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頂門の一針4285 号  2017・3・5(日)

発行日:3/5




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  わたなべ りやうじらうのメイル・マガジン「頂門の一針」4285号
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        2017(平成29)年3月 5(日)



          人事の季節 悲あり喜あり:真鍋峰松

  左派勢力主導で進む韓国大統領の弾劾裁判:櫻井よしこ

       全米で中国への懐疑ムード拡がる:宮崎正弘

             患者自己注射物語:渡部亮次郎             
                       話 の 福 袋
                     読 者 の 声
                     身 辺 雑 記


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第4285号
                             発行周期 不定期(原則毎日発行)
             
               御意見・御感想は:
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    ブログアドレスは http://chomon-ryojiro.iza.ne.jp/blog/





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人事の季節 悲あり喜あり
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      真鍋 峰松

この季節、いずれの組織・団体においても定期の人事異動が行なわれる。  様々な噂・憶測が飛び交い、当事者はそれに一喜一憂するというのは毎 年のことである。

だが、人の噂話ほど当てにならないものはない。人事異動は悲喜こもご も。 何千、何万という人間を抱える大きな組織に限らず、仮令、もっと 小規模な組織でも、皆が満足し幸せを感じる異動など100%あり得ない。
 
当人にとって、特に昇格を控えた時期であれば、より「そわそわ度」は高 くなる。 異動先によっては家族ともども引っ越しという事態ともなるの で大変だ。 だが、その結果は最後まで判らない。

その人事異動。 問題は、大抵の場合、自己評価と、他人とりわけ上司の 評価とのギャップが大きいことである。 自己評価の高い人間ほど客観的 評価との落差を思い知ることになる。 ただ、この客観的評価自体にも問 題が潜む場合が多い。
 
昨今、どこの組織においても幾つかの評価項目を定め評点化している場合 が殆どであるが、そもそも人間の適性・才能を評価する側の人間にしっか りした能力があれば良いのだが。 それより自分の部下の能力・成績も指 導次第でどうにかなるのだ、という自信を持った上司こそが望ましい。
 
正直、私のような者にとっては、この人事評価一つでこの人間の一生を左 右するのだと思うだけでもそら恐ろしく、到底確信を抱くには至らなかった。

ある書物の中で、人事担当責任者の言葉として「各部署から部下を評価し た報告書が回ってくるのですが、“部下のここが気に入らないから、異動 させてくれ”みたいなことが書いてある。

上司というのは、部下のいいところを引き出すのも仕事のうちだと思って いますから、どこの部署で働けば、部下の能力が生かせるか、そこまで書 いてくるように書き直しを要請したこともあります。

それぞれの上司が部下の適材適所を真剣に考えれば、会社全体が活性化さ れると信じていたので、好き嫌いで評価を下すのは許せませんでした」と 記述されていたことを思い出す。 私の経験からしても、至極当然の言葉 であろうと思う。

そこで、現職当時に常に心に留め置いた、現代でも十分通用する上司の心 得として江戸中期の儒者 荻生 徂徠の言葉に徂徠訓というのがあったの で、ここで紹介させて頂く。

1) 人の長所を初めより知らんと求めべからず。 人を用いて始めて長 所の現れるるものなり。

2) 人はその長所のみ取らば即ち可なり。 短所を知るを要せず。

3) 己が好みに合う者のみを用いる勿れ。
  
4) 小過を咎むる要なし。 ただ事を大切になさば可なり。
    
5) 用うる上は、その事を十分に委ぬべし。
  
6) 上にある者、下の者と才知を争うべからず。

7) 人材は必ず一癖あるものなり。 器材なるが故なり。 癖を捨てる べからず。 
     
8) かくして、良く用うれば事に適し、時に応ずるほどの人物は必ずこ れあり。

もっとも、この徂徠訓も江戸中期という封建制度下のもの。 現代の上司 たるもの、とりわけ中間管理層は想像以上に大変なのかも知れない。
 
上からと下からの重圧の下、指導が厳し過ぎるとパワハラと疑われ、異動 先が当人の意に沿わないと冷酷と言われるそうなのだから。
 
だが、人材以外に頼るべき資源を持たないのが、我われの日本。 その人 材を活かすも殺すも適切・妥当な人物評価。 確たる信念を持ったリー ダー・管理職達の奮闘を心から望みたい。

         
            
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左派勢力主導で進む韓国大統領の弾劾裁判
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              櫻井よしこ
 
 「左派勢力主導で進む韓国大統領の弾劾裁判 異議を唱える保守勢力が デモで巻き返し」

朝鮮半島情勢は北も南も緊迫事態だ。北朝鮮は金正恩氏の指示による金正 男氏殺害事件という国家犯罪を引き起こした。身内の異母兄を刺客を放っ て外国で殺害させた最大の要因は、正恩氏の恐怖心だと分析されている。
  
正恩氏を持て余す中国は、北朝鮮は開国すべきだという考えを持つ正男氏 を支持していた。正男氏は、すでに処刑された叔父の張成沢氏とも通じて いた。正男・張両氏を中国政府が支援し、北朝鮮亡命政府を樹立させ、正 恩氏にとって代わらせるというシナリオに、正恩氏は脅えていたという。
  
北朝鮮の現体制がどこまで保つか不透明な一方で、韓国の政治状況も同様 に危うい。朴槿恵大統領は国会の弾劾訴追を受けて、現在、憲法裁判所の 判断を待つ身である。その憲法裁判所に保守派が異議を唱えて3月1日に大 規模デモを予定している。
  
朝鮮問題専門家の東京基督教大学教授、西岡力氏が語った。

「次の大統領選挙を含めて、左翼陣営の勢力が圧倒的に強かった韓国の政 治状況が、いま、変わりかけています。保守勢力が巻き返し、3月1日の保 守派主催のデモは10万人規模に達する見通しです。左翼優勢で絶対に勝て ないと見られていた闘いで、保守が五分五分まで盛り返しています」

