政治・経済

頂門の一針

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頂門の一針4412号  2017・7・13(木)

2017/07/13

     
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わたなべりやうじらうのメイ ルマガジン「頂門の一針」4412号
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           2017(平成29)年7月13 日(木)



       ユネスコ制度改革への日本の働きかけ:櫻井よしこ

           中国の軍略、つぎの目標は・・:宮崎正弘

               五輪担当大臣の貫禄:渡部亮次郎
               
                        話 の 福 袋
                           読 者 の 声
                           身 辺 雑 記


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第4412号
                             発行周期 不定期(原則毎日発行)
             
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ユネスコ制度改革への日本の働きかけ
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           櫻井よしこ

「ユネスコ制度改革への日本の働きかけ 方法正しくても実を結ぶかは不 透明だ」

「朝日新聞」が6月24日、「ユネスコ『世界の記憶』 『政治案件』一部 除外へ」という記事を報じた。

ユネスコ「世界遺産」の登録小委員会が、拓殖大学客員教授の藤岡信勝氏 らが申請した「中国大陸における通州事件とチベット人虐殺」に関する資 料は「政治的」だとの理由で申請から除外する旨を、通知してきたとい う。他方、日中韓の団体が申請した「慰安婦の証言」については、申請者 に加わった「女たちの戦争と平和資料館」などに除外の通知は来ていない という。

強い政治的意図が込められた「南京大虐殺の記録」を中国が申請し、日本 の反対にもかかわらず、記憶遺産(現・世界の記憶)に登録されたのは2 年前だった。

当事国の日本には、中国側の登録内容、その正しさを証明する根拠など、 今日に至るまで説明がない。こんな制度は不当だとして、日本政府はユネ スコの制度改革を申し入れた。

具体的には、記憶遺産の登録に関しては以下の3点を軸に関係諸国が調整 するというものだ。(1)共同申請とする、(2)異なる見解がある場合、 当事国間での合意形成を目指す、(3)合意が困難な場合、対話を継続 し、登録時期を最大で4年間見送る、である。

これらはいま、ユネスコ制度改革に関する専門家委員会が議論中だ。議論 がまだ決着していない中で藤岡氏らの申請は除外という通知が来たわけだ。

麗澤大学客員教授の高橋史朗氏が指摘した。

「中国や韓国が日本のNGOと共同申請した案件は政治的色彩なしとして 許容され、藤岡さんたちの申請が除外されるなら、ユネスコは二重基準です」

藤岡氏も語った。

「4月10日にユネスコ側から、特定の政治的主張であれば不適切だとの通 知がありましたが、私たちは20世紀の中国大陸における人権問題として登 録しようとしています。期限の5月8日までに説明し回答しましたが、まだ 返事はありません」

通州事件は昭和12(1937)年に中国河北省通州で発生した日本人257人の 虐殺事件である。同事件を機に日本の国民感情が燃え上がり、日中戦争へ の気運が高まった。

『慟哭の通州 昭和十二年夏の虐殺事件』(飛鳥新社)の著者、加藤康男 氏は現場を取材して、南京や盧溝橋など対日歴史戦の遺跡を保存し利用す る中国が、通州事件の痕跡だけは完膚なきまでに消し去り続けている事実 を指摘し、中国は自国に不都合な歴史をなかったことにしたいと結論づけ ている。

チベット人など少数民族への弾圧、虐殺に関する物証も、たとえば彼らの 家族の歴史の記録を残させないなど、全て消し去りたいのが中国政府だ。 チベット人の側から見れば、そうした苦難を生きのびてきた記録こそ、民 族の歴史で、人権擁護の観点から、全人類が共有すべき情報だと、なる。

このような事実の登録を許さないとしたら、南京事件登録で見られたよう に、ユネスコは中韓両国の働きかけを受けた、特定国への不条理で政治的 な攻撃の場であり続けることになる。そのようなユネスコでよいはずがない。

日本国の課題も明らかだ。2年前に「南京大虐殺」を登録された時点で、 次は中韓両国が他のアジア諸国などと図って日本を貶める慰安婦問題登録 を仕掛けてくることは明らかだった。

彼らが申請する具体的案件は予想がつかないうえに、ひとつひとつへの反 証情報を揃えることは時間的に難しいとの見通しの中で、不公正な審理を 防ぐためにユネスコの制度改革に力を注ぐという、日本政府の基本方針が 決まった。

