政治・経済

頂門の一針

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頂門の一針4326豪  2017・4・16(日)

2017/04/16


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  わたなべ りやうじらうのメイル・マガジン「頂門の一針」4326号
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        2017(平成29)年4月16日(日)



「措置入院」精神病棟の日々(25):“シーチン”修一 2.0

   ミネラル(宝物)不足 を考える:永冶ベックマン啓子
             
       「軍事同盟」で退陣した内閣 :渡部亮次郎             
                       話 の 福 袋
                     読 者 の 声
                     身 辺 雑 記


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第4326号
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「措置入院」精神病棟の日々(25)
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     “シーチン”修一 2.0

桜の花びらが風に運ばれて、少しばかり開けておいた小生の部屋の窓から ひとひら入ってきた。窓を開けて外を見ると、花びらがいくつか舞ってい る。桜の季節は終わりつつあるが、南の多摩丘陵を眺めると新緑で覆わ れ、二回りほど山容が大きくなり、そこに桜がいくつか咲き残っている。

美しい季節、今日は初夏の日射しだった。

ここ数日は無理しないように家事を控えているが、昨日で浴室の修繕は終 わり、今日からは小生が包丁でぶすぶす穴を開けた木製ドアの補修を始め た。穴を開けた後の記憶がなく、気づいた(正気を取り戻した)時は警察 署の保護室だった。

補修をしながら、「カミサンはずいぶん怖かったろうなあ」とか、出所、 じゃない、退院後も小生をどう受け入れるかで揺らいでいたカミサンの心 も最近は落ち着いてきてずいぶん明るくなったなあ、などと思っていた。

向田邦子が「あ・うん」の中で「へそ下の病気よりへそ上の病気の方が上 等に見える」というようなことを書いていたが、確かに満都の子女の紅涙 を誘った徳富蘆花のベストセラー「不如帰」の浪子の病気が肺結核だから サマになるのであって、それが痔疾だったらかなりまずいだろう。

それではアタマの病気、小生のような発狂はどうなのかというと、誰も同 情しないし、反対に嫌われる、恐れられる、あるいは敬して遠ざけるべし となるだろう。

「精神病? うつ病? なんてことないよ、誰でもなるし・・・20年ほど 前は米国では憧れの病気で、心理カウンセリングを受けるのがセレブのス テータスシンボルの一つになっていたしね、ま、病気自慢」

そんな風に思っているから小生は持病を恥じてはいないが、カミサンや娘 は「表沙汰にはできない病気」と(世間の人と同様に)思っている。ま あ、多少は恥じた方がいいのかなあ、などと思わないわけではないが、 「それならお前だってイカレテル。人のことを言えるのかよ」と反発した くなる。

狂気というマグマは誰もが抱えている。発狂、噴火するかどうかは予知も できない。It's your turn、今度は君の番・・・病棟日記から。

【2016/11/23】下痢は続くは、歯茎は腫れるや、ろくなこともないけれど 虜囚の身、俎板の上の鯉だから、こんなものだろう。気晴らしに「漢字ク ロスワードパズル」で遊んでみたが、とても難しくて困惑するし、自信も なくす。

支那王朝は世界に類を見ないモノ、ソフトを創ったが、漢字はその筆頭だ ろう。10万字もあるそうだが、日本では3万字ほどが流通し、現在は1万字 ほどに絞られ、日常的に使われるのは当用漢字(後の常用漢字)を含めて 3000字ほどか。それでも新字体と旧字体(斉藤、斎藤、三沢、三澤とか) もあるし、二つ以上の組み合わせで意味をなす言葉(参画、幼稚園、優勝 劣敗、無我夢中とか)もあるから実に多彩だ。

アルファベットは大文字小文字で52文字。この組み合わせで単語を作るか ら、意味を知らなくても一応は発音できるのだろう。

しかし漢字は老人の小生でも意味不明、発音不明が多いし、たとえ読めて も書けない難字も実に多い(魑魅魍魎、虎視眈々とか)。それでも漢字は 一文字でもおおよそ意味が分かる(例えば「偽」なら、嘘とか偽物)から とても便利だ。

戦後、日本ではGHQの政策で漢字を大幅に制限した。GHQ占領政策としての 文化大革命だ。それまで新聞は漢字にルビをふっていた(このため紙面は 真っ黒だったが、子供でも読めた。

一方、インテリ向きの新聞はルビがなく真っ白だったそうだ)が、当用漢 字として2000字ほどに制限すればルビの手間はほとんど要らなくなるから コスト削減になり、この漢字制限に新聞社は大賛成、これに出版社、印刷 会社も追随したから、あっという間に漢字狩りは成った。

かくして漢字を読めない、書けない大学生に象徴されるように浮薄は普及 し、白痴化は進んでいったのだ。

中共は革命戦争に勝利すると簡体字を導入したが、日本と同様に文化、伝 統破壊につながった。朝鮮は漢字を追放してハングルのみにしたから、古 文書を理解できる人は年々少なくなっている。韓国では漢字復活を希望す る人は少なくない。

支那のビックリ発明品の二番手は火薬かもしれないが、これは門外なので 書きようがないから「纏足/てんそく」にする。女性の足を童女のように 小さくしておくものだった。奇習としか言いようがないが、何のためだっ たのかは諸説ある。纏足しない女は女とは認知されなかったというから凄 まじい。

「宦官」もそれに劣らず凄まじい。皇帝が政務する場と、私的生活の場で ある後宮を分離し、政務に後宮が介入しないようにしたのだという、表向 きは。

後宮は女ばかりだから間違いがないように男は去勢が義務付けられ、男で も女でもない役人が取り仕切っていた。表の政務に参与する官僚と、裏の 後宮を運営する宦官は一切の接触を禁じられ、それを犯せば厳罰に処せら れたという、表向きは。

それでも宦官のなり手が多かったのは食が一生保障されたこと、出世すれ ば袖の下も期待できたためだろう。

「督戦隊」というのも実にユニークだ。戦闘中に逃げる味方の将兵を殺す のが仕事で、将兵は戦線にとどまって戦うしかないわけだ。戦えば戦死す る、それを避けるために戦線離脱すれば殺される。台湾人の林建良氏 (「台湾の声」代表)によると「戦闘中に唯一生き残る可能性は、武器を 捨てて両手を上げ、あるいは白旗を掲げて敵陣に走ることだった」そうだ。

以上のほかにも「出世のために妻を貸す」「騙された方が悪い」「事件事 故を目撃してもかかわるな」などなどあり、支那流は無尽蔵だろう。友達 にはなりたくない人々が多いだろう。