「統一日報」論説主幹の洪熒(ホン・ヒョン)氏が一連の動きを解説した。

「韓国の保守派が、憲法裁判所にも大統領弾劾事案を調査する特別検察官 にも疑問を抱いて立ち上がった理由は、当局が北朝鮮の工作に沿った筋書 きで大統領を弾劾しようとしていることが明らかになったからです」
  
朴大統領は、民間人の崔順実氏への機密漏洩もしくは特別な利益提供の疑 いが浮上して躓いた。直接のきっかけは崔氏の所有とされるタブレット端 末だった。これをまっ先に報じたのは「中央日報」系列のテレビ局、 「JTBC」だったが、タブレット端末の件は捏造だったというのだ。

「大統領弾劾という非常に深刻な事態をもたらした物的証拠を、憲法裁判 所は採用せず、検証もしていません。検察もメディアも真偽を確かめよう ともせず、黙殺したままです。検察は国家の起訴権を独占し、国家の正 義、大義を守る役所です。それなのに公正さを欠いている。結果として検 察が北朝鮮を代弁する左翼陣営と結託していることに、保守が危機感を抱 いたのです」
  
弾劾裁判では憲法裁判所の判断が全てである。単審制だけに、審理はより 公正でなければならない。現実はしかし一方的な「人民裁判」の様相を帯 びていると、洪氏は警告する。
  
3月1日のデモを主催するのは「国民抵抗本部」(共同代表・權寧海、鄭光 澤)である。陸海空軍の予備役将校団、各軍の士官学校同窓会の全てが参 加し、これまでに大韓民国の国旗、太極旗を掲げてデモを繰り返してきた ために「太極旗集会」と通称される。彼らの要求は「弾劾棄却」「国会解 散」「特別検察解体」である。
  
 洪氏が語った。

「太極旗集会の参加人数が、大統領弾劾を支持する左派集会の人数を超え たのが昨年末でした。でも、メディアはそのことを伝えず、警察もデモ参 加人数の発表をこの頃から取りやめました。左派勢力に不利な情報をメ ディアや当局が隠す。このような状況への不信から、保守派支持が増えま した」
  
2月に入って韓国三大ネットワークのひとつ「MBC」が太極旗集会を積 極的に報じ始め、支持はさらに広がりつつある。他方、高い信頼性を誇っ ていた「朝鮮日報」紙が、左翼の文在寅(ムン・ジェイン)氏が次期大統 領に当選すると予測して、社論を劇的に左に転換した。その結果、読者多 数が購読を中止したという。韓国は予想以上の混乱の中にある。3月1日の デモの行方を、固唾をのむ思いで見詰めている。

『週刊ダイヤモンド』 2017年3月4日号
 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 1172



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全米で中国への懐疑ムード拡がる
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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
平成29年(2017)3月4日(土曜日)
         通算第5207号 
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 中国の大風呂敷には気をつけようと全米で懐疑ムード拡がる
  鴻海精密工業、対米投資の約束は一度も果たされていない
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大法螺は大きければ良いというものではない。しかし風呂敷を拡げはじめ たらもっと大きく拡げるという特性を持つ中国人の右に出る者はいないだ ろう。

馬雲(アリババCEO)はトランプと面談し、500億ドルの投資、100万人 の雇用創出を打ち上げた。

はたしてトランプはこのほら吹きを信用したのか?

鴻海精密工業(ファックスコム)はiフォンのメーカーとして知られ、中 国大陸で実際に100万人の雇用がある。

猛者として知られる社長の郭台銘は山西省がご先祖。台湾へわたって事業 に乗り出し、液晶パネル事業を奇美実業から譲り受けて、ITビジネスを 拡大した。

売り上げは1360億ドル。

ところが、各地の工場は奴隷工場といわれ、深センでは11名の従業員が飛 び降り自殺した。

中国でも滅法評判の悪い企業である。

この鴻海は日本のシャープを買収したことでも知られるが、買収話は二転 三転し、当初7000億円とされた買収金額は4888億円に削られ、最終的には 3888億円だった。その強引な駆け引きも世界的に悪名高い。
 
この鴻海が米国で70億ドルを投じて、5万人を雇用し、コロラド、アリゾ ナに新工場を建てると言い出したのだが、全米で拡がったのは「あの法螺 吹き野郎」という懐疑論だった。

というのも約束は何も果たされなかったという「実績」がある。
 
2013年、ペンシルバニア州のハリスバーグに3000万ドルを投資し、従業員 500人の工場を建てると鴻海精密の郭台銘は打ち上げた。

小さな田舎町だから地元は喜んだ。
 
それから4年たったが、工場は建設される気配もなく、地元は約束は守ら れなかったと失望感に溢れだした。カーネギー・メロン大学工学部のロ ボット学科に、郭台銘は1000万ドルの寄付を申し出た。しかし半分がよう やく振り込まれたのは五年後だった。ロボット工学の最先端技術を入手し ようとしたのは明らかだった。

同じく2013年に、郭台銘はインドネシアに10億ドル投資の工場を建てると 表明した。その後、なにも進展が見られない。

インドでも大工場を建設すると謳ったが、じっさいには小さな事務所が出 来ただけで、当初の約束は反故となった。

 ベトナムで50億ドルの工場、ブラジルで100億ドルのiフォン工場を建 設すると大風呂敷が拡げられたが、数年後に実際に稼働を始めたのは、小 さな、小さな規模の工場でしかなかった。

    
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書評 しょひょう BOOKREVIEW 書評 しょひょう 
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 独立不覇の自由人、左右の全体主義と闘った思想家が蘇る
  河合栄治郎の華麗な人脈、多彩な門下生と第二世代の活躍

