政治・経済

頂門の一針

急所をおさえながら長閑(のどか)な気分になれる電子雑誌。扱う物は政治、経済、社会、放送、出版、医療それに時々はお叱りを受けること必定のネタも。

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頂門の一針4265号   2017・2・13(月)

2017/02/13

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わたなべ りやうじらうのメイル・マガジン「頂門の一針」4265号
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        (平成29)2017年2月13日(月)


         トランプvs安倍首相会談の成果は?:宮崎正弘

          朝日の「真実」、ブンヤの「事実」:伊勢雅臣

              カタカナ語排斥論者は嘆く:前田正晶

    「措置入院」精神病棟の日々(1):“シーチン”修一 2.0
           

                        話 の 福 袋
                           読 者 の 声
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トランプvs安倍首相会談の成果は?
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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
平成29年(2017)2月12日(日曜日)
       通算第5183号  
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 破格の待遇、異例の厚遇。トランプvs安倍首相会談の成果は?
   メラニア、昭恵の夫人同士は近くの日本庭園で鯉談義
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握手嫌いのトランプが自ら手をさしのべて安倍首相と握手した。19秒続 いた。

トランプ大統領はなぜ、ここまで安倍首相を厚遇するのか。当選直後の 11月17日に、外国からの賓客として初めて安倍首相の訪問を受け入れた が、政権発足後も、英国メイ首相につづく外国首脳の訪米は日本の首相 だった。

あまつさえ週末だからとフロリダの「冬のホワイトハウス」へ招待し、ゴ ルフに興じた。

共同声明、記者会見をみても、アメリカの日本批判は完全に抑えられた ばかりか、尖閣諸島は日米安保条約の守備反意であることが明記され、核 の傘による日本の安全保障も、ちゃんと文言に盛られている。

 「ウマがあった」とトランプは言った。VERY VERY VERY   GOOD CHEMISTRYという英語表現(ワシントンポスト) は、 「とても、すごく、大変に、ウマがあった」とでも翻訳すれば良い か。ケミ ストリィが合うというのは肌合いが合うという意味で、嘗て宮 沢首相が大 雪のワシントンを訪問しベーカー財務長官と合ったおり、ケ ミカルリアク ションがあったと宮沢が発言したことを思い出した。後者 はお世辞のつも りだったのだろう。ベーカー財務長官の日本への仕打ち は親日政権だった レーガン政治のなかで異色だった。

 さて、パームビーチのゴルフは非公開。3時間の空白がある。本当にゴ ルフをしていたのか、密談だったのか、不明なのである。

 またフロリダへのエアフォースワンに乗り込んだのはトランプ夫妻、イ ヴァンカ夫妻、そしてスティーブバノンだった。バノンが、現在のトラン プ政権で中枢にいることが、これでも判る。

カメラをほかに移動させようとしたのか、メラニア夫人と昭恵夫人は近 くの村上ガーデン(日本庭園)を散策し、鯉に餌をやるなど、演出に余年 がなかった。

      
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読者の声 どくしゃのこえ READERS‘ OPINIONS 読者
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(読者の声1)先日、韓国に帰国(?)した、帰化した韓国人が、怒り心 頭のようで、「もうあの国には、帰らない!」と激怒。

何も関係ない日本人個人に、「竹島問題がどうのこうの」、しまいには、 「日本人は帰れ!」との言葉まで。

5000万の人口の韓国人が、毎年500万も日本に来て、(人口の1割)、 「何を学んでいるんだろう?」かと思ったそうです。

差別を受けながらも(?)、故郷に錦を飾る同族が憎いんでしょうか?  「恨」の気持ちは百年経っても、宿亜として寄生しているみたいですね。 (HM生)



   ♪
(読者の声2) 1.「強いドルと弱いドル、米国経済にはどっちがいいん だっけ?」と午前3時のトランプ米大統領の電話でたたき起こされたフリ ン大統領補佐官の答えは「分かりません。エコノミストに聞いたらどうで しょう」。こんな会話がなされたと昨夜のニュースにありました。

 2.8日夜、安倍総理のトランプ大統領の会談の為の出発に当たり、民 進 党の蓮舫代表が「安倍総理はトランプ大統領に自由主義貿易体制を護 るよ う説得せねばならない」とNHKニュースで報じていました。

 3.榊原経団連会長や黒田日銀総裁も 保護主義に向かったら世界経済 は厳しくなると先日来 発言していました。

 4.浜田エール大学名誉教授は デフレ脱却は金融政策が主体となれば よい、と言っていたのに文芸春秋先月号で、財政政策も一緒でなくばなら ないのでこれまでの自分の発言を修正する、と述べていました。
 
しかし これrは、英国が世界の覇権を失った理由は 他国が保護主義的 政策を選択していたころ、英国は、金融で国を栄えさせようとの意図から 自由貿易主義を追求したためである、とか。

中国がWTOという自由貿易体制に世界をだまして入りこみ、実際は保護主 義経済政策を行ってきたため急激に世界の覇権を狙えるほど成長できたの だ、と云う事が証明されている、とか、

過去を辿ると保護主義的世界の方が自由貿易体制時代より実際の経済成長 率は高かった、とかが純粋な学問的研究結果として(「富国と強兵」中野 剛志 著:東洋経済新報社)述べられていることとは大違いです。
 
私は40年前に大学の授業でW教授が「君たちは 大人の世界・社会人の世 界ではあなたたちのレベルよりズーット高度なことがなされていると思っ ているでしょうが、本当はそれほどでもないのですよ」と言われたことを 鮮明に覚えています。

上記1〜4.の人物はいずれも“超一流”の人達ばかりですが やはりW教 授の言われたことはその通りなんだ、と今ため息をついています。
(SSA生)


(宮崎正弘のコメント)小生は未読ですので、コメントを控えますが、御 指摘の『富国と強兵』は永田町から霞ヶ関に架けて静かなベストセラーと なっているそうです。


    

(読者の声3)http://freeasia2011.org/japan/archives/5057
この声明文を英訳して、上記リンク先に公開しました
在日中国人のアパホテル「言論弾圧」に抗議する声明文
http://freeasia2011.org/japan/archives/5053
  (三浦生)



  ♪
(読者の声4)紀元節に、偉大な神道思想家、葦津珍彦氏の言葉を紹介さ せていただきます。

神武天皇の伝承にも明らかなように、天皇は『祭り主』なのだ。民と国 との平らかに安らかなることを祈り、それを高天原の神から授けられた使 命だと信ぜられている。だから東征が始まって、諸方の敵方との戦いに際 しても、常に高天原の神から「民を安んずる使命を授けられたもの」とし ての絶大な自信があり、対等者間の制覇戦争という意識でない。中国流の 語法で云えば、あくまでも天子なのであって、覇者の意識ではない。これ は思想精神史の上では大切な伝承なのだ。

しかしそれは、あくまでも烈々たる武力発動である。民を安んずるため の最初の基礎となるもの(国家存立の第一条件)は、弱肉強食の無法状況 を克服して平和と正義の秩序を確立することにある。この条件無くして は、いかなる国家も成立しない。古代建国の時代が、神武天皇に始まるの は、当然の道理である。(中略)

