政治・経済

頂門の一針

急所をおさえながら長閑(のどか)な気分になれる電子雑誌。扱う物は政治、経済、社会、放送、出版、医療それに時々はお叱りを受けること必定のネタも。

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頂門の一針4430号  2017・7・31(月)

2017/07/31

 
   
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わたなべりやうじらうのメイ ルマガジン「頂門の一針」4430号
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           2017(平成29)年7月31日(月)



             慟哭の「通州事件」から80年:宮崎正弘

       日本こそ劉暁波氏の人権問題について:櫻井よしこ

           日本が直面した共産主義の脅威:伊勢雅臣

                君が世完成記念日:渡部亮次郎

                  
                        話 の 福 袋
                           読 者 の 声
                           身 辺 雑 記


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第4430号
                             発行周期 不定期(原則毎日発行)
             
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慟哭の「通州事件」から80年
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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成29年(2017)7月30日(日曜日)
        通算第5375号   
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 慟哭の「通州事件」から80年が経った
  寸鉄を帯びぬ無辜の同胞が無慈悲に惨殺された無念と慟哭
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 7月29日、あの通州事件から80年を迎えた。靖国神社には、主催者の予 測をはるかに超えて2倍の人々が参集し、無念の犠牲者に祈りと捧げ、2 度とこのような惨劇を繰り返さないことを誓った。

全員が本殿に昇殿参拝した。参列者のなかには文藝評論家の桶谷秀昭氏、 黄文雄氏らの顔もあった。

ひきつづき会場を有楽町に移し、「通州事件80周年 記憶と慰霊の国民集 会」が開催され、会場は満杯、補助椅子を足しても収まりきれない多くの 人々が駆けつけた。

会は佐波優子さんの司会で始まり、最初に映画を上映、未発見のフィルム が基調は証拠文献などかずかすが挿入された初公開のフィルムに見入った。
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%80%9A%E5%B7%9E%E4%BA%8B%E4%BB%B6

国歌斉唱、黙祷につづいて主催者を代表して加瀬英明氏、ジャーナリスト の桜井よしこ氏が挨拶した。

第1部の「関係者がかたる事件の真相」に移り、コーディネーターは皿木 喜久氏。事件当日に銃撃を受けながら奇跡的に助かった母が3ヶ月後に産 んだ運命の子、加納満智子さん(現在80歳)が、その奇蹟の運命を語って 会場はしーんとなった。

また犯行に及んだシナ兵と遭遇し、撃滅した部隊長の子息、奈良保男氏が 登壇し、なまなましい当時の事件の背景や伝え聞いている真相など、多く の証拠品を提示されながら語った。会場には中国専門家の樋泉克夫氏、ま た女性ジャーナリストとして活躍する河添恵子氏、福島香織氏らの顔も あった。
 
休憩後、第2部に移り、阿羅健一氏、小堀桂一郎氏、北村稔氏、緒方哲也 氏、ペマ・ギャルポ氏、オルホノド・ダイチン氏、三浦小太郎氏、最後に 藤岡信勝氏がそれぞれ貴重な意見を述べた。

とくに藤岡氏はチベットやウィグル、南モンゴルの夥しい血の犠牲の記憶 回復運動とも連携し、今後の運動方針として、この通州事件をユネスコの 「世界記憶遺産」として登録してゆくことなどの説明があった。閉会の挨 拶は宮崎正弘が担当した。

        
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書評 しょひょう BOOKREVIEW 書評 BOOKREVIEW
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 誰も怖くて指摘しなかったAIの本当の脅威とは
   AI(人工知能)が人類を破滅させる恐怖である
 
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小林雅一『AIが人間を殺す日』(集英社新書)
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AIの近未来の恐ろしさを著者は「自動運転、医療、そして兵器」の3つの 分野にみる。

以前から言われている雇用激減、2045年に予測されている「シンギュラリ ティ」の恐怖を超えて、あまりにも恐ろしくて語られなかったのが自動運 転の車が引き起こす事故、AIが人間を超えるというシンギュラリティなど も問題よりも、最大最悪の問題は、じつ自律的兵器である。

前者2つは超オートメーションにより、暴走や誤作動、ありは制御不能に 陥ったときの災禍の甚大さ、医療の誤信も死に結びつく恐怖であり、前々 から指摘されてきたことである。

AIの恐怖とは「HUMAN OUT OF THE LOOP」と呼ば れる問題で、日本語に直すと「制御の環から人間が除外される」ことを意 味すると小林氏は言う。

これらが本書のポイントと言って良いだろう。

とくに著者は自律的兵器に関して具体的な考察を拡大しているが、日本に は珍しい論点である。

なぜならAI本はあまたあっても、兵器分野すなわち「軍事ロボット」に関 しての考察が日本では殆どなされなかったからである。

評者(宮崎)は、既に35年も前の1982年に『軍事ロボット戦争』(ダイヤ モンド社、絶版)を上梓し、この問題を提議したのだが、あまりに予測が 早かった所為か、殆ど注目されなかった。

SF小説と映画では、ロボコック、ターミネーター、スターウォーズなど があり、いやその前に日本では鉄腕アトム、鉄人28号、最近はガンダム などがある。

想像の世界での出来事で、まさかマンガが本物と化け、人間を本格的に脅 かす日が来るとは誰も想定していなかっただろう。

自律的兵器とは「コンピュータ・プロセッサーの飛躍的進化とコスト低下 に伴い、これら高度な部品・技術などが、謂わば『消耗品』として兵器に 搭載されるようになった」(176p)。

無人機ドローン、巡航ミサイル、無人潜水艇などである。

事態を重視したアメリカは今後3年間でおよそ180億ドルを、これらAI 搭載の自律的兵器開発にあてる。

そのため世界から人材をスカウトしている。

「しかし、このように兵器自体が戦場における周囲の情報から機械学習し て、臨機応変に対応するようになれば、それはペンタゴンが主張する

「HUMAN IN THE LOOP」、つまり『兵器の使用について実質的な判断を 下し、その責任を負うのは、兵士や指揮官のような人間である』という基 準とは相容れないことにある」

すなわち兵器そのものが自主的に暴走し始める。人間が制御できない兵器 が誕生すれば、いったい人間の未来は、AIに滅ぼされることにならないのか。

しかも、それらがテロリストに渡ったら?

「本来なら米軍の優位性を確保するために開発されるはずだった自律的兵 器は、皮肉にも、これまで米軍とテロ集団・武装勢力などとの間に存在し てきた『兵器技術の非対称性』を打ち消す方向に動く可能性が高いのだ」 (192p)
 こうした文脈からも、本書は注目されるべきであろう。

           
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▼読者の声 ▼どくしゃのこえ ■READERS‘ OPINIONS
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(読者の声1)小生は、つい最近まで、邪馬台国論争にはあまり関心がな かった。しかし、小路田泰直氏(奈良女子大副学長・教授、専攻は日本近 代史)の「大和に日本が誕生したわけ」という講演を聞いて以来、おおき な関心を抱き始めている。

その後、小路田氏の著書『「邪馬台国」と日本人』(平凡社新書、2001 年)、『邪馬台国と「鉄の道」』(洋泉社歴史新書、2011年)、『卑弥呼 と天皇制』(洋泉社歴史新書、2014年)を通読し、あらためて小路田説に 魅力を感じている。

私自身は、特に古代史について深く研究したわけでもない全くの素人であ るが、邪馬台国論争については、小路田氏の説く、魏使の日本海経由説に 基づく邪馬台国=畿内説が説得的であるように思う。

小路田氏自身が、2011年の著書の冒頭(「はじめに」)において、2001年 の著書における「内心では、やはり邪馬台国が畿内にあろうと九州にあろ うと、それ自体はどちらでも良いとおもっている・・・」という叙述を 「今から思うと何とも軽率な発言であった。

・・・・・国家の生まれ方は、国家のその後を強く規定するからであ る。・・・もしそれが北九州にある場合、邪馬台国という国家の公共性の 源は、外敵からの社会の防御と、対外貿易の管理ということになる。それ に対して、畿内にある場合は、その源は、すべての地域からの等距離性、 すなわち公平・平等ということになる。・・・・」などと書かれている が、私の関心は「日本」という国家の生まれ方である。

