政治・経済

頂門の一針

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頂門の一針4503号  2017・11・1(水)

2017/11/01

   
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わたなべりやうじらうのメイ ルマガジン「頂門の一針」4503号
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           2017(平成29)年11月1日(水)



        トランプ大統領見誤ってはならない:加瀬英明

     欧州ジャーナリズムは習近平を称賛したが:宮崎正弘

              トランプ文書」疑惑:Andy Chang
              
                                                                                                                                     話 の 福 袋
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                           身 辺 雑 記


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第4503号
                            発行周期 不定期(原則毎日発行)
             
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トランプ大統領見誤ってはならない
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           加瀬英明

トランプ大統領のアメリカを見誤ってはならない

私はこのままゆけば、トランプ大統領が2020年に再選される可能性が、高 いと思う。 

日本ではトランプ大統領のもとで、アメリカが解体しかねないとか、弾劾 されてじきに罷免されようという議論が、さかんだ。今日のアメリカにつ いてまったく無知な見方が、大手を振って罷り通っている。

アメリカで国を2つに割って、壮絶なカルチャー・ウォア――文化戦争と訳 すべき戦いが繰り広げられている。毛沢東のもとで行われた「文化大革 命」に匹敵するものだといえよう。

大混乱だ。伝統的なアメリカを融解させようとする、ニューヨーク、カリ フォルニア州を中心とする急進(リベラル)勢力と、「ミドル・アメリカ」 と呼ばれるアメリカ中西部諸州を中心とする旧守勢力が戦っている。

 ヒラリー・クリントン支持は何か

急進(リベラル)勢力は昨年の大統領選挙でヒラリー・クリントン候補をあ げて支持した、知的エリートに従う市民層、大手新聞・テレビ、グローバ リゼーションを追求する大企業などだが、“台風の目”は、LBGTQや、 男女差、人種、不法移民などに対する、いっさいの差別を排除し、自己主 張を何よりも尊ぶ「アイデンティティー・ポリティクス」である。

LBGTはレズビアン、バイセクシュアル、ゲイ、トランスセクシュアル の頭文字で、日本でも知られているが、“Q”はqueer(クイアー)で、 LBGTの総称でもあったが、このあいだまでは変態、変人を意味する罵 り言葉だった。ところが、いまでは真当な言葉とされている。

「私はクイアーだ(アイム・クイアー)」と胸を張って、いえるようになっ ている。もし、そういわれたら、敬意をこめた表情をして、頷かねばなら ない。

ニューヨークや、カリフォルニア州などの幼稚園や小学校では、入園、入 校する児童に「男の子として扱われたいの、女の子として扱われたいの」 と、たずねなければならない。

昨秋、『ニューヨーク・タイムズ』紙の一面に「ミスター、ミセス、ミス は性差別に当たるから、Mxと呼ばなければならない」という、大きな記 事が載った。
 
私はその直後に、アメリカ大使館の女性の公使と夕食会で同席した時に、 「Mxはどう発音するんですか」と質したところ、そんなことも知らない のかという、冷い眼差しをして、「ミックス」と教えてくれた。

1960年代から「チェアマン」(議長)「マンカインド」(人類)は女性差 別だから、「チェアパーソン」「ヒューマンカインド」と言い替える“言 葉狩り”が始まったが、民主党のオバマ政権のもとで、いっそう酷くなった。

 トイレの男女別を無くした

オバマ大統領は政権最後の年に、「自分が信じる性別に従って」、男女の トイレのいずれを使ってもよいという、大統領令を発した。大統領令は法 律だが、さすがにいくつかの州が憲法違反として、連邦最高裁に提訴した。

私が昨年ワシントンを訪れた時に、レストランの中に、トイレの男女別の 表示を撤去した店があった。もっとも、今年6月に戻ったところ、トラン プ政権のもとで男女の別が再び取りつけられていた。

進歩(リベラル)勢力は、自分たちが「正常(セイン)」で、「ミドル・アメ リカ」の州民をはじめとする旧守勢力が「未開(バックワード)」だとか、 「知的発達障害(リターテッド)」を患っているとみて、蔑(さげす)んでいる。

LBGTQの権利を主張する運動は、かなり前から始まっていた。アメリ カのネットで「セックス・アンド・ジェンダー」を取り出すと、性別が LBGTだけではなく、さらに63に細分化されることが分かる。

「ジェンダー」は日本語にないが、「文化・社会的な役割としての性」を 意味している。長いリストを読んでゆくと、肉体的特徴から性の嗜好まで 分かれ、それぞれ尊重しなければならない。

SNSも自己主張に充ちているために、人々の細分化をいっそう促している。

8月に首都ワシントンの隣のバージニア州シャーロットビルで、州当局の 決定に従って、南北戦争の南部の英雄ロバート・リー将軍の銅像を撤去し ようとしたところ、撤去に反対する旧守派市民と、急進派(リベラル)市民 が衝突する騒ぎになった。反対派に白人至上主義のKKK(クークラクス クラン)や、ナチスの鉤十字旗(スワスチカ)を掲げた者がいた。

 「アンティファ」と称する過激派

トランプ大統領が双方の暴力行為を非難したところ、アメリカの大手新 聞・テレビが「白人至上主義者」を擁護したといって、こき下ろしたが、 公正を欠いていた。

急進派(リベラル)のなかに「アンティファ」(アンチ・ファシストの略) と称する、黒い覆面に黒装束の過激派がいて、投石や暴行を働いた。アン ティファは大統領選挙中も、トランプ大統領就任式に当たっても、映像に 登場していた。

南部諸州では、南部連合旗の掲揚を禁じ、銅像の撤去、公共の場所、施設 名を変えることが進んでいるが、南部だけに限られない。

ニューヨーク・マンハッタンのセントラル公園(パーク)に建つ、クリスト ファ・コロンブス像の撤去を求める運動や、全米で10月第2週の月曜日が 「コロンブス・デイ」として祝日とされてきたが、「コロンブスがアメリ カを発見した」というのは、白人至上主義だとして廃止するところが、相 次いでいる。

名門プリンストン大学では、第1次大戦時のウィルソン大統領が白人至上 主義者だったといって、ウィルソン研究所(センター)を改名しようという 運動が進んでいる。このような例は、枚挙に遑(いとま)がない。

