政治・経済

頂門の一針

急所をおさえながら長閑(のどか)な気分になれる電子雑誌。扱う物は政治、経済、社会、放送、出版、医療それに時々はお叱りを受けること必定のネタも。

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頂門の一針4317号

2017/04/06


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  わたなべ りやうじらうのメイル・マガジン「頂門の一針」4317号
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        2017(平成29)年4月6日(木)

7日号は都合により休刊です。



     日本古来の家族の美風を破壊している:加瀬英明

            日弁連のご都合主義:阿比留瑠比

     「農奴」と違った江戸時代の「農民」:MoMotarou
                         
                       話 の 福 袋
                     読 者 の 声
                     身 辺 雑 記


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第4317号
                             発行周期 不定期(原則毎日発行)
             
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日本古来の家族の美風を破壊している
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             加瀬 英明


現憲法は、日本古来の家族の美風を破壊している

現行の日本国憲法は、読めば読むほど、おかしい。

家族が社会と国家をつくっている、もっとも基本的な単位であることに は、誰も異論がないと思う。

「いや、そんなことありません。夫婦が社会のもっとも基本的な単位です よ」と、誰かが反論したとすれば、読者は「夫婦のほうが家族よりも、大 切なんですか?」といって、その人物を奇異な目で見るにちがいない。

私たち日本人は2000年以上も、家族を何よりも大切にしてきた。夫婦は家 族の一部だった。

 だが、日本国憲法では第24条が家族について、次のように規定してい る。この他に現行憲法に、家族を取りあげている条項はない。

 「第24条【家族生活における個人の尊厳と両性の平等】
 ?婚姻は、両性の合意のみに基いて成立し、夫婦が同等の権利を有する ことを基本として、相互の協力により、維持されなければならない。

 ?配偶者の選択、財産権、相続、住居の選定、離婚並びに婚姻及び家族 に関するその他の事項に関しては、法律は、個人の尊厳と両性の本質的平 等に立脚して、制定されなければならない。」

 この条項は、「家族生活における個人の尊厳と両性の平等」と、題され ている。睦みあう家族のあいだで、「個人の尊厳」が求められるというの は、寒々しい。日本の家族の姿になじまない。

 「婚姻は、両性の合意のみに基いて成立」すると定めているが、親や兄 弟の意見を求める必要がないと、説いている。「両性の合意のみに基い て」と述べているが、「両性の合意」のあとに「のみ」が入っているの は、祖父母、親兄弟が、孫、子、兄弟姉妹の婚姻について、干渉してはな らないとしか読めない。

 この条項は、日本古来の伝統となってきた美風である家族制度を、破壊 するものである。アメリカは日本兵が南や北の海の孤島において玉砕する まで、勇敢に戦ったのが、愛国心と家族愛から発していたことに震えあ がって、日本人を家族から切り離して、個人主義を植えつけようとはかった。

 ドナルド・キーン博士は日本文学の優れた研究者、訳者として、文化勲 章を受章しているが、日本に帰化した。私はアメリカに留学した時から、 親しくさせてもらってきた。

 キーン博士は先の大戦中、語学将校として日本兵捕虜の訊問や、戦死者 から日記などを回収して、情報蒐集にあたった。

 キーン博士は著書で、「ガダルカナルを餓島と呼んだ日本軍の兵士たち の耐えた困苦は、圧倒的な感動を呼び起した。アメリカ軍の兵士の手紙に は何の理想もなく、ただ元の生活に戻りたいとだけ書かれていた」

「大義のために滅私奉公する日本人と、帰郷以外のことにはまったく関心 を持たない大部分のアメリカ人。日本の兵に対しては賛嘆を禁じえなかっ た。そして結局、日本人こそ勝利に値するのではないかと信じるように なった」(『日本との出会い』学生社)と、述べている。

 ?では、何とおぞましいことに、「離婚並びに婚姻」といって、離婚が 結婚よりも先にでてくる。

 こんな憲法は一日も早く捨てよう。



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日弁連のご都合主義
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    阿比留 瑠比

