政治・経済

頂門の一針

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頂門の一針4499号  2017・10・26(も木)

2017/10/26

   
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4499号わたなべりやうじらうのメイ ルマガジン「頂門の一針」4499号
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           2017(平成29)年10月26日(木)



   非核三原則を取り上げた石破発言を歓迎したい:加瀬英明

  「措置入院」精神病棟の日々(68):“シーチン”修一 2.0 

             前原さん、ありがとう:阿比留瑠比               
                                                                                               話 の 福 袋
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第4499号
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非核三原則を取り上げた石破発言を歓迎したい
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                加瀬 英明

日本も舐められたものだ。

日本は頭上を飛び越える北朝鮮のミサイルの試射場となって、次にいつミ サイルを試射されるのか脅えて、そのつど北朝鮮の「暴挙に厳重に抗議す る」と悲鳴をあげ、アメリカの保護にいっそう縋るほかに、術(すべ)がない。

いったい、私たちは戦後72年になるのに、何をしてきたのだろうか?

なぜ、北朝鮮のような弱小国に、ここまで侮られなければならないのだろ うか?

北朝鮮はいくら日本が悲憤慷慨しようとも、アメリカさえ怒らせなけれ ば、構わないことを知っているから、今後も日本の頭上を無遠慮に越え て、ミサイルを撃つ暴挙を続けるだろう。

北朝鮮は日本が「平和憲法」によって、自ら腕を縛っているから、万一、 ミサイルが日本に落下しても、日本が悲鳴をあげる他に、何一つできない ことを、よく知っている。

2020年の東京オリンピック大会で、野球が種目となった。

もちろん、日本チームも出場するが、胸に日の丸を縫い取った日本チーム は、憲法解釈による「専守防衛」という束縛によって、攻撃することを許 されず、守備だけに専念しなければならない。

日本チームの打者はバットを持たずに、ピッチャーと向かい合う。

バッターボックスに立っても、バットを振ることは攻撃になるから、禁じ られている。これでは、はじめからゲームを放棄するようなものだ。

自衛隊の「専守防衛」も、同じことだ。野球界だけではなく、世界に通用 しない。

65年前に独立を回復してから、よくもこのような憲法と憲法解釈を有難く 護ってきたものだと、慨嘆しなければならない。

日本は独立を回復してから、国際政治は一寸先が闇だというのに、この憲 法のもとで世界の現実から目を覆って、「見ざる・聞かざる・言わざる」 の三猿主義をとってきた。

北朝鮮は水爆実験を強行すると、「核攻撃によって、日本列島を沈めるこ とができる」と、声明した。

もし、日本がイギリスかフランスのように、しっかりとした独自の防衛 力を持っていたとしたら、北朝鮮が日本の頭上を越えて、ミサイルを試射 することは、なかっただろう。中国や、ロシアの頭上を越して、ミサイル を撃つわけにはゆかないから、ミサイルを試射することができないはずだ。

だが、朝日新聞をはじめとする日本の新聞、テレビも、平和勢力も、三猿 をきめこんで、アメリカ基地の兵士か、軍属が日本の女性を殺害した時の ように、怒りを爆発させることがない。

日本国憲法は「平和憲法」というよりも、「三猿憲法」と呼ぶべきだ。

自民党の石破茂元防衛相が、佐藤内閣が定めた「非核三原則を見直すべき だ」と、発言した。

「非核三原則」は国外からの核攻撃を念頭において、定めたものではな かった。佐藤内閣が国会対策として、決定したものだ。

日本では北朝鮮の核兵器は論じても、中国の核ミサイルについては、固く 目を瞑っている。日本にとって中国のほうが北朝鮮よりも、深刻な脅威で はなかろうか。

石破発言によって、「非核三原則」が綻びはじめるのだろうか。ぜひ、そ うであってほしい。



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「措置入院」精神病棟の日々(68)
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     “シーチン”修一 2.0

もう1週間も雨が降り続けてうんざりしていたら真打登場、台風一過の 10/23は素晴らしい秋晴れだったが、わが庭園は赤匪やソ連に襲撃された 跡のように、滅茶苦茶になっていた。

まずウッドデッキの透明波板プラの屋根が失くなっている。雨で屋外作業 ができずに仮止めをし、「まあ、ちょっとした風雨なら耐えられるだろ う」と思っていたが、甘かった。どこかへ飛んで行ってしまった。

