政治・経済

頂門の一針

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頂門の一針

2017/06/03

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  わたなべ りやうじらうのメイル・マガジン「頂門の一針」4372号
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           2017(平成29)年6月3日(土)



       安倍「次官なら私に直接言うべきだ」:杉浦正章

  「措置入院」精神病棟の日々(45):“シーチン”修一 2.0      

                  田中首相訪中同行記:渡部亮次郎                                                                                                                                      話 の 福 袋
                           読 者 の 声
                           身 辺 雑 記


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第4372号
                             発行周期 不定期(原則毎日発行)
             
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安倍「次官なら私に直接言うべきだ」
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            杉浦 正章

事務次官OBらも前川批判で一致
 
マスコミは「異次元の人」を英雄視するな
 
前文科事務次官前川喜平が漏らし、朝日新聞が煽り、「盲目民放」が興味 本位に追随する虚構の「加計学園疑惑」に対して、ようやく安倍政権は本 格的な反論を展開し始めた。

首相・安倍晋三自らが説明、閣僚や党幹部も積極的かつ具体的に反論し始 めた。前川批判の焦点は何で次官在職中に身を賭して反対しなかったかに 集中している。

政治家ばかりではない事務次官OBらによる会合がこのほど開かれたが「疑 問があるならなぜ在職中に首相と会って反対しなかったのか。後でマスコ ミに向かって発言することは次官経験者がやることではない」との見解で 完全に一致したという。心ある次官経験者らは前川総スカンなのであろう。

確かにまっとうな官僚なら筋を通すはずではないか。一部マスコミも次官 在職中に売春を斡旋するようなバーに足繁く通い、「女性の貧困」を調査 したと言ってはばからない「異次元の人」の発言を、まるで権力に立ち向 かう英雄であるごとく報道し続けるのは、心ある国民の新聞離れと、民放 蔑視(べっし)につながるばかりであることに気付くべきだ。

まず安倍は1日、ニッポン放送の番組収録で「私の意向かどうかは確かめ ようと思えば確かめられる。次官なら大臣と一緒に私のところに来ればよ い。そしてその場で反対すべきだった」と前川の姿勢を戒めた。

そして「(加計学園の)理事長が友人だから私の国政に影響を与えたという のは、まさに印象操作だ」と厳しく断定した。自民党国対委員長竹下亘も 「問題があるのならなぜ現職の時に発言しなかったのか」と批判した。

筆者もこの問題の根底には、天下り問題で辞任を迫られた前川の“逆恨み” があると思えて仕方がない。そこにはマスコミの操縦を心得た前川の巧み な世論誘導術がある。

文科省のメモの漏洩に始まって、一見新しい疑惑のように見える事柄を毎 日のように少しずつ漏らして、安倍内閣を政局に追い込もうとする。「次 官の野望」が垣間見えるのだ。しかし、その発言の内容たるや「総理のご 意向」メモに始まって、決定的な打撃力に欠ける話ばかりだ。

「総理のご意向」が犯罪につながるような証拠は一切提示せずに、矛盾に あふれ、まるで「引かれ者の小唄」のような発言ばかりだ。前川は16年9 月に首相補佐官に呼ばれて「総理は自分の口からは言えないから」と獣医 学部増設を求められたと主張する。

しかし、学部新設は15年6月に閣議決定済みであり、閣議で決めた問題 を、「自分が言えない」として、首相が人を介して次官の了承を求めるこ となどあり得ない。

さらに言えば加計学園獣医学部新設は民主党政権が推進した問題でもあ る。今治市は2007年以来、特区指定申請を15回も却下されたていたが、 民主党が10年に「対応不可」から「実現に向けて検討」に格上げの閣議 決定をしている。

従って前川が「行政がゆがめられている」と主張し、民進党がこれに口裏 を合わせているのは天に唾するものだ。何をやっても「安倍の疑惑」と指 摘するなら、当然民主党の疑惑も指摘され得る事態ではないのか。規制改 革担当相の山本幸三が「(文科官僚が)既得権のことばかりを考えて行政を ゆがめてきたのを正しただけだ」と反論しているのが正解だ。

そもそもこの前川対官邸の確執の本質は、規制改革を推進する官邸と既得 権にしがみつこうとする文科省、応援議員団、獣医団体などとの戦いなの だ。反対派は50年も続けられてきた獣医学部新設却下が、時代の変遷と共 に実情に合致しなくなってきていることを無視しているのだ。

鳥インフルエンザや口蹄疫などという新事態は、獣医学部の新設却下と明 らかなる矛盾を示している。旧態依然として岩盤を守ろうとする文科官僚 は、その新事態に気付いていなかっただけのことだ。その固い岩盤に安倍 がダイナマイトを仕掛けなければ事は動かなかったのであって、政治は時 に荒療治をしなければ官僚の既得権擁護を突破出来ないのだ。

もともと朝日などマスコミの多くは規制改革推進論であったはずだが、な んとしてでも政局に結びつけたいという“邪心” が先行して「報道をゆが める」結果を招いているのだ。


         
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「措置入院」精神病棟の日々(45)
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     “シーチン”修一 2.0

ここ数日、忙しい日々が続いた。小生の3F隔離(隠れ?)小屋の軒(の き)のペンキ塗りは念願だっただけに、ふらつく足でハシゴに踏ん張り、 あれこれ苦労しながらやれた。梅雨を控えているから近く二度塗りをする 計画だ。

その屋根の雨水を屋上に放置してあった大きなプラ製ゴミ箱に溜める工夫 もし、節水、節約にもなるだろう。その水を利用し20数年間で照明器具の 上に積もったホコリなども洗って新品のようになった。

靖国神社で求めた日の丸は室内の隅に竿に吊ったままにしていたが、ちっ とも目立たないので、洗濯して横に広げて東側の一番いい壁に掲揚した。 その下は窓で、今は皇居、靖国神社のあたりの東北から日が昇るので、そ れを背景にした日の丸がとても美しい。朝焼けの際はとりわけ神々しく、 いとをかし。

