通構想が浮上し た。横浜市内企業が整備費を調達し、運営を担うとして市の公募に名乗り を上げた。横浜駅東口と新たな開発が進む山下ふ頭(同市中区)を結び、 客船ターミナルや観光地をつなぐルートを想定。港内や河川などの水上交 通や陸上の交通網と接続することで、市内を周遊する観光客を増やしていく。

 市都市整備局は臨海部の回遊性を高める「まちを楽しむ多彩な交通の充 実」を掲げ、公費負担を伴わない事業提案を26日まで公募していた。

空中交通を提案したのは市内4社が出資した株式会社「YNP」(同区、 藤木幸太社長)。ミナト横浜を象徴する水際を空から楽しめるよう、横浜 駅東口から市中央卸売市場、臨港パーク、パシフィコ横浜、新港ふ頭、横 浜赤レンガ倉庫、大さん橋、そして山下ふ頭を索道でつなぐ。特に新鮮な 地元食材が集まる市場を経由することで新しい観光地を生み出す狙いがある。

YNPはいずれも市内に本社を置く藤木企業(藤木幸太社長)、小此木 (小此木歌藏社長)、川本工業(川本守彦社長)、横浜岡田屋(岡田伸浩 社長)で構成。19年春すぎに開業を目指す新港地区客船ターミナル(仮 称)の整備事業を担う企業グループ「ヨコハマ・ピア9」の構成企業でも ある。

 岡田社長は神奈川新聞社の取材に「水際は移動に絶好のロケーションで あり、索道で結ぶ新しい交通事業は地元企業にとって大きな挑戦。整備す る客船ターミナルと同様に、地元企業が中心になってノウハウや資金を出 す動きが進むことで、この横浜をさらに魅力的な街にしたい」と意欲を示 した。

YNPと同じ空中交通を発案した横浜港運協会(藤木幸夫会長)、一般社 団法人美港都市横浜を創る会(星野幸彦代表理事)とも連携。さらに、一 般社団法人横浜港振興協会(藤木幸夫会長)が窓口となり、関内・関外地 区活性化協議会(北村宏会長)、NPO法人HamaBridge濱橋会 (荒井浩理事長)を加えた地元6団体が水上、陸上、空中をつなぐ交通構 想を共同で市に提案した。

市は3月までに提案書の内容を総合的に評価し、4月以降に公民連携によ り取り組む可能性がある提案を幅広く選定する見込みだ。

 空中交通を巡っては、1989年3月から191日間、横浜・みなとみらい 21(MM21)地区で催された横浜博覧会(YES’89)でゴンドラリフト が運行された実績がある。

横浜そごう2階デッキから横浜港の上空を通り、現在のけいゆう病院近く の会場まで約770メートルを結んだ。当時の横浜そごうや東京索道(東京 都千代田区)などが共同出資した「横浜博スカイウェイ」が事業者とな り、国の事業許可を得て横浜博の閉幕まで運行し、延べ約305万人が利用 した。カナロコ by 神奈川新聞12/30(土) 5:30配信



 ?トランプ氏、再びアマゾン批判=郵政公社は配送料値上げを

【ニューヨーク時事】トランプ米大統領は29日、ツイッターで、インター ネット通販最大手アマゾン・ドット・コム批判を再び展開した。

米郵政公社は「わずかな」配送料で宅配を引き受けてアマゾンを「もうけ させている」と指摘。公社は「もっと高い配送料を取るべきだ!」と主張 した。

トランプ氏は過去にもアマゾンを名指しで批判しており、8月には「小売 業界に大きな損害を与えている」などとツイート。同社のベゾス最高経営 責任者(CEO)がオーナーである米有力紙ワシントン・ポストを「ニュー ス機関」と呼び、敵対姿勢を強めている。

郵政公社は政府の独立機関。従業員の社会保障費が大きな負担となってお り、直近の通期決算では27億4200万ドル(約3100億円)の赤字を出した。 時事通信12/30(土) 8:17配信 


 ◎「痛惜の念」陛下の意向…90年の盧氏来日時

天皇陛下が1990年、当時の盧泰愚(ノテウ)・韓国大統領を迎えた宮中晩 餐会(ばんさんかい)のお言葉で、日韓の歴史に言及しながら表明された 「痛惜の念」は、陛下のお気持ちをくみ、政府が盛り込んだ表現だったこ とがわかった。

