政治・経済

頂門の一針

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頂門の一針2998号  2013・7・4(木)

2013/07/04

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  わたなべ りやうじらうのメイル・マガジン「頂門の一針」 2998号
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        2013(平成25)年7月4日(木)



           党首討論会、さながら首相の独演会:阿比留瑠比

         エジプト軍、モルシ大統領の排除を宣言:古澤 襄

             保阪さんの「安倍改憲」批判に異議:岩見隆夫

                      明治35年「子規の食卓」:平井修一

                         デコポンありがとう:渡部亮次郎

                                       話 の 福 袋
                                反     響
                    身 辺 雑 記


□■■□  ──────────────────────────□■■□
第2998号
                             発行周期 不定期(原則日曜日発行)
             

 
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党首討論会、さながら首相の独演会
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          阿比留 瑠比

3日の日本記者クラブ主催の党首討論会は、参院選公示直前にもかかわ
らず、どこか盛り上がりや熱気に欠けていた。各党首や記者の質問も自
民、公明の連立与党勝利を前提に安倍晋三首相に集中し、さながら首相の
独演会か参院選後を先取りした所信聴取のようだった。

「今度の参院選、まさに日本の国のこれからがかかっている」

民主党の海江田万里代表は冒頭、こう参院選の意義を強調した。ところ
が、これまでに比べてマニフェストに数値目標が少ないと指摘されると、
こんなあけすけな本音が飛び出した。

「はっきり言って、参院選は政権を取りに行く選挙ではない。与党の暴
走を止める選挙だ」

参院選が政権選択選挙でないのはその通りである。とはいえ、民主党をは
じめ野党が現時点でのメディアの予想を大幅に上回る議席を獲得して首
相を衆院解散に追い込めば、政権交代に直結するかもしれない。その可能
性すら、はなから諦めているように聞こえた。

海江田氏は物価上昇など安倍政権の経済政策「アベノミクス」の副作用
も強調した。ただ、これも首相に「それでは民主党はどうやって経済を成
長させていくのか」と問われると、こんな具体性に乏しい一般論でかわす
のがやっとだった。

「経済の成長にとって大事なのは持続可能性だ。やっぱりこれは国内の内
需で、健康的な健全な消費を拡大しなければいけない」

平成21年9月の民主党への政権交代前後には、耳にたこができるほど聞い
た「政権交代可能な二大政党制の実現」について、この日は誰も口に
しなかった。

6年前の参院選で民主党を率いて安倍自民党を大敗させ、政権交代への
道筋をつくった生活の党の小沢一郎代表も、もはや存在感は薄い。注目を
集めたのは、日本記者クラブの質問者にこう抗議した場面だ。

「さきほどの質問で私のことを例に出して、しかも事実をちょっと曲解
した言い方だ。これは公正じゃない。不適切だと思う」

小沢氏が自由党党首時代、自民党に「連立離脱カードをよく出した」と
いう片言隻句をとらえたものだ。だが、質問者は「決して不適切ではな
い。時間がないので続けてください」と相手にせず、かつて権勢をほしい
ままにした小沢氏のちょうらくぶりを見せつけた。

そんな中で、やはり絶好調に見えたのが公明党の山口那津男代表だ。最
初の質問では、首相に「公明党の持ち味を連立政権で生かすことが重要
だ」とちゃっかりアピール。その一方で、これまで公明党が反対してき
た、首相が意欲を示す集団的自衛権の政府解釈見直しにこう含みを持たせた。

「これを変えるのであれば、なぜ変えるかをしっかり主張し、国民の理解
を得る必要がある。新しいルールを作りたいのであれば、しかるべき手続
きも必要となる。よく見守りたい」

「これを変えるのであれば、なぜ変えるかをしっかり主張し、国民の理解
を得る必要がある。新しいルールを作りたいのであれば、しかるべき手続
きも必要となる。よく見守りたい」

参院選後に丁寧に説明し、手続きを踏めば解釈見直しを認めようという含
意が読み取れる。選挙戦本番前に気が早いが、当面は自公連立体制が続く
のだろうと印象付けた討論会となった。(産経新聞政治部編集委員)



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エジプト軍、モルシ大統領の排除を宣言
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             古澤 襄

カイロ【7月4日 AFP】エジプト軍トップのアブデルファタフ・サイード・
シシ(Abdel Fattah Said al-Sisi)軍最高評議会議長兼国防相は3日夜
(日本時間4日未明)、国営テレビでの声明で、ムハンマド・モルシ
(Mohamed Morsi)大統領を政権から排除すると発表した。