召集令状はまだかなあ。ヨボヨボ、ヨタヨタ、おまけに精神病の小生は、 甲乙丙丁どころか最後の方の辛壬癸あたりだろうから、「出発は遂に訪れ ず」か。足手まといで多分出征もできないかもしれない。それならせめて 生体実験かドナーで役に立ちたいが、胃袋なし、肝臓は肝炎一歩手前、心 肺機能もダメ・・・“心配機能”で家族を悩ませる能力はあるが、これは使 いようがない。

戦国時代までは庶民も戦争に参加できた、油商人の斎藤道三、百姓の秀 吉、武蔵も参戦し出世する機会があった。江戸時代は武家の者しか参戦で きなかった。ローマ帝国は参政権=兵役+納税=一人前だったから、世界 中でも大昔からそうだったろう。

江戸時代の農工商は下級国民、武士は上級国民だったから、長州藩が下級 国民を募って奇兵隊(正規軍ではないという意味)を創ったのは革命だっ た。戦争は刀槍の時代ではなく、銃砲の時代になっていたから、生白くて 貴族化した武士より日焼けし筋肉の発達した農工商出身者の方がむしろ強 かったろう。新撰組の多くは農工商出身だった。

戦争=悲惨=悪というのはGHQの洗脳によるところが大きい。マックの占 領政策の基本は「日本を二度と戦争できない国」にすることだった。とこ ろが歴史は戦争によって創られてきた。戦争が新しい秩序をもたらすの だ。ボス猿が決まることで猿山は安定し、縄張りも大きくなる。

米国のマケイン上院議員によると「戦争にはすべてがある」。喜怒哀楽、 愛と憎しみ、好意と敵意、生と死、幸福と不幸、名誉と恥辱、真実と虚 偽、飽食と飢餓・・・家族同胞のために男は敵を攻め、女は敵から子/家 庭を守る、これが男女の本質なのではないか。

戦争する権利、参戦権は武士、庶民を含めて誰にでもある。自衛権は自然 権であり、あらゆる法律、条約を上回る。ハーグ陸戦規定は捕虜や民間人 を無差別に殺してはいけないと書いてあるが、それをやってパクスアメリ カーナが確立された。勝つためには米国のみならず世界中が無差別大量虐 殺をしかねない、日本も含めて。

戦争は大昔から何でもありの大喧嘩、殺し合いだから、急所を蹴るのも騙 すのも当たり前、冷酷非情なものである、が、勝ちさえすれば官軍、正義 だ。勝てないまでも敗けないことが肝心で、敗けると復活までに2世代、3 世代かかる。

日本を見よ、「傭兵に頼る国は亡びる」と書いたマキャベリもビックリ、 自国の防衛を戦勝国の米国に頼っている。一方、狡猾で一党独裁の、あの ソ連でさえ、冷戦に敗けて一流国から転落した。

戦争はないに越したことはないが、マルクスが書いているように戦争は 「外交、交際、交流、コミュニケーションの一形態、Verkehrだ」、毛沢 東は「戦争は血が出る外交、外交は血が出ない戦争」と言い、米国独立戦 争で米国は英国にこう宣言した、「戦時にあっては敵、平時にあっては 友、これが当たり前の国際関係だ、米英はそういう関係でありたい」と。

小生は多少料理には自信があるから前線で料理してバイクで、あるいは徒 歩で岡持を兵士に届けるのだ。「死んでも岡持を離しませんでした」、修 身の教科書に載せてくれ。

料理は結構、力仕事だから小生には「戦場のXマス」ディナーは体力的に 無理かもしれない(日露戦争で休戦日は双方の将兵が酒と肴を持ち寄って “宴会”をしていた(わが軍は戦意も食糧も十分だ、という一種のプロパガ ンダだが)。

食糧と言えば、先の週末は子・孫が全員集合、12人で3食を2回ほど楽しむ から、板長の小生は毎食ご馳走を作った後はルンバのごとく電池切れ、 ベッドに横たわって充電するのである。戦場に快適なベッドがあるはずも ないから、せいぜい後方支援しかできないかもしれない、ジャガイモの皮 むき、カットとか・・・

力仕事ゼロ、快適ベッドで寝放題、もちろん三食昼寝付き、体が鈍(な ま)るばかりの病棟日記から。

【2016/12/3】*5時起床、夜中に2回しか起きなかったし、快眠だった が、6:30まで点灯は禁止、ベッドにいないとダメだしされるから、明る いトイレで用足しと読書。下痢の心配はなさそうだ。

入院してから初めて寝返りを打ったようで、掛け布団が90度回転してい た。体力はだいぶ回復してきたようだ。“令夫人”に「廊下での運動もバカ にできないですよ」と言ったせいなのか、彼女はここ数日、よく歩いてい るが、ちょっとやり過ぎのような・・・手抜きができないのも一種の ビョーキだろう。

ところで性善説と性悪説があり、小生は後者である。人間は社会的動物 で、一人一人の個体では弱いから、群れるしかない。

群れは共同利益社会で、縄張りは皆で防衛、皆で拡張するしかない。運命 共同体として、愛や友情、戦友・同胞意識はおのずと育まれるから、その 点では性善説でもある。

ところが縄張りや雌をめぐって他の群との戦いも常に付きまとう。生き残 るためには敵を憎み殺さなければならない、情け容赦なく。激しい憎悪が なければとてもできない。

野生ライオンの雄の寿命はとても短い(雌の半分の5年ほどらしい)。 戦って勝っても自分も手傷を負い、それが化膿して命を縮めるようだ。そ れでも雌と子は困らない、強い雄の群に入るからだが、残酷な話だ。

人間はhalf good、half bad、愛憎相半ばする存在で、「愛」と「憎」、 「善」と「悪」、「創造」と「破壊」の間を行ったり来たりする。殺人事 件の多くは家族や知人に殺されているが、親愛の情がある日、殺意に変わ る。米国独立戦争宣言で、外交は「戦時にあっては敵、平時にあっては 友」とはまことによく言ったものである。

フランスでは来年の大統領選挙にオランドは立候補しないそうだが、支持 率5%ではどうしようもない。欧州リベラルはイスラム難民モドキの民族 大移動を歓迎して大ひんしゅくを買い、退潮著しいという。

保守派同士の接戦で、もしかしたら“極右”とマスコミ(ほとんどがアカ) から嫌われているFN(国民戦線)党首ルペンが選ばれるかもしれない。ド イツでは同じく“極右”とされているAfD(ドイツのための選択肢)が政権 に就くかもしれない。夢想や理想ではなく、現実の危機、リアルを見据え た政権が望ましい。(つづく)2017/6/1



