政治・経済

頂門の一針

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頂門の一針4486 号  2017・10・13(金)

2017/10/13

   
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わたなべりやうじらうのメイルマガジン「頂門の一針」4486号
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           2017(平成29)年10月13日(金)



          自民優勢で安倍長期政権が視野に:杉浦正章

              もし米朝開戦となっても:宮崎正弘   
      
                      
                        話 の 福 袋
                           読 者 の 声
                           身 辺 雑 記


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第4686号
                             発行周期 不定期(原則毎日発行)
             
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                  ryochan@polka.plala.or.jp

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自民優勢で安倍長期政権が視野に
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           杉浦 正章

261の絶対安定多数も確保か 大衆迎合の小池新党は伸び悩み
 
総選挙序盤の形勢は自民党が小選挙区、比例区の双方で優勢な選挙を展開
しており、233議席の単独過半数を大きく上回りそうな情勢だ。このまま
推移すれば公明党とともに、首相・安倍晋三の政権維持が可能となる。

安倍の長期政権が視野に入ったとも言える。絶対安定多数の261議席も可
能な情勢で、公示前勢力の284にも近づきそうだ。逆に小池百合子の希望
の党は最初から「失速」状態であり、選挙後政局に関与出来る可能性は薄
らいでいる。

総じて有権者の多くが北朝鮮情勢などを考慮した外交安保重視の選択をし
ようとしており、浮ついたポピュリズムの象徴小池新党には「ノー」の判
断を下しそうだ。よほどの無責任な有権者は別として、総じて堅実なる選
択をしつつあるようだ。革新政党に先祖返りした立憲民主党は一定の支持
を確保して健闘している。

「ショボい」のはどちらだろうか。希望の党代表の小池百合子が、首相・
安倍晋三の消費税の使い道を「ショボい」と形容した。安倍が表明した
「増税分を子育て支援や教育無償化の財源に充てる」ことに噛みついたのだ。

しかし、そんなにショボいだろうか。消費税の使い道は重要な争点であ
り、ショボいというなら対案を示してから言うべきだ。逆に小池新党が
「消費増税凍結」などという無責任なポピュリズムを前面に打ち出したの
はショボすぎるのではないか。

小池のショボさの核心部分は、小池新党に民進党から現、元合わせて110
人を公認したことだ。これは新党の実態が第2民進党となったことを意味
する。

安保法制反対のプラカードを掲げて委員会になだれ込んだ連中が、今度は
安保法制賛成で入党する。当選すれば再び反対に回って、党を割るのは目
に見えている。

小池新党の欺瞞(ぎまん)性はプロなら簡単に見抜くが、有権者が見抜く
のは時間がかかるが、今回は見抜かれた感じが濃厚だ。

加えて小池は安倍政権に真っ向から反旗を掲げながら、党首討論では自民
党との連立を否定しなかった。こんなご都合主義が通るだろうか。これま
でに聞いたことがない。

新党を結成するなら当然自分が衆院選に出馬して戦うべきだが、事もあろ
うに都知事職とかねて選挙戦を戦う。大阪などの地方都市と違って、東京
都知事は片手間で出来るものではない。

都知事職は失いたくないが、国会には議席を獲得して影響力を行使したい
という「欲張り婆さん」の姿勢がありありだ。7割以上が都知事にとどま
ることを求める都民は、この二股膏薬知事の本質をやっと知る事になっ
た。ショボさの極致のような知事を選んでしまったことに気付き始めたのだ。

こうした有権者の傾向は世論調査の結果となった現れている。NHKの調査
によると政党支持率は自民党が31.2%でダントツで、2位の希望の党は
4.8%にとどまった。「希望の党」に期待するかどうかは期待するが
36%、期待しないが57%に達した。

こうした調査を勘案して、選挙区事情も考慮して筆者は議席数を分析し
た。その結果自民党270±15,公明党32±3、希望の党55±10,維新
9±3,立憲民主党40±5、共産18±3と言う結果が出た。

