急所をおさえながら長閑(のどか)な気分になれる電子雑誌。扱う物は政治、経済、社会、放送、出版、医療それに時々はお叱りを受けること必定のネタも。

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頂門の一針4272号  2017・2・20(月)

発行日:2/20

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わたなべ りやうじらうのメイル・マガジン「頂門の一針」4272号
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        (平成29)2017年2月20日(月)



           ヒスパニックの不正投票が200万票:宮崎正弘

          「生誕日」が分からない蕪村と芭蕉:毛馬一三

             世界が称賛する 日本の経営:伊勢雅臣

                  お邪魔虫共産党:渡部亮次郎                       
                        話 の 福 袋
                           読 者 の 声
                           身 辺 雑 記      
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    バックナムバーは http://www.melma.com/backnumber_108241     ブログアドレスは http://chomon-ryojiro.iza.ne.jp/blog/



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ヒスパニックの不正投票が200万票
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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
平成29年(2017)2月19日(日曜日)
         通算第5192号  
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 米大統領選挙 ヒスパニックの不正投票が二百万票あった
  だから投票数ではヒラリーが勝ったんだ
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最大二百万のヒスパニックが不法登録によって大統領選挙で票を投じてい ることが判明した。これは「全米ヒスパニックサーベイ」の調査に拠るも ので、オルドドミニオン大学が調査した。

ホワイトハウスのステファン・ミラー(スポークスマン)も、この数字を 認めた(ワシントンタイムズ、2月18日)。

民主党の末端組織での不正登録は以前から指摘されてきた。5年前のオバ マ大勝のときも、あまりの票の開きが指摘されていたし、こんかいも得票 数ではヒラリーが、トランプを二百万も引き離していた。

     
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書評 しょひょう BOOKREVIEW 書評 しょひょう  
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 上に政策あれば下に対策有りの中国で
  下町の庶民も高級幹部も、本気で中国の未来を按じているのだろうか?

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近藤大介『活中論』(講談社)
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北京の情報通、近藤さんの中国裏路地報告は第6弾。この本も、日本どこ ろか、北京にいても知り得ない裏情報が満載。

なにしろ路地裏のその奧にも知り合いのいる著者だけに、中国人が知らな い中国情報を知っている。

中国は巨大化と同時に混迷化を深くしているが、失政がつづくので、経済 的混迷はまだまだ深まるという前提に立つのかと思えば、そうでもなさそう。

裏路地は活気に満ちているらしい。

不動産バブルがはじけているのに、裏路地の活気は、いったい何故なの か、奇妙な風景がある。

まずタクシーが捕まらない。豪華レストランは、党幹部こそ出入りしなく なったが、混み合っていて、予約しないと席が取れない店がある。

そこで白タク(黒車)が合法化されたばかりか、スマホの配車が可能とな り、2、3分で近くにいる白タクがやってくるようになった。スマホによ る混雑緩和だが、正規のタクシーより安く、しかも運転手は職の見つから ない大学新卒のアルバイトが多いというのである。

読んでいく裡に、えっという情報にぶち当たった。

国家統計局の王保安局長が逮捕拘束されたのは昨年であり、評者(宮崎) も、このことはいち早く書いてきた。

とにもかくにも国家統計局発表のGDP数字は出鱈目であり、その責任者 が捕まったのだから習近平は、伏魔殿の清掃に立ち上がって、腐敗分子を 統計局からも追い出したのだが、近藤さんは、この局長、じつはヨオロッ パへ愛人とともに高飛び寸前だったというのだ。

2016年1月16日、記者会見を終えた王保安は、その夜、7時半から幹部会 議を招集していた。

「李克強首相の新たな講話を学習するためということだったが。幹部達は なぜ夜に会議なんか開くのかと訝りながらも待機していた」

ところが、王局長は運転手に北京国際空港に向かうよう手配していた。会 議は偽装だった。

「同日夜7時発のパリ行きエールフランス便と、夜九時発のフランクフル ト行きルフトハンザ便のファーストクラスを、それぞれ2枚」(中略) 「鞄からは『黄国安』と『丁毅』という偽名の偽造公用パスポートが見つ かった。愛人は空港の貴賓室で捕らえられた。

王局長は古巣の財政部時代に数億元を不正蓄財し、それらをアメリカと ヨーロッパの隠し口座に隠匿していた。このような無様な大臣が『中国の 経済成長は6・9%』と胸を張って発表していたのだ」
 呆れても物が言えない。

ほかにも呆れるような内部情報がたくさん書かれている。
      
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読者の声 どくしゃのこえ READERS‘ OPINIONS 読者
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(読者の声1)中国人と朝鮮人の関係について。■エドガー・スノーのか みさんだった二ム・ウェールズと朝鮮人革命家のキム・サンの共著になる 『アリランの歌』(岩波文庫 1995年)のなかに「革命の聖地」における キムの言動が記されています。

■「中国では澄んだ川や運河を見たことがないのです。私たち朝鮮人は朝 鮮の川で自殺するなら満足だというのですが、中国の川はきたなくて、そ んな気になりません」。「自分たちがもうかるというのでなければ面倒を 避けたがる中国人の性格を承知していた」。「中国は無法律だ」。
彼を逮捕に来た中国官憲に対し無抵抗な中国人同志に向って、「なぜあほ うみたいにつっ立ってる? 卑怯者め! なぜ逃げないんだ?」「朝鮮人 ならこんな時絶対にあきらめない」と怒声を挙げた。

じつは彼を変わることなく援助し続けた兄は、中国に向かう彼を「われわ れ朝鮮人はすべて理想主義者であり、理想主義は歴史を創り出す。中国人 はあまりにも拝金主義者であるためキリスト教民族とはなれず、やがてそ の物質主義のため亡びるであろう」と諭したそうです。

「理想主義者」の若大将は、なにをしでかすか予測不可能。一方の「あま りにも拝金主義者」は予測可能で拝金主義に邁進するのみ。さて、こんな トンデモ隣人をどう料理するか。これからが我が神高潔の民の智慧と胆力 の見せどころ。御参考まで。(KH生、名古屋)



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(読者の声2) 日本文化チャンネル桜からお知らせです。
番組名:「闘論!倒論!討論!2017 日本よ、今...」