当時の首相海部俊樹氏(86)が読売新聞の取材に明らかにした。このお言 葉は、昭和天皇が84年に伝えた「遺憾」よりも、踏み込んだ表現を求めて いた韓国側に高く評価されたが、政府は内閣で調整したという説明にとど めていた。

盧氏の日本への公式訪問は、韓国大統領としては84年の全斗煥(チョン ドゥファン)氏に続いて2人目で、平成では初めてだった。84年当時、昭 和天皇が宮中晩餐会で、全氏に「両国の間に不幸な過去が存したことは誠 に遺憾」と伝えたが、韓国側には「誰の責任か不明確だ」と不満が残っ た。6年後、盧氏の来日が決まると、韓国側は天皇陛下のお言葉でより踏 み込んだ内容を求めた。読売新聞12/30(土) 6:05配信



 ◎エラ・フィッツジェラルドとセアラ・ボーンを聴く:前田正晶

29日は前夜とは異なって、意図的にこの2人のアメリカのジャズ界のボー カルでの大立て者のCDを探し出して、2枚とも最後まで2時間をかけて聴き 抜いて、暫く振りにジャズのボーカルを堪能した。

私はボーカルではビリー・ハラデイー(Billy Holidayだが、ホリデーで はない、念の為)を差し置いて、エラが最高の歌手だと評価している。こ のエラは1953年にJATPで我が国にやって来た時に貧しいアルバイト学生 だった私は、何とか貯めた資金で今はなき日劇の3階席から遙か彼方のス テージで歌っていたエラを聴く機会があった。

29日夜のCDは1958年のエラの誕生日の記念コンサートで歌ったもので「エ ラ・イン・ローム」(Ella in Rome)と題されていた。これは彼女の特徴 である乗りに乗ってアドリブでこねくり回して歌うかと思えば、譜面通り に素直に(ストレートにと言うようだが)歌ってその卓越した上手さで聞 き惚れさせるという、言わば両面作戦で60分間ウットリとさせてくれた。

私は寝そべってこういう素晴らしいCDを聞いていれば、うとクラシカルだ ろうと、自然に色々な発想出てきて思いを巡らせられる貴重な時間となる のが楽しいのである。エラの場合には時には聞き惚れて無心になって、何 にも思い浮かばないようにしまうことすらある。

2枚目は Sarah Vaughan(私は「サラ・ヴォーン」ではなく「セアラ・ ヴォーン」だと思っている)のCDで、これは往年は静かな寂れた街だった 百人町の大久保通りの雑貨屋のような店で¥300で買ったコンピレーショ ンものである。彼女の傑作と言える歌が14曲も入っている。

私はセアラはエラほどではないまでも立派な歌手だと評価してきた。だ が、昨夜のように初めてエラの後に聴いてみれば、格と言うべきか上手さ には違いがあるかと感じた。また、このコンピレーションものでは彼女は ほとんどの曲を崩すことなく譜面通りに歌っているので、エラとの違いが 際立っていたと聞いた。だが、だからと言ってセアラが格下だとまでは 言っていない。60分近くを十分に堪能させて貰えた。

結果的にはエラの時よりも色々なことを思い浮かべる余裕があって、昔の 追憶や彼女の歌にあった私が好んだ街の一つだったサンフランシスコを思 い出していたりした。さて、今夜は何を聴こうかと思案中である。


 ◎【巨人】引退の矢島、実家の梨園継いで“第2のゲンちゃん”目指す

プロ野球界では、今年も多くの選手がユニホームを脱いだ。第二の人生を 歩み始めた男たちを紹介する。セ・リーグ編では巨人育成・矢島陽平投手 (27 の新たな挑戦に迫った。


都内某所の大型家電量販店―。スーツにネクタイを締め、法被を羽織って 冷蔵庫と洗濯機の営業をする巨人・矢島の姿があった。「営業って、め ちゃくちゃ勉強することが多い。物というより、人でその商品を買うかが 決まるんです。トークも磨かないといけないんですよ」。ほんの数か月前 までプロの世界で戦っていた男は現在、派遣社員としてビジネスの経験を 積んでいる。

10月26日、戦力外通告を受けた育成右腕は第二の人生をスタートするた め、腹を決めた。父・恒夫さん(70)に打ち明けた。「農業をやってみよ うと思うんだ」。実家は埼玉・加須市にある「矢島梨園」。年間約4万個 (約15トン)の梨を生産。矢島の曽祖父の時代から60年以上続く老舗だった。