その意味でも、「放送大学奈良学習センター開設 20 周年記念シンポジウム

「日本はなぜ大和に誕生したか!? 新大和論の構築へむけて」(2016 年 11 月 6日奈良女子大学記念館)
http://www.ouj.ac.jp/pj/pdf/2016/nara002.pdf
は、特に興味深い、知的刺激に満ちたシンポジウムであるように思われる。

宮崎正弘氏は、7月25日付メルマガ(5367号)における、田中英道著『高 天原は関東にあった』の書評の中で、「魏志の倭人伝は風説、伝聞を纏め て仕上げた怪しい歴史書であり、そこにはシナの政治的打算、思惑が秘め られている筈である。評者は昔から魏志の倭人伝は信用するに値せず、創 作だろうと考えてきた」と述べ、「南京大虐殺などというプロパガンダ」 を類例に挙げられる。

しかし、南京事件も、中国側の主張には、犠牲者数等に著しい誇張が見ら れること、誇大過度のプロパガンダ性が大問題ではあるものの、(過失判 断に基づくものだったとしても)多少の事件が発生したことは否定できな いのではないか。

また7月29日付メルマガ(第5374号)では、「読者の声」として、「(中 国諸王朝の正史は、)書かれた状況により、精確さが大きく異なり一概に 内容が正確か否かは言えません。たとえば魏志倭人伝の記述はかなり歪曲 したものと私は考えています」という意見が寄せられている。

私は古代史にはまったくの素人であり、こうした意見に的確に対応でき る見識を備えているわけではないが、小路田氏の説かれる魏志倭人伝解 釈、邪馬台国論には相当の説得力があるように思う。
(CAM)



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(読者の声2)貴誌7月28日弐において、邪馬台国に関連して、浪子様 からご意見をいただきましたので、私の考えを述べさせて頂きます。論点 が多岐にわたっておりますので少々長くなりますことをお許し願います。
 
浪子様は、そのご意見の中で「象牙の塔を盾にした『考えない足』であっ てはいけません」とご忠告頂きました。一般的なご忠告として、受け止め させて頂きます。同時に、私の邪馬台国に関する探求経緯を簡単にご説明 します。私は勤め人時代の後半から邪馬台国に興味を持つようになり、 20年ほど探求を重ねて一昨年「邪馬台国は福岡平野にあった」という拙 著を上梓いたしました。
詳しくは下記サイトでご確認をお願いします。
http://yamataikoku-fukuoka.com/kangaeru%20point.html

読者の方から多くの感想を頂きましたが、アマゾンの感想の中に次のよう なものがありますので、私の探求姿勢をご理解いただく一助になるのでは ないかと思い引用いたします。「らんぱんまん」と名乗られる方からのも のです。
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朝鮮半島南部が倭国の領域であったことは、神話や様々な史跡より推察で きます。

著者の言われる水行・陸行のコースは、考えてみれば当然のことばかり で、これを聞くと他の説がかなり危うく感じてしまいます。現地の隆起や 地形を実際に確かめ、その上で細かく分析した点や、倭人伝をロジカルに 読み解く点でも、「今までどうしてこのような解説が無かったのだろ う?」という至極当然な感想を持ちました。

事の真偽は私にはわかりませんが、少なくともこの著者の視点やロジ
ックに光を当て、その上で検証の舞台に上げるべきだと実感しています。 これを精神論で判断するのは、論拠のないおらがまち自慢の様な方だと思 います。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
少なくとも、らんぱんまん様は拙著を読まれて「現地の隆起や地形を実際 に確かめ」という受け取り方をされており「象牙の塔を盾にした『考えな い足』」とは見ておられないようです。アマゾンには他の方の感想も載っ ておりますので、ご興味があればご参照ください。アマゾンで「邪馬台 国」で検索すれば、5ページ前後のところに出てきます。

以上私のことをご理解いただいた上で、浪子様の御質問にお答えしたいと 思います。

去と現在とで価値観が異なっている事は枚挙に暇がないと考えております。

婚姻形態ひとつを取っても古代においては一夫多妻は悪いこととは考えら れておりませんでした。また、罪の概念や罪に対する償い方も大きく変化 してきております。

正当な統治者か反逆者かという判断は立場によって大きく異なるのが普通 です。このような時代背景やその推移を考えずに現在の価値観で過去を計 ることは行うべきではないと述べました。

現在の価値観で過去を計ることは、喩えて言えば、ある犯罪者がいたらそ の祖先も悪人に違いないとするようなことで、大方の納得を得られるもの ではないと考えております。

中国の歴史書について言えば、正史とされているものが24あります(二 十四史)。
これらは清の乾隆帝によって定められたもので、その後の史書を加えて二 十五史や二十六史などとされる場合もあります。

これらの正史については研究者によってかなり精密に研究され、正粗混在 していると見られております。

古い時代について言えば史記、漢書、後漢書、三国志、晋書、宋書、隋 書、旧唐書などが比較的評価が高いものです。

中でも三国志は対象の時代と書かれた年代が同時代と言っても良いくらい 近く、その完成を目にした晋時代の名門貴族で文化人でもあった夏侯湛 が、陳寿の三国志の出来栄えに感心して、自身が書いて完成間近であった 魏書を破り捨てて筆を折った、という逸話が残っているほどです。

更には、後の時代に宋(劉宋)の文帝に命じられた裴松之が精密な注を作 成したものが現存する三国志です。我国においては研究者の理解できない ところは間違いであるなどとして、研究者の理解できない箇所は、満足な 説明もないままに勝手に変更して解釈されるのが当たり前として扱われて いる(それが現在の混乱の大きな原因)三国志ですが、まずは正面から取 り組むことが重要であると考えております。

次に、初めて紹介するのを自慢していると私が考えた訳をご説明します。
倭人伝の著者である陳寿が、東夷伝の序文の最後に「これらは夷狄の国々 ではあるが、(先祖に対する)祭祀の礼儀が伝わっている。

中国に礼が失われたとき、四方の異民族の間にその礼を求めることも、実 際にありえよう。

それゆえ、これらの国々を順々に記述し、それぞれの異なった点を列挙し て、これまでの史書に欠けているところを補おうとするのである」と述べ ています。「中国で失われたものがある時は周囲の国から学ぶことがある かもしれない」という実に謙虚な姿勢が窺われる一文です。

東夷伝の対象は朝鮮半島の国々と倭人(条)ですが、東夷伝の最後の締め 括りに位置し、字数も一番多く使われている倭人条が東夷伝の眼目である ことは疑いにくいと考えております。

尊大であるはずの中国の帝国が、東夷から学ぶものがあるというのは、並 の見方でないことはご理解いただけると思います。この序文をもとに、紹 介するのを自慢しているとも考えられるとみた次第です。

次に浪子様のご意見に対する私の意見を述べさせて頂きます。

浪子様がどのような歴史観をお持ちになろうとご自由ですが、ご意見を表 明される場合には、納得できる説明が必要であると考えております。

「歴史はしょせん物語」と仰いますが、これは重大な責任を伴う言葉だと 考えます。

何千年何百年という歴史を持っている国もあれば、たかだか数十年という 歴史しか持っていない国もあります。

ある国の文化と歴史は密接に結びついています。どのような国であって も、その国の歴史や文化を誇りを持って受継ぎ、語り継いで行こうとする のが通常のあり方です。歴史や文化を失った国や民族はあてどなく彷徨う ほかはないでしょう。

歴史や文化は民族や国家の背骨であると言っても過言ではないかもしれま せん。しかしながら不幸にして歴史や文化が失われてしまった国や民族も あります。

また、現在、大国によって歴史や文化を奪われようとしながらも、必死で 守ろうとしている国や民族もあります。

浪子様はそのような国や民族に対しても「歴史はしょせん物語」と言うこ とがお出来になりますか。我国の現在の道義心の低下に伴う様々な分野の 荒廃は、まさに歴史を軽く扱い、本当の歴史を教えてこなかった(教えな いようにコントロールされてきた)ことの結果であると考えています。

また、過去に起こった考古学の捏造問題を持ち出されました。本件とどの ように結びつけておられるのか理解致しかねております。

私は学会の外部の人間ですが、考古学に携わる大多数の方々は真面目に取 り組んでおられることを承知しております。

その上で申し上げますと、残念ながら考古学のオピニオンリーダー的立場 にある方の一部は、調査や保存といった本来の分野を超えて、解釈の分野 に大きく足を踏み入れ、自説に固執するあまり、自説に都合が悪い他者の 意見に耳を傾けない傾向が見られると思っております。