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湯浅博『全体主義と闘った男 河合栄治郎』(産経新聞出版)
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河合栄治郎の名前は知っていたが、著作を読んだことがなく、したがって 評者(宮崎)には、この本を論じる資格がない。

河合が生きた時代は戦前までであり、同時代人ではないから、読むとした ら古典ということになる。河合は敗戦を予感しながら昭和19年に急逝して いる。それゆえ世代間で受け取り方、河合への認識が異なるのは仕方がな いのではないか。

ゆえに以下の文章は雑感である。

河合が江戸下町の裕福な酒の醸造元に生まれ、周囲の暖かい目と、恵まれ た環境のなかで読書に明け暮れ、海外留学経験も豊富、やがて東大教授と なって左右の全体主義と闘った。

とくに河合が英独の留学から帰ると、日本の論壇はあろうことか、マルク ス主義がはしかのように流行していた。左翼への弾圧ばかりではなく、官 憲は右翼民族派、浪漫派も取り締まり、あげくに自由を尊ぶ言論人も弾圧 した。
マルクス主義の偽善、その虚実を徹底的に批判し始めたのが河合だった。 そして軍部が台頭すると、これは全体主義に繋がりかねないと批判し、右 にも左にも怯まなかった。

著作は裁判にかけられ1審は無罪、しかし2審は有罪となった。河合は怯 まず、また著作は往時のベストセラーとなった。

あくことのない自由人。昭和10年代初頭、河合は論壇を席巻した。

河合は新渡戸稲造にも、内村鑑三にも影響を受けている。

湯浅氏はこう書く。「栄治郎にとって、新渡戸は思想や精神の上の『母』 であり、内村は『父』であったとの比喩は適切だろう」。しかし、河合は キリスト教徒にはならず、独自の道を歩んだ。

河合が欧米へ留学したのは大正7年(1918)で、農商務省事務官。当時、 かれは28歳、妻子がある。

出航したコレア丸にはおなじくアメリカへ向かう鮎川義介、加屋興宣らが 乗っていた。鮎川は日産の祖、加屋はのちの統制経済、国民総動員の提唱 者にして戦犯となり、巣鴨に繋がれるが、戦後は政治家として復帰し、法 務大臣。自民党の重鎮だった。

彼の恩師は後に東大総長となる小野塚喜平次である。小野塚は『日本政治 学の祖』と位置づけられている。小野塚はデモクラシーを「衆民主義」と 名付けた。

(なるほど、民主主義より衆民主義のほうが適切ではないか)

小野塚門下からは吉野作造、南原繁、蝋山政道、矢部貞治らが輩出した が、小野塚政治学の要諦とは、その代表作『政治學大綱』(1903年)に述 べられた次の箴言である。

「各国は直截に自国を本位となし、その利害を根拠として行動し、その行 動は一定の法的規律に従うよりは、むしろ国際間の勢力関係に伴うものな り」まさに国際政治の真実を喝破している。

トランプの米国が「アメリカ・ファースト」といって自国優先のナショナ リズム・パワーを全面に押し出して、WTOもTPPもNAFTAも要ら ない、パリ協定からは胃脱すると言い出したように。

 河合栄治郎の同期の人脈には後に左翼文化人の代表となる南原繁、矢内 原忠雄らがいた。鶴見祐輔とは最後まで親しかった。

教え子たちには猪木正道、土屋清氏らがいた。

第2世代。つまり河合栄二郎の「門下生の門下生」が近年の保守論壇の旗 手となった。それは社会思想研究会を基軸として始まり、吉田忠雄、岡野 加穂留、伊原吉之助氏らが輩出した。

京都で猪木の薫陶をうけた高坂正堯、勝田吉太郎、木村汎氏らが第2世 代。なかでも田久保忠衛氏らの活躍が光る。

かくして河合栄治郎は現代に蘇る。

      
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読者の声 どくしゃのこえ READERS‘ OPINIONS 読者
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(読者の声1)南モンゴル草原の風 第3回 消された歴史 です。よろ しければご覧ください。
https://www.youtube.com/watch?v=VDRQ0sNXlzA
【南モンゴル草原の風 #3】消された歴史 - モンゴル騎兵と満洲
www.youtube.com
 ゲスト:三浦小太郎(評論家)
 「南モンゴル草原の風」は、中国共産党により民族浄化の危機にある南 モンゴルの現状やニュース・文化・歴史等を多言語でご紹介する 番組で す。(三浦生)


 
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(読者の声2) 2月21日の桜チャンネルで宮崎さん、福島香織さん、そし て井川一久さんの番組(FRONT JAPAN)の中、「ベトナム独立 戦争を戦った日本兵。その遺族が天皇皇后両陛下のベトナム訪問の際に会 われる」と言われたので、ベトナムに残留し、独立戦争を背後で支援した 日本兵がそんなにたくさんいたことを初めて知りました。

両陛下がベトナムで、実際に遺族にお会いになり、「ご苦労様」とねぎら われた由、新聞報道でしって涙が止まりませんでした。

貴重な事前の報道だったと思いました。(BN生、山形)

     
  
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患者自己注射物語
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  渡部 亮次郎

日本で糖尿病患者が治療薬「インスリン」を患者自身で注射して良いと決 断した厚生大臣は園田直(そのだ すなお)である。インスリンの発見か ら既に60年経っていた。逆に言えば患者たちの悲願を歴代厚生大臣が60年 も拒否するという残虐行為をしてきたのである。

園田自身も実は重篤な糖尿病患者であった。しかしインスリンの注射から 逃れていたために大臣在任中、合併症としての腎臓病に罹り、1週間ほど 緊急入院したくらい。大変な痛がり屋。引きかえに命を落とした。