自民党は単独で過半数の233議席に達するのはもちろん、絶対安定多数の
261議席も視野に入る。公示前勢力の284も夢ではないかもしれない。この
結果小池新党が政権に介入できる要素はなくなった。

従って、総選挙は当初から政権交代選挙の色彩が薄れ、安倍政権信任選挙
の方向が強くなっている。要するに「小池失速」で、既存の政権や現職候
補者に対する 信任・不信任を問う選挙となる傾向を示しているのだ。

従って、石破茂を小池が切り崩すような事態には至るまい。石破にしてみ
ても沈む「タヌキの泥舟」に乗る気は当初からない。

さらに選挙は北朝鮮の核・ミサイル実験の影響が強く反応されたものとな
りそうだ。読売新聞の世論調査では、重視したい政策として、「北朝鮮問
題など外交や安全保障」を挙げた人が71%で最多となり、景気や雇用64%
を抜いた。

外交・安全保障が景気や社会保障を上回って最多となるのは異例のこと
だ。日本人の意識の変化を感じさせる。安倍は今回の選挙を北朝鮮の度重
なる核実験や弾道ミサイル発射を踏まえ、「国難突破選挙」と位置づけた
が、この判断が利いていることになる。

さすがに小池も「リアルな安全保障が必要。北朝鮮の危機が迫る中でどう
するのか。同じ方向性を持っていないと、党としての対応が揺れてはまず
い」と発言して、安倍政権の方向性を認めざるを得ない状況だ。

概して小池の演説は貧すれば鈍するで、長屋のおかみさんががなり立てる
ような調子であり、キンキン声のうるささが先に立つ。まるでどこかの県
に昔いた騒音婆さんのようで品がない。自民党は池袋などで小池にぶつけ
て小泉進次郎を演説させているがこれがうまい。

「小池さんに感謝する」と逆説論法で迫っている。「緊張感を与えてくれ
て有り難う」「希望という言葉を使って真の希望とは何かを考える機会を
くれた」とやり返し、「有権者は選挙目当てを見抜いている」と小池ポ
ピュリズムを切っている。このところ敗色濃厚のTBSやテレビ朝日などリ
ベラル民放のトーク番組も、「小泉演説」を取り上げる場面が多い。安倍
並みに露出度を稼いでおり、自民党幹事長・二階俊博などどこでないを
やっているのか分からない状態だが、かえってこれがプラスに働いている。



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もし米朝開戦となっても
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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成29年(2017)10月12日(木曜日)
        通巻第5471号   
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 もし米朝開戦となっても、米軍の兵員不足が不利を招きかねない
  装備は90%の準備状況だが、陸軍の兵力不足が深刻
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 トランプ政権になって米軍はポーランド、バルト3国に4200名が増派さ
れ、九月にはアフガニスタンへ4500名が追加派遣された。トランプは
渋々、マティス国防長官の進言にしたがった。

海外拠点にはジブチ、バーレン、UAE、ディエゴガルシア、沖縄、グア
ム他。くわえて在韓米軍と在日米軍。10」万以上の陸海空兵士と海兵隊が
常駐している。

海軍は最近も駆逐艦マケイン、フィッツフェラルドの悲劇的な事故が起こ
り、修理に半年はかかるから兵力の欠陥があり、くわえて潜水艦ばかりか
海軍の勤務は一年。下船後は半年の休暇となって、このローテーションが
常に兵力の補完を必要とする。

総合的にみても、米軍は冷戦以後、3分の1以下の規模に縮小されてお
り、しかも、冷戦後も15年間、間断なくアフガニスタン、イラクと闘って
兵力を消耗した。年間6000億ドルの巨額を国防費に回しながら、戦果は思
わしくなかった。この米軍の疲労をじっと待っていたのが中国とロシア
だった。

装備は90%の充足があるとされるが、たとえばB52からB1爆撃機への交替
も円滑にはかどっておらず、陸軍でも武装ヘリが不足している。

陸軍は海外で5個旅団が展開中、あたらしい戦場に回せる戦闘旅団は寄せ
集めになる怖れがある。

米軍では戦死者への慰謝料にくわえて未亡人への年金保障と遺児があれ
ば、大学卒業までの学費免除などが付帯し、凄まじい予算が、戦争のたび
に出費される。だからペンタゴンは北朝鮮との開戦に慎重なのである。
             