このような壮大な古代天皇の武勇によって、日本の島国には穏やかで平 和な秩序が固まる。その烈々たる神武には、敵対する者が全く絶無という 状況になって、文明の花開く温床が準備される。(中略)日本の皇室には 敵対者がいないので、皇室は文字通りに「仁者無敵」の立場に立たれ、そ の精神的気風も対敵意識のない、全く高貴な気風が高まっていく。中国か ら「王者無敵」の仁政の政治学などが移入されてくると、その発祥の地、 漢土よりもさらに高く理想的に花開くということになってくる。(「天皇  日本人の精神史」葦津珍彦)
(三浦小太郎)

         

         
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朝日の「真実」、ブンヤの「事実」
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           伊勢 雅臣

〜 長谷川熙『崩壊 朝日新聞』より

「何より事実を追求するという記者のイロハがこの新聞社から消滅してい たのだ」

■1.「ジャーナリスト」と「ブンヤ」の違い

 本誌にも登場いただいた朝日新聞OBで『ブンヤ暮らし36年 回想の朝 日新聞』の著者・永栄潔氏[a]が、最近の対談本『こんな朝日新聞に誰が した?』[1]で、面白い発言をしている。

朝日新聞綱領に「真実を公正敏速に報道し、評論は進歩的精神を持してそ の中正を期す」とは言っても、「事実」という語は一切ないとして、こう 指摘する。

日本には、社会や歴史の「真実」を読者に伝えようとするいわゆるジャー ナリストと、「事実」をできるだけ正確に伝えたいと願っているブンヤ と、2種類の記者がいる。思うに、・・・朝日には前者型が多い。[1, p189]


対談の相手は、同じく朝日OBの長谷川熙(ひろし)氏で、その発言に、 朝日にもこんな硬骨漢の「ブンヤ」がいたのか、と驚かされた。

取材時間が限られた新聞記事では、事実の誤りはどうしても避けられず、 長谷川氏はその都度、訂正を出してきたが、それが出来なかったケースが 二つあるという。一つはある事実の年月日が取材相手の記憶違いで間違っ ていたこと、もう一つは長谷川氏自身の確認不足で、自殺したある県庁役 人のその時点の肩書きが違っていたこと。

前者は過ちが分かったのが記事掲載からだいぶ経っていたこと、後者は、 副編集長からその程度の違いなら、と訂正が見送られたのだが、長谷川氏 は今にいたるも、その間違いについて苦しい思いが消えないという。[1, p230]


■2.「虚報を裏付けも取らずに紙面に載せ続け」

これほどの職人気質のブンヤ長谷川氏にとって、平成26(2014)年8月5日 の朝日新聞朝刊の「従軍慰安婦」記事取消し[b]は、どうにも許せない事 だったようだ。こう断言する。

「内外に深刻な影響を及ぼしてきたその虚報を、そもそも裏付けも取らず に紙面に載せ続け、その報道に各方面から疑問が高まってからも長く放置 してきたことに一言の詫びもなく、問題は、長年にわたり報じてきた官憲 の強制連行ではなく、慰安婦が存在したというそのことであると話をすり 替え、開き直っていたのである」。

この威張り返った、物事をごまかす態度に愕然(がくぜん)とた。・・・ この8月5日をもって最終的に新聞の実質は終わった、崩壊した、と感じ た。[2, p1]


しかし「大地震が発生するのも、それを引き起こす歪(ひず)みが地殻に 蓄積しているから」で、その「長年の歪み」を解明するために丹念に事実 を追ったのが著書『崩壊 朝日新聞』である。氏はそこから朝日の本質を あぶり出していく。


■3.「ただの一度たりと現地での裏付けを取ろうともせず」

「従軍慰安婦」問題の発端は「慰安婦強制連行」の「動員指揮官」だった という吉田清治の証言だ。その内容は陸軍の西部軍司令部から出された命 令書によって山口県労務報告会が朝鮮・済州島で慰安婦狩りをしたという ものだが、おかしな点がいくつもあった。

・・・西部軍司令部が、その内容がなんであろうと山口県労務報国会とい う軍組織でない文民の団体に命令を出す権限はない。しかも、朝鮮内のこ とは朝鮮総督府が行ない、山口県労務報国会ごときがそこへ出て行って勝 手なことはできない。[2, p44]

こうした疑問を現代史研究家・秦郁彦氏や、韓国・朝鮮研究家の西岡力氏 が提起した。秦氏が現地調査をして、その証言に重大な疑いを投げかけた が、それを無視して朝日は吉田証言を取り上げ続けた。

それにしても秦、西岡らが不審に思うのは、戦時中のことであろうとかく も異常な事件があったというなら、日本の目の前の土地なのだから、なぜ すぐにでもチームなり、一人でも現場に取材に行かなかったのか、という ことだ。

また、秦によれば、朝日新聞社の記者は、この関係では、2014年8月 5 日付の検証記事の作成に関連した取材、相談をしにくるまで、かって誰 ひとりとして秦に接触してこなかったという。秦は現地調査をしたその当 人なのに、である。[2, 47]


「何より事実を追求するという記者のイロハがこの新聞社から消滅してい たのだ」という口吻(こうふん)からは、氏のブンヤ魂から来る怒りが伝 わってくる。

そもそも吉田証言が出た当初に現地で「事実」の裏付け調査をしておけ ば、こんな大誤報は起こらなかった。事実を無視して、「旧日本軍=悪」 という「真実」(と朝日新聞が思い込んでいること)を世間に広めようと した所から、何十年にもわたる欠陥報道が発生してしまったのである。


■4.「記者としての変化を知らしめられ、おののいたのである」

長谷川氏は松井やよりも俎上(そじょう)にあげる。『日本軍性奴隷を裁 く女性国際戦犯法廷』[c]の仕掛け人である。この「法廷」とは、昭和天 皇以下、計10名を「戦犯」として挙げ、「死人に口なし」の上に、弁護 士もつけずに、一方的に糾弾するという、模擬裁判にもなっていない茶番 劇だった。

この松井やよりが実は朝日新聞での長谷川氏の同期で、かつては長谷川氏 が産業公害を、松井が農薬害・食品安全問題を追及していた。その頃は二 人揃って事実の発掘と報道を懸命に行っていた。

しかし、長谷川氏が週刊誌『アエラ』編集部に移り、1991年頃、対米英開 戦60周年の取材でマレー半島の山奥を訪れた時に、松井の「記者としての 変化を知らしめられ、おののいた」。[2, p68]

当時、松井はシンガポールに駐在しており、戦時中にマレーシア山中で起 こった日本軍の「民衆虐殺」について、さかんに記事を書いていた。日本 兵が放り投げた赤ん坊を銃剣で刺した、という話まで、繰り返し朝日の記 事にしていた。


