政治・経済

頂門の一針

急所をおさえながら長閑(のどか)な気分になれる電子雑誌。扱う物は政治、経済、社会、放送、出版、医療それに時々はお叱りを受けること必定のネタも。

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頂門の一針4510号  2017・11・8(水)

2017/11/08

   
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わたなべりやうじらうのメイ ルマガジン「頂門の一針」4510号
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           2017(平成29)年11月8日(水)



             ペンタゴンの上院への報告:宮崎正弘

                「社会意識」革命:Andy Chang

           先に待ち受ける悪夢の筋書き:櫻井よしこ            
                                                                                                                                   話 の 福 袋
                          読 者 の 声
                          身 辺 雑 記


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第4510号
                            発行周期 不定期(原則毎日発行)
             
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ペンタゴンの上院への報告
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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成29年(2017)11月7日(火曜日)
     通巻第5500号(5500号記念特大号)  
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 ペンタゴンの上院への報告には「地上軍投入の選択もあり」とした
  民主党ならびに共和党内左翼はトランプの北攻撃に足枷を嵌めようと している
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ペンタゴンは上院議員の2人から要請のあった北朝鮮問題解決のための軍 事行動の選択肢シナリオについて、マティス国防長官に替わって部下のデ ユモント少将(統幕副議長)が報告を出した。

「核兵器ならびに核設備の完全破壊には地上軍の投入が必要となる」と率 直の述べた報告書の存在はフロリダ州の「タンパ・ベイ・タイムズ」が報 じた。

地上戦となれば米軍の死傷は数千、韓国内の市民の死傷は百万人前後とい う最悪のシナリオもあり、犠牲を最小限に抑えての作戦が可能なのか、ど うか。この報告書は機密扱いとなっているようだ。

米国の世論は「大きな犠牲が予測される戦争は、議会の同意を必要とす る」としてトランプ大統領に攻撃命令の前段階での議会承認を求めるに好 都合の資料というわけで、議会内の反トランプ陣営に活用される可能性が 高い。

専門家によらず左翼ジャーナリストの一方的な予測では在韓米軍2万
9000名が生命の危険に晒され、双方に30万人の犠牲がでる(だから話し合 いによって解決せよ)。だから攻撃を選択肢から外せと言う政治的キャン ペーンの一環と見られるが、こういう動きをロシアのスプートニクは嬉々 として伝えている。

米軍の作戦本部はそれほど単細胞ではなく、孫子が「闘わずして勝つ」を 最良の策としたように、米軍はミサイル攻撃を受け持ち、核設備、核兵器 確保と管理は中国にやらせる。つまり米軍の地上軍出動は二の次としてい るのではないか。もっとも作戦シナリオを事前に公表する軍人はいない が。。。。

むろん、中国は中国で、米軍に攻撃をやってもらい、隙を見て鴨緑江をわ たる特殊部隊を入れ、核兵器を確保し、金正恩の斬首もしくは亡命後のレ ジュームチェンジのために金正男の長男の身柄を保護していると見られる。

ロシアは米中主導の軍事行動を脇に見ながら、介入して漁夫の利をさらえ そうになれば、横からさっと介入して来るであろう。
プーチンは、トランプとその話し合いをしたくて、のこのことベトナムと フィリピンの国際会議に出てくるのだ。
             
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書評 しょひょう BOOKREVIEW 書評 BOOKREVIE 
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やがてブームは去ることが確実に予測される仮想通貨
  米国の専門家は「ビットコインは詐欺のたぐい」と見ていた

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中島真志『アフター・ビットコイン』(新潮社)
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最初から眉唾、疑問だらけだった。新しいマネーゲームはともかく国際的 規模で拡大し急膨張した。

初の仮想通貨であるビットコインへの熱狂的沸騰は一攫千金を狙う壮絶な 投機であり、しかも中国人が全体の九割を買い占めるという異常事態を目 撃すれば、評者(宮崎)などは、どうしてもオランドのチューリップ・バ ブルと連想を繋げたのだった。

頃は17世紀、戦争を繰り返したヨーロッパでは変造通貨の流行が一方で起 こり、他方ではオスマン・トルコ帝国から輸入されてチューリップが珍し がられて、その球根に異常な値がついた。

