政治・経済

頂門の一針

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頂門の一針3014号  2013・7・22(月)

2013/07/22

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  わたなべ りやうじらうのメイル・マガジン「頂門の一針 30014号
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           2013(平成25)年7月22 日(月)



       鳩山・菅・小沢時代 名実ともに終わる:古澤 襄

             デフレ脱却の安倍長期政権に基盤:杉浦正章

            山本太郎を当選させてしまう程度?:前田正晶

                池田大作「生存策」のほころび:平井修一

              欧米紙は「安倍首相への信任」と:宮崎正弘

                                       話 の 福 袋
                                反     響
                    身 辺 雑 記


□■■□  ──────────────────────────□■■□
第3014号
                             発行周期 不定期(原則日曜日発行)
             

 
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鳩山・菅・小沢時代 名実ともに終わる
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              古澤 襄

衆院選に続く民主党の大敗は、「トロイカ」と呼ばれた鳩山由紀夫、菅直
人両元首相と小沢一郎元代表の時代が名実ともに終わったことも印象づけた。

 <3人で唯一、民主党籍がある菅氏は、なりふり構わぬ言動を展開した。

東京選挙区(改選数5)で党が公認から外した現職を「反原発」を理由に
支援。細野豪志幹事長から「しばらく黙っていてほしい」と自制を求めら
れても無視した。

16日には、東京電力福島第1原発事故をめぐり安倍晋三首相が「菅総理の
海水注入指示はでっち上げ」と題したメールマガジンを掲載し続けている
のは名誉毀損(きそん)だと訴訟を起こしたが、逆効果だった。

小沢氏が率いる生活の党は改選の6議席を失った。「小沢王国」、岩手選
挙区(改選数1)では、たもとを分かった無所属の平野達男前復興相に公
認新人が大差で敗れた。

小沢氏は21日夜の記者会見で、平野氏を「このような生き方をしている人
に、岩手県で大きな支持が集まることは信じられない」と批判した。た
だ、小沢氏が自民離党後に岩手で擁立した候補の敗北は初めて。落日を象
徴する「事件」となった。

鳩山氏は尖閣諸島(沖縄県石垣市)をめぐり中国に理解を示す発言をし続
け、「極めて不適切」(細野氏)と強い反発を浴びた。トロイカ「プラス
1」の輿石東参院議員会長も、地元・山梨に張り付いて民主推薦候補を応
援したが、自民党に議席奪回を許した。(産経)>
2013.07.22 Monday name : kajikablog



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デフレ脱却の安倍長期政権に基盤
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                  杉浦 正章

原発推進、改憲は長期戦で勢力結集

3年間じっくりデフレの脱却と経済再生に取り組めというのが参院選で自
民党を圧勝させ、ねじれを解消した有権者の選択であり、期待であろう。

首相・安倍晋三自身も21日「経済再生優先だ。経済力が国力の源泉であ
り、まず集中する」と言明している。秋の国会を「成長戦略実行国会」と
位置づけ、アベノミクス定着に向けて、新たな成長戦略を推進する構え
だ。また産業競争力強化法案の成立を目指す。

一方で憲法改正は長期戦で勢力結集を目指す構えとなる。原発再稼働に関
しては、推進を掲げた自民党と、原発ゼロを主張する野党や朝日・TBS
など一部マスコミとの激突の様相だったが、昨年の総選挙に続いて完膚な
きまでに反対派が敗退した。衆参両院の圧勝により安倍は、病気にでもな
らない限り長期政権へのフリーパスを獲得したことになる。

まず選挙結果を俯瞰すれば、国家の沈滞に大きく影響してきた衆参ねじれ
現象の解消がようやく達成できた。近年のねじれは1989年の橋本内閣
で始まり、以来4半世紀にわたり頻発して政治家も官僚も政策推進や政治
改革の意欲を大きく減退させた。

2007年の第1次安倍政権以降のねじれは、民主党が参院を活用して政権を
倒し、揺さぶるという悪質な物に変ぼうした。参院発の政局と陰謀がまさ
に横行したのである。これが断ち切られたことは、安倍政権に果敢なる政
策判断を可能にしたことを意味する。

選挙がアベノミクスの是非を選択した性格が濃厚であったことと合わせれ
ば安倍は次の総選挙までの経済での事実上のフリーハンドを得たことになる。

いかにデフレからの脱却願望が国民の間に根強かったかを物語るものであ
る。野党は戦後まれに見るほど弱体化して、再結集のめども立たず、当分
“病気入院”状態となる。
議席数を大観すると、自民公明両党で76議席と、非改選59議席を合わせて
ねじれを解消して129の安定多数を上回る135議席を獲得したが、140の絶
対安定多数を上回ることはできなかった。

注目すべき点は自民党が65 議席と非改選の50 議席と合わせて115議席と
なり、単独過半数122議席にあと7議席に接近したことである。これは、
政策ごとの部分連合で特定の法案を成立させることも可能とする数字である。

具体的には安倍が秋にも予定している集団的自衛権の保持を可能とする憲
法解釈の変更とこれに関連する「国家安全保障基本法案」の通常国会での
成立を可能とする。

つまり公明党が「断固反対」しても維新やみんなと組めば法案は成立でき
ることになる。この選択肢の拡大の意義は大きく、連立政権における公明
党の存在感は後退する。集団的自衛権をめぐる議論や駆け引きも秋から活
発化する。