13:10、ナースによる病識調査。「カミサンと上手くやれるのだろうか、 どうしたらいいのか悩んでいる」などと伝えた。

漢字パズルは手に負えず、時間ばかり食うのでギブアップした。小生は月 刊誌にクロスワードパズルを寄稿していたが、作るのは意外に簡単だっ た。解くのはちょっと手間取る。

20:00、眠剤を飲み寝つく。この真空地帯では何事もなく毎日が過ぎてい く。(つづく)2017/4/14


          
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ミネラル(宝物)不足 を考える
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           永冶ベックマン啓子

「全ての病気を追及すると、全てがミネラルの欠乏に辿りつく」と言う言 葉は、天才生物化学者のライナス ポーリングの言葉です。

ミネラルと言えば、金属元素の周期表を思い出しますが、全118種類の総 称のことです。人体はおよそ70%が水分ですが、30 %が固形物です。人体 の95%を構成します主要元素は、酸素、炭素、水素、窒素ですが、残りの 5%が無機質の微量元素、つまりミネラル(灰分)です。

従来必須ミネラル(灰分)は13種類とされていましたが、現在はもつと多 くなり、主要ミネラルは7種(カルシュム、マグネシュム、カリウム、ナ トリウム、リン、塩素, 硫黄)です。

微量ミネラルは12種(鉄、銅、亜鉛、コバルト、セレン、クロム、マンガ ン,臭素、フッ素、ケイ素、ヨウ素、モリブデン)です。

更に10種類(ルビジウム、アルミニウム、鉛、カドミウム、ホウ素、バナ ジウム,ヒ素、錫、ニッケル、リチオウム)が加えられ、これらの29種類 が必須ミネラルと分子整合栄養学ではされていまして、そのバランスが大 切になります。

しかし最近の研究では、その29種類ではまだ足りなく、アメリカの国立科 学財団の研究では、「人間の健康維持には少なくとも45種類のミネラルが 必要」とされています。問題は農産物を育てる土壌からミネラルが様々な 原因で減少していることです。

太古のめずらしい植物層から見つけられたミネラルや海水には何70〜100 種類位ものミネラルが含まれていまして、西洋医学で難病と診断された人 達が、物質の最小単位のこれらのミネラルを多く取る事で見事に元気にな られている症例も沢山有ります。

これらの人体の元素の割合は、汚染されていない昔の海や大地と成分が大 変よく似ています。フランス語では海と母の事は発音がよく似てラ・メー ル、ドイツ語で海はメアーです。38億年前に地球での最初の生命は、多く のミネラルが存在した太古の海で生まれたそうです。しかし、現代の海は 汚染されてしまいました。

人の血液は0,9%,海水は、3,8%と濃度は異なりますが、含まれるミネ ラルの構成や比率は大変よく似ています。そして、母親の子宮内の胎児が 育つ環境の羊水が、海水のミネラルバランスにまた大変近いという分析が ありますが、海水と同様羊水も汚染されているようです。。

ミネラルは人の体内で合成する事が出来ませんので、食事から取る必要が 有ります。ミネラルの人体の中での最も重要な働きは、現在は約20,000種 以上ともいわれます酵素の反応に、補酵素として関わっていることです。 食べたものを消化、吸収、運搬、代謝、全ての生命活動に関与しています。

船瀬俊介氏からの引用ですが、1907年 フランスの生理学者René Quinton/ルネ・カントン は、血液の濃度に薄めた海水を2匹の犬の血液 を殆ど抜いた後、輸血替わりに犬に注入して,見事犬は健康回復してこの 実験は成功に至りました。

他の様々な動物でも成功となり、海水こそが生命を生かす源であり、細胞 は完全な状態で生きることが可能だという証明された事を彼は確信しました。

1910 から30年間で70のクリニックを開き、コレラ、チフス、リンパ腫肺 結核、消化不良、皮膚病、婦人病、精神障害、神経症、急性中毒、筋無力 症、肝硬変、遺伝病、うつ病、不眠症、老化、拒食症、貧血症、骨粗そう 症、自殺未遂者、小児疾患などの病気を、薄めた海水を点滴注射する事で 健康回復させ、3年間で50万人の命を助ける事ができたそうです。

ところが、ただの海水で病気が治ってしまうと困る人達もいました。当時 ワクチンを用いて治療する方法で医学会で注目を集めていたルイ・パス ツールをロックフェラー家がサポートし、現代の薬物療法に到ると言うわ けです。

自然界にある物だけを体に入れ、個体にあわせてバランスが取れれば健康 になるという事ですね。ミネラル無しでは生命が輝かないというわけで す。現代人はどうやら大変なミネラル不足も明らかのようです。 
 ミュンヘン在住  永冶  ベックマン啓子                                 


         
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「軍事同盟」で退陣した内閣
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        渡部 亮次郎

若い頃、NHK記者として4年間駐在した岩手県には、後に総理大臣になる 鈴木善幸(ぜんこう)のほか小沢佐重喜(さえき)、椎名悦三郎ら、錚々 たる政治家がいた。言うまでも無く佐重喜は小沢一郎の父、椎名は副総裁 として田中角栄の後継首相に三木武夫を推して大失敗した。

そうした中で目立つようで目立たなかった男が鈴木善幸だった。三陸沿岸 の漁民の出。はじめは日本社会党から代議士になったが、間違いに気付い て保守党に鞍替え、とうとう自民党総裁、総理大臣になった。

だが日米安保条約の何たるかも知らずに過ごし、自民党内のバランスに のっていただけだったので総理大臣にまつり上げられたものの、「能力不 足」を晒して途中退陣した。

日本大百科全書(小学館)にはこう書かれている。

<国内では自民党の絶対多数を背景に、軍事力増強、実質的な靖国(やす くに)神社公式参拝、参議院の比例代表制導入、人事院勧告凍結を実現し た>。


鈴木善幸内閣]は1980(昭和55)年7月成立した。前任の大平正芳が総選挙 中、糖尿病の合併症たる心筋梗塞で急死したところ、「闇将軍」といわれ て評判の悪かった田中角栄が裏で動いて、突如、鈴木善幸を後任として指 名した。私はその現場に居合わせた。

昭和55(1980)年6月12日未明、大平が死んだ。それに先立って、ホテルに いた私に園田直(当時は無役)から電話。「大平さんが亡くなったらしい、 調べてくれ」で確認。弔問の為、虎ノ門病院で落ち合う。

