政治・経済

頂門の一針

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頂門の一針4386号  2017・6・17(土)

2017/06/17

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わたなべ りやうじらうのメイ ルマガジン「頂門の一針」4386号□■■□━━━───────────────────────□■■□


           2017(平成29)年6月17日(土)



        民進党にまたもや疑惑のブーメラン:杉浦正章

     腰の痛みと二人三脚 〜私のゴルフ人生〜:真鍋峰松

 「措置入院」精神病棟の日々(50):“シーチン”修一 2.0

      世界の安定剤、マティス長官の安全観:櫻井よしこ                                                         
                                                            話 の 福 袋
                           読 者 の 声
                           身 辺 雑 記


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第4386号
                             発行周期 不定期(原則毎日発行)
             
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民進党にまたもや疑惑のブーメラン
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          杉浦 正章

蓮舫加計誘致を推進、江田も親密
 
文書追及は空振りに終わるだろう
 

民主党代表前原誠司が偽メール事件で代表を辞任したことは記憶に新しい が、「総理の意向」文書を追及する民進党にまたもや疑惑のブーメランが 返って来そうである。

代表蓮舫自身が行政刷新相だったころに加計学園の獣医学部新設を推進、 最高顧問江田五月が学園理事長加計孝太郎と親密であり、民進党議員が地 方創生相石破茂に「なんとしてでも誘致を推進せよ」と国会で迫っている。

民進党は16日の参院予算委員会集中審議で何の進展もない文科省メモの公 表をまるで鬼の首を取ったかのようにあげつらい追及する方針だが、自分 の足下が崩れていることを自覚していない。
 
そもそも加計学園獣医学部の今治市新設問題は、民主党政権時代に本格化 したものだ。それまでは加計学園が長期にわたって申請し続けたが政治が 動かなかった。ところがルーピー鳩山政権は、この陳情を取り上げ、一転 して推進に流れを変えたのだ。

その中心に位置したのが行政刷新相蓮舫であった。蓮舫は2010年6月8日に 枝野幸男から刷新相を引き継ぐに当たって、加計学園の獣医学部設置を重 要引き継ぎ事項として受け継いで、獣医学部新設へと動いた。

それも22年度を目途に加計学園問題を推進することを決めたのだ。従って 蓮舫が安倍を加計と友人であるという理由だけで「加計疑惑がある」と追 及するなら、蓮舫は推進したのだからやはり疑惑を追及されてもおかしく ない。

自らの“加計疑惑”へとブーメラン返しを食らうことになる。従って安倍政 権の方針を「政治をゆがめている」などと批判しても、「民主党の方針を ゆがめでいない」という反論がそのままできることになる。本来なら16日 の予算委は蓮舫が追及すべきであろうが、質問者は福山哲郎になってい る。どうも逆襲を恐れて逃げた感じが濃厚だ。
 
さらに民進党の最高顧問江田五月も加計と親密であることを自らのブログ で明らかにしている。2016年10月20日付のブログは加計との親しげな写真 を掲載し、「16時から30分ほど、岡山理科大学構内で加計学園の加計孝太 郎理事長に議員退任のご挨拶をして懇談しました。長くご支援いただいて おり、新校舎の最上階からの岡山市内の眺望も、ご案内いただきました。 絶景でした」と書いている。

この文章から見る限り何らかの援助を受けていた可能性が強い。普通政治 家が「長くご支援いただいており」と書けば、政治献金を意味する。江田 が加計から見返りに今治市への獣医学部誘致で陳情を受けたかどうかは定 かではないが、可能性としてはあり得ることだろう。
 
加えて民進党衆院議員の高井たかしの場合はもっと“確信犯”的だ。ホーム ページで「地方創生特別委員会にて、国家戦略特区について、石破大臣に 質問しました。愛媛県今治市に50年ぶりの新設をめざす獣医学部について。

