政治・経済

頂門の一針

急所をおさえながら長閑(のどか)な気分になれる電子雑誌。扱う物は政治、経済、社会、放送、出版、医療それに時々はお叱りを受けること必定のネタも。

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頂門の一針4334 号  2017・4・24(月)

2017/04/24

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  わたなべ りやうじらうのメイル・マガジン「頂門の一針」4334号
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        2017(平成29)年4月24日(月)



           北は何を求めているのか:加瀬英明

「措置入院」精神病棟の日々(28):“シーチン”修一 2.0
   
            「浜辺の歌」であわや:渡部亮次郎          
       
                       話 の 福 袋
                     読 者 の 声
                     身 辺 雑 記


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第4334号
                             発行周期 不定期(原則毎日発行)
             
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北は何を求めているのか
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       加瀬 英明

日本を守る?〜半島危機 北は何を求めているのか〜

朝鮮半島で戦争が始まる可能性が、高まった。日本は戦後で最大の窮地 に、立たされるようになっている。

トランプ大統領は、オバマ政権が中国という暴れ龍を仕付けることを怠 り、北朝鮮の核・ミサイル開発を放置していたツケを、支払うことを強い られている。

私はトランプが大統領選に勝ったのを、手放しで喜んだ。もし、ヒラリー が勝ったら、オバマ政権の8年間の対外政策の無策が続くことになって、 世界がいっそう安定を失うことになったろう。

私はトランプと「オポチュニティ」(機会)を合成して「トランポチュニ ティ」(Trumpportunity)と呼んだが、トランプが予測不能だから期待し た。それに選挙中、事務所にレーガン大統領とジョン・ウェインの等身大 の写真を飾って、「メイク・アメリカ・グレイト・アゲイン」と叫んでい たが、「メイク・アメリカ・タフ・アゲイン」と聞えた。

トランプ大統領は、北朝鮮がアメリカまで届く核ミサイルを完成すること を、「絶対に許さない」と、いっている。北朝鮮が6回目の核実験を強行 する場合には、核施設や、ミサイル基地を攻撃するか、中国に北朝鮮への 石油の供給を、完全に停めることを求めよう。

いったい、北朝鮮は何を求めているのだろうか?

北朝鮮は何よりもアメリカと交渉して、アメリカが北朝鮮を核保有国とし て認めたうえで、米朝間に国交関係を結ぶことによって、金王朝の存続を 保証することを強く望んでいる。

ところが、ティラーソン国務長官は米中首脳会談が終わってから、「北朝 鮮が核開発を放棄しないかぎり、話し合いに応じない」と、言明した。

3月6日に、北朝鮮が4発のミサイルを発射して、3発が秋田県沖合に弾 着した。その直後に、北朝鮮は「在日米軍基地を狙った演習だった」と声 明した。日本の沖合に4発とも落すつもりだったが、1発が外れたにちが いない。

4発のミサイル発射は、北朝鮮のアメリカへの熱烈な“ラブコール”だった。

7日後にマレーシア空港で、異母兄の金正男氏を、VXガスを用いて暗殺 した。なぜ、他の毒物を使わなかったのか。VXガスを大量に貯蔵してい ることを、示したかったのだ。

おそらく、安倍首相がアメリカの袖に縋って、北朝鮮と話し合うように哀 願することを、期待したにちがいない。



            
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「措置入院」精神病棟の日々(28)
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     “シーチン”修一 2.0

女性読者から次のコメントをいただいた。一部紹介する。

「この(夫婦仲の良い上記の)2つの例は、夫が妻より大人で、妻の心理 的欲求を満足させている例ですが、幸せな妻は夫のことも忖度するように なる率が高いと思います」

小生はカミサンの「デキの悪いわんぱく小僧」みたいなもので、「見捨て るわけにはいかないし、ホント、困ったクソガキ。でも時々可愛い し・・・」とカミサンは迷っている感じだ。「♪憎い 恋しい 憎い 恋 しい めぐりめぐって 今は恋しい」、八代亜紀の歌のように。