彼も当時、糖尿病が悪化。減量の為服用していた利尿剤が効き過ぎてゲッ ソリしていたので、マスコミの目を引いたことを覚えている。

病室から出てきた園田。車に乗ると「ナベしゃん、これからどうした方が いいかな」。すかさず「目白へ行きましょう」「そうだワシもそう考えて いた」。

角栄は先に弔問から戻っていたが、客は園田がその朝は初めてだった。約 1時間して出てきた園田。車中「善幸に決まった」と。「それは妥当なと ころでしょう。大平派の後継者でもあるし」と私。

大平の死で有権者の同情は自民党に集まって総選挙は、大勝。分裂寸前 だった自民党を結束させ、抗争なしで鈴木政権は成立したのだった。

<「増税なき財政再建」を公約とし、1981年3月には臨時行政調査会を設 置し行政改革を最大の課題とした>。(同)

9月になって厚生大臣齋藤邦吉の不正献金がばれて辞職。その後任に園田 が推されたのは、多分に角栄の押しがあったと思われた。

<1981年1月鈴木首相が東南アジア諸国を歴訪、5月には日米首脳会談を開 き日米「同盟関係」を明記し、西側陣営の一員としてアメリカの対ソ戦略 に協力していく姿勢を明らかにした>。

しかし鈴木首相は首脳会談では、そんなことは話題にならなかったと一旦 は否定。共同声明から軍事同盟云々を消そうとした。日米の首脳が会談す るという事は要するに日米安保体制を確認し、軍事同盟を再確認する事だ という外交上の初歩的知識に首相は欠けていたのだ。

この混乱で鈴木首相は党内で孤立感を深めた。同一派閥であった外相伊東 正義が辞任した後を埋めるのに、厚生大臣のピンチヒッターだった園田を またピンチヒッターにした。

しかし、園田は糖尿病が悪化。外遊しても飛行機から車まで歩けない場面 がしばしばとなった。マニラではとうとう日米首脳会談の共同声明なんて どうでもいい軽い問題でしかない、といった趣旨の問題発言をして政権の 足を引っ張った。

事後になって鈴木は日米首脳会談について「オレは踊り(外交)の素人なん だから、手ぶり身振りの最後まで教えないと踊れないよ。教えない外務省 が悪い」といった。外務省側は「初歩知識をお教えするのは失礼に当る か、と」。

政治における知識や情報の扱い方はビジネスの世界とまるで異なる。ビジ ネス界は「儲け」で一丸となっているが、政治の世界では役人と政治家の 間に抗争が隠されていたり、遠慮がはさまれたりして要は単純ではない。

しかし1982年6月2兆円以上の歳入欠陥が明らかとなって「増税なき財政 再建」は破綻し、行政改革も自民党・官僚の抵抗で後退を余儀なくされた。

さらに日米経済摩擦、日韓経済協力、教科書記述に対するアジア各国から の批判といった難問を適切に処理できず、内外ともに手詰まりの状態のな か、1982年10月12日突如退陣を表明した。

鈴木政治は難問を先送りにして解決を図るといった消極的姿勢を特徴とし ていた。また党幹事長に二階堂進を起用するなど田中角栄の影響力を強く 受け「角影内閣」との異名をとった。>
日本大百科全書(小学館) (文中敬称略) 2010・4・4


     
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話 の 耳 袋
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◆◇◆◇写真映像情報網◇◆週刊AWACS 2017年4月16日◇◆◇◆◇
▼唸声米国映像/NYペンシルバニア駅でパニック、16名負傷
[https://stat.ameba.jp/user_images/20170416/05/unarigoe/71/94/g/o0420024913914887279.gif]<https://stat.ameba.jp/user_images/20170416/05/unarigoe/71/94/g/o0420024913914887279.gif>
写真は一斉に逃げる乗客/YouTubeより
https://youtu.be/1Tetcf2NpSg

【ニューヨーク州】4月14日午後6時半頃、マンハッタン区チェルシーのPenn Stationの愛称で呼ばれるペンシルベニア駅で警官が使用したテーザー銃の発射音を銃撃があったとの誤解からパニックとなり、16名が負傷した。テーザー銃の発射音は大きくなく、周りの人にしか聞こえず、大半の人が銃撃音をきかずに、逃げ出したのであろう。銃の乱射やテロなどいつ起きてもおかしくない米国では、こうした些細なことからパニックになる可能性もある。

では、今週号をお楽しみください。
http://ameblo.jp/unarigoe/entry-12266014440.html
誕生日の音楽映像(フェデリコ・モンポウ、作曲家)
http://ameblo.jp/unarigoe/entry-12265969842.html
2017/4/16 唸声





 ◎「1円も払っていないのに服が届く」 ZOZOTOWN「ツケ払い」で滞納に 陥る若者たち

人気ファッション通販サイト「ZOZOTOWN」が昨年11月に始めたサービス 「ツケ払い」で、代金を滞納する若者が相次ぎ問題となっている。 BuzzFeed Newsは実際に滞納に陥った二人にその実態を聞いた。 【BuzzFeed Japan / 朽木誠一郎】


ZOZOTOWNは通常、クレジットカードや代引き交換、コンビニ決済を用いる が、「ツケ払い」では購入商品の支払いを最長2カ月遅らせる「ツケ」が 可能で、入金前に商品が手元に届く。

 年齢制限や親の同意の有無を確認するシステムはないために、クレジッ トカードを持たない若い世代に一気に広まった。その結果、「ツケ」の支 払いで「瀕死」「破産しそう」などの声がSNSで溢れ、話題になった。

 「消費者金融同様」「風俗への入り口」などの声も出ている。

なぜ彼らは滞納してしまうのか。そこに潜む問題点とは。BuzzFeed News は2人の「ツケ払い」滞納経験者に話を聞いた。
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「1円も払っていないのに服が届く」 ZOZOTOWN「ツケ払い」で滞納に陥る 若者たち

滞納している若者に接触した

上限5万円なら、学生でも普通に支払える。

1人目は19歳の男性。服飾系の専門学校生のAさん。

スタッズが施されたジャケットに柄シャツを合わせた、かなり派手な装い だった。聞けば、ジャケットは学校の課題で作ったものだという。

 東京のベッドタウンで実家暮らし。オシャレな姉の影響で中学生くらい から服が好きで、愛読していたのは現在は休刊している「Men's egg」 だった。

 服に使う金額は毎月3万〜5万。一方、居酒屋のバイトで月に6万〜8万を 稼ぐ。親からお小遣いをもらうことはなく、クレジットカードも持ってい ない。

11月に「ツケ払い」が開始された後、Twitterの広告で見かけて、すぐに 利用するようになった。初めて滞納したのは、1月に購入した服の代金、 約4万5000円。