四国4県の大学には獣医学部が一つも無く、獣医師の偏在が問題になって います。地元の岡山理科大学が力を入れており、『これは何としても実現 して欲しい』と強くお願いしました。石破大臣もかつて鳥取県に誘致を試 みた経験があるそうで、前向きな答弁を引き出すことができました。」と 書いている。地元の加計から少なくとも陳情されている証拠だ。

こうした党内の一連の動きをまずいと判断したか幹事長野田佳彦は、記者 会見でお得意の三百代言的な言い訳をしている。野田は「当時の、民主党 政権下における特区というのは構造改革特区です。いわゆるボトムアップ で(地方から)上がってきたものについて、検討を加えていくというもの。

一方で、2013年12月から制度がスタートしている安倍政権になってからの 国家戦略特区はトップダウン型。したがって、総理の意向とか、誰かへの 忖度(そんたく)とか、トップダウン型とボトムアップ型とは全く違うの で、同じ前提であったかのように議論をすりかえるのはまさに国民に誤解 を与えるものである」だそうだ。この幼稚園児もびっくりするようなこじ つけ論理は、ハチャメチャだ。

たとえボトムアップであろうが、地元への忖度がなければ政治家は動かな い。口から出任せの目くらましを駆け出し記者にしてはいけない。トップ ダウンだから安倍への忖度が働くといっても、首相の場合、官僚の忖度が 犯罪行為かと言えば、そんな話など全く成り立たない。
 
そもそも官僚が忖度してどこが悪いかだ。実力派の首相であるほど官僚は 首相が何を考えているかをしょっちゅう考えるのだ。それが政治をスムー ズに展開させる要諦であり、忖度こそが重要なのだ。トランプの初閣議を 見るがよい。閣僚全員が臆面もなく忖度しているではないか。野田も首相 当時に野党である自民党の解散の主張を忖度して、民主党政権が自滅した 解散を断行しているではないか。

獣医学部問題は国家戦略特区諮問会議を経て実現しているのであり、その 議論の内容をみれば「安倍の意向」などという言葉は一言も出てこない。 官房長官・菅義偉が「特区の指定、規制改革項目の追加、事業者の選定な どいずれのプロセスにおいても関係法令に基づく適切な処理がなされてお り、圧力が働いたりしていない」と発言しているとおりだ。民進党は「加 計」と名前が出ればごみ記事でもトップに据えて紙面を作り、「政局」へ と結びつけようとする朝日など左傾化マスコミの“トラの威”を借りてパン チを繰り出しても駄目だ。しょせんは空振りに終わると予言しておく。


◆俳談

【作句のこつ】

芭蕉は俳句上達の秘訣について「師を頼りとせず、弟子を頼るわけでもな く、自らの器量を当てにしても仕方がない。つまるところ、句を多数作る 人で、昨日の自分に飽きてしまった人こそ上手になる」と述べている。要 するに多くを作句し、常に前向きに思考する人が成功すると言うのだ。

 これは多作多捨の作句方法であり、芸事全てに通用する普遍の原理だ。 ゴルフでも格闘技でもダンスでも場数を多く踏むほど、上達は早い。多く の句を作って、それを捨てる。これを繰り返すことによって、風景や人間 の事象を俳句にする回路が脳内に成立するのだ。そうなれば写真を撮るよ うに俳句ができるようになる。筆者は毎朝10句作っている。過去に作っ た句も発想のよいものは推敲してまた使う。句会の前日になってやっと一 句作るようでは、いつまでたっても上達は望めない。

先生の顔見て逃げし軒燕      産経俳壇入選


         
     
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腰の痛みと二人三脚 〜私のゴルフ人生〜
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             真鍋 峰松

今の私のゴルフは年来の腰痛との闘いである。パターやアプローチ、ボー ルのピックアップ時に腰を屈めると、時にはビーンと身動きできなる位の 激痛が加齢とともに。 元々、30歳過ぎから発症の年代物の腰痛だが、意 外とゴルフ好きの中にもこの戦いを続けておられる方が結構多い。
 