一方改憲に必要な162議席に達するには改憲政党である自民、維新、みん
なを合わせて非改選が61議席あることから、改選101議席の当選が必要と
なるが、合計で81議席であり遠く及ばなかった。

しかし公明党の20議席か、参院民主党内の20議席が改憲に回れば可能とな
る。対応次第では衆院と同様参院でも3分の2議席も実現する方向となっ
た。その際は民主党は分裂または分裂状態の危機に陥る可能性がある。


安倍は早ければ秋の臨時国会で改憲のための国民投票の年齢を18歳とする
「国民投票法案」の成立を図り、改憲への一里塚としたい考えだ。同法案
は当然ながら過半数で成立が可能だ。しかし改憲は「加憲」を主張する公
明党との溝を埋めることは容易ではなく、調整には時間がかかるだろう。

一方で安倍は民主党改憲派にも呼びかける姿勢だが、同党への工作は水面
下に潜るからまだ判明は不可能だ。自民党副総裁・高村正彦は21日「改憲
は具体的な議論は生じても、息の長いものになる」と発言、一挙には進展
しない見通しを明らかにした。

当面の政治日程は23日から環太平洋経済連携協定(TPP)交渉会合への
日本初参加、25 日から安倍の東アジア3か国歴訪、8月2日参院議長な
ど院の構成の臨時国会召集、同月15 日終戦記念日、同月下旬中東4か国
訪問、9月5,6日ロシアでのG20 首脳会議、下旬国連総会と内閣改
造、10月上旬臨時国会と続く。

この中でまず安倍政権はTPPに待ったなしの対応を迫られる。農産品を
中心に対日関税撤廃圧力との戦いとなり、厳しい政策判断を求められる。
対中、対韓外交絡みで注目されるのは8月15日の終戦記念日に首相、閣僚
の靖国神社参拝が行われるかだ。安倍は21日「外交問題に発展することを
念頭に行くか行かないかは言わない」と態度を明確にしなかった。

しかし、高村は「総理および閣僚が賢い判断をしていただけると思う」と
発言、中韓との無用の摩擦を回避すべきとの立場を表明した。

さらに注目されるのはロシアでのG20だ。中国国家主席・習近平も出席す
ることから、正式会談は無理にしても“立ち話し会談”または“二言三言会
談”または“会釈”などが行われるかどうかだ。まさか両者とも顔を背けて
擦れ違いでは余りに知恵がない。

内閣改造は長期政権への布石を敷く方向となり、選挙功労者の幹事長・石
破茂は再任の可能性が高い。消費増税は4月〜6月の経済指標を見て安倍
が秋口にも最終判断する。安倍が消費増税法案の改正につながる同税見送
りの決断をする可能性は低い。

共産党の8議席が目立つが、都議選と同様に投票率が52 .61 %と低かっ
たこと、民主党が受け皿にならなかったことなど他動的要因が大きい。自
民党の政策なら何でも反対するというアンチテーゼとしての存在が際立っ
ただけであり、構造的な伸長をを意味するものではない。8議席が限界だ
ろう。

  (政治評論家) <2013年07月22日> 



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山本太郎を当選させてしまう程度?
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                       前田 正晶

どの週刊誌だったか記憶はないが「東京の選挙区では民主党の分裂で、そ
の民主党票が山本太郎に流れて当選圏内か」とあったのを見て「恐らく彼
が来るだろう」と閃いた。

丁度、サッカー等の試合をテレビでも現場でも観戦すると、その場の雰囲
気と選手たちの表情から何れが勝つかが閃き、ほとんどの場合それが当
たってしまうという現象に似ていた。

私は以前から「東京の民度はおよそ怪しげなものであり、これまでにレン
ホーや東国原如きに160〜170票も入れてしまったという輝かしくない実績
があるのだから」と唱えてきた。

今回の参議院選挙でもタレントだか俳優だかで、原発反対を執拗に唱えて
「命の問題ですから」と訴えてきた山本太郎が出ると聞いてお、いくら何
でも泡沫候補の一人かと思っていた。

ところが、エネルギーコスト高騰や、円安傾向が厳しいこの時期に輸入さ
れる石化燃料に依存した発電を続けた場合に如何なる事態を招来するかな
どを全く考慮しなければ、菅直人最悪の置き土産「脱原発」ないしは「30
年までにゼロ」というようなスローガンは、一般受けする危険性が高いの
である。しかも、マスコミも徐々にリベラル派の味方的正体を現してきた
ので、山本を見えないところで支援した格好になっていたのだった。

果たせるかな灘高・東大でありながら何で東京から出るのだと私が訝った
民主党公認の鈴木寛も、菅直人が党の方針に逆らって応援した大河原雅子
までも駆逐してしまった。私はアメリカ人たちには「私はニューヨーク生
まれのニューヨーカーが少ないのと同様で、私は数少ない東京生まれの東
京人である」と胸を張ってきた。

何を言いたいのかと言えば、東京には東京を故郷とする者が少なく、他所
から来られて東京に定着された方にとっては「我が町の代表者だ」という
ような確固たる姿勢で押し立てていく候補者が少ないのだと思っている。

候補者たちにしたところで、「ご当地出身で御座います」と呼びかけてい
た例に出逢ったことなどない気がする。東国原も「宮崎をどげんかせんと
いかん」と言っていたのに、都知事選に出てきた。