■5.「虐殺は日本軍がやったことにしておきなさい」

確かに、この地域ではまとまって遺骸が発見されている。事実、日本軍が マラヤ共産党の華人抗日ゲリラが集まった所を急襲して殺害しているが、 戦後も華人ゲリラが日本軍に協力したマレー人民衆を相当数、殺害し、マ レー人側もその仕返しをしている。さらに再支配を始めたイギリス側も、 反英戦に入った共産ゲリラを多数、討伐した。

それまで、その辺の2、3の屋内での取材で私は、あちこちでまとまって 発見された遺骸がなぜ全て日本軍がやったと言えるのか、との旨の質問を したが、そう伝わっている、そう聞かされている、あるいはそれを子供の 時に体験した式の、判で押したような答えしか返されず、全てが日本軍に よる「民衆虐殺」であることを裏付ける具体的な根拠、証拠は聞かされな かった。[2, p77]

その後、取材を終えた長谷川氏に、「聞いて欲しいと言わんばかりの風 情」で中年の華人女性が話しかけてきた。

「シンガポールにいるという日本の朝日新聞の女性の記者が、虐殺は日本 軍がやったことにしておきなさい、かまわない、と言ったんです」
その女性記者の名前を「マツイ」と述べた。[2, p76]

長谷川氏は松井やよりが告発していた「民衆虐殺」の遺骸については、氏 の知る限り、「いかなる法医学上、考古学上の調査も一切なされていな い」という事実を確認した。その結果、自身の『アエラ』記事では、この 虐殺問題については、一切扱わない事とし、「松井やよりとは正反対の対 処となった」。

松井やよりは定年退職後に、上述の「法廷」を発案し、推進するのだが、 これは検事がアメリカ、韓国、北朝鮮などから50人、被害証言者つまり元 慰安婦が9カ国から64人と大がかりなものだった。これだけの規模の「法 廷」を支える経費は、どこから得られたのか、関係者は「趣旨に賛同した 人たちの寄付による」というだけで、収支の明細は明らかにされていない。

さらに、関係者によると、松井やよりは「法廷」の準備のために北朝鮮に も行っているという。核開発も日本人拉致事件も明白になっていた時点 で、北朝鮮とどのような話し合いをしたのかも一切不明である。長谷川氏 は得られた事実からここまでしか語らないが、そこから先は誰でも容易に 一つの推論に辿り着く。


■6.中ソの人民大虐殺という「事実」を報道しない朝日

1988(昭和63)年、長谷川氏は『アエラ』の取材で、白ロシアの首都ミンス クを訪れた。1937年から40年にかけてのスターリン時代、当局が一定数の 「人民の敵」を処刑したと報告するために、ある区域に住んでいる住民全 員を郊外の森に連行して虐殺したのだった。

松林には、遺骸を埋め込んだ大きな穴の窪みが見渡す限り点在していて、 私がある窪みを踏んだら、「そこはまだ遺骸が埋まっているかも」と言わ れ、飛び退いた。・・・ミンスクの松林での、足下の遺骸を通してマルク ス主義社会の狂気、非道は直に体感した。

 そのときの私は、コートをまとっていても震えた。[2, p452]


人口811万人の小国カンボジアでも、200万人に上る大虐殺がなされたとさ れているが、その直前に朝日新聞の元プノンペン特派員だった和田俊(た かし、故人)は、こう報じている。

政府権力の委讓も、平穏のうちに行われたようだ。敵を遇するうえで、き わめてアジア的な優しさにあふれているようにみえる。・・・カンボジア 人の融通自在の行動様式からみて、革命の後につきものの陰険な粛清は起 こらないのではあるまいか。[2, p233]

ソ連やシナ[d,e]を含め、これまでの共産主義国家での人民虐殺の犠牲者 数は総計1億人近いと推定されている。そういう「事実」は、朝日の唱え る「真実」には都合が悪いので報じられない。

私は、朝日新聞社のソ連、中華人民共和国に関する報道で一番欠けている のは、この両国で発生した途方もない人民大虐殺、テロの報道、究明であ ると考えている。

それに比すればある時期の戦争に伴う日本の「加害」を声高に批判しなが らも、中ソのことに関しては声が消えるこの新聞社は、両国のこの大犯罪 の、少なくとも道義的には共犯者とみなされるべきではないのか。[2, p215]

■7.ゾルゲ事件で朝日新聞社員も逮捕されていた

長谷川氏は、さらに歴史を遡って、ゾルゲ事件にもメスを入れている。元 朝日新聞記者の尾崎秀實が政府内の情報を、ソ連スパイ・リヒャルト・ゾ ルゲに渡していた事件である[f]。尾崎はすでに朝日新聞を退職していた が、実は朝日新聞東京本社政治経済部長の田中慎次郎と同部員・磯野清も 逮捕されている。

検事側の情報では、陸軍担当だった磯野は、作戦計画の機密を田中経由で 尾崎に流し、この情報を受けた蒋介石軍が待ち伏せして、日本軍に大損害 を与えたという。この大敗により、日本軍は国民政府軍を包囲殲滅でき ず、蒋介石はさらにシナ大陸の奥地に逃げて、戦線膠着を招いた。

尾崎はあくまで日本軍と国民政府軍を戦い続けさせて、共倒れにさせ、シ ナ共産党に漁夫の利を与えようとしたのである。

尾崎は死刑となったが、田中、磯野は釈放された。2人を公判に付した ら、陸軍の機密漏洩も表に出るので、それを恐れたのだろう、と長谷川氏 は推測している。

いずれにせよ尾崎秀実は朝日新聞の中の異分子ではなく、戦前から朝日社 内にはびこっていた共産主義の「大義」を信ずるシンパの一員だったようだ。


■8.「『大義』の機関紙はアジびらである」

長谷川氏は、さらに多くの事例を辿りつつ、朝日の体質をこう断ずる。

・・・事実の追求から離れ、陰に陽にマルクス主義の思考にくるまり、 従って前出の条件反射(JOG注: 「日本軍=悪」というような思考停止の 条件反射)も起こしやすく、世の中、物事を見る視野が非常に狭くなって しまっている・・・こうした精神環境は安易に、一種の集団心理とも思え る「大義」なるものを生み出し、それを担ぎ出す。[2, p283]

 ・・・こういう「大義」好きはもう新聞ではないと私は考える。「大 義」の機関紙を私は新聞とは呼ばない。なぜなら、「大義」の正体を暴く のが新聞と思っているからだ。「大義」の機関紙はアジびらであ る。・・・[2, p284]


「事実」を追う「ブンヤ」は常に自分が間違っているかも知れない、と謙 虚に構える。一方、「ジャーナリスト」は「大義」や「真実」を大衆に教 えるべく、都合の悪い事実は隠し、都合の良いものは事実かどうかもよく 調べずに報道する。

長谷川氏は持ち前のブンヤ魂をフルに発揮して、朝日の歴史を丹念に辿り ながら、朝日は新聞ではなく、「大義」の機関紙、すなわち「アジびら」 である、という結論を下しているのである。



