政治・経済

頂門の一針

急所をおさえながら長閑(のどか)な気分になれる電子雑誌。扱う物は政治、経済、社会、放送、出版、医療それに時々はお叱りを受けること必定のネタも。

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頂門の一針4444号  2017・8・14(月)

2017/08/14

  
  
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わたなべりやうじらうのメイ ルマガジン「頂門の一針」4444号
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           2017(平成29)年8月14日(月)



            「パナマ文書」がじわり効いて:宮崎正弘

         加計学園報道は反安倍倒閣運動だ:櫻井よしこ

        「反日歴史共闘」は朴の危うい火遊び:杉浦正章
                         
                        話 の 福 袋
                           読 者 の 声
                           身 辺 雑 記


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第4444号
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「パナマ文書」がじわり効いて
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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成29年(2017)8月5日(土曜日)
         通算第5384号 
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 「パナマ文書」がじわり効いて中国富裕層の不穏
  天文学的金額が不正に海外へ流れ出た実態が判明
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「中国の富裕層トップ100家族の蓄財は少なく見積もって4500億ドル(邦 貨換算50兆円弱)に達する。一家族平均が45億ドルになる。他方、およそ 3億の中国人が一日2ドルで暮らす中国で現実に起きている富の寡占状況 である」

こう書くのはバスチアン&フレデリック・オベルメーヤー共著『パナマ文 書』である(原書『PANAMA PAPER』、ONEWORLD、ロ ンドン刊。227p―228pから拙訳)

同書に拠ると習近平の義兄であるトウ家貴(姉=橋齋齋の夫)や温家宝夫 人と息子の不正蓄財はよく知られているが、両家だけで、少なくとも10億 ドルから40億ドルが英領ヴァージン諸島などを通じて海外に持ち出され不 動産投資などに消えた。

ヴァージン諸島の登記は代理人の法律事務所や或いは法人組織で行われい るため、実態の調査には時間がかかる。

こうした情報はブルームバーグやニューヨークタイムズが報じ、このた め、両メディアの北京特派員は延長ヴィザが更新されなかった。そしてパ ナマ文書で、これらの情報が確認されている。

グローバル・フィナンシャル・インタグリティ(GFI)が出した報告書 (2017年4月版)の「発展途上国から不正に流れ出した資金」に拠ると、 2014年に『中国から不正に流れ出した資金』は4兆3063億2600万ドル(邦 貨換算473兆円強)と見積もられている。

失脚した薄煕来、谷開来夫妻の息子=薄瓜瓜は、ハーバード大学留学の寄 宿先は24時間ガードマン付き豪華マンション(屋内ブールあり)で、フェ ラーリを乗り回していた。このどら息子が毎月使ったカネは、父親の年収 に該当した。

パナマ文著のことは報道されて以来、中国のネット、検索エンジンでは接 続できなくなっている。
 
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▼読者の声 ▼どくしゃのこえ ■READERS‘ OPINIONS
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(読者の声1)自虐外交の元凶・河野洋平(貴誌によれば「江(沢民)之 傭兵」)の息子であるかどうかはどうでもいいことで、彼の政治姿勢がど うかということですね。早くも中韓両国から知中派、知韓派(痴漢派?と まぎらわしい)として期待が寄せられています。まずは終戦記念日を前に した彼の発言に注視したいと思います。(武蔵国住人)


(宮崎正弘のコメント)中国語の新聞もかなりはしゃいでいます。河野談 話の「愛国者の息子」とか。



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(読者の声2)貴誌で話題のAIが中国共産党を批判したというニュース。
AIに日本の政治を分析してもらうと、最優先政策は再軍備と指摘するだろ う。生存は経済に優先するからだ。支那や朝鮮の慣習では金と武力のどち らかを選べと言えば、武力をえらぶ。武力があれば金は巻き上げられる が、金で武力を手に入れることは出来ないからである。

安倍内閣の閣僚には疑問もあるが安倍首相を信じるしかない。マキャベッ リは「指導者無き群衆は無力」と記している。(東海子)



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(読者の声3)日本のマスゴミでは見られない、客観的かつ深い貴誌の考 察、いつも有難うございます。

最近、興味深かったのは、英国が2隻の空母を東アジアに展開するという ニュースです。英国はEU離脱で、経済的に苦しくなり、中国にすり寄るか と思っていたのですが、それと全く逆に中国の動きを監視しようとしてい るようにみえます。この英国の動きをどう理解したらよいのでしょうか。
 今後の国際戦略ですが、日本ー米国ー英国という海洋国家群と中国ーロ シア+ドイツという大陸国家群との対峙という図式になっていくのでしょ うか。
ご教授頂ければ幸いです。
   (SK夫 神奈川)


(宮崎正弘のコメント)嘗ての英領はシンガポール、マレーシア、ブルネ イ、香港ですが、さてスエズ以東に徹底し、キプロスにしか軍隊を置いて いない英国は、インド洋上でもディエゴガルシアを米軍空母基地に貸与し ています。

香港はすでに中国に明け渡し、いまさら東アジアにきて何をするのか。背 後に何かあるとは思いますが、豪あたりに空母を貸すのか、シンガポール に売りつけるのか、ちょっと展開が読みにくいのでは?


