政治・経済

頂門の一針

急所をおさえながら長閑(のどか)な気分になれる電子雑誌。扱う物は政治、経済、社会、放送、出版、医療それに時々はお叱りを受けること必定のネタも。

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頂門の一針4489 号  2017・10・16(月)

2017/10/16

   
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 わたなべりやうじらうのメイ ルマガジン「頂門の一針」4489号
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           2017(平成29)年10月16日(月)



              孫政才らの党籍剥奪を確認:宮崎正弘

   「措置入院」精神病棟の日々(63):“シーチン”修一 2.0                  
                      
                         話 の 福 袋
                           読 者 の 声
                           身 辺 雑 記


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第4489号
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孫政才らの党籍剥奪を確認
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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成29年(2017)10月15日(日曜日)弐
        通巻第5480号 
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 党大会直前の七中全会が閉幕し、孫政才らの党籍剥奪を確認
  もつれていた習近平の名前を冠する「政治理念」が承認される方向
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10月14日、北京の軍施設で非公開に開催されていた中国共産党第18期中 央委員会第7回全体会議(7中全会)が終わった。党大会直前に重要議題 が調整され、同時に孫政才(前重慶市書記)ら12人の中央委員ら高官の 「党籍剥奪」が確認された。

コミュニケでは習近平総書記の名前を表記した「政治理念」が紹介され、 党内で揉め続けてきた難題、すなわち習近平の名前を冠する政治理念が党 規約に明記される見通しとなった。

これまで党規約に個人名を冠した理念が書き込まれるのは毛沢東とトウ小 平の2人だけで、党大会で承認されるとなると、習近平の権威は江沢民元 総書記(三個代表論)や胡錦濤前総書記(近代的発展観)を凌駕すること になる。

党大会は18日から1週間に亘ってひらかれ、翌日(おそらく10月26日) に、「一中全会」(第19期第一回中央委員会)が開催されて、執行部の新 しいメンバーが決まる。

さて、18日早暁、金正恩はミサイルを打ち上げて祝砲とするか?

      
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書評 しょひょう BOOKREVIEW 書評 BOOKREVIE 
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 ダチョウの平和、お花畑に酔いしれる日本は滅亡するしかない
  現行憲法は国際法に違反していることを無視する憲法学者たち

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小山常実『自衛戦力と交戦権を肯定せよ』(自由社ブックレット12)
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おかしなことを安倍首相は言いだしたものである。憲法9条に「第3項」 を加えるべく改正しようというのだから、聞いていて頭が可笑しくなる。 小池新党のスローガンのほうがまだマシである。

驚きとともに「大きな落胆を覚えた」著者は、もし「この案が現実のもの になれば、自衛隊は『日本国憲法』上に根拠を有することになるが、独立 国の軍隊ではなく、属国日本の自衛力または実力部隊として位置づけられ る」のだが、さすれば「交戦権も持たないことが正式に定式化されるので あろう。こんな『憲法』改正案が通れば、日本は2度と立ち上がれなくな るのではないのか。これではアメリカが衰退していけば、いや衰退しなく ても、必然的に中国に占領される事態を将来するのではないか」
 誰もがそうした不安を抱いた。

懸念はさらに拡大する。

「安倍改憲案のような案でも一度『日本国憲法』改正を行えば、改正癖が ついてプラスではないかという意見を聞く。だが、自虐史観の完全定着と いう歴史戦におけるマイナス面に目をつぶるとしても、安倍案を含む?策 は、時期的問題から言って、きわめて危険な、国を滅ぼす道であることを 指摘しておかねばならない」(97p)

結論的に著者の小山氏はこう訴える。

「国際法及び国家の普遍的な在り方から言って、占領下で作れるものは、 最高レベルでも暫定憲法、基本的には、臨時措置法である」。

したがって筆者は次の提案をする。

「『日本国憲法』を憲法として無効であることを確認し、『国家運営臨時 措置法』という名の法律として規定し直すことである」
 
しかしお花畑に日本人の大半が埋没しており、目の前にある危機の認識を する力もなく、前景に拡がるのは絶望の海、国民が正気を取りもどすまで は、こうした正論の理解はたいそう難しいだろうと思った。
        
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読者の声 どくしゃのこえ READERS‘OPINIONS 読者之
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(読者の声1)ワシントンのG20に選挙で出席できなかった麻生財務大臣 を残念がって、ドイツのショイブレ財務大臣が発言したそうです。

「日本の財政健全化策についてアドバイスするとすれば、選挙で来られな かったよき友のアソウ(麻生太郎財務相)だ」。

もしアドバイスがあったとすれば、日本の財政健全化へ、どういう注文 だったのでしょうか?(JJセブン)


(宮崎正弘のコメント)まさに反対で、ドイツの財政政策について麻生さ んからのアドバイスを聞きたかったのでは?

ドイツに偉そうに言われる筋合いはないでしょう。



  ♪
(読者の声2)大騒ぎだったユネスコの事務局長はフランスの女性と決ま りましたが、これは大逆転、米国のユネスコ脱退が響いたのでしょうか。
   (HJ子、埼玉県)


(宮崎正弘のコメント)土壇場でカタール代表を2票差で破って、オード レ女史(前のフランス文部大臣、45歳)になりました。しかも彼女はモ ロッコからの移民で、ユダヤ人です。父親やモロッコ国王のアドバイザです。

イスラエル脱退が加盟国の関心を引いてアラブ代表を破ったかたちにな り、逆転劇となりました。内実を言えば、カタール代表が当選しそうとな り、反カタールのアラブ票が、フランス女性だが、モロッコ系ユダヤ人に ながれるという皮肉な結末です。



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(読者の声3)内外時局の急変で日本の政治文化界も変化しているようで す。以下ご参考まで。

なお,毛沢東の国民虐殺数は8千万と言われています.内訳は革命後の恐 怖政治の無差別処刑で1500万、百家争鳴の反右派闘争で500万、大躍進の 人工飢餓で4千万、文革内乱で2千万と言われています。空恐ろしい人数で す。モスクワでスターリンがチャーチルに語った言葉が想起されます。 「一人の殺人は犯罪だが、百万人は統計に過ぎない」
                