私もそれが正しい方法だと思うが、現状を見れば2年間の日本の働きかけ が実を結ぶのか、不透明だ。この間の外務省の努力を厳しく検証すべきだ。
『週刊ダイヤモンド』 2017年7月8日号
 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 1189



     
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中国の軍略、つぎの目標は・・
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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成29年(2017)7月12日(水曜日)
        通算第5350号  
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中国の軍略、つぎの目標は「無人、無形、無声」の兵器開発
    ドローン、ミサイル、兵士ロボット開発が欧米レベルに迫っている
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想像より早いテンポで中国の軍事ロボット開発が進んでいる。

飛行機の無人化、ミサイル技術、とりわけAI開発とあいまった命中精度 の向上、実戦に投入される軍事ロボットの研究開発である。

米国のシンクタンク「ジェイムズタウン財団」が発行する「チャイナ・ブ リーフ」(7月6日号)に専門家のエルサ・カニア女史が次の報告してい る。(エルサは国防省出身、カーネギー・清華大学シンクタンクをへて中 国に精通する)。

技術確信の基軸になるのはAI(人工知能)開発で、多くの理科系の中国 人学生は米国へ留学し、とくにシリコンバレーで起業し、あるいは市民権 を得て米国のハイテク企業に就労している。

米国はいまごろになってこの実態に驚き、規制を検討し始めた。

すでに無人機の分野で、中国が商業用ドローンでは、品質はともかく、生 産量で世界一。その廉価には日本のメーカーも歯が立たず、日本企業や個 人の多くが中国製ドローンを利用している。

つぎの中国の軍略目標は「無人、無形、無声」の兵器開発であり、関連す るAIに焦点が当てられている。

第1に中国軍が想定している次世代戦争とは「無人兵器」が主力となるこ とである。

第3に中国はお得意の「人海戦術」の未来板として想定しているのが「飽 和攻撃」と言われる中国独特の戦術の拡大になる。つまり無数の無人機 を、大量に送り込む遣り方。具体的には数百、数千の無人機が米空母を攻 撃に向かわせるというシナリオである。

米国の専門筋はこれを「ミツバチ攻撃」と命名しているが、すでに中国人 民解放軍系の新聞・雑誌・研究誌、論文などで多くの成果が報告されている。

「集中攻撃」ばかりか、大量の無人機は偵察、電波妨害にも転用可能であ り、その方面の研究も「軍民融合」(軍産協同)路線で進んでいる。どこ かの国のように「軍学協同ハンタイ」という声はない。
 
         
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  樋泉克夫のコラム 樋泉克夫のコラム 樋泉克夫のコラム 
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樋泉克夫のコラム
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【知道中国 1597回】         
――「正邪の標準なくして、利害の打算あり」――(徳富36)
  徳富猪一郎『七十八日遊記』(民友社 明治39年)

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 徳富(とくとみ)の旅を閉じるに当たり、改めて「皮相の見」に綴られ た全63項の表題のみを記す。

【支那に國家なし】【寂寞たる除外例】【共通性】【文弱】【文弱的國 民】【女らしき男の國民】【附景氣の戰爭】【防禦に專らにして進攻に拙 なり】【斷念哲學】【利害の打算】【便宜主義】【殉國の馬鹿者】【參者 の辛抱】【利の一字】【支那人の生命】【論語逆讀の法】【才取主義(コ ンミツシヨン)】【我利我利】【支那の道路】【病的の利己心】【?僞的 方便の禮儀】【形式の世の中】【無頓着】【無頓着のみ】【無頓着の證 據】【新屋と舊屋】【大切なる結婚と葬式】【彼等は沙魚の如し】【眞底 から保守人種にあらす】【平民政治】【先天的階級なし】【役人の表と 裏】【政府は本來の害物】【征服者と被征服者】【帝力于我何有哉】【極 端なる干渉嫌ひ】【支那に誂向きの道教】【一切平等の宗教界】【宣教師 問題】【寫實以上に出てす】【文學と藝術】【趣味の幼穉と野鄙】【假我 と眞我】【受身の強身】【時間を無視して、時間を利用す】【外交的辭 令】【應接間の英雄】【偉大なる蕃殖力】【廉價なる人力と人命】【時て こなし、數てこなす】【苦力大明神】【支那人の好物】【受負と手數料】 【立憲政治と受負主義】【英人と支那人(一)】【英人と支那人(二?