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読者の声 どくしゃのこえ READERS‘OPINIONS 読者之
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(読者の声2)浅野和生・平成国際大学教授を講師に「第32回台湾セミナー」

台湾問題の第一人者である平成国際大学の浅野和生教授に、蔡総統と頼
院長率いる台湾が今後どうなってゆくのか、中国、米国、日本との関係も
踏まえ、その展望をお話しいただきます。
 事前申し込みが必要です。

セミナー終了後は、講師を囲んで懇親会を開きます。ご参加の方は、申
し込みフォーム、メール、FAXにてお申し込み下さい。
               記
日 時:平成29年(2017年)10月28日(土) 午後2時30分〜4時30分(2
時開場)
会 場:文京区民センター 3-C会議室
演 題:頼清徳氏の行政院長就任と台湾の行方
講 師:浅野和生先生(平成国際大学教授)

[あさの・かずお]  1959年(昭和34年)、東京都生まれ。慶応義塾大学
経済学部卒業後、同大学大学院博士課程修了。関東学園大学講師、同大助
教授、平成国際大学助教授などを経て、2004年、同大教授に就任。

法学博士。2005年10月、日本版「台湾関係法」の私案として「日台関係基
本法」を発表。主な著書・共著に『大正デモクラシーと陸軍』『台湾の歴
史と日台関係』など。編著に『日台関係と日中関係』『台湾民主化のかたち』
『親台論』『中華民国の台湾化と中国』『1895-1945 日本統治下の台湾』
『民進党三十年と蔡英文政権』など多数。日本選挙学会理事、日本法政学
会会理事、加須市行財改革推進協議会会長、日本李登輝友の会常務理事。

参加費:1,500円(会員) 2,000円(一般) 1,000円(学生)
     *当日ご入会の方は会員扱い
申込み:申込フォーム、メール、FAXにて。 *10月27日(金) 締切
     申込みフォーム:https://mailform.mface.jp/frms
/ritoukijapan/m85qxmzjhqch
     E-mail:info@ritouki.jp
 FAX:03-3868-2101
懇親会:講師を囲んで会場の近くにて [参加費=3,000円 学生:2,000円]
主 催:日本李登輝友の会



   
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話 の 耳 袋
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 ◎<衆院選序盤調査>与党、緩み警戒 自民「議席必ず減らす」

共同通信社の衆院選序盤の電話世論調査で、与党が300議席超をうかがう
情勢となったことを受け、政権は緩みを警戒している。野党側は危機感を
強め、巻き返しを図っている。

安倍晋三首相は11日、静岡、愛知両県4カ所で街頭演説し、「本当に厳し
い選挙だ」「大変厳しい戦いだ」と繰り返した。政権幹部は「ありえない
議席数だ。今は風は全く吹いていない。ここからどういう流れになってい
くか全く見えず、楽観はできない」と引き締める。公明党関係者も「(実
態よりも)ちょっと取りすぎた数字だ」と強調した。

首相が衆院を解散した当初は、加計学園問題などの影響を懸念し、与党内
にも首相が判断を誤ったのではないかとみる向きもあった。小池百合子東
京都知事が希望の党を結成すると危機感はさらに高まった。

 にもかかわらず与党が優位な情勢になっているのは、ひとえに新党側の
失態が原因だ。小池氏が民進党出身議員を選別したことで新党は2つにな
り、小選挙区での「野党一本化」は崩壊した。自民党関係者は「野党が食
い合う状態が大幅な議席減を食い止めている」と話す。与党の堅調は敵失
が主因で、政権側に得点があったわけではない。自民党内でも「こんなに
勝てるとは思わない。議席は必ず減らす」(党幹部)との見方が支配的
で、勝敗ラインが焦点となっている。