そういう環境にあるから、解りやすく感情に訴えやすい「原発反対論者」
の山本太郎を押し上げてしまった。恐らく、一票を投じた方々は無所属の
議員が国会で声を枯らして原発反対を訴えても、どれほどの訴求効果があ
るか等は考えてはいなかったのではと思って、彼の当選を眺めていた。



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池田大作「生存策」のほころび
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                  平井 修一

参院選投票日前日の7月20日、知人の池田教徒から「選挙区は美人の佐々
木さやか、比例は公明党と書いてね」と電話があった。知人は若い頃から
池田教で、就職先もすべて池田教の紹介だから、現世利益を享受している
ズブズブの信徒である。死ぬまで池田教徒どころか死んでも池田教のドル
箱の墓地霊園に入るのだろう。

せっかくの数年ぶりの電話だから「ここしばらく聖教新聞を見てはいない
けれど池田大作先生は死んだんじゃないか」と聞けば、「聖教新聞に
しょっちゅう出ているよ、86歳だから現役は引いているけれどね、たまに
は聖教新聞を見てよ」。

リーダーが死ぬと組織ががたがたになることは珍しくない。池田教もポス
ト池田の体制ができていないから池田が死んでもそれを隠し続けるしかな
い。池田は独裁者だったから後継者をまったく育ててこなかった。そのツ
ケが回ってきたのである。

「新潮45」(2013/08/01)に元公明党委員長・矢野絢也が「池田大作の“か
くも長き不在”この3年間、公の席に姿を現していない」を書いているよう
だが、コンビニに売っていなかったので読んでいない。証拠がないので
「池田教祖は死んだ」とは書いていないだろうから、まあ、急いで読むほ
どのものではあるまい。

池田教傘下の「第三文明」(2013年8月号)には「連載対談 マリンロー
ドの曙 共生の世紀を見つめて 第15回(最終回) 世界市民の希望の連
帯」という、ホセ・V・アブエバ(フィリピン・カラヤアン大学学長)と
池田大作(創価学会インタナショナル会長)の対談が載っているという。

アブエバは国立フィリピン大学前総長らしいが、アブエバが今何をしてい
るのか、さらにカラヤアン大学が実在するのかどうかも不明だ。池田は10
年前の2003年3月19日にカラヤアン大学から感謝状(という寄付金への領
収書)をもらっており、6年前の1997年4月6日には東京牧口記念館でアブ
エバと対談している。

池田の細君を含む池田教の幹部は「先生は生きていることにしよう、もと
い、第一線は引いて主に自宅で執筆活動をしていることにしよう」という
了解があるのだろう、そのために6年前の対談を掘り起こしてゴーストラ
イターが手を入れ、今になって「第三文明」への連載になったのだろう。

聖教新聞社の公式サイト「SEIKYO online」によると「創立者・池田大作
名誉会長 創価大学を視察」(2013年6月30日)とこうある。

<創価大学創立者である池田大作名誉会長が6月29日午前、東京・八王子
市の創価大学を視察に訪れた。

みずみずしい緑と光に包まれたキャンパス。名誉会長は、今春開設され、
活発に授業が行われている「看護学部棟」や、このほど完成した新「学生
センター」などを視察した後、建設が進む新「総合教育棟」へ。

ここで創大の田代理事長、馬場学長、創価女子短期大学の石川学長とあい
さつを交わし、学生第一の精神のもと、発展するキャンパスを喜ぶととも
に、全ての関係者の尽力に深く感謝した。さらに愛する創大生、短大生た
ちの成長と勝利に心から期待を寄せた>

J-CASTニュースが上記についてこう報じている(2013/7/1)。

<池田会長の健康状態をめぐっては、公の場に出る回数が減り、脳梗塞な
どの説がささやかれていたが、「文藝春秋」2013年1月号で香峯子夫人が
「ラジオ体操を若い人たちと一緒にするのが、今も日課となっています。
先般も、来日中のアフリカ10ヵ国の青年たちに会って激励しました」とい
うエピソードを披露し、「健康回復説」も浮上していた>

創価大学のサイトには2013年6月29日に池田教祖が同大を訪れたという
ニュースはない。その前後は――

2013年06月28日 インドのディーパ・ゴパラン・ワドワ駐日大使が講演

2013年07月01日 「ここからグローバル篇」のテレビCMが完成しました

6月29日のニュースはまったくないのである。創立者の池田が来訪したの
であれば大ニュースであり、報じないわけはないのだ。つまり「池田の創
大視察は嘘八百」ということになる。池田教本部と創大は連絡、口裏合わ
せが取れていないのだろうか。

ちなみに6月29日は土曜日だから学生も教員もほとんどいなかっただろ
う。目立ちたがりの池田がそんな日に訪問するわけもない。それとも「池
田先生はその日には来ませんでした」と言われないためにあえて人のいな
い土曜日にしたのか。

池田教本山のある東京・信濃町は戦前の大本営で、ここで情報統制をして
いるだろう。池田はとっくに死んでいるだろうが、ズルズルと公表できな
いままに「生存」を偽装しているとしか思えない。

洗脳されている信者は批判精神が全くないから「池田先生は第一線を引い
ただけ」と上の言うことを信じ込んでパクパク繰り返すだけだ。

以上、違うのなら反論すべし。(2013/07/21)



