政治・経済

頂門の一針

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頂門の一針3145号  2013・12・3(火)

2013/12/03

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  わたなべ りやうじらうのメイル・マガジン「頂門の一針」 3145号
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        2013(平成25)年12月3日(火)



          大音量のデモは民主政治破壊の元凶だ:杉浦正章

          韓国の韓国による韓国のための歴史:阿比留瑠比

            地図を広げて世界のありかたを学ぶ;加瀬英明

                            “齢”は足にくる:石岡荘十

                やっぱり変だよ岩波書店(上):平井修一

                     話 の 福 袋
                    反     響
                    身 辺 雑 記


□■■□  ──────────────────────────□■■□
第3145号
                              発行周期 不定期(原則日曜日発行)
             
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大音量のデモは民主政治破壊の元凶だ
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           杉浦 正章


石破発言の言わんとするところは正しい

問題は狂ったように大音量のスピーカーで国会審議を妨害し、首相官邸の
執務の邪魔をし、議員会館での仕事を出来なくすることが、憲法にのっ
とった集会の自由と合致するかだ。

朝日が扇動して野党がこれにまる乗りした石破発言問題は、たしかに言い
過ぎの側面はあるが、事の本質は国民全体から見れば少数のデモで国政全
体を妨害している事がよいのかという一点に絞られる。

いたずらに言葉尻をあげつらい、特定秘密保護法案批判に結びつけて、か
さにかかって攻勢を仕掛ける方が代議制民主主義を冒涜しているのではな
いか。

たしかに国会周辺を取り巻くデモは、大音量のスピーカーでがなり立て、
静粛さを必要とする国会周辺の秩序を大きく毀損している。筆者も議員会
館で議員と会話をしても相手の声が聞き取れないほどであり、なぜ放置し
ておくのかと言いたくなる。

その左翼の挑発に対して石破は、普段は極めて論理的であるのに、感情に
流れた表現をしてしまった。「絶叫戦術はテロ行為とその本質においてあ
まり変わらないように思われる」などという扇情的な表現をしてしまった
のだ。

石破も冷静に考えれば昔右翼の街宣車対策で成立させた「国会周辺静穏保
持法」があることを失念しているのだろう。

同法は警察官が大音響の拡声機を使用している者に対して拡声機の使用を
やめるように命ずることができると規定している。警察官の命令に違反し
た者は6か月以下の懲役又は20万円以下の罰金の刑事罰となるのだ。石破
は同法の適用に何らかの形で言及するだけで、よかったのだ。

これを政府があえて適用しないのは、特定秘密保護法案絡みの弾圧と受け
取られることを回避したいためだろうが、デモの音量は明らかに忍耐の限
度を超している。

そもそも民主党は鬼の首を取ったような追及をしているが、自分が政権を
取った時には静穏保持法の適用を実行しているではないか。2010年に総務
相・片山善博が右翼がうるさいとして民主党本部周辺を静穏保持法の適用
地域に指定している。首相・野田佳彦も2012年6月に原発反対派のうるさ
いシュプレヒコールに対して「大きな音だ」と不満げな発言をしている。

自らの政権の時はデモに抑圧的に動いておきながら、他党の政権の時は
「デモは意志表示の手段だ」(福山哲郎)という身勝手さは、いかんとも
し難い。

石破が「テロと本質的に変わらない」と記した部分を撤回したものの、
「整然と行われるデモや集会は、いかなる主張であっても民主主義にとっ
て望ましいが、一般の人々に畏怖の念を与え、大音量で主張を述べるよう
な手法は、本来あるべき民主主義とは相いれない。民主主義の手法とは異
なるように思う」と、デモの不当性を主張したのは当然であり、全く正しい。

もっぱら法案阻止の材料として取り上げ、野党を扇動している朝日は3
日、「秘密保護法案、石破発言で本質あらわ」と題する社説を掲げ、何が
何でも石破発言を秘密保護法阻止に結びつけようと躍起になっている。し
かしその論旨は粗くて隙だらけだ。

「デモは市民の正当な権利であり、代表制民主主義を補う手段」と主張し
ているが、それは静粛な手段で粛々と行われるデモの場合であろう。国会
周辺で今行われている「音声の暴力」のごときデモ活動は、誰が見ても代
議制民主主義を補うどころか、これを妨害する手段でしかあり得ない。

会話が聞き取れないような大音響を放置すれば、国政も議会制民主主義も
なり立たないではないか。

テロに関する情報は秘密保護法の4つの柱の一つであり、極めて重要なも
のである。これが朝日の主張するように廃案となれば、世界中のテロリス
トが、日本の弱い脇腹が判明したとばかりに、サリンや細菌兵器をまいた
り原爆を爆発させるかもしれない。そうなった場合の責任を朝日は取れる
のか。

一国平和主義でいつまでも寝ぼけたような社説を書いていると喜ぶのは周
辺諸国だけだ。それとも相変わらず中国に胡麻でも擦っているのか。防空
識別圏の設定という驚くべき暴挙が、秘密保護法をますます必要としてい
る現実を無視するのか。

この野党、とりわけ民主、共産、社民と朝日の秘密保護法案での“結託”
は、朝日が社是として標榜する不偏不党の精神を自ら踏みにじるものであ
る。大音響での国政妨害デモを礼賛する朝日は、日本の民主主義にとって
大きな支障となっており、将来自らに降りかかる問題をはらむことを銘記
すべきであろう。

     (政治評論家)<2013年12月03日


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韓国の韓国による韓国のための歴史
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          阿比留 瑠比

「正しい歴史認識が具体的な行動で示されることが必要だ」

 韓国の尹炳世(ユン・ビョンセ)外相は11月27日、ソウル市内での講演
で、日本政府にこう要求した。これを聞いて、韓国側がいう「正しい歴史
認識」とは果たして何かと考え込んだ。

それはきっと、自分たちに都合のいいように過去を美化し、粉飾した「韓
国の韓国による韓国のための歴史」なのだろう。とても付き合いきれたも
のではない。

そんなことを思いつつ同日夜にある会合に出たところ、韓国から日本に帰
化した呉善花(オ・ソンファ)拓殖大教授と久しぶりに会い、平成9年1
月のあるエピソードを思い出した。

当時、慰安婦問題をめぐるパネルディスカッションを取材し、パネリスト
の一人だった呉氏のこんな発言を紙面で紹介した。

「私は強烈な反日教育を受けた世代で、日本人がどんなにひどいことをし
たかという本をたくさん読んだが、『従軍慰安婦』という言葉は聞いたこ
とがなかった。貧困家庭の親が娘を売ったという話は少しは聞いたが、強
制連行の話などなかった」

呉氏の出身地は韓国・済州島で、済州島は吉田清治氏という「詐話師」が
“慰安婦狩り”を行ったと偽証し、それが世界に広まって大問題となった舞
台である。

そこで生まれ育った呉氏も、全く慰安婦の強制連行など聞いたことがな
かったという点が興味深かったため、コメントを記事で引用したのを記憶
している。

ところが、このごく当たり前の発言に対し、韓国当局は激烈な反応を示し
た。記事が掲載された日の夜、呉氏から筆者にこんな相談の電話がかかっ
てきたのである。

 「済州島の実家や親類の家が、韓国の公安に一斉に家宅捜索されまし
た。何も出てこないのは分かっていての嫌がらせだと思う。どうしたらい
いでしょうか」

筆者は、「そのことも書いて韓国当局の非を鳴らしましょうか」と述べた
が、このときは家族に災難が降りかかることを懸念した呉氏の意向で記事
化は見送った。

韓国としては、何が何でも済州島で慰安婦狩りが実施されたことにした
かったということか。呉氏の発言は、触れられたくない「不都合な真実」
だったようだ。

当時、すでに吉田証言がデタラメであることは知られていた。にもかかわ
らず、慰安婦問題で被害者として日本を非難し続けたい韓国は、後生大事
に吉田証言を守ろうとし、呉氏の言論封じを狙ったのだろう。