これは本来科学的な学問分野であるにもかかわらず、事実に基づいて解釈 するのではなく、新しい事実などに対しても、自説に基づいて解釈を行 う、いわば学問的な岩盤規制であると思っており、そのような岩盤にどの ようにしたら穴が開くのか思いあぐねているのが偽らざるところです。拙 著におきましても直裁的な言葉は用いておりませんが、歴史学会や考古学 会に見られる閉鎖的な体質について何箇所かに分けて触れております。

浪子様も御指摘されましたが、本誌の宮崎様の現代中国の論評は足を使っ てあるだけに論拠が明確で、私も敬意を払っていることは前のメールで触 れましたとおりです。

このような宮崎様の方法論は古代史におきましては必ずしも十分に適用で きるとは限らず、現地調査の前に文献などによって精査する作業が欠かせ ません。

何故ならば、時代が古くなればなるほど、付近の様子も変わり当時を想像 することも困難になってきます。場合によっては、当該の場所すら判然と しないことも少なくありません。邪馬台国論争と言われるものは、その最 たるものでしょう。従ってまず史料を精査し、他のもの(出土物等)に よって裏付けるという作業が不可欠なのです。

つまり文献(史書や史料など)、現地(地形や地名など)、物(出土物や 科学的データなど)などを総合的に判断して推論することが重要になります。

その場合も自分でやれることは限られていますから、報告書などを精読す ることが欠かせないのです。

現代政治に大きな影響力をお持ちの宮崎様の邪馬台国論は、上で述べまし たどの要素も十分踏まえられていないようにお見受けしましたので、指摘 しご注意をお願いしたものです。

現在は大手メディアによる思い込みによる決めつけがまかり通っている状 況ですが、お互いに思い込みによる即断は避けて、自身の頭で考え、納得 できる結論に向かって進めるよう努めたいものだと考えております。
   (高柴 昭)

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(読者の声5)北朝鮮Xデー、1つのシミュレーション −韓国中立宣 言、米艦隊太平洋大返し、米北開戦−

●金正恩、トランプともに国内外に弱みを見せられぬ状況のため、亡命or 核放棄or核容認の可能性は低く、また習近平、プーチンとも仲介の意思ほ ぼ無く、米北開戦に向かっている。
 
●文在寅・トランプ会談に於いて対北圧力行使で一致したが、その直後か ら文在寅は対北融和政策に更に踏み込んでいる。しかしトランプは強く非 難しておらず、織り込み済みのようにも映る。
 
●もし韓国が中立宣言をすれば、ソウルが火の海になる確率と程度が下が り、逆にトランプは引き金を引き易くなる。一方、専ら日本に報復が向け られる確率は高まるだろう。

 ◆1つのシミュレーション◆

米国と北朝鮮間の緊張が高まる中、米北開戦が避けられないと仮定した場 合、そのプロセスについて筆者は下記のようにシミュレーションしてみた。

・X年●月●日 北朝鮮、核実験実行。ICBM搭載可能な核小型化成功を宣言

・これを受けトランプ、日本海にて米韓艦隊軍事演習、日米艦隊軍事演習 を実施

・トランプ、在韓米国民間人・軍人家族に避難勧告

・文在寅、韓国の対北朝鮮中立を宣言

・トランプ、文在寅に対し激怒。同時に国際世論・米国内世論を観測

・膠着状態の後、米空母打撃群の1つがローテーションに伴い日本海離脱

・米メディア・世論、トランプを「弱腰」「口だけ」「負け犬」と批判。 トランプ、秘密裏に米空母打撃群の日本海へのUターンを指示(太平洋大 返し)

・米艦隊、日本海に突如出没。戦闘配置完了

・X年X月X日 トマホークミサイル等で、北朝鮮側弾道ミサイル基地・停 戦ライン沿いのロケット砲・長距離砲を撃破。グアムより飛来したB1戦 略爆撃機がバンカーバスター等で平壌中枢部、各地下秘密基地等を爆撃

・打ち漏らした北朝鮮のロケット砲・長距離砲からの発射によって、ソウ ル市内に被害発生

・北朝鮮、日韓の米軍基地および日本の3大都市の1つに向け弾道ミサイ ル発射

・SM3、PAC3ミサイルによって、迎撃成功(あるいは失敗)

・北朝鮮軍壊滅。中国人民解放軍、鴨緑江を渡り北朝鮮侵入。金正恩を捜 索し死亡確認(若しくは捕縛)。全土制圧。

・トランプ、習近平、プーチンが首脳会談。北朝鮮の統治について駆け引き

・米中露で合意した統治案を、国連安保理にて可決

◆常在戦場の時◆

現在進行形の北朝鮮危機について、北朝鮮のICBM廃棄を前提とした米 国による限定的核容認オプションは、2人の指導者の対立が高まる中、 日々その確率は逓減していると思われる。

筆者は、北朝鮮に核が残る事は極東の安定性の面で日本として容認すべ きではなく、金正恩のロシア亡命での決着について、それに対するプーチ ンの意欲は現時点で全く見えぬものの、なお日本は表から裏から各方面へ 働き掛ける事を諦めてはならないと考える。
 
ところで私事だが、筆者は数年前より日本古代史への興味から、勤め人ゆ え休日を利用して紀伊、畿内、出雲と幾つか由縁の地を巡っており、今年 のお盆休みは、三韓征伐の痕跡、白村江等を訪ねるために大阪発若しくは 博多港発のフェリーで朝鮮半島へ渡ろうと考えていたのだが、丁度8月下 旬に予定されている定例の米韓合同軍事演習と前後するため、今回は九州 止まりにしておくべきかと躊躇している。

もし前述のシミュレーション通り「韓国中立宣言」があるなら、ソウル以 下韓国各地が火の海になる確率は下がるとも言えるのだが。

それはともかく、本よりシミュレーションは、開戦に至るとする場合の数 多ある可能性の内の1つにしか過ぎない。しかし、こうして何らかを紙に 落して眺める事は実感が湧き易く、備えや対策その他の面で有用と思われる。

もし前述の通り、「韓国中立宣言」の後に米北が戦火を開いた場合、やは り日本が報復攻撃を受ける確率はより高まるだろう。

防衛当局に於ける防空迎撃態勢の一層の練度向上とともに、現在一部自治 体だけで行われている避難訓練は早急に全国で行う必要がある。

なお筆者は、自宅にペットボトル水とパックライス等を多量に用意し、防 災ラジオ等を購入し、(直撃を逃れた場合に)死の灰を避けるための避難 または籠城の仕方をイメージトレーニングしている。

笑い事ではない。各家庭単位、個人に於いても、ここ暫くは常在戦場の心 構えが必要だろう。(佐藤鴻全)

     

            
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日本こそ劉暁波氏の人権問題について
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            櫻井よしこ

「日本こそ劉暁波氏の人権問題について中国政府に厳しい意見を言うべき とき」

7月13日、ノーベル平和賞受賞者で中国の民主化運動の精神的指導者、劉 暁波氏が死去した。中国を愛する故に最後まで中国にとどまって闘った劉 氏の死を、深く悼みたい。

中国当局が劉氏の末期がんを発表したのが6月26日、それからひと月もた たない死亡だった。中国への厳しい批判が相ついだのは当然だ。劉氏がそ こでの治療を望んだドイツは、ガブリエル外相が劉氏のがんはもっと早く 発見されるべきだったと批判し、英国もフランスも、劉氏の海外での治療 を許さなかった中国を、明確な言葉で非難した。

日本政府は菅義偉官房長官が14日午前の記者会見で「心から哀悼の意を表 し」「引き続き高い関心を持って、中国の人権状況を注視していく」と 語った。

菅氏は「詳細は差し控えるが、さまざまなルートで日本政府の考え方を中 国に伝えていた」とも語ったが、これは日本政府が中国側に、劉氏の海外 移送や治療について、最大限の支援を申し入れたことを指すと思われる。

萩生田光一官房副長官の説明だ。

「中国からはドイツより、日本の方がずっと近い。移送の際の劉氏への負 担は、日本が引き受ける方がずっと少ない。われわれが支援を申し入れた のは当然ですが、中国政府は、何もしてもらうことはありませんという 素っ気ない回答でした」

弾圧に苦しむ人々のため、最大限の支援は当然である。日本政府が支援を 申し入れたことは評価したい。しかし、支援申し入れも劉氏の死を悼む言 葉も、なぜこうも控えめなのか。