 1年目は3軍で32試合に登板し、1勝1敗11セーブ、防御率は1・53と 結果を残したが、重なる右肘のけがに悩まされ、今季限りで引退した。 「何をするか迷っていた」時に、梨を食べたことのある選手やファームの スタッフに「このまま梨園がなくなるのはもったいないよ」と後押しされ て、新たな夢を抱いた。

 高齢となった恒夫さんが梨園の規模を縮小しようと思っていた矢先のこ とだった。矢島は「農業のことは何もわからないからとにかく、まずは外 から勉強しよう」と考え、営業の仕事を始めた。

将来は梨園のホームページ開設や経理的な作業にも役立てるためにプログ ラミングの勉強も開始。通勤時間を利用して、参考書を読みあさる毎日 だ。「今の僕は小学生が将来プロ野球選手になりたいといっている状態。 何とか35歳までに梨園に集中できるメドを立てたい」と抱負を語る。

「プロ出身で農業をやってる方は河野さんぐらいしか聞いたことがない。 いつかは話を伺ってみたい」。元巨人の中継ぎエースで現在は群馬でタマ ネギ農家に転身した「ゲンちゃん」こと河野博文さんへの“弟子入り”も思 い描いた。

「いつかは自分の作った梨を3軍でお世話になった首脳陣をはじめ、巨人 で縁した人に食べてもらいたいですね」と“第2のゲンちゃん”。進む道は 梨のように甘くはないが、歩みを止めるつもりはない。(長井 毅)

 矢島の父・恒夫さんは息子の決断に胸を熱くした。「うれしかったです し、私がやる気になりました。少しずつ(規模を)縮めていこうと思って いた70歳にもなってから。そういう話しになっていた矢先だったもの で」。自身が育てた梨は埼玉県知事から昭和62年と平成9年に2度の「優 秀賞」の表彰を受けた代物だ。

 梨園は先代から受け継ぎ60年以上がたった。「陽平がやれば100年も見 えてくるね」と“大台突破”に期待を寄せる。「一つずつ壁にぶつかって覚 えるしかないから。壁がないようだとだめ。その都度、階段を上っていっ てもらえれば」とエールを送った。

  ◆矢島梨園 〒347―0116  埼玉県加須市戸室1190  7月下旬から9 月中旬にかけて「幸水」「豊水」「彩玉」「あきづき」の順に収穫され る。甘みが強くみずみずしさが売り。

  ◆矢島陽平(やじま・ようへい)1990年6月16日、埼玉・加須市生ま れ。27歳。小学2年から種足スターズで野球を始め、進修館高では甲子 園出場なし。駿河台大からBFL神戸―BC福井―BC武蔵と進み、 2015年育成選手ドラフト7位で巨人入団。今季年俸は250万円。家 族は両親と妹。スポーツ報知12/30(土) 6:03配信



 ◎高校のバスケットボールの全国大会に変わりつつある日本を見た:前 田正晶

28、29日と徒然なるままに高校の何とかカップという、男女の決勝戦を見 る機会があった。そこで非常にと言うか、あらためてと言うか印象的だっ たことは、男女の4校の中心となっている長身の選手が皆アフリカ系の父 親を持つ者たちだった点だった。こういう現象と言うべきか傾向と言うべ きか知らぬが、ヴァレーボールの世界にも群を抜く長身の優秀な選手が現 れている。

また、野球界には楽天イーグルスのオコエ君がいるし、陸上競技の短距離 走者には将来有望なサニブラウン・ハキーム君がいる。近年のオリンピッ クや我が国で開催される大きなマラソン大会で断然たる強さを発揮して優 勝するのはアフリカ勢で、彼らの卓越した身体能力と優れた運動神経を見 せつけられている。更に、一部の国にはそういうアフリカの優れた選手を 帰化させた上で代表としてオリンピックに出している。

私は以前に「このままに推移せんか、オリンピックや世界選手権等がアフ リカの諸国の代表が覇権を争う場になってしまうのではないか」と述べた ことすらあった。

その流れと言うべきか傾向というか俄に判断できないが、我が国にもアフ リカの親の下に育った優れた選手(近年はカタカナ語で「アスリート」な どと表現しているが)が明らかに増えてきた。彼らが順調に成長すれば、 オリンピック等でも良い成績を残す時代が来るかも知れないとも考えられる。

