政治・経済

頂門の一針

急所をおさえながら長閑(のどか)な気分になれる電子雑誌。扱う物は政治、経済、社会、放送、出版、医療それに時々はお叱りを受けること必定のネタも。

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頂門の一針4377号  2017・6・8(木)

2017/06/08

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わたなべ りやうじらうのメイ ルマガジン「頂門の一針」4377号
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           2017(平成29)年6月8日(木)


            鏡に映る自分に憤る民進党:阿比留瑠比

      
   「措置入院」精神病棟の日々(47):“シーチン”修一 2.0

              王岐山の暗殺未遂、驚くベシ、27回

          露、北朝鮮の「緩衝国化」を推進:杉浦正章                             
                   
                                                                                                                                                                        話 の 福 袋
                           読 者 の 声
                           身 辺 雑 記


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第4377号
                             発行周期 不定期(原則毎日発行)
             
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鏡に映る自分に憤る民進党
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      阿比留 瑠比


鏡に映る自分に憤る民進党 自分たちなら特区制度を悪用するから、きっ と安倍政権も?

時代小説の名手、池波正太郎氏の代表作の一つ『剣客商売』の中で、主 人公の老剣士、秋山小兵衛が自分を鏡に例え、こう語る場面が出てくる。

「相手の写りぐあいによって、どのようにも変わる。黒い奴には黒、白 いのには白。相手しだいのことだ。(中略)だから相手は、このわしを見 て、おのれの姿を悟るがよいのさ」

唐突にこのセリフを引用したのは5日の参院決算委員会での民進党の平 山佐知子氏の質問を聞いて連想したからである。平山氏は学校法人「加計 学園」問題をめぐり、安倍晋三首相とこんなやりとりをしていた。

「もし私ならば…」

平山氏「親友の加計さんがそういうふうに(獣医学部新設を)希望され ていたということは、(首相も)じゃあ新設されればいいと思ったことは あるか」

安倍首相「私がそう思っていたら、政策に関与しただろうという印象操 作に一生懸命になっている」

平山氏「もし友人が獣医学部をずっと新設したいと思っているのであれ ば、そうなればいいと私だったら思うから聞いてみた。だから首相もきっ とそう強く願ったんじゃないか」

安倍首相「私がそうしたいなあと(思っていると)いうことを前提に質 問されても困るんですよ」

長年にわたる民主党(現民進党)のエースであり、「民主主義は期限を区 切った独裁」が持論の菅直人元首相はこのところ、自身のブログで激しい 安倍首相批判を繰り返している。

「官僚が安倍総理の私兵化し、安倍独裁国家になる。このままでは民主主 義が死ぬ」(5月30日付)

「安倍総理自身がウソであることを自覚しているにもかかわらず、ウソで 押し切れると考えていることだ。国民を心底馬鹿にしている」(6月6日付)

「批判する者を社会的に抹殺するためにスキャンダルをマスコミに流す。 独裁政治の始まり」(7日付) 菅氏もきっと自ら思い当たることが多 く、自分の姿を安倍首相という鏡に投影して怒りと焦りを募らせているの だろう。

長年にわたる民主党(現民進党)のエースであり、「民主主義は期限を区 切った独裁」が持論の菅直人元首相はこのところ、自身のブログで激しい 安倍首相批判を繰り返している。

「官僚が安倍総理の私兵化し、安倍独裁国家になる。このままでは民主 主義が死ぬ」(5月30日付)

「安倍総理自身がウソであることを自覚しているにもかかわらず、ウソ で押し切れると考えていることだ。国民を心底馬鹿にしている」(6月6 日付)

 批判する者を社会的に抹殺するためにスキャンダルをマスコミに流 す。独裁政治の始まり」(7日付) 菅氏もきっと自ら思い当たることが 多く、自分の姿を安倍首相という鏡に投影して怒りと焦りを募らせている のだろう。

長年にわたる民主党(現民進党)のエースであり、「民主主義は期限を区切った独裁」が持論の菅直人元首相はこのところ、自身のブログで激しい安倍首相批判を繰り返している。

 「官僚が安倍総理の私兵化し、安倍独裁国家になる。このままでは民主主義が死ぬ」(5月30日付)

「安倍総理自身がウソであることを自覚しているにもかかわらず、ウソで押し切れると考えていることだ。国民を心底馬鹿にしている」(6月6日付)

 「批判する者を社会的に抹殺するためにスキャンダルをマスコミに流す。独裁政治の始まり」(7日付) 菅氏もきっと自ら思い当たることが多く、自分の姿を安倍首相という鏡に投影して怒りと焦りを募らせているのだろう。(論説委員兼政治部編集委員)産経ニュース6・8


 
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「措置入院」精神病棟の日々(47)
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     “シーチン”修一 2.0

PCが突如として「ドライブ/ディスクをスキャンしてエラーを発見/修復し ます」と勝手に作業を始め、ほぼ2日間、記事を書けなかった。画面には 「1時間以上かかる場合があります」と表示されていたが、20時間ほどか かったのではないか。その間は使えない。