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欧米紙は「安倍首相への信任」と
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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
   平成25(2013)年7月22日(月曜日)
        通巻第3987号   
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 「自民圧勝、ねじれ解消」と日本のメディアは書いているが
   欧米紙は「安倍首相への信任」と個性を前面に出して報じている
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 英紙フィナンシャルタイムズは「安倍信任によって国家主義的なアジェ
ンダが出てくるだろう」と警戒的な報道ぶり。

米紙のリベラル代表ニューヨークタイムズは「過去10 年でもっとも変革
的体質をもった安倍首相が勝利」と書いた。

同ワシントンポストは「世界第三位の経済力の回復をめざした安倍の野心
が信任された」

米国の保守層を代弁するウォールストリートジャーナルは「経済政策で安
倍の自民党が勝利したが、日本経済の先行きは不透明だ」と分析した。

こうして彼我の差が報道姿勢にでた。つまり、「自民圧勝、ねじれ解消」
と日本のメディアは書いているが、欧米紙は「安倍首相への信任」と個性
を前面に出して報じている
   
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■BOOKREVIEW ◆書評 ◇しょひょう ▼ブックレビュー☆
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 キリシタン伴天連の亡霊が二百年後に蘇って江戸を騒がせた
  ご存じ頭山の金さん、その協力者らが警察のシステムの不備を補って 

   ♪
谺雄一郎『醇堂影御用『道を尋ねた女』(小学館文庫)
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@

娯楽小説だが、時代考証がしっかりしていて、いきなりタイム・カプセル
で江戸後期に読者は誘われる。

シリーズ第三弾、ますます脂がのりきった作者、この作品では歴史の闇に
潜む邪教、淫祠密教の強盗集団に挑む。まるでテレビの時代劇のように多
彩な登場人物がそれぞれの彩りを持ち、その配役を適宜こなしながら、大
立ち回りにドンデン返し、ベテランの時代小説作家の面目躍如というとこ
ろか。

波瀾万丈の筋立てと早い筆運びの妙味は、作品に当たってもらうほうがいい。

物語はその時点から200 年前の「天草四郎の乱」(島原の乱ともいう)で滅
ぼされた反逆者らの怨念、執念が怪しげな薬による妄執に化け、まるで怨
霊のような集団が徳川政権にテロルの戦争を挑むという、現代的な事実が
折り重なるように仕組まれていて、影御用をつとめる主人公らと忍びの戦
争が繰り返される。

『影御用』はご存じ桜吹雪の遠山の金さんの捜査を影で協力する御家人兼
忍者と侠客らの共同作戦、大江戸大捜査網である。

はじまりは貴種流離譚。大阪城落城で死んだはずの秀頼が、じつは西国に
落ち延び薩摩に匿われ、その係累が天草四郎となった。表面的に、あの内
乱は耶蘇教を信じる信徒らの反乱ということになっているが、いくつかの
謎が残っている。

第一に耶蘇教信者だけなら、戦争は素人のはず。ところが小西浪人と食
いっぱぐれ武士が大量に加わって江戸幕府軍をきりきり舞いさせている。
第二に軍資金が意外の豊富だったうえ、弾薬武器も潤沢だったこと。

つまり表向きのキリシタン伴天連の反乱と定義してしまうのは正確ではな
く、戦争のプロが「第三の大阪の陣」をねらい、あわよくば幕府倒壊を企
図していた。だから軍資金は豊臣の隠し財宝であり、幕府の致命的な危機
になると認識した江戸幕府は、最初の司令官板倉戦死のあと、松平伊豆守
が鎮圧責任者として派遣され、九州の諸大名を総動員したばかりか、最後
はオランダ船に頼んで、その火力で島原城を攻撃し、殲滅したのである。
 こうして歴史の背景がしっかりと書き込まれているあたり、並みの時代
小説群とは趣が歴然と異なっている。
  
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 樋泉克夫のコラム 樋泉克夫のコラム 樋泉克夫のコラム
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  ♪
樋泉克夫のコラム
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【知道中国 939】     
    ――この道は、いつか来た道
  「産経新聞」(7月18日)の「共産党内分裂の兆し」(「石平のChina
Watch」)


 ▽
6月下旬の政治局会議での習近平総書記の指示は、現在の党中央内部に思
想的・行動的に亀裂が生じていることを物語る。?「国内の一部改革志向
の知識人」の提唱する「憲政」=「憲法に基づく国づくり」は、憲法を党
の上に置き、憲法によって共産党独裁を制限することを目指す。

「それは今や知識人階層のコンセンサスになりつつある」。?自らを掣肘
する如何なる権威・権力の存在も認めない共産党は、系列メディアを動員
して憲政は党転覆を企図するとのキャンペーンを張る。

だが、党上層の一部に憲政に同調する動きがみられる。?憲政をめぐって
の党内対立は、いずれ「体制そのものの崩壊につながるのではないか」――
と論旨を整理して、なにやら清朝末期の変法自疆(強)運動が想起された。

1840年に勃発したアヘン戦争は単に清朝がイギリスに破れただけない。
“絶対無謬の存在”である天の意思を地上に実現する使命を持つゆえに、天
子=皇帝が地上の一切を支配することは当然であり、皇帝が地上のすべて
の秩序の頂点に立つことは天によって定められた絶対の真理・摂理である。