こんな国が「正しい歴史認識」とやらを振りかざし、朴槿恵(パク・ク
ネ)大統領自らが世界で「日本は悪い国だ」と“告げ口外交”を繰り返して
いるのだからあきれる。

呉氏は新著、『なぜ「反日韓国に未来はない」のか』(小学館)の中でも
次のように記している。

「私は韓国で生まれて26歳まで韓国で生活していた間、村の女を軍や総督
府の官憲が強制的に連行したといった話は一切耳にしたことがない。ま
た、私がインタビューした植民地世代韓国人も『一人としてそのような様
子を見たことも聞いたこともない』といっている」

 一方、朴大統領は11月4日、英BBC放送(電子版)のインタビューで
慰安婦問題について「『過ちはない』として謝罪する考えもなく、苦痛を
受けた人を冒涜(ぼうとく)し続ける状況では(首脳会談をしても)得る
ものはない」と語り、こうも強調している。

「歴史認識について日本の一部指導者が今後もそういう発言を続けるな
ら、会談しない方がましだ」

苦痛を受けた人を冒涜し続ける指導者とは、いったい誰か。当てはまる人
物が思い当たらない。間違いないのは、誤った歴史認識を抱いているのは
日本側ではなく韓国側だということである。(産経・政治部編集委員)



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地図を広げて世界のありかたを学ぶ
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           加瀬 英明

昭和14(1939)年にヨーロッパで第2次大戦が勃発したために、在留邦人
家族の引き揚げが始まり、父を残して、ロンドンから母に連れられて、船
で帰国した。私は3歳だった。

私の幼い時の記憶のほとんどが、どこまでも煌(きらめ)く海と、船尾には
ためく日の丸、甲板でデッキチェアに寝そべったり、輪投げをする大人た
ちといったものだ。

 そんなことから帰国すると、地図に興味をもった。親が地図を見せて、
私が辿った道を教えたためだろう。5歳になる直前に、日本も大戦に突入
したが、わが軍が目覚ましい勢いで、香港、シンガポールとつぎつぎと占
領してゆくと、地図になじんでいたので、従兄弟たちや遊び友達を驚かせた。

私は地図を遊び友達として育った。長じてから、国際政治を生業(なりわ
い)とするようになったのも、幼児体験によって手引きされたのだろう。

30代はじめに近くの古道具屋で、地球儀を売っていたので、思いたって求
めた。

しばらく眺めてから、亡妻に縫い糸を持ってこさせた。日本の最北端の北
方領土から、最南端の島まで計ってから、糸の一端を長崎に当てて、東南
アジアの方へ伸ばしてみた。もう一端が、バングラデシュを越えて、イン
ドに入った。

日本列島の長さが土地をこえて存在を生む

日本列島は長い。フランスは、面積が日本の1.3倍ほどある。ドイツが
日本と似たものだが、ヨーロッパ諸語には、桜前線とか、紅葉(もみじ)前
線という言葉がない。花がほぼいっせいに咲くし、同じころに紅葉する。

日本では開花前線が北へ登り、紅葉は降りてくる。地方ごとに、ちがう季
節のうつろいがある。

私はこの原稿を、11月の米子で書いている。市内に山隠地方でもっとも高
い、標高1700メートル以上の大山(だいせん)がある。紅葉黄葉の盛りで、
目を楽しませる。

米子は8回目だった。大山の紅葉に初雪が降ったのを、しばらく前に観た
ことがあったが、まるで仙境のように美しかった。

日本は海岸線が長い。日本の海は排他的経済水域を含めると、世界で6番
目に広い。私は海上保安庁の政策顧問をつとめているが、この広大な海を
僅か1万2千人の海上保安官によって、守っている。警視庁をとれば、4
万4千人の警察官を擁している。巡視船と海上保安官を、急いで倍増しな
ければならない。

地球儀を糸で計った話に戻ると、私はアフリカ大陸が大きいのに、あらた
めて驚いた。アフリカ大陸のもっとも幅があるところにあてて、ロンドン
からアジアの方へ伸ばすと、北京まで届く。大陸を縦に北から南まで糸を
あてて、太平洋に移すと、横浜から太平洋をひと跨(また)ぎして、サンフ
ランシスコに届く。

しばらく前にある経営者の会合で、四国で世界地図を出版している松岡功
氏と知り合った。松山で予備校と学習塾を30年経営していたが、第3世界
で井戸を掘ることに熱中するようになって、仕事をたたんで、井戸掘りの
資金稼ぎと、子どもたちの教育のために、世界地図の出版社を立ち上げ
た。なかなかの好男子だ。

 生き甲斐は魅力を生む

生き甲斐を見つけた男には、魅力がある。女は夫と子を生命(いのち)とす
べきだ。

地図は国別に色分けしたものが、もっとも多い。あるいは、地形、土壌、
気候、動植物、宗教、言語の分布や、経済成長率と所得格差、歴史上の勢
力圏の盛衰など、おびただしい種類にのぼる地図が作られている。

松岡氏の地図は、各国それぞれの民族衣装と、その国の言葉で「コンニチ
ワ」「ハロー」「ニーハウ」を何というのかとか、最近、世界のどこで巨
大天災が発生したか、地球温暖化とか、子どもたちが世界に関心をもつよ
うに、さまざまな工夫を凝らしている。

地図はほとんどが、メルカトル図法によっている。16世紀のヨーロッパで
はじめて作られたが、メルカトル図法による世界地図は平面なので、大き
な欠陥がある。陸地であれ、海であれ、緯度が高くなるにつれて歪んで、
拡大してゆくことだ。赤道の近くにあるニューギリア島は面積が日本の2
倍、マダガスカル島は日本の1.5倍あるのに、日本列島より小さくなっ
てしまう。地球儀のほうが忠実だ。

私は松岡氏に東京を起点として、世界の各地まで何キロ離れているか、距
離が分かる地図をつくる知恵をつけた。このような地図は、私が知るかぎ
り世界に存在しない。ほどなくして、見事な地図ができあがった。松岡氏
が実用新案を申請して、取得した。

 地図の実用新案が真を開花させた

これまで熊本日日新聞、新潟日報、愛媛新聞、北海道新聞などの多くの地
方紙から、販促用にまとまった部数の注文を受けている。起点を県庁所在
地に置き変えて、つくることができる。私は海外へ出かけるたびに、この
地図を重宝しているが、たとえば東京からホノルルは6千キロ、アテネま
でなら1万8千キロある。

はじめの2紙は、私が20代から連載を寄稿したことがあって、なつかし
い。私は謝礼のかわりに、この地図をいつでも貰えることになっている。

地理は人類が同質でないことを、教えてくれる。地図を見ることによっ
て、それぞれの民族性と力を形成している、隠れた手を知ることができ
る。地理こそ、人の鋳型なのだ。

エジプトは4千年も前から、広大な砂漠によって守られて、ナイル河が動
脈となって潤したから、古代の支配国家となった。チベットはインドと隣
接し、インドから仏教を取り入れたから、今でも中国化することに抵抗し
ている。

なぜ、アフリカは昔から貧しかったのだろうか? アフリカ大陸はヨー
ロッパの5倍もあるのに、サハラ砂漠以南の海岸線の延長となると、4分
の1しかない。東岸を除けば、良好な港湾がない。深い密林や、砂漠に
よって遮断されてきたために、外界と交わることが難しかった。

アメリカが外交の土台に理想主義をすえて、世界に介入するのは、アメリ
カが2つの広大な海によって守られている島国であるからだ。アメリカの
理想主義は、しばしばというよりも、いつも独善的で、無駄なお節介をや
く。もし、ヨーロッパのように力がある国々が犇めいていたとすれば、現
実から遊離した理想主義によって憑かれることがなかった。

両岸を外濠である大きな海によって、外界から隔てられているから、周期
的に介入主義と孤立主義の間をいったりきたりする。いま、アメリカは孤
立主義に戻りつつある。

インターネットの情報は利用されても活用はこれから

地図は人類が分裂して、対立しあっていることを教えている。インター
ネットや、ジェット旅客機や、大陸間弾道弾が登場したからといって、こ
の事実は変わらない。世界はグローバル化によって統合されることがな
く、かえって距離が圧縮されたために、いっそう危険になっている。