テーマ:「アメリカ・トランプの世界再編は成功するか?」(仮)
放送予定日:3月4日(土曜日)20:00−23:00
日本文化チャンネル桜(スカパー!528チャンネル)
「YouTube」「ニコニコチャンネル」オフィシャルサイト
インターネット放送So-TV
(パネリスト:50音順敬称略)菅原出(ジャーナリスト)、田村秀男 (産経新聞社特別記者・編集委員兼論説委員)、馬渕睦夫(元駐ウクライ ナ兼モルドバ大使)
丸谷元人(ジャーナリスト・危機管理コンサルタント)、宮崎正弘(作 家・評論家)ほか
司会:水島総(日本文化チャンネル桜 代表)



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(読者の声3)ラジオ日本からお知らせです。
マット安川氏の「ずばり勝負」に宮崎正弘さんがゲスト出演します。これ は生放送です。
          記
とき  3月3日(金曜日)午後零時半
ラジオ日本 1422hz
番組名 「マット安川のずばり勝負」


            
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「生誕日」が分からない蕪村と芭蕉
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           毛馬 一三

与謝蕪村、松尾芭蕉と並んで江戸時代の三大俳人と言われる小林一茶の 「生誕250年を祝う」催しが、出身地の長野県信濃町で開かれた。

一茶は、今から250年前、江戸時代後期1763年=宝暦13年の5月5日に、 今の信濃町で生まれている。

これを記念して信濃町では、5月5日、一茶の生誕250年を祝う催し「一 茶まつり」が開かれました。町内にあるJR黒姫駅からは、地元の子ども たち40人を含むおよそ200人が、「一茶音頭」などの音楽に合わせて町を 練り歩いた。

一茶の仮装をした人や、一茶のイラストを書いた手作りのプレートを持っ て歩く人もいて、沿道に集まった人たちを湧かせていた。

ところで、大阪の与謝蕪村は、享保元年(1716年)、大阪市都島区毛馬町 (当時の摂津国東成郡毛馬村)で生またが、肝腎の「生誕日」は、残念な がら今でも分かっていない。

しかも芭蕉も、同様に「生誕日」が不明。寛永21年(1644年)三重県伊賀 市生まれたのは定かだが、「生誕日」はが分かっていないのだ。しかも厄 介なことに、生誕地そのものも、赤坂(現在の伊賀市上野赤坂町)説と、 柘植(現在の伊賀市柘植)説の2説あり、困惑させられている。

だから、確定している「生誕日」に「お祝い」出来るのは小林一茶だけと いうことになり、蕪村と芭蕉を顕彰する人達にとっては、大きな惑いだ。

そこで、小林一茶の「生誕日」に「お祝いの行事」が行われた機会に、本 誌でこれまで触れたことの無かった小林一茶の生涯等を、綴って置きたい。

◆小林 一茶は、宝暦13年5月5日(1763年)信濃北部の北国街道柏原宿 (現長野県上水内郡信濃町大字柏原)の中農の長男として生まれた。

3歳の時に生母を失い、8歳で継母がやってくる。しかし継母に馴染めず、 安永6年(1777年)、14歳になった時、郷里を離れて江戸へ奉公に出向く。

25歳のとき、小林竹阿(二六庵竹阿)に師事して俳諧を学ぶことになり、 一茶の俳諧への取り組みが開始される。

寛政3年(1791年)、29歳の時、一旦故郷に帰り、翌年から36歳の年まで俳 諧の修行のために、近畿・四国・九州を歴遊する。

享和元年(1801年)、39歳のとき再び帰省。病気の父を看病するが、1ヶ 月ほど後に父は死去。以後遺産相続を巡り、継母と12年間争うことになる。

一茶は再び江戸に戻り、俳諧の宗匠を務めつつも、遺産相続権は争い続ける。

文化9年(1812年)、50歳で故郷の信州柏原に帰り、その2年後28歳の妻・ きくを娶り、3男1女をもうけるが、皆幼くして亡くす。きくも、痛風がも とで、37歳の生涯を閉じた。

62歳で2番目の妻(田中雪)を迎える。しかし老齢の夫に嫌気がさしたの か、半年で離婚。

64歳で結婚した3番目の妻やをとの間に1女・やたをもうける。(やたは一 茶の死後に産まれ、父親の顔を見ることなく成長するものの、一茶の血脈 を後世に伝える。1873年に46歳で没。

一茶は、文政10年閨6月1日(1827年)、柏原宿を襲う大火に遭い、母屋 を失い、焼け残った粗末な「土蔵」暮らしをするようになる。

そして、その年の11月19日、その土蔵の中で、64年半の生涯を閉じる。法 名は釈一茶不退位。
◆さて、<一茶俳句の作風>だが、
幼少期を過ごした家庭環境から、いわゆる「継子一茶」、義母との間の精神 的軋轢を発想の源とした自虐的な句風をはじめとして、風土と共に生きる 百姓的な視点と、平易かつ素朴な語の運びに基づく「句作」が目を引く。

その作風は与謝蕪村の天明調に対して、化政調と呼ばれている。
◆<代表的な句>は
雪とけて村いっぱいの子どもかな

大根(だいこ)引き大根で道を教へけり

めでたさも中位(ちゆうくらゐ)なりおらが春

やせ蛙(がへる)まけるな一茶これにあり

悠然(いうぜん)として山を見る蛙(かへる)かな

雀の子そこのけそこのけお馬が通る

蟻(あり)の道(みち)雲の峰よりつづきけん
やれ打つな蝿(はへ)が手をすり足をする

名月をとってくれろと泣く子かな

これがまあ終(つひ)の栖(すみか)か雪五尺
うまさうな雪がふうはりふうはりと

ともかくもあなたまかせの年の暮(くれ)

◆序でながら、<一茶の作った句の数>のことだが、句数は約2万句と言わ れ、芭蕉の約1000句、蕪村の約3200句に比べ非常に多い。

しかし、よく知られている「我と来て遊べや親のない雀」にも、「我と来 て遊ぶや親のない雀」と「我と来て遊ぶ親のない雀」の「類句」があり、 これを1句とするか3句とするかは、議論の分かれる。<参考:ウィキペ ディア>

以上、一茶「生誕日」祝賀会を知り、一茶の生涯を掲載してみた。

ところがここで述べたかったのは蕪村が、「生まれた毛馬村」で父母の死 後、私生児として味合う精神的軋轢と自虐的苦悩が、一茶の感慨と極めて 類似したところが多々あることだ。

これが、一茶の生涯を明らかにすることによって、蕪村と重なる予期しな い苦衷の共通点が見つかり、そのことを書き留めて置きたかった。

「生誕日」が分からない蕪村だが、小林一茶の「生誕日祝賀」に劣らない ような記念主行事を、これから適切な時に「蕪村祭」として開催し、大阪 の俳句文化振興に貢献し、後世に伝承したいと考えている。