政治家にとって入院は命取り。大臣秘書官として事実を伏せるために余計 な苦労をしたものである。にも拘らず園田はそれから僅か3年後、人工透 析を途中で拒否したため、腎不全のため70歳で死亡した。昭和59(1984)年 4月2日のことだった。

その直後、私が糖尿病を発症した。全く予期せざる事態に仰天した。糖尿 病は現時点の医学では絶対治らない病気、いうなれば不治の病というから 業病(ごうびょう)ではないか。絶望的になった。

検査などの結果、私の母方の家系に糖尿病のDNA(かかりやすい遺伝子)が 有り、弟は発症しないできたが、上2人の男兄弟は暴飲暴食による肥満が 契機となって発症したものと分かった。

しかし、あれから30年、私は毎朝、ペン型をしたインスリン注射を繰り返 すことによって血糖値を維持し、今のところ合併症状も全く無い。普通の 生活をしていて主治医からも「文句の付けようがありません」と褒められ ている。お陰で園田の年を超えた。

これの大きな理由は注射針が極細(0・18mm)になって殆ど痛みを感じなく なったからである。あの時、園田が自己注射を決断したお陰で医療器具 メーカーが、患者のためと自社の利益をもちろん考え、針を細くし、簡単 に注射できるよう研鑽を積んでくれたからである。

逆に言えば、厚生省が自己注射を許可しないものだから、医療器具メカー は、それまで全く研鑽を積まないできてしまったのである。自己注射で注 射器や針がどんどん売れるとなって初めて研鑽を積む価値があるというも のだ。

つまり役人や医者の頭が「安全」だけに固まっている限り医療器具は1歩 たりとも前進しないわけだ。患者たちを60年も苦しめてきた厚生省と日本 医師会の罪こそは万死に値するといっても過言ではない。

そこで常日頃、昭和56年までの糖尿病患者たちの苦しみを追ってきたが、 最近、やっとそれらしい記事をインターネット上で発見した。

「インスリン自己注射への長い道のり」(2001/05/28 月曜日)と題するも ので、とある。
http://www.geocities.jp/y_not_dm/insurin2.html

東京女子医科大学名誉教授 福岡白十字病院顧問 平田 行正氏へのイン タビュー記事「インスリン自己注射の保険適用から15周年を迎えて…」よ り抜粋と要約

<インスリンが発見されたのは、1921年(大正10年)です。欧米では供給 のメドがつくとすぐに患者の自己注射が認められました。しかし、日本で は60年もの間、自己注射が認められず、また、保険の適用もありませんで した。

当時の日本では、医療は医師の占有物だとする古い考え方が根強く、医師 会はもちろん、厚生省の役人の中にも、何もインスリン注射をしなくとも 飲み薬があるではないか、と平気で発言する人もありました。

インスリン注射が必要不可欠な糖尿病患者は、インスリンを自費で購入 し、自ら注射するという違法行為でもって、生命をつないでいました。

インスリン発見50周年にあたる昭和46年、糖尿病協会は全国的な署名運動 を行い、3ヶ月足らずで11万4,000名の署名を集めましたが、厚生省から は、「国としては、正面きってこれを取り上げるのは難しい」という回答 が繰り返されました。(佐藤内閣で厚生大臣は内田常雄に続いて齋藤昇)。

中央官庁の理解が得られず、困り果てた医療側や自治体はあの手この手で 知恵を絞り、自己注射公認まで持ちこたえました。

昭和56年(厚生大臣 園田)、各種の努力によりインスリンの自己注射が 公認され、その5年後には血糖値の自己測定が公認されました。保険適用。

医療は医師だけのものではなく、患者と共に手を携えて行うべきものだと いうことが公認された、医療史上最初の出来事です。

インスリン自己注射公認までの悪戦苦闘

長野県・浅間病院と県の衛生課や医師会などが協議して、生み出した苦肉 の策。患者の来院時にインスリンを1本処方し、その一部を注射して、残 りを渡して自己注射する。毎月1〜2回患者から直接電話で報告を受ける ことで、電話再診料として保険請求した。

新聞が長野方式として報じたため、厚生省から中止命令。

バイアル1本を処方して、注射後捨てたものを患者が拾って使用した、と いう言い逃れ。来院時に400単位を1度に注射したことにして、1〜2週 間は効いている形にした>。


1986年、研究のスタートから10年目、
血糖自己測定が健保適用に  (2003年9月)
 血糖自己測定を導入した糖尿病の自己管理がスタートした頃(1976 年〜)、今では誰もがあたりまえと思っているインスリン自己注射は、医 師法に違反するという非合法のもとで行なわれていた。

日本医事新報(1971年)の読者質問欄ではインスリン自己注射の正当性に ついて、当時の厚生省担当官は「自己注射は全く不可であり、代わりに経 口血糖降下剤の使用があるではないか」と回答している。

これが1970年代の実態だったのである。このような状況に対して、当時の 「日本糖尿病協会」は、インスリン発見50年を迎えて、なおインスリン自 己注射が認められない現状を打破すべく10万人の署名を集めた。そして厚 生大臣をはじめ関係各方面に、インスリン自己注射の公認と健保給付を陳 情したが全く受け入れられなかった。

正当化されたインスリンの自己注射(1981年)

このような状況だったため、インスリンの自己注射容認と、インスリン自 己注射に関わる諸費用の健保適用までには、なお多くの人の尽力と歳月を 要した。そして結果が出たのは1981年(昭和56年)。

この年ようやくインスリン自己注射の正当性の認知とこれの健保適用が得 られた。その内容は当時行なわれていた慢性疾患指導料200点に、もう200 点加算するというものであった。これはその後の医療のあり方に大きな影 響をもたらし、血糖自己測定も含め、患者を中心にした医療の実践の必要 性と有用性の実証へと繋げられていった。


<血糖自己測定の健保適用(1986年)(園田死して2年後)