「左翼と保守の見分け方」

衆議院選挙であるが最近左翼が保守を自称し始めている。しかし偽装して いるのかも知れないので見分け方を考えてみた。

1.国民の団結:;保守は国民の団結を主張する。一方左翼は妬みや反感 で国民の分裂を煽動する。そこで元左翼保守を見ると国民の分裂をそその かしている。全然変わっていない。これでは保守は偽装であると断定せざ るをえない。

2.核自衛の踏み絵:北朝鮮危機の対応で日本の核自衛を主張するのが保 守である。反対するのは左翼である。これは問答無用だ。

3.リベラル保守とは:リベラルは左翼だから、これはシャム双生児を思 わせるアベコベ合体の詐欺用語だ。リベラルは自由ではなく解放である。 英語の自由はフリーダムだ。日本では誤訳されている。だからNYにある自 由の女神は、解放の女神である。この方がしっくりすると思う。

4.右と左:世界の言語の歴史を見ると、右は正しく、左はまがいものの 意味を持つという。左手はトイレに使われる手だ。だから1789年の仏大革 命では革命派は議会の左に陣取り、右に座らなかったのだろう。
これは欧米では文化的に意味があることなのだ。政治運動では、反政府運 動を左の流れと表現したのは19世紀のカーライルが始まりという。右は英 語のライトで正しいという意味も持つ。左はそれなりに意味があるのだが 危機の時代を迎え、日本国民は急速に左から右に戻りだしたようだ。(東 海子)

 
  
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「措置入院」精神病棟の日々(63)
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     “シーチン”修一 2.0

泰平の 眠りを覚ます 弾道弾 言語道断 自滅への道(修一)

半島人は南も北もイカレテル。ま、隣国とは平時と戦時の繰り返しだか ら、永遠の良き隣人とはならないのが当たり前なのだろう。日本は島国で ほんとによかった。陸続きなら戦時ばかりだったろう。

“希望の星”百合子にすがる 民進党 とどめを刺した 前原GJ(修一)

映画スターの星由里子は美人だったし、性格も良さそうだったが、“希望 の星”百合子は「緑のオバサン」「クールビズ」で騒いだだけの“騒動師” で終わりそうだ。豊洲で大騒ぎしたのは何だったのだろう。日本のために なったのかどうか・・・

前原や野田は本来は自民党あたりにいるべきだったが、自民党は世襲制の ようにボンクラだろうが地盤・看板・カバンを引き継いで2代目、3代目に なるから、前原や野田らが入り込む余地はなかったのかもしれない。いい 人材を広く求めるようにしないと自民党は腐っていくのではないか。

さてさて、ツクツクボウシが夏の終わりを告げてコオロギが鳴き、お彼岸 も終わって空気も冷たくなってきた。10/4に小生は長ズボン姿になり、 ベッドもタオルケットから毛布に替えた。間もなく紅葉が始まり、晩秋、 そして初冬になっていく。

10/8の八幡神社の祭前後からはかなり冷えてきたので、庭の花を部屋に取 り込んだり、ベランダの日除けを外したり、相変わらず忙しかった。長生 きはしそうもないから「体の動くうちにやらなくちゃ」という焦りがあ り、このためにあっという間に日々が過ぎていく。聞いていた以上の速さだ。

大学時代の友人がSNSに両親との旅行の模様を書いていたので、9/21にこ うメールした。

<元気そうで何より。父上が94歳というのはすごい。君は体も心も健康だ から、まず90歳はOKだね。奥様によろしく>

友人からの返信はこうだ。

<目標は100歳、君の美学とは対極の生き方になるかもしれない(子供に 迷惑はかけないが)。ところで散歩はできますか? してますか?>

小生はこう応じた。

<「大きな古時計」の原曲は「90年/歳」、日本では1962年以降に「100年 /歳」として紹介されています。いろいろ理由はあるでしょうが、歌詞と して「きゅーじゅーねん」より「ひゃくねん」の方が歌いやすかったこと もあるでしょうね。

100は2ケタのオシマイの数字、101は新しい始まりですから、ここは「目 指せ!101歳」でどうでしょうか。

散歩ですが、ここ数か月はほとんどしていません。往復で600メートルが 限界じゃないかなあ。腰痛のために椅子に坐るのが苦痛で、寝ているとき 以外は家事や趣味(園芸や工作など)で立って動き回っていますから、歩 数は多い方だと思います。「まるで多動児」だと言われています。

今の状態が続けば、もしかしたら古稀を迎えるかもしれません。PCを打つ のは坐ったり立ったりしながらで、2時間もやると腰痛で腰に力が入ら ず、フラフラします。同じ姿勢でいると辛いので、通院は車ではなく電 車・バスにしたいのですが、体力的に無理だと言われています。

「JRから私鉄への乗り換え時間が2分しかないのだからエレベーターなん て待っていられない。さっさと歩けないし、階段も時間がかかるから、車 で行くしかないのよ。駅からバス停までだって距離があるし、バスが混ん でいたら立ったり座ったりなんてできない。空いていてもそんなことをし ていたら運転手から注意されるわよ」

まあ、そんな状態で、いやはやすっかり解体寸前のポンコツカーみたいで す。ゲップが出るほど人生のクライマックスを堪能しましたから、ま、も ういいや、という境地です。

♪戻れなくても もういいの くらくら燃える 地を這って ひとりで越 えたい 三途川>

先日、小生なりの“終活”総仕上げとして屋上塔屋の展望台新築工事を2か 月ぶりに再開したが、体の調子を見ながらの作業だから、これが完成する のは晩秋になりそうだ。

他にもあれこれやりたいこと、やるべきことは山積しているが、午前中で へとへとになってしまう。老化がこんなにシンドイものだとはまったく知 らなかった。

頭では「人生はこういうものだろう」と分かっていても、まさか自分が結 婚すること、3児の親になること、5人の孫を持つこと、足腰がふらつくこ ともまったく予想していなかった。自分で体験しないと本当のことは分か らないのだ。