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 以上の63項目によって徳富は清国人の性格を解き明かそうとしたわけだ が、それが正鵠を得ているかどうかは別にして、日本において一時代を築 いた第一級のジャーナリスト・知識人の見解であり、当時の日本における 中国と中国人に対する最大公約数的な認識と見做して間違いないだろう。

ここで、時に正面から時に側面から時に裏面から日本の対中政策に影響を 与えたアメリカにおける中国と中国人に関する認識の一例を参照する必要 があろうかと、「二十二年間支那に布教せしアーサー、エチ、スミス氏 (Arther.H.Smith)」が著した『支那人の特性』(Chinese Characteristics)と題する書中に列擧」(村木正憲『清韓紀行』出版 地・出版年不明 明治33年序)された24項目を、村木の記述のままに記し ておきたい。

なお「アーサー、エチ、スミス氏(Arther.H.Smith)」はアメリカ最古の 海外伝道組織として知られるアメリカン・ボードによって1872(明治5) 年に清国に派遣され、主に山東省一帯で布教・慈善活動・医療・教育など に携わる一方、中国で発刊されていた英字新聞に頻繁に寄稿し、1905年の 退職後は通州に居を置いて執筆活動を行い、1926年に帰国したアーサー・ ヘンダーソン・スミス(Arthur Henderson Smith)である。

「一、支那人は顔にかヽる、顔か立たす、顔を汚されて残念なり等の思想 案外に強し」「二、支那人は節儉的なり」「三、支那人は勤勉なり」 「四、支那人は?禮に富む」「五、支那人は時是金の思想に乏し」「六、 支那人は明確の観念を欠く」「七、支那人は事を曖昧模糊に葬るの癖あり」

「八、支那人は婉曲を尊ひ空言を弄す」「九、支那人は變通なるか如くに して而かも頑固なり」「十、支那人は無神経なり」「十一、支那人は尊大 にして外人を侮蔑す」「十二、支那人は公共心に乏し」「十三、支那人は 保守的なり」「十四、支那人は諸事習慣に拘泥し随て便利愉快を目的とし て改良せんとするの念少なし」

「十五、支那人は天性強健なり」「十六、支那人は忍耐力に富む」「十 七、支那人は楽天的なり」「十八、支那人は祖先崇拝の念強し」「十九、 支那人は同情の念に乏し」「二十、支那人は忿怒の結果忽ち常識を失ひ狂 態を演す」「二十一、支那人は責任を重んし法令を遵守するの精神に富 む」「二十二、支那人は互に相猜忌す」「二十三、支那人は不正直なり」 「二十四、支那人は多神教又は宇宙教を奉し真神を信せす」(「一」が説 く「顔」は面子と解しておく)。
 徳富とスミスの見解に、中国人の自己認識を比較検討しておくのも一興 だろう。

 
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▼読者の声 ▼どくしゃのこえ ■READERS‘ OPINIONS
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(読者の声1) 貴誌前々号「北朝鮮非核化に向けての新戦略   アメリカ の日本占領経験の教訓に学ぶ 」(元城西大学 教授 杉原誠四郎)の論文 中、最後の文節が文字化けです。
 

(編集部より)恐れ入ります。下記サイトで確認できます
 杉原提案:http://hassin.org/01/wp-content/uploads/nkno.pdf



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(読者の声2)「北朝鮮・金正恩を許すな!日の丸・太極旗デモ行進」行 われます。趣旨に賛同いただける方のご参加をお願い致します。

「北朝鮮・金正恩を許すな!日の丸・太極旗デモ行進inTOKYO」
【主催】日の丸・太極旗デモ行進 東京実行委員会(共同代表:古川フミ エイツ、高在雲)
オブザーバー:荒木和博
【日時 】平成29年7月15「日(土)

【講演会 】 大久保地域センター会議室A 9:30開場、10:00開会
【デモ行進 】13:00からデモの趣旨説明と注意事項。
新宿区柏木公園(東京都新宿区西新宿7丁目14)13:30出発。
詳細はこちらをご覧ください→ http://nikkan-rentai.org/news/


        
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五輪担当大臣の貫禄
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   渡部 亮次郎

メルマガ「頂門の一針」の常連投稿者に指摘されて、先にといっても1954 年に開かれた東京オリンピック当時、担当大臣故・河野一郎の担当記者 だった ことを久々に思い出した。