ワシントン大統領も、『独立宣言』を起草した、3代目大統領のジェ ファーソンも、アメリカの「建国の父(ファウンディング・ファーザー ズ)」のほぼ全員が奴隷所有主だったことから、首都の名からすべて改め なければならなくなってしまう。このまま「歴史浄化(ピューリフィケー ション・オブ・ヒストリー)」が進めば、アメリカが解体してしまおう。

もっとも、アメリカのどの世論調査をとっても、歴史上の人物の銅像を撤 去したり、街路、公園、施設、市町村などの名を変えるのに対する反対 が、半数を超えている。アメリカの建国そのものを、否定するものだ。

私は1950年代にアメリカで学んだが、アメリカ人はジョークを好む“笑い の民”だったのに、このところ「アイデンティティー・ポリティクス」が 暴威を振っているために、何であれ、笑いの対象にできなくなったため に、笑いが失われるようになっている。

 自由競争が建国の精神だ

この脇で、民主党は新しいリーダーも、理念も打ち出せず、2020年の 大 統領選挙をどのように戦えるのか、見当がつかない。

民主党ではクリントン候補を脅した、サンダース上院議員によって代表さ れる、貧富の格差をなくそうと訴える社会主義が、力を持つようになって いる。経済的平等を求めることは羨望から発しており、建国の精神である 自由競争に基く市場経済を、否定するものだ。

トランプ大統領は連邦議会と衝突しているが、旧守派の国民は議会を共和 党の幹部議員を含めて、リベラルだとみて喝采している。

たしかに、トランプ大統領は口が軽く、衝動的であるために、自分自身が 最大の敵となっている。それでも、アメリカの伝統社会の守護神となって いる。

 本年6月、62%が中流階級以上だと回答

アメリカでは、トランプ政権発足後、自分を中流階級としてみる者が急増 している。

レーマン・ショック前の2006年のギァロップ調査では、国民の60%が中流 かそれ以上と答え、38%が労働者階級とみていたのに対して、2015年には 51%が中流以上、48%が労働者階級と答えていた。

今年6月には、62%が中流以上だと答えている。トランプ政権のもとで経 済の行方を楽観する者が増えている。

 リベラル派市民のなかに経済が上向いていると感じている者が多いもの の、「未開明な」トランプを評価することが、絶対的なタブーとなってい るために、トランプに対する支持に結びつかない。

 民主党と急進派(リベラル)は、自ら墓穴を掘っている。



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欧州ジャーナリズムは習近平を称賛したが
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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成29年(2017)10月31日(火曜日)
        通巻第5496号  
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 欧州ジャーナリズムは習近平を称賛したが?
  歴史家のニアル・ファーガソンが明確に反論
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 ハーバード大学教授、歴史家として世界的に著名なニアル・ファーガソ ンが『サウスチャイナ・モーニングポスト』(10月30日)に寄稿して、欧 州メディアの習近平礼賛に疑問を呈した。

 英『エコノミスト』誌は書いた。

 「習近平は世界一のパワーを手にした。世界の覇権を達成する長期的戦 略を掲げ、鉄の拳でそれをなそうとしている。ダボス会議では、あたかも 自由貿易の旗手の如く振る舞った」

 英紙ファイナンシャルタイムズも吠えた。

「習近平は類いまれな政治家の才能を発揮して、彼の路線は中国共産党を 席巻した」

18世紀から19世紀にかけて西側の中国認識は「不潔、アヘン、腐敗、文化 後退」だった。その認識を中国人がいまの米国に対して抱くようになっ た」と書き出したのがニアル・ファーガソンである。

「西側メディアは3つのことを見落としている。第1に『習近平思想』とい うが、それを煎じ詰めると中華民族の復興、偉大な る発展ということで しかない。

第2に権力基盤を固めた等とする分析があるが、最高意思決定機関のメン バーは胡錦涛派がふたり、江沢民派が一人、無派閥が一人という構成では ないか。派閥均衡人事は権力基盤を固めていない。

第3に経済政策は殆ど明示されておらず、あるいは習が目的としているこ とは『毛沢東2・0』ではないのか?」

ニアル・ファーガソンはどちらかと言えばリベラル派だが、冷静である。
             
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書評 しょひょう BOOKREVIEW 書評   〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 韓国人に日本侮蔑をやめて国際的常識に還れと説くのは
  アーミッシュやオーソドックス・ジューに生き方を変えろと説得する ようなもの

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加瀬英明『小池百合子氏は流行神だったのか』(勉誠出版)
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実に痛快な評論集である。

加瀬英明氏のエッセイはいつも楽しい。深刻な問題をさらりとユーモアを 交えて、楽天的な解決策を提示する。憂鬱な議論が嘘のように、濃霧が さっと晴れるような気分を味わえる稀有の文章家である。

本書のタイトルは小池劇場だが、表面的な現象に触れているのは3ページ 程度で、もっと深く、その背景にある日本人の宗教心、歴史観に言及して ゆく手法が鮮やかである。

そもそも日本は北朝鮮の核ミサイルの脅威を目の前にして、「もりかけ問 答」に明け暮れるという体たらくは、何が原因なのだろうか?
 
加瀬英明氏はこう言われる。
 
「護憲派が信仰する平和主義は、精神が何よりも尊いとする精神主義で あって、精神が日本の平和を護ってくれるというものだ。北朝鮮も、中国 も、この崇高な精神を理解してくれるはずだから、日本を害することがな いと、確信しているのだろう」

一時的狂信と言うべきかも知れないが、やはり「伊勢詣で」や「いいじゃ ないか運動」のように、一過性の流行現象であり、60年安保も流行神 だったのだ。

「国会を取りまいていた、時には10万人をこえたデモ隊は、改定された日 米安保条約が発効すると、潮が引いたように姿を消した。まるで、嘘のよ うだった」。

そこで当時、加瀬氏は『文藝春秋』に寄稿して次のように書いた。
 
「『悪霊どもはその人から出て、豚に入った。豚の群れはいきなり崖を駈 け下って、湖に入り溺れ死んだ』という『新約聖書』の一節を引用した。

私は60年安保の体験から、日本における左翼運動は風俗にしか過ぎない と、確信するようになった。お祭りのような一過性のデモは、日本の国民 性に適っているが、思想がイデオロギーとして根付くことがない」。
 
案の定、小池劇場は流行神のように終息した。

また韓国の病的な、出鱈目な歴史観に関しても次のように言われる。

韓国の日本侮辱、滅茶苦茶な日本非難の合唱も、腹が立って仕方がないと いう誇り高き日本人が多いが、あれは韓国人の歴史的な宿痾、長きにわた るDNAであり、哀れとおもって接したほうが良いというのが加瀬氏の持 論である。

