政治・経済

頂門の一針

急所をおさえながら長閑(のどか)な気分になれる電子雑誌。扱う物は政治、経済、社会、放送、出版、医療それに時々はお叱りを受けること必定のネタも。

全て表示する >

頂門の一針4268号  2017・2・16(木)

2017/02/16

l□■■□───────────────────────□■■□
わたなべ りやうじらうのメイル・マガジン「頂門の一針」4268号
□■■□━━━────────────────────□■■□



        (平成29)2017年2月16日(木)



        己の負けパターンに固執する民進党:阿比留瑠比

         香港から消えた大富豪こと肖建華は…:宮崎正弘

         自由貿易が引き起こしたアヘン戦争:MoMotarou

               糖尿闘病体験と終末期:渡部亮次郎            
                        話 の 福 袋
                           読 者 の 声
                           身 辺 雑 記      
>
>                               発行周期 不定期(原則毎日発行)
>              
>                御意見・御感想は:
>                   ryochan@polka.plala.or.jp
         購読(無料)申し込み御希望の方は
>                     下記のホームページで手続きして下さい。
>   
>        http://www.max.hi-ho.ne.jp/azur/ryojiro/chomon.htm
    バックナムバーは http://www.melma.com/backnumber_108241     ブログアドレスは http://chomon-ryojiro.iza.ne.jp/blog/



━━━━━━━━━━━━━━━━
己の負けパターンに固執する民進党
━━━━━━━━━━━━━━━━


          阿比留 瑠比

勝負事の世界では、負け続ける人は、己の負けるパターンに固執している といわれる。つまり、自滅を繰り返しているのである。失礼ながら、民進 党の安倍晋三政権追及の現状は、まさにそうではないか。

共同通信が12、13両日に実施した世論調査では、安倍首相とトラン プ米 大統領の初の首脳会談について「よかった」と評価する回答が7割を 超 え、「よくなかった」は2割に満たなかった。国民の大多数が、首相の 訪米成果を素直に評価しているということだ。

それならば、民進党もそこを踏まえて主張すればいいはずだろう。とこ ろが、野田佳彦幹事長は13日の記者会見で、安倍首相を漫画「ドラえも ん」の登場人物になぞらえて痛烈にこき下ろした。

「今回、完全に(ジャイアンにこびへつらう)スネ夫になった」

日米同盟が再定義されつつある中で、複雑な国際関係を単純な構図に当 てはめるのは無理がある上、比喩は陳腐そのものである。野田氏は「のび 太は、びびりながらも物を言うことがある」とも述べたが、元首相の世界 観、日本の位置づけはその程度のものなのか。

14日の衆院予算委員会での民進党議員の質問もいただけない。前原誠 司 元外相は、初めこそ「国民全体からすると評価の方が多いのではない か」と日米首脳会談をある程度認めていたものの、しまいには安倍首相に こう言い放った。

 「猛獣に従順なチキン(臆病者)ですよ」






 まっとうな批判というより、ただの悪口になってしまっている。こちら も、トランプ氏を猛獣に例え、安倍首相をチキンと呼ぶことが日本をおと しめ、さらに日米首脳会談を評価した7割強の国民をバカにしたことにな るのに気づいていない。

 そもそも野田氏は、天皇陛下の譲位に関する政府の有識者会議について も「議論の方向性は民意から離れている」と批判するが、その民進党自身 はどれほど民意を受けているのか。

 NHKの11、12両日の世論調査では、民進党の政党支持率は6・ 4%と消費税率より低く、38・2%の自民党の約6分の1にとどまる。 自分たちの主張や政治手法が、民意をすくえていないことをもっと自覚 し、反省すべきである。

 14日の衆院予算委ではこんなこともあった。民進党の辻元清美氏は、 南スーダンで活動する自衛隊の日報に、「戦闘」と書かれていたことを取 り上げて「隠(いん)蔽(ぺい)だ」と集中的に追及した。

 これに対し安倍首相は、野田政権時代の平成24年にスーダンと南スー ダンとの間で大規模な武力衝突が発生した際にも、自衛隊部隊の報告書に は「戦闘」という言葉が使われていたことに言及し、こう指摘した。

 「野田政権は戦闘については全く言及せず、武力紛争は発生していない との答弁書を閣議決定している」
この「ブーメラン」に対し、辻元氏は笑みすら浮かべてこう返したのである。

 「そうムキにならずにですねえ。おっしゃったことは、全部承知して質 問しているんです」

 自分たちの政権当時は問題視しなかったことでも、安倍政権への攻撃材 料になるなら利用するという開き直りだろうか。

 とはいえ、こうした民進党の非生産的なあり方、非建設的な足の引っ張 りには、国民は飽き飽きして支持は与えないはずだ。ワンパターンな批判 を繰り出すだけでは、いつまでたっても勝てず、民意もつかめないだろう。

(論説委員兼政治部編集委員)
産経ニュース【阿比留瑠比の極言御免】2.16


       
━━━━━━━━━━━━━━━━━
香港から消えた大富豪こと肖建華は…
━━━━━━━━━━━━━━━━━
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
◇◆◇◆◇◆◇◇◆◇◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◇◆◇◆◇◆◇◇
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
平成29年(2017)2月15日(水曜日)
       通算第5187号  
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 

 香港から消えた大富豪こと肖建華は
三大悪の錬金術師=東峰、郭文貴、徐明とならびインサイダー取引の黒幕 だった
*********************************

中国で3大ファンド、それも妖しげな証券企業グループは3つあり「明天 系」、「湧金系」、「徳隆系」とわかれ、それぞれが表面に名前がでてい るCEO以外に黒幕、その背後に、本当の黒幕がいる。