私は長じてから、仕事で世界を訪れるようになった。セルバンテスの『ド
ン・キホーテ』を読んだが、そのなかに「世界を旅して、疲労、灼熱、酷
寒、餓え、渇きに苦しむよりも、地図のうえで想像の旅をしたほうがよ
い」という、戒めがでてくる。セルバンテスは17世紀はじめに没した
が、各地を旅して、トルコ軍の虜囚となるなど苦労した。

私はもっともだと思う。日本のように麗しい国に住んでいたら、できるだ
け国内に留っていたい。

米子の皆生(かいけ)温泉の宿で貰った地図をひろげたら、パプリック街、
トムソーヤ牧場、フォーゲルパーク、大山ガーデンプレイス、水木しげる
ロードとか、外国語が多いのに興醒めした。しかし、日本の神祇には海の
かなたから来た夷神(えびすかみ)が多く、人々に幸いをもたらしてくれる
と信じてきたことを思った。だが、海外は地図のうえで楽しむだけにしたい。

          

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“齢”は足にくる
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   石岡 荘十

学生時代から体育会系で足腰には自信があるつもりだったが、古希を過ぎ
る頃から歳が足にきた。

ことの始まりは、高校の友人と花見がてら玉川上水伝いの小道を小金井公
園まで数キロ歩いたときだった。暫く歩くと左足がだるく、重くなって思
うように歩けない。

しばらく(数分)休むと回復してまた歩けるようになるのだが、また、だ
るく重くなる。こういうのを間欠性跛行(かんけつせいはこう)といい、
腰部脊柱管狭窄症の典型的な症状だとされている。跛行とはビッコを引く
ということだ。

人間の脊椎骨は上から頚椎(7個)、胸椎(12個)、腰椎(5個)、仙骨
(1個)それに数個の尾骨から成っている。脊椎骨の中心を走る脊柱管の
中に神経の柱がある。

一つひとつの脊椎と脊椎の骨の間には椎間板というクッションの役割を果
たす軟骨組織がある。さらにこれらは靭帯や背筋などの筋肉で支えられて
いる。

ところが、40代後半になってデスクワークが増えたせいか、足に痺れや傷
みが来た。背筋が脊椎を支えきれなくなって5番目の腰椎がずれていると
診断された。

それから、少なくとも1キロ/週、泳ぐ習慣をつけて今日に至っているの
で、重い足を引きずってビッコを引くようになろうとは思いもしなかった。

脊柱管狭窄症、つまり神経の管が腰のところで狭まっている疑いがあると
のことで、腰のレントゲン、さらにMRIを撮ってみると、確かに、5番目
の腰椎がずれている。が、神経には触っていないことが確認できた。

脊柱管はどこも狭くなっているところはない。しかし、MRIをよく見る
と、3番目と4番目、4番目と5番目の間の椎間板がほかの椎間板より白
く写っていて、炎症を起こしていると認められ、そのせいでごくわずか椎
間板がはみ出して、脊柱管を押している。

治療法としては、腰椎を引っ張る、固定装具を使う、消炎鎮痛剤や飲み薬
を使う、重症でそれでもダメなら外科手術をするということになる。みの
もんたさんは手術をしたといわれるが、そこまでひどい症状は患者の1割
程度だそうだ。

私の場合は軽症で、椎間板の炎症は飲み薬でなおる、ビッコの原因はほか
にあるというのが整形外科医の診断だった。

では、ビッコの原因は何か。考えられるのは、足に血液を供給する血管、
動脈がどこかで狭くなっていて、栄養補給が足の筋肉の運動量に追いつか
ない動脈硬化ではないかと循環器内科の医師は考えた。これを立証するの
が、「血圧波検査」だ。

両腕、両足に幅広のベルトを巻いて一斉に血圧を測定する検査法である。
この検査をすると、動脈の詰まり具合と動脈の硬さ(柔軟性)がわかる。

結果は、左足だけが標準値に達していない、(専門的には「閉塞性病変の
疑い」という)左足の血流は右足の7割しかないことが分かった。左足へ
行く動脈のどこかが詰まっていた。

血流が詰まる動脈硬化は典型的な加齢疾病だ。脳の血管が詰まれば脳梗塞
になるし、心臓の血管(冠動脈)が狭くなると、狭心症や心筋梗塞にな
る。私の場合は足にきたというわけである。

治療法は、脳梗塞や心臓梗塞と同じだ。血管の狭くなったところにカテー
テルを入れ込んでフーセンで拡げるとか、バイパスを作るとか、などな
ど。展望は開けた。近々、トライしようと思っている。

診療科の選択は大事だ。教訓は、大雑把に言うと、足が「痛むとき」は腰
の神経になにかが触っているのだから、整形外科へ、「だるい・重いと
き」は循環器内科へ、である。

多くの病気は、原因が分かり適切な治療が行なわれれば治るし、治療が適
切でなければ治るものも治らない。癌の多くが治らないのは、原因が分
かっていない。

原因はわかっても治療法がそこまでいっていないか、誤った治療法がまか
り通っているためだ、と私は思っている。いわゆる「難病」といわれるも
のは、原因が明らかでなく、従って治療法もわからないものをいう。

と、考えると、足がだるくなる間欠性跛行は難病ではない。脳や心臓の梗
塞と同じ加齢疾病だと考えればいい。治療法はあり、医師を選び抜けば高
い確率で治る。調べてみて“悲観”は飛んだ。

ただ、このような治療法は対症療法に過ぎない。創造主に逆らって老いを
押しとどめる智恵はヒトにもない。例外はない。

ガキは頭にくる、なにかというとキレるらしいが、歳は足にくる。

それにしても、同じ世代の主宰者は毎日、万歩を続けているという。奇人
というしかない。               (ジャーナリスト)



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やっぱり変だよ岩波書店(上)
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         平井 修一

先日、敬意を表している方から「あなたは盛んに岩波書店を叩くけれど
も、岩波は学術的に大きな貢献をしている」とご指摘を受けた。

たまたま小生は「コミンテルンと日本そしてアジア」というテーマで書き
たいなあと資料を探していたら、岩波の「東アジア近現代通史 第5巻 
新秩序の模索 1930年代」があった。

図書館で貸していただき、それに所載されている「コミンテルンとアジ
ア」という論文を読んだのだが、なんかおかしいのである。コミンテルン
と日本の関係の記述がまったくないのだ。日本共産党が「コミンテルン日
本支部」としてソ連の金と指導で生まれたことがまったく書かれていない。

それを書けば、戦後に隠れ共産党員の吉野源三郎らに岩波が乗っ取られた
ことが明らかになるから、岩波はひと言も触れないのだろうか。そして岩
波は共産主義大好きの容共左派的反日屋、GHQ的日本悪玉論の学者の本
ばかりを出してきたのではないか。

「岩波は学術的に大きな貢献をしている」と言うけれど、古典などを除け
ばほとんどがインチキではないのか。小生から見れば日本を貶めよう、共
産主義を招きたいという意志が強烈にうかがえるのだ。

上述の岩波の「東アジア近現代通史」には樋口雄一の論文「在日朝鮮人社
会の成立と展開」も所載されているが、やはり奇妙というか異常な感じが
する。以下ざっと紹介する。

<現在、日本には韓国・朝鮮人58万人余が居住している。韓国併合以前か
ら居住し始めて、併合以降は日本の敗戦まで増加し続け、その大半は農民
出身者である。これらの人々は日本による植民地支配下の農業の疲弊とい
う事態の中で急激に増加した。日本敗戦の時点で、朝鮮人人口2500万のう
ち、500万人が日本、満洲、中国など朝鮮外で暮らさざるを得なくなって
いた。

朝鮮は農業国で8割強が農民であり、このうちの8割は自小作を含めた小作
農民であった。小作条件は厳しく、収穫の6割前後が小作料や水利料、肥
料代などの名目で地主に収奪されていた。

