政治・経済

頂門の一針

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頂門の一針33169号  2013・12・28(土)

2013/12/28

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  わたなべ りやうじらうのメイル・マガジン「頂門の一針」3169号
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        2013(平成25)年12月28日(土)



                          安倍首相、基軸は日本の精神で:宮崎正弘

                          首相は今後も堂々と参拝重ねよ:大原康男

                    探査機『嫦娥』にみる中国軍の野望:櫻井よしこ

                                岩波「世界」の七転八倒:平井修一

                             「尖閣」から身を隠す米国:渡部亮次郎

                                                  話 の 福 袋
                         反     響
                         身 辺 雑 記


□■■□──────────────────────────□■■□
第3169号
 
                              発行周期 不定期(原則日曜日発行)
             
               御意見・御感想は:
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安倍首相、基軸は日本の精神で 
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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
平成25(2013)年12月27日(金曜日)貳
       通巻第4101号
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 安倍首相、ようやく靖国神社を参拝。「魂がそこにあるから」
中国、韓国、米国の反発など気にしなくて良い。基軸は日本の精神である
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靖国神社に参拝できなかったことを「痛恨の極み」と安倍首相は発言して
いた。このメッセージは、じつは早くから発せられていた。気がつかない
のは左翼か、感性が少し鈍くなったか、外国の発想を基軸とする無国籍人
間だけだろう。

大きな潮の変化を見せたのは4月からである。

安倍晋三首相は新藤総務相、丸川参議院議員、公明党の山口代表らを伴っ
て4月14日、硫黄島を訪れた。異例のことである。

大東亜戦争の激戦地・硫黄島へ自衛隊機で到着し、戦没者追悼式に参列し
た。安倍首相は、「この島で生じた悲痛な歴史を若い世代に伝えていかな
くてはならない」と述べ合掌した。同道した新藤大臣は硫黄島で切腹した
栗林忠道中将の孫にあたる。
 
硫黄島で戦没者の遺骨収集作業を視察したほか、滑走路の下に眠る英霊に
合掌し、滑走路移転工事を決断した。この硫黄島の滑走路の下に、まだ一
万余の遺骨がそのまま眠っており、米軍はその上に無神経にコンクリート
をながして飛行場を建設したのだ。

滑走路の移転工事は予算の兼ね合いで数年にわたるプロジェクトとなる
が、戦後68年にして、ようやく英霊が報われる。

ともかく移転工事の決断にいたるまで、これほどの長い歳月を必要とした。

硫黄島から帰京後、サンフランシスコ条約発効により、戦後、真の独立と
なった4月28日に政府主催で「主権回復の日」記念式典を開催した。その
直前、靖国神社の春の例大祭に供物をおくった。

主権回復記念日こそ国民こぞって参画すべきイベントである。これまでは
民間有志があつまって開催してきた。春の憂国忌とも呼ばれた。主権を尊
重するということは政治日程にいずれかならず憲法改正を上程する決意で
もある。

そして8月13日、おりから郷里山口県で休暇中だった安倍首相は、萩市の
松陰神社を参拝した。

筆者は、この報に接したとき、「15日の靖国参拝はできないが、国民の皆
さん、悟って欲しい」というメッセージだろうと考えた。松陰は誰もが一
致して思う、日本の愛国者の代表格。革命家、維新の先駆者として広く尊
敬を集め、萩でひらいた松下村塾に集った木戸、高杉、伊藤らが明治維新
の主人公となって、日本の変革を導いた。

終戦記念日の直前に靖国神社ではなく、安倍首相が松陰神社を訪れた意味
は、深い国民へのメッセージだった。


 ▼諸外国の情勢を分析したうえで

中国と韓国は図に乗って日本批判をやめず、どれだけ説明しても、無意味
であることを悟った。終戦記念日に靖国参拝が出来なかった背景の一つは
米国からのシグナルで、オバマは「現状維持を変えるな」というヴィジョ
ンにかける臆病者だが、政権の周りには反日家が多い。

その優柔不断ぶりは多くのアメリカ人を失望させてきた。

まして中国が突如「防空識別圏」を設定し、アセアン諸国ばかりか、これ
には欧米も批判的となった。安倍首相は靖国参拝のタイミングは近いと読
んだ。

韓国では朴権惠大統領の支持率が50%を割り込み、中国では指導力に疑い
がある習近平は毛沢東礼賛で国民を糾合しようとしたが、天安門で車炎
上、山西省共産党ビルは爆弾テロにやられ、社会擾乱はますまる加速して
いる。

絶好のタイミングが来た。

12月13日、東京迎賓館にアセアン首脳10ヶ国を集めての日本アセアン特別
首脳会議で、安倍首相は「空の安全ルール」を共同声明に盛り込んだが、
中国の代理人といわれたカンボジアからも反対がなかった。

アセアンは強い日本を希望していた。

安倍首相は予算案の閣議決定を待った。

同時に宗教対立という解釈を避けるためにクリスマスが終わるのをまっ
た。そのうえで、毛沢東の120年祭記念日に政治的な的(まと)を絞っ
た。おりしも韓国は日本が南スーダンで韓国軍に弾薬を供与したことに、
「感謝」しなかったばかりか、「政治宣伝に利用した」と日本を指弾した。

12月26日、中国では毛沢東生誕を祝う行事が共産党の肝いりで行われた
が、まことの精彩を欠いた。タイミングとして絶妙の選択である。

同日午前11時32分、首相はモーニング姿で単身、靖国へ詣でた。閣僚を伴
わず、僅かにSPだけが随行した。

中国、韓国、米国が反発し、安倍首相を批判したが、これらは通常よりも
弱々しく、抗日デモさえなく、いかに一部のカルト的反日組織だけの仕業
であるかが分かる。中国では劉延東が日本の政治家との会談をドタキャン
したくらいである。

とくに米国の「失望した」などとする声明は在日大使館が用意したもので
あり、本国国務相の見解でもなければオバマ大統領のコメントもなく、お
そらく在日アメリカ大使館に巣くう民主党左翼リベラルたちの蠢動の結果
であろう。


 ▼個人的なコメント

さて同日の朝、筆者には霊感があったかのように、ふと松陰先生のことを
思って世田谷の松陰神社参拝しようと閃きがあった。

9時頃に家を出た。ポケットには再読中だった吉田松陰の「留魂録」「幽
囚禄」「回顧録」を入れて電車の中で重要箇所を読んだ。

三軒茶屋でのりかえ、東急電車で松陰神社前、境内は静けさに囲まれ、随
所が掃き清められ、新年の初詣準備に余念がなかった。神社の右奥には松
下村塾のレプリカ、左奥には松陰先生の公募が控える。

なぜ参詣を思い立ったかと言えば、明平成26年秋までに、懸案の拙著『吉
田松陰と三島由紀夫』を完成させたいという望みがある一方で墓園に報告
も兼ねた。

松陰は『回顧録』にこう書いた。

「余二人士気たのまず、且つ自ら曰く。吾、あに人の差引をうけて大事を
なす者ならんや」

また『急務四条』ではこう述べている箇所がある。

「御講学の儀、老師宿儒御親しみ遊ばされ候段肝要の儀に候へども只今然
るべき物とてもこれなく、(某某は)時勢に諂い候祖俗儒にて、国家の大
計勤王の大義等へは毫も心付き申さず候徒(ともがら)につき、有損無
益」(奈良本辰也編著『吉田松陰著作選』(講談社学術文庫版より)

なるほど安倍首相は周囲に諮らず独断で靖国参拝を決行した。

さて世田谷の松陰神社を出た私は、半蔵門線に乗り換えて九段下で東西線
に、茅場町で日比谷線に乗り継いで小伝馬町へ向かった。伝馬町牢獄跡地
に参拝するため、この場所で松陰先生は斬首された。

その記念の石碑があり、「身はたとへ武蔵野の野辺に朽ちぬとも、留め置
かまし大和魂」の大きな歌碑がある。

さらに地下鉄をのりついで南千住に向かった。

いうまでもなく、この地に小塚原回向院があり、最初に松陰の遺体が埋葬
された。木戸らが駆けつけ、遺骸を掘り返して、あらためて埋葬した場所
である。

この回向院の右奥にも吉田松陰の墓がある。折しも11時半をすぎた頃だっ
た。ちょうど、安倍総理が靖国神社参拝の時間だった。
       
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 樋泉克夫のコラム 樋泉克夫のコラム 樋泉克夫のコラム
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樋泉克夫のコラム
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【知道中国 1013】  
「新中国には殆ど『無駄』なるものが存在しない・・・」(宇野の4)
「忘れ難き新中国」(宇野浩二 『世界紀行文学全集』修道社 昭和46年)


  △
作家、大学、公私合営について記した後、宇野は「いづれにしても、これ
らは有り難い事というべきであらうか」と呟きてみせたが、有難いわけが
ないだろうに。さすがに宇野も、些か感じるところがあったのだろう。

