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頂門の一針

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頂門の一針

2017/07/11

     
□■■□──────────────────────────□■■□   わたなべりやうじらうのメイ ルマガジン「頂門の一針」4410号
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           2017(平成29)年7月11日(火)



            得点挙げた「安倍鳥瞰図」外交:杉浦正章

            「疑いは晴れた」とトランプ:宮崎正弘

             「黄砂アレルギー」に注意:毛馬一三

              江川紹子女史に一筆啓上!:東郷勇策

                 
                        話 の 福 袋
                           読 者 の 声
                           身 辺 雑 記


□■■□──────────────────────────□■■□
第4410号
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得点挙げた「安倍鳥瞰図」外交
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        杉浦 正章

EUとのEPAでG20をリード
 
「北ミサイル」で習近平をけん制
 
なみいる各国首脳の中でもその活躍ぶりが目立ったのは掛け値なしで首 相・安倍晋三だろう。大局観に根ざした鳥瞰図外交を展開、国益を大きく プラスに導いた。

まず第一に日本と欧州連合(EU)の間で、簡単に言えば「チーズと車の交換」 とも言える経済連携協定(EPA)締結で大筋合意を達成。その勢いを駆って G20の大勢を自由貿易推進・保護貿易排除でまとめ上げた。

2日間の討議の成果をまとめた首脳宣言は「あらゆる不公正な貿易慣行を 含む保護主義との闘いを続ける」と明記された。さらに安倍は「北朝鮮の 暴挙」をG20はもちろん2国間交渉でも取り上げ、世界世論の大勢を北批判 に誘導した。この結果日米韓首脳会談では経済制裁強化で一致。

中国の習近平の心胆を寒からしめたが、同時に一路一帯への協力姿勢も示 して習を“くすぐり”、関係悪化を最小限にとどめた。国際舞台におけるこ うした積極外交は、これまでの歴代首相が成し遂げ得なかったことであろう。

カケだモリだと葦の髄から天井を覗いて、首相の足を引っ張る民放コメン テーターの「輩」も、そろそろ国益に目覚める時刻ではないか。それを言っ ても馬の耳に念仏か。馬耳東風か。安倍はコメンテーター原因の支持率低 下など気にする必要はない。

フランスの公共放送フランスドゥは、EUと日本のEPA成立を手放しで賞 賛した。これを伝えるアナウンサーは最初から最後まで笑顔を絶やさな かった。まるで英国の離脱でつまずいたEUが、福の神に出会ったような 報道ぶりであった。

まず「ヨーロッパの経済を活性化させる世界最大の自由貿易圏が誕生した」 で始まり、「G20開催の直前に発表されたことは象徴的だ。EUはトランプ が手放した日本市場を獲得出来ることになった。

これがアメリカの保護主義への返事だ」とトランプの保護主義を切って捨 てた。EU委員長のジャン=クロード・ユンケルも「合意のインパクトは世 界に広がる」と言明、トランプが阻止に動いた自由貿易の波が広がること を予言した。

一方アメリカでとかく政権擁護に動くウオールストリートジャーナル紙 は、社説で取り上げたが、日本批判の言葉は一切なく、トランプの無策ぶ りを戒めるトーンで貫かれていた。

同紙は大筋合意を「トランプへのメッセージが込められている」と前置きし て「米国の農家や輸出業者は日本への販売増加を享受できたはずなのだ が、そのチャンスは欧州に与えられた」と残念がった。

「米国が取り残されるリスクがある」と警鐘を鳴らした。こうした同紙の姿 勢は、多くの米国民にトランプの貿易政策の失敗を印象づけるものであ り、政権にとってはボディブローとして利いてくるだろう。今後環太平洋 経済連携協定(TPP)を米国をのぞく11か国で推進すれば、やがては 「父帰る」につながるような気がする。

一方北のICBMらしきミサイル発射に関連して安倍はチャンスとばかり にG20の場を活用した。もちろん習近平へのけん制を込めての言動だ。焦 点の日米韓3か国首脳会議で安倍は「北朝鮮に真剣に対話する意思などな いことを示すものだ。

今は圧力をかけていくことが必要不可欠だ」「北の態度を変えるためにも 経済制裁をさらに強める必要がある」と主張して、トランプもこれに完全 同意。文在寅も渋々ながら同調して3国首脳の見解としてまとまった。

文はこれに先立つベルリンでの演説で「今が北が正しい選択の出来る最良 の時期」として北との対話を改めて呼びかけているが、この姿勢ばかりは 度しがたい。どちらかと言えば日米よりも中国やロシアに近い考え方であ り、浅薄なる対北認識が3国の結束を乱す可能性は十分あるとみておかな ければなるまい。中露と韓国の融和姿勢は金正恩を一層増長させるだけだ。

一方習近平は北に関してはいよいよ開き直りとも受け取れる“本音”をちら つかせた。トランプが「何らかの行動を取らなければならない」と促したの に対して習は「中国は対話と協議に基づく問題の解決を主張している。

国際社会は対話を促進し、危機管理を強める努力が必要だ」とこれまでに なく姿勢を鮮明にさせた。それもそうだろう。中国は北との貿易交流を抑 制するどころか推進している。

石炭の1年間輸入禁止表明の陰で対北貿易は拡大の一途をたどっている。 北の対中貿易は1-3月期でなんと37.4%も増加しており、北は好景気の 状態となってきているのだ。この中国の国際社会を欺く姿勢は国連などで も糾弾されるべきだが、習の姿勢は変わらないだろう。

変わらないどころか、北の核武装によって米国を極東から追い出し、日本 が中国にひれ伏すまで止めないという長期戦略に主眼を置きつつあると見 るべきであろう。

日韓両国が北の核どう喝の人質となっている現状下においては、トランプ は振り上げたこぶしの落としどころがないのが実情だ。トランプが、下手 な軍事行動を取れば、日韓に核爆弾が落ち、米国が報復して北を消滅させ ても手遅れという構図だ。

しかし軍事的な“締め付け”は不可能ではない。その一つが ジョージ・W・ ブッシュ政権が提案した「拡散に対する安全保障構想」を復活させる事で ある。同構想とはいわゆる海上封鎖を伴った行動で、基本原則は、大量破 壊兵器および弾道ミサイルの拡散を阻止するために、各国が連携し、関連 物質の移送や関連技術の移転を防ぐ。

各国の連携方法として、国際法・国内法の枠内で軍・警察・沿岸警備隊な どによる阻止行動を断行して封鎖するのだ。さらに北の打ち上げる ICBMを米軍が撃墜する事なども含まれる。

こうしたいわば寸止めの軍事行動で圧力をかけてゆくことしか残された解 決策はないかも知れない。折から読売と朝日の世論調査で内閣支持率が 30%台に落ち込んだが、NHKの調査によると長期政権では佐藤内閣が一 時は20%台に落ちたがおおむね40%代前後で推移、中曽根政権も当初は 30%台だったが40%台で推移していた。

40〜50%で推移したのは小泉政権だけだ。うろたえることではない。これ は都議選現象が継続したものだろう。大水害で安倍外交がかすんでしまっ たこともある。早期改造と外交・安保、経済政策で対処すればよい。

                          
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疑いは晴れた」とトランプ
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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成29年(2017)7月10日(月曜日)
        通算第5347号  
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「ロシアのハッカー選挙妨害の疑いは晴れた」とトランプ
  「ロシアと協同する時がきた」とプーチン会談後、前向きな路線表明
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 トランプ大統領はG20でいくつもの会談をこなしたが、ハイライトはロ シアのプーチン大統領との初会談だった。本会議に長女のイヴァンカを代 理出席させ、30分の予定を2時間に延長した。

イヴァンカの出席は「おかしい」とメイ英首相はツィッターに書いたが、 メルケル独首相は「代理出席はよくあること」と取り合わなかった。

プーチンとの首脳会談に同席を許されたのはティラーソン国務長官だけ で、会談の半分は昨年の米国大統領選挙へのハッカー攻撃についてだった という。

プーチンのほうが記者会見で米露首脳会談の内容に触れ、「トランプ大統 領から夥しい質問を浴びせられたが、逐一回答し、信頼を得られたと確信 している」とした。
 
会談後、本会議にもどったトランプはG20の閉会後も予定になかったエル ドアン(トルコ大統領)と30分話し込んだ。言ってみればG20はトランプ がひとりで掻き荒らしたとも言える。