もっとも私の場合、後半ハーフのスコアーの悪さを常にこの腰痛のせいに する不届きな人間でもある。 
                      
ところで、20歳台から始めた多くのゴルファーに比べ、私のゴルフ歴は 短い。初めてクラブを握ったのは、と言うより単に手にしたというのが正 確なところで、25・6歳の頃。
 
当時大阪市内の都島辺りにあったゴルフ練習場へ同じ職場の先輩に引き連 れられて行ったのが最初。先輩の教えに従い7番アイアンを手にしたもの の、ボールがクラブに殆ど正確に当たらず、こんな筈はないと焦るばか り。その私を尻目に、隣席の見知らぬ妙齢の女性は100ヤード表示場所 にドンドン飛ばしている。

当時腕力自慢の私のボールは渾身の力でぶっ飛ばしても偶に50ヤードの 場所へ到達するのがやっとのこと。 悔しさにクラブを放り投げたくなっ た記憶が今でも鮮明に残っている。

以来、ゴルフとは相性が悪いと思い込み、40歳になるまで一切クラブを 手にしたことがなかった。だが、いよいよ40歳代に突入し何か運動を始 めなければとの思いと、酒に弱く宴席が苦手な私が先輩・同僚と懇親を深 めるにはとの思いから始めたのが、再開の切っ掛けである。
 
我ながら殊勝にも、最初は8月の夏期休暇を利用し、自宅近辺の練習場の 教室へ入門。しかし、同門の士は中高年の女性ばかり10人程度。練習途 中の休憩時には男一人で会話相手にも困り、こりゃ駄目だと渋る家内を無 理やり入門させ、4回程度のレッスンを受けクラブの握り方から始めた。
 
この練習で、初めは7番アイアンで70ヤードの飛距離に過ぎなかったも のが、徐々に150ヤード近くに達することを体験して、やはりゴルフは 力じゃないナ〜、難しいものなのだと実感した。

その後、心を入れ替え、やれベン・ホーガンがどうの、自分自身のやや肥 満体質から同形の尾崎将司のスイングが良い等々とっかえひっかえ色々研 究を重ねたものの、その割に成果も上がらず。 遂にはインストラクター の最近の診断では、上半身と下半身の動きがバラバラとの診立て。 
自分自身の診断でも、スポーツは心・技・体のバランスが大事とよく言わ れるが、この全てのアンバランスが問題で治療不能。 私のゴルフは、も う精神修養の場でしかないとの諦めムード。
                                そ 現在、月一のゴルファーとして無駄に年齢だけを重ね、実力不相応の お 情けハンディが21。 それも60歳を超えてからというもの、100 超のスコアーが常態化。
     
今や、有り余る時間を過ごすための週2回の練習と月1〜2回のラウンド でも一向に上達の兆しが見えず、体重調整の単なる一手段に陥った昨今で ある。


          
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「措置入院」精神病棟の日々(50)
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     “シーチン”修一 2.0

PCのバッテリーパックを交換したら処理速度が格段に向上した。視力も衰 えてきたので型式の「S」を「3」と読み間違えたので、最初に届いたもの は使えない、で、交換したから日にちが経ってしまった。

力仕事をすると回復するまでに2、3日間はかかるようになった。老人用の 交換パックはないものか。産経には「ピンとする!」「スッキリ!」 「ぐっすり!」なんていう老人向けの広告があふれている。

そんな“不老長寿の秘薬”があったら若者のブレーキになるから倫理にもと るだろう。老人はブログや趣味で余生を楽しんでいる方がいい。後がつか えているし、労働市場に参入すれば若者の仕事を奪いかねない。子・孫の 支援をしてポックリ逝くのがいい、が、現実はダラダラ逝くのだろう。