「私自身の独断的な考へ」と断わりながらも、「これらは有り難い事」と
は「簡単に思へないのである」と綴った後、次のように続ける。

「『統制』といふ事は、或る種の国にとつては、この上もない有利なこと
で、その国を押しも押されぬ国とする方法であるらしいが、それは近頃、
多くの人に褒められてゐるらしい、

しかし、私は、いかなる制度の国でも、作家が、新中国のやうな方法で、
生活を保証されたら、その作家は、まづ、空想の余地をうばはれ、自分の
思ふ事が書けなくなつて、限りなく窮屈にならうからである、これでは、
まつたく作家の立つ瀬がなくなり、作家の命より大事な創作が出来なくな
るであらうと考へるのである」

だが新中国は、毛沢東の文化政策・文芸理論によって貫徹された国であ
る。異国の文人である宇野による「私自身の独断的な考へ」なんぞを聞く
耳など持ち合わせているはずもなかった。当たり前すぎることではあるが。

宇野は新中国では、「何も彼もが、ゆったりしてゐて、途方もなく大きい
事」「伝統を大へん大切にしている事」「殆ど『無駄』なものが存在しな
い事」に感心している。だが無駄がないために、

「私のような安易な生活をしてゐる者には」困ったことがあるとして、
「真にさもしい話であるが、懐紙を殆ど絶対に売つてゐない事、(これに
は鼻風をひいた人たちが困り切つてゐた)、」、「共同便所の大きな方
(主として婦人が必要な方、)に屋根も扉もない事、その他、等、等、等
である」と例を挙げているが、「その他、等、等、等」がいったい何で
あったのか、知りたいところだ。

「懐紙を殆ど絶対に売つてゐない」のは、やはり物資不足だったからだろ
う。経済成長著しい現代では、よほど田舎にでも行かない限り、紙の質は
ともかくもトイレットペーパーは手に入る。だが「共同便所の大きな方
(主として婦人が必要な方、)」に関しては、宇野訪中から60年ほどが経
過した現代でも大きな変化はないと、敢えていっておこう。

そういえば数年前に河北省一帯を旅行した際、こんな経験をしたことがある。

遵化郊外にある清朝皇帝一族の墓域で知られた東陵で、何気なく厠所(か
わや)の方に目をやると、屋根はあったが扉のない「共同便所の大きな方
(主として婦人が必要な方、)」で若い女性たちがお務めの最中だった。

見てはいけないものを見てしまったと、こちらはドギマギ。だが彼女たち
は顔をこちらに向けて――つまり一人ずつの仕切りはあるが扉はない――正々
堂々と・・・。いやはや宇野ならずとも、「その他、等、等、等」である。

さて話を宇野に戻すが、「人に聞いた事ばかりであるから、まちがつてゐ
る話が多分にあるかもしれない事を、前もつて、お断りしておく」と前置
きしながら、日本からの仲間の中国の街での感想を列記するのであった。

「タクシイがないね、」「キャバレエなど殆どないやうだね、パチンコな
どは、おそらく知らないだらう、」「夜遊びなどもないらしいよ、」「特
別の場所のほかは、あまり夜あるきしないらしいね、」

「夜になると、町に酔つぱらひが歩くのを禁じられてゐるらしいね、」
「解放前の中国に来た人は、・・・色とりどりの綺麗な服装をしたシナ服
の女たちが行き来してゐた時分は、どこへ行つても美しかつたが、今
は、……と云ふやうだね、」などと「人に聞いた事ばかり」を列挙した後、
「さういふ考へ方は今の新中国には、まつたく通用しないんだよ、」と。
さすがの宇野も戸惑いを隠さず、「今の新中国」を扱いかねているよう
だ。《QED》

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 読者の声 どくしゃのこえ ERADERS‘ OPINIONS 読
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(読者の声1)安倍総理参拝。ラジオをつけると何やら靖国などとNHK
が季節はずれの事を言っておりました。

もしやと思いテレビをつけると安倍総理の靖国参拝 を放送中。日本に
「正気」が戻りました。中国・ハングル国が日本に距離をおけば事実上の
「鎖国バリア」ができたことになるでしょう。両国とも何やら変な雰囲気
になりつつあるので正解ですね。

前日に沖縄問題も解決させたので対中国に強烈なパンチを浴びせた形で
す。全生庵での座禅が効いている のでしょうか。
(MOMO、岡山県)



  ♪
(読者の声2)安倍総理がやっと靖国神社を参拝しました。アメリカまで
批判的なコメントをしました。是非、安倍総理を激励しましょう。
 インターネットの「衆議院議員 安倍晋三 公式サイト」から「ご意見
 ご感想」をお寄せ下さい。御参考までに、私は下記のメッセージを送り
ました。 
             記
靖国参拝ありがとうございます。この日を一日千秋の思いで待っていました。
涙が出て、思わずバンザイを叫びました。これで、第一次政権と違って、
英霊の御加護も得られて、安倍政権は万全です。

韓国は自衛隊が弾薬を支給しても、政治利用と言って、因縁を付けるひね
くれた民族です。こちらから友好を求める国ではありません。

ありもしなかった従軍慰安婦を言い続ける韓国に対しては、過去、現在お
よび未来の日本人のために、ソウルの日本大使館前の慰安婦像を撤去する
までは日本大使を召還して、徹底的に抗議すべきです。そして「河野談
話」を否定する談話を期待しています。(IK生)



  ♪
(読者の声3)安倍総理大臣は、よくぞ「靖国参拝」を決断されました。
国民の一人として、心から感謝の思いを申し上げたい。

安倍総理の靖国参拝は日本人としての当然の思いであり、我が国の最高指
導者としての為すべき普通の行為であり、自民党政権を指導する総理とし
ての当然の行動である。

私は長く靖国参拝を、一般市民の年中行事である習慣的な「三社参り」の
形式で参拝されればいいと思っていました。「靖国参拝」を一社に固執す
るからことさらに騒がれる。三社参りは国民的行事、批判される理由(是
非論)はない。
 
来年から「三社参り」の一社に「靖国神社」を含めて頂きたい。
  (一読者)



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首相は今後も堂々と参拝重ねよ
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         大原 康男

 ≪政権発足後1年の“壮挙”≫

正月まで1週間足らずというところで、驚きのニュースが飛び込んでき
た。安倍晋三首相が靖国神社に参拝したのである。平成18年8月に小泉純
一郎首相が参拝して以来、実に7年ぶりであり、第2次安倍政権の発足か
らちょうど1年という節目である。

つらつら思い起こせば、平成8年7月の橋本龍太郎首相の例外的参拝を除
いて18年間も途絶えていた首相の靖国神社参拝の再開を、小泉首相は目指
し、その意を体して再開への道筋を苦労して整えたのが当時、官房副長官
の安倍氏だった。

そして、小泉氏の後継者となりながら、参拝を中断してしまったことを
「痛恨の極み」と嘆いた安倍首相である。第1次政権からの懸案をようや
く果たしたことで安倍氏が味わっている安堵(あんど)感もひとしおでは
ないか。

安倍首相は、今年の春季例大祭には靖国神社に真榊(まさかき)を奉納
し、終戦の日の8月15日には、萩生田光一・自民党総裁特別補佐を名代と
して参拝させて玉串料を奉納するなど着々と参拝への布石を打ってきたに
もかかわらず、多くの期待が寄せられた秋季例大祭では、参拝を見送って
再び真榊を奉納するにとどまっている。

それだけに、年末ぎりぎりになっての参拝には確かに多少の違和感を覚え
る向きもあるかもしれない。

しかし、真榊や玉串料の奉納程度のことに対しても、中韓両国からはお定
まりの批判が寄せられてきた。しかも、環太平洋戦略的経済連携協定
(TPP)加盟交渉や特定秘密保護法の制定といった難題を背負ったりこ
なしたりして、あれほど高かった内閣支持率が低下しつつある中での参拝
である。

秋の例大祭直前の本欄(10月11日付)でも、首相の参拝を求める一文を草
していた筆者としては、遅ればせながらとはいえ、今回の参拝を“壮挙”と
して評価する。

ところで、第2次安倍政権を、発足以来一貫して「極右政権」と罵倒して
きた近隣2カ国のうち、韓国では朴槿恵大統領の非礼・不見識な反日言動
にようやく批判的な声が出始めているという。そうした空気の変化を反映
してか、有力紙の1つ、朝鮮日報の日本語版(12月8日付)には次のよう
な注目すべき一節がある。

 ≪中韓はアジアの「仲間外れ」≫

〈韓国・中国と同じく第2次大戦で日本の侵略を受け、かつ現在進行形の
「従軍慰安婦」問題を抱え「反・集団的自衛権戦線」に加わって当然の
フィリピン、タイ、マレーシア、インドネシアなど東南アジア諸国が集団
的自衛権を言い換えた「積極的平和主義」を支持しているのは、ショッキ
ングだ。これらの国々すら日本の肩を持っていることから、集団的自衛権
の問題で韓国と中国はアジアの「仲間外れ」になった〉