朝鮮総督府が作成した「朝鮮の農業」(1941)では、「農家戸数290万戸
のうち、その約8割230万横の大部分は、年年歳歳端境期においては食糧不
足を告げ、食を山野に求めて草根木皮を漁り、辛うじて一家の糊口をしの
ぎつつある」という生活状況にあった>

これだけを見ると韓国併合→農業の疲弊→離農で、日本悪玉論になるのだ
が、それでは当時の日本の農業の状態はどうだったのか。

<明治30年代に確立した寄生地主制は、第一次世界大戦の戦中から戦後に
かけて発展の頂点に達した。高率な小作料による農村の貧困は、都市の工
場に安価な労働力を提供し、工業製品の海外競争力を高めたが、反面、国
内市場を狭小なものにし、海外市場に依存せざるを得ない構造的な弱点を
もたらした。すでに大正期には、地主制の克服が日本の近代産業の発展に
とっての重要な課題となっていたのである。

1926(大正15)年5月、農林省は「自作農創設維持補助規則」を公布し
た。これを受けて、静岡県では同年10月に「静岡県自作農創設維持資金貸
付規則」を定め、自作農創設維持事業(自創事業)に着手した。この事業
は、地主に小作地を解放・売却させ小作農を自作農化すること、および自
作農の小作農化を防ぐことを目的としていた。

1938(昭和13)年、政府は、戦時農業統制政策の一環として農地調整法を
定めた。同法には、道府県・市町村等の団体が地主に対して土地の解放を
求めることができることなど、自作農創設のための条項が盛り込まれていた。

政府は農地制度を整備し、食糧生産を確保するため、1942年に「皇国農村
確立運動促進ニ関スル件」を閣議で決定した。これを受けて、農林省では
自創事業の規模を拡充した。1942年の自作農創設維持戸数は30万4406戸で
あった>(静岡県「戦前の自作農創設事業と戦後の農地改革〜地主制解体
への道程〜」)

<戦前の日本における農業は自作農(1942年時点で31.5%)、自小作農
(自作兼小作、20.1%)、小自作農(小作兼自作、19.6%)、小作農
(28.4%)の農家と地主によって支えられていた。

この中で特に地主と小作農の関係がしばしば問題になった。昭和初期、凶
作や経済不況のために、ただでさえ貧しい小作農は一層貧しくなり、小作
料の支払いは滞り、地主との間に小作争議が発生した。農業の不安定化は
国力の低下を招くので政府は1938年に農業調整法により小作人の権利保護
を図ったが、1941年には太平洋戦争に突入し、農業の生産力そのものが壊
滅的な打撃を受けた>(慶応大学玉田康成研究会「日本の農業における課
題と政策分析」)

日本も農業振興に苦労していたのである。

岩手県によれば大正2年、10年、昭和6年、9年、16年、20年も大半が平年
作(当時の平年反収は280kg前後)の半分以下となった。「農村部では稗
(ひえ)や蕎麦、大根や干葉を混ぜたカテ飯、ナラの実などの救荒食(きゅ
うこうしょく)でわずかにその日を糊するような生活」だったという。

特に昭和5年から9年(1930〜1934)にかけて、東北地方を中心として発生
した凶作は飢饉に近く、「昭和東北飢饉」といわれるほどで、娘の身売り
が相次いだという。二・二六事件(1936年)の一因にはこうした農村の疲
弊があったと指摘されている。

こうした事情をバッサリ切り捨てて「日本による植民地支配下の農業の疲
弊」というのはおかしくはないか。著者の樋口雄一はNPO法人・高麗博物
館(東京・新宿大久保)館長で、そのサイトには「高麗博物館は、秀吉の
2度の侵略と近代の植民地支配の罪責を反省し、歴史の事実に真向かい、
日本とコリアの和解を目指します」とある。根っからの自虐史観、日本悪
者論者なのだ。

2010年に岩波は樋口や大江健三郎などと「韓国併合100年 日韓知識人共同
声明」を発表し、「いまや、日本でも新しい正義感の風を受けて、侵略と
併合、植民地支配の歴史を根本的に反省する時がきているのである。罪の
許しは乞わねばならず、許しはあたえられねばならない。苦痛は癒され、
損害は償われなければならない」とアピールしている。

反省しろ、土下座しろというわけだ。異常というか、ほとんど狂気であ
る。こういう極端に偏向している論者を起用しているのが岩波なのであ
る。まともな出版社ではない。(つづく)(2013/12/2)


     

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話 の 福 袋
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 ◎日本はアメリカに梯子を外されたのか?2013・12・02 奥山真司
    http://www.realist.jp  
(抜粋)

『自滅する中国』(http://goo.gl/RDoyP2)の原著者であるエドワード・
ルトワックは、

中国の対中政策はアメリカ政府内でも3つに分裂しており、これがアメリ
カという国家全体の曖昧な政策につながっているということを指摘してい
ます。

「財務省」が媚中、
「国務省」がやや反中、
そして「国防省」(ペンタゴン)が超反中 だというのです。

このルトワックの指摘、実は今回のアメリカの対応を見ても、けっこう的
を射たものだといえるでしょう。

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たとえばアメリカは中国の防空識別圏宣言のすぐ後にB-52を飛ばしている
わけですが、この飛行を行った主体はペンタゴン。

ところが国務省は、結果的には中国側の防空識別圏を半分認める形で、
自国の各社に飛行計画書を提出するようアドバイスしております。

つまり、日本や韓国は「ハシゴをはずされた」という見方もできるわけで
すが、これはアメリカという一枚岩の国家としての整合性という観点から
みれば「国務省の苦肉の策」とも呼べるでしょう。

ペンタゴンは中国に絶対に屈しないという姿勢を見せたにもかかわらず、
国務省は外交や国内企業の安全確保という観点からはペンタゴンほど強硬
な姿勢をとれなかったというわけで、アメリカ国内のプレイヤー同士の意
向の違いがその行動にあらわれたということです。

このようなことは、アメリカのメディアにも言えることです。
たとえば、NYタイムズとワシントン・ポストといえば、アメリカの2大新
聞として今でも尊敬されるポジションにあるわけですが、この2紙ともも
今回の中国の一方的な宣言にたいしては、それぞれ微妙に異なる立場を
とっております。

具体的には、NYタイムズが、「中国が悪い」という姿勢を表明しつつも、

▼中国の防空識別圏:NYタイムズの社説 : 地政学を英国で学んだ
http://geopoli.exblog.jp/21552930/

「安倍政権は極右だ」という余計な一言を入れているのにたいして(苦
笑)、ワシントン・ポストは、ただ単に「中国が約束を破った」というこ
とを淡々と指摘しているだけです。

▼China must rescind its air zone over disputed islands
 |washingtonpost.com
http://goo.gl/Jzw6Wk)。

-:-:-:-:-:--:-:-:-:-:--:-:-:-:--:-:-:-:-:-:--:-:-

これらを踏まえると国家における「戦略」というのは、それぞれ思想や志
向の異なる考えを持つ個々の人間によって構成された「集団」によって実
践されるということであり、「一枚岩」の対応を目指しながらも、それを
うまくまとめるのに非常に苦労している、ということです。

これは日本にも言えることですし、
中国や韓国にも、いや、世界のどの国にとっても言えること。

今回の「国務省」の飛行計画の提出で、日本(と韓国)が梯子を外された
 というのはたしかにある程度は正しいのかもしれませんが、それはもの
ごとの実態を正確に示しているわけではありません。

ここで、私たちが冷静に考えてみなければならない、最も大切なポイント
は、米国内(もしくは韓国・中国内)の、日本に対して味方したり、都合
よく動いてくれる勢力を見極めること。

そして、その勢力に対して、日本は自らの国益を実現できるように働きか
けを行っていかなければならない、ということなのです。

これはいわゆる「ロビー活動」の大切さ、 ということです。リアリズ
ム・地政学・プロパガンダの理解、この3つに加えて、「ロビー活動」の
重要性も強く主張したいのです。(情報収録:中山)



 ◎国会議事堂等周辺地域の静謐の保持に関する法律 

石破さんのブログでの「テロ」発言ばかりとりあげるマスコミは「表現の
自由」を盾にして非難しています。 『テロ」という言い方の問題がある
にせよ、下記の法律について全く書かないマスコミは、全然信用できませ
ん。偏向記事が多すぎます。