同国ではここ1週間にわたり、イスラム主義組織出身の同大統領の退陣を
求める数百万人がデモを行い、50人近くが死亡している。

シシ氏はまた、イスラム主義勢力の起草した憲法を凍結し、大統領選挙を
速やかに実施するとも発表。暫定大統領として、アドリ・マンスール
(Adly al-Mansour)最高憲法裁判所長官を指名した。

首都カイロ(Cairo)では、テレビ声明の後、すぐに数千人の人々が街頭
に集まり、歓声や爆竹、車のクラクションなどで盛大にモルシ大統領の退
陣を祝った。

一方の大統領府は、これらの動きを「違法」であるとして拒否。軍の介入
を「クーデター」と呼び、国民に対して平和的に抵抗するよう呼びかけた。

シシ国防相の国営テレビでの発表には、反大統領派連合の代表モハメド・
エルバラダイ(Mohamed ElBaradei)氏、コプト教会(Coptic Church)の
指導者らや、スンニ派イスラム教の最高権威機関アズハル(Al-Azhar)の
幹部らが同席した。(AFP)>
2013.07.04 Thursday name : kajikablog


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保阪さんの「安倍改憲」批判に異議
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           岩見 隆夫

昭和史専門家の保阪正康さんが安倍晋三首相の憲法改正姿勢をこっぴど
く批判した(6月8日付『毎日新聞』オピニオンページ)。改憲に本格的
に手を染めるに当たって、安倍さん側に周到な理論武装があったか、不安
がないわけではない。しかし、それはともかく、この時期、保阪さんのよ
うな改憲問題へのアプローチは間違っていると私は思う。

第一に、保阪さん自身の改憲問題の賛否がわからない。私は賛成である。
特に9条(戦争の放棄)改正は緊急性があるという立場で、憲法問題を書
くたびに断っている。保阪さんも別のところで賛否は書いたとおっしゃる
かもしれないが、読者はこの論文だけで影響を受ける人が少なくない。

多分、論文の内容、文脈から保阪さんは改憲反対の護憲派に違いないと想
像しながら読むだろう。しかし、論文のどこにも賛否は書いていない。

このあいまいさはまずいと思う。いまは戦後はじめて憲法論議が高揚しか
けている。3分の2か2分の1か、とハードル論がさかんになり、国民
の側もどちら側に身を置くべきか、真剣に考えざるを得なくなった。

こういう国の将来、運命を左右するかもしれない時期、国民の判断に強
い影響力を与える有識者が自身の賛否をあいまいにしたまま、意見だけた
れ流すのは、かえって混乱を招く。

賛否の〈先送り〉という便利な手かもしれない。実際にそうしている学
者、評論家、言論人たちがかなりいる。

先送りを批判しているのではない。ただ先送りの間は、憲法発言を手控え
てもらった方が、国民的論議の集約に役立つ。

それが、有識者の節度ではなかろうか。言論封じだ、と反発が出そうだ
が、私ごときに封じる力があるはずがない。そう思わないなら、どうぞ旗
色不鮮明な発言をどんどん放出したらよろしい。

さて、第二は保阪論文の中身である。

〈安倍首相の「占領憲法」意識 平和求めた先達への侮辱〉

という見出しになっている。安倍さんが4月の国会答弁で、

「占領軍が作った憲法だったことは間違いない」

と割り切った言い回しで述べたことが保阪さんの怒りを買ったようだ
が、問題は〈先達〉だ。

当時、憲法制定に一身を賭した吉田茂、幣原喜重郎、それに昭和天皇の
努力、熱意に、安倍さんは考えが及んでいない、と保阪さんは言う。〈及
んでいない〉とは認識不足といった意味だろう。仮にそうだとしても、安
倍さんの彼らに対する〈侮辱〉と言い切れるものだろうか。

なにしろ敗戦国が占領軍のもと、新憲法を作るのである。これに携わる
運命となった政治指導者が七転八倒するのは当然であり、内幕は不透明だ。

◇マッカーサーの政治性 時を超え、ぷんぷん臭う

当時の憲法草案作成をめぐる日程の強行ぶりは恐るべきものである。▽
1946(昭和21)年2月3日、連合国軍総司令官マッカーサー元帥が総司令
部(GHQ)民政局に憲法草案の作成を指示▽8日、日本政府憲法改正要
綱(松本試案)をGHQに提出▽10日、GHQ案完成▽13日、GHQ松本試
案を拒否、GHQ草案を日本政府に手交▽2日、GHQ草案の受け入れを閣
議決定−−。