中国はともかく、韓国が「第2次世界大戦で日本の侵略を受け」たという
のは、お得意の歴史の歪曲(わいきょく)といわねばなるまいが、何より
も興味深いのは、戦後に靖国神社に参拝した外国人の中に、フィリピンを
はじめ4カ国の人々がそろって入っていることである。

このほかにも、インド、パキスタン、スリランカ、ミャンマー、さらには
イラン、トルコなど中東諸国からの参拝者もいる。靖国神社参拝の問題で
も、「韓国と中国はアジアの『仲間外れ』になっ」ているのだ(ちなみに
外国人による靖国神社参拝の歴史で記録上、最も古いのは、明治20年9月
のタイ国王の弟、デヴァウォングセ外相の参拝であるという)。

 ≪「A級戦犯」合祀批判に反論≫

周知のように、今日、首相や閣僚らによる靖国神社参拝の最大の障害に
なっているのは、憲法の政教分離問題(最高裁判決で決着ずみ)ではな
く、いわゆる「A級戦犯」合祀(ごうし)問題である。これに対する中国
の言い分については繰り返し反駁(はんばく)してきたので、これ以上は
触れないが、韓国の主張に関しては少し補足しておく。

韓国が「A級戦犯」合祀を材料に靖国参拝に反対しだしたのは、中国がこ
の問題を取り上げた昭和60年の中曽根康弘首相の参拝からかなり時間が
たってのことだ。

そのころだったと思うが、韓国のテレビ局から、この点でコメントを求め
られたときに、次のように答えたと記憶している。

「先の大戦で韓国の人々は私たち日本人とともに、後に東京裁判を設ける
連合国と戦ったのではないですか。戦時下の朝鮮総督であった小磯国昭元
首相はともかく、『A級戦犯』合祀を一括(くく)りに批判するのは納得
できませんが…」

これには一言も返ってこなかった。ささやかな反論だが、政治家の方々
は、靖国参拝についてその都度、それ以上にきちんと対応すべきであろ
う。かつて王毅駐日中国大使にこの点を糺(ただ)されて、安倍氏が、元
「A級戦犯」の重光葵外相が復権し国連総会で演説した事実を紹介したと
ころ、大使は絶句してしまったと聞く。

「痛恨の極み」を晴らした首相に切に望む。どうか今回の参拝を貴重な出
発点に今後も堂々と参拝を重ねられんことを。(おおはら やすお)
(国学院大学名誉教授)産経 [正論]2013.12.27




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探査機『嫦娥』にみる中国軍の野望
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           櫻井よしこ

「中国は2020年までに独自の宇宙ステーションを完成させ、30年までに月
に基地を築く。目的は月と地球の間の宇宙を支配し、米国に対して軍事的
優位を打ち立てることだ」

これは米国の軍事戦略の専門家で『中国の軍事力の近代化』の著者、リ
チャード・フィッシャー氏が5年前に私の取材に対して語った言葉だ。

12月14日22時すぎ(日本時間)に、中国の月探査機「嫦娥3号」が月面の
虹の入り江と呼ばれる地点に到着した。約13日間の旅をして月面着陸した
嫦娥3号は探査車「玉兎号」を無事、月面に降ろした。玉兎号は約3ヵ月
間、地形、地質、地中の資源などを調査し、データを送り続ける。

中国国営通信、新華社は「旧ソ連は12回目でようやく(1966年に)探査機
の軟着陸に成功した」と報道し、初挑戦で月面着陸に成功した中国の技術
を誇った。

彼らにとっては大きな誇りであろうが、世界のどこにも双手をあげて中国
の成功を祝う国はない。むしろその成功が国際社会の抱く疑惑を強めてい
るのは、中国の不徳ゆえであろう。

中国の月探査は、米国の宇宙開発予算削減と反比例して加速されてきた。
『ウォール・ストリート・ジャーナル』によると、米国の昨年の宇宙開発
予算は、その前年に較べて更に削減され約172億ドル(1兆7,200億円)
だった。中国の予算規模は不明だが、明らかなのは、それが中国人民解放
軍(PLA)の指揮下にあり、宇宙開発の主目的が軍事利用だという点だ。

新華社は、「かつて米ソの月探査は未知の宇宙に対する好奇心と探検心に
基づいていた。中国の月探査は宇宙の平和利用を目的とする、人類のため
の重要な活動だ」という月探査計画の主任技師の言葉を伝えた。

修辞には注意したほうがよい。中国の軍事的台頭は過去も現在も「平和的
台頭」だと説明されている。その「平和的台頭」で生まれた軍事力を背景
に、中国は台湾も南シナ海も尖閣諸島も核心的利益だと主張して憚らない。

「人類のための平和利用」の嫦娥の月面着陸について、「京華時報」は、
「月にミサイル基地を建設すれば、反撃の心配なく敵の軍事目標を攻撃で
きる」という専門家の意見を紹介した。

■「面で攻めてくる」

月面基地からのミサイル発射がなくとも、月面基地と中国独自の宇宙ス
テーションが連携し、宇宙空間に多くの人工衛星を飛ばせば、宇宙空間に
おける中国の優位性は確立される。21世紀の戦いの主体と言えるサイバー
戦争で優位を保てるだろう。

先進国ほどサイバー攻撃への脆弱性が高い。日本も米国も、社会のインフ
ラをコンピューターシステムに依拠しているため、サイバー攻撃を防ぎき
れないときの損失は大きい。宇宙及びサイバー空間での中国の優位確立こ
そ、即、私たちにとっての脅威である。

中国の戦略目標を思い出してみよう。鄧小平が指示した海洋大国としての
中国の戦略目標は、第1列島線と第2列島線の制覇として語られてきた。習
近平国家主席はそれを今年6月、オバマ大統領との首脳会談で「広い太平
洋には2つの大国を受け入れる十分な空間がある」、「新型の大国関係」
の時代だと、表現した。

ハワイを基点として太平洋を東西に分け、米中両国で分割統治するとい
う、習主席の主張につながる考えは、07年に海軍軍人、楊毅氏が米国太平
洋軍司令官に提案したものだ。

 中国の年来の目標である太平洋分割統治を実現するための制海権には、
制空権がなければならない。制空権は高高度の空からの監視が確立されれ
ばより有利だ。宇宙空間を回る人工衛星も宇宙ステーションも月面基地
も、そのために欠くことは出来ないと中国は考えてきた。21世紀の国際社
会で中華思想を具現化するためにも、中国は忠実にその計画に従って今日
に至る。

目的達成のために四方八方へ目配りを利かせることにおいて、中国共産党
は抜群の能力を発揮してきた。他国には真似の出来ない長年の軍拡の継続
も、膨大な予算を必要とする嫦娥の開発も、一党支配ゆえに可能だった。
彼らはあらゆる犠牲を払っても共産党の掲げる目標に突き進む。尖閣諸島
攻略でも同様だ。

東海大学教授の山田吉彦氏は次のように語る。

「中国は面で攻めてきます。日本が尖閣諸島という点に目を奪われている
隙に、彼らは九州・長崎県の国境の島々、五島列島にまで侵入できること
を示しました」

氏の指摘は、12年7月18日に五島列島福江島の玉之浦湾に一挙に109隻の
大型新造船の群団が押しよせ、湾深くまで入り込み、整然と錨を下ろし、
1週間も居座った事件を指している。日中中間線から100キロ以上も日本側
に入り込んで居座った体験から、彼らは本国に、玉之浦は一気に制圧でき
る場所だと、報告したことだろう。

五島列島と尖閣諸島を奪えば、沖縄は容易に取れるであろうことが地球儀
から見えてくる。彼らの狙いは尖閣だけではなく、沖縄をはじめとする日
本全体に中国の影響と支配を及ぼすことだと考えるのが妥当だろう。

その意味で、日本海への中国の進出も見逃してはならない。山田氏は、北
朝鮮の羅津港を拠点に多くの中国船が日本海に繰り出し、いまや、北朝鮮
沖のイカ漁は殆どすべて中国漁船によって行われていると指摘する。大和
堆と呼ばれる日本海中央部の豊かな漁場も中国船であふれている。

■日本を属国扱い

東シナ海、日本海、南シナ海へと、面をおおう形で広がる中国のその戦略
を支えるのが中華思想である。

たとえば11月23日に突如発表され、即施行された防空識別圏である。国際
法に反する宣言を、当然の権利のように中国は発表し、従わない場合は攻
撃することを示唆した。12月15日の「日経新聞」が同件に関して極めて深
刻な情報を報じている。

11月22日、中国国防省が北京の日本大使館の駐在武官に、翌土曜日に国防
省にくるようにと「言い渡した」そうだ。翌日午前、武官は通告を受け、
その「30、40分後」に防空識別圏設定が発表されたという。