と言っても1964年7月の人事異動でNHKの盛岡放送局から東京の政治部 へ発令され、河野大臣を苦手だといって誰も担当したがらない。田舎者の あいつに回そうというので河野担当になった。事情は後から知った。

記者会見に出かけて名刺を差し出したらろくに見もせず、もてあそび、そ のうち紙飛行機に折って飛ばしてしまったのには、おどろいた。記者を怖 がっていた田舎の県会議員とは大分、違うなと覚悟した。

何か質問あるかい、というからした。「大臣の右目は義眼だと言ううわさ がありますが、本当でしょうか」と聞いた。相手を見つめるときすが目に なるからである。すると「君はどこの社の記者だ」と言うからNHKだと 答えて叱られるのを覚悟した。

ところが違った。「君は記者の誰も聞かなかったことを良くぞ質問してく れた。ほれ、このとおり義眼ではないよ」目を?いて見せた。なるほど毛 細血管も走っているから義眼ではない。

翌朝、恵比寿の私邸に行き、門の脇で待っていると出てきた河野さんが私 を手招きする。近くまで行ったら「乗んなさい」という。驚いた。政治家 の専用車に同乗することを政治記者連中は「箱乗り」と言い、政治家は余 程気に入った記者で無ければ乗せないことになっている。

河野一郎自身自分を「実力者」と言い、記者たちは勿論、自民党内からも 畏怖されていた。だからこそ過去に前例の無い無任所にして東京五輪の担 当大臣を池田勇人首相から任されたのである。

その恐ろしい実力者が、どこの馬の骨とも知れぬ記者をいきなり箱乗りさ せるとは当に驚きだった。しかしこの待遇は終始続き、最期は夫婦2人き りの夕飯の席に呼ばれるまでに成った。

小田原に生まれて早稲田大学では箱根駅伝の選手として活躍、卒業後は朝 日新聞の政治記者。間もなく神奈川から代議士に当選して政界入り。かの 吉田茂とは激しい党内対立を繰り返しながらついに鳩山政権を樹立。日ソ 正常化を達成。


フルシチョフ首相とも対等な交渉を成し遂げ、ついに実力者に成長した。 池田首相もそこを見込んで史上初の東京五輪の担当大臣を任せることが出 来た。

いま政界を見渡してもあれだけの實力者はいない。これは世界の変化に伴 うものであり、日本の平和が長続きするからであり、小選挙区制度が政治 家を小物のしたと思わざるを得ない。 

河野さんはアルコールを一滴も飲めない体質だった。それを知っていてフ ルシチョフはウオッカを飲むよう強要した。河野さんは「国家のため、死 んだ心算で飲み干した。体が火照り眩暈が止まらない。「あの時は死ぬか とおもった」と言っていた。

東京オりンピックの翌年夏7月8日、?離性動脈瘤破裂のため自宅で死去。 まだ67歳だった。2015・8・3




            
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話 の 耳 袋
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 ◎平成版「角福戦争」か、石破氏が倒閣始動 額賀派との大連合構想ウ ラに外相有力視・茂木氏への「強烈アレルギー」

自民党の東京都議選での歴史的惨敗と、安倍晋三内閣の支持率急落を受 け、石破茂元幹事長の言動が注目されている。メディアで連日、激しい政 権批判を展開しているのだ。こうしたなか、石破派(水月会)と、額賀派 (平成研究会)による「大連合構想」がささやかれはじめた。

平成研の一部に、石破氏を担ごうという動きがあるという。平成研の源流 は「今太閤」と呼ばれた田中角栄元首相にさかのぼる。一方、安倍首相の 出身派閥、細田派(清和政策研究会)は、田中氏の宿敵、福田赳夫元首相 が創設した。平成版「角福戦争」に発展するのか。 
 
「(内閣支持率は)自然現象で下がったのではない。理由があるから下 がっている」「(安倍首相らの)立ち居振る舞いが国民の共感を呼ばな かったなど、要素はいろんなものがある」