      

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加計学園報道は反安倍倒閣運動だ
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          櫻井よしこ

愛媛県今治市に加計(かけ)学園の獣医学部を新設する問題で7月10日、 国会閉会中審査が衆参両院で行われた。

この日の審査について「朝日新聞」や「毎日新聞」は、今や彼らの習い性 となったかのような徹底した偏向報道を行った。

両紙は、官邸の圧力で行政が歪められたと繰り返す前川喜平前文部科学事 務次官の証言を主に伝え、氏とは反対の立場から、安倍晋三首相主導の国 家戦略特区が歪められた行政を正したのだと主張した加戸守行前愛媛県知 事の証言は、ほとんど報じなかった。こうして両紙は一方的に安倍首相を 悪者に仕立てた。

大半のテレビ局の報道も同様に偏向しており、報道は今や、反安倍政権・ 倒閣運動の様相さえ帯びている。

閉会中審査で証言したにも拘らず、殆ど報じてもらえなかったもう一人の 参考人、内閣府・国家戦略特区ワーキンググループ(WG)委員の原英史 氏が憤る。7月14日、インターネット配信の「言論テレビ」で開口一番、 こう語った。

「加計学園についての真の問題は、獣医学部新設禁止の異様さです。数多 ある岩盤規制の中でも、獣医学部新設の規制はとりわけ異様です。まず、 文部科学省の獣医学部新設禁止自体が異様です。通常の学部の場合、新設 認可の申請を受けて文科省が審査しますが、獣医学部に関しては新規参入 計画は最初から審査に入らない。どれだけすばらしい提案でも、新規参入 は全て排除する。こんな規制、他にはありません」

公務員制度改革も手掛けた原氏は忿懣(ふんまん)やる方ないといった趣 きだ。

「異様の意味はもうひとつあります。既得権益の塊のようなこの岩盤規制 が、法律ではなく文科省の告示で決められていることです。国会での審議 も閣議決定もなしに、文科省が勝手に決めた告示です」

獣医の絶対的不足

文科省の独断の表向きの理由は、獣医の需給調整、即ち獣医が増えすぎる のを防ぐためと説明されている。だが実際は、競争相手がふえて既得権益 が脅かされることへの日本獣医師会側の警戒心があると見られている。大 学も同様だと、原氏が語る。

「獣医系学部・学科があるのは現在16大学です。志望者は多く、入試倍率 は平均で15倍、学生はどんどんきます。定員は全国で930人ですが、実際 の入学者は1200から1300人と、水増ししています」

定員の50%増で学生を受け入れる程ニーズがあるのに新設させない理屈は 何か。獣医師会側はあくまで、獣医は余っている、これ以上養成する必要 はないと主張する。

加戸氏は、知事として愛媛県の畜産農家の実情を見詰めてきた。その体験 から、獣医師は絶対的に不足していると強調する。

「私の知事時代、鳥インフルエンザが発生しました。感染拡大を防ぐため に獣医という獣医に集合してもらいました。県庁職員の産業動物獣医に は、獣医の絶対的不足の中、定年を延長して働いてもらっています。70代 の獣医さんをかき集めても、それでも足りない。獣医学部新設を許さない 鉄のような岩盤規制をどれだけ恨めしく思ったかしれません」

「現場はおよそどこでも獣医不足です。現場を見ることなしに発言してほ しくないと思います」と原氏。

実際に何が起きていたのか。原氏が異様だと非難した実態は如何にして生 れたのか。こうした問いの答えにつながる情報を、7月17日の「産経新 聞」がスクープした。その中で日本獣医師会と石破茂氏の会話が報じられ ている。

2年前の9月9日、地方創生担当大臣だった石破氏を、「日本獣医師政治連 盟」委員長の北村直人氏らが訪ね、石破氏がこう語ったという。

「今回の成長戦略における大学学部の新設の条件については、大変苦慮し たが、練りに練って誰がどのような形でも現実的に参入は困難という文言 にした」

絶対に獣医学部新設を阻むべく、規制を強めたと言っていることがうかが える。具体的にはそれは「石破4条件」を指すとされ、獣医学部新設の ハードルを上げて極めて困難にしたと報じられた。

石破氏に連絡がつかず、この点について直接確認できなかったが、産経の 取材に、氏は右の発言も含めて全面的に否定した。ただ右の言葉は日本獣 医師会のホームページに石破氏との対話として公開されている。

こうした中で、加計学園に獣医学部の新設が認められたのはなぜか。原氏 が説明した。

「獣医学部新設は、平成26(2014)年からWGで議論していました。当時 議論していたのは、新設の提案があった新潟のケースです。しかし、肝心 の大学(新潟食料農業大学、2018年開学予定)がついてこず、具体化しま せんでした。他方、今治の提案は平成27年末に受け入れられました」

天下りの土壌

加戸氏が語る。

「私は知事になって2000年頃からずっと、今治市と協力して地元の熱意と 夢を担って、獣医学部新設を働きかけてきました。私たちの特区申請は何 回も門前払いを食らい、口惜しかった。一番強く反対したのが日本獣医師 会でした」

加戸氏は特区申請を認めてもらえるように教授陣を充実させ、ライフサイ エンス分野で新しい研究を進めること、感染症対策にも積極的に取り組む ことなどを盛り込み、提案を練り上げた。

「四国4県のどこにも獣医学部はありません。今治市だけでなく四国全体 の夢として準備を重ねましたから、今治が最適だという自負があります。 安倍首相と加計さんが友人であることは全く無関係です」(加戸氏)