 首相は「与党で過半数」を勝敗ラインとしているが、官邸幹部は「30議
席減以内にとどまれば政権は引き続き安定する」との見方を示す。一方、
公明党が公示前勢力(35議席)を維持することを前提とした場合、与党
で52議席以上減り、267議席以下となると、自民党は単独過半数割れ
となる。この場合は首相の求心力低下は免れない。【高橋恵子、高橋克哉】

  ◇希望 失速に危機感

 「この選挙厳しいです! 準備もままならないところで本番になっ
た」。希望の党の小池百合子代表は11日、栃木県那須塩原市の街頭演説で
訴えた。

転機は小池氏の「排除」発言だった。民進党出身議員を選別したことで、
野党側が混乱している印象を与えた。公認候補の一人は「あれがターニン
グポイントになって雰囲気が変わった」と話す。

小池氏頼りが前提の党だけに、党勢も小池氏の言動に左右される。党幹部
は「前は上空の乱気流だったが、今は地上まで降りて気流が乱れている」
と自嘲気味だ。予想外の伸び悩みに早くも内部から不協和音も聞こえる。
党関係者は「候補にも誰だかよく分からない人が結構いる。小池氏に近い
人を優先しすぎた」と不満げに語る。

結党メンバーの細野豪志元環境相は記者団に「これだけ悪く言われるのは
注目されているからだ。きちんと応えられればこれから浮上する可能性は
大いにある」と強調するが、表情は厳しかった。

一方、立憲民主党は勢いづいている。枝野幸男代表は千葉県浦安市で記者
団に「今までに考えられないぐらいの良い反応を頂いている」と語った。

ただ、与党を足止めするまでには至っておらず、野党が分裂したことを悔
やむ声も強い。立憲と共闘を組む共産党幹部は「野党が一本化できずに、
希望、立憲、共産と分散すれば、自民党と公明党ががっちりやっていると
ころはひっくりかえせない」と嘆いた。【光田宗義、松井豊】
毎日新聞10/12(木) 5:02配信



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読 者 の 声       
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 1)小池百合子さんは安倍降ろしの希望の星ではなかったか:前田正晶

11日までは恐らく反安倍の急先鋒だった朝日新聞を始めそれに与するテレ
ビ局でも、出演させている政治評論家や所謂専門家たちの口を借りて小池
批判を展開することは何度か認められたが、彼らのエース・小池百合子希
望の党代表を真正面から批判する記事を載せることはなかった。私は「さ
もありなん」お受け止めていた。

さらに、私は10月4日には下記のような小池さんに対する疑問をぶつける
記事をブログには載せていたので、参考までに敢えて再度採り上げてみたい。

>引用開始

4日は何故か2〜3日前から襲ってきた全身の筋肉痛を何と痛み止めと塗り
薬で食い止めて、恒例となっている某大手メーカーのグループ企業の社長
さんだった方たち3人と昼食会で語り合った。お互いに現役だった頃の回
顧談にも花が咲いたが、矢張り避けて通れなかった話題に「小池百合子さ
ん」があった。敢えて念を押しておくが「希望の党」ではない。

最年少、と言っても70歳代だが、の往年の切れ者は未だに鋭く指摘したこ
とは「高年齢そのご婦人は小池さんが標榜する『消費増税凍結と原発ゼ
ロ』に惹かれて雪崩を打って希望の党に票を入れることがないとは言えまい。

であれば、100%ないなどと小池さんがいくら否定しても、来たるべき選
挙に出ないわけはあるまい。公明党の山口さんを総理に推すなどとは良く
も惚けたことを言ったものだ」だった。全員が同意した。

即ち、「今回出ないとなれば、次回の解散の時に希望の党なんぞがどう
なっているかなど読めるわけがない」と言っていることになるのだ。一同
ほぼ意見が一致したのは「小池さんのと知事としての実績には

*オリンピックの3会場の場所の変更に失敗し、オリンピック道路の完成
の見込みが立たなくしたこと。

*豊洲への移転延期を訳の解らぬ理由と根拠で正当化し、何時になるかを
判然としさせないままに築地の再開発などと訳が解らないことを言い出した。

だけではなかったかというものだった。良く考えないでも解ることだが、
このような小池さん批判はごく普通の良識ある人たちなら言い出すこと
で、小池さんの支持層にはほとんど通じない非難であろうという点だ。