意見が異なる相手の人権には背を向ける日弁連のご都合主義

手前みそのようだが、本紙東西両社会部による連載記事「戦後72年 弁護 士会第1部政治闘争に走る『法曹』」が面白い。日本弁護士連合会 (日 弁連)のあからさまな政治的な偏向と活動家的体質に対する指摘が、 筆 者の積年の問題意識と重なるからである。

3年前に福岡市在住の産婦人科医、天児都(あまこ・くに)さんを取材 した際、こんな弁護士の背信行為について聞いた。

天児さんは父で同じく産婦人科医だった麻生徹男氏が、陸軍軍医少尉と して中国戦線で慰安婦の検診を行っていたことから、自身も慰安婦問題に 関し調査、研究をしてきた。

ある時、オーストラリア人ジャーナリスト、ジョージ・ヒックスの著書 『慰安婦』を読むと、父について「慰安所の提唱者」などとデタラメな記 述が目立った。さらに、父が撮った写真を無断掲載していたため、抗議の 手紙を出したがなしのつぶてだった。

そこで天児さんが法的手段に訴えることを考えて弁護士に相談したとこ ろ、次のような理由で断られた。

「日弁連は、あなたと慰安婦問題に関する立場が違うから弁護できない」

歴史観や政治的主張が相いれない人の弁護は、やらないというのであ る。日頃から人権擁護を高らかに掲げ、被害者の味方顔をしながら、意見 や見方が異なる相手の人権には途端に鈍感となるご都合主義が、左派メ ディアに似ている。

こうした異様な日本の現状について、米カリフォルニア州弁護士のケン ト・ギルバート氏はこう述べる。

「日弁連の実際の運営は左寄りの人が牛耳り、もはや政治団体に陥ってい る。何が異常かと言うと、日本の司法制度の中に日本をおとしめる団体が あり、国連で日本をおとしめる活動をしていることだ」

日弁連は現在、組織犯罪処罰法改正案(テロ等準備罪法案)の廃案に向け て、全力で取り組む方針なのだそうだ。現場の弁護士らが気の毒である。 (論説委員兼政治部編集委員)
 産経ニュース【阿比留瑠比の極言御免】2017.4.6


     
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「農奴」と違った江戸時代の「農民」
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            MoMotarou


欧州の「農奴」と違った江戸時代の「農民」

この意識(西洋優越)を根底から挫くために本書を書いた。同時に日本の 歴史水準に対する再認識を迫るためである。ーー『驕れる白人と闘うため の日本近代史』 松原久子著

                 ☆彡

 <鎖国日本には革命も戦争もなかった。250年の平和を保ちつつ、欧米 とは正反対の立地条件のもと、正反対の思想に基づいて高度な知的水準を もった文明を築いていた。>(同書)

■「便利」と「正邪」

進歩主義的考えに浸ってしますと、古いものは悪かったという自虐的な考 えに染まっていくような気がします。明治は古い封建的な江戸時代より 「全部良い」という考え方もある。

「西洋」は「アジア」より優れている、白人は有色人種より“凄い!”とい う考え方もある。恐らく前の戦争に敗れてから、更に激しくなってきたの でしょう。所謂占領政策に寄って。英国首相のチャーチルが米国の占領政 策を見て「百年は影響が残るだろう」と言ったそうです。

■「勝った方が正しく、負けた方は邪(よこしま)」

ウエストファリア条約(1648)でしたか、「戦勝国は敗戦国の憲法を変え てはならない」という規定があったとか。それならGHQマッカーサー等の やったことはこの規定に反する事になります。しかし、この条約などが、 所謂「白人」間だけに適用するとすれば、有色人種である日本は「適用 外」となります。なるほど!