TPPは米国抜きの11ヶ国で再スタートしており、パリ協定は米国離脱も 世界各国の合意が崩れず、ましてやハンブルグG20はグローバリズム推進 を確認している。米国が孤立主義を突っ走る格好である。

「トランプのロシア理解は甘すぎる」とジョン・ブレナンCIA前長官が 批判に転じた。また下院情報委員会の民主党のトップであるアダム・シフ 下院議員も、「ロシアとの協同なんて出来るわけがない」と議会の反対姿 勢を剥き出しにした。

とりわけCIA前長官は「トランプ大統領は米国のインテリジェンス世界 の努力を踏みにじるのか」と強い非難をテレビ番組に出演して展開した。

だがブレナン前CIA長官は2013年から2017年、オバマ政権下での任期で ある。トランプのCIA攻撃は言ってみればオバマ攻撃なのだから、身を 守るためにもトランプに強い非難を展開する理由はよく理解できる。

「オバマ前大統領は昨年8月にロシアの選挙介入を知っていながら11月8 日まで何もしなかった」とトランプはポーランドでの記者会見で語ってい るのである。

 
さるにても、ロシア重視、中国とは共に北朝鮮にあたるという方針は、だ れが背後で助言しているのか。副長官、次官、次官補人事が滞っていて外 交の執行部不在というアメリカの異常事態をトランプは平然としてやり過 ごし、いやそればかりか、どんどん、前へ進めている。

さきにサウジアラビア、イスラエル、バチカン訪問を段取りしたのは女婿 のクシュナーである。

トランプはクシュナーを基軸にティラーソン国務長官、ムチューニン財務 長官、バノン上級顧問らが束になっていると推定される。

そして誰あろう、このクシュナーが最も信頼する外交顧問がキッシン ジャーであり、ティラーソン国務長官の推薦もキッシンジャーであった。
 
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▼読者の声 ▼どくしゃのこえ ■READERS‘ OPINIONS
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(読者の声1) 「小池百合子「グリーン保守戦略」の次の一手 −石破や 麻生と組めば国を亡ぼす」

●都議選で自民党は、スキャンダル噴出の逆風で大敗した。安倍首相は、 森友、加計問題に関し、周囲の忖度に対して脇が甘過ぎた。

●小池都知事の都民ファーストの会は、「グリーン保守戦略」で保守側か ら左翼へ翼を拡げ、広く曖昧な投網を打ったマーケティングが奏功し、自 民党批判票の受け皿となった。

●小池氏は、いずれ国政に転じ首相への成り上がりを狙うが、その過程で 石破氏や麻生氏との連携を図れば、内憂外患を招き、国を滅ぼしかねない。

◆自民党の失態◆

7月2日投開票の都議選で、自民党が大敗し、小池都知事率いる都民 ファーストの会が躍進して、提携する公明党と合わせ都議会の過半数を制 した。

自民の敗因は、直前の豊田真由子議員の秘書への暴言暴行等のスキャンダ ル、稲田防衛大臣の「自衛隊として候補者を応援」の失言等が響いたが、 根本には前国会での共謀罪の出来の悪さと強引な国会運営、森友学園、加 計学園を巡る周囲の忖度に対して脇が甘過ぎた事がある。

共謀罪については、パレルモ条約の加盟条件であるか否かの議論を離れ、 北朝鮮危機やテロの脅威が迫る中、筆者は速やかな法制化は必要だったと いう立場だが、テロと無関係な内容が多数入っているほか、適用要件が曖 昧過ぎ時の政権、検察、警察の権力の拡大乱用に繋がる危険性が高過ぎた と考える。

官僚は、放って置けば自省のあるいは官僚組織全体の権限と権益の増大を 図る生き物である。

安倍政権は、法務省が作った原案を精査し、削り込み、曖昧性を極力省い て、加えて野党とマスコミへのお土産にする糊代の部分を作り国会に臨む べきだった。

加計学園の問題については、そもそも先端的なライフサイエンス等は、特 区でやらず東大等既存の大学の関連学部を拡充して行う方が教員その他の 面で実際的だったのではないか。

一方、口蹄疫対策等に関する家畜を診る獣医不足問題には、それとは切り 離して都会のペット医に流れてしまっている獣医を戻すために、都道府県 の技術専門職獣医の待遇改善と共に、ある程度の市場の飽和化を図るため の獣医学部の増員と新設を特区等用いずに、官邸主導で農水省に受給シ ミュレーションをさせて行うべきだった。

ここに来て安倍首相は全国各地への獣医学部の新設を唱えたが時遅しであ り、既得権と票田を持つ獣医師会の顔色を伺いながら、特区で行おうとし た事で文科省も巻き込んだ複雑な構図となり、周囲の忖度が生じる隙を 作ってしまい脇が甘過ぎたと言える。

◆「グリーン保守戦略」◆

さて、都議選に於ける都民ファーストの躍進だが、築地市場の豊洲移転問 題については、小池知事は環境問題で豊洲移転決定を引き延ばし、都議選 直前になって「築地は守る、豊洲は生かす」と曖昧な方針を打ち出した が、元々市場が移転しても築地の場外店舗等は残るのだから、観光資源と して築地のブランドを守る何らかのものは必要だった。

市場が豊洲に移転し、築地を解体後、食のテーマパークとして再整備する というが具体的には今後の議論に任せるとの事だ。

築地派と豊洲派の両方顔を立てた訳だが、その打ち出すタイミングと、具 体策を言わば都民に丸投げした手法は、良し悪しは別として選挙戦術とし て巧妙だった。

市場機能の分散で非効率との批判が多いが、恐らく「見世物機能」として の小規模な特定の市場機能だけを築地に帰すのか、それが無理なら「すし ざんまい」の社長に頼んでマグロの解体ショーを入れて何となく雰囲気を 醸し出す等の形が落とし所になるだろう。


これを含め小池都知事の「グリーン保守戦略」は、保守側から左翼へ翼を 拡げ広く曖昧な投網を打つというものだ。

このマーケティングが奏功し、自民党批判票の受け皿となった。

この保守側から左翼へ翼を拡げるという戦略は、何も真新しいものではない。

古くは小沢一郎氏が民主党政権樹立に用いたが、小沢氏は今ではさながら 地上の欲望に淫したルシファーが天上界に戻れなくなったが如く左翼側の 住人と化している。

亀井静香氏も同様に左翼の取り込みを図ったが、安倍首相へコンタクトを 図っており綿貫元幹事長に続き自民党へ戻るのは時間の問題と見られる。

なお、保守と左翼を広く曖昧に取り込むという戦略は、エンターテインメ ントの世界でも拡がっている。

宮崎駿監督のアニメ映画「風立ちぬ」は、零戦の設計者堀越二郎と小説風 立ちぬの作者堀辰雄を足して2で割った主人公を登場させた。

保守側からは、百田尚樹氏が「永遠の0」で、特攻を報国よりも家族愛、 郷土愛を強調して描き、若干反戦の要素も入れ左翼へも翼を拡げたマーケ ティングをして、映画を興行的に成功させている。

◆財務省の影と国防の危機◆

中央政界では、麻生太郎副総理は大宏池会を纏め上げ、石破茂自民党元幹 事長は安倍首相批判を高め来秋の自民党総裁選へ名乗りを上げる構えだ。
 小池氏は石破氏とは新進党在籍、2012年9月の自民党総裁選応援等で関 係が近く、連携が噂されている。

小池氏は、2020年7月からの東京五輪の直前に行われるであろう任期切れ に伴う都知事選で再選されてしまうと国政選挙へ出馬するタイミングを失 うから、首相になるためにはそれ以前に辞任し後継に都政を託したいと考 えているだろう。

国政政党設立のタイミング、都知事辞任のタイミング、自民党との間合 い、公明党との協力関係、後継都知事候補者選定等については、様々な組 み合わせが考えられるが、現時点では頭の体操以上のものではない。

石破氏も麻生氏も、消費税増税を図りたい財務省の意中の政治家であり、 その代弁者の様な言動を繰り返している。

また石破氏については、 後に否定しているものの、韓国紙の東亜日報 (電子版)が5月23日、慰安婦問題をめぐる平成27年の日韓合意に関し 「納得を得るまで謝罪するしかない」と述べたとするインタビュー記事を 掲載する等、過度な親韓、新北、親中の傾向が強い。

