政治・経済

頂門の一針

急所をおさえながら長閑(のどか)な気分になれる電子雑誌。扱う物は政治、経済、社会、放送、出版、医療それに時々はお叱りを受けること必定のネタも。

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頂門の一針3074号  2013・9・21(土)

2013/09/21

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  わたなべ りやうじらうのメイル・マガジン「頂門の一針」 3074号
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           2013(平成25)年9月21日(土)



     「尖閣は安保対象」ケネディ次期駐日大使:佐々木 類

           小沢、統一会派で「護憲の核」目指す:杉浦正章

                     再選ムガベは中国丸抱え?:宮崎正弘

                       私の「身辺雑記」(33):平井修一

                        再び日本の皆様へ:Andrew Chang

                                      話 の 福 袋      
                                反     響
                    身 辺 雑 記


□■■□  ──────────────────────────□■■□
第3074号
                             発行周期 不定期(原則日曜日発行)
             

 
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「尖閣は安保対象」ケネディ次期駐日大使  
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              佐々木 類

【ワシントン=佐々木類】次期駐日米大使に指名されたキャロライン・ケ
ネディ氏(55)の人事承認に関する上院外交委員会の公聴会が19日、開か
れた。

ケネディ氏は、尖閣諸島(沖縄県石垣市)について、「日本の施政下にあ
り、(米国による日本防衛義務を定めた)日米安全保障条約第5条の適用
対象だ」と明言した。一方で尖閣をめぐる日中対立に「重大な懸念」を抱
いていると述べた。

オバマ大統領による7月下旬の駐日大使指名後、ケネディ氏が対日政策な
どについて所信を表明したのは初めて。

ケネディ氏は第5条に言及した際、「(領有権に関し特定の立場をとらな
いという)米国の立場は明らかだ。対話を通じた平和的な解決を望む」と
従来通りの見解を表明。「米国には平和的な対話と外交を後押しする責務
がある」とも強調した。

対日観については、「日本は不可欠のパートナーであり、日米同盟は地域
の平和と安定、繁栄の礎石だ」と強調。「日本は政治的安定と経済再生の
時代を謳歌(おうか)している」との見解を示し、環太平洋戦略的経済連
携協定(TPP)の交渉についても、推進に向け、米経済界と協力してい
くと述べた。

日本政府が検討中の集団的自衛権行使の容認については、「日本自身の問
題だが、議論の行方を注意深く見守りたい」と述べた。

また、1978年に叔父の故エドワード・ケネディ上院議員と広島を訪れたこ
とを明らかにし「深く心を揺さぶられた。日本ほどわたしが奉仕できる国
はない」とも語った。上院の承認が得られれば10月にも女性初の駐日大使
として着任する。
産経ニュース2013.9.20 01:36

ホワイトハウスより:

次期駐日大使キャロライン・ケネディ氏の指名承認公聴会

9月19日米上院外交委員会で、次期米国駐日大使に指名されたキャロライ
ン・ケネディ氏の指名承認のための公聴会が開かれました。以下のサイト
で、あらかじめ準備された証言内容をご覧いただけます。質疑応答を含む
公聴会記録全文をご希望の方はご連絡下さい。添付ファイルでお送りしま
す。

公聴会
Hearing on Nomination of Caroline Kennedy as Ambassador to Japan
U.S. Senate Committee on Foreign Relations, September 19, 2013
http://www.foreign.senate.gov/hearings/nomination-09-19-2013

ケネディ氏の証言内容
Statement by Ms. Caroline Kennedy
Nominee for U.S. Ambassador to Japan
http://www.foreign.senate.gov/imo/media/doc/Kennedy_Testimony.pdf
(PDF 19 KB, 4 p.)
ビデオ
http://www.youtube.com/watch?v=CQIEEuXvO6U

以下は、大統領が指名した人物の上院での承認プロセスに関する米議会調
査局報告書です。
Senate Consideration of Presidential Nominations: Committee and
Floor Procedure
CRS Report for Congress, January 31, 2013. RL 31980
http://go.usa.gov/DPBj (PDF 271 KB, 14 p.)
 (情報収録・中山)


 
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小沢、統一会派で「護憲の核」目指す
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                       杉浦 正章

しかし展望は濃霧の中

「盛者必衰」の表現がぴったりの生活の党代表・小沢一郎が、「孤城落
日」の社民党と参院で院内統一会派を作る動きに出た。統一会派と言って
もせいぜい7人程度のスタートとなりそうで、目的は予算委員会での質問
権確保にある。

小沢はこれを核にしてあわよくば護憲勢力の結集に動こうとしているよう
だが、肝腎の民主党は小沢アレルギーが強く、乗りそうもない。野党全体
が総選挙と参院選で2度の脳しんとうを起こしてまだ立ち直れない状況で
あるのだ。

中国四川省のことわざに「白猫であれ黒猫であれ、鼠を捕るのが良い猫
だ」があり、鄧小平もかってこれを使った。これを翻案してかつての民社
党初代委員長・西尾末広が「政権を取らない政党は鼠を捕らない猫と同じ
だ」と述べた話は有名だ。しかし政界はいまその鼠を捕らない猫ばかりが
うようよしている。それも怠惰で寝てばかりいる。

さすがに政党を作っては壊してきた小沢も今度ばかりは参ったようだ。辛
うじて維持している生活は衆院7人、参院2人でこれまでに作った政党で
は最小。参院選は当選者ゼロ、岩手の小沢王国は完膚なきまで食いちぎら
れた。8人いた小沢系国会議員は今や3人まで減少してしまった。

凋落すると水商売がしたくなるのか、焼き肉屋に転向した小沢チルドレン
がいるかと思えば、社民党前党首の福島瑞穂はバーのマダムだ。終戦の日
の15日の夜、東京都杉並区内の居酒屋で一日マダムとなって「平和憲法
を語る会」を開いた。

小沢は既に71歳。72歳で首相になった福田赳夫の例はあるが、周りの 状
況はまさに「出口なし」である。漏れうかがうその心境は強さと弱さが
交叉している。「このままでは死にきれない」と意気込むかと思えば「沖
縄で釣り三昧もいい」と新築の別荘に引退するかのような口ぶりもみせ
る。総じて勢いがないのだ。

その勢いのない中で打った布石が社民党との院内会派だ。水面下で小沢は
社民党党首代行・又市征治に働きかけるとともに、民主党では腹心の副議
長・輿石東を通じた再編を狙った。護憲勢力を中心とするリベラル派の糾
合である。

社民党は参院選大敗で福島が党首を辞任、このままでは解党となりかねな
い危機にさらされている。大先輩である元首相・村山富市までが解党論を
唱えるに至っている。

村山の構想は解党を視野に入れた政界の再編だ。「社民党はこのままいっ
ても先がない。党派にこだわらず、憲法を守らないといかんという者は結
集すべきだ。社民党が火付け役になって新しい党を作り上げていくことも
大事だ」というのである。

この護憲勢力結集構想は「死にきれない」小沢の思いとも合致して、院内
会派結成に至ったものだ。

しかし護憲勢力の結集はミニ政党が集まっても“ごまめの歯ぎしり”にしか
ならない。せいぜい民主党の一部でも参加しなくては意味がない。

そこで小沢は輿石を動かそうとしているのだ。輿石は護憲での結集には前
向きだが、副議長に祭り上げられては動きもままならない。民主党内の情
勢は元首相・野田佳彦が「蟄居(ちっきょ)」の状態から抜け出しそうな
気配がある。元外相・前原誠司も維新共同代表・橋下徹と気脈を通じている。

輿石が下手に左派を動かそうとすれば、右派も維新やみんなの党と再編へ
と動きかねない情勢がある。とりわけ首相・安倍晋三が憲法改正や集団的
自衛権で投げている直球が、民主党内に今後遠心力を働かせる可能性も強
い。さらなる分裂を招きかねないのだ。

「御輿は軽くてパーがいい」とばかりに、小沢の入れ知恵で輿石が担いだ
海江田万里では、荷が重すぎてとてもまとめきれない状況になり得る。こ
うした状況を察知してか民主党幹事長・大畠章宏も、小沢の仕掛けによる
院内統一会派には極めて慎重である。

ただ小沢と村山が掲げる「護憲新党」は、安倍政権の出方や、マスコミの
論調によっては、大きな動きに発展する可能性も否定出来ない。そのアリ
の一穴になるかどうかが生活と社民の院内会派だとすれば、あながち馬鹿
にしたものでもない事は確かだ。

小沢が定期的に開いている「小沢一郎政治塾」が19日スタートした。小
沢は22日に講演する予定だが、おそらく護憲勢力の結集を主張するのだ
ろう。

          (政治評論家)<2013年09月20日>  



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再選ムガベは中国丸抱え?
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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
平成25(2013)年9月20日(金曜日)貳
       通巻第4028号
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<速報>
 尖閣諸島は日米安保条約の適用対象と次期駐日大使が明言
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  次期駐日大使に指名されたキャロライン・ケネディは9月19日に開
催された、米連邦議会上院外交委員会公聴会で、「尖閣諸島は日本の施政
下にあり、米国による日本防衛義務を定めた「日米安保条約第5条の適用
対象である」と明言した。