作成指示からわずか20日間で閣議決定、マッカーサーの権力がいかに強
力、絶対的なものであったか。呼称は〈占領憲法〉より、ひところ言わ
れた〈マッカーサー憲法〉の方が似つかわしい。

ところで、保阪さんは、作成指示の10日前(1月24日)に行われた幣原首
相とマッカーサーの会談に着目している。この席で、73歳の老首相は、

「今後の人類の唯一の解決策は戦争をなくすことだと信じます」と持論の
理想を述べたという。

ここから先の見方が割れる。51年、マッカーサーは罷免され帰国した
あと、米上院の公聴会などで、

「〈戦争の放棄〉(9条)は幣原の示唆による」

と証言し、あちこちで幣原発意説を強調して回った。これを受け、保阪
さんも、

〈マッカーサーが憲法草案に戦争放棄を入れるように命じたのは、幣原か
らの説得を受けたあとのことである。戦争放棄の発案は実は幣原だったと
いう見方は日米双方に多い〉

とマッカーサーに同調している。しかし、そうだろうか。幣原さんの秘
書官を務めた岸倉松さんは、のちに、

「幣原はひとつの理想をマッカーサーに述べただけで、改正憲法に規定す
ることまで考えていなかった」

と説得説を否定した。また、長男の幣原道太郎さんは、

「マッカーサーに押し付けられて、自らを提案者と言わされた」

と主張していたそうだ。いずれも幣原発意説の否定で、マッカーサーに
うまくあしらわれた、と言いたいらしい。

真相はわからないが、漠然と見えてくるような気もする。米側にはもと
もと日本骨抜き構想があった。万能のマッカーサーはそれを実行に移す
が、戦争放棄を日本に押し付けたという批判をかわすために、幣原発意説
をことさらにPRした。私はこの見方に近い。

とにかく、マッカーサーのしたたかな政治性が時を超え臭ってくる。そ
れにひきかえ幣原さんはなんと淡泊な。しかも、帝王と敗残の身、どのよ
うなやりとり、心理ゲームが展開されたか、想像にかたくない。保阪さんは、

〈安倍首相の歴史観が、こうした先達の労に思いをはせていないことに愕
然とする〉

と言うが、肝腎の〈先達の労〉がもやもやしているのだ。労を買いかぶ
るのも危うい。

〈戦争の放棄〉条項は、幣原さんの理想主義に発して、日本主導のもと創
設された、と保阪さんはみている。私は違うと思う。この結着は新事実で
も発見されないかぎりつかない。

似たようなことは、歴史の検証のなかにいくらでもある。それが歴史の
面白さでもあるのだ。むりにシロ・クロはっきりさせようとすると、おか
しくなる。

<今週のひと言>

 まだ生きてるぞーっ!

(いわみ・たかお=毎日新聞客員編集委員)サンデー時評:2013年07月03日
(サンデー毎日2013年7月14日号)



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明治35年「子規の食卓」
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      平井 修一

「アサヒグラフ」は朝日新聞の月刊写真誌で、1923年(大正12)1月に創
刊され2000年(平成12)に休刊した。今は映像があふれているから最早写
真誌の時代は終わったのだろう。小生は銀行や医院などで見た記憶がある
が、買ったことは一度もなかった。売れなければ休刊、廃刊するしかない。

人気は最終ページの「わが家の夕めし」で、1967年(昭和42)から連載さ
れた。登場した有名人は千人近くになり、梅干し、カップヌードルの粗餐
から、珍味・佳肴の宴まで、個性的な晩餐風景を紹介している。作家の稲
垣足穂の夕食はビールが一本、ちゃぶ台に乗っているだけで、これには
笑った。

食生活の変遷を知る上では面白いシリーズではあったが、写真を撮られる
方ではそれなりに準備をするから、いつもは一汁二菜のところを一汁四菜
くらいにはしただろうし、家族ばかりか友人知人も招いて“賑やかな団ら
ん”を演出するから、割り引いて見るのがいい。

人は何を食べているのか、日記に書き遺されていることがあり、小生には
興味深い。正岡子規の最晩年の随筆「病牀六尺」中の食事の記載は――

明治卅五年五月八日
昨夜少しく睡眠を得て昨朝来の煩悶やや度を減ず、牛乳二杯を飲む。午
(ひる)飯は粥(かゆ)に刺身など例の如し。晩飯は午飯とほぼ同様。

五月十五日
上根岸三島神社の祭礼であつて、この日は毎年の例によつて雨が降り出し
た。しかも豆腐汁、木の芽あへの御馳走に一杯の葡萄酒を傾けたのはいつ
にない愉快であつた。