まるで日本を属国扱いしている。この蛮行を行った国防省を指揮している
のはPLAである。嫦娥をはじめとする宇宙開発もPLAが進めてきた。

 中国の習近平体制が軍に軸足を置いているのは明らかだ。軍の意向を強
く反映した習主席の外交安保政策は、当然、強硬路線に傾くであろう。そ
の際の一番のターゲットは、日本と思われる。

日米同盟とアジア諸国との連携を強め、急いで自力を強めなければならな
いゆえんである。強い日本の構築こそ当面の最大の目標である。(週刊新潮)
2013.12.27 Friday name : kajikablog




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岩波「世界」の七転八倒
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      平井 修一

第一次安倍内閣は2006年(平成18)9月26日〜2007年(平成19)8月27日。
第二次安倍内閣は2012年(平成24)12月26日〜。岩波の「世界」はこの間
どのような特集をしてきたのか。

■第一次安倍内閣

2006年11月号 安倍「改憲政権」の研究
2006年12月号 これが「負担増」だ!──脅かされる生存権

2007年 1月号 「内心の自由」「表現の自由」はどこへ?
2007年 2月号 教師は何に追いつめられているか
2007年 3月号 労働破壊──再生への道を求めて
2007年 4月号 日本軍事政策の大転換──自衛隊はどこへ行く?
2007年 別冊  北朝鮮核実験以後の東アジア
2007年 5月号 施行60年目の憲法状況──跳梁する「改憲」論に抗して
2007年 6月号 教育に希望をつなぐために
2007年 7月号 「沖縄戦」とは何だったのか──「集団自決」問題を中心 
      に
2007年 8月号 盧溝橋事件70年──日中戦争の記憶とどう向き合うか
2007年 9月号 地球温暖化──人類はこの困難に立ち向かえるか?
2007年10月号 否定された「安倍改憲路線」──逆転参院選とその後
2007年11月号 いま、転換を!──小泉・安倍時代の終焉
2007年12月号 日本を立て直す──いま、転換を! 2

■第二次安倍内閣

2013年 3月号 安倍「改憲」政権を問う 
2013年 別冊  政治を立て直す──政権交代とは何だったのか、新しい政 
      治は拓けるか
2013年 4月号  1 終わりなき原発災害──3.11から2年
        2「アベノミクス」は日本経済に何をもたらすか
2013年 5月号 人間らしい働き方が消えていく──待ったなしの改革とは
2013年 6月号 「96条からの改憲」に抗する
2013年 7月号 私たちはどのような未来を選択するのか
2013年 8月号 2013 参院選──私たちは何に直面しているのか
2013年 9月号 問われる安倍政権の歴史認識
2013年10月号 イチエフ 未収束の危機──汚染水・高線量との苦闘
2013年11月号 市場化される日本社会
2013年12月号 暴走する安全保障政策

2014年 1月号 情報は誰のものか──秘密と監視の国家はいらない

最新号における清宮美稚子編集長の編集後記。

<本誌校了前日の11月26日夜、国会や官邸前に駆けつけた市民たちの怒り
と抗議の声が渦巻くなか、秘密保護法案が衆議院本会議で強行採決された。

コントロールできなくなるほど世論が高まる前に、ともかく通してしまい
たい、という姑息さと臆病さがさらに政権の横暴をエスカレートさせてい
る感がある。福島で公聴会が開かれたのは強行採決前日のこと。自民党か
らの参考人含め、法案への賛成はゼロだった。まさに日本政治は異次元の
ゾーンに突入した。

安倍政権の異常さをいかに説得的に言語化して伝えられるかが、今後ます
ます重要となる。

法律が社会で機能するようになったときに、法案成立の際の説明とはまっ
たく異なる事態が展開する可能性は、説明が空虚なものであればあるほど
大きく、その影響も大になる。私たち誰もが渦中の当事者になる。そうな
る前に、同じ思いを抱く人たちが協力しあって、流れを変えるよう努力す
るしかない>

2014年2月号の予告も清宮が書いているのだろう。

<めちゃくちゃな国会運営のもと、臨時国会では数々の問題法案が可決さ
れ、成立しました。とりわけ、「稀代の悪法」と言われた特定秘密保護法
案が、反対世論の高まりや各界からの反対声明・アピールの声をものとも
せず強行採決されたことは、戦後史の大きな汚点です。日本はいったい民
主主義国家なのか──欧米の市民・知識人からは驚きの声が上がっていま
す。次号は、安倍政権の官邸独裁を徹底批判し、政党政治の劣化の原因は
どこにあるのかを分析します>

「安倍長期政権と闘う覚悟と体力、長期政権にさせない知恵と行動が必要
だ」とも清宮は書いている(12月号)。朝日新聞と平仄を合わせた岩波
「世界」なりの倒閣運動である。

特定秘密保護法が12月6日深夜に成立したことを受け、朝日新聞社が7日、
全国緊急世論調査(電話)を実施したところ、安倍内閣の支持率は前回の
49%から46%に、不支持率は30%から34%になった。

ほとんどのマスコミが秘密保護法反対のキャンペーンをしたが、あまり効
果はなかったようだ。

「ニコ動」のネット世論調査(12/18)では内閣支持率は44.1%、支持し
ないは29%だった。支持する層は何を評価しているのかをみると「アベノ
ミクスは株価上昇、賃上げなどプラス面の方が多い」58.8%、「特定秘密
保護法により暮らしやすくなる」71.8%、「日本は明るい方向に向かって
いる」70.2%など。

清宮の欲求不満はずっと続きそうだが、その前に「世界」が休刊になるの
ではないか。「戦後史の大きな汚点」が消えることを願っている。
(2013/12/24)



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「尖閣」から身を隠す米国
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     渡部 亮次郎

「尖閣」問題にアメリカは如何なる態度をとってきたか。調べる為に
「ウィキペディア」にあたってみた。

その結果言える事は安保条約も有り、何よりも中国への刺激を避けること
を最優先に考えており、私から言えば「アメリカは先覚問題から常に身を
隠そうとしている」との印象である。

1972年5月に、ニクソン政権でキッシンジャー大統領補佐官の指導の下、
ホワイトハウス国家安全保障会議において「尖閣諸島に関しては(日中な
どの)大衆の注目が集まらないようにすることが最も賢明」とする機密文
書をまとめた。

同年2月に訪中に踏み切ったニクソン政権にとって歴史的和解を進める中
国と、同盟国日本のどちらにつくのかと踏み絵を迫られないようにするた
めの知恵だった。

この機密文書には、日本政府から尖閣諸島が日米安保条約が適用されるか
どうか問われた際の返答として「安保条約の適用対象」と断定的に答える
のではなく「適用対象と解釈され得る」と第三者的に説明するように政府
高官に指示している。

2009年3月、アメリカのオバマ政権は、「尖閣諸島は沖縄返還以来、日本
政府の施政下にある。日米安保条約は日本の施政下にある領域に適用され
る」とする見解を日本政府に伝えた。

同時に、アメリカ政府は尖閣諸島の領有権(主権)については当事者間の
平和的な解決を期待するとして、領土権の主張の争いには関与しないとい
う立場を強調している。すなわち、アメリカ政府は、尖閣諸島に対する日
本の「施政権」を認めているが「主権」については不明にしている。

1996年9月15日、ニューヨーク・タイムズ紙はモンデール駐日大使の「米
国は諸島の領有問題のいずれの側にもつかない。米軍は条約によって介入
を強制されるものではない」という発言を伝え、10月20日には大使発言に
ついて「尖閣諸島の中国による奪取が、安保条約を発動させ米軍の介入を
強制するものではないこと」を明らかにした、と報じた。

この発言は日本で動揺を起こし、米国はそれに対して、尖閣は日米安保5
条の適用範囲内であると表明した。米国政府は1996年以降、尖閣諸島は
「領土権係争地」と認定(「領土権の主張において争いがある」という日
中間の関係での事実認定であって、米国としての主権に関する認定ではな
い)した。

その一方では、日本の施政下にある尖閣諸島が武力攻撃を受けた場合は、
日米安保条約5条の適用の対象にはなる、と言明している。この見解は、
クリントン政権時の1996年米政府高官が示した見解と変わらないとされる。

ブッシュ政権時の2004年3月には、エアリー国務省副報道官がこれに加え
「従って安保条約は尖閣諸島に適用される」と発言し、それが今でも米政
府関係者から繰り返されている。

ただし「安保条約5条の適用」は米国政府においても「憲法に従って」の
条件付であって米軍出動は無制限ではない(条約により米国に共同対処を
する義務が発生するが「戦争」の認定をした場合の米軍出動は議会の承認
が必要である)ことから、「尖閣諸島でもし武力衝突が起きたなら初動対
応として米軍が戦線に必ず共同対処する」とは記述されていない(これは
尖閣諸島のみならず日本の領土全般に対する可能性が含まれる)。

むろん「出動しない」とも記述されていない。第5条については条約締改
時の情勢に鑑み本質的に「軍事大国日本」を再現することで地域の安定を
そこなわないための米国のプレゼンスに重点がおかれているものと一般に
は解釈されている。