麻生氏とその後継の岸田文雄外務大臣は、宮沢喜一元首相の流れを汲む大 宏池会なのでその傾向は更に顕著だ。

筆者は、将来的な消費税増税を完全否定する者ではないが、社会の仕組み を変えて少子高齢化社会を緩和させて行く事無しに増税によりその経費を 賄おうとする財務省の考えは安易なソロバン勘定であり、日本破滅への行 進曲であると考える。

なお、余談だが最高のコミュニケーション能力を持つ政治家であり内閣改 造で入閣も噂される小泉進次郎氏は、最近「子供保険」という財務省に振 付された詐欺紛いの形を変えた増税案を打ち出し、最低の政策立案能力を 持つ政治家でもある事を露呈した。

また、北朝鮮危機、それに続く中国の侵略意図が迫る中、石破氏や宏池会 に見られる事実に基づかない、または曖昧にした上での過度な謝罪意識 は、国防の発動を誤る事に繋がりかねない。

安倍首相は、不十分ながらも安易な消費税増税と自虐史観に抵抗し、かつ 潰されずに来た稀有な政治家である。周囲の忖度に対する脇の甘さは、意 固地にならずに真摯に反省した方が良い。

その上でなら、ここ暫くは国政を司る事を任せ得る唯一の政治家と言える。

小池氏は、「自分ファースト」によって組む相手を間違えれば、亡国に加 担する事になるだろう。(佐藤鴻全)



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「黄砂アレルギー」に注意
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       毛馬 一三

花粉症歴の経験が全く無い筆者にとって、軽い風邪症状の一種かなと思っ て、余り気にも止めていなかった。

ところがとんでもない。次第に喉の違和感が痛みを伴うようになり、咳も 痰も出るようになった。

そこで、慌てて近くの内科診療所に飛び込んだ。内科医は喉の症状を見た 途端、「炎症がひどいですね」という。「原因は?」と訊いたら、「飛来 してくる黄砂の黴によるものと思われます。花粉症ではありません」と教 えてくれた。

同医師によると、黄砂によるいろんな健康被害で訪れる患者が、急増して いるという。同医院から、

・抗生物質―フロモックス錠100mg(毎食後1錠・3日間分)
・咳を鎮める薬―メジコン錠15mg(毎食後2錠・7日分)
・痰や膿を薄めて、痰や鼻汁を出しやすくする薬―ムコダイン錠 500mg(毎食後1錠・7日分)
・胃薬―セルベックスカプセル50mg(毎食後1カプセル・7日分)薬を 貰った。

だが、マスクを付けて外出を余儀なくさせられた1週間が過ぎても喉の炎 症と咳、痰共に治まる気配が無い。再診の結果、まだ喉の炎症は完治して ないと診断され、改めて下記の薬を貰った。

・咳を鎮める薬―メジコン錠15mg(毎食後2錠・7日分)
・痰や膿を薄めて、出しやすくする薬―クリアナール錠200mg(毎食後1 錠・7日間分)
・炎症を抑えて腫れや痛みを和らげる薬―ダーゼン5mg錠(毎食後1錠・7 日分)
・SPトローチ0.2mg(28錠・1日4回)
・アズノールうがい液4%(5ml・1日4回)

2度目の薬を飲んだり、うがいを励行したところ、数日が経過してやっと 喉の痛みや違和感がなくなり、咳と痰も出なくなった。

喉にこのような強度な症状が出たのは初めてのことだ。しかも気にはなっ ていた飛来の「黄砂」によるものだ。

今強烈になっている中国の大気汚染と原因が重なっているらしく、中国か ら飛来する「黄砂と大気汚染」が、日本に被害をなすりつけているのだ。 気象庁も「中国で黄砂が急激に発生してる」と指摘している。日本が被害 者になるのか。無性にハラが立つ。

話は後先になるが、<黄砂(こうさ)とは、中国を中心とした東アジア内 陸部の砂漠または乾燥地域の砂塵が、強風を伴う砂嵐などによって上空に 巻き上げられ、春を中心に東アジアなどの広範囲に飛来し、地上に降り注 ぐ気象現象。あるいは、この現象を起こす砂自体のこと>である。

細かい砂の粒子や、粒子に付着した物質、黄砂とともに飛来する化学物質 などにより、さまざまな健康被害が生じる。

即ち、咳、痰、喘息、鼻水、痒みといった呼吸器官への被害や、目や耳へ の被害が目立つ。黄砂が多い日には、花粉症、喘息、アトピーなどのアレ ルギー疾患の悪化が見られる。>という。 
参考―フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

花粉症で悩まされるだけでなく、黄砂アレルギーで健康被害を煩わされる のでは、堪ったものではない。

ところが肝腎の黄砂による呼吸器官への被害が、増えていることにはあま り知られていないようだ。

黄砂の飛来が顕著な九州や関西では、既にこの被害が出て問題化している が、全国にも広がるだろう。

黄砂の飛来が予測される時は、TVの「天気予報」で早めに知らせてほしい。

しかも喉などに異常を感じたら、医療機関で診察を早めに受けられること をお勧めしたい。(了)     



          
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江川紹子女史に一筆啓上!
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            東郷 勇策

イヤー、記憶の底に眠っていた江川紹子女史の名前を、≪頂門の一針≫とい う彼女の言論には全く似つかわしくないと思われる、保守系の印象が強い ネット言論の媒体上に発見し、一瞬、何かの見間違いかと受け止めた。

流石にその知名度はまだ効力が残るようで、思わず視線が止まり、斜め読 みでスルーしようかと思いながらも一気に読了した。彼女はヒダリの論客 という思い込みが私にはあるが、それに相応しい文章力、論理構成力は流 石だと思う。

しかし、その主張には突っ込みを入れたくなるような部分が散見され、無 視すべきかと考えながらも、出し遅れの証文を出す如く、江川女子相手に 以下の一筆を啓上する。

私は安倍晋三首相を高く評価する一人である。戦後政治の総決算を旗印に 登場されたとき、夢・幻を眼にしたように驚き、そして期待したものだ が、病魔に悩まされていたとのことで突然の退任激、これで我が国の政治 は全く期待できなくなった、それにしても投げ出すかのような退任の在り 方はないと心底失望した。

その後、思い出すさえ腹立たしい民主党政権が 誕生し、これでは我が国 は自虐史観に貶められたまま、衰退・滅亡を待つ ことになるのかと暗澹 たる気持ちに包まれ、いたたまれない思いでいた。

そんな折、安倍晋三氏が自民党総裁の座を目指して再度挑戦するらしいと の情報に接し、夢ではないかと頬を抓った。持病と言われた潰瘍性大腸炎 に特効薬が産まれたとか、低線量放射線活用のホルミシス療法が効を奏し たとか聞こえてきたが、根治に手がかりを得られたのなら詳細は何でも良 い、一日も早くカムバックを…と祈った。

我々の願いは天に通じ、安倍晋三氏は第2次政権を発足させ、その後の大 活躍はご承知の如くである。痛快この上ない。辛うじて我が国は救われた のである。
逆に常にイデオロギー的判断に囚われ、国益という観点からの判断ができ ない人間にとっては、腹立たしく且つ許し難い政治家と映り、何としても 足を引っ張ろうという見苦しいほどのあがきが起きた。「こんな人たち」 は我が国をどのような姿にしたいのか、想像することさえ私にはできない。

共産党独裁国家である中華人民共和国は、捏造史観を基に悪魔の如く日本 叩きに狂奔するばかりか、れっきとした我が国固有の領土である尖閣諸島 周辺に侵略の魔手を伸ばす。恥も外聞も忘れ去ったような強欲ぶり、隙あ らばと資源や領土を狙ってくる中共(支那)の脅威は眼前にある。

朝鮮半 島にて我が国と角突き合わせて対峙する2ヶ国は、国交の存在自 体が疎ま しく、助けず、教えず、関わらず、という“非韓三原則”を政府 に適用して もらいたいくらいである。我が同胞を拉致して未だ解放しよ うともせず人 道に悖る北朝鮮は、長年の核開発が完成局面に差し掛か り、日米との緊張 関係の演出に精を出している。

放置してはならぬ狂暴な国だ。売春婦の少 女像を自分たちの思い込みに 基づくストーリーに副わせて内外の地に配置 し、反日活動に精出す在南 を中心とする馬鹿者共。

従軍慰安婦という後世 の造語で呼ばれる女性たちは、業者に連れられ戦 地を移動しながら当時は 全くの合法であった軍の兵士を相手にした職業 に従事していたのである。 単なる戦地売春婦に過ぎず、強制連行の証拠 などは皆無であろう。

強制連 行の被害者とされる嘘つき婆さん共は明らかに証言内容を変節さ せている のだから、我が国政府は従来の弱腰対応を改め、韓国側が行っ た調査結果 を含めて再検証を実施すべきである。

ロシアは、我が国がポツダム宣言を受諾し降伏した後に、相互平和条約を 一方的に無視して、我が国土を侵略し捕虜とした多数の兵隊を違法に拉 致・連行したゴロツキ国家である。

さて、安倍総理に退陣を迫る、愛国心皆無の黄色や赤色の左の皆さんは、 これだけの国難が迫っている現状にどのように対処するお積りか?そし て、どのようなリーダーにその処理を委ねるお積りか?