筍(たけのこ)に木の芽をあへて祝ひかな
歯が抜けて筍堅く烏賊(いか)こはし
不消化な料理を夏の祭かな

六月二十一日
去年頃までは唯一の楽しみとして居つた飲食の慾も、今は殆ど消え去つた
のみならず、飲食その物がかへつて身体を煩はして、それがために昼夜も
がき苦しむことは、近来珍しからぬ事実となつて来た。

六月二十二日
この日逆上甚だし。新しく我を慰めたるもの、
一、桜の実一籃
一、菓子麺包(パン)各種

食事は朝、麺包、スープ等。午、粥、さしみ、鶏卵等。晩、飯二碗、さし
み、スープ等。間食、葛湯(くずゆ)、菓子麺包等。

七月三十一日
牛乳一合、麺包すこし。午飯、卯花鮓(うのはなずし)。豆腐滓に魚肉を
すりまぜたるなりとぞ。また昼寐す。覚めて懐中汁粉を飲む。

晩飯、飯三碗、焼物、芋、茄子(なす)、富貴豆(ふきまめ)、三杯酢
漬。飯うまく食ふ。

九月八日
近頃は少しも滋養分の取れぬので、体の弱つたためか、見るもの聞くもの
悉(ことごとく)癪(しゃく)にさはるので、政治といはず実業といはず
新聞雑誌に見るほどの事、皆我をじらすの種である。

九月十三日
人間の苦痛はよほど極度へまで想像せられるが、しかしそんなに極度にま
で想像したやうな苦痛が自分のこの身の上に来るとはちよつと想像せられ
ぬ事である・・・

それから6日後の9月19日、子規は亡くなる。満34歳だった。

ところで子規は牛乳を飲んでいる。病気にいいということだろうが、日本
人が牛乳を飲むようになったのは明治時代からで、それも洋行帰りなどの
相当ハイカラな家庭に限られていた。新し物好きの子規は「牛乳は滋養強
壮にきく」とどこかから聞いて飲むようになったのだろうが、当時の食生
活からするとかなり進んでいたことになる。

蛇足ながら一般の日本人が牛乳を飲むようになったのは終戦後のことであ
る。年間1人当たりの牛乳・乳製品の消費量は1946年にはわずか1.1kgで
あったが、高度経済成長期の1960年代に入って急速に増え、1960年
12.0kg、1970年28.8kg、1980年42.0kg、1990年47.5kgとなり、2000年には
46.6kgとなった。2000年の消費量は1946年の実に41倍である。

この世は些事からなるという。日常茶飯事の食事も些事と言えば些事だ
が、大事と言えば大事である。飯を食うために働くか、働くために飯を食
うか・・・コインの表と裏のようなもので不即不離、不可分で、どちらも
真実、どちらも大事ということである。食事をテーマに何回か書いてい
く。(2013/07/03)




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デコポンありがとう
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   渡部 亮次郎

食後、必ず果物を食べる。大人になってからの習慣。但し菓子は殆ど食べ
ない。

何度も書いたように、私の手足には霜焼の跡、ケロイド状になった傷跡が
痛々しく残っている。雪国秋田に生まれ育つ途中、毎年、11月に入ると手
と足に霜焼ができた。

<霜焼け
しもやけ chilblain

医学的には凍瘡(とうそう) pernio という。手足,耳たぶ,鼻の先端,ほ
おなどが寒気に繰り返しさらされ,末端部の血液循環障害が起こるために
発生する。凍傷とは異なり,末端部の血液循環障害を起こしやすい素質の
人にだけ発生する。最低気温が4〜5℃で,一日の温度差が10℃以上の冬の初
めや終りころに発生しやすい。

幼児から学童期の小児に多いが,女子では成人にもみられる。病変部は紫
紅色の紅斑や腫張を生じ,ときにはくずれて潰瘍となる。かゆみがあり,
とくに温めるとかゆみが強くなる傾向がある。

予防法としては,早めに手袋や靴下で保温に注意し,マッサージにより血
行をよくするよう努める。また,手足のぬれたあとは,よくふいておくこ
とが大切である。治療には,ビタミン E,女性ホルモン剤などを含む軟膏
をすりこんでマッサージをし,ビタミン E を内服する。潰瘍には抗生物
質軟膏を使う。藤澤 龍  世界大百科事典>