やがて熱狂的投機となって1つの球根の値段が植物業者の年収の10倍とい うバブルとなって人々が熱中、やがてその熱狂はバブル崩壊となって破綻 した。

チューリップへの投機は終息したが、オランダ経済は大打撃を受けた。

仮想通貨ビットコインは、図式的にみても、このチューリップ投機に原型 が求められる。投棄の構造はポンジ・スキーム(ねずみ講)だ。

そのうえに博打大好きで、自国通貨の人民元をまったく信用していない国 民性から、中国人は誰も住んでいない砂漠でもマンションに投棄し、金の インゴットを密かに買い集め、或いは箪笥預金にドル、ユーロ、日本円な どを現金で貯め込む。昨今の中国における異様な不動産投機は、この博打 的人生を勘案すれば、納得がいくだろう。

遅ればせながら中国政府はビットコイン取引所の閉鎖という荒治療で対応 した。ビットコインはしかも中国国内で3分裂した。

本書は日銀出身の専門家が、ビットコインの終わりを明確に予測しつつ、 これからは「ブロックチェーン」が本格化するだろうと言う。
著者は4つの理由を挙げる。

第1に「通貨の未来を変えるもの」だとメディアが「非常に美しい姿ばか りが喧伝されていることに懸念を覚える」からで、「光と影」のなかの 「光」の部分だけに焦点を当てたのは問題だと指摘する。

第2に次にやってくるのは「ブロックチェーン」であり、これは「ビット コインを支える中核技術として開発された」。金融界の革新を担うもので ある。

第3に金融界のメインストリームは、このブロックチェーンを駆使して 「世界の中央銀行が『デジタル通貨』を発行しようとする動きがある」こ とに留意しなければならないとしている。

「ビットコインは、もともとは、どの国の当局(政府や中央銀行)からも 管理されない通貨を作りたいという「自由至上主義者」(リバタリアン) のイデオロギーに基づいて開発されたものでした。そのまさに回避しよう としていた中央銀行がビットコイン用に開発された技術を使ってデジタル 通貨を発行しようとしていることは、なかなか皮肉な成り行き」でもある (193p)。 

昔からの格言に「永遠に上がり続ける資産は存在しない」のであり、「か ならず終わりが来る」(ハーバートスタイン)「良い終わりかたはしない だろう」(ジェイミー・ダイモン、JPモルガンCEO)。
 これまでモヤモヤしたままだったビットコインへの疑念と疑問は、この 一冊で綺麗に晴れた。
        
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 第47回 三島由紀夫追悼会「憂国忌」の概要です
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                ▼▼
第47回 三島由紀夫追悼会「憂国忌」の概要
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              記 

とき   1125日(土曜) 午後2時
ところ  星陵会館大ホール 資料代  おひとり2000円
     どなたでも予約不要、喪服の必要もありません。
<プログラム>
                 総合司会 佐波優子
第1部  開会の辞 鎌倉文学館館長 富岡幸一郎
奉納演奏 薩摩琵琶「城山」(島津義秀=加治木島津家第13代当主)

第2部 シンポジウム「西郷隆盛と三島由紀夫」
<パネラー(50音順、敬称略)>
桶谷秀昭(文藝評論家)
新保祐司(文藝評論家、都留文科大学教授)
松本 徹(文藝評論家、三島文学館前館長)
渡邊利夫(拓殖大学学事顧問。前総長)
司会兼  水島総(日本文化チャンネル桜代表)

追悼挨拶        女優 村松英子
最後に「海ゆかば」   全員で合唱
            
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読者の声 どくしゃのこえ READERS‘ OPINIONS 読者
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(読者の声1)11月11日、緊急集会「尖閣・沖縄そして台湾〜中国の侵 略・覇権を断乎阻止しよう」のおしらせです。
 中国は現在、東シナ海と南シナ海において覇権主義を隠そうともせず大 胆な 軍事行動をしています。
 既に、わが国固有の領土である尖閣諸島の周辺海域に 大量の漁船団、 および海監並びに海軍艦船を同海域に派遣しています。
 そして 沖縄における反米軍基地運動は、日本国の同胞たる沖縄県民の 平安を脅かし、 中国の覇権を許す利敵行為となっています。
 また台湾の自立を目指す蔡英文 政権の発足以後、中国政府は台湾への 敵視政策を強めています。私たちはこの危機に対し、日本、台湾、アメリ カ、それぞれの立場から現状と連帯を訴える緊急集会「尖閣・沖縄そして 台湾〜中国の侵略・覇権を断乎阻止しよう〜」を開催いたします。
            東シナ海問題を考える会 代表  宮崎正弘