 ケネディ次期大使は「(領有権に関し特定の立場をとらないという)米
国の立場は明らかであり、対話を通じた平和的な解決を望む」としつつ、
「米国は平和的な対話と外交を後押しする責務がある」とした。
 また対日観については、「日本は不可欠のパートナーであり、日米同盟
は地域の平和と安定、繁栄の礎石だ」と強調した。
 これは従来の米国の尖閣諸島問題の枠内であるが、安保条約の適用対象
と明言したところにポイントがある。
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 ジンバブエの独裁者ムガベの再選は中国丸抱えではないのか
  中国が香港ダミー企業を通じて8億米ドルを献金し、選挙を支援
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香港誌『開放』9月号(最新号)が伝えた。

ジンバブエの独裁者ロバート・ムガベ(89歳)は8月3日の大統領選 挙
で「再選」されたが、選挙資金の大半を中国の香港ダミー企業が請け
負っていた。

国民からそっぽを向かれ、支持率は数パーセントもない筈な のに、な
ぜ、この独裁者が再選されたか。理由は簡単である。選挙は不正 に行わ
れたからだ。

なにしろインフレ率は史上最悪といわれる2億3000万パーセント!  リ
ヤカー一杯にジンバブエ紙幣を積んでもゴミ箱に捨てられ、コッペパ ン
ひとつ買えないのだ。ジンバブエで通用する通貨は米ドルである。

西側マスコミは不正選挙、幽霊投票、いつもの投票箱すりかえという出
鱈目な選挙だったと批判したが、香港に登記された「攅石開採公司」が8
億ドルを献金していた。英紙「タイムズ」は、その機密文書を入手したと
報道したこともある。

ムガベ夫妻は香港とシンガポールに豪邸を所有しており、国民が飢えて
死にかけても自分たちだけは贅沢三昧。しかもムガベ大統領夫人は前夫と
別れて、40歳ちかく年齢の違うムガベと再婚したが、この前夫は北京駐
在ジンバブエ大使である。まだ夫人はコンゴのダイヤモンド鉱山を所有し
ている。

攅石開掘公司の徐京華は選挙中、ジンバブエにさまざまな選球道具を持
ち込み、ムガベ与党の選挙のTシャツを2万枚用意し、選挙カー500台 の
費用なども負担したうえ、また反対派を抑え込む(買収工作?)のため
一億ドルを持参したとタイムズも書いた。

米国議会調査局に資料によれば、徐京華なる商人は神秘的な人物で、香
港で怪しげな民間団体やネット網を構築してもいるが、表向きはプライ
ベート企業。

ところがこの企業はジンバブエ最大の投資者である。同国が産出する鉱物
資源の利権を保有していると言われている。
 
ムガベはマラウィ系でカソリック教徒の家庭に育ち、南アの大学を卒業
後、ロンドンスクール・オブ・ビジネスに学んだ。

しかし帰国後、白人支 配のつづいていたローデシア(昔のジンバブエの
国名)でマルクス主義に かぶれ、武装闘争に身を投じて、獄中十年。釈
放後、中国の武器援助を得 て武装ゲリラ戦争を指揮し、独立後は初代首
相、87年にショナ族の圧倒 的な支援を得て大統領となった。爾後、ジ
ンバブエは経済が破綻、政治は 滅茶苦茶となった。
 
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 ◆書評 ◇しょひょう ▼ブックレビュー ■BOOKREVIEW
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すれっからしの旅人が中国各地に這入りこんで観察した彼らの気質・性
格地図
中国人が羨んだ日本人の「団結」も希釈化したが、現代中国はもっ と惨状
 
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宮崎正弘『出身地を知らないと、中国人は分からない』(ワック)
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日本全国47都道府県を全部踏破することすら一般人にとっては楽なことで
はないのに、著者の宮崎氏はあの広大な中国全省を自分の足で歩き、見
て、飲み食いし、現地の人とお喋りをしてきた。

本書には「見てきたよう な嘘」は一つもない。すべてが現場からの実体
験に基づいた報告である。 しかも中国各地を見て歩くだけでも大変な労
力なのに、本書では中国の影 響を受けている近隣諸国や、各地のチャイ
ナタウンの様子にまで言及して いる。

嘗て『週刊現代』の書評氏は宮崎正弘氏のことを「還暦を過ぎても中国各
地をほっつき歩いている」と書き、『正論』では佐藤秀明氏が「すれっか
らしの旅人」と書いていたことを思い出した。

この本はその中国旅行の集大成とも言うべき一冊で、しかも各省別の性
格・気質地図、つまり現代中国の人国記である。この本のために書かれた
原稿は原稿用紙にして450枚にも及ぶ分量だったそうだが、新書にまとめ
るために大幅に凝縮したという。それだけ内容が濃くなっている。

宮崎作品でいつも感心することのひとつは、写真の構図の見事さだ。

私は写真業界で30年以上働いてきたので、多少は人より写真を見てきたつ
もりだが、そういう目を通しても、素晴らしい写真が随所に配されてい
る。これは今回の本に限ったことではない。

中国全省踏破されたとお聞きしたのはずいぶん前のことだったが、それ以
降も訪中の頻度は衰えることなく、しかも中国ばかりが旅の目的地ではな
く、世界のあらゆる場所に足を向けている。

その行動力たるや驚異的である。増補されたパスポートには、10年間で一
体どれだけの出入国スタンプが押されているのだろうか。本書を読めばす
ぐにわかることだが、本当に寸暇を惜しんで各所へ出かけ、見学、取材を
こなしている。

そうした行動力は、明るい時間帯だけに限定されず、夜の 食堂、大衆酒
場、レストラン、カラオケバー、といった場所でも遺憾なく 発揮されて
おり、それぞれの土地柄や人々の本音を手品のように引き出し てしまう。

公式の報道では窺い知ることのできない中国人の多様な渇望といったもの
を、これまで多くの著作を通じて知ることができたことは、宮崎読者であ
れば良くご存じのことと思うが、この本にもまた、そうした記述が随所に
登場する。

以前、宮崎氏が「中国という一つの国家があるのではない。そこを見誤る
とあの国は理解できない」と言ったことがある。この本を読むとその言葉
の真意がある程度理解できるように思う。

私の中国人に対する認識といえば、騒々しくて、公衆道徳を弁えず、ひた
すら自己の利害ばかりを主張する嘘つき異邦人といったステレオタイプの
ものだが、こうした一面的な決めつけがいかに誤っているかは、本書を読
めばたちまち理解できるのだ。

考えてみれば、狭い日本にすら多様な方言と豊かな県民性があるのだか
ら、比較にならないくらいの大きな土地と、そこを舞台にして歴史的に群
雄割拠を繰り返してきた彼の地が、たまたま現在の王朝である中国共産党
の支配下に幾多の国家を内包していると考えた方が理解しやすいだろう。

中国が、将来いい国になって、そこに暮らす国民が幸福になっていくのか
どうか、世界は固唾を飲んで今後の行方を見守っている。

そうした中、我が国は隣国として否応なく中国と関わって行かざるを得な
い立場にいる。やっかいな「お友だち」の本質を知る手引書としても、本
書は格好の参考になる。

本書の最終章を宮崎氏はこう結んだ。

「華僑の逞しさを目にするにつけ、どうしても中国人はバラバラであると
いう現実に舞い戻ってしまうのである。孫文は「中国人は砂のようにバラ
バラ」と嘆いて日本の団結を羨んだが、それから一世紀を経ても中国人の
本質は変わらない。

保守主義哲学の大家、エドモンド・バークは「国家は 先祖と現代の我々
および子孫の共同事業」と言い残した。上杉鷹山は「国 家は、先祖より
子孫へ伝え候国家にして、我れ私すべき物はこれ無く候」 と言い残した。

国家の縦軸としての重要な五つの要素とは、国防、慰霊、 教育、家庭、
道徳である。ところが、これら五つは戦後日本人が大いに粗 略に扱い、
とくに国防を忘れ、慰霊を軽んじ、教育を左翼に丸投げして家 族の価値
観を台無しにし、モラルは崩壊したままであり、現代日本とて国 家とは
言い難い。

となると、国民国家とはとてもいえない中国では一部の特権階級が富を独
占し、人民に自由を与えず、バブルの崩壊は視野に入ってきたが、この先
いかなるノウハウで生き延びようとするのだろうか?」

中国は統一国家とは呼べないが、実は我が国もまた孫文が羨んだ「日本の
団結」からはほど遠い。ますます複雑な利害が錯綜する国際社会にあっ
て、我が国こそ喫緊の課題としての、自立した国家像が求められているの
だと思う。