北大集団系のファンド率いた郭文貴も、黒幕はどうやら徐明だった。車峰 は元人民銀行総裁の戴双龍の女婿である。

既報の通り、香港の大富豪とされた肖建華は長期滞在先のフォーシンズン ズホテルから消え失せ、中国に拉致された疑いが濃厚だとされたまま。
肖建華経営の「明天証券」は、1月31日に声明を出して「肖は外国にお り、現在治療中」であるとして動揺を最小限に食い止めようとした。

投資家が震撼するのは当然だろうが、いちばんふるえが止まらないのは太 子党の金持ち等である。インサイダー取引でさんざん甘い汁とすってきた 彼らが大金を預けているのが、この明天系証券、さらには太平洋証券、そ して明天証券系列のいくつかの上場企業であり、株価暴落、ファンドに出 資したカネは戻らないことになるからだ。

肖の失踪に前後して「証券時報」の謝鎮江社長が失脚した。国家開発銀行 の元副頭取の王益が拘束され、周りの幹部のうち1人が自殺するに至っ て、どうやら香港大富豪失踪という事件のおもてと、裏の実態が天地の開 きがあることに気がつき始めた。

肖建華は1990年北京大学卒、太子党ではない。かれがここまで好き勝手な ファンド操作ができたのは背後に黒幕がいるからだ。
      
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
読者の声 どくしゃのこえ READERS‘ OPINIONS 読者
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
  ♪
(読者の声1)中国にとって大事なカードだった金正男が暗殺され、北朝 鮮への怒りが爆発するかとおもいきや、意外に北京は静かですが?
 なにか他の思惑があるのでしょうか?(HI生、茨城)


(宮崎正弘のコメント)韓国の情報機関が確認に手間取ったようです。レ イムダックの朴政権下、それどころではないのでしょう。中国は庇護を辞 めたようですね。だから、金正男はシンガポール、マレーシア、マカオを 流浪の旅。護衛もいない!

中国が突き放していた証拠ではないか。

マレーシアの情報機関が、なにをしていたのか、これはマレーシアの公安 当局にとって大失態ではないでしょうか。

いずれにしても中国メディア、いずれもそっけない報道、あるいは無視し ていますので、次の分析を待ちたいと思います。



━━━━━━━━━━━━━━━━
自由貿易が引き起こしたアヘン戦争
━━━━━━━━━━━━━━━━


           MoMotarou

「地球が逆回転し出した日1853 其の6日目」

 『驕れる白人と闘うための日本近代史』 松原久子著より

 ーーー 江戸幕府が不安だった理由はまさにここにある。(略)それで は十八世紀末にいったい何が起こったのだろうか。

               ☆彡

長文転載失礼。トランプの騒ぎが続いているので、松原さんの著書より。 高校の歴史ではなぜか数行で終わる。 原著はドイツ語。タイトルは小生。

(転載 始)

<< 「それでは18世紀末にいったい何が起こったのだろうか。」

■茶貿易の始まりは。

東インド会社はすでにかなり長い間、茶貿易を行なっていた。

1664年前後に東インド会社の当時の重役たちはイギリスのチャールス2世 に、価格にして4、5ポンド程のわずかな茶を送った。国王は実は海外の 鳥のコレクションが趣味だったので、茶を送ったのは間に合わせの苦肉の 策だった。

ところがこの苦肉の策からイギリス人の国民的熱狂が生まれたのだった。 というのは、国王がその風味と、気分を高揚させる効果に魅了されたた め、お茶はやがて宮廷や議会、そして金持ちたちのお気に入りの飲み物に なったのである。

こうして1720年前後には、英国の茶の需要は絹と木綿を抜いて、東インド 会社が母国に送る商品の価格第1位になるほど増大した。中国はその主要 供給国となった。東インド会社は茶を広東で買わなければならなかった。 広東はかつてイギリスがポルトガルを武力で追い出した中国南部の港町で ある。

■中国に輸出するものが無かった英国

イギリスにとって貿易赤字がいかに憂慮すべき、切迫したものであったか は、1793年にイギリスの王室が公式な親書を北京政府に送ったということ でも計り知ることができる。

大使のマッカートニーは、当時すでに3億近い人口を擁していた中国とよ りよい均衡のとれた通商を実現するために、中国の宮廷の流儀に従って皇 帝の前で3回跪(ひざまづき)き、9回額を床につけた。

中国の皇帝がマッカートニーに渡した文書による回答は、微動だにしない 自信に溢れた稀有な文書であった。しかしそれは、当時の世界の現実から 見て、無知としかいいようのないものだった。

「世界の遠い片隅で統治する汝英国の王よ、汝どもは我らに使者を送って よこした。その使者は我ら帝国の慣習に従って、三跪九叩(さんききゅう こう)の礼を尽くした。我らの帝国は我らの臣民たちが必要とするもの全 てに恵まれている。

それ故汝の国と貿易をする必要がない。しかし、汝の国では茶が育たない との由、同情を以って、我らの臣民に今まで通り茶を汝らに売ることを許 可する」 このような慇懃無礼(いんぎん-ぶれい)な語調のイギリス国 王宛ての文書を皇帝は大使に渡したのである。

■英国のアヘン販売浸透戦略

恐らく(中国の)大臣も側近もインドの出来事をはじめとして、中華の大 国の外で起こったことなど問題にする価値もないと考えていたのであろ う。そのくらい中国人は世界のほかの国々に脅威を感じていなかったので ある。

しかしその間、東インド会社はインドでアヘンを栽培させ、張りめぐらさ れた仲介人の網の目を通じて広東へ船で運ばせていたのである。ポルノを 売り込んだ際に確保した非合法販売ルートを通じ、腐敗した中国の役人た ちを買収するために莫大な金額を投下して、毛細管のように広がった供給 網を作り上げたのだった。

その経済的成果は期待以上だった。インドにおけるアヘンの栽培は、東イ ンド会社の独占であった。その独占権を徹底的に行使したので、アヘンの 栽培は年々拡大の一途をたどり、中国でのアヘンの消費も増加する一方 だった。アヘンの常習者は増える一方で、中国の各都市にはアヘン窟が 次々にできた。