体験したところでそれが真実か、普遍的かというと、あくまでもそれは個 人的な体験に過ぎないのだから、全体像はなかなか分からない。1本1本 の木は確かに生まれ、成長し、やがて朽ちるのだが、具体的にどういう過 程をたどるのかは千差万別だろうし、森全体を見渡せるわけではないから 詳細は分からないし、分かったところで人生はエピローグ、最終章で、時 間もなく、気力もなく、他者にそれを教えられない。

たとえ弟子に伝えたところで、それは2次情報、参考に過ぎないから“師 匠は師匠、俺は俺。俺の人生は俺が描く”となる。だから人間(生物)の 知能は少しも発達しない。

♪デカンショ デカンショで 半年暮らす あとの半年寝て暮らす ヨー イヨーイ デッカンショ

デカンショ節は学生歌としても歌われたそうだが、デカンショは「デカル ト」「カント」「ショーペンハウエル」の略だという説もある。その ショーペンハウエル先生の「読書について」という論考は実に傾聴に値す る。こうだ。

<(浅薄な連中の書いた)下らぬ雑書を読む愚昧な読者がいるのである。 彼らは新刊書でありさえすれば飛びつき、偉大なる精神から生まれた古典 は、書架に死蔵しておく。

一般読者の愚かさはまったく話にならないほどである。あらゆる時代、あ らゆる国々には、それぞれ比類なき高貴な天才がいる。ところが彼ら読者 は、この天才のものをさしおいて、毎日のように出版される凡俗の駄書、 毎年ハエのように無数に増えてくる駄書を読もうとする。

その理由はただ、それが新しく印刷され、インクの跡も生々しいというこ とに尽きるのである。このような駄書はいずれ二、三年たてば打ち捨てら れ、嘲罵される。そしてその後は永久にみじめな姿をさらすのである。

人々はあらゆる時代の生み出した最良の書物には目もくれず、もっとも新 しいものだけを常に読むので、著作家たちは流行思想という狭い垣の中に 安住し、時代はいよいよ深く自らの作り出す泥土に埋もれていく>

ショ先生がこれを書いたのは160年ほど前で、福沢諭吉翁が「学問ノスス メ」で明治始めの日本人を必死で啓蒙していた頃である。「学問ノスス メ」は当時としては大ベストセラーになったのだが、勉強しよう、自己啓 発しよう、ブラッシュアップしようと蒙を啓いた人は多分10人に1人で、9 人は「シンドイのはご免だ、人生、面白おかしく過ごせればいい」という 人だったろう。

庶民/民衆を「ただの人=中2坊主」とすれば、その対語は「選良」「エ リート」「匠」「名人」「リーダー」あたりなのだろうが、その違いに学 歴はさほど関係はない。上昇志向、チャレンジ精神があるかないかで、分 かれていくようだ。庶民9割、選良1割あたりで、圧倒的多数の庶民のハー トを握らないと、多分選良である為政者も経営者もことを進められない。

選良は常に庶民を意識し、庶民の支持を得るために阿るしかない。ローマ 帝国時代の昔は「パンとサーカス」で、今は「パンとテレビその他のおも ちゃ/娯楽/興行」で選良、特に支配者は求心力を得るために庶民を手なず ける、慰撫するのである。それは民主主義国家だろうが独裁国家だろうが 時代を越えて変わらない。

政治家のトップの座を維持するためには清廉潔白であることも求められる し、起業家でなおかつ大企業を目指すならオーケストラの指揮者/コンダ クターのような能力も必要になる。それは「面白おかしく暮らして健康長 寿ならいい人生だ」という庶民とは全然違う。階級間格差と言っていいだ ろう。

英国では今なお明確な階級間格差があり、「飲み屋も違う」とコリン・ ジョイス氏(英国人ジャーナリスト)が書いていた。明治時代の日本なら 華族、士族、平民のような格差だろう。

今の日本ではごく少数の皇族以外はみな国民だが、価値観などはオツムが 中2坊主レベル以下と高2坊主以上では依然として大きく違っているのでは ないか。

東大→文科省出身のSEALsファン前川アカモドキ、ラスベガス乱射の犯人パ ドックは加州大卒で最近イスラムへ改宗したらしい。大卒でもキチ〇イは 珍しくないし、前川の祖父は新興宗教開祖、父は熱心なその信者、パドッ クの父親は銀行強盗&脱獄犯だった(ウィキ)。価値観の違いには遺伝子 も大きく影響していそうだ。

父系の伯父さん、母系の従兄が自殺し、自身も自殺未遂をしている発狂亭 雀庵の病棟日記から。

【2016/12/21】(承前)*14:00、カウンセラーから性格検査とIQ検査の 結果報告(以下抜粋)を貰う。

<・意識している自己像:孤高の人タイプ。

・性格傾向:人との関わりが負担。対人関係では、主観的で強引な主張が 強まって、結果的に価値観を共有できる相手がいないので孤独になり、心 が不安定になりやすいので、適宜距離をとるように。

・自分一人で過ごして解放、休息することも大事。

・家族に対しても強引な主張をすることもあり、これが摩擦に。上手く折 り合う具体的な対応を心理士とともに考えよ。

・言語性IQ=130、動作性IQ=103、全IQ=120(一般平均は100)、言語理 解=131、知覚統合=108、作動記憶=107、処理速度=75。

・言語的には多くのことを理解し、表現できるが、実際の作業においての 処理速度は、本人の理解に追い付かないため、「頭では分かっているのに スムースにこなせない」という不全感につながりやすい。

・自分のペースで考えたり判断する環境では高い能力を発揮するので、急 かされたりすることのない環境が好ましい。

・意識的に「端的に話す」と、より相手に伝わりやすい>

「他者と上手く折り合いをつける具体的な対応」・・・春琴抄の佐吉的隷 属主義、負けるが勝ち、それ以外にあるのかどうか・・・

14:50〜15:30、グループミーティング。同世代のような女性からこんな 発言があった。

「病気になってから料理が苦手になり、思うように頭と手が動かなかった が、『おいしかった』と言われてヤル気が出てから上手くできるように なった」

まことに「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、褒めてやらねば、 人は動かじ」(山本五十六)だ。(つづく)2017/10/14