戦後70余年も続く平和に安住し、日本民族としての魂を抜かれ失った、 同胞とは呼びたくもない人間がワンサカいる。その一部が安倍総理に「こ んな人たち」と呼ばれたようだが、

私は、迎合することなく糾弾した安倍総理の勇気を称えたい。

江川さん仰せの如く、彼等も日本国民の一部であろうが、自国の指導者に 対してあのような卑劣な示威行為を行いながら、自分たちも一般国民とし て包容力で包み込んでもらいたいと考える筈もなかろう。 

その後の報道によると、「安倍帰れ」コールの一団のマスコミ報道には映 像の改変が行われ、実態を印象操作した報道もあった由で、メディアのう さん臭さが示され た、語るに落ちた話とはこのことだ。

政治家によって同様なケースでの反応が異なるのは当然 のことで、言上 げする意味もない。又、この一団が過激派のメンバーを含 んでいたこと もネット報道で明らかにされていて、どうしてこの一団のカ タを持つの か理解に苦しむが、同じ思想を持つ危険分子の一員だろうと考 えれば納 得できる。

ただ、自民党や内閣としてのの対応に問題がなかったとは思わない。東京 都連に限らず組織としての驕りや弛みはこの一強内閣ではあって当然だと 考えるが、民進党を始めとする野党の問題提起は重箱の隅をつつくような もので、本質論ではなかったという点が悔やまれる。

それにしても、豊田議員は酷い女だった。女性への憧れが消え失せた。



     
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話 の 耳 袋
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 ◎「安倍降ろし」で石破総理が誕生すれば、日本経済は大失速間違いナシ
〜失われた20年の再来を予言しておこう 

さて、加計問題が再燃するが

本稿が出る10日(月)には、国会閉会中審査で加計学園問題が取り上げられ、前川喜平・前文科事務次官が参考人として出席する。本コラムでは、加計学園問題について何回も取り上げてきたが、前川氏の記者会見でのおかしな発言などが取り上げられることになるだろう。

本コラムで取り上げた前川発言の問題点は以下の3点である。

1.天下り斡旋の違法性を知らなかった
2.石破4条件の立証責任は内閣府
3.部下の言うことは正しい

これらについては質疑が行われるので、その中でこの発言の問題点が指摘されるだろう。もっとも、マスコミは、前川氏を勇気ある告発者として位置づけているので、この点に関する報道はあまりないだろう。マスコミ報道より、後で議事録を見たほうがいい。

国会質疑を聞く上で、加計学園問題の構造を改めて簡単に見ておこう。実は本当に簡単な話なのだ。

問題のはじまりは、2003年3月の文科省告示である(<http://www.mext.go.jp/b_menu/hakusho/nc/k20030331006/k20030331006.html>http://www.mext.go.jp/b_menu/hakusho/nc/k20030331006/k20030331006.html)。大学等の申請に関する告示だが、ここで、なんと獣医学部の新設認可は申請を出せない、となっている。つまり獣医学部は門前払いを喰らっている形だ。

これは本コラムで指摘したとおり、「不合理、違法」ともいえる。認可をするかどうかは役所の裁量ではあるが、申請さえも受け付けないとは普通はあり得ないものだ。

普通の役所であれば、この告示を改正して、認可基準についてよりはっきりと書くだろう。文科省に対しても、当然すったもんだしたのだが、埒があかない。そこで、2015年6月の石破4条件がでてきた。このポイントは、2016年3月までに文科省が需要予測について検討する必要があるという期限が切られていることだ。

ところが、延々と9月まで交渉が行われた挙句、そこで時間切れとなった。獣医師会の意向もあり、2017年1月に文科省告示の特例が作られた(<http://www.kantei.go.jp/jp/singi/tiiki/kokusentoc/pdf/170104_kokka-monka.pdf>http://www.kantei.go.jp/jp/singi/tiiki/kokusentoc/pdf/170104_kokka-monka.pdf)。その内容は、獣医学部に関して、18年度には一校の申請は受け付けるというものだ。

要するに、新設認可の申請を受け付けるかどうかを延々2〜3年も議論していたわけだ。そもそも受け付けないという文科省告示にかなりの不合理があるわけで、この特例の結論に誰が異論を挟めるのだろうか。

なお、この特例は、あくまで「申請できる」ということであって、これで獣医学部新設が認可を得ることにはならない。これは文科省内で別に検討されるべきことだ。

安倍首相が「もっと新設できるようにする」といえば、それをマスコミは叩くが、文科省告示の特例は19年度以降白紙であり、そもそも文科省告示そのものを改正するということを示しているのであれば、何も問題のない発言だ。文科省告示もその特例も読まずに批判ばかりするマスコミの悪しき体質がここでも見られたのである。

前述の通り、文科省告示の特例では、申請できるのは1校だけと限定されている。この限定を問題視する向きもあり、10日の閉会中審査ではこれも質疑の対象になるだろう。その中で、18年度に限った今の特例では、さしたる実害がないことも明らかになるはずだ。が、はたしてこれらのことをマスコミは正しく報道できるかどうかのほうが、筆者には問題のように思える。

ともあれ、安倍政権の支持率が落ちているのは事実だ。かといって、民進党の支持は増していない。都民ファーストの国政進出にも疑問符がついている。支持なしが大きくなっているので、国民の不満のマグマが大きくなっているようだ。

そこで本コラムでは、平成以降、つまりバブル崩壊後の政権と経済パフォーマンスの関係を調べて、ポスト安倍政権になり得るものがあるのかないのか、を検討してみよう。
  
歴史を振り返れば分かること

経済パフォーマンスをはかる際に、どんな指数や指標を選ぶかは重要であるが、筆者は雇用こそ国の政策の基本と考えているので、雇用として就業者数をあげてみたい。

平成以降の政権の寿命をみてみると、小泉政権と第二次安倍政権だけが長期政権で、その他は1、2年でつぶれた短命政権であった。この二つの長期政権は、短命政権と比較して、デフレこそ悪であると規定して、日銀人事をうまく使い、金融緩和をやり、雇用をよくした点に特徴がある。

筆者はこの二つの政権の近くで、その経済運営をみてきた。もっとも、小泉政権では金融政策は前面に出してはおらず、竹中平蔵・経済財政相がマクロ経済運営の中でやっていた。一方、安倍政権(第二次)では、アベノミクスの3本の矢でわかるように金融政策が前面にでている。筆者の知るかぎり、安倍政権は戦後史で金融政策の重要性を理解した唯一の首相が率いる政権である。

なぜ金融政策が重要かといえば、金融政策は雇用を改善する必要条件であるからだ。ただ、マクロ経済政策において、金融政策とならぶもう一つの財政政策も、雇用では重要な役割を果たす。

実は、雇用が良かったのは、平成以降の政権では橋本龍太郎政権(前半)、小泉政権(後半)、安倍政権しかない。橋本政権は大型公共投資を実施したことで出足がよかったが、1997年4月からの消費増税でその成果がぶっ飛んだ。

一方、小泉政権は発足当初から消費増税はやらないと宣言し持ちこたえ、安倍政権は2014年4月からの消費増税で一度失敗したが強力な金融緩和で持ちこたえ、2回目の失敗はしていない。