その次は「憎い」となり、昨日のカミサンは1時間後には「恋しい」とな り、愛憎相半ばという状態がしばらくは続くのだろう。医者に行った方が いいと思うが・・・夫婦そろってビョーキというのはよくあることで、ダ メ夫に愛着があると「♪尽くし足りない私が悪い」と自責の念にかられた り、他者を恨んだりするようだ。島尾敏雄の奥さんミホも心を壊した。

比翼の鳥、連理の枝・・・仲睦まじい夫婦は1割あるかどうか・・・小生 の周辺では、それは例外的だ。カミサンにミホになられたら困るから、小 生は春琴に仕えた佐吉のように生きる「佐吉主義」で今のところシコシコ やっているが、小生が再発狂しないためには精神の安定が大事で、それな りにガス抜きは必要になる。たとえば――

昼食に「肉まん」を食べようと思い、散歩に出かける次女母子に調達を頼 んだが、「どこにも売っていない、店員にも確認した」と言う。がっかり だ。肉まんはいつの間にか冷やし中華みたいに季節商品になってしまった のか。

売り場の棚は限られているから売れ行きの良い商品を置くのが原則だろ う。秋から冬には100個/日売れていたものは春以降は10個になるのか。 「それなら鍋の具材よりもっと売れるもの、行楽の季節だからサンドイッ チやお握りの品ぞろえを増やそう」とかなって、売れ行きの悪くなった商 品は排除されたりするのだろう。

日本は料理に恵まれている。料理が発達する地域は「飢饉が発生しがち= カタツムリ、ツバメの巣、クサヤ・・・何でも試してみる」、「絶対的な 王政が敷かれた=王様は宴会好きだから宮廷料理が発達する」、「暑い夏 や寒い冬など明確な季節がある=旬の食材・料理がある」というのが絶対 条件だろう。

この3点を満たしているのは中華料理、フランス料理が双璧で、これに続 くのがイタリア料理、日本料理あたりか。手を伸ばせばバナナがあるよう な熱帯地では料理はなかなか発達せず“猫まんま”みたいなのが多いよう だ。(熱帯の○○国を訪れた際にそう思ったのだが、ケナスのもどうかと 思って黙っていた。しかし、数年後に訪れた部下(女性)曰く“○○料理?  ありゃ猫まんまですよ”。

熱帯地でも寒帯地でも地元の人にとっては「旨い!」というものはあるだ ろう。米国ではアラスカで食べたカニはとても旨かったが、ビーフステー キ(硬い!)、フライドチキン(南部ではサザンフライと言っていた)は 味は並だが量に圧倒された。日本の倍はある。

上記の部下は香港観光協会の招待旅行で食べた中華料理(上海料理、広東 料理だろう)の「あまりにもの美味しさに感動して涙が出ちゃいました よ!」と言っていた(女はすぐに泣くなあ、感動しやすいのだろう)。

「感動」・・・大辞林(第五版)にはこうある。「深く心に感ずること。 感じて起こる急激な精神の興奮」。

精神病患者にとって負の感動、急激な精神の興奮はあまり良くないかもし れない。気分が落ち込みやすく、家庭不和などによる破滅願望から「死刑 になりたかったので殺した、誰でもよかったが、できるだけ大事件を起こ して家族や世間を騒がせ、復讐したかった」という症例は昔から多いようだ。

うつ病患者はそういうことをしてしまいかねないという不安を抱えている のだろう、小生も自分自身が怖い。不満、ストレスが突飛な言動を誘発する。

優れたボクサーであった具志堅用高は試合直前の習慣となっていた「計量 後のアイスクリーム」を周囲から止められたことで戦意を喪失したのか、 世界王座から陥落した。たかがアイス、たかが肉まん、されどアイス、さ れど肉まん。小生は食パンを利用して肉まんもどきを作り、鬱屈を解消した。

何事もなく感動の薄い穏やかな病棟日記から。

【2016/11/25】学研編「もう一度読みたい『教科書の泣ける名作』再び」 (2014)を読み始める。何しろ病棟でやることと言ったら、読書、作文、 服薬、カウンセリング、作業療法、室内歩行&運動(通路の1往復は150 メートル)、中2日の入浴、食事、多少のおしゃべりくらいしかない。