企業なら予備の機械があるだろうからいいが、それでも出張修理を頼むと 「派遣料1万円、技術料2万円、プラス部品代」などとなるから、わが社の 社員はデザイン用のマッキントッシュ(脆弱過ぎ!)を時間に余裕がある ときはしょっちゅう再インストールとかしていたっけ。

今の小生は書くのは体力的に1日3時間が限界になってしまったが(腰 痛)、毎日書くことは習慣になっているから、書けないとなるとちょっと 困惑する。バッテリーもかなり前から「劣化しているから早目に交換し て」と警告が出ているが、還暦祝いで家族からプレゼントされ、以来7年 も経つのでバッテリーの在庫も品薄なのだろう、Y電機に発注したものの 音沙汰がない。そろそろ替え時なのかもしれない。

新型を買うのはいいが、旧型から多くのデータを引越ししなければならな い。これが超面倒だ。家族はスマホやタブレット端末を使っており、写真 の発注と保存だけは小生のPCを使うからメモリーが満タンで、遠慮がちに 苦情を言うと「そのうちディスクに移すから・・・」、「“そのうち”って いつよ?」と嫌味を言いたくなるが、なにしろ「家庭内別居」を条件に家 族の同意を得て退院できた虜囚の身だから遠慮せにゃならぬ。男はつらい よ、まったく。

心が不安な時は相変わらず「カフカ風迷路で困り抜く」夢を見るが、先日 の夢はすごかった。散歩先で迷子になって倒れてしまい、知能も大きく低 下して2歳児あたりになり、家族から(これ幸いと?)失踪届が出されて いないから、施設に収容されたままで、情況が分かっていないのでいつも ニコニコしている、というものだった。ニコニコしているのは救いだが、 そんな終末でもいいか・・・

PCが使えないときに「行路病人/死亡者」「行方不明者と自殺/他殺」「青 木ヶ原樹海」「幼児とリズム感」「ペットが愛される理由」などについて 考えていたから上記の夢になったのかもしれない。呆けるが勝ち、か。

失踪におすすめ、熊も出る緑豊かな丹沢山麓の病棟日記から。

【2016/12/4】*就寝前に眠剤「フルトラニゼパム(アメル)」を飲んで いたが、先日から「グッドミン」が追加された。「グッドミン、グッドな 睡眠か、上手いネーミングだなあ」と感心していたら、オネショするよう になった。相性が悪かったのだろう、小生にはバッドミンだった。

でナースに「グッドミンはやめたいとDr.に伝えてほしい」と頼んだら、 ナースも夜中に洗濯する小生の姿を見て「多分、グッドミンのせいだろ う」と思っていたと言う。薬効があるのはいいが、小生には副作用が大き すぎる。

*今朝の産経によると、オーストリアで“極右”自由党政権が生まれる可能 性があるという。党首のホーファーは45歳、対抗馬は「緑の党」のベレ ン、72歳。移民、難民モドキの流入で失業率が特に高い若者は45歳を選ぶ だろう。欧州リベラルの賞味期限はとっくに切れている。

そのリベラルの思想的底流には信者20億人と言われるカトリックがある。 神(製造業)→教会(総代理店、GSA)→信者(消費者)という昔からの思 想流通ルートが特徴だが、教会の第一線を担う司祭と修道女が激減してい るという。

2002年からの10年間で司祭はイタリア8000人減、スペイン3000人減、修道 女はイタリア2万人減、スペイン1万人減。その上、西欧では自国生まれで はない(多分アジア系、アフリカ系、中南米系などの)聖職者が増えてい ると、これも産経が報じている。

冷静に考えれば信者も激減しているはずだ。「結婚(法律婚)すると離婚 が難しいから同棲(事実婚)でいい」「シングルマザーだと育児手当がも らえるから子供3人なら男も養える、働かなくてもいい」という欧州人が 増えているから、これは事実上の棄教であり、実際の信者数は話半分の10 億人、コアの信者は多くて5億人ほどではないか。毎週の日曜礼拝に参加 する熱心な信者は1億人程度か。

宗教に帰依しているという熱心な人の多くは、相互扶助的な現世利益でつ ながっているのだろう。また、昔と違って、少なくとも先進国では能力と 意欲さえあればどんな職業にも就けることになっている。坊さんや尼さん も多くの選択肢の一つに過ぎない。

わが家の菩提寺は世襲制、あたかも利権、営利企業のようだ。現住職はサ ラリーマンを辞めて父の仕事を引き継いだ。

住職は笑いながら「私は意志が堅いので禁煙しません」と言っていたが、 酒もいける口だろう。バチカンでは最近、ハンセン病の理解がようやく進 み始めたようだが、性犯罪というか少年愛的な男色は相変わらずだろう。