「波プラ恋しやほーやれほ」、夜明けとともに「波プラ尋ねて三千里」、 町内を捜索すると店舗の前に1枚発見、無事回収。もう1枚はいずこへ。

♪「波プラは何処(いずこ)、波プラは居ずや」、町内隈なく 尋ぬる三 度(みたび)、呼べど答へず、さがせど見へず・・・

早く保護しないと重大事故にもなりかねないから、線路や道路のあちこち を見て回る。が、発見できず。

ひとまず撤収し、わが家の新築中の展望台へ上って見渡せば、「波プラ発 見、6:15、西方隣家の庭園にて倒れし、至急救助へ向かう」。

苦労しながら塀にのぼり、長いプライヤーでつまみ上げ、かくして回収作 戦は成功したのだ、「わが方の損害軽微!」。

この体験で学んだことはいくつもある。町内の工事現場は養生シートが外 されていたが、そうしないと風で大変なことになるからだ。攻撃されそう になったら早めに避難する、回避する、敵が出れば引き、敵が引けば出 る・・・ゲリラ戦を理論化したのは毛沢東が嚆矢だ。ISはこれを良く学ん だそうだ。今や風前の灯火だが、IS菌は遺伝子のように次世代へ伝わって いくのだろう。

衆院選挙は自民圧勝だが、枝野率いる立憲民主党が野党第1党になったの は気に入らない。日本のアカは日共→社会党→(新左翼=中核派、革マル 派、赤軍派など約15派を経由して)→民主党で来たが、次は立憲民主党に なるのかもしれない。

それにしても枝野だ。小生の見立てでは枝野は革マル派の“尾崎秀実(ほ つみ)”、すなわちスパイだ。戦前の最大のスパイ事件「ゾルゲ事件」の 準主役。革マル派の牙城、JR総連は10/23にこう祝砲をあげた。

<憲法改悪反対を訴えた立憲民主党は公示前から大幅に議席を伸ばし、安 倍政権と対峙する野党第一の受け皿としての評価を獲得た。改憲について 国民の理解が得られたと強弁する安倍首相を許してはならない。

JR総連の推薦した候補者は今現在28名が当選を果たした。私ちは当選した 議員と共に、安倍一強政治を許さず、憲法改悪を阻止し、平和な社会を実 現するために全組合員でたたかい抜く。

全国でたたかい抜いたすべての組合員の皆さんに感謝し、第48回衆議院選 挙の集約にあたっての見解とする。

2017年10月23日 全日本鉄道労働組合総連会(JR総連)>

「戦い」を「たたかい」だと。戦争反対だから「戦」は使わないというわ けだろうが、西郷翁曰く「外交では『戦』の一字を忘れるな」、これを否 定しているわけだ。殺し屋が「暗殺」を「暗さつ」と書くようなもので、 笑止千万。

小生は2013/7/16にこう書いた。

<革マル派教祖の黒田寛一(かんいち、ひろかずとも、通称クロカン)は 1927年10月20日生まれ。彼が革命史に登場するのは1957年、太田竜らとと もに「革命的共産主義者同盟(全国委員会)」(革共同)を設立したこと による。黒田は議長に就任した。新左翼の誕生である。

今井公雄は「左翼過激派の20年」でこう書いている。

《全都の学生を集めておこなっていた黒田の講演学習会のことである。62 年の9月から11月にかけてのことで、黒田はおおむね次のような主旨のこ とを話した。

「われわれはサナダムシであ〜る。サナダムシは〜、あごんところについ てる鈎で胃壁に食らい付いてどんなことがあっても離さない。そんでもっ て、最後には本体を倒しちゃう」

いまではあまり知られていないことだが、当時を知るものなら知らぬもの ない「革共同全国委員会寄生虫論」である》

今思うに、これは黒田の組織論の原点ではなかったか。「労働組合などの 組織にこっそりと寄生虫のごとくに入り込み、やがては組織を乗っ取る」 という戦略である。

革共同全国委は基本的に大衆運動主義で、「大衆運動の中で前衛党を作っ ていく」という考えだ。黒田は「まず組織を作り、それを核に前衛党を作 る」という方向だろう。黒田にとっては「集会やデモをやり大衆を煽って も無駄。まずは組織づくりが肝心」ということだ>