そこら辺を鋭く突いているのが『驕れる白人と闘うための日本近代史(松 原久子著)』でしょう。昭和天皇が最初の記者会見で述べた「戦争の原 因」も人種問題に触れられました。

■欧米と組んだ「シナ・朝鮮」

ところで「江戸の日本」は「その他世界」から見て「悪」であり「遅れ て」いたのでしょうか。ここら辺が最近私が疑問に思ってきたことであり ます。「人種的偏見」の点から見れば有色人種である日本人は常に「下位 に」置かれます。また中華思想の点から見れば、我が国はシナや朝鮮の 「属国的周辺国」になります。 

 ”日本を見下す”という点から考えれば、中国朝鮮と白人社会は共闘でき るのであります。先の戦争で、シナの蒋介石や毛沢東が「欧米」に付いて 日本と“敵対”したのも納得できます。

誤算は、負けた我が国が“何故か”彼らを凌(しの)いで、所謂「大国」に “再び”なったかという事でしょう。「アヘン戦争」でコテンパンにやられ たシナは白人との「一戦」には戸惑いがある。この心理は現代でも生きて いる。

■地球が逆回転し出した日1853 其の9日目

「農奴」の欧州・「農民」の日本 (2)

(転載 長文失礼)『驕れる白人と闘うための日本近代史』 松原久子著 より タイトルは小生

<<それでは、鎖国時代の日本の農民の状況はどうだったのだろうか。

 彼らもまた、数からいえば日本社会の最大の集団であった。3000万の人 間を養う食糧を確保するためには、多くの人手が必要であった。日本の農 民も当然村に住み、田畑を耕した。ここまではヨーロッパの農民と同じで ある。

◆「農民」の地位・身分

しかし日本の農民は、庄屋や地主の横暴の犠牲になる心配はほとんどな かった。それどころか、彼らは自立していたのである。これはヨーロッパ の農民には生涯体験できなかったことである。

大切な食糧の生産者である農民には、日本では確固たる地位が与えられて いた。当時の日本の社会は、士農工商という四つの階級に分かれていた が、農民は武士に次いで2番目の地位にあったのである。

◆丁髷(ちょんまげ)だが自立した村落共同体

日本のいたるところに自立した村落共同体が作られた。どの村にも議会で ある「寄り合い」があった。寄り合いでは、メンバーの中から代表者一人 と、二人の委員が選ばれた。彼らの役目は対外的に村を代表することだった。

特に年貢、つまり納税の問題について、村の人々の意見を代弁するのが彼 らの任務であった。税の額は、米で計算され、脱穀し俵に詰めた米が納め られた。これは村ごとに毎年異なり、作柄に応じ、収穫を基準にして定め たので、同じ領内の隣り合わせた村でも異なり、年々の豊作凶作により加 減された。

◆最大限の公正を期した「税体系の整備」

税の問題はどの社会においても核心的な問題である。国には行政という仕 事があり、それを遂行していくために、税といったものが必要であるとい うことは、どの社会でも、原則的には納得している。しかしその税の額が いつも厳しい対決の火種となる。国が要求する額と住民が納得のいく額と を調停することは決して容易なことではない。

日本では、最大限の公正を期した税体系の整備が試みられた。土地の地 味、日光の当たり具合、灌漑の効率などを考慮して全ての水田が測量され た。米による納税額の査定基準の公正と公平が保たれるよう知恵がしぼら れた。

◆協議の対照だった「税額」

ここで特に強調したい重要なことがある。それは日本では、税の額は決し て農民の頭越しにお上によって一方的に決定されたのではない、というこ とである。納税額を決める際に、農民は村の代表者を通して協議・決定に 参加する権利を持っていたのである。

このあたりのことを、私は児玉幸多氏の『近世農民生活史 新稿版』(一 九五七年 吉川弘文館刊)および大石憤三郎氏の『近世村落の構造と家制 度』〈一九六八年 御茶の水書房刊)から学んだのだが、日本の全住民を 養っていくために必要な米は一年に大体600万トンであった。

                ☆彡

戦後GHQによってやられた「洗脳」や日本人によって成された「東京裁判 史観」の定着。欧米化した日本人の「脳」には、欧米人向けに書かれた本 の方が、“思い込みの壁”を乗り越えやすいかも知れない。