          
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田中首相訪中同行記
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  渡部 亮次郎

将来の近きライバルと予想
   

以下は初の訪中から帰国直後、あるミニコミ紙(発行:昭和47年10月28日)
に執筆したものである。書棚の中から33年ぶりに取り出してみて「中国は
将来の"近きライバル“」と既に分析していたのを発見した。今月29日が
日中国交正常化への共同声明の調印日である。わたしはNHKを代表して同
行した。以下、同行記である。

『百聞は一見に如かず』と言うが、『群盲、象を撫でる』ともいう。
「中国見たまま」といったところで滞在期間がわずか6日間。目的が田中
首相の「同行」であってみれば私の「一見」が「百聞」以上のものだとは
いえない。

まして、同行記者80人の一員として、ぞろぞろ田中首相に従って歩いただ
けであってみれば「象を撫でない盲」にも劣る「訪中記」である。

しかも共産国ならどこでもそうであるように、猛烈な取材規制を受けなが
らの取材だったのであるから、お恥しい次第ではある。

端的にいって、田中訪中同行記者について中国側が初め言ってきたのは60
人。このうち首脳に3メートルまで近づける「近距離」の記者、カメラ記
者、 TVカメラマン、政府公式カメラマン、TV中継カメラマンは各2人で
計10人。それ以外(大部分)は会談場の玄関口でシャットアウトされる
「遠距離組」と言うものだった。

時として、いま西山事件【注】にもある如き方法さえ用いて、嘗て大平外
相をして「人の腹の中に手を突っ込む奴ら」と言わしめたほどの「マスコ
ミ・アニマル」である当方としては大いなる不満を表明し、外務省情報文
化局(当時)を通じて規制緩和を要求した。

その結果、「推測記事がある程度、書かれるのは仕方がない。同行記者数
は20人増の80人とする」という最終回答があっただけで、“規制“は緩ま
なかった。

パズルを解く記者たち

共産国のことだから、さらに「公共建造物の撮影、人民へのインタ ビュー、家庭訪問、指定区域以外への外出について事前許可なくして行っ てはならない」のは当然であった。

帰国後、週刊誌が「林彪事件や台湾問題について人民の反応も取材でき
なくて、何が同行記者か」と叩かれたが、事情も知らずして、80人の怠け
者が北京や上海をブラブラしただけと言う論評にはハラが立った。

正直な話「テメエ、やってみろよ」と言いたい。尤も例によって中国礼賛
が先に立って、規制を受けた取材であることなど、少しも書かなかった方
にも罪がある。

このように、田中訪中同行記者団は「見ざる聞かざる言わざる」の3重苦
に悩まされての取材だったが、中国の現状を見れば、こうした規制も止む
を得ざる措置だった、と言えなくもない。

テレビは白黒方式!のが全土に10万台(公式)しかない。7,500人に1台の
割合。1人民公社に1台あるかないか、というのが現状である。しかも放
送時間は夜7時から3時間だけ。

今日の事象は翌日の夜でなければ放送されない。中国側も「歴史の新しい
始まり」と高く評価した日中共同声明の調印式という「大ニュース」でさ
え、たしか翌日の夜まで放送されなかったはずだ。

中国人にとって、日本で言えば天皇以上である毛沢東主席と田中首相との
”世紀の会見“でさえ翌28日の夜7時にならなければ放送されなかったの
だから。

ラジオはかなりある。だが日本のように実況放送されてない。今日のニュ
ースを今日中に伝える事はない。新聞はどうか。まず各戸配達は無い。昼
ごろスタンドに買いに行けば朝刊(人民日報)が手に入る。(だが面白い
記事などどこにも無い)

革命(建国)以来23年経ってこの有様であるから,以前はもっと低水準だっ
たと思われる。その間に人民と言う名の大衆は「ニュースとは翌日になら
なければ分からぬもの」と思い込むようになった。

だからニュースに餓えるということも無くなったのではなかろうか。そう
いうふうにまた指導者たちも思い込んでいるから、日本から80人もの記者
が来ることさえ驚きなら、相手のハラに手を突っ込むほど、手を変え品を
かえて接近取材をするなんて、思いもよらないことなのである。

万里の長城で、この規制を乱し「総理!そこで止まって、こっちを向いて
笑って」とカメラマンたちが田中首相に注文をつけるのを見ていた中国人
たちは「日本のマスコミというのは政治家を"指導“するのか」と驚く、
というよりもあきれていた。

田中、周恩来による首脳会談が4回、大平、姫鵬飛による外相会談が3回。
特別番組として田中の毛沢東"謁見”があった。しかしこれらの内容は誰
1人新聞記者が見ても聞いてもいたわけじゃない。

例外を除いては「発表することは何もありません」という二階堂官房長官
の"発表"をもとに、ああでもないこうでもないと組み立てた"推理小説“
である。

とはいっても前もって相当に勉強はして行ったから、発表の後交わされる
二階堂氏とのやり取りから、さながらクロスワード・パズルを解くように
会談内容を組み立てて行ったから”小説"とも言えない。

4回に及んだ首脳会談は、その都度、何を議題にしたのかは、もちろんい
まだに明らかにされていない。だから現地にいるときも、しつこく聞き出
すわけだが、首相をして「この人はなんでもしゃべる」と言わせた二階堂
氏も「なんとも申し上げられません」という返事を繰り返すのみ。

二階堂氏の顔色や目つきや、口許を見てのパズル解きであった。東京にい
るときなら、会見の後の夜討ち朝駆けの奇襲取材はお手の物なのだが、北
京では、二階堂氏は会見が終わるや否や雲を霞と迎賓館に閉じこもってし
まう。

仮に迎賓館に追いかけようにもタクシーが無い(制度としてない)し、お
っかけたところで門前の衛兵に阻止されてお終い。それでは電話でと言っ
ても、電話番号は公開されていない。

諦めず、夜の公式宴会で近付こうとしても不可能。テレビでご覧の通り、
丸テーブルに座ったまま誰も動けないからこれまた不可能。仮に立って行
ったって、3メートル以上は近づけない。

日本が得た成果は?