■東インド会社の大成功

東インド会社は200年もの間成功しなかった中国貿易を、アヘン市場の20 年足らずの集中的な開拓によって成功させたのだった。1815年から収支は 大幅に改善された。

しかし東インド会社の重役たちが、中国貿易で利潤をあげられるようにな り、二百年来初めて黒字を計上したことに満足感を噛みしめていられたの は、1830年までであった。

やがて遅きに過ぎたが、北京政府も自分たちの国の南から北にかけて、特 に沿岸の豊かな港町に何が侵食しているかが分かってきた。直ちに政府 は、アヘンの輸入は中国の法律に反するといった再確認の意味の指令を出 した。

■自由貿易の原則

アヘン貿易を公然と行なうようになっていた欧米の商人たちは異議を申し 立てた。彼らは自由貿易の原則を盾にとり、その原則は皇帝政府も認めて いたではないかと主張した。

初めは謙虚さを見せながら、次第に横暴で冷酷になっていく周到なやり口 の背後には、東インド会社の幹部の狡猾な頭脳があった。彼らは前もって マスコミを誘導していた。

中国におけるアヘン市場の開発と並行して、イギリスにおける世論とそれ に影響を受ける議会の空気を早くから操作し、遺漏のない準備に怠りな かったのである。

■マスメディアの役割

「彼らはジャーナリズムの扱いが巧妙だった」とジョーン・ロバートは辛 辣な嘲りのこもった語調で書いている。

「だから新聞は、彼らは儲けなどということを越えて、ヨーロッパ文明を 普及する使命に燃えた立派な商人たちだと書いている。

彼らにとって重要だったのは、自分たちは正しいと思われることであっ た。神の摂理とヨーロッパの進歩の側に立って、世界から野蛮な行為を一 掃することにのみ努力したのだと言われることだった」>>(終)

           ☆彡

  【討論:ヒトラーとは何だったのか?−ナショナリズムの本質を考え る[桜H29_2_4]】は日本では珍しい分析だろう。必見!    https://www.youtube.com/watch?v=OEQpfuf-QbI&t=58s
 
 何れクレームが付くからdownlord必須だ。
 注目は「米国の金融資本がいち早くヒトラーに接近し資金を貸し付けて いた」との一言だ。そのドイツ債でヒトラーは復興資金を手にし、高速道 路等の建設に使い経済を復興させていった。これは今後も我が国では語ら れないでしょう。

 似たような現象は今の中国でもあるようだ。米金融資本が早くから「相 手国政府」に貸し付けていた。危なくなってきたので減らして来ている。 その肩代わり・穴埋めに「日本のお金」が使われているのではないかと心 配しております。

評論家の宮崎正弘さんが李登輝元台湾総統に言われた事は「国際金融資 本」に気をつけよ!」。moneyには“色も国籍も”付いていないのだ。

我が国も小泉さんの郵政改革辺りから顕著になってきました。我国が我国 であったのは(頭の中が)我国であったからです。いわゆる「大和魂」を 失った時我が国は没落する、それは蝙蝠(こうもり)国家韓国を見ればわ かるのです。


     
━━━━━━━━━━
糖尿闘病体験と終末期
━━━━━━━━━━
 

     渡部 亮次郎

48歳のとき、2型糖尿病を宣告された。如何なる治療法もなく、放置すれ ば健常者より、10年は確実に早く死ぬという宣告。

結論から言うと、母親の血族に糖尿病患者が多く、若くして卒中で死んだ 人、その長女は失明の後死亡。その弟は存命中なるも闘病中。

母の姉の子供たちだから従姉兄だ。要するに糖尿病のDNAが私たち兄弟に 遺伝。それが中年になって肥満と暴飲暴食を切っ掛けとして発症したの だ。これを2型という。

4つ歳の離れている兄は郷里秋田の地元紙の記者時代、30代で既に発症して いた。その後、2012年6月、肺炎のため81歳で死亡。

また、私が秘書官として外務大臣や厚生大臣時代に仕えた園田直(すな お)さんも30代後半、肥満がきっかけの2型患者。全く治療しないまま70 歳、腎不全で死亡した。

その頃の私はまだ発症していないし、自分が糖尿病にかかりやすいDNAを 所持しているという認識もない。大臣の腎機能が低下して、鍼師が「大臣 のは糖尿病から来た腎虚ですからねえ」と言う科白を聞き流していた。

大臣は辞任後、腎臓が悪くなると、視力が急速に低下。腎臓が機能しなく なったので人工透析を始めた。69歳。「人工透析患者は数年しか生きい」 と厚生省で役人から聞いていたから、あろうことか透析開始を遅らせた。 その分、腎臓は悪くなっていた。

厚生大臣は初入閣(佐藤栄作内閣)の時と、鈴木善幸内閣の時と2回勤めた が、2度目の時、かねて糖尿病患者団体から陳情されていた患者のイン シュリン自己注射を許可した。80年ぶりの快挙だった。しかし、自らはそ の恩恵に全く浴することなく盲目で死亡した。

私が発症したのは園田さんの死後まもなくであった。食後、口の中が粘つ くので検査したら「立派な糖尿病」発症直後だった。「伝染したのかな」 と思ったものだ。

私の治療は、当面、食事制限と散歩15分と決った。東京・港区赤羽橋の済 生会中央病院の「糖尿外来」に月に1度通って経過を見るというものだっ た。しかし私より若い医者は「もっと血糖値を下げないと、どうなっても 私は知りませんよ」と脅すばかり。

済生会は明治天皇の御下賜金でできた糖尿病の病院である。明治天皇は糖 尿病や脚気を患われた。脚気は麦や豚肉を食べて治ったが糖尿病は日本で は全く研究が進んでいなかった。天皇の直接の死因は腎不全だったが、そ の原因は糖尿病だった。