   


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世界が称賛する 日本の経営
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        伊勢 雅臣

「日本的経営」こそ、グローバル経済で、かつての日本の活力を取り戻す道。

■1.まえがき・・・「日本的経営」を見失いつつある日本企業

筆者は欧州で4年、アメリカで3年、日本企業の現地法人社長として企業 経営を経験していますが、最近、日本から聞こえてくるのは、ブラック企 業で過労死したとか、派遣社員やパート・アルバイトばかりが広がって、 低賃金と不安定な生活のために、多くの青年たちが結婚すらできない、と いうような暗いニュースばかりです。

かつての日本企業が人を大切にして事業を成長させようとした姿勢、すな わち「日本的経営」を見失いつつあるのではないか、という気がしてなり ません。そして、これが近年の日本経済や日本企業がかつての活力を失い つつある原因の一つではないか、と考えています。

逆に欧米で仕事をしていると、欧米企業の方が、かつての日本的経営の良 い所を学んで、元気を回復しつつある、と感じられます。近年のアメリカ やヨーロッパで盛んに出版される経営書や、経営セミナー、コンサルティ ングの内容を見ていると、その正体はかつての日本企業が実践してきた日 本的経営そのものではないか、という「既視感」にとらわれるのです。


■2.欧米企業の人を大切にする経営

たとえば『リーダーシップ・チャレンジ』という本があります。初版刊行 から約三十年、世界二十カ国以上で刊行され、累計で200万部も売れてい るベストセラー、かつロングセラーです。その中身は、いかに社員一人ひ とりが、自ら考え、主体的に行動できるようにするか、ということを繰り 返し繰り返し論じています。

アメリカの経営書らしく、内容を理屈っぽく体系化し、沢山の事例を採り 入れて四百頁もの大部になっていますが、その説くところは、かつての日 本企業が社員一人ひとりを育てようと努力してきたことと同じです。

実際に、この本は私の所属する日本企業の伝統的な人づくりの精神を米国 人幹部に伝えるのにぴったりだと考え、この本に沿って私が日本での経験 を話しています。

また1980年代に登場し、全世界での累計販売1500万部と異例の大ベストセ ラーとなった『一分間マネジャー』(K・ブランチャード、S・ジョンソ ン、ダイヤモンド社)には次のような一節があります。


管理している部下の顔を一人ひとり、一日のほんのわずかな時間でいいか らチェックしよう。そして、部下こそもっとも大切な財産であることを、 肝に銘じよう。


欧米の心ある企業は、社員一人ひとりが活き活きと働き、創造力や志をフ ルに発揮させることが、企業の業績を上げる近道だと考え、こういう本を テキストにして人材育成に励んでいるのです。


■3.「三方良し」を追求する「日本的経営」

何が日本的経営か、に関しては、厳密な経営学的議論もありえましょう が、本書では企業人の一般的常識に訴えるレベルで捉えたいと思います。 そのために近江(おうみ)商人の心得として伝えられてきた「三方(さん ぽう)良し」、すなわち「売り手良し、買い手良し、世間良し」に則っ て、説明しましょう。

「売り手良し」──売り手は従業員と株主(銀行等を含む)からなります。 企業は従業員に就業機会と生計の糧(かて)を与え、なおかつ成長や生き 甲斐を実現する場を提供します。企業とは、こうした従業員の共同体で す。企業を資金面で支える株主には、提供した資本に見合った適正な収益 を安定的にお返ししようと努めます。

「買い手良し」──顧客の求める商品やサービスを適正な価格で提供し、そ の信頼を勝ち得ようと努めます。価格と原価の差が利益ですが、それは売 値(=顧客に提供した価値)と、原価(=企業内で消費した価値)の差、 すなわち事業活動によって創造された価値を表します。したがって、利益 とは企業がどれだけの付加価値を生み出したかを計る尺度です。

「世間良し」──社会の必要とする商品やサービスを提供することによっ て、社会のニーズを満たし、問題を解決し、進歩を実現します。また、収 益の一部を税金として納めることで、国家や地域社会を支えます。

 この「三方良し」を追求する経営を、本書では「日本的経営」と呼ぶこ とにします。


■4.「株主資本主義的経営」

「三方良し」の対極にあるのが「株主資本主義的経営」です。これも「三 方」に分けて考えてみましょう。

「売り手」──「売り手」とは株主のことです。株主の投資収益、それも特 に短期的収益を最大化することが企業の唯一の目的と考えます。企業は 人、もの、設備からなる収益マシーンであり、従業員はその歯車にすぎま せん。性能の悪い歯車や不要になった歯車は使い捨てにされます。また企 業は収益マシーンですから、普通の設備と同様、売り買いの対象になります。

「買い手」──買い手、すなわち顧客とは、企業が商品・サービスを提供 し、その対価を受け取る相手です。これは純粋に経済的な取引であり、契 約に違反しない限り、顧客のためを考える必要はありません。

「世間」──社会は事業活動の環境であり、社会の法律を守っている限り、 その中で自由に活動すれば良いと考えます。

近年の多くの日本企業は、アメリカからやってきた株主資本主義的経営こ そ最新の経営だと思い込み、かつての三方良しを追求する日本的経営など 時代遅れのものとして、捨て去ってしまったのではないでしょうか。


■5.人を成長させる日本的経営のパワー

しかし、人間が成長する存在であることを考えてみれば、日本的経営の方 が経済的パフォーマンスも良く、人々や社会を幸福にするパワーもはるか に優れていることは、自明ではないでしょうか。

たとえば、人間はじっくり育てて、創造力、意欲、チームワーク力を伸ば せば、数倍、数十倍の働きができます。それを派遣社員・パート・アルバ イト化して、決められた通りの仕事だけさせて人件費を何割か下げる、仕 事量が減ればすぐに人員整理するというアプローチでは、まさに宝の持ち 腐ぐされです。

こんな経営では、人を真に成長させ、活躍させる日本的経営に太刀打(た ちう)ちできないのは、当然でしょう。

江戸時代の日本に高度な商業や金融業が発達したのも、開国後わずか半世 紀ほどで世界の五大国にのし上がったのも、また敗戦後に奇跡の復興を遂 げ、その後の高度成長で世界第2位の経済大国にのし上がったのも、この 日本的経営を多くの企業が広範に実践し、人づくりに努めてきたからだと 私は考えます。

