政治・経済

頂門の一針

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頂門の一針3153号  2013・12・12(木)

2013/12/12

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  わたなべ りやうじらうのメイル・マガジン「頂門の一針」3153号
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        2013(平成25)年12月12日(木)



                      安倍は再稼働大幅遅延を傍観するな:杉浦正章

                               気の毒な「水に落ちた犬」:乾 正人

                             浙江省華僑総会が東京で結成:宮崎正弘

                                   便乗増税:朝三暮四:MoMotarou

                                  岩波書店と共産党(5):平井修一

                         話 の 福 袋
                         反     響
                         身 辺 雑 記


□■■□  ──────────────────────────□■■□
第3153号
 
                              発行周期 不定期(原則日曜日発行)
             
               御意見・御感想は:
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安倍は再稼働大幅遅延を傍観するな
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          杉浦 正章

原発が動かねば3大危機に直面


11日の市場で電力株が下げ幅を広げた。理由は一部報道で原発再稼働が大
幅に遅延することが明らかになったからである。

大幅遅延の原因は政府、原子力規制委員会、電力会社三つどもえの責任回
避がある。首相・安倍晋三が躊躇し、規制委が権威主義を振り回し、肝腎
の電力会社は規制委への資料の提出で不備が続出。

この結果北海道では酷寒期を迎えて人命の危機、中東への依存度増大でエ
ネルギー安保の危機、国富流出でアベノミクスの危機という原発3大危機
が到来しかねない状況だ。安倍は特定秘密保護法を乗り切ったはいいが、
直面する危機への頬被りは許されない。

原発再稼働問題は去る7月に原子力規制委員会が再稼働申請の受け付けを
開始。北海道、関西、四国、九州の電力4社が5原発10基の申請をした。
東電も遅れて柏崎刈羽原子力発電所の申請をした。

規制委は80人体制で検討に入り、当初は半年程度で第1号の再稼働が実現
すると予想していた。年明けにも一部の原発で審査が終わる見通しだっ
た。ところが現状は早くても来年の3月、場合によっては夏以降の再稼働
となりそうだという。

規制委委員長・田中俊一は「事業者の責任だ」と指摘している。各社の提
出する資料の不備が多いのがその理由のようだ。しかしそれだけだろう
か。東電の柏崎刈羽原発申請に、福島の汚染処理を絡めて難色を示したこ
とが物語るように、どうもこの委員長には権威主義と意図的な遅延の匂い
がしてならない。

一方で、電力会社も安易だ。原発再稼働という会社存続の危機に対して、
規制委に書類の不備が指摘されるようでは、だらしがない限りだ。これま
でしてきたように再稼働しないツケを料金値上げに回せばよいとでも考え
ているのか。事実再値上げの動きが見られる。一般家庭や中小企業のあえ
ぎの声はどこ吹く風なのか。

政府も、民主党政権の「原発ゼロ」政策を一蹴する「新エネルギー計画」
を打ち出すことは打ち出した。原発「ゼロ」から転換して「原発維持」へ
の方針転換をしたのだ。また「必要とされる規模を十分に見極めて、その
規模を確保」と明記し、建て替えを含む将来の新増設に含みを持たせた。

この方向は総論としては正しいが問題は、再稼働遅延の3大リスクへの対
応だ。今そこにある危機を前にして、総論だけでお茶を濁してはいけな
い。第三者機関である規制委に口を挟むことは避けたいのだろうが、大幅
遅延は看過できない。政府、規制委、電力会社で促進策を話し合うくらい
のことはしてもおかしくない。

3つの危機を具体的に述べれば、まずエネルギー安保上の危機がある。現
在全電力に占める火力発電の割合は、東日本大震災前の約60%から90%に
上昇した。

輸入燃料で発電している割合は、石油ショック時の74%を上回る。これが
何を意味するかと言えば、いったん中東が危機状態に陥れば、過去の石油
ショックを上回る危機が日本を襲うのだ。せっかくデフレ脱却の兆しを見
せている日本経済が、奈落の底に落ちるのは火を見るより明らかだ。

アベノミクスを直撃する危機も生じよう。現在原発停止による中東などへ
の国富の流出は年間3.8兆円に達している。毎日100億円が化石燃料
として燃えてなくなっているのである。

家庭の電気料金は実質30%上昇し、企業の生産拠点の海外移転が止まらな
い。電気料金が最も高い国が安倍の言う「世界で一番企業が活躍しやすい
国」になることはない。アベノミクスそのものが長期原発ゼロでは破たん
するのだ。

加えて酷寒期で停電が発生した場合の危機がある。電力会社は電力需要に
対して3%以上の供給余力がないと停電の危機にさらされる。

北海道の場合、今年6月には120万キロ・ワット近い大規模な電源喪失が
起きている。北海道は氷点下30度に冷え込む地域もあり、停電で暖房機器
が使えなくなれば、凍死の危険に直面する。凍死に加えて治療機器が生存
のよすがである病人にも深刻な影響が発生する。

もしこのような事態になった場合、一体責任はどこが取るのか。政府か、
規制委か、電力会社か。責任のたらい回しは許されない

そもそも再稼働が半年遅れれば2兆円の国富が流出するのだ。事態を一刻
も放置することは許されない。これらの危機管理がなされないまま放置し
た場合、最大の責任は安倍内閣に降りかかる問題だ。総論で原発維持を表
明しても、現実論を回避してはなんにもならないのだ。

ここは政治がリーダーシップを発揮して、1か月でも2か月でも早い再稼
働を実現すべきであろう。

     (政治評論家)<2013年12月12日
>  


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気の毒な「水に落ちた犬」
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       乾 正人

永田町でも西新宿(都庁)でも「水に落ちた犬を打つ」のは、政治の性
(さが)と言ってしまえばそれまでですが、あまり気持ちの良いものでは
ありません。

都議会では連日、猪瀬直樹都知事が受領した5000万円問題が追及され
ています。

知事は正直者のようで、日ごろの自信に満ちた輝きがかき消え、答弁も
弱々しく矛盾だらけ。事態は好転どころか泥沼にはまっています。辞任必
至とみて、はや知事選立候補に意欲をみせている政治家もいます。

あの5000万円がなくても猪瀬氏は選挙に勝ったでしょう。しかし、それは
結果論でしかなく、無利子でもらった大金を貸金庫で保管し続けた事実は
消えません。

ここで一度、身を引いて再起を期さないと、「東京五輪招致」の功績すら
吹き飛びかねません。それにしても世の中に、うまい話はないもんですね
え。(産経新聞編集長)