極言すれば、トランプ大統領の支持層にプーアホワイト以下の、本来は民
主党支持派だった連中が数多くいるというのと共通する気がするのだ。即
ち、一見無謀なような議論だが、小池さんが率いる希望の党は都知事選で
獲得した290万票の残り香をご婦人層に十分に蓄積してあるだろうと危惧
するという意味だ。

矢張り皆で一致した意見には「これまでの複数の野党はこれから先の投票
日までどのように再編されていくのかは見えにくいが、小池さんの豹変に
も見える『さらさらない』発言で、民進党が完全に枝野率いるリベラルと
それ以外に仕分けされて、解りやすくなったことだ」というのがあった。

更に皆が密かに感じていただろうことは「もしかして、自民党が過半数を
取れないことがあり得るかも」だった。(以下略)

<引用終わる

ところが、折角細野を先遣隊として受け入れ、前原を巻き込み民進党の前
職等を取り込んだところで、11日夜のPrime Newsで鈴木哲夫が喝破したよ
うに「小池さんはここまでの段取りの成果に気分が高揚して例の『さらさ
らない』と『排除します』ですっかり周囲と世論を冷めさせてしまった」
為に、希望の党の支持率が不支持率を上回る事態を生じさせたのだった。
それだけならばまだしも、小池さんは急に取って付けたかのように「モリ
とカケ批判」まで言い出したのだ。

事ここに到れば、それまでこと小池批判についてはなりを潜めていたマス
コミも「解禁」に打って出たようだ。節操のなさも素晴らしいと思う。そ
の格好の証拠には、あれほど安倍批判を展開してきた週刊文春は12日発行
分に「傾国の小池百合子」と題して「剣が峰のギャンブラー百合子最後の
手段」等々10数項目に及ぶ批判を掲載したのだ。

週刊新潮も負けじと「小池緑のたぬきの化けの皮を剥ぐ!」と些か先鋭な
見出しで打って出たのだった。私には新聞では書きようがないことを取材
して採り上げるのが、週刊誌の売りであると思ってきたが、今回は安倍内
閣打倒は何処へやらで、狸呼ばわりには恐れ入っている。

私は正直に回顧し反省すれば、去りし都知事選では増田寛也を排斥する空
気に当てられてしまった。だが、その後の小池都政というか思い付きの発
言や都民の税金を預かる身でいながらコスト意識皆無のと豊洲移転の延期
決定に見せた行政能力の欠如というか、組織の長として運営能力のデタラ
メさには呆れているだけだ。ズバリと言えば、こういう人物が総理大臣に
適しているかなどは議論の必要もないと思っている。



 2)自民党の大勝利か大敗か:前田正晶

直感力が鋭いAB型の次」男に言わせると、理屈は排除して考えられるのは
「自民党の大勝利か大敗しかないではないか」となる。その背景には「小
池都知事率いる希望の党がどうなるか」ではなく「小池百合子さんを好き
か嫌いかに左右されるだろうということに尽きるのではないか」なのだそ
うだ。私にも「そんなことになるのかも」と思わせてくれた。

9日も飯島勲の小池百合子批判を採り上げて論じたが、依然として小池さ
んは首班指名の候補者を言を左右にするとかいう次元ではなく、屁理屈に
もならないような言辞を弄して、読売の橋本五郎(だったのだろう?)の
質問をはぐらかして見せた。

私はそのことの是非を論じるのではなく、小池さんは実に巧みに機会を設
けてテレビや新聞への露出の方策を講じて見せているのだ。その為には首
班指名の候補者を確定しないやり方は実に巧みであると思う。

私は「要するに、罪なき一般の有権者が、記者や所謂専門家たちが機会を
捉えて小池さんを責め立てるのを見て、可哀想とばかりに同情を惹こうと
いう作戦ではないかと疑いたくなるほど、彼女の作戦は巧妙で、多数の小
池票を獲得することがあり得る」と危惧して(?)いると言いたいのだ。
11日の党首討論会では、小池さんはあろうことか安倍総理に「モリとカ
ケ」問題をぶつけたのだ「多くの国民が総理の説明に納得していない」と
言って。あれではまるで朝日新聞のパクりである。受けを狙う為には
手段を選ばすかと思わせてくれた。