なお、マクロ経済政策を行う上で、長期政権は、財務省管理と日銀人事もうまくやったことに共通点がある。財務省のコントロールについて、小泉政権では、表だって公務員改革・天下り規制を行わなかったが、郵政民営化とともに政策金融改革も行い、政策金融機関の整理統合を実施したことで事実上の天下り規制にもなった。安倍政権では、公務員改革基本法などで天下り規制をし、内閣人事局を作ることでにらみを利かせた。

日銀人事に関しては、小泉政権、安倍政権は他の政権よりうまかった。特に、安倍政権では首相が先頭にたって日銀人事を主導している。

以上を踏まえて、「安倍辞めろ」という意見について、経済面から検討してみよう。

石破氏の弱点

「安倍辞めろ」の最も現実的なシナリオはなにか。まず、当面国政選挙が行われることはないだろう。となれば、政権支持率下落とともに、党内で安倍おろしの動きが出始める可能性がある。

自民党の国会議員は衆議院287人、参議院122人の計409人であるが、党内の勢力図は、細田派96人、額賀派55人、麻生派59人、二階派43人、岸田派46人、谷垣派20人、石破派19人、石原派14人などという状況だ。

細田派、麻生派、二階派を取り込めば、数の上で政局はおきにくい。都議選直後、安倍首相が、麻生副総理、菅官房長官、甘利前経済再生相と会談したのは、党内体制を固めるためだ。もちろん、政治の一寸先は闇だから、何が起こるかわからないが。

自民党内で安倍政権に反対する人たちの中では、石破茂・前地方創生相が筆頭格だろう。経済政策では「反アベノミクス」を鮮明にしている。自民党内の反アベノミクス勉強会があり、財務省OBの野田毅・前党税制調査会長が代表発起人を務めるこの勉強会には、石破氏も参加している。6月15日に開かれた2回目の会合の後、石破氏は「原油安と円安に頼る経済政策であってはならない」とアベノミクスを牽制したという。

アベノミクスは、基本は「第1の矢」の金融政策によって失業率を下げる政策なので、原油安と円安に頼るわけではない。石破氏は全く的外れのことを言っているわけだ。それもそのはずで、その勉強会に講師として来たエコノミストは、「金融緩和するとハイパーインフレになる」などと論じていた人で、現実は予想と全く異なる動きとなった。

別の講師には「消費増税しないと国債が暴落する」と主張していたエコノミストもいたが、これも実状とは大きく異なる。的外れの政治家と的外れのエコノミストで、類は友を呼んでいる状況というべきだろうか。

石破氏がマスコミに多く露出するのは、政局を仕掛ける者やそれを煽るマスコミがいるからだ。ただし、石破氏を支持するグループは、がぜん人数が少ない。今の石破氏の仕掛けがうまくいくかどうかは、小池旋風を取り込めるかどうかにかかっているのだろう。

この小池氏の追い風がなければ、石破氏は大きな流れをつかみにくい。というのは、政権奪取のカギを握るのは経済政策になることが多いが、石破氏は反アベノミクスという立場を取っているからだ。

マスメディアが言わないからこそ

もし石破氏が政権を握れば、マクロ経済政策では反アベノミクスの政策を採るので、具体的には金融引き締めと財政緊縮路線に動くことになるだろう。特に、2019年10月に予定されている10%への消費増税については、予定通りの増税実施を主張すると思われる。

その経済政策では、雇用は悪くなる。また、デフレに逆戻りしてしまい、失われた20年の再来となりかねない。仮に石破氏が政権をとっても、最近の政権の長さと経済パフォーマンスが関係していることを考える限り、短命政権に終わることはほぼ確実であろう。

安倍政権の立て直しには時間がかかるだろうが、加計問題で10日の閉会中審査に続き、G20に出席した安倍首相が、帰国以降も国会で説明するだろう。その後8月上旬の内閣改造によって、秋の臨時国会に備えるだろう。

臨時国会では何より経済政策が重視されるのであり、雇用の確保のみならず賃金上昇を確実に進めるべきである。でなければ、支持政党なしの有権者の大きな不満を受け止められないで、潜在的な不安定要因を抱えたままの政権運営を強いられることになる。

ついでに、冒頭の加計問題は些細な話だが、戦後の政治史の中ではマイルストーンとなるかも知れない。

バブル崩壊以降、マクロ経済とミクロ経済でまともな経済政策が指向されてきた。マクロ経済政策ではそれをうまくやった小泉政権と安倍政権が長期政権になった。ミクロ経済政策では、人為的な市場管理から市場ベースの規制緩和、特に許認可での経済的な需給調整条項はほぼ撤廃された。官僚は将来需給見通しができないのがその理由である。その中で残った数少ないモノが、冒頭の文科省告示である。

長期政権では、財務省のみならず官僚管理もうまくやっている。それは、規制緩和と表裏一体のものだ。許認可を背景とする天下りは徐々に縮小されている。その中で、今回の加計問題は、前川氏を通じて、文科省の許認可と天下りの関係を世間に広く知らしめたと筆者は思っている。そして、その前時代性も知らしめたはずである。

こうした話は、マスコミ報道をだけを見ていると、わからないだろう。だから、何度でもいうのだ。

?橋 洋一プロフィール− 1955年、東京生まれ。80年、大蔵省(現財務省)入省、理財局資金企画室長、内閣参事官など歴任。小泉内閣、安倍内閣では「改革の司令塔」として活躍。07年には財務省が隠す「埋蔵金」を公表、08年に山本七平賞受賞。政策シンクタンク「政策工房」会長、嘉悦大学教授、経済学者。 
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/52245
【現代ビジネス】 2017.07.10 〔情報収録 − 坂元 誠〕


 ◎安倍首相&麻生氏が“密約”…北ミサイルで“結束” 官邸関係者「『裏切 らない人』と絶大な信頼」

安倍晋三首相と、麻生太郎副総理兼財務相が、新たな「密約」を結んだと いう情報が飛び込んできた。東京都議選の歴史的惨敗を受け、安倍首相は 8月初旬にも、稲田朋美防衛相の事実上の更迭など、「反省の姿勢」を国 民に示し、局面転換を狙った内閣改造・党役員人事を断行する。党内外で 「安倍降ろし」ともいえる政局情報が流れるなか、安倍首相と麻生氏が 「ポスト安倍」や「人事」で手を握った可能性も考えられるが、どうやら 違うようだ。関係者は「北朝鮮情勢の緊迫化が背景にある」と語った。

安倍首相と麻生氏の「密約」といえば、第1次安倍政権時代に、「次(の 首相)は麻生氏だ」という“暗黙の了解”があったとされる。

ところが、安倍首相の辞任表明後、出身派閥である町村派(現・細田派) を中心に、「麻生氏は、首相の体調悪化を知りながら見殺しにした」とい う猛烈な反発が浮上し、麻生氏は首相の座を逃した。

都議選の投開票当日(2日)、安倍首相と麻生氏、菅義偉官房長官、甘利 明前経済再生担当相は、東京・四谷の超高級フランス料理店「オテル・ ドゥ・ミクニ」で会食した。4人は大敗を受け、「経済最優先で行こう」 「一致結束して頑張ろう」と語り合ったと伝えられる。

安倍政権への大逆風が続くなか、今回も「安倍首相の次は麻生氏だ」とい う“暗黙の了解”があったのか?