産経ニュース【編集日誌】 2013.12.12



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浙江省華僑総会が東京で結成
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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
平成25(2013)年12月12日(木曜日)
      通巻第4085号   <前日発行>
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温州の不動産投機集団が中枢に陣取り、浙江省華僑総会が東京で結成
なぜか鳩山由紀夫が主賓。世界相対比較で不動産の安い東京に目を付けた
のか?
*********************************

日本浙江省総商会が12月1日に東京で旗揚げした。

会場は東京駅に近い超高級のシャングリラホテル、およそ160人が参加
し、主賓の畑山由紀夫前総理も駆けつけて祝辞を述べた。駐日中国大使館
からは経済担当公使が参加した。

くわえて日本側から日中友好会館理事長、日中協会理事長、静岡県知事代
理、日本中華総会会長らが参加した。
http://wccj.net/report/inauguralmeeting2013
 (会の模様と写真は上記サイト(中国語も含む)

この団体(社団法人)の目的は在日浙江省華僑(浙江商人)の間の相互理
解と協力により新しいビジネスの創業を含む商圏拡大と発展にあるとさ
れ、とくに浙江省と日本との交易拡大と友誼の発展が謳われた。

日本浙江省総称会の会長に選ばれたのは林立(温州総称会会長兼務)である。

温州といえば泣く子も黙る「中国のユダヤ人」を意味し、かの不動産投機
集団が有名。

この温州総商会は単独でも東京で不動産展示即売会を開いたことがある。
えげつないビジネスを中国全土のみならず世界各地に展開し、とくに米
国、カナダばかりか東京の不動産を買いあさる猛烈ビジネス軍団である。

しかし地下銀行も猖獗を究め、シャドーバンキングの倒産などによって温
州市内の景気は最悪とされ、ドバイでの不動産投機では大やけどを負った
投機家が多数いる。

浙江省全体も北部は寧波など上海経済圏だが、中部から南部(温州は最南
端)の景気は息切れが激しい。
      
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 樋泉克夫のコラム 樋泉克夫のコラム 樋泉克夫のコラム 
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樋泉克夫のコラム 
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【知道中国 1003】         
「『あんまり無理しなさんなよ』とでも呟きたいところだが・・・」(里
見の1)
「隣邦の今昔」(里見トン『世界紀行文学全集』修道社 昭和46年)


 △
「満鉄からの招聘の話が来た」ので志賀直哉や佐藤春夫とうち揃い、里見
トン(明治21=1888年〜昭和58=1983年)は「満支一見」の旅に出た。昭
和4(1929)年11月初めのこと。「いかになんでも不愉快になって了う」
というのが、里見にとっての中国と中国人に対する印象だったように思える。

それから27年後の昭和31年、再び中国へ。この27年の間に、戦争と敗戦と
国共内戦とがあり、49年には共産党政権による中華人民共和故国という新
しい中国が誕生する。日中両国は共に驚天動地の変動を経験していた。

中国に出かけたわけは他でもない。「数年来、中国が頻りに外国人を招
待、誘致しだした」からとのこと。里見は「なかんずくわが国へのそれが
最も頻繁なのではなかろうか」と綴るが、たしかに中国側の日本への招待
外交は昭和30(55)年前後に活発化していた。

日本からは多くの団体が訪中し、帰国後には「毛沢東の指導の下で道義国
家として生まれ変わった新しい中国の素晴らしさ」を口を極めて宣伝に努
めると共に、日中友好運動を繰り広げている。中には日本革命近しとまで
叫んだ勢力すらあったほどだ。

55年、日本では保守合同によって自民党が結党され、左右両派が再統一す
ることで社会党が誕生し、戦後政治の代名詞でもあった55年体制が成立し
た。一方の中国では、朝鮮戦争も終わり、毛沢東の独裁体制がほぼ確立し
た頃だ。

「なかんづくわが国へのそれが最も頻繁なのではなかろうか」との里見の
疑問はもっともだが、はたして中国側に日本の保守陣営へ揺さぶりという
狙いがあったのか。はたまた革命の好機到来という判断があったのか。

中国側の意図はどうあれ、当時の訪中団のリストを見る限り日本の政界・
財界・文化界の要人(もっとも、どうでもいいような人物も見受けられる
が)の多くに狙いを定めているといえる。

だが、そうするためには、中国側に日本社会に通暁した人物が、日本側に
はその人物と緊密に連絡を取って日本での工作を展開した人物(おそらく
日本人)が存在していたに違いない。いったい、それは誰なのか。改め
て、当時の日本における中国側工作の実態、日本における工作機関や日本
側工作員を検証してみる必要がありそうだ。

ところで里見は中国側の「旺盛なる意図を、賢らに揣摩臆測することは私
の性に合わないから、いとも単純に、たぶん日進月歩の隆々たる国運を見
せたいのだろう、と先方の子供ッぽさをこちらでも無邪気に受けとって置
くのが、よしんば後年そうでなかったことがはっきりして来るにしても、
別だん恥じるに足らぬ上品な態度だろう」と、なにやら韜晦気味に受け流
している。

里見は続ける。

「よくよく行ってみたければ自腹を切って行く。・・・まだ一度も行った
ことのない欧米諸国ならまだしも、さっぱり魅力を感じない『中華人民共
和国』へ、名は『国賓』でも、実状は『国用族』で招ばれることを嬉しが
ろう筈はあるまい」と。

ここでいう「国用族」を、里見は「社用族」と対比して使っているが、ど
うやら国家の資産、つまり人民の膏血を絞った税金で飲み食い遊ぶ輩のこ
とを指すようだ。かくて「旅費、滞在費、一切はむこうもちの由、

「外賓」・・・・・と何かの文書に誌されていたが、その一人頭にどれほどか
かるものか、生優しい額とは思われないのに、政府が、言うまでもなく人
民刻苦精励の余に成る税金を以って賄うというのは、共産国家としてはち
と似つかわしからぬ浪費、贅沢のようにも思われた」と綴ることになる。
中国側の対応に対する里見の皮肉めいた感慨は、たとえば「私たちはムヤ
ミに優遇されている」などと手放しで有頂天になってハシャイで見せた柳
田謙十郎の対極にあるといっていいだろう。