市役所から検診の案内が届いたが、医者に行くと病名をつけられるから嫌 なものである。キチ○イ、多動児(翁)だけで十分だ。

その多動児は6/13にイタズラ道具の工具とネジなどのパーツ類の整理に着 手した。病院の作業工房には小さいながら旋盤と溶接機械もあってとても 充実していた、戻りたくはないが。

同時期に園芸、造形芸術、裁縫にも大いに目覚めたから忙しい。さらに男 児の6歳誕生パーティなど立て続けでキッチンヂイヂもこなしたから14、 15日は体が動かないし、気力も萎えて、3日分の新聞を読むだけで精一杯 だった。

今朝は心技体がそこそこ良い(と言うか悪くない)ので記事を書く。公休 の“春琴”は友だちとスーパー銭湯へ。結構なことだ。小生は午前中に記事 を仕上げて、午後からは息子の部屋だった8畳間(今はおもちゃ部屋と呼 んでいる)の壁の補修を開始する予定だ。男の子は腹が立つと壁にゲンコ ツで穴を開ける、そうしないと高ぶる神経を冷やせないのだ。

それにしても4つも穴を開けるのはやり過ぎだが、体育会系なので先輩や 先生、師匠に面と向かって歯向かえないから拳で壁に当たりかかるしかな いのだろう。小生のように「お縄頂戴」よりはよっぽどマシ、ベターだが。

夕べは数年ぶりに楽しい夢を見た。内容は忘れたが、一時期、枕元にメモ 用紙をおいて夢の内容を夢うつつで書いたことがあったが、読み直すと まったく面白くもなんともないのですぐにやめた。発狂から6か月で、確 かにオツムの病状は改善しているようだ。

ワースト老人の病棟日記から。

【2016/12/6】*6:30、起床とともに採血。老化で静脈が見えにくくなっ ているから2発目で成功したが、チト痛い。ナースの?女帝”曰く「ごめん ね」。2回目までは許容範囲だ。

喫煙所に向かう慢性期病棟の金髪ヤンキー娘は23歳ほどか、右腕に青の刺 青をしていた。極妻一直線。

【12/7】*2日連続で道に迷ってパニクル夢を見て、ぐったりした。初日 の舞台は神田とか人形町、門前仲町、箱崎あたりで、取材なのに道に迷 い、高速下の用水路沿いに行くと行き止まり。車外に出たらなんと、ケー タイも財布も車の鍵も車内に残したままでドアをロック、二進も三進もい かず、ひたすら迷路のような狭い道をうろつくという悪夢。

翌日は箱根で会議があるのに、時刻表の読み方が分からず、電車も来ない ので呆然としているという悪夢。いずれもカフカの「城」のような焦りと もどかしさを“堪能”させられた。原因は何か。

“春琴”への「謝罪と誓い」の推敲で脳ミソを酷使したこと、完全に小生の 一方的な無条件降伏、完敗したことによるだろう。小生は「7勝7敗1分け 人生」と思っていたが、今は終盤戦で崩れて5連敗。結局6勝14敗で、平幕 に落ちた気分だ。来場所で勝ち越さないと十両さらに幕下に転落しかねな いという「焦り」が悪夢になったのではないか。

【12/8】*日米開戦記念日。ホールの吾がテーブルに新人“ヒッキー”が来 た。?ドカベン”と同じ19歳。?ドカベン”は挨拶するようになったが、 “ヒッキー”もそのうち声を出すだろう。

*“令夫人”の旦那が見舞いに来て、やがて帰って行ったが、1F広場に出た 旦那が2Fを振り仰いで廊下の“令夫人”に手を振ると、彼女も盛んに手を 振っていた。近くで運動していた小生が「“あかねさす紫野行き標野行き  野守は見ずや君が袖振る”だね」と声をかけると、彼女は「修一さん は?」と聞いてきたので、妻の数だろうと思って人差し指を一本立てたら 「一回で十分ですよね」だって。