今日の優れた欧米企業は、かつての日本企業のパワーを見て、この点に気 がついたからこそ、日本的経営を彼らなりに咀嚼し、追求しています。

彼らの言う“Employee Satisfaction”(従業員満足)とは「売り手良 し」、“Customer Satisfaction”(顧客満足)とは「買い手良し」、そし て“Corporate Social Responsibility”(企業の社会的責任)とは「世間 良し」の訳語であると考えて良いと思います。


■6.日本的経営こそ活力を取り戻す道

日本的経営はわが国の歴史の中で内発的に発展してきたものですが、日本 企業だけが実践しうる特殊なものではありません。それは普遍的な人間や 社会の本質に根ざした、合理的な経営の王道だからです。だからこそ欧米 企業でも真面目(まじめ)に取り組めば、国や文化によって多少の味付け は必要でしょうが、かなりの程度、実践できます。

また「日本」的経営と呼んでも、唯一、日本国内だけで孤立して発展して きたものというわけではありません。中欧や英米の歴史の中で、並行して 発達した類似の考え方や伝統もあります。そうした土壌があるからこそ、 欧米企業も大きな抵抗なく、日本的経営を取り入れられるのでしょう。

ただ、かつてのわが国ほど、多くの経営者や企業が日本的経営の精神を もって、広範な事業に取り組んできた歴史を持つ国はないと思います。

本書は、そのような先人の足跡を辿たどることで、読者に日本的経営を思 い出していただくことを目的としています。それができれば、日本の企業 人、企業、そして日本国全体が、かつての活力を取り戻すことができる、 と信じています。


■7.『世界が称賛する 日本の経営』目次

第1章 現代を生き抜く日本的経営

日本電産・永守重信の新「日本的経営」

老舗企業の技術革新

世界ダントツのサービス品質が未来を拓く

知的障害者に「働く幸せ」を提供する会社

第2章 世界に挑んだ日本的経営

 井深大――日本人の創造力
 本田宗一郎と藤澤武夫の「夢追い人生」
 しょうゆを世界の食卓に――国際派日本企業キッコーマンの歩み
 海外貿易の志士――森村市左衛門

第3章 国を興した日本的経営

 豊田佐吉の産業報国
 伊庭貞剛――君子、財を愛す、これを取るに道あり
 縁の下の力持ち――銀行業の元祖・安田善次郎
 日本型資本主義の父――渋沢栄一

第4章 日本的経営の源流

 松下幸之助――日本的経営の体現者
 二宮金次郎の農村復興
 石田梅岩――「誠実・勤勉・正直」日本的経営の始祖
 道徳が経済を発展させる


■8.あとがき・・・会社の徳と国家の徳

「社徳」という言葉があります。「人徳」が個人の持つ徳を表すように、 「社徳」とは会社の持つ徳を意味します。株主資本主義的経営では会社は 収益マシーンですから、ロボットが人徳を持ち得ないように、会社にも社 徳などありえないと考えます。

会社の徳を云々するということ自体が、会社が一つの共同体であって、徳 のある会社も、ない会社もある、という考え方を表しています。そして、 日本的経営で追求すべき徳が「売り手良し」「買い手良し」「世間良し」 なのです。

私は日本でも多くの企業の方々と取引や学会などでお付き合いさせていた だきましたが、立派な創業者によって設立された会社の社員は、なんとな くその創業者の遺徳が感じられる、ということをたびたび経験しました。

松下(現・パナソニック)の人はなんとなく松下らしく、トヨタの人はト ヨタらしい、という感じです。おそらく創業者の遺徳が遺伝して、後継者 に伝えられるのでしょう。そういう意味で、本書をお読みいただいた企業 人の方には、ぜひ自社の歴史を辿たどって、どんな人々がどのような思い で自分の会社を設立し、維持・発展させてきたのか、調べてみることをお 勧めします。

さらに、本書に登場する企業や人物に興味を持たれたら、ぜひ巻末に挙げ た参考文献などに直接あたってみてください。それが一番良い日本的経営 の勉強法でしょう。

会社に社徳があれば、国家にも徳があります。わが国の初代・神武天皇は 橿原の地に都をつくる際に、わが国の建国宣言とも言うべき詔(みことの り)で、民を「大御宝(おおみたから)」と呼び、「天地四方、八紘(あ めのした)にすむものすべてが、一つ屋根の下の大家族のように仲よくく らそうではないか」と宣言しました。

この精神が、いかにわが国の歴史の根底を清冽な地下水のように流れてい るか、そして、この理想を実現するために、いかに多くの先人たちが生涯 を捧げたかを、それぞれ『世界が称賛する 日本人が知らない日本』[b] 『世界が称賛する 国際派日本人』[c](ともに育鵬社刊)にまとめました。

本書でとりあげた日本的経営の「三方良し」の理想とは、実はわが国建国 の理想を事業面で語ったものだと言えます。日本的経営はわが国の建国以 来の伝統に根ざしているのです。

いずれにせよ、我々現代の日本人はこのような素晴らしい精神的遺産を先 人から受け継いでいます。それを思い出して、ご自身の職場の中で「三方 良し」の理想を追求する方々が一人でも増えることを願っています。それ がわが国の未来をより明るくし、我々の子孫の幸せを増進する近道だと信 じています。

最後になりましたが、育鵬社編集長の大越昌宏氏には今回の出版に際して も、企画から完成まで大変なお世話になりました。この紙面をお借りし て、御礼申し上げます。



■リンク■

a. 伊勢雅臣『世界が称賛する 日本の経営』、育鵬社、H29
http://www.amazon.co.jp/o/ASIN/4594076858/japanontheg01-22/

b. 伊勢雅臣『世界が称賛する 日本人の知らない日本』、育鵬社、H28
http://www.amazon.co.jp/o/ASIN/4594074952/japanontheg01-22/

c. 伊勢雅臣『世界が称賛する 国際派日本人』、育鵬社、H28
http://www.amazon.co.jp/o/ASIN/4594075681/japanontheg01-22/


     
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お邪魔虫共産党
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  渡部 亮次郎

中国では幹部でも汚職がばれれば死刑になる。それでも幹部の汚職が引き もきらない。いくら共産主義に共鳴しても、私欲とは人間の本能に等しい ものだからである。

こうした目で中国を見ていれば、共産党が政権を掌握している限り人権尊 重や政治の民主化なぞは絶対実現しないと思うのが普通だが、経済の改革 開放が進むのに比例して民主化が進むはずだと考える人々がいる。特にア メリカの人たちに多い。