 「バイトもしているし、2カ月あれば半分ずつ貯めて、支払えると思っ ていました」とAさんは話す。
BuzzFeed Japan 4/15(土) 11:30配信



 ◎北の核実験は4月15日 まさに今日ではないか 『週刊朝日』『サン デー毎日』は大学合格者速報もやめてくれ 【花田紀凱の週刊誌ウォッチ ング〈612〉】

◆ 『週刊文春』(4月20日号)は今週も山口敬之さん(ジャーナリス ト)のリポートがトップ。「金正恩“斬首”秒読み『最悪のシナリオ』」

〈11日、官邸中枢は現在の朝鮮半島情勢を次のような言葉で表現した。

 「行動を予測できない2人のリーダーが、拳を振り上げたまま全速力で “Collision Course(衝突する針路)”を走っている」〉

習近平が北朝鮮による6回目の核実験を止められなかった場合、トランプ は「金正恩の斬首」「限定空爆」という最強硬手段に踏み切る可能性も。

で、核実験の可能性として最も警戒されているのが〈金日成の生誕百五周 年のタイミング〉。ということは4月15日。まさに今日ではないか。

「限定空爆」の場合、北朝鮮による反撃の可能性がある。日本はどうなる のか。

◆ 『週刊新潮』(4月20日号)がその疑問に答えて「『金正恩』のミサ イルに死者186万人のポテンシャル」。

〈午前8時に、東京・永田町近辺に12キロトンの核爆弾が落ちた場合、死 亡者は42万3627人〉

〈東京都庁付近に炭疽(たんそ)菌を装填(そうてん)したミサイルが落 ちた場合、死者はぐっと増えて186万2145人〉

『新潮』のしつこさは昔から定評がある。これと定めたターゲットは事あ るごとに槍(やり)玉に挙げる。かつての浅利慶太氏とか、最近では稲田 朋美防衛相とか。

で、先週に続いて今週も安倍昭恵夫人。「『安倍昭恵』と反社会的勢力」。

2013年2月、福島原発から20キロ圏内の立ち入り禁止警戒区域に福岡県で ドッグシェルターを運営する元暴力団組長と共に入ったというのだが。

むろん立ち入り許可証は持っていたのだから、今、ことさらほじくり返す 話でもあるまい。

◆ 『週刊朝日』(4月21日号)と『サンデー毎日』(4月23日号)も 「昭恵夫人が主犯」などと騒いでいるが、いつまでもそんなことをやって いるから、ダメなのだ。大学合格者速報もやめてくれ。(月刊 『Hanada』編集長)
【産經ニュース】 2017.4.15 08:00 〔情報収録 − 坂元 誠〕


 ◎屈辱の容認。なぜ中国は北朝鮮をあっさり捨てたのか?− 『石平の中 国深層ニュース』

4月6日から7日に行われた、米トランプ大統領と中国・習近平国家主席と の米中首脳会談。しかしその期間中、米国はシリアへの軍事攻撃を起こ し、さらに北朝鮮への攻撃についても示唆。その軍事行動について、中国 は事実上「容認」の態度を示しました。

この北朝鮮に対する態度の変容は何を意味するのでしょうか? 4月13日に 創刊された有料メルマガ『石平の中国深層ニュース』の著者で、中国出身 の評論家・石平(せきへい)さんは、中国の実態に迫る新創刊メルマガの 創刊号にて、先日の米中首脳会談から透けて見えた習政権の脆弱さと、中 国が「米国による北攻撃」を事実上「容認」した背景について分析してい ます。

◆米中首脳会談から見た習近平政権の脆弱さと今後の権力構造・その一

今月6日、7日で行われた米中首脳会談で、中国の習近平国家主席はトラン プ大統領に対し、「画期的」ともいうべき大きな譲歩を余儀なくされた。 それはすなわち、米国が行おうとする北朝鮮に対する軍事攻撃に対し、習 主席は実質上、それに対する容認の態度を示したことである。

3月配信の私のメルマガのサンプル号は、「米国が本気で北朝鮮に対する 軍事攻撃を考える際、一番心配しているのは中国の出方だ」との見方を示 したが、米中首脳会談を通じて、トランプ政権はすでにこの心配事を取り 除いた模様である。

首脳会談では、北朝鮮問題は大きなテーマとなったことは多くの報道から も確認されているが、ティラーソン米国務長官は会談終了後の記者会見 で、「もし、中国が米国と連携できないのなら、米国は独自に進路を決め る、と大統領は習氏に伝えた」と語ったことからすれば、トランプ大統領 は明確に、北朝鮮に対する単独の軍事攻撃も辞さない決意を習主席に示し たと思われる。しかも、トランプ政権はわざと、米中首脳会談開始の日 に、両首脳の夕食会の最中にシリアに対する軍事攻撃を実行したが、それ もまた、習主席に対する外交的圧力を強く意識したものであろう。

アメリカ側の働きかけに対し、習主席は一体どう反応したのか。会談が終 わって2日後の4月9日、ティラーソン米国務長官は実に重大な意味を持つ 発言を行なった。米CBS放送のFace The Nationという番組で、北朝鮮問題 と米中首脳会談について語った時、彼は次のような言葉を口にした。

「President Xi clearly understands, and I think agrees, that the situation has intensified and has reached a certain level of threat that action has to be taken.」

それを日本語に直訳すればこうなる。

「習主席ははっきりと分かっている。しかも同意していると思う。(北朝 鮮)情勢はすでに悪化して、行動をとるべき脅威のレベルに達していると」。

ティラーソン米国務長官がここでいう「とるべき行動」とは当然、今まで の経済制裁ではなく、軍事攻撃を含めた新たな「行動」を指していると理 解すべきであろう。これに対し、習主席は「はっきりとわかっているし、 しかも同意していると思う」とティラーソン米国務長官が明言したのであ る。つまり彼はここで、米国の行うかもしれない軍事攻撃に対し、中国の 習主席はすでに容認したと強く示唆したのである。

ティラーソン長官がそう語ったのと同日、米軍の空母打撃群が朝鮮半島に 向かって移動し始めたことが確認された。それは、トランプ政権の本気度 を示した行動であると同時に、米軍の行う軍事攻撃に対し中国の習近平政 権はもはや邪魔してこないことを、トランプ政権側がすでにある程度の確 信を得た、との証拠でもあろう。

◆まさに歴史的転換点だった、米中首脳会談での「譲歩」

今後、トランプ政権が実際に北朝鮮に対する軍事攻撃に踏み切るかどうか は別としては、少なくとも中国の出方に対し、アメリカはもはや心配しな くなったことは確実だ。習政権は米国に大きく譲歩したことはまず間違い ない。