■リンク■

a. JOG(926) 朝日新聞、マスコミ界の北朝鮮 〜 永栄潔『ブンヤ暮らし三 十六年』から
 真っ当な報道記者は、こうして排除されていく。
http://blog.jog-net.jp/201511/article_4.html

b. JOG(890) 朝日新聞の「従軍慰安婦」報道小史
「私たちはこれからも変わらない姿勢でこの問題を報じ続けていきます」 という朝日新聞の「姿勢」とは?
http://blog.jog-net.jp/201503/article_3.html

c. JOG(401) 北風と朝日
 ある朝日新聞記者が北朝鮮擁護のために でっちあげ記事を書いたとい う重大疑惑。
http://www2s.biglobe.ne.jp/nippon/jogbd_h17/jog401.html

d. JOG(109) 中国の失われた20年(上) 〜2千万人餓死への「大躍進」
http://www2s.biglobe.ne.jp/nippon/jogbd_h11_2/jog109.html

e. JOG(110) 中国の失われた20年(下) 〜憎悪と破壊の「文化大革命」
http://www2s.biglobe.ne.jp/nippon/jogbd_h11_2/jog110.html

f. JOG(263) 尾崎秀實 〜 日中和平を妨げたソ連の魔手
 日本と蒋介石政権が日中戦争で共倒れになれば、ソ・中・日の「赤い東 亜共同体」が実現する!
http://www2s.biglobe.ne.jp/nippon/jogbd_h14/jog263.html


■参考■(お勧め度、★★★★:必読〜★:専門家向け)
  →アドレスをクリックすると、本の紹介画面に飛びます。

1. 長谷川熙・永栄潔『こんな朝日新聞に誰がした?』★★★、  ワック、H28
http://www.amazon.co.jp/o/ASIN/4898317413/japanontheg01-22/

2.長谷川熙『崩壊 朝日新聞』★★★、ワック、H27
http://www.amazon.co.jp/o/ASIN/4898314430/japanontheg01-22/




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カタカナ語排斥論者は嘆く
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      前田 正晶


近頃、政治家に加えてマスコミというか評論家や著名人がしきりに使われ るカタカナ語に「ウインウイン」がある。あらためて言うまでもないが、 その意味はジーニアス英和にもあるように「(交渉などで)双方が満足で きる」ことだ。

だが、ここには困ったことに使い方に誤りがあるのだ。それは“win win” はOxfordには“only before noun”であって形容詞となっていることだ。カ タカナ語ではほとんど名詞として使われている。

私はカタカナ語排斥論者だが「どうお使いになろうとご随意に。但し、そ れは英語ではなく我が国で何処かの通信社が創り出したか、先人が苦心し て編み出した純粋の日本語であるとお心得を」と言って来た。だから、件 名は敢えて「無駄な抵抗」としたのだ。

私は我が国でカタカナ語を濫用するか、創り出す方々の語彙の広さには尊 敬すべき点があると思っているともずっと言ってきた。私はお恥ずかしな がら22年以上もアメリカの会社の一員として働きながら、こういう表現が あるとは承知していたが“win win”などという難しい表現を使う機会など なかった。

使えた記憶がある表現は“It appears we are in no-win situation.”だけ だった。これは当に反対で「決して勝つ見込みのない」か「うまくいきそ うにない」とジーニアス英和に出ている。しかも、チャンと“situation” という名詞の前で使っていた。

もうこれくらいで良いだろう。格好が良いと思ってカタカナ語を幾ら使っ ても私の知ったことではないが、“win win”は形容詞であって名詞の前に 置くべき言葉であることくらいは、政治家もマスコミの方々も知っていて くれないのでは如何なものかと思う。

この程度が我が国の科学としての英語教育の成果では情けないではない か。そんな連中が小学校から英語を学ばせようというのも困ったものだと 思うが。


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「措置入院」精神病棟の日々(1)
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“シーチン”修一 2.0

わけあって新しいペンネームで書く。シーチンは習近平とプーチンを合わ せた「お騒がせの食えぬ奴」というわけではなく、その昔、新宿歌舞伎町 のバーですさまじいスリットの入ったチャイナドレスのホステスが小生を そう呼んでいたからだ。2.0というのは新バージョンの意。

2016年(平成28年)7月の相模原障害者施設殺傷事件は、犯人が「措置入 院」で隔離され治療を受けていたものの、退院後は行方知れずになり、凄 惨な事件を起こし、「措置入院」への世間の関心が高まった。その「措置 入院」で自分が保護され、3か月も隔離、治療を受けることになるとは まったく想像もしていなかった。

大虎が 暴れまくって 警察へ 措置入院で 辺境の地へ

「修ちゃんが 故郷へ帰る」錦飾らず 恥の上塗り

リストカットし、さらに刺身庖丁と出刃包丁を持って大暴れ。風邪でしば らく体調が悪く、気力体力を鼓舞するために朝から酒を引っかける日々が 3週間ほど続いたら一気に発狂、酒乱で家族、近隣に大変な迷惑をかけて しまった。

パトカー4台、警官十数名に制圧されて“保護”され、病院へ送られたのは 枯葉も落ちた晩秋、そして年を越し、白梅香る初春に退院した。どう諸兄 姉にこの“過ち”“蛮勇”“誤作動”を伝えたらいいのか、あれこれ考えたが、 考えながら書く、書きながら考えるしかないだろうと、恥を忍んで「頂門 の一針」に投稿することにした。小生のメルマガとブログは家族から禁止 されている。

以前から「二十歳(はたち)でバカなら老いてもバカ」だと思っていた が、図らずも「まことにこれは真実だ」と思い知った。20歳の冬は刑務所 の北側独房で3か月間拘禁され、65歳の冬も3か月間、精神病棟で拘禁さ れ、27歳の時はコレラで市立病院に3週間隔離された。人のしないことば かりで、こうなると「そういう星のもとに生まれたのだ」と納得するしか ない。

ただ、根が卑しいのだろう、転んでもただでは起きないというスネ夫的な 狡猾さはある。WIKIによるとスネ夫は小生と同じ2月生まれ。「身長が低 いのをコンプレックスにしている。性格は自己顕示欲旺盛なナルシスト」 とある。似ている。

刑務所では読書と文筆を覚え、コレラの時はナースのカミサンをGETし た。今回の措置入院では多くのことを学んだ。何を学んだのか、これから 紹介していきたい。元ネタは日記や報道、公文書による。

諸兄姉の参考になればいいが、そうでなければその旨ご指摘いただきた い。一応「病棟編」「政治経済社会編(主に産経新聞を読んでの感想)」 「読書編」というカテゴリーで綴っていく。

<はじめに>

多くの人は学業を終えて社会人、つまり自分で自分と家族を養える自立 人、独立人になる。もちろん社会の中でしか生きられないのだが、より正 確に言えば、職場とか職域とか、業界の中で生きることになる。

そうなると交際範囲はとても狭くなる。小生は主に海外旅行業界における 記者・編集者だから、それ以外のまったく畑違いの人との密な交際はほと んどなかった。交際しようにも、オタク的な趣味があるわけではないから 共通の話題がないのだ。