なお、米国の対日防衛義務を果たす約束が揺るぎないものであることは、
累次の機会に確認されていると日本の外務省は主張している。

2011年11月14日、フィールド在日米軍司令官は日本記者クラブで会見し、
尖閣諸島について日米安全保障条約の適用対象とする従来の立場を確認し
つつも、「最善の方法は平和解決であり、必ず収束の道を見つけられる。
軍事力行使よりもよほど良い解決策だ」と述べ、日中関係改善に期待を示
した。

尖閣諸島の主権に限らず、領土主権の認定は、主権認定に関する条約が締
結されていた場合には、国際法上、行政権限ではなく国会の権限が優先す
るというのが通説である。

つまり、サンフランシスコ平和条約に米国政府が調印して米国議会が批准
(国会で承認)している以上、オバマ政権の行政府としての政治的判断や
政治的発言がどのようなものであっても、それは条約の更改や廃止や破棄
として国会の承認(批准)を経たものでないから、条約更改や廃止、破棄
としての法的効果は生じていない。

国際法上、米国の国家責任としての尖閣諸島の主権に関する認定は、議会
によって条約の更改や廃止、破棄などの決議がされない限り、あくまでも
サンフランシスコ平和条約2条に帰結する。

なお、米国政府(行政府)が尖閣諸島の主権が日本にあることを明言しな
いことは、尖閣諸島の主権が日本にないことを主張したものとはいえない。

つまりブッシュ政権もオバマ政権も、米国政府として「領土権の主張の争
いには関与しない。」と言っているのであって「尖閣諸島の主権は日本に
はない」と主張したことはない。

もっとも、もしそのような明言を米国議会の承認なしにすれば、米国議会
が批准した条約、条文を行政府が国会承認の手続を経ず恣意的に変更する
わけで、それは明白な越権行為であり米国憲法違反になる。

2010年9月に起こった尖閣諸島中国漁船衝突事件の際は、ヒラリー・クリ
ントン国務長官は、日本の前原誠司外務大臣との日米外相会談で、「尖閣
諸島は日米安全保障条約第5条の適用対象範囲内である」との認識を示
し、同日行われた会見でロバート・ゲーツ国防長官は「日米同盟における
責任を果たす」「同盟国としての責任を十分果たすとし、マイケル・マレ
ン統合参謀本部議長は「同盟国である日本を強力に支援する」と表明して
いる。2013・12・27



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話 の 福 袋
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 ◎高齢者虐待、「男性職員」が多発 施設で昨年度過去最多155件

介護施設の職員らが高齢者に虐待したと自治体が判断したケースが平成
24年度は前年度比2・6%増の155件となり、過去最多を更新したこと
が26日、厚生労働省の調査で分かった。介護職員の約8割を女性が占める
中、「30歳未満の男性職員」による虐待が多発している傾向も新たに判明
した。

一方、家族らによる虐待は前年度比8・4%減の1万5202件で、2年連続
で減少した。加害者と被害者の「2人世帯」での発生が多く、夫や息子に
よる暴力などが目立った。調査は、高齢者虐待防止法に基づき18年度から
実施。今回は初めて職員の性別や虐待の要因などを調べた。

これによると、虐待を行った施設職員は男性41 %、女性59%で、全職員
の男女比を考えると男性の割合が高く、年代別では「30 歳未満」が虐待
に及ぶ割合が大きかった。

理由を分析すると「職員の知識不足」(55 ・3%)、「職員のストレ
ス」(29・8 %)などが多く、高齢者の認知症の症状が重いほど、身体的
虐待を受ける割合が高いことも分かった。厚労省は「コミュニケーション
がとれない中で、荒っぽい対応になった可能性がある」とし、研修などの
適切な対応をするよう自治体に通知した。

家族らによる虐待では加害者の年齢などを初めて調べた。息子による虐待
が多い「50代」と夫が多い「70歳以上」がともに2割を超え、家族構成を
調べると、加害者と被害者のみが同居する「2人世帯」が半数近くを占め
た。産経新聞 12月27日(金)7時55分配信



 ◎時代遅れだった…「ねずみ捕り」生活道路重点へ

ドライバーから「ねずみ捕り」と忌み嫌われ、警察行政のトップからも見
直しを求められたスピード違反の取り締まりが、大きく変わることになり
そうだ。

これまでは幹線道路などでの取り締まりが中心だったが、警察庁は方針を
転換。歩行者など「交通弱者」が巻き込まれる事故を減らすため、生活道
路や通学路などでの取り締まりに力を入れる。そのために、小型の速度自
動測定器の導入も検討する。

 ◆方針転換

速度規制や取り締まりのあり方を話し合ってきた警察庁の有識者懇談会が
26日、生活道路などでの速度取り締まりを強化するよう提言したのは、
事故の実態と取り締まりの現状がアンバランスだったためだ。

住宅地の生活道路や通学路は、歩行者や自転車と車が混在して利用してい
る。同庁によると、生活道路での事故では、死傷者の35・7%は歩行者や
自転車利用者。道幅が広い幹線道路での19・6%より格段に割合が高い。

一方で、取り締まりは「やりやすい場所」に偏っていた。全国の警察が速
度取り締まりを行うのは幹線道路が中心。速度を自動測定する取り締まり
機器「オービス」は装置が巨大で太い支柱などが必要なため、住宅街など
には設置できず、道の脇に設置スペースのある幹線道路がほとんどだった。

 ◆時代遅れ

生活道路での取り締まりに重点を置く欧州の方式も、方針転換を後押しし
た。小型で持ち運びもできる無人測定器を活用することで、事故が多発す
る通学路などに設置することも可能だ。「日本のやり方は時代遅れだっ
た」と反省を漏らす警察庁幹部もいる。

懇談会は、生活道路での最高速度を30キロに引き下げる規制を進めるこ
とも求めた。歩行者の致死率は、衝突時の車の速度が50キロなら80%を超
えるが、30キロなら約10%にまで減らせるからだ。警察庁は2016年度まで
に、住宅地など3000か所を30キロ規制とする方針だが、12年度末では
455か所にとどまっている。
読売新聞 12月27日(金)10時6分配信



 ◎<都知事選>宇都宮氏出馬へ 「後出しジャンケンしない」 

猪瀬直樹氏の辞職に伴う東京都知事選(来年1月23日告示、2月9日投開
票)に、前日本弁護士連合会会長の宇都宮健児氏(67)が無所属で立候補
する意向を固めた。28日の市民団体の集会で出馬表明する。

次点だった前回2012年に続く挑戦で、特定秘密保護法制定など安倍政権の
姿勢を批判しつつ、脱原発や格差是正を訴える。五輪は無駄を省いて準備
を進めるとしている。

宇都宮氏は、毎日新聞の取材に「安倍政権の暴走を止め強権的な政策を改
めさせたい。(出馬表明をあえて遅らせる)後出しジャンケンはせずに、
一刻も早く有権者に政策を訴える。28日に(立候補を)言うことになる」
と話した。今回の都知事選では、まだ出馬表明した候補はおらず、各党の
調整は越年すると見られている。

宇都宮氏は前回も無所属で立候補し、未来、共産、社民3党の支持を受け
て約97万票を獲得。当選した猪瀬氏の約434万票には大差を付けられたが
次点だった。

支援者らは26日夜に今回の都知事選への対応を協議。その場では、前回の
敗戦を踏まえて別の候補者擁立を探る意見も出てまとまらなかったが、宇
都宮氏が他陣営に先駆けて年内に出馬表明することを決断した。

宇都宮氏は10年4月から2年間、日弁連会長。08年に「年越し派遣村」の
名誉村長にもなった。弁護士として多重債務者の救済や反貧困運動に取り
組んできた。毎日新聞 12月28日(土)7時1分配信



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反     響
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 1)杉浦正章氏が予想通りの遠吠えをしているが、日本外交が「?國孤
立」するとは、具体的にどういう事象を指すのかまったく不明。これが日
米分断につながるという、ヘソが茶をわかす珍説か。

?國神社はダメで、毛沢東記念堂は良いのか。それはなぜか。杉浦正章氏
の見解が聞きたい。たぶんまた支離滅裂だろう。

本誌におかれては、あまりに程度の低い評論は掲載しないのも見識である
ことをお忘れなく。(泉 幸男)


 2)秘密保護法案に続き、首相の靖国神社参拝に対する日本の新聞、テ
レビ等のマスメディアの反応の異常さを目の当たりにしました。

漫然と自宅で新聞を読んでいる高齢者や、一日中居間のテレビをつけっぱ
なしにしている人達には一定の影響があるのかと思うと、やはり空恐ろし
い思いがします。

マスメディアの経営を支えているのは日本企業の広告料であり、つまり
我々が間接的にこのような危険極まりない組織群を支えているのは何とも
皮肉な構図ではあります。さしずめ、我々は豆殻で煮られている豆でしょ
うか。