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話 の 耳 袋
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 ◎蓮池さん拉致語る 生きるため屈辱の順応 「被害者はカード」

「なぜ日本は、われわれを取り返してくれないのか。不安、恐怖、焦 り…。精神状態は尋常ではない」。産経新聞の取材に応じた拉致被害者の 蓮池薫さん(60)は、北朝鮮に捕らわれる拉致被害者の胸中をこう推し 量った。帰国から15年。蓮池さんの念頭にあるのは、北で生きてゆくため に耐えた“屈辱の順応”だった。
 
 故郷で過ごす夏休みの日常は突然、暴力的に打ち切られた。昭和53年 夏、北朝鮮での生活は有無を言わせずに始まった。

 「(指導者の)バッジを胸につけ、正月には忠誠の誓いを述べる。拉致 された上に、彼らに強制的に従わされ、教育される。これは屈辱的でつら かった」

拉致直後、蓮池さんは「帰せ、帰せ」と憤った。ただ、次第に怒りや反発 を表面に出さなくなった。

「プライドが許さないからと反発したら生きていけないですよ」

一緒に拉致された妻、祐木子さん(61)との間に56年と60年、長女と長男 が生まれていた。

 「わが身に(制裁が)降りかかるというよりも、子供の将来を考える と、従わざるを得なかった」

 北朝鮮での人生は、プライドをかなぐり捨てて生きることでもあった。 そして、朝鮮労働党中央委員会所属という肩書は反発の色を見せないこと で維持された。北朝鮮では階級が生活水準に影響し、医療や食料などに直 結する。

 「党中央に所属するか否かは指導者への忠誠心の尺度というよりも、よ り良い条件で生きてゆくためのステータスだった」

 特殊機関など党中央の部署に働く国民には、一般国民より良い待遇が与 えられる。蓮池さんはその待遇を得ることができた。子供たちが将来、安 全に生きるためにも必要だった。

 蓮池さんは特殊機関で日本の新聞の翻訳などもさせられた。新聞は通 常、検閲で不都合な部分を消されて手元に届くが、不思議なことに拉致被 害者救出活動中の父親の写真や記事は塗りつぶされていなかった。

 蓮池さんはこれを「不思議なアイロニー」と表現する。「北朝鮮にとっ て拉致は日本側のでっち上げで、作り話という立場」。北朝鮮は原則がで きると、それ以外は軽視する傾向がある。万事“原理原則”で動き、“大義” が優先だ。

 帰国後、「拉致」の意味を考えた。拉致、結婚、帰国には、目的や理由 があったに違いない−。ここ数年は毎日、韓国の北朝鮮関連ニュースを チェックし、国際政治と北の内部情勢や日朝関係などを分析した。そして 「24年間がかろうじてつながった」という。

 北で身についた思考習慣からいま、見えてくることもある。拉致被害者 を北朝鮮はどのように扱うか。

「被害者は、カードだ」−。末端部署に管理させるはずがない。「中央機 関の管理下で、中央の人間が随時、接触し、被害者の状況を知っている可 能性もある」。救出活動のためにさらに声を上げていくことを決めた蓮池 さんは、真剣な表情でそう明かした。

産経新聞10/15(日) 7:55配信



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読 者 の 声
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 1)長年築き上げてきた現場の技術は何処に:前田正晶

畏メル友・YO氏が下記のように最近の東芝や日産自動車や神戸製鋼所が起 こした問題に対して大いに慨嘆しておられた。

>引用開始

その日本のモノづくり精神も、東芝や神戸製鋼の不祥事を見ていると哀し くなりますね。トップぐるみの組織的なデータ改竄などは、モノづくり精 神の真逆の精神です。

日本も豊かになって、モノづくりの根幹である「職人気質」が薄らいでき ているのでしょうね。逆に言えば、多民族国家のアメリカのブルー・カ ラー並みになってきているということでしょうか。つまり、マニュアル通 りにやるだけ、ということです。経営者は実力本位とは無縁の、順送り人 事ということでしょうか?

<引用終わる

誠にご尤もなお嘆きだと思うのです。そこで、私は下記のような経験をし ておりましたのでご紹介します。要点は「時代は急速に変化し尚且つ飛躍 的に進歩して、生産工程に人力の介入を許さなくなってきた」ということ のようです。

(1)    指導するのは我が国:

1988年9月に我が国の大手製紙会社の工場の課長さんで、私が密かに「製 紙の神様」とまで崇めていた本当に練達熟練の技術者X氏を、W社がカナダ のサスカチワン州に新設した工場にご案内したことがありました。抄紙機 は当時の先端を行っていたフィンランドのV社製の最新鋭機でした。

X氏はW社がお招きした理由は、その工場がその新鋭のマシンを使いこなせ ずに悩んでおり、問題解決と操業の指導を依頼したのです。ここで注目す べき点は「指導するのは日本の製紙会社の役目」だという事実でした。意 外と思われる向きは多いでしょうが、1988年には既に時代はここまで来て いたのです。その新鋭機の合理化は時代の最先端を行く物で、現場の作業 員の技術を行使せずとも操作を誤らない限り、高品質の紙を高速で生産し ていくのでした。

彼は現場を視察した後で、私に個人的な感想として、次のように言いまし た。「何時かこういう時代が来るとは知っていた。我々が入社した頃は経 験を積み、勉強をして、技術を磨き、マシンと対話して如何に使いこなす かを創意工夫して、勘を養い、故障すれば皆が寄って知恵を絞って修繕し た等々の蓄積で、1台の機械を任せて貰える技術者になったものだった。