宗教の賞味期限も切れ始めたということだ。

企業経営に宗教、イデオロギーは不要で、政治=経国済民も同様であり、 リアルを見て、的確なソリューションを提案、実行し、皆をハッピーにす ればいい。リアルを直視し、解を得るという能力はリベラル≒アカモドキ にはない。

*11:20、CとJ来、S宛の「謝罪と誓い」について批評、苦情、注文など などアドバイスを受ける。頭が痛い。「発狂事件で皆傷ついており、以 来、生理が止まった」という。

差し入れは広辞林、ニューコンサイス英和辞典、プルースト「失われた時 を求めて」、愛犬トトの写真付きカレンダー、髭剃り用の鏡、クリップ、 ハンガー、クリアファイル、お菓子など。ありがたい。

2人から「病院での出来事を公表すると、提携病院を含めて報復されるか ら、ブログの名称もペンネームも変えるように」と言われた。どうしたら いいのか・・・少なくとも病院名やスタッフ名は分からないようにした方 がいいかもしれない。

<東名高速秦野中井ICを降りて北へ1時間。国道246を越えるとゴルフ場の 大きな看板が目立つようになり、「大秦野CC」の看板もあった。小生が専 務に連れられてグリーンデビューしたゴルフ場だ。

やがて丹沢山系の威容が迫ってきた。その裾野にある建物の玄関口に警察 署から小生を運んできた白いハイエースは停まった。「秦野病院」の看板 が玄関と屋上に掲げられていた・・・>

新しいブログは、こんな書き出しで始めたらどうだろう。(つづく)2017/6/6




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王岐山の暗殺未遂、驚くベシ、27回
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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成29年(2017)6月7日(水曜日)
       通算第5318号  
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 王岐山の暗殺未遂、驚くベシ、27回。なぜ王岐山は不死身なのか?
「私は不死身、私には霊感があり、先祖の霊が私を守ってくれている」
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王岐山への武装襲撃、自動車事故偽装など直接的な暗殺未遂事件が17 回。郵便小包、宅配便などに化学剤混入が8回。河北省、四川省などでは 飲料、食材への毒物投入が2回。

合計27回というのは「未遂」と判明した案件だけで、この他にも暗殺の企 てはあった。 しかしいずれも未遂におわり、王岐山は不死身である。

香港誌『動向』(16年12月号)に拠れば、王岐山の車両は特別仕様で、防 弾ガラス、特殊合金の車体、そのうえ、王自身が『私は不死身、私には霊 感があり、先祖の霊が私を守ってくれている』と発言しているという。

神を否定したマルクス主義を、共産主義者である筈の王自身が、この発言 によって否定していることになる。

彼は無神論ではなく、あきらかに有神論者だ。

「わたしの目、口、鼻には霊が宿り、これらは神が与えてくれた。善行を 積まず、徳を修めなければ、この神の霊感は消滅するだろうとも発言した という(The Echor Times、5月31日号)。

多くの中国人は、この話を信じていない。しかし、そうあって欲しいとは 希望している。なぜなら王岐山の「活躍」によって、悪徳高官がつぎつぎ と逮捕され、裁判で有罪となり、服役しているからだ。

この腐敗一斉、汚職追放キャンペーンが強く継続されることを祈る庶民に 対して、王岐山は一風風変わりな譬喩を用いたということだろう。
      
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▼読者の声 ▼どくしゃのこえ ■READERS‘ OPINIONS
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(読者の声1) 「中共の一帯一路の狙いは何か」

これは支那古代の故事に似ていて興味深い。昔々支那の奥地に王国があっ た。しかし道が狭く攻略することは出来なかった。

そこで一計を案じた大国は、その国に友好関係を築きたい。ついては沢山 の財宝を贈るので道を広げて欲しいと頼んだ。喜んだ奥地の王様は道路を 拡幅した。すると大国はあっという間に大軍を送り込みその国を滅ぼした とさ。

欲に目がくらみ、自分を守る要害を自分で壊してしまう。イソップにも鹿 が自分を隠してくれた葉っぱを喰って猟師に撃たれる話がある。印度やタ イは気が付き始めたようだが。(東海子)


(宮崎正弘のコメント)わかりやすい寓話を紹介していただき有益でし た。タイは仏教国、インドネシアはイスラム国。他の国々も敬虔な宗教信 徒が大多数の国であり、無神論の国の現金バラマキにはうんざりといった 風情です。



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(読者の声2)先週、マルタにおりました。ちょうど安部首相のマルタの 訪問と重なり、はじめてマルタに日本人墓地があることを知り、翌日参詣 してきました。貴誌に紹介のあったお陰です。

そこで思い出したのですが、かなり前に貴誌でマルタにおける福沢諭吉の 記事があったと記憶しているのですが、バックナンバーを辿っても、見つ けるのが容易ではなく、できれば、再掲載願えませんでしょうか。
   (HG生、名古屋)