そこでお隠れになった後、御下賜金により作られて病院が済生会中央病 院。現在は慶応義塾大学の支配下にある。

患者だって血糖値を下げようと懸命なのに、下がらない。何が欠陥なんだ ろうと相談に乗ってくれればいいのに「わたしゃ知らないよ」と言う態 度。喧嘩して通院をやめた。50歳だった。

事情があって離婚した。それまで住んでいた国立から千葉に近い江戸川区 葛西の賃貸アパートに移り住んだ。新しい妻には病気の事は話し、散歩も 継続したが通院は再開しなかった。

報いはすぐ来た。ある朝起きたら周りが真っ赤だ。眼底の動脈が破れて出 血したのだ。「眼底出血」である。厚生省時代の伝手を頼って港区高輪台 にある船員保険病院(現在はせんぽ高輪病院)にかけつけた。

眼底でした出血は出血箇所以外に吸収箇所はない。したがって赤いサング ラスを掛けた状態はすぐには解決しない、との御託宣。1週間ぐらいして 出血はとまった。

眼科医はそこで、出血した毛細管の先端をレーザー光線で焼いて閉じると いう。任せた。何百回とフラッシュを焚かれたような状態でヤキを受け た。あれから25年、4ヶ月ごとに検査してもらっているが、毎度「異常な し」である。

序に手術を遅らせていた白内症の手術も受けた。簡単だった。それでも大 事をとって1週間入院した。世の中が明るくなった。余談だが義姉にもこ こを勧めて5月27日に受けた。「家の中がこんなに汚れているとは知らな かった)といった。

以後、治療はすべてをこの病院で受けることに決めた。膵臓に対しいてイ ンシュリンを出すように催促する薬を10年ぐらい呑み続けたが、遂に破綻 の日がきた。

中国へ渡り、上海で水道水を飲んだため酷い下痢を起こし、止まらなく なった。それでも膵臓への薬は呑んでいた為、血糖値が急速に下がり、失 神して救急車で入院。

あわてて帰国したが、成田到着の直後に3度目の失神。血糖値は25に下 がっていた。倒れた直後、隣席にいた友人が捻じ込んでくれた飴でたす かったのだった。(友人はそれから間もなく脳梗塞のため急死。糖尿病を 隠していたからだった)。

中国から帰国して10年ぐらいになる。以後、血糖値の管理が簡単だからと インシュリンの注射に切り替えて今日に至っている。初めは朝夕と2回の 注射だったが、現在は朝の1回だけ。

園田さんの決断のお陰で、20日分のインシュリンがボールペン型の注射器 に納まっている。針だけを毎回交換する。0・2mmと世界一細い針だから痛み は殆どない。注射が好きというひとはいないだろうが、痛くないのだから 逃げる必要もない。

園田さんは武道の達人だったが、痛みには弱かった。想像以上に痛がり だった。だからインシュリン注射から逃げ回った。糖尿病の合併症として 田中角栄は脳梗塞、大平正芳は心筋梗塞、田中六助は盲目などで死んだ。 園田は腎不全。

糖尿病はそのものでは死なないが、伴って起きる合併症で死ぬのだ。それ を防ぐのが注射によるインシュリンの補給。それでも万全ではない。血管 や心臓が特別弱るらしく、血圧が高くなる。これは降圧剤の服用で抑える が、血管の詰まりを抑える手段はなかった。

1996年にアメリカで血管に詰まった血栓を溶かす薬が発明された 「TPA」。日本でも2006年から使用許可が厚生労働省から出た。
脳梗塞や心筋梗塞には極めて有効だが、脳梗塞の場合は発症後、3時間以 内の注射が必要。3時間を超すと脳が萎縮して回復不能となる。長嶋さん がそれだ。その後の主治医が私と共通。

血管に血栓(血の塊)がつまらないようにと、血液を普通よりさらさらに する薬「プラザキサ」をのまされている。以前は「ワーファリン」だった が、此れだと納豆が食べられなかったが、プラザキサ」だと納豆OK。




━━━━━━━
話 の 福 袋
━━━━━━━


 ◎【ドキュメント永田町】安倍−トランプ極秘交渉…議題は「中国」「北朝鮮」「韓国」 異例の厳戒態勢、密室車中会談の中身 

安倍晋三首相と、ドナルド・トランプ大統領は、初めての日米首脳会談で「戦略的蜜月関係」を構築した。経済連携の強化が確認されたワシントンでの会談に加え、フロリダ州パームビーチでは、歴史的なゴルフ外交を展開した。こうしたなか、「真の首脳会談はフロリダで行われた」「1時間以上の車中会談が核心だ」との証言を入手した。議題の中心は「中国」「北朝鮮」「韓国」だったという。世界の平和と安定を守る、両首脳の使命と覚悟とは。ジャーナリストの山口敬之氏による渾身リポート。

「経済・通商問題の軋轢(あつれき)をできるだけ回避し、トランプ氏との個人的信頼関係を構築する」

安倍首相はこうした明確な目標を立ててワシントンに乗り込み、所期の目的をほぼ達成した。

メディアでは、大統領専用機「エアフォースワン」による移動や、パームビーチの別荘「マール・ア・ラーゴ」での宿泊、27ホールもプレーしたゴルフなど、トランプ氏による破格の厚遇に注目が集まった。

だが、事前の予想を大きく上回る対応は、それ以外にもあった。

突出していたのは安全保障関連だ。

トランプ氏は共同記者会見で「安倍首相と日本国民に対し、米軍を受け入れてくれていることに感謝の意を伝えたい」と語った。選挙期間中、「駐留経費を100%負担しない限り、在日米軍撤退も検討」と繰り返した人物とは思えない。

日米共同声明には、沖縄県・尖閣諸島について「日米安全保障条約第5条が適用される」と明記された。米国はこれまで中国への配慮から、口頭での言及にとどまっていた。文字にしたのはトランプ氏の意思である。