医者は医療業界の人と、料理人は飲食業界の人と、建設に携わる職人はそ の業界の人と交わる。類は友を呼ぶ、で、似た者同士が集まり交際するか ら、世間というか社会全体を見る機会はあまりない。医者と大工が親しく 交際するといったことはまずない。これが現実だろう。

普通の病院は外科、内科、小児科などに病棟が分かれており、患者が一堂 に会する場はまずない。せいぜいが見舞客用の椅子とテーブルがちょっと あるくらいだ。

しかし精神病棟には大きなホールがあり、患者は三食そこで食事をし、お しゃべりし、運動や娯楽をし、話し合いをしたりする。つまりそこは世間 の縮図であり、職業も千差万別、金持もいれば貧乏人もいる。年齢も10代 から80代までいろいろだ。

小生が多くの時間を過ごした3階の急性期病棟は30人ほどの患者がおり、 完全に壊れた人から、一体どこが悪いのかとまったく分からない人もいる。

ホワイトカラー、ブルーカラー、インテリ、ヤンキー、主婦、独身、所帯 持ち、フルタイム、パート、学生、無職、納税者、生活保護受給者、ハン サム、不細工、瘠せ過ぎ、太り過ぎ・・・まったく社会、世間の縮図であ り、今の日本、日本人、さらに自分自身を観察するにはまたとない機会 だった。

以下、人物や施設、日付などが特定されないように改めたが、基本的に小 生の実況見聞である。(つづく)2017/2/1


        
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話 の 福 袋
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 ◎慎太郎氏招致に小池氏、“禁じ手”ワザ仕掛けていた! 永田町では 「石原氏ドタキャン説」も

東京・豊洲新市場の移転問題をめぐり、石原慎太郎元都知事(84)が都 議会の参考人招致に応じることを了承した。かたくなに「公開ヒアリン グ」を拒否し、文書での質問にもゼロ回答だったが、小池百合子都知事が 強硬に求め続けたことで成就した。石原氏に「NO」と言わせないため、 禁じ手に近いワザも仕掛けていた。ただ、永田町では「石原氏ドタキャン 説」も流れている。

「すでに求めている『石原氏の証人尋問』は必須だ。法廷で認識を明らか にしてほしい」

豊洲の土地購入をめぐり、知事だった石原氏の責任を求める住民訴訟の口 頭弁論が9日開かれた。原告側弁護士は閉廷後、こう語った。同訴訟は、 石原氏に土地購入費約578億円を請求するよう都に求めている。

都はこれまで「石原氏の賠償責任はない」としていたが、小池氏は1月20 日の定例会見で「一度立ち止まる。訴訟について検証することが必要だ」 といい、石原氏の賠償責任を示唆した。

夕刊フジは翌日、「慎太郎 破産危機」と報じた。

これだけではない。小池氏は、石原色の強い都の事業にも切り込んだ。

今月初め、石原知事時代にスタートした若手芸術家の育成支援事業「トー キョーワンダーサイト(TWS)」の名称を変更し、再整備する意向を示 した。TWSの外部役員には、芸術家である石原氏の4男が抜擢されたこ とがある。

先月中旬には、こんなこともあった。

石原氏が「公開ヒアリング」を拒否するなか、次男の良純氏がワイド ショーのコメンテーターとして、都政について語っていたことに、小池氏 はカチンときた。

そして、自身のツイッターに「別人格とはいえ、コメンテーターらしき人 に親の負の遺産を無視して小池都政を語らせるのはどうかと思う」と書き 込んだのだ。

都政関係者は「まさに『石原氏包囲網の構築』といえる。小池氏は、石原 氏が原稿執筆や講演などはこなしながら、『都政の闇』を解明することか ら逃げる無責任さに激怒していた。やや禁じ手の感もあるが、往生際の悪 い石原氏を引きずり出すには仕方なかったようだ」と語る。

石原氏は8日、参考人招致について「絶好の機会だから、喜んで参考人に 行きます」と語ったが、小池氏側としては、石原氏の言葉をそのまま素直 に受け取れない。

現に、自民党関係者は以下のように語る。

「参考人招致での発言はリスクが高い。高齢の石原氏が十分に答えられな ければ、強い調査権があり、罰則も科せられる百条委員会が設置されるだ ろう。疑惑がさらに深まる可能性すらある。こうした事態を、年内にも衆 院選がある長男の伸晃氏(経済再生担当相)らが黙認するだろうか。『体 調不良』などを理由にして、最後の最後に出席を断ることも、あり得るの ではないか」
【ZakZak】2017.02.12  〔情報収録 − 坂元 誠〕


 ◎NHK、清水富美加の出演「事務所から辞退申し出」

NHKは12日、芸能界引退の意向が明らかになった女優清水富美加(22) がレギュラーを務め、この日、午後5時5分放送の生番組「シブヤノオ ト」(不定期放送)について「所属事務所から出演辞退の申し出があり、 番組出演を取りやめました」とコメントした。本年度の放送はこの日が最 後だったという。新年度以降については、他の番組も含めて今後、別途発 表する予定という。

一方、ニッポン放送は、清水がパーソナリティーを務める「清水富美加  みなぎるPM」(土曜午後9時)の今後の放送について「未定です」と、 対応を検討中とした。
日刊スポーツ 2/12(日) 13:44配信


 ◎トランプの大統領令、真の狙い。そして中国が中東全域を制覇する= 高島康司

矢継ぎ早に大統領令を出し、世界を混乱させているトランプ政権。だが、 日本ではほとんど報じられていない重要な大統領令もある。それを分析す ると、米国内のエスタブリッシュメントの間の熾烈な闘争と、中国の中東 戦略が見えてくるのだ。(『未来を見る!ヤスの備忘録連動メルマガ』高 島康司)

「入国拒否」よりも重要な、もう1つの米大統領令が意味するもの

矢継ぎ早の署名で大混乱

1月20日の就任式後、トランプは矢継ぎ早に大統領令を出し、オバマ政権 の路線を大きく変更している。大統領令とは、議会の承認を必要とせず、 大統領の権限だけで実行できる行政命令のことである。

これはもともとあった大統領の権限だが、2期8年のオバマ政権のときに強 化され、大統領への権力集中が進んだ。トランプ政権はこれを活用し、路 線の根本的な変更を伴う重要な大統領令を発令している。

トランプが選挙期間中に発表した公約は39であった。そのうちの15が大統 領令としてすでに実現している。

(1)  TPP永久離脱
(2)  移民受け入れ都市(サンクチュアリ)への資金援助停止
(3)  オバマケアの廃止
(4)  メキシコ国境の壁建設
(5)  アメリカ軍の再建
(6)  ISの壊滅計画立案指示
(7)  NSC(国家安全保障会議)の再編成
(8)  政府職員のロビー活動制限指示
(9)  省庁の業界規制撤廃指示
(10) 環境保護で中止になっていたカナダからメキシコ湾へのパイプライ ン工事の再開
(11) リビア、ソマリア、スーダン、イエメン、イラク、イラン、シリア の7ヶ国からの米入国の一時禁止
(12) すべての国からの難民の入国禁止
(13) 入国審査の厳格化
(14) 妊娠中絶を支援する団体への資金提供禁止
(15) 製造業の手続き簡略化

