政治・経済

頂門の一針

急所をおさえながら長閑(のどか)な気分になれる電子雑誌。扱う物は政治、経済、社会、放送、出版、医療それに時々はお叱りを受けること必定のネタも。

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頂門の一針3115号  2013・11・2(土)

2013/11/02

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わたなべ りやうじらうのメイル・マガジン「頂門の一針」 3115号
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              2013(平成25年11月2日(土)



                信じては裏切られる日韓関係:阿比留瑠比

                    歴史的観点からの嫌韓有理:池田元彦

        『3病人せとぎわ問答』/4−−「大阪」:岩見隆夫

          日本財界の動きを中国経済界が脅威視:宮崎正弘

                       「満洲国」建国譚(6):平井修一

                    話 の 福 袋     
                                反     響
                    身 辺 雑 記


□■■□  ──────────────────────────□■■□
第3115号
                             発行周期 不定期(原則日曜日発行)
             

 
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信じては裏切られる日韓関係
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       阿比留 瑠比

野田元首相に見るウブさ…信じては裏切られる日韓関係

野田佳彦前首相が在任中の日韓関係について語った10月29日付の読売新聞
の記事を読み、日本はどうして韓国に対してこう「うぶ」なのかと悲しく
なった。野田氏が平成23年10月、訪韓して李明博前大統領と会談した際の
李氏のこんな言葉を紹介していたからだ。

「歴代の韓国大統領は任期後半になると、『反日』を使いながら支持率を
上げようとする繰り返しだった。私はそういうことはしたくない」

野田氏は当初、この文句を真に受けたようで当時、周囲に「李氏は今まで
の韓国大統領とは違う。歴史問題を振りかざさない」と語っていた。訪韓
に同行した政府筋も「歴史的会談だ。日韓関係は新たな段階に入った」と
高揚感を隠さなかったのが印象深い。

もちろん、そんなものはただの希望的観測であり、錯覚に過ぎなかった。

このときの訪韓で野田氏は「朝貢外交」(日韓外交筋)といわれながら、
引き渡す義務のない朝鮮半島由来の古文書「朝鮮王朝儀軌」をわざわざ持
参した。にもかかわらず、李氏からはお礼の一つもなかった。

それどころか、直後の12月の会談では李氏は感情をあらわに慰安婦問題で
日本を批判し、会談時間の3分の2をこれに割いた。あまつさえ24年7月
には、歴代大統領で初めて竹島(島根県隠岐の島町)に上陸し、天皇陛下
に理不尽な謝罪要求まで行ったのである。

相手の言うことをそのまま受け止めては裏切られるナイーブな日本と、平
然と前言を翻して恬(てん)として恥じない韓国−。日本の対韓外交は、
何度同じ轍(てつ)を踏めば懲りるのだろうか。

慰安婦募集の強制性を認めた5年8月の河野談話の根拠となった、韓国で
の元慰安婦16人の聞き取り調査にしても日本政府は当初、「証言の『信憑
性(しんぴょうせい)』の問題が生じるなどの理由から行わない方針を
取ってきた」(同年3月24日付朝日新聞)のである。

それが、聞き取り調査を実施して強制性を認める方向へと変わったのは、
韓国の金泳三大統領(当時)が「慰安婦問題で日本政府に補償を求めな
い」との基本方針を明らかにしたことが大きなきっかけだった。

これも現在では、ほとんど反古(ほご)と化している。韓国の憲法裁判所
が元慰安婦の賠償請求に関し、韓国政府が日本政府に対し具体的措置を講
じてこなかったのは違憲と判断したため、韓国は請求権問題を扱う協議を
日本に求め出したのだ。

「韓国政府としては、両国の過去について問題は出ないようにしたい」

10年10月、韓国への「痛切な反省と心からのおわび」を盛り込んだ日韓共
同宣言を当時の小渕恵三首相と締結した際、金大中大統領はこう強調し
た。韓国政府高官も「政府レベルで今後、過去に触れることはない」と明
言し、日本側は歴史認識問題はこれで「最終のもの」(野中広務官房長
官)と受け止めたが、そうは問屋が卸さなかった。

現在の朴槿恵大統領に至っては任期後半どころか初めから「反日」全開
で、とりつく島もない。譲歩しようと思い遣ろうと無駄なのだから、ここ
はとことん、日本の主張をぶつけた方がいい。(政治部編集委員)
産経ニュース【阿比留瑠比の極言御免】 2013.11.1



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歴史的観点からの嫌韓有理
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      池田 元彦

韓国の謂れなき日本誹謗は度を越している。米国を介しての同盟連携国の
最低限の外交プロトコールや儀礼の無視のみならず、「Discount
Japan(日本を貶める)」を国家の主要政策として、諸外国に根拠のない日
本バッシングを繰返す、どうしようもない反日国家だ。

一流新聞が天皇を日王と表記し、国会議員が議場で日本人を倭奴(ウェノ
ム)と発言する国民性は、幼い頃からの歴史を捻じ曲げた反日教育だけの
所為ではない。歴史的にも、日和見、虚言癖、言い逃れ、或は激昂し易い
朝鮮人特有の「火病」持ちの所産でもある。

朝鮮人は必ず「文化・文明の殆どを無知蒙昧の倭奴に教えてやった。」と
本気で虚偽主張をする。高麗王朝17代王仁宗の命を受け1145年に編纂され
た高麗国正史「三国史記」、及び1280年代完成の「三国遺事」は共に朝鮮最
古の史書だが、朝鮮人の嘘を簡単に暴く。

三国史記新羅本記は「第4代王昔脱解は倭の東北千里から来訪し、その大
輔=総理大臣は倭人瓠公」とする。系図では第16代迄は脱解直系子孫、第
17代以降も傍系子孫だ。初代朴赫居世も倭人と推定する説もある。高麗、
李氏朝鮮の本家新羅は、倭人系国家だった。

後漢書韓伝は「馬韓、弁辰は南に倭と接する」、魏志倭人伝は「馬韓を経
て(陸行すると)倭の北岸狗邪韓国に到り」と書く。朝鮮半島南西部には
倭人の国が確実に存在していた。