里見は、さらに続けた。「もし私が彼の国の人民だったら、『つまらぬま
ねをしてくれるなよ』と肚で呟くことだろう」と。柳田、火野、南原とは
違った里見の旅がはじまった。
《QED》

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【知道中国 1004】            
「『あんまり無理しなさんなよ』とでも呟きたいところだが・・・」(里
見の2)
「隣邦の今昔」(里見トン『世界紀行文学全集』修道社 昭和46年)


 △
誰が里見に「魯迅逝去後20周年に当たる記念の祭典に参列すべき代表の話
を持ち込ん」だのかは不明だが、その人物から長与善郎(明治21=1888
年〜昭和36=1961年)から式典参加の返事がもらえないという相談を受け
た。そこで「われわれ年輩で、一夜魯迅と会って懇談し、而もそうとう感
心し、好意を持った者は、文壇広しと雖も彼を措いてほかにない」と考え
る里見は、「即刻電話で再考を促した」。

すると「そんなこと言って、一体君はどうなんだ。行く気あるのか?」と
返ってきた。そこで里見は「『俺はいやだが君は行けよ』とも言えず、
『そりゃ、まァ君が行くんなら行ってもいいさ』と答えて了った」とか。
「かくして、思い設けず『国賓』たる光栄を担うに至った次第、天なり、
命なり矣」ということになる。

「昭和31年10月19日午後2時から『中国文学芸術連合会』をはじめ7団体
主催による『魯迅先生逝去二十周年記念大会』が『政協礼堂』という、優
に二千人を容れそうな真新しい建物で挙行された」。日本代表として参加
したのは里見、長与、それに生前の魯迅が通い続けた上海の内山書店主人
の内山完造の3人。彼らは13日夜半に羽田を発って、16日には北京に到着
していた。

当日は「上下隔てなく国民服、国民帽のお国柄に、その必要もなかろうと
は思ってけれど、やはり一応の礼装を整えて、定刻会場に向かった」。
当然のように中国政府首脳陣も参列する。

「毛沢東の顔は見えなかったが、周恩来や郭沫若が愛想よく出迎えて、遠
路の労を犒い、蒼黄、痩躯の長与には、『寒くはないか、かまわず外套を
着ていてくれ』とか、私には『あなた、北京はこんどで二度目でしたね。
ずいぶん変わったでしょう』とか、なかなかもって日本の政治家輩の及び
もつかぬ当たりの柔らかさだ」。

里見は戦前の中国での印象を「いかになんでも不愉快になって了う」など
と綴っていたことを、おそらく周恩来などは十二分に承知していただろ
う。かくして「あなた、北京はこんどで2度目でしたね」と口にしなが
ら、「日本の政治家輩の及びもつかぬ当たりの柔らかさ」で相手に探りを
入れてくる。これが招待外交の妙、といったところだろう。

郭沫若の挨拶で大会が始まった。ソ連、ビルマ、ユーゴスラビヤ、パキス
タン、インドネシア、アルバニア、ポーランド、イギリスの次が日本代表
の長与の番だが、どうやら会場の音響施設が悪いうえにイヤホーンによる
日本語通訳もない。

だから各国代表には長与が何を言ってるのか判らない。長与の後は、ブル
ガリア、朝鮮、ルーマニア、ヴェトナム、豪州、イタリア、蒙古、ハンガ
リー、チェッコ、ユーゴと次々に登壇する。「多かれ少なかれ、外交辞令
的随従や、自国の宣伝や、魯迅に対するお座なりの礼賛渇仰やを含んでい
ないのはなかった」。「まずまず無難に思えたのはイギリスくらいだっ
た」ようだ。

かくて里見は会場での印象を、魯迅の「人間が直立できるようになり、話
すことを覚え、字を造り、文を綴るようになったのは、それぞれの時代に
於ける大進歩であることは無論だが、しかし同時に堕落でもあった。なぜ
なら、以来、余計な口を利くようになったからだ。

つまらない饒舌はまだいいとして、心にもないことを言って、しかし自分
でそれと気づかずにいるに至っては、鳴いたり吠えたりしかできない動物
に対しても忸怩たるものがなければなるまい。」(「犬、猫、鼠」)を引
きながら、「魯迅の大肖像を背に負って、それぞれ長広舌を振った大勢の
『外賓』だちは、亡き文人の耳になんと映ったろうか。『鳴いたり吠えた
り』以下でなかったとすれば幸これに過ぎない」と綴る。

里見は“食えない爺さんぶり”を発揮しつつ、新中国の街と人の観察を始め
た。《QED

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【知道中国 1005】       
「『あんまり無理しなさんなよ』とでも呟きたいところだが・・・」(里
見の3)
「隣邦の今昔」(里見トン 『世界紀行文学全集』修道社 昭和46年)


 △
「早くも足かけ26年前になる。昭和5年、1月中旬から10日間、志賀と2
人で、私は北京(当時の北平)に滞在した」と回想しながら里見は、「初
めてと2度目、或は年齢の相異などを差引いても、なおかつ前の時の楽し
さと今度の退屈さとではてんで比べものにならなかった」と、新しい中国
の「退屈さ」を指摘する。

「蠅がいなくなったとか、路面が舗装され、常に清掃されているとか、労
働者や農民の生活が向上、安定したとか、掏摸盗賊の類が跡を絶ったと
か、なんでも公定価格がゆえに安心して買物ができるとか、その他等々
の、・・・・・一旦その気にさえなれば、いくらでも褒めるたたえられる改変
については、生憎、読んだり聞いたりでおよその見当がついていたし、同
歓共苦の善隣精神もあまり強いとは言えない方だし、正直なところ、平生
親しく交際ってもいない遠縁の息子か娘が抜群の成績で進級したとか、一
流会社に就職できたとか聞くほどの気持で、先方から賛辞を期待、もしく
は強要されればされるほど興が醒め、口が重くなった」と、呟いてみせ
た。まあ“憎まれ口”といえなくもなさそうだが。

だとするなら、「街を歩くだけであんなに楽しめたのに、とつい昔を懐か
しく思」う里見の目から見て、北京はどう変わってしまったのだろうか。

「建造物は、まま塗装あらたにけばけばしくはなったにしろ、そこらまで
はさして昔と変わろう筈はないのだが、その、自然にしろ、建物にしろ、
鮮明さを極めた観景に点ずるに、女はもとより男でも、一種独特な色調を
もつはでなシナ服(ここはどうも「中国服」では感じがでない)を着た者
が一人もいなくなった、ということは、とりもなおさず、北京から北京の
自然が要求するところの色彩のうち、可なり重要なる一部を取り除いて
了った、と言うのも過言ではあるまい」。