こんな状態であるから、例えば共同声明の調印式が予定より15分も遅れた
理由が帰国まで分からなかった。日本と現場中継のマイクロ回線が繋がっ
ているから、東京から、どうしたんだと、やいのやいのと言ってくるがど
こにも聞きようが無い。

やっと、上海から帰国の途についた機中で田中首相から「中国側が3軍へ
の了解連絡に手間取ったため」と説明されてやっと分かった(政府が軍に
了解をとる、共産主義国家ならではだ)。

ついでながらもう富士山が見えるころになって田中首相は「会談は到着当
日、25日午後の1回目がヤマだった」と明かした。つまり過去における日本
軍国主義の残虐行為を水に流して再出発という日本。

対する中国は深い反省を要求して、初めから激しくぶつかりあった(のち
に明らかになったことだが、過去の反省については、この日の夜に開かれ
た招宴での田中挨拶の淡白さに中国側が激怒)結局「反省」の一札をとら
れたのだった。

そう言われて共同声明を読めば、日本が得た成果は皆無である。なるほど
戦時賠償請求の放棄を得た事は成果だろうか。この事は1954{昭和29)年 7月、園田直、中曽根康弘、西村直己の各氏が強行訪中した際、中国首脳 から既に明かされてれていたものだ。

まさに「加害者の敗戦国」が「被害者たる戦勝国」にこてんぱんにやっつ
けられた正常化だったといえよう。もちろん日中正常化とはこういうもん
だとは予め分かっていた。だから慎重派と言う反対派があったのは当然だ
った。

それを「それ急げ、やれ急げ」とマスコミが叫び、「いや、もっと慎重に
考えながら・・・」と言う慎重派がさながら非平和愛好家のように見られる
と言う今の風潮は一考を要しよう。

熱しやすく冷めやすい大和民族の気風に乗っかって、戦後27年の懸案をあ
っという間に処理して見せた田中内閣ではあるが、後世の史家がこれをな
んと評価するか、興味深いところである。

日本人よ目を開け

中国について私は本だけで36冊読んで行った。忙しい取材の合間であるか
ら4年ぐらいかけて読んだ。担当した自民党の派閥や領袖も中国問題につ
いては、取材でいわばハト派の河野一郎派から中間的な森、園田派、タカ
派の福田赳夫派(旧)やら賀屋興宣、岸信介、重宗雄三の各氏と言った幅広
い体験をして行った。

今(1972年)の日本人の主婦はマイホームととか電子レンジとか別荘を欲し
がっているが、中国の家庭の3種の神器は1に自転車、2にミシン、3がラ
ジオだと言うことだった。

着ているものも婦人ですら一種の国民服とでも言うのか嘗ての日本陸軍の
上着の色をグレイにしたものに同色のズボン。化粧は誰もしていない。膨
らみの足りない人は男と区別がつかない。

街に首都と言えどもタクシーは無い。バスはどれも満員。飛行機はおろか
汽車にさえ乗ったことの無い人も多いはずである。まさに何十年前の日本
だろう。北京の中心部から少し行くと人糞を担いだ農民を何人も見た。

しかしまた泥棒はもちろん犯罪ない(ことになっていたか)。高望みしな
ければ明日への心配は無いかもしれない。しかし人間は高望みがいわば本
能である。(中略)

それよりもこれからの中国はどうなるか、日本との将来はどうなるかを考
えてみることの方が大事だろう。「資源の輸出国にも、消費物資の輸入国
にもならない」と周恩来首相は言った。

当面は日本の工業技術を輸入して近代工業国の建設に邁進するであろう。
技術知識の吸収は旺盛である。砂に水を吸わせる如くである。それはさな
がら明治維新の先輩たちが西欧列強から知識を吸収しながら建国した日本
と同様であろう。

だが、知識を吸収した中国は遠からず世界市場で日本の強敵となって立ち
はだかるはずである。その時の用意はいま美酒に酔いしれている日本国民
にあるだろうか。疑問である。(了)

主宰者談:この後すぐ、周恩来、毛沢東の順にこの世を去った。見透かし
たようにトウ小平が復活して4つの現代化政策と開放経済体制と、事実上の
資本主義体制に切り替え、異常な経済発展と軍の膨張を進めている。田中 首相の予想を上回った。

(注)西山事件とは毎日新聞政治部記者西山太吉氏による、沖縄返還交渉
にからむ外務省機密漏洩事件。西山記者が、かねて肉体関係を結んでいた
外務省外務審議官付き女性職員から交渉にからむ機密文書のコピーを入手。

記事にせず、社会党(当時)横路孝弘議員に渡して衆議院予算委員会で政
府を追及させた。蓮見女史と共に西山記者は逮捕、起訴され執行猶予付き
の有罪判決が確定した。

事件をモデルにして『大地の子』『白い巨塔』『盆地』などの著作のある
小説家山崎豊子氏(毎日新聞出身)が『運命の人』を平成17年1月号から
月刊誌「文藝春秋」に連載した。

他方、西山氏は逮捕から33年経った2005年4月に行動を開始した。

<1972年の沖縄返還交渉に伴う日米間の密約を示す文書を入手して報道し
有罪判決を受けた元毎日新聞記者の西山太吉さん(73)が2005年4月25日「密
約を否定した当時の判決は誤りで不当な起訴で名誉を棄損された」とし、約
3400万円の国家賠償を求め東京地裁に提訴した。

密約は「沖縄返還に伴う土地の復元補償費400万ドルを、米国に代わって日
本が肩代わりする」というもの。西山さんは71年、当時の外務省職員から
文書を入手して一部を報じ、72年に同職員とともに国家公務員法違反で逮
捕・起訴され、最高裁で懲役4月、執行猶予1年の有罪判決が確定した(1審は
無罪)。

しかしその後、00年に日米間の合意事項を示す文書が米公文書館で見つか
り、02年には密約が発覚しないよう、沖縄返還協定発効後に日米政府が口
裏合わせをした公文書も見つかっていた。> (毎日新聞のサイト)
                       NHK政治部(当時)




            
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話 の 耳 袋
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 ◎<博多金塊窃盗>捜査情報漏えいか 愛知県警、複数の警官 逮捕 前、容疑者に