               記

「緊急集会『尖閣・沖縄そして台湾』−中国の侵略・覇権を断乎阻止しよう」
 http://minamishina.sakura.ne.jp/
とき     11月11日(土)午後2時(13:30開場)
ところ    文京区民センター 2階A会議室
       (シビックの斜め前です)文京区本郷4-15-14 (TEL 03-3814-6731)
       【交通】都営地下鉄:三田線・大江戸線 春日駅 徒歩2分
        東京メトロ:丸ノ内線・南北線 後楽園駅 徒歩3分
        JR総武中央線 水道橋駅 徒歩10分
基調講演   宮崎正弘(作家、評論家)
講 演    我那覇真子(琉球新報、沖縄タイムスを正す県民・国民の 会代表運営委員)
       李明峻(台湾安保協会副理事長)
       飯柴智亮(元米国陸軍大尉)
       藤井厳喜(国際政治学者)
       司 会:三浦小太郎
会 費    1,000円
連絡先:TEL:03-5840-6460
     E-mail:info@minamishina.sakura.ne.jp
主 催:東シナ海問題を考える会
協 力:日本李登輝友の会、呉竹会アジアフォーラム



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(読者の声2)貴誌前号のトランプ訪日の各国メディアの反応、その分析 姿勢の違いが明瞭に浮き彫りにされ、おおいに有益でした。ところでロシ アの反応はどうだったのでしょう?
  (JJセブン)


(宮崎正弘のコメント)ロシアのメディアはもちろん、大きく採り上げま したが、その角度はクレムリン的なプリズムで歪んでいます。
 たとえばトランプの横田基地の演説の中から「日本はサムライの国であ る」と褒めた部分を採り上げ、「これこそが中国への警告だ」などと言っ ています。
 プーチンは北朝鮮問題に介入したくて仕方がなく、冒頭にありますよう に「犠牲者が百万、米国は攻撃を止めた方が良い」と言ったほどに米中主 導の解決に釘を刺しています。
 また北朝鮮問題を離れて、トランプがロシアゲートで窮地に陥ったよう ですが、当のロシアは「あれはクリントンスキャンダル」だとして、むし ろ民主党がロシアを利用しようとしていたし、ロシア側の反応を詳細に伝 えていて、まるで米国リベラルのトランプ叩きは、クリントンスキャンダ ルから目を逸らす陰謀という解説です(実際にその通りです)。



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(読者の声3)本日(7日)午後八時からの「フロント・ジャパン」は福島 香織さんホスト番組に、宮崎正弘さんが出演します。
 テーマは「日米首脳会談の骨子、成果は何々か」と「トランプを待ち受 ける習近平」です。ご期待下さい。
       (日本文化チャンネル桜)


 
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「社会意識」革命
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   Andy Chang

社会意識とは国家社会の全国民に共通するルールのことだが、ある人はこ
れをイデオロギー改革(Ideology Revolution)と呼んでいる。民主自由 に制限が無ければ言論主張が乱発し、社会の共識が失われ、カオスが生じる。

今のアメリカはカオス状態である。5日朝テキサスの小さな村のバプテス ト教会に男が侵入して銃を乱射し、26人が死亡し20人が負傷した。犯人も 死亡したので教会の信者を殺害した理由はわからない。

先週はニューヨーク市でトラックを自転車道路に乗り入れて自転車に乗っ ていた人人を無差別に轢き殺したテロ事件があった。犯人はISISの指示を 受けたテロと自認した。

1か月前にはラスベガスで音楽会の聴衆に銃を乱射して58人が死亡し、
500名以上の観衆が負傷した。

犯罪事件だけでなく各都市でデモが多発し混乱が起きている。アメリカは 3極化したと言われている。民主党と共和党の対立に加え、反トランプ民衆の
ことである。民主党と共和党はそれぞれ自党に有利な情報を伝達して不利
な情報は無視する。共和党側のテレビはFoxnews で、民主党側のメディアは
NNやNBC、CBSなどである。トランプの支持率は43%だが反対者と賛成
者の両側には深い溝がある。