これ以外にも、大統領令ではないが、トランプはNAFTA(北米自由貿易協 定)の再交渉をする意志を示している。

これから残りの公約が次々と大統領令として発令されることだろう。いま は序の口にすぎない。公約のなかには、「中国への45%の関税の導入」 「モスクの監視」など、経済と社会のルールを大幅に変更する危険なもの が多い。

これらが発令されると、かなりの混乱を引き起こし、予期しない結果にな る可能性がある。

重要な大統領令「NSC(国家安全保障会議)の再編成」の中身

これだけの大統領令がわずか10日のうちに矢継ぎ早に出された。それはあ まりに急で、世界に大きな衝撃が走っている。日本の経団連の関係者は、 これを世界史的な転換と形容しているが、まさにその通りだ。

特に(11)と(12)は世界的に大きな拒否反応を引き起こし、アメリカの みならず欧米の主要都市を中心に激しい抗議運動を引き起こしている。

一方、これらの大統領令のうち(7)のNSC(国家安全保障会議)の再編成 についてはさほど報道されていない。だが、いまのトランプ政権の状況と 米国内で起こっていることを見るには重要な大統領令だ。

NSC(国家安全保障会議)とは、アメリカの安全保障における最高意思決 定機関である。大統領、副大統領、国務長官、国防長官、エネルギー庁長 官、安全保障担当主席補佐官、主席補佐官、国家情報長官、統合参謀本部 議長などが参加し、

大統領への安全保障政策の助言
安全保障計画の立案
各省庁の調整
の3つをおもな機能としている。会議とはいっても、専従のスタッフを抱 える政府機関でもある。

今回のNSCの組織変更では、CIAやFBIなどの情報機関を監督する上位機関 である国家情報局の長官と、米軍のトップである統合参謀本部議長が排除 され、代わりに補佐官のスティーブン・バノンが入った。また、安全保障 担当補佐官はマイケル・フリンに代わった。

スティーブン・バノンは反グローバリストで、右翼系のネットメディア 『ブレットバートニュース』の主宰者だ。これは日本でいえば『チャンネ ル桜』が、国家の安全保障政策の立案に直接かかわるようなものである。

それも、国家情報長官と統合参謀本部議長という、国家の中枢を担う機関 を排除しての参加だ。これは米国内で、中東7カ国の入国拒否以上に、大 変な拒否反応を呼び起こしている。

トランプと国家情報局・CIAの熾烈な戦い

実はこのような大統領令は、トランプ政権と、国家情報局、ならびにCIA との熾烈を極めた戦いの一側面を表している。

周知のように、国家情報局とそれが監督するCIAは、トランプの当選が決 まった昨年の11月8日以降も、民主党全国本部のサーバがロシアによって ハッキングされたとして、トランプの勝利がロシアの介入によってもたら されたものであると印象づけるキャンペーンを実施していた。そして、こ れを全面的に否定するトランプとの間で、熾烈な戦いが展開していた。

ロシアによるハッキング問題は報道もされなくなったが、トランプと国家 情報局、ならびにCIAとの戦いは水面下で継続している。国家情報長官を NSCから排除した今回の大統領令は、国家情報局とCIAに対するトランプ側 からの報復としての側面がある。

本質は「CIAによる海外工作の否定」

しかし、NSCからの国家情報局の排除は報復のためだけなのだろうか?実 はこれにはもっと本質的な理由がある。

このメルマガの読者であれば周知だろうが、これまでアメリカは自国に有 利な国際環境を形成したり、アメリカにとって都合の悪い政権を倒す工作 を実施してきた長い歴史がある。

特に2003年のイラク侵略戦争に失敗してからは、コストのかかる戦争に代 わって、各国で民主化要求運動を盛り上げて政権を内部から崩壊させ、ア メリカに都合のよい政権の樹立を後押ししてきた。

また、同じ手法を使って混乱を拡大し、アメリカが望む国際的な環境の形 成を行ってきた。

2000年のユーゴスラビアのブルドーザー革命に始まり、2005年までにかけ てグルジア、ウクライナ、キルギスなどの旧ソビエト共和国の親ロシア派 政権を民主化要求運動で打倒したカラー革命や、2010年に始まり中東全域 に拡散したアラブの春、さらに2011年から始まったシリアの内戦、そして 2014年に激化したウクライナ内戦などは、みなこうした手口を通して、ア メリカが深く関与して引き起こしたことはすでに明白だ。

こうした民主化要求運動は、米国務省の配下にあるNGOが資金を提供して 支援し、ベオグラードに本部があるCANVASという組織が運動のノウハウを トレーニングするという方法で拡大した。

著名投資家ジョージ・ソロスのオープン・ソサエティーや、自動車メーカ のフォードが資金を提供するフォード財団などは、こうしたNGOの代表的 な例だ。さらに、CIAの実質的な配下にあるアメリカ開発援助庁も、資金 の支援では非常に大きな役割を果たしている。

そして、こうした民主化要求運動による政権転覆のオペレーション全体を 指揮し、監督しているのはCIAなのである。

さらにCIAはイラク駐留米軍と一緒に、2007年頃から、イラクでイラン系 のシーア派武装集団に対抗する必要から、スンニー派の原理主義組織 「IS」の結成と訓練に関与し資金を提供した。

ISには、トルコとサウジアラビア、さらにカタールも資金を提供してい る。ISは、欧米が敵視するシリアのアサド政権を打倒する格好の道具とし て使われた。

「海外から手を引く」トランプの公約とも一貫

このようなCIAが海外で行ってきた工作の経緯を背景にすると、トランプ 政権がNSC(国家安全保障会議)からCIAの上位組織である国家情報局を排 除したことの意味が見えてくる。

つまり、CIAのような米情報機関が主導する海外の工作から一切手を引く という宣言なのである。米軍を統括する統合参謀本部も排除されたのは、 米軍がCIAのオペレーションに深く関与していたからではないかと思われる。

これは、「他国の国家建設にはかかわらない」とするトランプの公約と一 貫している。

「アメリカの裏切り」でもある「イスラム7カ国からの入国禁止」

このように見ると、いま大きな論争の的になっているイスラム7カ国から の入国禁止処置の別な意味が見えてくる。

もちろんこの入国禁止処置には、米国内のテロの発生を抑止する意味もあ るだろう。しかし、そのような表向きの説明とは異なる意味がある可能性 が大きい。

いま日本では、この処置はこれらの国々で反米感情を煽ることになるの で、テロを増加させる可能性のほうが大きいと報道されている。たしかに それは間違いない。

他方、イラク政府軍、シリアの反政府勢力、イエメンの反体制派、リビア の反政府勢力など、アメリカと協力関係にある勢力が多い国々も含まれて いる。これらの勢力からすると、今回の入国禁止処置は「アメリカの裏切 り」として受け取られたとしても驚くべきではない。