C:\Documents and Settings\Owner\My Documents\血糖自己測定25年.htm

インスリン自己注射の健保適用から5年後、私たちが血糖自己測定研究を スタートさせてから10年目、大方の予想を上回る速さで血糖自己測定の健 保適用がなされた。これはインスリン自己注射指導料に加算する形で設定 された。

以後、何度かの改定を経て、保険点数には血糖自己測定に必要な簡易血糖 測定機器、試験紙(センサー)、穿刺用器具、穿刺針、消毒用アルコール 綿など必要な機器や備品の全ても含まれるようになっている>。

1人の政治家の柔軟な頭脳による1秒の決断が日本の歴史を変えたといって もいい決断だった。この事実を厚生省は大げさに発表しなかったが、元秘 書官として責任をもって報告する。(文中敬称略)2007・05・24


               

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話 の 福 袋
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 ◎撲殺天使ドクロちゃんのイラストレーター・とりしもさん亡くなる  Twitterで悲しみ広がる

撲殺天使ドクロちゃんのイラストで知られるイラストレーターの「とりし も」さんが2月20日に亡くなっていたことが分かりました。葬儀は24日に 執り行われたと参加者が明かしています。

鉄道・放送系同人コピー誌個人サークル「県央高速交通」の情報を公開す る「県央高速交通雑記帳代理店」に「イラストレーターのとりしも先生が 去る2月20日、急逝されました」との訃報が掲載されました。とりしもさ んは「県央高速交通」の初期を支えていたといい、通夜や告別式について は本名名義で既に執り行われたとのこと。

 年末にはコミックマーケット91に参加しており、突然の訃報となった今 回の報告。Twitterでは葬儀に参列した知人らによる追悼ツイートやとり しもさんのファンらから悲しみの声が上がっています。

 とりしも先生のご冥福を心よりお祈りしています。
ねとらぼ 3/4(土) 10:15配信



 ◎中国の国防費、初の1兆元超えへ 前年比7%前後の増加

5日に開幕する中国の全国人民代表大会(全人代、国会に相当)の傅瑩 (フーイン)報道官は4日の記者会見で、2017年の国防予算案の伸び率に ついて「(前年比で)7%前後になる」と明らかにした。2年連続で伸び 率が1桁にとどまった。ただ、主要国の中では依然、突出した伸びを維持 しており、史上初めて1兆元(約16兆5千億円)の大台を超えるのが確実 となった。

昨年の国防予算は前年実績比7・6%増の9543億5400万元で、6年ぶりに 伸び率が1桁台にとどまっていた。中国経済の減速などが背景にあるとみ られるが、2年連続で1桁の伸び率でも、引き続き米国に次ぐ2位の規模 を維持する。

 日本の防衛予算は07年に中国に抜かれた。中国の国防予算は、日本の
17年度の防衛予算案5・1兆円の3倍を超える規模となる。
朝日新聞デジタル 3/4(土) 12:38配信


 ◎【ニッポンの新常識】沖縄の真実とメディアの「報道しない自由」  「沖縄県民記者会見」の舞台裏

東京・内幸町の日本記者クラブで先月24日、東京MXテレビへの言論弾圧 を許さない「沖縄県民記者会見」が開かれた。ベストセラー『沖縄の不都 合な真実』(新潮新書)の著者である篠原章氏が司会を務め、元衆院議員 の杉田水脈氏と私も応援に登壇した。

経緯はこうだ。1月2日放送の同局「ニュース女子」は、沖縄の米軍基地 反対運動家の中に、関西弁のプロ市民や在日朝鮮人がいると報じた。これ に市民団体「のりこえねっと」の辛淑玉(シン・スゴ)共同代表が「人権 侵害」と放送倫理・番組向上機構(BPO)に訴え、審議が始まった。

同時に、沖縄県民3人の証言もデマかのように扱われた。この展開に憤 り、3人は上京して会見を開くに至った。

那覇市在住の手登根安則(てどこん・やすのり)氏は、「ボギーてどこ ん」の名前で、数年前からユーチューブなどで反基地活動家の異常性を暴 露してきた。

国頭郡東村で循環農業に取り組み、カフェも運営する「カナンファーム」 代表の依田啓示氏は、同村高江で工事車両を妨害する違法検問の被害を何 度も受けた。

名護市在住の我那覇真子(がなは・まさこ)氏は、「琉球新報、沖縄タイ ムスを正す県民・国民の会」代表運営委員として、地元沖縄の閉鎖的な情 報空間に風穴を開けるべく努力している。

以下は、昨年9月に東京・神田駿河台で開かれた「ホットケナイ、高江。 ないちゃ〜大作戦会議」のチラシの文言だ。

《「市民特派員」を沖縄・高江に送ろう 私たちのメディアを、私たちの 手で。つないで下さい、沖縄と私たちを。(1)往復の飛行機代相当、5 万円を支給します。あとは自力でがんばってください!(2)高江にたど り着いて、TwitterやFacebookなどのSNS、もしくはツ イキャスでの中継をお願いします。(3)戻ってから千字程度の報告をお 願いします。報告は辛淑玉さんのFacebookか、のりこえねっとの Facebookなどに掲載させて頂きます。※詳しくは、大作戦会議で!》

 論評はしない。

記者会見に来た編集者がツイッターで、我那覇氏に《ただの嘘つきが雁首 揃えていいわけする場をわざわざ時間を使って取材してあげたのですから 生意気なこと言ってないで素直に感謝しなさい。あなたたちは単なる国賊 でありこの国の汚物なのですから身の程をわきまえるよう》と書き込んだ ことが、ネット上で話題となっている。