ナースは「脳を休めることはとても大事」としょっちゅう言うから、病棟 で感動や感涙することはまずない。たまに大声で泣き叫んだり暴れる娘さ んもいるが、それはただの発狂にすぎない。

10:00から1時間ほどのOT(作業療法)は、数十年ぶりのラヂオ体操第1と 第2、さらに柔軟体操。その後は8人でチームを組んでホッケーゲームに興 じた。わがチームは大逆転され、トップから屈辱の最下位に落ちてしまっ た。まるで小生の人生そのもので、こういう場面では笑うしかない。

車椅子の45歳ほどの白人も参加していたが、左腕なし、両足は義足で、慢 性期病棟の人のようだ。事故にでもあったのか、電車に飛び込んだのか、 この辺には米軍基地も多いから戦傷なのか・・・人生いろいろだ。(つづ く)2017/4/22


         
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「浜辺の歌」であわや
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    渡部 亮次郎

歌謡歌手の岩崎宏美が、ラジオ深夜便で「浜辺の歌」を歌った。この時間 には「琵琶湖周航の歌」を舟木一夫が、「浜千鳥」を森繁久弥が歌ってい た。「歌謡歌手の歌う叙情歌」だった。

その中の一曲「浜辺の歌」の取材であわや一命を取り落とすところだった 22歳の秋を思い出した。

私は大学を出てNHK秋田放送局に就職。1968年だった。6月からは大館 駐在の記者として、市役所前の下宿を根城に秋田県北部全体のニュースを カバーしていた。

そうしたある日、米内沢(よないざわ)で作曲家、故成田為三の記念音楽 祭がある、と聞いた。まだテレビが地方まで普及していない時代。音楽祭 というのはどんなのか知らないがラジオにとってはうってつけの素材だろう。

ところが下宿で調べると録音テープが底をついているではないか。早速秋 田の局へ電話して、客車便で送ってもらう手配をした。夜9時ごろの奥羽 線下り急行で大館駅に到着することになった。

大学を出てまだ1年目とはいえ、既にいっぱしの酔客になっていた。急行 が到着するまで時間がある。一杯飲み屋で日本酒を飲み始めた。

銚子で2−3本は確かに飲んだ(酔った)。

時計を見て、自転車に跨った。坂道を下って駅を目指した。間もなくタク シーにはねられて道端に吹っ飛んだ。新品の自転車はくちゃくちゃ。そこ は坂下の十字路。確かに即死しても可笑しくなかったが、起き上がってみ たら、額に小さな瘤ができているだけで亮次郎はちゃんと生きていた。

多分、酔っていたために無抵抗だったのがよかったのだろう。翌日は汽車 で米内沢をめざし、音楽祭の一部始終を録音して事無きを得たのであっ た。デスクには秘匿した。老齢になって初めて人に語る真実である。

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』によれば、成田 為三 (なりた ためぞう)は1893(明治26)年12月15日―1945(昭和20)年10月 29日)秋田県出身の作曲家。

秋田県北秋田郡米内沢町(現在の北秋田市米内沢)の役場職員の息子とし て生まれる。1909(明治42)年、鷹巣准教員準備場を卒業、秋田県師範に 入学。同校を卒業後、鹿角郡毛馬内小学校で教鞭を1年間執る。

1914(大正3)年、上野にある東京音楽学校(現在の東京藝術大学)に入 学。在学中、ドイツから帰国したばかりだった在野の山田耕筰に教えを受 けた。1916年(大正5年)頃、『はまべ(浜辺の歌)』を作曲。

1917(大正6)年に同校を卒業。卒業後は九州の佐賀師範学校の義務教生 をつとめたが、作曲活動を続けるため東京市の赤坂小学校の訓導となる。 同時期に『赤い鳥』の主宰者鈴木三重吉と交流するようになり、同誌に多 くの作品を発表する。