石破氏は10日、BS日テレの「深層NEWS」に出演し、こう政権批判を 展開した。

永田町的には「後ろから鉄砲撃つ」ような発言だが、石破氏は都議選(2 日投開票)中から突出していた。

6日の石破派の会合では、「都議会の責任というより、自民党に対する反 感があった」「要は『誰の方を向いて仕事しているのか』『本当に国民、 都民の方を向いてやっているのか』だ」「言うべきことを言うべき時に言 うか、言わないか。『キジも鳴かずば撃たれまい』と言っていると、みん な一緒に運命をともにし、日本がつぶれてしまう」とも述べた。

自民党はいま、「政局の夏」を迎えている。これまで党内では、国政選挙 で4連勝し、衆院の解散権と党の公認権という絶大な力を握る安倍首相へ の批判・不満は出にくいムードがあった。

だが、都議選惨敗と内閣支持率急落は、安倍首相と近い人物の疑惑や、細 田派出身の閣僚や議員の失言・暴言が直撃したものだ。党内からは「安倍 一強」による「おごり」「ゆるみ」への猛烈な批判が出始めている。

前出の派閥会合でも、石破氏の発言に、所属する議員からは賛同する声が 多く上がったという。

石破派と額賀派の「大連合構想」は、こうした背景で浮上した。

永田町関係者は「小渕恵三元首相以降、平成研は総理・総裁を輩出してい ない。そこで、参院を中心に『石破氏を担いではどうか』という意見が出 ている。この動きに、今も派内に影響力を持つ青木幹雄元参院幹事長が理 解を示している。青木氏は、石破氏を高く評価している。青木氏の息のか かった参院から、一気に機運が盛り上がる可能性がある」と語った。

前身の田中派以来、「鉄の団結」を誇り、自民党最大派閥として権勢をふ るった額賀派だが、2007年に第2派閥に転落した。4日には麻生氏率いる 「新麻生派」の結成で、第3派閥にまで落ち込んだ。

額賀派には「将来の女性総理候補」としての小渕優子元経産相がいたが、 14年に「政治とカネ」の問題で経産相を辞任した。それ以降、同派には明 確な「ポスト安倍」候補はいない。

安倍首相は国民に「反省の姿勢」を示し、悲願の憲法改正を成し遂げるた めに、8月初旬に内閣改造・党幹部人事に踏み切る意向を固めた。

麻生太郎副総理兼財務相と菅義偉官房長官という「政権の柱」は留任させ ながらも、「お友達」と揶揄(やゆ)された稲田朋美防衛相、塩崎恭久厚 労相らは交代となる見通しだ。岸田文雄外相は党要職で起用し、後任の外 相には、茂木敏充政調会長の抜擢(ばってき)が有力視されている。

実は、茂木氏は平成研の幹部の1人である。これまで、経産相や金融担当 相、政調会長を歴任しており、次に外相を務めれば「ポスト安倍」候補と なるはずだ。

だが、前出の永田町関係者は「茂木氏は頭脳明晰(めいせき)で政策にも 精通し、安倍首相との関係もいい。だが、人望面でやや欠ける。自身は額 賀福志郎会長から派閥を受け継ぎ、派閥をまとめたいと願っているようだ が、派内には強烈な『茂木アレルギー』がある」と語った。

石破派と額賀派の大連合の根底には、こうした派内事情もある。

平成研の「事実上のオーナー」は現在でも青木氏で、「石破氏も、議員を 引退した青木氏を大切にしている」(別の永田町関係者)という。

昨年夏の参院選では、石破氏は「鳥取・島根合区」で、青木氏の長男であ る一彦氏を全力で応援した。お互いの利害は一致しているのだ。

 大連合の可能性はどのくらいあるのか。

永田町関係者は「派閥の現状打開のために、『石破氏を担ぐべきだ』とい う意見はあるが、離党経験があり、何度も派閥を変えた石破氏を『アイツ は裏切り者だ』と唾棄する議員も多い。ただ、派内には、小泉純一郎元首 相ら清和会による『平成研潰し』を恨みに思っている面々もいる。大連合 は、清和会の天下に終止符を打つチャンスだ。憲法改正論議が大詰めを迎 えるなか、『ハト派の平成研』と『タカ派の清和会』という対立構図も描 ける。国民にも意義のあることだ」と語っている。

写真− 石破―額賀派大連合は清和会の?天下?を覆せるのか / 額賀福志 郎元財務相
<http://www.zakzak.co.jp/soc/news/170712/soc1707120014-p2.html?ownedref=article_not%20set_newsPhoto>http://www.zakzak.co.jp/soc/news/170712/soc1707120014-p2.html?ownedref=article_not%20set_newsPhoto
【ZakZak】 2017.7.12 〔情報収録 − 坂元 誠〕