(宮崎正弘のコメント)おそらく山口昌子さんの『パリの福沢諭吉』の書 評のことだろうと思います。

以下に再録します。

(引用開始)「福沢は多くの人から誤解され、批判の的にもなったが、じ つは福沢こそが西郷を正確に評価した論客である。福沢の西郷論はあとで 詳述するが、ここでは福沢に関しての幕末維新のころの語られていない逸 話を紹介しておきたい。

山口昌子『パリの福澤諭吉』(中央公論社)の執筆動機はパリで発見された 福澤諭吉の写真をみてインスピレーションが湧いたからだという。

新しい角度から福澤諭吉を蘇らせ、近代と現代をタイムカプセルのように ワープさせた。福澤の知られざるパリでの滞在記、そしてパリで撮影した 写真が、最近になって発見された。パリ滞在21年という産経元パリ支局長 はこの歴史のミステリーに挑んだ。

福澤本はひろく人口に膾炙されたが、多くの謎が残った。とくにパリで具 体的に彼はいかように過ごしたのか。誰と会い、どこで 何を食べ、そし て何を見て何をしたのか。謎の肖像写真の出現が山口女史をして、歴史の 空白のミステリー解明の取材行に旅立たせた。

総工費2億3300万ユーロを投じた「ブランリー河岸 ジャック・シラク美 術館」は、親日政治家だったシラク元大統領が発案し、起工し、2016年に ブランリー河岸美術館から「ブランリー河岸ジャック・シラク美術館」と 改称された。

その所蔵品になかに「ガラス板のネガとポトーのアトリエで焼かれたオリ ジナルのプリント写真が保管されていた」のである。この写真を見てフラ ンスの人類学者デッカーが「日本人の典型的なエリート顔」と称賛したほ どだった。表紙にかざられた写真を評者も初めてみた。精悍な風貌のなか に、きりりと立って、武士の象徴である刀を立て、野心の輝きが表情にで ている。

諭吉は下級武士ゆえにパリでナポレオン皇帝との使節団との謁見には立ち 会えなかったが、そればかりか最初の日々はホテルからの外出も制限さ れ、窓からパリの町を見ていた。なぜなら日本では攘夷が盛んで外国人が 襲われる事件が頻発していたからである。

ところがパリで外出自由となるや、諭吉はホテルを飛び出し、町を巡り、 好奇心の赴くままにフランス人の生活ぶり、下町の様子、図書課の蔵書に 圧倒され、また議会、民主主義、その仕組みなどを青年の頭脳で、感動を 交えながら吸収した。多くのメモを残した。そのメモが『西洋事情』の元 となる『西航記』だった。

パリ滞在中に驚くべき事件が日本でおきていた。

ロシア軍が対馬に上陸して不法占拠したのだ。諭吉はパリで知遇を得た ジャーナリストのロニを通じて、ニュースを知った。
 
「ロニは複数のフランスの新聞記事を示しながら『ロシアの対馬占領事 件』について、これらの記事が伝える通り、日本が全島を譲渡したのか否 かの真偽を質した。フランスをはじめヨーロッパでは、ロシアが軍艦ボサ ドニック号を浅茅湾・尾崎に停泊させ、一時期、滞留した」が、日本がそ れをロシアに譲渡したという誤報が伝わっていたのだ。

結局、英国が介入し、ロシアに圧力をかけてくれたのでロシア艦は撤退す るのだが、当時の?川幕府の軍事力では為す術がなかった。諭吉は「島国 日本の井の中の蛙状態に危機感を抱いた。同時に日本が置かれている国際 的立場の危うさや微妙さを改めて痛感した」
 
「自立自尊」の信念は、このパリで遭遇した事件が大きな動機となったの かも知れない。

さて諭吉も加わっての江戸幕府の遣欧使節団は英国、ドイツ、フランス、 ロシアを回って、条約改正などをおこなう外交使命も帯びていたが、イン ド洋からスエズを超えて地中海に入り、最初にマルタに寄港しているので ある。

マルタに3泊4日も停泊を余儀なくされ、使節団のなかでは侃々諤々の論 議が行われていた。それは英国に先行するか、フランスにまず上陸する か、欧州の情勢が日々変化しており、英国が受け入れ準備を終えたと知っ たフランスが突如受け入れを表明するという経緯があった。このときのフ ランスは徳川幕府への最大の武器供給国であった。
 
山口昌子はマルタへも取材に飛んだ。まずは「国立古文書館」が保管して いる「港湾局の入港記録」を調べた。年3月28日、使節団が到着したと の記録があった。
 保管されていた『ロンドンタイムズ』には幹部三人だけが上陸を許可さ れたものの、諭吉ら下級武士は船から出られなかったと記されていた。
 好奇心旺盛な福沢諭吉は「甲板から早速、島の様子を観察した。それで 例によって船員をつかまえては質問を浴びせ」、同時に「丘の上に聳える 砲台」に驚く(たぶんバレッタ、スリーシティにある砲台だろう)。その諭 吉の「熱心な探求心に敬意を表し」、船員らは知っている限りの情報を教 えてくれた。つぎに山口女史がでかけたのは「首都バレッタの国立図書 館」だった。
 「一行到着に関する記事を掲載した地元有力紙『マルタ・マタン』が保 管されている」からだった。それらの記事は詳細を極めて一行のマルタ寄 港理由、代表三名の上陸、そして「使節の目的に関しては訪英についての み、が記された。
 