<博多金塊窃盗>捜査情報漏えいか 愛知県警、複数の警官 逮捕前、容 疑者に

福岡市のJR博多駅近くで昨年7月、警察官を装った複数の男に約7億6千万 円相当の金塊が盗まれ、福岡、愛知両県警が窃盗容疑などで10人を逮捕し た事件で、愛知県警の複数の警察官が逮捕前の容疑者側に捜査情報を漏ら していた疑いがあることが1日、捜査関係者への取材で分かった。福岡県 警は今回の捜査で容疑者らの携帯電話を通信傍受しており、その中で警察 官との通話を確認した。福岡県警はこのことを愛知県警側に伝えた。

捜査関係者によると、通信傍受で少なくとも2人の警察官が容疑者の一部 と連絡を取っていたことが分かったという。容疑者が通話の中で警察官か ら入手した情報は、福岡県警が家宅捜索に入る時期だったことも判明。情 報を漏らした疑いのある警察官の具体名も挙がっているという。

事件の主犯格とみられる野口直樹容疑者(43)は逮捕前の今年3月ごろ、 被害に遭った貴金属店の実質的経営者側に被害届を取り下げるよう示談交 渉を持ち掛けており、警察官からもたらされた情報を基に、逮捕を免れよ うと画策した可能性がある。

愛知県警を巡っては2013年9月、指定暴力団山口組弘道会の周辺者に捜査 情報を漏らしたとして、県警捜査1課の警部が地方公務員法(守秘義務) 違反の疑いで逮捕された。情報を漏らした相手の男は当時、名古屋市を中 心とした風俗店やキャバクラの実質的経営者で弘道会の有力な資金源とみ られており、警察と暴力団との癒着が大きな問題となった。

野口容疑者と弟の和樹容疑者(42)も同市を拠点に活動する「半グレ」と 呼ばれる不良集団のリーダー格といい、弘道会との関わりが取り沙汰され ている。

事件は昨年7月に発生。被害男性らが金塊を売却するため、JR博多駅近く の貴金属店に向かっていたところ、警察官を名乗る6人の男から約160キロ の金塊が入ったアタッシェケースを盗まれた。
.西日本新聞6/2(金) 9:32配信




 ◎<退位法案>衆院委可決 「女性宮家、継承と別」菅氏が答弁

衆院議院運営委員会は1日、天皇陛下の退位を実現する特例法案を、退席 した自由党を除く全党の賛成で可決した。2日に衆院を通過し、9日にも 成立する見通しだ。女性宮家創設や安定的な皇位継承について「法施行後 速やかな検討」を政府に求める付帯決議案も採択した。菅義偉官房長官は 質疑で、女性宮家について「皇位継承問題と切り離すことが前提だ」と述 べ、慎重な姿勢を示した。

菅氏は特例法案が「将来の先例になり得る」と答弁。法案は現在の天皇陛 下の退位に限って実現する内容だが、退位の制度化を主張する民進党など に配慮した。

賛成したのは自民、民進、公明、共産、日本維新の会、社民の各党。自由 党は皇室典範改正による退位の制度化を主張し、採決前に退席した。また 共産党は、天皇の国政関与を禁じる憲法との整合性から、陛下の「お気持 ち」などの文言を削除する修正案を提出したが、否決されると法案に賛成 した。

 菅氏は、陛下の退位に限る特例法案で対応した理由について「将来の政 治、社会情勢、国民の意識は変化する。すべてを網羅して具体的要件を定 めることは困難だ」と説明した。そのうえで「法案作成のプロセスやその 中で整理された基本的な考え方は、将来の先例となり得る」と述べた。特 例措置だが、先例になるという3月の国会見解に沿った答弁だ。

 法案は陛下の退位日となる法施行日を成立から3年以内と定めており、 政府内では2018年末の退位が有力だ。民進党の馬淵澄夫氏は女性皇族が結 婚した後も皇室に残る女性宮家創設などについて「法施行前に検討を始め るべきだ」と求めたが、菅氏は「法施行後の具体的な検討に向け対応した い」と述べるにとどめた。施行日の決定に関し「改元などによる国民生活 の影響も考慮しなければならない」とも述べたが、具体的な退位日につい ては「検討・準備にどれだけの期間が必要か判断するのは困難」と明言を 避けた。

また昨年8月の陛下のおことばを受けての法整備は、天皇の国政関与を禁 じる憲法に抵触することになると共産党の塩川鉄也氏がただしたのに対 し、菅氏は「疑念が生じないよう『おことば』の文言を使用しないことに した」と問題はないとの認識を示した。

法案と付帯決議案は、衆参正副議長が主導して与野党が法案提出前に合意 する異例の手法を取っており、委員会の質疑はこの日の約3時間だけで終 了した。毎日新聞6/1(木) 23:38配信



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読 者 の 声       
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 1)楽天と読売の勝負の明暗:前田正晶

1日には近頃悩まされている眼精疲労の為に、自分でも驚いたように3本の Emailを発信しただけだった。少しでも目を休めようかと昼寝ばかりして いたようだった。それでも、午後6時からは好調というのか上り調子とい うのか、または実力が付いてきたのか、読売を2日も続けて負かした楽天 が3連勝するかどうかに関心があって、プロ野球の中継を見てしまった。 お断りしておけば、則本昂大が三振奪取の新記録を作るかどうかへの関心 は二の次だった。

それは、私はマスコミ好みの「三振を沢山取る」ことはその投手の寿命と 言うべきか体力か知らないが、消耗が激しくなると見ているので、彼らが 騒ぐほど良いことではないと疑っている。以前にも指摘したが、1試合で9 回に相対する27人の打者を全員3球で三振させたとして81球投げることに なるが、全員を1球で打たせて獲れば27球を要し、肩と体力の消耗の桁が 違う。

1日夜も則本は8回で12三振という記録だったが、投球数は130を超えてい なかったか。私は彼を良い投手だと評価はしているが、あのような文字通 りの全身を使った全力投球で球数(タマカズ)を増やしていれば、自ずと 投手寿命が短縮されるのではないかと懸念している。だが、当人がそれで も良いと覚悟を決めているのならば、それでも結構だが。