私が聞いた(読んだ)限りでは「都庁の職員は小池都政に飽き飽きとして
おり、国政に出て行ってくれれば大歓迎」とまで言っているとかだ。私は
既に小池都知事の行政手腕ではなく、その能力に疑問符を付けた。

だが、反安倍、安倍内閣打倒に凝り固まった偏向する朝日新聞、毎日新
聞、東京新聞やTBSは一向に小池批判をする気配はない。即ち、直接に安
倍総理批判をぶち上げずとも、小池批判を避けその揺れる言動をその都度
採り上げれば、間接に安倍非難となっていくかのようだ。

即ち、希望の党についこの間まで安保法制反対だの改憲反対と唱えていた
連中が何百人混じっていようと、小池百合子さんのマスメディアへの露出
を頻繁に採り上げる方が、強力な自民党非難と攻撃の手法になっている
と、私は見ているのだ。

私が危惧するところは「小池さんの首班指名の候補者じらし作戦」が案外
に功を奏するのではないかという点にある。考えてもご覧なさい、世の中
の半分は女性なのでから。


 3)信頼する治G療院に出向いた:前田正晶

最早、全身の痛みは対症療法で何とかなる次元ではないと悟って、愚息に
依頼して午後からの予約を取って貰い銀座まで遙々出掛けた。治療するこ
と約90分、全身が凝りに凝っているのが痛いほど、イヤ痛烈に痛かったほ
どだった

治療師の診断では両足のバランスが崩れていたのが最大の原因だろうとの
ことで、特に左足が狂っていた。

これはジムのインドアトラックが時計廻りにしか歩けないので、それが敗
因だったのではと語り合った。

終わってから新橋まで久し振りに中央通りを経て新橋のバス停まで歩いた
が、相変わらず中国人を中心にして白い外人等の外国人が多いのが印象的
だった。銀座通りも引き続き変貌中で、何時の間にかラオックスまで出店
していたのは益々品格が下がるのではないと、往年の銀座を懐かしく思う
私には嘆きのタネとなった。

ところで治療の結果だが、新橋から新大久保までのバスの待ち時間が長い
ので、シルバーパスの利用を諦めてJRの利用に決めた。新橋駅の山手線の
プラットフォームに上がる長い階段を苦もなく上れたのには、上がりきっ
てから初めて驚いたのだった。

近年は階段の上下を最も苦手とするようになって、エレベーターもエスカ
レーターもない新大久保駅などは極力避けているのだった。それが、新橋
駅のあの長い階段を難なく上がり切れたのは、治療の効果が早くも現れた
かと感動していた。

何れにせよ、治療師さんも暫く様子を見て、その結果次第でまた来院され
れば良いだろうと言ってくれたので、大いなる希望を持って明日を待とう
と思っている。



 4)ご家庭内で2番目の年長者に代わって下さい:前田正晶

10日は午前中は留守にしていたところ、「読売新聞と日経新聞の世論調査
です。またお電話します」と、0120の番号から女性の声で留守電が入って
いた。

午後にも同じ番号から電話があったので、好奇心半分で出てみたが、何故
か無言電話だった。0120という番号は、こういう目的の為にあるのではな
いと思うが、間違いか?

すると、夕方8時過ぎにまたかかってきた。放っておかずに出てみた。今
度は男性の声で「コンピュータが無作為に選んだ番号なので、何処の地域
にかかったか解らないから所番地を聞きたい」と来た。それを告知すると
「何人家族か」と尋ねた。言葉は丁寧になっていたが、当方には新聞社独
特の極めて高圧的な尋ね方だと聞こえた。しかも、私はナイーヴにも新聞
社と信じて疑っていなかった!?