また日本国全体の反応の何と鈍いことか。国会では野党は7月20日現在も 加計学園問題に拘り続けている。同問題は、前愛媛県知事の加戸守行氏が 7月10日に国会で行った証言で、事実上、終わっている。

しかし、「朝日新聞」「毎日新聞」、NHKなどが、ニュースで加戸氏発 言をほとんど伝えないために問題の本質は理解されていない。メディアは 加計問題の政治利用にかまけて中国の人権問題など二の次ではないか。

日本の国会と米国の議会の相違も際立つ。シンクタンク「国家基本問題研 究所」企画委員で福井県立大学教授の島田洋一氏の指摘だ。

「下院外交委員会のクリス・スミス議員(共和党)は自らが委員長を務め る小委員会で在米の中国民主活動家らを招いた公聴会を14日に開催しまし た。共和党のエド・ロイス外交委員長、民主党のナンシー・ペロシ院内総 務も出席して、劉暁波氏の死が超党派の重大関心事であることを印象付け ました」

「さらに死去前日の12日には、テッド・クルーズ上院議員(共和党)が本 会議場で演説し、『北朝鮮の独裁者金正恩氏ですら、北朝鮮で拘束されて いた米国人学生、オットー・ワームビア青年を最後に故郷へ帰した。習近 平氏も同程度の人権感覚は示せるはずだ』と演説し、劉暁波夫妻の即時出 国を求めました」

翻って日本では、野田聖子衆院議員を団長に、与党の女性国会議員団9人 が12日、即ち劉氏の危篤が報じられた日に中国の招きで訪中した。深刻な 人権問題として、劉氏の一件を取り上げずに済むタイミングではなかろう に、野田氏らが取り上げた形跡はない。こんな意識の低さで政治家が務ま るのか。

米国が国際社会でOdd man(のけ者)視され、求心力を失いつつあ る一方で、中国が米国に取って代わる動きを見せている。

基本的人権や自由の尊重、民主主義の擁護の価値観と明確な戦略を掲げ て、世界の秩序を維持してきた米国が後退するいま、日本への期待は価値 観の擁護者としての役割だ。

日本こそ他のどの国よりも劉暁波氏の件について中国政府に厳しい意見を 言うべきときなのである。
『週刊ダイヤモンド』 2017年7月29日号
 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 1192



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日本が直面した共産主義の脅威
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                    伊勢 雅臣

ロシア革命 〜 日本が直面した共産主義の脅威

共産主義がどのような脅威を与え、どのような悲劇をもたらしたのか。


■1.「良い動機が必ずしも良い結果を生まない」

東京書籍版(東書版)中学歴史教科書は、「ロシア革命」にまるまる2頁 を割いて、ずいぶんと意気込んだ記述をしている。冒頭からして、こんな 書き出しである。


【ロシア革命】 社会主義は、資本主義がもたらした社会問題を解決しよ うとして生まれた思想でしたが、国境をこえた労働者の団結と理想社会を 目指す運動になって、各国に広がりました。ロシアでも、政府による弾圧 にもかかわらず、社会主義は勢力を拡大していました。[1, p200]


労働者階級の貧困を助けよう、という動機は立派だが、ここから始まった 社会主義・共産主義によって、世界全体で1億人とも言われる犠牲者が生 まれ、今もその残滓がシナや北朝鮮に残って、日本を含めた周辺諸国を脅 かしている。

良い動機が必ずしも良い結果を生まないという現実を学ぶことは、歴史教 育の眼目の一つであろう。それを歴史から学ぶことで人類の文明も進歩し てきた。しかし、東書版の記述を見ると、この歴史の智恵を筆者たちが学 んでいるのか、不安を感ずるのである。著者の過ちは、この教科書で歴史 を学ぶ中学生にも受け継がれてしまう。


■2.暴力革命

まず、ロシア革命の経過について、東書版は次のように記述している。

第1次世界大戦が総力戦として長引き、民衆の生活が苦しくなると、ロシ アで戦争や皇帝の専制に対する不満が爆発しました。1917(大正6)年に「パ ンと平和」を求める労働者のストライキや兵士の反乱が続き、かれらの代 表会議(ソビエト)が各地に設けられました。

皇帝が退位して議会が主導する臨時政府ができましたが、政治は安定せ ず、社会主義者レーニンの指導の下、ソビエトに権力の基盤を置く新しい 政府ができました(ロシア革命)。この革命政府は、史上初の社会主義の政 府でした。[1, p200]


「皇帝の退位」に関しては、「ニコライ2世」と題した則注があり、「革 命の翌年に、家族とともに処刑されました」とある。

同じ部分を、育鵬社版はこう記述している。ソビエト政権の誕生までは、 ほぼ同様の記述だが、それからが異なる。

ロシアの革命政府はドイツと講和を結び戦争を中止し、革命に反対する国 内勢力との内戦に入りました。退位したロシア皇帝やその家族は処刑さ れ、資本家や地主知識人は捕らえられ、多数の人々が殺害されたり、シベ リアに追放されたりしました。[2, p212]

内戦、逮捕、殺害、追放などの記述は、東書版には全く登場しない。東書 版では、ロシア革命が「暴力革命」であることを学べないのである。


■3.「ソ連の計画経済」の実態

次いで、革命政府がどのような経済政策をとったのか、育鵬社版は、こう 説明する。

ソビエトは世界初の共産主義社会の実現をめざす政府でした。貧富の差を 生むとして自由な生産活動を禁止し、土地や農場銀行、鉱山、鉄道などほ とんどすべての企業を国有化し、国家が管理することになりました。議会 政治を否定し、共産党にすべての権力が集中する一党独裁政治が行われ、 市民の自由は奪われました。[2, p212]

計画経済を導入しようとすれば、必ず人々の自由を奪い、議会政治を否定 し、独裁政治となる。これが共産主義の常道であり、無数の悲劇もここか ら起こる。育鵬社版の記述は簡潔かつ正確である。

東書版では「ソ連の計画経済」という3分の1頁ものコラムを設け、その 仕組みを詳しく説明する。

社会主義を唱える人々は、資本主義の問題点が利益を目指す自由競争にあ ると考え、私有財産を制限して自由競争をなくし、国家が計画的に物を生 産して、個人の必要に応じて分配する理想社会を作ろうと考えました。 [1, p201]

と、また理想論から説き始め、生産性向上のための「5カ年計画」が建て られたことを紹介して、その結果をこう総括する。

最初の5か年計画は4年で達成され、次の5か年計画に移行するなど、世 界恐慌で苦しんだ資本主義の国々とは対照的に、ソ連は順調に経済成長を 達成し、国家建設が進むかに見えました。

しかし、第2次大戦後には、資本主義の国々に包囲された条件の中で、 人々の自由な活動や個性は抑圧され、形式的な面ばかりが重視されるよう になり、ソ連の社会は非効率になっていきました。[1, p201]

ソ連の躍進を述べた後で、第2次大戦後には「ソ連の社会は非効率になっ ていきました」と言う。「非効率」どころか、計画経済の行き詰まりか ら、社会主義体制が崩壊した事を語らない。しかも、「資本主義の国々に 包囲された条件の中で」と原因を他所に求める。世界中が社会主義になっ ていたら、うまく行っていたはずだ、とでも言いたいようだ。


■4.「干渉戦争」

皇帝を処刑し、国内の反対者を逮捕、処刑する暴力革命は、欧米諸国や日 本を震撼させた。育鵬社版の記述では:

ロシア革命の影響を警戒した欧米諸国は、シベリアに兵を送り、革命政府 に圧力を加えました。わが国も1918(大正7)年、アメリカなどとともにシ ベリア出兵を行い、共産系軍と戦いましたが、成果がないまま撤退しまし た。[2, p212]

 東書版はこう記述する。

ロシア革命は、資本主義に不満を持ち、戦争に反対する人々に支持され、 各国で社会主義の運動が高まりました。しかし、イギリス、フランス、ア メリカ、日本などは、革命政府の外交方針に反対し、また社会主義の影響 の拡大をおそれて、ロシア革命への干渉戦争を起こし、シベリア出兵を行 いました。

革命政府は労働者と農民を中心に軍隊を組織して干渉戦争に勝利し、国内 の反革命派も鎮圧して、1922年にはソビエト社会主義共和国連邦(ソ連) が成立しました。しかしソ連はしばらくの間、国際社会から国として認め られませんでした。[1, p201]