宋書は、倭王武の順帝宛上表文の「海を渡って平らげること95ヶ国」を認
め、順帝から「武を使持節都督倭・新羅・任那・加羅・秦韓・慕韓六国諸
軍事、安東大将軍、倭王に叙した」とする。倭の管轄下に朝鮮半島諸国が
あることを宋順帝は公式に認証している。

広開土王碑文には「391年、倭が百済と新羅を破り臣民とした。」とあ
る。鉄の産地は主に新羅地域だが、隋書は「倭人が鉄を採掘している、と
いう『韓伝』の転載」記事が有る。3世紀の半島は鋳鉄刀剣が主流だった
が、倭では鋳造製が主流だった。

稲作の半島経由はなく、中国から北九州へ伝播したことはDNAからも実証
されている。金官加羅等の前方後円墳は5、6世紀造成で日本からの伝播を
示す。随書は「新羅も百済も、優れた物品が多い俀国=日本を大国と見做
し、敬仰し使節が常に往来している」とする。

新羅本記は、紀元前50年から364年の400年間に、12回もの倭の侵攻があっ
たと記す。

古代に於いて、人質は常に倭国が取り、差出すのは常に百済、新羅であっ
たことは否定できない。古代、文明、文化の何を朝鮮半島が倭にもたら
し、倭に教えてくれたのか。

 日本の勢力は隆盛で、752年の奈良大仏開眼供養には、アジア各国から
の参列者があった。導師はインド出身の僧菩提僊那で、従者には胡人も混
じり、日本、唐、高麗の楽舞が大仏に奉納された。1万数千人との参列者
は、正倉院文書に名簿が有り、決して誇張ではない。

仏教が百済から正式に伝えられたとするが、日本には当時70足らずの国分
寺、国分尼寺が建立されていた。問題は文化・文明の発祥か、それを引継
ぎ興隆させたかであるが、単に伝達通路であることだけを自慢するのは、
寧ろ恥ずかしいことではないか。

正倉院には、天皇家の貴重な品物、文書が保管されている。世界各国の博
物館に保存されている華美な金銀宝飾製品は少ない。1250年間守り伝える
国民性に新たな感銘を覚える。(投書)




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『3病人せとぎわ問答』/4−−「大阪」
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            岩見 隆夫

 A・78歳・政治ジャーナリスト・肝臓がん▽B・75歳・元会社社長・肺
がん▽C・71歳・元大学教授・心臓病。3人に共通しているのは、人生の
残り時間にさほどの未練はなく、達観しているらしいこと? そんなわけ
で、ここはひとつ相寄り、「3病人本音トーク」といこうかと。

          ◇   ◇   ◇

 A「今度のテーマは『大阪』だ。大阪については何度でも語りたい。お
れは大阪出身じゃないが、新聞記者のスタートが大阪だったからかなあ。
いまも第二のふるさとの気分でいる。おまえはどうもそうでないらしい」

 B「おれは岩手出身だから、特別県民対抗意識があるわけじゃないけ
ど、どうも相性がよくない。まず大阪弁というやつがいかん。『そやから
どないやいいまんねん』などと噛まされたとたんに、だまされたような気
分になるね」

 A「そういう立場からの意見もぜひ聞いてみたい。きょうはひとつ我慢
して協力してくれ」

 C「ぼくは東京出身だから、ほとんど好悪の感情がない。住んだことも
ないけど。ただしね、橋下徹という男があらわれて、大阪が熱狂するのを
見て、ああ、これはとてもつきあいきれん、と。大阪のイメージ急落だ。
いまは少し下火になってるらしいけど」

 B「ああいう軽薄さが大阪人気質の底にあるんじゃないのか」

 A「あるかもしれん。しかし、まあ橋下現象は一過性だよ」

 C「そうかなあ。非常に気になる。まあ、それは横におくとして、きょ
うはあんたの大阪礼賛論から聞かせてもらおうか」

 A「ああ、おれが東京に転勤になったのはオリンピックの年だから、昭
和39年春だ。上司に立川熊之助という毒舌の社会部長がいてね。『おい、
東京なんて大したことありゃせん。ちょっとみて、すぐ帰ってきたらええ
のや』と言ったのをよく覚えている。大阪人の東京観がむきだしに出てい
たね。そのつもりで、夜行寝台列車に乗り赴任した。

もう一人、社会部員で5年先輩の北野栄三さんという人が、『きみな、東
京から世界が見えると思ったら間違えだ。大阪からでなきゃ世界は見えな
い』。おれはいまでもこの言葉を、そうだなあ、と思うことが多い」

 C「すごい先輩たちですね」

 A「うん、昔から大阪出身の文人墨客はキラ星のごとく輩出している。
先日亡くなった山崎豊子さん含めてね。

それとは、ちょっとランクが違うというか、2人の対照的な文筆家を生ん
だ。いまも活躍している。一人はさっきの北野さん、もう一人が徳岡孝夫
さん、通称徳さんだ。徳さんの方が著書も多く、知名度も高い。

まず徳さんの秘話を2つばかり披露すると、まだ入社7、8年の頃か、
『毎日新聞』紙上に『マナスル』という連載を百回ほど書いた。毎日新聞
社がマナスル登山隊を派遣する前宣伝みたいな企画だったと思う。

同僚はみんなあっけにとられたよ。徳さんはマナスルに行っていない。と
ころが、そこに描かれているのが、マナスルが目に浮かぶような情景なん
だね。いや、すごい。すぐ本になった」

 ◇「運命の人」で受けた取材、焦点を避けた山崎さん

 C「ぼくも徳岡さんの『指導者とは』(リチャード・ニクソン著)とい
う本の名訳のすばらしさに、ため息をついたことがある。いまも本棚に大
切に並べてある」

 A「それなんだ。想像力が豊かだから、翻訳でも自分の考えを織り込ん
でくる。それに、あの美文と文体。徳岡文学だよ。途中から目を悪くして
執筆活動が鈍ったのが惜しかった。まあ日本でも特異な存在だろうね。