なぜなら、こうした勢力は、いざ自分たちの勢力が追い詰められたとき は、アメリカへの亡命をひとつの選択肢として見ているからである。

中東に拡大する中国とロシア

いずれにせよ、これらの国々では反米感情が高まり、その結果、アメリカ の影響圏から離脱する動きがこれから加速するはずだ。そして、これらの 国々が関係を強化するのは、アジアからヨーロッパの全域でユーラシア経 済圏の形成を加速させているロシアと中国である。

最近、特に中国は中東で一気に存在感を拡大しているので、この動きは7 カ国の入国禁止処置でさらに加速することだろう。

すでに中国は、ユーラシア経済圏拡大の一帯一路構想に中東を組み込みつ つある。昨年、中国はエジプトと合同軍事演習を行い、関係を強化してい る。450億ドル相当の投資も行う計画だ。

さらに中国は、イスラエルとの関係強化も図っている。中国はイスラエル のハイファ、アシュトッド、そしてエリアットのコンテナの陸揚げが可能 な3つの港湾の整備を行っている。

特に紅海に面したエリアット港には、2019年までに中国からの鉄道が乗り 入れ、一帯一路構想に組み入れる計画だ。それとともに、イスラエルには 600億ドルの投資も実施する。

今回の7カ国からの入国禁止処置で、中東全域でこれからさらに高まる反 米感情は、こうした中国の一帯一路構想の拡大にとっては好都合のはずだ。

すでに多くの専門家の間では、中国が中東における経済関係の強化をテコ にして、原理主義の嵐で揺れている地域に政治的な仲裁役としての存在感 を強める可能性が指摘されている。もちろんこれは、ロシアとの積極的な 協力を背景に行われるはずだ。

すると、イスラエルも含め中東全域が中ロ同盟の影響圏に組み入れられ、 アメリカは排除される結果になるだろう。

米国の孤立主義への転換を如実に表すトランプの大統領令

このように見ると、(1)NSCからの国家情報局と米軍の排除、(2)中東7 カ国からの入国禁止という、一見混乱して見えるトランプの2つの大統領 令は、ある方向で連動していることがよく分かる。中東全域は、アメリカ の国益追求のために、CIAが秘密工作を展開してきた地域である。

今回の大統領令で、安全保障の最高意思決定機関であるNSCから、国家情 報局もろともCIAと米軍が排除された意味はあまりに大きい。NSCでアメリ カの安全保障政策を主導する立場にあったCIAは、トランプが指名したス ティーブン・バノンとマイケル・フリンという2人の強力な反グローバリ ストの配下におかれる。

彼らは、アメリカが世界のあらゆる地域にコミットすることにはとても否 定的な、孤立主義者だ。反米感情がいま以上に高まる中東で、CIAがこれ まで通りの工作を行うことを彼らが認可するとは思えない。

もともとCIAと米軍が道具として作ったISを、ロシアと強力して壊滅する としたトランプ政権の政策は、この孤立主義への転換を如実に表している。

トランプがこの2つの大統領令への署名を、このような結果を予期して意 図的に行ったのかどうかは定かではないが、少なくともその可能性はある だろう。このようにしてトランプ政権は、世界のあらゆる地域で反米感情 を高めながら、とりあえずは世界へのコミットメントを大幅に減らす方向 に動くことは間違いない。

これからさらに強烈な大統領令が出され、この方向は強化されることだろ う。注視しなければならない。

CIAの逆襲

一方、このような状況をCIAが黙認しているはずはないと見た方がよい。 事実、すでにCIAはトランプ大統領とフリン安全保障担当補佐官のすべて の電話を盗聴しており、その記録を握っていると言われている。これは多 くの記事にすでに出ている。

トランプらは、すでに政権に就く前からロシアと活発にコミュニケーショ ンしていたという。CIAはこの会話記録をすでに掌握している。時期が来 れば、これをすべて暴露するとしている。

他方トランプは、これに対する対抗処置として、2001年の911同時多発テ ロにおけるCIAの関与の事実をすでに持っているといわれている。これを 暴露してCIAを追い詰める戦略だともいわれる。

このように、トランプ政権とCIAの熾烈なバトルは水面下で激しさを増 し、続いている。どうなるだろうか?

※本記事は、未来を見る! 『ヤスの備忘録』連動メルマガ 2017年2月3日 号の一部抜粋です。
[Money Voice] 2017年2月7日  〔情報収録 − 坂元 誠〕



 ◎トランプ氏が新たな安全保障措置、来週の導入方針表明
 
[ワシントン 10日 ロイター] - 米連邦控訴裁が入国制限大統領令の 一時差し止めを支持した件に関連して、トランプ大統領は10日、国家安 全保障に関する追加措置を来週導入する方針を表明した。

安倍晋三首相との共同記者会見で語った。新たな入国制限措置に署名する のかと質問されたが、直接答えなかった。大統領令の修正か、他の措置に ついて触れたのかは明らかでない。

NBCニュースは、大統領令を修正して、連邦裁判所の承認を得られるよ う、ホワイトハウスの法務スタッフらが作業中と伝えた。

政権当局者もロイターの取材に「今後の進め方をめぐり、あらゆる選択肢 を検討している。だが、裁判では勝訴したい」と語った。
【ロイター】 2017年 02月 11日 06:48 JST 〔情報収録 − 坂元 誠〕


 ◎◆◇◆◇写真映像情報網◇◆週刊AWACS 2017年2月12◇◆◇◆◇

中国写真映像/自動発火自動車
[cid:5bcce303-672b-4441-8436-40e2508ea728]
写真はドアを開けたら発火した自動車/梨視頻動画より、あの国で自動運 転はいつになるか分からないが自動発火に関しては最先端?
動画は以下にて、整備不良?それとも製造時の電気系統に欠陥があるのか?
http://www.miaopai.com/show/ri3IjQGNN64LwfQOI2xqzg__.htm
【安徽省】 2月10日午後9時32分頃、宿州市の某銀行のATMからお金を下ろ した男性が乗って来た自動車のドアを開けると煙が充満、男性が車を調べ ているうちに発火し、火勢は次第に強くなり、自動車は全焼し、銀行にま で火が回り、消防車が駆けつけ、1時間後に鎮火した。原因は調査中・・・。

では、今週号をお楽しみください。
http://ameblo.jp/unarigoe/entry-12246943138.html
誕生日の音楽映像(ヨハン・ラディスラウス・ドゥセック、作曲家・ピア ニスト)
http://ameblo.jp/unarigoe/entry-12246933338.html
2017/2/12唸声



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読 者 の 声
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 1)Englishではこのような表現になる:前田正晶

偶にはTrump大統領の話題から離れようと思い立った次第で、暫く振りに Englishを採り上げる。今回は英和形式でやってみようと思う。

“Don’t hesitate to ask any questions you may have. I’ll be more than happy to entertain any questions.”

解説)典型的な「遠慮なく質問して下さい。喜んでお答えします」と言っ ているのだ。Don’t hesitateの代わりに“Feel free to ask 〜”としても 良いと思う。だが、この言い方はやや先方を見下している感もあるので、 頭に“Please”をつけておくと緩和されるだろう。

“Shame on you, Mr. Bush!”