中国が何故、共産革命に成功したか。それは国家権力を手中にしようとし た毛沢東の策謀が成功したからである。国家の形態は何でも良かったが、 とりあえず貧民が国民の大多数だったので、「金持ちの財産を分捕り、皆 で平等に分配しよう」と言う呼びかけに合致したのが共産主義だった。

共産主義政府の樹立が毛沢東の望みではなかった。真意は権力の奪取だっ た。日中戦争の終結で、日本軍の放棄して行った近代兵器を手中にして蒋 介石と国内戦争を続けた結果、蒋介石は台湾に逃亡した。毛沢東は昭和 24(1949)年10月1日、中華人民共和国建国を宣言した。

人民も共和も中国語には無い。日本語だ。畏友加瀬英明氏の説明だと、中 国語には人民とか共和と言う概念が無いのだそうだ。北朝鮮はそれに民主 主義が加わって嘘が深化している。

権力は掌握したが、人民への約束を果たす手段が無い。とりあえず人民公 社と大躍進政策が当時のソ連をモデルに実施されたが、農民は生産意欲の 低下とサボタージュで抵抗。

結果として食糧不足に陥って各地で飢饉が発生。餓死者は1500万人から 4000万人と推定されている(「岩波現代中国事典」P696)。

毛沢東の死(1976年)後2年、失脚から3度目の復活を遂げていたトウ小平が 経済の開放改革を断行。開放とは日本など外国資本の流入を認め、改革と は資本主義制度への転換を意味した。

4つの近代化を掲げたのだ。工業、農業、国防、科学技術の近代化であ る。今のところ実現に近付いているのは軍事の近代化である。

トウ小平は政治の近代化だけは断乎として拒否した。肥大化した経済が政 治(共産政府)を圧倒する危険を回避したのである。だから第2天安門事件 には反革命の匂いを嗅ぎ、断乎、弾圧した。

しかし発展する資本主義にとって共産党政府による様々な統制は邪魔以外 の何物でも無い。工場用地の確保一つとってみても、土地すべての国有は 障害でしかないが、自由にならない以上、共産党幹部を「買収」する以外 に方法が無い。

したがって多発する共産党幹部による汚職事件はいわば構造的なことで あって、客観的にみれば「事件」ではなく「日常茶飯事」に過ぎない。

しかも冒頭に述べたように「私欲」は本能のようなものだ。所有を否定す るのが共産主義の思想でも「本能」には勝てっこない。つまり共産主義体 制化で経済だけを改革開放すれば汚職簸自動的に起きるし、共産党幹部に すれば、現状を変更するメリットは全く無いわけだ。

汚職は時たましか発覚しない。摘発で死刑になるのは不運な奴で政府の知 るところではないのだ。かくて中華人民共和国政府は汚職にデンと腰を下 ろした政権。民主化を抑え、人権無視の批判など絶対耳に留めない。耳が 左右に付いているのは右から聞いたら左から逃す為にあるのだ。


       
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話 の 福 袋
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 ◎慎太郎氏「百条委」決定的 小池氏に追い風、反ドン派・自民都議が開催要求 

石原慎太郎元都知事が、崖っぷちに追い詰められた。「都議会のドン」こと内田茂都議率いる都議会自民党(57人)が事実上分裂し、都議11人が「有志の会」を立ち上げ、豊洲新市場などについて、強い調査権を持つ「百条委員会」の開催を求めたのだ。

都議会公明党(22人)が賛成すれば、石原氏は“現代のお白州”に引きずり出される。石原氏が来週開くと明言していた記者会見も、「延期説」と「中止説」が交錯している。

「都議選(6月23日告示、7月2日投開票)までに、自民党は変わる必要がある」

「有志の会」の都議はこう語った。ドン一派と袂別した11人は16日、豊洲問題で「強い権限を持つ調査特別委員会(百条委員会)を設けるべきだ」とする意見書を、高木啓都議会自民党幹事長に提出した。

高木氏は、小池百合子都知事側が「新たな敵」と位置付けるドン一派「4人組」の1人。都議会自民党は「(百条委員会は)検討が必要」との立場で、内部からは「11人は自分の選挙のため、石原氏を生け贄にした」との批判も聞かれる。

都議会は3月18−20日のいずれかに豊洲問題についての参考人招致を開き、その場に石原氏らを呼ぶことを決めている。

これに対し、民進党系「東京改革議員団」(18人)と、共産党都議団(17人)は、強い強制権があり、罰則も科せられる「百条委員会で対応すべきだ」と主張していた。

都議会の定数は127人で、百条委員会設置に必要な過半数は64人。有志の会と東京改革議員団、共産党都議団に、都議会公明党(22人)が賛成すれば、68人となり、百条委員会設置が確定的となる。

包囲網が狭まるなか、石原氏が「自分の口で説明したい」「屈辱を晴らしたい」として来週にも開くと明言していた記者会見について、一部メディアが16日、「中止報道」を流した。

これに対し、石原氏は同日、東京・田園調布の自宅で記者団に「(会見は)行いますよ」と語った。ただ、「今、資料を集めている」とも述べた。どうやら会見は再来週の27日以降に先送りされるようだ。

グタグタ感の漂う石原氏に対し、小池氏は同日の記者会見で「屈辱とか、そういう問題ではなく、都民はファクト(事実)をお知りになりたい」と言い切った。

石原氏はファクトで都民を納得させられるのか。
【ZakZak】  2017.02.19 〔情報収録 − 坂元 誠〕


 ◎トランプ大統領「政権は順調」、就任1か月で早くも“選挙活動”

アメリカ大統領に就任してからおよそ1か月のトランプ氏は18日、ホワイ トハウスの公式行事ではなく、異例の“個人の選挙活動の一環”として集会 を開き、「政権は順調だ」とアピールしました。

トランプ大統領は演説で、「とんでもない状況を引き継いだのに、ホワイ トハウスはすごくスムーズに進んでいる」と政権の成果を強調しました。

また、開発費用が膨らんでいる米軍の最新型ステルス戦闘機「F−35」を めぐって、自身がコスト削減を命じたことをアピールする中で、日米首脳 会談での安倍総理との会話に触れ、「偉大な男である安倍総理に、『何百 万ドルも節約できた』と感謝された」と述べる形で、会談内容を明らかに しました。(19日13:13).
TBS系(JNN) 2/19(日) 14:25配信