里見の考えによれば、北京の人々の服装の色調もまた北京という街にとっ
ては「可なり重要な一部」ということだろう。そこで「毛首席はじめ一列
一体に折角着なれた紺色の国民服を、『外賓』の美的感覚を満足させるた
めに、以前の色調に戻せとは、いかにも暢気な観光客でも発言しかねよう
けれど、自然との調和を欠くか欠かないかが、全然感受されていないとす
れば、そういう国民なり政府なりに対して、多少の失望を感じたところで
別段不思議はなかろう」と、新しい中国が「自然との調和」に考慮してい
ない点に失望を隠そうとしない。(なお、「毛首席」は原文のまま)

かくて里見は色調の画一化(延いては社会全体の画一化に通じるのだろう
が)を進める「彼らを頭から軽蔑したりするのも性急に過ぎようけれど、
民度を計る感覚的バロメーターがそれらのことで少しの移行をも示さない
ならば、やはり修繕を加える必要がある」とし、「人意によって自然との
調和が破られるということで、そこに何等かの『無理』が感じられたの
は、あながち私の偏見とばかりも言えまい」と続ける。

今、目の前にしている26年の時が過ぎた北京の街から、里見は「無理」を
感じ取った。

「古来、この国の国民性には、『無理をしない』という特徴があるのだか
ら、一層ちょっとした無理まで浮きあがって見えたのだろう。勿論、あら
ゆる特徴がそうであるように、この『無理をしない』にしても、現象とし
て、よい場合や悪い場合の千差万別はあるのだが、ここではごく軽い気持
ちで、『あんまり無理なさんなよ』とでも呟きたいところだ。

點景人物の服装が紺ひと色になったなどは、もとより末の末で、劃一主義
で押そうというのが、どだい『無理』の塊り、何やら通れば道理ひッこむ
とは、夙にいろは骨牌の喝破するところだ」と、早くも“新中国の危うさ”
を喝破したのである。

大歓待に舞い上がってしまった柳田等に較べ、里見の冷静さは痛快で頼も
しい。《QED》


   
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便乗増税:朝三暮四
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    MoMotarou

「列子 黄帝」などに見える故事。狙公(=猿回し)が猿にトチの実を朝に
三つ,暮れに四つ与えると言ったら猿が怒り出したので,朝に四つ暮れに
三つやると言ったところ猿が喜んだというもの。  大辞泉より

         ★

軽自動車に掛かる税金が上がる。失敗したが発泡酒の税率も上げるつもり
だったらしい。郵便料金も上がる。政府は便乗値上げを警戒しておりまし
たが、「便乗増税」は奨励しておるようです。

■見下げた心

低所得者対策で一万円やるからとなだめる。国民は猿でも乞食でもない。

「便乗増税」の動機の一つには国会議員の選挙がしばらく無いので、今の
うちにやって於こうと言う魂胆(こんたん)が働いているらしい。

わが国民が温和しいのは事情を理解しているからですが、甘く見てはいけ
ません。当面中国韓国等の侵略を食い止める為、総理が飛び回っているの
は理解しています。しかし安倍政権には油断があります。「命取り」にな
ります。

■規制緩和は「共食い」経済政策

我国の国内にある資産を食い荒らしております。これは外国進出等と違っ
て"手っ取り早く"利益を上げられるからです。創造性はいりません。小泉
構造改革内閣では経済諮問会議のメンバーが大儲けをしたというお話。

民主党政権で在日の★孫ちゃんが大儲けをゲット。それを見て慌てた楽天
ミキタニちゃんが僕にも儲けさせろとゴネる。米国の圧力を期待してケネ
ディ・キャロちゃんと肩を組む。

「岩盤規制」などといわれておりますが、なぜかいつも引用する外国のお
話が聞けません。因みにドイツでは表通りにはマックは出店できないよう
です。

■国の事より、わが社わが省

軽自動車の増税の裏には、軽から小型自動車などへの移行を画策したメー
カーと税収をあげたい財務省と米国自動車産業の連帯があるでしょう。面
白いのは日産自動車で「軽四輪自動車」に初参入です。狙いは面白いですね。

地方では今まで買い物に自転車で済んでいました。しかし大型店の出店
ラッシュで近くの中小スーパーがダウン。買い物用の車が必要になって来
ました。通勤用買い物用娘用を複数台必要になってきています。

■安倍政権は短期政権

安倍首相は、自民党政府などのマスメディア広報戦略を見直す時が来てお
ります。「ボカシ戦術」も通用しなくなってきます。私は「消費税・靖
国」対応を見て教訓を得ております。"近い内に"参拝して禊(みそぎ)を
しないと「運」から見放されます。



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岩波書店と共産党(5)
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    平井 修一

1945年12月に「世界」が創刊され、1946年を迎える。塙作楽はその頃しば
しば岩波書店を訪れていた松本慎一の勧誘によりついに日共に入党する。
2月下旬に日共から通知が届いた。

入党決定通知
 氏名 塙作楽
決定 二十一年二月二十日
貴下ノ入党ヲ確認ス
右御通知申上候
 日本共産党東京地方委員会

岩波ではまだ党員は塙だけだったので、松本慎一、古在由重と3人で集合
細胞をつくり、謀議を重ねていく。

<その会の席でのお二人の、吉野さんの考え方に対する厳しい批判が今で
も忘れられません。その批判を背景として私は「世界」の編集方針につい
て勝手なことを言いはじめました。

まず(岩波茂雄が信頼するオールドリベラリストの)同心会の影響をなに
よりも先に排除することを主張しました。「世界」創刊号の巻頭に載った
安倍能成の「剛毅と真実と智慧とを」という論文は、占領軍の民間検閲部
によって二カ所ほど削除されましたが、それは「新しい時代への動きに逆
らうから」というのが理由でした。

寄稿者がすべていけないというのではなく、同心会の主流は排除すべきで
あると、ことあるごとに吉野さんに進言しました。編集部の中川規矩丸も
同調してくれて、吉野さんも次第に「基本的には賛成する」と言ってくれ
るようになりました。