アメリカにキリスト教の一派のアーミッシュの共同体があるが、電気も電 話も自動車も、いっさいの機械の使用だけでなく、聖書以外の読書、賛美 歌以外の音楽を禁じている。(中略)アーミッシュや、オーソドックス・ ジューに、生き方を変えるように求めるものだろうか? 韓国人もそうだ と、思うほかはない」(77p)
 圧迫された感じのあるもやもやした靄が去った。
           
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書評 しょひょう BOOKREVIEW 書評 BOOKREVIE 
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税金で養ってもらっている筈の地方公務員が国家に反逆し、自治体を破 壊する

なぜ公務員がこうも優遇されるのかは「自治労」という伏魔殿の存在だ

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森口朗『自治労の正体』(扶桑社新書)
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 自治労という伏魔殿がある。革マル派や中核派が拠点にするとも言わ れ、首長を巻き込んで自治体を支配している。闇政治の黒幕である。なん と、80万人の地方公務員が、この自治労に加盟している。
 本書は誰も書かなかった巨大な組織の実態、その暗黒の闇に迫る。
 「保守政党であるはずの自民党も、彼ら左翼が跋扈する状態を野放しに しています。日本は共産党が国会の議席を有する、先進国としては珍しい 国です。

また、2017年10月の総選挙まで野党第1党であった民進党 には、共産党 よりも暴力的な新左翼と呼ばれた人たちの末裔もいます。 (中略)共産 主義国家・中国では政府がチベット人やウィグル人を弾圧 し、北朝鮮で は金正恩政権が核とミサイルを開発し世界を恫喝しているの に、なぜ日 本の国会議員はこれらの国に堂々とモノを言えないのでしょ う。そこに も自治労は大きく関与しています」。

当にその通りで、ミサイルの脅威より、「もりかけ問題」を捏造して 安 倍政権つぶしに狂奔していた朝日新聞と同様に自治労は悪質である。
 著者はこうも言う。
 「日本は平和な国だと言う人がいますが、我が国は韓国に竹島を奪わ れ、中国の警察権力である海警の船舶は尖閣諸島付近に侵入し、北朝鮮に 拉致された同胞は帰ってきません。これらは全て、日本国に対する主権侵 害です」。

つまり自治労に巣くう暴力革命を志向する活動家らの状態を放置すれ ば、いずれ日本にも全体主義の独裁政治に転落すると警告を発している。

独裁の狂気は毛沢東とスターリン、その毛沢東を狙うのが習近平。ス ターリンにいまもあこがれているのが自治労の活動家の中核組織である。
 スターリンの独裁を思い出す、として著者は次の点をあげる。

「個人崇拝はマルクス、レーニンによって戒められていたにもかかわら ず、レーニンの死後、党と国家の指導者となったスターリンは、自らを対 象とした個人崇拝を許すどころか奨励し、党生活や社会主義建設に重大な 障害をもたらした」(61p)。

習近平も「個人崇拝」を奨励し、党規約などに「習近平思想」を書き込 ませた。スターリンと行動パターンが酷似する。

スターリンは第17回党大会(1934)で選出された「中央委 員、同候補139 人のうち、70%にあたる98人が処刑された。(中 略)代議員全体を見て も、1966人のうち1108人が同様の運命をたどった。

習近平が粛清した公務員、党員は10万を超えるが、さすがにスターリ ン 時代とは異なり、処刑には到っていないが、刑務所内での突然死は続発 している。

その後、中ソは決裂し、対立するが、この間隙を衝いてスターリンの個 人崇拝に似たことをやってのけたのが北朝鮮だった。

 その全体主義の走狗となって日本で暴れまくる極左の中核に自治労の活 動家が多く紛れ込んでいるという実態が、本書を通じて浮かび上がる。

        
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読者の声 どくしゃのこえ READERS‘OPINIONS 読者之
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(読者の声1)「赤尾由美さんを励ます会」の御案内です。
 先の衆議院選挙では東京都比例区で「日本のこころ」から出馬されて、 大健闘された赤尾由美さんを励ます会が下記の通り行われますのでご案内 します。

              記

日時: 11ン月7日(火)18時半開演
場所: 文京シビックセンター26階スカイホール
    丸の内線・南北線「後楽園」下車1分。三田線・大江戸線「春 日」下車1分
    JR「水道橋」下車9分
    下記地図を参照
http://www.city.bunkyo.lg.jp/shisetsu/civiccenter/civic.html
参加費 1千円(事前申込みは不要)
主催  赤尾由美さんを応援する会
連絡先 佐藤和夫 TEL 090-6709-9380
Eメール kazuetu@sd.dcns.ne.jp



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(読者の声2)日本文化チャンネル桜からお知らせです。
番組「闘論!倒論!討論!2017 日本よ、今...」
テーマ:「中国共産党大会終了!緊迫する東アジアと世界」(仮)
放送予定:11月4日(土)20:00−23:00
日本文化チャンネル桜(スカパー!528チャンネル)
「YouTube」「ニコニコチャンネル」「Fresh!」オフィシャルサイト
インターネット放送So-TV
      記
<パネリスト:50音順敬称略>
河添恵子(ノンフィクション作家)
田村秀男(産経新聞特別記者・編集委員兼論説委員)
野口裕之(産経新聞政治部専門委員)
坂東忠信(元警視庁通訳捜査官・外国人犯罪防犯講師)
ペマ・ギャルポ(拓殖大学国際日本文化研究所教授・チベット文化研究所 名誉所長)
宮崎正弘(作家・評論家)
用田和仁(元陸上自衛隊西部方面総監 陸将)
水島 総(司会兼。日本文化チャンネル桜 代表)



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(読者の声3) 911テロ事件発生時には駐米大使として日米の協力を推 進し、その後は国際海洋法裁判所判事として様々な海洋紛争―例えば南シ ナ海に関するフィリピンと中国の間の紛争について仲裁裁判所の構成に関 与する等の形で尽力し、また海賊や海上テロの問題にも造詣の深い日本を 代表する外交官が、その経験に基づき「対テロ戦争の時代」に関して語っ てくださいます。

また今回は特に日本人の関心の深い北朝鮮の核兵器とミサイル開発が重大 な脅威になっている問題に関しましても、国際政治の現場で活躍されて来 た見地から解説して頂けると思います。
多くの方々の御参加を待ち申し上げております。