●民主自由が自由でなくなった

自由とは自分の言論や行動を持つことだが、他人の言論や行動にも自由が
あることを尊重しなければならない。それなのに今のアメリカは自由を主 張して他人の自由を排除する。

「自分勝手」が多発して乱闘となる。アメリカでは自由を主張するリベラ ル派が大勢を占め、彼らにとって少数派の保守を悪と決め付けて力で排除 する事件が起きている。

自由を主張できるからデモが乱発する。トランプの税改革に反対するデ モ、オバマケアの廃止と賛成の両側のデモ、黒人の差別と警察の取り締ま りに抗議するデモ、同性愛者の権利を主張するデモ、違法移民の権利主張 デモ、南北戦争の将軍の銅像を破壊するデモ。

他人のデモを阻止するデモもある。シャーロツビルで起きた暴動は保守系
の言論自由デモを抑圧するデモが乱闘となったのである。自分の意見を主
張するのは自由だが、他人のデモを排除するデモも自由であると言う。他 人の主張を尊重しないどころか暴力で排除するのだ。

●善悪の認識欠如

自分の自由は権利であり他人の自由は認めない。自己主張は善で自分と
違う主張は悪だから力で排除する。他人の主張を排除するためには手段を
択ばない。これでは社会の平和は失われる。

自由とは自他ともにある権利で互いに尊重すべきである。他人を力で排除
する自由は否定すべきだ。しかし現今のアメリカ社会は自己を尊重するだ けで他人の自由を認めない是非の分別が失われた状態で、これが社会混乱
の元なのだ。

国民社会に共通した是非分別の観念がない。国民に共通した善悪の意識
がないなら民主ではない。つまり民主主義の自由は無制限ではなく、一定
の共通した規範、ルールが必要なのだ。

●自由にはルールが必要

宗教には掟がある。神の掟は絶対で反対は許されない。フットボールや野
球にもルールがある。ルールは守らなければならない。社会の掟は不文律
と法律である。民主主義の自由は社会の不文律と国家の決めた法律を守ら
なければならない。今のアメリカは掟を無視するようになったのでカオス が起きたのだ。

オバマがルール無視の張本人だ。オバマ政権の8年間には黒白問題でオ
バマの法無視があり、二人の司法部長の違法行為やヒラリー国務長官の
数々の違法、FBI長官、税務署長も違法行為があった。

トランプ政権になっても民主党はトランプ反対に徹し、トランプ罷免に躍 起になっている。ロシアゲートと呼ぶトランプのロシア癒着の調査にマ ラー元FBI長官を特別検察官に任命して半年経ったが結論は出ていない。

民衆の半分も見境なくトランプに反対である。民間ではデモが乱発し、国 務省、司法部、FBIなどでも陰湿な反トランプ派が存在する。メディアは 反トランプでトランプは反メディア。これでは社会が安定しない。

国民社会に共通するルール、行動規範と道徳規範がなければ真の自由民
主はない。今の民主主義にはイデオロギー改革、つまり民主党と共和党が
合作して社会に共通したルールを作ることが必要である。

だが今のところ民主党はトランプのロシア癒着に熱中しているし調査は終 わっていない。トランプのロシア癒着の調査とは別にヒラリーのウラ ニュームワン疑獄とトランプ文書疑惑が出てきたので国会では2つの委員 会を設置して調査が進んでいる。

左翼メディアはヒラリーの疑獄を報道しないが国会の調査は時間の問題で
ある。ウラニュームワン疑獄にはオバマとヒラリーだけでなく、マラー元 FBI長官、ローゼンシュタイン司法部副部長、コーメイ元FBI長官、ホール ダー元司法部長とリンチ元司法部長などオバマ時代の官僚が勢揃いして関 わっている。調査が始まればマラー長官はロシアゲートの特別検察官を辞 任せざるを得ない。

原子爆弾の原料である国産のウラニュームを敵国に売り渡したのは売国行
為であり、大統領も含め多数のオバマ時代の官僚が関与しているのだ。こ の事件こそアメリカの歴史で最も重い違法行為で、こんなことを大統領か ら国務長官などが犯した違法こそが社会混乱の大元なのだ。

トランプは社会道徳のルールを作る指導者になれない。国会での反トラン プ陣営には民主党だけでなく共和党議員もかなり居る。暴言を乱発するト ラ ンプには民主と共和両党を統率してルールを作ることが出来ない。さ りと てトランプ以外に世論を引率する者も居ない。アメリカの混乱は今 後も続くだろう。


