政治・経済

頂門の一針

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頂門の一針3158号  2013・12・17(火)

2013/12/17

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  わたなべ りやうじらうのメイル・マガジン「頂門の一針」3158号
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        2013(平成25)年12月17日(火)



                            崩壊ソ連と同じ轍を踏む中国:古澤 襄

                中国「農民戸籍」脱却の先に待つ巨大利権:河崎真澄

                          大半が「香港発」という不思議:宮崎正弘

                             岩波書店社員の回顧録(3):平井修一

                  トウ小平のタン壷:渡部亮次郎

                                                  話 の 福 袋
                         反     響
                         身 辺 雑 記


□■■□  ──────────────────────────□■■□
第3158号
 
                              発行周期 不定期(原則日曜日発行)
             
               御意見・御感想は:
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崩壊ソ連と同じ轍を踏む中国
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         古澤 襄

歴史は繰り返すというが、中国はソ連が崩壊した同じ轍(わだち)を踏ん
でいる。米ソ冷戦時代に来日したグロムイコ・ソ連外相に同行して京都に
行ったことがある。

ミスター・ニエットといわれたグロムイコは国連安保理で拒否権を連発、
ソ連は国をあげて米国に追いつき追い越せと軍事力の強化に狂奔してい
た。国内の疲弊には目もくれず宇宙開発競争、長距離核爆弾の数でも米国
に負けまいと懸命だった。

そんな無理が通じる道理はない。京都の夜で仲間の政治記者たちと「ソ連
は米国のユダヤ戦略に乗せられている」と怪気炎をあげたものだ。

いまの中国はソ連末期の状態と酷似している。国家の富のほとんど軍事力
の強化に当てて国内の民の生活にはふり向けない。中国農村の生活レベル
は世界の最低レベルにとどまる。各地で暴動が発生しているが、それを強
権をもって抑え込んできた。

 13億の人口を持つ中国が民衆の生活レベルをあげる政策を進めれば、
中国の市場としての注目度はさらに高まる。外国資本も中国に来るのは必
定だが、現状は外国資本が中国からどんどん逃げ出している。

そんな中で海軍力の強化に狂奔し、太平洋で日米と対峙することしか考え
ない。そんな無理が通じる道理はない。ほんとうに米国のユダヤ戦略に乗
せられ、破滅の道をたどっているのであろうか。やはり崩壊したソ連と同
じ轍を踏んでいるとしか思えない。支那はもう少し道理が通じる国だった
筈だが・・。
2013.12.16 Monday name : kajikablog

  

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中国「農民戸籍」脱却の先に待つ巨大利権
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             河崎 真澄

中国の内陸部、四川省の農村から、夫とともに上海に出稼ぎに来て6年に
なる趙佳穎(ちょう・かえい)さん(33)は、2年前に上海で生まれた一
人娘の秀芳ちゃんが心配でならない。「この前も秀芳が熱を出したとき、
お隣さんにもらった薬を飲ませてタオルで顔をふいてやる以外、私たちは
何もしてやれれなかった」と話し、深いため息をついた。

趙さんは何軒も掛け持ちで通う働き者の家政婦。夫はビルの警備員だ。た
だ、秀芳ちゃんも含む一家3人は何年住んでも「上海市民」にはなれず、
いまも戸籍上は四川省の農民の身分のまま。上海戸籍がなければ上海では
医療保険制度の枠外で、医師に診てもらうと全額が自己負担になる。

小児科医師の診察と注射などの治療、処方薬の代金を合わせた医療費は1
千元(約1万7千円)近くになるだろう。趙さんと夫の月収合計は5千元
ちょっと。3人が肩を寄せ合って暮らす部屋の家賃は2千元以上かかる。
「よほどの病状でなければ、上海の病院にこの子を連れて行くなんて無理
なのよ」と話す趙さんの苦悩は深い。

北京や上海など都市戸籍を持つ人はある程度の居住地の変更が認められる
が、農民戸籍の場合は事情が異なる。1950年代からの「戸籍管理条例」
「都市戸籍管理暫定条例」などに基づく農村出身者を農村に縛り付ける制
度が残るからだ。以前は、労働力を農村にクギ付けにして都市への食糧供
給を確保し、物資が欠乏した都市への人口流入を防ぐ狙いがあった。