だが、官邸関係者は「それは違う。北朝鮮が4日に発射したミサイルが大 きい」といい、続けた。

「レックス・ティラーソン米国務長官が『ICBM(大陸間弾道ミサイ ル)だ』と断定した北朝鮮のミサイル『火星14』は、日米両国の予想を はるかに超える性能だった。ドナルド・トランプ政権が設定したとされる 『レッドライン』を一気に越えた可能性が高い。米国は衝撃が大き過ぎ て、過小評価しようとしているフシもある」

北朝鮮は4日午前、北西部の平安北道(ピョンアンプクト)亀城(クソ ン)付近から日本海に向けて弾道ミサイル1発を発射した。高く打ち上げ て飛距離を抑えるロフテッド軌道で、高度は2802キロに達し、933」キロ の距離を飛行した。日本海の排他的経済水域(EEZ)内に着水した。

北朝鮮ミサイルと「密約」がどう関係するのか。官邸関係者は続けた。
 「米国の射程分析が今回、『米アラスカ州に届く6700キロ』から、『ハ ワイ州やワシントン州シアトルに届く8000キロ以上』まで複数ある。極め て不可解だ。北朝鮮は今回、トレーラーの現場到着から10分以内に発射し た。これらを総合すると、『米軍でも迎撃困難』という事実をしばらく隠 したいようだ。相当深刻な事態といえ、トランプ政権が軍事オプションを 選ぶ可能性が高まってきた。官邸も衝撃を受けている」

確かに、トランプ氏は現在、G20(20カ国・地域)首脳会議出席のために 訪欧中だが、北朝鮮の核・ミサイル開発について、「悪行には報いがあ る」と断言。ニッキー・ヘイリー米国連大使も5日、国連安保理緊急会合 で「外交的解決の可能性は急速に狭まっている」といい、軍事行動も選択 肢から排除しないと警告した。

官邸関係者は「日米関係は現在、安倍首相とトランプ氏、麻生氏とマイ ク・ペンス副大統領という2本柱で構築しており、2人は同様の極秘情報 を得ている。米国からは水面下で、安全保障関係の注文・要求が届いてい る。『北朝鮮有事』が勃発しかねない国難のときに、国内政局をやってい る場合ではない。安倍首相はもともと、『麻生氏は、相手が逆境にあると きは裏切らない人だ』という絶大な信頼を寄せていたが、2人は改めて 『日本のために結束しよう』と“盟約”を交わしたようだ。彼らが見ている のは永田町だけではない」と語る。

安倍首相は8月初旬に内閣改造・党役員人事を断行する。

都議選の大惨敗を受けて、「政権の緩み・おごり」を払拭する、清新で大 胆な人事が求められる。同時に「国難に対処できる人物」という基準も加 わるようだ。

写真− 安倍首相(右)と、麻生氏は「国難克服」のため、盟約を結んだ 安倍首相(右)と、麻生氏は「国難克服」のため、盟約を結んだ
<http://www.zakzak.co.jp/soc/news/170703/soc1707030037-p1.html?ownedref=article_not%20set_newsPhoto>http://www.zakzak.co.jp/soc/news/170703/soc1707030037-p1.html?ownedref=article_not%20set_newsPhoto
【ZakZak】 2017.7.10 〔情報収録 − 坂元 誠〕


 ◎安倍首相&麻生氏が“密約”…北ミサイルで“結束” 官邸関係者「『裏切 らない人』と絶大な信頼」

安倍晋三首相と、麻生太郎副総理兼財務相が、新たな「密約」を結んだと いう情報が飛び込んできた。東京都議選の歴史的惨敗を受け、安倍首相は 8月初旬にも、稲田朋美防衛相の事実上の更迭など、「反省の姿勢」を国 民に示し、局面転換を狙った内閣改造・党役員人事を断行する。

党内外で「安倍降ろし」ともいえる政局情報が流れるなか、安倍首相と麻 生氏が「ポスト安倍」や「人事」で手を握った可能性も考えられるが、ど うやら違うようだ。関係者は「北朝鮮情勢の緊迫化が背景にある」と語った。

安倍首相と麻生氏の「密約」といえば、第1次安倍政権時代に、「次(の 首相)は麻生氏だ」という“暗黙の了解”があったとされる。

ところが、安倍首相の辞任表明後、出身派閥である町村派(現・細田派) を中心に、「麻生氏は、首相の体調悪化を知りながら見殺しにした」とい う猛烈な反発が浮上し、麻生氏は首相の座を逃した。

都議選の投開票当日(2日)、安倍首相と麻生氏、菅義偉官房長官、甘利 明前経済再生担当相は、東京・四谷の超高級フランス料理店「オテル・ ドゥ・ミクニ」で会食した。4人は大敗を受け、「経済最優先で行こう」 「一致結束して頑張ろう」と語り合ったと伝えられる。

安倍政権への大逆風が続くなか、今回も「安倍首相の次は麻生氏だ」とい う“暗黙の了解”があったのか?

だが、官邸関係者は「それは違う。北朝鮮が4日に発射したミサイルが大 きい」といい、続けた。

「レックス・ティラーソン米国務長官が『ICBM(大陸間弾道ミサイ ル)だ』と断定した北朝鮮のミサイル『火星14』は、日米両国の予想をは るかに超える性能だった。ドナルド・トランプ政権が設定したとされる 『レッドライン』を一気に越えた可能性が高い。米国は衝撃が大き過ぎ て、過小評価しようとしているフシもある」

北朝鮮は4日午前、北西部の平安北道(ピョンアンプクト)亀城(クソ ン)付近から日本海に向けて弾道ミサイル1発を発射した。高く打ち上げ て飛距離を抑えるロフテッド軌道で、高度は2802キロに達し、933キロの 距離を飛行した。日本海の排他的経済水域(EEZ)内に着水した。

北朝鮮ミサイルと「密約」がどう関係するのか。官邸関係者は続けた。

「米国の射程分析が今回、『米アラスカ州に届く6700キロ』から、『ハワ イ州やワシントン州シアトルに届く8000キロ以上』まで複数ある。極めて 不可解だ。北朝鮮は今回、トレーラーの現場到着から10分以内に発射し た。これらを総合すると、『米軍でも迎撃困難』という事実をしばらく隠 したいようだ。相当深刻な事態といえ、トランプ政権が軍事オプションを 選ぶ可能性が高まってきた。官邸も衝撃を受けている」

確かに、トランプ氏は現在、G20(20カ国・地域)首脳会議出席のために 訪欧中だが、北朝鮮の核・ミサイル開発について、「悪行には報いがあ る」と断言。ニッキー・ヘイリー米国連大使も5日、国連安保理緊急会合 で「外交的解決の可能性は急速に狭まっている」といい、軍事行動も選択 肢から排除しないと警告した。

官邸関係者は「日米関係は現在、安倍首相とトランプ氏、麻生氏とマイ ク・ペンス副大統領という2本柱で構築しており、2人は同様の極秘情報 を得ている。米国からは水面下で、安全保障関係の注文・要求が届いてい る。『北朝鮮有事』が勃発しかねない国難のときに、国内政局をやってい る場合ではない。安倍首相はもともと、『麻生氏は、相手が逆境にあると きは裏切らない人だ』という絶大な信頼を寄せていたが、2人は改めて 『日本のために結束しよう』と“盟約”を交わしたようだ。彼らが見ている のは永田町だけではない」と語る。

安倍首相は8月初旬に内閣改造・党役員人事を断行する。

都議選の大惨敗を受けて、「政権の緩み・おごり」を払拭する、清新で大 胆な人事が求められる。同時に「国難に対処できる人物」という基準も加 わるようだ。

写真− 安倍首相(右)と、麻生氏は「国難克服」のため、盟約を結んだ 安倍首相(右)と、麻生氏は「国難克服」のため、盟約を結んだ
<http://www.zakzak.co.jp/soc/news/170703/soc1707030037-p1.html?ownedref=article_not%20set_newsPhoto>http://www.zakzak.co.jp/soc/news/170703/soc1707030037-p1.html?ownedref=article_not%20set_newsPhoto
【ZakZak】 2017.7.10 〔情報収録 − 坂元 誠〕



 ◎城間市長を支持する与党、過半数割れ 那覇市議選 中立が多数、自 民も増

那覇市議会議員選挙は9日投開票され、即日開票の結果、城間幹子市政を 支える与党の当選者は16人で、1議席を減らし、過半数には届かなかっ た。野党は現有4議席から3議席伸ばし、7人が当選した。市政に対して 中立を標榜する当選者が17人で最も多かった。投票率は51・20%で2013年 の前回選挙より8・94ポイントを下回り、補選を除き戦後最低だった。

城間幹子市長の就任後、初めての市議選。翁長県政と協力する市長の与党 が多数議席を維持できるかが焦点となっていた。野党・中立勢力が与党の 議席を大きく上回り、議会での攻防は激しさを増すことが予想される。与 党が議席を減らし、城間市政に厳しい審判となった。

定数40議席をめぐり、現職31人、新人31人、前職3人、元職2人の計67人 が立候補。現職23人、新人14人、前職2人、元職1人が当選した。県内政 党は、来年11月の県知事選や市長選の前哨戦と捉え、各候補の支援に全力 を挙げた。県都で「オール沖縄」勢力の与党が過半数を獲得できず、翁長 県政への影響も避けられない状況だ。

政党別公認は、自民12人、公明7人、共産7人、社民3人、社大2人、民 進2人、維新2人、幸福1人。推薦は自民が2人、社民1人、維新1人。 その他の政治団体から4人が立候補した。無所属候補は23人。