             
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先に待ち受ける悪夢の筋書き
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        櫻井よしこ

「北朝鮮危機の先に待ち受ける悪夢の筋書き 中国支配の朝鮮半島へ守り 方問われる日本」

朝鮮半島問題でいつも深い示唆を与えてくれる「統一日報」論説主幹の洪 熒(ホン・ヒョン)氏がこのところ頻りに繰り返す。

「韓国も北朝鮮もレジームチェンジが必要だ」と。

北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長がその国民を幸せにせず、周辺諸国に重 大な危機をもたらしていることから考えれば、北朝鮮のレジームチェンジ に多くの反対はないのではないか。では、韓国の文在寅政権の場合はどう か。洪氏が語る。

「文氏では大韓民国は消滅します。韓米同盟もなくなります。結果とし て、朝鮮半島は中国が握る。そんな世界にしないために、レジームチェン ジが必要なのです」

北朝鮮有事が目前に迫っている。11月中旬以降は何が起きても驚かない。 明らかなのは、トランプ米大統領が金氏の斬首作戦をひとつの柱として軍 事作戦の準備を進めつつあることだ。

軍事攻撃よりも話し合い路線での解決を目指しているティラーソン国務長 官は10月15日、「最初の爆弾が落とされるまで外交交渉を諦めない」と 語った。交渉にかける熱意と共に、軍事行動に出るというトランプ大統領 の決定は動かないことを強く示唆した言葉だった。

ティラーソン氏の努力が奏効して、最後の最後で金氏が核を放棄すれば軍 事攻撃は回避できる。だがそうでない場合、洪氏の懸念が実現しかねない。

朝鮮半島問題の専門家で国家基本問題研究所の西岡力氏が説明した。

「米国の北朝鮮攻撃は海軍と空軍による攻撃に限定されると思われます。 トランプ大統領は決して米陸軍を投入しない。米軍も韓国の陸軍で北朝鮮 は十分、片づけられると見ています。問題は文大統領です。彼が出動を拒 否する可能性があります」

文氏の政治姿勢は徹底した親北朝鮮である。国連安全保障理事会は9月11 日、全会一致で対北朝鮮でこれまでになく強い経済制裁を採決した。だ が、10日後の21日、文政権は北朝鮮に計800万ドル(約8億9000万円)を支 援すると発表して顰蹙を買った。文氏の真の祖国は韓国ではなく北朝鮮で はないかと思わせる。

そんな文氏であれば、対北朝鮮軍事攻撃の下命を拒否するかもしれない。 西岡氏が続けた。

「その場合は中国の人民解放軍が進軍します。米国が金氏を殺害し、核関 連施設も含めて北朝鮮の軍事施設の殆どを破壊したあと、中国が北朝鮮に 展開する。そしてそこを支配する。悪夢のような現実に私たちは向き合う ことになるかも知れません」

中国が支配する北朝鮮も悪夢だが、もうひとつの悪夢も考えられる。文氏 が北朝鮮への進軍を拒否すれば、米韓同盟は破棄される。米軍は韓国から 撤退する。北朝鮮的体質の朝鮮半島を中国が取り、これから幾世紀も日本 と敵対する朝鮮半島が生まれるのだ。北朝鮮の核の危機の先に、新たな、 もっと深刻な危機が待ち受けていると考えなければならない。

北朝鮮有事で、わが国が最優先すべきは、拉致被害者の救出である。自衛 隊が救出に出動しなければならないのは勿論だ。それだけでなく、本来な ら、日本の未来を見据えて自由と民主主義の価値観を共有する米韓両国と 共に、自衛隊も戦うのがよい。しかし、韓国がおかしくなり、米軍は地上 戦に消極的だ。おまけに当欄でも指摘してきたように、自衛隊は憲法で縛 られていて拉致被害者救出さえ儘ならない。いずれにしても米韓両国軍と 共に戦うことは不可能だ。

かといって中国に朝鮮半島を奪われてよいのか。何もしない、できない国 のままで、これからの日本を守れるのか。自ら努力しなければ守れないの である。そのことを問うていたのが今回の選挙だ。
『週刊ダイヤモンド』 2017年10月28日
 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 1204 