もう一つ秘話がある。ロッキード事件の時だが、徳さんは『サンデー毎
日』の編集部員だった。世間も社内も〈反角栄〉で沸きたっている。とこ
ろが、ある朝、当時の名物コラム『記者の目』に、徳さんの〈いうたらな
んやけど〉という一文が載って、社内を驚かせた。

無理もない。徳さんがやや冷やかし調に書いたことは、世の中も新聞も、
明けても暮れてもロッキードだが、ロッキードだけやおませんやろ、いろ
いろありまっしゃろ、あほとちがいまっか、といったことだった。

牧内節男、この人も大変な名文家だけどロッキード取材班本部長をしてい
た。おれは怒鳴りこんだね。政治部取締班のキャップをしていたから、
『こんなもの載っけて、内容もなっとらんが、社内の士気にも響く』『お
まえ、そんなこと言ってるようじゃ大記者になれんな』。それで終わりだ」

 C「それは、徳岡さんの勇気の方を褒めるべきじゃないの」

 A「いま振り返るとそうかもしれん。それにひきかえ北野さんはまった
く違っていた。転勤の時の『大阪からしか世界が見えん』の言葉そのまま
に、たえず茫洋(ぼうよう)と遠くを眺めながら、マス目を埋めているよ
うな感じがしていたね。東京だけでなく、世界とか宇宙とか。メディア関
係の本も何冊もあるけど、すべてそのスケールだ。日本にはほかにいないね。

徳さんはたえず姿勢もうつむき加減で暗い。北野さんは逆だ。見た目にも
二人は下向きと上向きではっきりしていて、面白かったりした」

 B「少し話の方向を変えてみるか」

A「そうでもいいが、ついでだから山崎豊子さんのことも話しとこう。
『運命の人』の取材をしていた頃、おれのところにも何回か本人から電話
がかかって、助手取材も受けたりした。おれは極秘電文を入手した西山太
吉記者の直弟子だったからね。

そのつど、おれは、『ポイントは政局だから』と念を押したが、山崎さん
は避けたのかどうか、素通りしてしまった。それで中身は間が抜けたんだ。

政局というのは、佐藤栄作首相と田中角栄・大平正芳の最終バトルだよ。
おれはそう踏んで、当時は『佐藤はマスコミの敵』だなんて興奮していた
が、いまにして思うと佐藤という男はすごい。

田中側は『一枚の電文(沖縄返還密約)』というばかでかい爆弾を隠し
持っているんだから、機を逃さず爆破してしまえば、佐藤政権はこっぱみ
じん、炎上だ。

だが、佐藤は田中が逡巡(しゆんじゆん)してる間に、すかさず西山逮捕
で血止めをしておき、あとはゆうゆうと沖縄返還の儀式をすませ、最長不
倒の長期政権まで仕上げて、ノーベル平和賞だ。ハハハハハッ! 大した
もんだよ」

 B「佐藤のところは妙にリアリティーがあったな」

<今週のひと言>

 病室からの空、秋天(しゆうてん)。

(いわみ・たかお=毎日新聞客員編集委員)
サンデー時評:2013年10月30日
(サンデー毎日2013年11月10日号)



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日本財界の動きを中国経済界が脅威視
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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
平成25(2013)年11月2日(土曜日)
      通巻第4052号  
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日本財界の「さようなら中国、こんにちはアジア」を中国経済界が脅威視
 華僑の地盤になぐりこんだ日系企業と「本格的競合時代を迎える」と
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日本の方針転換は、急速かつ巨大である。

華字紙の「華人週報」(13年10月31日付け)は、つぎの見出しを掲げて、
日本企業の大々的なアジア進出を脅威視した。曰く。「日本企業投資重点
転向東南亜、中日商界在東盟展開実力角逐」と。

実際に東京三菱銀行はタイの巨大金融機関アユタヤ銀行に5600億円を出資
した。

明治安田生命は700億円を投じてタイ生命保険に、全日空は25億円を投
じ、ミャンマーの格安航空を買収した。

2013年1月から9月までの統計で、日本の東南アジア投資は件数でも急
増、金額ベースは天文学的。フィリピンへ、ベトナムへ、インドネシアへ
と直接投資を増やし、05年比較で2倍となった。

同期、中国への日本企業投資は半減した。

中国メディアの中には、「東南アジアはかつての日本の植民地であり、現
地から歓迎されていないばかりか、工場建設には時間がかかり、当面は長
く地盤としてきた華僑に競争できない筈だが、

時間が経てば華僑にとって本格的競合時代をむかえる」と批判もきかれる
ものの、むしろ中国がフィリピン、マレーシア、インドネシア、ベトナム
と領海問題で揉めに揉め続けており、中国企業の突発的進出も、あまりの
ビジネスマナーの違いから、現地では歓迎されていないというのが事実で
ある。
 
      
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 樋泉克夫のコラム 樋泉克夫のコラム 樋泉克夫のコラム 樋泉克夫の
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樋泉克夫のコラム
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【知道中国 986】           
「・・・うっかりものもいえんなあ、と誰かが笑った」(火野の16)
「赤い国の旅人」(火野葦平 『世界紀行文学全集』修道社 昭和46年)
 

 ▽
なぜ、こんなに子供が多いのか。一行は、「解放後、急速に子供が増えた
ことも革命現象の一つだと聞かされ」、火野は「それも労働者の生活の向
上、衛生愛国運動による伝染病の激減と健康の保持、母子に対する保護な
どから結果したもののようである」と綴る。

だが政権基盤を固めた新王朝が前王朝の残党などの反対勢力を根絶し全土
を制圧し、社会を安定させて暫くすると、人口が爆発的に増加する。これ
こそが有史以来繰り返されてきた中国史のサイクル。

ということは「急速に子供が増えたこと」は共産党による「革命現象の一
つ」でもあろうが、中国史で繰り返されてきた「現象の一つ」と捉えてみ
れば、共産党も中国史のサイクルからは逃れられない。新も旧もなく、中
国は中国だったわけだ。