1922(大正11)年にドイツに留学。留学中は当時ドイツ作曲界の元老と言 われるロベルト・カーンに師事、和声学、対位法、作曲法を学ぶ。

1926(大正15)年に帰国後、身に付けた対位法の技術をもとにした理論書 などを著すとともに、当時の日本にはなかった初等音楽教育での輪唱の普 及を提唱し、輪唱曲集なども発行した。

1928(昭和3)年に川村女学院講師、東洋音楽学校の講師も兼ねた。 1942(昭和17)年に国立(くにたち)音楽学校の教授となる。1944(昭和 19)年に空襲で自宅が罹災、米内沢の実兄宅に疎開する。生家は阿仁川へ りにあったが1959(昭和34)年に護岸工事で無くなっている。

実家で1年の疎開生活を送った後、1945(昭和20)年10月28日に再び上京 するが、翌日脳溢血で53歳の生涯を閉じる。葬儀は玉川学園の講堂で行わ れ、国立音楽学校と玉川学園の生徒によって「浜辺の歌」が捧げられた。

遺骨は故郷の竜淵寺に納骨された。故郷の米内沢には顕彰碑が建てられ、 「浜辺の歌音楽館」で為三の業績を紹介している。

「浜辺の歌」や「かなりや」など歌曲・童謡の作曲家、という印象が強い が、多くの管弦楽曲やピアノ曲などを作曲している。しかし、ほとんどが 空襲で失われたこともあり、音楽理論に長けた本格的な作曲家であったこ とはあまり知られていない。

愛弟子だった岡本敏明をはじめ研究者の調査では、作品数はこれまでに 300曲以上が確認されており、日本の音楽界で果たした役割の大きさが再 認識されつつある。2012・5・1


 
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話 の 耳 袋
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 ◎◆◇◆◇写真映像情報網◇◆週刊AWACS 2017年4月23◇◆◇◆◇

唸声中国映像/マンション売れなきゃ醤油飲め!
[https://stat.ameba.jp/user_images/20170423/08/unarigoe/45/7b/g/o0190030113920163582.gif]<https://stat.ameba.jp/user_images/20170423/08/unarigoe/45/7b/g/o0190030113920163582.gif>

GIFは/マンションの販売員を集めてノルマを達成できないセールスは 醤油を飲めと命令するマネージャー/梨視頻より
https://www.pearvideo.com/video_1068646

【広東省】 4月21日、深圳の恒大天璟のマンション販売員を集めて、マ ネージャーがノルマを達成できない販売員は醤油を飲めと命じた。今日は 醤油だが、明日は唐辛子だとも話す。咽頭炎なので勘弁してくれと言う社 員も許さず、飲むように命じた。社員は労働法を持ち出すが、そんなもの お構いなし。

20億人分のマンションが余っているのに一体どうやって売るのだろうか? ブラック企業なんてもんじゃない。今日からはショーユ企業だ。

ちなみに「咽頭炎だから勘弁してくれ」は、まずウソ、こんな時でも即座 にウソが飛び出すのはさすがだが、マネージャーにはこんなウソは通じな いでは、今週号をお楽しみください。



 ◎米空母と海自、共同訓練…北朝鮮への圧力強化

朝鮮半島周辺海域に向けて航行中の米原子力空母「カール・ビンソン」や ミサイル駆逐艦などで構成する米軍の空母打撃群と海上自衛隊の護衛艦が 23日から西太平洋で共同訓練を行うことが、22日分かった。

 複数の政府関係者が明らかにした。共同訓練の実施で日米同盟の強固さ を示し、弾道ミサイル発射や核実験などの挑発行為を繰り返す北朝鮮への 圧力を一層強める。

 米軍の空母打撃群との共同訓練に参加するのは、21日に佐世保基地(長 崎県)を出港した海自の護衛艦「あしがら」と「さみだれ」の2隻。8日 にシンガポールを出港したカール・ビンソンと23日に西太平洋で合流し、 ともに北上しながら、艦船が陣形を変える戦術運動の確認や通信訓練など を実施する。期間は3〜5日間を想定しており、共同訓練は日本海でも行 われる可能性がある。
読売新聞 4/23(日) 6:19配信