「日本の大君と合意した条約の開港に関する幾つかの条項の実地の延期 をイギリス政府に要請するため」とマルタの新聞には書かれていた。諭吉 はマルタでの3泊4日を費やした議論を通じて欧州の複雑な政治情勢を知 り、また英仏の国益をぶつけた外交駆け引きを知り、生涯のテーマのひと つに「外交問題」が浮上するのである。このマルタで一行が先にフランス を訪問することが決まったのだった。

それから40年後、日本は英国と同盟を結び、英国の政治家、パーマス ト ンの言葉に「英国には永遠の友も、永遠の敵もいない。あるのは永遠の 国益だけだ」がある。 政治の世界の冷徹なリアリズムを示した言葉で、 日英同盟は20年の短命に終わり、大東亜戦争では日本の敵に化けた」
(引用止め)。



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露、北朝鮮の「緩衝国化」を推進
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          杉浦 正章

  北方領土も戦略的位置づけ重視
 

垣間見せたプーチンの本音
 
プーチンがサンクトペテルブルクで開かれた国際経済フォーラムの公開討 論の中で語った極東戦略は、北朝鮮を米戦略に対する緩衝国とはっきり位 置づけ、核保有を容認したものである。

一方北方領土も緩衝地帯としての戦略的価値を鮮明にさせた。一連の発言 は日本にとっては極めて利個主義的な国家エゴと受け取れるが、ロシアに とっては将来を見据えた冷徹なる世界観に基づく極東戦略であろう。

プーチンの本音を垣間見せたこの発言は北の金正恩を増長させ、極東の緊 張を一段と高めることになり、北方領土交渉にも影響を与えることが避け られない。

プーチンによる2日の発言は、まず北方領土でのロシア軍の軍備増強など について質問されたのに対し、「北東アジアでは、アメリカが北朝鮮情勢 を口実に韓国などでミサイル防衛システムの配備を進めている」と答えた。

米国による韓国への戦域高高度防衛ミサイル(THAAD)配備などを指すもの だ。そのうえで、「これはロシアにとって懸念で、対応しなければならな い。脅威を抑えるためには、島々が便利だ。島々が日本の主権下に入れ ば、アメリカ軍が展開する可能性がある。

島々に軍事基地やミサイル防衛システムが配備されることはロシアにとっ て全く受け入れられないことだ」と述べた。北方領土でのロシアの軍備増 強は、ミサイル防衛システムの配備によってロシアの核戦力を無力化しよ うとするアメリカへの対抗措置だと正当化したのだ。

この論理は昨年暮れに国家安全保障局長谷内正太郎がロシアの安全保障会 議書記パトルシェフに対し、引き渡し後の北方領土に米軍基地を設置する 可能性を否定しなかったといわれる情報が流れて以来のプーチンの立場を 繰り返したものである。

さらに北朝鮮に関する発言は、軍事的圧力を強める米国を批判する中で出 た。プーチンは「小さな国々は自らの独立や安全と主権を守るためには、 核兵器を持つ以外、他の手段がないと思っている」と言明したのだ。

加えて「力の論理が幅をきかせ、暴力が支配する間は、北朝鮮で起きてい るような問題が生じるだろう」とも述べた。プーチンはこれまで北の核保 有に関しては「核クラブの拡大につながり反対する」との立場を表明して きたが、今回の発言はこれを大きく転換させる意思があると受け取れるも のだろう。

金正恩路線の支持でもある。明らかに米国を念頭に置いたもので、そこに は米国が北大西洋条約機構(NATO)で西から、日米同盟と米韓同盟で東から ロシアに対する圧力を掛けていることへの不満がある。

事はそう簡単ではない。「核兵器拡散防止条約」(NPT)は、米国、英 国、フランス、ロシア、中国の核兵器保有を認め、その他の国々の核兵器 保有を禁止する「不平等条約」として1968年に成立した。

しかし現在では190ヵ国が加盟しており、核の均衡にとっては欠くことの 出来ない条約である。この5か国に加えてインド、パキスタン、北朝鮮が 保有。イスラエルも、「核兵器保有を肯定も否定もしない」形で保有して いる。

しかし、核保有9か国のうち8か国と北朝鮮とは決定的な違いがある。8か 国は極めて常識的な指導者がおり、冷戦終了後に核でどう喝した話は聞か ない。しかし北朝鮮だけは「狂気の独裁者」が存在して、日米韓をどう喝 しながら、核実験とミサイル実験を繰り返しているのだ。北の核は「気違 いに刃物」の構図だが、他国は概ね「床の間の日本刀」なのだ。