解説)何時のことだったか、アメリカの映画監督ムーア氏の発言だった。 確か「ブッシュさん、恥を知れ」と訳されていたが、その通りだろうと思 う。「みっともないぜ」とも訳されていた記憶もあった。私がこの表現を 覚えたのは1946年頃で、その頃英語で話すことを教えて頂いていたGHQの 秘書の小母様に「そんなことを言っちゃダメ」と言われた時に出てきたの だった。日常的に軽い意味で使える表現でもあると思っていて良いかも。

他に一寸厳しい使い方で、“I don’t like to hear your indecent joke. Shame on you.”という例文を挙げておくが、こういう表現を日本語にして は面白みが出てこないので、そのままにしておく。nuanceはご自分で掴ん で頂きたい。Oxfordには“a very slight difference in meaning, sound, colour, or 〜’s feelings that is not usually very obvious”とある。 かなり難しい解釈なので、先人がカタカナ語化してしまったのか?

“What is the good to see him after what has happened?”
解説)肝はWhat is the goodなのだが「今更彼に会って何の足しになるの か?」辺りが和訳だろう。これもかなりひねった表現だ。「今更」が “after what has happened”なのも面白いところで、覚えておくと何時か 使える時が来るかも知れない。

“It does more harm than good.”
解説)「害多く益無し」と格言のような言い方で、話し言葉ではない。 harmはOxfordには“damage or injury that is caused by a person or an event”となっている。他の例文に“I meant no harm to you, although I badmouthed you, today to him.”なんというのもある。「君を傷つけるつ もりはなかった」と言いたかったようだ。単なる言い訳のような感がある。

“He certainly is knowledgeable but not much of a sales person.”
解説)「彼は確かに何でも良く知っているが、セールスマンとしては大し たことはない」とでも訳せば良いだろう。ここではnot much of 〜が売り 物か。「〜」を色々と入れ替えれば使い道がある。例えば“not much of a traveller”とでもすれば「大して旅慣れている訳でもない」といったよう なnuanceが出るだろう。

“Oh, sure. She is kind of good-looking as you persisted.”
解説)「彼女は君が言い張るように美人の部類に入るよ」とでも訳せば良 いかと思う。good-lookingはジーニアス英和には「顔立ちが良い、美しい 《beautifulよりは劣る》」とある。巧みな表現であると思う。実際にこの 話をしていた時の相手の言いたかったことをズバリと表している。なお、 kind ofを“sort of”に置き換えても通用すると思う。本筋からは離れるが アメリカ人はkind ofを「カインダ」のような略式の発音をする場合が多 いので要注意だ。

“I little dreamed of getting the axe.”
解説)getting the axeが肝かも知れない。「馘首される」という意味 だ。little dreamedは「夢にも思わなかった」として使われることがあ る。全体で「まさかクビになるなんて夢にも思っていなかった」で良いだ ろう。「クビ」には有名な?“You are fired.”もあるが、こういう一捻り した言い方もある。クビになるのは不名誉な記録が残るので、“You can’t fire me. I quit.”と言って抵抗する例があると聞いた。「あんたなどに クビにされない。俺の方から辞めてやる」と言うのだそうだ。

また何時か機会を捉えて、ご参考までにこういう一捻りした言い方を採り 上げていきたい。



 2)未だ正体不明であると思う:前田正晶

私がトランプ大統領について限りなく残念に思うことは「私が22年半懸命 に勤めて(努めて?)きた良い国であるアメリカにあの様な大統領が出て きたというか、アメリカ人はトランプ氏を選んでしまった」ということ。

ずっと指摘したような「彼が無知であるかないか」ではない。就任以来あ れほどの混乱を国内外に生じさせて、仮令彼の不動産業界で培ってきた作 戦の駆け引きだったとしても、それにどれほどの得があるのかと思うのだ。

私は40年間営業担当として取引先以外にも誰であっても誠心誠意で尽くし てきたし、“trust relationshipの確立”を目指して小細工や駆け引きを避 けることを重要視してきた。信頼関係を確立出来れば、そこから先はお互 いに腹蔵なき意見交換が出来て、取引額も順調に伸びていった。

トランプ大統領の手法はそれとは大分異なる点が多々あるし、駆け引きと 認められるやり方が多い。最高権力者は駆け引きや小細工を避けてくれれ ばと思うのだ。

だが、先ほども愚息の1人と語り合ったのだが、「未だトランプ大統領の 評価を定めるのは時期尚早で、これから先に如何なる姿勢で(大駆け引き をするか否かも含めて)中国以下と接していくかを見守っていくしかない のではないか」を結論とした。

私にはトランプ様は22年半のアメリカ製造業の会社勤務では見たこともな い指導者で、ただただ戸惑っている間に述べてきた私の独自の懐疑的な意 見と見解があった。それは未だ「疑い」の段階であり、知識不足とか無知 とは断定は出来ない。

私はアメリカの最高権威者である大統領が、あれほど大小取り混ぜた駆け 引きというか、戦略を駆使するのは好みではない。信頼関係の樹立か確立 を正攻法で目指して欲しかった。私の生涯最良の上司だった副社長は別名 を“big spender”と呼ばれ、常に「そんなに豪華な接待をしてくれては」 (ある購買部長さんは“too much hospitality”に終わったらどうするの? と私に問いかけてきたこともあった)と言ったほど、言わばトランプ大統 領のこの度の安倍総理の歓待と似たやり方をしていた。

その思い切った経費の使い方で日本のお客様を歓待し、その後の誠心誠意 のつき合い方で真の意味の信頼関係を確立していったものだった。その直 向きさは日本のお客様には理解して頂けた。それと、トランプ大統領方式 とは違うと思うのだ。事実、評論家や専門家は懸命にあの歓待の裏を読も うとしているではないか。そこがトランプ様の損なところだ。未だ正体が 現れていないのだ。

トランプ大統領が安倍総理をあそこまで厚遇することが「純粋に気が合う 他国の総理大臣だから」なのか「後々借り勘定になって負担となり、安倍 総理が何らかの形で義理を果たすように追い込むのが狙いか」などは外野 から解る訳はない。即ち、現時点では時間をかけてトランプ大統領の真の (狙いとしていた)政治姿勢が見えてくるまでは(私の英語の表現は “reveal his true identity”)は「待ち」の姿勢を採るしかないと思う。

彼がアメリカファーストと純粋の愛国の精神から大統領令を発して7ヶ国 を閉め出すとか、NAFTAをものともせずに関税をかけると声高に主張され るのが、知らぬが故に言うのか、駆け引きか、真意かはこれから見えてく ることだと思うのだ。大統領が自国の為に色々と策を立てるのは普通のこ とだろう。だが、現時点では私の心中では「困った人が大統領になった な」と見るのがやや支配的な感がある。だが、断定は時期尚早であって欲 しい。



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身 辺 雑 記
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13日の東京湾岸は快晴、爽快。メルマガ配信後、散歩に行く。


東京湾岸は12日も快晴。家人ともに梅が満開となった近くの猿江公園を散 歩した。


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渡部 亮次郎 <ryochan@polka.plala.or.jp>
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