だが、このマシンでは私らが何十年もかけて築き上げた技術と勘が既に機 械に組み込まれていて、我々の経験と技術の蓄積を使う場がほとんど残さ れていない。だが、効率化された機械が万能かどうかは、この現場でこれ ほどまでに苦しめられている操作の難しさが示している」と。

X氏はマシンを隅から隅まで入念に見て回り、機械の設計から来る操作の 難しさを発見して無事に問題を解決しました。その後に、工場長から製造 部長以下全員が集まって彼を囲んでの質疑応答の会議となりました。そこ で出た質問の1つに「機械メーカーのV社から交付されたマニュアル通り に設定して操作しても、どうしてもその通りの結果が出て来ない箇所があ る。如何に対処すべきか」でした。

彼の答えは「チャンとした結果が出てこないマニュアルなどは、仮説か空 論に過ぎない。貴方たちが自分で望む結果を得られるまでマニュアル通り 設定に執着せずに、自分たちで工夫して設定を変えて試してみることをお 薦めする。所期の結果が出るまでに何度も繰り返して挑戦して下さい」 だった。これを聞いて通訳していた私は「素晴らしい指導だ」と感動して いました。

私は近頃の我が国の技術的沈滞の原因に「練達熟練者の経験と勘を活かす ことがなくなった、高度に効率化された近代的な高生産効率を誇る機械が 普及したことがあるのでは」と思う時があります。私は「コンピュータコ ントロールのような機械には、言わばこれまでに人の手で作り上げられて きたような技術が全てデイジタル化されて組み込まれているのだろう」と 受け止めています。

そのようなマシンにも、時には蓄積された技術を持つ経験者の技に依存せ ねば解決できない問題が生じる時もあるのかなと思うのです。



(2)世界最新鋭のマシン:前田正晶

次に1997年1月に見たインドネシアで見た世界最先端を行く三菱重工製の 最新鋭の抄紙機を紹介します。このマシンなどは既に時代遅れとなってし まった我が国やアメリカの製紙産業界ではあり得ない大型機で、そのよう なマシンを超高速で操 業しても、いとも簡単に世界的水準の紙が出来て くるのでした。

この三菱重工のマシンの写真を我が国最大の製紙会社で嘗ては研究所長を 務められた技術者Q氏にご覧に入れたところ、悲しそうな顔をされて「残 念ながら、 私にはとても理解できない能力と構造のマシンだ」と言われ ました。実は、Q氏はこ の工場の評判をご存知で「許されるならば、その 工場の最新鋭マシンの写真を撮って きて欲しい」と依頼されていました。

私は「時代の進歩と変化に対して、長い年月をかけて鍛え上げられ蓄積さ れた技術が必要とされないのか、あるいは追い付いていない時が来てし まったのか」 とすら考えております。だが、機械が果たして万能かとい う疑問は残ると感じる時が あります。それはX氏が示したように技術者の 勘や直感が何処までデイジタル化でき るのかという点です。

と言うのは、このインドネシアや中国の世界最先端を行く抄紙機を導入し た工場でも、多少人の手を要する仕上げのような工程に入ると、その昔に 我がW社では”workmanship problem”と呼び、日本語的感覚の表現で は”human error” (=人災)と表現したような問題が起きていたのですか ら。詳細は省きますが、機械 には未だに人の目と経験から来る研ぎ澄ま された勘には追い付いていない面もあった のです。



 2)予報通りの雨降りで:前田正晶

憂鬱な天気だったが、14日SクリニックでS先生に「普通は貴方ほどの年齢 になれば感度が鈍って気象の変動に災いされる率神経失調症にはならない ものだが」との診断で、肩に2箇所のブロック注射をしていただいた効果 で漸く全身の凝りと痛みが去ったので、安心して外出はせずに野球観戦に 集中した。

先ずは大嫌いとまでは言わないが、好みではないヤンキースとアストロズ のリーグ優勝の第1戦。田中将大が期待の登場だったが、確か以前に日本 で見たような記憶があるアストロズの170 cm台?の小柄なアルトウーベ だったかに撃たれたのが敗因で、好投はしたもののNYYの惜敗に終わった のは田中には悪いが、良い感じだった。

田中将大は確かに良い投手に成長していたとは見たが、日本にいた頃より も低めに投げないと一発を食うアメリカのMLBでは、かなり重心を下げた 低い姿勢での投げ方に変わっている印象があった。しかも、「郷に入れば 郷に従え」の大原則を守っているのか、精密なコントロール重視で打者の 欠陥を突く投球ではなく「打つなら打って見ろ」という打者との力勝負の 投手になっていた感があった。

張本勲ではないが、余所の国の野球はこれくらいにして、NPBのクライ マックスシリーズの話にしよう。NHKの都合なのか、中継して貰いたい為 の配慮か、パシフィックリーグとセントラルリーグの時間差攻撃だったの は結構だった。それは、先に見た西武対楽天が1回の裏に浅村栄斗がかな り難しい投球に見えたインサイドをホームランにして2点先取する場面を 見られたからだった。これで、菊池雄星がレギュラーシーズン通りの出来 であれば、ほぼ試合が決まったと同様に思えたからだった。

しかも、楽天の則本昂大がインサイドとアウトサイドの低めに制球が定ま らず、また球審との相性も悪くて全てボールの判定とされた感があり、大 きく崩れてしまったので安心して2時からのセントラルリーグの阪神対 DeNAの観戦に転向できた。

この試合はDeNAの井納の起用が意外だったし、しかも良く投げていたの で、結構な投手戦となって見る者を楽しませて貰えた。阪神は骨折から復 帰したメッセンジャーが故障前と同じような好投だったので、これでは阪 神がに分があるかなと思わせてくれた。横浜の敗因は矢張り以前に指摘し たことで野球が粗雑である点だ。一番打者の桑原などは自分で「未だレ ギュラーのポジションを取れたとは思っていない」と認めていたが、振っ ても絶対にヒットにはならない球に手を出す粗さが目立っていた。