(評 浅野正美。三島研究会幹事)
    ○○○○◎◎◎◎○○○○◎◎◎◎○○○○◎◎◎◎ 
宮崎正弘の最新刊
 『出身地を知らなければ、中国人は分からない』(ワック 998円)
  308ページ、地図と写真多数、中味ぎっしりの廉価版です!
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 樋泉克夫のコラム 樋泉克夫のコラム 樋泉克夫のコラム
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樋泉克夫のコラム
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【知道中国 967】                
「四川省産のオオムが・・・成都官話で『毛主席万歳』と叫ぶ」 (桑原
の3)
「中国の演劇」「四川紀行」(桑原武夫 『世界紀行文学全集』修 道社
 昭和46年)


  ▽
じつは桑原は、「ソ連科学アカデミと中国社会科学院の招待」に応じて茅
誠司会長を団長とする日本学術会議が組織した15人の訪問団の一員として
ソ連訪問からの帰路に訪中したわけである。

再び指摘しておくが、一行が旅行した昭和30(1955)年は、保守合同によ
り自民党が成立し、自民党対社会党の「55年体制」が始動した年であり、
まるで55年体制の発足にタイミングを合わせるかのように、中国は日本学
術会議という的に招待外交の矢を放った。

つまり、両国共産党による明白なる平和攻勢・宣伝工作・洗脳工作だった
わけだ。

「ソ連の帰りに中国を訪問することがきまったさい、私はぜひ四川まで行
きたいと思った」。

それというのも、「小学校へ入る前から、毎晩父親の口から聞いた『通俗
三国志』・・・その舞台をなす蜀の国」であり、「私が最も愛する中国の
詩人杜甫が閑居した成都」があるからだ。

先ず訪れた重慶は、日中戦争中に日本軍の猛攻を避けるべき首都の南京を
放棄した?介石が逃げ込み、アメリカの支援を支えに命脈を保った揚子江
上流の崖っぷちにへばりつくように築かれた都市である。ここを日本軍は
猛爆した。「重慶爆撃」である。
 
桑原は「(重慶)滞在中、誰一人として日本軍の空襲ということば使っ
たものはいなかった」と記すが、重慶の人々の記憶から日本軍の爆撃は薄
れてしまっていたのか。それとも日中友好を最優先すべく、中国側が重慶
爆撃にかんしては緘口令を布いていたのか。

いずれかは不明だが、街の中 央に位置する中蘇友好大楼と名づけられた
巨大建築を例に、「先進国ソ連 に学べ、というのが今日の中国の国是で
あり、どこの街にも村にも中蘇友 好協会はある」と、当時の中ソ蜜月関
係を記している。

因みに、一行の旅行から半年ほどが過ぎた1956年2月、フルシチョフがソ
連共産党大会で行ったスターリン批判を機にはじまった中ソ対立は、69年
の国境における武力衝突への拡大していった。

さて重慶(一文字で「渝」)と成都とを結ぶ成渝鉄道の車中で、桑原の妄
言が炸裂する。

桑原は別に発表した『ソ連・中国の旅』(岩波書店 1955年/2008年復刻
版』で「1952」年に開通した成渝鉄道によって成都まで十四時間。四十
いくつかのトンネルがあり難工事だったらしいが、わたしたちは軟席寝車
でらくらくいった。

極上の無煙炭をたいており、窓をあけっぱなしてねた が、シーツは汚れ
ていなかった」と、「極上の無煙炭」までをもヨウショ しているが、こ
こからが抱腹絶倒だ。

「一輛に寝台を作るボーイが二人、お茶を汲むボーイが一人、床のリノ
リュームを一時間ごとにきっちり拭くきに掃除婦が二人、そのほか腰にピ
ストルを着けた巡警が一列車に四、五人」と、乗客以外の係員を数え、
「中国には泥棒はいない。

第一こんなにたくさん係員がいては、忍術使い でもなければ列車泥棒は
できまい。新中国のやり方は単に道徳を高唱する だけでなく、社会的、
経済的に悪徳を阻止する処置がとられている。列車 の係員が多いのもそ
の処置の一つであろう」と綴っている。

だが考えてみれば列車1輛に、ボーイやらピストル所持の巡警やら“その筋
の者”が10人も乗り込んでいるなら、それだけ厳戒態勢にあるということだ。

「中国には泥棒はいない。第一こんなにたくさん係員がいては、忍術使い
でもなければ列車泥棒はできまい」ではなく、じつは「こんなにたくさん
係員」を張り付けておかなければならない情況が当時の中国社会にあった
ということに、桑原は思いを致すことはなかったのか。鈍感でノー天気。

「新中国のやり方は単に道徳を高唱するだけでなく、社会的、経済的に悪
徳を阻止する処置がとられている」とするが、当時は「道徳を高唱するだ
けで」は「社会的、経済的に悪徳を阻止する」ことなど不可能であり、だ
から力で封じ込めるしかなかったのだ。
《QED》
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 読者の声 どくしゃのこえ READERS‘ OPINIONS 読
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  ♪
(読者の声1)宮崎先生の『中国を動かす百人』(双葉社)は現代中国の
トップを網羅した貴重な人物事典でもあり、たいへん有益な参考書です
が、このなかに「民主派人士」として「中国のマンデラ」と呼ばれる王丙
章博士が、広東省の監獄にいると書かれています。

そこで検索エンジンで調べたところ、貴誌の2008年5月9日付け通巻
2178号に、獄中で拷問された模様、中風を患っている、と報じられて い
ました。

ほかのメディアはまったく、この人物のことを伝えていません が、有名
な魏京生やウアルカイシや、王丹のことがでても、なぜ王博士の 紹介が
日本のメディアではないのか、不思議です。その後の情報はありま す
か?(JJセブン)


(宮崎正弘のコメント)すでに獄中11年、王丙章は広東省の獄(昭関北
江監獄)に繋がれたままです。米国では民主団体、在米中国人団体が一斉
に立ち上がって釈放要求の署名活動をしていますが、先日来、囮捜査で拘
束されて11年を記念して連日、ワシントンの中国大使館前では、座り込
み、ハンガーストライキが展開されています。

王丙章は医学博士、カナダへ留学後、米国へわたり、1982年に「民 主、
人権、法治、自由」を謳った『中国の春』を創刊し、海外留学生に呼 び
かけて中国民主党を組織しました。大陸へオルグへ出かけるためベトナ
ムから広西省へ密入国したところを囮捜査で逮捕され、無期懲役。

王一家はカナダ、米国に住んでいて、監獄にたまに面会に行くようです
が、姉の王金環、弟の王丙武、そして妹の王玉華らが交替で大使館前に詰
めかけ、即時釈放を訴えています。また同じ運動を、ほかの国々でも中国
大使館前で展開するよう世界的呼びかけを行っており、オバマ大統領のも
とへも、中国へ圧力をかけるよう要請が大量に舞い込んでいると聞き及ん
でいます。

魏京生や王丹、ウアルカイシらは中国民主陣戦など組織が異なるため、
王丙章とは距離を置いているようです。民主陣営も中国人は大同団結をし
ないのが特徴です。



  ♪
(読者の声2)中国人と韓国人の間の関係を象徴する事件が昭和3年に起
きました。万宝山事件と平壌事件です。

昭和初期、日本人で満州に住んでいたのは、南満州鉄道社員と家族、関東
軍の将兵、都市に住む商人だけでした。30回以上日本政府は、国境を越
えて満州に入植するなと声明を出したにも関わらず、朝鮮人は満州に侵入
して、漢人等が既に灌漑した土地を奪い取りました。これこそまさに侵略
です。

日韓併合後ですから憎まれ非難されるのは日本です。満州に入植していた
館員の土地を奪い住み着いていた約280人の朝鮮人が土地を奪われた漢 人
にころされました。その復讐として朝鮮人が平壌のチャイナタウンで約
3000人の漢人を殺害しました。

もう故人になられましたが、私の知人で大東亜戦争中、シナで日本陸軍の
将校であった人が、朝鮮人が現地の人を余りにいじめるので可哀そうでな
らなかった、と言われました。

しかし、かれらも「日本人」であったので、止めさせることができず口惜
しい思いをした、とおっしゃられました。その将校は、敗戦後、ある日本
人捕虜収容所で日本人捕虜を代表して国民党軍との連絡係をされました
が、その収容所に子供のいない現地の老夫婦が日本兵を養子にほしいと懇
願しにたくさん来て、約3000人の日本兵捕虜が養子にもらわれて現地 に
とどまったそうです。

正直かつ親切で敬老精神に富みよく働く彼らを直接に接した経験のある現
地の人たちはそう見抜いていたのです。国民党軍兵士や人民解放軍兵士な
どとは全く違います。

日露戦争の前、満州は実質ロシアの支配下にありましたが、朝鮮人を見つ
けるとロシア人は即殺したそうです。朝鮮人はロシア兵に見つかると、自
分は日本人だといったそうです。

日本人をむやみに殺せば外交問題になるからです。朝鮮人が日本人に成り
すましたのは、日韓併合のずっと以前からです。(ST生、千葉)



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私の「身辺雑記」(33)
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           平井 修一

■9月19日(木)。朝は室温23.5度、快晴。次女は落ち着きを取り戻してき
たし、4歳10か月の孫娘は元気に保育園へ通っている。カミサンも犬も快
適に過ごしている。