愛国的なソ連の歴史学者が、干渉戦争の勝利、反革命派の鎮圧を歌いあげ ているような筆致である。


■5.「文明への恐るべき脅威」

シベリア出兵には、もう少し複雑な背景がある。ドイツは革命政権との講 和により東部戦線から西部戦線に兵力を集中し、英仏は苦戦に陥った。そ こで、英仏はロシア帝国軍の一部として戦っていたチェコ軍を救出するこ とを名目に、日本に出兵を求めたのである。

英仏としては、日本軍がシベリアに出兵することで、ドイツの目を再び、 東方に向けさせること、また反革命に立ち上がっていたロシア軍(白軍) との共同で、革命政権を打倒する事を狙った。日本としては、白軍がシベ リアで反共産主義の自治領を樹立すれば、共産主義への防壁となる、とい う防衛構想があった[3,p95]。

これにアメリカも賛同し、日米を主力として英仏伊を加えた連合軍による 共同出兵となった。シベリアでの内戦では60万人の共産軍(赤軍)に対 し、白軍が40万人、それに日本軍7万3千などの連合国が荷担した。

1918(大正7)年11月にドイツが降伏し、また白軍政府も崩壊すると、連合 国はシベリア介入の目的を失い、1920年には相次いで撤退した。しかし、 その矢先に起きたのが、樺太の対岸、尼港(ニコライエフスク)で起きた 虐殺事件だった。

これは共産軍が、白軍と日本軍が護っていたニコライエフスクを襲い、市 民6千人とともに、駐留日本軍と在留邦人約730人を虐殺した事件であ る。その残虐さに日本国民は激昂し、それがために撤兵も大幅に遅れたの である。

アメリカのラインシング国務長官は、日本のシベリア出兵に関して、日記 にこう書いている。

ボルシェビキ(共産主義過激派)が満鮮に浸透した場合の日本に対する危 険を考へてみる時、過激派進出を阻止するため日本が十分な兵力を派遣す ることに反対すべきではない。何故なら、極東へのボルシェビズムの蔓延 は文明への恐るべき脅威だからである。[4, p170]


東書版では則注で「特に日本は、シベリア領土を得ることも目的にして、 大軍を派遣しました」と書くが、シベリア出兵から共産主義の脅威という 背景を隠してしまえば、こういう記述になってしまうのだろう。


■6.日本共産党はコミンテルン日本支部

実際に、革命政府はすぐに世界の共産化に乗り出した。その様を、育鵬社 版はこう記述する。

1919年、世界に共産主義を広めるため、 コミンテルンとよばれる革命指 導組織がつくられました。各国の共産党はコミンテルンの支部として結成 され、それぞれの国を共産化するための活動を始めました。[2, p213]

 さらに、この部分の則注として:

ロシア革命の発生は、日本の社会主義者を強く刺激した。彼らの一部は、 コミンテルンの支援と指導を受けて,1922年、ひそかに日本共産党を結成 した。

日本共産党の正体は、コミンテルン日本支部なのである。この点を、東書 版は次のように巧みにぼやかしている。

ロシア革命を指導した政党は、将来の共産主義の実現をかかげていたの で、名前を共産党に改めました。共産党は他の国にも設立され、ソ連共産 党を頂点とする国際的な機関も結成されましたが、ソ連以外では社会主義 革命は実現しませんでした。[1, p201]

日本共産党の幹部だった筆坂秀世氏は「活動資金までコミンテルンに依存 していたこともあり、共産党はコミンテルンの歯車の一つだったに過ぎな い」と語っている[a]。また、コミンテルンの手先だった朝日新聞記者・ 尾崎秀實(ほつみ)は「ソ連を日本帝国主義から守る」ために、日本と蒋 介石との戦いを煽っていた[b]。

日本のシベリア出兵をソ連に対する「干渉」と言うなら、こうしたコミン テルンの工作も日本の内政に関する「干渉」なのである。


■7.「多くの犠牲者」

レーニンの世界革命路線が失敗すると、後を継いだスターリンについて、 東書版はこう述べる。

このためレーニンの後に指導者になったスターリンは、ソ連一国での共産 主義化を優先し, 1928(昭和3)年からは5か年計画を始めて、重工業の増 強と農業の集団化を強行しました。この計画経済によって、 ソ連は国力 をのばしました。しかしその一方で、国の強硬な方針に批判的な人々は、 追放されたり処刑されたりして、多くの犠牲者が出ました。[1, p201]


最後の一文にいたって、ようやく「多くの犠牲者」が出てくる。共産主義 の犯罪を研究した『共産主義国書』では、ソ連の犠牲者数は2千万人とさ れている。「多くの犠牲者数」という表現から、こんな規模を思い浮かべ る中学生はいないだろう。

一方、育鵬社版は、次のように総括する。

レーニンの死後、権力をにぎったスターリンは、農業の集団化をおし進め るとともに、工業国への転換をめざしました。そのあいだ、スターリンは 秘密警察による情報網をはりめぐらせ、共産党に反対する人々を摘発して 収容所に送り、おびただしい数の犠牲者を出しました。[2, p213]

東書版に比べ、「秘密警察」や「収容所」を出して、はるかに具体的だ が、「おびただしい数の犠牲者」でも、まだ規模のイメージはつかめな い。確定数字は出せないにしても、過去の主要な研究でいくつかの推定数 字を出すだけでも、ロシア革命による犠牲者数は世界史上空前であること が分かるはずだ。

育鵬社版は、この項を「わが国は、北の国境で共産主義という新たな脅威 と直面することになりました」と結んでいる。これだけの犠牲者を生み出 す共産主義から、いかに国を護るか、これが20世紀に入ってからの我が 国の重要な防衛課題となるのである。そういう認識が、東書版にはまった くないように見える。



■リンク■

a. JOG(941) 日本共産党小史 〜 国民政党なのか、外国工作機関なのか
 日本共産党は世界共産化を狙うコミンテルンによって設立され、その資 金と指示で武闘路線を歩んできた。
http://blog.jog-net.jp/201603/article_1.html

b. JOG(263) 尾崎秀實 〜 日中和平を妨げたソ連の魔手
 日本と蒋介石政権が日中戦争で共倒れになれば、ソ・中・日の「赤い東 亜共同体」が実現する!
http://www2s.biglobe.ne.jp/nippon/jogbd_h14/jog263.html

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1. 『新編新しい社会歴史 [平成28年度採用]』★、東京書籍、H27
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2.伊藤隆・川上和久ほか『新編 新しい日本の歴史』★★★、育鵬社、H28
http://www.amazon.co.jp/o/ASIN/4905382475/japanontheg01-22/

3. 伊藤之雄『政党政治と天皇 日本の歴史22』★★、講談社学術文庫、H22
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4. 中村粲『大東亜戦争への道』★★、展転社、H2
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君が世完成記念日
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  渡部亮次郎

国歌「君が代」は1999(平成11)年に国旗及び国歌に関する法律で公認さ れる以前の明治時代から国歌として扱われてきた。

この曲は、平安時代に詠まれた和歌を基にした歌詞に、明治時代になって イギリス歩兵隊の軍楽長ジョン・ウィリアム・フェントンが薩摩琵琶歌 「蓬莱山」から採って作曲を試みたが海軍に不評。

海軍から「天皇を祝うに相応しい楽曲を」と委嘱された宮内省が雅楽課の 林廣守の旋律を採用(曲はイギリスの古い賛美歌から採られた)。

これにドイツ人音楽教師エッケルトが和声をつけて編曲。1880(明治13) 年10月25日に海軍軍楽稽古場で試演された。だから10月25日が「君が代」 完成記念日とされている。

明治2(1869)年に当時薩摩藩兵の将校だった大山巌(後の日本陸軍元帥) により、国歌あるいは儀礼音楽を設けるべきと言うフェトンの進言をいれ て、大山の愛唱歌の歌詞の中から採用された。