しかしそれは中国にとって、まさに「画期的」ともいうべき大いなる譲歩 である。過去の長い歴史において、歴代の中華帝国はずっと朝鮮半島のこ とを自らの「勢力範囲」であるとの認識を持ち、それを守るために戦争を 起こすことも辞さなかった。

最後の王朝である清国はまさに朝鮮半島の権益を守るために日本との間で 日清戦争を戦って惨敗したが、今の中華人民共和国も成立早々、同じ理由 で朝鮮戦争に参戦して米軍と数年間の死闘を繰り返して百万人程度の死傷 者を出したことがある。

当時、米軍を中心とする国連軍が38度線を超えて北朝鮮領内に攻め込んだ 途端、中国軍はさっそく半島になだれ込んで参戦した。この歴史の経緯か らしても、北朝鮮に外国の軍事力が入ってくることを拒否することは中国 にとって重要な国家戦略であることが分かる。

朝鮮戦争の参戦を決めたのは当時の中国主席、毛沢東であるが、朝鮮戦争 以来直近に至るまで、中国共産党の歴代政権はこの国家戦略を守り続けて きた。この数年間、北朝鮮との関係が悪化したとしても、中国は一貫して 北朝鮮の延命に手を貸しつつ、朝鮮半島の現状維持に腐心して、中国と米 韓同盟との間のクッション的な役割を北朝鮮に託しているのである。

しかし、今になって習近平政権が北朝鮮に対する米国の軍事攻撃を容認す ることとなれば、それはまさに、中国が死守してきた重要な国家戦略の転 換であり、朝鮮半島に対する中国の地政学的権益と影響力を放棄すること にもなるのである。米軍が軍事攻撃に踏み切った場合、中国はそのまま座 して高みの見物でもすれば、北の体制が崩壊して朝鮮半島全体が米軍と米 韓同盟の支配下に置かれてしまう可能性は大だ。それだと中国は永久に、 朝鮮半島を失うのである。

こうしたことは百も承知のうえで、習近平政権は一体どうして、アメリカ へ北朝鮮攻撃に容認の態度をとったのか。ここでは2つの理由が考えられる。

◆習政権が米の北攻撃を「容認」した2つの理由

1つは、トランプ政権は発足前後から、台湾問題や南シナ海問題、そして 貿易不均衡の問題を持ち出して中国に対する攻勢を強めていたが、中国側 からすれば、台湾問題と南シナ海問題はまさに自国の「核心的利益」に関 わる問題で、絶対守らなければならないところである。

一方の貿易問題に関しても、もしトランプ政権が高い関税などの手段で中 国製品をアメリカ市場から締め出すような行動に出たら、それは輸出依存 型の中国経済に深刻な打撃を与える危険性はある。

こうした中で、上述の3つの問題でトランプ政権の矛先を交わして中国の 「核心的利益」と体制の土台である経済を守るために、習主席はアメリカ に足を運んでトランプ大統領との会談に臨んだわけだが、まさにそのため に習主席は結局、北朝鮮問題に関してトランプ政権の言い分を飲むしかな かったのではないか。つまり中国は、自国の「核心的利益」を米国に「尊 重」してもらうために、その交換条件として北朝鮮を差し出して、譲歩を 余儀なくされたわけである。

しかしそれにしても、中国の伝統的国家戦略と国家利益を一夜にして放棄 してしまう習主席の譲歩は、唐突にして拙速な感があろう。米軍による北 朝鮮の軍事攻撃にあっさりと「同意」したとなれば、おそらく中国国内と 政権の中から様々な反発を招くことにもなる。

こうしてみると、習主席の大いなる譲歩には、もう1つ、彼自身の政治的 思惑があったのではないかと考えられる。それはすなわち、今年秋に開催 予定の中国共産党党大会に向けての習主席自身の政治的スケジュールと、 それに関連する彼の政権戦略である。

2012年秋に習近平政権が発足して以来、習主席は一貫して政治権力を自ら の手に集中させ、彼自身を頂点とする独裁的権力構造の構築に腐心してき た。そのために彼は、「腐敗撲滅運動」の展開によって政敵を次から次へ と潰して党内の幹部たちを威嚇して自身への支持を強要する一方、党と国 の宣伝機関・メディアを総動員して「習近平崇拝」の雰囲気を醸し出し て、自らの権威樹立に躍起になっている。

その結果、今年3月の全人代で習氏は「党中央の核心」としての地位を確 立することに成功して、いわば「習近平独裁」へ一歩前進となったが、そ れはまだ完全なものであるとは言えない。自らの権力基盤を盤石のものと するためには、習氏は今年秋に開催予定の共産党第19回党大会において党 内各派閥を圧倒して人事や政策路線の面で「全党擁護」の形で「習近平独 裁体制」の確立を図らなければならない。しかしそこまでたどり着くのに は、依然としていくつかの不安要素がある。

◆習政権の権力基盤が盤石ではない、これだけの証拠

1つは彼の就任以来の経済衰退の加速化であり、習政権の経済政策に対す る不安が拡がっていることである。そしてもう1つはやはり、対アメリカ の外交問題である。習氏は国家主席になってから、以前のオバマ政権の下 でも、南シナ海問題などを巡って米中対立が高まり、米中関係は非常に不 安定になっていた。今のトランプ政権となると一時、トランプ大統領とそ の側近たちは南シナ海問題や貿易問題でオバマ政権以上の対中強硬姿勢を 示したり、長年のタブーを破って、中国にとって最も敏感な台湾問題を持 ち出して中国と大喧嘩する素振りまで見せた。

こうした中で習近平政権はずっと守りの姿勢で、アメリカの攻勢を交わす のに精一杯であったが、トウ小平の時代以来、対米外交はずっと、中国の 外交戦略の基軸として認識されていて、歴代指導者は例外なく、対米関係 を軌道に乗せて安定化させることによって初めて、自らの指導者としての 立場を確立できた。世界最強国のアメリカと対等に渡り合って中国の大国 としての地位とメンツと国益を守ることのできる指導者こそが、中国国内 では本物の指導者として認められているのである。

したがって、秋の党大会に向けての独裁体制づくりと強い指導者としての 自らの地位の確立のためには、習主席は1日も早く、トランプ政権との対 立や摩擦に終止符を打って、中国の大国としての地位をアメリカに認めて もらい、米国との「新型大国関係」の確立を急がなければならない状況な のである。

まさにそれが背景となって、習主席は中国長年の伝統をあっさりと放棄 し、米国の北朝鮮攻撃を容認するような姿勢を示したのであろう。言って 見れば彼は、自らの独裁体制の確立のために、もう一人の独裁者の金正恩 氏を見殺しにすることにした、ということである。