記事がうまく書けないのでうんうん唸っていたら午後1時、とりあえず昼
飯でもと思っていたら、「待てー、万引き!」という声が聞こえる。通り
を見たらなんとわが甥っ子が走っていた。甥は昨年、2代目のコンビニ社
長になったのだ。

小生は(小者を狙う人はまさかいないとは思うが迎撃用に備えている)床
の間の木刀をもって助太刀に行こうと思ったのだが、Tシャツを着てズッ
ク靴をはいていたら時間はかかるし、おろおろしていたら甥っ子が、いさ
さか肥満気味の男をつかまえて店の方へ歩いて行った。盗んだのはエロ本
だった。追撃成功だ。

甥が返り討ちにならずにホッとしたが、甥はずっと事務職で終日パソコン
で仕事をしていたのが昨年、家業のコンビニの“肉体労働”に変わったもの
で、その直後に万引きを追いかけたとたんに足の筋を痛めて1、2か月休職
した。だから小生としては心配したのだ。

夕食後に孫娘と一緒にアイスクリームを買いにコンビニに行くと甥っ子が
いた。

「万引き男はどうした?」

「ちゃんと捕まえましたよ」

「警察に渡したの?」

「手口が手馴れていたので常習犯でしょう、警察に渡しました」

「よくやったね。まあ、ケガしないようにな」

「ええ、気をつけます」

甥っ子は昨年の“自滅”事故で反省し体を鍛えているようで、筋肉がしっか
りついていた。彼にも武闘派の血が流れているのだろう。小生も集団的自
衛に備えて少し体を鍛えたほうがよさそうだ。

夜に次女が白玉善哉を作っている。「今夜はお月見よ」。十五夜、中秋の
名月か。おしゃれなカレンダーには書かれていないから知らなかった。い
い月が出ている。

ススキを飾れば気分が出るからと花屋に行ったら売り切れていた、当たり
前だ。で、ススキを求めて裏道を歩いたが、以前あったところはセイタカ
アワダチソウに駆逐されていた。ようやく線路際にススキの群生を見つけ
て1mほどのを5本とってきた。蚊に2か所刺される。

大きな花瓶に飾るととても見栄えがする。法事から帰ってきたカミサンも
喜んでいた。白玉善哉を楽しんでいたカミサン曰く、次女は精神的に楽に
なったみたいね、と。夫婦善哉・・・

♪九尺二間が振り出しで 胸つき八丁の道ばかり それが夫婦と軽くは言
うが 俺とお前で苦労した 花は大事に咲かそうなあ お前(村田英雄
「夫婦春秋」)

<ぜんざいを注文すると、女夫(めおと)の意味で一人に二杯ずつ持って
きた。柳吉は言った、「山盛りにするより、ちょっとずつ二杯にする方が
沢山(ぎょうさん)はいっているように見えるやら、うまいことを考え
よった」。蝶子は「一人より女夫の方がええということでっしゃろ」>
(織田作之助「夫婦善哉」)

もう修復はできないのだろうか。時間が解決するのかどうか。次女は土曜
の夜は友達の再婚祝いで夕食は要らないと言った。そういう時代なのだろ
う。(2013/09/19)

 

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再び日本の皆様へ
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  Andrew Chang

皆様に最初のメールを差し上げてから8年になります。その後も洋を隔て
た米大陸から西太平洋の国際情勢の激変に、不安と危惧の目で故郷の台湾
と懐かしの日本を眺め、皆様の幸福と国の安全・繁栄を願いつつ毎日過ご
してきました。

しかし不幸なことには2年前福島で発生した悲劇とその災禍のひどさに胸
の潰れる思いで見守り、命を落とした不幸な方々の冥福を祈り、一日も早
く再建復興の途を辿るよう祈りました。

が悲痛と焦燥で明け暮れるうちに、災禍の直後、嘗て見た日本の美しい伝
統と精神を見出し、心が温まる思いをしました。

それは愛する親身の方を失い、住む家も津波に洗い去られ、悲しみと飢餓
の内にも災民は助け合い,労わり合う頬笑ましい姿、他の国なら喧々
囂々、我先にと救済物資を奪い合う見苦しい情景の代わりに、絶望の際に
立たされても争わらずに、静かに辛抱強く長列に並び、配給物を待つ行儀
のよさと守法精神、それから捨て身の精神で災害の食い止めと救助に災源
に赴いた警察や自衛隊の雄々しい姿に深く心を打たれ、世界各地から賞賛
の声を耳にし、敬意の目を身で感じました。

しかしその反面、近年来経済の衰退による閉塞感、それに社会道徳と伝統
美徳の衰落にかなり、失望し、心を痛めました。特に3万余の高齢者の失
踪、または親の死亡届もせず、引き続きその年金を盗用、白骨になった親
の遺骸を家に放置したまま、とても人間社会とは思えられないニュースに
愕然としました。

岐路に立つ日本の経済:

前回の「日本の皆様へ」で戦後の日本復興に“驚嘆と羨望の目で見守
り、、、” それが “やがて90年代にバルブ経済が崩壊しだし、、、” 
と触れました。

確かに戦後の「所得倍増」で国民がひたすら働いて築いた未曾有の好景気
はアメリカに次ぐ世界第二位の経済大国になり、驚嘆と羨望の目で見守
り、台湾人としても誇りを感じたと申しました。

しかしそれもがやがて頂点に達し、停滞と衰退のサイクルに入り、「失わ
れた20年」、それに少子化と高齢化がもたらす将来の労働力不足、、、
などの経済的・社会的問題、また膨大な赤字国債などの深刻な問題を抱
え、閉塞した社会となり、気が暗くなる思いをしてきました。

心霊改造の正念場:

筆者のメールに答えある日本の友人は “高度成長でカネ、モノが人生の追
及する価値観となり、“戦後アメリカ軍事力の庇護の下、確たる国家理念
の形成を怠り、ただひたすら経済的利益の追求のみに明け暮れ、国家国民
の目指すべき理念を明確にしてこなかった政府をはじめとする国家並びに
国民の家庭構築に対する姿勢が、今日の状況を生み出しているいると言え
ます”と、まことに当を得たコメントを頂きました。

またその他の友人からも“その間、日本人は数々の犠牲を払いました。そ
して、最も大きな代償は「日本人の心」ではないでしょうか”と。“その根
底が「価値の揺らぎ」であり、すなわち「伝統的日本的な価値観」の揺ら
ぎでもある” と考えさせられるコメントを頂きました。

それは戦前の過激な愛国主義教育から日本を弱体化する戦後「平和憲法」
に則る「ゆとり教育」や「個人主義第一」とした「忘日思想」までにな
り、「忘国・忘社会・忘道徳・忘家族」の結果となり、それが蔓延しだし
たと指摘しました。

行き過ぎた戦後イデオロギー:

確かに敗戦した日本は戦前の極端な軍国主義の暴走で国は未曾有の戦禍に
遭い、虚脱状態となりましたが、幸い主要占領国は民主、人権、自由を重
んじる米国だったので「国破れて山河在り」で戦争の廃墟から立ち直り、
ひたすらに働き、急速に経済復興の途を辿り、上記のごとく全世界から驚
嘆・羨望の目で見られたのです。
  
しかし戦前にあったすべてのものが悪いとする戦後イデオロギーが広が
り、それを信じた戦後の日本社会はその過程で嘗て日本人の誇りであり、
世界からもお手本にされたほどの優れた資質、美的文化、伝統価値がやや
もすれば失われ、金で基準とする価値観に取って代わられ、その結果素朴
で「心豊かな人生」の人生観がかなり失われました。

それに「誇り」を失い、自国の文化価値を知らないさもしい人も見られ、
「日本的なもの」が全面的否定に近い戦後の後遺症−自虐史観の風潮−も
見られたわけです。

急速に変わる世界 ―社会文化と価値観の揺らぎ:

現今の世界は洋の東西を問わず「すべて金」の社会で、貪欲と物質の豊か
さの追求に明け暮れる価値観念に引きずられ、強欲と不徳、怠惰と享楽に
耽る社会風潮が見られ、心ある者は際限なき個人の権利と自由の主張、気
品なき流行などに顰蹙、憂いを感じます。

特に数年前リーマンショックの誘発した金融の崩壊は、危く世界を破滅の
淵に追い込みかねないところまで引きずり、未曾有の危機に直面させ、ま
た昨今に見られるEU圏(特に南欧)の経済の落ち込みも行き過ぎた享楽・
安逸を追求する価値観, 怠惰的労働観の風潮とそれに迎合する短視的財
政、社会政策によるもので、そのため国家の財政は破綻に瀕し、未来の世
代に負わせる莫大な負担をも憚らない責任感の欠如、あまりにも短視的
で、良識・良心に欠けた無責任な人生観であります。

日本も戦後築き上げた未曾有の好景気と経済力もバルブ期に頂点に達し、
以降は停滞と衰退のサイクルに入り、物質の豊かさと所得倍増がもたらし
た「豊さのボケ」、そしてこれ以上発展が見えない社会となり、成長で賑
わした躍動感が閉塞感に取って代わられました。