天の意思を体した皇帝こそが地上の一切に優先する――という清朝が拠って
立ってきた中華帝国の秩序・支配の正統理念をも粉砕してしまったのだ。

ここで天を共産党が掲げる人民に、皇帝を党中央に置き換えてみたらどう
だろう。絶対の存在である人民の意思を体現しているがゆえに、党中央
(具体的には総書記)が中国世界の一切を差配し地上のすべてに優先する。

こう考えれば、中華帝国の支配論理と共産党の主張が重なってくるだろ
う。ならば共産党は中華王朝の焼き直し、亜流といえそうだ。

そこで変法自疆運動に戻る。

アヘン戦争敗北の原因を経済的貧困と軍事的脆弱性に求めた清朝官僚や知
識人は、清朝の近代化を達成し富強を実現すれば、外国から侮られなるこ
とはなく、侵略は防げ、中華帝国の再興は可能と考えた。そこで19世紀半
ば以降、さまざまな野心的近代化政策が推し進められたのだが、ことごと
くが失敗に終わる。

かくて19世紀末、少壮改革派は憲法を定め、変法(議会を設立し、皇帝を
絶対とする旧来からの中華帝国式統治制度を抜本的に改革)することで近
代国家を建設し、自疆(清朝の富強)を達成しようという大構想を描い
た。これが変法自疆運動である。
 
だが、この動きに西太后を頂点とする保守派が猛反発した。彼らは皇帝を
絶対視する支配構造に寄生して諸々の特権を享受していたゆえに、皇帝の
上に憲法や議会を置かれたら、皇帝権力は著しく制限されてしまう。

ならば断じて許し難い。チッポケな人間(憲法、議会)が至上・至聖の皇
帝(天)を差配するなどは以ての外、という理屈を持ち出した。

両者の対立が表面化するが、事は一瞬にして決着する。少壮改革派には資
金も武力も不足、いやゼロに近かったからだ。だが勝利したとはいえ、保
守派政権では清朝の退勢を挽回することは不可能だった。

かくて1911年に勃発した辛亥革命を機に清朝は崩壊する。
 
ここで現在の憲政派を変法自疆勢力に、習近平を頂点とする党中央を清朝
保守派に重ね合わせて考えたい。
資金・武力は、明らかに後者が圧倒している。ならば憲政派対党中央の戦
いの帰趨は自ずから定まってくるだろう。そこでカギを握るのが人民解放
軍ということになるわけだが、解放軍上層も習近平政権が唱える「中国の
夢」路線に異を唱えることはないにように思う。現に享受している緒特権
を、ムザムザと手放すわけはないからだ。

そこで知りたくなるのが解放軍内の憲政派の有無である。昨今のエジプト
政変劇を見るまでもなく、やはり毛沢東が喝破したように「政権は鉄砲か
ら生まれる」。

であればこそ共産党政治の動向は、政権の内実がどうであれ、漢民族の政
治的振る舞いの歴史を踏まえながら、長い眼で見ておくことが肝要だと思
う。それにしても、である。なぜ漢民族の政治は、同じようなことの繰り
返しなのだろうか。
悠久の文明?・・・永遠のナゾ!《QED》
    
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
 読者の声 どくしゃのこえ READERS‘ OPINIONS
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
  ♪
(読者の声1)貴誌前号にでた貴見の「ラオスとカンボジアは地政学的にベ
トナムと対決する構造、そのうえ歴史の経緯から両国民はベトナムが嫌
い、そのため外交的には「遠交近攻」策によって中国に異常接近している
のである」

とありましたが、細かい指摘ではありますが、ラオスとベトナムは友好国
です。ご指摘はカンボジアには当てはまると思いますが、ラオスにはどう
かなと思います。

ラオスに新首相が就任すれば最初にハノイ詣でをします。昔、日本の首相
が「ワシントン詣で」をしたように。またラオスにはベトナム人が多くい
ますが、反ベトナム感情を私は見受けませんでした。なかにはそういう勢
力もあるのでしょうが、マジョリティではありません。カンボジアについ
てはご指摘の通りです。(R生、ハノイ)


(宮崎正弘のコメント)外交上の動きはたしかにそうですね。しかし小生
は街を歩いての印象、現地の人々との何気ない会話から、もっとも友好的
なのはタイであろうと推定しました。ラオス人はベトナムが嫌いですが、
その前に、カンボジアが嫌いなのです。そのためにベトナムへはにこにこ
顔をしていると見ました。

もう一つ、ビエンチャンにチャイナタウンは他のアジアの国々のそれに比
べると、あまりにも見窄らしく、また華字紙が許可になっていません。
 ラオスのチャイニーズはどことなく堅苦しい、生活にも息苦しさが感得
できました。



  ♪
(読者の声2) 貴誌前号のコメントに尾崎士郎記念館のことがでておりま
した。来年が尾崎士郎先生没後50年ということで西尾市挙げて取り組みが
あります。

その鏑矢が今年2月11 日岡崎市での建国記念日奉祝会(380 名参加)で元
記念館館長、吉良町教育長鈴木一雄先生のお話(演題 吉良の男前 尾崎
士郎)が開催されました。

母校岡崎中学出身の大作家・尾崎士郎の人生がテーマでしたので参加され
た皆さん興味津々。成功裏に会が終わりました。

12 月15 日には西尾市で、市主催、演じてくださった石坂浩二氏をお迎え
して講演会が開催されることになっています。
(KS生、愛知)