条文を読む限りは 以下の法律に違反しているのではないでしょうか。

なお、抗議のときに太鼓を鳴らすのは日本人の文化にはありません。反原
発、反米基地、反安保の勢力といえども、法律に違反したら、警視庁は逮
捕するべきです。

テレビ朝日は 機密保護法と結びつけて解説していましたがまったく反日
です。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

国会議事堂等周辺地域及び外国公館等周辺地域の静穏の保持に関する法律

((目的)
第一条  この法律は、国会議事堂等周辺地域及び外国公館等周辺地域に
おける拡声機の使用について必要な規制を行うことにより、これらの地域
の静穏を保持し、もつて国会の審議権の確保と良好な国際関係の維持に資
することを目的とする。

(拡声機の使用の制限)
第五条  何人も、国会議事堂等周辺地域及び外国公館等周辺地域におい
て、当該地域の静穏を害するような方法で拡声機を使用してはならない。

2  前項の規定は、次に掲げる拡声機の使用については、適用しない。
  一  公職選挙法 (昭和二十五年法律第百号)の定めるところにより
選挙運動又は選挙における政治活動のためにする拡声機の使用
  二  災害、事故等が発生した場合において、人の生命、身体又は財
産に対する危害を防止するためにする拡声機の使用
  三  国又は地方公共団体の業務を行うためにする拡声機の使用

(違反に対する措置)
第六条  警察官は、前条第一項の規定に違反して拡声機を使用している
者があるときは、その者に対し、拡声機の使用をやめるべきことその他の
当該違反を是正するために必要な措置をとるべきことを命ずることができる
 (情報収録:中山) 




 ◎河野洋平氏、説明責任を果たす意思示さず 「慰安婦談話」公開質問
状への回答
2013.12.02



  a..  慰安婦問題を悪化させ、日本と日本人の名誉を汚し続けている
「河野談話」について、主婦のグループから公開質問状を突き付けられて
いた河野洋平元官房長官が、やっと回答した。だが、その中身は他人ごと
で、国会などで説明責任を果たす意思も示さず、ずさんな調査のまま談話
を発表したことへの反省などは一切なかった。

河野氏の回答はA4判1枚の簡単なもの。「お手紙拝見させていただきま
した」という書き出しで始まり、批判が噴出している河野談話について、
「当事者である私自身が発言することは、安倍総理も国会等で発言されて
いるように『この問題を政治問題、外交問題化させるべきではない』との
考えから、取材・講演等を基本的にお断りして参りました」と説明。

自身の気持ち・考えについては、読売新聞の「時代の証言者」(2012年10
月8日)という記事を示し、「掲載された内容と変わりがないことを申し
添えます」と結んでいた。

質問状を送っていたのは、普通の主婦たちによる、正しい歴史を次世代に
つなぐネットワーク「なでしこアクション」(山本優美子代表)。

産経新聞が10月16日にスクープした「元慰安婦報告書 ずさん調査」の記
事で、慰安婦募集の強制性を認めた「河野談話」の根拠である元慰安婦へ
の聞き取り調査が、極めていい加減だったことを知ったという。

このため、なでしこ−は先月4日、河野氏に対し、「国会などで国民に説
明する意思があるか」「河野談話の撤廃に賛同するか」「国賊という批判
をどう思うか」といった質問状を送ったのだ。

河野氏は前出の読売記事で、慰安婦への聞き取り調査について「総じて
『強制性』を認めるべき内容と判断しました」とし、政府の資料がないま
ま強制性を認めたことを「紙の証拠がないからといって今も苦しむ女性の
存在や戦争中の悲劇までなかったといわんばかりの主張には、悲しみさえ
覚えます」と証言している。

なでしこ−の山本代表は「まともに質問に答えていただけず、残念です。
きちんとした判断ができない政治家が、重要なポストについた悲劇なので
しょうか」といい、こう続けた。

「河野氏は結局、『証拠がなくてもかわいそうだから談話を出した』とい
い、説明責任については『安倍首相も…』と責任転嫁している。読売の記
事からまったく状況は変わっているのに。私たちは、安倍政権がきちんと
した判断を下せるよう、環境を整えていきたいと思います」

外交判断は、確実な事実や証拠をもとに、国家の過去・現在・未来を見据
えて、冷徹に下していくべきものだが、河野氏はまったく違うようだ。
[ZakZak]  2013-12-02〔情報収録 − 坂元 誠〕



 ◎河野談話、本人からの返信

この問題を政治問題化・外交問題化させるべきではないとご本人が言って
おりますが、既に政治でも外交でも大きな問題となっております。河野談
話が出てから、新たな証拠として米国にも飛び火しております。

既に日韓二国間から世界中に広めていこうと言うのが韓国の考え方であ
り、これは一部のモノの考え方ではなく、韓国政府が主導している話なの
です。今でも政治問題化外交問題化させるべきではないなどと、どうして
言えるのか不思議でなりません。

こうした政治音痴・外交音痴が韓国側から狙われたと言うことでしょう。
当然のことながら、反日国はハトやカンをターゲットとしていたことは間
違いありません。河野は、カエルの面になんとやらで韓国人慰安婦に同情
しても、日本人の子孫には屁とも感じていないようです。大きくピントが
ずれている点でコウノとハトは良く似ています。(唸声)

以下は「なでしこアクション」の山本氏のもとに河野洋平から出された手
紙です。


 <http://nadesiko-action.org/wp-content/uploads/2013/12/河野氏回答
2.jpg>
以下は尾形氏による明解なまとめです。

拝復

河野洋平氏からの返信は期待できない、と思っていましたが内容はともか
く、返事があったことは一つの成果だと思います。

つまり、彼の主張がどういう根拠に基づいているのか、そして彼の取った
行為によって韓国(背景に中国あり)が現在、アメリカをはじめ世界中で
繰り広げている反日宣伝活動を彼がどう考えているかを窺うことが出来る
からです。

それに就いて河野氏は、「昨年10月8日に読売に述べた通りである」と回
答してきました。その読売で彼が語ったことは、
 16人の元慰安婦の証言を読んで、総じて「強制性」を認める内容だと判
断した。
 内容を全て公表できないのは、本人だけでなく親族がみな、白い目でみ
られた環境ゆえです。(中略)
 紙の証拠がないからと言って、今も苦しむ女性の存在や戦争中の悲劇ま
でなかったと言わんばかりの主張には、悲しみさえ覚えます。アジアのみ
ならず、欧米諸国からも日本の人権意識を疑われ、国家の信用を失いかね
ません。

という趣旨のことです。
然し、今年10月16日には、その唯一の根拠であった「16人の元慰安婦の証
言」の内容が産経紙によって公表されました。その内容は杜撰極まるもの
であり、「強制」を窺わせる内容は皆無です。発売中の『WILL』誌に、秦
郁彦先生が16人の証言内容を分かり易いように一覧表にして掲載されてい
ます。その中には、何と、あの金学順さんはじめ、日本政府を訴えている
慰安婦が5人もいます。金学順さんは周知のように、「自分は身内に、40円
でキーセンに売られた」と訴状に書いている人です。

他にも名前も生年月日も分からない人、軍の慰安所などなかった熊本や大
阪に行ったと証言する人が5人もいます。なのに、河野氏は1997年3月31日
の朝日新聞紙上で、「河野談話は元慰安婦16人の証言が主な根拠になって
いる」と認めた上で、「聞き取り調査を読めば、被害者でなければ語りえ
ない経験だと分かる」と述べている、 のです。

この人物は一体どのような読解力・判断力を持っているのでしょうか?
この様な杜撰な証言を根拠に、「日本が朝鮮人を強制連行して慰安婦にし
た」などという途方も談話を発表したのです。しかも、「これを認めない
と、日本人の人権意識を疑われる」などというバカげたことまで主張します。

聞き取り調査の公表で分かったように、強制連行ではなくて、「自分や身
内の事情で、売春婦になった」のです。それがどうして日本政府や日本人
の責任などと言えるのでしょうか?