復興再起のため教育、産業政策を立て直すべき:

日本はこの度の世界的不景気に飲まれ、折悪しく人口高齢化と少子化など
による人口構造などが同時に発生、それに円高と隣近の新興国の競争で輸
出が減少し、コストダウンのため生産設備の海外移出、その為、社会安
定、経済繁栄の基礎であった企業の温情的雇用パータンも変えざるをえな
くなり、地方の退廃、社会は不安・混迷で伝統的価値観が変わりつつある
昨今となりました。

広大な土地と豊富な自然物資や資源に恵まれたアメリカと違い、日本は凋
落を避けるには一致団結し、限られた資源を生かし、先端技術の開発とす
ぐれた製品を開発して、行き詰まりを打開すべく努力するべきです。

専門家でない筆者にはおこがましいことですが、これから経済発展の舵を
変え、自然に帰り、そして日本独特の環境保全、代替・省エネヌギーの先
端分野で新たな技術と美的観念を織り込んだ「モノづくり」の得意の家芸
で製品を開発・生産すれば、世界をリードするに間違いないと思います。
そしてその底力は日本独特の伝統文化、すなわち勤勉、倹約の美徳であ
り、それを支える人間力であります。

従って自国の優れた伝統と価値観を見直し、そしてそれを見直す意味で教
育政策と国家観念を検討し、教育を通して「病んだ国」「誇りを失ったニ
ホン人」から正しい愛国の観念と自尊心を取り戻し、自虐史観から立ち直
るべき。言い換れば自国の伝統や美点を尊重し、自国の繁栄と安全のた
め、また国際平和にも貢献できる国家観を持つべきです。

再生のカギ:日本独特の文化と伝統の再認識

従来の日本企業は強欲で暴・短利に汲汲とする冷血なエコノミク・アニマ
ルのような営利企業と違い、従業員を労わり、伝統的にヒトを大切にする
社会的存在であったはずです。それに日本文化には他の文化に見られない
優れたものがあります。それは自然を愛でる繊細な審美観、国家・社会に
献身する精神、それに弱きものを助ける侠義・正義感の武士道精神、物を
愛し惜しみ、モノを作るのが強みであったはずです。

その証拠には日本文化伝統と日本人の美徳を讃え慕ったた外国人は近代史
で多く見れれます。この点筆者は数年前に「ユニークな日本的美学―心惹
かれる日本人の美的意識と情操」で特筆しましたが、その後も「日本人へ
私が伝え残したいこと」(文春SPECIAL 2008 季刊夏号)との表題で、日
本の美とそれにまつわる日本各界の専門家、名士などから寄せられた貴重
なアドバイズに一層感銘しました。

特に筆者の目を引いたのは作家の黒岩比佐子女史の同誌「特別読物」に
「日本を愛した外国人たち」の表題で “礼儀正し”は“洗練された東洋の
華”で、“伝統的な日本文化への哀惜”の風変りの外国人の例を挙げ、また
自然と密接に共生する日本文化に憧れた外国人などを触れ、深く印象づけ
られました。

このように多くの外国人に敬われ慕われた日本独特の文化と伝統の再認
識、再生は日本経済を支える底力でもあり、経済の立て直しのカギでもあ
ります。そしてそのユニークな文化を売ることも有力なモデルでもあり、
特に地理的に日本に近く、親和的で成長の著しいアジア・太平洋地域の新
興諸国のモデルとセール・ポイントにもなるはずです。つまり国力を支え
るのは先端技術で日本特色の製品を作る企業文化と人材であります。

先代の真摯なアドバイスに耳を傾くべし:

国威高揚の名で軍部が主導した侵略戦争まで逸脱暴走した軍国主義日本は
戦敗国として受けた懲罰は国際法に則るものの、原爆による傷害は(のみ
ならず二度も)言語を絶する人類史上未曾有の悲劇であり、それで虚脱状
態になった戦敗国の日本が押しつけられた平和憲法も行き過ぎたものであ
り、その結果、上述の戦後イデオロギーに取って替えられ、そのあげくに
“自国の文化価値を知らない”日本人も多くなり、自己本位と物欲追求で魂
まで失しないかねない社会となり嘆かわしいことです。

この様な凋落を避け“戦前にあったものは何もか悪いとする「戦後イデオ
ロギー」から脱却すべき”、“国家は文化と教育にもっともっと気を遣う必
要がある”、“日本人の中に眠っている強い精神力を蘇らるべき”など“教育
を通して「病んだ国」から立ち戻るべき”など。

そして“教育から‘人間如何に生きるべきか’の大事な人間学を教える”など
と、国を思う上述の博雅の士の心からのアドバイズに耳を傾くべきです。

その方達は昭和から遡って大正年間に生まれた方もおられ、人生経験が豊
富で碩学、国の盛衰をじかと自分の目で見、忌まわしい戦争にまつわる艱
難辛苦を身でもって嘗め尽くし、生の意義と真価を悟り磨かれてきた
方々、その憂国・愛国の思いは身に沁みるもの、若き世代の幸福を願う真
摯で肺腑を突く至言であり、まさに柳田邦男氏のおっしゃる“人生まるご
と語り伝えよ”でありあります。

そして彼等の共通する念願は“あの悲惨な戦争を繰り返さないこと”であ
り、国家復建のため資源を生かし、小さい国として生きる道をさがす事で
“日本を世界の経済と文明の主要プレーヤにとどまる気概を失うべきでは
ない”などの多くのアドバイズがあり、一々枚挙する紙面がありません。
がその中で特に忘れられない至言というべき事を二、三:

「律儀な職人国家への道」で日本は「技術的(商人)国家」であり、“徳
というものが国家を支える、、、”と作家の曾野綾子女史が指摘、そして
“、、、日本人は間違いなく律儀な精神を宿し、、、その特性で食べてい
るいる、、、”と、そして“律儀さと正直さと勤勉さに現れるささやかな徳
の力を日本が持っていてよかった。”なぜなら“職人国家になるには、長い
年月下積みの生活に耐え、技術を学び、何よりもいいもの造りをするとい
うことを最終の目標に置く、、、。出世や収入の多さよりも、、、(賛辞
さえなくとも)自分だけが自分の作品の批評家になって納得するような仕
事をするために生きる人間にならなければならない。”と。

女史は更に世界第二位の経済大国となった中国の、自国民のみならず、世
界人類の健康を脅かす近年来の不徳な有毒製品について“中国の政治家も
国民も儲けのためなら、平気であくどいことをやる国だ”と指摘、そして
“最近の中国に対する諸外国の反応を見ていると、中国に欠けていたの
は、長い年月の徳の力で、それによって中国は大きな経済的、政治的損失
をしているのだという気がする”と、まさに正鵠を射た見解であります。

筆者の見る日・中・米の文化の相違と比較:
斯く言う筆者は日本、そしてその文化・伝統を盲目的に崇拝する者ではあ
りません。なぜなら一生3カ国もの国籍を変え、変えられた者で、日・
中・米三カ国の文化・社会・価値観を直に自分の目で見、身をもって体験
し、懐古の念で明け暮れる頭の固い老年者によくある一人よがりの面もあ
ることは否めませんが、良し悪を見る目も肥えたものと、ご参考して頂け
れば生き甲斐となります。

それは戦前の日本植民地の教育を受け、60年代の初頭に心の引き裂かれ
る思いで、内戦で敗れた流亡政権に踏みにじられた生まれの故郷台湾を離
れて渡米、その途方もない大きさと資源の豊かさに目を見張りました。そ
れに民族、文化の一致した台湾や日本と違って多民族・文化の社会での生
活に異文化に適応する面白さと戸惑いを体験してきました。

丁度ベトナム戦争の泥沼にはまった反戦運動と民権運動のたけなわで頻繁
なデモ、スト、、、を目撃、アメリカの自由、民主、人権、それに平等を
貴ぶ国と深く印象ずけられました。そしてアメリカ人は粗野傲慢な人もた
まには見られますが、一般的に言って「ウチ」と「ソト」の壁はなく、明
朗、親切、友好的で近づきやすく、戦時中に教えられた「鬼畜」とは縁が
遠いものと、思想教育はいびつなものだとつくづく考えさせられました。

しかしその反面、物資・食物の浪費、大都市のスラム、犯罪率の高さ、忌
わし訴訟大国など思わしくない面もかなりあります。特に最近の社会風潮
の急激な変化、銃の氾濫とワイルドウエストを思わせる頻繁に起こるおぞ
ましい銃による暴行、また近年来行き過ぎた個人の権利主張、気品のない
風潮や流行などに違和感を感じ、行き過ぎたリベラル教育と学力の低下、
価値観の変化と揺らぎにさみしく思います。