結婚はしないより、した方がいいが、確かに1回すれば十分だわな。トラ ンプは3回、オマケに倒産(会社更生法適用)も5回。再チャレンジが好き なのだろうが、いやはやお元気。

ヒラリーは何をしているのだろう。疲れ果てて入院でもしているのか、そ れとも三度目の正直を準備しているのか・・・

*今朝もリアルな悪夢で目が覚めた。小生ら4人はフランス人で、オー ナー社長のもと、深海調査を生業とし、その日は海底火山を調査してい た。社長が自ら深海艇のロボットアームを操作していた際、突如として噴 火し、岩石が船体正面のアーム操作室を直撃、ガラス窓にひびが入って熱 湯が社長の顔面を直撃した。

それを見た我々部下3人は、救出はできない、今はアーム室を密閉するし かないと判断、同時にアーム室の排水を開始した。

数時間後、ようやく海上に浮上し、アーム室を開けると、顔面を大やけど したものの社長は生きていた。

我々3人は「3人の命と船を守るためには、ああするより仕方がなかったの だ」と思いつつも、いつも自責感を抱いていた。社長も「逆の立場なら私 もそうしたよ」と慰めてくれたが、複雑な思いだった。

仕事は順調に拡大し、世界有数の深海調査会社になった。「苦労は共にで きるが、繫栄は共にできない」という教訓通りなのか、我々3人は十分な 報酬を得ているにもかかわらず、恩人の社長を排除しようと画策し、つい には創業家派、古参派の2派閥に分かれて対立し、やがて銃の撃ち合いに なってしまった・・・

ここで場面が日本のリゾート地になり、“春琴”と小生が別荘に暮らしてい る。下の谷側は大きくて深く、自衛隊の潜水艇訓練基地になっていた。 “春琴”はどういうわけかゴミを高台の別荘から下に捨てる。いくら注意し ても聞かない。

やがて事件が起きた。潜水艇の空気取り入れ口にプラゴミが詰まって隊員 一人が死んだのだ・・・

不思議な夢はそこまで。いろいろな原因が考えられるが、今の読書の影響 がかなりありそうだ(表と裏の二重人格的人物が登場する。「織田信長」 の松永弾正、「失われた時を求めて」のスワンとか、島尾敏雄夫妻の狂気 とか)。

*9:00、新人“イネムリ”が加わり、部屋は3人になった。彼は昼夜逆転ど ころか朝から晩まで食事の時以外は寝っぱなし。11:00、“ハカセ”はホー ルで新聞をいつも読んでいるが、同じ面ばかりを何度も読んでいる。若年 性健忘症、認知症か?

30歳ほどの娘さん“ヒマン”と、見舞いに来た姉妹2人、母親は皆そっくり のメガネっ子。1Fの喫煙所でみんながスパスパやっていた。ホールでは聖 書のようなものを出していたからエホバかと思っていたが、まったく違っ ていた。

*15:45〜14:20、?ピーコック”による心理面接。「謝罪と誓い」を読ん でもらい、まずは合格だったようだ。これからは「夫婦の接点、(シル バーボランティアなどを通じての)社会との接点を探しましょう」とのこ と。(つづく)2017/6/16



         
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世界の安定剤、マティス長官の安全観
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           櫻井よしこ

毎年シンガポールで開催される「アジア安全保障会議(シャングリラ・ダ イアローグ)」は、世界の安全保障戦略で何が一番の問題になっているか を知り、大国の思惑がどのように交錯しているかを知る、極めて有意義な 場である。今年は米国防長官、ジェームズ・マティス氏が演説を行った。
  
トランプ大統領が、ロシア問題で追及され、身内のジャレッド・クシュ ナー大統領上級顧問までもが疑惑を取り沙汰されている。そうした中、軍 人として培った揺るぎない安全保障観を披露したマティス国防長官は、国 際社会の安定装置として機能しているかのようだ。
  