一方、医療機関や保険制度などは戸籍人口に応じて整備する計画経済時代
からの規定がある。都市の行政側にいわせれば、流入人口にむやみに対応
すれば規定違反になりかねない。

人口およそ2400万人の上海市の場合、このうち約1千万人は出稼ぎ農民な
ど戸籍をもたない流入人口だ。公共サービスの対象範囲を広げれば、市の
財政はもたない。逆に、農民が大量流出した農村でも戸籍人口に応じて医
療機関を整備せねばならず、ムダな投資が増える。市場経済化の中で、矛
盾が顕在化してきた。

趙さんなど出稼ぎ農民は「農民工」と呼ばれる。中国国家統計局が今年5
月にまとめた報告書では、農民工総数は昨年段階で前年比3・9%増の2
億6261万人に達した。日本の人口の実に2倍。

工場や建設現場などで働く労働者や、趙さんのようにサービス業に従事す
る人も少なくない。中国の都市機能は農民工の存在なしには成り立たず、
子弟も含め“2級市民”扱いを続けることは完全に時代遅れとなった。

ようやく重い腰を上げた中国共産党は先月、中長期の経済政策を決める
18期中央委員会第3回総会(3中総会)で「戸籍制度改革」を俎上(そ
じょう)に載せ、農民工やその子弟に対し、地方の中小都市での戸籍取得
を全面的に自由化することを決めた。ただし、上海など大都市に関して
は、農村からの大量人口流入への懸念から制限を続ける。

いつからどの都市で、どのような条件の下に都市戸籍への転換を認める
か。すでに都市で生活している農民工が優先されるのかどうか。社会の矛
盾や不満の解消に向けた具体策を今後、詰めることになる。

ただ、「戸籍制度改革にはからくりもある」と上海の大学教授は指摘す
る。農民戸籍の人には原則として「農地」が割り当てられているが、国土
のすべてが国有地かまたは農民の共有地である中国では、都市戸籍を取得
すれば当然、農地は返却しなければならない。「農地をかき集めて商業用
地や工業用地として不動産開発を行い、外資企業などに高値で転売したい
地方政府にとっては好都合の政策になる」という。

趙さんも四川省に農地をもつ。戸籍制度改革は、農村出身者の人生をどう
変えていくのだろうか。(上海支局長)

産経ニュース【視線】 2013.12.16 09:16



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大半が「香港発」という不思議
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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
平成25(2013)年12月17日(火曜日)
      通巻第4089号
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 張成沢処刑のニュースが世界を恐怖とともに駆けめぐったが。。
  残忍な処刑方法は大半が「香港発」という不思議
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韓国の情報網は機能していないようである。

張成沢処刑のニュースは香港からの情報が多く、北朝鮮の首都・平壌と直
結する遼寧省丹東からも、飛行機の直行便がある北京からも聞こえず、な
ぜか香港から「機関銃で90発撃ち込まれた」「火炎放射器で死体は焼かれ
た」「飢えた犬、数十頭が放たれ、食われた」などと諸説紛々。どの情報
も確認が取れていない。

側近を消去するやりかたは、しかし独裁者に共通である。

古今東西、まったく同じパターンが繰り返された。明を開いた朱元章は、
絶対権力を確立すると、最大の功労者を次々と粛正し、その一族を根絶や
しにして、ナンバーツーを排除した。かのサダム・フセインも同じことを
した。

金日成は、ソ連の傀儡として混乱する北朝鮮に送り込まれ、諸派の協力を
得て革命政権をでっち上げるや、まず民族派を粛正し、つぎに中国派、ロ
シア派を次々と粛正し、やはりナンバーツーをおかずに絶対権力を獲得した。

毛沢東も同じだった。彼がいかにして権力を絶対化したかは説明するまで
もないだろう。

いまの金正恩はおなじことをやっているだけで、つぎに台頭する権力側近
を粛正するだろう。おどろきに値しない。

つぎなる問題は香港発の様様な情報である。タイミング良く、しかも残忍
な印象を世界に振りまくことに成功している。これは香港の、そして香港
のメディアに情報を流す或る勢力のワンクッションを置いた北京政府批判
である。