どうやら「急速に子供が増えたこと」は共産党の政権基盤が安定化し威令
が全国に及んだことを示す傍証のようでもあるが、やはり見逃せないのが
毛沢東の人口論だ。じつは「ヒトが1人増えれば、口は1つ増えるが手は
2本増える。ゆえに生産は消費に2倍する」とする毛沢東は、口を消費に
手を生産に例え、産めよ増やせよと、人口増加を大歓迎した。

この考えに真っ向から反対したのが北京大学の馬寅初(1882年〜1982年)
だった。人口の増加は必ずしも経済成長には結びつかないばかりか、社会
発展の整合性に齟齬を来たし、却って経済を停滞・退化させ社会混乱を招
く。国家を発展させるためにはしかるべく人口を制限しなければならな
い。計画出産を進めなければならない、というわけだ。

20世紀初頭にアメリカに留学し、エール大学に学んだ馬は1920年代から中
国における人口増加を問題視し、55年の全国人民代表大会では人口統制の
必要性を表明している。

57年になると2月に毛沢東によって招集された最高国務会議で計画出産政
策を提案し、6月の全国人民代表大会では正式に国策としての計画出産を
提案したほどだ。これを文章化した「新人口論」は、翌7月には共産党機
関紙の「人民日報」に掲載された。

ところが、である。この辺りから雲行きが怪しくなってくる。毛沢東の忠
実なる“番犬”であった陳伯達と康生が、「新人口論」はマルサス主義の理
論だと騒ぎ始めたからだ。

マルサス主義とは18世紀末の経済学者のマルサスが唱えた理論で、「幾何
級数的(最近では指数関数的というらしいが)に増加する人口に対し、食
い物などの生活資源は算術級数的にしか増えない」、つまり人口が増えれ
ば増えるほどに食い物は不足する、という極く当たり前の理屈だ。これを
最初に批判したのがマルクスだった。

かくてマルクスを信奉する共産主義の信徒にとっては、マルサス主義は不
倶戴天の敵ということになる。加えて馬寅初の考えは、人口増加は生産拡
大に結び付くという毛沢東の人口論を否定するわけだから、“番犬”たる陳
伯達や康生がそのまま放っておくわけがない。

60年1月には北京大学長の椅子から放りだされ、故郷に蟄居閉門の身なっ
た。もちろん文革当時は公衆の面前に引きずりだされ、紅衛兵からの悪
罵・暴行は数知れず。

やがて改革・開放政策を決定した78年12月の共産党11期3中全会で新人口
論が再評価され、翌年9月には名誉回復がなされた。だが半身不随の体が
正常に戻ることはなかった。

馬寅初への仕打ちを、現在では「錯批一人、誤増三億(たった1人を誤っ
て批判したおかげで、3億人も誤って増やしてしまった)」とするが、年
代的にいって50年代末から文革期にかけて「誤増」した「三億」が、いま
50代から60代に当たる。

ならば現在の金権・金満・超格差・環境破壊社会の中核を担っているのは
「誤増三億」の世代になるだろう。

考えてみれば建国後の「革命現象の一つ」によって急速に増えた子供たち
が、ちょうど文革期の紅衛兵世代に当ろうか。ならば「革命現象」がなけ
れば、習近平世代はこの世に生を享けてはいなかったことになる。毛沢東
万歳か・・・ウン、判らなくもない。

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もう一本
〜〜〜〜〜〜

【知道中国 987】  
「・・・うっかりものもいえんなあ、と誰かが笑った」(火野の17)
「赤い国の旅人」(火野葦平 『世界紀行文学全集』修道社 昭和46年)
 

 ▽
一行を「珍しがって追っても追っても散らない」子供たちが、その時から
11年が過ぎた66年夏に勃発した文革において、毛沢東教の狂信徒たる紅衛
兵となって暴れ回ろうとは、まさにお釈迦様でも、いやマルクス様でも気
がつかなかったはずだ。

「まったくどこへ行っても子供が多い。昔は子供捨て場がいたるところに
あったが、無論そんなものはなくなっている。群がる子供たちをかきわけ
てやっとバスに乗り、私たちは血なまぐさい戦跡を後にした」と綴るが、
いやいや仔細に探訪してみれば、「子供捨て場」に出くわすことができた
かも知れない。

昼食後、一行は「赤い国同志の親善競技がおこなわれる人民広場へ行
く」。「中国、チェコスロバキア、ブルガリア、三国選手が旗を立て、楽
隊につれてグランドに入ってきた」。

一行は中国対ブルガリアの女子バレーを観戦するが、「ブルガリア選手の
たくましさはおどろくばかりだが、上シャツもパンツも短くてストリップ
のようだ」。

一方の中国選手はよほど貧相にみえたのだろう、火野は「体格の差がすで
に勝敗を決定的にしていた。ネットの高さが背の低い中国選手には無理
で、・・・一方的にしてやられた」。

男子にしても「やはり体力の差はいかんともする術がなかった」と、火野
は綴る。現在の中国のスポーツ選手の体格を思えば、まさに“隔世の感”が
するが、当時の中国は、やはり貧しかったのだ。

 夜の漢口平和委員会による招待宴が終わってから、火野は「同室の佐々
木さんと二人でぶらりと街にでる」。
 
「まだ十時にはならないのに、ほとんどの店がしめている。しかし、どう
いうわけか人通りは多く、暗く黒い街に紺色の服の男女が奇妙に忙しげな
足取りで往来している」。

「どんな狭い露地に入っても昔のような危険感はすこしもない」。「ボロ
ボロの人力車が荷物を積んでときどき通る。なくなったときいていた人力
車が駅前にズラリとならんでいるのを奇妙に思ったが、人間をのせる車は
なかった」

「暗く黒い街に紺色の服の男女」――当時の中国の街を想像させるに十分な
描写だろう。
 
やがてホテルに戻ってみると、「事務局の部屋で宴会がひらかれている。
二次会らしい」ビールを取り寄せ、火野も合流する。天理教の布教師が
「深田女史とダンスをしたり、印半天を着て天理教の踊りと歌をやった
り」、他の人が「東京・北京」や「原爆ゆるすまじ」などを合唱したり・・・