ロペスも筒香も宮崎も見事に押さえ込まれたのも最大の敗因だろうが、筒 香の責任感からか力みすぎで三振ばかりだったのは誤算だっただろう。ま た折角首位打者が取れた宮崎も空回りで、あれでは良くあるシリーズの不 出来男に終わってしまう危険性がありはしないかと思った。

最後に得意の閃きに話を持っていこう。それは折角良く阪神を抑えていた 井納を6回の裏に出してきた時に「ラミレス監督は引っ張りすぎではない か」と不安に思った。

そこにいきなり無死で糸井にヒットを打たれて4番の福留に回ったのだ。 ここでは「井納とDeNAはこの危機は乗り越えられないな」と思った。そし て、福留のホームランとなって閃きが当たってしまった。

この結果では、もしも明日は雨天中止(矢張り英語の講釈をすれば “rained outgame”などと言うようだ)になっても阪神の勝ち抜きになるそ うだ。一方のドーム球場での西武対楽天を予想すれば、西武の10点も取っ てしまった打ち過ぎでは明日が一寸気になるが、辻発彦が監督になってか らは非常に密度が高い野球をするようになっているので、未だ未だ発展段 階とでも形容したい楽天には目がないように思えるのだが。


 3)長年築き上げてきた現場の技術は何処に:

畏メル友・YO氏が下記のように最近の東芝や日産自動車や神戸製鋼所が起 こした問題に対して大いに慨嘆しておられた。

>引用開始

その日本のモノづくり精神も、東芝や神戸製鋼の不祥事を見ていると哀し くなりますね。トップぐるみの組織的なデータ改竄などは、モノづくり精 神の真逆の 精神です。

日本も豊かになって、モノづくりの根幹である「職人気質」が薄らいでき ているのでしょうね。逆に言えば、多民族国家のアメリカのブルー・カ ラー並みに なってきているということでしょうか。つまり、マニュアル 通りにやるだけ、というこ とです。経営者は実力本位とは無縁の、順送 り人事ということでしょうか?

<引用終わる


誠にご尤もなお嘆きだと思うのです。そこで、私は下記のような経験をし ておりましたのでご紹介します。要点は「時代は急速に変化し尚且つ飛躍 的に進歩し て、生産工程に人力の介入を許さなくなってきた」というこ とのようです。


(1)    指導するのは我が国:

1988年9月に我が国の大手製紙会社の工場の課長さんで、私が密かに「製 紙の神様」とまで崇めていた本当に練達熟練の技術者X氏を、W社がカナダ のサスカチ ワン州に新設した工場にご案内したことがありました。抄紙 機は当時の先端を行って いたフィンランドのV社製の最新鋭機でした。

X氏はW社がお招きした理由は、その工場がその新鋭のマシンを使いこなせ ずに悩んでおり、問題解決と操業の指導を依頼したのです。ここで注目す べき点は 「指導するのは日本の製紙会社の役目」だという事実でした。 意外と思われる向きは多 いでしょうが、1988年には既に時代はここまで 来ていたのです。その新鋭機の合理化 は時代の最先端を行く物で、現場 の作業員の技術を行使せずとも操作を誤らない限 り、高品質の紙を高速 で生産していくのでした。

彼は現場を視察した後で、私に個人的な感想として、次のように言いまし た。「何時かこういう時代が来るとは知っていた。我々が入社した頃は経 験を積み、 勉強をして、技術を磨き、マシンと対話して如何に使いこな すかを創意工夫して、 勘を養い、故障すれば皆が寄って知恵を絞って修 繕した等々の蓄積で、1台の機械を 任せて貰える技術者になったものだった。

だが、このマシンでは私らが何十年もかけて築き上げた技術と勘が既に機 械に組み込まれていて、我々の経験と技術の蓄積を使う場がほとんど残さ れていな い。だが、効率化された機械が万能かどうかは、この現場でこ れほどまでに苦しめられ ている操作の難しさが示している」と。

X氏はマシンを隅から隅まで入念に見て回り、機械の設計から来る操作の 難しさを発見して無事に問題を解決しました。その後に、工場長から製造 部長以下全 員が集まって彼を囲んでの質疑応答の会議となりました。そ こで出た質問の一つに 「機械メーカーのV社から交付されたマニュアル通 りに設定して操作しても、どうし てもその通りの結果が出て来ない箇所 がある。如何に対処すべきか」でした。

彼の答えは「チャンとした結果が出てこないマニュアルなどは、仮説か空 論に過ぎない。貴方たちが自分で望む結果を得られるまでマニュアル通り 設定に執着 せずに、自分たちで工夫して設定を変えて試してみることを お薦めする。所期の結果 が出るまでに何度も繰り返して挑戦して下さ い」だった。これを聞いて通訳していた 私は「素晴らしい指導だ」と感 動していました。

私は近頃の我が国の技術的沈滞の原因に「練達熟練者の経験と勘を活かす ことがなくなった、高度に効率化された近代的な高生産効率を誇る機械が 普及したこ とがあるのでは」と思う時があります。

私は「コンピュータコントロールのような機 械には、言わばこれまでに 人の手で作り上げられてきたような技術が全てデイジタル 化されて組
み込まれているのだろう」と受け止めています。そのようなマシンにも、 時には蓄積された技術を持つ経験者の技に依存せねば解決できない問題が 生じる時も あるのかなと思うのです。



(2)世界最新鋭のマシン:前田正晶

次に1997年1月に見たインドネシアで見た世界最先端を行く三菱重工製の 最新鋭の抄紙機を紹介します。このマシンなどは既に時代遅れとなってし まった我が国やアメリカの製紙産業界ではあり得ない大型機で、そのよう なマシンを超高速で操業しても、いとも簡単に世界的水準の紙が出来てく るのでした。

この三菱重工のマシンの写真を我が国最大の製紙会社で嘗ては研究所長を 務められた技術者Q氏にご覧に入れたところ、悲しそうな顔をされて「残 念ながら、私にはとても理解できない能力と構造のマシンだ」と言われま した。