『驕れる白人と闘うための日本近代史』の著者松原久子さんは現在八十才 代(米国在住)と思われます。お生まれは京都の織田信長公を祭った神 社。この情熱的活動もその影響があるのでしょう。原著の副題は「真実と 挑戦」(書名は『宇宙船日本』1989 ドイツ語)であります。インター ネットが発達した現代、回線を使って何とかお声を聴きたいですね。チャ ネル桜かDHCシアター辺りには挑戦して欲しい。

<<欧米人の優越感を覆すためにドイツ語で出版された本書が、今度は日 本人の劣等感を打ち破るために日本語に翻訳された。(後書より)>>


   
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話 の 福 袋
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読 者 の 声
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 1)トランプ・習近平会談と文在寅氏が次期韓国大統領に:前田正晶

この韓国最大野党の代表者が今や朴大統領の後を継いで新大統領となる最大の有力候補だと報じられている。文氏は「親北反日」だとも我が国では繰り返し道されている。彼は当選の暁には「アメリカよりも北(DPRK)の金正恩に挨拶の行く」とまで言ったとか。

5日には、翌日のトランプ大統領と習近平の初の首脳会談を控えて、DPRKは予想通りと言うか何と言うべきか、ミサイルを発射したと大騒ぎである。

金正恩というかDPRKに対してはこれまでも繰り返してUNのSecurity Counselの制裁決議などが発せられているが、当然のことながら「糠に釘」というか完全に無視されていたではないか。

だからこそ、トランプ大統領はフィナンシャルタイムスのインタビューで「中国がやラナイのであればアメリカが」と言ったばかりだ。そこに、この十分に予測されたミサイル発射だった。私は何度もトランプ大統領がやることは”unpredictable”だと指摘してきたが、事ここまでに及べば、何となくどころではなく”predictable”かとすら感じられるのは、誠に空恐ろしい事態ではないのか。

これらの一連のニュースを見ていた家人は言った。「韓国の人たちは不思議だ。親北反日の人物を大統領に選ぶということは、アメリカとの同盟関係も捨てて、自分たちよりも遙かに貧乏で食べ物もろくにないと言われているDPRKと一緒になる気かも知れないのだ。もしもなってしまったら、何の得があるのかと考えたことがないのか」のように。

これだけではなく「この時期にまたミサイルを撃ってしまえばアメリカは本当に北を叩くのだろうかと心配になる。そんなことをされれば、彼らは苦し紛れに日本の米軍の基地にもミサイルを撃ってくるかも知れない。それが外れれば東京にも落ちはしないかと思ってしまう」とも言った。

まー、そんなところだろうが、その時期にあってもマスメディアは、ヤレ百条委員会がどうしたの、野党は記者会見で感情を爆発させた今村雅弘復興大臣(69歳、東大卒、初入閣)を野党が絶好のチャンスと捉えて国会で追及するだろうなどと暢気なことを言っている始末だ。

一万歩譲って考えれば「我々が海外情勢を的確に伝えては、国民を不安に陥れるだろう」と配慮でもしたのかと考えている。

家人の言ったことを更に引き延ばせば、西ドイツが東西統一を達成した後では一時的にドイツ全体の経済が著しく停滞したという絶好の(悪しき)先例があった。

韓国にはアメリカ留学を経験しMBAを取得した多くの富裕層というか大中小の財閥の子弟が数多くいるはずだ。彼らが西ドイツの先例を知らぬはずはない。だが、想像を逞しくすれば、そういう連中は既に安住の地であるアメリカに渡ってしまったか、その準備を終えているのかも知れない。

6日から始まるトランプ大統領と習近平との会談は、十分に神経を集中して見守るべきものだろうと思う。習近平はDPRKを如何に処置するかにも大いなる興味も関心があるが、朴大統領が一時あれほど接近した中国との関係は、THAADの韓国配備を巡って中国側が敢えて悪化させているかに見える。これらの諸点も見物である。




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身 辺 雑 記
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6日は、茨城県鹿嶋市にある、家人の先祖代々の墓に詣でる。ために7日号の編纂時間がありませんので7日号は休刊とさせていただきます。御寛恕を願います。








読者:5531人。

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-- 渡部 亮次郎 <ryochan@polk

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最終発行日:  
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