革共同は大衆運動主義の中核派と秘密結社主義の革マル派に分裂したが、 今や単純バカの中核派(小生の古巣)は見る影もないが、狡猾陰湿な革マ ル派は北海道と沖縄のマスコミ、労組、教育、司法に浸透しているから、 クロカンの勝ちである。民主党=民進党を乗っ取り今や国政の野党第一党 になった。

枝野は「中国、インドなどの新興国が追い上げるので、工業製品の輸出は 望めなくなる。代わりに大きな隙間産業を狙うべき」として「 盆栽」を 推奨した。尾崎は天才、秀才だったが、枝野は凡才、革マル派という怪し い幹のただの「枝の」、傀儡に過ぎない。

革マル派のサイトの最新号にはこうあった。

<ロシア革命100周年をむかえた今日、この地球上から戦争と貧困と圧 政 を根絶することを熱願する全世界の労働者・人民は、ロシア革命の人類 史的意義をかみしめ・その精神を21世紀世界によみがえらせなければ な らない。《戦争とファシズム》をつきやぶる革命的拠点をうち固めよ。今 こそ《反帝・反スターリン主義》の深紅の旗のもとに結集せよ>

「革命的拠点」立憲民主党には寄らば大樹で日本中の有象無象の狂気的ア カが「結集」するだろう。第五列を一網打尽に潰すことが対北、対中共戦 での初戦となるに違いない。

小生をはるかに上回る狂気! いかにせん。

発狂亭雀庵はここまで書いたら腰痛で戦列から脱落。病棟日記はお休みし ます。「お、お、俺にかまわず、みんな、前進してくれーっ!」
(つづ く)2017/10/24


      
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前原さん、ありがとう
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     阿比留瑠比

前原さん、ありがとう 保守と左派分離 民進の矛盾すっきり

前原さん、本当にありがとう−。希望の党への合流を決断した民進党の 前原誠司代表に、心から感謝したい。複雑かつ不合理にこんがらかり、解 きほぐせそうにない矛盾を抱え続けていた政界の在り方を瞬く間に一変さ せ、すっきりと分かりやすくした功績は憲政史上に残ることだろう。

「現時点では全てが想定内だ。私の判断は正しかったと思う」

4日付毎日新聞朝刊によると前原さんは3日、記者団にこう言い切った。 産経新聞の4日のインタビューでも、民進党側から小池百合子東京都知事 にだまされたとの声が出ていることについて「だまされたと思ったことは 一度もない」と明言している。

民進党の事実上の解散と党残留組、希望の党への移籍組、無所属組への分 裂など現在進行している政界の離合集散、再編の動きをあらかじめ予測し ていたというのである。政局の先の先を見通す千里眼の持ち主だというし かない。

民進党はもともと、党内に旧社会党出身者ら左派から保守派まで抱え、正 体の分からない「ぬえ」のような政党だった。その民進党を、保守系の民 間労組から左派系の官公労まで幅広い労組の集まりである連合が支援して きたのだから、政策も党としての方向性もバラバラで揺れ動き、訳が分か らなかった。

党のアイデンティティーが定まらないから、「アンチ安倍晋三首相」と いった政党としての目的も存在意義も見失ったような共通項しか持てな い。事の軽重も優先順位も現実の要請も無視し、党が一つになれる政権の 揚げ足取りにいそしむ姿は無(む)惨(ざん)だった。反対のための反対 を繰り返す万年野党から抜け出す兆しは、どこにも見いだせなかった。
ところが、前原さんの決断で全ては変わった。ぼんやりとにじんでいた政界の輪郭がはっきりとした。

憲法改正への支持や、安全保障関連法の適切な運用を盛り込んだ希望の党の「政策協定書」をのめない民進党左派は、立憲民主党という一塊となって有権者の目に可視化した。民進党という大所帯の中に紛れていた左派勢力が分離したことは、有権者の一票の選択の助けとなろう。

つい最近まで憲法違反だとして厳しく糾弾していた安保法を特に抵抗なく受け入れ、大挙して希望の党入りする民進党前議員らのありさまはどうか。彼らが危険視・有害視していたはずの安保法が、実はそんな問題のある法律でも何でもなかったことの証左となった。

希望の党入りを望んだがはじかれた前議員は、有権者の目に「賞味期限切れ」と映ったのではないか。

また、惰性で民進党を支持してきたように思える連合は今回、特定政党を支持せず、候補者を個別に支援する。とはいえ、選挙運動の中核である自治労、日教組など官公労は、方向性の近い立憲民主党への支援に傾いていくと予想される。