保守と目されている人達の発言の中にも、保守のふりをしているけれど、
どうやら商売のネタの確度の高い情報は外国から貰い、最終的には日本の
国益よりもそちらの利益へ世論を誘導しているんだなと推測させるものも
あり、なかなか私には勉強になりました。

今の事態を見るにつけ、憲法改正への道は限りなく遠いようで、(毀誉褒
貶の激しい)石原衆議院議員が最後のご奉公で死ぬ覚悟だと発言していた
のが、なんとなく、その厳しさが肌で感じられる思いでもあります。

知事後任に指名した猪瀬氏が不正献金で退任した際には、台湾の陳水扁氏
の末路を連想しましたし、お隣の韓国も歴代大統領が汚職疑惑で政権の幕
を閉じるのが様式美のようになっていますね。後任都知事候補に浮上する
名前を見るにつけ、猪瀬氏のままで全く構わないのではなかったかと本気
で考えています。

安倍首相が今に至って靖国を参拝したからには、来年はTPP交渉をはじ
め、とんでもない妥協を「改革」という呪文のもとに行うお膳立てが、買
弁政治家や企業人の手で進んでいるのではないかとも勘ぐらされます。

一庶民がぶちぶち愚痴を言っても始まらないのですが、自分なりに理解出
来る範囲で、政党や政治家を応援し、例えば外食の何回に一回かはやめに
して、それを貧者の一灯ながらも寄付をしたいと思います。(匿名希望)




 3)3168號杉浦氏の文章に錯覺がある。内容についてのことではない。
内容のことは言はない。カタカナ語が錯覺しやすいことの例として取り上
げる。

『日本語學』平成15年1月號に擴張ヘボン式の提唱を發表したとき、附記
に次のやうに書いた。

「たとへば、 violinはヴァイオリンかバイオリンかといふとき、頻度を
問題にするまでもなく、ひとたびバイオリンという形があらはれたからに
は、もう元に戻すことはありえないことではないかと。ところが最近
ティームといふ表記をみかけることがある。また NHK の放送でも、語頭
を齒莖破裂音で發音する。狂瀾を既倒に廻らす業と思ふ。」

最近この傾向が一段とすすんだやうに思はれる。表音主義がまかり通り表
記が輕んじられるから先人が書いたものをなるべくそのままつかふといふ
ことがない。先日の新聞の文化欄の見出しにヴァイマルといふ表記があっ
た。ワイマールといふ表記より原語に近いからさうしたのかもしれない。

原語の發音は難しい。一昨日の錢湯で、自慢の娘さんがテーベーエスに勤
めてゐるといふ。すぐにはわからなかった。テレビ局の名前であった。我
らのこどものときに父兄會はピーテーエーだったし、殺蟲劑はデーテー
テーだったことを思ひ出した。

安倍さんが戰後レジームからの脱却をいふ。その第一は憲法改正ではなく
假名字母制限の解除がさきだ。レジームと音が似た語にレジュームがあ
る。もし、同じ語だとするとジュの方が原語に近い音かもしれない。杉浦
先生少し昂ぶっておいでだったか錯覺のままに筆を走らせてしまはれた。

かういふ錯覺はよくやりがちな方なので他人のことを言ふ資格はないので
あるが、言葉は手形。唯我獨尊で發しても相手がさう受け取るかどうかと
いふことがあるから餘程のことがない限り先人の書いたものを尊重すべき
だと思ふ。しかし、その先人が昭和21年以前にはないといふ空間の中で教
育がなされてきた。どういふものを日頃みてゐるか、そのことがどれほど
モノの見方に影響するかといふことは平井修一氏の岩波書店社員の囘顧録
でもあきらかだ。

やや脱線するやうだけれど、言葉づかひは本來理屈ではない。あの夫婦は
素敵な關係ねといふのが兩陛下への言及であるとすれば絶句するところだ
が今はさういふ人たちが日本人のなかにゐるのださうだ。某とかいふ俳優
が園遊會で直訴したといふことを、片方に議員と肩書をつけ、やんごとな
きかたの方を肩書なしで書いた學者があった。

天皇といふ呼稱が抽象的な意味でもちゐられるときはそのままの形である
のは當然だとしても、具體に及べば、陛下と肩書がなければ不敬。ネット
で調べると「山本太郎さんが天皇に直接手紙をわたしたことが」などと引
用するさへはばかるやうな表現がある。かういふ表現がまかり通るのがい
やだ。

いま、具体に及べばといったけれど、我らが先祖は崩御された場合は諡を
して呼称を変へたのだから、今より文化の程度が高かったことがわかる。

死者行方不明者を名で数えず人で数えるやうになったのは震災後のことだ。

昭和21年國語にくさびが打ち込まれた。それがなかったら、我々は戰前の
ものも讀んでゐただらうし、靖國のことも大きな俯瞰でみることができた
はずだ。もっとも米國としてはそれを歡迎するわけにはいかないのではな
いか。(上西俊雄)



 4)多事な2日間だった:前田 正晶

26日は何となく風邪気味だったが「何のこれしき掠り傷」とばかりに高を
括って、午前中はジムに向かった。しかし、余りしっくりと来ずに頭が
ボーッとしてきたので早々にシャワーを浴びて帰宅。テレビのニュースを
見ると安倍総理の靖国神社参拝を全局で報じていた。予期せざる出来事
だった上に既に風邪のせいか思考力が衰えていたのか、どのように反応す
べきか解らずに思考停止して眺めていただけ。

だが、相変わらず各局は批判的というのか何と言うべきか、中国と韓国か
らの反響ばかりを採り上げていた。この両国からの反応は予め解りきった
事であるのに、何故に殊更に報じるのかと不快だった。何れにせよ、また
もや「ご注進、ご注進」式な自虐報道の姿勢にウンザリ。

昼食後辺りからは、ずっと引き込むことがないようにあれほど注意してき
た風邪が本格化したかのようで、一層ボーッとなって眠気も催してきたの
で、横になってボンヤリとテレビを眺めつつも週刊誌を読むともなく頁を
めくっていた。木曜日はかかりつけのSクリニックの休診日とあっては為
す術もなく夜になるのを待っていた。

しかし、夕食後には喉をやられたのか声が出なくなってしまったので、処
方された風邪薬だけを服用して眠る努力をしていた。だが、薬に浮かされ
たためか一向に努力が実らず、気が付けば27日の02:30となっていた。こ
れはいかんとばかりに起き上がって熱を測っても35.6度で一安心。そこで
漸く眠れたのか、気が付けば04:30だった。

27日は多忙な予定が入っていて、先ず09:30に社会保険中央総合病院(社
保中)のX門科での定期検診の予約と午後14:45から歯科医での25日に抜
いて頂いた神経のフォローアップ診察の予約がある。しかし、病み上がり
の当方が迂闊に風邪を引くと肺炎併発の危険性ありと散々脅かされている
ので、何としてもSクリニックに行って窮状を訴えねばならないと思って
いた。だが、ほとんど声が出なくなっていたのには参った。

それでも熱が36.7度だったので、態勢を整えて先ず社保中に向かった。今
回はそうそう前回と同様な幸運に恵まれず呼ばれたのが10時丁度。診察の
結果は良好で、次回は3ヶ月先で良しと宣告され安心して処方箋を調剤薬
局に持参して15分歩いてSクリニックへ。30分待ちで診て頂けば喉は大丈
夫だったが声帯の周囲に炎症を起こしていただけと診断され、やれ一安心
とまた15分歩いて薬局で薬を受け取って帰宅。

幸いにして雨が止んでいたから良かったのだが、この移動を雨降りの中で
敢行していればかなりな負担だっただろうと思った。12時頃にまたテレビ
のニュースを見れば何処の局だったかお馴染みの某通信社の偉い人がアメ
リカに不快感を示されたのが云々と解説していた。私の霞がかかったよう
な頭では「安倍総理は周辺の諸国からの反響くらいは織り込み済みで参拝
されたのだろう」くらいは考えることが出来た。だが、未だそれ以上には
頭が動かない。

その後14:45の歯科の予約でこの棟の地下に降りていった。秘かに長く
通っていたこの医院も今日で終わりかと期待していたが、神経を抜いた後
に入れたくスリを交換しただけで1月7日の予約をさせられてしまった失望
して帰宅。一日に薬局も含めれば4軒の医療機関を回ったのはおそらく生
涯最初のことかと思った。これで2013年の病院回りも終わったかと思えば
感無量。

27日一日の行動の結果はかなりの疲労感を覚えたので、「安倍総理の靖国
参拝が中韓のみならずアメリカとの関係に如何なる影響を及ぼすかを考え
るのは先送りにしよう」と決め、このように日記風に纏めることにした次
第だ。だが、何故評論家の方々もマスコミ論調にも総理を擁護するものが
少ないのだろうかと感じている。