 ◎米空母、南シナ海に=中国をけん制か

【ワシントン時事】米原子力空母カール・ビンソンは18日、南シナ海での 活動を開始した。

米軍は発表で「通常の作戦行動」と説明しているが、軍事面を含め南シナ 海への進出姿勢が顕著な中国をけん制する狙いもあるとみられる。

 カール・ビンソンを中心に編成した空母打撃群は1月初めに米西海岸の サンディエゴを出航した。これまでハワイとグアムなどの沖合で訓練を実 施してきた。打撃群の司令官は「(作戦)能力を明確に示し、(域内)同 盟国との強固な関係をさらに強めたい」と述べた。
時事通信 2/19(日) 1:07配信



 ◎納豆で脳卒中死亡リスク3割低下 岐阜大が3万人調査

納豆をふだんよく食べる人はそうでない人に比べ、脳卒中で亡くなるリス クが約3割低いとする調査結果を岐阜大のチームがまとめ、米国の臨床栄 養学の雑誌で報告した。納豆に含まれ、血管が詰まるのを防ぐ作用がある 酵素などがかかわっている可能性がある。

岐阜県高山市に住む男女約2万9千人について、1992年に健康状態や食習 慣などを尋ね、16年後の生死や死因を確認。納豆をふだん食べる量に応 じて四つのグループに分け、死亡リスクとの関係を調べた。

調査期間中に、677人が脳卒中で亡くなっていた。年齢のほか、喫煙状況 や運動習慣などが影響しないように考慮して計算すると、納豆を最も多く 食べていたグループ(1日あたり7グラムほど)の脳卒中による死亡リス クは、納豆をほとんど食べないグループより32%低かった。心筋梗塞(こ うそく)などで亡くなるリスクも下がる傾向がみられた。
朝日新聞デジタル 2/18(土) 23:04配信



 ◎<正男氏殺害>逮捕の女、見方割れ

【クアラルンプール西脇真一、平野光芳】北朝鮮の金正男(キム・ジョン ナム)氏の殺害事件で、実行犯として逮捕されたインドネシア人のシ ティ・アイシャ容疑者(25)は「悪ふざけの映像を撮影するためだった」 と警察に供述している。実行犯の女らに明確な殺害の意図があったのか、 それとも北朝鮮側にだまされて利用されたのかが、今後、捜査の焦点とな りそうだ。

 ◇5秒で犯行=工作員?/目立つ服=利用された?

 17日未明、事件が起きたクアラルンプール国際空港3階の出発ロビー で、シティ容疑者とベトナム旅券を持つドアン・ティ・フオン容疑者 (28)の2容疑者を立ち会わせた警察による実況見分が行われた。地元 紙「ニュー・ストレーツ・タイムズ」によると、犯行は5秒間。

自動チェックインカウンターの前に並んでいた金正男氏の前に女の1人が 立ちふさがって注意をそらせた後、背後から別の1人が首を絞めるような 動作をした。その間に毒物を与えたとみられ、2人は立ち去ってタクシー などで逃げた。

短時間に鮮やかな手口で犯行を終えていることから、当初は「訓練された 工作員による犯行」との見方が出ていた。北朝鮮は「裏切り者」暗殺のた め、自国で訓練したスパイを派遣してきた歴史があるからだ。

一方、犯行の稚拙さを指摘する声も根強い。現場の空港は多数の防犯カメ ラが設置され、警備員も多い。容疑者の特定の決め手になったのは防犯カ メラの映像で、ドアン容疑者は英語の俗語で「大爆笑」を意味する 「LOL」と書かれた目立つTシャツを着ていた。また、ドアン容疑者は 空港に戻ったところを逮捕された。

シティ容疑者は事件前から家族に「さまざまな場所で撮影を繰り返してい る」と説明していた上、同空港で「リハーサル」をしていたとの情報もあ る。実行役とみられる女2人が「悪ふざけ」と思い込んでいたなら、手口 の鮮やかさも、稚拙さも同時に説明できる。

 韓国紙・中央日報は、偵察に関する仕事に従事していた脱北者の話とし て「金正男氏が女性に関心が高く、女性に親切な点を利用した」と伝え た。警察は他に女2人のサポート役や監視役として男4人が関与したとみ ており、女2人は金正男氏を油断させるために選ばれた可能性が高い。
毎日新聞 2/19(日) 7:40配信



 ◎米上院が環境長官を承認、温暖化懐疑派のプルイット氏

【2月18日 AFP】米上院は17日、ドナルド・トランプ大統領が環境保護局 (EPA)長官に指名したスコット・プルイット(Scott Pruitt)氏(48、 共和党)を承認した。

オクラホマ州司法長官を務めたプルイット氏は化石燃料使用を擁護する地 球温暖化懐疑派として知られる。環境保護規制を押しとどめたい産業界や 温暖化懐疑派の側に立ち、EPAを相手に同氏が提訴あるいは参加した訴訟 は十数件に上る。このため同氏のEPA長官指名はトランプ政権の人事の中 でも特に議論を呼んでいた。

上院での投票は賛成52、反対46で、共和党、民主党の議席数にほぼ沿った 結果だったが、民主党からは石炭埋蔵量の多いウェストバージニア州と ノースダコタ州の選出議員が賛成にまわった。
【AFP】  2017年02月18日 15:06 〔情報収録 − 坂元 誠〕



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読 者 の 声
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 1)Englishには独特の言い回しがある:前田正晶

“His comments are always full of implications.”

解説)“implication”はジーニアス英和には「〔・・・という〕含蓄、包 含;ほのめかし、暗示するもの」とうが出て来る。元の動詞は“imply”で あるのは言うまでもないこと。「彼が言うことは何時も如何様にも取れる ので(困る?)」か「彼が言うことは何時も暗示が多いので」と解釈でき るだろう。言ってみれば「暗示に満ちている」のではどう解釈すべきか悩 ませられるのだ。

“My boss gave me a lecture on my poor performance.”
解説)「上司は私の成績が振るわないので説教した」となるのだ。即ち、 “give 誰々 a lecture”で「〜にお説教をした」となる。“lecture”は「講 義」の意味だが、このようにも使われる。

“Do you like to have your brief case personalized?”
解説)「ブリーフケースに貴方の頭文字(イニシャル)を入れますか」な のだが、「お名入れ」をこのように言うのだ。実は初めてこう尋ねられた 時には何のことか解らなかった。アメリカ人たちの持ち物にはイニシャル が入っている事が多い。ジーニアス英和には「物に所有者を明らかにする ために[氏名、頭文字など]をきにゅうする」とある。