当時日本の近代化のほとんどは当時世界一の大帝国だったイギリスを模範 に行っていたため、歌詞もイギリスの国歌を手本に選んだとも言われている。

九州王朝の春の祭礼の歌説というものがあり、説得力はある。九州王朝説 を唱えるのは古田武彦氏で、次のように断定している。

<「君が代」の元歌は、「わが君は千代に八千代にさざれ石の、いわおと なりてこけのむすまで・・・」と詠われる福岡県の志賀島の志賀海神社の 春の祭礼の歌である。

「君が代」の真の誕生地は、糸島・博多湾岸であり、ここで『わがきみ』 と呼ばれているのは、天皇家ではなく、筑紫の君(九州王朝の君主)である。

この事実を知っていたからこそ、紀貫之は敢えてこれを 隠し、「題知ら ず」「読人知らず」の形での掲載した>

文部省(現在の文部科学省)が編集した『小学唱歌集初編』(明治 21(1881)年発行)に掲載されている歌詞は、現在のものよりも長く、幻 と言われる2番が存在する。

「君が代は千代に八千代にさざれ石の巌となりて苔のむすまで うごきな く常盤かきはにかぎりもあらじ」

「君が代は千尋の底のさざれ石の鵜のゐる磯とあらはるゝまで かぎりな き御世の栄をほぎたてまつる」

後半の「さざれ石の巌となりて」は、砂や石が固まって岩が生じるという 考え方と、それを裏付けるかのような細石の存在が知られるようになった 『古今和歌集』編纂当時の知識を反映している。

明治36(1903)年にドイツで行われた「世界国歌コンクール」で、『君が 代』は1等を受賞した。

後は専ら国歌として知られるようになった『君が代』だが、それまでの賀 歌としての位置付けや、天皇が「國ノ元首ニシテ統治権ヲ総攬」していた (明治憲法による)という時代背景から、戦前にはごく自然な国家平安の 歌として親しまれていた。

敗戦で事情は全く変わった。日本国衰退を目指すアメリカ占領軍は。それ まで聖職者とされてきた教職員に労働者に成り下がって権力に抵抗させる べく日教組を結成させた。

占領した沖縄では国旗の掲揚と君が代の斉唱を禁止したことでも明確なよ うに、マッカーサーの本心は日の丸掲揚と君が代斉唱に反対であった。日 本国民が一致団結、再度、アメリカに挑戦することを恐れたのである。

それを組合の統一闘争精神に掲げたのが日教組なのである。いつの間にか 天皇を尊敬する事とか君が代を歌うことが戦争に繋がると論理を摩り替え て、正論を吐く校長を自殺に追い込んだといわれても反論できないような 状況を招いたのである。

君が代支持の世論を背景に平成8年(1996年)頃から、教育現場で、当時 の文部省の指導により、日章旗(日の丸)の掲揚と同時に『君が代』の斉 唱の通達が強化される。

日本教職員組合(日教組)などの反対派は憲法が保障する思想・良心の自 由に反するとして、旗の掲揚並びに「君が代」斉唱は行わないと主張し た。先生の癖に論理のすり替えの得意な人が日教組に所属する?

平成11年(1999年)には広島県立世羅高等学校で卒業式当日に校長が自殺 し、君が代斉唱や日章旗掲揚の文部省通達とそれに反対する教職員との板 挟みになっていたことが原因ではないかと言われた。

これを一つのきっかけとして日教組の意図とは反対に『国旗及び国歌に関 する法律』が成立した。法律は国旗国歌の強制にはならないと政府はした ものの、反対派は法を根拠とした強制が教育現場でされていると主張、斉 唱・掲揚を推進する保守派との対立は続いている。

平成16年(2004年)秋の園遊会に招待された東京都教育委員・米長邦雄 (将棋士)が、(天皇)に声をかけられて「日本の学校において国旗を揚 げ、国歌を斉唱させることが私の仕事でございます」と発言し「やはり、 強制になるということでないことが望ましいですね」と言われている。

なお、天皇が公式の場で君が代を歌ったことは1度もないと言われてい る。成人前の家庭教師ヴァイニング夫人による何がしかを勘繰る向きがな いわけではない。08・10.25

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


      

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話 の 耳 袋
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 ◎後退すれば安倍支持層失望=百地章国士舘大特任教授−インタビュー・憲法改正を問う

憲法改正の見通しについて、保守派で憲法学が専門の百地章国士舘大特任教授に話を聞いた。

−安倍晋三首相が憲法9条1、2項を維持した上で自衛隊を明記すると表明した。

積極的に評価する。意表を突いた案を提示することで、憲法審査会の議論(の停滞)に風穴を開けようとしたのではないか。公明党を引き込むため、自説を抑えてでも第一歩を進めようということだろう。

私案だが「9条の2」を設け、「前条の下に(=9条の下に)、わが国の平和と独立を守り国際平和活動に寄与するため、自衛隊を保持する」との文言を加えてはどうか。自衛隊の権限を一切変更しないのが大前提だ。
 自衛隊明記は9条に矛盾するという人もいるが、現在の自衛隊は9条の下で存在している。単に憲法に明記するだけでどうして矛盾するのか、論理的にあり得ない。
 
−自衛隊明記は改憲の第2歩にすぎないと。

そうだ。国民に問題提起をしていく中で、将来はきちんと自衛隊を軍隊として位置付ける必要がある。軍隊であれば平時から有事にかけて切れ目なく行動できる。軍隊でないと、この国の安全を守れない。

−政府は自衛隊を合憲と解釈しているが、憲法への明記は必要か。
 現実に違憲論がある。自衛隊は解釈として合憲だが、裁判所は憲法判断を避け、正面から合憲とは一度も言っていない。自衛隊を憲法に明記し、合憲であることを明らかにすべきだ。
 
−首相は改正憲法の2020年施行を目指す方針も表明したが、国民の理解は得られるか。
 
一定の目標を定め憲法改正に取り組むことは非常に画期的だ。(衆参)両院で3分の2以上の賛成がなければ(改憲原案の)発議はできない。3分の2ある現在の状況をフル活用して発議するには、この1、2年しか考えられない。改憲はこの2、3年が1つの勝負だ。
 
−報道各社の世論調査で支持率が急落している。改憲を進められるか。
 決して簡単ではないが、支持率に関係なくきちんと進めていくべきだ。急激な支持率低下は、改憲反対勢力が「憲法改正絶対阻止」で総力を挙げて安倍たたきを始めたこと(が原因)だ。改憲を中止すれば反対派の思うつぼだ。(改憲方針が後退すれば)首相のコアな支持層は失望するだろう。
 
−自民党内からは手続きを踏んでいない首相提案に異論が出ている。

筋論かもしれないが、それで9条2項は改正できるのか。12年の自民党の憲法改正草案に固執する石破茂前地方創生担当相は憲法改正を阻止するに等しい。第一歩を踏み出すために知恵を働かせるべきだ。

百地 章氏(ももち・あきら)1946年生まれ。京大院修了。愛媛大教授などを経て日大名誉教授、20117年4月から現職。静岡県出身。

【写真】 −インタビューに答える国士舘大の百地章特任教授=20日、東京都世田谷区
<http://www.jiji.com/jc/article?g=pol&amp;k=2017073000253&amp;p=0170730at25&amp;rel=pv>http://www.jiji.com/jc/article?g=pol&k=2017073000253&p=0170730at25&rel=pv
【時事通信】2017/07/30-15:26〔情報収録 − 坂元 誠〕 


 ◎北朝鮮、ICBM発射成功と発表 金委員長「米本土全域が射程に」

[ソウル/ワシントン 29日 ロイター] - 北朝鮮29日、大陸間弾道ミ サイル(ICBM)の発射実験に成功したと発表し、米本土全域が射程圏 内に入ったと主張した。

北朝鮮国営の朝鮮中央通信社(KCNA)によると、発射実験は金正恩朝 鮮労働党委員長が直接指揮した。

KCNAによれば、金委員長は発射について、攻撃を試みれば破壊される 恐れがあるという「重大な警告を米国に送る」ものだと述べた。また、今 回の試験発射で「ICBMの信頼性を再確認し、任意の地域・場所からい つでも奇襲発射できる能力を示すとともに、米本土全域が射程圏内にある ことが明確になった」と強調した。

トランプ米大統領は「こうした実験や武器を通じて世界に脅威をもたらす ことで、北朝鮮は一段と孤立し、経済を弱体化させ、国民の困窮を招いて いる」とする声明を発表、「米政府は米国の安全保障と地域の同盟国の防 衛のために全ての必要な措置を講じる」と言明した。

一方、中国外務省は「国連安全保障理事会の決議や国際社会の願いに反す る北朝鮮のミサイル発射行為」に反対するとの声明を発表。「同時に、緊 張の高まりが続くことを回避し、地域の平和と安全をともに守るため、全 ての関係国が慎重に行動することを望む」と主張した。