それには「2名」と答えると、「お宅で2番目の年長者に代わって」と来
た。家内がこういう種類の問いかけというか電話での会話を苦手としてい
るので、「尋ねるまでもなく拒否するだろう」とほとんど断ったのだが、
「何とか出て貰いたい」と「出るのが当然」と言わんばかりに食い下がら
れた。呼びに行くのは時間の無駄と何度か断って、結局電話が切れた。

私は余り愉快な遣り取りではなかったので、依怙地になって拒否したのだ
が、あの押しつけがましい口調には好感が持てなかった。後刻、家内にも
この旨を告げて確認したが、「出たいとは思わない」とのことだった。

しかし、何となく折角の機会を逸したような気もしたのだ。あのような
「出るのが当然」とでも言っていた口調ではなかったら、家内を説得した
かも知れないよ、新聞社さん。それとも○○詐欺さん。


 5)前略、渡部先生のご復帰、心より嬉しく思っております。福岡拓文。

私の父も、来年で90歳です。両方の杖を使って、20m歩くのに1分かかり
ます。

今まで、頑張って来たので、私が毎日の仕事帰りに「鰻」を買って帰りま
す。日本産しか食べないので、金はかかりますが…

1パックのものを2日で平らげます。

でも、89年もの長きにわたって頑張って来たので、それは、ご褒美だよと
言って、母ともども一緒に、お互い笑って一日を過ごしております。

鰻は精が出ると言って食べているので元気そのものです。

先生も、鰻を食べられて、精力つけられて、益々お元気で執筆等、頑ばら
れて下さい。又、投稿させていただきます。草々。



 6)10日夜の対ハイチ代表との試合:前田正晶

何と言って評して良いか解らない試合だった。監督の選手起用がおかしい
のか、相手を甘く見すぎたのか、初めて使った2線級が酷いのか、相手が
意外に強かったのか、アフリカ系人種独特の身体能力に対応できなかった
のか、我が方が下手だったのか等々のどれか、または全部を随時を組み合
わせて、あれだけみっともない試合をする羽目になったのかと思う。

私は「2対0というリードは最も危険である」との言い慣わしを信じてい
る。それは、1点を取り返されると1点差となった相手が、俄然その気に
なってくるものだからだ。

11日夜はその典型的に悪い例になった試合展開だった。悪かった例を挙げ
てみれば、あの1点目を取られた際に遠藤航が浅慮にも中盤でスライディ
ングタックルを外されたのが、大袈裟に言えばあの試合の全てだったと思
う。非常識な行動だ。

即ち、遠藤が振り切られた時点でデイフェンスが1名不足した状態になる
ので、「私は何と言う軽率なことをしてくれたのか」と腹立たしかった。
「あれは不味いな」と思ったのでは時既に遅く、真ん中から割られて失点
してしまった。難しい場面だったが、GKの東口の守りも軽率だったと思え
たのは残念だった。あれでは監督に益々「川島の方が良い」と思わせてし
まうだけだ。

次はパス回しが細かすぎたし、それだけに止まらず、私が日頃から非難す
る「責任逃れパス回し」が多過ぎたことを責めたい。サッカーとは不思議
なことがある競技で、11人いるうちの大半が右利きの為に、攻める場合に
どうしても左サイドに偏るのである。右足で蹴る方がコントロールしやす
いのが当然だから、左側に向けてのパスが多くなるし、全体が左に固まっ
て中々逆サイドへの転換ができないことが多いのだ。

11日夜の攻め方はその偏った攻め方が余りにも酷すぎたし、確か監督さん
が求めている縦へのパスが出ずに、狭い地域でこチョコマカと短い責任逃
れと酷評したいパス交換を続け、一見ボールの支配率が高いような試合運
びだった。この戦法は最初は試合から遠ざかっていたと解説されたハイチ
の守備陣を惑わしていたが、相手も時間の経過で慣れてくると「怖くな
い」と悟ったか、「勝手にパスを回していろよ」的な守備となり、その身
体能力を活かした攻撃を仕掛けてくるようになった。