原氏が加えた。

「獣医学部新設の提案は、新潟市、今治市と京都の綾部市からありまし た。綾部市は京都産業大学を念頭に置いていたのですが、7月14日に京産 大が正式に提案を撤回しました。新潟は申請自体が具体化していません。 結局、充実した案を示したのが今治市と加計学園のチームだった。熟度が 全く違いますから、彼らが選ばれるのは当然です。安倍首相の思いや友人 関係など個人的条件が入り込む余地など全くありません」

先述のように、加戸氏は国家戦略特区で今治市と加計学園が認められたこ とで、歪められた行政が正されたと語り、官邸が行政を歪めたという前川 氏の主張を真正面から否定した。行政を歪めた張本人は、前川氏の言う官 邸ではなく加戸氏が指摘したように獣医師会と文科省ではないのか。

その動機に天下りがあるのではないか。強い規制は天下りの土壌を生む。 大学は文科官僚の絶好の再就職先だ。大事にしなければならない。加計学 園問題は今や事の本質から離れ、文科省、前川氏、朝日新聞などの思惑が 渦巻いて反安倍政権と倒閣の暗い熱情で結ばれているのではないか。

『週刊新潮』 2017年7月27日号 日本ルネッサンス 第763回



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「反日歴史共闘」は朴の危うい火遊び
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           杉浦 正章

孤立化の習に利用されるだけ


韓国大統領・朴槿恵の“火遊び”が危うい。あの習近平の狡猾そうな目つき を見ただけで分かる。猫なで声で「安重根記念館の建設は私が指示した」 と「反日歴史認識共闘」を持ちかけた。


朴はそれだけでボーとなって「両国が真の戦略的な協力関係を築いている 証し」と“半落ち”状態となった。


習の狙いは言うまでもなく日米韓首脳会談へのくさびの打ち込みである。 一見中国ペースで事が運ぶように見えるが、核サミットの雰囲気は逆だ。 ウクライナ問題はG7ペースであり、中国の出る幕はなく、せいぜい拱手 傍観の中立維持しかできないだろう。


加えて尖閣でオバマが習をけん制、G7によるロシアのG8参加停止処分 など米欧日の連携で事は運んでいる。朴は丁半博打で両張りをするのはい いが、「場代」が高く付くことを知らない。


核サミットは本題がかすんでしまって、ウクライナ問題に集中。日本に とっては極東情勢でいかに事を運ぶかが焦点だ。


その中で皮切りになったのが中韓首脳会談と米中首脳会談だ。中韓では、 中国の孤立感の裏返しが表面に出た。参加国の中での孤立を避けるため何 が何でも朴槿恵を抱き込もうという姿勢が露骨に打ち出されたのだ。


こともあろうに習は、1世紀以上前の安重根事件という歴史認識問題を取 り上げ、対日共同戦線を張ろうとした。嫌々ながら米国の差し金で日米韓 会談に応ぜざるを得なかった朴にとっては、習の甘言が天の助けのように 響いたに違いない。ぐらぐらっと習に引っ張られた姿は、指導者としては 危ない。


日本では一部学者が韓国は「日米韓」より「韓米中」に傾斜しているとい う変な理屈を立てているが、ことはそう簡単なものではない。日米、米韓 はそれぞれ軍事同盟で結ばれており、これにくさびを打ち込むのなら中韓 は軍事同盟に発展しなければならない。しかし朴にその度胸はない。


韓国の軍当局は朴の反日姿勢をはらはらして見ていると言われている。現 にジャカルタで防衛省の事務次官・西正典が韓国の国防次官・白承周と 20日に秘密裏に会談、北朝鮮情勢や日米韓の防衛協力の強化について協 議しているではないか。
 

一方でオバマ・習会談でも、オバマは日米同盟の信頼関係を崩すような動 きには出なかった。逆に中国による防空識別圏設定に懸念を伝え、東シナ 海と・南シナ海での緊張を緩和する必要があると強調した。


加えてオバマは米国が日本とフィリピンとの安全保障の維持を支持してい ると伝えだ。これが臆面もなく海洋進出を図ろうとする中国への強いけん 制であることは言うまでもない。またオバマはロシアへの制裁に中国も参 加するように求めたが、習はこれに応ぜず、むしろ中立の立場を鮮明にした。


したがって、一部で観測されていたようにオバマが習にプーチンへの仲介 を求めるような事態には至らなかった。習にしてみれば韓国くらいを抱き 込まなければ、日米に対して存在感を示せない状況であったに違いない。


さらにG7によるロシアのG8参加停止処分は、中国にとっても痛手であ る。G7は首脳会合で「ハーグ宣言」を採択、クリミア併合を「違法であ る」としてロシアを非難、G8への参加を排除した。これまで中国はソ連 やロシアと伝統的に共同歩調をとる傾向が強く、疑似同盟的な色彩があった。


しかし、ウクライナ問題で世界の世論が激昂しているときに、たとえ中立 でも対中感情は悪化する。逆に、ロシアに近い中国が、孤立する構図すら 出ているのだ。したがって核サミットでは中国は大きな役割を演ずること が出来ないものとみられる。


朴はその中国に下駄の雪のように、「ついて行きますどこまでも」でいい のかということになる。将来は利用された揚げ句、属国化されるのが中国 周辺の小国の運命であることは歴史が物語っている。