                 記

日時     11月29日(水)午後6時〜8時 (受付5時30分)
会場     憲政記念館・第2会議室 (千代田区永田町1-1-1/国会正 面向側)
講師     柳井俊二(国際海洋法裁判所判事、元駐米大使)
略歴:1937年東京生れ。1961年東大法学部卒、外務省入省。外務事務次 官、駐米大使を経て中央大学法学部教授、早稲田大学特命教授。2005年よ り現在、国際海洋法裁判所判事。2011年から2014年まで、同裁判所長。
共催     一般財団法人尾崎行雄記念財団共催
協賛     一般社団法人)日本安全保障・危機管理学会  防災・テ ロ対策研究会
参加費    2000円
        要予約。以下の申込フォームから必ず事前にお申込みく ださい。
http://www.ozakiyukio.jp/lectures/2017.html#1025



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(読者の声4)【呼びかけ】全国高校野球100周年記念大会へ台湾代表の 参 加を実現しよう
2018年8月、全国高校野球は百周年の記念大会を迎える。

全国高校野球連盟(高野連)の関係者によれば、この記念大会は過去100 間に出場したすべての学校関係者に祝福されて成功させねばならないと希 望しているそうである。

ここに言うすべての出場校には戦前の台湾をはじめ満州、朝鮮からの代 表校も含まれる。その中でも台湾代表が活躍した 華々しいページはいま も我々の記憶に新しく、数年前に制作され上映され た映画「KANO」の衝 撃もあって、甲子園の歴史を語るとき台湾代表の部分 を避けて通ること は不可能である。

その責任ある高野連は、来る100年記念 大会に台湾代表の招致を決して忘 れてはならないのである。もし台湾代表 の参加が実現しない場合、光輝 ある甲子園大会の歴史に大きな欠陥と汚点 を残す結果を招くからである。

上記の理由にてわれわれ有志は、昨年来高野連をはじめ戦前台湾代表と 強いきずなを築いてきた松山商業、中京商業、札幌商業など名門校に対し て台湾代表の参加を実現すべく尽力されるよう呼びかけを続けてきた。そ の結果、本日まで台湾と交流の深いいくつかの地方自治体や在日台湾人、 台湾野球関係者から力強いご支持を賜っている。

ただ、責任ある高野連は台湾代表招請を未だ実感として把握していない。 台湾と日本の試合をあくまで国際試合と心得ているからであろうか。満州 は滅び、朝鮮半島は混乱が絶えない中、台湾こそは戦前から培った日本の 野球精神と技術の向上に励み、日本のいかなる高校と比較しても遜色な く、甲子園出場に十分すぎる条件を整えている。

台湾と日本は自由と民主主義を共有する極東の要に位置し、戦後一貫し て政治、経済、文化を共有する立場に変わりなかった。これらの親密な関 係が将来長きにわたって維持向上されるには、旧世代が苦心して育てた絆 の上に両国の青少年が確固たる友情と信頼関係を築いてゆけるような環境 を整えることが重要である。それこそまさにスポーツ・文化の交流を促進 することに外ならない。

台湾の高校代表が甲子園100年記念大会に日本国内からの各代表と同じ 条 件で分け隔てなく参加することは、単なる野球ゲームを超えて両国が 共 同 体を築く上できわめて意義あることと考えねばならない。

ここに両国の野球関係者をはじめ台湾各地との姉妹都市関係者、心ある 有志が一体となって明年に迫った記念大会にはぜひ台湾代表の参加が実現 するよう高野連に働きかけようではないか。                   
 (「甲子園百周年大会に台湾代表参加を実現する会」 札幌市 海原創)



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(読者の声5)貴誌巻第5495号でMN生氏が(読者の声1)で、「外 交 で中国に対抗できるのは関西と北九州出身者だから、外交官試験合格者 の多くは関西・北九州から採」れとは卓見ですね。

同氏は、「名古屋は入りませんか?」と書かれましたが、それは無理だと 思います。名古屋出身者は馬鹿正直すぎます。
私は高校生の頃「厚黒学」を読みましたが、馬鹿正直さが抜けず、世渡り はさっぱりです。それでよいと思っています。(ST生、千葉)


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(読者の声6)先般、外務省は杉原エセ美談をユネスコに記憶遺産に申請 した。しかしこの話は、ロシアの反日本軍宣伝工作の可能性がある。
そこで内閣府に精査を要請した。

 1.杉原エセ美談の問題は毒饅頭であることだ。杉原を賞賛すると自動 的に戦前の日本と日本軍を非難する仕組みになっている。
 2.杉原美談は真偽が入り交じっていることと史実の隠蔽があるのでわ かりにくい。

1)日本政府による杉原迫害説は虚偽である。彼は戦前叙勲しており、戦 後の退職もGHQの外務省減員命令だ。大体GHQがユダヤ人救出を理由に退職 させることなどあり得ない。

 
2)実際にユダヤ人救出のために働いた日本軍関係者(樋口少将ら)が 隠蔽されている

 3)杉原はソ連と異常に深い関係があった。抑留から異例の短期間で帰 国し外務省退職後はモスクワで長期間勤務している。
 
3.イスラエルの対応

産経紙によるとイスラエルは近く、樋口少将らのユダヤ人救出の事績が杉 原単独救出説で隠蔽されているので史実を広報するために映画を作るようだ。
国際ユダヤ人協会は戦前1941.3に既に樋口少将、安江大佐を恩人名鑑 (ゴールデンブック)に記名し、上海でユダヤ人を保護した犬塚大佐には 感謝のシガレットケースを贈呈している。

 4.ロシアの対応

ロシアは杉原単独救出説を主張している。シベリヤ鉄道の満洲国境にある オトポル駅は、1938.3の樋口少将らのユダヤ人満州通過許可事件の舞台と なったところだが、最近駅名を変える動きがあると言う。歴史の消滅工作 ではないか。

また袴田茂樹教授によると現地の博物館では杉原の単独救出説だけを広報 し、樋口少将らの事績は隠されているという。

 5.日本

日本では杉原単独救出が圧倒的に主流で日本軍のユダヤ人救出は隠されて いる。

評論家の大高未貴氏は、本件の講演を頼まれたとき、講演者側から樋口少 将らに言及しないように注意され、不審に思ったという。岐阜県や早稲田 大学が杉原単独救出説に騙されているのは残念だ。