これが、「ヘイトスピーチ反対」を掲げる人物の発信なのだから、笑うし かない。

沖縄県民会見は、産経新聞が報じたが、受付に名刺を残した大手新聞や地 方新聞、通信社は「報道しない自由」を行使したようだ。これが日本メ ディアの現実である。

 ■ケント・ギルバート 米カリフォルニア州弁護士、タレント。1952 年、米アイダホ州生まれ。71年に初来日。著書に『いよいよ歴史戦のカラ クリを発信する日本人』『やっと自虐史観のアホらしさに気づいた日本 人』(いずれもPHP研究所)、『日本覚醒』(宝島社)など。
【ZakZak】2017.03.04



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読 者 の 声
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 1)石原君の旗色が悪かったようだ:前田正晶

世間には意外なほど「石原慎太郎嫌い」が多いのだと、最近あらためて認 識するようになった。そう思うようになった訳は、世間には私を(有り難 いことに)実年齢よりも遙かに若く見て下さる方が多いので、年齢を言う 際に「石原慎太郎と昭和20年に同じ中学に入った」と言っていた為か、豊 洲の件で彼が曖昧なことを言っていると小池都知事の標的にされマスコミ の批判された為か、「お友達の石原さんにしっかりしろと言っておけよ」 と言ってくる人が急増したからだ。中には明らかに彼の金銭感覚を取り上 げて批判する方も何人かおられた。

何はともあれ、同期の英雄であり「石原は良い奴です」と言ってきた私 は、出来る限り彼を擁護したいので、あの記者会見を振り返ってみる。そ こで、3月3日の記者会見である。運悪く丁度あるクリニックの予約時刻と ぶつかったので、悪意ある解説付きもあった録画でしか見ることが出来な かった。

結論めいたことを先に言えば、石原君自身が認めていたような五分五分 だったら良かったなという程度の結果だったと聞こえた。「各部署の司司 が認めて上がってきた案件で、現代の科学なら問題なしと専門家が保証さ れたのだから裁可した。故にその責任は自分にあると認める」と言ったの は最低限のことだが、それを言う際にも脳梗塞の影響が残った為か、彼ら しい歯切れがなかった。何れにせよ、認めたことは“Better
late than never”だった。

私には小さいようで大失敗乃至は大失言に聞こえたのが、瑕疵担保責任の 件で「下からの報告の有無」を突っ込まれて「一々小さな事にかまってい られない」とぶっきらぼうに答えたことだ。これは決して得策ではなかっ たと思う。彼は「自分で商売したことはない」と認めていたが、彼自身は 大きな組織で一歯車として働いた経験がないからあの様な言い方しか出来 なかったのか、あるいは彼独特の尊大さ?が現れたのだと思う。

私ならば「大組織の長ともあろう者が、進行中の大案件の外部との交渉の 進行状態を事細かに担当者から聞いておく必要があるのか。私はその案件 は副知事に全てを任せていたのだ。彼からは結果だけを聞けば良いと判断 していた」と言っただろうし、現実問題としても、我が国の組織では権限 を委譲した偉い人の性格にもよるが、社長まで事細かに毎日進行状況を報 告に行くことがあるのかだろうかと思ってしまう。

彼が「安全と安心を混同した小池都知事が豊洲移転の時期の決断を遅らせ ている」と小池都知事の責任を指摘した点は、昨日の彼の発言の中で唯一 と言って良いほど明解で、また間違っていないと思って聞いた。ベンゼン だの何のの基準値の異常と表現された高さは確かに安全ではないかも知れ ない。だが、何名かの専門家は「毎日そういう水を飲む訳ではないからと 安心せよ」と言ったし、築地の業者の中にも「マスコミが繰り返し79倍と 報じれば、それ即ち風評被害を生み出す報道だ」とテレビ番組で指摘した 者もいたではないか。

確かに、彼が「知らない」、「知らなかった」、「聞いていない」等を連 発した感があったのは否めないし、マスコミからすれば責任逃れだろう し、彼らから見れば彼らが目指した方向に追い込んだのではなかったか。 いや、石原君が追い込まれてしまったと思う。それだけではなく、小池都 知事にも「石原さんらしくない曖昧さ」と言わせる材料となったのだろ う。

それらの曖昧さが彼の記憶がなかった為か責任回避の為かは、それこ そ 百条委員会辺りで追求したければ、すれば良いこと。しかし「裁可」の 責任を認めた彼が、敢えてここで責任逃れをする必要があるのだろうか。 彼は「裁可の責任」を認めたことが究極の責任を認めたことであり、その 上で他に何を追求する気かとの苛立ちを見せていたようにも見えた。

以上を総括すると、四分六分で石原君に不利な結果に終わったかのように 聞こえた。だが、彼は五分五分だったと見なしていたのは「究極の責任」 を認めたからだと思う。小池都知事は石原元都知事を屈服させることによ り、豊洲のように科学的に安全ではない土地に移転することを裁可した人 がいた為に、今日の移転の遅延や築地の業者に要らざる不安感を覚えさせ 還らざる投資をさせた責任の所在を明らかにする気だと見える。

Prime Newsに登場したマスコミ出身の解説者・鈴木哲夫氏は再三の反町 氏の質問 と言うべきか念押しに答えて「小池都知事には来たるべき都議 会選挙対策 の香りがする」と述べたし、一部には「小池さんはあの選挙 が終わるまで 豊洲問題の結論を出さないだろう」という意見もある。石 原君よりも小池 都知事の方が遙かに老獪で、争い方が巧妙だと思う。石 原君は直球勝負で 玉砕戦法に出たとしか思えないのだが。


 2)知っていそうで知らない英語の表現:前田正晶

“I am so glad you made it.”

解説)“make it”は「〜を作る」ことではない。「来る」とか「出席す る」という意味でも使える。従って「良く来て下さいました」でもあれ ば、「良くここまで来られましたね」と言いたくても使われるようだ。 “make”という単語は“have”や“get”と共に、熟語として上手く使えば多く の表現が出来るのだ。

“We made our mind up to make up for the huge loss during the last fiscal year.”