実は、Q氏はこの工場の評判をご存知で「許されるならば、その工場の最 新鋭マシンの写真を撮ってきて欲しい」と依頼されていました。

私は「時代の進歩と変化に対して、長い年月をかけて鍛え上げられ蓄積さ れた技術が必要とされないのか、あるいは追い付いていない時が来てし まったのか」とすら考えております。だが、機械が果たして万能かという 疑問は残ると感じる時があります。それはX氏が示したように技術者の勘 や直感が何処までデイジタル化できるのかという点です。

と言うのは、このインドネシアや中国の世界最先端を行く抄紙機を導入し た工場でも、多少人の手を要する仕上げのような工程に入ると、その昔に 我がW社では”workmanship problem”と呼び、日本語的感覚の表現で は”human error”(=人災)と表現したような問題が起きていたのですか ら。詳細は省きますが、機械には未だに人の目と経験から来る研ぎ澄まさ れた勘には追い付いていない面もあったのです。


 3)予報通りの雨降りで:前田正晶

憂鬱な天気だったが、14日SクリニックでS先生に「普通は貴方ほどの年齢 になれば感度が鈍って気象の変動に災いされる率神経失調症にはならない ものだが」との診断で、肩に2箇所のブロック注射をしていただいた効果 で漸く全身の凝りと痛みが去ったので、安心して外出はせずに野球観戦に 集中した。

先ずは大嫌いとまでは言わないが、好みではないヤンキースとアストロズ のリーグ優勝の第1戦。田中将大が期待の登場だったが、確か以前に日本 で見たような記憶があるアストロズの170 cm台?の小柄なアルトウーベ だったかに撃たれたのが敗因で、好投はしたもののNYYの惜敗に終わった のは田中には悪いが、良い感じだった。

田中将大は確かに良い投手に成長していたとは見たが、日本にいた頃より も低めに投げないと一発を食うアメリカのMLBでは、かなり重心を下げた 低い姿勢での投げ方に変わっている印象があった。しかも、「郷に入れば 郷に従え」の大原則を守っているのか、精密なコントロール重視で打者の 欠陥を突く投球ではなく「打つなら打って見ろ」という打者との力勝負の 投手になっていた感があった。

張本勲ではないが、余所の国の野球はこれくらいにして、NPBのクライ マックスシリーズの話にしよう。NHKの都合なのか、中継して貰いたい為 の配慮か、パシフィックリーグとセントラルリーグの時間差攻撃だったの は結構だった。

それは、先に見た西武対楽天が1回の裏に浅村栄斗がかなり難しい投球に 見えたインサイドをホームランにして2点先取する場面を見られたから だった。これで、菊池雄星がレギュラーシーズン通りの出来であれば、ほ ぼ試合が決まったと同様に思えたからだった。

しかも、楽天の則本昂大がインサイドとアウトサイドの低めに制球が定ま らず、また球審との相性も悪くて全てボールの判定とされた感があり、大 きく崩れてしまったので安心して2時からのセントラルリーグの阪神対 DeNAの観戦に転向できた。

この試合はDeNAの井納の起用が意外だったし、しかも良く投げていたの で、結構な投手戦となって見る者を楽しませて貰えた。阪神は骨折から復 帰したメッセンジャーが故障前と同じような好投だったので、これでは阪 神がに分があるかなと思わせてくれた。

横浜の敗因は矢張り以前に指摘したことで野球が粗雑である点だ。1番打 者の桑原などは自分で「未だレギュラーのポジションを取れたとは思って いない」と認めていたが、振っても絶対にヒットにはならない球に手を出 す粗さが目立っていた。

ロペスも筒香も宮崎も見事に押さえ込まれたのも最大の敗因だろうが、筒 香の責任感からか力みすぎで三振ばかりだったのは誤算だっただろう。ま た折角首位打者が取れた宮崎も空回りで、あれでは良くあるシリーズの不 出来男に終わってしまう危険性がありはしないかと思った。

最後に得意の閃きに話を持っていこう。それは折角良く阪神を抑えていた 井納を6回の裏に出してきた時に「ラミレス監督は引っ張りすぎではない か」と不安に思った。

そこにいきなり無死で糸井にヒットを打たれて4番の福留に回ったのだ。 ここでは「井納とDeNAはこの危機は乗り越えられないな」と思った。そし て、福留のホームランとなって閃きが当たってしまった。

この結果では、もしも明日は雨天中止(矢張り英語の講釈をすれば “rained outgame”などと言うようだ)になっても阪神の勝ち抜きになるそ うだ。一方のドーム球場での西武対楽天を予想すれば、西武の10点も取っ てしまった打ち過ぎでは明日が一寸気になるが、辻発彦が監督になってか らは非常に密度が高い野球をするようになっているので、未だ未だ発展段 階とでも形容したい楽天には目がないように思えるのだ
が。


 3)私が実体験し、見てきたアメリカ:前田正晶

私の意見では「トランプ大統領は多くの欠陥があるアメリカ史上でも珍し い存在だろう。彼に対する評価も大きく2つに割れているだろうし、好き か嫌いかの点でも大きく分かれるだろう。だが、現実には彼がアメリカの 大統領である以上、我が国では政・官・材・民を挙げて仲良くして以外の 選択はないだろう」と思います。

彼の一見思い付き的であり、その都度ぶれる発言やTwitterに見せる粗雑 で乱暴な言葉遣いはとても気になり、一国の指導者が公開すべきではない と感じます。しかし、彼が対DPRKに見せる手の内や政策には色々と批判し 非難する声が上がるのは当然でしょう。だが、私はアメリカが結果を出す までは何かと強調はしても、見守っている行く以外の道はないと思うので す、憲法がある以上。

私は終戦後間もなくの中学生の頃からGHQに出入りする機会があり、1947 年頃だったか隣家の親類が如何なる伝があったか記憶はありませんが、当 時のChase NationalBankに家をまるごとサマーハウスを貸しましたので、 GHQの職員やアメリカと日本の行員に接する機会がありました。当時、神 奈川県の海老名に住んでいた叔父が近所の基地の兵士と親しくなって連れ てきたこともあり、この点でもアメリカとの接触がありました。