発言から見る限りプーチンの基本戦略はこの独裁者を“活用”しようとして いる魂胆がありありと見える。ロシアからみれば北の核ミサイルのター ゲットは日米韓3か国であり、ロシアには向けられていない。これは北が 米国の軍事力に対する緩衝国として極めて有用であることを物語っている のだ。

毒薬であるべき北の核はプーチンにとっては「毒薬変じて薬となる」ので ある。金正恩が日米韓を核の対象にしている限りは、ロシアにとっては、 願ってもない「子分」ができたということになる。要するにロシアは北を ロシアの対米戦略に組み込もうとしているのだ。万景峰号による定期航路 を開通させたのもその戦略の一環であることは言うまでもない。

朝露関係は、1961年に当時のソ連と北朝鮮との間で「ソ朝友好協力相互援 助条約」を結んだ。この条約はどちらか一方の国家が第三国から攻撃を受 けた場合に共に軍事行動を行うという軍事同盟の条約であった。

しかしソ連の崩壊で条約は破棄、1999年に新たに「ロ朝友好善隣協力条 約」を締結したが、軍事同盟の条項は削除された。これでロ朝関係は軍事 同盟の関係から、親密な友好国家の関係に切り替わったが、プーチンの姿 勢は今後陰に陽に北との軍事的関係を深め、国際社会の制裁に対しても “抜け道”的な役割を果たすことになろう。

もちろんロシアだけでなく、中国も似たり寄ったりの対応である。北は中 国の紛れもない緩衝国であり、習近平にとって金正恩は気にくわないが、 北の体制は何が何でも守らなければならないのが基本だ。こうした極東に おける対峙の構図に日本は否応なしに巻き込まれる。天から平和が降って くる時代はとっくに終わり、天から降るのは北の核ミサイルであり、国の 防衛は根本から見直さなければならない時期に来ているのだろう。



 
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話 の 耳 袋
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 ◎中国側は「条件付き」に不快感 安倍晋三首相の「一帯一路」協力表明 

【北京=藤本欣也】中国が推進する現代版シルクロード経済圏構想「一帯 一路」に関し、安倍晋三首相が条件付きで協力を表明したことについて、 中国側は「条件」に不快感を示しつつ、「中日関係改善に向けた日本のシ グナル」(中国メディア)と歓迎の構えだ。

今年後半に中国共産党大会を控える習近平指導部にとって、中国が主導す る国際秩序作りへの「日本の協力表明」はプラス材料。中国政府は早速、 台湾や南シナ海問題などを念頭に「関係改善を望むなら行動で示してほし い」(外務省報道官)と注文を付けている。

安倍首相は5日の東京都内での講演で一帯一路への協力を初めて表明した が、その条件として(1)インフラ整備は万人が利用でき、透明で公正な 調達が行われる(2)プロジェクトに経済性がある−などを挙げた。

中国共産党機関紙、人民日報系の英字紙グローバル・タイムズは7日、 「中国は一帯一路に関する条件を拒否する」との見出しの記事を掲載。日 本が態度を変えたのは、環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)から米国 が離脱したことで日本の経済成長戦略がダメージを受け、一帯一路を無視 できなくなったからだ−などとする専門家の意見を取り上げ、「他国の利 益のために中国は譲歩しない」と主張した。

その一方で同紙は同日付で「安倍(首相)の心変わりは歓迎すべき一歩」 との社説も掲げ、「日本の変化を中国の国益につなげていくべきだ」と訴 えている。
【産經ニュース】 2017.6.7 21:22 〔情報収録 − 坂元 誠〕


 ◎「蓮舫氏は公人を辞めるべきだ」 “二重国籍”解消公表した自民・小 野田紀美氏に直撃

自民党の小野田紀美参院議員(34)が5月19日、自身のツイッターやフェ イスブックに「国籍についてのご報告」として、米国籍の喪失証明書が届 いたことを画像付きで投稿し、「二重国籍」状態が解消されたことを堂々 と公表した。一方、「二重国籍」問題を抱える民進党の蓮舫代表は5月 25日の記者会見で、戸籍謄本を公開する考えが「ない」と改めて強調し た。2人の対応には、政治家として「天と地」ほどの差を感じる。夕刊フ ジは小野田氏を直撃した。(夕刊フジ)

「なぜ、蓮舫氏は戸籍謄本を公開しないのか。公人にプライバシーはな い。それを主張するなら公人を辞めればよい」

小野田氏は、こう言い切った。自身の「二重国籍」を認識して以降、必要 な解消手続きを素早く、透明性を持って進めた自負があるようだ。

蓮舫氏は昨年9月の代表選の期間中、「二重国籍」が発覚した。日本国籍 の選択宣言をしたと主張しているが、台湾籍離脱を含めた証拠となる戸籍 謄本の開示は「個人的な件」として拒否している。