誤解だろうが、柑橘類でビタミンCを摂取すれば、ならなかったと思い込
んでおり、冬前に柑橘類を食べておかなければ、と思い込んでいた。秋田
にはみかんその他柑橘類は無く、名産の林檎も幼少の戦時中は品薄だった。

冬中は苺をたべたが、最近は妙に外皮がごつごつした果物を家人が買って
きてくれる。聞けば「デコポン」というのだそうだ。子供の頃は無かった
柑橘類である。

『ウィキペディア(Wikipedia)』で早速調べてみると、なんとわが師・
故園田直の選挙区が主産地と判って少々驚いた。

<デコポンは、日本で交配された柑橘類の果樹であり、果実は果物として
食用にする。寒さに弱い為、熊本県産を始めとした九州産が特に多い>。

従ってデコポンの学名 は英名も Dekopon

和名は当然 デコポン(和名および果実商標)
不知火(しらぬひ、品種) である。

1972(昭和47)年は日中国交正常化で私が記者として田中角栄首相に同行
して北京を初訪問した年だ。長崎県南高来郡口之津町(現・南島原市)に
ある農林水産省果樹試験場口之津支場(現・独立行政法人農業・食品産業
技術総合研究機構 果樹研究所カンキツ研究口之津拠点)で、清見(きよ
み)タンゴールと中野3号ポンカンを交配して誕生した。

果形は果梗部にデコが現われやすく不揃いになりやすい、果皮は見た目が
粗く成熟するとややくすんでしなびるなど、外見上の弱点が目立ち育成試
験場では選抜対象とはならず品種登録はされなかった。

その後、熊本県宇土郡不知火町(現・宇城市不知火町)に伝わり、品種名
を「不知火」として栽培の取り組みが始まった。古くから甘夏の産地とし
て知られていた不知火町および周辺地域では1975年頃から甘夏に代わる柑
橘を模索していたという事情も重なって、不知火海(八代海)沿岸の宇土
半島、天草諸島、葦北地方などを中心に広がった。

日本国内で食用果実として生産、販売されている品種名は「不知火(しら
ぬひ)」。流通果実としての「デコポン」は登録商標であり、不知火のう
ち一定の基準をクリアしたものだけがその名を使用することができる。

生産量の半分近くを熊本県産が占めており、全国統一糖酸品質基準を持つ
日本で唯一の果物である。

1991年より不知火の中で糖度13度以上のものを選択して「デコポン」の名
称で商品化・出荷が開始された。歪な外見上の特徴を逆にセールスポイン
トにしようとして命名されている。

1993年7月には熊本県果実農業協同組合連合会(熊本果実連)が出願して
いた「デコポン」「DEKOPON」の登録商標が認可された(種苗登録はされ
ていない)。

熊本果実連は初出荷日の3月1日を「デコポンの日」として制定し、日本記
念日協会に登録された。

デコポンの箱詰め旬は、およそ初冬から翌春にかけて。熊本県では主に宇
城、芦北、天草地域の沿岸部で、温暖な気候を利用して栽培されている。

加温ハウス栽培されたものが、12月―翌1月、雨除け栽培ものが2月―3月、
露地栽培されたものが3月中旬 -4月一杯まで出荷される。

その後も、低温貯蔵されたものが6月上旬まで出荷される。実の外見上の
凸が特徴であるが、凸のあるなしは味や品質に関係ない。果皮は厚いが剥
き易く、じょうのう膜も薄く袋のまま食べられ、種もほとんど無い。

日持ちも良く、糖度が高く、食味にも優れる事から市場や消費者の支持を
得て、価格が低迷していた甘夏、ハッサク等に代わる有望な中晩生柑橘と
して、平成以降急速に栽培面積が増加した。

収穫したての露地物で酸味の強いものは、追熟させて酸味を取ることがあ
る。ケーキ・菓子や、加工してジュース・ジャム・果実酒としても利用さ
れる。

 

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話 の 福 袋
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 ◎ジャパンタイムズや英文朝日や英文毎日、このこと、英語で世界に発
信しないのか??