こういう経験で得たことは「アメリカ人が日本人に対する愉快とは言えな い優越感を表し、見下した態度を取る者もいたこと」です。このような経 験があったことが、あの就職難の昭和29年にそれなりに多くあったアメリ カの会社からの求人には見向きもしなかった大きな原因でしょう。行けば 如何なる待遇を受けるかがそれまでの経験で見えていたと思いました。

その就社後に多くのことを学ばせていただいた日本の会社を思いもかけな かった原因と、運命と、動機があって自己都合で1972年にその就社後に多 くのことを学ばせていただいた日本の会社を思いもかけなかった偶然と、 原因と、運命と、動機があって自己都合で辞職してM社に転出しました。

更にまた偶然の積み重ねで2年半を経てW社に転じました。アメリカの会社 で新入社員の時に教育され、また実務で得た経験が非常に役に立ちました し、寧ろアメリカの社員に勝るとも劣ることがなかったほどでし
た。

子供の頃から通算すれば50年以上続いた「アメリカという国とアメリカ人 とのつきあい、触れあい」で得た経験では、ビジネスの世界が長かった経 験からは、畏メル友のO氏ご指摘の「庇護国」であるのは紛れもない事実 だと感じてはいました。

私が籍を置いた紙パルプ産業界の我が国と非常に関係が濃かったアメリカ の大手2社での22年半の勤務と、その間に接した多少乃至はそれ以上日本 を知る者たちから受けた偽らざる印象では「アメリカは我が国を子会社の 如くに取り扱っているようだ」でした。

アメリカ人の圧倒的多数は「自分が生まれ育った州には絶対的な関心が あっても、我が国ことなど全く知らないものばかり」が実態でしょう。ま して「日米安保を知るか」に答えられる者がどれほどいたでしょうか。ア メリカ人の中には「日本は中国の一部である国」などと言う極端な非常識 な連中がいることをご承知な方もおられると思います。

これを詳細に語れば長くなりますが、当初はアメリカにとって我が国は 「何でも言うことを聞く、イヤ聞かせる為の存在」の如きでした。だが、 我が国が池田勇人総理の所得倍増政治以来の目覚ましい経済というか製造 業の進歩発展がほぼ完全にアメリカを凌駕し、ジャパン・アズ#1の時が来 て、NBCの「日本に出来ることが何故アメリカに出来ないのか」(1980年 代の大人気番組でした)が出るに及んで、安保条約で保護すべき超優良子 会社であり、尊敬の対象にまでなりました。

実話ですが、その頃世界第2位の我が国が世界に誇るT印刷に、ある重要な 技術的なプリゼンテーションを依頼されて、工場から生まれて初めて外国 に来た技術者が、帝国ホテルでリハーサルをした時に震えて喋れなかった のです。連れてきた本部のマネージャーに訳を訊くと、

「考えても見ろ、アメリカを追い抜いた世界の技術大国に来て、それもア メリカにはあり得ないような大規模な印刷会社の技術陣を相手にプリゼン テーションをするのだ。海外慣れしていない者が圧倒的に多いアメリカで は、未だにこういう者が多いのだ。彼が過度に緊張するのは当たり前」
でした。

1980年代末期に同印刷の東京と関西の購買部長さんを本社と工場にご案内 したことがありました。関西の部長さんは営業から転じてきた方でした。 そのお2方がアメリカで美しい印刷の美術雑誌をめくって「ふーん、アメ リカもやるじゃないか。

ここまでは出来るようになったんだ」と評されました。彼らに訊けば、こ の分野では我が国の方が既に遙か先まで行っていたのは紛れもない事実 で、我が国では一般的にそこまで知られていないだけだそうでした。

何を申し上げたかったかと言えば、製紙や印刷だけのことではなく、我が 国の製造業の技術水準は中小は言うに及ばす大手でも世界最高であり、ア メリカとしては範を求めるに足る貴重な子会社だったのです。

N製紙の常務だったM氏は我が社に「当社が要求する水準まで品質を向上さ せなさい。そこまで到達すれば必ず世界の何処に行っても黙って売れる紙 になるから」と激励され、そこまで何とか到達しました。

私は経済というか製造業の世界では、我が国はアメリカに色々な形で貢献 する最優秀な子会社の地位を確保していると思っております。その子会社 の製品が多くの分野で、質の低い労働力を抱えて輸入品(ここには中国が 入ります)に席巻されているアメリカ市場で大いなる市場占有率を誇って いる事実を、トランプ様が覆そうという気になりその為の政策を打ってく る気持ちは解ります。

だが、その為には、関税だ何のという輸入制限策よりも、自国の労働力の 質を如何に世界的水準にまで高めるかの努力が先決問題だと思います。

何度でも同じことを言いますが、1994年7月にはカーラ・ヒルズ大使はそ の労働力の質の問題点を公開の席で認めたのです。そこが未だに改善道半 ばでありながら、多くの少数民族を抱えざるを得なかったアメリカがどれ ほど苦しいかが良く解ります。

トランプ様がこの難問題をお気付きではないなどということがないと願い たい気がするのです。

O氏が指摘された「アメリカの庇護下にある国」論はその通りかと思いま す。私のアメリカ感(観?)は全て子供の頃からの経験とアメリカ経済を 22年半にわたって内側から言わばアメリカ人の異文化の中で彼らの一員と して(生活の手段として所懸命に)対日輸出を担当した経験がから出てき たものです。

自分から言うのは良くないかと思いますが、日本人としてはかなり珍しい 部類の経験談だと思いますが、如何ですか。それ故に「そうだったのか」 と言って下さる方は少ないと感じています。




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身 辺 雑 記
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16 日の東京湾岸は曇天。

15日野東京湾岸は朝から雨天。傘をさして散歩も乙か。猿江公園にそうい う方は見えなかった。

裏の第3亀戸中学校は日曜日。登校の生徒は殆ど無く静寂そのもの。

向島の洋食屋へ出かけるの20日前後か。

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渡部 亮次郎 <ryochan@polka.plala.or.jp>



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