言葉を換えれば、グローバル化かどうか知らないが、我が国にも(ここ新 宿区百人町/大久保界隈に顕著に現れている傾向のように)中近東やアフ リカの諸国から流入してくる者たちが増え続けていくことだろう。それが 更に所謂「国際結婚」に発展していけば・・・とも考えて見れば、スポー ツの世界には優れた能力を持った外国人を親のどちらかに持つ者が増えて いくのではないだろうか。そういう選手たちの中には勿論白人と言うか欧 米人を父に持つ者もいる事を忘れてはなるまい。

私にはこういう在り方が歓迎すべき事か、あるいは選手の強化策に繋がっ ていくものになるのかは全く解らない。だが、時代乃至は国際化というも のは諸外国に対して保守的だと思われてきた我が国にも、明らかに変化を もたらしている気がするのだ。


 ◎吹田徳洲会病院(大阪府吹田市)は29日、誤った血液型で輸血するミ スが 10月以降、2件発生していたと明らかにした。うち1件で患者は3 日後に 死亡。同病院は「輸血ミスと死亡の因果関係はない」としている。

 同病院によると、10月17日に大動脈解離で心肺停止状態の血液B型の60 代女性に手術をした際、看護師が誤ってA型の血液280ミリリットルを輸 血した。女性は同20日に多臓器不全で死亡した。ただ、異型輸血に伴って 赤血球が壊れる「溶血」と呼ばれる副作用が起きておらず、死亡との因果 関係はないと判断した。

12月5日には、O型の入院患者の40代男性に対し、別の看護師がA型の血 液を輸血。すぐに気づいて取り外し、輸血量は10ミリリットル未満だっ た。健康への影響はないという。

 いずれも看護師の確認が不十分だったのが原因。病院は本人や家族に謝 罪し、確認を徹底するよう院内マニュアルを改めた。
毎日新聞12/30(土) 7:00配信


 ◎性暴力「あなたは悪くない」支えに 教諭から被害の元生徒

京都地裁で今年11月、京都市立校の教諭から受けた性暴力で精神的苦痛を 受けたとして市に損害賠償を求めた裁判の判決があり、市内の女性 (23)が勝訴した。知人が加害者である多くの性暴力被害者同様、女性 も「自分にも落ち度があったのでは」と悩んだが、支えたのは「あなたは 何も悪くない」という支援者の言葉だった。

  ■悩みを聞いてもらえた後で…

女性は、鳴滝総合支援学校高等部(右京区)に在学中だった2012年、同校 の教諭だった男性(60)=14年3月に懲戒免職=に悩みを話すうちに親し くなり、性的関係を持つよう誘われた。「先生は、私のことを否定せず話 を聞いてくれた初めての人だった」

幼いころから家族に虐待を受けて育った。小学校低学年の時、家の冷凍庫 の氷を食べたととがめられ、「罰」として氷入りの風呂に入れられた。 「唯一の味方は祖父でした」

小学校高学年。祖父から性器を口に入れられたりする性的虐待を受けた。 家族に打ち明けたら「誰にも言ったらあかん」と口止めされた。祖父の要 求は続いた。家の中に居場所のない日々。初めて悩みを聞いてくれたのが 元教諭だった。

高校2年のころから自分のことを少しずつ話すようになった。3年の夏休 み。初めて校外で会った日に性的関係を持った。以来、毎日のように求め られた。

妻帯者であるのは知っていた。離婚を考えていると聞かされ、自分は大切 にされていると思った。だからこそ、卒業後も離婚しない元教諭が信じら れなくなって会うのをやめた後も「私も悪かったのでは」と悩んだ。

身近な家族から虐待を受け続け、嫌なことも「自分が悪い」と捉えるよう になっていた。怒りの感情がどのようなものか分からなくなり、心の中の モヤモヤとした気持ちがうまく表現できなかった。そんな女性に代わって 怒りをあらわにしたのは相談機関のカウンセラーや無料法律相談の弁護士 だった。

  ■自責から抜け、勇気持ち裁判へ

「『なにその男!?』って、自分のことのように怒ってくれたんです」。 裁判に訴える勇気をもらった。知人から「元恋人を訴えるのか」と批判さ れた時は、支援者の言葉を自分に言い聞かせた。「あなたは何も悪くない んだよ」