       
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話 の 耳 袋
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 ◎戦争は一番いけない」横田早紀江さん トランプ大統領に伝えられな かった思い

【時代の正体取材班=石橋 学】トランプ米大統領と面会した拉致被害者 家族の横田早紀江さん(81)=川崎市川崎区=は6日の記者会見で 「(トランプ大統領に)もっと大事なことも言いたかったが、言えないま まだった」と口にした。会見後、神奈川新聞社の取材に「戦争は一番いけ ない」との思いを語った。一方、北朝鮮への軍事行動も選択肢にあるとし ているトランプ大統領の姿勢には言葉を濁し、複雑な立場をのぞかせた。

「一刻も早く行動移して」拉致被害者がトランプ大統領と面会

 やりとりは以下の通り。

  −以前から「戦争には反対」と言っていたが。

  「拉致被害者が北朝鮮に残されているという理由だけでなく、戦争は 全体の破壊、地球の破壊ですから」

  −トランプ大統領には伝えたか。

  「きょうは喉の調子が悪く、声が出なくて」

  −思いは変わらないか。

  「戦争は一番いけない。何であんなことをしているのかといつも思 う。破壊しているだけ。殺戮(さつりく)をしても何にもならない。生命 も何もみんなが無になるだけ」

  −本当は伝えたかった。

  「いろいろ言いたかったけれど。(拉致被害者として初めて米大統領 に面会した)曽我ひとみさんにも大事な帰国者として話してもらわなけれ ばならなかった。私が話せば時間がなくなってしまう」

  −トランプ大統領は軍事的選択肢も残しているとも発言している。

  「そういう話は出なかった。どう考えるかは、難しい話なので分から ない」カナロコ by 神奈川新聞11/7(火) 6:01配信



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読 者 の 声
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 1)Shinzo対Donald関係と一緒にするな:前田正晶

もう何十年も昔のことだったか、中曽根康弘総理は当時のアメリカ合衆国 大統領Ronald Reaganと親密な間柄となって、別荘にまで招待していた。 その関係をマスコミは「ロン」、「ヤス」と呼び合う間柄に発展したと、 中曽根康弘総理を賞賛した。

私は結構なことだとは思ったが、「マスコミは何を言っているのか」と心 の中では冷笑していた。この頃の間柄と安倍総理対トランプ大統領の関係 は全く異なると思うのだ。(実は、オバマ大統領も初めて日本に来られた 際に安倍総理に寿司屋の前で「シンゾー」と声をかけていた)

それは、その頃からずっと今もなお彼らは欧米(アメリカだけでも良いか も知れないが)は「ファースト・ネーム、ファースト」で呼び合う文化を 持つ世界であり、ファースト・ネームで仮令初対面でも呼び合うのはごく 普通のことなのである。

我が国のように、相手の年齢・身分・地位・性別に従って色々な敬称を付 けるか、呼び捨て(近頃は「ため口」と言うようだが)にするかを使い分 けることはしない。

彼らの中ではごく普通に初対面であってもファースト・ネーム乃至はその 略称であるニックネームで話しかけている。または名刺交換の文化が中々 普及しなかった国であれば、初対面の双方がニックネームで名乗ることは 極めて一般的である。

かく申す私も、初めて転進したM社の事業本部長に会った時もいきなり ファースト・ネームで呼びかけられた。これは必ずしも親密さを表す現象 ではない。

W社の8代目CEOのジョージ・ウエアーハウザーは Mr. Weyerhaeuser と呼 びかけられることを「自分の前で儀式張ったことをするな」と言って嫌っ た。故に社員は皆「ジョージ」と呼んでいた。

1978年に初めてジョージに出会った時は副社長兼事業本部長に「この点十 分に気をつけろ」と固く注意された。そこで、ジョージの前に立って「ハ ロー、ジョージ」と言った時には足が震えていたものだった。

ここまでに述べた通りで、彼らは「何と呼べば良いのか(または「敬称を 付けるのか、ファーストネームか、ニックネームか」を確認することもあ るが)、ごく普通にファーストネーム・ベイシスで語りかけていくものだ。