さて、1日夜の試合である。アナウンサーは三連戦に入る前に新人の池田 投手はこの試合の先発を言い渡されていたと報じた。だが、私はこの社会 人野球から来た池田をアマチュアの時に偶然見ていたが「この精々中物? の投手でも左投げである以上、何処かのプロ球団が取りに行くだろう」と 見ていたが、採ったのが読売だった。その中物はテイ―ム打率が2割8分を 超えている楽天を相手に5回を投げて無失点だったのは上出来だろう。

だが、精々2割5分程度以下の打者を多く抱えている読売は、矢張り楽天を 負かすだけの力はなかったようだった。折角虐げられているとしか見えな い村田がDH制があるパシフィックリーグの本拠地での試合だから出して貰 えてホームランを打って2点を先取したのが精一杯で、ソフトバンクから 獲ってきた森福が打たれてリードを奪われてしまった。

楽天が左打者をずらりと並べたからと言って、左投げの投手を出せば良い ものではないという典型的な救援投手の起用の誤りと見た。しかも、森福 は去年までパシフィックリーグにいたのだから、岡島は手の内を承知して いるとは考えなかったのか。スコアラーは彼らの対戦成績の記録くらいは 持っているのじゃないか。

私は勝負というものは、そのテイ―ムの持つ弱いところ(欠陥でも良い か)が肝心の所で表に出てきて、結果が出てしまうという残酷なものだと 思っている。9回に楽天が出した松井裕樹は未だに制球力に難点があると 思っていたら、何と無死走者一二塁という読売にとっては絶好の場面を 作ってくれた。ところがである、ここから先は弱い方が欠陥を露呈したの だった。

足が速いとか評価されている早稲田から来た重信は、打率が2割2分台に低 迷する日頃バントなどしていない長野がバントを空振りした時に2塁ベー スを離れて飛び出していて刺殺されてしまい、挙げ句の果てに長野が三振 をして、好機を潰してしまった。長野は自分の責任だというが、彼を使い 続ける高橋由伸こそが責任を負うべきだろう。

以上のように勝負の残酷さというものは、あの9回における読売の弱さが 遠慮会釈なく出てきて、自滅したかも知れない松井裕樹と楽天を勝たせて しまったのだった。「あの失敗がなければ」などという仮定の話は勝負の 世界には通用しない。負けた方が弱いのだという簡単な原則である。だ が、私は読売がこのシーズンを通して弱いだろうとまで言い切る勇気はな い。同様に、楽天だってこのまま勝ち続けるという保証だってないだろう。
勝負の恐ろしさはこれだけではない。卓球ではオリンピックのメダリスト だった水谷隼が世界選手権の個人戦で13歳の張本智和に負けていたではな いか。この辺りに一本勝負のトーナメントの怖さがある。張本が10回やっ て10回とも水谷に勝つことはないだろうが。読売だって10試合も楽天とや れば三つや四つ勝つはずだ。3試合だけでは弱いと決めつけられないと思 うが。



 2)息を吹き返したかKoreatown:前田正晶

2日は国際医療研究センター病院の帰りに、買い物もあって暫くぶりに昼 前に最も繁盛し始めたと聞く往年のKoreatownの一部であった職安通りに 向かった。丁度、昼飯時になったので入った「すし三昧」の支店では、レ ジの日本人の若い女性が「日本語で用が足りるお客様でホッとしました」と。

確かに中にいたのは中国人と韓国人ばかりだった。彼らは何で回転寿司で もない店に入る余裕があるのかと家内と訝ったものだった。

帰り道には職安通りと大久保通りを結ぶ韓国系の化粧品店、食堂、洋品店 が無数にある路地を歩いた。より具体的に言えば、ドンキホーテがある角 を曲がった路地だ。そこには数多くの思想・信条などとは全く無縁なのだ ろうと思う日本の若き女性が韓国産化粧品店に群がってのお買い物と、サ ムギョプサル等の食事を楽しんでいた。

中には一寸斬新なデザインのリュックサックを数多く展示した店があり、 価格は¥2,980均一と魅力的?な値段。家内と「まるでソウルの南大門か 梨泰院にでも来たようだ」と語り合っていたほど。

また、職安通りの、何処かのテレビ局だったか週刊誌が取り上げた胡散臭 い健康食品を売る中国系?土産物店(3階が食堂)の前には、中国人の団 体を乗せたバスが3台、珍しくも韓国人のバスが1台停まっていて相変わら ずの大繁盛。どうやら、Koreatownは2年ほど前の低迷期を脱して、以前と は変わった形で息を吹き返した模様だ。

兎に角、この一帯も大久保通りと同様に、またもや我々日本人が少数民族 になっていた。

この界隈が何故あれほど中国や韓国の連中に人気があるのか、何故違法だ と疑われるようなな品物を売る店が看過されているのかは、私には解る訳 もないが、職安通りは異様な活気に溢れていた。だが、私は我が国は外国 人を歓迎し過ぎるというか、彼らに対して甘過ぎるのではないかと思って いる。都バスでも何でも乗ってごらん。社内の行き先掲示のデイスプレー には日本語、ローマ字、中国の簡易式漢字とハングルが出てくる。

これほど親切な国は世界中の何処に行ってもないと思う。そのうちに、ベ トナムやイスラム教圏の諸国から「我々にも読める字で」という注文が付 くかも知れない。尤も、彼らはそれを必要としないように日本語学校を繁 盛させているのかも知れない。落ち着いて見直せば、我が家から600 mど の新大久保の駅までの間に日本語学校が5校もあった。中でも傑作なのは 「行知」と書いて”Coach”という学校名があることだ。



3)小池都知事は立場を明らかにしたが:前田正晶



6月1日に自民党に離党届を提出して立場を明らかにしたようだが、自民党 も小池さん並みに立場を明らかにすることを先延ばしにして「預かり」に したと報じられている。7月2日の都議会選挙を前にして小池さんも自民党 も、はたまた安倍総理も色々と思惑があるようで、この綱引きなのか駆け 引きなのか良く解らないが、裏と表で目に見えない争いが続くようだ。小 池さんは、これでまたもや所属政党を変わられるようだが、今回はその長 に就任されたようだ。

私は過去の都知事の選挙などで示された都民の政治的な判断力というか、 あるいは民度と言うべきか、はそれほど高い次元にあるとは思っていない ので、単なるミーハー的な感覚から来る小池都知事と「都民ファーストの 会」に対する支持率は未だ未だかなり高いのではないかと、寧ろ危惧して いる。昨日今日小池さんの塾に参加して都議会選挙に出てくるのでは、簡 単に品定めができないと危惧する。