(宮崎正弘のコメント)なるほど。日取りも討ち入りの翌日ですね。
      
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宮崎正弘の独演会のお知らせ   宮崎正弘の独演会のお知らせ 
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宮崎正弘の独演会のお知らせ
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来る8月21日(水曜日)午後6時半より大手町産経プラザにおいて「正論を聞
く会」が開催されます。宮崎が講師、演題は「中国経済 バブル崩壊が始
まった」(仮題)。2時間の独演会です。

入場料はおひとり1500 円。当日は宮崎の新刊サイン入り販売もおこなわ
れる予定です。ふるってご参加下さい。

詳細は8月1日発売の『正論』の広告ページに



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話 の 福 袋
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反     響
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 1)NHK 時事公論(2013/7/17)「参院選 外交・安全保障の論点」み
たいな番組だって、シナリオがあると思う。

シナリオを見て、読んで、推敲して、批評も受けて、その上で、喋る。喋
る人の人選についても、案があって、批評があって、決定して、その人と
なる。そんな仕組みかと思うのですが、この仕組みについては、どのよう
な社内検証ルールがあるのでしょ
うか。

そして、社内検証ルールは、適切に機能していたのかどうかを、確かめる
外部機関は、存在するのでしょうか。もちろん外部機関の検証報告書など
の更改はなされているのでしょうかという疑問もあります。

仮に、存在しないとしたら、諸外国の放送局との兼ね合いでそうなってい
るのでしょうか、あるいは、我が国だけの独自の発想で、そうしているの
でしょうか? どなたか、ご教授いただけますと、ありがたいです。 

いつまでも、おかしいと言いながら、どこのスイッチを切り替えれば直
る。そのような原因にたどり着くのが、手っ取り早いと思うです。まさ
か、諸外国(中国みたいな)と同様に、最高指導者による権力発動による
のだとしたら、ちょっと困るのだが。(酒井 富雄)

  

 2)ネット選挙管見   

注目の参議院選挙 すでに投票が始まっています。しかし、ネット選挙運
動はまだ、フル稼働。その昔、取材の戦場をともにした、神奈川選挙区の
露木順一君のネット飛び込み運動。本音の政見放送とでも言えますね裃を
着て、がんじがらめの政見放送の時代は終わりましたね。

固定電話だけ対象の世論調査はもはや、調査とはいえなくなった。無数の
twitterの流通などは測定困難。今日の午後からでも当落は変わります。
下記は例ですが、いずれも昔ではありえなかった。

この画像をどんなに拡散しても違法にはなりません。

http://youtu.be/QsEneDgRHEI
http://yokohama-tv.com/eachtv/7651.html

初のネット選挙。こんな番組もあります。時代が変わります。今日の夕方
まで、各個人はネットを使って、選挙運動ができます。今回はネットの影
響は2-3割でしょうが、次回は地すべり現象が起きるのではないでしょ
うか。

徳久勲 (神奈川県 藤沢市 元大学教授)



 3)アメリカよりも面積が広い隣国だが、必ずしもアメリカに好意的と
は思えないところがある国:前田正晶

カナダに初めて入ったのは1972年8月のことだった。アメリカから回って
西海岸のブリティッシュ・コロンビア(BC)州のヴァンクーヴァーに入っ
た。空港に出迎えてくれたのがニューヨークから転勤してきたばかりの商
社マンで、後にW社で同僚となったFM氏だった。

翌日彼との昼食の待ち合わせに遅れそうになって市内の目抜き通りを走っ
たところ「こんなノンビリした町では走る人なんていませんよ。ゆっくり
やりましょう」と言われてしまったが、確かに何事でもビジネスライクに
進める感があるアメリカとは一寸ペースが違うゆっくりした町というか、
お国柄かなといきなり思わせられた。

カナダにはその後,五十数回も往復することになったアメリカとは違っ
て、カナダだけに出かけていったのは2004年にナイアガラ瀑布にパック旅
行で行った時だけで、残る5回はアメリカ経由だった。

さて、FM氏との昼食会の翌日の朝8時にヴァンクーヴァーを訪問する先の
工場の事務長さんの車で、Prince GeorgeというBC州北部の都市に向かっ
てドライヴが始まった。BC州は自然が豊かで風光明媚とは聞いていたが、
何処まで続くのか解らない針葉樹の美しい森林と山や河を飽きるほど見て
走ること9時間、目的地に到着してカナダの広さの一端を体感させられた。

しかし、このBC州の広さなどは序の口だという経験を、1988年9月に東部
のサスカチワン州で経験した。この時はヴァンクーヴァー空港で日本から
先に到着しておられた某製紙会社の技術者3人とサスカチワン州のサスカ
トゥーンまで飛んで、そこから車で約4〜5時間ほど北上してPrince
Albertという町に向かったのだった。

空港を出て間もなく人家がなくなり、何もない原野(といっても夜で何も
見えないのだったが)を唯々走るだけだった。2時間を過ぎた頃に退屈だ
ろうと案内役だったW社の中央研究所の博士が車を止めてくれた。全員で
路肩で360度回転しながら新鮮な空気を吸ってカナダの広さを味わったの
だが、何処を向いても明かり一つ見えず、そこにあるのは夜空と水平線だ
という何とも形容できない広がりだけがあって圧倒された。