今から思えば私は松本さんたちの手先になっていたのかもしれませんが、
正しい主張を繰り返しているにすぎないのだと自負していたのです>

吉野は「コミュニストだけで現在の日本が救われるなんて考えたら間違い
じゃないか」と塙に語ったが、塙は日記でこう反論している。

<それはそうかもしれない。しかし、コミュニストがリーダーシップを
とって解決しようと、少なくとも試みなければならぬ状況にあるのじゃな
いだろうか。今の日本共産党のありかたに非の打ちどころがないとは言え
ないが、他の誰にどんな力があると言えるのだろうか。

今のすすめ方は何といっても微温的ではある。単なるアジ(テーション)
やプロ(パガンダ)で万事なしうるものではない。だからといって手を拱
いていてはならないのだ。盛り上がる下からの力を待っていることは不可
である。盛り上がらせねばならない>

1946年5月1日、日本では17回目、敗戦後初めてのメーデーが11年ぶりに開
催された。全国で100万人、東京では皇居前広場に50万人が集まった。岩
波には労働組合はまだなかったが、吉野、中川、塙の3人は皇居前へ行
き、その前月に松本慎一が結成し書記長をしていた産別労組「全日本印刷
出版労働組合」の中に入り、デモ行進をした。

その帰途に岩波にも組合を創ろうと合意し、5月半ば過ぎには正式に「岩
波書店従業員組合」が結成された。店主と正副支配人を除く56人が加盟
し、委員長は吉野、副委員長は梅徳(注)、塙は委員の一人に選ばれた。

2か月後の7月に管理職体制が敷かれて古参社員7人が課長となり組合を離
れた。支配人の小林勇と吉野の話で決めたことで、塙は黙認するしかな
かった。8月には全日本印刷出版労働組合に加入し、他社の組合との交流
も始まる。

この頃になると岩波でも日共への入党者が幾人か出てきて、集合細胞から
経営細胞へ移行し、これにより党本部からの指令で日共東京地方委員会を
離れて中央委員会直属の組織となり、「しかもいろいろな配慮からなので
しょう、非公然党員ということになりました」という。

非公然党員とは「隠れ党員」で、表立っては党員ではないというフリをす
るのだろうが、今でもそうではないか。

細胞会議には必ず党中央から派遣されたオルグが参加するようになった。

47年1月からは吉野に代わって塙が組合委員長についた。戦後から吉野が
岩波の各職場代表を集めた編集会議の議長を務めていたが、管理職体制の
導入により塙は組合の代表として出席するようになった。
・・・

注)梅徳(うめ・とく):法政大学創立者の梅謙次郎の子。外務省の資料
には「梅徳ハ故梅謙次郎博士ノ三男ニシテ目下帝国大学文科専修科第一年
ニ在リ。頭脳頗ル明敏」とある。戦前から岩波で事務主任を務め、「国書
総目録」などの編集にあたった。出版界きっての校正の名人とうたわれて
おり、思想的背景はないようだ。

蛇足ながら小生の校正の先生は岩波に勤めていた古沢典子(ふみこ)氏
で、彼女は著書「校正の散歩道」で「梅さん」を回想している。彼女は梅
徳の弟子になるから、小生は孫弟子だろう。(2013/12/9)



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話 の 福 袋
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 ◎資金提供問題 東電病院めぐる徳洲会との関係について指摘も

「徳洲会マネー」をめぐる東京都議会での集中審議が、10日も行われた。
2日間で、延べ10時間に及んだ猪瀬都知事への追及では、以前の会見との
食い違いも見られ、疑惑の念は深まっている。
10日も、猪瀬都知事は追い込まれていた。
徳田 毅議員に預けてあった5,000万円の借用書。
どのように手元に戻ってきたのかを問われると、猪瀬都知事は「日にちは
わかりませんが、(仲介人の)木村三浩氏の方から送られてきました。徳田
毅事務所から、木村三浩氏が受け取って、こちらに送ってきたということ
です」と答えた。
共産党の徳留道重議員は「そんな貸借関係があるんですか? 貸した人から
借用書が戻ってこなくて、違う人から戻ってくる」と追及した。
現金5,000万円を保管していたという、妻の貸金庫についても、猪瀬都知
事は「(妻に)泥棒が入ったら困るから、これは貸金庫に、取りあえず入れ
ときましょうと。

あした、5,000万円お貸しするから、取りに来てくれと言われているの
で、貸金庫を借りておくようにと言ったのが19日です」と述べ、現金を借
りる前日に貸金庫を借りたと説明した。

しかし、11月26日の会見では、猪瀬都知事は「そういう大きなお金、見た
ことありませんので、5,000万円というのを見て、ちょっとびっくりしま
した。ですから、これは貸金庫にすぐしまわなければいけないなというこ
とで、これは、なかなか手をつけられるものではないなと、その時に思い
ました」と述べていた。

現金を見てから、貸金庫に入れることにしたとしていた。そして、東京・
新宿区にある、東電病院をめぐる徳洲会との関係についても指摘された。

共産党の清水 ひで子議員は「徳洲会は、東電病院獲得に全力を挙げてい
たのです。そのさなかに、東電病院売却を主導し、その後の成り行きに、
強い影響力を持つ知事が、5,000万円の資金提供を受けたのです」と述べた。

2012年6月、当時副知事だった猪瀬知事は、東京電力の株主総会で、東電
病院の売却を提案した。

その後、2012年10月に東電が売却を公表したが、猪瀬知事が徳洲会から
5,000万円を受け取ったのは、その1カ月後だった。徳洲会は、当初入札に
参加していたという。

清水議員は「単なる偶然だと言い張るのは無理があります。違います
か?」とただすと、猪瀬都知事は「徳洲会が東電病院に興味を持っていた
ということについて、全く僕は知りません。5,000万円の借り入れをした
ことと、全然関係ありません」と答えた。

10日夜、東京都議会の総務委員会では、13日の閉会後も、5,000万円提供
問題の集中審議を行うことを決めた。
フジテレビ系(FNN) 12月11日(水)1時50分配信


 
 ◎政党交付金って必要なの?「江田新党」で注目

■年内に新党なら給付

みんなの党の江田前幹事長ら14人の国会議員は12月9日、党に離党届を提
出しました。江田氏は年内に新党を結成すると表明していますが、みんな
の党の渡辺代表は江田氏の新党結成は政党交付金目当てであると批判して
います。政党交付金には賛否両論がありますが、どのように考えればよい
のでしょうか?