さらに、トランプ氏は「私は確信した。私とあなた(安倍首相)で、史上最高の日米関係をつくれる」とまで言い切ったのだ。蜜月関係のステージが上がった。

自動車の貿易不均衡や、為替操作、日米FTA(自由貿易協定)など、日本側が懸念していた課題にも、トランプ氏はほとんど言及しなかった。もちろん、「アメリカ・ファースト」(米国第一主義)のトランプ氏が、この要求を取り下げることはあり得ない。

いずれ厳しい交渉が待っているが、安倍首相は仕掛けをつくった。麻生太郎副総理兼財務相と、マイク・ペンス副大統領をトップとする「日米新経済対話」だ。国益が激突しかねない経済や通商、為替などの問題は、首脳レベルに軋轢を持ち込ませない知恵である。

政府関係者が「満額以上の成功」と胸を張る今回の首脳会談だが、日程上、不可思議な点がある。肝心の首脳会談が40分しか設定されておらず、すぐに共同記者会見が行われ、共同声明も発表された。主要部分が、初日の開始から1時間半程度で終了したのだ。

実は、本当に重要な「真の首脳会談」はフロリダでひそかに設定されていたことが、関係者取材で明らかになった。

ゴルフ中は、他のメンバーもいたため難しい話は出なかったが、「別荘からゴルフ場」「ゴルフ場から別のゴルフ場」「さらにゴルフ場から別荘」と3度にわたる移動は、トランプ氏の専用車に安倍首相と通訳だけが同乗した。

車中という密室に、事実上2人だけになる時間が1時間以上あったのだ。そして、両首脳はこの間に、絶対に漏れてはならない、突っ込んだ話を行ったのである。

関係者の話を総合すると、トランプ氏は車中でも経済の話は持ち出さず、もっぱら世界情勢について集中して議論したという。議題の中心は、中国、北朝鮮、韓国といった東アジア情勢だった。

トランプ氏は、安倍首相との首脳会談前日、中国の習近平国家主席と、米中首脳電話会談を行った。トランプ氏は東・南シナ海や、サイバー、為替操作といった問題について、習氏の発言を開示しながら、安倍首相に見解を求めたとみられる。

確かに、当初は一緒にゴルフをするはずだった夫人の日程が変更になり、同行記者団はゴルフ場の待機室で長時間缶詰めにされた。両首脳の「2人きりの時間」については、異例の厳戒態勢が敷かれたのである。

安倍首相は車中での会談について、「絶対に口外できない話ばかりだった」と周囲に漏らしている。この車中会談こそが、今回の「真の首脳会談」だったと指摘されるゆえんである。

外形的にも内容的にも、両首脳は「戦略的蜜月関係」を構築した。安倍首相は、国際的批判が止まないトランプ米政権との蜜月という、リスクを承知で勝負に出た。

それは、急激に緊張感を増す北朝鮮情勢と、先鋭化する米中対立を踏まえて、まったく新しい日米関係の構築に向けて、退路を断ったといえる。

 ■山口敬之(やまぐち・のりゆき) ジャーナリスト。1966年、東京都生まれ。90年に慶應大学卒業後、TBSに入社。報道局に配属され、ロンドン支局、社会部、政治部、報道特集プロデューサー、ワシントン支局長などを歴任。16年5月に退社。フリージャーナリストとして活躍。著書に『総理』『暗闘』(ともに幻冬舎)など。
【ZakZak】 2017.02.15 〔情報収録 − 坂元 誠〕


 ◎女2人はベトナム人か=金正男氏殺害容疑で警察―マレーシア紙

【クアラルンプール時事】マレーシア紙「東方日報」(電子版)などによ ると、マレーシア警察当局者は、北朝鮮の金正男氏殺害に関与したとみら れる女2人について、ベトナム人だと述べた。

また、2人が犯行後、クアラルンプール国際空港から乗ったタクシーの運 転手を13日に逮捕していることも明らかにした。

 当局者は女2人について「ある国に金氏暗殺のために雇われたと考えて いる」と述べた。また、殺害に使用したとみられる有毒薬物を特定したと 語ったが、薬物名の言及は避けた。

 一方、金氏の遺体は15日朝、検視のためにプトラジャヤの病院からクア ラルンプール市内の病院に移された。 
時事通信 2/15(水) 15:33配信



 ◎平沢勝栄氏が石原派退会の意向伝える 都議選・衆院選に危機感 石 原伸晃会長の求心力低下も

自民党の平沢勝栄広報本部長(71)=衆院東京17区=が、所属する石原派 (会長・石原伸晃経済再生担当相)を今月末に退会する意向を派閥幹部に 伝えていたことが14日、分かった。複数の同派幹部が明らかにした。知名 度が高く事務総長でもある平沢氏が退会すれば同調する議員が出る可能性 もあり、所属15人の石原派は分裂含みとなりそうだ。

関係者によると、平沢氏は石原派最高顧問で実質的なオーナーの山崎拓元 副総裁に対し、複数回にわたり「自由に政治活動をしたい。今後も外から 全力で石原氏を支えたい」などと退会の意向を伝えた。山崎氏らは慰留し ているが、平沢氏は退会届を提出した上で当面は無派閥で活動する見通し。

背景には、党東京都連の運営をめぐる路線対立があるとみられる。石原氏 は昨年夏まで都連会長を約11年間務め、都連重鎮の内田茂都議と二人三 脚の関係にある。東京選出の平沢氏は、小池百合子都知事とは是々非々で 当たるべきだとの立場をとってきた。

そうした中、石原氏は昨年7月の都知事選で「小池氏は自民党の人間では ない」と述べ、小池氏と都連の対立が鮮明になるきっかけとなった。今月 5日の千代田区長選でも石原氏が応援に入った都連の推薦候補は小池氏が 支援した現職に大敗。平沢氏には7月の都議選や次期衆院選などを見据 え、強い危機感があるようだ。