「アジアの友よ同胞よ、アジアに光を掲げよう、激しい嵐に、負けない
で、太陽の情熱を燃やそうよ、美しき友情は、東京・北京を結ぶ・・・東
京・北京、東京・北京」なんて歌詞だったように覚えているのは、中国語
を習い始めた半世紀ほど昔に唱わされたからだ。
 
我が思い出は切り上げ、火野らの宴会に戻る。

 唱ったり踊ったりで大騒ぎだったらしく、「あんまり騒ぐと反革命だと
いって批判されるぞと誰かがいった」。

だが、監視役としか思えない例の亀田は「ただ微笑を浮かべて黙って見て
いた」だけだ。この二次会を、「新中国に入って以来の奇妙な圧迫感、息
づまるほどの緊迫感が期せずしてもとめた吐け口であったとすれば、いっ
そうたあいがないわけである」と、火野は振り返る。
 
火野が部屋に戻った後、宴会は「階下のチェコスロバキア運動選手から注
意をうけた」ほどに盛り上がったようだ。「出発以来、口を酸っぱくし
て、恥かしくない統制ある行動をとり、批判されるような言動をつつしむ
ようと注意していた橋中事務局長も、二次会の有力メンバーだった」という。

事務局長ドノも「新中国に入って以来の奇妙な圧迫感、息づまるほどの緊
迫感」に苛まれていたはず・・・親中派もツライ。
親中お察し申し上げ候。
《QED》

(ひいずみ・かつお氏は愛知大学教授。華僑、京劇研究の第一人者)  



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「満洲国」建国譚(6)
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    平井 修一

張学良は張作霖の軍「東北軍」、権力、資産を継ぎ(1928、昭和3年)、
日本を含めた列強がとりあえず支那の中央政府として承認した蒋介石の国
民政府(南京政府)の傘下に入った。蒋介石に倣って張学良は一段と満洲
における排日侮日政策を進め、満洲での暴政に対する3000万漢人の鬱憤は
20万の日本叩きへと向かっていく。

<彼ら(漢人)は上から押し付けられる苦しみの刷け場(はけば)を何か
の相手の上に向けないではいられなくなった。その相手になったのが日本
人や朝鮮人で、上は張作霖親子から下は道端の一商人までが自ずと結束し
て、日鮮人排斥、圧迫に全力を注ぐことになった。

満洲での漢民族の勢力が断然優勢になりすぎたばかりか、攻勢をとってき
て、日本が絶対に死守しなければならない地位と権益というものが危うく
なってきた>(長與善郎「少年満洲読本」1938年)

日本は日露戦争以来の27年間(1905〜1932)で厳しい財政の中、満洲に17
億円(今の17兆円)もの投資をしてきた。日本のためと同時に満洲の発展
のために社会インフラの整備などに力を注いだ。

鉄道、道路の敷設、通信網の構築、上下水道の整備、大学以下の学校の開
設、図書館、博物館、病院などの設立、警察の設立、農業畜産の改良、植
林・・・

日本以前にロシアも満洲に投資したが、これは自国の利益と政治的、軍事
的な狙いによるもので、現地の住民の福利厚生、文化の向上などまったく
視野に入れない欧米列強の植民地支配そのものだった。日本は先(1910)
に併合した朝鮮と同じように近代国家づくりに全力を尽くしていったのだ。

<際限もないほどの文化(文明開化)事業は、ただ満洲を日本の食いもの
にしようなどという利己的な根性でできるものではない。むしろ損をして
でも満洲とそこに住む人間の生活を向上させたい公の精神からでなければ
やれないことだ。

それほどまでに打ちこんでやった仕事がすっかり他人(漢民族)に横取り
されて、自分の利益以外に何も考えないような者へ貢物に過ぎなくなって
しまっても構わない、17億円の掛け損になってもいいというほどに日本は
おめでたいお人好しではいられない>(同)

張作霖の死後も日本政府は相変わらず張学良の東北軍を支持し、排日侮日
に対して有効な策をとらずにいたため、邦人は実に悲惨な目に遭った。

<満洲事変の直前、支那大陸には「排日侮日運動」の嵐が吹き荒れます。
「日貨排斥」(日本製品ボイコット)を叫んだ中国人たちは日本人に物を
売らないばかりか、日本人の店からは物を買わず、また日本の女子供と見
るや石を投げつけたものです。そのころの様子について、満鉄社員で「満
洲青年連盟」の理事をしていた山口重治という人はこう書いています。

「奉天では日本人がうっかり城内(市内)に行くと、巡警、野次馬でふく
ろだたきに遭う。小学児童の通学には領事館警察隊が護衛していったが、
それでも投石された。

このように追い詰められ、満鉄が(営業妨害による)事業不振で大縮減
(リストラ)をやれば、満鉄に付随しているいろんな業者が参ってくる。
まず土木業者が手をあげる。料理屋、旅館も火の消えたようになる。付属
地外の日本人工業、鉱業、林業も圧迫で事業をやめざるをえない。

20万人の日本人は旗を巻いて日本に引き上げるか、残って餓死するかの土
壇場に追いつめられたといっても言い過ぎではない」>(西尾幹二「GHQ
焚書図書開封」)

漢民族のやり口は今も変わらない。

ロシアは北満に退いたが鉄道網を拡大したり、モンゴルの独立を扇動する
など勢力回復に努めている。帝政にとって代わったソ連も「世界革命は東
方から始めるべし」と南下政策と共産主義の拡大を進め、満洲における排
日侮日を煽り、張学良もこれに乗じて日本勢力を駆逐しようと敵対していく。

こうしたなかで漢民族による朝鮮人農民虐殺(萬宝山事件、1931年7
月)、張学良の東北軍による日本軍参謀殺害(中村大尉殺害事件、1931年
6月。8月に発覚)と続き、日本中に怒りが広がった。一触即発の状況で、
関東軍、東北軍ともに臨戦態勢に入った。

関東軍の高級参謀の板垣征四郎大佐と作戦主任の石原莞爾中佐は作戦を練
り、「柳条湖付近で満鉄のレールを小さく爆破」し、東北軍による攻撃と
することで戦端を開き、奉天の東北軍の拠点を一気に攻めるなどと計画した。