政党交付金(政党助成金)は政党助成法に基づいて国庫から政党に給付さ
れるお金のことです。国会議員を5人以上出しているか、5人以下であって
も一定の得票率を満たした政党が給付を受ける資格があります。交付金の
総額は、人口1人あたり250円と決められており、日本の人口は約1億3000
万人ですから、現在は約320億円が毎年政党に支給されています。

各党への交付金額は毎年1月1日の時点における国会議員の数で決まります
から、江田氏の新党が年内に結成されれば、ギリギリのタイミングで交付
金の給付を受けることができます。

■政党は政府を監督する立場だが

政党交付金は、1990年代に政党への企業献金が社会的問題となったことが
契機となって導入されました。政党が企業献金に頼らなくも運営していけ
るようにという考え方です。ただ政府が政党を助成することについては、
それを疑問視する声があるのも事実です。

現代の民主主義は政党政治が基本となっているので、政党は政治活動の中
心的存在となります。現在の政府与党と対立している野党はもちろんのこ
と、政権与党であっても、政党は主権者である国民を代表して政府を監督
する立場です。

民主主義の原理原則に立ち返れば、政党が政府から補助を受けるようなこ
とはあってはならず、政党は、自らの活動を献金で賄う必要があります。
実際、共産党のように交付金を受け取らない政党もあります。政党交付金
を目当てに、政界再編が行われているのも事実であり、無意味な政争の原
因になっているとの指摘もあります。

■個人献金する文化がない

ただ現実問題として、政党の活動にはそれなりの資金が必要となります。
日本は米国や欧州と異なり、国民が主体的に政治に参加して献金をすると
いう文化がありません。そうなってしまうと、何らかの見返りを求めた大
口の企業献金に依存せざるを得なくなり、政策の方向性が献金する企業に
大きく左右されてしまうという問題が発生します。

特に小規模の政党は組織力がないため、政党交付金がないと存在すること
が難しくなります。政府からの補助によって少数意見を代表する政党が維
持できているという面も否定できません。

思想信条に基づいた個人献金と見返りを求める企業献金を厳密に区別する
ことは難しく、献金を制限しても組合や政府系企業など「票」を持ってい
る団体の影響が過剰に大きいという問題は残っています。交付金の問題は
単体としてではなく、献金を厳しく制限している現在の政治資金規正法の
あり方も含めて、総合的な検討が必要なテーマといえるでしょう。
THE PAGE 12月11日(水)10時35分配信

 
    
 ◎TPP交渉越年へ コメなどの「重要5項目」はなぜ重要か?

シンガポールで開かれていたTPP(環太平洋経済連携協定 )交渉の閣僚会
合は10日、「年内合意」を断念した形で閉幕しました。来年1月に再び閣
僚会合を開くとのことですが、最大の焦点は輸入品にかける関税の撤廃。
中でも注目されているのが「重要5項目」の行方です。日本政府は(1)コ
メ(2)麦(3)牛肉・豚肉(4)乳製品(5)甘味資源作物(砂糖など)を
「重要5項目」とし、関税撤廃の例外にする方針です。この「重要5項目」
は、これまでの貿易自由化をめぐる日本の国際交渉でも常に特別扱いを受
け、「聖域」として守られてきました。

どうしてこれらの農産物を守らないといけないのでしょうか。
「5項目」を守る理由

そこにはまず、国内の食料自給率の問題があるといわれます。農水省が
2013年8月に発表した12年度の食料自給率はカロリーベースで39%。この
自給率39%は先進国のなかでもかなり低い数字で、それだけ日本が食料の
多くを輸入に頼っているという見方もできます。

こうしたなかで海外から安い農産物が増えると、国内の食料自給率はさら
に低下するかもしれません。農水省は日本がTPPに参加した場合、自給率
は39%から27%に低下すると試算しています。ただし、カロリーベースで
の自給率には異論もあり、諸外国と同じように生産額ベースで算出すると
日本の自給率は69%。けっして低くないという意見もあります。

もうひとつは、農家の暮らしを守るためです。日本はコメなどを「国の根
幹をなす農産物」として位置づけ、これらの農業を手厚く保護してきまし
た。そのひとつが70年から始まった「減反政策」です。農家の暮らしを守
るため、政府が毎年、コメの価格が下がらないように生産量を調整してき
たのです。

こうした保護政策が農家の競争力を妨げているとの声もありますが、コメ
の価格が下がれば農業をやめる人が増えてしまうため、農業団体は減反廃
止に反対。こうした団体の支援を受ける国会議員も「重要5項目」を関税
撤廃の例外にすべきと強く主張しているのです。

では、重要5項目はなぜ「重要」とされているのでしょうか。

高い関税で保護

一番大きな理由は、この5項目の内外の価格差が大きいこと、つまり、海
外の農産物に比べて高いためです。もし関税を撤廃したら、海外から安価
な農産物がどんどん輸入され、消費者は国産のコメなどから安い海外産に
シフトするでしょう。農林水産省では、TPP交渉で関税を撤廃した場合、
日本の農業生産額は3兆円減少すると試算しています。このうち重要5項目
が占める割合は約8割。「重要5項目」とは、高い関税をかけないと守れな
い農産物のことで、そのため貿易自由化の国際交渉では例外扱いされてき
たのです。

しかし、TPPは自由化率100%を目指すのが原則です。参加国には全品目の
関税撤廃を要求する国も多く、交渉の決着は自由化率95%以上になると予
想されています。「重要5項目」は加工品を含めると586品目あり、その割
合は日本の全品目9000のうちの6.5%。

重要5項目を守ろうとすれば、自由化率は93.5%にしかなりません。これ
まで5項目を「聖域」としてきた政府・自民党ですが、TPP交渉をまとめた
いのなら「重要5項目」を見直さざるを得ない状況なのです。とはいえ、
TPPには日本の農業の将来がかかっています。守るべきものは守って、自
由化すべきものはする。「重要5項目」で政府の交渉力も問われているの
です。(野中ツトム/清談社)
HE PAGE 12月11日(水)10時46分配信


 ◎軽自動車増税、新車に限定…15年4月以降


軽自動車やバイクを持っている人に毎年かかる軽自動車税(地方税)
は、新車を購入した人に限って増税する。

2015年4月以降の購入分を対象とする方向で、小型二輪や原付きバイクも
同様の扱いとなる。増税幅は、原則として現在の1・5倍とする案が有力
だ。その場合、自家用乗用車は年7200円から1万800円へ、50cc以下の
原付きバイクは100円から3000円へ、それぞれ上がる。