 ◎【永田町・霞が関インサイド】急速に強まる麻生氏の存在感 ひねく れ者多い永田町で広がるうがった見方

安倍晋三政権の権力構図に変化が起きつつある。

麻生太郎副総理兼財務相の存在感が急速に強まっているのだ。

永田町では、来年9月の自民党総裁選までに安倍首相が何らかの理由で退 陣を余儀なくされた場合、麻生氏が総理総裁を継承する腹積もりでいるこ とは常識である。

平たく言えば、麻生氏は枯れていないのだ。

ひねくれ者の多い永田町関係者の間でうがった見方が流布されている。

森友学園から加計学園まで続いた首相周辺が絡む疑惑に関しても、その指 摘に合点がいくものがある。

森友学園問題では、土地払い下げ交渉をしていた2014年4月ごろ、籠池泰 典理事長(当時)が「現金入り」と目される封筒を持参して陳情に行った 先は鴻池祥肇元防災相の議員会館事務所だった。鴻池氏が3月1日夜、緊 急会見を開き、政治家への働きかけを明らかにした。

写真− 麻生氏は何を狙っているのか
<http://www.zakzak.co.jp/soc/news/170711/soc1707110008-p1.html?ownedref=article_not%20set_newsPhoto>http://www.zakzak.co.jp/soc/news/170711/soc1707110008-p1.html?ownedref=article_not%20set_newsPhoto

加計学園問題に関しても、都議選で自民党が歴史的大敗を喫した直後の7 月4日付の西日本新聞が、日本獣医師会の蔵内勇夫(いさお)会長のイン タビューを掲載して、注目を集めた。「あの手、この手で根回しみたいな こともあった。加計になるんだなと分かっていた」と語っている。

鴻池議員は、麻生政権の官房副長官を務めた麻生派の番頭格だ。

一方の蔵内氏は、麻生氏の地元・福岡県議を8期30年務めた県政のドン的 存在であり、城代家老的な存在でもある。

このように、麻生氏と密接な関係を持つ人物がピンポイントで、間接的で あれ安倍首相のイメージダウンにつながる発言を行っている。

他方、霞が関では5日付の主要省庁の定期人事異動が発令された。

筆者が注目したのは、外務省と経済産業省の2つの人事だった。

外務審議官(経済)に山崎和之官房長、経済産業審議官に柳瀬唯夫経済産 業政策局長が、それぞれ抜擢された。

山崎、柳瀬両氏は麻生首相当時の首相秘書官(事務)である。おひざ元の 財務省では、やはり首相秘書官を務めた浅川雅嗣財務官が留任した。

3人に共通するのは、各省ナンバー2の対外経済交渉実務責任者である。

トランプ米政権のペンス副大統領との間で日米経済対話を担う麻生氏は、 対米だけではなく対中も含めて「経済外交は自分の領域だ」と考えている。

東京都議選の2日夜、安倍首相は、麻生氏、菅義偉官房長官、甘利明前経 済再生相と会食したが、今や麻生派の一員である甘利氏が呼ばれた理由に 推測が募る。 (ジャーナリスト・歳川隆雄)
【ZakZak】 2017.7.11 〔情報収録 − 坂元 誠〕


 ◎矢張り朝日も毎日も取り上げなかった:前田正晶

閉会中の審査で元愛媛県知事の加戸守行氏(元文科省大臣官房長)の証言 が前川喜平氏の主張と異なっていただけではなく、加戸氏の言われること が本当のことではないかと思ったので、畏メル友の尾形氏と佐藤氏に下記 のようなメールを送っていた。

>引用開始

先ほど、偶然にNHKの中継で青山繁晴氏が「騒ぎ始めたのは全ての結論が 出てしまった後だったということは、議事録等チャンとを読めば明らか だ。だが、前川前事務次官が今になって『行政を歪めた』と言い出す元と なった文書が出来たのはその後だ。

記録と文書を仔細に読んでくれ。しかもあの文書は課長補佐のもので、行 政を変える権限などないはずだ」と語気鋭く突っ込んだのです。だが、前 川氏の答えは流石に開成高校→東大だけのことはあって見事な「はぐらか し」であり、自らの不味い点は流しました。