それは小池百合子さんは昨年、桝添前知事の世にも珍しいしみったれた公 金の私的流用と豪華すぎる出張旅費の使い方で辞任した後の選挙に鳴り物 入りで登場され、余りにもお粗末な対抗馬を撃破して当選されたのだっ た。それほど大きな都民の期待を担って登場されたのだが、先ず豊洲市場 の移転延期と東京の大改革を打ち出されたのだった。しかしながら、その 何れも未だ道半ばである。

その巧妙に叩く目標というか、敵を定めて攻撃していく手法はマスコミの 援護射撃をも得て、大いに都政は活気を呈した。特に豊洲への延期の期日 を一向に決定しないと批判されるや、石原慎太郎元都知事を標的と定めて 都議会に喚問したりした手法は、巧妙であり且つ桝添前都知事都は異なっ た狡猾さと私には見えたほど巧みなものと思わせてくれた。これだけでは なく、繰り返して豊洲の地下水の分析を続け「移転を決定しない理由」を 出し続けた。

一方、着任当初はあれほどたちの悪い対立関係を見せた東京都議会の自民 党に対しては、内田前幹事長を標的に仕立てて「ドン」などと言う称号を 奉り巧妙に攻撃して、徐々に都議会を制圧していったのだった。また、膨 張する一方のオリンピックの経費の削減策は結果的には精巧なしなかった とは言え、森元総理を悪役に仕立て上げた作戦は巧妙で、恐らく小池さん への同情票を集めることになるだろうと思って見ていた。但し、神奈川・ 埼玉・千葉の三県知事への対策は全く不成功に終わった。

ここまでで読み取って頂けたと思うが、私は小池都政は現在までの所では 未だに成功への途上にあるだけで、見るべき成果はなく評価するのは時期 尚早だと思っている。率直な印象は「言うことは言うが、実行力と決定力 が重大な案件になるほどに欠ける恨みが残る」だろうと思う。豊洲市場の 移転延期と時期の決定引き延ばしなどは最悪の例ではないか。


就任してから1年も経っていない時点で何か決めつける訳にも行くまい が、小池さんの上手の手から漏れている水は「何もかも来月の都議会選挙 の為」としか見えない「これから決定するのでお待ちを」と言わんばかり で「決められない小池都知事」という印象を、彼女の支持者以外に与えて いるのだ。この手は決して得策ではないと思っている。

聡明な小池さんがそこに気付いていないはずはないと思うが、マスコミか マスメデイアか知らないが、固定電話で行うアンケートでは在宅の高齢者 ばかりが答えていると伊藤惇夫が指摘していた通りで、彼女を若者が支持 しているか否かは不明であろう。また、東京という所に、どれほど沢山の 東京で生まれ育った者が「我が街」と思って愛着を感じて、熱心に東京の ことを考えるかも甚だ疑問だと思っている。かく申す私だって、都議会選 挙だと聞いて「そうか、俺も東京生まれの有権者の1人だったんだ」と気 が付いたほどだ。



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身 辺 雑 記
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3日の東京湾岸は朝のうちは快晴、爽快・



今が散歩にちょうど良い。暑くもなく、寒くもなし。
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  • 名無しさん2017/06/03

    清らかな池だ

    http://blog.livedoor.jp/mayunarakimi/archives/cat_236328.html

  • 名無しさん2017/06/03

    スイーツドリーム

    https://www.google.co.jp/search?q=%E3%82%B9%E3%82%A4%E3%83%BC%E3%83%84%E3%83%89%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%A0&source=lnms&tbm=isch&sa=X&ved=0ahUKEwjkjqONvZzUAhVKHZQKHVmiDOsQ_AUIBigB&biw=1536&bih=770&dpr=1.25



    >「スイーツドリーム」という昼ドラマで使われたこと。

    その写真や台本が飾ってありました。

    http://blog.livedoor.jp/iba_yummy_delights2u/archives/54522917.html

  • 名無しさん2017/06/03

    最近の記事の表現は一行ごとの長さがなが過ぎて見るのに一々行を戻す必要あり見るに堪えない其れで飛ばすしかないです、改善願います。

  • 名無しさん2017/06/03

    19世紀以来、世界の医療はある勢力によって独占されてきた。その勢力とは、世界一の大富豪で強欲な独占者ジョン・D・ロックフェラーである。現代の地球は1%にハイジャックされている。人類の歴史は一握りの秘密結社によって闇から支配されてきた。その名はフリーメイソンであり、その中枢を支配するのがイルミナティである。さらにその上に君臨するのが2大ファミリー、ロックフェラーとロスチャイルドである。ロックフェラー一族の資産総額は約1000兆円と言われている。ロスチャイルドに至っては1京円という。世界の巨大企業は、ほとんどすべて、この2大財閥の傘下にある。ちなみに、世界の通信社9割以上を彼らは所有している。さらに、大手新聞社、放送局も彼らの所有物である。だから、世界のメディアは本当のことを流せるわけがない。また、政治家も完全に掌握してきた。オバマはイルミナティのベルボーイであり、ヒラリーはウェイトレスなのである。ところが、2017年、彼ら闇の勢力の言うことを聞かない暴れん坊が大統領に就任した。世界の天と地が引っ繰り返るほどの台番狂わせであった。世界中のマスコミがこの金髪の下品な男を攻撃している。つまり、トランプ大統領はイルミナティではないということである。



     日本のメディアはどうか? 

    NHKのディレクターを長く務めた先輩は「あんなの嘘っぱちよ」と笑う。日経新聞の記者は「本当の事は1行1字書けません。言えません」と唇を噛んだ。



     レイモンド・ライフ博士の名前を1回でも耳にしたことがあるか? 