【韓国の真実】
(8)“不法捕鯨大国”に住む韓国人 反捕鯨で日本大使館にデモの欺瞞
2013.07.03

2007 年の初夏のことだ。まだ、慰安婦の像がなかったころの在ソウル日
本大使館。そこに押し掛けたのは、日本の調査捕鯨を非難する韓国人のデ
モ隊だった。

オーストラリアやニュージーランド、あるいは欧米の日本大使館にも「捕
鯨反対」のデモ隊が押し掛ける。

しかし、それらの国々と韓国とでは全く事情が違う。

「犬を食べている国民が、鯨を食べる国民を非難した」といったレベルで
はない。実は、韓国自身が大量の鯨を捕っているのだ。

では、韓国は国際捕鯨取締条約に加盟していないのか。

いや、加盟している。加盟していて、日本のような「調査捕鯨」も行わな
いことになっている。

それなのに、頭数で見れば日本の2倍以上の鯨を捕っているのだ。

どういうことなのか。

 「混獲(こんかく)」という。他の魚種を取るつもりで仕掛けた網に鯨
の方が勝手に入ってきてしまった−というのだ。

日本の調査捕鯨は、このところ年間1000 頭前後の捕獲数で推移している。

これに対し韓国の「混獲」数は2012年の場合、2350 頭に達したと韓国放
送公社(KBS)が報じていた(13 年1月5日)。

「混獲」の中心港は蔚山(ウルサン)と仁川(インチョン)。どちらの港
の周辺にも「名物・鯨料理専門」の店がいくつもある。韓国全土の鯨料理
専門店は100 を超えると推計されている。

「捕鯨目的の混獲」であることは公然の秘密、欺瞞も極まる。

それにしても、日本大使館に押し寄せたデモ隊の参加者たちは、こんな国
内事情も本当に知らなかったのだろうか。

いや、もっと不可解なことがある。

あの反捕鯨団体「シー・シェパード」がなぜ、韓国の「公然たる混獲」に
は対しては事実上、目をつぶったままなのかという闇だ。オーストラリア
からの報道では、シー・シェパードは、ようやく12 年夏になって「韓国
船攻撃宣言」を発したというが実行されていない。

韓国が“不法捕鯨大国”であることは、もはや国際捕鯨の関係者の間では知
らない者はいない。

そうした情勢を見て取ったのだろう。韓国政府は12年の国際捕鯨委員会
(IWC)の年次総会で「調査捕鯨を開始する計画」を表明した。

お得意の「闇の公然化作戦」だ。

ところが、オーストラリアやニュージーランドが批判の声を上げるや、3
日ほど後には「なかったことにする」と方針転換した。

もとより、国内で事実上容認してきた「捕鯨目的の混獲」も禁止するとい
うのではない。

それでも韓国は、第三国に対して「調査捕鯨も行っていない国」の立場
で、「日本の捕鯨批判」を展開するのだろう。

 ■室谷克実(むろたに・かつみ)1949 年、東京都生まれ。慶応大学法学
部卒。時事通信入社、政治部記者、ソウル特派員、「時事解説」編集長、
外交知識普及会常務理事などを経て、評論活動に。主な著書に「韓国人の
経済学」(ダイヤモンド社)、「日韓がタブーにする半島の歴史」(新潮
新書)、「悪韓論」(同)などがある。
 (情報収録・中山)



 ◎パナソニックが超高速無線技術開発 通信速度はWiFiの10 倍

 パナソニックは、自動車の衝突防止用レーダーなどに使われる「ミリ
波」といわれる周波数帯の電波を使い、毎秒1ギガ(ギガは10億)ビッ
トの超高速無線通信を、業界最小の消費電力で行う技術を開発した。

現在の無線LAN規格、WiFi(ワイファイ)と比べ、通信速度は10
倍の速さで、電池消費量は20分の1程度に減らせる。

実用化すれば、1時間のフルハイビジョンの映像データを10 秒以下で高
速転送できるようになるといい、同社は平成26年夏の事業化を目指す。

パナソニックは、スマートフォン(高機能携帯電話)など向けに、大容量
のデータを無線通信で高速伝送するギガビット通信に対応した部品の小型
化・省エネ化に着手。

従来はアナログチップが主流だった電波送受信と信号処理の主要部品を、
消費電力の少ないLSI(高密度集積回路)でデジタル化し、小型・省電
力化を果たした。

LSIの小型化にあたっては、デジタルカメラなどで蓄積した半導体の微
細加工技術を応用した。来年夏の実用化段階では通信速度をWiFiの約
10 倍にあたる毎秒2・5ギガビットにし、電池消費量をWiFiの20分
の1程度にする計画だ。

通信には、世界各国で免許が不要な近距離データ通信用として割り当てら
れ、広い帯域が確保できる60ギガヘルツ前後の周波数帯(ミリ波)を用
いる。同周波数帯を使った高速データ通信「WiGig(ワイギグ)」
は、米半導体大手インテルが中心となり、世界標準規格の策定を進めてお
り、国内外のメーカー37社が連携している。