なお、本件では親ロシア派の鈴木宗男議員(当時)が小泉内閣当時、外務 省に杉原迫害説を確認させようとしたが外務省は事実ではないと回答して いる。これは杉原美談工作にロシアが関与していることを感じさせる。
 6.問題は何故、今この工作が動き出したのか、だ。


 1)それはイスラエルが史実を明らかにし、隠された日本軍の恩人の顕 彰に乗り出したからではないか。

 2)また日本人の間にユネスコから脱退する動きがあるので、引き留め ようと毒饅頭を食わせるということではないか。日本政府はこの手の込ん だ謀略工作に騙されないように事件を精査しなければならない。
登録されると世界の笑いものになる。

私の調査結果はアマゾン電子本に「杉原美談の偽史と日本のユダヤ人救 出」と題して掲示してあるので、御参考まで。(東海子)


(宮崎正弘のコメント)リトアニアの古都、カウナスに杉原記念館があ り、日本人観光客がかなり訪れるので、「杉原チョコレート」を売り出し たら、土産に多くの日本人が買っていく由です。という小生も五個ばかり 買いましたが(笑い)。
 杉原は戦後の行動が実に怪しいですね。ソ連のスパイ説が消えないのは その所為でしょう。もっとも、杉原はカウナス赴任の前、ハルビンで特殊 工作にあたっており、ロシア人女性と結婚していた時期があります。

     
 
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トランプ文書」疑惑
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       Andy Chang

数日前に配信したウラニューム・ワン疑獄について3 大テレビは今日に なっても報道しないが、FoxnewsとWashington Timesの報道によると国会 の情報調査委員会(House Intelligence Committee)と監督委員会 (House OversightCommittee)がウラニュームワン疑獄の調査を始めると 発表したのでNYタイムスが関連記事を出した。来週になるとこの問題につ いて新しい報道が出るかもしれない。

このあと24日になってウラニューム・ワンの外にもう1つのスキャンダル が発表された。去年の選挙の際にヒラリー・クリントンと民主党が民主党 全国委員会の弁護士Marc Eliasを通してFusion GPSと言う情報調査会社に トランプとロシアの関係の調査を依頼したと言うニュースである。

調査を依頼されたFuson GPSは英国の元MI6情報員Christopher Steeleを雇
ってロシアでトランプに不利な情報を集め、11月の投票前に「トランプ文 書(Trump Dossier)」を作成してMarc Elias弁護士に提供したというの である。なお、Elias弁護士はワシントンのPerkins Coie法律事務所の弁 護士である。

トランプ文書」の存在は既に2017年1月には報道されていたし、選挙の前
に政敵に不利な情報を集めるのはよくあるが、問題はヒラリーと民主党が 「トランプ文書」の調査資金を提供していたことを隠して報告しなかっ た。これは連邦選挙法に抵触すると言う。しかも提供した金額が大きかっ たので用途に疑問が生じている。

外国ロシアでトランプの身辺調査をすることが選挙法に抵触するかどうか もわからない。おまけに国会情報委員会の資金往来についての質問に Fusion GPSは黙秘権を行使したのだ。更にわかったことはFBIもトランプ 文書についてSteeleに金を提供していたと言う。これが事実なら政府の調 査機関であるFBIが違法に選挙介入していたことになる。

報道によるとトランプの身辺調査をFusion GPSに依頼したのは共和党の 「ある人物」だったと言う。この人物の名前は今もわかっていないが、彼 はトランプが共和党の大統領候補に決まったあと調査をストップし、その あと民主党党首とヒラリーがFusion GPSのトランプ調査に資金を提供した と言うのだ。

11月の総選挙でトランプが当選したあと民主党側はロシアのプーチンがト ランプの当選を助けたと主張した。外国政府がアメリカの選挙に介入した からトランプは当選無効であるというのだ。これが「トランプのロシア癒 着」と言われ、民主党側が司法部に徹底調査を要求した。

司法部はロバート・マラー元FBI長官を特別検察官に任命した。ところが 今年5月から今まで調査してもトランプのロシア癒着は何も証拠があがら ず、しかも今回の「トランプ文書」にヒラリーと民主党のでっち上げた フェイクニュースだったと言う。

つまりトランプのロシア癒着調査はブーメランのようにヒラリーに返って きたのだ。

●トランプ文書

最初にトランプの調査を依頼した共和党側の「ある人物」についてはいろ いろな名前が挙がったが、25日にWashington Beaconが調査を依頼したと 発表した。Washinto Beacon は保守系の新聞社で、発表によると2015年の 年末にトランプの身辺調査をFusion GPSに依頼したと言う。しか2016年5 月にトランプが候補者となったので同社は調査を中止した。

このあと民主党の党首ショルツとヒラリーがFusion GPSに資金を提供して 調査を続け、Fuson GPSはSteeleに調査を依頼した。SteeleはTrump Dossierを作成しFusion GPSから民主党の弁護士Eliasに渡されたのである。

報道によると国会で諮問を受けた民主党党首のDebby Wasseruman Shultz とヒラリーの選挙対策本部長Sidney BrumenthalはFusion GPSに対する資 金の提供を否定したと言う。また民主党の弁護士Marc EliasもPerkins Coie法律事務所の関与を否認した。真偽のほどは今後の調査で判明するだ ろう。

●金額の大きさ

問題は提供した金額の大きいことと金額の大きさを正確に選挙委員会に報
告しなかったことである。最近発表された選挙財務記録によると、ヒラ リーの選挙事務所は2015年6月から2016年12月までに560万ドル、民主党は
2015年11月に360万ドルをPerkins Coie事務所に払ったと言う。

つまりElias がPerkins Coie事務所の関与を否認したのは真っ赤な嘘であ る。しかもこの合計920万ドルも不確かでPerkins Coie事務所の発表では 1240万ドルだった。

問題はヒラリー側が多額の資金を提供してトランプの身辺調査を選挙委員
会に報告しなかったこと、Fuson GPSがSteeleに幾ら払ったか、Steeleの 金の用途も不明である。Fuson GPSは情報委員会で黙秘権を行使した。

まだある。FBIも金を出していたと言うのである。トランプのロシア癒着 は調査を始めて何年たっても証拠が挙がらず、ウラニューム・ワン疑獄、 トランプ文書疑惑と、続いてオバマ政権とヒラリーと民主党に不利は情報 がどんどん出てきた。