小野田氏は、蓮舫氏の態度に「怒りを覚える」といい、続けた。

 「自民党本部からは『戸籍謄本まで公開しなくていい』といわれたが、 私はそれでは国民の方々の信用は得られないと思った。逆の立場なら、私 は信用しない。国会議員である以上、『日本に命を投じられる』ことを証 明しなければならない。私のように海外にルーツがある人間は当然です」

そもそも、蓮舫氏は民主党政権下で「二重国籍」のまま行政改革担当相を 務めた。国益に沿った判断がされたのか、疑問を持たれても仕方ない。

小野田氏は「現在の国籍法と公職選挙法には、国籍に関する不備がある。 国際結婚が増えるなか、『二重国籍』問題に直面する人は多くなる。こう した人々が困惑しないよう制度改正に尽力していきたい」と語っている。
【産經ニュース】 2017.6.7 11:40 〔情報収録 − 坂元 誠〕


 ◎四国〜関東甲信で梅雨入り 東日本まで雨の範囲広がる

7日午前、四国、中国、近畿、東海、関東甲信で梅雨入りしたと 見られる と、各気象台が発表した。

 梅雨前線の影響で、きょうは西日本のほぼ全域と東日本の一部で雨が 降っていて、西日本では雨脚の強まっている所がある。この後、雨の範囲 はさらに東へ広がり、今夜以降は関東甲信でも雨の降る所があるとみられる。
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<7日午前に発表された梅雨入り>
      平年差  昨年差
 四国   2日遅い 3日遅い
中国   同日   3日遅い
近畿   同日   3日遅い
東海   1日早い 3日遅い
関東甲信 1日早い 2日遅い
. ウェザーマップ6/7(水) 11:01配信



 ◎<自民>改憲、来年発議目指す 公明などと調整へ

自民党は憲法改正に関し、2018年召集の通常国会で発議することを目指す 方針を固めた。今年9月ごろに党の改憲案をまとめた後に公明党などと調 整し、年内に衆参両院の憲法審査会に提案する憲法改正原案を作成する日 程案が浮上している。自民党憲法改正推進本部(保岡興治本部長)は6 日、体制拡充後初めての役員会を党本部で開き、年内に党の改憲案をまと める方針を確認した。

保岡氏は6日の役員会で「憲法改正の必要性や内容を案文の形で分かりや すく示し、議論を深める段階に入っている」と指摘。「具体的な憲法改正 案を遅くとも年内にまとめることを目標に頑張りたい」と述べた。保岡氏 は四つの検討項目を挙げた。(1)憲法9条1、2項を維持したうえで自 衛隊の存在を明記(2)高等教育を含む教育無償化(3)大災害時などに 国会議員任期を延長する緊急事態条項(4)参院選の「合区」解消を含む 選挙制度、と明示した。

安倍晋三首相(党総裁)は5月3日、9条への自衛隊明記などを挙げ、 20年の改正憲法施行を目指すと表明。これを受けて高村副総裁や二階俊 博幹事長ら党四役と下村博文幹事長代行らが同本部の役員会に加わり、議 論の加速化を図っている。

衆参両院では、自公の与党と日本維新の会など憲法改正に前向きな勢力を 合わせると、改憲発議に必要な3分の2以上の議席を占めている。自民党 執行部内では、この状況が続く来年12月の衆院議員の任期満了までに発 議すべきだとの意見が強い。今年9月の臨時国会召集前後に自民党の改憲 案をまとめ、11月ごろに公明党との与党協議を始める日程が浮上してい る。さらに維新とも協議して改憲案を年内に策定する運びだ。

国会で憲法改正が発議された場合、国民投票は発議後60〜180日に実施さ れる。通常国会での予算案成立後の来春に発議された場合、衆院議員の任 期満了時期と国民投票が近くなる。首相に近い自民党議員は「国民投票の 投票率が下がれば否決の可能性が高まる恐れもある。国政選挙と同時なら 投票率は下がらない」と指摘。憲法改正の是非を争点とした衆院解散・総 選挙の可能性もある。
毎日新聞6/7(水) 6:30配信




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読 者 の 声       
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 1)トランプ大統領批判のEmailが来た:前田正晶

今月4日にW社の同僚宛に送っておいた、我が国におけるトランプ大統領の 評判に対して下記のような返信があったので、紹介する次第だ。かなり手 厳しいが悲観的とも読める。因みに、彼からは「益々制御不能に陥ったト ランプ大統領の日本における評判を聞かせてほしい」と言ってきていた。

>引用開始

私は我が国の大統領を形容する際にとても「高邁な」などという言葉を使 えないが、こちらではそれ以外の多くの単語を頻繁の見たり聞いたりさせ られているので紹介しおこう。Selfish=自分本位、spoiled=増長した、 egomaniac=自己中心的な、insensitive=感受性が鈍い、boorish=厚顔 無恥な、embarrassing=戸惑わせるような、prejudiced=偏見を持った 等々で、未だ続けろと言割れれば続けられる。