ただ、同周波数帯は波長が短く、部品の小型化と低消費電力化の両立が難
しいという問題がある。同技術を使った高速通信が、一般消費者向けの安
価な製品として普及しない要因のひとつとなっていた。
[SankeiBiz] 2013.7.4 07:00
〔情報収録 − 坂元 誠〕
 


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反     響
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 1)ミネソタの玉子売り

この件はNHKテレビかNHKラジオで、アナウンサーが暁てる子に質問してい
ました。彼女は夫(離婚前)にアメリカのどこが玉子の産地かきいたとこ
ろ、調べもせず、ミネソタがいいというので適当に決めたと説明していま
した。

夫は日米野球の功労者、ジャイアンツや巨人のスカウトをしていたキャ
ピー原田で米国生まれの二世ですからだれも異を唱えなかったのではと推
測しています。テレビだと記録は保存されていないでしょうね。半世紀以
上も前のことですから渡部様の後輩も知らないでしょうね。
marine


 2)最近、一国家での、あらゆるインフラなどの電子制御システムを
狂わせるサイバーテロが発明され、その事態の一部が発生しています。
(イラン)。 この技術拡散が世界に起きると世界破滅のような
事態も予想されます。

そのような時代に、一体、我が国のような状況で、対応できるのか?
という国論混沌の状況が心配されています。国論混迷(=国家政策混沌)
は、我が国では以前からであり、『過去のそのような状況』 と今後の国
策対応を考え、その方向の対策の暗示が結論になっています。

 以下、傍論も多いのですが、結論もありますので、お読みいただけたら
幸いです。

昭和期の我が国の『国家経営のまずさ』、は有名です。かの ソ連生まれ
の共産党員でありながら、ナチス党員になりすまし、Otto ドイツ大
使をだましおおせた Richart Sorge が昭和八年、日本に
Frankfurter Zeitung紙の
東京特派員に着任の後で,ドイツの地政学雑誌(1935年10月号)に

『日本には政治的中心が実際上存在しない。 その政府は最近では、
軍部、官僚、財閥、政党の寄木細工の観を呈し、統制力をもっていない。
日本の新しい進路をさがし求めている唯一の大きな力である軍部が、
このきたるべき政治的変革において、必ずや決定的な役割を演ずるであろ
う。』

と分析した。彼は日本の将校たちが悲嘆慨嘆している恐るべき農村の貧困
状態の原因が、重臣、財閥の責任にあると言うより、実は国家予算の47%
を軍事費に浪費している軍部それ自身にあることの自家撞着を鋭くついて
いたのでした。

この軍部の事実の延長が、かの世界的大局観のある財政通の高橋是清を
例の「石原莞爾」などが、軍拡予算のごり押し要求でさんざんに困らせ、
ついにはこの人材を二・二六事件で暗殺したのでした。日露戦争の戦費調
達の外債募集で大功のあった日本国(軍をふくめ)の貴重な世界的財政家
を軍部が殺す。

そのこと(テロ)を以後、軍部は国民全体にちらつかせつつ大股に日米大
戦争までにもって行きました。このとがめはたったの9年後の大惨事(原
爆被爆)につながりました。

その他、軍縮合理化の意向の『宇垣』に大命降下したのも軍部が流産させ
(1937)(軍部大臣現役制の主張で)、高橋は軍備は国防予算でいいのだと
説得していたのですが。

満州事変の画策実行とやった『石原莞爾』という、とんでもない政治軍人
が国を誤る方向にもっていき、それに真崎など軍政部が論功行賞をさずけ
栄転させた、本来なら軍人にあるまじきと処刑されるべき(ドイツ、ソ連
なら当然)を賞した。これが後輩の北支侵攻につながるのですが、石原な
どは自分が下剋上をして賞されたにだから、部下のそれを止められない。

シナ大陸は広大、当然消耗戦となり孫子の兵法どおり兵站軽視無視の日本
軍は敵側のもくろみ通りの長期消耗戦となっていきました。

これを要するに我が国の軍部の横暴とは、国民一般が武器をもった
暴力手段をちらつかせる勢力に弱いという国民性の故であると思います。
ところが、英米、アングロサクソン系の国々には 武器をもった勢力を怖
がる遠慮するという習癖がない。そのように暴力装置で国民統御したのが
ナチス・ドイツと(SS、Gestapo)共産主義(標榜)のソ連ロシ
ア(NKVD,、スメルシュ)(本質は大ロシア帝国主義)です。これらは日
本の特高、憲兵と桁違いの恐怖の存在だったはず。
アメリカではNDRC(国家防衛研究委員会)が電気工学者のVannevar
Bush のFDRへのたったの15分とかの提案説明で採用立ち上げとなり提
案者のBushが委員長に任命され、これが例のマンハッタン原爆開発計
画になっていきました。そこでは科学者、政治家、実業家官僚、軍人が同
格で討議するわけです。軍人の暴力的支配とは縁がない世界。

前記の我が国の統治機構の力の源泉の多元性のような状態は今もおなじです。

1995年現在、カリフォルニア大学教授『日本政策研究所』所長の
Chalmers Johnson 氏は言っています。1995March.『もし火星人が東京に
きて 『指導者(実力ある)のところに案内してくれ』 と(日本人の】誰
も分からないだろう、と。

総理大臣か? 大蔵省? か?