軽自動車税を増税するのは、軽自動車の性能が向上していることを考慮
し、普通車を持つ人に毎年かかる自動車税(地方税、年2万9500円以
上)との差を小さくする狙いがある。

車を買った時にかかる自動車取得税(地方税)は、消費税率が8%に上
がるのに合わせて14年4月から、現在5%の税率を2%引き下げて3%
とする方向だ。

消費税率が10%に上がる時には、廃止することが決まっている。取得税
は、車体価格の約9割(課税対象額)に税率を掛けて計算する。自動車業
界などは、税率を2%に下げることを求めていたが、与党は、自治体の減
収を最小限に抑える必要があると判断した。
読売新聞 12月11日(水)3時16分配信



 ◎江田新党、18日旗揚げ=「国民本位の政治を」

みんなの党に離党届を提出した江田憲司前幹事長らは11日、参院議員会
館で新党準備会合を開き、新党設立総会を18日に開催する方針を決めた。
江田氏が会合後、記者団に「18日を目標に結党できるように準備を進めて
いく」と明らかにした。

江田氏はまた、新党の綱領に関し「わが党の目指す政治は、保守、リベ
ラルという55年体制を超えた政治だ。(新党では)保守、リベラルという
イデオロギーではなく、常に政策ごとに国民本位に合理的に判断する」と
強調した。

新党には、9日にみんなに離党届を提出した14人と、先に同党を離党し
た柿沢未途衆院議員の計15人が参加する。これに関し、新党関係者は11
日、新党への参加者について「まだ増えるかもしれない」と述べた。 
時事通信 12月11日(水)16時21分配信



 ◎「日本の潜水艦技術の提供を」オーストラリアが要請!!
http://blog.livedoor.jp/nico3q3q/archives/68047644.html
・・・日本が持つ唯一とも言える攻撃力を豪に渡すなどもってのほか!と
んでもない!
豪の見返りは何?
もし中共に秘密が渡れば隊員が死ぬ。その時に誰が責任を取るのか?

豪にはケビンラッド、という日本の媚中政治家のような元労働党党首がい
るのだ。
白人に弱い日本政府よ、しっかりしてくれ!
(情報収録:中山)



 ◎秘密保護法案がすんなり通ったのは民主党・福山議員(帰化前は陳さ
ん)のおかげ

http://nihon.phpapps.jp/archives/1845

 (情報収録・中山)



 
━━━━━━━
反     響
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 1)「袋叩きでも内閣支持率50%の奇跡」を読んで安心いたしました。
何かマスコミ以外の所謂文化人や学識経験者や有識者の間では「特定秘密
保護法」反対が恰もファッションのようになっていることが異常だと思っ
ていた私は異常ではなかったと確認できたからです。有り難いことでし
た。(前田正晶)



 2)12月11日の朝の室温が20度を切っていた:前田 正晶

今朝のこのコンクリート住宅の午前4時の室温が、12月になって初めて20
度を割っていた。これで漸く冬が本格的に到来したかと感じさせてくれ
た。これは不味いと早速加湿器を動かしたが、20度を超えたのは7時近く
なってからだった。

実は、昨10日は天気予報通りの低温と雨降りで「転ばぬ先の杖」とばかり
の安全策で外出を避け、昼食を買いに向かいの小型食品スーパーにほんの
数分間出向いた以外は室内に籠もっていた。

午前10時半からNHKのBSでシカゴからのNFLのフットボールゲームの生中継
を見ていた。この時期のシカゴで屋外のソルジャー・フィールドでは、と
ても正常な外気の温度ではないだろうと思えば、何とマイナス11度で体感
温度は20度にはなっているだろうとアナウンサーが教えてくれた。アメリ
カ人はこの程度の寒さでも平気で6万人が観戦に押し寄せるし、選手たち
も一見何事もなかったようにプレーしているのは、私には驚異的である。

それなのに、ここ東京では20度を切ったと言って怖れている次第だ。試合
は確か日本時間の午後1時半まで続いたが、五大湖の一つミシガン湖畔に
あるあの競技場では湖から吹き付ける風で外気温は23度くらいに達してい
たようだった。だが、優勢に試合を運んでいた地元シカゴのベアーズの
ファンは席を立たずに最後まで観戦していたのは驚くべきだった。因み
に、対戦相手は「ダラス・カウボーイズ」だった。

ところで、今日は午前10時の約束があって外出した。天気予報では午前中
は曇りで最高気温が13度だというので、冬用の下着の重ね着にウールのマ
フラーをしてライナー付きジャケットと重装備で寒さに備えておいた。と
ころが、日中は案外に気温が下がらなかった様子で、午後2時過ぎに帰宅
した時はバス停から約20分ほど歩いたので、家に着いた時には「これでは
厚着しすぎたか」と反省したほどだった。

ところで、シカゴのようなマイナス20度は在職中に何度か乳業工場の冷蔵
庫で数分間経験したことはある。だが「あの寒さの中で3時間以上もプ
レーし、また熱狂的に応援し続けるとはアメリカの選手もファンも凄いも
のだ」あらためてと感心した。私ならば仮令幸運にも入手困難な切符が手
に入っても、30分も我慢して見ていられなかっただろう。




 3)日本国憲法だけでなく、各国の憲法を読み比べてみよう、という
プロジェクトを  今井義満さんが作成しましたのでご紹介します。
                        (小林)

世界の憲法研究プロジェクト目録(WORD版)
――――――――――――――――――――――――――――――
?日本国憲法 全文テキスト
https://sites.google.com/site/cloud1014432/kenpo/Japan.doc

?アメリカ合衆国憲法(日本語訳)
https://sites.google.com/site/cloud1014432/kenpo/United_State.doc

?カナダ憲法(日本語訳)
https://sites.google.com/site/cloud1014432/kenpo/Canada.doc

?スイス連邦憲法(日本語訳)
https://sites.google.com/site/cloud1014432/kenpo/Switzerland.doc

?ドイツ連邦共和国基本法(日本語訳)
https://sites.google.com/site/cloud1014432/kenpo/Germany.doc

?フランス憲法(日本語訳)
https://sites.google.com/site/cloud1014432/kenpo/France.doc

?ロシア連邦憲法(日本語訳)
https://sites.google.com/site/cloud1014432/kenpo/Russia.doc

?大韓民国憲法(日本語訳)
https://sites.google.com/site/cloud1014432/kenpo/Korea.doc

?中華人民共和国憲法(日本語訳)
https://sites.google.com/site/cloud1014432/kenpo/China.doc

※OCRで文字認識したため、若干の誤認識文字がある場合があります。



 4)「私なりの責任の取り方として今後1年間、知事の給料を全額返上
したい」

これは9日都議会総務委員会での猪瀬直樹都知事の発言である。猪瀬都知
事は、5000万円の借金問題でメディアだけでなく都議会でも曖昧な弁明を
繰り返し、地位に対する執着を示し却って反発を買っている。