この町の工場には5泊ほどしたが、9月だというのに雪が降る夜があってカ
ナダの広さをあらためて痛感させられた。すでにお気付きの方もあるかと
思うが、アメリカでもカナダでも製紙工場というものはこのように人里離
れた天然資源が豊かで景色が美しいところにあるものなのである。

カナダはその面積が997万平方キロと、アメリカの936万平方キロよりも広
大であるが、人口は約3,200万人とアメリカの3億1,600万人の約10分の1に
過ぎない。事を紙パルプ林産物産業だけに限れば、その豊富な資源を活か
すべくアメリカへの輸出に全面的に依存しているのだ。そして、長年米ド
ルに対してカナダドル高が続き、売れば売るほど正味の赤字となって苦し
んできている。

また、英国系の国なので意外なほどアメリカを嫌ってる風潮が感じられる
のも、私が見るカナダの特徴でもある。英語でも同じ大陸内にありながら
微妙に違うし、勿論Queen’s Englishを尊ぶ傾向があるが、カナダの英語
は一寸聞いた限りではアメリカと変わらないように感じさせる。

最後に自慢話ととられそうな経験談を。2004年3月にナイアガラ瀑布を見
に行った時のことだった。乗り継ぎのヴァンクーヴァー空港で時間潰しに
空港内の売店を冷やかしていると、売り場の若い女性に「カナダの何処か
ら来た」と聞かれたので「たった今成田から来た」と答えた。すると「そ
んなことを聞いていない。カナダの何州から来たのかと尋ねているのだ」
と問い詰めてきた。

「何故そう訊くのか」と問い返すと「貴方の英語はカナダ風の発音だから
だ」と言うではないか。「カナダ風とはどういう意味か」と訊くと「アメ
リカ風ではないところが"beautiful"なのだ」と答えた。アメリカのワシ
ントン州の直ぐ北にあるBC州の人でも、このようにアメリカ語を嫌ってい
る一つの例だと思って承っていた。これが最新の思い出であろうか。



 4)珍しく中露の海軍が合同演習をしたり、ロシアの3軍の大規模な合
同演習が極東で行われたり。これらはなんのことかと思っていたら、以下
のような」分析が目にはいりました。

【-----Original Message----- From: 鍛冶俊樹 [メル
マ!:00190875]Sent: Saturday,
July 20, 2013 2:59 PMTo: Subject: 軍事ジャーナル【7月20日号】中露
韓の北朝鮮包囲鍛冶俊樹の軍事ジャーナル 第112号(7月20日)】

*中露韓の北朝鮮包囲ロシアが極東、樺太周辺で陸海空、3軍共同の軍事
演習を行っている(7/13~20)。参加人員16万人、ソ連崩壊後、最大規模
であり16日にはプーチン大統領が直々に視察している。実はこれに先立
ち、ロシア海軍は5日から12日まで、中国海軍と初めて日本海で合同演
習を挙行した。つまり日本海周辺で2週間以上にわたり異例の軍事演習が
繰り広げられている訳だ。

作戦目的は日本ではないかと疑う向きもあろうが、真の目的は北朝鮮であ
る。ロシアも中国も北朝鮮の同盟国だったのだが、突如、対北朝鮮で団結
したのには訳がある。

*北朝鮮が核爆弾を保有しているのは間違いなく、弾道ミサイルの開発に
成功したことも間違いないが、では核爆弾を弾道ミサイルに搭載すれば核
ミサイルが出来上がるかといえば事はそんなに簡単ではない。北朝鮮が保
有している核弾頭は重量約1トン、今の北悦楽朝鮮のミサイル・エンジン
では重すぎてとても米国までは届かない。

日本ぐらいまでは届きそうだが、別の技術的問題がある。射程1000km以
上の中距離弾道ミサイルの場合、弾頭は一旦大気圏外に出て、頂点を極め
て再び大気圏に入って目標地点に向けて落下する

。弾頭は重力により加速されるから、気圧により加速度的に加熱され、摂
氏数千度に達する。通常の金属では熔解してしまうから、特殊合金と断熱
材の技術を必要とする。これを再突入技術というが、北朝鮮にはこの技術
がない。

*したがって日本に向けて核弾頭を発射しても途中で熔解してしまう。北
朝鮮のミサイルで弾頭を熔解させずに運搬できる距離は精々500kmである。

射程500kmの核ミサイルの照準に収まる国は韓国、中国、ロシアしかな
い。中国と韓国が昨今急速に接近している真の理由がここにある。今春の
ムスダン騒動の最中、ロシアの軍艦が入港したのが同盟国北朝鮮の羅津で
はなく、韓国の釜山であった理由もまたここにある(4/14)。中、露、韓は
北朝鮮の核の脅威に対抗すべく同盟したと言っていい。

明日は参議院選挙だが、日本の行方を決めるこの選挙に各国は注目してい
る。選挙干渉としか思えない言動が目立つ中韓に対して北朝鮮が沈黙を
保っているのは注目に値する。おそらく北朝鮮の戦略は中露韓同盟に対し
て米日朝同盟で対抗する構想であろう。だとすれば選挙後、北朝鮮は日本
に強烈な同盟工作を働きかけてくる筈である。
(品川 阿生居士)