6月3日に行われた氏の演説の内容は予想を超える率直さだった。敢えてポ イントを2つに絞れば、?アジアの同盟諸国への固い絆の再確認、?中国に は断固たる姿勢を取る、ということになるだろう。
  
まず、アジアの安全保障についてマティス氏は、アメリカが如何に国際法 順守を重視しているかを強調した。
  
アジアの安全保障が国際法に基づいて担保されるべきだとの考えは、世界 恐慌とそれに続く第二次世界大戦の凄まじい体験から学びとった教訓だ と、マティス氏は強調する。氏は演説で人類の戦いの歴史にさり気なく触 れたが、蔵書6000冊を有し、その大半が戦史に関する著作だといわれる氏 の、国家と国家の摩擦としての戦いや、その対処の原理についての、奥深 い理解を感じさせる。
  
 氏は語っている。国の大小、その貧富に拘らず、国際法は公平に適用さ れるべし、と。海の交通路は全ての国々に常に開かれ、航行及び飛行の自 由が保たれるべきだという価値観は、時代を通して守られてきたとマティ ス氏は語る。その自由で開かれた世界を、アメリカはこれからも担保する のだと。
  
 同じ趣旨を、表現を変えながら、マティス氏は繰り返した。講演録を読 むと、国際法の重要性を説いた段落が幾つも続いている。

「航行の自由」作戦
  
それらの発言が中国に向けられているのは明らかである。マティス氏がこ れ程、或る意味で執拗に、国際法や航行の自由について語ったのは、アメ リカは北朝鮮問題で中国に協力を求めても、南シナ海、東シナ海、台湾な どの他の重要な地域問題で従来の基本的立場を譲るつもりは全くないと示 しているのである。マティス氏は、中国について前向きに丁寧に言及しな がらも、要所要所で釘をさしている。

「トランプ政権は、朝鮮半島の非核化に向けての国際社会の努力に中国が コミットメントを再確認したことに安堵している」「(4月の米中首脳会 談で)習近平主席は、全ての関係国が各々の責任を果たせば、朝鮮半島の 核の問題は解決されるはずだと語った」と、紹介したうえで、マティス氏 は述べた。

「自分は習近平主席に全く同意する。大事なのは、そうした言葉は行動に よって本物であることが確認されなくてはならないということだ」
  
 中国に強い口調で迫っているのである。中国よ、言葉はもういい。実行 によって証明せよ、制裁を強化せよと要求しているのである。
  
 約30分の演説の中で、マティス氏は南シナ海の問題についても、中国の 建設した人工島を批判しながら言及した。主旨は、?中国の行動は国際社 会の利益を侵し、ルールに基づく秩序を揺るがすもので、受け入れること はできない。?人工島の建設とその軍事化は地域の安定を損ねる。
  
 氏の一連の発言に、質疑応答で、多くの質問者が率直な謝意を表した。 国防長官の発言は「希望をもたらす」とまでコメントした人がいた。膨張 する中国が恐れられ、嫌われているのとは対照的に、強いアメリカが望ま れているということだ。
  
トランプ政権発足以来約4か月が過ぎた5月下旬、ようやく南シナ海で「航 行の自由」作戦を行った。北朝鮮問題で中国に配慮して南シナ海とバー ターするのではないかという懸念の声さえささやかれていたときに行われ た「航行の自由」作戦は、オバマ政権のときには見られなかったアメリカ の断固たる意志を示すものだった。
  
スプラトリー諸島のミスチーフ礁に建設された人工島の近く、中国が自国 の領海だと主張している12カイリ内の海で、「航行の自由」作戦は、中国 への「事前通告」なしに行われた。オバマ政権時代に4回行われた「航行 の自由」作戦と、今回のそれには全く異なる意味があった。今回は、通常 は公海で行う海難救助訓練を行ったのだ。