一方の東北軍は「奉天、遼陽その他の各地に駐屯する日本軍に対し機先を
制して一斉に討滅行動を起こす」などと計画した。

<どちらが先に戦闘を開始するか不明だった。東北軍の20万の兵力と、こ
れと手を結んだ補助的な匪賊10万が先制攻撃すれば在満(関東州を除
く)7000の関東軍は苦戦し、日本人に多くの死者が出たであろう>(古野
直也「張家三代の興亡」)

1931年(昭和6)9月18日午後10時20分、柳条湖の満鉄線路わきで関東軍将
校が少量の火薬に点火し、ドーンという音とともに枕木2本が飛び、レー
ルが1メートルほど折損した。関東軍は「東北軍による破壊工作」と発表
し、直ちに軍事行動に移った。東北軍の拠点に、日露戦争の旅順攻略に威
力を発揮した24センチ砲弾を撃ちこみ、かくして満洲事変が始まった。

「2人の将校が首謀してわずか5か月で満洲全土を制圧した。混乱をいっぺ
んに鎮める解決のための大胆な武断政治であったと言えるだろう」(西尾
幹二)

「満洲国」建国へのレールが敷かれていった。(2013/11/2)

       
     
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話 の 福 袋 
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 ◎【速報】自民、辞職勧告案提出へ

天皇陛下に手紙を手渡した山本太郎参院議員(無所属)について、
与野党幹部から1日午後も批判の声が上がった。

自民党の脇雅史参院幹事長は記者会見で、山本氏が自発的に辞職しない場合、
議員辞職勧告決議案の提出を検討する考えを明らかにした。

脇氏は「政治的パフォーマンスに陛下を利用した」と指摘。辞職勧告決議
案に関し
「本人が何もしなければ(同様のことが)二度と起きないよう必要な措置
を講じなければいけない」
と述べた。懲罰動議提出は見送る考えを示した。 【保守速報】2013年11
月01日21:06

山本太郎参院議員


http://www.shikoku-np.co.jp/national/political/20131101000511

〔情報収録 − 坂元 誠〕


 ◎参院議運、山本議員を聴取 閣僚、与野党からは批判の嵐、議員辞職
要求も

山本太郎参院議員(無所属)が秋の園遊会で天皇陛下に手紙を渡した行為
について1日、閣僚や与野党幹部から、「(天皇の)政治利用そのもの
で、議員辞職ものだ」(下村博文文部科学相)などと、批判が相次いだ。
自民党の脇雅史参院幹事長は党役員連絡会で、山本氏が辞職しない場合は
辞職勧告決議案の提出を検討すべきだとの考えを示した。

参院議院運営委員会は同日午前の理事会で、山本氏に対する処分をめぐり
対応を協議。岩城光英委員長が山本氏を国会内に呼び、事情を聴取した。
山本氏はこの後、記者団に対し「マスコミが騒がなければ、政治利用とい
われることはなかった。議会の沙汰があれば受け止める」と述べ、自ら辞
職する考えがないことを強調した。

古屋圭司国家公安委員長は記者会見で「常軌を逸した行動だ。国民の多く
が許されざる行為だと怒りをこめて思っているのではないか」と批判。新
藤義孝総務相は「皇室へのマナーとして極めて違和感を覚える。国会議員
ならば、新人とはいえ自覚を持って振る舞ってほしい」と語った。安倍晋
三首相も周囲に「あれはないよな」と不快感を示したという。

与野党でも厳しい意見が上がり、自民党の石破茂幹事長は記者会見で「見
過ごしてはならないことだ」と言明。公明党の井上義久幹事長は「極めて
配慮に欠けた行為だ」と指摘した。

日本維新の会の橋下徹共同代表(大阪市長)は市役所で記者団に対し「日
本の国民であれば法律に書いていなくてもやってはいけないことは分か
る。しかも国会議員だ。信じられない」と批判を強めた。民主党の松原仁
国対委員長も記者会見で「到底許されない」との認識を示した。
産経ニュース 2013.11.1 12:46



 ◎空自導入のF35、中距離ミサイル発射試験に初成功

米空軍は10月31日、航空自衛隊が導入する最新鋭ステルス戦闘機F35につ
いて、中距離空対空ミサイルの発射試験に初めて成功したと発表した。

発射試験は30日に実施。米西部カリフォルニア州のエドワーズ空軍基地を
離陸したF35が、飛行中の無人機にミサイルを発射し、レーダーで無人
機捕捉を確認した後、着弾前にミサイルを自爆させた。

F35は敵のレーダーに捕捉されにくいステルス性に優れ、空自は次期主力
戦闘機として計42機を取得する計画。(2013.11.1 13:35共同)



 ◎ロイヤルホストが全席禁煙に 大手ファミレス初、全228店できょうから

ロイヤルホールディングスは1日、「ロイヤルホスト」の全228店舗を
同日から全席禁煙にしたと発表した。大手ファミリーレストランチェーン
では初めての措置で、「より快適にお食事を楽しんでいただくため」(広
報)としている。

一方で「喫煙客離れ」を防ぐため、198店舗には客席と独立した喫煙室を
設け、完全分煙を実施。ほかの3店舗でも準備を進めている。喫煙室は平
成21年から順次設置を進めていた。

外食産業では、カフェ最大手のスターバックスコーヒージャパンも全店舗
で全席禁煙としている。【産経ニュース】 2013.11.1 14:48
〔情報収録 − 坂元 誠〕



━━━━━━━
反     響
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 1)野球とBaseballの違い:前田 正晶

31日の夜は、ついつい楽天と読売の何れが勝てるのかとの興味で、あの日
本シリーズの試合を最後まで見てしまった。ゥワールド・シリーズは第6
戦を除いては大部分見ていたので、掲題のDarvishのMLBに移った直ぐ後の
感想が非常に迫力が出てきたと感じた。日米何れも謂わば鎬を削っての熱
戦なのだが、その内容が余りに異質だし、Darvishのゲスト解説もその違
いを説いていたのも印象的だった。