石原派は自民党が過半数を得た昨夏の参院選後も所属議員が増えず、求心 力が低下していることも一因といえそうだ。平沢氏は周囲に「小規模では 発言力が弱い。最も活発な集団として立て直す契機としてほしい」と話し ているという。

平沢氏は産経新聞の取材には「何も決まっていない」と語り、退会の意向 を伝えたかどうかは「ノーコメント」とした。

平沢氏は平成8年に初当選し、現在7期目。自民党では最近、麻生派や谷 垣グループなどが合流に向けた動きを活発化させており、石原派が分裂含 みになれば派閥の合従連衡が加速することにもなりそうだ。
【産經ニュース】 2017.2.15 06:37  〔情報収録 − 坂元 誠〕


 ◎「韓国亡命阻止狙う」=金正男氏暗殺で韓国紙

【ソウル時事】15日付の韓国有力紙・中央日報は、マレーシアで北朝鮮の 故金正日総書記の長男・金正男氏が暗殺されたとみられることに関して、 韓国亡命を阻止するため、北朝鮮当局が殺害したという情報を伝えた。

同紙によると、消息筋は「金正男氏は、李明博政権当時、韓国亡命を打診 してきたことがある。最近再び亡命を打診し、北朝鮮側がこれを防ごうと して殺害したという話がある」と述べ、「マレーシアは北朝鮮高官らを亡 命させるための主要ルートの一つ」と指摘した。

東亜日報も「(殺害の)背景として、正男氏の韓国亡命や亡命政府樹立計 画説が有力になっている」と伝えた。

朝鮮日報は「韓国当局は、金正恩氏(朝鮮労働党委員長)が潜在的な競争 相手を除去するため、異母兄の正男氏を毒殺した可能性が高いとみて、関 連情報を収集、分析している」と報じた。
時事通信 2/15(水) 8:50配信



 ◎<金正男氏殺害>過去の世襲批判悔い周囲に「許して」漏らす

◇金正恩体制後、ほとんど北朝鮮には帰らず

マレーシアで殺害されたとされる北朝鮮の金正男(キム・ジョンナム)氏 (45)は、故金正日(キム・ジョンイル)総書記の長男として一時は後継 者候補に取りざたされたこともあった。しかし、2001年に偽造パスポート を使って日本に入国しようとして拘束され、後継レースから脱落したとみ られていた。

正男氏は01年5月1日、ドミニカ共和国の偽造パスポートで妻子と見られ る女性や子供らと一緒に成田空港から日本に入国しようとした際、日本の 入管当局に身柄を拘束された。東京ディズニーランドを訪れるのが目的 だったとされており、出入国管理法に基づく退去強制処分を受けて同4日 に民間機で中国・北京に向かった。

 公安当局などによると、正男氏は若いころ欧州で過ごした時期があると され、コンピューターにも精通していたという。日本に親近感を抱いてい たとみられ、01年に身柄を拘束される前にも日本への密入国を繰り返し、 東京・赤坂などの繁華街に足を運んでいたとされる。

母親は映画女優の成恵琳(ソン・ヘリム)氏で02年に療養先のモスクワで 死亡している。11年12月に正日氏が死去した後、異母弟にあたる金正恩 (キム・ジョンウン)氏の本格的な統治が始まってからはほとんど北朝鮮 には帰らず、シンガポールやマカオなどに滞在している姿が確認されていた。

正男氏とメールなどでやりとりを重ねたとする東京新聞の五味洋治編集委 員が12年に出版した「父・金正日と私 金正男独占告白」には、正男氏 が北朝鮮の3世代世襲を批判する発言が紹介されていた。公安関係者によ ると、正男氏はこの世襲批判を悔い、正恩氏に許してほしいと周囲に漏ら し続けていたという。

日本の警察当局幹部は「死亡の経緯などについて情報収集を進めている」 と話した。
毎日新聞 2/14(火) 23:36配信



 ◎日米首脳、北ミサイル協議写真がSNSに 米政権の情報管理に批判

【2月14日 AFP】ドナルド・トランプ米大統領が先週末、訪米中だった安 倍晋三首相を迎え開いた夕食会の席で、北朝鮮のミサイル実験情報を受け 取った両首脳が公衆の面前で側近らと身を寄せ合って対応を協議する様子 を捉えた写真がソーシャルメディア上に投稿され、トランプ政権の機密情 報の取り扱いに関する疑念が浮上している。

通常なら非公開の場所で高度機密としてなされるこの会話は11日、トラン プ氏がフロリダ州パームビーチに所有するリゾート施設Mar-a-Lago Club の会員によって至近距離で撮影された。

フェイスブック(Facebook)ユーザーのリチャード・ディアガジオ (Richard DeAgazio)さんは、トランプ大統領が側近らや安倍首相と身を 寄せ合って協議したり、電話を受けたりする様子を写した複数の写真を投 稿。うち1枚には、「(安倍)首相の隣に座り、北朝鮮から日本に向けて のミサイル(発射)に関する情報を受け取る大統領」という説明が添えら れていた。

さらにディアガジオ氏は、「日本の安倍首相が関係者らと身を寄せ合って 協議し、大統領はワシントンと電話連絡。その後、両首脳は言葉を交わ し、急きょ設けられた記者会見のため、別室に入って行った。ワオ…大舞 台の中心だ!」と書いていた。これらの投稿は現在は削除されている。

大統領がホワイトハウスを離れる際、このような危機的状況をめぐる会話 の多くは機密隔離情報施設(SCIF)の中で行われることになっている。

SCIFでは通常、許可を受けていない個人の立ち入りや安全性の低い携帯電 話といった一般電子機器の使用も禁止される。

下院民主党トップのナンシー・ペロシ(Nancy Pelosi)院内総務は、「国 際社会の危機をカントリークラブ会員らの面前で、まるでディナーショー のように見せるとは、言い訳のしようもない」と指摘している。
http://www.afpbb.com/articles/-/3117670
[AFP] 2017年02月14日 06:48 発信地:ワシントンD.C.
----------------------------------
【關聯情報】 − Twitter上、Richard DeAgazio氏のページ 
https://twitter.com/search?q=Richard%20DeAgazio&f=images&src=tyah
.............
Gideon Resnick ?@GideonResnick  17 hrs
Richard DeAgazio uploaded some 20 photos of Shinzo Abe and Trump at Mar-a-Lago.
pic.twitter.com/Ox477X4iA1
[AFP]   〔情報収録 − 坂元 誠〕



━━━━━━━
読 者 の 声
━━━━━━━

 
 1)Englishにはこういう使い方がある:前田正晶

“I suspect that they raised the room rate without any advance notice.”