情報戦争の裏側に隠れた中国国内の反政府勢力が、こうした機会をとらえ
て暗に中国政府も同様ではないかと信号を送っているのである。



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岩波書店社員の回顧録(3)
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        平井 修一

(承前:長島陽子著「中国に夢を紡いだ日々――さらば『日中友好』」から)

37日間の旅で、どれくらいナマの中国に触れられたのだろうか。

広州から北京までまるまる2日かかった汽車のほか、地方行きの折にも何
回か汽車に乗ったのだが、他の乗客を見かけた記憶がない。当時でも一般
の乗客が皆無ということはあり得なかったろうが、やはり私たちの車両は
貸し切り同然だったのだろう。バスによる移動でも同様だった。

ホテルでも他の利用客に会ったことがない。もっとも当時、一般の中国人
はホテルには泊まれないし、外国人も私たちのように特別に招待された団
体など、さほど多くはなかったはずだ。だからホテルはガラガラだったか
もしれない。私たちはいつも個室で食事をしていたが、なぜ、たまには普
通の食堂で食べられないのか、という疑問を抱かなかったのだろうか。

ホテルの窓から外の風景を眺めた記憶もない。いつも中庭に面した部屋に
泊まっていたのだろうか。90年代に瀋陽を旅したとき、ホテルの窓から駅
に出入りする人々の姿が見られて面白かったが、37日間、一度もそういう
記憶がないのは、今考えると不思議きわまりない。

あとからいろいろのことを思い出す。バスの中から畑や街角で、ポカーン
と立っている男をときどき見かけたが、その目はうつろに見えた。北朝鮮
でも見かけたそれを「死んだ目」と評した人がいる。日本では見たことが
ない、そういう姿がなぜ存在していたのか。私は追及しなかった。

武漢の東湖へ行ったとき、舟で対岸に渡った。艪を巧みに操るおじいさん
に、私たちはいろいろ話しかけた。彼も合作社に属していて、8時間労働
だそうで、「上の息子は湖北省の大学にいるが、成績が良いのですべて奨
学金でまかなえ、私は何の心配もいりません。解放前には考えられなかっ
たことで本当に毛主席に感謝しています。どんな時が楽しいかって? 解
放後はいつも楽しい」と言う。

このおじいさんの話を私は庶民の肉声として大いに感動して聞いた。今で
もウソを言われたとは思わない。しかし、こういう人があらかじめ共青団
によってしっかり配置されていたのかもしれない。

そういえば、あちこちで文通したいと請われて連絡先を教えた相手から、
まともな手紙が来たことなど一度もない。当時、国交もない日本へ自由に
手紙を出せるとは、彼ら自身考えてもいなかったろう。

中国の青年に「日本人民に同情します」と何度も言われて、「われわれは
なに不自由ない暮らしをしているのに、同情されるいわれはない」と憤慨
する団員もいた。いま考えれば健全な感覚だ。資本主義に搾取されている
気の毒な人々、と教えられている日本人の私たちが、実は彼らの何倍も豊
かな生活をしていることを彼らは知らなかった。

私たちも、当時の中国は「大躍進」などと浮かれている状況ではなかった
ことを夢にも知らなかった。この奇妙なスレチガイの中で「友好」を語り
合っていたのだ。

50年近くたった現在、当時の状況についての証言が出はじめている。中で
も産経新聞中国総局長・伊藤正氏が、中国国営新華社通信の元高級記者・
楊継縄氏が香港で出版した「墓碑」について紹介している記事(産経
08/11/29)に大きな衝撃を受けた。

「墓碑」は1950年代末から60年代初頭にかけて、毛沢東が発動した「大躍
進」(農工業の大増産政策)の失敗で数千万の農民が餓死した悲劇の実体
を内部資料と関係者の証言で克明に描いた大作だという。何よりの説得力
は、(養父が餓死した)楊氏自身がこの悲劇の被害者だということだ。

楊氏によると、3年間の餓死者の推計は3600万人、そのほとんどが農民
だったという。そんな餓死者が続出する中で幹部たちが宴を張り、贅沢を
していたケースも楊氏は描いているという。