それのみならず、参考人の加戸守行元愛媛県知事の「行政を歪めたのは文 科省である」との証言は心を揺さぶるものがある叫びで、長年の訴えが 叶ったことを感謝され、50年間も放置していた文科省の行政を「感情が高 ぶった」と言われる口調で穏やかに批判されたのは聞き物でした。青山氏 の前に質問に立っていたのが村田某女等々で聞くに堪えず見ませんでし た。暫く見かけなかった青山氏の乾坤一擲の質問は聞き応えがありまし た。前川氏は直接答えないで逃げたのも当然かと思います。

問題だろうと思う点は、青山氏の質問と前川氏の答弁が今夜のニュースや 明日の朝日や毎日等の新聞で如何に扱われるかということだと思います。 メデイアは参考人から事実を伝える証言や自民党からまともな質問が出て は困るのではないかと疑います。

<引用終わる

果たせるかな、12日の産経新聞が報じるところでは、朝日も毎日も加戸氏 の証言を取り上げなかったそうだし、あの晩のテレビのニュースでも触れ ていなかった。ここまで来れば、朝日や毎日はトランプ様に倣ってフェイ クニュース呼ばわりをしたくなってしまう。偏向した上にフェイクでは堪 らない。






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読 者 の 声       
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 1)ラグビー選手がサッカーをやっているようにしたい:前田正晶

10日のNHKの9時のニュースの中で採り上げられた「イワキFC」の運営方針 には、良い意味で驚かされた。元はJリーグの選手だったと聞いた代表兼 総監督の大倉智氏は「優れた筋力と体格を備えた」という意味で(私には 非常に残念で情けない話だったが)「日本代表の優れた筋力と体格を備え たラグビーの選手がサッカーをやっているようなテイ―ムを作ろうという 理想で取り組まれた」と語っておられた。

私はこの大倉氏の言わんとするところは「サッカー界の体格作りと筋力ト レーニング不足」を指摘されたのだと解釈し、納得した。

実は、ニュースの出だしがそのJリーグの組織では言わば7部に属するイワ キFCが、J1の札幌だったか仙台だったかに5対2で勝った天皇杯の予選を試 合も流していた。その試合では7部の選手が1部の選手と当たると転がされ るのが1部であり、筋力と体格を鍛え上げた成果を見せただけではなく、3 点も差を付けたという辺りが強調されていた。

この大倉智氏が強調された鍛え方の実際の様子も見せられたが、そのト レーニング設備が素晴らしく整っていたのも印象的だった。また、選手た ちは皆アマチュアで午前中に厳しい練習をした上で午後からは社業に従事 し、全員が合宿生活をして栄養士が準備する食事で筋肉を作るように管理 されているのだった。グラウンドも芝生状態もテレビ画面では素晴らしい ように見えた。日本代表よりも優れた条件で練習が出来ているようだった。

この話題をここまで採り上げたのには理由がある。私はこれまでに何度も 繰り返して「日本代表の連中のみならず、現在のサッカー選手たちの体格 の(ラグビーや、言いたくはないが野球などと比較した場合の)貧弱さ」 を指摘してきた。鍛え上げられていないから、欧米のみならず韓国や中近 東の連中と常に当たり負けしていることを批判してきた。

それだけではない。過去に何名かのフットボールのXリーグのテイ―ムでト レーナーをやっていた者たちから「サッカー選手たちの体格と筋力につい ての心得違い」を笑われていたことも採り上げてきた。更に、私はこれま でに「何故、ラグビーの連中はあれほど優れた体格になっていたのだろう か」と素朴な疑問を呈してきた。

彼らが、イワキFCと同じことをやって来たか否かは知らないが、このイワ キFCのような管理方式は運動選手育成の狙いでは当然のことであり、何ら 斬新でも異色でもあるまい。そうしたことで成果が挙がった様子なのも、 サッカー界にとっては怖い気がするのだ。

愚息どもは高校からフットボールをやっていたが(回顧すれば30年以上も 前のことになって、今更ながら自分の高齢化に感無量だ)当時でもウエイ トトレーニングなどは当たり前で、「これを日頃からきちんとやっておけ ば、タックルを受けても転がされたり針亡くなる」と言っていたのだっ た。つまり、「それなのにも拘わらず、サッカー界は」と言いたいのだ。