与党側は共産が7人、社民が3人、社大が2人、民進が1人当選。野党の 自民は、7人が当選。中立の公明は7人が全員当選した。

当日有権者は25万5081人。男性12万1551人、女性が13万3530人。13万614 人が投票した。

写真− トップ当選を確実にし、支持者と万歳で喜ぶ自民現職の奥間亮さ ん(前列中央)=10日午前0時42分、那覇市高良(喜屋武綾菜撮影)
<http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/110807>http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/110807
【沖縄タイムズ】 2017年7月10日 03:20 〔情報収録 − 坂元 誠〕




 ◎機内トイレに金塊数十キロ 台湾発バニラ・エア、関空で発見

台湾から関西国際空港に向かっていた格安航空会社(LCC)「バニラ・ エア」の機内にあるトイレ2カ所で9日、金塊数十キロが見つかったこと が、捜査関係者などへの取材で分かった。密輸グループが台湾から国内に 持ち込もうとした可能性もあり、大阪税関などが経緯を調べる。

 捜査関係者などによると、金塊が見つかったのは9日早朝に台北を出発 し、午前8時半過ぎに関空に到着した便。飛行中に機内を見回っていた乗 務員が、機内後方のトイレ内に不審な布袋が隠されているのを見つけたと いう。

関空に到着後、同社から連絡を受けた大阪府警や大阪税関が布袋の中身を 調べると、金塊のようなものが大量に入っていた。後方のもう1カ所のト イレからも同様に布袋が見つかり、いずれの中身も金塊であることが確認 されたという。

 同機は奄美空港(鹿児島県)に向け、午前10時前に関空を離陸する予定 だったが、機内の調査などで約4時間、出発が遅れた。

 同社の担当者は金塊とは明らかにしていないが「不審物が見つかった。 監視を強化していきたい」とコメントした。

産経新聞7/10(月) 7:55配信



 ◎住みたい街の基準、潮目は変わったのか?

「住みたい街(駅)ランキング」に異変が起きている

毎年発表されている「住みたい街(駅)ランキング」に、今、異変が起き ている。大手不動産情報サイト「HOME'S」がユーザーを対象にした調査に 基づいて発表した「買って住みたい街ランキング首都圏版」では「船橋」 が、そして「借りて住みたい街ランキング」では「池袋」が、「吉祥寺」 や「恵比寿」といった人気の街を押さえて1位になったのだ。

【生活費が抑えられそうな街ランキング】

また各種ランキングでは、「北千住」や「赤羽」など、今までは見向きも されなかった庶民的な街が、新たな人気エリアとして浮上している。今 後、どんな街が浮上して、どんな街が寂れていくのか──。住む街を決める うえでは、常に動向をチェックしておく必要がある。

●買って住みたい街ランキング1位はなんと船橋に

HOME'S総研が発表した「2017年 買って住みたい街ランキング首都圏版」 では、船橋が1位に輝くという意外な結果が出た。今までは、地域イメー ジが良かったり、大規模マンションや駅周辺の再開発で地域のポテンシャ ルが向上する街(駅)がランクインしていた。

 2016年のランキングと比較しても、上位を占めた吉祥寺、横浜、恵比寿 は軒並みランクダウンし、吉祥寺と恵比寿に至っては圏外まで落ちた。

  このような“波乱”が起きた背景には、アンケートの集計方法の変更が 関係している。2016年版までは、首都圏(1都3県)の居住者を対象にした インターネット調査(有効回答数1030票)で、どちらかといえば、「街の 人気投票」という側面が強かった。

近年、都心の人気エリアの住宅物件は、とても庶民には手が届かないほど 価格が高騰している。とはいえ、こういったエリアはブランド力があって 便利なので、「今の収入では吉祥寺や恵比寿に買って住むのは無理だけ ど、住めるのなら住みたいよね」ということで票が入り、その結果、ブラ ンド力が高い街(駅)が上位を占める、我々の生活実態とはかけ離れたラ ンキングになってしまっていたのだ。

気の毒なのは、首都圏のこうした実態に疎いまま上京してきた地方の人た ちである。人気エリアは賃料も高いので、「買って住む」どころか「借り て住む」のもままならない。しかし、ブランド力が高い駅が上位を占める ランキングに影響を受けて、「上京したら、絶対に吉祥寺に住む!」とな り、少し離れた場所なら駅から徒歩5分、バス・トイレ別の1DKに住めるの に、吉祥寺駅からバスで15分の場所にあるワンルームに住む……となってし まうのだ。

 もう何年も首都圏に住んでいる人ならば、すでに駅周辺が開発し尽くさ れて住宅供給ができない吉祥寺や、家賃がバカ高い割には買い物が不便な 恵比寿が、必ずしも「住みやすい街」ではないことを重々承知している。 タワーマンションの林立で注目を高める武蔵小杉も交通利便性は高いが、 駅の混雑や待機児童の増加など、住民の急増によって生じる問題に対応し きれていない面がある。

 しかし、地方にはそうした細かい情報はどうしても伝わりにくいので、 結局は不動産情報サイトなどが発表する「住みたい街ランキング」が街 (駅)選びの指標になってしまっているのだ。

●リアルな志向が反映された「住みたい街ランキング」とは?

 そういった意味では、HOME'S総研が発表した「住みたい街ランキング 2017年版」は、「ブランド志向」の順位付けに一石を投じる結果になって いる。2017年版からは、ユーザーから問い合わせが多かった駅名を1年間 (2016年1月1日〜12月31日)集計する形式になった。その結果、浦和、 柏、本厚木、橋本など、「リアルに物件が買えそうな郊外の街(駅)」が 軒並み上位にランクインしたのだ。

 「買って住みたい街」の1位に輝いた船橋は、首都圏の西側エリアに住 む人たちから見れば、何となく遠そうなイメージがある。だが実際は、東 京駅から20キロ圏内、乗り換えなしで25分前後という好立地で、なおかつ ショッピング施設も充実している。さらに東西線、総武線、京葉線、京成 線といった路線網が充実しているが、その割には物件の価格がそれほど高 くなく、今回の順位につながったといえる。

 ちなみに、HOME'S総研が行った船橋市民の座談会では、「大都会でもな く田舎でもなく、ほどよい環境」「良く言えば気取っていない」「船橋に 住んでいる人は船橋を出ない」といった魅力が語られている。船橋には競 馬場や競艇などのギャンブル施設が多く、それゆえに「治安が悪い」とイ メージが根強かった。だが再開発が本格化したことでそういったイメージ が薄れ、「一生住みたい街」に選ばれているのかもしれない。

●「借りて住みたい街ランキング」は池袋が1位

HOME'S総研が発表した「2017年 借りて住みたい街ランキング首都圏版」 も、「買って住みたい」ほどではないが、集計方法が変わったことで、よ り実情が反映されたランキングになっている。

 新宿や渋谷のような巨大ターミナル駅は、一見住みやすそうに思える が、実はスーパーなどのライフ環境が乏しく、家賃が高い割には住みにく い。しかし、池袋の場合は、椎名町や落合方面に行けば、手頃な賃貸物件 がいくつもあり、その辺が順位に反映されたと思われる。

 職場と自宅が近い距離にある「職住近接」は、業務の能率を上げるなど メリットが多いが、オフィスが都心にあると賃料の高さがネックになって しまう。しかし、池袋周辺は都心エリアでも比較的賃料が安いので、職場 の近くに住みたい人にはうってつけな場所でもある。

 また「買って住みたい街ランキング」では躍進を遂げた千葉勢だが、 「借りて住みたい街ランキング」には1つも入っていなかった。これは 「買って住むなら消去法的に千葉にせざるを得ないけど、借りて住むな ら、もう少し都心のほうがいい」というニーズが反映されたとみられる。 「買って住みたい〜〜」では船橋が1位になったが、吉祥寺や恵比寿のよ うなブランド力を持つまでには至っていないのが実情のようだ。

●「北千住」「赤羽」の台頭から読み取る街選びの変化

 HOME'S総研では、各種さまざまな街(駅)にまつわるランキングを発表 しているが、そこから「買って住みたい〜〜」「借りて住みたい〜〜」に 反映されていない、ニッチなニーズを見て取ることができる。こうしたラ ンキングも、自分に合った街を探す際の重要な指針となる。