「米中接近」はない
 
 中国の主張など全く認めないという姿勢を示したのだが、この訓練には 中国も反対しづらい。なぜなら、それは「人道的な」海難救助だったからだ。
  
 非常に慎重に考え抜かれた緻密な作戦を決行したことでアメリカは、人 工島を建設しても中国は領海を拡大することはできないと示したのだ。ア メリカの考えは、まさに常設仲裁裁判所がフィリピン政府の訴えに対して 出した答えと同じものだった。
  
もうひとつ、非常に大きな意味を持っているのが、マティス氏がパート ナー国との関係を継続していくとする中で、インド、ベトナムなどに続い て台湾に触れたことだ。

「国防総省は台湾及びその民主的な政府との揺るぎない協力を継続し、台 湾関係法の義務に基づいて、台湾に必要な防衛装備を提供する」と、マ ティス氏は語った。
  
トランプ大統領が北朝鮮の核及びミサイル問題で中国に配慮する余り、南 シナ海や台湾への配慮が薄れて、台湾も事実上見捨てられるのではないか という懸念さえ、生れていた。そのような疑念をマティス氏の発言はさっ と拭い去った。
  
 米国防長官としては異例のこの発言と、それを支える戦略的思考が、ト ランプ政権の主軸である限り、台湾や日本にとっての悪夢、「米中接近」 はないと見てよいだろう。
  
 会場の中国軍人が直ちに質問した。「中国はひとつ」という米中間の合 意を覆すのかと。マティス氏は「ひとつの中国」政策に変更はないと答え たが、蔡英文総統は独立志向が高いと見て、台湾に軍事的圧力を強めるよ うなことは、アメリカが許さないという強いメッセージを送ったというこ とだ。
  
アメリカの政策は読み取りにくい。マティス発言に喜び、トランプ発言に 不安を抱く。トランプ氏は基本的にマティス氏らの進言を受け入れている かに見えるが、究極のところはわからない。だが、マティス氏ら手練れの 兵(つわもの)が政権中枢にいる間に、わが国は急いで憲法改正などを通 して、国の在り方を変えなければならないと、心から思う。

 『週刊新潮』 2017年6月15日号 日本ルネッサンス 第757回




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話 の 耳 袋
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 ◎IS最高指導者、シリアで殺害か=バグダディ容疑者、ロシア空爆で

【モスクワ時事】ロシア国防省は16日、「イスラム国」(IS)最高指導者のバグダディ容疑者が、ロシア軍がシリア北部ラッカ近郊で行った空爆を受け、殺害された可能性があると発表した。空爆は5月28日に開かれたIS幹部の会合を狙って実行された。

〔写真特集〕「イスラム国」〜異教徒を並ばせ、集団斬首〜
<http://www.jiji.com/jc/d4?p=afg621&amp;d=d4_mili>http://www.jiji.com/jc/d4?p=afg621&d=d4_mili

ロシア国防省は、「さまざまなルートを通じて確認している情報によると、空爆により会合に出席していたバグダディ容疑者は殺害された」と明らかにした。同省は殺害の事実について最終確認を急いでいる。
【時事通信】2017/06/16-18:38 〔情報収録 − 坂元 誠〕



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読 者 の 声       
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 1)テロ準備罪法が成立した:前田正晶

この法案が可決成立するまでの過程で民進党他の野党が無法にも打ち出し た、議事引き延ばしによる抵抗策は相変わらずの醜態であり、「またやっ たか」と思わせてくれる程度のことで何らのニュースとしての価値もなけ れば新鮮味などは薬にしたくも存在しなかった。唯々、我が国の国会の品 位を落としただけで、恥さらしだった。彼らは亡国の徒だ。何れにせよ、 法案が成立したのは良かったのだろう。

それにしても、新聞もテレビも何で野党の代表の村田や共産党の言い分と いうか、政府批判の悪口雑言ばかりを報じたがるのだろうか。私は寡聞に してこれらの品位に乏しい悪口に対して官房長官か他の誰かが真っ向から 反論したとか、非難か批判したのを見たことも聞いたこともない。確かに そんなことをすれば「目くそ鼻くそなんとやら」になってしまうだろうが。