保守系労組の旧同盟と左派系労組の旧総評が合体した現在の連合の在り方は、最初から無理があった。この点が今回の政界再編を契機に再整理されれば、これも前原さんの功績だ。

かつて外交評論家の故岡崎久彦氏は野田佳彦前首相による衆院解散と、その結果の民主党(当時)の下野について「野田さんは最後に身を殺して仁を為(な)した」とたたえた。前原さんの政界への貢献は、野田氏に勝るとも劣らない。(論説委員兼政治部編集委員)
産経ニュース26日【阿比留瑠比の極言御免】




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話 の 耳 袋
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 ◎北朝鮮は「これまでになく重大な脅威」 日米韓防衛相会談

【10月24日 AFP】東南アジア諸国連合(ASEAN)国防相会議に参加するた めフィリピンを訪問しているジェームズ・マティス(James Mattis)米国 防長官、日本の小野寺五典(Itsunori Onodera)防衛相、韓国の宋永武 (ソン・ヨンム、Song Young-Moo)国防相は23日会談し、北朝鮮の兵器開 発は日米韓に「これまでになく重大な脅威」を与えているとして、外交的 圧力を高め、軍事協力を強化する方針を確認した。

3か国は共同声明で「北朝鮮の継続的な挑発行動を最も強い表現で非難」 し、北朝鮮に核・弾道ミサイル計画を「完全に、検証可能かつ不可逆的な 方法で放棄」するよう求めた。また北朝鮮に対する国連(UN)制裁の履行 を確保するため国際的な調整を強化することを決意し、情報共有の強化に も取り組む姿勢を示した。

北朝鮮はここ数か月間で6回目の核実験を実施したほか、米国本土のかな りの部分を射程に収めるとみられる大陸間弾道ミサイル(ICBM)の発射実 験を2度行っており、朝鮮半島での緊張が高まっている。


 [AFP] 2017年10月24日 8:43 クラーク/フィリピン 〔情報収録 − 坂元 誠〕


 ◎立憲民主党が信念を貫いたら何が起きるか 日本経済はガタガタ、日 米間の信頼喪失…もう忘れたか
−ケント・ギルバート ニッポンの新常識

今回の衆院選(22日投開票)に関する各社の世論調査によると、小池百合 子代表(都知事)が立ち上げた希望の党の勢いは完全に失速し、過半数の 233議席を狙うどころか、公示前の57を割り込むかもしれないという。

民進党との合流の際、政策が一致しない候補者を「排除」すると小池氏が 発言したことが失速原因の1つである。だが、「改革保守」で「改憲政 党」を目指すうえで、極端な左派や護憲派を排除することは、代表の当然 の義務だ。

「排除」という強い言葉が、太古の昔から「和をもって尊しとなす」とい う日本人の感性に反したのだろう。

カタカナ言葉をちりばめた小池氏の演説は、英語には自信がある私にも意 味がよく分からない。具体的な政策論をわざと語らず、けむに巻こうとす る不誠実な印象だけが残る。助言できる優秀な側近はいないのか。

小池氏から「排除」された人々は、枝野幸男元官房長官を代表として立憲 民主党を設立した。50議席以上を獲得して野党第一党になる可能性がある という。

いつも反体制に肩入れする左派メディアは、枝野氏と立憲民主党を「筋を 通したリベラル」などと持ち上げている。都知事選や都議選では、小池氏 と都民ファーストの会を持ち上げたが、今回は見事に手のひらを返した。

手許にある立憲民主党の某候補のビラには「信念を貫く。」と書かれてい るが、民進党の希望の党への合流は満場一致で決定した。その場で反対し なかったのだから、喜んで合流するつもりが排除されたということだ。こ の事実を逆手に取り、日本人の「判官びいき」の情緒に訴える作戦へと利 用したのか。

政治は情緒ではなく、事実で判断すべきだ。

立憲民主党の主要メンバーを見ると、菅直人元首相や枝野氏、辻元清美元 首相補佐官、福山哲郎元官房副長官、長妻昭元厚労相など、あの民主党政 権、菅政権の中枢だった面々である。