古くは、初めてMLBから日本のプロ野球に来たBob Horner(お断りして置
くが、断じて彼は「ボッブ・ホーナー」ではなく、「バブ・ホーナー」と
カタカナ表記すべきではないか。UKならばそれで良いが)が1年経って
「もうこれ以上something like baseballをやるのはイヤだ」と言って
帰って行った違いが依然として残っているということだ。

アメリカでは各個人がと言うか投手と打者が「何とかして勝ちたい」と闘
志を全面的に前に出して、真っ向から争っている凄まじさと迫力を感じさ
せる。

だが、会社でも痛感したような「組織のためにか、愛社精神で力の限り仕
事をしているのだ」というものは迸ってこない。「彼らは会社かティーム
の場を借りて、個人事業主として懸命にやっているのだろう」と思わずに
はいられなかった。常に勝負を挑み合っているとでも言えば良いか。

日本シリーズでも「全員一丸となってティームのために魂を込めて戦って
いる」という厳しさは良く解った。細かいところに神経を遣ってある時は
真正面からかと思えば、スカウティングの賜物かと思わせる裏をかいて見
せたりと、虚々実々の駆け引きは、アメリカの勝負の仕方と余りにも違う
「皆で練習して築き上げたプレーなのだ」と解って努力を心から評価した
くなる。

Darvishはアナウンサーの質問に答えて「アメリカでは気の毒なくらい
キャッチャーのリードが云々とは言わない」と言ってのけた。ずっと以前
に西武だったかのコーチだった広野が「アメリカでは自分が持つ最高の球
を投げて勝負する野球だが、日本では相手の弱点をこれでもかとついてい
くので、アメリカから来たバッターはこの違いに戸惑って打てなくなる」
と解説したが、これはDarvishが言っていることと実質的に同じではない
かな。

また、興味深かったのはDarvishは所謂「トゥ−・ナッシング」からボー
ルを投げたのを評して「あれはアメリカでは許されないサイン。何故なら
ば投手はほぼ絶対的に有利な立場にあるからそこで勝負すべきであって、
無駄球を投げるとは何事と叱られる」と言った。

更に「アメリカでは先に外側(アウト・コースは日本語であって、彼ら
は"outside"のように言うが)に投げて、打者の目付をそこに持って行っ
てから内側をつくという種類の駆け引きはしない」とも解説した。即ち、
「真っ向勝負」の感覚の差を語っていたと思った。

日米比較論はこれくらいにして、当方は「読売がその場慣れ、選手層の厚
さという優位性を活かして勝ってしまうのでは」と懸念していた。だが、
案に相違して坂本、阿部、高橋由伸、ロペスが全く当たらず、村田の孤軍
奮闘と「そんな奴がいたか」と思わせるほど無名に近い存在だった寺内が
健闘している状態で、良くあそこまでやってきたもだと寧ろ感心させられ
るほどだ。

そう言いたいほど、楽天は「ここぞ」というチャンスを度々逃していた。
星野の采配の失敗の一つに、あの四球を連発したハウザーという外国人と
その他の投手を使ったことで、昨夜辛島があそこまで投げたことから見て
も、あれは勿体ない負け方だった。

最後は余談だが、楽天にMcGeheeというアメリカ人がいるが、カタカナ表
記が「マギー」となっている。テキサスかアーカンソーに同じスペルの地
名があるが、アメリカ人は「マギーヒー」と呼んでいた。

これでは複雑だし言いにくそうだから「マギー」にしたのかなと思いつ
つ、彼が打席に入る前にヘルメットを取ってユニフォームの襟の部分が頭
部と顔を拭いている儀式を見ている。アメリカで一時問題になったイチ
ロー君の儀式以上に風変わりだ。



 2)論評に値しないと思ったが:前田 正晶

山本参院議員の愚かな振る舞いについては、矢張り一言だけでも。実は、
メル友の方々には「こんな虚け者を選んだ東京の民度にも今更ながら呆れ
ている。今上天皇が我が国の原発関連の現状をご存じないと思ったなどと
言うのは、世が世なら不敬罪だろう。かかる議員を辞職させる方法がない
のか。論評に値しない」と申し上げた。

何時のことだったか記憶は定かではないが、某大広告代理店の社員に会う
機会があったので「何故あのような程度が低いCMを作るのか」と尋ねたこ
とがあった。答えはある程度想定内で「貴方のような知識階層を相手にし
ている訳ではない」だった。知識層に入れてくれたのは光栄だったが、想
定内だったのは極めて不快且つ残念だった。

彼らが想定する民度があればこそ、今回のような議員を選んでしまったの
だろうと思わずにいられない。東京の民度には、既に某たけし軍団出身者
や民主党の元タレントに百数十万票も投じた実績がある。誠に遺憾なこと
である。まさか彼は小泉元総理が脱原発と唱え始めたので、チャンス到来
とでも錯覚したのではあるまいな。



 3)毎日新聞が聖市支局開設=初の支局長に朴鐘珠さん
http://www.nikkeyshimbun.com.br/2013/131101-72colonia.html
「..在日韓国系二世の父、三世の母を持ち、韓国籍..」

反論は容易だろうけれど、なにか違和感を覚えます。(匿名希望)


 
━━━━━━━
身 辺 雑 記 
━━━━━━━

2日の東京湾岸。予報が全く外れて曇天。憂鬱になる。曇天の国・秋田に
生まれ育ったから「快晴」が何よりの望みなのだ。

そういって悪態をついたが、10時半を過ぎても曇天のままだ。




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  • 名無しさん2013/11/03

    26年国民を洗脳し続けてきた、TBSのサンデーモーニング。この番組は工作的、作為的プロパガンダ番組だと思う。 http://yoiotoko.way-nifty.com/blog/2013/03/post-4666.html

  • 名無しさん2013/11/03

    朝鮮総連入札者は誰だ。 http://mswamita.jugem.jp/?eid=54

  • 名無しさん2013/11/03

    こんなニュースが有りました

    「通称」悪用して端末不正売買 容疑の韓国人を逮捕 埼玉

     通名を公的な名前として使えるのだけでも特権なのにそれをホイホイ変えられるってどういうこと?