私が気にしているのはそんなことではない。その度毎に村田を画面に出し て政府を悪し様に言わせれば、低民度の(失礼!)罪なき一般の方々は 「そうか、安倍政権と自民党とはそんな悪なのか。「安倍政治を許すな」 となってしまうのではないのか」となることを恐れている。村田の言い分 などは全く空疎で内容はないのだが、聞き手次第では負の効果が出そうな 気がする。

文科省内の「官邸の最高レベル」文書も民進党以下の野党がここを先途と 政府攻撃の材料にしたが、内部にそういう文書があっても忖度があって も、そのことが犯罪という訳でもあるまい。だが、兎に角、民進党は騒ぎ 立てた。あのテレビ報道にあった「これから文科省に行って調査しよう」 と官僚を脅し、櫻井充が「私の車が議員会館にあるからそれで行こう」と まで言い出したのには呆れた。

あの様子ではまるでその筋の連中のようだった。私は桜井は東京医科歯科 大学出身の元医師で、民進党にあっては最も知的で普通の品位を備えた議 員だと思っていたが、あのようなことを言い出すようでは「彼も矢張り単 なる民進党の一員だったのだ」と、無視することにした。本日も加計関連 の文書で総理出席の上で集中審議をするそうだが、貴重な国費の浪費にな らないことを希望するだけだ。



 2)読売はGMを替えただけで済むのかな:前田正晶

何となく魅入られたかのように、毎晩読売の野球を見ている。15日夜も、 もしかしてGMを替えたりなどした効果が出ているかなと思って見てしまっ た。だが、先発投手が内海だったので「こりゃ駄目だ」と思った。その理 由を今更述べるまでもないかも知れないが、彼と大竹は完全に「耐用年数 が尽きた」投手で、私は何年も前から整理すべしと指摘してきた。それに も拘わらずだ。

果たせるかな、内海は滅多にヒットすら打たない控え捕手になってしまっ た鶴岡に、こともあろうにホームランを打たれたのだった。そこまでで勝 負あったと決めて、言わば裏試合の西武と阪神の試合と交互に見ることに した。こちらの方が未だ緊張感があったが、どことなく締まりがない野球 だなと思っていた。

飛び飛びに見た読売対ソフトバンクの方は、読売がチャンスを作っては点 が取れないという試合運びで、緊張感があったのはソフトバンクの投手の 森が陽岱鋼の頭に投球をぶつけた(デッドボールは日本語で、アメリカに はこういう言葉はなく”hit by a pitch”と言っている)時だけだったと 思う。兎に角、ヒットを相手と同じ13本も打っても、残留が16で、得点が 3では仕方がない。



Yahoo
ニュースにもかなり手厳しく読売の野球を批判する記事があったが、矢張 り本社の最高レベルの御介入で、やるべき野球が出来ていないとあったの が実態だろう。あれではGMを替えたり、遠からぬ将来監督とコーチを替え ても何にも強化されない結果になるのは明らかではないのか。流石の読売 嫌いの当方も、ここまで来ると同情したくなってきた。

首位の広島に13.5

ゲームも離されていては、今年の優勝などはさっさと諦めて、明日からで も世代交代に着手する方が良いだろうと思って、惨めな負け方を見てい た。私が評論家として最も評価してきた広岡達朗氏は「いきなり監督にさ れた高橋由伸の責任ではない」と言っておられるが、その意味するところ は・・・・。

もう本日で読売の批判は「打ち方止め」にしたい。





 




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身 辺 雑 記
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17 日の東京湾岸はひさしぶりに朝から快晴、爽快。


ここ数日、風邪気味だったが、16日ようやく回復した。


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渡部 亮次郎 <ryochan@polka.plala.or.jp>

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