 5)山本太郎事務所からネット中繼された動畫
http://nico.ms/sm21410284
日時が問題。投票日17:58とある。(kmns)
━━━━━━━
身 辺 雑 記 
━━━━━━━


22日は朝から大学病院で脳神経科の定期健診。長嶋さんのと同じ教授。
「順調ですね」に安心して帰宅した。配信が遅くなったのはそういうわけ。


読者:5222人


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創刊日:2004-01-18  
最終発行日:  
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  • 名無しさん2013/07/23

    【参院選】比例投票、73%が党名 共産は90%超、公明は44%[13/07/22]http://2chbiyori.livedoor.biz/archives/29837438.html

  • 名無しさん2013/07/23

    「事実ならアウトの可能性」 当選の山本太郎氏、選挙違反しまくりか 時間外ビラ配り、未承諾メール送付、期日当日ツイート!http://blog.livedoor.jp/nico3q3q/archives/67921514.html

  • 名無しさん2013/07/22

    現憲法を破棄、消費税は0に、ばらまきは愚民を増やすだけ、日本への入国は指紋押捺を再開し、犯罪の防止を強化する事、外国人には原則社会保険を支給しない、医療保険は出国の保険を使用させ、日本の保険は適用外とし、支払できぬ者は各国大使館に支払させよ。黒ラブ

  • 名無しさん2013/07/22

    結局、小沢ってもう周りに頭の切れるやつとかがタイホや謎の死とかでいなくなっちゃって

    今は、ただ小沢の名前で美味しい思いが出来ると考えたバカしか周りに居ないんだろうね

    ま、自業自得でしかないが・・・





    選挙ではやっぱり小沢一郎の大敗戦だな、一議席すら取れなかった、

    特に、森ゆうこ(裕子)が議席を失ったのは痛手だろう、ナンバー2が落選した。

    小沢完全終了

    日本の政治の新しい歴史が始まるな。





    都合が悪くなると、体調不良と称して逃げ回る。いつもの手だ。





    「自分がやれば、上手く行く」と言っておいて、自分に順番が回りそうになったら逃げ出す。

    民主党政権の最初なんて、やりたいことがあれば、やれたじゃん。

    「この人は、『選挙に勝ち続ける』以外、何もしてないやん」と、ずっと言い続けてきたが、その通りになってくれて、個人的には満足のいく選挙だった。





    週刊ゲンダイは息してるか?wwwwwwwwwwww

    お前らの大好きな小沢一郎先生は、いまや風前の灯火だぞwwwwwwwwwwwwwww



    いやーメシウマメシウマ





  • 名無しさん2013/07/22

    独裁制も衆愚の結果としてしか生じ得ないのであればますます衆愚以外の選択肢はないではないか。誤解を減らすために「民主主義」というのはやめて最初から「衆愚主義」と呼んだらどうか。

      

    利権屋、親韓屋、親中屋、親ロ屋、元共産シンパあたりの自民党議員は、とっとと遠ざけてしまわないと、安倍晋三の腹痛がまた始まってしまうことになる。 安倍晋三が偉大な宰相となるには、こういうラインをパージできるかどうか。

      

    安倍晋三が今回の大勝を受けてなすべきことは、自民党内で工作員として活動している勘違いな民族派をパージすることでしょうな。 三橋貴明に応援されたり、TPPに反対しているような人物は、アレ、かもしれないと考える程度の知性が求められる。

  • 名無しさん2013/07/22

    他人に嫉妬しても、自分の実力があがることは決してありませんし幸せになれません。

    嫉妬するのはやめましょう。



    幸せそうな人をうらやましがるのもやめてください。



    自分がやるべきことをしっかり考え、目標を立てて努力するべきです。



    貴方が今、不幸せなのは、幸せそうな人に嫉妬したり、成功者を嫉妬したりするような精神性、性格であることが、最も大きな理由です。



  • 名無しさん2013/07/22

    予想通りではありますが、参議院選挙は与党の圧勝。安倍政権は安定的な長期政権にむかって本格的に動き出しました。



    思えば6年前の参議院選挙の敗北が、第1次安倍政権の退陣そして、その後の民主党政権誕生のスタートでした。



    今日のような結果を迎えるなど、誰が予想したでしょう。



    第1次安倍政権当時の安倍首相は衆議院での絶対敵多数議席を、小泉元首相から譲り受ける形で政権をスタートさせました。確かに、まだ若く、経験も、ブレーンも足りない安倍氏では、日本を大躍進に導くことは難しかったのかもしれません。



    しかし、挫折を乗り越え、今や何段階も強くなった安倍晋三ならば、不撓不屈の信念で必要な改革をやり遂げることができます。

  • 名無しさん2013/07/22



    欧州ウナギ、スーパー3社が販売 ワシントン条約で規制



     スーパー大手のうち5社に、ウナギの調達方針を尋ねたところ、ワシントン条約の規制対象種で欧州連合(EU)が輸出を禁止しているヨーロッパウナギを3社が扱っていると回答したと、環境保護団体グリーンピースが21日までにホームページで公開した。



     22日の「土用の丑の日」を前に、イオン、西友、ダイエー、ユニー、イトーヨーカ堂にアンケートした。



     各社の回答によると、販売はユニーとイトーヨーカ堂、ダイエーの3社。ユニーは「なるべく調達をしないようにしたい」とした。