養父が餓死したという1959年4月は、ちょうど私たちが中国各地で笑顔と
花束に迎えられ、毎日おいしい中華料理をご馳走になっていたときなの
だ。楊氏が身命を賭して明らかにしてくれた「大躍進」の内情を伊藤氏の
記事で改めて知った私は、知らないことの恐ろしさに打ちのめされたの
だった。

最近、樋泉克夫氏(愛知県立大学教授)の指摘で「中国の素顔」という本
の存在を知った。私たちが訪中してから1年ちょっと後、5月30日から40日
間、日本文学代表団が訪中した。野間宏、亀井勝一郎、松岡洋子、大江健
三郎、開高健、竹内実といった有名文化人が帰国して書いた本だ。

今、手に入らないので樋泉氏の引用文に従うと、あの大江先生が「ぼくら
は中国でとにかく真に勇気づけられた・・・一人の農民にとって日本です
むより中国ですむことがずっと幸福だ、とはいえるだろう」と書いている
のを読んで目が点になった。

私たちでさえ、中国に住みたいなどと言いだす勇気のある人はいなかっ
た。私は、ある意味で安心した。私などよりはるかに優れた知性をお持ち
だろうこういう人々も、中国にイカレて帰ってきたのだ。

この中の多くの人はすでに鬼籍に入ってしまったが、大江氏が中国に対す
る見方を変えているフシは見られない。(2013/12/15)




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トウ小平のタン壷
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  渡部 亮次郎

記者の同年兵・岩見隆夫さん(毎日新聞)が2012年9月22日の紙面で故園田直
の外相時代の事績について触れられた。

<1978年の日中平和友好条約の締結交渉がある。当時の福
田赳夫首相は政権発足時から条約締結を決意し、初の組閣(76年12月)で
鳩山威一郎(参院員)を外相に起用した。背景に中ソ対立がある。福田は、

<ソ連が「親ソ的な人物」として評価していた鳩山一郎氏の長男を起用
することで、日中条約締結はソ連との敵対関係を生み出すことを意図す
るものではない、というサインをソ連に送ったわけだ>(著書「回顧90
年」)と書き残した。

さらに1年後の内閣改造で、外相を鳩山からベテランの園田直に代え、
締結交渉を全権委任した。園田は78年4月訪中の段取りをする。

その矢先、中国漁船が大挙して尖閣諸島に押しかけ、日中間に暗雲が垂
れこめた。園田は、

<無視こそ最大の主張>という態度を貫き、終始沈黙を守る。

8月訪中、園田は北京の人民大会堂で中国の実力者、トウ小平副首相と
向かい合うと、攻勢に転じた。ガーッとのどを鳴らしながら、トウの足元のた
んつぼにペッとたんを吐き、

「ところで、あんた、年いくつ。あ、それなら、私より10年下だな」

などと言う。この時、園田64歳、トウ73歳、園田一流のハッタリだ。漁
船事件を難詰、トウから、

「ああいうことは絶対やらない。いままで通り20年でも30年でも放って
おけばいい」 と日本の実効支配を認める発言を引き出した。条約は締
結、園田外交の成功だった。>ちょっと間違いがある。

このとき私はNHK記者から転じた秘書官として同行していた。昭和
53(1978)年8月10日午後4時30分(現地時間)人民大会堂でのことである。

待っていると、廊下でテレビカメラ用のライトが眩しくつき、とても小柄
な老人が歩いてきた。私の肩先ぐらいしかない。まさに小平だ。眼光も鋭
くない。3度の失脚と復活という艱難を潜り抜けて北にしては恬淡とした
雰囲気をただよわせているではないか。

両者は会議室で並ぶようにして着席。

いきなりトウが発言。「あんた、幾つだね」。日本でなら考えられないほ
どの失礼さ。「64です」「あ、私より10歳下だね」園田を飲み込もうとして
いる。

じつは主題の日中平和友好条約交渉は峠をこしていた。わがほうの主張を
中国側が全面的にうけいれ、もう調印を待つばかりだった。

トウ副主席との会談では特定の議題は無かった。東京から訓電してきた尖
閣諸島の帰属問題も、園田は、はじめは持ち出す気はなかった。昔から日
本に帰属していることがはっきりしているものを、改めて持ち出す事は
却って自信がないと受け取られることを恐れたのだ。