議会はintelligence CommitteeとOversight Committeeの二つの委員会を
設置して調査を開始した。実際の「ロシア癒着」はオバマとヒラリーだっ た。この2つに関わったFBIと司法部も調査の対象となるはずだ。


             
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話 の 耳 袋
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 ◎【新・日米同盟の時代】米朝危機、トランプ氏の「本音」は… 急転直下で米朝交渉が始まるシナリオも 

★(1)

 ドナルド・トランプ米大統領が11月5日から来日する。日本の後は、韓国、中国、ベトナム、フィリピンを歴訪する予定である。このアジア歴訪を通じて、トランプ氏は「金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長率いる北朝鮮問題にどう対処するか」の結論を下すことになるだろう。

 安倍晋三首相との首脳会談の最大の議題は、北朝鮮対策である。続く議題は、日米間の自由貿易協定だ。トランプ政権は、国家主権の放棄につながるTPP(環太平洋戦略的経済連携協定)のような多国間自由貿易協定を嫌っており、2国間協定を重視している。

 米朝の軍事的緊張がエスカレートしているのは、誰も否定できない。

 北朝鮮の李容浩(リ・ヨンホ)外相は、太平洋上での水爆実験の可能性を示唆している。トランプ氏は今月下旬、B52爆撃機(58機)を出撃準備態勢におく命令を出している。これは1991年に米ソ冷戦が終わって以来、初めてである。

 また、トランプ氏は20日、退役軍人のパイロットを現役に復帰させる大統領令にサインした。米海軍の3つの空母打撃群が、第7艦隊の管轄地域(西太平洋・インド洋)に展開している。

 レックス・ティラーソン米国務長官は、あくまで北朝鮮との交渉による妥協を求めている。モスクワで米朝関係者の接触も報告されている。

 一方で、トランプ氏は「(北朝鮮との)交渉は時間の無駄」だとの発言もしており、軍事的オプションを実行する可能性が高まりつつある。

 米軍が北朝鮮攻撃を開始するとすれば、5〜6の空母打撃群を北朝鮮近海に集結させる必要がある。韓国在住の米国人に国外退避も呼び掛けるだろう。こうしたサインが確認できたら、米軍の北朝鮮攻撃はいつでもあり得る状況となる。

 ただし、「大きな軍事紛争は起こしたくない」というのがトランプ氏の本音である。

 トランプ政権の第1の使命は、何と言っても米国経済を立て直すことである。崩壊しつつある米国の中産階級を復活させ、一般の勤労者の生活を豊かにすることをトランプ氏は「政権の使命」と考えている。大規模な軍事紛争は多大の出費を伴い、国内経済の立て直しを不可能にする。

 トランプ政権は国内のインフラ再整備のため、10年間で1兆ドル(約114兆1300億円)の投資を計画している。だが、戦争が起きれば、そのような計画は不可能になるだろう。

 北朝鮮を、経済制裁と軍事的圧力で徹底的に追い込み、最後は話し合いで解決するのがトランプ政権の戦略だ。現時点で、話し合いを拒絶しているのは北朝鮮である。米朝間で小さな軍事紛争が起き、核戦争の危機を垣間見たその直後、急転直下で米朝交渉が始まるシナリオも考えられる。

 1962年の「キューバ危機」のような状況が、東アジアに起きることを日本人は覚悟しておかなければならない。

 ■藤井厳喜(ふじい・げんき) 国際政治学者。1952年、東京都生まれ。早大政経学部卒業後、米ハーバード大学大学院で政治学博士課程を修了。ハーバード大学国際問題研究所・日米関係プログラム研究員などを経て帰国。テレビやラジオで活躍する一方、銀行や証券会社の顧問、明治大学などで教鞭をとる。現在、拓殖大学客員教授。著書・共著に『韓国は日米に見捨てられ、北朝鮮と中国はジリ貧』(海竜社)、『希望の日米新同盟と絶望の中朝同盟』(徳間書店)など。

【写真】 
・  トランプ大統領(写真)と、金正恩氏はお互いの出方を伺ってる(ロイター)
・  金正恩氏(ロイター)
<http://www.zakzak.co.jp/soc/news/171031/soc1710310011-p1.html?ownedref=not%20set_not%20set_newsPhoto>http://www.zakzak.co.jp/soc/news/171031/soc1710310011-p1.html?ownedref=not%20set_not%20set_newsPhoto
【ZakZak】 2017.10.31 〔情報収録 − 坂元 誠〕


 ◎小泉進次郎氏 首相の座を意識し官僚集めた勉強会立ち上げる

安倍晋三首相は類い希な強運の持ち主かもしれない。政権が窮地に陥って も、政敵がバタバタと自滅していく。

11月1日の特別国会で吉田茂首相以来となる4回目の首班指名を受けた後、 首相は第4次内閣を発足させる。国会を見渡すと散り散りになった野党に はもはや政権を倒す力は残っていない。

来年の自民党総裁選で3選すれば総裁任期は東京五輪後の2021年9月までと なり、大叔父の佐藤栄作首相を超える戦後最長の超長期政権が完全に視野 に入ってきた。戦後のサンフランシスコ講和条約を締結した吉田首相と沖 縄返還を成し遂げた佐藤首相、2人の大宰相の在任記録を抜くといわれて も、国民の熱狂的歓迎は起きそうにない。

そうした中、霞が関の若手官僚たちが1人の若手政治家を“促成栽培”して いる。総選挙で安倍首相以上の動員力を見せつけ、「自民党の新しい顔」 となった小泉進次郎・筆頭副幹事長だ。進次郎氏を囲む勉強会ではとくに この数か月、熱気あふれる議論が交わされてきた。

 安倍内閣の小手先の働き方改革では高齢化問題はどうにもならない。定 年延長ではなく、定年をなくすくらいまで政治が手を入れないと”

“ネガティブな超高齢化社会に向けてどうやれば国民にポジティブなメッ セージを送れるか。心に刺さる言葉が欲しいんだよね”

「進次郎内閣」の政権構想をつくるためのブレーンストーミングである。 この動きに神経を尖らせて情報収集している内閣官房の官僚が語る。

「進次郎は1年ほど前から将来の首相の座を意識して官僚を集めた勉強会 を立ちあげている。先行しているのは財務省の中堅官僚グループで、超高 齢化社会をテーマに進次郎政権の柱となる政策づくりをしてきた。