 ◎福岡に「幻の首都」構想 太平洋戦争中に政府が検討 極秘文書に明記

八女(福岡県)が日本の首都になっていたかもしれない。突拍子もない冗 談のようだが、実は太平洋戦争中に政府が検討していた歴史的事実だ。 「事実は小説より奇なり」とはまさにこのこと。当時の資料をひもとき 「八女遷都論」について調べてみた。

「八女遷都論」が明記されているのは、1943年10月付の極秘文書「中央計 画素案」だ。内閣総理大臣直属の組織で、戦時下の国家総動員体制の諸計 画を立案した「企画院」が作成した。現在は、国立公文書館の「アジア歴 史資料データベース」で公開されている。

この文書は朝鮮、中国、東南アジアにおける権益確立を目指す「大東亜共 栄圏」建設を見据え、政治、経済、産業、文化、防衛などを含めた国のあ り方について方向性を示したもの。計画の対象は日本、朝鮮、台湾。遂行 目標を「一応15年」としていた。

 「首都」の項目では、候補地として岡山県行幸村(現・瀬戸内市)、朝 鮮京畿道京城府(同・ソウル)と並び福岡県福島町(同・八女市)が挙げ られていた。条件として、全国土の中心▽地震、風水害など天災地変が少 ない▽寒さや暑さが厳しくない▽用水、電力、食料など物資が豊富▽既成の 都市とは適当に離れている、など計6項目を明示。福島町は条件をクリア していたようだ。
.西日本新聞 4/23(日) 6:20配信


 ◎【仏大統領選】 トランプ氏「とても興味深い」と関心

トランプ米大統領は23日、フランス大統領選について「とても興味深い選挙だ」とツイッターに投稿し、高い関心を見せた。

トランプ氏は21日、AP通信のインタビューにフランス大統領選候補の極右、国民戦線(FN)のルペン党首が「国境管理で最強だ」と称賛。パリで起きた警官銃撃テロがルペン氏を後押しするとの見方を示している。(共同)
【産經ニュース】 2017.4.24 00:02 〔情報収録 − 坂元 誠〕



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読 者 の 声       
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 1)アメリカは本当に北朝鮮に先制攻撃を仕掛けるのか:前田正晶

近頃、このアメリカ(というかトランプ大統領と言うべきか)と対北朝鮮 のことが、会う人ごとに話題として取り上げられる。大方の関心というか 寒心事は「果たして、トランプ大統領が本当に先制攻撃をかけてしまうの か」にあるようだ。

確かに、トランプ大統領は元はといえば軍人の閣僚や顧問団に囲まれて、 カールビンソンの船団を派遣するような圧迫材料を使うし、習近平に陰に 陽に圧力をかけてDPRKを牽制せよと仕向けている。

これだけを採り上げて考えても、これまでのトランプ大統領の衝動的なと いうか、アメリカの大統領としては前任者のオバマ大統領とは異なる新機 軸としか見えない手法から見れば、明らかに本気と見えるのだ。

私はこのことが話題となるたびに述べてきたことは「確かにその気配はあ るが、就任後100日にも満たない間に彼がやって来たことを仔細に検討す れば、矢張り”unpredictable”と言う他はないと思う」だった。

この新大統領が打ち出してきた多くの政策(なのだろうか?)の特徴は 「一貫性」(consistency)に乏しく「安定感」(stability)が見えない と私は見てきた。即ち、一件ごとに前後の脈絡がなく打ち出されてくるの だが、見方によればその時々の情勢の変化に即応して硬軟取り混ぜて突如 として発令されるか実行されてきた感が深い。

中には選挙キャンペーンの公約を何としてでも具体化させようとばかりに 大統領令として発令され、物議を醸してしまった例も何件もあった。

このような統治能力(英語ではgovernanceなのだが、何故政治家もマスメ ディアも「ガバナンス」などと嬉しそうにカタカナ語で言うのだろう?) 乃至は統治の手法を不動産、宅地造成業(ここでも何故かデベロッパーが 使われる)の業界のように、一件ごとの(これぞ、まさしくcase by case なのだが)決着を狙って処理しようと意図されたようにも見えて、多くの 有識者や評論家に批判されている。