マスコミはこの文化を知ってか知らずか、多くの場合に外国人を呼ぶ時に ファーストネームに「さん」、「氏」、「様」を付けることを以て礼節と しているかの如くだ。

我が国の文化では、いきなり名前(近頃の奇妙な日本語で言う「下の名 前」のこと)呼びかけることはしない。その為があったのだろうか、中曽 根元総理は恐らくレーガン大統領に President を付けたか、Mr.を付けて 呼ぶことから入って行かれたのだろう。思うに、ある期間を経た後で、 レーガン大統領に「他人行儀は止そう」とでも持ちかけられたのではない のか。即ち、彼らはファーストネーム・ベイシスでないことを快くな思わ ない場合が多いということ。

何度か例に挙げたが、我が社の1970年代の技術サーヴィスマネージャーは 名刺の裏側に当然漢字とカタカナで会社名を表記し、氏名はファースト ネームかを先にしてカタカナで表していた。これを見たある地方の工場の 生産課長さんが、ファーストネームに「さん」と付けて会談中呼びかけ続 けたことがあった。

話し合いが終わってから、彼は感動覚めやらぬ面持ちで言った「自分も漸 く彼に仲間だと思って貰えた。長年の訪日の苦労が報われる時が来た」と 言って。しかしながら、私がその課長さんに確認してみると、「単に先に 書いてある方が名字だと思った」だけのことで、マネージャーは失望落胆 したのだった。

私が思うには安倍総理は留学の経験もおありだし、この文化の違いを十分 に弁えておられるので、あの記者会見の中でもキチンと使い分けをしてお られたし、その点ではトランプ大統領も同じと聞いた。間抜けな記者たち はその辺りを解っていたのあろうか。2番目に質問に立った産経の田北真 樹子さんはシアトル大学の出身だったはずだから、日本語で質問はしてい たが、その点は弁えていたと思っているが。

思うに、安倍総理は初めてトランプ大統領に会われた時から、日本式な儀 式や他人行儀を巧みに排してトランプ大統領に接しられて、sidekick と までアメリカの有力な新聞に書かせるまでの間柄を素早く樹立されたのだ ろうと、遠くからお察ししている。良いことではありませんか。


 2)恣意的英語を読むな:前田正晶

先日、貝塚様が私のカタカナ語排斥論を採り上げて下さったので、その御 礼もかねて16年の11月19日の原稿からその部分を抜き出してみました。
*アワード →  award、

解説)アウオードに近いのが本当の発音だ。戦争のwarを「ワー」と言う か。近頃この妙な読み方を何処かの虚け者がテレビで言い出して以降大流 行。だが、これは難しい問題でforwardにbackwardやtowardとwardがつく 言葉が多い。PC用語の「ワード」はwordの方だろう。テレビ局では立派大 学を出たと聞くアナウンサーたちが平気で「アワード」というのを聞くと 「恥ずかしくないのか」と思ってしまう。と、なっていました。

経験からも言えますが、アナウンサーたちは余程のことがない限り即興で 語っておらず、原稿乃至は脚本に忠実なだけだと思います。尤も、この点 は主宰者の方がよくご存じだと思うのですが、恐らく脚本を書いている連 中が無知なのでしょうよ。これも、我が国の学校教育の英語の至らなさの 表れでしょう。情けないことです。


 3)豊洲への移転までにいくら無駄金を:前田正晶

偶々語り合ったある感性鋭い中年者が「小池都知事はこれまでにいくら都 民の税金である資金を投じたのか。豊洲の6,000億円の投資で固定させて しまっただけでも、どれほどの金利というか資金コストになっているのか 承知か。それ以外にも、業者への補償に来年に予定されているような移転 までいくらかける気か」と怒り顔で笑っていました。

彼は更に「あんなことをするのであれば、みみっちく細かい公費を私的に 使ってしまい、その咎めにあって都知事を辞職に追い込まれた桝添の方 が、移転の時期を決めていただけマシだったのではないのか。今になって 言ってもしようがないが、どうしてマスコミはこの点でも小池都知事は もっと責めないのか」とも言いました。

何となく私の「小池都知事の資金コストに対する感覚の鈍さ」を批判して きたのと似ているかと思って、敢えて紹介する次第。






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身 辺 雑 記
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8日の東京湾岸は曇天。

前の日に焼き肉を御馳走になったが7日朝の空腹時血糖値は「122」と平穏。

午前中、大学病院で内科の定期検診。「異常ナシ」。


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渡部 亮次郎 <ryochan@polka.plala.or.jp>



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