そうではなくて、韓国が主張しているのは、「河野談話で“強制”を認めて
いるではないか」ということなのです。(石原元官房長官は、「外交的配
慮だった」と、証言)。

全ての根源は「河野談話」なのです。その河野談話の根拠が崩壊したので
すから、河野談話は撤回されるべきです。いや、それしか根本的な解決方
法はありません。河野氏を国会に喚問すべきです。ことは、日本と日本人
の名誉と将来に関わることなのです。尾形拝


【1】河野洋平氏から返信
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
なでしこアクションから11月4日付で河野洋平氏宛てに公開質問状を
送ったところ、河野氏より11月25日付で返信が郵送されてきましたので
お知らせいたします。

河野氏からの手紙は画像で下記URLからご覧になれます。

河野洋平氏から返信 手紙画像

http://nadesiko-action.org/?page_id=5401

なでしこアクションから河野洋平氏への公開質問状全文はこちら
http://nadesiko-action.org/?page_id=5157

現在、なでしこアクションとカルフォルニアの「日本人の子どもを守る母
の会」で、河野氏宛てに再度手紙を出す準備をしています。

本日(12月2日)夕刊フジ3面に記事が掲載されています。
<夕刊フジ zakzak 2013.12.02 >
河野洋平氏、説明責任を果たす意思示さず 「慰安婦談話」公開質問状へ
の回答
1/2ページ
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20131202/plt1312021139000-n1.htm
2/2ページ
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20131202/plt1312021139000-n2.htm


正しい歴史を次世代に繋ぐネットワーク
なでしこアクション http://nadesiko-action.org/
代表 山本優美子
問い合わせ先 JapanNetwork1@gmail.com<mailto:JapanNetwork1@gmail.com>



 ◎こんなことが・・・!

民主党が中国人の工作員に対し留学費用を援助していた。。。
 http://www.youtube.com/watch?v=vGTQ4N4H8aw
 (情報収録:中山)

  

 ◎作家・山崎豊子さん、朝日を憎悪

元日航会長・伊藤淳二氏が月刊「テーミス」に特別寄稿
 (zakzak 2013/12/2) …抜粋

 http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20131202/dms1312021532008-n2.htm

「白い巨塔」「大地の子」など数々の社会派小説で知られ、今年9月に亡
くなった作家の山崎豊子さん(享年88)が、朝日新聞に対する激しい怒り
を抱え、徹底的に解剖する小説の執筆を考えていたことが分かった。

生前、山崎さんと懇意だった、元日本航空会長の伊藤淳二氏(91)が、最
新号の月刊「テーミス」で発表した特別寄稿で明かした。 ≪中略≫

興味津々の寄稿の中でも、最も注目されるのが、山崎さんが朝日新聞を
テーマとした小説に意欲を燃やしていたことだ。伊藤氏は、山崎さんの発
言として、こう記している。

「マスコミは国の政治、経済、社会を含めてその運命を左右する。真実を
追究し、国民のすべてが正義の下、公平に生きるように、不撓(ふとう)
不屈の固い信念に基づいた主張を貫かねばならない。日本のマスコミの代
表面をしている朝日は、偏向し傲慢で真実をねじまげ、結局は自己無謬
(むびゅう)主義、オポチュニストの典型、許せない。朝日以外の人の人
権、人格を毀損(きそん)することを恬(てん)として恥じない。私の天
敵です。朝日を徹底的に解剖し、天下にその正体を暴きたい」

あまりにも激しい怒りを抱えた発言といえる。だが、なぜか、山崎さんの
次回作は自らが育った毎日新聞を舞台にした「運命の人」(2005年か
ら文藝春秋で連載開始)だったという。

 一体、何があったのか。伊藤氏も「私には不可解だ」と結んでいる。

(日本再生ネットワークより 収録:中山)



 ◎維新「パンドラの箱」開けた 東西対立が再燃、原発問題で紛糾

日本維新の会がついに「パンドラの箱」を開けた。維新は2日、国会内で
両院議員総会を開き、トルコに原発輸出を可能とする原子力協定への対応
を協議した。だが、原発を容認する旧太陽の党系と、慎重論が根強い大阪
維新の会系の意見が激突し、議論は紛糾。「東西対立」が再燃する格好と
なった。

「橋下(徹共同代表)君と原子力について話したが彼は基本的に賛成だ」

石原慎太郎共同代表がそう語ると、橋下氏ら在阪党幹部に近い馬場伸幸衆
院議員がかみついた。

「両代表が違う方向を向いているのが問題の根底にある。橋下代表が賛成
しているということはありません!」

拍手喝采する大阪系議員。平沼赳夫国会議員団代表は「もう一度ゆっくり
議論したほうがいい」と大阪系をいなしたが、数の多い大阪系はその場で
の意思決定を要求。決定先送りに対し「反対」の大合唱がわき起こった。
結局、5日までに再び総会を開き、賛否を多数決で決めることになった。

原子力協定は衆院で審議入りしておらず、来年の通常国会への継続審議に
なる見通しだ。それにもかかわらず、党内対立が先鋭化するようなことを
したのは、「万一、会期内に審議入りした場合、あいまいな対応では、党
がバラバラだとの印象を与えてしまう」(党幹部)からだ。

原発政策をめぐっては、昨年12月の衆院選の際、橋下氏主導で公約とと
もに作られた政策実例集に「既設の原子炉による発電は2030年代まで
にフェードアウトする」と明記。これに石原氏が「そういう公約は直させ
る」と反発した経緯がある。

東西で軋轢(あつれき)が生じた例は数知れず。来年4月の消費税率引き
上げに関する党内議論では、旧太陽系が目立つ国会議員団執行部は当初
「容認」に傾いていたが、大阪系の猛反発により「安易な消費税増税は容
認しがたい」と玉虫色の見解に収まった。

特定秘密保護法案の対応でも、橋下氏は否定的な見解を示したが、旧太陽
系の藤井孝男国会議員団総務会長が主導して与党と修正合意した。

東と西の対立はもはや抜き差しならない域に達しつつあり、大阪系議員か
らはこんな声が漏れ出した。

「旧太陽系が『大阪系は気に入らないから党を出ろ』といわれたら、党を
割る覚悟がある」(村上智博)
産経新聞 12月3日(火)7時55分配信



━━━━━━━
反     響
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 1)12月2日に本誌に転載されていた、伊勢雅臣さんの「<反日>で漢
字まで追放した韓国」に関連して、小生なりの補足・訂正です。

10年前になりますが、ソウルで朝のワイドショーを見ていたら農家のおば
あちゃんへのインタビュー中継放送がありました。

おばあちゃんが“タマネギ”という言葉を使った途端、インタビューしてい
たアナウンサーは焦りにあせって、「ヤンパ、ヤンパ、ヤンパといいます
ね」と韓国語で言い換え単語を何度も言っていました。

“タマネギ”という日本語起源の単語は、放送禁止用語になっていたので
しょう。言い換えの“ヤンパ”の“ヤン”は漢字の“洋”の韓国語読み。“パ”は
韓国固有語でネギのことです。

“フミキリ”、“ノリカエ”、“ベントー”のような単語は同じ流儀で次々に置
き換えられ、今の韓国語からは(少なくとも文章語からは)消えていま
す。若い世代は使わないはずです。

伊勢雅臣さんの文章のなかで挙げられた、会長・会場・会葬が同じ発音に
なってしまうという件は同音異義語の分かりやすい例ではありますが、補
足すると、韓国語は日本語よりも母音・子音の数が多いので、総じて漢字
の音読みの同音字は日本語に比べると少ない。つまり、漢字熟語の同音異
義は日本語よりも少ない。たとえば、記者、汽車、帰社は、キジャ、キ
チャ、クィサという別の発音になります。

漢字を廃止しても韓国語がなんとかもっているのは、そのせいです。

また、韓国語は分かち書きをします。伊勢雅臣さんが、文章をひらがなで
分かち書きなしで連ねて書いてみせて、「たとえて言えばこれが韓国語
だ」と書いたのはいささかフェアでなかった。