しかし、習近平氏はそこまでしてトランプ政権に迎合して、国内における 自らの権力基盤の強化と独裁体制の確立を急がなければならないというこ とは、それは逆を返すと、共産党政権内における習近平氏自身の権力基盤 は依然として脆弱なものであることの証拠であり、彼が本物の独裁者にな るには依然として多くの困難があることを意味している。国内の政治にお いて、習氏は依然として「弱い指導者」であるからこそ、外交上の失敗を 避けて、逆に外交上の得点を持って自らの権威樹立に努めなければならな いのである。

実際、米中首脳会談に関する中国国内の報道を見ると、北朝鮮問題が会談 の焦点となったことも、習氏が北朝鮮問題で米国に譲歩したことなども一 切報道されず、習氏の米国訪問は米中間の「新型大国関係」の樹立を大き く前進させた「歴史的大成功である」との宣伝一色となっているが、それ はまた、習氏が、対米外交の実績を欲しがっている何よりの証拠であろう。

しかしそれでも、秋の党大会開催に向けて、習氏の独裁体制の確立を邪魔 する要素は依然として存在しており、党大会後の最高指導部人事や権力構 造は彼の思惑通りになるとは限らない。実はこのことは、先日の習近平氏 訪米の際、中国側の代表団の布陣からも見えてきているが、これに関する 分析は次回のメルマガに譲る。

『石平の中国深層ニュース』sekihei
著者/石 平(記事一覧/メルマガ)
毎月2回、執筆者独自のルートと手法を用いて中国の政治・経済・外交な どの動きにかんする情報分析を徹底的に行ない、その深層を掘り下げて記 事にまとめて配信する。 目の離せない中国問題に関する情報分析をより 早くより深く提供するのが本メルマガの役割である。 中国関連で重大な 出来事や突発事件が発生した際は号外記事を発行する。
【Mag^2 News】 2017.04.14  〔情報収録 − 坂元 誠〕


 ◎屈辱の容認。なぜ中国は北朝鮮をあっさり捨てたのか?− 『石平の中 国深層ニュース』

4月6日から7日に行われた、米トランプ大統領と中国・習近平国家主席と の米中首脳会談。しかしその期間中、米国はシリアへの軍事攻撃を起こ し、さらに北朝鮮への攻撃についても示唆。

その軍事行動について、中国は事実上「容認」の態度を示しました。この 北朝鮮に対する態度の変容は何を意味するのでしょうか? 4月13日に創刊 された有料メルマガ『石平の中国深層ニュース』の著者で、中国出身の評 論家・石平(せきへい)さんは、中国の実態に迫る新創刊メルマガの創刊 号にて、先日の米中首脳会談から透けて見えた習政権の脆弱さと、中国が 「米国による北攻撃」を事実上「容認」した背景について分析しています。

◆米中首脳会談から見た習近平政権の脆弱さと今後の権力構造・その一

 今月6日、7日で行われた米中首脳会談で、中国の習近平国家主席はトラ ンプ大統領に対し、「画期的」ともいうべき大きな譲歩を余儀なくされ た。それはすなわち、米国が行おうとする北朝鮮に対する軍事攻撃に対 し、習主席は実質上、それに対する容認の態度を示したことである。

 3月配信の私のメルマガのサンプル号は、「米国が本気で北朝鮮に対す る軍事攻撃を考える際、一番心配しているのは中国の出方だ」との見方を 示したが、米中首脳会談を通じて、トランプ政権はすでにこの心配事を取 り除いた模様である。

 首脳会談では、北朝鮮問題は大きなテーマとなったことは多くの報道か らも確認されているが、ティラーソン米国務長官は会談終了後の記者会見 で、「もし、中国が米国と連携できないのなら、米国は独自に進路を決め る、と大統領は習氏に伝えた」と語ったことからすれば、トランプ大統領 は明確に、北朝鮮に対する単独の軍事攻撃も辞さない決意を習主席に示し たと思われる。しかも、トランプ政権はわざと、米中首脳会談開始の日 に、両首脳の夕食会の最中にシリアに対する軍事攻撃を実行したが、それ もまた、習主席に対する外交的圧力を強く意識したものであろう。

 アメリカ側の働きかけに対し、習主席は一体どう反応したのか。会談が 終わって2日後の4月9日、ティラーソン米国務長官は実に重大な意味を持 つ発言を行なった。米CBS放送のFace The Nationという番組で、北朝鮮問 題と米中首脳会談について語った時、彼は次のような言葉を口にした。

「President Xi clearly understands, and I think agrees, that the situation has intensified and has reached a certain level of threat that action has to be taken.」

それを日本語に直訳すればこうなる。

「習主席ははっきりと分かっている。しかも同意していると思う。(北 朝 鮮)情勢はすでに悪化して、行動をとるべき脅威のレベルに達している と」。

ティラーソン米国務長官がここでいう「とるべき行動」とは当然、今ま での経済制裁ではなく、軍事攻撃を含めた新たな「行動」を指していると 理解すべきであろう。これに対し、習主席は「はっきりとわかっている し、しかも同意していると思う」とティラーソン米国務長官が明言したの である。つまり彼はここで、米国の行うかもしれない軍事攻撃に対し、中 国の習主席はすでに容認したと強く示唆したのである。

ティラーソン長官がそう語ったのと同日、米軍の空母打撃群が 朝鮮半島 に向かって移動し始めたことが確認された。それは、トランプ政 権の本 気度を示した行動であると同時に、米軍の行う軍事攻撃に対し中国 の習 近平政権はもはや邪魔してこないことを、トランプ政権側がすでにあ る 程度の確信を得た、との証拠でもあろう。

◆まさに歴史的転換点だった、米中首脳会談での「譲歩」

今後、トランプ政権が実際に北朝鮮に対する軍事攻撃に踏み切るかどう かは別としては、少なくとも中国の出方に対し、アメリカはもはや心配し なくなったことは確実だ。習政権は米国に大きく譲歩したことはまず間違 いない。

しかしそれは中国にとって、まさに「画期的」ともいうべき大いなる譲 歩である。過去の長い歴史において、歴代の中華帝国はずっと朝鮮半島の ことを自らの「勢力範囲」であるとの認識を持ち、それを守るために戦争 を起こすことも辞さなかった。最後の王朝である清国はまさに朝鮮半島の 権益を守るために日本との間で日清戦争を戦って惨敗したが、今の中華人 民共和国も成立早々、同じ理由で朝鮮戦争に参戦して米軍と数年間の死闘 を繰り返して百万人程度の死傷者を出したことがある。

当時、米軍を中心とする国連軍が38度線を超えて北朝鮮領内に攻め込ん だ途端、中国軍はさっそく半島になだれ込んで参戦した。この歴史の経緯 からしても、北朝鮮に外国の軍事力が入ってくることを拒否することは中 国にとって重要な国家戦略であることが分かる。