なるほど、言われてみれば、前年1994年には社会党の党首が保守党内閣の
総理大臣役をやっています。その彼は神戸震災でも、ぶさまな措置で無用
な死者の増加を出しています。

Chalmers Johnson の言い分の原文を出しておきます。

『 Our system(USA) is rather sloppy on routines, it's extremely
good oncardinal decisions, that's the presidensy is all about.
The Japanese are rather sloppy on cardinal decisions.

We like to comment  that if a martian landed in Tokyo and said,
    "Take me to your leader ,"nobody has any idea who you would
take him to.
T
o prime minister?  To the Okura sho ?  Just what?nd it's not at
all clear who would that be.
I believe  the danger here is that on the one hand the Japanese
underestimate the intrinstic strengths of a poly-ethnic society like
the United States  because it is so different from their own.
 The Americans' greatest danger in dealing with Japan is to
presume that Japan is evolving to look like the United States.
・・・。

これを要するに、我が国においては大統領制とは異なりますが、
要路の当事者に求められるグローバルな『大局観と本質論』(現象学的認
識にもとづく)に関心がないか、一般的同意が得られるような、それにあ
たるモノがない、ゆえにわが国の世界政策なんて言葉はトンと聞いたこと
がない。

ですから、極論は落合某のような評論家は内閣顧問にThatcher
か Kissingerをもってくるようナンなら交渉しようか、などと
言っています。

事実、Thatcher は来日したとき(1984 )、「政治哲学のにじ
む」「即興の名スピーチをやっています」。 Kissinger は第二
次大戦直後のドイツのクレフェルトで少年兵であるのに混乱の市に行政組
織を立ち上げさせ、ドイツ人に感謝されています(同伝記より)。

我が国の現状、要路の当事者は物事の軽重の順が分からず、一営利私企
業、しかも地域独占特権をもつ『東電』に原発の出来もしない、やる気も
ない核汚染事故処理をまかせ、柏崎の再稼働ができないなら、社は赤字に
なるので、電力料金値上げするとか、脅迫じみたことを言う社長。

 ことは一国、日本民族の『国土永久滅失』だの『ガン患者、障碍者の出
生』だの(これは後の世話が大変)、『一私企業の赤字がどうの、こうの
という次元の問題ではない』のである。

歴史的次元の国家災厄事件である。世界にも迷惑をかける。子孫にも核汚
染物質処理で。この狭い日本で。その事の重大さが東電はもちろん、国次
元の現総理はじめその深刻さが分かっていない。

 福島一号機が設置されるとき、東芝社長の土光が、複雑危険な装置であ
るから日本の会社に点検を任せるよう要請すると、東電はGEが商業用に
実働しているから、日本企業の点検は不要と断ったのでした(土光談)。

米国と異なる地震火山大国で狭小な土地、冷却水は米国は河からとる。日
本にきては地震で津波の必ず来る海岸での設置である。
そして、3/11 事件直後に、福島原発は予想どおり、と指摘されていた識
者がいました。

とにかく、要路の当事者は世界観にもとづく我が国なりの世界政策を策定
し、国の進むべきベクトルを決め、凡百の意見で ochlocracy とならぬよ
う、強力で説得力のあるカリスマ性の人物は日本には望ましく思います。
カリスマ性ある壮大な思想をもつ政治家の到来を期待します。

今回の電子制御機器破壊のサイバー。テロを発明した者たちあり。その技
術が拡散しないことを祈ります。しかし、ここで関連して、我が国は元来
多くの国と異なる反ユダヤ主義の、ほとんどなかった国。

外務省の意向はどうあれ、そのような人たちで好意をもってくれるような
人々とはお互いに親しくしていった方が良いのではないかと思えます。
                         冗論多謝 松宮生



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身 辺 雑 記 
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雨の予報だったが、起きてみたら曇天。東京湾岸には雨のみはなされて 
いる。

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