解説)“make”が2回出てきたが、最初の方は「決意した」であり、後は 「埋め合わせる」という意味である。故に「昨会計年度で出した巨額の損 失を埋め合わせると決めた」という意味になる。“make-up“は「化粧」の 意味だが、“make up”はトランプ大統領がマスコミを批判する際に言われ る「でっち上げ」の意味があるので怖い。

“They are pretending to be good people. But, it is just a make-believe.”

解説)これまた“make”の応用編である。ここでは“make-believe”は「見せ かけ」を意味するので「彼らは良い人のような振りをしている。だが、そ れは見せかけだけ」なのだ。“pretend”もOxfordには“to behave in a particular way, in order to make other people believe 〜 that is not true"となっているのも面白い。ジーニアス英和には“a world of make-believe”で「空想の世界」という例文が出ている。

“Don’t depend on me. You’d better try to do it all by yourself.”

解説)「俺に依存するな。自分一人でやるようにしなさい」とでも言えば 良いか。ここで、“make”から“depend”に変わったが、“rely”を使っても通 じるような気もする。例えば“I don’t think Japan relies on imported automobiles.”のように「日本は輸入自動車に依存しているとは思わな い」となる。

“He is a very dependable person for this kind of difficult negotiation.”

解説)「彼はこのような難しい交渉事では頼りになる人物だ」とでも言え ば良いか。“depend”に“able”を付けると「信頼できる」という意味になっ た。似たような例で“We need to reduce dependence on imported oil.” とすれば「輸入の石油への依存度を低くする必要がある」というのもある。

“May I ask you if you have any dependents?”

解説)「貴方には扶養家族の方はおられますか」という意味だが、ここで は“ent”または“ant”が付くと「扶養家族」の意味に使えるのだ。実は、英 語で話す時に注意すべき事柄として「個人的な質問をしてはならない」と 言ってきたが、この質問は極めて個人的な事柄だ。しかし、“dependent” を採り上げたくて、無理矢理にこういう例文を作ってしまった。現実の会 話では真似をされないようにお願いしたい。


 3)小葱の再生栽培

日本の東西で葱の好みが違うことを大方の人が知っているだろう。そのことを改めて調べて、その違いのワケをはじめて知った。東日本で好まれる白ネギは寒地性の葱で、西日本で好まれる青ネギは暖地性の葱であった。

★白・青ネギの分布の謎

http://style.nikkei.com/article/DGXMZO82142510Q5A120C1000000?channel=DF28012
0166607
<http://style.nikkei.com/article/DGXMZO82142510Q5A120C1000000?channel=DF2801
20166607&style=1> &style=1

丸梅亭は、四国の生まれ育ちだから、麺類や冷ややっこの薬味、すき焼きの具材に好んで使うのは青葱である。ところが、住んでいる東京では白葱の勢力圏で店頭に出ているのはほとんどが白葱である。このために青葱の代用に万能ねぎという小葱を頻用している。

前置きがながくなったが、その小葱の使い残しの数株を思い付きで再生水栽培をやってみた。

アルミボトルに水をほとんど一杯入れて、数株の小葱の根元部分数センチをスポンジで巻いてボトルの口に差し込んでおいた。すると9日目には長いもので19センチに成長した。

立派に食べられる大きさである。これからは、小葱を購入すると根元部分を捨てないで、このやりかたで再生水栽培をしようと考えている。うまくリサイクルすると小葱が常備できるかもしれない。なお、液肥を使った実験もしようと思っている。(丸梅亭)




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身 辺 雑 記
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4日のとうきょうわんがんは朝から開始、爽快。


4日、家人が休みだったので、手足の爪を切ってもらった。1日の理髪に次 ぐおねだり。

隣の第3亀戸中学校では休みなのに、女子のみのブラスバンドが猛練習。

散歩する近所の都立猿江恩賜公園では梅が満開、ソメイヨシノの蕾がかな り膨らんで、開花は速まって20日すぎのようだ。

買ったままにしてあったCDを順次聴いて居るが、4日午後聴いた北原顕二 のそれは21まえにかったものだった。





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-- 渡部 亮次郎 <ryochan@polk

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  1. あなたの雛人形を確認してみてください。
    http://blog.goo.ne.jp/chaos1024/e/38f1a2bf84b62cd340838a8200795122

    蜀の桟道
    https://www.google.co.jp/search?q=%E8%9C%80%E3%81%AE%E6%A1%9F%E9%81%93&biw=1088&bih=248&source=lnms&tbm=isch&sa=X&ved=0ahUKEwi1l-S-7r7SAhVFWbwKHefqD40Q_AUIBygC

    NHK【報道したくない自由】、維新・丸山議員の質疑『マスコミ社屋・朝鮮学校の格安払い下げ』部分を削除 
    http://toriton.blog2.fc2.com/blog-entry-4725.html

    医者の私が、がん検診を受けない9つの理由
    http://min-voice.com/cancer-examination-7053.html

    あの国のあの法則
    http://www.h3.dion.ne.jp/~duke/politics/hosoku1.html

    韓国メディアの歪曲に日米歴史家が困惑
    http://kukkuri.jpn.org/boyakikukkuri2/log/eid1719.html

    エイズになる原因は、ワクチンである! 
    http://ameblo.jp/kissy-seed/entry-11747973062.html

    世界中の海底トンネルは日本の技術!
    http://z-shibuya.cocolog-nifty.com/blog/2013/10/post-dfac.html