     通名が犯罪の温床になってるので、法改正しないとダメですよね。

  • 名無しさん2013/11/03

    僕らの時代にしなければならんこと

    在日を外国人にすることである

    特別永住資格を無くすこと



     

     改めて思います

    ここからはじめないとね



     

     (。-_-。) まる



    http://hitorigoto-kokoro.blogspot.jp/2013/11/blog-post_1.html

  • 名無しさん2013/11/02

    静岡県内で神社火災相次ぐ 放火の疑いも

     



    < 2013年11月1日 11:57 >

     





      静岡県三島市で先月31日夜、神社が全焼する火事があった。先月30日にも隣の沼津市で神社を全焼する火事があり、警察は放火の疑いもあるとみて関連を調べている。



     火事があったのは、三島市の滝川神社。警察によると、先月31日午後7時20分頃、近所の住民から消防に通報があった。火は木造の社50平方メートルを全焼し、約1時間後に消し止められた。ケガ人はいなかった。



     周辺では先月30日夜にも、現場から8キロほど離れた沼津市の咳気神社が全焼する火事が起きていて、警察は放火の疑いもあるとみて関連を調べるとともに、1日朝から実況見分を行い、火が出た原因を調べている。

    http://news24.jp/articles/2013/11/01/07239501.html

  • 名無しさん2013/11/02

    日本を守る「こくりゅう」があらわれました!



    ・・・といっても、海上自衛隊の最新鋭潜水艦の話です。これまでで最大、最新鋭の潜水艦が、中国、ロシア、朝鮮半島へ睨みをきかせます。



    これから先の希望と、これから先の危機とがみえてきた歴史の分水嶺に、私達はまさにいます。





    ■海自の最大級潜水艦が進水式



    海上自衛隊で最大級の新造潜水艦(全長84メートル、2950トン)の命名・進水式が31日、神戸市中央区の川崎重工業神戸工場で行われ、北方を守護する神聖な龍を意味する「こくりゅう」と名付けられた。



     X形の舵かじを備え、潜航性能が高いのが特徴で、速力20ノット(時速37キロ)。建造費は約533億円で、内装を工事した後、2015年3月に防衛省に引き渡される。



     式では、河野克俊・海上幕僚長が船名を告げ、綱を斧おので切ったのを合図に、船体が海に浮かべられた。進水を祝う風船が空高く舞い、関係者約400人が拍手を送った。



    (2013年11月1日09時10分 読売新聞)

  • 名無しさん2013/11/02

    ■「偉大なパートナー」日本の軍事力に期待 米下院委員長



    2013.10.30 10:25更新 



     米下院軍事委員会のマッキーオン委員長(共和党)は29日、中国の軍備拡大を踏まえ、米国にとっては同盟国である日本の軍事的能力の向上が望ましいとの認識を強調した。議会内で開かれたアジア政策に関するイベントで語った。



     委員長は「偉大なパートナー」である日本の領空周辺で、中国軍機の飛行が活発化していることを指摘した上で、「われわれが世界中の全ての問題に対処できるわけではない」と述べ、日本を含む同盟国の軍事的役割の重要性を訴えた。.



     さらに、同盟国により大きな役割を担ってもらえるよう「彼らの能力強化に向け、米国は可能なことを全て実行する責務がある」と強調した。(共同)





  • 名無しさん2013/11/02

    法律を知らない国会議員はいらんだろう↓

  • 名無しさん2013/11/02

    これはない。

    ありえない。

     怒りしか覚えない。



     天皇陛下の政治利用だけでなく、



     請願法

     「請願書は、請願の事項を所管する官公署にこれを提出しなければならない。

     天皇に対する請願書は、内閣にこれを提出しなければならない」



    という、立派な法律違反でもある。

     山本は「天皇陛下に手紙を出す事は禁止されてない」と思ってるようだが、法律があることを知らなかったようだ。

     知らないで済まないのが法の世界。

     逮捕か議員辞職は必至でしょう。

    これを見過ごしては、今後の日本において天皇陛下への不敬を生む風潮が膨らみ続けます。

     日本の象徴を道具としか見ない連中・・・某在日民族も含め、そのような連中が増えることは、日本最大の危機です。

     決してなかったことにしてはいけません!!!!!!

  • 名無しさん2013/11/02

    「通称」悪用して端末不正売買 容疑の韓国人を逮捕 埼玉

    2013.11.1 21:41 

     外国人が日本で名乗る通称を悪用して携帯電話を不正売買したとして、埼玉県警組織犯罪対策課と大宮西署は1日、組織犯罪処罰法違反(隠匿)と詐欺容疑で、韓国籍の無職、文炳洙(ぶんへいしゅ)容疑者(通称・青山星心(しょうご))=別の同容疑で処分保留、さいたま市西区清河寺=を再逮捕した。通称を悪用した犯行を組織犯罪処罰法で立件するのは全国初という。



     同課の調べでは、文容疑者は区役所で短期間に通称登録を何度も変更。新旧の通称を使い分け、平成22年10月以降、約160台のスマートフォンやタブレットなどの端末を購入、古物商へ転売したとみられる。



     再逮捕容疑は8月7日、「青山星心」の通称で、さいたま市の家電量販店でスマートフォン2台を詐取。過去の通称だった「清永泰斗」を名乗り東京都内の古物商で転売し、約7万2千円を得たなどとしている。



     同課によると、文容疑者は端末代を分割して月々の料金に上乗せする制度で端末を購入したが、支払いは一切せずそのまま転売。同課の調べに「料金を踏み倒す気はなかった」と犯意を否認する一方、売却で得た金は競馬などのギャンブルに使ったという。



     頻繁に通称変更することを不審に思った区役所の届け出を受けて捜査したところ、犯行が発覚した。文容疑者は通称の違う複数の身分証を使い分け、売買を重ねていた。

  • 名無しさん2013/11/02

    特別永住者制度は、不法入国者に対し正規入国者以上の権利を認めている不当な制度。日本国憲法による法秩序を破壊する「違憲」法令。直ちに全廃を。

  • 名無しさん2013/11/02

    日本人旅行者の集団が在米韓国人に呼び止められて罵倒される。だから慰安婦問題解決しろwwww http://bororon.doorblog.jp/archives/33696051.html