彼らは「信念を貫いて」民主党政権の政策を作成した。それを3年3カ月 にわたって実行した結果、日本経済はガタガタになり、日米間の信頼も地 に落ちた。5年前の日本は、彼らが「信念」を貫くほどに国益が毀損(き そん)した。立憲民主党の支持者はもう忘れたのか。それとも彼らが望む 「信念」は、日本の国益を害することなのか。

政治家、言論人、一般人を問わず、二言目には「安倍退陣」を主張する 人々は見苦しい自分の姿を鏡で見るべきだ。

命がけで自分を守る存在に感謝や尊敬せず、文句ばかりいいながら代わり を務める能力も覚悟もない。中二病は中学時代に、左翼への憧憬は30代に 完治させないと恥ずかしい。

 ■ケント・ギルバート 米カリフォルニア州弁護士、タレント。1952 年、米アイダホ州生まれ。71年に初来日。著書に『儒教に支配された中国 人・韓国人の悲劇』(講談社+α新書)、『トランプ大統領が嗤う日本人 の傾向と対策』(産経新聞出版)、『日本覚醒』(宝島社)など。

【ZakZak】 2017.10.21 〔情報収録 − 坂元 誠〕


 ◎北攻撃は11月中旬以降か、「異次元の危機」突入 安倍首相、トラン プ氏来日で「手順」協議も

10・22衆院選で、自民、公明与党が310議席以上を獲得する勝利を果たし たことで、安倍晋三首相は「朝鮮半島情勢への対応」について国民の支持 を得たことになる。ドナルド・トランプ米大統領の来日(11月5日)を受 け、日米両首脳は、北朝鮮の「核・ミサイル開発」放棄や、拉致問題の解 決に向け、断固たる姿勢を示す。このまま、金正恩(キム・ジョンウン) 朝鮮労働党委員長の暴走を止められなければ、トランプ氏がアジア歴訪を 終える11月14日以降、朝鮮半島は「異次元の危機」に突入しそうだ。

「北朝鮮の(緊迫した)状況に対し、自衛官は24時間、365日対応に当 たっている」

安倍首相は22日夜、フジテレビの開票番組で、憲法への自衛隊明記に絡 み、こう語った。

今回の衆院選で、自民党は「選挙公約2017」を公表し、「北朝鮮の脅威か ら国民を守り抜きます」と掲げた。安倍首相がこの時期の選挙を決断した のも、北朝鮮情勢が近く、「異次元の危機」に突入する可能性を察知し、 その前に国民の審判を仰いだのだ。

自民党ベテラン議員は「民主国家のリーダーは、選挙で国民の支持を得て こそ、国際社会での発言力は高まる。安倍首相は政権奪還した12年12月の 衆院選以来、国政選挙5連勝だ。トランプ氏との信頼関係も含めて、今後 も世界で強い発言力、存在感を発揮するだろう」と語った。

そのトランプ氏が2週間後の11月5日に来日する。

天皇陛下がトランプ氏と面会されるほか、安倍首相との日米首脳会談、海 上自衛隊のヘリコプター搭載型護衛艦「いずも」への乗艦、拉致被害者の 横田めぐみさんの家族らとの面会などが予定されている。

官邸に近い関係者は「トランプ氏は今回、日本と韓国、中国、ベトナムな どのアジア各国を歴訪する。最大の目的は北朝鮮問題だ。メディアは『対 北朝鮮で連携強化』などと報じているが、首脳間の内々の協議ではもっと 突っ込んだ議論になるはずだ。例えば、『北朝鮮攻撃の手続きや手順』に ついてだ。北朝鮮には強烈なプレッシャーになる」と語る。

トランプ氏が、日本最大の護衛艦「いずも」に乗艦することも、北朝鮮へ のメッセージになるという。防衛関係者が次のように明かした。

「いずもの甲板は極めて強固に造られており、米軍の大型輸送ヘリの離着 艦が可能だ。朝鮮半島有事の際、約6万人の在韓邦人や、約20万人の在 韓米国人の救出にも使用できる。米軍は当然、それを理解している。トラ ンプ氏のいずも乗艦は『北朝鮮制圧をやるぞ』という姿勢の表れともいえる」

これと符号するのか、ジェームズ・マティス米国防長官は今月初め、陸軍 将兵らを前に「大統領が軍事的選択肢を必要とした場合に、確実に実行で きるよう準備を整えておかなくてはならない」と語っている。