解説)「私は事前の通告なしに部屋代を値上げしたのに違いないとみてい る」なのだが、ここで重要なことは“suspect”の使い方。ここでは単純に 「疑う」ではなく「そうだったと思っている」と、余り芳しくないことが 起きていたと見なす場合に使われる。「疑う」には“doubt”があるが、こ れは「単に」というか素直に「疑っている」ことを言う場合に使うと思っ ていて良いだろう。

“A little bird told me that Mr. Smith would be leaving the company.”

解説)「噂によればスミス氏が会社を辞めるらしい」なのだが、「噂」が “rumor”ではなく“a little bird toldme”となっているところが肝だ。辞 書にどのような訳が示されているかは調べたことがない。普通ならば “According to a rumor 〜”などと素直に言いたくなるだろうが、このよ うな表現が口語というか会話では出て来ることがある。

“Too bad! He blew it at the very last minute.”

解説)「とんでもないことだ。あいつが最後の最後にへまをやって台無し にしてしまった」とでも言えば良いところ。少し俗語っぽい言い方で、 blowの過去形だが、破壊したか壊してしまったと言っているのだ。現在形 では使えないが。

“The bottom line is that you should get the job done no later than the endof this month.”

解説)ここでは“bottomline”の使い方を言いたかった。割に頻繁に出て来 る熟語で「最低限」か「本音だが」と言いたくて使われるようだ。従っ て、この例文は「本当のことを言えば、君はどんなに遅くても今月末まで にその仕事をやり遂げておけ」となる。私は正直なところ、この表現は苦 手でほとんど使ったことがなかった。

“I had to walk the length of the hall way to join him, as he was expectingme at the other end of it.”

解説)ここでは“walk the length of”が「如何にもEnglish」と言いたい 表現で「〜を端から端まで(歩く)」と言いたくて使われるようだ。「彼 が廊下の反対側で私を待っていたので、会う為にその廊下を端から端まで 歩かねばならなかった」となるのだ。「待っている」が
“expect”になっているのも、Englishならではの使い方。

“The name of the game is to get the job done as soon as possible.”

解説)“the name of the game”は「事の本質は」という意味なのだが、私 には“the bottom line”と区別がつけにくくて悩まされた。「最も肝腎な ことはその任務を可及的速やかにやり遂げることだ」とでも言えば良いか。

“I have not grabbed this number out from the air.“

解説)「この数字は単なる思い付きで言っているのではない」なのだ。こ れは、我が生涯の最上の上司だった副社長が好んで使っていた表現だっ た。「架空のものではない」とも解釈でるかも。


“John Smith is the president of our company. He is really a down-to earth
person.”

解説)「ジョン・スミスは当社の社長です。実に気取ったところがない人 です」とでもなるだろうか。“down-to-earth”は「地上に降りた」とも読 めなくはないが、ジーニアス英和には「現実(実際)的な、地に足のつい た;気取らない、さばけた;分別のある」とある。Oxfordには“in
a way that is helpful and friendly”とあるのも面白い。肯定的に使う。


2)アメリカ・ワシントン州在住の昔の同僚と交信:前田正晶

お断りするまでもないが、ワシントン州はトランプ氏がクリントン氏に敗 れた州である。それと関係はないと思うが、7ヶ国からのアメ リカ入国禁 止の大統領令を停止させた連邦地裁がシアトルにある。

そこに住むL氏から「安倍総理は所期の結果を出したと思うか」との問い 合わせが来たので、大要下記のように答えて置いた。

>引用開始

総理は帰国直後にテレビに出て語られたし、その会談の結果は過剰なほど 報道はされていたので、私なりに纏めてみよう。結果としては、ゴルフ場 会談まで含めてトランプ大統領にとっては不均衡な日米貿易や自動車問題 や為替操作の疑い等々に物申すことよりも、一人の“goodlistener”となっ て、安倍総理から外交、TPPのメリット・デメリット(不本意ながらカタ カナ語だが)、安倍総理の世界の諸国リーダーとの交流の経験談を聞く等 の、言わば学習の場の如きであって、厳しい交渉事を持ち出す場ではな かったようだ。

また、トランプ大統領が記者会見と共同声明で日米間の絆と結束を強調さ れ、日米安全保障条約の第5条に触れられて尖閣諸島がその対象となるこ とを確認されたのは明らかに好結果だろうし、安倍総理はアメリカこそが 世界のリーダーであり、トランプ大統領が民主主義のチャンピオンだと述 べられたことは好印象を残されたと思うといった点を指摘した。

彼も、我が国の野党や一部の評論家の方々が案じている「トランプ大統領 の安倍総理の厚遇振りを何か重荷を背負わされて、今後アメリカ側から過 剰か不当な要求を突きつけられても拒否できない立場に追い込まれたので はないか」との点については、報道ではあの過剰とも見える接待の経費を トランプ氏が自己負担すると表明したそうでもあり、杞憂に過ぎないので はとも考えていると述べた。