それに対抗しているのが経産省の若手女性キャリアを中心とする勉強会。 高齢化社会の産業構造や自動運転技術などの無人化社会、移民政策など分 野ごとに各省の若手に積極的に声をかけて参加者が増えている。

最近では進次郎も同じ年代の官僚が多いこっちの勉強会が気に入って、 “経済が停滞する時代にはどんなメッセージが共感を得るのか?”など、質 問も多いと聞いている」

霞が関には将来有望と見込んだ若手政治家に官僚をはり付けて政策を勉強 させる“先物買い”のシステムがある。その政治家が総理・総裁になったと き、ブレーンとして最も食い込んだ省庁が政策決定の主導権を握って政権 をコントロールすることになるから、役所の浮沈がかかっている。

しかも、財務省と経産省が進次郎氏にはり付けている官僚は将来の次官候 補と呼ばれるエリートで、議論の内容から見ても“遠い将来の総理”と考え ているのではなく、ポスト安倍の有力候補とされる石破茂氏や岸田文雄氏 と並ぶ位置づけで具体的な政権構想づくりを競っていることがわかる。

総選挙での応援演説が聴衆の心をつかみ、メディアが競うように報じたの も、勉強会での研究成果のようだ。 ※週刊ポスト2017年11月10日号
【ZakZak】 2017.10.30 〔情報収録 − 坂元 誠〕


 ◎東京地方、近畿地方で「木枯らし1号」 今夜は冷える予想

30日午前、東京地方と近畿地方で木枯らし1号が吹いたと発表された。東 京地方は昨年より10日早く、近畿地方は昨年より1日遅い発表だ。

 日本付近は冬型の気圧配置となっていて、北日本の日本海側を中心に、 東日本や西日本でも北寄りの風が強まっている所がある。東京地方では、 午前5時30分に東京都心で最大瞬間風速北西の風16.6メートル、近畿地方 では彦根で北北西の風22.9メートル、神戸で北の風20.7メートルを観測した。

なお、東京都心は30日午前11時現在、前日より気温が4℃前後高くなってい るが、午後は気温が下がり始める予想で、あす31日朝は10℃を下回る予想 だ。ウェザーマップ10/30(月) 11:06配信

■木枯らし1号とは

木枯らし1号の発表があるのは、東京地方と近畿地方のみ。東京地方の木 枯らし1号は10月半ば〜11月末の間、また近畿地方の木枯らし1号は二十四 節気の霜降(10月23日ごろ)〜冬至(12月21日ごろ)に、西高東低の冬型 の気圧配置となり、最大風速8メートル以上の北よりの風、という条件を おおむね満たした最初の日に発表される。



 ◎ネコ53匹、市営住宅に放置 「ふん尿で悪臭」強制退去

今年4月、異臭などの迷惑行為で神戸市東灘区の市営住宅を強制退去処分 となった40代女性の部屋に、ネコ53匹が放置されていたことが、神戸市へ の取材で分かった。繁殖し過ぎて飼育できなくなり、女性は子ども3人と ともに別宅で生活していたとみられる。退去や消毒、修繕などに約1千万 円かかる見通しで、同市は悪質性が高いとして一部を女性に請求すること も検討している。

同市によると、女性が借り主となっていた部屋は3DK(約60平方メート ル)。ペットの飼育は契約で禁止されていたが、2015年秋ごろには「ネコ のふん尿で悪臭がする」と近隣から苦情が出るようになった。

 女性は同市の改善指導に「片付ける」と繰り返すものの状況は変わら ず、同市は16年10月、明け渡しを求めて神戸地裁に提訴。17年1月に同市 の訴えを認める判決が出て、4月には強制執行に踏み切った。

 執行の担当者が室内を確認したところ、53匹のネコがおり、木の柱は傷 だらけ。畳は腐食し、床に穴が開くなど荒れ果てた状態だった。複数の死 骸も確認されたという。残されたネコは市民グループなどが引き取った。

 同市の聴取に、女性は「知らない間に増えた」と説明。「ネコと一緒に 暮らしている」と主張したが、電気や水道のメーターはほとんど動いてい なかった。同市は、女性らは別の場所で生活する一方、餌や水を与えに来 ることもあったとみている。

 ペットの繁殖で飼育できなくなる状態は「多頭飼育崩壊」と呼ばれ、同 市では6月にも、須磨区の市営住宅の一室でネコ26匹を飼育する事例が 発覚。担当者は「悪質な事例が続くようなら、ペット禁止を条例に盛り込 み、罰則を設けるなど厳しい対応を検討せざるを得ない」としている。
神戸新聞NEXT10/30(月) 6:04配信



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読 者 の 声
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 1)TBSの週間報道LIFEでは「枝野幸男は将来の総理候補」だと:前田正晶

29日の夜は日本シリーズの野球を見ていたが、どうやらDeNAが勝ち運に見 放されたと思って、適当にチャンネルを変えていたらこのBSの番組に出 遇ったのだった。

そこでは外国人記者を集めて先頃の選挙の総括の如きことをやっていた。 記憶では、中国、韓国、アメリカ、フランス、UKの記者が出ていた。確 か、比例区の票では野党が勝っていたので安倍内閣は安心している場合で はないというような意見もあった。

最も私の興味を惹いた意見は、画面の右端にいて顔がよく見えなかったロ イター通信の記者が「小池さんに排除されるのを嫌って1人で立憲民主党 を起こした枝野幸男が立派だった。その姿勢が票を集めた」と語っただけ ではなく「彼こそが将来の総理候補だ」とまで持ち上げた点だった。その 記者がTBSと示し合わせたとまでは思わないが、如何にもTBSらしいなと 思って、その反自民反安倍の姿勢に寧ろ感心していた。

それだけのことだ。あの番組をどれほどの人が見ているのか、どれほどの 影響力があるか知らない。だが、我が国にはややもすると外国人が言うこ とを有り難がる傾向があるので、一寸心配になったまでだ。あの記者も何 処かの新聞と同じで、安倍政権がよほどお嫌いなのかと思って聞いていた。



 2)DeNAは判定が覆って気の毒だったか?:前田正晶

29日夜の日本シリーズの野球は見所が沢山あってそれなりに面白かった が、途中でDeNAに勝ち運無しと見切って方々の裏番組を見て過ごした。ラ ミレス監督が懸命に奮闘していた今永投手を6回で引っ込めたところで 「DeNAさん、ここまで楽しませてくれて有り難う」と見切ったのだった。