ところが痰壷に盛んに痰をはくわ、トシを聞いてくるわで気が変わった。
ちょうど痰が出てきた。だがこっちの足元には壷が置かれていない。そこ
でカーツとやったあと、トウ小平の足元へ歩いて行ってペツとやったあと、き
りだした。

そうしたら即座にトウ副主席が遮るように、この前(4月に大量の漁船が押
しかけた)のような事は2度とさせない。この件(帰属)は将来の世代にまか
せよう。彼らには良い知恵があるはずだから、と言明。これが真相である。

尖閣列島の帰属問題についてはそもそも国交正常化時の昭和47(1972)年9
月、田中角栄首相のほうから持ち出した・ところが周恩来総理はこのこと
についてはここで話したくないと拒否。これをトウ小平は1978年10月の来
日時、日本記者クラブでの会見で1度目の「棚上げ合意」といい園田との
会見を2度目の合意と決め付けた。

田中訪中にはNHK記者として同行したが、一連の会談内容については滞
在中、一切の発表はなかった。6年経ったあとのトウ小平発言で初めて
知った次第だった。

果たして後世の世代は予想される知恵があったか。なかった。単に中国が
軍備の近代化に成功。日本を武力的に恫喝するだけの力を得た途端、恫喝
し始めただけである。トウはこれを見越していたのだどうか。

アメリカCIAも元々と日本の主張の確かさを支持していた。しかしオバ
マ民主党政権の腰は引けている。日本もまた、野田首相は理屈をこねるの
は上手いが戦争覚悟なんてできていないから、早い話、絶望的ではないか。

ふと、考える。日中平和条約を締結するとき、すでにトウ小平羽毛沢東の
死後だからかねての主張どおり、日本の資本と技術を頼りにした経済の資
本主義化を構想していた。だからこそ条約の締結を急いだのだ。

だからあの時、尖閣の帰属に今後発言しないと約束しないならば日中平和
友好条約の締結は延期する、と日本側が強硬に出たらどうなっていただろ
うか。歴史に「イフ」はないか。



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話 の 福 袋
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 ◎ケリー長官「他にもかなりの人数の処刑把握」  古澤襄

<【ワシントン=山口香子】ケリー米国務長官は15日、訪問先のベトナム
で米ABCテレビのインタビューに応じた。叔父でナンバー2だった張成
沢(チャンソンテク)氏を処刑した北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)第1書
記について「不安定で、権力構造内での自分の地位を心配している」と分
析した。

その上で、「このような人間の手に核兵器が渡ることはいっそう容認でき
なくなった」として、日本と韓国、中国やロシアと連携して非核化に向け
た圧力を強める方針を表明した。

ケリー氏は、北朝鮮の情勢について「この数か月で、張氏のほかにもかな
りの人数が処刑されたことを把握している」と明らかにし、「敵や競争相
手になりそうな人物を無慈悲に消そうとしている」と指摘した。

また、張氏の法廷写真を公開した正恩氏について、「(イラクの)サダ
ム・フセインを思わせる。無慈悲で恐ろしい独裁体制の性質や、(金氏
の)不安を表している」との見方を示した。(読売)>
2013.12.16 Monday name : kajikablog



 
 ◎アジア最強の軍事強国は「日本」、中国ではない―米メディア
XINHUA.JP 12月14日(土)9時15分配信

中国紙・環球時報(電子版)は13日、米紙の報道として、世界中の人々か
ら「アジア第一の軍事強国」は中国だと思われているが、実はこの称号に
最も相応しいのは日本だと報じた。

米紙クリスチャン・サイエンス・モニター(電子版)は11日、日本の戦後
憲法は「国権の発動たる戦争」を永遠に放棄するとうたい、その軍隊は
「自衛隊」という耳触りのよい名称を冠していると指摘。だが、これに対
し、著名な軍事専門家、ラリー・ウォーツェル氏は最近、「こうしたごま
かしに騙されないよう」警告していると報じた。

同紙はまた、「日本は軍人の数で中国のわずか10分の1、戦闘機の数は
中国の5分の1、艦隊のトン数は中国の半分。軍隊の規模だけ見ると、日
本はかなり劣っている」とした上で、「だが、近代戦争のカギとなる要素
である訓練と科学技術の面では、日本は軽く中国を越えている。海上の領
土紛争が武力衝突に発展した場合、優勢に立つのは日本だ」との見方を示
した。(編集翻訳 小豆沢紀子)
                     (情報収録:濱田 實)