 5)> マスコミや学者の分析は群盲象を撫でるが如き見方しか出ていな
いが、安 倍のその発言から見えてくるものは、冷徹な政治家としての姿
勢でなく、個人的な信条を優先させる「靖国教徒」としての姿でしかない。

貴方自身も「群盲」のひとりではないのでしょうか?。朝日新聞幹部や日
教組幹部のような左翼は嫌いだけれど、彼らはそれなりに旗幟鮮明だし判
りやすい。

でも保守のふりをして、普通の国になる道を選ぶことに反対する非独立派
であるたエセ保守は、もっと嫌いです。そして商売のために右翼をやって
いる街宣車の連中も五十歩百歩でしょう。 

日本の最重要の同盟国までが異例の批判をしたのである。まさに極東にお
ける日本の「靖国孤立」を招いてしまったのだ。

アメリカのコメントは駐日本大使館レベルで発せられ、付されていた「失
望」の文言を取り立てて重大視する報道もあるが、これはケネディ大使の
発言ではないし署名付きでもない。そして上部である国務長官のコメント
でもなければ、オバマ大統領のコメントでもないのは明々白々。

つまり事務書記官レベルのコメントであり、アメリカ政府として素知らぬ
顔して黙っているわけにも行かないから、一応はコメントしておくという
レベルのものだ。    toku3


 6)日本のマスコミは理解不能だ。安倍首相の靖国参拝に関して、中韓
が猛反発をしているだの、米国が失望しただのと、他国の機嫌ばかり気に
した挙句、「靖国孤立」なる表現まで飛び出した。

中韓のメディア工作に踊らされてどうするのか、と言いたい。欧米はクリ
スマスシーズンで、家族で休暇を楽しんでいる。極東の島国の首相がどこ
かの神社に行こうが行くまいが、そんなことは気にも留めない。

遠慮しいいしい海外の識者に意見を聞いてみた。「オバマの外交はクズ。
あまりの酷さに国防省が出張ってきているのが現状」

「『失望した』は中国向けで後段は日本向け。国務省が例によって日和っ
た結果だ」

「靖国参拝については事前に米国にも根回し済み。『失望した』が入った
のは想定外だろうがホワイトハウスの現状を考えたらこんなものだ」

「要するに何をやっても日和るのだから行っても行かなくても同じ。だっ
たら行ってよかったのではないか」

「WSJはまともなことを書いている。やはり『制空権』が効いている」
一方でEconomist誌は中国をかつてのドイツに、日本をフランスになぞら
えて論じている。

第一次大戦後、ナチスドイツの独断専行を他国は見て見ぬふりをした。米
国も多額の投資をしてきたため、最後まで参戦には及び腰だった。そのた
め隣国フランスはやすやすとドイツの侵攻を許したのだ。

安倍首相の足を引っ張るよりもっと他にやるべきことがあるだろうに、日
本の識者は何を考えているのだろう。(夏子)



 7)総理は自身で言ってきたことを実行されただけでは:前田 正晶

靖国神社参拝を肯定的に報じている報道機関は稀だ。何処かに「選挙公約
にあった事を実行されただけで、それを批判する理由はないのでは」と言
う所があってもおかしくないと思っている。しかし、ここまででは、その
結果で何が起きたかは別問題だが、それとても苟も報道機関であれば十分
に予測できたはずで、何も喜び勇んで中国と韓国からこういう反応があっ
たと大声で報じることでもないのでは。

アメリカからは大使館の不快感表明が国務省のそれに格上げしたと言って
いるが、アメリカが何か言えばそれが金科玉条の如きもので甘んじて承れ
と言いたいのかな。それでは日頃からアメリカ政府が言うこと為すことに
従順でなかったことと矛盾していないのかな。私にはアメリカ(あの大統
領は?)はこう言ったことで中国に何となく気兼ねをして見せたのかと
思ってしまうのだが。

私は何度か私的な場でも家庭内で言ってきたことだが、韓国は我が国に対
する戦勝国でも何でもなく自分たちの中にも靖国神社に祀られている人が
いるはずなのに靖国神社とそれへの総理の参拝に常に過剰以上に異常に反
応して我が国を批判してみせる。これらの矛盾をもう少し大きく採り上げ
て論じる報道機関出てきても良いのではないかな。

私には中国と韓国が貿易の面で我が国と袂を分かつような行動に走って良
いほど強固な経営状態にあるとは思えないし、あの姿勢の裏に経済という
か貿易面に対する考慮が何処まであるのかなと思っている。

以上に対する私の28日朝の時点での言い訳だが、未だ声が通常の美しさを
取り戻せておらず、元気にもなれていないのだが、沈黙していてよい事態
ではないと思っての一言。

沖縄県庁に反対派が座り込み:

仲井間知事の埋め立て承認に対して圏内の反対派が座り込み、マスコミは
知事の暴挙を批判する県民の声を流してくれている。例えば「あれはうち
なんちゅーではない」などと言わせて。

私は良く解らないのだが、民主主義政治の下では「自分たちの代表を自ら
の意思で投票で選んで自分たちの意思を政治に反映されてくれ」となって
いるらしい。即ち、格差があろうとなんだろうと一票を投じて委任したは
ずだと思っている。

しかし、(あの県庁に押しかけている中にどれほどの職業運動家がいるか
不明だが)沖縄県民は仲井間知事に自分たちの意思と意向を代表してくれ
として支持したのではなかったのだろうか。それが今になって(金に目が
くらんで)裏切られたようなことを言い出している。マスコミのその矛盾
を言う前に知事の批判から入っている。

私は我が国には戦争が終わって間もなく「民主主義政治」が導入されたと
記憶している。これでは「多数決が原則」と教えられた。だが、その後そ
れほど日が経たない間に「民主主義=平等(それも悪平等に極めて近いも
の)」にすり替わっていった。いや、リベラル的と言うか社会主義的な事
を指すのが民主的だと信じ込まれているようになった。

何時の間にか「民主的ではない」、「人権無視だ」と「憲法違反だ」が言
論の三種の武器になって行った。

その辺りを最も曲解している姿勢を見せているのが一部の政治家であり報
道機関だと思わせられることが屡々だ。仲井間知事を選んだのは沖縄県民
であったし、民主党に政権を与えたのも我らが国民の皆様だったのを忘れ
てはならない。

私は民主党に懲りた多くの国民の皆様が今回は自民党を選んだのだと信じ
ている。信じて選んだはずの安倍総理を批判するのは天に向かって唾する
ようなことではないのか。(前田正晶)




━━━━━━━
身 辺 雑 記
━━━━━━━

安倍は正しい。これが主宰者の立場です。載せない投書は無署名のものだ
けです。

沖縄で「反対」を叫んでいるのは本土の運動家である。誤解しないで!!

28日の東京湾岸は前日と打って変わって快晴。引越し前の書斎はスカイツ
リーに面して北向きだったが。南向きの亀戸ではサンルームのようだ。

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  • 名無しさん2013/12/28

    独断と偏見で選んだ、日本の今年の出来事ベスト5を発表。



     



    ではさっそく。



     



    第5位は、アベノミクス効果



     



    アベノミクスによって、確実にデフレ脱却へむかいつつあるし、景気回復を期待する人は多い。



    反面、効果は一時的だとか、財政再建を急がないと危ないとか、消費税導入で腰折れするのでは、など不安な意見もあるようだ。



    その中で成果が出始めるまで、あと一年くらいかかるという意見も多い。つまり来年が勝負になるのだろう。



    その意見を信じて、期待も含めて第5位にアベノミクスを持ってきた。



    本当は100%間違いない政策だとわかれば、1位に持ってきてもいいくらいだけどね。とりあえず5位くらいで。



     



    ところで安倍首相は、小泉首相時代に、「安倍君、政治家にとって大事なのは運だ。運を失わないようにしないといけないよ」と、何度も言われたそうだ。



    安倍首相は最近、「ぼく自身の力じゃない。何かに守られているような気がする」と周囲に語っているそうだ。



    へえぇ〜、どっかで聞いたような言葉だけど、そうであれば来年は期待できるかな〜。



     



     



    第4位は、東京オリンピック決定



     







     



     



    別にオリンピックが決定したからといって、無駄遣いが増えるだけだとか、いろんなこと言う人もいる。経済効果はたしかにあるだろうけど、それもまだ先の話しだ。



     



    でも、そんなことより、「スポーツの力」が注目されている今の時代に、オリンピック開催が決定的な役割を果たしてくれるのではないかと思った。



    今は具体的には見えないけど、オリンピックの開催準備とともに、日本経済も復活し、日本人の持つ良いところも見直され、日本全体に活気がみなぎって来て欲しいという期待も込めて、第4位。



     



    聞いた話しでは、オリンピックを開催した国は、そのあと良くなっていくか、悪くなっていくか、はっきりしていくそうだ。



    日本は、ぜひオリンピック後に大繁栄するようになってほしい。



     



     



    第3位は 国家安全保障会議(日本版NSC)の創設



     