韓国語の発音表記の誤りも多数ありました。伊勢雅臣さんが参照したネタ
本が間違っているのでしょうが、困ったものです。

行方不明(ヘンバルプルミヨン)⇒ ヘンバンブルミョン
科学(カハク)⇒ クヮハク
重力(チュンニヨク)⇒ チュンニョク
体積(チェジヨク)⇒ チェジョク
電位(チョスイ)⇒ チョニ
電動(チョンドウ)⇒ チョンドン
代数(チースウ)⇒ テース
取締役(チュィチェヤク)⇒ これは理事(イーサ)と言うのが普通です
手続(テージョル)⇒ スソク
株式(チョシク)⇒ チュシク

いずれにせよ、漢字の知識をもった世代が消えつつありますので、韓国語
も膨大な漢字熟語起源の単語の言い換えがさらに進んでいくでしょう。

漢字は日常的に目にしていないととてもマスターできないので、中等教育
に漢字を取り入れたとしても韓国・朝鮮に漢字は帰ってこないでしょう。
韓国・朝鮮にとって悲劇的な文明喪失でした。それもまた「日本人のせい
だった」というファンタジーを、10年後には聞かされることになるかもし
れませんよ。(泉 幸男)



 2)一般の善良な人が「特定秘密」に関わることはない : 

 (1)知人Sからの質問:先日、クラス会があり、「特定秘密保護法
案」が話題になりました。私は、「必要と思う。普通の人にとって、心配
されるようなことは起こらないのでは」と話しましたが、納得できないよ
うでした。

多くが、マスコミの主張(法律の内容に触れずに、不安を煽り、反対だけ
を強調する)を鵜呑みにしているような印象を受けました。この問題は、
もっと、具体的に論議されるべきでしょうが、入口のところで、「反対」
で止まってしまっているように見えるのが残念です。

国を守る上で不可欠な法律だという認識はありますが、法律ができた後、
官僚などが、機密漏えいを疑われることを恐れて、機密に属しない情報、
あるいは自分に都合の悪い情報を機密と称して、隠してしまう恐れはない
のでしょうか。これらを防止するシステムはあるのでしょうか。

(2)小生の回答:
○「特定秘密の指定」は、情報取得・製造集団の所定の手続きに従って行
なわれるはずです。「指定」は、それ以外の秘密取扱集団に当該秘密を開
示することであり、自らとその秘密の取扱集団を法に基づいて拘束するこ
とを意味します。

そこでは「自分に都合の悪い情報」は、法に基づいて秘密指定されること
は考えられません。おそらく抹消されるでしょう。

仮に「機密に属しない情報」を指定した場合には、他の集団による検証過
程を経て修正されるでしょう。さらに、それが繰り返されれば、その集団
の信頼度が下がり、秘密取扱集団から脱落することになるでしょう。

なお、不適正な秘密指定、漏洩などを監視する内部集団を編成するのが普
通です。即ち相互牽制機能を内蔵している、あるいは、内蔵できると理解
していただいてよいでしょう。

○特定秘密保護法の存否に関わらず、現実世界には秘密は存在し続けてい
ます。同法の成立により、秘密情報の量と質が徐々に増加・改善されて行
くことが期待されます。

 ○特定秘密の取扱にかかわる人は少数ですが、これらに関わりたい人は
多くはないはずですし、適格者もそれほど多くはないでしょう。年月を掛
けて適格者を増加し、情報能力を高めてゆくことになるでしょう。

 ○取材記者などに対する秘密取扱者の警戒心は高くなるでしょう。洩れ
れば国民の安全を脅かすかも知れないなどの情報を取得して、記事にしよ
うとするほうが異常で、報道されることこそ防止されるべきものでしょう。

 ○一般の善良な人が「特定秘密」に関わることはなく、この法律に基づ
いて処分されることは考えられません。反対されている方は、どんな特定
秘密情報に接しているのでしょうか、あるいは、なぜ接しようとしている
のでしょうか、あるいは、接する可能性があるのでしょうか。特定秘密に
特別の関心を抱く人は「スパイ」ではないかと疑って接するべきだと考え
ています。

 ○「入口のところで、『反対』」は、反対ありきの人々のものでしょ
う。TVなどで報道されている方々の反対理由など(小生が接するのはご
く一部でしょうが)を聞いていると、そう理解するほかありません。安保
反対のときと同様に思います。歴史の審判を待つほかないのでしょう。 

(3)知人Fからの質問:「特定秘密保護法は、官僚の解釈権で如何様に
も使われる大変危険な法律だ。酒を飲み交わしていて、迂闊なことをしゃ
べれば、直ぐお縄というような時代が怖い」といわれていますが、そんな
ものですか。

(4)小生の回答:そんな官僚は「特定秘密業務」に携われませんので、
同席者が「直ぐお縄」などということはありえません。また、同席者がお
しゃべりする「迂闊なこと」が「特定秘密」であるはずもありません。

仮に、その官僚が同席者に「特定秘密」も漏らしたとしても、同席した方
は(スパイ行為でもしているのなら別です)法的処分を受けることはあり
ません。漏らしたことが何らかの形で明らかになり、法的処分を受けるの
はその官僚です。

(5)知人Tからの質問:「官僚の拡大解釈、あるいは秘密主義の怖さは
心配しておく必要があるでしょうが、それだからといって、日本国が素っ
裸でいていいとは云えません。この点どのように考えていますか。

(6)小生の回答:「秘密主義」は、「特定秘密保護法」があってもなく
ても、存在しえるものでしょう。その行き過ぎを監視しているのも官僚集
団でしょう。行き過ぎは、内部告発や不祥事の告発・追及などで修正され
るといえましょう。即ち、わが国などでは、相互監視機能が強く機能して
いると理解しています。(2013年12月2日  宝珠山 昇)




 3)12月2日の産経新聞で桜井よしこさんが、「NHKは反省するか」
で次のように書いておられます。

「11月26日のNHKニュースウオッチ9で・・・・・・・約12分間特定秘
密保護法案に関する・・・・法案の内容も、必要論も賛成論も伝えず、反
対論ばかり伝えた」

 同日夜1時からのNHKジャーナルも同様でした。最初に総理の弁解じ
みた話があり、その次は反対論ばかりでした。その反対論も「我が国の民
主主義は終わった」

「我々の生活はどうなるのか」等およそピンとはずれの話ばかりで、論理
的な話はほとんどありませんでした。

その翌日でした。時間は忘れましたがテレビ朝日のニュウス番組では、反
対、賛成、反対、賛成とおおむね公平な報道がなされました。テレビ朝日
はTBSと同じく反対ばかりと思っていたのですが、いささか驚いた次第
でした。 (剛)



 4)変化に如何に対応するか:前田 正晶

2日は毎度お馴染みの商社マンと語り合った。為替が¥102台を覗くに至っ
ても、中国等の紙類輸出の新興勢力は対日攻勢を如何に強化するかを積極
的に検討しているようだと聞かされた。内需に期待できない以上、さもあ
りなんと思って聞いていた。国産紙は謂わば今年の第一次の値上げが何と
か定着して来たが、目下話し合い中の第二次は難航が見込まれている由
だった。

今回主な話題となったのは「装置産業である紙パルプは主たる需要分野の
印刷媒体が今後とも衰退が続くと見込まれている以上、如何にして時代の
変化と流れに対応していくのか、あるいは産業自体が変化して対処すべき
なのか」だった。結論から先に言えば「こういう形に変化すべきでは」と
いうような結論は出しようがなかった。

我々の意見が一致した最大の問題点は「装置産業であり、主原料が木材繊
維であることからすれば、川上と川下の何れで変化を考えるのか」だっ
た。極論を言えば「紙類は木材繊維を物理変化させたものであり、化学的
に変化させていない以上、画期的な新製品を生み出すことは至難の業であ
ること」なのである。

この辺りは東レが炭素繊維を作り上げたことであるとか、富士フイルムが
内視鏡や化粧品に活路を求めて経営体質を変化させたのは訳が違うだろう
ということ。それどころか、現在のディジタル化というかIT化が進んでい
る時には「紙を使わないで済む」製品が続々と現れていても、防御の体制
も十分に取れていないのではないかとの難問がある点だ。