 例えば、「生活費が抑えられそうな街(駅)」のランキングでは、1位 に北千住、3位に赤羽が入っているが、この2つの街は、最近では「穴場エ リア」として注目が高まっている。特に北千住の場合は、不動産情報サイ ト「SUUMO」を運営する株式会社リクルート住まいカンパニーが発表した 「穴場だと思う街ランキング」で3年連続1位を獲得しており、もはや人気 駅の仲間入りを果たした印象もある。

  首都圏は、江戸城(現在の皇居)を中心として城東・城西・城南・城 北の4エリアに分類されるが、今までは城南・城西エリアに人気が集中 し、城北・城東エリアの街のブランド力は低迷し続けていた。

  北千住は常磐線や日比谷線など5路線が乗り入れており、赤羽も池 袋・新宿・渋谷・東京・品川にダイレクトアクセスできる屈指の交通利便 性を有している。にもかかわらず、吉祥寺や自由が丘などの後塵(こうじ ん)を拝し続けてきたのは、人気がない城北・城東エリアに位置していた からだ。

  しかし、2012年に開業した東京スカイツリーが、「城南・城西>城 北・城東」の風潮に一石を投じる。スカイツリーが建ったことで東京の東 側エリアへの注目が高まり、その過程で、人々が東側エリアの魅力に気付 き始めたのだ。交通利便性が高い割には家賃がお手頃というのも大きい が、昔ながらの商店街に代表される「下町の雰囲気」が、人気の下支えに なっている。

  HOME'S総研が調査・集計した「スッピンで歩けそうな街(駅)」ラン キングでは、赤羽が1位、北千住が4位に入っている。北千住などはマルイ やルミネといった商業地が充実しているので、実際にスッピンで歩けるか どうかは分からないが、この「気取らなくていい庶民派」のイメージが、 昨今の街選びでは重要な指標のひとつになっているのだ。

  また、北千住や赤羽は飲食街が充実しており、特に赤羽は「昼から飲 める街」のイメージが定着している。また清野とおる原作の漫画が『山田 孝之の東京都北区赤羽』としてドラマ化されたことで、赤羽のブランドも にわかに高まっている。

●「これから伸びる街」はあちこちに存在する!?

 庶民的な雰囲気や交通利便性の高さで「穴場的人気」を確立させた北千 住と赤羽だが、賃料はじわじわと上昇しており、「すでに穴場ではなく なった」という声もある。

  一方で、交通利便性が高く、商業地が多い割には賃料が安い「穴場エ リア」は他にもたくさんある。城東エリアでいえば金町や南柏、城北エリ アだと与野や北浦和、城南・城西エリアでも始発駅の橋本、昔ながらの商 店街や飲食店が残る大井町などが、今後伸びる可能性を秘めているといえ る。(常井宏平)
ITmedia ビジネスオンライン7/10(月) 8:20配信


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読 者 の 声       
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 1)沖ノ島・宗像大社の世界遺産登録が決まった。との事で、地元を筆 頭に、お祝いムードですが、正直、何が、それ程に、目出度いのか?理解 出来ません。

日本人は、国連至上主義に、思考停止しているのでは?国連や、ユネスコ が、それ程に、素晴らしい組織なのか?

そもそも、国連とは、戦勝国の寄り合いで、未だに、日本を、『差別』し てる状態です。

今回の、登録でも、当初は、半分の採用でした。元々、外人に、日本の伝 統文化の理解を求める事が、無理な話です。

市長あたりは、軽薄に喜んでも、仕方ないでしょうが、権禰宜までが、同 じ様に、喜んでました。

「しっかりせえ!」と言いたい。

日本の神道への理解もないままに、一神教の、善意に満ちた、お節介が始 まるのでしょう。

男性に対しても、厳しい参拝方法とか、『女人禁制』に対して、浅薄な平 等・人権を振り回して、変更・撤回を強要して来る事が、明白です。

 国連如きに、つまらぬ期待は、愚の骨頂・笑止千万。

世界遺産とかの権威?付けて、観光客誘致に、拍車をかける?

要は、金儲けの為なら、信仰がズタズタに荒らされようが、伝統を変質さ せられ様が、後は野となれ山となれ?

 日本人の劣化が、叫ばれて久しい昨今、忸怩たる思いを、益々、強くす る次第です。(大阪市 森田光幸)


 2)気懸かりな話題が多くなった:前田正晶

我が国がEUとのEPAを大枠合意:

EPAとは“Economic Partnership Agreement”のことだそうで、ここに来て ある日突然浮上してきたかのような印象がある報道のされ方だった。だ が、3年ほど前から交渉は開始されていたとか。自由貿易を是とすれば大 いに結構なことだと思う。

だが、G20でも釘を刺された保護貿易主義の巨頭・トランプ大統領はこの 事実を如何に評価されたのだろうか。これまでの所では寡聞にして得意の Twitterで何か否定的な論評されたとは知らない。

私はトランプ政権が相変わらず我が国との間に存在する貿易赤字を非難し ているのを、余り良く理解できない。アメリカ国民は自分たちの国の中で 製造される商品に対して不満があるからこそ輸入品を買うのだろう。チャ ンと自国の民を満足させられる物作りをしていないで、売りに来る方が悪 いかの如きことを言っている訳が私には解らない。買っておきながら難癖 を付けるのは悪い癖だ。

オバマ政権の頃から中国やインドネシアからの輸入紙を高率の関税で閉め 出すなど保護貿易主義的傾向が顕著だったことは、私は何度も指摘した。 オバマ政権の遺産を全て捨て去ろうとするかの如きトランプ大統領が、
TPPからの離脱を始めとして保護貿易に走るのは自己矛盾ではないのかと 思うだが。

私には気懸かりなことがある。それは、あの“unpredictable”のトランプ 大統領がドイツでの安倍総理との首脳会談の時間が取れないなどと言い出 して、結局は30分間にしたと報じられた。あれほどフロリダでは優遇して は見せたが、あのトランプ様の兎角の噂がある気質では、早くも心変わり したのではないのかとすら危惧したのだった。

安倍内閣の支持率が30%台に:

朝日や毎日や東京等の新聞とそれらの系列下にあるメディアは、この急落 振りにさぞかし満足なことだろうと思う。兎に角、民進党以下の野党を援 護してあれほど無意味な反安倍内閣キャンペーンを打ち上げ続けたことの 効果が現れたのだから。先ほどから大阪で若者が「安倍辞めろ」とデモ隊 の先頭に立って喚いているところをテレビ画面に流していたかと思えば、 若狭議員が都民ファーストの会の国政進出を匂わせる発言も採り上げていた。

こういう報道姿勢を見ていれば、トランプ大統領が反トランプの姿勢を示 すメデイアをfake呼ばわりする心情が解らないのでもないかと思った。し かし、彼らは安倍総理を引きずり下ろして解体すら噂されている民進党に 再度政権を渡そうと画策しているのか。あの民主党政権の3年半を彼らは 理想郷だったとでも認識しているのだろうか。いや、そうでなければ、あ そこまで籠池だの加計だのを騒ぎ立てなかっただろう。

*北朝鮮問題:*

私は安倍総理が未だに「対北朝鮮の制裁強化」というのか「圧力をかけよ う」と諸国の首脳部との会談やG20で訴えておられたことが理解できな い。それは、訴えることを止めてしまえば元も子もないとは思うが、そう いうこれまでに実際に効果が上がってこなかった企てに拘泥することな く、制裁を強化するどころか裏では援助を続けている中国や、具体的に北 朝鮮援助に参画したロシアに態度を改めるよう、正面から抗議して貰いた かった。

また、閉会中の審査などと未だに籠池や加計問題にこだわり続けている野 党とメデイアに「それはそれとして、急速に具体化しつつある北朝鮮の missileと核兵器に対して如何に備えていくべきか」や「不可逆的合意を 覆そうとし始めた文在寅大統領と如何に対応していくかが国家的大問題で ある」と主張して、そういう趣旨で審議をする方向に持っていって貰いた かった。野党とメデイアが言っていることに優先順位を与えるべきではない。




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身 辺 雑 記
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11日の東京湾岸は快晴、爽快。
隣りの中学校の校庭では早朝からテニスに興じている。


毎朝、散歩させてもらっている近くの都立猿江恩賜公園には今花は一切な くさびしい。秋が待たれる。

10日の東京湾岸は快晴。隣の中学校では10時からプールで泳ぎ。



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