それは、解説の元ヤクルト監督の大矢が救援に出した「三上という投手を 統計の実績ほどには評価していない」と決めつけたのに同感だったから だ。果たせるかな、あの始末で倉本のエラーが出たのが致命的だったし、 本塁では主審がアウトと判定したことまでがビデオ検証でひっくり返され てしまった。「運」というものはかくも弱い方に残酷に当たるものだとい う悪い例だった。

しかしながら、あのビデオによる判定は合理的だとは思うが、相撲の行司 が屡々検査役の物言いで判定を覆されるのと同様に、何となく面白くない ような気がするのだ。

あれでは、「最初から本塁上を上下左右というか四方八方から検知するAI のような検査機を据え付けて判定させたら如何か」と言いたくなってく る。要するに、審判や行司は何の為にいるのかという素朴な疑問だ。

あの場面でも、出てくるだろうと思った途端に工藤監督が出てきてビデオ 検証を要求し、判定が覆った。この制度が導入されていなかった頃なら ば、DeNAは3対3で次の攻撃には入れていたのだった。審判も人であるから 時には見損ないもあるのが、人がやっている競技の面白さだと思う。アメ リカで採用されたからと言って直ぐ飛びつくのもどうかなと思うのだ。

ではあっても、やはりDeNAはソフトバンクに対しては、多くの面で1歩も 2歩も遅れていたのは間違いないと思う。29日夜は折角当たっていなかっ た宮崎のホームランで一度は運を味方に付けかけたのだったのだから、明 日以降は如何に「運を腕で消さないようにするか」に励むべきだろう。尤 も、その前に運を呼び込まねばならないのだが。


 3)10月30日は木枯らし1号に吹かれた:前田正晶

先ずは31日のことから。朝5時のこのコンクリート住宅内の温度は21度 台。これでは外はさぞかし立派に冬の寒さだろうと思わせてくれた。

木枯らし1号:

そこで30日だったが、午前10時に検査を終えて国際医療研究センター病院 (NCGM)から大久保通りの北の方角にあるバス停に向かったが、木枯らし 1号とやらの強風で思うように進めなかった。バス停には風防ガラスが備 え付けてあるのだが北側にあるので何の風除けにもならず、吹きさらしで 苦しめられた。台風22号とやらのとんでもない置き土産だった。

NCGMでは採血があったので朝食を抜いて出掛けた為に安全を取って痛み止 めを服用していなかったので、27日(金)に受けたブロック注射の効果が 切れてくる頃だった。そこで肩と首筋に凝りが出始めたので、一刻も早く 帰宅して食事をして薬が飲みたかった。11時には無事に遅めの朝食という か昼食を摂り目出度く痛み止めを服用。やれやれ。

偽100ドル札:

テレビのニュースを寝転がって見るともなく聞いていると「都内の金券 ショップで何枚かの偽100ドル札が発見された」と聞こえた。正直なとこ ろ、妙なことを聞くものだと思った。アメリカ国内では100ドル札には最 も偽造が多く受け取らない店が多いし、ホテル等でも絶対に両替等には応 じない。故にと言うか何と言うか、在職中にアメリカ出張で現金を持ち歩 くことは、俗に言う「ホールアップに備える小額紙幣」を除いては、先ず なかった。ましてや、100ドル札などは見たこともなかった。

ご存知の方は多いと思うが、支払いはクレデイットカードか、小切手か、 トラベラーズチェック等が一般的である。何時だったか、セーフウエイで 買い物をした際にレジで私の列が一向に進まないので、良く見れば老女が 3ドル程度の支払いを悠々と小切手帳を取り出して記入し始めていただっ た。そんな事情の国で、誰が今時100ドル札を受け入れるのかと不思議に 思った次第だ。

ニュースでは「金券ショップの女性店員が手触りで異常を感じて発見し た」とあったが、偽札摘発の専門家は「今回の偽札は偽札検知器を通過す ることに主眼が置かれていたようで、印刷は以前に出た有名なものと比べ れば遙かに雑であると評していた。

それにしても、複数の金券ショップが100ドル札を受け入れていたのは、 商売熱心すぎたのか無防備だったのか、不可解だとしか思えなかった。

Prime News:

ここには聞き所が多かった。その中から1点だけ採り上げておくと、慶応 大学の北朝鮮政治の准教授・磯崎敦仁が「北朝鮮に対する経済制裁は、彼 らというか金正恩が政策を変更するところまで行けば初めて効果があった ので、現時点ではそこまでに到っていない」と指摘したのが面白かった。

彼は更に「最近になって金正恩の動静が報じられるようになり、経済重視 を言い出したのは方向転換の兆しか」とも言っていた。彼は「北朝鮮と中 国の関係は話し合いの場がなくなっている。それは金正恩が叔父の張成沢 を粛正して以降完全にパイプが切れているから」と指摘していた。

次はMXの「ニュース女子」から:

多くの話題があったが、最も刺激的に聞こえたのが「北朝鮮乃至は韓国に 戦乱が生じた際に我が国に押し寄せてくるだろう難民問題」を出席者たち が具体的にその脅威を語ったこと]だった。即ち、工作員を意図的に含め た武器を持った難民が押し寄せてくると覚悟しておくべきだという議論 だった。要するに、欧州に押し寄せているイスラム教徒の難民を考えてい れば、大いなる誤りであるという意味。私は聞いていて、蒋介石一味が台 湾に逃げて外省人となったという古事(でもないか?)を思い出していた。

故平尾昌晃氏:

最後は芸能ネタ。先頃79際で亡くなった平尾昌晃氏の葬儀のニュース。2 千人もの人が会葬に訪れたという。何でこんな話題を採り上げたのかと言 えば、故人は私と同じ藤沢の鵠沼にあった当時は全部で100人もいなかっ た私立の小学校で、5年下に在学していた人だったというだけのこと。 レート化粧品だったかのオウナーのご子息だと聞いた記憶があるが、顔も 覚えていない。何となく、往年の鵠沼を思い出せてくれる話題だっただけ。




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身 辺 雑 記
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東京湾岸は久し振りの快晴続き。散歩は爽快。

木枯らし一番が30日に吹いたそうだが、我が家の窓は南東にしか開いてい ないので実感が無い。

30日、家人ともどもインフルエンザの予防接種を亀戸の医院で受けた。

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渡部 亮次郎 <ryochan@polka.plala.or.jp>



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