朴が歴史問題で中国と反日共闘を組んでも、日本は馬耳東風と聞き流せば いいだけのことである。痛くもかゆくもない心理戦にまともに乗せられる ほど日本政府は愚鈍ではない。逆に首相・安倍晋三の懸命な対中世論形成 外交が、奏功し始めている。


安倍はロシアに対して「力を背景にした現状変更は容認できない」と発 言、“尖閣用語”をフルに使って対中けん制もしている。オーストラリア、 フィリピン、ベトナム、インドなどへの働きかけは、中国の海洋進出に対 する国際世論を形成しつつある。


フィリピン、ベトナムへの巡視船供与は、中国にとっては相当の痛手であ ろう。巡視船供与はただ供与すれば良いというものではない。使い方の訓 練に始まって両国との結びつきは準軍事同盟的な側面を有することになる からだ。


ただこうした流れの中で獅子身中の虫が馬鹿な発言を繰り返して、安部の 足を引っ張っている。総裁特別補佐・萩生田光一が今度はこともあろうに 23日、「河野談話の検証の結果、新談話を出す事は否定しない」と発言 したのだ。新聞は訳知り顔に「役割分担」などと報じているが、それはあ り得ない。


なぜなら場合によっては日米韓首脳会談の開催が危ぶまれるほどの発言で あり、それを直前に安倍と萩生田が打ち合わせてする事は絶対にない。報 道2001を見ていたが、萩生田は右寄りの記者からしつこく「新談話を 否定しないか」と聞かれて、愚かにも期待に応えるかのように「否定しな い」と発言してしまったのだ。


その後取材されて話が大きくなったが、要するに国際情勢を読めない無能 な1側近の発言に過ぎない。安倍は早くこうした側近を排除しないと災い は自分の身に降りかかる。  (政治評論家)



    
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話 の 耳 袋
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 ◎「韓米日、火星−14型の大気圏再突入は失敗と結論」

 韓国と米国、日本の3カ国の政府が、北朝鮮が先月試験発射した大陸間弾道ミサイル(ICBM)級「火星−14型」の落下映像の分析の結果、大気圏再突入に失敗したとの結論を下したという報道が出された。 

 朝日新聞は12日、3カ国関係筋の話として、NHKがミサイル落下推定時刻に北海道で撮影した閃光の映像を分析した結果、こうした見方を固めたと伝えた。NHKの映像では光点が徐々に暗くなり、海面に到達する前に見えなくなった。これは弾頭が最終的に消滅したものとみられる。 

 ICBMの大気圏再突入のためには弾頭を保護するための炭素複合材が必要だ。再突入速度はマッハ24に達し、表面温度が7000度まで上がるためだ。このため、北朝鮮が核弾頭の小型化やICBMの射程距離問題はほぼ解決したが、大気圏再突入時に弾頭を保護し正確に起爆するには問題が残っていると同紙は分析した。 

 AP通信も北朝鮮のICBMが再突入技術を確保するにはさらに多くの実験が必要と予想した。ただ米国当局者は北朝鮮の核兵器完成は時間の問題とみていると伝えた。 

 AP通信の報道によると、国際戦略問題研究所(IISS)のマイケル・エルマン専任研究員は、「理論上で金正恩(キム・ジョンウン)は核兵器で米国を打撃できる」としながらも、北朝鮮が弾頭の再突入技術を成功裏に確保するのか、また、爆弾が再突入過程で毀損されず生き残るかは把握できなかったと分析した。また、北朝鮮専門家で38ノース研究員のジョゼフ・バーミューデス氏は「北朝鮮はまだ信頼できる再突入体を生産する能力を見せておらず、そのシステムを数回しかテストしていない」とし、北朝鮮が再突入技術確保に向けた過程を「進行中」と分析した。
【中央日報】 2017年08月13日11時19分 
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【參考情報】大気圏突入過程で發生する高温に耐へるには、当該飛翔体の表面を覆ふ部材の製作に「削摩法」(ablasion: not abrasion)(人口衛星にはhoneycombとして知られる部材)及び、「斷熱層法」(thermal insulation layers, glassceramic-based)があります。1980年代に勤務していた某多國籍企業がその技術及び特殊機能性材料を開発していたことから、私には其の邊りの事情がよく解ると謂ふ次第です。NASAの反復使用可能の宇宙往復船Enterpriseには、後者が初めて採用された結果、Spaceshuttleプロジェクトを成功しました。北朝鮮には、スプートニク以來の宇宙船開發實績のある露西亞がそれなりの技術援助を北朝鮮に施す可能性がありましょうが、中國には、まだ其の技術が完成していないのではないかと謂ふ疑念が殘ります。〔情報収録 − 坂元 誠〕


 ◎米仏首脳が北朝鮮問題で電話会談、トランプ氏 改めて「軍事的措置」警告

【8月13日 AFP】米国のドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領とフ ランスのエマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)大統領は12日、電 話で会談し、北朝鮮の核開発の阻止に取り組む意向を示した。しかしトラ ンプ氏は、他の手段が奏功しなかった場合には厳しい「軍事的措置」を取 る可能性を改めて警告した。

ホワイトハウスは声明を発表し、トランプ氏とマクロン氏が電話会談を行 い、「情勢を揺るがし、緊張を高めている北朝鮮の行動に関係して、危険 が徐々に増している状況」について協議したと述べた。また、脅威に終止 符を打つため、米国とその同盟国には「外交、経済、軍事といったさまざ まな措置を適用する」用意があると明言した。