朝鮮戦争の参戦を決めたのは当時の中国主席、毛沢東であるが、朝鮮戦 争以来直近に至るまで、中国共産党の歴代政権はこの国家戦略を守り続け てきた。この数年間、北朝鮮との関係が悪化したとしても、中国は一貫し て北朝鮮の延命に手を貸しつつ、朝鮮半島の現状維持に腐心して、中国と 米韓同盟との間のクッション的な役割を北朝鮮に託しているのである。

しかし、今になって習近平政権が北朝鮮に対する米国の軍事攻撃を容認 することとなれば、それはまさに、中国が死守してきた重要な国家戦略の 転換であり、朝鮮半島に対する中国の地政学的権益と影響力を放棄するこ とにもなるのである。米軍が軍事攻撃に踏み切った場合、中国はそのまま 座して高みの見物でもすれば、北の体制が崩壊して朝鮮半島全体が米軍と 米韓同盟の支配下に置かれてしまう可能性は大だ。それだと中国は永久 に、朝鮮半島を失うのである。

こうしたことは百も承知のうえで、習近平政権は一体どうして、アメリ カへ北朝鮮攻撃に容認の態度をとったのか。ここでは2つの理由が考えら れる。

◆習政権が米の北攻撃を「容認」した2つの理由

1つは、トランプ政権は発足前後から、台湾問題や南シナ海問題、そし て 貿易不均衡の問題を持ち出して中国に対する攻勢を強めていたが、中国 側からすれば、台湾問題と南シナ海問題はまさに自国の「核心的利益」に 関わる問題で、絶対守らなければならないところである。一方の貿易問題 に関しても、もしトランプ政権が高い関税などの手段で中国製品をアメリ カ市場から締め出すような行動に出たら、それは輸出依存型の中国経済に 深刻な打撃を与える危険性はある。

こうした中で、上述の3つの問題でトランプ政権の矛先を交わして中国 の 「核心的利益」と体制の土台である経済を守るために、習主席はアメリ カに足を運んでトランプ大統領との会談に臨んだわけだが、まさにそのた めに習主席は結局、北朝鮮問題に関してトランプ政権の言い分を飲むしか なかったのではないか。つまり中国は、自国の「核心的利益」を米国に 「尊重」してもらうために、その交換条件として北朝鮮を差し出して、譲 歩を余儀なくされたわけである。

しかしそれにしても、中国の伝統的国家戦略と国家利益を一夜にして放 棄してしまう習主席の譲歩は、唐突にして拙速な感があろう。米軍による 北朝鮮の軍事攻撃にあっさりと「同意」したとなれば、おそらく中国国内 と政権の中から様々な反発を招くことにもなる。

こうしてみると、習主席の大いなる譲歩には、もう1つ、彼自身の政治 的 思惑があったのではないかと考えられる。それはすなわち、今年秋に開 催予定の中国共産党党大会に向けての習主席自身の政治的スケジュール と、それに関連する彼の政権戦略である。

2012年秋に習近平政権が発足して以来、習主席は一貫して政治権力を自 らの手に集中させ、彼自身を頂点とする独裁的権力構造の構築に腐心して きた。そのために彼は、「腐敗撲滅運動」の展開によって政敵を次から次 へと潰して党内の幹部たちを威嚇して自身への支持を強要する一方、党と 国の宣伝機関・メディアを総動員して「習近平崇拝」の雰囲気を醸し出し て、自らの権威樹立に躍起になっている。

その結果、今年3月の全人代で習氏は「党中央の核心」としての地位を 確 立することに成功して、いわば「習近平独裁」へ一歩前進となったが、 それはまだ完全なものであるとは言えない。自らの権力基盤を盤石のもの とするためには、習氏は今年秋に開催予定の共産党第19回党大会において 党内各派閥を圧倒して人事や政策路線の面で「全党擁護」の形で「習近平 独裁体制」の確立を図らなければならない。しかしそこまでたどり着くの には、依然としていくつかの不安要素がある。

◆習政権の権力基盤が盤石ではない、これだけの証拠

1つは彼の就任以来の経済衰退の加速化であり、習政権の経済政策に対 す る不安が拡がっていることである。もう1つはやはり、対アメリ カの外交 問題である。習氏は国家主席になってから、以前のオバマ政権の 下で も、南シナ海問題などを巡って米中対立が高まり、米中関係は非常に 不 安定になっていた。今のトランプ政権となると一時、トランプ大統領と その側近たちは南シナ海問題や貿易問題でオバマ政権以上の対中強硬姿勢 を示したり、長年のタブーを破って、中国にとって最も敏感な台湾問題を 持ち出して中国と大喧嘩する素振りまで見せた。

 こうした中で習近平政権はずっと守りの姿勢で、アメリカの攻勢を交わ すのに精一杯であったが、トウ小平の時代以来、対米外交はずっと、中国 の外交戦略の基軸として認識されていて、歴代指導者は例外なく、対米関 係を軌道に乗せて安定化させることによって初めて、自らの指導者として の立場を確立できた。世界最強国のアメリカと対等に渡り合って中国の大 国としての地位とメンツと国益を守ることのできる指導者こそが、中国国 内では本物の指導者として認められているのである。

したがって、秋の党大会に向けての独裁体制づくりと強い指導者として の自らの地位の確立のためには、習主席は1日も早く、トランプ政権との 対立や摩擦に終止符を打って、中国の大国としての地位をアメリカに認め てもらい、米国との「新型大国関係」の確立を急がなければならない状況 なのである。

まさにそれが背景となって、習主席は中国長年の伝統をあっさりと放棄 し、米国の北朝鮮攻撃を容認するような姿勢を示したのであろう。言って 見れば彼は、自らの独裁体制の確立のために、もう一人の独裁者の金正恩 氏を見殺しにすることにした、ということである。

しかし、習近平氏はそこまでしてトランプ政権に迎合して、国内におけ る自らの権力基盤の強化と独裁体制の確立を急がなければならないという ことは、それは逆を返すと、共産党政権内における習近平氏自身の権力基 盤は依然として脆弱なものであることの証拠であり、彼が本物の独裁者に なるには依然として多くの困難があることを意味している。国内の政治に おいて、習氏は依然として「弱い指導者」であるからこそ、外交上の失敗 を避けて、逆に外交上の得点を持って自らの権威樹立に努めなければなら ないのである。