 ◎金第1書記に忠誠誓う集会 北朝鮮軍、総書記死去2年

北朝鮮の金正日総書記の死去から17日で2年を迎えるのを前に、金総書記
や金日成主席の遺体が安置されている平壌の錦繍山太陽宮殿前で1日、金
正恩第1書記への忠誠を誓うことを確認する集会が開かれ、崔竜海・総政
治局長などの朝鮮人民軍高官らが参加した。

金第1書記を中心とした軍の結束と体制の安定を誇示する狙いとみられ
る。北朝鮮指導部内ではナンバー2とされた張成沢・元国防副委員長の12
日の処刑を受け、もう1人の実力者である崔氏の存在感が増している。

実施が予想されている金総書記の追悼大会に先立って軍主体の集会が開か
れたことで、金第1書記が軍をこれまでより重視する姿勢を強めている可
能性もある。

朝鮮中央通信が配信した写真によると、集会には崔氏のほか、張正男人民
武力部長、李永吉軍参謀総長らが出席した。(共同)
産経ニュース2013.12.16 17:41


 ◎江田氏らの新党名は「結いの党」

みんなの党を離党した江田議員らは、新しい党の名前を「結いの党」とす
る方針を固めました。

江田氏らの新党の名称は、先週金曜日の時点で2つにまで絞られていて、
15人の議員によるメールでの決選投票の結果、「結いの党」に決まりました。

野党勢力を結集するため、結びつきを大切にしたいという思いが込められ
ているということで、正式には、18日の設立総会で発表されます。
TBS系(JNN) 12月16日(月)23時54分配信



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反     響
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 1)1956年(昭和31年)7月発表、経済白書の結びの言葉は、太平洋戦
争後の日本の復興が終了したことを指して「もはや戦後ではない」と記述
され流行語にもなった(言葉の初出は中野好夫が『文藝春秋』1956年2月
号に発表した「もはや『戦後』ではない」である)。

因みに、この「もはや」という言葉は、日本が復興期から脱して、高度成
長という明るい未来を目の前にした状況を表現したものとはむしろ正反対
で、「今までは戦後復興ということで、成長の伸び代が多大にあったが、
戦前の生産水準にまで回帰してしまった以上、この先、この成長をどう
やって続けたらよいものだろうか」という、いささか困惑気味のもので
あった。(Wikipediaから)

暴走と言う人には、安倍が暴走なら、北朝鮮の機関銃射殺(説)は、きっ
と安全・安定・安心走行と目に映っているのだろう。今の日本では過激と
感じて思わず吐いた言葉が暴走だったとしても、あっちはキツイから、こ
の程度のことではへこたれずに安心走行だと言い張るのだろう。それに人
民の意志が高揚しているから、銃殺もすんなり受け入れられていくのだろう。

その国に見合った人民がそれぞれに住んでいるのだから、少数民族抑圧も
お手のものだし、同僚同輩の粛清だって朝飯前の人民だ。それなのにこち
らは、加害者保護が被害者への心情よりも優先させるお国柄となってし
まって勝ち目はない。

「敗戦国が四の五の言うな」は、防空識別圏設定に対する日本の反応にム
カつく中国人のネット炎上用語だが、こんな炎上に水を注ぐには、そろそ
ろ「戦後は終わった」ではなく、「敗戦は終わった」としなければならない。

「もはや戦後ではない」から60年目の2016年にひっくり返し、2020年東京
五輪をお迎えするというのが、タイムスケジュール的にもよさそうな気が
してきた。 

その中間点には、空港からの所要時間68分が実際には107分、最大でも積
雪は40cmしかないアルペン会場、おまけにメイン会場は過大負債を抱えて
政府買取案まで飛び出しているお国柄、あれもこれもウソつき放題の上で
ものにした韓国冬季五輪は2018年、そんなこんなで、この地域に地球規模
の耳目が集中する4年間となるから、2016年は、時期としては申し分なしだ。