とはいえ米国と日本は現代の中国に比べると雲泥の相違であります。なぜ
な米国は今でもジュデオ・クリスチャンの伝統と道徳観が社会文化の主流
であり、一方伝統的日本は自然と神を尊ぶ文化があり、「和」の伝統が今
でも根強く、「もののあわれ」の感性を育んだ繊細な美的意識に込められ
た審美感覚、弱き者を助け愛しむ慈悲心と義侠心、そしてはかない人生を
強く美しく生きる人生観と価値観が強みであり、それは今でも延々と続い
ているとはずです。

他方現在の中国は無産階級革命でユートピア社会の理想を掲げたものの、
その建国の過程で、伝統文化を徹底的に一掃する「反孔」の文化革命のス
ローガンで、清算、粛清、大躍進などの激烈な手段で、眉ひとすじ動かず
に数千万の人民を死なし、その酷さは言語を絶するものです。

その結果国民を飢餓と瀕死の状態に陥れ、その後「中国特色の市場経済」
に基く社会主義国家の名を掲げ、建設と経済発展のために、人命は勿論、
環境汚染はグローバルのスケールで本国人のみならず近隣諸国まで脅か
し、貧富の差はひどく、特権階級は権力に頼り汚職で富を積み重ね外国に
隠匿、人民の不満は憤発寸前、それを和らげるために最近「尊孔」の運動
に戻り、失われた社会道徳観を取り戻すとし、又国民の不満をなだめるた
め、矛先を外に向けているのは周知の通りです。その様な無神観で道徳観
を失った新興帝国は国際社会にどのような影響を与えるかは新世紀の課題
となっています。

台湾人の日本観:

台湾は文化的、地理的に日本に近く、そして同様に黒潮の暖流が流れる温
和な気候と自然の美に恵まれ、育まれた海洋型島国、が頻発する地震や台
風などの天災での不幸時には助け合い、労わり合う心の熱い民族であり、
それゆえ日本との親近感が強いものです。

その証拠には福島の大災厄後、金銭・物資による救済額は台湾が世界第一
位でそれが如実に物語っています。それから最近の民意調査によれば台湾
人が好感を持つ国は米国や中国を遥かに凌ぎ、日本が最高だとの結果のレ
ポートが発表されました。又ポップカルチャなどを通して日本びいきの青
少年層の幅も広いようで、最近の対日世論調査でもはっきり出ています。

特に日本教育を受けた戦前世代は日本とかなり強い絆をもっています。勿
論植民地としての台湾の「本島人」は太平洋戦争前まで二等国民として扱
われ、参政権も与えられず、日本本土から移住した統治者階級の「内地
人」には劣等感を感じたことも事実でした。

しかし公平に言って、一般の台湾人当時の内地人に好感と尊敬の念を持
ち、頭を下がらずにはおられない面が多くありました。それは維新後両刀
を外し、武士の伝統を受け継いだ警察の清廉と悪を挫く愛民の精神に敬い
親しみ、日本人の清潔、素朴と礼儀作法に深く印象付けられたものです。

それは戦後目にし、身をもって体験した貪欲・残忍な外来政権の下で暮ら
した我々は「名こそ惜しけれ」を重んじる日本士族のの精神が一層懐かし
く思われます。

日清戦争で当時の清朝の中国から割譲した台湾は、歴史的に頻繁な一揆反
乱で北京の天朝政権がもてあました「化外」蛮夷の地で、日本からの植民
地政権は、平定の過程で行き過ぎたケースもありましたが、その後日本の
国威向上と南洋進出の基地となり、現代化と皇民化政策で急速に発展、当
時のアジア諸国よりももっと現代化され、ある面では「内地」の日本本土
をも凌ぐと言われたほどでした。そして台湾のために命まで全てを捧げ、
上からは総督、教師、技術者など多くの方々が台湾の土となり、その魂が
今でも台湾に残っています。例えば台湾の水利工程で台湾経済に欠かせな
いダムを設計した八田与一氏と夫人、今でも台湾人が守護神と崇め偲んで
います。

前の「日本の方へ」で述べたように、“幼時日本国民として教育された
我々の世代は日本文化と触れ合い馴染み、特に日本伝統の美−茶道、書
道,武道などを通して「道」のレベルに達した美の真髄である「幽玄の
美」−に心を魅かれるものです。そのわけで日本は中華の伝統を抜根的に
破壊し、欺瞞、虚偽,非道に満ちた中国よりも、、、親しみやす
い。。。”と申しました。

日・台・米共同体を:

台湾は西太平洋の戦略的かなめであり、アイランドチェインの要衝にあ
り、その安全と独立は日本の安全と繁栄に関わる存在です。従って自国防
衛とアジア平和のため、日台が固く結び、アメリカと組んで日・台・米共
同体を作りるのが得策で自明の理です。

今やアジア大陸に崛起した一党独裁の政権が高揚する民族主義を利用し、
政権に対する国民の不満を国外に向かせ、国威高揚の名で西太平洋の島礁
の主権問題で近隣諸国の安全を脅かす中国の覇権を抑えるには日・米両国
の協力がなければないりません。戦後の一味対米依存では国の安全を守る
のは賢明ではありません。

なぜなら過去十数年に及ぶ港湾戦争で疲労困憊し、それに経済衰退で弱体
化したアメリカは日本なしでは中国と対立する意力がありません。従って
日本の国力は自国のみならずアジアの安全に欠かせないもので、防衛力の
強化は喫緊の要務であります。

日本の経済は衰退したものの、その底力は今でも躍動しています。そして
その高度な技術、洗練されたサービスは世界が必要としています。対外負
債や海外市場に依頼する西洋諸国と違い、高い貯蓄率と国内市場の幅は日
本の強みで、それに加えて、勤勉努力する国民性は日本の強み。願わくば
2020年の東京五輪は日本経済復興の起発剤となるよう。

結び:

社会は時代の変遷と共に変わるのは自然の成り行き、特に科学・技術の飛
躍的進歩で一層目立ち、それがどこまで行くかはこれからの課題であります。

しかし社会安の安定と人生の幸福の支柱となる価値観、道徳観はそんなに
変わるものではないもの。なぜなら伝統は過去の優れた価値のあるものを
積み重ねた人類社会の経験で、それを受け継ぐべきものです。

従って若き世代の日本人が受け継ぐべき最も大切なものは日本人の持つ美
質であり、つまり“働くことが好きで、学ぶこともすきで、優れた異文化
をこだわりなく受容する”ことであります。なぜなら日本昔からアジア大
陸の文化と文字を摂取し、見事にアジア文化の完成体を作り、また維新後
西洋の科学と芸・美術をも取り入れて現代化し、東西両洋のかけ橋とな
り、世界文明に寄与すること甚大であります。

「逝きし世」を儚なみ偲ぶのおセンチだとお笑いになるかも知れません
が、嘗ては実際に社会・家族のために奮発する微笑ましい時代でした。そ
れが今の日本に失ったと思いません。なぜなら思いやりのある心、自然の
美、神の摂理を重んじる伝統的な方が今でも多くおられるはずです。

それはまさに名著講義で藤原正彦教授が「逝きし世の面影」で言われたよ
うに “ ボーダレス時代とかグローバル社会と言われた現代にあっ
て、、、地球で最も美しい花、すなわち地球の各地に生まれた文化や伝統
を抹殺しようとして、、、21世紀はグローバリズムではなく、ローカリ
ズムであるべき” と感銘せざるをえない至言であります。(文春 
2009 3月号、p.395)そして日本の社会文化と社会道徳を、世
界の人が富士の秀峰に目と心を魅かれるように。

この度福島の惨事で見た日本は心に久しく秘めた面影を甦らせ、心の温た
まる思いをしました。それは窮状の中でも、被害者は礼節と品位を保ち、
奪うことなく労わり合う精神と美徳、世界でも稀な道徳的国民で、幼少時
に見た「向こう三軒両隣」の強い絆の隣人・同胞愛を感じました。

私たちの世代は昔から「親に孝に、夫婦相和し,兄弟相信し、恭倹己れを
持し、学を修め、業を習い、博愛衆に及ぼし、、、」の教育勅語を覚えさ
せられ、それを励行するように躾けられました。これが反動・保守と嘲ら
れば悲しいことです。それは民主・自由・人権に悖る価値観であるはずで
はありません。なぜならばそれは人類社会の「和祥」の基盤となる道徳観
と価値観であるはずです。

そして日本は教育を通して「病んだ国」から立ち直り、見失われた伝統価
値を取り戻し、自国の誇りをもつべきです。そして際限なき物資的豊かさ
よりも中庸の道で「心豊かな」な人生観を持ち、もとよりあった日本人の
心、すなわち自然と共生する伝統的知恵と文化・価値観をアイデンティ
ティにし、世界に示すべきではないかと思います。そして愛と慈悲の文化
は日本の真の力であることを信じて下さい。

くだらなぬ鄙見をたらたらと、お笑いなく。そして皆様のご健康とご幸福
を。(2013年中秋 by  張介州、米国アリゾナ州在住)




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話 の 福 袋
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 ◎救急患者断らない病院、全国100か所整備へ