実際、米中首脳会談に関する中国国内の報道を見ると、北朝鮮問題が会 談の焦点となったことも、習氏が北朝鮮問題で米国に譲歩したことなども 一切報道されず、習氏の米国訪問は米中間の「新型大国関係」の樹立を大 きく前進させた「歴史的大成功である」との宣伝一色となっているが、そ れはまた、習氏が、対米外交の実績を欲しがっている何よりの証拠であろう。

しかしそれでも、秋の党大会開催に向けて、習氏の独裁体制の確立を邪 魔する要素は依然として存在しており、党大会後の最高指導部人事や権力 構造は彼の思惑通りになるとは限らない。実はこのことは、先日の習近平 氏訪米の際、中国側の代表団の布陣からも見えてきているが、これに関す る分析は次回のメルマガに譲る。

『石平の中国深層ニュース』sekihei
著者/石 平(記事一覧/メルマガ)
毎月二回、執筆者独自のルートと手法を用いて中国の政治・経済・外交な どの動きにかんする情報分析を徹底的に行ない、その深層を掘り下げて記 事にまとめて配信する。 目の離せない中国問題に関する情報分析をより 早くより深く提供するのが本メルマガの役割である。 中国関連で重大な 出来事や突発事件が発生した際は号外記事を発行する。
【Mag^2 News】 2017.04.14  〔情報収録 − 坂元 誠〕



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読 者 の 声       
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 1)ジェネリック医薬品(generic drug):前田正晶

13日の元大手製紙会社の幹部の方々との懇談の中での話題の一つにこの 「ジェネリック」があった。奥方が薬剤師であるTM氏は「家内は勧めてい る」と言われた。

私はこれが何であるかは大体のことは承知していたが、識者やマスコミ論 調に肯定的と否定的と両方あるので、あまり積極的にこれに変えようとま では考えていなかった。

確かに沢井製薬などは積極的にテレビCMを打っているので意味があるのか な程度には考えていた。

これまでにも調剤薬局で「この処方箋にある薬はそもそもジェネリックな ので、そうではない元々のもので良いでしょうか」と言われたこともあっ たが、値段のことは考えても見なかった。

ところが、先月循環器科で60日分処方された処方箋を見たかかりつけの調 剤薬局の薬剤師さんが「ジェネリックを禁じるところに印が付いていませ んから」と言われて、可能なものを切り替えて貰った。

するとどうだろう、これまでは¥4,680だったものが¥2,900になってまっ たのだった。

その回顧談をTM氏にしてみると、「それほどの差が出てくるのだ。即ち、 毎年のように高齢者の医療費負担の額が増えていく一方であれば、ジェネ リックを採用する患者が増えればかなり減少されることになるの」との意 見が出てきた。

そこで暫く高齢者同士で病気と薬の話になったのだが、果たしてジェネ リックが安心なのかという疑問も出た。

何れにせよ、広辞苑にも「先発医薬品の特許期間あるいは再審査期間が過 ぎてから開発された、同じ成分を含む薬品。開発費用が少なく承認審査も 簡単なので、薬価を低く抑えることができる。

後発医薬品」とあるように安全であるかのようであるという話にもなっ た。同時に、国家予算の支出が節減出来るのであれば、推奨されることも
理解出来るし、転向してみることに意義があるかという話にもなった。

だが、私には処方された薬が「先発医薬品」なのか「後発医薬品」なのか 患者には分からない点が問題かとも思う。だが、38%も減額になるのは後 期高齢者にとっては非常に経済的であるのは間違いないのだ。しかも、そ れが国家の財政に貢献するのだったらなお結構ではないか。


 2)Englishではこう言う言い方がある:前田正晶

“I’m afraid that Japan’s dependence on the imported oil is a little toohigh.

解説)「我が国の石油の輸入への依存度が高過ぎるのが一寸心配だ」とで も訳しておくか。依存度が”dependence”なのだが、この言葉の前に”in”を 付けると「独立」になってしまうのが面白いか。勿論、元になっているの が”depend”で動詞である。

“It depends.”

解説)非常に曲者的な表現である。先ず「一概には言えない」という意味 で使えるし、一寸一言”all”でも加えて”It all depends.”としても「時と 場合による」という意味になる。しかも、本来は「時と場合による」は Englishではこうなっているのにも拘わらず、カタカナ語では誰が間違え たのか「ケースバイケース」になってしまった。”case by case”は「1件 毎に」と訳すべきものであって、完全な言葉の誤用である。もしも英語で 会話される時には十分にご注意を。

“May I ask you if you have any dependent?”

解説)「貴方には扶養家族がおられますか」だが、英語圏の文化ではこの ような個人的なことをいきなり尋ねるのは非礼だとされていると知るべし。

だからこそ”May Iから入っていったのだ。なお、”dependent”はアメリカ 語で、UKでは”dependant”というようだ。

“I can hardly wait to visit Japan and see my good friends again.”

解説)「日本を再び訪れて良き友たちと再会するのを待ちきれない」とで もいえば良いか。”hardly”は結構使い方が難しい言葉で、”It was hardly a negotiation.”などというように使えば「とても交渉と言えるようなも のではなかった」という意味になる。ジーニアス英和には「準否定語」と なっていた。通常”can(could) hardly“のように否定的に使われている。

“Can I have a cup of ice coffee, please?”

解説)「アイスコーヒーを下さい」と注文したかのようだが、言葉の誤用 というか、間違ったカタカナ語を使ってしまったことが困るのだ。先ほど カタカナ語の誤りを取り上げたので、ここでも続けてみた。それは「アイ スコーヒー」は英語では”icedcoffee”と言うべきだと言うこと。因みに、 アメリカの球場では「冷たいビール」を”ice cold beer”と言って売りに 来る。

“May I advise you that you are overdrinking yourself. It does not do anygood to your health.”

解説)「気を悪くされるかも知れないが、貴方は飲み過ぎだと申し上げた い。健康上有害でしょう」とでもすれば良いか。「余計なお世話だ」 (=”None of yourbusiness.”)と言い返されそうだ。ここでの肝は”do (does) not do any good”なのだ。”It may do some good to me.”などの ようにも使えるから。

“They could have done without it.”

解説)実は現実には”it”のところは「喧しいバンド演奏」だったのだが、 こう言った人はそのバンドを指さして私に語りかけてきたのだった。実話 である。

ある会合で主催者が気を利かしたつもりかフルバンドを呼んできて演奏さ せたのだった。その音楽は結構だったが会場のPAが悪くてお互いに会話が できない状態で迷惑かと思っていると、隣にいた見ず知らずの人にこう話 しかけられて、速効で賛成したのだった。”do without”は将に「〜無しで 済ます」という意味だ。




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身 辺 雑 記
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東京湾岸は16日も朝から晴天,爽快。

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