悩みを聞いてもらったから。信頼を寄せていたから。「それらは何一つ、 性的関係を持つ理由にはなりません」。京都性暴力被害者ワンストップ相 談支援センター(京都SARA)=中京区=のスーパーバイザー周藤由美 子さんは指摘する。
  

「恋人関係のようでも、教師と生徒といった圧倒的な力関係の中では性暴 力と変わらない。本当の意味での合意の上での性関係とは言えないのです」

女性は、今も男性に対する極端な恐怖心から外出もままならない。それで も、裁判の分厚いファイルを見ると「これは私が暴力に立ち向かった証 し」と思える。「これからは、私と同じようにつらい思いをしている人の 力になりたい」

<裁判の経過> 男性との関係や学校の対応で精神的苦痛を受けたとし て、女性が昨年3月、市を相手に450万円の損害賠償を求めて京都地裁に 提訴した。判決では元教諭の行為を「女性の性的自由を侵害する不法行 為」と指摘。「地位がなければ男女関係の継続はなく、性的自由の侵害は 職務と一体不可分」として市に150万円の支払いを命じた。
京都新聞12/30(土) 6:30配信


 ◎経団連ナンバー2に野村HD会長の古賀氏

経団連は、来年5月末に任期満了を迎える榊原定征会長(74)の後任に副 会長で日立製作所の中西宏明会長(71)、ナンバー2の審議員会議長に野 村ホールディングス(HD)の古賀信行会長(67)を充てる人事を、年明 けに内定する方向で最終調整に入った。人事方針は歴代会長らに示してお り、年明けにも榊原氏が本人に打診する予定。

榊原氏は次期会長について、副会長経験があり、製造業出身者で理系人材 が好ましいと語っている。中西氏はこれに合致しており、政府の会議で要 職を務め、政権との関係も良好な点も評価された。日立出身の経団連会長 は初めて。

審議員会議長となる古賀氏は平成26年6月に副会長に就任し、地方創生な どに取り組んできた。野村HD会長として政財界に幅広い人脈を持つ。証 券業界からの議長就任は初めてとなる。

【写真】 中西宏明氏(左)、古賀信行氏
<http://www.sankei.com/economy/photos/171229/ecn1712290016-p1.html>http://www.sankei.com/economy/photos/171229/ecn1712290016-p1.html
【産經ニュース】 2017.12.29 20:42
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【參考情報】 METI Journal (経産省)
HOME 政策特集 2017年06月26日
コネクテッド インダストリーズ Vol.6
【日立製作所・中西会長インタビュー】 立ち上がれ日本の経営者たち − 「常に壊していかないとダメなんだ」

 2009年の巨額赤字を受け社会インフラ事業へ経営資源を集中した日 立製作所。今では「コネクテッドインダストリーズ(ソサエティ5・ 0)」をけん引する代表企業だ。会長の中西宏明氏は日立の経営改革を リードする一方で、最近は政府の政策に対し民間の立場から積極的に提言 している。日本の産業革命と世界の潮流をどう捉えているのか。自らの経 験を元に、日本企業が向き合うべき課題などについて語ってもらった。
営業の前線がプロフィットセンターに

−  いきなりライバル会社の話題からですみません。製造業の中でもコ マツは建設機械を遠隔監視する「コムトラックス」で、モノを売った後の サービスで稼いでいます。日立よりコマツは約10年早く経営危機があっ て、逆にそれで思い切ってかじを切れたとの見方もできます。
 

「日立はこれまで徹底して製造業を貫いてきて、工場のオペレーション については相当訓練されているんですね。多くの失敗をバネに改善してい くことに長けた人は数多くいる。でも、これからはその延長線だけじゃ全 然ダメなわけだ。お客さんがこう考えているから、自分たちの事業もこう 変えていこうというのは、それこそ経営層が決定すべきことですよ。その 意味でコマツの坂根(正弘元社長)さんのリーダーシップは大きいと思い ますよ」
【以下、転記省略】
<https://meti-journal.jp/p/30>https://meti-journal.jp/p/30

 〔情報収録 − 坂元 誠〕



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身 辺 雑 記
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大晦日の東京湾岸は曇天。


正月用の餅は郷里・秋田に居る妹が送ってきてくれた。これを家人が親戚 に配る。平穏な歳末だ。


                           読者:5576人

                     

渡部 亮次郎 <ryochan@polka.plala.or.jp>








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