    朝鮮人こそ「脱亜論」を感謝すべき理由〜福沢諭吉の生きた時代
    https://samurai20.jp/2017/03/datsuaron4/

    小池さんのできるまで 
    https://books.google.co.jp/books?id=wiJ-ygSXvF0C&pg=PA69&lpg=PA69&dq=%E5%B0%8F%E6%B1%A0%E3%81%95%E3%82%93%E3%81%AE%E3%81%A7%E3%81%8D%E3%82%8B%E3%81%BE%E3%81%A7%E3%80%80%E8%97%A4%E5%AD%90&source=bl&ots=W3Fx_1SgaV&sig=PCMNA4E8zLFxUfumnRYU9Ecsrs8&hl=ja&sa=X&ved=0ahUKEwjM6Prds7rSAhUCwbwKHZlyAoIQ6AEIKjAD#v=onepage&q=%E5%B0%8F%E6%B1%A0%E3%81%95%E3%82%93%E3%81%AE%E3%81%A7%E3%81%8D%E3%82%8B%E3%81%BE%E3%81%A7%E3%80%80%E8%97%A4%E5%AD%90&f=false

    下地島空港・自衛隊機訓練誘致問題(その1)
    http://www.jca.apc.org/HHK/Tsushin/129/129_ap.html

    暗殺は防げない?目的達成のためなら手段を選ばない犯罪者たち!民主主義社会の敵 
    http://ameblo.jp/nadesikorin-fight/entry-12249058396.html

    山田久志
    http://dic.nicovideo.jp/a/%E5%B1%B1%E7%94%B0%E4%B9%85%E5%BF%97

    どうして司馬遼太郎は、このような誤解と偏見に満ちた文章を書くのだろうか
    http://1qazxsw2.cocolog-nifty.com/blog/2017/03/post-a650.html


     2017/3/5

  2. 医療の使命とは、人を病や怪我の苦しみから救うことである。そうして、健やかな人生を送る手助けをすることが医学、医療の本分である。

     人類の医学の祖として、ヒポクラテスがいる。古代ギリシャの医師で、未だ医聖として称えられている。彼こそが、「医」のあるべき姿を喝破し、教導してきたからである。彼はこう断言している。

    「人は誰でも生まれながら、100人の名医を持っている」 つまり、100人の名医とは自らの体内に存在する自然治癒力である。

    「病気とは、自らの治癒力で自然に治すものである」 ここに、病気の本質がある。だから、

    「医者は、100人の名医の手助けにすぎない」

    「病気は神が治し、恩恵は人が授かる」

    「人は自然から遠ざかるほど病気に近づく」

     医聖は病人に「自然に近づく療法」を施している。つまり、自然療法である。食事療法などは、その最たるものである。

     「汝の食を薬とせよ」「食べ物で治せない病気は、医者でもこれを治せない」「食事に無知な人が、どうして病気を理解できるだろう」「病気は、食事と連動により治療できる」

     逆に言えば、食べ方、体の動かし方を間違えると、病気になると諭している。

    「満腹が原因の病気は、空腹によって治る」「病人に食べさせることは、病気を養うことである」「完全なる身体は、完全なる排泄で得られる」「自然体で生きれば、120歳まで生きられる」・・・。

     医聖ヒポクラテスの箴言の一つ一つを心に刻むことが大切である。すると、現代医学は、如何に狂気に満ちているかわかる。ヒポクラテスは「生気論」に立っていたことは言うまでもない。そして、医聖ヒポクラテスを尊崇するその後の医学は、全て「生気論」の立場から、患者に、治療に向き合ってきたのである。それが、近代に入って一変する。

     「機械論」を唱えたウイルヒョウに、医学の父の称号を授けたのが、ロックフェラー財閥である。そしてロックフェラーは世界最大の財閥ロスチャイルドの忠実な弟子であった事を忘れてはならない。

     彼ら闇の支配者を告発し続けてきた国際ジャナリストのユースタス・マリンズ氏はそれを「寄生体」と呼ぶ。

    「この寄生体は、何もないところから金を創造するという魔法も含まれる。それは、ロスチャイルド家が1910年にジョン・D・ロックフェラー2世の義父に当たるN・オールドリッチ上院議員をP・ウォーバーグと共に秘密結社の会議に送り込み、今や「連邦準備制度」(FRB)と呼ばれるアメリカ中央銀行の構想を描かせたのが始まりである」「中央銀行は、紙幣を印刷する権限が政府から与えられているために、ロックフェラー家はこのペーパーマネーを使って1914年までに、アメリカ全土の医者たちを完全掌握した」

     彼らフリーメイソンの世界支配は、闇から国家を支配するだけではなかった。世界経済も完全掌握することだった。そのため、彼らが狙ったのが各国中央銀行であった。それは、「銀行の銀行」と呼ばれ、その国の貨幣発行権を握っている。つまり、ただの紙に印刷することで「無から有を産む」権利である。輪転機を回すほど、無限に富が手中に入ってくる。

     FRBとはアメリカ中央銀行である。ことさら、「連邦準備制度」なる訳の分からぬ名称を冠したのは、闇の支配者の深謀遠慮があった。

     実は、その正体は、株式会社なのである。つまり、私企業である。その株式を所有するのが秘密結社イルミナティなのである。政府の公的機関であるべき中央銀行を、実は民間人が所有していた。これは衝撃的事実である。米国市民の99%はFRBを公的機関だと思い込んでいる。

     実は日銀(日本中央銀行)も、その正体は株式会社である。だから、日銀・黒田東彦総裁と呼ぶのは誤りで、黒田代表取締社長と呼ばねばならない。

     こうして先進国の中央銀行は、全て、闇の支配者たるイルミナティにハイジャックされている。

     2017/3/5

  3. 2)知っていそうで知らない英語の表現:前田正晶

    >『なんでやねんを英語で言えますか?』という本が話題に。「ええ」の用法が多すぎる!【関西弁→英語】 
    https://matome.naver.jp/odai/2148163513066442701

     2017/3/5

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