一方のマクロン氏は、北朝鮮の「弾道ミサイルと核兵器の脅威に関する不 安」を表明しながらも、世界各国の指導者は北朝鮮に「無条件で対話再開 に応じさせる」取り組みが必要だと述べ、慎重な対応を求める国際社会の 声に同調する姿勢を示した。

北朝鮮と近い関係にある中国や、ロシア、ドイツ、英国、国連(UN)は、 北朝鮮を言葉で威嚇するトランプ氏に自制を呼びかけている。AFP/Brian Knowlton, with Yanan Wang in Beijing

写真−フランスを訪問したドナルド・トランプ米大統領(右)と、パリ市 内で開かれた歓迎式典で言葉を交わすエマニュエル・マクロン仏大統領 (2017年7月13日撮影、資料写真)。AFP/BERTRAND GUAY
<http://www.afpbb.com/articles/-/3139030>http://www.afpbb.com/articles/-/3139030
 [AFP] 2017年08月13日 10:14 ワシントンD.C.〔情報収録 − 坂元 誠〕



 ◎米トランプ政権、中国の知財権侵害めぐり調査へ

【8月13日 AFP】複数の米政権関係者は12日、ドナルド・トランプ大統領 が14日に中国の知的財産権侵害をめぐる調査を米通商代表部(USTR)に指 示する大統領令に署名すると明らかにした。対中制裁につながる可能性も ある。

トランプ大統領は、米国の技術開発者や技術関連企業が中国の法律や政 策、慣行によって不利に扱われたり損失を受けたりしていないか判断する よう通商代表部のロバート・ライトハイザー(Robert Lighthizer)代表 に指示する。そのような事実が確認されればライトハイザー氏には是正措 置を取るための「幅広い権限」が与えられる。

トランプ氏は、北朝鮮と近い関係にありながら同国の核開発を抑止できて いないとして中国を批判し米中関係は緊張が高まっているが、複数の米政 権関係者は今回の指示と北朝鮮問題とは無関係だとしている。

写真−ドイツ北部ハンブルクで開かれた20か国・地域(G20)首脳会議 (サミット)の関連会合で握手する米国のドナルド・トランプ大統領 (左)と中国の習近平国家主席(右、2017年7月8日撮影、資料写真)。 (c)AFP/SAUL LOEB
<http://www.afpbb.com/articles/-/3139043>http://www.afpbb.com/articles/-/3139043
 [AFP] 2017年08月13日 14:10 ワシントンD.C. 〔情報収録 − 坂元 誠



 ◎<天皇陛下退位>法務省が恩赦検討 皇太子さまご結婚以来

天皇陛下の退位を実現する特例法が6月に成立したのを受けて、法務省が 恩赦の実施に向けた検討に入ったことが12日、関係者への取材で分かっ た。国の慶弔時などに行われる「政令恩赦」や「特別基準恩赦」が実施さ れれば、1993年の皇太子さまと雅子さまのご結婚の時以来で、現行憲法下 では11回目になる。

 特例法は、公布日(6月16日)から3年を超えない範囲で、退位の日と なる施行日を政令で定めると規定している。恩赦の基準日も施行日を参考 に設定されることが想定され、法務省は恩赦の基準や期間について過去の 事例などから検討を進めている。

 恩赦は恩赦法で定められており、罪を犯した人の改善更生の状況などを 見て刑事政策的に裁判の内容や効力を変更する目的がある。政令で罪や刑 の種類、基準日などを定めて一律実施する「政令恩赦」と、個人の申し出 により中央更生保護審査会が審査する「個別恩赦」に分かれる。特別基準 恩赦は個別恩赦の一つで、政令恩赦の要件から漏れた人に内閣が定める基 準で一定期間に限って行われる。過去には政令恩赦と関係なく実施された ケースもある。

 政令恩赦や特別基準恩赦は、これまで、沖縄本土復帰(72年)▽昭和天 皇逝去(89年)▽天皇陛下即位の礼(90年)▽皇太子さまご結婚(93 年)−−などを理由としてきた。93年の時は、政令恩赦は実施されず、特 別基準恩赦のみが行われた。公職選挙法違反者の公民権が一律に回復する ことに批判の声があったことや、平成に入ってすでに2回の恩赦があった ことが理由とされる。

93年の特別基準恩赦は計1277件で、うち公選法違反事件が945件と全体の 74%を占めた。内訳は特赦90件(公選法違反82件)▽減刑246件(同231 件)▽刑の執行免除10件(同0件)▽復権931件(同632件)−−だった。

  【ことば】恩赦

 裁判によらず、国家の刑罰権を消滅させたり、裁判の内容・効力を変更 または消滅させたりする制度。現憲法では内閣が決定し、天皇が認証す る。「大赦」(有罪判決が無効、有罪判決が出ていない場合は公訴権が消 滅)、「特赦」(特定の人の有罪判決が無効)、「減刑」、「刑の執行の 免除」、「復権」(有罪確定で失ったり停止されたりした資格の回復)の 5種類がある。
毎日新聞8/13(日) 6:30配信



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読 者 の 声       
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 1)通訳とは自己陶酔だ:前田正晶

私が在職中に慣れ親しんだ通訳について下記のように纏めた見た。こうい う仕事をする機会を与えられると、通常では私如きがお目にかかる機会な どあるはずがない企業社会の偉い方の謦咳に接する幸運もあったのが、通 訳をする醍醐味だったし有り難いことだったかも知れない。