トランプ米大統領はツイッターへの投稿で、中国は北朝鮮問題で米国のた めに「何も」しておらず、「ひどく失望している」と発言、「もはやこう した状況は容認しない」と述べた。

【写真】 −7月29日、北朝鮮は大陸間弾道ミサイル(ICBM)の発射 実験に成功したと発表し、米本土全域が射程圏内に入ったと主張した。北 朝鮮国営の朝鮮中央通信社(KCNA)によると、発射実験は金正恩朝鮮 労働党委員長(写真右)が直接指揮した。写真はKCNAが29日公開 (2017年 ロイター)
http://jp.reuters.com/article/northkorea-missiles-idJPL4N1KL047?il=0
【ロイター】  2017年 07月 30日 15:24 JST  〔情報収録 − 坂元 誠〕



 ◎★頂門の一針★ 主宰者の渡部亮次郎様が、元NHK記者として多々の業績 を上げられた事はしっかり拝聽しておりますが、昔のNHKでは(少なくと も10年以上前までは)視聴者側から斯様な批判の聲(特に放送法違反の嫌 疑)は聞こへませんでしたね。

私事乍ら私の義兄も元NHKの某部署でそこそこの立場にいて國會に参考人
として喚問されたこともあり、当時の政權がNHKに對して強要する方針の
問題点などはともかく、現在、SNSのTwitterやFacebook上で盛んに批判
されているやうなNHKの偏向報道など重大な問題や視聴料徴収に係る齟齬
については、皆目聞かされませんでした。

今はもう、誰がみても日本放送協会が不偏不黨の立場を堅持しているとは
言へなくなっていますね。元三菱商事代表取締役副社長であった現NHK會 長の上田良一氏が、單獨では如何様に盡力されやうとも、いまのNHK内の 組織に?食ふ反日的不良分子を一掃する事など全くの不可能事ではありま せんか?

斯かる状況下では、ネット配信を有料化する計畫などに國民の贊同を得る
事も亦、到底無理な相談でせう。實に困ったことです。 (坂元)

=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=
NHKに高市早苗総務相がクギ「ネットは補完業務」

高市早苗総務相は28日の閣議後の記者会見で、テレビ番組のインターネッ ト常時同時配信を計画するNHKの上田良一会長に宛て、「放送の補完的 な位置づけとすること」などを要望した文書を送ったと明らかにした。 ネット配信を「本来業務」として扱おうとする動きを牽制(けんせい)し た形だ。

高市氏は、上田会長の諮問機関が出した受信料に関する答申案について 「(視聴者に)利益を還元するという観点がない」などと批判。総務省は NHKへの不信感を強めており、NHKが目指す平成31年からのネット 常時同時配信は不透明さを増している。

要望は、(1)ネット配信を補完的な位置づけとし、具体的なニーズを明 確化(2)既存の業務全体について公共放送として適当か検討(3)子会 社のあり方についての抜本的な改革−の3点。高市氏は「3要件を満たす ことで、議論の環境が整う」と述べた。

NHK幹部は今月の総務省での会合で、「(ネット配信は)将来的には本 来業務」と発言。民放各社が猛反発したため、上田会長は産経新聞などと のインタビューで「あくまで幹は放送だ」と述べるなど“火消し”に動いて いた。

一方、上田会長の諮問機関はネット視聴者からの受信料徴収が適当とした が、3要件を満たせなければ、常時同時配信実現への道筋がさらに険しく なるのは必至。高市氏は、ネット常時同時配信を可能にする放送法改正に ついて、「現段階では議論が煮詰まっていない」と強調した。(高橋寛次)

【写真】 − 高市早苗総務相(斎藤良雄撮影)
<http://www.sankei.com/politics/photos/170728/plt1707280050-p1.html>http://www.sankei.com/politics/photos/170728/plt1707280050-p1.html
以上 【産經ニュース】  2017.7.28 22:13
  ******
以下、【Twitter】上の反響
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Shinsuke? @Shinsuke1 ? 10時間前
#NHK は解体するべきでしょう。
反日捏造報道、局の犯罪逮捕者多数など…。

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西村幸祐さんが「いいね」しました
保守速報? @hoshusokuhou ? 16時間前
保守速報 : 【速報】高市早苗総務相、NHKに”クギ” 「ネット徴収という 以前に、NHKが公共放送として適当か検討すべき。」

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perfumekawaee? @perfumekawaee ? 16時間前
【保守速報】高市早苗総務相、NHKに”クギ” 「ネット徴収という以前 に、NHKが公共放送として適当か検討すべき。」 
<http://hosyusokuhou.jp/archives/48797842.html>http://hosyusokuhou.jp/archives/48797842.html … 
名無しさんたち 
 
よし、NHK解体だ 
特亜の公共放送でしたっけ

perfumekawaeeさんとcamomilleさんがいいねしました
西村幸祐さんがマツキヨ 純粋日本人の党所属をリツイートしました
西村幸祐? @kohyu1952 ? 19時間前

NHK、中でも「NHKワールド」という国際放送の部門が、とにかく酷い。反 日サヨクやシナや朝鮮半島の工作員だらけだと推定できる。徹底した調査 が必要です。もはや公安や防衛省が動くレベルではないでしょうか?
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マツキヨ 純粋日本人の党所属? @birdie6418
既に、ご存知かもしれませんがスイス・ジュネーブの国連に行かれた杉田 さんが立ち寄ったパリの街中で反日のフリーペーパーを見つけました。そ の一番のスポンサーは何と国営放送、公共放送と誤解されているNHKでし た。最後のページ 広告は一番の高額で65万円であり調査済みです。#NHK解体

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アメリカから見た日本? @yamatogokorous ? 7月28日
海上保安庁は日本国民の安全を365日24時間守って下さっている。
NHKは国民から金を巻き上げながら日本人を貶め、中韓を礼讃する番組を 作り続ける。
この二つの機関の従業員数はほぼ同じなのに対してNHKの年間予算は海保 より500億円を上回る。絶対におかしい予算配分だ。

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CatNA? @CatNewsAgency
CatNAさんが産経ニュースをリツイートしました
『高市氏は、受信料に関する答申案について「(視聴者に)利益を還元す るという観点がない」と批判。総務省はNHKへの不信感を強めており、 NHKが目指すネット常時同時配信は不透明さを増している』→NHKはテレ ビがジリ貧になることを見越して、ネットに課金しようとしている。絶対 ダメ。
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 〔情報収録 − 坂元 誠〕 2017.7.30 11:03


 ◎北朝鮮、異例の早さでICBM発射映像を公開

北朝鮮は、28日夜に発射したICBM=大陸間弾道ミサイルの発射映像を 異例の早さで公開しました。

北朝鮮は日本時間の28日午後11時42分ごろ、金正恩党委員長の視察のも と、中部、慈江道(チャガンド)付近からICBM=大陸間弾道ミサイル 「火星14」型」の2度目の発射に成功、と報じました。

異例の夜間のミサイル発射ですが、朝鮮中央テレビはこれまで発射後、 24時間以上経ってから公開してきたミサイル動画をわずか半日後に公開 しました。

「(半日での動画公開は)技術的な自信の表れだということが言えると 思う」(軍事ジャーナリスト 惠谷治さん)

 軍事ジャーナリストの惠谷治さんは、7月4日発射の「火星14型」より も高度が増すなど改良されており、技術的信頼性も増したとみています。

 「(北朝鮮の発表では)高度は3800キロ、7月4日に比べ1000キロ近く 高く飛んでいる。私は今回、射程1万キロではないかと思う。ということ は、米国本土、西海岸、サンフランシスコ、ロサンゼルスを攻撃可能なも のができたのではないか」(軍事ジャーナリスト 惠谷治さん)(29日 19:55)
TBS News i7/29(土) 21:11配信


 ◎コラム:ニューヨーク・タイムズ紙、完全デジタル化の勝算: Jennifer Saba筆

[ニューヨーク 26日 ロイター BREAKINGVIEWS] - 米ニューヨーク・ タイムズ紙が、デジタル課金戦略を打ち出して新聞業界を驚かせたのは6 年前だった。それ以降、同紙の電子版購読者数は、ドナルド・トランプ氏 の米大統領就任にも押し上げられ、増加を続けている。