“Sorry for such a short notice, but could you please come over here to discuss outstanding issues this afternoon?”
解説)一寸長くなってしまったが「急な申し入れで恐縮ですが、本日の午 後にこちらにお出で頂いて懸案の件を話し合いませんか」辺りになると思 う。“short notice”はジーニアス英和には「突然の通知」となっている。 なお、“discuss”はOxfordには“to talk about 〜 with 〜 誰々”となって いる。どうも「論議する」か「意見を出し合う」よりも「話し合う」のが 先のようだ。

“I am afraid you are getting a little shortsighted.”
解説)「私には貴方はどうも先見性に欠けてきたと思えるのですが」なの だが、「近眼」のことをUK(英連合王国)では“shortsighted”と言い、ア メリカでは“nearsighted”となる。しかし、何れも「先見性に欠ける」と いう意味で使えるの要注意か。

“Do you know his whereabouts by any chance?”
解説)「ひょっとして彼が何処にいるか(所在)を知っているかい」なの だ。やさしい言葉ばかりでかなり難しいことを言っている。 “whereabouts”が所在なのだが、常に複数形で使うのだ。また“by any chance”は「ひょっとして」なのだが、「もしかして」の方が正当な日本 語だと思う。

“The elder brother is soft-spoken but the younger brother is a terribly out-spoken.”
解説)「その兄弟で上の方は穏やかな話しぶりだが、弟の方はとても遠慮 なく(ずけずけと)ものを言うのだ」ということで、“soft”に言うのが 「穏やかな話しぶり」で、hardの代わりに“out”が付くと「率直な」であ り、「控えめにいうべき時に遠慮しない」となっているのが面白いか。




 2)我々はこのように活用していた:前田正晶

既に採り上げたように、石原元東京都知事が在任中に海外出張で一流ホテ ルの高額なスイートルームに泊まっていたことは、かねがね批判されてい たが、週刊文春が最近になってその経費の濫用(?)を採り上げていた。

いや、「それを経費の濫用である」と非難するかの記事を載せたと言う方 が正確かも知れない。勿論、同期の英雄である石原君を擁護したい気持ち はあるが、そこを離れてここではW社在職中に経験したアメリカの企業が どのようにスイートルームを使うかをご参考までに紹介してみよう。

我が事業部では隔年に全米の何処かの大都市で開催される食品とその関連 の業界の“Convention”(“a large meeting of the members of a professional, a political party, etc.”と呼ばれる関連業界の大規模な 展示会で、全米と全世界から関係者が参加するもので、Expoとも呼ばれて いた)には事業部のほぼ全員が出展者として参加していたし、私も日本市 場の担当者として詰めていた。開催された都市はシカゴが最も多く、他に はアナハイム、アトランタ、アトランテイック・シテイー等だった。

その際にアメリカのトリプルAの格付け(当時)のメーカーとしては、そ の格に相応しい各都市の一流のホテルに全員で宿泊していた。そこでは必 ずスイートルームを取ってそこには幹事役のマネージャーが入り、副社長 兼事業部長は言うなれば普通の部屋に泊まっていた。ではスイートルーム をどのように使うかだが、その点にアメリカ式の経費の使い方の妙がある と思う。

それはスイートルームの大きな方の部屋には、言わば世界中の名酒(銘酒 でも良いか?)やコーヒーやCola等の飲料の他に適当なおつまみを用意し て、日中に来訪されたお客様との商談にも簡単な接待にも使えるように準 備されていた。また、夜は部員たちが思い思いに集まって何もホテルの バーに行くまでもなくその場で談笑も出来るし、会議にも反省会にも使え るし、更には重要な打ち合わせの朝食会の会場としても活用されていた。 ここまででも経費節減に役立っているとお解り頂けるだろうか。

幹事役のマネージャーは奥まったベッドルームで寝ていても、先ず騒音に 悩まされることはないとも聞いていた。展示会に出展するアメリカの大手 製紙会社は皆それぞれがその都市の一流ホテルに宿泊して、スイートルー ムにお客様をお招きして接待も商談も可能なようにしていた。我が社はシ カゴでは、かのリッツ・カールトン(The Ritz-Carlton)を定宿にしてい た。それは贅沢でも虚栄の為でもなく、お客様との良好な関係を促進する 目的もあったのだ。

石原元東京都知事にせよ、舛添前都知事にせよ、「トップだからその都市 の一流ホテルに泊まるのだ」などということを言わずに、「その土地でも 都 市でも重要な方との会合のためにご招待する時のためにスイートルー ムを 取ったのだ」と言えばあれほど非難され批判されることはなかった のでは ないかとすら思うのだ。

即ち、アメリカの企業社会におけるスイートルームの活用法を少しでも学 んでおけば良かったのではないかということだ。換言すれば、彼らアメリ カの企業は予算の立て方というか、経費の有効的な使い方を心得ているの だと思う。

私は私の職務とは関係がないことなので、Ritz-Carltonのスイートルーム の部屋代が如何ほどかなどは知る由もない。だが、シカゴではあのメゾ ネット方式で階下にはグランドピアノまで置いてあったのを見れば、一度 くらいはこういう部屋に泊まってみたいと誰しもが思うだろうと感じた豪 華さだった。今となっては単に回顧談だが、一般論として外国の企業のホ テルの活用法にはこういうこともあると紹介した次第。


 3)馬場伯明様のおっしゃっていることは、全くその通りだと思
います。

ボランティアとは、本来善意に基づく無償の奉仕であったのが、社会情勢 の変化により、有償ボランティアもボランティアとしてのジャンルにくく られるようになったが、私は無償か有償かで、本質的に大きな違いがある と思うので、有償ボランティアには他の名称を付すべきだったと思います。

ただ、そうだからといって、有償ボランティアの意義や存在を否定する積 りはなく、本質的に異なる活動を同じ言葉でくくる難しさではないでしょ うか。(和魂洋才)



 4)「通学児童の守り神」(本誌4271号2017/2/19)で「セーフ ティー・ウォッチャー(安全見守り者)」の羽根井伸治さん(84歳)を紹 介した。羽根井さんは、早朝、稲丘小へ渡る稲丘第二橋の袂(たもと)の 信号機がない交差点の横断歩道に立ち、77歳から7年間通学児童を誘導し その安全を守り続けている。