それはL氏も十分に心得ていることで、我が生涯の最高の上司だった副社 長兼事業本部長の我が国からアメリカのに来て下さるお客様を、競争相手 である同業他社が先ずそこまでやることはないだろうと言われた、彼が所 有するクルーザーをつかっての船上パーテイーや仕出し業者(catering) を使っての豪華なデイナー、本社ビルと工場往復の社用のヘリコプター 等々を実行した結果で、彼独自の誠心誠意の表現は日本の得意先にご評価 頂けたと確信している。

事実、その後には揺るがなき永続的な信頼関係を確立し日本市場で最大の 占有率を当たられた結果を思う時、トランプ大統領に安倍総理に “obligation”を感じさせる狙いがあったとは、一先ず考えなくても良いの ではないかとの意見も加えた。
<引用開始

以上に対するL氏からの返信は

「トランプ大統領が本心で何を狙っているかを読み取るのは極めて難しい ようだ。それは彼が余りに多くの面というか問題に手を出し口を出し過ぎ るからだ。結果的に彼は就任後僅か2週間ほどで要らざる混乱と恐怖(特 に少数民族の間で)を巻き起こしてしまった。彼の狙いは従来にはなかっ たこと乃至は物議を醸し出しそうな案件を採り上げる事だった。だが、予 期せざる大きな反抗にあって引き下がらざるを得ないようなことをした結 果を招来していた。

しかも、こちらでは7ヶ国からのアメリカ入国禁止の大統領令や、160億ド ルを投資するメキシコとの国境に壁を設ける件などはばかばかしい(原文 ではridiculousで、とんでもないという意味もある)との非難を浴びてい る。こちらでは毎日次にはどのような大統領令が出されるかを案じててい るような状態だ。」

となっていた。

先ほども病院で手術が終わるまで待ち時間に「ニューズウイーク」日本語 版を読んでいたが、アメリカの主要なメデイアは、このL氏と似たような反 トランプであり批判的な論調であり、トランプ候補が勝利した州のマスコ ミの論調も聞いてみたい気もする。因みに、L氏はワイントン州の生ま れ・育ちではない。




━━━━━━━
身 辺 雑 記
━━━━━━━


16日も朝から快晴、爽快。


東京湾岸の天気が晴朗ならば、主宰者の身辺も平穏。

東京・江東区亀戸にある自宅の南の窓から見ていると、北の街を目指して 羽田を飛び立った飛行機がグングンと高度を上げてとびさってゆくのがみ える。
一方、にしのそら





読者:5526 
人。


◆メルマ!メルマガの退会・解除はこちら
→ http://melma.com/contents/taikai/


渡部 亮次郎 <ryochan@polka.plala.or.jp>
わたなべ りょうじろう

規約に同意してこのメルマガに登録/解除する

メルマガ情報

創刊日:2004-01-18  
最終発行日:  
発行周期:不定期  
Score!: 97 点   

コメント一覧コメントを書く

この記事にコメントを書く

上の画像で表示されている文字を半角英数で入力してください。

※コメントの内容はこのページに公開されます。発行者さんだけが閲覧できるものではありません。 コメントの投稿時は投稿者規約への同意が必要です。

  • 名無しさん2017/02/16

    東京に留学して日本の風物に馴染みのあった父[一青妙、一青窈の父]は日本の敗戦を機に台湾へ戻る。しかし、二二八事件、白色テロと続く台湾社会の変化に絶望し、日本へ密航してきた(犬養家の息子と親友で、その父・犬養健の家に一時期居候していたらしい)。

    http://barbare.cocolog-nifty.com/blog/2012/05/post-90ec.html

  • 名無しさん2017/02/16

    NHKファミリーヒストリー「奥田瑛二〜140年前の家 見つかった秘蔵フィルム」

    に犬養家が出てきた。

    今度は、犬養家と縁のある一青窈のファミリーヒストリーをやってほしい。



  • 名無しさん2017/02/16

    【討論:ヒトラーとは何だったのか?−ナショナリズムの本質を考え る[桜H29_2_4]】は日本では珍しい分析だろう。必見!    https://www.youtube.com/watch?v=OEQpfuf-QbI&t=58s

     

     何れクレームが付くからdownlord必須だ。

     注目は「米国の金融資本がいち早くヒトラーに接近し資金を貸し付けていた」との一言だ。そのドイツ債でヒトラーは復興資金を手にし、高速道路等の建設に使い経済を復興させていった。これは今後も我が国では語られないでしょう。





    >アメリカはなぜヒトラーを必要としたのか (草思社) 菅原 出 (著) 



    1920年代からソ連邦の崩壊にいたるまで、アメリカの外交戦略には、明確なパターンがあった。それは「共産主義に対抗するために独裁者を援助し、育てる」というものである。この最初にして最悪の例がヒトラーのナチスだったといえる。第一次世界大戦で焼け野原となったドイツが、十数年後にはヨーロッパを席巻する軍事大国になれたのは、ブッシュ大統領の一族など、アメリカ政財界の親ナチス派の援助に負うところが大きかったのだ。戦後、この親ナチス・エリート集団は、反共工作のために各国の独裁者、麻薬王、そしてイスラム過激派とも手を組んだが、多くの場合、最終的にはみずからが育てた独裁者たちと対峙することになった。本書は、アメリカ外交の舞台裏で暗躍したこの黒い人脈にスポットライトをあてる、きわめて刺激的なノンフィクションである。 



    内容(「BOOK」データベースより)



    ナチス・ドイツという強烈なファシズム国家はアメリカのエリート層の支援なくしては誕生しなかった―1920年代以降、アメリカ外交戦略は「共産主義に対抗するために独裁者を援助し、育てる」という明確なパターンを繰り返してきた。その最初にして最悪の例がヒトラーのナチスだった。戦後は反共工作のために、独裁者、麻薬王、イスラム過激派と手を組み「冷戦」を演出してきた。そしてアメリカは自らが育てた独裁者と対峙することになる―。世界を牛耳るアメリカの政治・経済・諜報エリートの暗躍を描く真実の米外交裏面史。