我々は大統領がパリ協定からの離脱を表明したことを、何はさておいても 憂慮している。この協定は多くの国が懸命に努力して成立させたものであ り、我が国の離脱はその努力を無にしてしまうものである。日本ではこの トランプ大統領の決定がどのように受け止められたか知らないが、我が国 では圧倒的な科学的根拠を示して、この決定が誤りであるとの声が上がっ ている。

大統領の弾劾だが、私はロシア関連の問題で彼が弾劾されるまでには至ら ないと見ている。それは現在の議会において共和党が多数を占めている以 上、もし確固たる証拠が挙がっても成り立たないだろうから。私はトラン プ大統領の言動では我が国の国際的影響力を恒久的に低下して、ロシアと 中国に一層の力を付けてしまうだけだと確信している。

私は更に言えば、トランプ大統領はアメリカ国内の非常に偏った分裂傾向 を促進してしまったと見ている。私はこの好ましからぬ状態からは容易に 立ち直れないのではと危惧する。何世代を要するかも知れない。

私が住むアメリカ合衆国はより一層暗く重苦しい国になっていくような気 がしてならない。私はこの国が取り返しが付かないほど悪化してしまうま で生きているとは思えないが、次の世代ではどうなっていることやら。

今後とも、君がトランプ大統領下のアメリカをどのように評価するかを知 らせて欲いので、宜しく頼む。

<引用終わる

と、予期した以上に悲観的だった。彼は確かにアメリカの知識階級の属す る人物だし、反トランプのワシントン州の住人ではある。だが、これまで の批判的な調子から悲観的に変わったので、些か衝撃を受けた。

なお、「高邁な」としたのは先に彼に送ったEmailでは「トランプ大統領 が世界に新たなパラダイムを導入し世界を改革しようとする云々」と日本 語で書いたところを、英文では「こういう高邁な思想をお持ちだ」として 「高邁」を”noble”としたので、彼が反発してきたようだった。



2)誰をアメリカの指導者に選べば良いのか:前田正晶

私の元同僚のトランプ大統領批判は私のメル友の諸兄には受けなかった。 私の理解と認識と、アメリカの友人・知人から聞いている限りでは、トラ ンプ大統領を支持し、今でも断固として支持し続けている「プーアホワイ トとそれ以下」というか、それら以外の少数民族(英語ではminoritiesと 複数になっている、ヒスパニック、アフリカ系、中国・韓国等のアジア系 等々)のトランプ支持率は30数パーセントはあるようだ。底堅いのだ。

その連中が増え続けてアメリカの人口を2億6千万から3億2千万に押し上げ たのであり、彼らは如何にトランプ大統領が批判を浴びることがあって も、トランプ支持を続けるだろう。トランプ大統領は明らかにその点を意 識しており、彼らに向かって語る時の言葉遣いは、彼らに解りやすいよう な俗語を多く使い、私が推薦しない知識階級では非難される語法を用いて いる。これではは知識階級には受けないのは当然だろう。

この辺りには、最早パスポートを一昨年の9月で失効させた健康問題を抱 える私が現地に行くことがなくなったので、実感がないのである。だが、 問題視されているアメリカの分裂というか二極分化現象の表れであると見 える。即ち、二極の下の層に受けるようなことを言わないことには、選挙 に勝てなくなったのがアメリカの実態だろうかと思えるのだ。

ではあっても、もしかしてトランプ大統領を支えていたのかも知れないイ スラム教徒及び不法移民を閉め出す方向を選んだのがトランプ政権だとい うのも、私には一寸理解しにくいことのようにも思えるのだ。アメリカの 多くの有識者たちは「遅かれ早かれ少数民族が少数ではなくなる」との危 機感を示している。その層の支持を得ないことには、大統領になれない日 が来るのかも知れないと言えば考え過ぎか。

私にはこれまでに合法・違法を問わずに移民を懐広く受け入れてきたアメ リカが、増え過ぎた移民に悩まされると言うか何れは支配されるかも知れ ないといのは、気の毒に過ぎると思っている。カリフォルニア州にでも 言ってご覧なさい、ここはアジアか韓国の一部かと思えるほどアジア人ば かりだ。2010年1月に短い時間散歩したUCLAの構内では遂に白人には会え なかったのだった。

だが、どんなに増えてもアメリカ生まれではないアジア人一世からは大統 領は選ばれない。これから先にはどのような英雄が現れてアメリカを再び 偉大にするのだろうか。私はトランプ大統領が「再び偉大にしよう」と 言ったのは、「現在はそうではないのだ」と認めたことだと既に指摘した が、トランプ様は何時までに「アメリカを再び偉大」に出来るのだろうか。

彼は山積する難問、中には彼自身が招いた案件もあるが、を如何にして速 やかに裁いて、世界に新たな秩序とパラダイムをもたらして、大改革をし てくれるのだろうか。トランプ批判派は誰ならば良かったと言うのだろうか。


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身 辺 雑 記
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梅雨いりした東京湾岸は曇天続き。8日、さっそく雨が降った。

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渡部 亮次郎 <ryochan@polka.plala.or.jp>

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