朝日新聞が公益財団法人交通事故総合分析センターに調査を依頼し2015年 までの5年間の歩行中の交通事故を分析した(2017/2/19朝日新聞)。歩行 中の交通事故による死傷者数は、小学1年生(7歳)は8944人(男子6097 人、女子2847人。死者男女計30人)。

入学を機にぐんと増え6年生になる と4分の1になる。2015年の場合、7歳 児の人口10万人当たりの死傷者数は 約140人で全年齢の3倍に上るとい う。キーワードは「飛び出し」「通学時 間帯」自宅から1キロ圏内」だ。

羽根井さんたちの仕事がいかに尊くありがたい仕事(ボランティア)であ るかとあらためて思った。「危ないよ。信号のない交差点でもちゃんと停 止するのよ」と家庭で児童に口頭で教えても、交差点などの現場での親の 指導はせいぜい月間数回であろう。

しかし、羽根井さんたちは、児童たちを通学(登校)の毎朝、信号の無い 交差点の現場で一旦停止・確認させ安全歩行を丁寧に指導している。小学 1年生から毎日毎日指導を受け実行することにより完全に習慣化し自然に 児童たちの身についてしまう。 

読者のみなさんたちのお子さんやお孫さんの通学の交通安全はどのように 守られていますか。

羽根井さんたちの行動は、児童の「安全見守り」、児童への「無償の 愛」、「その親を含めた人間教育」の3点セットなのである。羽根井さ ん、ほんとにありがとうございます。馬場伯夫(2017/1/19 千葉市在住)



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身 辺 雑 記
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20日の東京湾岸は、予報に反して快晴。


19日午前11時ちょっと前、亀戸の南の空に長い飛行機雲が見られた。す ぐ消 えたが。午後にもあった。

今、公立小、中学校は土日が休みだが、戦前戦中は土曜日は半ドンだっ た。日教組がまだ無かったから。

南向きのベランダに置いた幸福の木の花が満開だ。散歩する近 くの猿江 公園では、梅が満開。桜も蕾が大分膨らんで、3月25日ごろ咲く と予報は 言っている。


蠢くは「うごめく」と読むそうだ。本棚の隅にある古い政界話の本の題名 から。素人は政治は国会で行われると思うが、真実、政治は料亭とかクラ ブで行われる。つまり「夜」だ。だから政治記者にとって「夜回り」は不 可欠なのだ。


脳卒中を恐れてではないが、納豆は毎日、朝食に食べる。栄養満点で安価 だし料理が要らないから。

読者:5528人。


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渡部 亮次郎 <ryochan@polka.plala.or.jp>
わたなべ りょうじろう

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  1. 入管通報情報2017/2/19
    http://yh649490005.xsrv.jp/public_html/2017/02/20/1542-%e5%85%a5%e7%ae%a1%e9%80%9a%e5%a0%b1%e6%83%85%e5%a0%b12017%ef%bc%8f2%ef%bc%8f19/

    水野英子 トークショー “トキワ荘の思い出…U・MIAのこと” レポート(1) 
    http://ayamekareihikagami.hateblo.jp/entry/2016/08/03/161750

    北極星
    https://www.google.co.jp/search?q=%E5%8C%97%E6%A5%B5%E6%98%9F&biw=1241&bih=347&source=lnms&tbm=isch&sa=X&ved=0ahUKEwi05uup7p3SAhUGOrwKHW9FB7QQ_AUIBygC

    実はがんより怖い!?抗がん剤治療の限界と副作用 
    https://matome.naver.jp/odai/2136530045555290901

    韓国製品不買運動
    http://livedoor.blogimg.jp/kaikaihanno/imgs/5/4/54e42d9b.jpg

    クマラスワミ報告撤回要請は大事な戦いの始まり!「ザ・ボイス」より
    http://kukkuri.jpn.org/boyakikukkuri2/log/eid1630.html

    天然痘予防ワクチンの正体 
    http://ameblo.jp/kissy-seed/entry-11928591265.html

    良書紹介
    http://nezu621.blog7.fc2.com/blog-entry-3302.html

    息苦しい祖国に帰りたくない朝鮮人 / 腐敗した両班の支配は嫌だ
    http://kurokiyorikage.doorblog.jp/archives/68625311.html

    旧約聖書は、アシール地方に残ったフェニキア人の記録?
    http://1qazxsw2.cocolog-nifty.com/blog/2017/02/post-246d-2.html

    女性の敵!東京都・新宿区で韓国籍の無職の男逮捕!!
    http://ameblo.jp/nadesikorin-fight/entry-12248019528.html

    朝鮮は5千年前迄は、ほぼ無人半島
    http://z-shibuya.cocolog-nifty.com/blog/2014/05/post-3d77.html

    やめんかい!!血税を無駄に使うのは!!! 
    http://ameblo.jp/syouyuya8/entry-11769998757.html

    放射能完全除去技術は、こんなに有る!
    http://blog.goo.ne.jp/capitarup0123/e/f996b7f655e2c9a456a175ced124e2a3?fm=entry_awp_sleep

    ベトナム虐殺批判に韓国が『支離滅裂な反論』で日本を全力罵倒。自己正当化理論が完全なブーメラン効果を発揮
    http://u1sokuhou.ldblog.jp/archives/50428020.html

    『モンサント−世界の農業を支配する遺伝子組み換え企業』−最悪の公害企業の恐るべき実態を明らかにする
    http://blog.goo.ne.jp/y-inosan66/e/e808c75b9c32dfa9943ad21d39452e5c?fm=entry_awc

    辛淑玉と何故か一緒
    http://blog.livedoor.jp/the_radical_right/archives/53220677.html


     2017/2/20


  2. 根がパクリである半島から文明が伝わったというのはおかしいんじゃないのか?
    昔から、日本からパクリ、中国からパクリ、そして、パクった跡を消す、ということばかり繰り返して、今に至っていると考えるのが自然。パクったから似ているのも当然。それを逆にして起源を語るってどういうこと?


    朝日新聞は「平和憲法を手にした日本本土は、基地が沖縄に集中する現実から目を背けた」と言う。しかし、アメリカによって平和憲法を押し付けられたからこそ、戦後の日本は自力で国防できずにして沖縄の米軍基地を必要としている。この現実に一貫して目を背けてきたのは、まさに朝日新聞自身である。


    日本の歴史・伝統・文化の中でも、最高の宝と言える我が国の「皇統譜」に関しては、なぜか女性宮家等を訴え、典範を改悪して「皇統断絶」を目指す連中が居る。女系論者は伝統・文化を破壊する極左アナーキストである。


     2017/2/20

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