厚生労働省は、どんな場合でも救急患者を必ず受け入れるモデル病院を全
国に100か所程度整備する方針を決めた。

救急搬送される患者は、高齢化などにより、増加傾向にある。だが、医師
などのスタッフや病床の不足などを理由に、医療機関から受け入れを断ら
れるケースが少なくない。

こうした事態を解消するため、同省は、手術や入院が必要な患者を受け入
れる「2次救急医療機関」を対象に、救急患者の受け入れを断らない施設
を整備する。来年度の概算要求に20億円程度盛り込み、病床の確保などに
充てる計画だ。

 100か所の医療機関では、長時間にわたって搬送先が決まらない患者
を一時的であっても必ず受け入れる。そのまま治療を継続するのが困難な
場合は、新たな受け入れ先を探す役割も担う。

読売新聞 9月20日(金)11時41分配信



 ◎ケネディ次期駐日大使の尖閣発言を歓迎 菅長官「活躍に期待」

19日、米上院外交委員会で語るキャロライン・ケネディ氏(ロイター)
 菅義偉官房長官は20日午前の記者会見で、次期駐日米大使に指名され
たキャロライン・ケネディ氏の尖閣諸島(沖縄県石垣市)をめぐる発言に
ついて「米国政府の見解に従って、日本に対する思いを極めて素直に語っ
ていただいた」と述べた。そのうえで、菅氏は「早期に着任し、さまざま
な分野で活躍することを期待している」とも語った。

 ケネディ氏は米上院外交委員会の公聴会で「尖閣諸島は日本の施政下に
あり、日米安全保障条約の適用対象だ」と明言 【産経ニュース】
2013.9.20 12:10
 2013.9.20 12:10〔情報収録 − 坂元 誠〕



 ◎経済はデフレ脱却の方向、賃金増伴う好循環へ「勝負どころ」=安倍首相

[東京 20日 ロイター] - 安倍晋三首相は20日午後、首相官邸で開い
た「経済への好循環実現に向けた政労使会議」の初会合の席上で、国内景
気はデフレ脱却に向かいつつあるとして、企業収益の増加を賃金上昇や雇
用拡大へつなげる好循環の確立が重要だと強調した。政府も「思い切った
対応を検討していく」考えを示した。

首相は、政権交代後の経済政策で国内景気が「デフレ脱却、経済のダイナ
ミズムを取り戻す方向にあるのは事実」と指摘。続けて「この動きを企業
収益、賃金、雇用拡大を伴う好循環につなげられるか。ここがまさに勝負
所だ」と述べた。

企業側からは賃上げに慎重な声も上がっているが、首相は会議を通じて
「好循環実現に向けた課題の共通認識を醸成し、解決に向けて政労使それ
ぞれが行うべき取り組みを進める」ことが必要だとして、「産業界・労働
界も大胆に取り組んでもらいたい」と要請した。

(ロイターニュース 基太村真司:編集 山川薫)



 ◎無理な潜水やめて 八重山病院が注意喚起

【八重山】スキューバダイビングの潜水後に発症する減圧症の患者が八重
山地区で増えており、県立八重山病院が無理な潜水を控えるようダイバー
に呼び掛けている。

ダイビング客の無理な潜水や、客の要望に応えるダイバーの過密スケ
ジュールが原因と指摘されている。八重山ダイビング協会は9月中旬、会
員80人余に注意メールを送った。

同病院には8月26日に今年最初の患者が来院して以降、9月16日までに計
5人が手足のしびれやめまいなど減圧症の症状を訴えて受診。

うち51歳の男性は下半身の筋力低下で歩行ができず重症という。

減圧症は、潜水中に圧縮された体内の窒素が急浮上などで気化し、血管を
閉塞(へいそく)して発症する。疲労や睡眠不足など体調不良が発症要因
ともなる。

来院患者5人のうち観光客4人、インストラクターは1人だった。
うち3人は1日3回潜水しており、過密な潜水スケジュールが発症を招い
た可能性があるという。

同病院麻酔科の上原真人医師は「症状が出なくても負担は蓄積する。ダイ
バーの1日の潜水回数が以前より増えており、安全管理を徹底してほし
い」と呼び掛けている。

八重山病院から連絡を受けて注意メールを送った八重山ダイビング協会の
園田真会長は、「お客さんの要望が多様化し、30メートル以上潜りたいと
の要求もある。ショップによっては要望を断れず、無理することもある。
お客さんや従業員の安全のためにも責任ある対応が求められている」と指
摘している。
沖縄タイムス 9月20日(金)10時49分配信



 ◎北朝鮮崩壊に備え「米中の境界線決めよ」  

■米シンクタンク

<【ワシントンD.C. 9月20日 AFP】米国は、金正恩(キム・ジョンウ
ン、Kim Jong-Un)政権が突然崩壊した場合に備えて北朝鮮の国土を二分
する境界線について中国と協議することを検討すべきだとの報告書を、米
シンクタンク「ランド研究所(RAND Corporation)」が19日、発表した。

 報告書は、北朝鮮の全体主義体制が崩壊すれば、大規模な飢饉(きき
ん)が新たに発生する恐れや、数十万人の政治犯を拘束している同国で深
刻な人権侵害が起きる可能性があると指摘。その場合には米国と同盟国で
ある韓国が介入することは必至だが、そうなれば北朝鮮の主要同盟国であ
る中国が警戒を強めるだろうと警告している。

 報告書によれば、中国にとっての関心事は北朝鮮難民の流入や米軍部隊
の中朝国境への接近防止になるが、中国も北朝鮮に軍を派遣するとみら
れ、その場合には米韓両軍との一触即発の事態も起こり得るという。

「そのような事態を最小にとどめる最善策は、中国軍と(韓国軍)・米国
軍との間に境界線を引くことだ」と、報告書は結論付けている。境界線
は、中朝国境から50キロメートル地点から首都・平壌(Pyongyang)まで
の間に設置することが考えられるという。(AFP)>



 ◎石垣市教育長、戦争悲惨さの強調は「弊害」
 琉球新報 9月20日(金)10時0分配信

【石垣】石垣市教育委員会の玉津博克教育長は19日、石垣市議会一般質問
で沖縄における平和教育の在り方について問われ、「平和の尊さを教える
としながらも、戦争の悲惨さを強調する教育となっている。その教育の弊
害は、戦争に対する嫌悪感から派生する思考停止と言える」と述べた。

砥板芳行市議への答弁

玉津氏は自身が1996年に浦添高校で実施した戦争遺品展で、生徒の一人が
「平和教育というよりも、戦争に対する恐怖感の植え付けのように感じ
る」などと指摘した感想文を書いていたことを紹介し、この感想文を基
に、平和教育の在り方に疑問を投げ掛けた。

さらに「現実の社会では平和がいいと言ったところで、戦争は忍び寄るこ
とは世界の歴史が教えている」と主張。

 「平和教育においては平和の尊さを基本に、どうすれば平和を維持でき
るか、どうすれば戦争を防げるかという視点から、情報収集力、思考力、
判断力、行動力を身に付けさせることを目標に実践されるべきだ」と述
べ、平和教育の在り方を点検、確認し、改善する考えを表明した。

玉津氏が紹介した感想文は、戦争への恐怖感から平和の大切さを導き出す
手法を「単純な構造の平和教育」と批判し、「小学校低学年までならそれ
(恐怖感の植え付け)でもかまわない。

しかし、年齢を重ねるにつれ生徒の理解力も変化し、成長する。平和教育
の内容もそれに合わせて変わらないといけない」と主張している。(情報
収録・中山)


 ◎「シャラップ」発言の大使退任

国連拷問禁止委員会で「シャラップ(黙れ)」と発言し、注意を受けた上
田秀明人権人道担当大使が20日、退任した。外務省が同日、発表した。後
任は佐藤地外務報道官が兼務する。
 上田氏は今年5月、ジュネーブで開かれた同委員会で日本の司法制度に
ついて説明した際、会場から起きた笑い声に対し「シャラップ」と発言。
公式の場にふさわしくない表現だとして同省が大使に口頭で注意してい
た。 時事通信 9月20日(金)15時42分配信



 ◎「朝食にコシヒカリ」条例 新潟・南魚沼市議会が可決
朝日新聞デジタル 9月21日(土)5時16分配信

 コメのトップブランド「南魚沼産コシヒカリ」を普及させるにはまず地
元から――。新潟県南魚沼市議会は19日、朝ご飯に地元産コシを食べるこ
とを盛り込んだ条例案を全会一致で可決した。来月10日に施行される。

 条例は5条からなり、南魚沼産コシを「世界に冠たるブランド農産物」
として広めることが目的。具体的には、市は学校給食に用いるよう努め、
農家は生産技術を上げる。合わせて家庭では子どもの体力、知力、学力
アップのために、南魚沼産コシやその加工品を朝食にするよう勧めている。

 さらに、毎年10月10日を「コシヒカリの日」と定めた。「十」を重
ね合わせると「米」の字に似ることをかけ、新米の収穫作業が落ち着く時
期に設定した。JAや観光協会などと一緒に「新米イベント」を企画する
という。