    一切ないはずである。闇の支配者がライフ博士の名前を出すことを禁じたからである。ライフ博士は末期癌患者を100%の治癒率で救った。その驚愕的な治療の成功のために、辛酸をなめ尽くすことになる。



     悲劇の兆候は、ライフ博士を買収することから始まった。1934年には、米国医師会のモーリス・フィッシュべイン会長が、弁護士を寄こしてライフ博士の治療法の独占権を渡すよう要求した。当然ライフ博士は断った。フィッシュべイン会長は、過去にも癌の薬草治療を開発したハリー・ホークシー博士を押さえ込むために圧力をかけた。彼は、強力な政治的影響力を行使して、16か月の間に、ホークシー博士を125回も逮捕させた。すべての罪状は無免許での医療行為であり、裁判では訴追を免れたが、度重なる嫌がらせのおかげで、ホークシー博士は精神的に追い詰められた。 



     フィッシュべイン会長は、アメリカ医学協力会誌の主任研究員でありながら、生涯一度も患者を診たことが無かった。彼は命を救うことよりも、金銭と権力へのあくなき欲望に意欲を燃やす人物だった。



     フィッシュべイン会長は、ライフ博士に対して、同様な作戦を用いることは裏目に出ると考えた。そのため、無免許の医療行為と称して逮捕させなかった。疑惑を捏造して、逮捕させて、裁判に持ち込むと、ライフ博士を弁護する著名な関係者たちが証言台で癌治療率100%との臨床試験を持ち出してくる。そうなると、医薬品業界が一番恐れていた、末期癌を100%完治させてしまう治療法の存在が明るみに出てしまう。だから、ライフ博士の研究所からフイルムや写真や研究書類を盗んだ。しかし、容疑者が逮捕されることはなかった。そして、ライフ博士の研究を立証するために設立されたニュージャージーのバーネット研究所が放火された。これによって、ライフ博士も窮地に立たされた。さらにライフ博士の重要な顕微鏡も破壊され、5682もの部品が盗まれた。そして最後に止めを刺したのは、警察による礼状なしの捜索と違法な没収だった。これにより50年にわたるライフ博士の研究はすべて処分されてしまった。



     1939年、ロックフェラーの代理人は、元ビームレイ・コーポレイション社員Fをそそのかして、同社で長年、ライフ博士のパートナーを務めた人物を相手取って根拠のない訴訟を起こさせた。ビームレイ社は、博士の治療器を製造していた唯一の会社だった。訴えたFは敗訴したが、この訴訟により、ビームレイ社に莫大な訴訟費用の負担をかけ、倒産に追い込んだ。この会社が倒産することはライフ博士の治療器が商業的に生産される道が永遠に閉ざされたことを意味していた。



     同時に、ライフ博士を擁護していた医師たちも研究費の支給が打ち切られ、職場を追われることになった。一方、ライフ博士の治療法を知りながらも、口を閉ざしていた者には、多大な資金援助があてがわれた。闇の勢力はライフ博士の研究所を抹殺することにお金に糸目はつけなかった。関係者のすべてが、飴と鞭でつられていく中で、クーチェ博士とM・ジョンソン博士だけは、ライフ博士の研究を続行することを断念し、元の処方薬を用いた薬物療法の医療の世界に戻ってきた。



     製薬企業からの資金で出版され、米国医師会によって牛耳られている医学雑誌は、ライフ博士の治療について、どんな形であれ、掲載することを禁じていた。そのため、医学生は大学でも、就職後も、ライフ博士の医学上の大発見については、全く知る機会も無かった。



     ライフ博士の生涯をかけた研究と大発見は、破壊され、潰されただけでなく、埋もれてしまった。ライフ博士の最後の三分の一の人生は、アルコールに溺れたものであった。1971年、ライフ博士は、バリウムとアルコールの過剰摂取により、帰らぬ人となった。83歳であった。

  • 名無しさん2017/06/03

    北海道が中国の“北海省”になる日も遠くない? 事態は逼迫

    http://news.livedoor.com/article/detail/13143505/



    【女性宮家反対】市議が教える、効果的な意見発信【反対する人はシェア】

    https://samurai20.jp/2017/06/miyake/



    【緊急速報!!】文科省前事務次官・前川喜平 

    http://seikeidouga.blog.jp/archives/1066062329.html



    日本をダメにする“左翼”教育

    https://blogs.yahoo.co.jp/bonbori098/30003299.html



    民進党・安住代表代行「二重党籍そのものだ。うさんくささを感じる」 →二重国籍代表への皮肉?

    http://toriton.blog2.fc2.com/blog-entry-4917.html



    エンジェル 僕の歌は君の歌

    https://www.google.co.jp/search?q=%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%AB+%E5%83%95%E3%81%AE%E6%AD%8C%E3%81%AF%E5%90%9B%E3%81%AE%E6%AD%8C&source=lnms&tbm=isch&sa=X&ved=0ahUKEwjP66GN557UAhWKjpQKHY2sDFMQ_AUIBygC&biw=1088&bih=248



    「皇統に属する男系の男子」の皇統に女系は含まない

    http://web.kyoto-inet.or.jp/people/ytgw-o/02.htm



    「ワクチンというものの本質を知る」:「ポリオ騒動」転載記事より 2 

    http://quasimoto.exblog.jp/13319594/



    かえって逆効果。日本の病院が風邪に「抗生物質」処方の意味不明

    https://news.infoseek.co.jp/article/mag2news_249622/



    【立ちそば放浪記】天かすさえも激ウマ! 路地裏に隠れた超名店

    http://rocketnews24.com/2017/01/10/846399/



    ワインは体に毒?添加物「亜硫酸塩」の思わぬ副作用の危険性を知ってほしい

    http://www.kaburitsuki.com/%E3%83%AF%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%81%AF%E4%BD%93%E3%81%AB%E6%AF%92%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%83%9B%E3%83%B3%E3%83%88%EF%BC%9F%E6%80%9D%E3%82%8F%E3%81%AC%E5%89%AF%E4%BD%9C%E7%94%A8%E3%81%AE%E5%8D%B1%E9%99%BA/



    最強のムエタイ王者は誰か 

    http://condominium.at.webry.info/200911/article_3.html



    「アントニオ・ロペス展」の「写実」

    http://orange.ap.teacup.com/avionitoh/1183.html



    『時間』吉田健一

    https://note.mu/yamauchihiroyasu/n/ncb372a418dd0



    戦後少女マンガ史

    https://bookmeter.com/books/432060

  • ACB2017/06/03



                   森友交渉時のデータ消去へ 

                     財務省がシステム更新

               卓袱台は 何時でも ひっくり返せる