拉致被害者の横田めぐみさんの家族らとの面会も、トランプ氏や米国に とっては重要な意味があるという。官邸関係者が続けた。

「日本側が米国側に打診し、OKとなったようだ。トランプ氏としては、 北朝鮮が自国民を餓死させながら、核・ミサイル開発を強行する異常な国 家であるだけでなく、他国の罪のない国民、当時13歳、中学1年生だっ た少女までも平気で拉致する、人権を完全無視した国家であることを、改 めて世界に示す意味もあると思う」

こうしたギリギリの圧力を加えることで、北朝鮮の譲歩を引き出す。

在韓米軍は、23〜27日の日程で韓国に在留する米民間人の避難訓練を実施 する。米国防総省は「毎年恒例の定期訓練」と説明しているが、官邸周辺 は「事実上、NEO(=韓国在住の米国人の避難作戦)が始まった可能性 もある。このまま韓国に帰らないかもしれない」と語っている。

【ZakZak】 2017.10.24 〔情報収録 − 坂元 誠〕



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読 者 の 声
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 1)「サイドキック」とはサッカーのキックの種類のことではない:前 田正晶

2〜3日前のことだったか、産経新聞が「ウオール・ストリート・ジャーナ ル(WSJ)が安倍総理をトランプ大統領のサイドキック(sidekick)であ ると報じた」ことを採り上げていた。私は「なるほど、アメリカの新聞社 はあのお二方の間柄をそう見ているのか」と感じた。

実は、自分ではこういう言葉を使った記憶がないが、彼らがそう言う時に は対象となる人物を多少目下のように見ているようだと感じていた。そこ で、ジーニアス英和を見れば「親友、仲間、助手」とあった。

Oxfordにはアメリカ英語の会話体というか口語的用法として ”a person who helps another more important or more intelligent person”と あった。何となく英和辞典とは違うことを言っているような気がする。

それは兎も角として、確かに安倍総理はトランプ大統領の親友の如きであ り、何かにつけて助けておられる間柄であるのは間違いないようだしWSJ の認識もそのようなものだと解っただけでも興味深いものがあった。では あっても、ジーニアス英和に「助手」とあったのは少し気になったのだが。

なお、サッカーで言う「サイドキック」とは足の内側で押し出すように蹴 るキックのことで、甲のところで蹴るシュートする時のような強い蹴り方 とは違うのだ。それが何処でどのように転じて「親友や仲間」の意味に なったのだろうか。来月にはその重要な sidekickが初来日されるのだ。 それを目前にした選挙の結果が自公で3分の2以上の議席を獲得してあった のは誠に結構なことだったと思うのだ。


 2)神戸製鋼所について:前田正晶

10月22日に rakko というハンドルネームの方が

<神鋼はJIS木格やISO9001まで疑われていますが、絶対に品質 はクリア-しています。新聞の1面で騒ぐほどのものでしょうか 。元々生 産現場は品質管理が厳しいんですよ。騒ぐマスコミが異常です。世界中に インチキ商品を売りさばく神戸製鋼と騒いで、日本国の傷をつける意図で す。>

と言っておられた、と高橋利幸氏のメールで知った。私には神戸製鋼所を 擁護する義理もないし、何が事の真相か実態かが解らないままに、技術者 でもない私が烏滸がましくもあらためて感想を述べていこう。

この件で、ある我が国を代表する製紙会社のOBの意見を聞いてみた。彼は 「その方が言う通りかも知れない。メーカー(納入業者)が需要家と詳細 に事前に打ち合わせをして、そのユーザーが製造する最終製品に合わせた 十分なというか寧ろ過剰な品質となるスペックを設定して生産に入ること は大いにあり得るだろう。そして、一部にそのスペックを満たさない物性 値が出たことが解ったので、その箇所を改ざんしてユーザーに提出したと したらどうだろう」と言うのだ。

彼は「これは現実にあり得ることで、ユーザーが求めるギリギリの物性値 でスペックを設定しておけば、如何に厳しく製造過程で管理しても基準外 の物性値が出る製品になってしまう危険性だってあり得るのだ。故に、そ んな危険性があるようなスペックを設定する納入業者があるとは先ずあり 得ないと思うから言っているのだ」と補足した。