通訳もする当事者:

私は確かに在職中には通訳の給料を貰っていませんでしたが、「通訳もす る交渉の当事者」と自称して、数え切れないほど自分が所属する事業部の 仕事で通訳もしました。その訳し方は、例えば副社長に向かって例えば 「今〜社のXX常務はこう言われたのだが、その背景には〜社内の此れこれ 然々の理由があると既に課長から聞き出してあるので、割引して聞いても よい」とか「彼は繰り返して同じことを言っているだけで、簡単に言えば こういう事」という形で、専門の通訳のように、言われたことだけを逐語 訳するやり方(通訳者の主観を入れないという意味)はしませんでした。

また上司の語ったことを日本語にする場合にも、必要な限り彼の発言にあ る背景と、社内の事情の他に彼の当日の気分をも読んで解説をするように もしました。唐突に彼が言ったことだけを日本語にしても、偶には木で鼻 をくくったようになることはあり得ます。それでは「通訳も出来る当事者 としては、給料分の働きをしていないことになる危険性もあります。それ は避けるべきことです。

時には、副社長が来日する前に、取引先の担当者乃至は課長さんと懇談し て「訪日の目的」を事前に説明し、それに対する反応と意見を取材するよ うに努めていました。

そうせずに、その場で試合開始などにすれば準備というか事前の調整不足 で、要らざる混乱乃至は対立を招く危険性もあります。そういう事態にな れば、日本駐在員である私の失態です。

通訳というものをこのように考えていましたから、政府高官(総理も含め て)女性の通訳を伴って外国に出て行くのは全く理解不能なのです。私は リタイヤー以前にも社用以外では「初めてお目にかかる方の通訳は出来る ことなら辞退したい。

もしもお引き受けしても何か行き違いが生じた場合の責任は持てない」と の条件を提示していました。勿論「サービス通訳」はお断りしました。無 償では責任が持てないから。実は、リタイヤー後にはこの手法が「彼はお 金に拘る人物。如何にもアメリカ式」との悪評が立ったこともありました。

我が生涯の最高の上司の通訳は10年以上やっていましたから、その日の表 情や使う言葉と表現で事前の打ち合わせ以外のことを語った場合でも、彼 のご機嫌のほどや感情の起伏も解るようになっていました。通訳とはそれ くらい微妙なもので、知らない(初対面)方が使う言葉というか表現の裏 が読める訳がないのが怖いのです、時候の挨拶程度の面談なら気楽です が。英語で言う”courtesy call”(表敬訪問)なら何とかなります。

多くの場合は、お客様に会う前に大筋はすり合わせてから会談に入りまし たから、齟齬を来すことは先ずありませんでした。アメリカ側の他の連中 でも同じ会社の長年の馴染みでしたから、阿吽の呼吸は合いました。そう 言う訳は、難しい商談をする以上、前後の事情を弁えていない者が同席す ることすらおかしいのですから、通訳も出来る当事者の存在は当然です。

ましてや、一国の外交交渉事を当事者でもない女性にやらせるのは余り適 切ではないと危惧するものです。これは英語の上手い下手の問題ではあり ません。だから、翻訳ソフトや機械では???ということです。

通訳とは破壊と再構築だ:

 私は「通訳が仕事」でも「業者」でもありませんでしたが、何時の間に かそのやり方を、身を以て覚えていきました。当初は「そんなおかしなこ とを言ってはいけない」であるとか「間違いである」とか「矛盾したこと を言っては困る」等々を言って窘めていました。

そういうことを言っていると、聞いている間に感情が入ってきて、そこで 記憶が乱れるか、そこから先に話し手について行けなくなってしまったこ ともありました。

それではいけないのであると悟ってからは、素直に出来るようになったこ とは「頭の中を真空というか真っ白にして、自分の考えや感想も感情をも 差し挟むことなく、話し手が言われたことだけをその聞こえたまま、その ままを違う言語に出来るようにすること」でした。

即ち、自分を調教したのでした。すると、不思議なもので、空になった頭 の中に話し手が言ったことが全部素直に入り、自分の思考とぶつかること もなく、すらすらと別な言語で言えるようになりました。

私の通訳法には通訳を専門とする方とは決定的に違う方法を採る点があり ます。それは、先ず絶対にメモを取らないことです。その理由は簡単で、 記憶力というか一度聞いたことは先ず確実に頭の中に残せる自信があった こともありますし、メモを取っていれば書くことに気を取られるて聞くこ とに集中できず、話の筋が解らなくなる危険性が高いと経験上も承知して いたのです。但し、メモを取らないと、人によっては記憶力のみに頼るこ とに不信感を抱かれることがあったのには参りました。

また、如何に記憶に自信があっても弱点はありました。それは数字でし た。即ち、日本語には「万」と「億」の単位があっても英語にはこの概念 がないのに“million”や“billion”があるので、難儀しました。これはもう 書き留めて置くしか対処法がないので、メモ用紙は一応用意をして臨むよ うにはしていました。また「10万」が“one hundred thousand”であるのも 悩ましい日本語との違いです。

そこから先は自己陶酔のようなもので、「どうだ、俺以外にこれほど素直 にスピーチ全体を記憶して、直ちに違う言語に即座に変換できる奴がいる のか」との意識で通訳するようになりました。この記憶の容量は、交渉や 会話の内容で異なりますが「10分くらいは話し続けられても大丈夫ですか ら、途中で思考が途切れない限界までお話しなさってください」と見得を 切るまでになりました。現実には難しい交渉事でも何でも、準備された原 稿無しに10分も「序論・本論・結論」の順で理論的に語り続けられる方は 稀ですが。