実は、アメリカでは新聞を始めとする印刷媒体の衰退は21世紀に入ってか
ら急激に進み、05年頃から大手製紙会社数社がコアの製品である印刷用紙
事業を売却し、謂わば「脱製紙」に向かって始動していたのだった。世界
最大手のインターナショナル・ペーパー(IP)などは「アメリカ国内には
新規の設備投資をしない」とまで断言した。

アメリカの大手製紙会社そのほとんどが広大な面積の山林を所有し、そこ
で育てた樹木を伐採して先ず建材(製材品等)を生産し、その残渣をチッ
プとして製紙の原料とするシステムになっている。簡単に言えば、住宅産
業の動向に大きく左右される体質なのである。従って、現在のように長引
いていた住宅産業の景気が回復期に入れば、業績も改善されてくるのだ。

しかし、我が国の製紙産業界では一口に言えば「アメリカのような大口径
の原木に依存して原料としている体質ではない」ので、川上に遡って簡単
に建材の需要回復に活路を求められるシステムは構築されていないのだ。
しかも、アメリカの個人住宅は木材建築が圧倒的だが、我が国では東京都
内でも見かけるように高層マンションの新築ばかりでは、木材の需要は期
待できない気がする。

今回話し合った我ら二人とも自他共に許した悲観論者なので、これ以上議
論を進めてもマイナス材料しか出ないだろうと意見が一致して、話題を切
り替えてしまった。

上記のIP等は自国を見捨てて中国やブラジルでの投資で大型マシンを建設
しているが、これが果たして何処まで成功するかは興味深いものがある。
即ち、新興国においては結局は先進国相手の輸出に依存せざるを得ないと
思わせるからだ。





━━━━━━━
身 辺 雑 記 
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特記事項なし。今朝の空腹時血糖値が137と高かった。原因不明。最高血
圧130、最低62。

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  • 名無しさん2013/12/04



    秘密保護法案:「反対する学者の会」参加2000人超す− 毎日新聞 

    「特定秘密保護法案より民主主義的にははるかに危険な人権擁護法案には反対してなかった特定日本人の連中」 

    ★そういう事ですね(笑)









       

    「中で内紛が起きているとか、内戦寸前だとか、そういったことではなくて、そこまで大胆な人事ができるほど、(金正恩第1書記の)権力が強化されていると、みなければならないですね」(朝鮮半島情勢研究家の武貞秀士氏)

  • 名無しさん2013/12/03

    尖閣問題で膠着を続ける日中関係ですが、中国が勝手に尖閣上空を含む広い空域に「防空識別圏」を設定したことで、新たな局面を迎えました。



    世界中、そして同盟国群が中国の脅威に目覚めました。何より、米国が本気になったことが大きいです。



    早速に、爆撃機を繰り出して中国を威嚇したり、バイデン副大統領が日本、韓国、中国と歴訪してこの問題を協議したりと、かつてないトーンで同盟国日本のために頑張っています。中国の嫌がらせにじりじりと消耗し続けてきた日本としては、これほど心強いことはありません。



  • 名無しさん2013/12/03

    またまた地震です。



    千葉、茨城で震度4。



    各地で揺れが続いています。不思議と震度5を超えるものはなく、大きな被害の発生もありません。



    不気味な揺れが続くために、「来春までに南海トラフ地震だ」とか「富士山噴火は近い」と騒ぐ週刊誌などもあります。



    ■千葉、茨城で震度4





     3日午後3時58分ごろ、千葉県東方沖を震源とする地震があり、同県銚子市と茨城県神栖市などで震度4の揺れを観測した。気象庁によると、震源の深さは約10キロ。地震の規模(マグニチュード)は4.7と推定される。

     茨城県原子力安全対策課によると、県内の原子力関連施設から異常の報告は入っていない。

     主な各地の震度は次の通り。

     震度4=千葉県銚子市、旭市、茨城県神栖市

     震度3=千葉県東金市、香取市、成田市

     震度2=栃木県真岡市、埼玉県春日部市、東京都千代田区、横浜市。(2013/12/03-16:30)



  • 名無しさん2013/12/03

    本当に通名制度は恐ろしい  http://torakagenotes.blog91.fc2.com/blog-entry-2406.html

  • 名無しさん2013/12/03

    すでに同感の方々には新奇な言葉ではないだろうが、岩波書店はやはりまともな出版社ではない。

     中川八洋・保守主義の哲学によるとこうだ。

     ルイ16世は無実の者は勿論重罪人でも殆ど死刑にしなかったが、ロベスピエール・ジャコバン党は「ギロチンをフル稼働して」「あっという間に数十万人を無実の罪で処刑し虐殺した」(p.168)。ルイ16世も1793年に「処刑」された。

     そのような成り行きに「道徳的腐敗と自由の終焉を見抜いた」のが英国のバークで、1790年に『フランス革命の省察』を刊行して批判した。

     このバークの本への反論書がトマス・ペインの『人間の権利』のようで、このペインの本を、岩波は1971年5月に文庫化して出版した。

     ところが、その批判の対象だったバークの本を出版したのは(すでにみすず書房が出版していたが−これを私は持っている)、何と30年近く遅れての2000年7月だった、という。

     いつかも書いたように岩波は<世界の名著・古典>を公平・中立に選んで出版しているのではない。

     しかも、中川によればだが、岩波版のバーク『フランス革命の省察』の翻訳(中野好之氏による)は「出版社の何らかの指示があったしか思えない」ほどの「極度にひどい訳」だという(p.176-7)。

     岩波書店の<出版戦略>を想像すると、次のようなものだろう。第一に、日本の「進歩」勢力・「革新」勢力、要するに「左翼」(あるいはマルクス主義陣営)にとって都合の悪い内容の本は、いかに諸外国では出版され多数読まれていても、そもそも出版しない。

     第二に、出版するとしても、その翻訳は、「左翼」(・マルクス主義陣営)にとって悪い影響を与えないように、正確なものとはしない。この例を、上の中川は指摘しているのだと思われる。

     第三に、出版するとしても、、「左翼」(・マルクス主義陣営)にとって悪い影響を与えかねない部分は翻訳しない、つまり一部を抹消・削除して(かつその旨を明記することなく)翻訳・出版する。

     記憶のみに頼るが、たしかジョンストン『紫禁城の黄昏』がこの例ではなかったか。今、Wikipediaを参照してみると、「岩波版で省略された章には、当時の中国人が共和制を望んでおらず清朝を認めていたこと、満州が清朝の故郷であること、帝位を追われた皇帝(溥儀)が日本を頼り日本が助けたこと、皇帝が満州国皇帝になるのは自然なこと、などの内容が書かれている。/岩波文庫版が、「主観的な色彩の強い」として原著の重要部分を省いたことは、原作者に対する著作者人格権の侵害にあたるという意見もある」等とある。

     もっとも、同書の「あとがき」で訳者(入江曜子+春名徹)は「主観的な色彩の強い前史的部分である第一〜十章と第十六章『王政復古派の希望と夢』を省き、また序章の一部を省略した」と明記しているようだ(私も、所持している本p.504-5で確認した)。だが、「主観的な色彩の強い」からという理由だけなのかどうか、あるいはそれは翻訳省略の正当な理由になるのかどうか、という疑問を生じさせる。

     ついでに書くと、雑誌・世界に1970年代には連載されていた「T・K生からの通信」は、これまた記憶によると、少なくとも韓国在住の者が書いた文章ではなかったらしい(日本で書いていたのが「反体制」韓国人だったのか日本人だったのかは忘れた)。

     韓国・ソウル等での反体制運動の動向等を紹介していたはずなので、この連載記事は「大ウソ」・「ペテン」ということになるのではないか。

     なお、やや余計ながら、岩波書店の四代目社長は安江良介(1935-98、世界編集長1971-88)で同年生まれの大江健三郎ととても親しかったらしい(これはちっとも不思議ではないが)。

    http://akiz-e.iza.ne.jp/blog/entry/156230/