それだけに、これからは目もくれずに突き進む外交姿勢を貫くことで、我
が国の姿勢から戦後の新たな枠組みが生まれる契機となるはずだ。 韓国
冬季五輪は、ドイツ・ミュンヘン、フランス・アヌシーを突き放しての獲
得だけに、独自色満載でやってもらえばよい、もちろん日本なんてお呼び
じゃないし、間違っても支援や共同開催など、まっぴらゴメンだ。
                          (酒井 富雄)  


 2)「野菊」

遠い山から吹いて来る
こ寒い風にゆれながら
けだかく きよくにほふ花
きれいな野菊(のぎく) うすむらさきよ

優しい唱歌ですね。
・牧場の朝
・スキー  ♪山は白金朝日をあびて♪
何の話からか昨夜は♪赤胴鈴の助♪が思わず。
子供の頃に歌った歌は何かの拍子に口ずさみますね。
日々更新有難うございます。  
平井様のご家庭 目に浮かぶ様です。(カワノ)



 3)山堂コラムが終了するとのことですが、是非続けてほしいと思います。

保守称賛の投稿意見のなかで戦争を抑止しようとする筆者の心根がつたわ
ります。筆者も私も保守ですが、やはり批判の意見も必要

です。よろとくお願い致します。(横田 豊)



 4)ドイツでは乳牛が多い為、お肉用は雄牛やスコットランドのアバ
ディーンアンガス、またフランスからの白い牛が一般的でした。

乳牛はお肉も比較的美味しい 白と茶色のフレックフィーが人気。ドイツ
のお肉料理と言えば、豚肉の方が値段も安く多くなります。

最高級のお肉は、鹿の1年もののひれ肉です。ところが、ドイツ人ももっ
と美味しい牛肉が食べたいと、オーストラリアやアメリカから和牛を輸入
して、ドイツの農家が日本名の黒牛を肥育しはじめました。

 Wagyu Kobe Beef は、誰もが一度は食べてみたい憧れの料理になってい
ます。こちらでもお値段も高く新しい高級品です。

ドイツ和牛協会が出来、ドイツ和牛アカデミーもでき、最近は日本の和牛
専門家と技術提携しているドイツ人もいます。
                (永冶ベックマン啓子 ミュンヘン)



 5)どうする猪瀬都知事:前田 正晶

徳洲会からの5,000万円借入問題についての都議会の猪瀬都知事追求は激
しくなる一方で、自民党は都知事の候補者選びを始めるかとの報道すら出
てきた段階まで追い込まれたかの如くである。

16日の産経は都知事が過去にツイッターで「デパス(depas)という精神
安定剤を1錠服用すると深く眠れる」としていたと報じていた。安定剤に
依存するのが良いか悪いかは別にして、都知事はこの医師の処方箋がなけ
れば入手出来ない薬を服用していたことは、それが必要であると診断され
ていたことになる。

その記事では副知事時代のことか、都知事に就任された後なのかは不明で
あり、状況がどれほど深刻だったかは明らかではないのだが、薬を必要と
されていたことは解る。

実は、かく申す私も30年ほど以前からこの薬を処方されていた。それは
“デパス”をWikipediaで検索すれば解ることだが、肩凝りや頭痛等の言う
なれば不定愁訴にも効用がある薬でもあるのだ。

当方は現職当時はその非常に物理的に厳しい実務のために(簡単且つ極端
に言えば「今日はアメリカ明日は大阪」と言ったように絶え間なく動き
回っていなければならなかったということ)肩凝りと頭痛に悩まされてい
た。そこで、副作用の心配がない薬としてデパスが処方されていたのだっ
た。確かに効果はあった。

だが、この薬は先生によって意見が異なるので要注意かも知れない。中に
は(他の医師から出されている場合には)「服用しても良いが3日に1回で
あるとかのように、自分で調節するように」と助言されることもあれば、
「強すぎて危険な面もあるのでなるべく避けた方が無難だ」と勧告された
こともあった。念のため申し上げておけば、私に処方されているのは
「0.5 mg」である。