このような形で「当事者としての通訳を続けていられる時間は一日中でも 大丈夫ですが、1週間でも続くと「偶には俺自身で考えて話せる時間をく れよ」と思うようになって苛立ってくることがありました。そうなると 「変なことを言うな」とか「それは間違った解釈だから訂正せよ」などと 怒鳴ってしまったこともあります。

これは一種のフラストレーションで、話し手のアメリカ人と1対1で過ごし ている時に、感情を抑えきれず絡んでしまうこともありました。

面白かった?ことは自分と同程度乃至はそれ以上かも知れない通訳能力が ある人が交渉の席に同席していると意識過剰になるのか、自分でも信じら れないくらい上手く出来る日と、とちっているばかりという風に、どちら か一方になってしまうことがありました。矢張り知らず知らずのうちに 「上手くやって見せよう」と意識するようです。

更に「今日は快調で最高の出来」と自己満足していると、その人に「今日 の貴方の通訳は酷かった」と貶されたものです。同様に、彼に「今日の通 訳は不出来でしたね。どうかされましたか」と言うと「エッつ。俺は会心 の出来だと思った」との返事が返ってくるのでした。

この方の名言が「通訳とは破壊と再構築だ」でしたが、当にその通りで、 元の話し手の意図というか意中を読み切って、専門の方のような訳し方を
せず、聞いた内容を一度分解し、通訳者の綺麗に誰にでも解るように再構 成する方が良い結果が出るものです。これぞ通訳の醍醐味であり自己陶酔 の境地に入れるのです。だが、「通訳を生業とする方」にはこのような勝 手なことは出来ない でしょう。



 2)読者の声欄にあった、私の意見を求められた方にお答えしたいと思 うのですが、何分にも簡単に纏められそうにもないこと柄ですので、暫時 余裕を賜りたいとお願いしたいのです。

だが、簡単に言えば「文科省とその関連の方々は本当のEnglishではな く、私が再三再四指摘してきた『科学としての英語』を恰も数学のように 教え、しかも単語を重要視して言葉を流れの中で覚えようとさせていませ ん。そこに、周囲に群がる訳が解らない連中が『グローバル化の時代に あっては英語で話せなければ』などと脅迫するので、英語教育(English にあらず)が歪んでいくのだ」なのです。

それだけではなく、何処の馬の骨かも解らないようなnative speakerを有 り難がって、助教だったかに採用しているのも大間違いです。先生方は 「Englishはその階層によって著しく変わっていくもの」とご存じないよ うです。

身近な例を挙げれば、トランプ大統領は自分の支持層である下層階級を意 図して話す時の英語は著しく品位を欠きながら、正式な場合にはチャンと したそれらしい言葉遣いをしていることがあります。

ここから先は「私の英語勉強法」になるのですが、長くなりますし具体的 に我が国の外国語教育の至らなさを批判することになりますので、今回は これまでにさせて下さい。(前田正晶)


 3)トランプ大統領はself-controlが出来ていないdisasterのようだっ た:前田正晶

目下の所、アメリカ対DPRKの対立というか、売り言葉に買い言葉的な展開 は世界中でなければ、少なくとも北アジアにおいては極めて不安定であ り、一触即発かとも言えるようなかなりな緊張状態を醸し出している。私 はこの状況を見ていて、元の同僚が「もしもドナルド・トランプ氏が共和 党の大統領候補に選ばれればdisasterだ」と指摘したのを思い出さすには いられない。

トランプ大統領の政策と性格には多くの難点があるとしか思えないし、未 だに個人会社のCEOだった頃の感覚から抜けきっておられないようで、自 分の思うように動かない事態や、動いてくれない相手に対しては自制心を 失ったかの如き精神状態になってしまうようだ。

そういうことをすれば如何なる事態を引き起こすかに全く配慮せずに、言 いたい放題である。その最たる例が「アメリカはDPRKに対して何時でも軍 事行動を取れる」と言い放ってしまう辺りだ。

私はトランプ氏が大統領就任前から、アメリカが中国と我が国に対する貿 易赤字が大きいことを、恰もこれらの両国が悪いかの如きことを言ってお られたことを「全く自国の産業界の欠陥というか問題点を弁えずして他国 を非難するとは、国際的取引について無知だからだ」と批判した。特に 「我が国の対米自動車輸出が多いのに対して、アメリカ車が日本で売れて いない事実を我が国が悪いが如くに言うとは、見当違いも甚だしい」とも 言った。

事をを単純化して解りやすく言ってみれば、「一方では対日輸出に携わっ てもいなかった方が数字だけを見て「アメリカファースト」の精神で保護 貿易主義的な発言をしているのであり、私は20年以上もアメリカの会社の 一員として対日輸出で苦労を重ね、如何にすれば世界で最も小うるさい日 本市場に受け入れられるかで辛酸をなめてきた者が言っている」という違 いがあるのだ。

今回も中国に対して知的財産権を侵害し続ければスーパー301条の発動を USTRに命じたなどと言うのは、一部には如何にも小気味よく聞こえるかも 知れないが、、それが対DPRKの制裁について彼が期待したほど習近平が動 かないことにご立腹だったことが原因のようである。これなどは「自制心 (self-control)を失っておられるのでは」としか思えない。