政治の場でのカネの失敗をカネで償おうとすろ根性が土台間違っている。
同じ人なのに、以前に道路公団改革などで示した正義派の面目などもうど
こにもない。この人が気位の高いのは持ち前のようだが、そこにはピンチ
での対処についての自覺だけでなく、忠告や助言をしてくれるスタッフや
知友がどうも居ないらしい。

「大宅壮一ノンフィクション賞」を受賞した当時と変らない猪瀬個人商店
のままで政治稼業をやっているのでないだろうか。

ともかく借金問題の1件で、猪瀬氏は、政治家の責任資質が無いことを都
知事選での433万余の支持投票者に示した。同氏を後継に推薦した石原慎
太郎氏は「都民に謝って辞職したらどうか」と言うべきところだが、声も
ない。

猪瀬氏を徳田虎雄氏のところに同道して紹介し、その後猪瀬氏と徳田毅衆
院議員との間を取り持ったのは、翼民族派団体の一水会の木村三浩氏であ
る。この木村氏は、尖閣諸島問題を通じて石原慎太郎氏と旧知であり、石
原氏は徳田虎雄氏ともすでに旧知である。

この辺り真相はまだ表に出ていないが、いずれ経過が割り出されるのでな
いか。(品川 阿生居士)



 5)竹島と尖閣の動画
外務省が尖閣や竹島の動画を各国語で最近ホームページにアップしまてお
ります。控えめな表現ですが歴史的な事実を淡々と述べています。これに
対して韓国や中国は反発しているようです。

NHKも韓国や中国が反発していることは放送しましたが、反発しているこ
とを伝えるだけでなく、その内容を海外向けの放送などで毎日でも流すよ
うなことをやってくれたら、少しはNHKに対する見方も変わるかもしれま
せん。少なくとも、この投稿をご覧になった方は少しでも多くの人(外国
人なら尚結構)が見ることが出来るよう拡散に努めては如何でしょうか。
(宮崎太郎)



━━━━━━━
身 辺 雑 記
━━━━━━━

12 日の東京湾岸は快晴にして無風。快適な散歩をしてきた。


読者:5284人

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  • 名無しさん2013/12/13

    政界ではまた年末恒例の「新党」騒ぎですが、たくさんできては消えるミニ政党とは違って、こちらの「新島」は順調に成長して欲しいもの。小笠原で誕生した新島は、さらに新たな火口も出現し、着々と大きくなりつつあります。



    経済も長期低迷、外国からも言われっぱなしで情けなかった日本が、ようやく「倍返し」を始めた今、この島の成長が楽しみでなりません。



    いつか、この島に行ってみたいものですね。





    ■小笠原の新島標高27mに…中央部に別の噴火口



    国土地理院は11日、小笠原諸島(東京都)の西之島付近で噴火によって出現した島について、標高約27メートル(今月4日現在)に達したと発表した。



     航空機で撮影した空中写真=国土地理院提供=から地形を判読した。島の面積は拡大しており、新島南西部にある火口からの噴出物が東の方に広がったためとみられる。島の中央部にも、別の噴火口が確認できたという。



    (2013年12月12日07時49分 読売新聞)



  • 名無しさん2013/12/13

    世情騒然としてきた感がありますが、「中国の意図は危険」というコンセンサスは徐々に醸成されてきました。



    中国による防空圏設定の後、日本側も次々と対抗策を打ち出しつつあります。



    一番大きかったのは、NSC設置法が通ったことですが、これを受けて初の国家戦略(NSS)や、新防衛計画の大綱、中期防衛力整備計画などが、近日中に次々と定められることとなります。



    どれをみても共通しているのは「中国の侵攻に備える」という明確な危機感です。民主党政権の頃にはなかった現実的な感覚です。



    危機というのは、十分な備えさえしておけばさほどの心配はいらないものです。





    ■中国を想定、早期警戒機や無人偵察機を導入 中期防衛力整備計画、南西諸島の防空強化 



    2013.12.11 11:06 





     政府は11日、平成26年度から5年間の防衛力整備の水準を示す中期防衛力整備計画(中期防)の概要をまとめ、自民党の部会で示した。中国による防空識別圏設定など空海域の脅威増大を踏まえ、那覇基地の戦闘機部隊を現在の1個飛行隊(約20機)から2個飛行隊に倍増するなど、防空態勢の強化を打ち出した。新たな早期警戒機や無人偵察機の導入も明記し、警戒監視能力を高める。



     概要では、陸上自衛隊の組織改編に関し、命令系統を全国的に一元化した「陸上総隊」を新設する方針を示した。南西諸島方面への機動展開能力を高めるための「機動師団・旅団」や、島嶼(とうしょ)防衛のための水陸両用部隊の新設も、それぞれ盛り込んだ。



     北朝鮮の弾道ミサイル開発に対応するため、海上自衛隊の4個護衛隊群にそれぞれイージス艦2隻を配備する方針を明記。イージス艦を現行の6隻から8隻に増やすことにした。



     那覇基地に早期警戒機E2Cの部隊を新設し、警戒監視能力を強化する方針も改めて示した。垂直離着陸輸送機MV22オスプレイを念頭に、傾斜式回転翼を装備するティルトローター機の導入も明記した。



     防衛省は中期防期間の予算として、現行の中期防を約1兆4000億円上回る総額約24兆9000億円を要求し、財務省と調整を進めている。



     政府は17日にも、中期防と防衛計画の大綱、国家安全保障戦略の3文書を閣議決定する方向だ。

  • 名無しさん2013/12/12

    NHKの中国属国化戦略―NHKは沖縄左翼(中国共産党の手先)と一体の反日・反米、媚中放送局である 

    http://ameblo.jp/kororin5556/entry-11727517177.html

  • 名無しさん2013/12/12

    各国の憲法日本語訳の紹介、NHKへの提案

    ご労作です。すばらしい!