ただ、紙面広告の売り上げは大幅に減少し、人員削減の不安をあおってい る。ロイターBREAKINGVIEWSの分析によると、高コストの印刷版を全廃す ることは、急進的ではあるが、ばかげた戦略とはいえないだろう。

「灰色の貴婦人」の愛称がある同紙を潤してきた商業広告やお知らせ広告 などの収入は、2014年から2016年にかけて、約25%減少した。その傾向 が続くなか、同社は編集局の人員削減に着手している。

だが、紙面広告の減少により、輪転機をフル回転させ続ける必要性は低く なる。紙面広告と購読収入は、同紙の2016年売上高の3分の2を占める が、その割合は減少傾向にある。また印刷コストは、支出の大きな割合を 占めている。

さまざまな経営指標は、印刷版の紙面を廃止し、全てデジタル化すること が妥当な判断となる段階に来ている。2017年の収入は、電子版購読者数の 増加により、16億ドル(約1770億円)を超えると金融大手バークレイズは 予測する。ここから、印刷版の紙面に関わる支出と収入を引いてみよう。 単純計算すると、売り上げは2017年予測から58%減少するが、運営コスト も40%減る。

昨年のNYTの決算は、収入が運営コストを1億5000万ドル近く上回る黒 字だった。売上高が予測通りと仮定すると、「印刷版の収入とコスト抜 き」の2017年決算は、同じ規模の額の赤字となる。

昨年と同程度の黒字にするためには、3億ドル程度の新たな収入が必要に なる。BREAKINGVIEWSの試算によると、平均課金額約130ドルの電子版購読 者が新たに140万人と、それに伴うデジタル広告収入の上振れが購読者1 人当たり90ドル程度必要になる。

これは、かなり野心的だ。2017年の推定電子版購読者数を50%以上増加さ せることになる。しかし、印刷版紙面の購読者は100万人以上おり、その 多くが電子版への移行を受け入れる可能性がある。オクス・シュルツバー ガー一族が経営するNYTは2016年、電子版購読者を75万人超増加させ た。今年は、それを上回る見通しだ。

購読者数が増えるにつれ、成長を維持するのは大変になる。NYT幹部 は、同紙を攻撃するトランプ米大統領の押し上げ効果による電子版購読者 の増加は、次第に減少する可能性があると指摘する。

だが、NYTが完全デジタル化に踏み切る最大の障害となるのは、同紙の 歴史だろう。「印刷に値する全てのニュースを報道する」というのが、 1896年以来、同紙のモットーであり続けてきたからだ。

*筆者は「Reuters Breakingviews」のコラムニストです。本コラムは筆 者の個人的見解に基づいて書かれています。
[以下、文責等に係る免責条項は轉記省略]

【写真】 −7月26日、米ニューヨーク・タイムズ(NYT)紙が、デジ タル課金戦略を打ち出して新聞業界を驚かせたのは6年前だった。写真は ニューヨークのNYT本社。2013年2月撮影(2017年 ロイター/Carlo Allegri)
<http://jp.reuters.com/article/new-york-times-digital-breakingviews-idJPKBN1AD0OU?sp=true>http://jp.reuters.com/article/new-york-times-digital-breakingviews-idJPKBN1AD0OU?sp=true
【ロイター】2017年 07月 29日 08:34 JST〔情報収録 − 坂元 誠〕



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読 者 の 声       
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 1)生真面目過ぎるのかな:前田正晶

30日の産経に曾野綾子さんが「人を外形で見てはいけない」という意味の ことを言われている。私は仕事の世界で(あるいは他の場でも)ずっとそ ういう視点からもその人物を判断しようとしていたかと思う。

その姿勢からすると、嘗て稲田代議士が水曜会で講演された際には、その 何とも言えない服装から見て、何か優れた面がある方とは見ていなかった のかと反省している。

当日、水曜会に出席しておられたYIさんは、当時でも将来の首相候補の一 人である小泉チルドレンと認識しておられたと知らせて下さった。

私が言う「外見で判断する」ということは、必ずしも高くて良い服を着て いるとか、グランドものの靴を履いているとか、高価な時計をしていると か、ブランドもののブリーフケースを持っているかを言うのではない。そ の人物の服装が全体としてのバランスが取れているかを指している。

細かく説明すればキリがないが、私は1954年まで三越でアルバイトをして いた頃に「如何にしてお客様の品定めの仕方」を教育されていたことの影 響も残っていると思う。それ以外に最も得意としてきた「ビジネスマンの 服装学」からも相手を判断する一つの基準としてきた。

だが、振り返ってみれば、女性の服装学には疎かったと思うし、品定めす るほどの知識はなかった。だからこそ、稲田代議士があれほど急速に取り 立てられるほどの逸材とは読めなかったのだろう。稲田さんは法律家であ る以上、法律の枠内で しか物事を考えないようで、生真面目で融通が利 かないのではなかったとも考えてい る。彼女に小池百合子さんのような 柔軟性があれば、事態が変わっていたかも知れな いか。


2)今井絵理子議員:前田正晶

この件は論評する気にはなりません。だが、あの「一線を越えていませ ん」は恐らく今年の流行語大賞とやらに推薦される(何で「ノミネートさ れる」という奇妙なカタカナ語を使うのだろう)と思っております。そう なったら、当に「一億総HAKUCHI」でしょうか。



 3)阿生居士のへのへのもへじ(140)7月30日−民進党の長患い

このところ北朝鮮による長距離ミサイルの発射実験がしきりである。これ に対して安倍首相は、その都度にこれを非難して米国などと国際協調して 経済制裁などの対応措置を明らかにしている。

ところが、反対党の民進党がこれについて態度表明したという報道を目に しない。これは、朝日新聞と毎日新聞とが加計学園に関する安倍首相の疑 惑追及の自社記事に都合が悪い加戸前愛媛県知事の発言を紙面にのせな かったのと同じやり方の同巧異曲かと思わせたが、どうもそうではなく、 民進党自体が本当に沈黙を続けているのが実態である。

この場合、沈黙は容認に等しい。安倍内閣の閣僚の不始末や自民党の若手 議員のお粗末行為には執心して非難するが。政策的にははるかに重要な北 朝鮮の横暴には沈黙する。これが野党第1党の矜持というものであろうか。

民進党が、その前身の民主党から通じて3代前の代表から声を涸らせて低 迷党勢の反転上昇に腐心したが、依然低迷を続けている。その要因に、不 祥事追及の小技は繰り出せせても政策的な骨太い対抗策を打ち出せない政 党としての本来的な存在感に不足があるのでないか。

このところ、反安倍のメディアのキャンペーンで安倍内閣の支持率が低下 しているが、反対党の民進党がポイントを稼いだかというと、そうではない。

民進党の低迷は、政策らしい政策を打ち出せない党体質の長患いから来て いる。これでは代表を何回取り換えても事態は変わらないのでないか。小 選挙区改正のときに盛んにいわれた2大政党の拮抗などというのは夢のま た夢である。(品川 阿生居士)




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身 辺 雑 記
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31日の東京湾岸は久しぶりの晴れ、爽快。


30日午前、散歩が済み、家人を務めに送りだしたあと、久しぶりに『未完 成』を聴きながらメルマガを編集している。窓を開け放っているが隣の中 学校は夏休みなので静寂そのもの。『未完成』は心を鎮めてくれる。校庭 では男子生徒たちがトスバッテングをしている。

30日の東京湾岸は曇天で久しぶりに苦しくない。土浦日大高校(全寮制) に進んだハノイのから揚げ坊や。「あきら」へ行きたいといってきた。あ のから揚げが所望なのであろう。

ベランダの植木に水をやる日だ。ついやりすぎるので週1回=日曜日と決 めたのだ。曇天は解消しない。曇天だからあまり暑くない。上半身裸で日 中はすごした。都会の孤独はいいもんだ。

日曜だから5時半から「笑点」(日本テレビ)を見る。NHKでこんな番組が 出来ないのは遊び心を抱えていると出世に後れるとみんなで思っているか らである。NHKを早く辞めてよかった。

夏の高校野球で東京・早稲田実業の清宮幸太郎選手の打撃がすごいと評判 なので30日、見たが、この日は不発でチームも負けて甲子園への切符は逃 した。でも、プロは放っておかないだろうが。
                         読者:5739人。 








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渡部 亮次郎 <ryochan@polka.plala.or.jp>

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