更に良くなかったのが昨夜の解説者で、福田正博は以前から指摘してきた
「ベンチャラ解説」であって選手を褒めるばかりで、一向に問題点や失敗
を解説しないのだ。あの左側への偏りと消極的で細か過ぎるパス回しなど
は、彼ともう一人の戸田が指摘して欲しかった。解説者というか説明者は
往々にして褒めるばかりだが、彼らには自らの出身母体の選手たちを貶す
ことができないのだろうが、それではその存在の意義がない。

私は前半で早々と2点も取れてしまった時点で、何でこのハイチがFIFAの
48位なのかと奇異の感を抱き、何時になったらそのランクに相応しいサッ
カーをするのかと、別に期待はしなかった。だが、我が方の粗雑な守りが
その優れた身体能力を活かしたスピードの力を立証して見せてしまった。

何処が粗雑だったかといえば、あの2点目を取られた時のFKに対する備え
の悪さなどを挙げたい。ペナルティーエリア内に全員が集まって右側を駆
け上がってきた者が完全にノーマークだった。

攻める方では、倉田と杉本が得点を重ねたのは結構だったが、杉本の2点
目などは福田が絶賛したような見事なシュートではなく、単なる当たり損
ないが良いところに飛んだだけだ。何が何でも点が取れれば良いのだが、
あんなシュートを褒めては杉本の為にはなるまい。それに、我が方の
シュートは相変わらず不正確だった。

一体全体何本のシュートを遙かバーの上を通過させたか。バーの上を通っ
て得点になるのはフットボールのFG(フィールドゴール)だけだ。

守りでは不慣れな者を多く使ったので、吉田や山口蛍を出した時のような
安定感がなく、ハイチの身体能力サッカーに対抗できなかった。出てきた
連中の経験不足もあるだろうが、出してきた監督の不手際もあると思う。
私は後半に長友を引っ込めた采配も理解できなかったが、後半に香川以下
を出すのではなく、前半に主力を出して後半に新顔にした方が良かったと
思う。FWで使われた連中にも自分でやってやろうとの意欲を見せたのは原
口だけ。

私は監督と選手の両方にあの無様な引き分けの責任があると思う。何度で
も言うが、W杯本番ではあのハイチのようなチョロい相手には当たらない
のだ。後何ヶ月残ってるか知らないが、もっとやる気があるようなサッ
カーをするよう、考え直すべきだ。

これは監督の責任、それとも寄せ集めの選手たちの意欲の問題?


 7)テイラーソン国務長官が:前田正晶

トランプ大統領を「間抜け乃至は馬鹿」と面と向かって罵ったと報じられている。我が国のメディアの取り扱い方では「これではテイラーソン国務長官の辞任はそう遠くない」となっている。

私は個人的にこの罵った言葉は何であろうかと興味も関心もあった。そして、それが”moron”であると知った。Oxfordには”informal”とて”an offensive way ofreferring to 〜 that you think is very stupid”となっていた。これだけでは余り凄い言葉でもないような気もする。実は、当方は浅学非才にしてこの言葉を聞いたのは初めてだった。

一方、ジーニアス英和には「《略式》ばか、まぬけ」とあり、更に「《やや古》【心】軽度知的障害者《知能が8〜12歳程度の成人》」とある。この意味でテイラーソン長官が言ったのだとすれば、ことは非常に穏やかではない。同時にトランプ政権内のきしみが見えてくるような気がする。安倍総理はこのような政権を相手に親交を結ばれるのは容易ではないとお察し申し上げている。


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身 辺 雑 記
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13日の東京湾岸は久し振りの雨。

12日朝、ゆったりした気分で久しぶりに自宅に近い都立猿江恩賜公園を散
歩した。「いつものように」というのが一番だ。午後、家人に散髪しても
らった。この人と結婚以来、床屋へ行ったことが無い。

ウナギは高カロリーなので普段は敬遠。生まれ育った秋田県の旧八郎潟に
も鰻はいたが、百姓のこと、単に輪切りにして味噌煮にして食べた。蒲焼
のやりかたは知らなかった。惜しいことをしたものだ。いまでは高価だか
ら鰻屋は敬遠して何十年にもなるとは残念。

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渡部 亮次郎 <ryochan@polka.plala.or.jp>




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