上記のトレーナーたちは「残念ながら我が国では未だにマイナースポーツ であるフットボールが、科学的なトレーニングの手法では最先端にある」 とも言っていた。

ハリルホジッチ監督様やサッカー協会から「何を抜かすか」というような 反論が出てくれば大変結構だと思う。だが、その前にイワキFCが何処まで 勝ち上がっていけるのか、将来大倉氏の理想のように何部まで昇格できる のかに大いなる関心がある。


 2)ラグビー選手がサッカーをやっているようにしたい:前田正晶

10日のNHKの9時のニュースの中で採り上げられた「イワキFC」の運営方針 には、良い意味で驚かされた。元はJリーグの選手だったと聞いた代表兼 総監督の大倉智氏は「優れた筋力と体格を備えた」という意味で(私には 非常に残念で情けない話だったが)「日本代表の優れた筋力と体格を備え たラグビーの選手がサッカーをやっているようなテイ―ムを作ろうという 理想で取り組まれた」と語っておられた。

私はこの大倉氏の言わんとするところは「サッカー界の体格作りと筋力ト レーニング不足」を指摘されたのだと解釈し、納得した。

実は、ニュースの出だしがそのJリーグの組織では言わば7部に属するイワ キFCが、J1の札幌だったか仙台だったかに5対2で勝った天皇杯の予選を試 合も流していた。その試合では7部の選手が1部の選手と当たると転がされ るのが1部であり、筋力と体格を鍛え上げた成果を見せただけではなく、3 点も差を付けたという辺りが強調されていた。

この大倉智氏が強調された鍛え方の実際の様子も見せられたが、そのト レーニング設備が素晴らしく整っていたのも印象的だった。また、選手た ちは皆アマチュアで午前中に厳しい練習をした上で午後からは社業に従事 し、全員が合宿生活をして栄養士が準備する食事で筋肉を作るように管理 されているのだった。グラウンドも芝生状態もテレビ画面では素晴らしい ように見えた。日本代表よりも優れた条件で練習が出来ているようだった。

この話題をここまで採り上げたのには理由がある。私はこれまでに何度も 繰り返して「日本代表の連中のみならず、現在のサッカー選手たちの体格 の(ラグビーや、言いたくはないが野球などと比較した場合の)貧弱さ」 を指摘してきた。鍛え上げられていないから、欧米のみならず韓国や中近 東の連中と常に当たり負けしていることを批判してきた。

それだけではない。過去に何名かのフットボールのXリーグのテイ―ムでト レーナーをやっていた者たちから「サッカー選手たちの体格と筋力につい ての心得違い」を笑われていたことも採り上げてきた。更に、私はこれま でに「何故、ラグビーの連中はあれほど優れた体格になっていたのだろう か」と素朴な疑問を呈してきた。

彼らが、イワキFCと同じことをやって来たか否かは知らないが、このイワ キFCのような管理方式は運動選手育成の狙いでは当然のことであり、何ら 斬新でも異色でもあるまい。そうしたことで成果が挙がった様子なのも、 サッカー界にとっては怖い気がするのだ。

愚息どもは高校からフットボールをやっていたが(回顧すれば30年以上も 前のことになって、今更ながら自分の高齢化に感無量だ)当時でもウエイ トトレーニングなどは当たり前で、「これを日頃からきちんとやっておけ ば、タックルを受けても転がされたり針亡くなる」と言っていたのだっ た。つまり、「それなのにも拘わらず、サッカー界は」と言いたいのだ。

上記のトレーナーたちは「残念ながら我が国では未だにマイナースポーツ であるフットボールが、科学的なトレーニングの手法では最先端にある」 とも言っていた。

ハリルホジッチ監督様やサッカー協会から「何を抜かすか」というような 反論が出てくれば大変結構だと思う。だが、その前にイワキFCが何処まで 勝ち上がっていけるのか、将来大倉氏の理想のように何部まで昇格できる のかに大いなる関心がある。



 3)昨年の9月に満員電車で高校生が窓ガラスを頭で割る事故がありましたが、高校生の満員電車対策としては、高校の始業時間を1時間遅らせて、授業を「午前3時間、午後3時間」にする方法もあると考えます。(まこと)




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身 辺 雑 記
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13日の東京湾岸は快晴、爽快。

12日の定期検診は、内科も眼科も「異常ナシ」特に眼科は来年正月まで放免。

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渡部 亮次郎 <ryochan@polka.plala.or.jp>

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