猪瀬都知事が服用されているデパスが何 mgか知る由もないが、薬に依存
しても日常の業務を執行しておられたということは、実務がかなり心理的
に重荷というか過剰な負担になっておられたのではないかと容易に想像出
来る。当方は確かにストレスが多い緊張を要する仕事をしてはいたが、身
体の疲労も相当以上あったので、それが原因の肩凝りの解消にデパスが処
方されたと解釈していた。

何れにせよ、都知事はデパスの助けに依存しておられたところに加えて、
この度の5,000万円問題が加わったのでは、その心理的負担は大木のであ
ろう。それで、あのような支離滅裂で答える度に内容が異なる釈明をする
ようになったのだろうと考えている。そういう人物が都知事であり続ける
ことが適切であるか否かが今後の重要な問題であると思う。



 6)猪瀬都知事が無利子、無担保、無期限での大金の借金の言い訳を曖
昧にしたまま、来年1年間の都知事の給与を返上するとして頑張っている。

仕事の関係先から無利子で1000万円借りた都職員が懲戒免職になった例が
あるという。これからすると都知事の職に居座ろうとすろ根性がまことに
さもしい。

そこで、同知事の選挙のときにどんな人たちが応援したのか調べてみた。
東スポweb 2012.11.30  http://www.tokyo-sports.co.jp/nonsec/59001/
によると、選挙告示の29日新宿駅前で第1声を挙げた選挙カーの上に猪
瀬氏と並んだのは、石原慎太郎、川渕三郎(選対委員長、サッカー協会最
高顧問)、石原伸晃(自民)、高木陽介(公明)、安藤忠雄(建築家)の
各氏であった。

ところが後継に推した石原慎太郎氏は勿論、その他の応援の各氏の猪瀬都
知事の奇怪な借金問題についての発言の報道を目にしていない。メディア
の怠慢もあるが、列挙の諸氏は都民に対してすこぶる卑怯である。コケに
されたのは猪瀬氏に投票した433万8936人選挙人である。

これらの選挙人のなかで奇怪な借金を是とする者がはたして何人居るだろ
うか。なお、猪瀬直樹公式サイト http://www.inose.gr.jp/ には、11
月21日までの記事だけて、朝日新聞が22日に借金問題を最初に報じてから
の記事はない。カチカチ山状態なのであろう。(品川 阿生居士)



━━━━━━━
身 辺 雑 記
━━━━━━━

16日に受診したのは実は東京女子医大神経内科の主任教授内山真一郎氏
だった。脳卒中予防に関する世界的権威とされている。16日は3時間待た
された。診察は「心配何もナシ」でよかったが3月一杯で定年退職される
とのこと。ショックだった。



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  • 名無しさん2013/12/18

    コケにされたのは日本人の政党だと思って民主党に投票した選挙人である。

  • 名無しさん2013/12/18

    在日韓国籍コリアンがどれ位生活保護を受けているんだっけ?

    居なくなれば何兆円規模で財政が楽になるんだよね



    日本は在日韓国籍コリアンが生活保護受ける為に有るんじゃ無いぞ



  • 名無しさん2013/12/17

    コケにされたのは猪瀬氏に投票した433万8936人選挙人である。



    >コケにされたのは日本人だと思って福山哲郎氏に投票した選挙人である。



  • 名無しさん2013/12/17

    小笠原の新島。



    どんどん大きくなり、間もなく西之島とつながるかもしれないとのこと。



    日本経済も順調に回復していますし、外交的にも長らく圧迫を続けられてきた中国に対して毅然として立ち向かう姿をみせはじめた安倍政権に、諸外国が目を見張っています。近年稀にみるほど日本の国運が向上しているのは誰もが認めるところでしょう。



    来年も、いろいろな山や谷があるでしょう。突発的な災いがいつ発生してもおかしくない時代です。







    ■噴火の新島、面積5倍に=西之島と一体化も−小笠原



    小笠原諸島・西之島(東京都小笠原村)付近で噴火活動によってできた新たな島について、海上保安庁は16日、大きさが13日時点で東西約400メートル、南北約300メートルに拡大したと発表した。観測を始めた11月下旬に比べ、面積は5倍以上という。

     溶岩の一部は西之島に向かって流れており、調査に同行した東京工業大火山流体研究センターの野上健治教授は「マグマが安定的に供給されており、活動が続くと西之島と接合する可能性がある」と分析している。(2013/12/16-22:11)