だが、別な見方をされる一派は「トランプ大統領は“アメリカ第一”と“ア メリカを再度偉大に”を実践する為に、新たなパラダイムを導き出すべく 行動しているのであって、その意味では首尾一貫している。衝動的だの、 一件ごとのデイ―ルだなどという批判も非難も当たらない」と強硬に唱え ている。

確かに彼が打ち出した新機軸とも見える政策等は明らかに彼の支持層で あった非富有階層や所謂恵まれない人たちの支持に応えようとしているの は確実だ。

だが、私はトランプ大統領が打ち出す新機軸の政治の問題は「そういう低 層に属する人たちが対DPRK問題や不均衡貿易改善にどれほどの知識や関心 があるのか」という点にありはしないかと思うのだ。

中国を抑え込んで対アメリカの非耐久消費財の輸出を関税の賦課等で激減 されれば、当面困るのは彼らであるし多くのアメリカの消費者ではない か。また、我が国からの自動車の輸入に高率の関税をかければ、彼らだけ ではなくアメリカ全土の需要者も困るのではないだろうか。

何、「その分だけアメリカでの生産分を増やして”job“(これを「雇用」 と訳すのは誤りだ、念の為)を増やせば問題ないだろう」と言うのか。

私はこれに対しては、韓国や中国の妄言の真似をして「アメリカこそ対日 貿易の歴史認識が不足している。今更何を言うのか」と真っ向から唱える べきだと思っている。自分たちの至らなさを他人の責任に押しつけて恥じ ないのは誠に不遜であると言いたい。

ここまででは、如何にもトランプ大統領に対する批判ばかりの如くに聞こ えるだろうが、私はトランプ大統領がその大目標である”America first” と”Let’s makeAmerica great again”に向かってまっしぐらであることは 十分に理解しているし、それなりに評価はしている。

だが、如何に目標が良くても、その実現の為の手段がおかしければ何とな らないのだ。万人が「将に新時代の偉大な大統領」と評価出来るものでな ければなるまい。

また、既にある商社マンを例に挙げて批判したが、政権移行テイ―ムに不 備があった模様で、彼が指名し議会が承認する大臣や諸官庁の幹部となる 官僚の任命が膨大な数で果たされていないというような内政面の「管理能 力不足」は厳しく非難されるべきだし、一向にこの問題を採り上げて報じ ない我が国のマスコミの姿勢にも疑問を呈したい。

しかしながら、先の大戦中にはとても考えられなかったような生命の危機 が我が国民を襲ってくるかも知れないような作戦を本気でアメリカの大統 領が選択するのだろうか。私に答えさせれば「矢張り”unpredictable”で は」なのだろうか。だが、”predict”としている有識者や専門家がいるの が怖いのだ。


 2)4332号渡邊好造さんの片仮名の話は、確かに、なるほど、そうだそ うだと思い読みました。小生も『リベンジ』という使い方は、どうにも好 きになれません。

ヘルパーをやっていた数年前、別のヘルパーがとある利用者宅で色々と拒 否に会い『次こそリベンジ!』と発したので、『それって本来の意味から すると、復讐しに行くって意味だからおかしいぞ』と指摘したことがあり ます。

ところで、文末に『ハングル文字』と書いていますが、ハングル自体に文 字の意味が含まれていますから、『文字』をつけるのは不自然です。加えて、

中国は漢字を簡略化したかも知れませんが、日本も戦後間もなく、簡略に して今に至っていますから、他所様のことを云える立場でもないというの が小生の考えです。

韓国も漢字は消えかかっているものの、使う時は旧漢字を使ってます。
                          (室 佳之)




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身 辺 雑 記
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24日の東京湾岸は、朝のうちは曇天。


いつも行く向島の洋食屋『あきら』に22日行ったら静岡在住の読者の方か ら焼酎の差し入れがあって感激した。23日感謝の電話をした。





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-- 渡部 亮次郎 <ryochan@polk

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