 提案した市議は「コメ離れに加え、他産地との競争が激しい。地元が先
陣を切って南魚沼産コシのブランド力を守る宣言をしたかった」と話して
いる。京都市議会が日本酒で乾杯する習慣を広める条例をつくったことを
参考にしたという。



 ◎一時心肺停止の中村うさぎ、人工呼吸器が外れる…会話もできるなど順調に回復

現在入院中の女流作家・中村うさぎが20日、人工呼吸器を外して元気に話ができるまでに回復したことが、友人であるタカナシクリニック院長・高梨真教氏のブログで明かされた。

同ブログの管理人によると、「先ほど、旦那様からご連絡をいただき、
本日から人工呼吸器の管が外れ、元気にお話された様です!」とのこと。
また、中村の夫からもぜひブログで紹介してほしいと言われたことを明か
し、「さらなる回復を心より願っております」とつづっている。

中村は7月ごろから体調不良を訴えており、その後入院。一時は心停止状態に陥り、現在はICU(集中治療室)に入室していることが同ブログを
通じて報告されていた。(編集部・福田麗)
シネマトゥデイ 9月20日(金)18時30分配信




 ◎【速報】韓国完全に詰んだ!!!! アメリカ政府が韓国に対する公式見解を発表!!!!! 米国政府の大暴露に韓国中が大パク!!!!!
1: カーフブランディング(愛知県) 2013/09/18(水) 09:59:50.59 ID:a5INZsXV0 
 
米国政府 「韓国は連合国側ではない」 「竹島は日本の領土」 

韓国に戦争犯罪の犠牲者がいるとすれば、広島の韓国人被爆者のように、連合国によるものだ。 

当時の韓国人は日本軍の戦争犯罪側にいた。 

まず、将校クラスも少なからずいて、兵士に命令する立場だったから、「当事者」だったといえる。次に、捕虜収容所の監視員として、多数の連合軍捕虜を虐待した。韓国人のBC項戦犯148名のうち、大半はこの監視員である。 

彼らは強制徴用されたわけではなく、すべて志願だ。 

つまり、連合国史観によれば彼ら(韓国)自身が“戦犯”と認定された身である。 

[アゴラ 2013.9.13]

http://blogos.com/article/69998/
【アジアニュース/2Ch】

〔情報収録 − 坂元 誠〕


 
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反     響
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 1)1873號(10.4.6)
http://www.melma.com/backnumber_108241_4813505/
「現地音カタカナ表記は勘辨してくれ」
で中國地名の表記を問題にする中京大學明木教授の論文を紹介したこと
あったが近く教授の講演會がある。

日時:11月30日 午後1時30分〜3時30分(開場午後1時)
場所:多治見市學習館七階多目的ホール

詳しくは以下を參照されたし
http://www.chukyo-u.ac.jp/event/2013.11.30.pdf
http://www.tajimi-bunka.or.jp/gakushu/
http://www.chukyo-u.ac.jp/event/index.html
(kmns)


 2)請求書には「今回お買い上げ額(税抜き)」と「今回消費税額」、
そして「今回合計金額」と印字されている。 たまには、検算をしてみて
はどうか。

単価99円のものを購入すると、請求書の記載には、次のようになっている
ものは多い。
99円x100個=9,900 消費税額は9,900x5%=495円 税込み額は10,395円

でも、ほんとうに正しいのは、次のとおり。

99円x1個=99 消費税額は99x5%=4円(1円未満については切り捨て
以外に方
法はないから) 税込み額は104円
99円x100個=9,900 消費税額は4円x100個=400円 税込み額は10,300円

コンビニや、小さなお店など消費者に直結した商売をしているような購入
先では、必ず「正しい」手法になっているはず、でも、そうではないとこ
ろは、どうなっているか疑問が残る、少なくとも平成9年に5%に税率
アップして以来17年間の間違いが集積されているかもしれないのだ。

今回もし、税率アップするのだとしたら、過去に遡って返金を求めるのも
手かもしれない。いずれにしろ、アップ後の世界で泣きをみないために
も、そして、ソフトメーカーのバグ責任を追及するためにも、言うべきは
言う。これは大切。

少なくとも、本体価格に5%を乗じた額よりも1円でも多額であれば、そ
れは、間違っている請求の可能性が高いことだけは、常に意識していよう。

ついでに言えば、単価100円のものを購入すると、請求書は、次のように
なっているはず。
100円x100個=10,000 消費税額は10,000x5%=500円 税込み額は10,500円
つまり、単価100円のものを1円値引きして貰うだけで、総額では、200円
の支払い額の減額が可能となる、これは、大きい。経理や財務を預かる者
は、気にすべきだろう。(酒井 富雄) 



 3)ハングルの起源とされる阿比留文字は、 対馬の阿比留家に伝えら
れてきました。李氏朝鮮第4代の世宗の時代に短期間でハングルを考案で
きたのは、李氏朝鮮が阿比留文字を「お手本」にしたからだと考えると納
得がいきます。

ハングルは阿比留文字を基に作られたと見て間違いないでしょう。阿比留
文字が載っているブログです。「おハシと神代文字」。(まこと)
http://nezu621.blog7.fc2.com/blog-entry-1459.html
 



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身 辺 雑 記 
━━━━━━━

彼岸が来てあまり寝苦しく中うなったせいか、目覚めがさわやかだ。血圧
は最高125、最低56。脳梗塞のことは考えないようにしている。

ゆっくり観察すると猿江公園の彼岸花は赤だけじゃなく白もある。もとは
貯木池だったところ。埋土に混じって移植されたのだろうか。まもなく皇
帝ダリヤが開花する。この名前を教えてくれた佳人は最近離婚されたそう
だが、その後の消息を知らない。






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  • 名無しさん2013/09/22

    いまインターネット掲示板で話題になっている「南トンスルランド」とは何か?





    いまインターネット掲示板で非常によく書き込みされるワードがある。それは「南トンスルランド」という言葉。聞いたことがない言葉だが、「トンスル」は韓国の伝統的な人糞酒トンスルを意味すると思われる。そして「ランド」は国を意味する言葉だと推測。



    つまり「南トンスルランド」とは、朝鮮半島の南に位置する韓国を意味する言葉なのである。確かに韓国には人糞を材料としたトンスルは存在するが、多くの韓国人が認めたくない事実だと思われる。それをふまえて考えれば「南トンスルランド」は韓国を揶揄する言葉ともいえる。



    その言葉から派生した「南トンスルランド人」や「南トンスラー」、「トンスルワッショイ!」、「トンスル職人」、「貧すればトンスル」、「南トン政府」、「トンスリア 」、「トンスロイド」、「トンスリッシュ 」という言葉もあるが、それも韓国や韓国人を揶揄する言葉。



     確かに、韓国は日本に対して非常に理解しがたい言葉や行動に出ることがある。日本人が韓国に悪いイメージを持つのも仕方がないだろう。しかし、韓国という国を否定したとしても、そこに住む個々の韓国人が悲しむことはするべきではない。



     参照元: 韓国伝統の人糞酒『トンスル』を飲んでみた





    出典:ロケットニュース

     リンク:http://rocketnews24.com/2013/09/22/371121/

  • 名無しさん2013/09/22

    いまインターネット掲示板で話題になっている「南トンスルランド」とは何か?





    いまインターネット掲示板で非常によく書き込みされるワードがある。それは「南トンスルランド」という言葉。聞いたことがない言葉だが、「トンスル」は韓国の伝統的な人糞酒トンスルを意味すると思われる。そして「ランド」は国を意味する言葉だと推測。



    つまり「南トンスルランド」とは、朝鮮半島の南に位置する韓国を意味する言葉なのである。確かに韓国には人糞を材料としたトンスルは存在するが、多くの韓国人が認めたくない事実だと思われる。それをふまえて考えれば「南トンスルランド」は韓国を揶揄する言葉ともいえる。



    その言葉から派生した「南トンスルランド人」や「南トンスラー」、「トンスルワッショイ!」、「トンスル職人」、「貧すればトンスル」、「南トン政府」、「トンスリア 」、「トンスロイド」、「トンスリッシュ 」という言葉もあるが、それも韓国や韓国人を揶揄する言葉。



  • 名無しさん2013/09/21

    【慰安婦問題】 立ち上がった日本女性たち、韓国に反撃 「嘘は許さない」

     http://fxya.blog129.fc2.com/blog-entry-10535.html

  • 名無しさん2013/09/21

    トルコのことを親日的な友好国とだけしか知らなくて単純に良い人が多い、なんて考えてる奴ら。

    トルコによるアルメニア人虐殺は、ナチのホロコーストと並んで、 歴史上有名な大量虐殺。

    トルコ人の血の中には、こういうことを平気でおこなえる狂気を孕んでいるということ。

    その狂気がいつ、牙をむくかもしれない。

     今回の日本人女子大生殺傷事件もその一つの表れにすぎない。



    日本軍による南京大虐殺は完全なデマ・捏造であるのに対し、トルコによるアルメニア人大量虐殺は完全な史実である。

    そこがまるで違う。