     



     



    今年1月におきたアルジェリア人質拘束事件で、政府に情報がうまく集まらなかったことが、大きな問題となった。



    そこから創設へとつながり、結果、11月に国会で成立した。



    これによって、外交や安全保障に関して、迅速な情報収集と決定が行われることになると言われている。



     



    つい先日、国家安全保障会議から、日本初となる「国家安全保障戦略」と新たな「防衛計画の大綱」も策定された。



    いろいろ賛否がある「特定秘密保護法案」も、海外からの情報入手する必要性から、NSC創設と連動しているといわれている。



     



    一歩間違えば、国家を誤った方向へ導く決定にならないか、懸念する人もいるけど、そこは、たしかな情報をしっかりと集めて冷静に判断すると信じるしかない。



    最終的には小泉さんの言うとおり、政治家の運もあると思う。



     



    今のように中国と揉めている中、先日も勝手に防空識別圏を設定して緊張が続く時代だけに、この創設は、高く評価していいと思ったので3位にした。



     



     



    第2位は 富士山世界遺産



     







     



     



    嗜好かと思われそうだけどね。



    霊峰富士山が世界遺産になったというのは、きっと良い意味があるような気がしたので2位にしてみた。



     



    やっぱり日本を象徴する山だし、これを機に環境も整えて、いつまでも美しい富士山であるようにと願いたい。



     



    今年は300年ぶりに噴火するのではないかとか、いろいろと心配もしたけどね。いまのところ大丈夫そうだ。



    数年後、「2013年から日本が復活したね」と、言われることを信じているからね。それを象徴する出来事だったらいいけどね。



     



     



    第1位は 伊勢神宮式年遷宮  



     



     



    やっぱりこうなるのかな。



    なんといっても日本の国の主宰神、天照大御神様の20年に一度の衣替えだからね。



    今後、「金の倉」に移られてからの20年の日本国家の安泰と繁栄を願わずにいられない。



     



    しかも今年は出雲大社の平成の大遷宮の年でもあった。



    日本を代表する2大神社といってもよい伊勢と出雲の同時遷宮というのは、かなり珍しい。



    出雲大社の現在の国宝御本殿は、延享元年(1744)に御遷宮御造営されて以来、文化6年(1809)、明治14年(1881)、昭和28年(1953)と3度にわたり御遷宮御修造がされてきたそうだ。



    ということは、伊勢の式年遷宮とは、1809年、1953年以来3度目の同時遷宮になる。それ以前は、ちょとわからないけどね。







     



    神々の力で日本が素晴らしくなることを願って、今年の1位にした。



    明日は、その式年遷宮が終わった伊勢神宮に向かって出発する。



     



    来年もどうぞよろしくね。良いお年を。

  • 名無しさん2013/12/28

    【朝鮮の諺】 

    ・いとこが田畑を買えば腹が痛い。 

    ・女は三日殴らないと狐になる。 

    ・他人の牛が逃げ回るのは見ものだ。 

    ・他人の家の火事見物をしない君子はいない。 

    ・弟の死は肥やし。 

    ・倭将は病気にかかるほどよい。 

    ・盗みも一人でやれ。 

    ・梨の腐ったのは娘にやり、栗の腐ったのは嫁にやる。 

    ・母親を売って友達を買う。 

    ・梨を食べて歯を磨く。(一挙両得) 

    ・女房を殴った日に女房の母親がくる。 

    ・隠れてみたら捕盗庁の建物だ。 

    ・三日も飢えて塀を越えない者はない。 

    ・音の出ない銃があれば撃ってやる。 

    ・俺の物は俺の物、お前の物も俺の物。 

    ・人が自分にそむくなら、むしろ自分が先にそむいてやる。 

    ・死ぬ女が陰部を隠すものか。 

    ・銭は汚く儲けても、きれいに使えばよい。 

    ・川に落ちた犬は、棒で叩け。 

    ・死んだ息子のちんこに触ってみる。 

    ・営門で頬を打たれ、家に帰って女房を殴る。 

    ・姑への腹立ち紛れに犬の腹をける。 

    ・あんな奴は生まずにカボチャでも生んでおけば、煮て食べられたものを。 

    ・ただの物は苦くても甘い。 

    ・ひとつ釜の飯を食べて訴訟を起こす。 

    ・らい病患者の鼻の穴に差し込まれたにんにくの種もほじくって食べる。 

    ・一緒に井戸を掘り、一人で飲む。 

    ・泣く子は餅を一つ余計もらえる。

  • 名無しさん2013/12/28

    ベトナム政府も指導層も知識階級も、「親日」 だったことは過去一度もない。もちろん反日でもない。彼らの感覚では、日本とベトナムは「対等の関係」 「同格」 。だから常に日本とは是々非々の関係。

  • 名無しさん2013/12/28

    「中国への属国化推進日本マスゴミ」の安倍総理靖国参拝批判の大合唱

    http://ameblo.jp/kororin5556/entry-11737416017.html

  • 名無しさん2013/12/28

    日本に来る外国人が韓国人を見分けられるようにするためにも通名廃止が必要。

  • 名無しさん2013/12/28

    首相が靖国参拝 http://burke-conservatism.blog.so-net.ne.jp/archive/20131228

  • 名無しさん2013/12/28

    靖国神社参拝は、かつての我が国のように、軍国主義に走り、自国中心主義に陥って、我が国を脅迫し、我が国の名誉を冒涜する国家が台頭したため、それが収まるよう英霊を安んじ、我が国の独立と名誉を守るべく、加護を祈ったものである。我が国の過去の誤った国策を美化する意図は微塵もない。



    我が国は道義を守り、約束を遂行する国である。



    我が国が、戦後一貫して、平和国家の道を歩んできたことは世界中のすべての人が知っている。我が国が、戦後一貫して、自国中心主義を排してきたことも世界中のすべてが了解していることだ。しかし、だからこそ軍国主義で我が国を脅迫し、自国中心主義で我が国を冒涜する勢力を我が国は容認しない。



    靖国神社には、我が国の近代化、近代国家としての国防を担った英霊が祭られている。我が国の国策をあやまった指導者すら祭られている。しかし、米アーリントン墓地に奴隷制度を促進した英雄が祭られていても、奴隷制度の肯定を意味しないとの同様に、過去のわが国のすべてを肯定するものではない。



    我が国が協調歩調をとるべきは、法の支配・自由貿易・人道の尊重ができる勢力であり、一時期の我が国のように軍国主義や全体主義に走る勢力ではない。現在極東では、我が国の過去の過ちを繰り返そうとする勢力が台頭している。それは我が国ではない。我が国は過去の反省に立ち、その勢力と対抗する。



    我が国は終始一貫、世界各国の近代化や近代国家の樹立を促進してきた。これは、我が国が近代国家となりえた原体験に基づいている。しかし、日露戦争以降左翼思想の浸透を受け、朝鮮半島において近代化を試みた。その結果として国際秩序を崩壊に招いたことを痛切に反省している。

  • 名無しさん2013/12/28

    戦前の日本の誤りというのは煎じ詰めると、イギリス・アメリカが作り上げた近代・国際貿易社会(海洋国家連合)の一員であることの「義務=共通利益を守る」を忘れて、日本周辺から欧米列強を排除したユートピアにしようとしたこと。ソ連と左翼がこの妄想につけ入り、日米決戦へ誘導した。

  • 名無しさん2013/12/28

    日露戦争後1905 ハリマン構想の拒絶−−明治から日本は軍隊を海外遠征させたが、政治レベルでの対応を知らなかった。戦争の休戦には仲裁国が間に入り、仲裁の手数料を支払うことも知らなかった。アメリカが日露を仲裁したのは善意からではなく、手数料として満州の利権を狙っていたから。



    第一次世界大戦後のパリ講和会議において、日本は白人世界を敵に回し殺意を持たせる発言をした。講和会議での「人種平等宣言」は正しい発言だが地政学を無視した発言。何故なら、当時の白人国は植民地経営で利益を得ていたから。人種平等となれば植民地を放棄しなければならない。



    日本は明治から急速な近代化を行い成功しました。ですが国際社会の戦争を学ばなかったことが最大の過ち。太平の世を生きた日本は国際社会の厳しさと暗黙の了解を知らなかった。だから・・・日本は世界に戦争の種を蒔いた。悪意ではなく「良かれと思って」した。それが世界を敵に回した。

      

    「中国の横暴はゆるさない」と、体を張れるのは結局のところ日本だけなんだよね。アメリカは、中国の対米弾道ミサイルがロシア上空を通る=ロシアが撃ち落とす、こともあって危機感は薄くなる。中国の横暴で一番被害を受けるのも日本だから、日本主導でアメリカを巻き込むしかない。





  • 名無しさん2013/12/28

    在日3世の彼と結婚することにした。親や友達はみんな反対したけど差別主義者とは付き合えないと思って絶縁した http://heartlife-matome.com/archives/35195006.html