極論的に批判すれば「アメリカファーストを実践する為には同盟国を含め て他の周辺の諸国が多少の火の粉を浴びるのも止むを得ないことだ」と 言っておられるのと同じだ。

報道によれば、彼が何か極端な声明を出している傍らにはテイラーソン国 務長官が控えていて、その発言を否定してかかるか和らげるようにしてい る由だ。だがしかし、その国務長官も辞任するとかの噂も流れている。

もうそろそろ、トランプ大統領も世界を広く見る視点に立って、物事を考 えられるような時期に入ってもおかしくはないと思うが、どうやらこれは 無い物ねだりのようだ。

最後に、参考までにOxfordによる英語の講釈を。Disastは”aunexpected event,such as a very bad accident, a food or fire, that kills a lot of people orcauses a lot damage”とある。Self-controlは”the ability to remain calm andnot show your emotions even though you are feeling angry, excited, etc.”とある。

後者の方がよりトランプ大 統領に当てはまっていると思うが、disaster の2番目には”a very bad situation that causes problems”とあり「なる ほど、そうだったか」と 納得してしまう。矢張り、このままをトランプ 大統領に捧げて自制心の発 揮を待ちたい。



 4)トランプ大統領はself-controlが出来ていないdisasterのようだっ た:前田正晶

目下の所、アメリカ対DPRKの対立というか、売り言葉に買い言葉的な展開 は世界中でなければ、少なくとも北アジアにおいては極めて不安定であ り、一触即発かとも言えるようなかなりな緊張状態を醸し出している。私 はこの状況を見ていて、元の同僚が「もしもドナルド・トランプ氏が共和 党の大統領候補に選ばれればdisasterだ」と指摘したのを思い出さすには いられない。

トランプ大統領の政策と性格には多くの難点があるとしか思えないし、未 だに個人会社のCEOだった頃の感覚から抜けきっておられないようで、自 分の思うように動かない事態や、動いてくれない相手に対しては自制心を 失ったかの如き精神状態になってしまうようだ。

そういうことをすれば如何なる事態を引き起こすかに全く配慮せずに、言 いたい放題である。その最たる例が「アメリカはDPRKに対して何時でも軍 事行動を取れる」と言い放ってしまう辺りだ。

私はトランプ氏が大統領就任前から、アメリカが中国と我が国に対する貿 易赤字が大きいことを、恰もこれらの両国が悪いかの如きことを言ってお られたことを「全く自国の産業界の欠陥というか問題点を弁えずして他国 を非難するとは、国際的取引について無知だからだ」と批判した。

特に「我が国の対米自動車輸出が多いのに対して、アメリカ車が日本で売 れていない事実を我が国が悪いが如くに言うとは、見当違いも甚だしい」 とも言った。

事を単純化して解りやすく言ってみれば、「一方では対日輸出に携わって もいなかった方が数字だけを見て「アメリカファースト」の精神で保護貿 易主義的な発言をしているのであり、私は20年以上もアメリカの会社の一 員として対日輸出で苦労を重ね、如何にすれば世界で最も小うるさい日本 市場に受け入れられるかで辛酸をなめてきた者が言っている」という違い があるのだ。

今回も中国に対して知的財産権を侵害し続ければスーパー301条の発動を USTRに命じたなどと言うのは、一部には如何にも小気味よく聞こえるかも 知れないが、、それが対DPRKの制裁について彼が期待したほど習近平が動 かないことにご立腹だったことが原因のようである。これなどは「自制心 (self-control)を失っておられるのでは」としか思えない。

極論的に批判すれば「アメリカファーストを実践する為には同盟国を含め て他の周辺の諸国が多少の火の粉を浴びるのも止むを得ないことだ」と 言っておられるのと同じだ。

報道によれば、彼が何か極端な声明を出している傍らにはテイラーソン国 務長官が控えていて、その発言を否定してかかるか和らげるようにしてい る由だ。だがしかし、その国務長官も辞任するとかの噂も流れている。も うそろそろ、トランプ大統領も世界を広く見る視点に立って、物事を考え られるような時期に入ってもおかしくはないと思うが、どうやらこれは無 い物ねだりのようだ。

最後に、参考までにOxfordによる英語の講釈を。Disasterは”an unexpected event,such as a very bad accident, a food or fire, that kills a lot of people orcauses a lot damage”とある。Self-control は”the ability to remain calm and not show your emotions even though you are feeling angry, excited, etc.”とある。

後者の方がよりトランプ大統領に当てはまっていると思うが、disasterの 2番目には”a very bad situation that causes problems”とあり「なるほ ど、そうだったか」と納得してしまう。矢張り、このままをトランプ大統 領に捧げて自制心の発揮を待ちたい。




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身 辺 雑 記
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14日の東京湾岸は曇天。

大阪在住の畏友池尻一寛さんの愛妻紀子さんが13日午前、逝去された。享 年76。ご冥福を祈ります。と書いたところで親友から電話が入り、秋田高 校同級生の矢野恵之助君が13日朝、肺炎のため死去したとのこと。訃報が 重 なった。このほうは81。日本三大盆踊りの西馬音内(秋田県)の出身 で彼も盆踊りを流麗に踊った。秋田では13日がお盆の入りだ。

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渡部 亮次郎 <ryochan@polka.plala.or.jp>

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