「神戸製鋼所が実際に前述のような十分な安全性を見込んだスペックの設 定をしていたかなどは、外部から窺い知る術はない。だが、現実に自動 車、航空機その他の需要家先から何らの具体的な品質問題のクレームが発 生していないことを、どうやって説明するのかと言いたくなる」と、彼は 述べていた。ここまでの彼の意見を rakko という方の意見と重ね合わせ ると、何処となく納得させてくれるものがあるのだ。

などと言えば、いち早く神戸製鋼所の社長や副社長の顔相までを採り上げ て非難した私は、穴でも掘って待っていなければなるまいかと考え込まさ れてしまった。即ち、反省点は「我が国の新聞報道を鵜呑みにして、先ず fake ではないかと疑ってかかることをしなかった」のである。そして思 うことは、この一件が本当に fake であって欲しいという願いだ。

私は既に1970年代にW社の技術サーヴィスマネージャーが指摘した「500 ton/日の生産量の中の1 ton または1本の巻取の物性値のデータを取って も、500 ton を代表するデータとは言えないのではないか。また、その データを受領したユーザーがその数多い物性値のどれが基準に達していな かったを見定める能力があるのか。その場合に如何なる不具合が生じるか 解るのか。解った場合にどのような処置を採って対応するのか事前に準備 できるのか」と、データ提出を強硬に求める需要家の面前で述べたのが忘 れられない。

念の為に補足しておけば、製紙会社も鉄鋼会社も装置産業であって、一旦 設備が稼働を開始すれば、極端な表現をすれば365日、24時間操業し続け て初めて採算が取れるのである。途中で止めてスペックを入れ替えるよう なことをすれば、取りも直さず時間的なロスを生じ、コストも跳ね上がる 仕組みになっているのだ。


 3)私の懸念:前田正晶

愚息とも語り合ったのだが、彼女を始めとして将来は総理大臣の座を目指 している女性議員がいるのは間違いないところだろう。小池さんの場合は 今回初めての試みで、自民党を離れた場所で独立して新党を結成する作戦 を立てて打って出たのだった。

ところが、他人の力や支援を信ずることなく全て自分の計画を推し進めよ うとした。その結果が彼女自身と希望の党の失速だった。

我々が懸念したことは、何と言っても、何処から見ても、他国と比較して も「男社会であること」が否めない我が国で「矢張り女では駄目ではない か」との声なき声で終われば良いが、大っぴらに「女性ではねー」となり はしないかということだった。

私は「矢張り女性では・・・」という意見には与しない。と言うのは「や はりあの男では駄目だった」という例がこれまでにどれほどあったかと言 えるからだ。

人には全て向き不向きがある。しかも、誰には何が向いていたのか否かな どは、それこそ「棺を覆ってまで」解らないものであると思う。その人物 に生来向いていないものを、それとは知らずに目指し、見事その座に就い たのは良かったが、結果的には無残な失敗に終わった例などはいくらでも ありはしなかったか。一方では、既にUKでもドイツでも優れた指導力を見 せた女性の首相が出ていたではないか。

自分には何が向いているかなどが容易に自覚できれば、苦労はないだろ う。ではあっても、人は皆何かを目指して進んでいくものだ。しかし、そ の狙いを誤るととんでもないことになってしまうものだ。狙った目標に よっては、自力で達成できる場合もあるだろう。また周囲の支援と理解が あって初めて達成できる目標もあるだろう。どれが自分に最適であるか は、やってみなければ解らないし、最適でなかった地位についても、そこ での努力次第では立派な成績を残せることだってある。

再び小池さんに話を戻せば、彼女なりの一貫した戦略があったのだとは見 える。それは総理大臣だったのかも知れない。だが、その戦略には適切な 戦術が組み込まれていなかった恨みがあると見えるのだ。しかも、私の目 にはどうしても「女性である」という武器を如何にして最高限度に活用す るかに戦略も戦術も偏っていたかに見えるのだ。だからこそ、「矢張り女 性は・・・」となる危険性が見えてしまうのだ。



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身 辺 雑 記
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26日の東京湾岸は久し振りに快晴。

散歩する都立猿江恩賜公園にはこの時期、沢山の銀杏が落ちているが誰も 拾わない。一昔前には木に登って奪い合いをしていたものだが。世の中が 落ちついてきたということなのだろうか。

25日の東京湾岸は雨午後3時半ごろには上がって,隣の中学校では上がっ て女生徒たちがテニスを始めた。

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渡部 亮次郎 <ryochan@polka.plala.or.jp>



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